JP6762907B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、建具に関する。
枠と、枠内に取り付けられた障子と、枠と障子との間に位置する機能部品と、を有する建具は、既によく知られている。このような建具としては、例えば、機能部品としてすべり出し窓用ステーが設けられたすべり出し窓を挙げることができる。
特開2016−180269号公報
ところで、このような建具において、加熱発泡材を枠に設ける場合がある。かかる加熱発泡材は、火災が発生した際に発泡することにより、枠と障子との間を埋め、火炎や加熱空気の通り道を塞ぐ役割を果たす。
しかしながら、加熱発泡材が発泡しても枠と障子との間が確実に埋まらない可能性もあり、発泡した加熱発泡材で枠と障子との間がより適切に埋まるような対策が要請される。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、建具の防火性能を向上させることにある。
かかる目的を達成するために本発明の建具は、枠と、前記枠内に取り付けられた障子と、前記枠と前記障子との間に位置する機能部品と、を有する建具であって、
前記枠から前記障子の方向へ突出する凸部を有し、前記機能部品が該凸部に取り付けられ、
前記凸部のうちの前記機能部品が取り付けられた部分以外の部分の少なくとも一部に、加熱発泡材が設けられていることを特徴とする建具である。
このような建具によれば、加熱発泡材から加熱発泡材と対向する障子の対向部までの距離が短くなり、加熱発泡材が発泡した際に枠と障子との間がより適切に埋まることとなる。したがって、建具の防火性能を向上させることが可能となる。
かかる建具であって、
前記機能部品は、前記障子を開閉させるための障子開閉用部品であることが望ましい。
このような建具によれば、障子開閉用部品が取り付けられる凸部を有効に利用して、建具の防火性能を向上させることが可能となる。
かかる建具であって、
前記凸部は、前記枠と一体的に設けられていることが望ましい。
このような建具によれば、火災の際に、加熱発泡材が安定した状態(姿勢)を維持することができ、より適切に枠と障子との間を埋めることが可能となる。
かかる建具であって、
前記凸部は、前記枠から前記障子の方向へ延出した延出部と、前記延出部の先端に設けられており、前記障子と対向する対向面を備える対向部と、を有し、
前記障子開閉用部品及び前記加熱発泡材は、前記対向面に取り付けられていることが望ましい。
このような建具によれば、対向面上の加熱発泡材が障子と適切に正対することとなり、加熱発泡材が発泡した際に枠と障子との間がより適切に埋まることとなる。したがって、建具の防火性能をより一層向上させることが可能となる。
かかる建具であって、
見込み方向において前記凸部と隔離して配置され、前記枠から前記障子の方向へ突出する気密材取り付け部を有し、
前記障子開閉用部品は前記凸部と前記気密材取り付け部とに架け渡されて設けられていることが望ましい。
このような建具によれば、凸部と気密材取り付け部とで障子開閉用部品を支持することができるため、凸部の大きさを必要最小限とすることができ、凸部の製造が容易になる他コストを節約することが可能となる。
かかる建具であって、
前記建具は、すべり出し窓であり、
前記障子開閉用部品は、すべり出し窓用ステーであることが望ましい。
このような建具によれば、すべり出し窓用ステーが取り付けられる凸部を有効に利用して、すべり出し窓の防火性能を向上させることが可能となる。
本発明によれば、建具の防火性能を向上させることが可能となる。
横すべり出し窓1の正面図である。 横すべり出し窓1の縦断面図である。 横すべり出し窓1の横断面図である。 図3の縦枠13及び縦框36周辺を拡大した拡大図である。 図2の上枠11及び上框32周辺を拡大した拡大図である。 図2の下枠12及び下框44周辺を拡大した拡大図である。
本実施の形態に係る横すべり出し窓1(建具及びすべり出し窓に相当)について、図1乃至図3を用いて説明する。図1は、横すべり出し窓1の正面図である。図2は、横すべり出し窓1の縦断面図である。図3は、横すべり出し窓1の横断面図である。なお、図3においては、オペレーターハンドル3の記載を省略している。
なお、以下の説明においては、横すべり出し窓1が建物等に取り付けられた状態において、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向、室内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。
本実施形態の横すべり出し窓1は、矩形状に枠組みされて開口を形成する窓枠10(枠に相当)と、窓枠10内に取り付けられた可動障子20(障子に相当)と、窓枠10と可動障子20との間に位置するすべり出し窓用ステー50(機能部品及び障子開閉用部品に相当)を備えている。可動障子20は、窓枠10に対し、縦方向(上下方向)に移動自在かつ回動自在(開閉自在)に、すべり出し窓用ステー50によって支持されている。そして、オペレーターハンドル3を操作して、可動障子20を移動かつ回動させることにより、開口を開いたり閉じたりできるようになっている。
窓枠10は、上下の上枠11及び下枠12と左右の縦枠13とが矩形状に枠組みされた四方枠となっている。この窓枠10は、いずれの枠も、金属製(本実施の形態においては、アルミニウム製)窓枠材(押出成形部材)で形成された窓枠となっている。なお、室内側の窓枠10には、樹脂製のカバー材15が設けられている。
可動障子20は、框体22と複層ガラス21とを有している。
框体22は、上下の上框32及び下框44と左右の縦框36からなり、矩形状に框組みされている。そして、框体22に囲まれた領域を塞ぐように複層ガラス21が設けられている。
この框体22は、いずれの框も、金属製(本実施の形態においては、アルミニウム製)の室外側に位置する框材(以下、外框部23と呼ぶ。図4乃至図6参照)と、合成樹脂製の室内側に位置する框材(以下、内框部25と呼ぶ。図4乃至図6参照)が連結されたものとなっている。なお、外框部23及び内框部25は、いずれも押出成型部材である。このように、可動障子20は、アルミ樹脂複合の框体22を備える断熱可動障子となっている。
複層ガラス21は、外側ガラス21aと内側ガラス21bとが見込み方向において間隔を隔てて対面し、外側ガラス21aと内側ガラス21bの上下方向と左右方向の内周端には、内部に乾燥剤が封入されたスペーサー21cが設けられている。複層ガラス21については、その端部が、外框部23と内框部25が延出することにより形成された後述するガラス収容溝28に収容されている。
すべり出し窓用ステー50は、可動障子20の窓枠10に対する相対位置を変化させて、可動障子20を開閉させるための金属製の部材である。すなわち、横すべり出し窓1においては、可動障子20がすべり出し窓用ステー50によって窓枠10に取り付けられており、すべり出し窓用ステー50が動作することにより、可動障子20が開閉するようになっている。すべり出し窓用ステー50は、図3に示すように、縦枠13と縦框36との間に位置し、縦枠13と縦框36とにそれぞれ取り付けられている(固定されている)。
なお、かかるすべり出し窓用ステー50としては、二つのすべり出し窓用ステー50、すなわち、左の縦枠13と左の縦框36間に取り付けられる左側のすべり出し窓用ステー50と、右の縦枠13と右の縦框36間に取り付けられる右側のすべり出し窓用ステー50とが存在する。
本実施の形態に係る横すべり出し窓1においては、複数箇所に加熱発泡材70が備えられている。この加熱発泡材70は、若干の厚みを有するシート状の部材であり、火災の際に火炎に晒されると膨張して、その体積が大きくなる。そして、このことにより、隙間を埋め、火炎や加熱空気の通り道を塞ぐ機能を有する。以下では、加熱発泡材70の配置について説明する。
先ず、縦枠13及び縦框36周辺の加熱発泡材70について、図4を用いて説明する。図4は、図3の縦枠13及び縦框36周辺を拡大した拡大図である。なお、図4は、左側の縦枠13及び縦框36周辺を表している。図3から明らかなように、左側の縦枠13及び縦框36周辺の構成と右側の縦枠13及び縦框36周辺の構成は同様であるため、以下では、左側の構成についてのみ図4を参照しつつ説明し、右側の構成については説明を省略する。
図4に示すように、縦枠13には加熱発泡材70(便宜上、縦枠発泡材74と呼ぶ)が一箇所に取り付けられている。本実施の形態において、この縦枠発泡材74は、後述するステー取り付け凸部13bに設けられている。
前述したとおり、縦枠13と縦框36との間にはすべり出し窓用ステー50が設けられており、当該すべり出し窓用ステー50は縦枠13と縦框36に取り付けられている。ここで、本実施の形態においては、すべり出し窓用ステー50が縦枠本体13aに直接的に取り付けられているのではなく、窓枠10(縦枠13)から可動障子20(縦框36)の方向へ左右方向に突出した凸部分(以下、ステー取り付け凸部13bと呼ぶ。凸部に相当)に取り付けられている。このようにした理由は、すべり出し窓用ステー50が動作する際に、すべり出し窓用ステー50が後述する気密材取り付け凸部13c(気密材取り付け部に相当)に物理的に干渉することを回避するためである。
すなわち、見込み方向においてステー取り付け凸部13bと隣り合う位置には、気密材80(AT材)を取り付けるための気密材取り付け凸部13cが設けられており、この気密材取り付け凸部13cも、窓枠10(縦枠13)から可動障子20(縦框36)の方向へ左右方向に突出した凸部分となっている。仮に、ステー取り付け凸部13bを設けずに、すべり出し窓用ステー50を、図4において気密材取り付け凸部13cよりも室内側かつ縦枠本体13aに接触するように設置した場合には、すべり出し窓用ステー50が動作する際に(つまり、可動障子20が黒矢印の方向に動作して開く際に)、すべり出し窓用ステー50が気密材取り付け凸部13cに衝突してしまう。そこで、本実施の形態においては、ステー取り付け凸部13bを縦枠13(縦枠本体13a)に咬ませて高さ調整を行っている。
このように、本実施の形態に係る縦枠13は、縦枠本体13aと、縦枠本体13aから可動障子20(縦框36)の方向へそれぞれ突出したステー取り付け凸部13b及び気密材取り付け凸部13cと、を備えている。つまり、本実施の形態に係るステー取り付け凸部13b及び気密材取り付け凸部13cは、窓枠10(縦枠13)の一部であり、窓枠10(縦枠13)と一体的に設けられている。
ステー取り付け凸部13bは、窓枠10(縦枠13)から可動障子20(縦框36)の方向へ延出した延出部13dと、延出部13dの先端に設けられており(一体的に接続されており)可動障子20(縦框36)と対向する対向面Pを備える対向部13eと、を有している。そして、すべり出し窓用ステー50は、当該対向部13e(対向面P)にネジ82で取り付けられている(固定されている)。なお、本実施の形態に係るすべり出し窓用ステー50は、ステー取り付け凸部13bだけでなく、気密材取り付け凸部13cにも接触した状態で、ネジ止めされている。換言すれば、すべり出し窓用ステー50は、ステー取り付け凸部13bと気密材取り付け凸部13cとに架け渡されて設けられている。また、気密材取り付け凸部13cは、見込み方向においてステー取り付け凸部13bと隔離して配置されており、それぞれが別個に存在している。
そして、縦枠発泡材74は、ステー取り付け凸部13bのうちのすべり出し窓用ステー50が取り付けられた部分以外の部分の少なくとも一部に設けられている。すなわち、本実施の形態に係るステー取り付け凸部13bは、上下方向(図4において紙面を貫く方向)において、すべり出し窓用ステー50のみに対応する長さではなく、全長に亘って(縦枠13の上端部から下端部に亘って)設けられている。そして、縦枠発泡材74は、ステー取り付け凸部13bのうち、すべり出し窓用ステー50が取り付けられた部分の上側と下側にそれぞれ設けられている。
換言すると、対向部13e(対向面P)は、上下方向において全長に亘って設けられ、その一部分にすべり出し窓用ステー50が固定されている。そして、対向部13e(対向面P)のうち、すべり出し窓用ステー50が取り付けられた部分の上側と下側に、縦枠発泡材74が貼付されている。したがって、当該上側と下側に貼付された縦枠発泡材74は、可動障子20(縦框36)と対向した状態にある。つまり、縦枠発泡材74は、縦框36と左右方向において対向する対向面Pに取り付けられている(貼付されている)。
また、図4に示すように、縦框36には加熱発泡材70(便宜上、縦框発泡材75と呼ぶ)が二箇所に取り付けられている。
縦框36の外框部23は、長手方向(上下方向)に貫通する中空空間を形成する縦框中空部37と、当該縦框中空部37の室外側の端から内側へ延出した内側延出部38と、縦框中空部37の室外側の端から外側へ延出した外側延出部39と、を備えている。
また、縦框中空部37は、室内側に位置し左右方向に沿った第一中空部37a、室外側に位置し左右方向に沿った第二中空部37b、外側に位置し見込み方向に沿った第三中空部37c、内側に位置し見込み方向に沿った第四中空部37dと、を有している。そして、前述したすべり出し窓用ステー50は、第三中空部37cにネジ83で取り付けられており(固定されており)、第一中空部37aには後述する内框係合部41と係合する外框係合部37eが設けられている。
また、縦框36の内框部25は、外框係合部37eと係合する内框係合部41と、内框係合部41の内側の端から内側へ延出した内框延出部42と、を備えている。
そして、内側延出部38、縦框中空部37の第四中空部37d、内框係合部41、内框延出部42により、複層ガラス21の端部が収容されるガラス収容溝28が形成されている。つまり、ガラス収容溝28は、図4の断面において、溝底部28a、室外側溝側部28b、室内側溝側部28cを有するコの字形状となっており、溝底部28aが、第四中空部37d及び内框係合部41により、室外側溝側部28bが内側延出部38により、室内側溝側部28cが内框延出部42により、それぞれ形成されている。
また、当該ガラス収容溝28には、ガラス収容溝28のコの字形状に沿って、コの字形状でスチール製の補強材30が上下方向において全長に亘って(縦框36の上端部から下端部に亘って)収容されている。この補強材30は、溝底部28aに沿った補強材底部30aと、室外側溝側部28bに沿った室外側補強材側部30bと、室内側溝側部28cに沿った室内側補強材側部30cと、を有している。
そして、縦框発泡材75は、外側延出部39の室内側の面と、補強材底部30aの室外側の端部と、に取り付けられている(貼付されている)。なお、補強材底部30aに取り付けられている縦框発泡材75は、上下方向において全長に亘って(縦框36の上端部から下端部に亘って)設けられている。また、外側延出部39に取り付けられている縦框発泡材75は、上下方向において、不図示のキャップが存在する上端部及び下端部を除いた位置に設けられている。
次に、上枠11及び上框32周辺の加熱発泡材70について、図5を用いて説明する。図5は、図2の上枠11及び上框32周辺を拡大した拡大図である。
図5に示すように、上框32には、加熱発泡材70(便宜上、上框発泡材76と呼ぶ)が二箇所に取り付けられている。なお、下枠12や縦枠13とは異なり、上枠11には、加熱発泡材70が設けられていない。
上框32の外框部23は、見込み方向に沿い、後述する内框係合部32eと係合する外框係合部32dを室内側の端部に備える上框本体部32aと、当該上框本体部32aの室外側の端から下側へ延出した下側延出部32bと、上框本体部32aの室外側の端から上側へ延出した上側延出部32cと、を備えている。
また、上框32の内框部25は、上下方向に沿い、外框係合部32dと係合する内框係合部32eを上端部に備えている。
そして、上框本体部32a、下側延出部32b、内框部25により、複層ガラス21の端部が収容されるガラス収容溝28が形成されている。つまり、ガラス収容溝28は、図5の断面において、溝底部28a、室外側溝側部28b、室内側溝側部28cを有するコの字形状となっており、溝底部28aが、上框本体部32aにより、室外側溝側部28bが下側延出部32bにより、室内側溝側部28cが内框部25により、それぞれ形成されている。
また、当該ガラス収容溝28には、ガラス収容溝28のコの字形状に沿って、コの字形状でスチール製の補強材30が左右方向において全長に亘って(上框32の左端部から右端部に亘って)収容されている。この補強材30は、溝底部28aに沿った補強材底部30aと、室外側溝側部28bに沿った室外側補強材側部30bと、室内側溝側部28cに沿った室内側補強材側部30cと、を有している。
そして、上框発泡材76は、上側延出部32cの室内側の面と、補強材底部30aの室内側の端部と、に全長に亘って(上框32の左端部から右端部に亘って)取り付けられている(貼付されている)。
次に、下枠12及び下框44周辺の加熱発泡材70について、図6を用いて説明する。図6は、図2の下枠12及び下框44周辺を拡大した拡大図である。
図6に示すように、下枠12には加熱発泡材70(便宜上、下枠発泡材72と呼ぶ)が一箇所に取り付けられている。この下枠発泡材72は、下枠12のうちの下框44と上下方向において対向する対向面12aに取り付けられている(貼付されている)。なお、当該下枠発泡材72は、左右方向において、不図示の水抜き加工部が存在する左端部及び右端部を除いた位置に設けられている。
また、下框44には、加熱発泡材70(便宜上、下框発泡材73と呼ぶ)が二箇所に取り付けられている。
下框44の外框部23は、長手方向(左右方向)に貫通する中空空間を形成する下框中空部45と、当該下框中空部45の室外側の端から上側へ延出した上側延出部46と、下框中空部45の室外側の端から下側へ延出した下側延出部47と、を備えている。
また、下框中空部45は、下側に位置し見込み方向に沿った第一中空部45a、上側に位置し見込み方向に沿った第二中空部45b、室外側に位置し上下方向に沿った第三中空部45c、室内側に位置し上下方向に沿った第四中空部45dと、を有している。そして、下框中空部45の中空空間には、コの字形状でスチール製の補強材30が左右方向において全長に亘って(下框44の左端部から右端部に亘って)収容され、第四中空部45dには後述する内框係合部48と係合する外框係合部45eが設けられている。
また、下框44の内框部25は、外框係合部45eと係合する内框係合部48と、内框係合部48から上側へ延出した内框延出部49と、を備えている。
そして、上側延出部46、下框中空部45の第二中空部45b、内框係合部48、内框延出部49により、複層ガラス21の端部が収容されるガラス収容溝28が形成されている。つまり、ガラス収容溝28は、図4の断面において、溝底部28a、室外側溝側部28b、室内側溝側部28cを有するコの字形状となっており、溝底部28aが、第二中空部45b及び内框係合部48により、室外側溝側部28bが上側延出部46により、室内側溝側部28cが内框延出部49により、それぞれ形成されている。
また、当該ガラス収容溝28には、ガラス収容溝28のコの字形状に沿って、コの字形状でスチール製の補強材30が左右方向において全長に亘って(下框44の左端部から右端部に亘って)収容されている。この補強材30は、溝底部28aに沿った補強材底部30aと、室外側溝側部28bに沿った室外側補強材側部30bと、室内側溝側部28cに沿った室内側補強材側部30cと、を有している。なお、この補強材30は、前述した下框中空部45の中空空間に位置する補強材30とネジ84で固定されている。
そして、下框発泡材73は、下側延出部47の室内側の面と、補強材底部30aの室外側の端部と、に全長に亘って(下框44の左端部から右端部に亘って)取り付けられている(貼付されている)。
上述したとおり、本実施の形態に係る横すべり出し窓1は、窓枠10と、窓枠10内に取り付けられた可動障子20と、窓枠10と可動障子20との間に位置するすべり出し窓用ステー50と、を有している。そして、横すべり出し窓1は、窓枠10(縦枠13)から可動障子20の方向へ突出するステー取り付け凸部13bを有し、すべり出し窓用ステー50が当該ステー取り付け凸部13bに取り付けられ、ステー取り付け凸部13bのうちのすべり出し窓用ステー50が取り付けられた部分以外の部分の少なくとも一部に、加熱発泡材70が設けられていることとした。そのため、横すべり出し窓1の防火性能を向上させることが可能となる。
従来の横すべり出し窓1の中にも、窓枠10(縦枠13)から可動障子20の方向へ突出したステー取り付け凸部13bが備えられているものがあったが、ステー取り付け凸部13bはすべり出し窓用ステー50を取り付けるためだけのものであった。つまり、ステー取り付け凸部13bには加熱発泡材70は設けられておらず、加熱発泡材70は縦枠本体13aに設けられていた(取り付けられていた)。そのため、加熱発泡材70から加熱発泡材70と対向する可動障子20の対向部までの距離が長く、加熱発泡材が発泡しても窓枠10(縦枠13)と可動障子20との間が確実に埋まらない可能性があった。
これに対し、本実施の形態においては、ステー取り付け凸部13bのうちのすべり出し窓用ステー50が取り付けられた部分以外の部分の少なくとも一部に、加熱発泡材70を設けることとした。すなわち、ステー取り付け凸部13bに、すべり出し窓用ステー50を取り付ける機能だけでなく、加熱発泡材70を取り付ける機能も持たせることとした。そのため、加熱発泡材70から加熱発泡材70と対向する可動障子20の対向部(本実施の形態においては、縦框中空部37の第三中空部37c)までの距離が従来例よりも短くなり、加熱発泡材が発泡した際に窓枠10(縦枠13)と可動障子20との間がより適切に埋まることとなる。したがって、本実施の形態によれば、横すべり出し窓1の防火性能を向上させることが可能となる。
また、本実施の形態に係るステー取り付け凸部13bは、窓枠10(縦枠13)から可動障子20(縦框36)の方向へ延出した延出部13dと、延出部13dの先端に設けられており可動障子20(縦框36)と対向する対向面Pを備える対向部13eと、を有し、すべり出し窓用ステー50及び加熱発泡材70は、前記対向面Pに取り付けられていることとした。
そのため、対向面P上の加熱発泡材70が可動障子20(縦框36)と適切に正対することとなり、加熱発泡材が発泡した際に窓枠10(縦枠13)と可動障子20との間がより適切に埋まることとなる。したがって、横すべり出し窓1の防火性能をより一層向上させることが可能となる。
また、上記実施の形態においては、見込み方向においてステー取り付け凸部13bと隔離して配置され、窓枠10(縦枠13)から可動障子20の方向へ突出する気密材取り付け凸部13cを有し、すべり出し窓用ステー50は、ステー取り付け凸部13bと気密材取り付け凸部13cとに架け渡されて設けられていることとした。
そのため、ステー取り付け凸部13bと気密材取り付け凸部13cとですべり出し窓用ステー50を支持することができるため、ステー取り付け凸部13bの大きさを必要最小限とすることができ、ステー取り付け凸部13bの製造が容易になる他コストを節約することが可能となる。
上記実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
上記実施の形態においては、建具としてすべり出し窓を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、内倒し窓であってもよい。また、すべり出し窓として横すべり出し窓1を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、縦すべり出し窓であってもよい。
また、上記実施の形態においては、機能部品として障子開閉用部品を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ロッキングハンドルやサブロックの受け部品、全半開部品であってもよい。また、障子開閉用部品としてすべり出し窓用ステー50を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、丁番、内倒し窓用アームであってもよい。
また、上記実施の形態においては、すべり出し窓用ステー50が取り付けられるステー取り付け凸部として、窓枠10(縦枠13)と一体的に設けられているステー取り付け凸部13bを例に挙げたが、これに限定されるものではない。例えば、ステー取り付け凸部は、窓枠(縦枠)とは別体の部材(アタッチメント)であってもよい。
別体の部材(アタッチメント)の場合には、火災の際に窓枠(縦枠)から外れる可能性があるが、上記実施の形態のようにステー取り付け凸部13bが窓枠10(縦枠13)と一体的に設けられている場合には、このような可能性がない。したがって、火災の際に、加熱発泡材70が安定した状態(姿勢)を維持することができ、より適切に窓枠10(縦枠13)と可動障子20との間を埋めることが可能となる点で、上記実施の形態の方が望ましい。
1 横すべり出し窓、3 オペレーターハンドル
10 窓枠、11 上枠、12 下枠、12a 対向面
13 縦枠、13a 縦枠本体、13b ステー取り付け凸部
13c 気密材取り付け凸部、13d 延出部、13e 対向部
15 カバー材、20 可動障子
21 複層ガラス、21a 外側ガラス、21b 内側ガラス、21c スペーサー
22 框体、23 外框部、25 内框部
28 ガラス収容溝、28a 溝底部、28b 室外側溝側部、28c 室内側溝側部
30 補強材
30a 補強材底部、30b 室外側補強材側部、30c 室内側補強材側部
32 上框、32a 上框本体部、32b 下側延出部
32c 上側延出部、32d 外框係合部、32e 内框係合部
36 縦框、37 縦框中空部、37a 第一中空部、37b 第二中空部
37c 第三中空部、37d 第四中空部、37e 外框係合部
38 内側延出部、39 外側延出部、41 内框係合部、42 内框延出部
44 下框、45 下框中空部、45a 第一中空部、45b 第二中空部
45c 第三中空部、45d 第四中空部、45e 外框係合部
46 上側延出部、47 下側延出部、48 内框係合部、49 内框延出部
50 すべり出し窓用ステー
70 加熱発泡材、72 下枠発泡材、73 下框発泡材
74 縦枠発泡材、75 縦框発泡材、76 上框発泡材
80 気密材、82 ネジ、83 ネジ、84 ネジ
P 対向面

Claims (6)

  1. 枠と、前記枠内に取り付けられた障子と、前記枠と前記障子との間に位置する機能部品と、を有する建具であって、
    前記枠から前記障子の方向へ突出する凸部を有し、前記機能部品が該凸部に取り付けられ、
    前記凸部のうちの前記機能部品が取り付けられた部分以外の部分の少なくとも一部に、加熱発泡材が設けられていることを特徴とする建具。
  2. 請求項1に記載の建具であって、
    前記機能部品は、前記障子を開閉させるための障子開閉用部品であることを特徴とする建具。
  3. 請求項2に記載の建具であって、
    前記凸部は、前記枠と一体的に設けられていることを特徴とする建具。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の建具であって、
    前記凸部は、前記枠から前記障子の方向へ延出した延出部と、前記延出部の先端に設けられており、前記障子と対向する対向面を備える対向部と、を有し、
    前記障子開閉用部品及び前記加熱発泡材は、前記対向面に取り付けられていることを特徴とする建具。
  5. 請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の建具であって、
    見込み方向において前記凸部と隔離して配置され、前記枠から前記障子の方向へ突出する気密材取り付け部を有し、
    前記障子開閉用部品は前記凸部と前記気密材取り付け部とに架け渡されて設けられていることを特徴とする建具。
  6. 請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の建具であって、
    前記建具は、すべり出し窓であり、
    前記障子開閉用部品は、すべり出し窓用ステーであることを特徴とする建具。
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