JP2009076068A - 情報処理装置、情報処理方法、情報処理システムならびにこの情報処理システムで用いられるプログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドライバモジュールのインストールが済んでいない画像形成装置についても当該画像形成装置を出力装置として用いて情報処理装置から所望の印刷を行うことが容易な情報処理システムを提供する。
【解決手段】情報処理装置50と画像形成装置100とをネットワークを介することなくそれぞれのワイヤレスインタフェース部により直に無線接続し、情報処理装置から画像形成装置に印刷データを無線送信して該印刷データに対応した画像を画像形成装置により印刷する情報処理システム110を構築するにあたり、画像形成装置には、該画像形成装置のドライバモジュールを情報処理装置に無線送信する送受信制御部を設け、情報処理装置には、該情報処理装置のワイヤレスインタフェース部が画像形成装置からドライバモジュールを受信したときに該ドライバモジュールのインストール処理を行うプログラム処理部を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プリンタ等の画像形成装置に所望の印刷データを出力する可搬型コンピュータ等の情報処理装置、これらの情報処理装置と画像形成装置とを用いた情報処理方法、上記の情報処理装置と画像形成装置とを備えた情報処理システム、この情報処理システムで用いられるプログラム、および該プログラムが格納されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
可搬型コンピュータ等の情報処理装置の出力装置としてプリンタ等の画像形成装置を用いる場合には、これら情報処理装置と画像形成装置とを互いに有線接続または無線接続する他に、情報処理装置に画像形成装置のドライバモジュールをインストールしておくことが必要となる。従来、画像形成装置のドライバモジュールを情報処理装置にインストールするにあたっては、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory)等に格納されて配布されたドライバモジュールをユーザが情報処理装置に読み込ませるか、あるいは情報処理装置をネットワークに接続して所定のサイトからドライバモジュールをダウンロードするかしている。
近年では、例えば1つの会社内の種々の箇所で可搬型コンピュータから社内LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して画像形成装置に接続し、該画像形成装置により所望の印刷を行うことも可能になっている。さらには、例えば特許文献1に記載されたシステムにおけるように、ホスト装置と周辺装置とをケーブルやネットワークを介さずにワイヤレスUSB(Universal Serial Bus)で無線接続することも可能になっている。ただし、上記の可搬型コンピュータあるいはホスト装置には、画像形成装置のドライバモジュールないし他の周辺機器のドライバモジュールをユーザが予めインストールしておくか、その場でインストールすることが必要である。
特開2006−268845号公報
例えば会議や打合せの際に外来者が会場に可搬型コンピュータを持ち込んだときに、たとえ社内LANに接続された画像形成装置が会場に設置されていても、セキュリティ上の観点から外来者の可搬型コンピュータを社内LANに接続させるわけには行かず、結果として外来者が所望の印刷を行うことができないことがある。
勿論、外来者の可搬型コンピュータと会場の画像形成装置とを有線あるいはワイヤレスUSBにより接続するようにすることも可能であるが、この場合には外来者の可搬型コンピュータに画像形成装置のドライバモジュールを手作業でインストールしなければならないので、ドライバモジュールが格納されたCD−ROM等の記録媒体を必要な数だけ用意してその場に置いておかなければならず、記録媒体の用意やその保管に手間がかかる。また、画像形成装置のドライバモジュールを手作業で可搬型コンピュータにインストールしなければならないので、印刷したいときにすぐには印刷できないことがある。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、事前にドライバモジュールをインストールしていない画像形成装置であってもその場で当該画像形成装置を出力装置として用いて所望の印刷を行うことが容易な情報処理装置、情報処理方法、および情報処理システム、ならびに当該情報処理システムで用いられるプログラムおよび該プログラムが格納されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明の情報処理装置は、指令の入力に用いられる入力部と、画像を表示する表示部と、画像形成装置にネットワークを介することなく無線接続されて送受信処理を行うワイヤレスインタフェース部と、該ワイヤレスインタフェース部の動作を制御する送受信制御部と、プログラムのインストール処理を行うプログラム処理部とを備えた情報処理装置であって、送受信制御部は、ワイヤレスインタフェース部に画像形成装置用のドライバモジュールを画像形成装置から受信させ、プログラム処理部は、ワイヤレスインタフェース部が受信したドライバモジュールのインストール処理を行うことを特徴とする。
請求項2にかかる発明の情報処理装置は、上記請求項1にかかる発明に含まれるものであり、前記送受信制御部は、ドライバモジュール用のアンインストールモジュールをワイヤレスインタフェース部に画像形成装置から受信させ、プログラム処理部は、ワイヤレスインタフェース部がアンインストールモジュールを受信した後の所定の時期に、アンインストールモジュールに従ってドライバモジュールのアンインストール処理を行うことを特徴とする。
請求項3にかかる発明の情報処理装置は、上記請求項1または2にかかる発明に含まれるものであり、前記送受信制御部は、ワイヤレスインタフェース部にネットワークを介することなく無線接続可能な画像形成装置が同時に複数台検知されたときには少なくとも1台の画像形成装置を自動的に選択して、該画像形成装置との無線接続をワイヤレスインタフェース部に確立させることを特徴する。
請求項4にかかる発明の情報処理装置は、上記請求項1または2にかかる発明に含まれるものであり、前記送受信制御部は、ワイヤレスインタフェース部にネットワークを介することなく無線接続可能な画像形成装置が同時に複数台検知されたときには各画像形成装置から該画像形成装置の機器情報を取得して表示部に表示させ、入力部から少なくとも1つの画像形成装置を指定する指令が入力されたときに該指定された画像形成装置との無線接続をワイヤレスインタフェース部に確立させることを特徴とする。
また、前述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項5にかかる発明の情報処理方法は、第1のワイヤレスインタフェース部を有する情報処理装置と第2のワイヤレスインタフェース部を有する画像形成装置とをネットワークを介することなく無線接続し、情報処理装置から画像形成装置に印刷データを無線送信して該印刷データに対応した画像を画像形成装置により印刷する情報処理方法であって、情報処理装置が画像形成装置から該画像形成装置のドライバモジュールを受信するドライバモジュール受信ステップと、情報処理装置がドライバモジュールをインストールするインストールステップとを含むことを特徴とする。
請求項6にかかる発明の情報処理方法は、上記請求項5にかかる発明に含まれるものであり、前記情報処理装置が所定の時期にドライバモジュールをアンインストールするアンインストールステップを更に含むことを特徴とする。
また、前述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項7にかかる発明の情報処理システムは、第1のワイヤレスインタフェース部を有する情報処理装置と第2のワイヤレスインタフェース部を有する画像形成装置とをネットワークを介することなく無線接続し、情報処理装置から画像形成装置に印刷データを無線送信して該印刷データに対応した画像を画像形成装置により印刷する情報処理システムであって、画像形成装置は、該画像形成装置のドライバモジュールを情報処理装置に宛てて第2のワイヤレスインタフェース部に無線送信させる送受信制御部を有し、情報処理装置は、指令の入力に用いられる入力部と、画像を表示する表示部と、第1のワイヤレスインタフェース部の動作を制御して画像形成装置からドライバモジュールを受信させる送受信制御部と、第1のワイヤレスインタフェース部が受信したドライバモジュールのインストール処理を行うプログラム処理部とを有することを特徴とする。
請求項8にかかる発明の情報処理システムは、上記請求項7にかかる発明に含まれるものであり、前記画像形成装置の送受信制御部は、ドライバモジュール用のアンインストールモジュールを情報処理装置に宛てて第2のワイヤレスインタフェース部に無線送信させ、情報処理装置のプログラム処理部は、第1のワイヤレスインタフェース部がアンインストールモジュールを受信した後の所定の時期に、ドライバモジュールのアンインストール処理を行うことを特徴とする。
請求項9にかかる発明の情報処理システムは、上記請求項7または8にかかる発明に含まれるものであり、前記情報処理装置の送受信制御部は、第1のワイヤレスインタフェース部にネットワークを介することなく無線接続可能な画像形成装置が同時に複数台検知されたときには少なくとも1台の画像形成装置を自動的に選択して、該画像形成装置との無線接続を第1のワイヤレスインタフェース部に確立させることを特徴する。
請求項10にかかる発明の情報処理システムは、上記請求項7または8にかかる発明に含まれるものであり、前記情報処理装置の送受信制御部は、第1のワイヤレスインタフェース部にネットワークを介することなく無線接続可能な画像形成装置が同時に複数台検知されたときには各画像形成装置から該画像形成装置の機器情報を取得して表示部に表示させ、入力部から少なくとも1つの画像形成装置を指定する指令が入力されたときに該指定された画像形成装置との無線接続を第1のワイヤレスインタフェース部に確立させることを特徴とする。
請求項11にかかる発明の情報処理システムは、上記請求項7または8にかかる発明に含まれるものであり、前記情報処理装置の送受信制御部は、前記第1のワイヤレスインタフェース部にネットワークを介することなく無線接続可能な画像形成装置が同時に複数台検知されたときには、前記画像形成装置にテスト印刷の実行を要求するテスト印刷要求を送信し、前記画像形成装置は、前記画像形成装置の前記送受信制御部が前記テスト要求を受信すると、テスト印刷を実行するテスト印刷実行部と、ユーザからの入力によりテスト印刷の結果を設定する設定部とをさらに有し、前記情報処理装置の前記送受信制御部は、各画像形成装置から該画像形成装置の機器情報およびテスト印刷の結果を取得して前記表示部に表示させ、前記入力部から少なくとも1つの画像形成装置を指定する指令が入力されたときに該指定された画像形成装置との無線接続を前記第1のワイヤレスインタフェース部に確立させることを特徴とする。
請求項12にかかる発明の情報処理システムは、上記請求項7〜11のいずれか1つにかかる発明に含まれるものであり、前記画像形成装置は、消費電力モードを省電力モードと通常電力モードとに切り替える電源制御部を更に有し、電源制御部は、画像形成装置の送受信制御部が情報処理装置を検知するまでは消費電力モードを省電力モードにし、画像形成装置の送受信制御部が情報処理装置を検知した後は消費電力モードを通常電力モードにすることを特徴とする。
請求項13にかかる発明の情報処理システムは、上記請求項7〜12のいずれか1つにかかる発明に含まれるものであり、前記画像形成装置の送受信制御部は、プリントサーバとしての機能を付与するサーバモジュールを情報処理装置に宛てて第2のワイヤレスインタフェース部に無線送信させ、情報処理装置のプログラム処理部は、第1のワイヤレスインタフェース部がサーバモジュールを受信したときに該サーバモジュールのインストール処理を行うことを特徴とする。
請求項14にかかる発明の情報処理システムは、上記請求項13にかかる発明に含まれるものであり、ネットワークを介して互いに接続された複数台の情報処理装置を含み、画像形成装置の送受信制御部は、サーバモジュールを無線送信してプリントサーバとしての機能を付与した第1の情報処理装置との無線接続が不能になったときに、サーバモジュールを第2の情報処理装置に宛てて第2のワイヤレスインタフェース部に無線送信させると共に、第2の情報処理装置が第1の情報処理装置からネットワークを介して未送信の印刷データの転送を受けることを指示する指令を第2の情報処理装置に宛てて第2のワイヤレスインタフェース部に無線送信させることを特徴とする。
請求項15にかかる発明の情報処理システムは、上記請求項13または14にかかる発明に含まれるものであり、情報処理装置を複数台含み、該複数台の情報処理装置の各々はネットワークを介して互いに情報の送受信を行って、プリントサーバとなる情報処理装置を決定もしくは切り替えることを特徴とする。
また、前述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項16にかかる発明のプログラムは、表示部を備えた情報処理装置にネットワークを介することなく無線接続される画像形成装置の記憶部に格納されて該画像形成装置の動作を制御するプログラムであって、画像形成装置のドライバモジュールを情報処理装置に無線送信するステップを画像形成装置に実行させることを特徴とする。
請求項17にかかる発明のプログラムは、上記請求項16にかかる発明に含まれるものであり、前記ドライバモジュール用のアンインストールモジュールを情報処理装置に無線送信するステップを画像形成装置に更に実行させることを特徴とする。
請求項18にかかる発明のプログラムは、上記請求項16または17にかかる発明に含まれるものであり、前記情報処理装置との無線接続が確立するまでは省電力モードとし、情報処理装置との無線接続が確立した後は通常電力モードとするステップを画像形成装置に更に実行させることを特徴とする。
請求項19にかかる発明のプログラムは、上記請求項16〜18のいずれか1つにかかる発明に含まれるものであり、プリントサーバとしての機能を付与するサーバモジュールを情報処理装置に無線送信するステップを画像形成装置に更に実行させることを特徴とする。
請求項20にかかる発明のプログラムは、上記請求項19にかかる発明に含まれるものであり、前記サーバモジュールを無線送信してプリントサーバとしての機能を付与した第1の情報処理装置との無線接続が不能になったときに、サーバモジュールを第2の情報処理装置に宛てて無線送信する共に、第2の情報処理装置が第1の情報処理装置からネットワークを介して未送信の印刷データの転送を受けること指示する指令を第2の情報処理装置に宛てて無線送信するステップを画像形成装置に更に実行させることを特徴とする。
また、前述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項21にかかる発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上述した請求項16〜20のいずれか1つにかかる発明のプログラムが格納されていることを特徴とする。
請求項1にかかる発明の情報処理装置では、画像形成装置から該画像形成装置用のドライバモジュールを受信してインストールするので、例えば上記のドライバモジュールが格納されたCD−ROM等の記録媒体を用いて手作業でドライバモジュールをインストールする場合に比べ、事前にドライバモジュールをインストールしていない画像形成装置であってもその場で当該画像形成装置を出力装置として用いて所望の印刷を行うことが容易である。
請求項2にかかる発明の情報処理装置では、所定の時期にドライバモジュールのアンインストール処理が行われるので、不要になったドライバモジュールが情報処理装置の記憶部にいつまでも格納されたままとなるのを防止することができる。
請求項3にかかる発明の情報処理装置では、ネットワークを介することなく無線接続可能な画像形成装置が同時に複数台検知されたときには少なくとも1台の画像形成装置を自動的に選択して無線接続を確立するので、画像形成装置の選択基準をもたないユーザにとって利便性が高いと共に、特定の画像形成装置を選択する必要のない場合等での利便性が高い。
請求項4にかかる発明の情報処理装置では、ネットワークを介することなく無線接続可能な画像形成装置が同時に複数台検知されたときには各画像形成装置から該画像形成装置の機器情報を取得して表示部に表示し、入力部から少なくとも1つの画像形成装置を指定する指令が入力されたときに該指定された画像形成装置との無線接続を確立するので、印刷内容に応じた最適の画像形成装置をユーザが選択し易い。
請求項5にかかる発明の情報処理方法では、情報処理装置が画像形成装置から該画像形成装置のドライバモジュールを受信するドライバモジュール受信ステップと、情報処理装置がドライバモジュールをインストールするインストールステップとを含むので、例えば上記のドライバモジュールが格納されたCD−ROM等の記録媒体を用いて手作業でドライバモジュールをインストールする場合に比べ、事前にドライバモジュールをインストールしていない画像形成装置であってもその場で当該画像形成装置を出力装置として用いて所望の印刷を行うことが容易である。
請求項6にかかる発明の情報処理方法では、情報処理装置が所定の時期にドライバモジュールをアンインストールするアンインストールステップを更に含むので、不要になったドライバモジュールが情報処理装置の記憶部にいつまでも格納されたままとなるのを防止することができる。
請求項7にかかる発明の情報処理システムでは、画像形成装置から該画像形成装置用のドライバモジュールを情報処理装置が受信し、インストールするので、例えば上記のドライバモジュールが格納されたCD−ROM等の記録媒体を用いて手作業でドライバモジュールをインストールする場合に比べ、事前にドライバモジュールをインストールしていない画像形成装置であってもその場で当該画像形成装置を出力装置として用いて所望の印刷を行うことが容易である。
請求項8にかかる発明の情報処理システムでは、画像形成装置から上記のドライバモジュール用のアンインストールモジュールを情報処理装置が受信し、インストールした後の所定の時期にドライバモジュールのアンインストール処理が行われるので、不要になったドライバモジュールが情報処理装置の記憶部にいつまでも格納されたままとなるのを防止することができる。
請求項9にかかる発明の情報処理システムでは、情報処理装置にネットワークを介することなく無線接続可能な画像形成装置が同時に複数台検知されたときには少なくとも1台の画像形成装置を情報処理装置が自動的に選択して無線接続を確立するので、画像形成装置の選択基準をもたないユーザにとって利便性が高いと共に、特定の画像形成装置を選択する必要のない場合等での利便性が高い。
請求項10にかかる発明の情報処理システムでは、情報処理装置にネットワークを介することなく無線接続可能な画像形成装置が同時に複数台検知されたときには情報処理装置が各画像形成装置から該画像形成装置の機器情報を取得して表示部に表示し、入力部から少なくとも1つの画像形成装置を指定する指令が入力されたときに該指定された画像形成装置との無線接続を確立するので、印刷内容に応じた最適の画像形成装置をユーザが選択し易い。
請求項11にかかる発明の情報処理システムでは、情報処理装置にネットワークを介することなく無線接続可能な画像形成装置が同時に複数台検知されたときには、画像形成装置においてテスト印刷を実行し、情報処理装置が各画像形成装置から該画像形成装置の機器情報およびテスト印刷の結果を取得して表示部に表示し、入力部から少なくとも1つの画像形成装置を指定する指令が入力されたときに該指定された画像形成装置との無線接続を確立するので、印刷内容に応じた最適の画像形成装置をユーザが選択し易い。
請求項12にかかる発明の情報処理システムでは、画像形成装置が情報処理装置を検知するまでは当該画像形成装置の消費電力モードが省電力モードとされ、情報処理装置を検知した後は通常電力モードとされるので、画像形成装置の消費電力を抑え易い。
請求項13にかかる発明の情報処理システムでは、画像形成装置との無線接続を確立した情報処理装置に当該画像形成装置からサーバモジュールを送信し、該サーバモジュールを受信した情報処理装置が当該サーバモジュールをインストールするので、情報処理装置にプリントサーバとしての機能を付与して、画像形成装置との無線接続を確立することができない他の情報処理装置も、プリントサーバとして機能する情報処理装置に印刷データを送信することで上記の画像形成装置を出力装置として利用することが可能になる。
請求項14にかかる発明の情報処理システムでは、プリントサーバとしての機能を付与した第1の情報処理装置との無線接続が不能になったときに、第2の情報処理装置にサーバモジュールを無線送信すると共に、第1の情報処理装置からネットワークを介して未送信の印刷データの転送を受けること指示する指令を第2の情報処理装置に無線送信するので、第1の情報処理装置が画像形成装置の無線接続可能範囲の外に急遽出なければならなくなったときでも、それまでに他の情報処理装置から第1の情報処理装置にネットワークを介して送信した印刷データと同じ印刷データを第2の情報処理装置に改めて送信しなくても当該印刷データに対応した印刷を画像形成装置により行うことができる。
請求項15にかかる発明の情報処理システムでは、情報処理装置を複数台含むと共に当該複数台の情報処理装置の各々がネットワークを介して互いに情報の送受信を行ってプリントサーバとなる情報処理装置を決定もしくは切り替えるので、プリントサーバとしての機能が付与される情報処理装置をユーザが任意に選出することができ、利便性が高い。
請求項16にかかる発明のプログラムによれば、請求項7にかかる発明の情報処理システムを構築し易くなる。
請求項17にかかる発明のプログラムによれば、請求項8にかかる発明の情報処理システムを構築し易くなる。
請求項18にかかる発明のプログラムによれば、請求項12にかかる発明の情報処理システムを構築し易くなる。
請求項19にかかる発明のプログラムによれば、請求項13にかかる発明の情報処理システムを構築し易くなる。
請求項20にかかる発明のプログラムによれば、請求項14にかかる発明の情報処理システムを構築し易くなる。
請求項21にかかる発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれば、請求項7〜15のいずれか1つにかかる発明の情報処理システムを構築するか否かをユーザが選択することが可能になり、当該情報処理装置を構築する場合でも、その構築が容易になる。
以下、本発明の情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム、およびプログラムそれぞれの実施の形態について図面を参照して詳細に説明し、その後に本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体について説明する。なお、本発明は以下に説明する実施の形態に限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の情報処理システムの一例を示す概念図である。同図に示す情報処理システム110は、情報処理装置50と、該情報処理装置50の出力装置として機能して印刷を行う画像形成装置100とを具備している。情報処理装置50は例えば可搬型コンピュータであり、画像形成装置100は例えばインクジェット方式や電子写真方式等で印刷を行うプリンタである。プリンタ機能の他にファクシミリ機能やコピー機能等を備えた複合機を画像形成装置100として用いることも勿論できる。
上記の情報処理システム110では、これら情報処理装置50および画像形成装置100がネットワークを介さずに互いに無線接続される。そのために、情報処理装置50および画像形成装置100の各々は、ワイヤレスUSBインタフェース部等のワイヤレスインタフェース部と無線通信機能とを有している。
ただし、画像形成装置100が情報処理装置50と無線接続可能な範囲CAは有限の広さをもち、無線接続可能範囲CAの外に情報処理装置50があるときには両者は互いに無線接続を確立することができない。例えば、情報処理装置50と画像形成装置100とがネットワークを介することなく各々のワイヤレスUSBインタフェース部で互いに直に無線接続する場合、それぞれの無線接続可能範囲の直径は最大で10m程度である。
情報処理装置50は、無線接続が可能な周辺機器を探査する探査信号を例えば周期的に発信し、該探査信号を受信した画像形成装置100は所定の応答信号を発信する。上記の探査信号に対して応答信号を発信した画像形成装置100があると、すなわち情報処理装置50が無線接続可能範囲CAに進入すると、画像形成装置100と情報処理装置50とは機器の同定、認証、通信許可等に用いられる所定の信号の送受信を行って、互いに無線接続を確立する。
その後、画像形成装置100は、自己のドライバモジュールを情報処理装置50が有しているか否かを無線通信により確認してから、または確認することなく、当該ドライバモジュールを情報処理装置50に無線送信する。そして、上記のドライバモジュールを受信した情報処理装置50は、当該デバイスドライバをインストールする。
すなわち、情報処理システム110では、情報処理装置50が画像形成装置100から該画像形成装置100のドライバモジュールを受信するドライバモジュール受信ステップと、情報処理装置50が上記のドライバモジュールをインストールするインストールステップとが行われる。なお、ドライバモジュールを受信した情報処理装置50がこのドライバモジュールを確実にインストールすることができるようにするうえからは、当該ドライバモジュールと一緒にそのインストールモジュールも画像形成装置100から情報処理装置50に無線送信することが好ましい。
情報処理装置50は、上述したドライバモジュール受信ステップとインストールステップとを行うことにより、画像形成装置100を出力装置として用いて当該画像形成装置100に所望の印刷を行わせることが可能になる。したがって、情報処理システム110では、無線接続可能範囲CAに進入する前の段階で情報処理装置50に画像形成装置100のドライバモジュールがインストールされていなくても、また無線接続可能範囲CAに進入した後にユーザが手作業で情報処理装置50に上記のドライバモジュールをインストールしなくても、画像形成装置100を情報処理装置50の出力装置として用いて容易に所望の印刷を行うことができる。
例えば画像形成装置100が社内LAN等のネットワークに接続されており、会議や打合せの際に外来者が会場に情報処理装置50を持ち込んで画像形成装置100により所望の印刷を行うときでも、上記のネットワークに情報処理装置50を接続する必要がないので、当該ネットワークを危険にさらすことなく外来者に所望の印刷を行ってもらうことができる。また、画像形成装置100のドライバモジュールが格納されたCD−ROM等の記憶媒体を用意して画像形成装置100の近傍に置いておく必要がないので、当該記録媒体の用意やその保管にかかる手間を削減することができる。さらには、CD−ROM等の記憶媒体からドライバモジュールを手作業で情報処理装置50にインストールする場合に比べて、所望の時期にすぐに印刷を行うことが容易である。
このような技術的効果を奏する情報処理システム110は、種々の構成の情報処理装置50および画像形成装置100を用いて構築することができる。以下、図2〜図5を参照して、情報処理装置50および画像形成装置100それぞれの構成の具体例を説明する。
図2は、上述した情報処理装置50の一例を概略的に示す機能ブロック図である。同図に示す情報処理装置50Aは、入力部5と、表示部10と、主制御部30と、ネットワークインタフェース部35(以下、「ネットワークIF部35」と略記する)と、ワイヤレスインタフェース部40A(以下、「ワイヤレスIF部40A」と略記する)と、通信速度算出部43と、記憶部45とを有している。
上記の入力部5は、情報処理装置50Aのユーザが当該情報処理装置50Aに所望の指令やデータを入力する入力装置であり、表示部10は、情報処理装置50Aに入力されたデータ等を表示する表示装置である。また、主制御部30は、情報処理装置50A全体の動作を制御するものであり、該主制御部30は、入力処理部12、表示制御部14、第1送受信制御部16、第2送受信制御部18、およびプログラム処理部20を含んでいる。
主制御部30における入力処理部12は、入力部5により指令が入力されたときには該指令に応じて所定の動作制御を行い、入力部5によりデータが入力されたときには該データを記憶部45に格納する。また、表示制御部14は表示部10の動作を制御する。第1送受信制御部16はネットワークIF部35の動作を制御し、第2送受信制御部18はワイヤレスIF部40Aの動作を制御する。プログラム処理部20は、ネットワークIF部35を介してネットワークから受信したプログラムや、ワイヤレスインタフェース部40を介して他の電子機器から受信したプログラムに従って情報処理装置50Aが動作することになるように、当該プログラムに基づいて所定の処理を行う。
ネットワークIF部35は、LANやWAN(Wide Area Network)等のネットワークに有線接続または無線接続されて、該ネットワークに接続されている他の電子機器との間で第1送受信制御部16の制御の下に指令、データ、プログラム等の送受信処理を行う。また、ワイヤレスIF部40Aは、無線接続が可能な周辺機器を探査する探査信号を第2送受信制御部18の制御の下に例えば周期的に発信し、この探査信号に対して応答信号を発信した周辺機器があるとネットワークを介さずに当該周辺機器に直に無線接続されて、第2送受信制御部18の制御の下に上記の周辺機器との間で指令、データ、プログラム等の送受信処理を行う。
通信速度算出部43は、ワイヤレスIF部40Aと周辺機器との間で実際に行われる無線通信の通信速度を算出する。当該通信速度算出部43が算出した通信速度は、必要に応じて、表示制御部14の制御の下に表示部10に表示される。記憶部45には、主制御部30の動作を制御する制御プログラムが格納される他に、ネットワークIF部35を介してネットワークから受信した情報ないしプログラム等、ワイヤレスIF部40Aを介して画像形成装置から受信したプログラム等、およびワイヤレスIF部40Aを介して画像形成装置に無線送信すべき印刷データ等が格納される。
図3は、前述した画像形成装置100の一例を概略的に示す機能ブロック図である。同図に示す画像形成装置100Aは、情報処理装置50Aの出力装置として機能して印刷を行うものであり、当該画像形成装置100Aは、入力部51、表示部53、給紙部55、搬送部57、印刷部59、主制御部80、ワイヤレスIF部85、通信速度算出部87、記憶部90、および電源回路部95を有している。
上記の入力部51は、画像形成装置100Aのユーザが当該画像形成装置100Aに所望の指令を入力する入力装置であり、表示部53は、画像形成装置100Aに指令を入力する際の案内画像、画像形成装置100Aに入力された指令、画像形成装置100の動作状況等を表示する表示装置である。
また、給紙部55には印刷用紙が収納される。搬送部57は、印刷部59により印刷を行う際に、給紙部55に収納されている印刷用紙を1枚ずつ印刷部59に送り、所定箇所から排紙する。印刷部59は、主制御部80から送られる印刷データに基づいて所定の画像を印刷用紙に印刷する。
主制御部80は、画像形成装置100A全体の動作を制御するものであり、該主制御部80は、入力処理部62、表示制御部64、搬送制御部66、印刷制御部68、送受信制御部70、および電源制御部72を含んでいる。
上記の入力処理部62は、入力部51により入力された指令に応じて所定の動作制御を行い、表示制御部64は表示部52の動作を制御する。搬送制御部66は、印刷時における搬送部57の動作を制御して、所定の時期に給紙部55から印刷部59に印刷用紙を搬送させる。印刷制御部68は、記憶部90から印刷データを読み出して印刷部59に送ると共に当該印刷部59の動作を制御して、上記の印刷データに対応した画像を印刷させる。そして、送受信制御部70はワイヤレスIF部85の動作を制御し、電源制御部72は電源回路部95の動作を制御する。
ワイヤレスIF部85は、情報処理装置50Aから発信された前述の探査信号を受信すると、送受信制御部70の制御の下に所定の応答信号を発信する。また、送受信制御部70の制御の下にネットワークを介することなく情報処理装置50Aに直に無線接続されて、該情報処理装置50Aとの間で指令やデータ等の送受信処理を行う。通信速度算出部87は、情報処理装置50Aと画像形成装置100Aとの間で実際に行われる無線通信の通信速度を算出する。記憶部90には、主制御部80の動作を制御する制御プログラムが格納される他に、ワイヤレスIF部85を介して情報処理装置50Aから受信した印刷データや、画像形成装置100Aのドライバモジュール等が格納される。そして、電源回路部95は、電源制御部72の制御の下に画像形成装置100Aで使用する一定電圧の電力を作り出して電源ライン(図示せず)に出力する。
図2に示した情報処理装置50Aと図3に示した画像形成装置100Aとを用いて情報処理システム110(図1参照)を構築した場合には、情報処理装置50Aと画像形成装置100Aとが互いに無線接続を確立した後に情報処理装置50Aが画像形成装置100Aからそのドライバモジュールを受信して、当該画像形成装置100Aのドライバモジュールをインストールする。したがって、その後に情報処理装置50Aから画像形成装置100Aに印刷データが無線送信されると、当該印刷データに応じた所定の画像を画像形成装置100Aが印刷する。
図4は、情報処理装置50Aが画像形成装置100Aのドライバモジュールを取得する際に行われる手順の一例を概略的に示すフローチャートである。同図に示す例では、情報処理装置50Aが記憶部45に格納されている制御プログラムに従ってステップS1〜S6を行って画像形成装置100Aからドライバインストールモジュール(DIM)を受信した後、DIM中のインストールモジュールに従ってステップS7〜S14を行って画像形成装置100Aのドライバモジュールをインストールする。以下、図1〜図3で用いた参照符号を適宜引用して、上記の各ステップを詳述する。
情報処理装置50Aで最初に行われるステップS1では、第2送受信制御部18の制御の下にワイヤレスIF部40A(図2参照)が所定の探査信号を例えば周期的に発信する。この探査信号は無線接続が可能な周辺機器を探査するためのものであり、当該探査信号を受信した周辺機器は所定の応答信号を発信する。ステップS2では、上記の探査信号に対する応答信号をワイヤレスIF部40Aが検知したか否かを第2送受信制御部18が判断する。応答信号を検知していないとき、すなわち情報処理装置50Aが画像形成装置100Aの無線接続可能範囲CA(図1参照)の外にあるときには、当該ステップS2が繰り返される。一方、応答信号を検知したとき、すなわち情報処理装置50Aが画像形成装置100Aの無線接続可能範囲CAの内にあるときにはステップS3に進む。
ステップS3では、第2送受信制御部18の制御の下にワイヤレスIF部40Aが画像形成装置100Aと無線通信を行って、当該画像形成装置100Aとの無線接続を確立する。画像形成装置100Aの送受信制御部70は、後述するように、情報処理装置50Aとの無線接続が確立すると、記憶部90(図2参照)に格納されているドライバインストールモジュール(DIM)をコピーしてワイヤレスIF部85に送り、当該ワイヤレスIF部85から発信する。なお、ここでいうDIMとは、画像形成装置100Aのドライバモジュールと、当該ドライバモジュール用のインストールモジュールとの総称である。
ステップS4では、情報処理装置50AでDIMの受信が開始される。すなわち、第2送受信制御部18の制御の下にワイヤレスIF部40AがDIMの受信を開始する。DIMの受信が開始されると、第2送受信制御部18はワイヤレスIF部40Aの動作を監視し、画像形成装置100Aとの無線接続が継続されているか否かをステップS5で判断する。画像形成装置100Aとの無線接続が継続されていないと判断されたときには処理を終了し、画像形成装置100Aとの無線接続が継続されていると判断されたときにはステップS6に進んでDIMの受信が完了したか否かを判断する。上記のステップS6でDIMの受信が完了していないと判断されたときにはステップS5に戻り、完了していると判断されたときにはステップS7に進む。DIMには前述のように画像形成装置100Aのドライバモジュールが含まれているので、当該DIMを受信することにより画像形成装置100Aのドライバモジュールも受信される。受信されたDIMは、第2送受信制御部18により記憶部45に格納される。
DIMの受信が完了すると、DIM中のインストールモジュールに従ってプログラム処理部20(図2参照)が動作を開始して、ステップS7〜S14を行う。これらのステップのうちのステップS7では、情報処理装置50Aのオペレーティングシステム(OS)の言語環境を確認する。そして、ステップS7で確認された言語環境に対応するドライバモジュールが上述のDIMに含まれているか否かをステップS8で判断し、OSの言語環境に対応するドライバモジュールが含まれていると判断されたときにはステップS9に進んで上記のドライバモジュールを選択する。一方、ステップS8でOSの言語環境に対応するドライバモジュールが含まれていないと判断されたときにはステップS10に進んで、予め決められた言語のドライバモジュールを選択する。ステップS10で選択されるドライバモジュールの言語は、例えば画像形成装置100Aが何処の国や地域で使用されるかに拘わらず世界共通の言語として予め決めることもできるし、画像形成装置100Aの仕向け地に応じて予め決めることもできる。
ステップS11では、ステップS9またはステップS10で選択したドライバモジュールを情報処理装置50Aの例えば記憶部45にインストールするインストール処理をプログラム処理部20が行う。この後、インストールした上記のドライバモジュール以外のドライバモジュールをステップS12で削除してからステップS13に進み、ドライバモジュールを情報処理装置50Aの何処にインストールしたかというインストール情報を例えば記憶部45(図2参照)に記憶させる。インストール情報を記憶させ終わるとステップS14でインストールモジュールが自身を消去し、処理が終了する。
一方、図5は、画像形成装置100Aが自己のドライバモジュールを情報処理装置50Aに無線送信する際に行われる手順の一例を概略的に示すフローチャートである。同図に示す例では、画像形成装置100Aが記憶部90に格納されている制御プログラムに従ってステップS51〜S56を行って、上記のドライバモジュールを情報処理装置50Aに無線送信する。以下、図1〜図3で用いた参照符号を適宜引用して、上記の各ステップを詳述する。
画像形成装置100Aで最初に行われるステップS51では、情報処理装置50Aが発信した前述の探査信号をワイヤレスIF部85が検知したか否かを送受信制御部70が判断する。探査信号が検知されないときにはステップS51を繰り返し、検知されたときにはステップS52に進む。探査信号は、例えば周期的に、かつ無線接続された画像形成装置100Aがあるか否かに拘わらず、情報処理装置50Aから継続的に発信される。
ステップS52では、送受信制御部70の制御の下に上記の探査信号に対する応答信号をワイヤレスIF部85が発信する。この応答信号は、画像形成装置100Aが上記の探査信号を受信する毎に発信される。ステップS53では、ワイヤレスIF部85が上記の探査信号を発信した情報処理装置50Aと無線通信を行って、当該情報処理装置50Aとの無線接続を確立する。このときのワイヤレスIF部85の動作も、送受信制御部70によって制御される。
この後に行われるステップS54では、送受信制御部70が記憶部90(図3参照)に格納されている前述のドライバインストールモジュール(DIM)をコピーしてワイヤレスIF部85に送り、該ワイヤレスIF部85が送受信制御部70の制御の下に当該DIMを上記の情報処理装置50Aに無線送信する。DIMの無線送信が開始されると、送受信制御部70はワイヤレスIF部85の動作を監視し、情報処理装置50Aとの無線接続が継続されているか否かをステップS55で判断する。このステップS55で情報処理装置50Aとの無線接続が継続されていないと判断されたときには処理を終了し、情報処理装置50Aとの無線接続が継続されていると判断されたときにはステップS56に進んでDIMの無線送信が完了したか否かを判断する。そして、ステップS56でDIMの無線送信が完了していないと判断されたときにはステップS55に戻り、完了していると判断されたときには処理を終了する。
なお、上述した情報処理システム110(図1参照)の利便性を高めるうえからは、当該情報処理システム110を構成する情報処理装置50,50A(図1および図2参照)および画像形成装置100、100A(図1および図3参照)に、無線接続の過程や無線接続状態等を表示部に表示させる機能を付与することが好ましい。
例えば、画像形成装置100A(図3参照)との無線接続の過程や無線接続状態を表示部10に表示させる機能を情報処理装置50A(図2参照)に付与すると、不所望の画像形成装置と無線接続を確立してしまうことを防止したり、画像形成装置100Aに無線接続されていないのではないかという不安にユーザが陥ることを防止したりし易くなる。情報処理装置50Aとの無線接続の過程や無線接続状態を表示部53(図3参照)に表示させる機能を画像形成装置100Aに付与した場合にも、同様の技術的効果を得ることができる。
図6は、情報処理装置50A(図2参照)の表示部10に表示させるメッセージの一例を示す概略図である。同図に示すメッセージMは無線接続の過程をユーザに知らせるものであり、図4に示したステップS2で応答信号を検知したときに表示部10に表示される。例えば、情報処理装置50Aの第2送受信制御部18は、ワイヤレスIF部40A(図2参照)が上記の応答信号を検知すると所定の信号を表示制御部14に送り、当該信号を受け取った表示制御部14が表示部10の動作を制御して、メッセージMを表示部10に表示させる。画像形成装置100Aの送受信制御部70は、例えば、当該画像形成装置100Aのメーカにより予め記憶部90(図3参照)に格納された機器情報を読み出して該機器情報を上記の応答信号に付加して発信する。上記の機器情報には、例えば図6に示したデバイス名(機種名)、デバイスの種類、デバイスの識別情報(ID)の他に、デバイスのスペック等を含ませることができる。
また、図7は、画像形成装置100A(図3参照)の表示部53に表示させるメッセージの一例を示す概略図である。同図に示すメッセージM11も無線接続の過程をユーザに知らせるものであり、図5に示したステップS51で探査信号を検知したときに表示部53に表示される。例えば、画像形成装置100Aの送受信制御部70は、前述の探査信号をワイヤレスIF部85(図5参照)が検知すると所定の信号を表示制御部64に送り、当該信号を受け取った表示制御部64が表示部53の動作を制御して、メッセージM11を表示部53に表示させる。情報処理装置50Aは、例えば上記の探査信号に自己の機器情報を付加して発信する。
情報処理システム110(図1参照)の利便性を高めるうえからは、少なくとも画像形成装置100、100Aにロギング機能を付与することも好ましい。当該ロギング機能を付与すると、情報処理システム110に障害等が発生したときに、原因の究明を行ったり再発防止策をたてたりし易くなる。
図8は、画像形成装置100Aにロギング機能を付与したときに表示部53(図3参照)に表示されるログの一例を示す概略図である。同図に示すログLには、画像形成装置100Aによるドライバインストールモジュール(DIM)の送信履歴と印刷履歴とが含まれている。例えば、画像形成装置100Aの送受信制御部70は、DIMの送信先の情報処理装置の機器情報を記憶部90(図3参照)に格納し、当該機器情報を記憶部90に一定期間保持させる。また、印刷制御部68は、印刷部59(図3参照)に印刷を行わせた際の印刷の仕様や枚数といった印刷情報と、印刷データを無線送信してきた情報処理装置の機器情報とを記憶部90に格納し、これらの情報を記憶部90に一定期間保持させる。入力処理部62は、入力部51からロギングを指示する指令が入力されたときに所定の信号を表示制御部64(図3参照)に送り、この信号を受けた表示制御部64は記憶部90から上記の各情報を読み出して表示部53に表示させる。
実施の形態2.
本発明の情報処理システムにおいては、画像形成装置のドライバモジュールと、該ドライバモジュール用のアンインストールモジュールとを画像形成装置から情報処理装置に無線送信し、これらのモジュールを受信した情報処理装置が上記のドライバモジュールをインストールした後の所定の時期に上記のアンインストールモジュールに従って当該ドライバモジュールをアンインストールするように構成することもできる。
上述のように情報処理システムを構成する場合、情報処理装置および画像形成装置それぞれの構成は、例えば実施の形態1で図2または図3を参照して説明した構成と同様にすることができる。ただし、画像形成装置の記憶部には、上記のドライバモジュールとアンインストールモジュールとが予め格納される。画像処理装置の送受信制御部は、情報処理装置との無線接続が確立されると上記のドライバモジュールとアンインストールモジュールとをコピーした後にワイヤレスIF部の動作を制御して、当該コピーしたドライバモジュールとアンインストールモジュールとを情報処理装置に無線送信する。
図9は、情報処理装置が画像形成装置のドライバモジュールと該ドライバモジュール用のアンインストールモジュールとを取得する際に行われる手順の一例を概略的に示すフローチャートである。同図に示す例では、情報処理装置50Aが記憶部45に格納されている制御プログラムに従ってステップS1〜S6を行って画像形成装置100Aからドライバインストールモジュール(DIM)を受信した後、DIM中のインストールモジュールに従ってステップS7〜S12、ステップS12a、ステップS13、ステップS14を行って、画像形成装置100Aのドライバモジュールと該ドライバモジュール用のアンインストールモジュールとをインストールする。この場合のDIMには、実施の形態1で説明したドライバモジュールおよびインストールモジュールの他に、ドライバモジュール用のアンインストールモジュールも含まれている。
上記のステップのうちのステップS12a以外のステップについては、実施の形態1で図4を参照して既に説明したので、ここではその説明を省略する。ただし、ステップS14では、上述のドライバモジュールについてのインストール情報の他に、アンインストールモジュールを情報処理装置50Aの何処にインストールしたかというインストール情報も例えば記憶部45(図2参照)に記憶させる。
新たに行われるステップS12aでは、ステップS9またはステップS10で選択したドライバモジュールと同じ言語のアンインストールモジュールをインストールモジュールに従ってプログラム処理部20(図2参照)が選択して、当該アンインストールモジュールをインストールする。
上述のようにして画像形成装置100Aのドライバモジュールとアンインストールモジュールとをインストールした情報処理装置50Aは、アンインストールモジュールに組み込まれた所定のプログラムに従って、上記のドライバモジュールをアンインストールするアンインストール処理を所定の時期に行う。上記のプログラムは、例えば画像検出装置100Aとの無線接続が不能になってから一定時間経過すると上記のアンインストール処理を自動的に行うように構成することができる。また、情報処理装置50Aが画像検出装置100Aを検知しなくなってから一定時間経過したときに情報処理装置50Aの表示部10(図2参照)にアンインストール処理を行うか否かの確認メッセージを表示し、この確認メッセージに対してアンインストール処理を行う指示がユーザから入力されたときにアンインストール処理を行うように構成することもできる。
図10は、情報処理装置がドライバモジュールをアンインストールする際の手順の一例を概略的に示すフローチャートである。同図に示す例では、アンインストールモジュールに組み込まれた上記のプログラムに従って情報処理装置がステップS21〜S24、ステップS25またはステップS28、およびステップS29を行って、上記のドライバモジュールをアンインストールする。以下、図2または図3で用いた参照符号を適宜引用して、上記の各ステップを詳述する。
情報処理装置50A(図2参照)が最初に行うステップS21では、当該情報処理装置50Aが画像形成装置100A(図3参照)を検知できない非検知状態にあるか否かを第2送受信制御部18(図2参照)が判断する。画像形成装置100Aが発信する前述の応答信号を情報処理装置50Aが検知することができるとき、当該情報処理装置50Aは画像形成装置100Aを検知できる検知状態にあり、上記の応答信号を検知することができないとき、当該情報処理装置50Aは画像形成装置100Aを検知できない非検知状態にある。
上記のステップS21で非検知状態にない、すなわち検知状態にあると判断されたときにはステップS21を繰り返し、非検知状態にあると判断されたときにはステップS22に進んで、プログラム処理部20(図2参照)がカウント(計数)を開始する。別言すれば、計時を開始する。上記のカウントは、例えば主制御部30(図2参照)で同期をとるために用いられるクロックパルスを利用して行うことができる。
第2送受信制御部18は、プログラム処理部20がカウントを開始した後に、画像形成装置100Aを検知できるか否かを判断するステップS23を行う。このステップS23で画像形成装置100Aを検知できると判断されたときには処理を終了し、検知できないと判断されたときにはステップS24に進んで、プログラム処理部20による上記のカウント数が条件値を超えたか否かを当該プログラム処理部20が判断する。上記の条件値は、例えば画像形成装置100Aのメーカにより設定されてアンインストールモジュールに予め格納される。
ステップ24でカウント数が条件値を超えていないと判断されたときには、ステップS25に進んで上記のカウント数に1をプラスした後に前述のステップ23に戻る。一方、カウント数が条件値を超えていると判断されたときにはステップS26に進んで、情報処理装置50Aからドライバモジュールをアンインストールするアンインストール処理をプログラム処理部20が行う。このアンインストール処理が終わるとステップS27に進み、ここでアンインストールモジュールが自身を消去して処理が終了する。なお、ステップS23で画像形成装置100Aを検知できると判断して処理を終了したときには、上述したステップS21から始まる処理が例えば所定の周期で繰り返し行われる。
このように構成された情報処理装置を有する情報処理システムでは、不要になったドライバモジュールが情報処理装置の記憶部にいつまでも格納されたままとなることが防止される。
図11は、情報処理装置がドライバモジュールをアンインストールする際の手順の他の例を概略的に示すフローチャートである。同図に示す例では、アンインストールモジュールに組み込まれた上記のプログラムに従って情報処理装置50Aがドライバモジュールをアンインストールするにあたって、図10に示したステップS21〜S27と、ステップS25a,S25bとを行う。ステップS25a,S25bは、ステップS24からステップS26に移行する間に行われる。情報処理装置50Aが行うステップのうちのステップS25a,S25bをそれぞれ除いた残りのステップについては、図10を参照して既に説明したので、ここではその説明を省略する。
上記のステップS25aでは、プログラム処理部20から表示制御部14(図2参照)に所定の信号が送られ、この信号を受けた表示制御部14が記憶部45から所定の画像データを読み出して、表示部10(図2参照)に確認メッセージを表示させる。図12は、当該確認メッセージの一例を示す概略図である。同図に示すように、ステップS25aで表示部10に表示される確認メッセージMでは、ドライバモジュール(プリンタドライバ)についてアンインストール処理を行うか否かをユーザに問う。
また、上記のステップS25bでは、ステップS25aで表示部10に表示した確認メッセージに対してユーザがアンインストール処理の実行を指示したか否かをプログラム処理部20が判断する。上記の確認メッセージに対する回答をユーザが入力部5から入力すると、この回答に対応した所定の指令信号が入力処理部12(図2参照)に送られる。入力処理部12は、ユーザの回答がアンインストール処理の実行を指示するものであるか否かを示す信号をプログラム処理部20に送る。
上記の信号を受けたプログラム処理部20は、ユーザがアンインストール処理の実行を指示したか否かを上記の信号に基づいて判断する。アンインストール処理の非実行をユーザが指示したときには処理を終了し、アンインストール処理の実行をユーザが指示したときにはステップS26に進んでアンインストール処理を行う。アンインストール処理を行うか否かをユーザに問うように情報処理装置50Aを構成すれば、不所望の時期にドライバモジュールが自動的にアンインストールされてしまうのを防止することが可能になる。
なお、図11に示したステップS22〜S24およびステップS25を省略して、ステップS21で画像形成装置が非検知であると判断されたときにステップS25aに進むように情報処理装置50Aを構成することも可能である。
このように構成された情報処理装置を有する情報処理システムでは、その後も使用する可能性のあるドライバモジュールを情報処理装置から誤ってアンインストールしてしまうのを防止することができる。
実施の形態3.
本発明の情報処理システムを構成する画像形成装置の台数は1台に限定されるものではなく、複数台であってもよい。この場合、情報処理装置には、同時に複数台の画像形成装置を検出したときに少なくとも1台の画像形成装置を選択して当該画像形成装置と無線接続を確立させる機能が付加される。無線接続を確立する画像形成装置を自動的に選択するように情報処理装置を構成することもできるし、ユーザからの指示により選択するように情報処理装置を構成することもできる。
図13は、複数台の画像形成装置の中から1台の画像形成装置を自動的に選択する機能が付加された情報処理装置が、画像形成装置のドライバモジュールと該ドライバ用のアンインストールモジュールとを取得する際に行う手順の一例を概略的に示すフローチャートである。同図に示す例では、情報処理装置50Aが記憶部45(図2参照)に格納されている制御プログラムに従ってドライバモジュールとアンインストールモジュールとを取得するにあたって、実施の形態2で図9を参照して説明したステップS1〜S14と、ステップS2a,S2bとを行う。ステップS2a,S2bはステップS2とステップS3との間で行われるステップであり、当該ステップS2a,S2bで所定の画像形成装置が選択される。情報処理装置50Aが行うステップのうちのステップS2a,S2bをそれぞれ除いた残りのステップについては、実施の形態2で既に説明したので、ここではその説明を省略する。
上記のステップS2aでは、複数台の画像形成装置を検知したか否かを第2送受信制御部18(図2参照)が判断する。すなわち、ワイヤレスIF部40A(図2参照)が複数台の画像形成装置から応答信号を受信したか否かを第2送受信制御部18が判断する。このステップS2aは、ある画像形成装置が応答信号を発信してから他の画像形成装置が応答信号を発信するまでの最大の時差を考慮して、ステップS2から所定の間隔をあけて実施される。
ステップS2aで複数台の画像形成装置が検知されたと判断されたときにはステップS2bに進んで、第2送受信制御部18(図2参照)が1台の画像形成装置を自動的に選択する。このとき、第2送受信制御部18は、例えば通信速度算出部43(図2参照)によって算出される各画像形成装置との通信速度を基に、通信速度が最も速い画像形成装置を選択する。また、ネットワークを介さずに情報処理装置50Aと画像形成装置とを直に無線接続した場合、両者間の通信速度は両者間の距離が長くなるにつれて遅くなるので、通信速度を距離に換算して当該距離が最も短い画像形成装置を第2送受信制御部18が選択するように情報処理装置50Aを構成することもできる。
この後、ステップS3に進んで、ステップS2bで選択した画像形成装置と無線接続を確立する。また、上述のステップ2aで複数台の画像形成装置は検知されないと判断されたとき、すなわち1台の画像形成装置のみが検知されたと判断されたときも、ステップS3に進んで、当該1台の画像形成装置と無線接続を確立する。ステップS3以降の手順は、実施の形態2で図9を参照して説明したステップS3以降の手順と同じである。
このように情報処理システムを構成すると、通信速度が最も速い画像形成装置と情報処理装置との間で自動的に無線接続が確立されるので、印刷を行いたいときにすぐに印刷を行うことが可能になる。また、画像形成装置の選択基準をもたないユーザにとって利便性が高いと共に、特定の画像形成装置を選択する必要のない場合等での利便性が高い。
図14は、複数台の画像形成装置の中からユーザの指示により少なくとも1台の画像形成装置を選択する機能が付加された情報処理装置が、画像形成装置のドライバモジュールと該ドライバモジュール用のアンインストールモジュールとを取得する際に行う手順の一例を概略的に示すフローチャートである。同図に示す例では、情報処理装置50Aが記憶部45(図2参照)に格納されている制御プログラムに従ってドライバモジュールとアンインストールモジュールとを取得するにあたって、図13に示したステップS2bに代えてステップS2c〜S2eをこの順番で行う。情報処理装置50Aが行うステップのうちのステップS2c〜S2eをそれぞれ除いた残りのステップについては、図13を参照して既に説明したので、ここではその説明を省略する。
上記のステップS2cでは、複数台の画像形成装置それぞれの機器情報を情報処理装置50Aが表示部10(図2参照)に表示する。各画像形成装置の記憶部には、例えば当該画像形成装置のメーカにより機種名やスペック等の機器情報が予め格納され、各画像形成装置の送受信制御部は、記憶部から上記の機器情報を読み出して当該機器情報を前述の応答信号に付加して発信する。情報処理装置50Aの第2送受信制御部18(図2参照)は、機器情報が付加された応答信号をワイヤレスIF40が受信すると、機器情報を受信したことを示す信号を表示制御部14に送る。この信号を受けた表示部14は、表示部10の動作を制御して上記の機器情報を当該表示部10に表示させる。
ステップS2dでは、無線接続を確立しないことを示す取消し指示がユーザからあったか否かを第2送受信制御部18(図2参照)が判断する。ユーザは、表示部10に表示された機器情報を基に、特定の画像形成装置と無線接続を確立するか、いずれの画像形成装置とも無線接続を確立しないかを判断し、判断結果に応じた所定の指示(指令)を入力部5(図2参照)から入力する。ユーザから取消し指示があったときには処理を終了し、取消し指示がなかったときにはステップS2eに進んで、ユーザから特定の画像形成装置を指定する選択指示があったか否かを第2送受信制御部18が判断する。選択指示がなかった判断されたときにはステップS2dに戻り、選択指示があったと判断されたときにはステップS3に進んで、ステップS2eでユーザが選択した画像形成装置との無線接続を確立する。ステップS3以降の手順は、実施の形態2で図9を参照して説明したステップS3以降の手順と同じである。
このように情報処理システムを構成すると、印刷内容に応じた最適の画像形成装置に情報処理装置を無線接続させることができるので、当該情報処理システムを初めて利用するユーザであっても所望の印刷を確実に行うことが容易になる。
なお、上述のステップS2cで表示部10に各画像形成装置の機器情報の表示する際の表示形態は、適宜選定可能である。各画像形成装置の機器情報の表示形態の例を、図15および図16に示す。
図15は、各画像形成装置の機器情報を画像形成装置毎に1画面で表示する表示形態の一例を示す概略図である。同図に示す表示形態では、検知された画像形成装置の機器情報EIが表示部10の画面中央部に表示され、その下に当該画像形成装置を選択するか否かをユーザに問うメッセージMが表示される。また、画面の右上部には、検知された画像形成装置の総数と、現在表示している機器情報が何番目に検知された画像形成装置の機器情報であるかを示す分数「1/3」が表示されている。この分数での分母は検知された画像形成装置の総数を表し、分子は現在表示して機器情報が何番目に検知された画像形成装置の機器情報であるかを表している。
図16は、各画像形成装置の機器情報を一覧にして1画面で表示する表示形態の一例を示す概略図である。同図に示す表示形態では、検知された各画像形成装置の機器情報EIが表示部10の画面に一覧表示され、当該画面の左側には、ユーザが所望の画像形成装置を選択するための選択欄(白抜きの丸の列)が表示される。
実施の形態4.
本発明の情報処理システムにおいては、画像形成装置との無線接続を切断する指示が当入力部から入力されないまま画像形成装置との無線接続が切断されたときに画像形成装置への接近を促す情報が表示部に表示されるように情報処理装置を構成することができる。この場合の情報処理装置には、画像形成装置との無線接続が確立されたときに当該画像形成装置の方位を繰り返し算出する方位算出部が更に設けられる。また、ワイヤレスIFには互いに異なる方向を向いたアンテナが複数本配置される。
図17は、方位算出部を備えた情報処理装置の一例を概略的に示す機能部ブロック図である。同図に示す情報処理装置50Bでは、ワイヤレスIF部40ABに方位算出部47が接続されており、ワイヤレスIF部40Bには互いに異なる方向を向いた複数本のアンテナ(図示せず)が配置されている。
上記の方位算出部47は、例えば、ワイヤレスIF部40Bを構成している各アンテナでの受信強度に基づいて画像形成装置の方位を繰り返し算出し、これら方位の算出結果を第2送受信制御部18に順次送る。第2送受信制御部18は、方位算出部47の算出結果を逐次記憶部45に格納し、画像形成装置との無線接続を切断する指示が入力部10(図17参照)から入力されないまま画像形成装置との無線接続が切断されたときに、例えば情報処理装置50Bが画像形成装置の無線接続可能範囲CA(図1参照)の外に誤って出てしまったときに、記憶部45に格納した上記方位の算出結果のうちの最後の算出結果を基に画像形成装置の方位を特定する。
画像形成装置の方位を特定した第2送受信制御部18は、その後、当該画像形成装置の方位の情報と画像形成装置への接近を促す情報の表示を指示する表示指示信号とを表示制御部14に送る。表示制御部14は、第2送受信制御部18から上記方位の情報と表示指示信号とが出されると、これらに従って表示部10の動作を制御して、当該表示部10に画像形成装置の方位と、画像形成装置への接近を促す情報とを表示させる。
図18は、上述の情報処理装置50Bでの処理の一例を概略的に示すフローチャートである。同図に示す例では、情報処理装置50Bが記憶部45に格納されている制御プログラムに従ってステップS1〜S3、ステップS31、ステップS32、ステップS34を行い、上記のプログラムまたはドライバモジュールに組み込まれた所定のプログラムに従ってステップS33を行う。
図示のステップS1〜S3は、図4を参照して既に説明したステップS1〜S3と同じであり、情報処理装置50BはこれらのステップS1〜S3を行って画像形成装置との無線接続を確立する。この後にステップS31に進み、画像形成装置との無線接続を切断する指示が入力部10(図17参照)から入力されたか否かを第2送受信制御部18が判断する。このステップS31で切断指示が入力された判断されたときには処理を終了し、入力されていないと判断されたときにはステップS32に進む。
上記のステップS32では、画像形成装置との無線接続が継続されているか否かを第2送受信制御部18が判断する。このステップS32で画像形成装置との無線接続が継続されていると判断されたときにはステップS31に戻り、無線接続が継続されていないと判断されたときにはステップS33に進んで、画像形成装置への接近をユーザに促す前述の情報を表示部10に表示させる。この後、所定の時間をあけてからステップS34に進み、情報処理装置50Bが周期的に発信している探査信号に対する画像形成装置からの応答信号が検知されたか否かを第2送受信制御部18が判断する。そして、ステップS34で応答信号が検知されていないと判断されたときには処理を終了し、応答信号が検知されたときはステップS3に戻って当該ステップS3以降を繰り返す。
このように構成された情報処理装置50Bを有する情報処理システムでは、画像形成装置との無線接続がユーザの意に反して切断されてしまったときでも画像形成装置への接近を促す情報が情報処理装置50Bの表示部10に表示されるので、情報処理装置50Bと画像形成装置との無線接続を改めて確立することが容易になる。
実施の形態5.
本発明の情報処理システムでの消費電力を抑えるうえからは、画像形成装置の消費電力モードを省電力モードと通常電力モードとに適宜切り替えることが好ましい。例えば図3に示した画像形成装置100Aを用いて情報処理システムを構成する場合には、電源を投入してから送受信制御部70が情報処理装置を検知するまでは省電力モードとなり、送受信制御部70が情報処理装置を検知した後は通常電力モードに移行するように画像形成装置100Aを構成すると、当該情報処理システムでの消費電力を抑え易くなる。
この場合、情報処理装置との無線接続が切断してから所定時間経過後に省電力モードに移行するように画像形成装置100Aを構成することが好ましい。画像形成装置100Aでの消費電力モードの制御は、例えば電源制御部72(図3参照)により行うことができる。
図19は、図3に示した画像形成装置100Aでの消費電力モードの遷移の一例を概略的に示すフローチャートである。同図に示す例では、画像形成装置100Aが記憶部90に格納されている制御プログラムに従ってステップS61〜S67を行って消費電力モードを制御する。最初に行われるステップS61は、画像形成装置100Aの電源スイッチがオンされたときに行われるステップであり、当該ステップS61では電源制御部72が電電回路部95の動作を制御して画像形成装置100Aが省電力モードで起動する。続くステップS62で、送受信制御部70が情報処理装置を検知したか否かを電源制御部72が判断する。情報処理装置を検知していないと判断されたときにはステップS62を繰り返し、情報処理装置を検知したと判断されたときにはステップS63に進み、電源制御部72が電源回路部95の動作を制御して画像形成装置100Aを通常電力モードに移行させる。
送受信制御部70は、通常電力モードに移行した後のステップS64で情報処理装置との無線接続を確立する。ステップ65では、電源制御部72が送受信制御部70を例えば定期的に監視して、情報処理装置との無線接続が切断されたか否かを判断する。無線接続が切断されていないと判断されたときにはステップS65を繰り返し、無線接続が切断されたと判断されたときには所定の時間をあけてステップS66に進む。このステップ65では、電源制御部72が電源回路部95の動作を制御して、画像形成装置100Aを省電力モードに移行させる。
この後、ステップS67で電源スイッチがオフにされたか否かを電源制御部72が判断する。このステップS67で電源スイッチがオフにされたと判断されると画像形成装置100Aの動作が終了し、オフにされていないと判断されたときにはステップS62に戻って当該ステップS62以降が繰り返される。
外部環境の変化を光量等から検知して自動的に起動する機能を有する画像形成装置を用いた情報処理システムにおいても、起動から情報処理装置の検知までは省電力モードで動作し、情報処理装置を検知したときに通常電力モードに移行するように画像形成装置を構成すると、当該情報処理システムでの消費電力を抑え易くなる。
図20は、外部環境の変化を光量から検知して自動的に起動する機能を有した画像形成装置の一例を概略的に示す機能ブロック図である。同図に示す画像形成装置100Bは、外部環境の光量の変化を検知するフォトセンサ97を備えており、該フォトセンサ97を除いた残りの構成は、図3に示した画像形成装置100Aにおける構成と同じである。図20に示した構成要素のうちでフォトセンサ97以外の構成要素については、図3で用いた参照符号と同じ参照符号を付してその説明を省略する。
上述の構成を有する画像形成装置100Bは、例えば室内の照明が点灯されてフォトセンサ97の検知結果が条件値を超えると電源が投入されて当該画像形成装置100Bが省電力モードで起動し、送受信制御部70が情報処理装置を検知したときに通常電力モードに移行するように構成されている。この画像形成装置100Bにおいても、情報処理装置との無線接続が切断されたときには所定時間経過後に省電力モードに移行するように構成することが好ましい。
図21は、図20に示した画像形成装置100Bでの消費電力モードの遷移の一例を概略的に示すフローチャートである。同図に示す例では、画像形成装置100Bが記憶部90に格納されている制御プログラムに従ってステップS61a、ステップS61〜S67を行って消費電力モードを制御する。上記のステップのうちのステップS61〜S67は、図19を参照して既に説明したステップS61〜67と同じであるので、ここではその説明を省略する。ただし、ステップS67で電源スイッチがオフにされていないと判断されたときには、ステップS61aに戻って当該ステップS61a以降を繰り返す。
上記のステップS61aでは、フォトセンサ97(図20参照)の検知結果が条件値を超えたか否かを電源制御部72が判断する。条件値を超えていないと判断されたときにはステップS61aを繰り返し、条件値を超えたと判断されたときにはステップS61に進み、当該ステップS61以降を行う。
実施の形態6.
本発明の情報処理システムにおいては、ネットワークを介することなく画像形成装置に直に無線接続された情報処理装置に画像形成装置から所定のサーバモジュールを無線送信して、この情報処理装置を該情報処理装置にネットワークを介して接続された他の情報処理装置のプリントサーバとして機能させてもよい。
図22は、ネットワークを介することなく画像形成装置に直に無線接続された1台の情報処理装置が他の情報処理装置のプリントサーバとして機能する情報処理システムの一例を示す概念図である。同図に示す情報処理システム120は、画像形成装置100Cと、この画像形成装置100Cにネットワークを介することなく無線接続された情報処理装置50Cと、この情報処理装置50Cに無線LAN等のネットワークNWを介して接続された2台の情報処理装置50D,50Eとを有しており、情報処理装置50Cが各情報処理装置50D,50Eのプリントサーバとして機能する。
上記の画像形成装置100Cは、所定のサーバモジュールが記憶部に予め格納されている点、および当該サーバモジュールをコピーして情報処理装置に無線送信する機能を備えている点を除いて、図3に示した画像形成装置100Aと同様の構成とすることができるので、ここではその構成の図示を省略する。同様に、各情報処理装置50C,50D,50Eの構成は、図2に示した情報処理装置50Aの構成と同様にすることができるので、ここではその構成の図示を省略する。情報処理装置50Cは、画像形成装置100Cから所定のサーバモジュールを受信し、該サーバモジュールをインストールすることで、上記プリントサーバとしての機能を得る。なお、以下の説明においては、図2または図3で用いた参照符号を適宜引用する。
上述のように構成された情報処理システム120では、画像形成装置100Cにネットワークを介することなく無線接続されている情報処理装置50Cは勿論、例えば会場の規模や席順等の理由から無線接続可能範囲CAの外にある情報処理装置50Eも、画像形成装置100Cを出力装置として利用して当該画像形成装置100Cに所望の印刷を行わせることができる。したがって、その利便性が高い。無線接続可能範囲CAの内にある情報処理装置50Dは、ネットワークを介することなく画像形成装置100Cに直に無線接続して当該画像形成装置100Cを出力装置として利用することもできるし、画像形成装置100Cとは無線接続を確立せずに、情報処理装置50Cをプリントサーバとして用いることで画像形成装置100Cを出力装置として利用することもできる。
図23は、上述の情報処理システム120での処理の一例を示すフローチャートである。同図に示す例では、情報処理装置50Cが記憶部45(図2参照)に格納されている制御プログラムに従ってステップS1〜S3、ステップS41を行って画像形成装置100Cからドライバ・サーバインストールモジュール(DSIM)を受信した後、DSIM中のインストールモジュールに従ってステップS42を行い、サーバモジュールに従ってステップS43〜S48を行い、さらにはアンインストールモジュールに従ってステップS49を行う。
上記のステップのうちのステップS1〜S3は、図4を参照して既に説明したステップS1〜S3と同じであるので、ここではその説明を省略する。情報処理装置50Cは、3台の情報処理装置50C,50D,50Eのうちで画像形成装置100Cが最初に探査信号を検知した情報処理装置である。
次いで行われるステップS41では、情報処理装置50Cが画像形成装置100Cからドライバ・サーバプログラムインストールモジュール(DSIM)を受信する。このDSIMには、上述のように、画像形成装置100Cのドライバモジュールと、サーバモジュールと、ドライバモジュールやサーバモジュールのインストールに用いられるインストールモジュールと、ドライバモジュールやサーバモジュールをアンインストールするアンインストールモジュールとが含まれている。
DSIMを受信した情報処理装置50Cは、インストールモジュールに従ってステップS42でドライバモジュールおよびサーバモジュールをインストールする。サーバモジュールをインストールすることにより、当該情報処理装置50Cにプリントサーバとしての機能が付与される。
プリントサーバとしての機能が付与された情報処理装置50Cは、サーバモジュールに組み込まれた所定のプログラムに従ってステップS43〜S48を行う。まず、ネットワークNW(図22参照)に接続するステップS43を行った後、入力部5(図2参照)から当該情報処理装置50C自身の印刷データに基づいて画像形成装置100Cに印刷を行わせることを指示する印刷指令が入力されたか否を入力処理部12(図2参照)が判断するステップS44を行う。このステップS44で上記の印刷指令が入力されたと判断されたときには後述するステップS47に進み、印刷指令が入力されていないと判断されたときにはステップS45に進んで、他の情報処理装置50D,50EからネットワークNWを介してネットワークIF部35に印刷要求があったか否かを第1送受信制御部16(図2参照)が判断する。
上記のステップS45で他の情報処理装置50D,50Eからの印刷要求があったと判断されたときにはステップS46に進み、第1送受信制御部16による制御の下にネットワークIF部35が他の情報処理装置50D,50Eから印刷データを受信して、該印刷データを記憶部45に格納すると共に該印刷データを記憶部45に格納したことを知らせる信号を第2送受信制御部18(図2参照)に送る。第2送受信制御部18は、上記の信号を第1送受信制御16から受けると、あるいは前述のステップS44で印刷指令が入力されたと判断されると、記憶部45から印刷データを読み出して該印刷データを画像形成装置100Cに宛ててワイヤレスIF部45から無線送信するステップS47を行う。
この後、画像形成装置100Cとの無線接続が継続しているか否かを判断するステップS48を行い、無線接続が継続していると判断されたときにはステップS44に戻って該ステップS44以降を繰り返す。一方、ステップS48で無線接続が継続していないと判断されたときにはステップS49に進み、該ステップS49で前述したアンインストールモジュールに従ってドライバモジュールおよびサーバモジュールをそれぞれアンインストールするアンインストール処理を行ってから、処理を終了する。
一方、画像形成装置100Cは、記憶部90(図3参照)に格納されている制御プログラムに従ってステップS51〜S53、ステップS71〜S74を行う。これらのステップのうちのステップS51〜S53で、画像形成装置100Cは情報処理装置50Cとの無線接続を確立する。当該ステップS51〜S53は、図5を参照して既に説明したステップS51〜S53と同じであるので、ここではその説明を省略する。
次いで行われるステップS71では、画像形成装置100Cの送受信制御部70(図3参照)が前述のDSIMを記憶部90から読み出してワイヤレスIF部85から情報処理装置50Cに無線送信する。この後、情報処理装置50Cからの印刷データをワイヤレスIF部85が受信したか否かを送受信制御部70が判断するステップS72を行い、このステップS72で印刷データを受信したと判断されたときにはステップS73に進んで当該印刷データを基に印刷を行う。一方、ステップS72で印刷データを受信していないと判断されたときにはステップS74に進み、このステップS74で情報処理装置50Cとの無線接続が継続しているか否かを送受信制御部70が判断する。そして、無線接続が継続していると判断されたときにはステップS72に戻って該ステップ72以降を繰り返し、無線接続が継続していないと判断されたときには処理を終了する。
実施の形態7.
本発明の情報処理システムにおいては、プリントサーバ機能を付与した第1の情報処理装置が未送信の印刷データを保有したまま画像形成装置との無線接続を切断したときにプリントサーバを第2の情報処理装置に切り替え、上記未送信の印刷データを第2の情報処理装置を介して画像形成装置に無線送信して印刷するように構成することもできる。
図24は、プリントサーバとして機能する情報処理装置を上述のようにして切り替える情報処理システムの一例を示す概念図である。同図に示す情報処理システム130では、最初に情報処理総理50Fにプリントサーバとしての機能を付与する。そして、当該情報処理装置50Fが未送信の印刷データを保有したまま画像形成装置100Dの無線接続可能範囲CAの外に出て画像形成装置100Dとの無線接続を切断したときには、無線接続可能範囲CAの内にある情報処理総理50Gに新たにプリントサーバ機能を付与する。
その後、情報処理装置50Fと情報処理総理50GとはネットワークNWを介して互いに接続して、情報処理装置50Fが保有する未送信の印刷データを情報処理装置50Gに転送する。情報処理装置50Fから未送信の印刷データを転送された情報処理装置50Gは、当該印刷データを画像形成装置100Dに無線送信して所定の画像を画像形成装置100Dに印刷させる。
上記の画像形成装置100Dの構成は、情報処理装置50Gにサーバモジュールを無線送信する際に、当該情報処理装置50GがネットワークNWを介して情報処理総理50Fに接続して該情報処理装置50Fから未送信の印刷データの転送を受けることを指示する指令も一緒に無線送信するという点を除いて、図3に示した画像形成装置100Aの構成と同様とすることができるので、ここではその図示を省略する。同様に、各情報処理装置50F,50G,50Hの構成は、図2に示した情報処理装置50Aの構成と同様にすることができるので、ここではその図示を省略する。なお、以下の説明においては、図2または図3で用いた参照符号を適宜引用する。
このように構成された情報処理システム130では、プリントサーバとしての機能が最初に付与された情報処理装置50Fが画像形成装置100Dの無線接続可能範囲CAの外に急遽出なければならなくなったときでも、それまでに情報処理装置50G,50Hから情報処理装置50FにネットワークNWを介して送信した印刷データと同じ印刷データを情報処理装置50Gに改めて送信することなく、当該印刷データに対応した印刷を画像形成装置100Dにより行うことができる。したがって、その利便性が高い。
図25は、上述の情報処理システム130での処理の一例を示すフローチャートである。同図に示す例では、まず情報処理装置50Fにプリントサーバとしての機能が付与され、その後に情報処理装置50Gにプリントサーバとしての機能が付与される。画像形成装置100Dは、記憶部90(図3参照)に格納されている制御プログラムに従ってステップS51〜S53、ステップS71〜S75を行う。これらのステップのうちのステップS51〜S53で情報処理装置50Fとの無線接続を確立し、ステップS71で情報処理装置50Fにドライバモジュール、インストールモジュール、サーバモジュール、およびアンインストールモジュールを含んだドライバ・サーバインストールモジュール(DSIM)を無線送信する。画像形成装置100Dが行うステップS51〜S53、ステップS71〜S75のうちのステップS51〜S53、ステップS71〜S74は、図23を参照して既に説明したステップS51〜S53、ステップS71〜S74と同じであるので、ここではその説明を省略する。
ステップS75は、ステップS74で情報処理装置50Fとの無線接続が継続していないと判断されたときに行われるものであり、このステップS75では、未受信の印刷データ(図25においては「未印刷データ」と表記している)があるか否かを送受信制御部70(図3参照)が判断する。例えば、印刷データの無線送信が完了する前に情報処理装置50Fとの無線接続が切断された場合、送受信制御部70は「未受信の印刷データがある」と判断する。
上記のステップ75で未受信の印刷データがないと判断されたときには処理を終了し、未受信の印刷データがあると判断されたときはステップS51に戻って該ステップS51以降を繰り返す。このとき、情報処理装置50Fとは無線接続を確立することができないので、画像形成装置100Dは無線接続可能範囲CAの内にある他の情報処理装置である情報処理装置50Gと無線接続を確立することになる。そして、ステップS71では、情報処理装置50Gに上述のDSIMを無線送信すると共に、情報処理装置50FからネットワークNW(図24参照)を介して未送信の印刷データの転送を受けることを指示する指令と、情報処理装置50Fを特定する情報とを無線送信した後に、情報処理装置50Gからの印刷データの無線送信を待つ。
プリントサーバとしての機能が最初に付与される情報処理装置50Fでは、記憶部45(図2参照)に格納されている制御プログラムに従ってステップS1〜S3、ステップS41を行って画像形成装置100Dからドライバ・サーバインストールモジュール(DSIM)を受信した後、DSIM中のインストールモジュールに従ってステップS42を行い、サーバモジュールに従ってステップS43〜S48、ステップS48a〜S48cを行い、さらにはアンインストールモジュールに従ってステップS49を行う。
これらのステップのうちのステップS48a〜S48cを除いた残りのステップは、図23に示したステップS1〜S3、ステップS41〜S49と同じであるので、ここではその説明を省略する。なお、図25においては、便宜上、情報処理装置50Fで行われるステップS1〜S3、ステップS41〜S46の図示を省略している。
情報処理装置50Fで行われるステップS48aは、その前のステップS48で画像形成装置100Dとの無線接続が継続されていないと判断されたときに行われるものであり、当該ステップS48aではネットワークNW(図24参照)でのプリントサーバが切り替えられたか否かを第1送受信制御部16(図2参照)が判断する。このステップS48aでプリントサーバが切り替えられていないと判断されたときには図23を参照して既に説明したステップS49に進み、プリントサーバが切り替えられたと判断されたときにはステップS48bに進んで、未送信の印刷データ(図25においては「未印刷データ」と表記している)が記憶部45に格納されているか否かを第2送受信制御部18(図2参照)が判断する。例えば、印刷データを画像形成装置100D(図24参照)に無線送信している途中で情報処理装置50Fが画像形成装置100Dの無線接続可能範囲CAの外に出ると、未送信の印刷データが記憶部45に格納されたままとなる。
上記のステップS48bで未送信の印刷データがないと判断されたときにはステップS49に進み、未送信の印刷データがあると判断されたときにはステップS48cに進む。情報処理装置50Fは、上記のステップS48cで第1送受信制御部16の制御の下に当該未送信の印刷データを新たなプリントサーバに宛ててネットワークIF部35(図2参照)からネットワークNW(図24参照)に送信した後、ステップS49に進む。
情報処理装置50Fからプリントサーバとしての役割を引き継ぐ情報処理装置50Gは、記憶部45(図2参照)に格納されている制御プログラムに従ってステップS1〜S3、ステップS41を行って画像形成装置100Dからドライバ・サーバインストールモジュール(DSIM)を受信した後、DSIM中のインストールモジュールに従ってステップS42を行い、サーバモジュールに従ってステップS43、ステップS43a〜S43cを行い、さらにはアンインストールモジュールに従ってステップS49を行う。
これらのステップのうちのステップS43a〜S43cを除いた残りのステップは、図23に示したステップS1〜S3、ステップS41〜S43、ステップS49と同様であるので、ここではその説明を省略する。なお、ステップS41で画像形成装置100Dから受信するDSIMには、ドライバモジュール、インストールモジュール、サーバモジュール、およびアンインストールモジュールに加えて、情報処理装置50Fを特定する情報と、情報処理装置50FからネットワークNW(図24参照)を介して未送信の印刷データの転送を受けることを指示する指令とが含まれている。
ステップS42でドライバモジュールとサーバモジュールとをインストールしてプリントサーバとしての機能を得た情報処理装置50Gは、ステップS43でネットワークNWに接続した後、ネットワークNWを介して以前のプリントサーバ、すなわち情報処理装置50Fを検索するステップS43aを行う。そして、ネットワークNW上で情報処理装置50Fを見つけると、この情報処理装置50Fと所定の情報の送受信を行って該情報処理装置50Fが保有したままとなっている未送信の印刷データを当該情報処理装置50FからネットワークNWを介して受信するステップS43bを行う。
この後、情報処理装置50Gは、情報処理装置50Fから転送された未送信の印刷データを画像形成装置100Dに無線送信して当該印刷データに対応した画像を画像形成装置100Dに印刷させるステップ43cを行い、引き続き図23を参照して既に説明したステップS49を行ってから処理を終了する。
実施の形態8.
本発明の情報処理システムでは、ネットワークに接続されている複数の情報処理装置が互いに情報の送受信を行ってプリントサーバとして機能する情報処理装置を選出し、この情報処理装置から画像形成装置にサーバプログラムの取得要求があったときに初めて当該情報処理装置に画像形成装置からサーバモジュールを無線送信するように構成することもできる。このとき、プリントサーバとして選出された情報処理装置は、ネットワークを介することなく予め画像形成装置に無線接続されていてもよいし、プリントサーバとして選出された後にネットワークを介することなく画像形成装置に無線接続されてもよい。
このとき、画像形成装置の構成は図3に示した画像形成装置100Aの構成と同様とすることができるので、ここではその図示を省略する。同様に、各情報処理装置の構成は図2に示した情報処理装置50Aの構成と同様にすることができるので、ここではその図示を省略する。なお、以下の説明においては、図2または図3で用いた参照符号を適宜引用する。
図26は、上述のように構成された情報処理システムでの処理の一例を示すフローチャートである。同図に示す例では、画像形成装置が記憶部90(図3参照)に格納されている制御プログラムに従ってステップS51〜S54、ステップS54a、ステップS54b、ステップS72〜S74、ステップS76を行う。これらのステップのうちのステップS51〜S53で情報処理装置との無線接続を確立し、ステップS54で情報処理装置に前述のドライバインストールモジュール(DIM)を無線送信する。このDIMにはサーバモジュールが含まれていない。これらのステップS51〜S54は、図5を参照して既に説明したステップS51〜S54と同じであるので、ここではその説明を省略する。
次いで行われるステップS54aでは、サーバモジュールの取得を要求する信号(取得要求)が情報処理装置から発信されてワイヤレスIF部85で受信したか否かを画像形成装置の送受信制御部70(図3参照)が判断する。上記の取得要求を受信していたと判断されたときにはステップS54bに進んで、送受信制御部70の制御の下にワイヤレスIF部85から当該取得要求を無線送信してきた情報処理装置にサーバモジュール、インストールモジュール、およびアンインストールモジュールを無線送信する。一方、上記の取得要求を受信していないと判断されたときには、図25を参照して既に説明したステップS72〜S74をこの順番で行う。
ただし、ステップS74で無線接続が継続していないと判断されたときには、ステップS76に進む。そして、このステップS76では、他の情報処理装置の探査信号をワイヤレスIF部85が受信しているか否かを送受信制御部70が判断して、当該探査信号を受信しているときにはステップS52に戻って該ステップS52以降を繰り返し、当該探査信号を受信していないときには処理を終了する。
一方、各情報処理装置は、記憶部45(図2参照)に格納されている制御プログラムに従ってステップS1〜S11、ステップS43、ステップS43a〜S43dを行って画像形成装置100Dからサーバモジュール、インストールモジュール、およびアンインストールモジュールを受信した後、インストールモジュールに従ってステップS43eを行い、サーバモジュールに従ってステップS44〜S48、ステップS48a〜S48cを行い、さらにはアンインストールモジュールに従ってステップS49を行う。
これらのステップのうちのステップS1〜S11は図4に示したステップS1〜S11と同じであり、ステップS43、ステップS44〜S48は図23に示したステップS43〜S48と同じであり、ステップS48a〜S48c、ステップS49は図25に示したステップS48a〜S48c、ステップS49と同じであるので、ここではその説明を省略する。なお、図26においては、便宜上、ステップS1〜S11の図示を省略している。
情報処理装置は、ステップS11で画像形成装置のドライバモジュールをインストールした後、第1送受信制御部16による制御の下にネットワークIF部35(図2参照)がネットワークNW(例えば図24参照)に接続するステップS43を行い、次いで、各情報処理装置が互いに情報の送受信を行ってプリントサーバとして機能する情報処理装置を選出するステップS43aを行う。そして、ステップS43bで自己がプリントサーバとして選出されたか否かを第1送受信制御部16(図2参照)が判断する。
上記のステップS43bで自己がプリントサーバとして選出されていないと判断されたときには、プリントサーバに選出された情報処理装置に必要時に印刷データを送信し、所望の時期にネットワークとの接続を解除する。図26においては、ステップS43bで自己がプリントサーバとして選出されていないと判断されたときに行われるステップの図示を省略している。
一方、ステップS43bで自己がプリントサーバとして選出されたと判断されたときにはステップS43cに進んで、第2送受信制御部18による制御の下にワイヤレスIF部40A(図2参照)85から画像形成装置にサーバモジュールの取得要求を発信する。
この後、画像形成装置から無線送信されてくるサーバモジュール、インストールモジュール、およびアンインストールモジュールをワイヤレスIF部40Aで受信するステップS43dと、受信したサーバモジュールをインストールするステップS43eとをこの順番で行ってから、図23を参照して既に説明したステップS44〜S48、および図25を参照して既に説明したステップS48a〜S48c、ステップS49を行う。なお、ステップS48aで判断項目となるサーバの切り替えは、ネットワークNWに接続されている各情報処理装置が互いに情報の送受信を行って新たなプリントサーバを選出することで行われ、プリントサーバとして新たに選出された情報処理装置は、前述したステップS43b〜S43eを行ってプリントサーバとしての機能を得る。
このように構成された情報処理システムでは、プリントサーバとしての機能が付与される情報処理装置をユーザが任意に選出することができるので、その利便性が高い。
実施の形態9.
実施の形態9.にかかる情報処理システムは、複数台の画像形成装置を備えている。各画像形成装置または所望の画像形成装置において、テスト印刷を行うことができ、ユーザは、テスト印刷の結果を参考にして、情報処理装置にドライバをインストールすべき画像形成装置を1台選択する。
画像形成装置の構成は図3に示した画像形成装置100Aの構成と同様とすることができるので、ここではその図示を省略する。同様に、各情報処理装置の構成は図2に示した情報処理装置50Aの構成と同様にすることができるので、ここではその図示を省略する。なお、以下の説明においては、図2または図3で用いた参照符号を適宜引用する。
図27および図28は、実施の形態9にかかる情報処理システムにおける情報処理装置と画像形成装置の処理を示すシーケンス図である。まず、情報処理装置の第2送信制御部18の制御の下にワイヤレスIF部40Aが複数台の画像形成装置を検知する(ステップS100)。次に、情報処理装置の表示部10は、画像形成装置を検知したことをユーザに通知する(ステップS102)。図29は、画像形成装置を検知したことをユーザに通知する際に表示部10に表示される表示画面を示す図である。ユーザは、この表示画面を参照することにより、画像形成装置を検知したことを確認することができる。
続いて、情報処理装置の第2送受信制御部18は、テスト印刷要求を画像形成装置に送信する(ステップS104)。このとき、ステップS100において検出されたすべての画像形成装置に対してテスト印刷要求を送信する。テスト印刷要求とは、望ましい印刷物を出力可能であるかを判断するためのテスト印刷の実行を要求する情報である。なお、他の例としては、ユーザの所望の画像形成装置に対してテスト印刷要求を送信することとしてもよい。
画像形成装置においては、テスト要求を受信すると、テスト印刷を実行する(ステップS106)。具体的には、インクのかすれや印字位置について確認可能な画像を出力する。テスト印刷を終了すると、情報処理装置にテスト印刷が終了したことを示すテスト印刷終了通知を送信する(ステップS108)。
情報処理装置においては、テスト印刷終了通知を受信すると、テスト印刷が終了したことをユーザに通知する(ステップS110)。図30は、テスト印刷が終了したことをユーザに通知する際に表示部10に表示される表示画面を示す図である。ユーザは、この表示画面を参照することにより、テスト印刷の終了を知ることができる。
ユーザはテスト印刷の結果を確認し、画像形成装置において、印刷結果を設定する(ステップS112)。画像形成装置に設けられた操作パネル(図示せず)上に印刷結果通知キーを設けておく。そして、印刷結果通知キーを1回押して他のキーを押した場合に印刷結果として「良」を示す情報が画像形成装置内の記憶部90に設定される。印刷結果通知キーを2回押して他のキーを押すと印刷結果として「不良」を示す情報が記憶部90に設定される。なお、印刷結果の設定方法は、本実施の形態に限定されるものではなく、既存のいくつかのキーの組み合わせにより「良」、「不良」を設定できるようにしてもよい。
すべての印刷結果の設定が終了した場合には、ユーザは、図30に示す表示画面のOKボタンを選択する。印刷結果の確認終了の入力を受け付けると(ステップS114)、送受信制御部70は、ワイヤレスIF部85を介して各画像形成装置の機器情報および「良」、「不良」などを示すテスト印刷の印刷結果を情報処理装置に送信する(ステップS116)。
情報処理装置は、機器情報および印刷結果を受信すると、受信した機器情報および印刷結果を表示部10に表示する(ステップS118)。図31は、表示部10に表示された機器情報および印刷結果の表示画面を示す図である。このように各画像形成装置の名称、機種名やスペックなどの情報とともに、画像形成装置においてユーザが設定した印刷結果が一覧表示される。なお、表示画面には、複数台の画像形成装置についての情報を表示するので、各情報を簡潔に記載するのが望ましい。さらに、表示画面の左端には各プリンタに対応して、チェックボックスが設けられている。ユーザは所望のチェックボックスを選択し、OKボタンを選択することにより、インストールしたい画像形成装置を選択することができる。
ユーザにより画像形成装置が選択されると(ステップS120,Yes)、図28に示すステップS130に進む。一方、ユーザから画像形成装置の選択がなかった場合、および「Cancelボタンが選択された場合には(ステップS120,No)、ドライバのインストールを行わず、処理を終了する。
ステップS130においては、ユーザにより選択された画像形成装置のドライバインストールモジュールの情報処理装置へのダウンロードが開始される(ステップS130)。ドライバインストールモジュールは、画像形成装置の記憶部90に予め記憶されている。情報処理装置は、ワイヤレスIF40Aを介して画像形成装置からドライバインストールモジュールを受信する。そして、第2送受信制御部18は、受信したドライバインストールモジュールを記憶部45に記憶させる。
ドライバインストールモジュールは大きく3つにわかれている。すなわち、1つ目は画像形成装置で印刷を行なうためのプリンタドライバモジュール、2つ目は情報処理装置にインストールする際に処理を行なうためのインストールモジュール、3つ目はドライバインストール後に情報処理装置からドライバをアンインストールするためのアンインストールモジュールである。このうちプリンタドライバモジュールとアンインストールモジュールは情報処理装置内のHDDといった不揮発性メモリにインストールされる。また後述するが、インストールモジュールは前記2つのモジュールがインストールされると消去される。
ドライバインストールモジュールのダウンロードが開始すると、情報処理装置は、画像形成装置が情報処理装置を認識しているかの確認を、ダウンロードの終了まで続ける。ダウンロードを終了する前に、画像形成装置が情報処理装置を認識しなくなった場合には(ステップS132,Yes)、ダウンロードを中断し、インストールを行わずに処理を終了する。
ダウンロードが終了すると(ステップS132,Yes、ステップS134,Yes)、次に、情報処理装置のプログラム処理部20は、ドライバモジュールのインストールを行なう(ステップS136)。ドライバモジュールのインストールが終了すると、次に、プログラム処理部20は、アンインストールモジュールをインストールする(ステップS138)。アンインストールモジュールがインストール終了すると、プログラム処理部20は、ドライバモジュールとアンインストールモジュールが情報処理装置のどこにインストールされたかを示すインストール情報を例えば記憶部45に記憶させる(ステップS140)。次に、プログラム処理部20により、インストールモジュールは自身を消去する(ステップS142)。
なお、ステップS120においてユーザが複数の画像形成装置を選択した場合には、再びステップS130に戻り、インストールしていない画像形成装置のドライバインストールモジュールのダウンロードを開始する(ステップS144,No、ステップS130)。一方、すべての画像形成装置のドライバのインストールが終了した場合には(ステップS144,Yes)、処理が終了する。
以上のように、実施の形態9.にかかる情報処理システムにおいては、テスト印刷の結果をユーザに提示し、印刷結果に基づいて画像形成装置を選択することができる。したがって、複数台の画像形成装置が存在する場合であっても、ユーザは最適な画像形成装置を選択することができる。例えば、印刷結果を参照することにより、画像がかすれているなど適切な印刷物が得られない画像形成装置のドライバを無駄にインストールすることなく、良好な印刷物を出力することのできる画像形成装置のドライバをインストールすることができる。
なお、実施の形態9.にかかる情報処理システムの画像形成装置および情報処理装置のこれ以外の構成および処理は、他の実施の形態にかかる情報処理システムの画像形成装置および情報処理装置の構成および処理と同様である。
実施の形態10.
実施の形態10.にかかる情報処理システムは、一の情報処理装置において既にテスト印刷が行われていた場合には、他の情報処理装置は、この印刷結果を利用することとし、テスト印刷の処理を省略する。
図32は、実施の形態10にかかる情報処理システムにおける情報処理装置と画像形成装置の処理を示すシーケンスである。情報処理装置において、複数台の画像形成装置が検知されると(ステップS100)、次に、検知された画像形成装置においてテスト印刷が既に行われているか否かを確認する。テスト印刷が行われていない場合には(ステップS150,No)、実施の形態9にかかる処理と同様に、図29に示す表示画面を表示し、画像形成装置を検知したことをユーザに通知する(ステップS102)。以降の処理は、実施の形態9にかかる処理と同様である。
なお、ステップS150におけるテスト印刷の有無の判断においては、情報処理装置が画像形成装置を検知したタイミングから例えば1時間の間にテスト印刷が行われたか否かを判断する。このように、前回のテスト印刷と同等の印刷結果が得られるであろう時間を予め設定しておくことが望ましい。
一方、既にテスト印刷が行われている場合には(ステップS150,Yes)、テスト印刷が既に行われていることをユーザに通知する(ステップS152)。図33は、テスト印刷が既に行われていることをユーザに通知する際に表示部10に表示される表示画面を示す図である。ユーザは、この表示画面を参照することにより、テスト印刷済みであることを確認することができる。
さらに、表示部10は図33に示す表示画面において、前回テスト印刷を行ってから今回の画像形成装置の検知時間までの経過時間も表示する。これにより、ユーザはもう一度印刷させる必要があるかどうかを検討することができる。
ユーザは、図33に示す表示画面において、テスト印刷を実行するか否かを選択する。情報処理装置は、テスト印刷を実行しないことが選択された場合には(ステップS154,No)、テスト印刷にかかる処理を省略し、ステップS116に進む。すなわち、検知した画像形成装置の機器情報および印刷結果を受信、表示する(ステップS116,ステップS118)。なお、ここで受信する印刷結果は前回行われたテスト印刷に対するものである。なお、以降の処理は、実施の形態9にかかる処理と同様である。
ステップS154においてテスト印刷の実行が選択された場合には(ステップS154,Yes)、ステップS104に進み、画像形成装置にテスト印刷要求を送信する。以降の処理は、実施の形態9にかかる処理と同様である。ただし、本実施の形態においては、印刷結果設定処理(ステップS112)において、今回の印刷結果を設定し直し記憶部90に上書き保存してもよく、既に記憶されている内容をそのまま保存してもよい。
以前テスト印刷を行ってからあまり時間が経っていない場合には、再度テスト印刷を行ったとしても、印刷結果が急に悪くなるなど、印刷結果が急激に変化することは少ないと考えられる。そこで、このような場合には、テスト印刷を省略することで、インクや印刷用紙の無駄をなくすことができる。
例えば、会議に出席していた人があらかじめテスト印刷を行い、ドライバをインストールして印刷を行っていたとする。その後遅れて会議に参加してきた人がいた場合には、送れて会議に参加したユーザは、上記処理により既に行われたテスト印刷の結果を利用することにより、迅速にドライバのインストールを完了することができる。
なお、実施の形態10.にかかる情報処理システムの画像形成装置および情報処理装置のこれ以外の構成および処理は、他の実施の形態にかかる情報処理システムの画像形成装置および情報処理装置の構成および処理と同様である。
以上、実施の形態を挙げて本発明の情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム、およびプログラムの各々について説明したが、前述したように、本発明は上述の形態に限定されるものではない。情報処理装置としては可搬型のものが好ましいが、非可搬型の情報処理装置であってもよい。また、画像形成装置は、プリンタ機能の他にファクシミリ機能やコピー機能等を備えた複合機であってもよい。
図34は、複合機の一例を概略的に示す機能ブロック図である。同図に示す画像形成装置250は、入力部としての操作パネル部151と、表示部としての液晶表示パネル(LCDパネル)153と、主制御部を構成するプリンタエンジン180AおよびMFP(Multi-Function Product)コントローラ180Bと、ワイヤレスIF部としてのワイヤレスUSBインタフェース部185と、記憶部としてのSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)190と、電源回路部としての電源ユニット(PSU)195と、フォトセンサ197とを具備している。また、ネットワークIF部としてのNIC(Network Interface Card)部200、ファクシミリ送受信部210、画像を読み取るスキャナ部220、スキャナ部220上に原稿を送る自動両面原稿送り部(ARDF)230、およびUSBコネクタ235も具備している。
上記のMFPコントローラ180Bは、中央演算処理装置(CPU)173、SDRA175、フラッシュROM(Read Only Memory)177、およびUSBコネクタ部179a,179b等を有しており、ファクシミリ送受信部210は、送受信モードを通常モードや非圧縮(NC)モードに切り替えるモード選択部205を有している。また、スキャナ部220は、CCD型のイメージセンサ213、光源(ランプ)215、イメージセンサ213を移動させる動力源となるモータ217等を有しており、自動両面原稿送り部230は、原稿を所定方向に搬送する際の動力源となるモータ225等を有している。
上述の構成要素のうち、操作パネル部151、液晶表示パネル153、および自動両面原稿送り部230は筐体240上に配置されており、他の構成要素は筐体240内に配置されている。なお、同図においては給紙部、搬送部、および印刷部の図示を省略している。また、例えば図20に示した通信速度算出部87は、MFPコントローラ180Bに組み込まれている。
複合機である上述の画像形成装置250を用いても、実施の形態で説明した情報処理システムを構成することができる。
画像形成装置から情報処理装置にドライバモジュール、インストールモジュール、アンインストールモジュール、またはサーバモジュールを無線送信する際に所定のステップ(手順)を画像形成装置に実行させるためのプログラムは、その全部またはその一部を例えば画像形成装置のメーカによって当該画像形成装置の記憶部に予め格納しておいてもよいし、CR−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して画像形成装置の附属品として扱ってもよい。上記のプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して画像形成装置の附属品として扱えば、発明の情報処理システムを構築するか否かをユーザが選択することが可能になる。そして、当該情報処理装置を構築する場合でも、上記の記録媒体に格納されているプログラムを画像形成装置にインストールするだけでよいので、その構築が容易になる。
なお、本発明のプログラムは、画像形成装置が情報処理装置とネットワークを介することなく無線接続された後に上記のモジュールを無線送信する際に行うステップを規定するものであってもよいし、画像形成装置が情報処理装置とネットワークを介することなく無線接続する際に行うステップと、無線接続された後に行うステップの両方を規定するものであってもよい。また、本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本発明のプログラムが格納されたリムーバブルメディアであればよく、記録媒体自体の種類は限定されない。本発明の情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム、プログラム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体の各々については、上述したもの以外にも種々の変形、修飾、組み合わせ等が可能である。
本発明の情報処理システムの一例を示す概念図である。 図1に示した情報処理装置の一例を概略的に示す機能ブロック図である。 図1に示した画像形成装置の一例を概略的に示す機能ブロック図である。 図2に示した情報処理装置が図3に示した画像形成装置のドライバモジュールを取得する際に行われる手順の一例を概略的に示すフローチャートである。 図3に示した画像形成装置が自己のドライバモジュールを図2に示した情報処理装置に無線送信する際に行われる手順の一例を概略的に示すフローチャートである。 図2に示した情報処理装置の表示部に表示させるメッセージの一例を示す概略図である。 図3に示した画像形成装置の表示部に表示させるメッセージの一例を示す概略図である。 図3に示した画像形成装置にロギング機能を付与したときに当該画像形成装置の表示部に表示されるログの一例を示す概略図である。 情報処理装置が画像形成装置のドライバモジュールと該ドライバモジュール用のアンインストールモジュールとを取得する際に行われる手順の一例を概略的に示すフローチャートである。 情報処理装置がドライバモジュールをアンインストールする際の手順の一例を概略的に示すフローチャートである。 情報処理装置がドライバモジュールをアンインストールする際の手順の他の例を概略的に示すフローチャートである。 情報処理装置がドライバモジュールをアンインストールするのに先だって表示部に表示する確認メッセージの一例を示す概略図である。 複数台の画像形成装置の中から1台の画像形成装置を自動的に選択する機能が付加された情報処理装置が、画像形成装置のドライバモジュールと該ドライバ用のアンインストールモジュールとを取得する際に行う手順の一例を概略的に示すフローチャートである。 複数台の画像形成装置の中からユーザの指示により少なくとも1台の画像形成装置を選択する機能が付加された情報処理装置が、画像形成装置のドライバモジュールと該ドライバモジュール用のアンインストールモジュールとを取得する際に行う手順の一例を概略的に示すフローチャートである。 情報処理装置の表示部に複数台の画像形成装置それぞれの機器情報を画像形成装置毎に1画面で表示する際の表示形態の一例を示す概略図である。 情報処理装置の表示部に複数台の画像形成装置それぞれの機器情報を一覧にして1画面で表示する際の表示形態の一例を示す概略図である。 方位算出部を備えた情報処理装置の一例を概略的に示す機能ブロック図である。 図17に示した情報処理装置での処理の一例を概略的に示すフローチャートである。 図3に示した画像形成装置での消費電力モードの遷移の一例を概略的に示すフローチャートである。 外部環境の変化を光量から検知して自動的に起動する機能を有した画像形成装置の一例を概略的に示す機能ブロック図である。 図20に示した画像形成装置での消費電力モードの遷移の一例を概略的に示すフローチャートである。 ネットワークを介することなく画像形成装置に直に無線接続された1台の情報処理装置が他の情報処理装置のプリントサーバとして機能する情報処理システムの一例を示す概念図である。 図22に示した情報処理システムでの処理の一例を示すフローチャートである。 プリントサーバ機能を付与した情報処理装置が未送信の印刷データを保有したまま画像形成装置との無線接続を切断したときにプリントサーバを他の情報処理装置に切り替える情報処理システムの一例を示す概念図である。 図24に示した情報処理システムでの処理の一例を示すフローチャートである。 ネットワークに接続されている複数の情報処理装置が互いに情報の送受信を行ってプリントサーバとして機能する情報処理装置を選出し、この情報処理装置から画像形成装置にサーバプログラムの取得要求があったときに初めて当該情報処理装置に画像形成装置からサーバモジュールを無線送信するように構成された情報処理システムでの処理の一例を示すフローチャートである。 実施の形態9にかかる情報処理システムにおける情報処理装置と画像形成装置の処理を示すシーケンス図である。 実施の形態9にかかる情報処理システムにおける情報処理装置と画像形成装置の処理を示すシーケンス図である。 画像形成装置を検知したことをユーザに通知する際に表示部10に表示される表示画面を示す図である。 テスト印刷が終了したことをユーザに通知する際に表示部10に表示される表示画面を示す図である。 機器情報の表示画面を示す図である。 実施の形態10にかかる情報処理システムにおける情報処理装置と画像形成装置の処理を示すシーケンス図である。 テスト印刷が既に行われていることをユーザに通知する際に表示部10に表示される表示画面を示す図である。 画像形成装置として機能する複合機の一例を概略的に示す機能ブロック図である。
符号の説明
5 入力部
10 表示部
18 第2送受信制御部
20 プログラム処理部
35 ネットワークIF部
40A,40B ワイヤレスIF部
43 通信速度算出部
47 方位算出部
50,50A〜50H 情報処理装置
70 送受信制御部
72 電源制御部
85 ワイヤレスIF部
90 記憶部
95 電源回路部
97 フォトセンサ
100,100A〜100D 画像形成装置
110,120,130 情報処理システム
CA 画像形成装置の無線接続可能範囲

Claims (21)

  1. 指令の入力に用いられる入力部と、画像を表示する表示部と、画像形成装置にネットワークを介することなく無線接続されて送受信処理を行うワイヤレスインタフェース部と、該ワイヤレスインタフェース部の動作を制御する送受信制御部と、プログラムのインストール処理を行うプログラム処理部とを備えた情報処理装置であって、
    前記送受信制御部は、前記画像形成装置用のドライバモジュールを前記ワイヤレスインタフェース部に前記画像形成装置から受信させ、
    前記プログラム処理部は、前記ワイヤレスインタフェース部が受信した前記ドライバモジュールのインストール処理を行うことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記送受信制御部は、前記ドライバモジュール用のアンインストールモジュールを前記ワイヤレスインタフェース部に前記画像形成装置から受信させ、
    前記プログラム処理部は、前記ワイヤレスインタフェース部が前記アンインストールモジュールを受信した後の所定の時期に、前記アンインストールモジュールに従って前記ドライバモジュールのアンインストール処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記送受信制御部は、前記ワイヤレスインタフェース部にネットワークを介することなく無線接続可能な画像形成装置が同時に複数台検知されたときには少なくとも1台の画像形成装置を自動的に選択して、該画像形成装置との無線接続を前記ワイヤレスインタフェース部に確立させることを特徴する請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記送受信制御部は、前記ワイヤレスインタフェース部にネットワークを介することなく無線接続可能な画像形成装置が同時に複数台検知されたときには各画像形成装置から該画像形成装置の機器情報を取得して前記表示部に表示させ、前記入力部から少なくとも1つの画像形成装置を指定する指令が入力されたときに該指定された画像形成装置との無線接続を前記ワイヤレスインタフェース部に確立させることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  5. 第1のワイヤレスインタフェース部を有する情報処理装置と第2のワイヤレスインタフェース部を有する画像形成装置とをネットワークを介することなく無線接続し、前記情報処理装置から前記画像形成装置に印刷データを無線送信して該印刷データに対応した画像を前記画像形成装置により印刷する情報処理方法であって、
    前記情報処理装置が前記画像形成装置から該画像形成装置のドライバモジュールを受信するドライバモジュール受信ステップと、
    前記情報処理装置が前記ドライバモジュールをインストールするインストールステップとを含むことを特徴とする情報処理方法。
  6. 前記情報処理装置が所定の時期に前記ドライバモジュールをアンインストールするアンインストールステップを更に含むことを特徴とする請求項5に記載の情報処理方法。
  7. 第1のワイヤレスインタフェース部を有する情報処理装置と第2のワイヤレスインタフェース部を有する画像形成装置とをネットワークを介することなく無線接続し、前記情報処理装置から前記画像形成装置に印刷データを無線送信して該印刷データに対応した画像を前記画像形成装置により印刷する情報処理システムであって、
    前記画像形成装置は、該画像形成装置のドライバモジュールを前記情報処理装置に宛てて前記第2のワイヤレスインタフェース部に無線送信させる送受信制御部を有し、
    前記情報処理装置は、指令の入力に用いられる入力部と、画像を表示する表示部と、前記第1のワイヤレスインタフェース部の動作を制御して前記画像形成装置から前記ドライバモジュールを受信させる送受信制御部と、前記第1のワイヤレスインタフェース部が受信した前記ドライバモジュールのインストール処理を行うプログラム処理部とを有することを特徴とする情報処理システム。
  8. 前記画像形成装置の送受信制御部は、前記ドライバモジュール用のアンインストールモジュールを前記情報処理装置に宛てて前記第2のワイヤレスインタフェース部に無線送信させ、
    前記情報処理装置のプログラム処理部は、前記第1のワイヤレスインタフェース部が前記アンインストールモジュールを受信した後の所定の時期に、前記ドライバモジュールのアンインストール処理を行うことを特徴とする請求項7に記載の情報処理システム。
  9. 前記情報処理装置の送受信制御部は、前記第1のワイヤレスインタフェース部にネットワークを介することなく無線接続可能な画像形成装置が同時に複数台検知されたときには少なくとも1台の画像形成装置を自動的に選択して、該画像形成装置との無線接続を前記第1のワイヤレスインタフェース部に確立させることを特徴する請求項7または8に記載の情報処理システム。
  10. 前記情報処理装置の送受信制御部は、前記第1のワイヤレスインタフェース部にネットワークを介することなく無線接続可能な画像形成装置が同時に複数台検知されたときには各画像形成装置から該画像形成装置の機器情報を取得して前記表示部に表示させ、前記入力部から少なくとも1つの画像形成装置を指定する指令が入力されたときに該指定された画像形成装置との無線接続を前記第1のワイヤレスインタフェース部に確立させることを特徴とする請求項7または8に記載の情報処理システム。
  11. 前記情報処理装置の送受信制御部は、前記第1のワイヤレスインタフェース部にネットワークを介することなく無線接続可能な画像形成装置が同時に複数台検知されたときには、前記画像形成装置にテスト印刷の実行を要求するテスト印刷要求を送信し、
    前記画像形成装置は、前記画像形成装置の前記送受信制御部が前記テスト要求を受信すると、テスト印刷を実行するテスト印刷実行部と、
    ユーザからの入力によりテスト印刷の結果を設定する設定部と
    をさらに有し、
    前記情報処理装置の前記送受信制御部は、各画像形成装置から該画像形成装置の機器情報およびテスト印刷の結果を取得して前記表示部に表示させ、前記入力部から少なくとも1つの画像形成装置を指定する指令が入力されたときに該指定された画像形成装置との無線接続を前記第1のワイヤレスインタフェース部に確立させることを特徴とする請求項7または8に記載の情報処理システム。
  12. 前記画像形成装置は、消費電力モードを省電力モードと通常電力モードとに切り替える電源制御部を更に有し、
    該電源制御部は、前記画像形成装置の送受信制御部が前記情報処理装置を検知するまでは前記消費電力モードを省電力モードにし、前記画像形成装置の送受信制御部が前記情報処理装置を検知した後は前記消費電力モードを通常電力モードにすることを特徴とする請求項7〜11のいずれか1つに記載の情報処理システム。
  13. 前記画像形成装置の送受信制御部は、プリントサーバとしての機能を付与するサーバモジュールを前記情報処理装置に宛てて前記第2のワイヤレスインタフェース部に無線送信させ、
    前記情報処理装置のプログラム処理部は、前記第1のワイヤレスインタフェース部が前記サーバモジュールを受信したときに該サーバモジュールのインストール処理を行うことを特徴とする請求項7〜12のいずれか1つに記載の情報処理システム。
  14. ネットワークを介して互いに接続された複数台の情報処理装置を含み、
    前記画像形成装置の送受信制御部は、前記サーバモジュールを無線送信してプリントサーバとしての機能を付与した第1の情報処理装置との無線接続が不能になったときに、前記サーバモジュールを第2の情報処理装置に宛てて前記第2のワイヤレスインタフェース部に無線送信させると共に、第2の情報処理装置が前記第1の情報処理装置から前記ネットワークを介して未送信の印刷データの転送を受けることを指示する指令を前記第2の情報処理装置に宛てて前記第2のワイヤレスインタフェース部に無線送信させることを特徴とする請求項13に記載の情報処理システム。
  15. 情報処理装置を複数台含み、該複数台の情報処理装置の各々はネットワークを介して互いに情報の送受信を行って、プリントサーバとなる情報処理装置を決定もしくは切り替えることを特徴とする請求項13または14に記載の情報処理システム。
  16. 表示部を備えた情報処理装置にネットワークを介することなく無線接続される画像形成装置の記憶部に格納されて該画像形成装置の動作を制御するプログラムであって、
    前記画像形成装置のドライバモジュールを前記情報処理装置に無線送信するステップを前記画像形成装置に実行させることを特徴とするプログラム。
  17. 前記ドライバモジュール用のアンインストールモジュールを前記情報処理装置に無線送信するステップを前記画像形成装置に更に実行させることを特徴とする請求項16に記載のプログラム。
  18. 前記情報処理装置との無線接続が確立するまでは省電力モードとし、前記情報処理装置との無線接続が確立した後は通常電力モードとするステップを前記画像形成装置に更に実行させることを特徴とする請求項16または17に記載のプログラム。
  19. プリントサーバとしての機能を付与するサーバモジュールを前記情報処理装置に無線送信するステップを前記画像形成装置に更に実行させることを特徴とする請求項16〜18のいずれか1つに記載のプログラム。
  20. 前記サーバモジュールを無線送信してプリントサーバとしての機能を付与した第1の情報処理装置との無線接続が不能になったときに、前記サーバモジュールを第2の情報処理装置に宛てて無線送信する共に、前記第2の情報処理装置が前記第1の情報処理装置から前記ネットワークを介して未送信の印刷データの転送を受けること指示する指令を前記第2の情報処理装置に宛てて無線送信するステップを前記画像形成装置に更に実行させることを特徴とする請求項19に記載のプログラム。
  21. 請求項16〜20のいずれか1つに記載されたプログラムが格納されていることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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