JP5425648B2 - 後付けサッシ - Google Patents

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Description

本発明は、窓開口部に後付けする後付けサッシに関する。
窓の断熱性を向上するために、既存サッシ枠の室外側に新設サッシを設置することが従来より行われている。特許文献1には、新設サッシ枠を既存サッシ枠と連結するものが開示されているが、この構造では既存サッシ枠の形状による制限が大きく、新設サッシを設置できないケースが多くある。
この問題を解決した構造としては、新設サッシ枠を既存サッシ枠よりも一回り大きなものとして既存サッシ枠の外周を囲み、新設サッシ枠を外壁に直接固定する構造がある。新設サッシ枠には、外壁に固定するための固定片が外周側にヒレ状に突出して設けられ、固定片を外壁の室外側面に当接してネジを打ち込んで固定している。この構造では、固定片を外壁に固定しているネジの頭が露出するため、意匠性が悪い問題があった。また、固定片と外壁との間から雨水が浸入する問題もあった。
サッシには窓タイプとテラスタイプとがあるが、特に窓タイプの場合に新設サッシ枠の下枠の固定片が目に付きやすい高さ位置にくるため、固定片に打ち込んだネジの頭が露出していると非常に体裁が悪い。一方、テラスタイプの場合には、既存サッシ下枠と基礎や土台などの躯体との間にスペースがないために、新設サッシ枠の下枠の固定片が躯体側にはみ出し、ネジを打ち込むのが困難になるおそれがある。
特許第3227558号公報
本発明は以上に述べた実情に鑑み、意匠性と水密性に優れ、且つ施工性も良好な後付けサッシの提供を目的とする。
上記の課題を達成するために請求項1記載の発明による後付けサッシは、外壁の室外側面に当接して設けるサッシ枠を備え、サッシ枠は、外周に外壁に固定するための固定部を有し、上枠と竪枠の固定部は室外側に開口した凹溝とシール受け部を有し、上枠と竪枠の固定部の凹溝に目板を嵌め込んで固定ネジを隠蔽し、上枠と竪枠のシール受け部と外壁間にシール材を充填してあり、下枠は、室外側面の下縁と固定部の下端とを略同一高さにしてあり、下枠の固定部を隠す下枠補助材を下枠の下方で外壁に取付自在であることを特徴とする。
請求項2記載の発明による後付けサッシは、外壁の室外側面に当接して設けるサッシ枠と下枠補助材とを備え、サッシ枠は、外周に外壁に固定するための固定部を有し、上枠と竪枠の固定部は室外側に開口した凹溝とシール受け部を有し、下枠補助材は、下枠の下方に設けてあり、外壁に固定するための固定部と下枠の固定部を隠すカバー片とを有し、下枠補助材の固定部は室外側に開口した凹溝とシール受け部を有し、上枠と竪枠と下枠補助材の固定部の凹溝に目板を嵌め込んで固定ネジを隠蔽し、上枠と竪枠と下枠補助材のシール受け部と外壁間にシール材を充填してあることを特徴とする。
請求項記載の発明による後付けサッシは、請求項1又は2記載の発明の構成に加え、下枠補助材は、固定部の下方に垂下片を外壁と離間して有することを特徴とする。
請求項1記載の発明による後付けサッシは、サッシ枠の上枠と縦枠の外周の固定部に室外側に開口した凹溝とシール受け部を有し、上枠と竪枠の固定部の凹溝に目板を嵌め込んで固定ネジを隠蔽し、上枠と竪枠のシール受け部と外壁間にシール材を充填することで、上枠と左右の竪枠の三方の固定ネジが隠蔽されるので意匠性が良くなり、また上枠と竪枠の外周と外壁間がシール材でシールされるため、サッシ枠内への雨水の浸入を防止できる。上枠と竪枠の外周にシール受け部を有していることで、シール作業がしやすい。さらに本発明の後付けサッシは、窓タイプの場合に下枠の下方で外壁に下枠補助材を取付けることで、下枠の固定ネジを隠蔽して意匠性を向上させられ、テラスタイプの場合は下枠補助材を取付けないことで、躯体との干渉を防止してサッシ枠を難なく設置することができる。しかも、下枠は室外側面の下縁と固定部の下端とを略同一高さにしてあるため、下枠補助材を取付けない場合でも下枠の固定部及び固定ネジが正面から見えず意匠性が良い。すなわち本発明の後付けサッシは、窓タイプとテラスタイプの何れにも対応できる。
請求項2記載の発明による後付けサッシは、サッシ枠の上枠と縦枠の外周の固定部に室外側に開口した凹溝とシール受け部を有しており、下枠の下方に下枠補助材を外壁に当接して設け、下枠補助材は、外壁に固定するための固定部と下枠の固定部を隠すカバー片とを有し、下枠補助材の固定部は室外側に開口した凹溝とシール受け部を有し、上枠と竪枠と下枠補助材の固定部の凹溝に目板を嵌め込んで固定ネジを隠蔽し、上枠と竪枠と下枠補助材のシール受け部と外壁間にシール材を充填することで、サッシ枠外周の固定ネジを四方全て隠蔽して意匠性を向上できると共に、サッシ枠の外周が四方全てシール材でシールされることから、サッシ枠内への雨水の浸入を防止できる。上枠と竪枠と下枠補助材の外周にシール受け部を有しているので、シール作業がしやすい。
請求項記載の発明による後付けサッシは、下枠補助材の固定部の下方に垂下片を外壁と離間して有するので、垂下片と外壁との間にシール材を容易に充填できると共に、垂下片が水切りの役目を果たし、外壁が汚れるのを防止できる。
窓タイプの場合の縦断面図である。 窓タイプの場合の横断面図である。 窓タイプの場合の上枠部を拡大して示す縦断面図である。 窓タイプの場合の下枠部を拡大して示す縦断面図である。 竪枠と下枠とのコーナー部の拡大図であって、(a)は側面図、(b)は室外側正面図、(c)は底面図である。 サッシ枠の取付け方を示す縦断面図である。 テラスタイプの場合の縦断面図である。 テラスタイプの場合の横断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本後付けサッシ1は、窓の断熱性を向上させるために、既存サッシ2の室外側に外壁3より張り出して設けるもので、窓タイプの場合とテラスタイプの場合がある。図1〜5は、窓タイプの場合を示している。既存サッシ2は、半外付け納まりの引違いサッシとなっている。後付けサッシ1は、上枠4と下枠5と左右の竪枠6,6とを四方枠組みしたサッシ枠7と、サッシ枠7内に上下枠4,5に沿って摺動自在に設けた内障子8と外障子9と網戸10を備える。また、上枠4の下方には支持材11が、下枠5の下方には下枠補助材12が、それぞれ外壁3の室外側面に当接して設けてある。サッシ枠7は、既存サッシ2のサッシ枠13よりも一回り大きく、既存のサッシ枠13の周囲を囲み、外壁3の室外側面に当接して設けてある。
上枠4は、図1,3に示すように、室内側の外周側に外壁3への固定部14aを有している。固定部14aは、室外側に開口した凹溝15aを有する断面略コ字型に形成してあり、固定部14aを外壁3を貫通して間柱16に達する固定ネジ17aで固定し、凹溝15aに目板18aを嵌め込んで固定ネジ17aを隠蔽してある。目板18aを嵌め込むことで、上枠4の外周側に張り出した部分の見付け面が面一になっている。固定部14aの先端部には、外周側に突出した突起19aが設けてあり、凹溝15aの外周側の壁20aと突起19aとでシール受け部21aを形成しており、シール受け部21aと外壁3との間にシール材22を充填している。上枠4の下面の室内側の位置には、支持材11に係止させるための被係止部23を有している。被係止部23は、上枠4下面より外壁3に近付く方向に傾斜して垂下するヒレ状となっており、室外側から見ると被係止部23は内外障子用のレール24a,24bの後に隠れて見えないようになっている。また被係止部23は、支持材11にネジ止めするための固定部を兼ねている。
支持材11は、アルミ押出形材で形成した長尺部材であり、既存サッシ2の上枠13aaとほぼ同じ長さとなっている。支持材11は、図3に示すように、上下方向の中間部に外壁3に当接してネジ25で固定される固定部26を有し、固定部26のすぐ上に上枠4の係止部27が上向きの断面略L形で室外側に突出するように設けてある。係止部27の室内側の位置には、上枠4の被係止部23の室内側に重合する固定片28を有している。固定片28は、下から上に向かうにつれて外壁3から離間する向きで傾斜し、且つ上部に室内側に向けて屈曲した屈曲部29を有する断面略く字状に形成され、屈曲部29の先端が外壁3に当接している。固定片28と外壁3との間には空間30を有している。上枠4の被係止部23は、支持材11の係止部27に上方から係止させた上で、室外側から斜め上向きのネジ31で支持材11の固定片28に固定してある。支持材11の外壁への固定部26より下の部分32は、室外側に少し階段状に曲げて外壁3との間に隙間33が開くようにしてある。支持材11の下端は、既存サッシ上枠13aの上面に当接している。
竪枠6は、図2に示すように、室内側の外周側に外壁3への固定部14bを有している。固定部14bは、室外側に開口した凹溝15bを有する断面略コ字型に形成してあり、固定部14bを外壁3を貫通して柱34に達する固定ネジ17bで固定し、凹溝15bに目板18bを嵌め込んで固定ネジ17bを隠蔽してある。目板18bを嵌め込むことで、竪枠6の外周側に張り出した部分の見付け面が面一になっている。固定部14bの先端部には、外周側に突出した突起19bが設けてあり、凹溝15bの外周側の壁20bと突起19bとでシール受け部21bを形成しており、シール受け部21bと外壁3との間にシール材22を充填している。
下枠5は、図1,4に示すように、室内側の内周側と外周側にヒレ状の固定部35a,35bを有し、外壁3に当接して固定ネジ36a,36bで固定してある。外周側の固定部35bは、室内側に向けて若干傾斜しており、固定ネジ36bは斜め上向きに打ち込んでいる。下枠5の底壁には、下り勾配の傾斜部5aが設けてあり、サッシ枠7内に浸入した雨水や結露水は傾斜部5aを伝って室外側に流れ、排水弁37よりサッシ枠7外に排水されるようにしている。また下枠5は、室外側面5bの下縁と外周側の固定部35bの下端とを同一高さにしており、正面から見て同固定部35bが見えないようになっている。
下枠補助材12は、アルミ押出形材で形成した長尺部材であり、下枠5とほぼ同じ長さを有する。下枠補助材12は、図4に示すように、上下方向の中間部に外壁3への固定部14cを有し、固定部14cは室外側に開口した凹溝15cを有する断面略コ字型に形成してあり、固定部14cを外壁3に当接して固定ネジ17cで固定し、凹溝15cに目板18cを嵌め込んで固定ネジ17cを隠蔽してある。固定部14cの上方には、外壁3と離間して立ち上がるカバー片38を有し、カバー片38により下枠5の外周側の固定部35b及び固定ネジ36bを隠蔽している。固定部14cの下方には、外壁3と離間して垂下する垂下片39を有し、垂下片39と凹溝15cの外周側の壁20cとでシール受け部21cを形成しており、シール受け部21cと外壁3との間にシール材22を充填している。カバー片38と目板18cと垂下片39とは、面一になっている。カバー片38には、図5(b)に示すように、長手方向の端部より少し内側に入った位置に排水用の切り欠き40が設けてあり、カバー片38の屋内側に浸入した雨水は、この切り欠き40から排水される。
下枠補助材12の長手方向端部には、図5に示すように、樹脂製の端部カバー41が設けてある。端部カバー41は、竪枠6外周の突起19bの下端部と下枠補助材12のカバー片38及び垂下片39の側端部とを跨ってカバーするカバー部42と、下枠補助材12の凹溝15cの小口を塞ぐ塞ぎ板部43と、下枠補助材12の凹溝15c内に差し込まれる差込部44とを有し、この端部カバー41により竪枠6のシール受け部21bと下枠補助材12のシール受け部21cとを連続させている。なお、上枠4のシール受け部21aと竪枠6のシール受け部21bも連続しており、シール材22はサッシ枠7の外周全周に亘って連続している。端部カバー41は、差込部44を下枠補助材11の凹溝15c内に屋外側から差し込み、固定ネジ17cで下枠補助材11の固定部14cと共締めして固定してある。
次に、本後付けサッシ1の施工手順を説明する。まず、後付けサッシ1のサッシ枠7を取付ける前に、支持材11を外壁3に取付ける。支持材11は、図3に示すように、下端を既存サッシ2の上枠13a上面に当接することで容易に位置決めができ、また支持材下部32と外壁3との間に隙間33が開くようにしているので、外壁3と既存サッシ上枠13aとの境界のシール45が盛り上がっていたり、微小な三角シールが施されていたりする場合でも、この隙間33によりシール45との干渉を防止して支持材11を確実に外壁3に密着して取付けできる。また既存サッシ枠13が内付け納まり枠の場合には、外壁3室外側面に既存サッシ上枠13aの釘ヒレが露出するが、この場合も前記隙間33により釘ヒレとの干渉を防止して支持材11を外壁3に確実に密着して固定できる。
支持材11を外壁3に固定した後、枠組みしたサッシ枠7を、図6に示すように、上枠の被係止部23を支持材11の係止部27に上方から係止させて吊下げる。その際、係止部27の後方に位置する固定片28が下から上に向かうにつれて外壁から離間する向きで傾斜していることで、上枠4の被係止部23が固定片28にガイドされて所定の位置に誘導され、また係止部27が支持材11を外壁3に固定しているネジ25の上方に位置しており、ネジ25の頭に邪魔されることもないので、上枠4の被係止部23の係止が容易に行える。
その後、サッシ枠7の左右方向の位置調整を行う。上枠4の被係止部23を支持材11の係止部27に係止していることで、サッシ枠7は外壁3に当接する状態で安定して支持され、手で支えていなくてもサッシ枠7が倒れてくる心配もないので、サッシ枠7の左右位置調整を作業者が一人で容易に行うことができ、入隅納まりでサッシ枠7を左右片方に寄せる必要がある場合でも容易に対応できる。また、支持材11を既存サッシ2の上枠13aの長さに揃えてあり、既存サッシの上枠13aから支持材11が側方に飛び出さないため、サッシ枠7の左右位置の調整代を最大限確保できる。
サッシ枠7の位置を決めたら、上枠4の被係止部23を室外側から斜め上向きのネジ31で支持材11の固定片28に固定する。このとき、支持材11の固定片28が下から上に向かうにつれて外壁3から離れる向きで傾斜していることで、固定片28によりサッシ枠7の持ち上がりが規制され、作業者がサッシ枠7を下方に押さえる必要がないので、ネジ固定を一人で容易に行える。また、上枠4の被係止部23が同じように傾斜していることで、被係止部23を上枠4のレール24a,24bと見込方向に重合させてネジ31の頭を隠蔽しても、斜め下方から容易に接合できる。さらに、固定片28と外壁3との間に空間30が形成されているので、ネジ31の先端が外壁3に突き当たるのを防止でき、ネジ締めを最後まで確実に行い、被係止部23を固定片28に密着させて固定できる。さらに固定片28の上部に室内側に屈曲した屈曲部29を有し、その先端を外壁に当接させていることで、固定片28の変形を防止して上枠4の接合強度を高められるとともに、固定片28と外壁3間にネジ31の外壁3との干渉を防止するための空間30を確実に形成できる。
その後、上枠4、竪枠6及び下枠5の各固定部14a,14b,35a,35bを固定ネジ17a,17b,36a,36bで固定する。このときも作業者がサッシ枠7を外壁3に押付ける必要がないため、一人で容易に作業できる。その後、上枠4と竪枠6の凹溝15a,15bに目板18a,18bを嵌め込み、固定ネジ17a,17bを隠蔽する。
その後、下枠5の固定部35bを隠すように下枠5の下方に下枠補助材12を外壁3に当接して配置し、固定ネジ17cで固定する。その後、下枠補助材12の凹溝15cにも目板18cを嵌め込み、固定ネジ17cを隠蔽する。
その後、上枠4、竪枠6及び下枠補助材12の外周に形成されたシール受け部21a,21b,21cと外壁3間にシール材22を連続して充填する。サッシ枠7外周にシール受け部21a,21b,21cを有していることでシール作業が容易に行え、さらに、下枠補助材12端部に設けた端部カバー41により、竪枠6と下枠補助材12のシール受け部21b,21cを連続させているので、サッシ枠7の外周全周に亘ってシール材22を切らすことなく連続してシールでき、これにより水密性を向上できるとともにシール作業の作業性を向上できる。
その後、サッシ枠7に内外障子8,9と網戸10を通常のサッシと同様に建て込む。
以上に述べたように本後付けサッシ1は、予め外壁3に取付けた支持材11の係止部27に、上枠4の被係止部23を上方から係止させてサッシ枠7を吊下げることで、サッシ枠7が外壁3に当接する状態で安定して支持され、サッシ枠7を外壁3に押付ける必要がないので、サッシ枠7の左右位置調整及びサッシ枠7の固定を、一人で容易に行うことができる。またサッシ枠7は、上枠4を支持材11にネジ31で固定すると共に四方全てを固定ネジ17a,17b,36a,36bで外壁3に固定することで、強固に固定することができる。さらに本後付けサッシ1は、上枠4と竪枠6外周の固定ネジ17a,17bが目板18a,18bにより隠蔽され、下枠5外周の固定ネジ36bは下枠補助材12のカバー片38により隠蔽され、さらに下枠補助材12の固定ネジ17cも目板18cで隠蔽されるので、サッシ枠7の外周に固定ネジが全く見えないので、意匠性が優れている。さらに、上枠4と竪枠6と下枠補助材12の外周部にシール受け部21a,21b,21cが設けてあることで、シール受け部21a,21b,21cで受ける形で外壁3との間にシール材22を容易に充填でき、サッシ枠7の外周が全周シールされることで、サッシ枠7内への雨水の浸入を確実に防止できる。また、下枠補助材12の垂下片39が水切りの役目を果たし、外壁3の汚れを防止できる。このように本後付けサッシ1は、外壁3や既存のサッシ枠13に加工を施すことなく、支持材11とサッシ枠7と下枠補助材12を外壁3に直接取付けるだけなので、簡易な施工で窓の断熱性を大きく向上することができる。
図7,8はテラスタイプの場合の実施形態を示している。窓タイプの場合とは下枠補助材12を省略している点が異なる。サッシ枠7は窓タイプ用のものと兼用であり、上枠4、竪枠6、下枠5及び支持材11は、窓タイプのものと断面形状が同一である。
テラスタイプの場合、既存サッシ2の下枠13bと躯体46との間のスペースが狭いが、上述のように下枠補助材12を省略することで、既存の下枠13bと躯体46との間のスペースが狭い場合でも躯体46との干渉を防止してサッシ枠7を難なく設置することができ、しかも下枠5の外周側の固定部35bは足元位置にくるので、下枠の固定ネジ36bの頭が露出していても意匠を損なうことがない。さらに、下枠5の室外側面5bの下縁と固定部35bの下端とを同一高さにしているので、下枠5の固定部35bが下方に張り出さず、下枠5の設置スペースを確保するのが一層容易になる。また、下枠補助材12を取付けなくても下枠5の固定部35b及び固定ネジ36bが正面から見えず、意匠性が良い。上枠4と左右の竪枠6の三方の固定ネジ17a,17bが目板で隠蔽されることで意匠性を向上でき、また上枠4と竪枠6の外周と外壁3間がシール材22でシールされるため、サッシ枠7内への雨水の浸入を防止できる。上枠4と竪枠6の外周にシール受け部21a,21bを備えているため、シール作業が容易に行える。
本後付けサッシ1は、テラスタイプと窓タイプでサッシ枠7を兼用しているので、サッシ枠7の製作と管理が容易でコストダウンすることができ、下枠補助材12を使用するかしないかの違いだけで何れのタイプにも対応でき、合理的である。
本発明は以上に述べた実施形態に限定されない。本発明の後付けサッシは、引違い窓に限らず、嵌め殺し窓等の装飾窓に適用することもできる。また、既存サッシが無い態様で用いることもできる。
1 後付けサッシ
2 既存サッシ
3 外壁
4 上枠
5 下枠
6 竪枠
7 サッシ枠
11 支持材
12 下枠補助材
13 既存サッシ枠
14a,14b,14c 固定部
15a,15b,15c 凹溝
17a,17b,17c 固定ネジ
18a,18b,18c 目板
21a,21b,21c シール受け部
22 シール材
23 被係止部
26 支持材の固定部
27 係止部
28 固定片
29 屈曲部(当接部)
30 空間
31 ネジ
35a,35b 下枠の固定部
36a,36b 下枠の固定ネジ
38 カバー片
39 垂下片
41 端部カバー

Claims (3)

  1. 外壁の室外側面に当接して設けるサッシ枠を備え、サッシ枠は、外周に外壁に固定するための固定部を有し、上枠と竪枠の固定部は室外側に開口した凹溝とシール受け部を有し、上枠と竪枠の固定部の凹溝に目板を嵌め込んで固定ネジを隠蔽し、上枠と竪枠のシール受け部と外壁間にシール材を充填してあり、下枠は、室外側面の下縁と固定部の下端とを略同一高さにしてあり、下枠の固定部を隠す下枠補助材を下枠の下方で外壁に取付自在であることを特徴とする後付けサッシ。
  2. 外壁の室外側面に当接して設けるサッシ枠と下枠補助材とを備え、サッシ枠は、外周に外壁に固定するための固定部を有し、上枠と竪枠の固定部は室外側に開口した凹溝とシール受け部を有し、下枠補助材は、下枠の下方に設けてあり、外壁に固定するための固定部と下枠の固定部を隠すカバー片とを有し、下枠補助材の固定部は室外側に開口した凹溝とシール受け部を有し、上枠と竪枠と下枠補助材の固定部の凹溝に目板を嵌め込んで固定ネジを隠蔽し、上枠と竪枠と下枠補助材のシール受け部と外壁間にシール材を充填してあることを特徴とする後付けサッシ。
  3. 下枠補助材は、固定部の下方に垂下片を外壁と離間して有することを特徴とする請求項1又は2記載の後付けサッシ。
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