JP5355535B2 - 建具および建具の施工方法 - Google Patents

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本発明は、建物開口部に設置される第1窓部と、この第1窓部の屋内側に設けられる第2窓部とを備えた所謂二重窓に類する建具および建具の施工方法に関する。
従来、建物開口部に設置された既設の窓の屋内側に新設の窓を取り付けて二重窓を構成するための構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の建具では、既設の窓の屋内側に位置する額縁材に新設のふかし枠を固定し、このふかし枠に新設の障子を建て込むことで二重窓が構成されている。ふかし枠は、額縁材の屋内側見付け面(端面)に沿って固定される固定部材と、この固定部材を覆うカバー部材と、固定部材の見付け方向内側面に固定される枠材(レール材および当接材)とを備えて構成され、この枠材に新設の障子が支持されるようになっている。
特開2007−297831号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような従来の二重窓では、新設のふかし枠が既設の額縁材の屋内側に固定されるため、新設の窓が屋内側に大きく突出してしまい、屋内の有効空間が狭められてしまうという不都合が生じる。また、既設の額縁材の厚さ寸法(端面の見付け幅)が規格外であったり、額縁材の形態が特殊であった場合には、固定部材が固定できなかったり、ふかし枠が額縁材よりも大きくはみ出してしまったりなど、取付上の制約を受けることとなる。さらに、既設の窓が直交する内壁に近接して設けられている場合には、この内壁とふかし枠とが干渉して新設の窓を取り付けることが困難となる場合もある。
本発明の目的は、取付上の制約を緩和することができるとともに、屋内側への窓部の突出量を小さくして屋内空間を有効に利用できかつ利便性も向上させることができる建具および建具の施工方法を提供することにある。
本発明の建具は、建物開口部に設置される第1窓部と、この第1窓部の屋内側に設けられる第2窓部とを備えた建具であって、前記第1窓部は、前記建物開口部に固定される第1枠体と、この第1枠体に支持される第1面材とを備え、前記第1枠体の屋内側に沿った内装材に当該第1枠体が固定され、前記第2窓部は、前記内装材に固定される額縁材と、この額縁材に固定される第2枠体と、この第2枠体に支持される第2面材とを備えて構成され、前記額縁材は、前記内装材の見付け方向内側の第1見込み面に固定されるとともに、当該額縁材の見付け方向内側の第2見込み面に前記第2枠体が固定され、当該額縁材の屋外側端部には、前記第2見込み面から見付け方向外側に後退しかつ屋外側見付け面に至る段差部が形成されていることを特徴とする。
ここで、本発明の建具において、第1窓部および第2窓部における面材の開閉形式は特に限定されるものではなく、引違い形式や片引き形式、開き形式など各種の開閉形式が利用可能であるとともに、第1および第2の窓部が開閉不能な面材を有した嵌め殺し窓であるか、第1の窓部が嵌め殺し窓であってもよい。また、内装材や額縁材は、それぞれ矩形状に上下左右の四周連続して設けられるものであってもよいし、上および左右の三方に設けられるものであってもよい。また、本発明の第2窓部は、既設の第1窓部に対して後から取り付けられるものでもよいし、第1および第2の窓部がともに新設として建物開口部に設置されるものでもよい。
以上の本発明によれば、内装材の見付け方向内側の第1見込み面に額縁材を固定し、この額縁材に第2枠体を固定することで、第2窓部の屋内側への突出量を小さくすることができ、屋内空間の有効利用を図ることができる。さらに、内装材の第1見込み面は、その見付け面(端面)よりも見込み方向(屋内外方向)に広い面積を有し、かつ平坦に形成されていることが一般的であり、このような広くかつ平坦な第1見込み面に額縁材を固定することで、第2窓部の取付上の自由度を高めることができるとともに、近接した内壁があってもその影響を受けないことから取付上の制約を緩和することができる。また、額縁材の屋外側端部に段差部を形成したことで、屋内側から第1窓部を開閉操作する際に額縁材の屋外側の角部が邪魔になることがなく、操作性を阻害せずに利便性を向上させることができる。
この際、本発明の建具では、前記段差部は、前記第2見込み面と交差する立下り面と前記屋外側見付け面から見込み方向屋内側に延びて前記立下り面に連続する平坦面とを有した第1形態、前記立下り面と前記平坦面とを結ぶ曲面または傾斜面を有した第2形態、および前記第2見込み面から前記屋外側見付け面に延びる傾斜面を有した第3形態、のいずれかの形態を備えて構成されていることが好ましい。
このような構成によれば、第1〜第3の形態で段差部を構成することで、第1窓部に対する操作性を確保しつつ、第1窓部の開閉形式などに応じて段差部の形態を適宜に選択することで利便性を一層向上させることができる。
さらに、本発明の建具では、前記額縁材は、前記段差部を貫通する固着具を介して前記内装材に固定されていることが好ましい。
このような構成によれば、額縁材の屋外側端部における段差部を固定することで、固定強度を高めることができる。さらに、屋内側から固着具が見えにくくなることで、建具の意匠性を向上させることができるとともに、固着具に手や衣服が引っ掛かりにくくして操作性をさらに向上させることができる。
また、本発明の建具では、前記段差部は、前記第1枠体の屋内側における見付け方向内方への出隅部の角と、前記第2枠体の屋外側における見付け方向内側端と、を通る平面よりも見付け方向外側に位置して設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、第1枠体の出隅部の角と第2枠体の見付け方向内側端とを通る平面、すなわち屋内側から第1窓部を開閉操作する際に手が通る最外位置よりも見付け方向外側に段差部を後退させることで、額縁材が操作の邪魔にならず、利便性を確保することができる。
この際、本発明の建具では、前記額縁材は、前記第1枠体における前記出隅部の屋内側端縁に前記屋外側見付け面を当接させて設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、額縁材が操作の邪魔にならないように段差部を後退させつつ、屋外側見付け面が出隅部の屋内側端縁に当接するまで額縁材を屋外側に寄せて設けることで、利便性を確保しつつ第2窓部の屋内側への突出量を極力小さくすることができる。
一方、本発明の建具の施工方法は、建物開口部に設置される第1窓部の屋内側に第2窓部を取り付ける建具の施工方法であって、前記第1窓部は、前記建物開口部に固定される第1枠体と、この第1枠体に支持される第1面材とを備え、前記第1枠体の屋内側に沿った内装材に当該第1枠体が固定され、前記内装材の見付け方向内側の第1見込み面に前記第2窓部の額縁材を固定し、この額縁材の見付け方向内側の第2見込み面に前記第2窓部の第2枠体を固定し、この第2枠体に前記第2窓部の第2面材を支持させ、前記額縁材の屋外側端部には、前記第2見込み面から見付け方向外側に後退しかつ屋外側見付け面に至る段差部を予め形成しておくことを特徴とする。
このような発明によれば、前述と同様に、第2窓部の屋内側への突出量を小さくして屋内空間の有効利用を図ることができるとともに、第2窓部の取付上の自由度を高めて取付上の制約を緩和することができる。また、額縁材の屋外側端部に段差部が形成されているので、第1窓部の操作性を阻害せずに利便性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る建具を示す縦断面図である。 前記建具の一部を示す横断面図である。 前記建具に設けられる額縁材を示す断面図である。 前記建具の変形例を示す横断面図である。 前記額縁材の変形例を示す断面図である。 前記額縁材の他の変形例を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2において、本実施形態に係る建具としての二重窓1は、建物開口部に設置される第1窓部である外窓2と、この外窓2の屋内側に設けられる第2窓部としての内窓10とを備えて構成され、これらの外窓2と内窓10との間に中間空間Sが形成されている。外窓2は、開口部に固定される第1枠体としての外窓枠3と、この外窓枠3に支持される第1面材としての一対の外障子4と、一対の外障子4よりも屋外側にて外窓枠3に支持される網戸5とを備え、外窓枠3の屋内側に沿った内装材としての床材6、上額縁7および縦額縁8に外窓枠3が固定されている。外窓枠3は、それぞれアルミ形材製の上枠31、下枠32および左右の縦枠33を四周枠組みして構成され、一対の外障子4は、それぞれアルミ形材製の上框41、下框42および左右の縦框43を四周框組みした内部にガラスパネル44を嵌め込んで構成されている。この外窓2は、外窓枠3の内部に一対の外障子4が左右引違い形式に開閉可能に支持された引違い窓である。ここで、図2に示すように、外窓2の一方の縦枠33側において、縦額縁8は、当該外窓2が設けられる外壁とは直交する内壁Wに沿って固定されている。
上枠31、下枠32および左右の縦枠33は、それぞれ一対の外障子4および網戸5を支持する枠本体部311,321,331と、これらの枠本体部311,321,331の屋内側にて上額縁7、床材6および縦額縁8に固定される出隅部としてのアングル部312,322,332とを有して構成されている。すなわち、上枠31のアングル部312は、屋内側の外障子4の上框41に対向して下方に延びるとともに屋内側に折れ曲がり、この折れ曲がり部に角313を有して形成され、屋内側に延びた部分が上額縁7にビス止め固定されている。下枠32のアングル部322は、屋内側の外障子4の下框42に対向して上方に延びるとともに屋内側に折れ曲がり、この折れ曲がり部に角323を有して形成され、屋内側に延びた部分が床材6にビス止め固定されている。縦枠33のアングル部332は、屋内側の外障子4の縦框43に対向して見付け方向内方に延びるとともに屋内側に折れ曲がり、この折れ曲がり部に角333を有して形成され、屋内側に延びた部分が縦額縁8にビス止め固定されている。また、アングル部332の下端部には、結露水を受け止めて屋外側に排水するための結露水受け部品334が取り付けられている。
内窓10は、上額縁7、床材6および縦額縁8にそれぞれ固定される上下左右の額縁材11(11A,11B,11C)と、これらの額縁材11の内部に固定される第2枠体としての内窓枠12と、この内窓枠12に支持される第2面材としての一対の内障子13とを備えて構成されている。内窓枠12は、それぞれ樹脂製の上枠14、下枠15および左右の縦枠16を有して構成され、一対の内障子13は、それぞれ樹脂製の上框13A、下框13Bおよび左右の縦框13Cを四周框組みした内部にガラスパネル13Dを嵌め込んで構成されている。この内窓10も外窓2と同様に、内窓枠12の内部に一対の内障子13が左右引違い形式に開閉可能に支持された引違い窓である。上部の額縁材11Aは、上額縁7の下面(見付け方向内側の第1見込み面)にビス止め固定され、下部の額縁材11Bは、床材6の上面(見付け方向内側の第1見込み面)にビス止め固定され、左右の額縁材11Cは、縦額縁8の内側面(見付け方向内側の第1見込み面)にビス止め固定されている。
上枠14は、額縁材11Aに沿って見込み方向に延びるベース部141と、このベース部141から突出して内障子13の上端縁を案内する一対の上レール142とを有し、額縁材11Aの下面(見付け方向内側の第2見込み面)にベース部141がビス止め固定されている。下枠15は、額縁材11Bに沿って見込み方向に延びるベース部151と、このベース部151から突出して内障子13の下端縁を案内する一対の下レール152とを有し、額縁材11Bの上面(見付け方向内側の第2見込み面)にベース部151がビス止め固定されている。縦枠16は、額縁材11Cに沿って見込み方向に延びるベース部161と、このベース部161の屋内側、中間位置、屋外側から突出する3つの突出片部162,163,164とを有し、額縁材11Cの内側面(見付け方向内側の第2見込み面)にベース部161の2箇所がビス止め固定されている。
次に、額縁材11の構造を図3も参照して詳しく説明する。なお、ここでは、下部の額縁材11Bを例示して説明するが、上部の額縁材11Aおよび左右の額縁材11Cも同様の構造を有している。
額縁材11(11B)は、木質の板状部材から構成され、内装材である床材6の上面(第1見込み面)6Aに当接する底面部(見付け方向外側の面)111と、この底面部111に対向する上面部(第2見込み面)112と、屋内側の見付け面である屋内端面部113と、屋外側の見付け面である屋外端面部114と、上面部112から屋外端面部114にかけて切り欠かれて下方(見付け方向外側)に後退する段差部115とを有して形成されている。段差部115は、上面部112と略直交して交差する立下り面115Aと、屋外端面部114から略水平に屋内側に延びて立下り面115Aに連続する平坦面115Bとを有して(第1形態として)形成されている。そして、額縁材11は、屋外端面部114を下枠32のアングル部322の屋内側端縁に当接させた状態で、平坦面115Bから下方に向かって当該額縁材11を貫通する固着具であるビス11Dによって床材6に固定されている。
このように固定された額縁材11において、段差部115は、下枠32のアングル部322の角323と、下枠15の屋外側における見付け方向内側端であるベース部151の屋外側端縁151Aと、を通る平面(図3に一点鎖線Aで示す面)よりも下側(見付け方向外側)に位置して設けられている。すなわち、下枠32の角323と下枠15の屋外側端縁151Aとを結んだ平面から上方に額縁材11Bが突出せず、かつビス11Dの頭が突出しないように段差部115が形成されている。なお、上部の額縁材11Aにおいても同様に、上枠31におけるアングル部312の角313と上枠14におけるベース部141の屋外側端縁とを結んだ平面から下方に額縁材11Aが突出しないように段差部115が形成されている。また、左右の額縁材11Cにおいても同様に、縦枠33におけるアングル部332の角333と縦枠16における屋外側の突出片部164先端縁とを結んだ平面から見付け方向内方に額縁材11Cが突出しないように段差部115が形成されている。このような段差部115を形成したことで、外窓2の外障子4を開閉操作する際に縦框43に掛けようとする手が額縁材11Cによって邪魔されにくくでき、操作性を阻害せずに利便性を向上させることができるようになっている。
なお、本実施形態において、二重窓1と内壁Wとの関係は、図2に示したものに限らず、図4に示すように、外窓2が設けられる外壁と平行に内壁Wが設けられ、この内壁Wと直交して縦額縁8が設けられていてもよい。このような内壁Wとの納まりであっても、縦額縁8が、その屋内側にケーシング8Aが取り付けられた特殊形態であって、縦額縁8の屋内側の端面には、内窓10を支持するための固定部材などが取り付けられない場合がある。このような場合でも、縦額縁8の内側面(見付け方向内側の第1見込み面)に額縁材11Cを固定することで、この額縁材11Cを介して内窓10が支持できるようになっている。
このような本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
すなわち、内装材である上額縁7、床材6および縦額縁8の見付け方向内側の見込み面に額縁材11を固定し、この額縁材11に内窓枠12を固定することで、内窓10の屋内側への突出量を小さくすることができ、屋内空間の有効利用を図ることができる。さらに、図2に示すように、縦額縁8に近接した位置に内壁Wがあったり、図4に示すように、特殊形状の縦額縁8の屋内側端面に固定部材などが取り付けられなかったりした場合でも、そのような外的要因の影響を受けないことから取付上の制約を緩和することができ、各種の外窓2に対して内窓10を取り付けることができる。また、額縁材11の屋外側端部に段差部115を形成し、屋内側から外窓2を開閉操作する際に額縁材11が邪魔にならないように段差部115を見付け方向外側に後退させたことで、外窓2の操作性を阻害せずに利便性を向上させることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態においては、第1窓部である外窓2および第2窓部である内窓10がともに引違い窓である場合を例示したが、本発明の建具としては、第1窓部および第2窓部における面材の開閉形式は特に限定されるものではなく、例えば、第1窓部が片引き窓や開き窓、外倒し窓、上げ下げ窓、縦または横の辷出し窓などであってもよく、内窓10が片引き窓や引分け窓、内開き窓、内倒し窓、上げ下げ窓などであってもよい。さらに、第1および第2の窓部が開閉不能な面材を有した嵌め殺し窓であるか、第1の窓部が嵌め殺し窓であってもよい。
また、前記実施形態では、外窓2の下枠32が床材6に固定された掃き出し窓の屋内側に内窓10を設けて二重窓1を構成したが、本発明の建具としては、掃き出し窓に限らず腰窓であってもよく、この場合には下枠32の屋内側に固定される内装材が床材6ではなく、窓台や額縁であればよく、これらの窓台や額縁に内窓10下辺の額縁材11Bが固定されていればよい。さらに、前記実施形態では、床材6に内窓10下辺の額縁材11Bを固定し、額縁材11を四周連続して設けたが、これに限らず、下辺の額縁材11Bを省略して上および左右の三方に額縁材11を設けるとともに、下枠15を床材6に支持させてもよい。
また、本発明において、第2窓部である内窓10は、既設の第1窓部である外窓2に対して後から取り付けられるものでもよいし、外窓2および内窓10がともに新設として建物開口部に設置されるものでもよい。
また、前記実施形態では、額縁材11としては、立下り面115Aと、この立下り面115Aに連続する平坦面115Bとを有した第1形態を説明したが、額縁材11の形態は前記実施形態のものに限らず、以下の図5および図6に示すものであってもよい。
すなわち、図5(A)に示すように、額縁材11の段差部115は、立下り面115Aと平坦面115Bとを結ぶ曲面115Cまたは傾斜面を有した第2形態であってもよい。さらに、段差部115は、図5(B)に示すように、第2見込み面である上面部112から屋外側に傾斜して平坦面115Bに連続する傾斜面115Dを有して形成されていてもよい。
また、図6に示すように、額縁材11の段差部115は、第2見込み面である上面部112から屋外端面部114に延びる傾斜面115Eを有した第3形態であってもよく、この場合には、傾斜面115Eの一部にビス11D用の切欠き部115Fが形成されていればよい。さらに、図6(A)に示すように、額縁材11の屋内側端部にも上面部112から屋内端面部113に延びる傾斜面115Gが形成されていてもよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1…二重窓(建具)、2…外窓(第1窓部)、3…外窓枠(第1枠体)、4…外障子(第1面材)、6…床材(内装材)、7…上額縁(内装材)、8…縦額縁(内装材)、10…内窓(第2窓部)、11,11A,11B,11C…額縁材、11D…ビス(固着具)、12…内窓枠(第2枠体)、13…内障子(第2面材)、112…上面部(第2見込み面)、114…屋外端面部(屋外側見付け面)、115…段差部、115A…立下り面、115B…平坦面、115C…曲面、115D…傾斜面、115E…傾斜面、312,322,332…アングル部(出隅部)、313,323,333…角、A…平面。

Claims (6)

  1. 建物開口部に設置される第1窓部と、この第1窓部の屋内側に設けられる第2窓部とを備えた建具であって、
    前記第1窓部は、前記建物開口部に固定される第1枠体と、この第1枠体に支持される第1面材とを備え、前記第1枠体の屋内側に沿った内装材に当該第1枠体が固定され、
    前記第2窓部は、前記内装材に固定される額縁材と、この額縁材に固定される第2枠体と、この第2枠体に支持される第2面材とを備えて構成され、
    前記額縁材は、前記内装材の見付け方向内側の第1見込み面に固定されるとともに、当該額縁材の見付け方向内側の第2見込み面に前記第2枠体が固定され、当該額縁材の屋外側端部には、前記第2見込み面から見付け方向外側に後退しかつ屋外側見付け面に至る段差部が形成されている建具。
  2. 前記段差部は、前記第2見込み面と交差する立下り面と前記屋外側見付け面から見込み方向屋内側に延びて前記立下り面に連続する平坦面とを有した第1形態、前記立下り面と前記平坦面とを結ぶ曲面または傾斜面を有した第2形態、および前記第2見込み面から前記屋外側見付け面に延びる傾斜面を有した第3形態、のいずれかの形態を備えて構成されている請求項1に記載の建具。
  3. 前記額縁材は、前記段差部を貫通する固着具を介して前記内装材に固定されている請求項1または請求項2に記載の建具。
  4. 前記段差部は、前記第1枠体の屋内側における見付け方向内方への出隅部の角と、前記第2枠体の屋外側における見付け方向内側端と、を通る平面よりも見付け方向外側に位置して設けられている請求項1から請求項3のいずれかに記載の建具。
  5. 前記額縁材は、前記第1枠体における前記出隅部の屋内側端縁に前記屋外側見付け面を当接させて設けられている請求項4に記載の建具。
  6. 建物開口部に設置される第1窓部の屋内側に第2窓部を取り付ける建具の施工方法であって、
    前記第1窓部は、前記建物開口部に固定される第1枠体と、この第1枠体に支持される第1面材とを備え、前記第1枠体の屋内側に沿った内装材に当該第1枠体が固定され、
    前記内装材の見付け方向内側の第1見込み面に前記第2窓部の額縁材を固定し、この額縁材の見付け方向内側の第2見込み面に前記第2窓部の第2枠体を固定し、この第2枠体に前記第2窓部の第2面材を支持させ、
    前記額縁材の屋外側端部には、前記第2見込み面から見付け方向外側に後退しかつ屋外側見付け面に至る段差部を予め形成しておく建具の施工方法。
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