JP6137076B2 - 端末装置、端末装置の制御方法、および端末装置の制御プログラム - Google Patents

端末装置、端末装置の制御方法、および端末装置の制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、端末装置、端末装置の制御方法、および端末装置の制御プログラムに関し、より特定的には、画像処理装置と通信を行う端末装置、端末装置の制御方法、および端末装置の制御プログラムに関する。
近年、タブレットやスマートフォンなどの携帯端末装置が高機能化しており、PC(Personal Computer)と同様の役割を果たすまでになっている。携帯端末装置は、業務や生活の様々な場面で用いられるようになっている。たとえば、携帯端末装置から画像形成装置に対してプリントの実行指示を行ったり、携帯端末装置から画像形成装置に対してスキャンの実行指示を行ったりすることができるようになっている。
また、近年、インターネットなどのネットワークを介して提供されるサービスであるクラウドサービス(クラウドコンピューティング)が普及している。ユーザーは、ネットワークを通じてクラウドサービスの提供者のコンピューター資源を利用することで、自らの携帯端末装置でコンピューター資源を保有することなく、サービスを享受することが可能である。
携帯端末装置の高機能化に伴い、携帯端末装置と、MFP(Multifunction Peripheral)と、クラウドサービスに用いられるサーバーであるクラウドサーバーとの間の連携が求められている。この連携を実現する携帯情報端末用のアプリケーションとして、PageScope mobile(登録商標、コニカミノルタ社製)がある。携帯端末装置は、このアプリケーションを用いることで、MFPに対してプリントの実行指示を行ったり、スキャンの実行指示を行ったりすることができる。また携帯端末装置は、このアプリケーションを通じて、MFPでスキャンすることにより得られたスキャンデータをクラウドサーバーに保存したり、プリントの対象となるプリントデータをクラウドサーバーから取得したりすることもできる。
以降、端末装置と、画像形成装置と、サーバーとの連携を実現する端末装置用のアプリケーションを、連携アプリと記すことがある。
携帯端末装置と画像形成装置との連携に関する技術は、たとえば下記特許文献1などに開示されている。下記特許文献1には、携帯機器と画像形成装置とを備えた画像処理システムが開示されている。携帯機器は、撮影手段と、画像形成装置と接続するための手段と、撮影画像入力モードにおいて、撮影画像データおよび画像形成装置から送信された画像データに対して画像処理を行う画像処理手段とを備えている。画像形成装置は、原稿読取手段と、携帯機器を接続する手段と、携帯機器が接続されているかどうかを判断する手段と、携帯機器が接続されている場合に、携帯機器の画像処理手段が起動されており、かつ撮影画像入力モードであるか否かを判断する手段と、画像処理手段が起動されかつ撮影画像入力モードと判断されたときは、読み取った原稿の画像データを、携帯機器に送信する制御手段とを備えている。
特開2013−219437号公報
携帯端末装置を含む従来の端末装置には、iOS(登録商標)のように、複数のアプリケーションが同時に動作できないOS(Operating System)がインストールされているものがある。この種の端末装置が、MFPやクラウドサーバーとの間で、連携アプリを通じてスキャンジョブやプリントジョブなどの所望のジョブに関する通信を行っている最中に、連携アプリとは別のアプリケーションがユーザーによって起動された場合(動作するアプリケーションが切り替えられた場合)を想定する。この場合、連携アプリの動作が停止し、MFPやクラウドサーバーとの間の通信が停止するため、所望のジョブは完了しない。その結果、ユーザーは、所望のジョブに関する操作を再度行う必要が生じ、不便であるという問題があった。
たとえば、MFPがスキャンして得られた画像データを、MFPから端末装置に取り込むスキャンジョブを端末装置が実行している最中に、別のアプリケーションがユーザーによって起動された場合を想定する。この場合には、スキャンジョブがキャンセルされるため、ユーザーは連携アプリを再度起動し、スキャンジョブに関する操作を再度行わなければならない。
たとえば、MFPでスキャンした得られた画像データを、MFPから端末装置に取り込んだ後で、端末装置からクラウドサーバーにアップロードするスキャンジョブを端末装置が実行している最中に、別のアプリケーションがユーザーによって起動された場合を想定する。この場合には、端末装置内に画像データが残り、クラウドサーバーには画像データが保存されない状態になる。このため、ユーザーは連携アプリを再度起動し、画像データをクラウドサーバーにアップロードする操作を再度行わなければならない。
たとえば、クラウドサーバー上に保存されている画像データをMFPでプリントアウトするプリントジョブとして、端末装置が、クラウドサーバー上に保存されている画像データをダウンロードしている最中に、別のアプリケーションがユーザーによって起動された場合を想定する。この場合には、プリントジョブがキャンセルされるため、ユーザーは連携アプリを再度起動し、プリントジョブに関する操作を再度行わなければならない。
さらに、たとえば、クラウドサーバー上に保存されている画像データをMFPでプリントアウトするプリントジョブとして、端末装置が、ダウンロードした画像データをMFPに送信している最中に、別のアプリケーションがユーザーによって起動された場合を想定する。この場合にも、プリントジョブがキャンセルされるため、ユーザーは連携アプリを再度起動し、プリントジョブに関する操作を再度行わなければならない。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、その目的は、利便性を向上することのできる端末装置、端末装置の制御方法、および端末装置の制御プログラムを提供することである。
本発明の一の局面に従う端末装置は、画像処理装置と通信を行う端末装置であって、画像処理装置との間での画像データの通信に関する処理である通信処理を、第1のアプリケーションを通じて行う第1の通信手段と、第1の通信手段にて通信処理を行っている場合に、端末装置で動作するアプリケーションを、第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーションに切り替える切替手段と、切替手段にて端末装置で動作するアプリケーションを切り替える場合に、第1の通信手段による通信処理を中断する中断手段と、中断手段にて中断した場合であって、画像データのうち第1の通信手段にて通信処理を未だ行っていない部分についての通信処理を第2のアプリケーションを通じて行うことが可能である場合に、通信処理を未だ行っていない部分についての通信処理を第2のアプリケーションを通じて行う第2の通信手段とを備える。
上記端末装置において好ましくは、通信処理は、画像データを画像処理装置から受信する処理である。
上記端末装置において好ましくは、切替手段にて端末装置で動作させるアプリケーションを切り替える場合に、第2のアプリケーションを通じて画像処理装置から画像データを受信することが可能か否かを判別する判別手段をさらに備え、第2のアプリケーションを通じて画像処理装置から画像データを受信することが可能であると判別手段にて判別した場合に、第2の通信手段は、画像データのうち第1の通信手段にて未だ受信していない未受信部分を受信する。
上記端末装置において好ましくは、第2のアプリケーションを通じて画像処理装置から画像データを受信することが可能であると判別手段にて判別した場合に、第2の通信手段にて未信部分を受信する前に、未受信部分の受信に用いる第2のアプリケーションの種類を画像処理装置に通知する種類通知手段をさらに備える。
上記端末装置において好ましくは、第2のアプリケーションを通じて画像処理装置から画像データを受信することが可能であると判別手段にて判別した場合において、第2のアプリケーションの種類がブラウザであるとき、画像処理装置が未受信部分を保存する保存先である第1の保存先の情報を、画像処理装置から受信する第1の保存先情報受信手段をさらに備え、第2の通信手段は、第2のアプリケーションを通じて未受信部分を第1の保存先から受信する。
上記端末装置において好ましくは、第2のアプリケーションを通じて画像処理装置から画像データを受信することが可能であると判別手段にて判別した場合において、第2のアプリケーションの種類がメールを受信するアプリケーションであるとき、端末装置のメールアドレスを画像処理装置に送信するアドレス送信手段をさらに備え、第2の通信手段は、メールにて未受信部分を受信する。
上記端末装置において好ましくは、第2のアプリケーションを通じて画像処理装置から画像データを受信することが可能であると判別手段にて判別した場合において、第2のアプリケーションの種類がインスタントメッセンジャーであるとき、第2の通信手段は、第2のアプリケーションにおいて予め設定された送信元から未受信部分を受信する。
上記端末装置において好ましくは、第2のアプリケーションを通じて画像処理装置から画像データを受信することが不可能であると判別手段にて判別した場合に、未受信部分を端末装置以外の保存先である第2の保存先に保存することを、画像処理装置に対して要求する要求手段をさらに備える。
上記端末装置において好ましくは、要求手段にて要求した場合に、第2の保存先から未受信部分の保存を完了した旨の通知を受信する完了通知受信手段をさらに備える。
上記端末装置において好ましくは、第2の通信手段にて未受信部分を受信した後で、第1のアプリケーションまたは第2のアプリケーションを通じて、サーバー内の最終保存先に画像データを保存する最終保存手段をさらに備える。
上記端末装置において好ましくは、第2のアプリケーションを通じて画像処理装置から画像データを受信することが可能であると判別手段にて判別した場合において、第2のアプリケーションの種類がブラウザであるとき、最終保存先の情報を第2のアプリケーションに通知する第1の最終保存先通知手段をさらに備え、最終保存手段は、第1の最終保存先通知手段にて通知した情報に基づいて、第2のアプリケーションを通じて最終保存先に画像データを保存する。
上記端末装置において好ましくは、第2のアプリケーションを通じて画像処理装置から画像データを受信することが可能であると判別手段にて判別した場合において、第2のアプリケーションの種類がメールを受信するアプリケーションまたはインスタントメッセンジャーであるとき、端末装置の識別情報と、最終保存先に画像データを保存するジョブの識別情報とを画像処理装置に送信する識別情報送信手段と、識別情報送信手段にて送信した後に、ジョブの識別情報を第1のアプリケーションに通知する第2の最終保存先通知手段と、第2の通信手段にて未受信部分を受信した後で、端末装置で動作するアプリケーションを第1のアプリケーションに再び切り替える第1の再切替手段とをさらに備え、第1の再切替手段にて端末装置で動作するアプリケーションを再び切り替えた場合に、最終保存手段は、第2の最終保存先通知手段にて通知したジョブの識別情報に基づいて、第1のアプリケーションを通じて最終保存先に画像データを保存する。
上記端末装置において好ましくは、切替手段にて端末装置で動作させるアプリケーションを切り替える場合において、第2のアプリケーションの種類がブラウザであるとき、画像データのうち第1の通信手段にて未だ受信していない未受信部分を受信する設定を、第1のアプリケーションから第2のアプリケーションに送信する第1の設定送信手段をさらに備え、第2の通信手段は、第1の設定送信手段にて送信した設定に基づいて、第2のアプリケーションを通じて未信部分を受信し、第2の通信手段にて未受信部分を受信した後で、端末装置で動作するアプリケーションを第1のアプリケーションに再び切り替える第2の再切替手段と、第2の再切替手段にて端末装置で動作するアプリケーションを再び切り替えた場合に、第1のアプリケーションを通じて、画像処理装置に対して画像データおよびプリントジョブの実行指示を送信する実行指示送信手段とをさらに備える。
上記端末装置において好ましくは、通信処理は、画像データを画像処理装置に送信する処理である。
上記端末装置において好ましくは、切替手段にて端末装置で動作させるアプリケーションを切り替える場合において、第2のアプリケーションの種類がブラウザであるとき、画像データのうち第1の通信手段にて未だ送信していない未送信部分を送信する設定を、第1のアプリケーションから第2のアプリケーションに送信する第2の設定送信手段をさらに備え、第2の通信手段は、第2の設定送信手段にて送信した設定に基づいて、第2のアプリケーションを通じて未送信部分を送信する。
上記端末装置において好ましくは、切替手段にて端末装置で動作させるアプリケーションを切り替える場合に、第2のアプリケーションを通じて画像処理装置に画像データを送信することが可能か否かを判別する判別手段をさらに備え、第2のアプリケーションを通じて画像処理装置に画像データを送信することが可能であると判別手段にて判別した場合に、第2の通信手段は、画像データのうち第1の通信手段にて未だ送信していない未送信部分を送信する。
上記端末装置において好ましくは、第2のアプリケーションを通じて画像処理装置に画像データを送信することが可能であると判別手段にて判別した場合において、第2のアプリケーションの種類がブラウザであるとき、画像処理装置が未送信部分を保存する保存先である第3の保存先の情報を、画像処理装置から受信する第2の保存先情報受信手段をさらに備え、第2の通信手段は、第2のアプリケーションを通じて未送信部分を第3の保存先に送信する。
上記端末装置において好ましくは、第2のアプリケーションを通じて画像処理装置に画像データを送信することが可能であると判別手段にて判別した場合において、第2のアプリケーションの種類がメールを送信するアプリケーションであるとき、画像処理装置のメールアドレスを受信するアドレス受信手段をさらに備え、第2の通信手段は、メールにて未送信部分を画像処理装置に送信する。
上記端末装置において好ましくは、第2のアプリケーションを通じて画像処理装置に画像データを送信することが可能であると判別手段にて判別した場合において、第2のアプリケーションの種類がインスタントメッセンジャーであるとき、第2の通信手段は、第2のアプリケーションにおいて予め設定された送信先に未送信部分を送信する。
上記端末装置において好ましくは、第1のアプリケーションと、第2のアプリケーションとは同時に起動されない。
上記端末装置において好ましくは、端末装置には、第1のアプリケーションおよび第2のアプリケーションの動作を制御するOS(オペレーティングシステム)がインストールされており、OSは、第1のアプリケーションと第2のアプリケーションとを同時に動作させることができない。
本発明の他の局面に従う端末装置の制御方法は、画像処理装置と通信を行う端末装置の制御方法であって、画像処理装置との間での画像データの通信に関する処理である通信処理を、第1のアプリケーションを通じて行う第1の通信ステップと、第1の通信ステップにて通信処理を行っている場合に、端末装置で動作するアプリケーションを、第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーションに切り替える切替ステップと、切替ステップにて端末装置で動作するアプリケーションを切り替える場合に、第1の通信ステップによる通信処理を中断する中断ステップと、中断ステップにて中断した場合であって、画像データのうち第1の通信ステップにて通信処理を未だ行っていない部分についての通信処理を、第2のアプリケーションを通じて行うことが可能である場合に、通信処理を未だ行っていない部分についての通信処理を第2のアプリケーションを通じて行う第2の通信ステップとを備える。
上記制御方法において好ましくは、通信処理は、画像データを画像処理装置から受信する処理である。
上記制御方法において好ましくは、切替ステップにて端末装置で動作させるアプリケーションを切り替える場合に、第2のアプリケーションを通じて画像処理装置から画像データを受信することが可能か否かを判別する判別ステップをさらに備え、第2のアプリケーションを通じて画像処理装置から画像データを受信することが可能であると判別ステップにて判別した場合に、第2の通信ステップにおいて、画像データのうち第1の通信ステップにて未だ受信していない未受信部分を受信する。
上記制御方法において好ましくは、第2のアプリケーションを通じて画像処理装置から画像データを受信することが可能であると判別ステップにて判別した場合に、第2の通信ステップにて未受信部分を受信する前に、未受信部分の受信に用いる第2のアプリケーションの種類を画像処理装置に通知する種類通知ステップをさらに備える。
上記制御方法において好ましくは、第2のアプリケーションを通じて画像処理装置から画像データを受信することが可能であると判別ステップにて判別した場合において、第2のアプリケーションの種類がブラウザであるとき、画像処理装置が未受信部分を保存する保存先である第1の保存先の情報を、画像処理装置から受信する第1の保存先情報受信ステップをさらに備え、第2の通信ステップにおいて、第2のアプリケーションを通じて未受信部分を第1の保存先から受信する。
上記制御方法において好ましくは、第2のアプリケーションを通じて画像処理装置から画像データを受信することが可能であると判別ステップにて判別した場合において、第2のアプリケーションの種類がメールを受信するアプリケーションであるとき、端末装置のメールアドレスを画像処理装置に送信するアドレス送信ステップをさらに備え、第2の通信ステップにおいて、メールにて未受信部分を受信する。
上記制御方法において好ましくは、第2のアプリケーションを通じて画像処理装置から画像データを受信することが可能であると判別ステップにて判別した場合において、第2のアプリケーションの種類がインスタントメッセンジャーであるとき、第2の通信ステップにおいて、第2のアプリケーションにおいて予め設定された送信元から未受信部分を受信する。
上記制御方法において好ましくは、第2のアプリケーションを通じて画像処理装置から画像データを受信することが不可能であると判別ステップにて判別した場合に、未受信部分を端末装置以外の保存先である第2の保存先に保存することを、画像処理装置に対して要求する要求ステップをさらに備える。
上記制御方法において好ましくは、要求ステップにて要求した場合に、第2の保存先から未受信部分の保存の完了の通知を受信する完了通知受信ステップをさらに備える。
上記制御方法において好ましくは、第2の通信ステップにて未受信部分を受信した後で、第1のアプリケーションまたは第2のアプリケーションを通じて、サーバー内の最終保存先に画像データを保存する最終保存ステップをさらに備える。
上記制御方法において好ましくは、第2のアプリケーションを通じて画像処理装置から画像データを受信することが可能であると判別ステップにて判別した場合において、第2のアプリケーションの種類がブラウザであるとき、最終保存先の情報を第2のアプリケーションに通知する第1の最終保存先通知ステップをさらに備え、最終保存ステップにおいて、第1の最終保存先通知ステップにて通知した情報に基づいて、第2のアプリケーションを通じて最終保存先に画像データを保存する。
上記制御方法において好ましくは、第2のアプリケーションを通じて画像処理装置から画像データを受信することが可能であると判別ステップにて判別した場合において、第2のアプリケーションの種類がメールを受信するアプリケーションまたはインスタントメッセンジャーであるとき、端末装置の識別情報と、最終保存先に画像データを保存するジョブの識別情報とを画像処理装置に送信する識別情報送信ステップと、識別情報送信ステップにて送信した後に、ジョブの識別情報を第1のアプリケーションに通知する第2の最終保存先通知ステップと、第2の通信ステップにて未受信部分を受信した後で、端末装置で動作するアプリケーションを第1のアプリケーションに再び切り替える第1の再切替ステップとをさらに備え、第1の再切替ステップにて端末装置で動作するアプリケーションを再び切り替えた場合に、最終保存ステップにおいて、第2の最終保存先通知ステップにて通知したジョブの識別情報に基づいて、第1のアプリケーションを通じて最終保存先に画像データを保存する。
上記制御方法において好ましくは、切替ステップにて端末装置で動作させるアプリケーションを切り替える場合において、第2のアプリケーションの種類がブラウザであるとき、画像データのうち第1の通信ステップにて未だ受信していない未受信部分を受信する設定を、第1のアプリケーションから第2のアプリケーションに送信する第1の設定送信ステップをさらに備え、第2の通信ステップにおいて、第1の設定送信ステップにて送信した設定に基づいて、第2のアプリケーションを通じて未受信部分を受信し、第2の通信ステップにて未受信部分を受信した後で、端末装置で動作するアプリケーションを第1のアプリケーションに再び切り替える第2の再切替ステップと、第2の再切替ステップにて端末装置で動作するアプリケーションを再び切り替えた場合に、第1のアプリケーションを通じて、画像処理装置に対して画像データおよびプリントジョブの実行指示を送信する実行指示送信ステップとをさらに備える。
上記制御方法において好ましくは、通信処理は、画像データを画像処理装置に送信する処理である。
上記制御方法において好ましくは、切替ステップにて端末装置で動作させるアプリケーションを切り替える場合において、第2のアプリケーションの種類がブラウザであるとき、画像データのうち第1の通信ステップにて未だ送信していない未送信部分を送信する設定を、第1のアプリケーションから第2のアプリケーションに送信する第2の設定送信ステップをさらに備え、第2の通信ステップにおいて、第2の設定送信ステップにて送信した設定に基づいて、第2のアプリケーションを通じて未送信部分を送信する。
上記制御方法において好ましくは、切替ステップにて端末装置で動作させるアプリケーションを切り替える場合に、第2のアプリケーションを通じて画像処理装置に画像データを送信することが可能か否かを判別する判別ステップをさらに備え、第2のアプリケーションを通じて画像処理装置に画像データを送信することが可能であると判別ステップにて判別した場合に、第2の通信ステップにおいて、画像データのうち第1の通信ステップにて未だ送信していない未送信部分を送信する。
上記制御方法において好ましくは、第2のアプリケーションを通じて画像処理装置に画像データを送信することが可能であると判別ステップにて判別した場合において、第2のアプリケーションの種類がブラウザであるとき、画像処理装置が未送信部分を保存する保存先である第3の保存先の情報を、画像処理装置から受信する第2の保存先情報受信ステップをさらに備え、第2の通信ステップにおいて、第2のアプリケーションを通じて未送信部分を第3の保存先に送信する。
上記制御方法において好ましくは、第2のアプリケーションを通じて画像処理装置に画像データを送信することが可能であると判別ステップにて判別した場合において、第2のアプリケーションの種類がメールを送信するアプリケーションであるとき、画像処理装置のメールアドレスを受信するアドレス受信ステップをさらに備え、第2の通信ステップにおいて、メールにて未送信部分を画像処理装置に送信する。
上記制御方法において好ましくは、第2のアプリケーションを通じて画像処理装置に画像データを送信することが可能であると判別ステップにて判別した場合において、第2のアプリケーションの種類がインスタントメッセンジャーであるとき、第2の通信ステップにおいて、第2のアプリケーションにおいて予め設定された送信先に未送信部分を送信する。
上記制御方法において好ましくは、端末装置には、第1のアプリケーションおよび第2のアプリケーションの動作を制御するOS(オペレーティングシステム)がインストールされており、OSは、第1のアプリケーションと第2のアプリケーションとを同時に動作させることができない。
本発明のさらに他の局面に従う端末装置の制御プログラムは、上記端末装置の制御方法をコンピューターに実行させる。
上記制御プログラムにおいて好ましくは、第1のアプリケーションと、第2のアプリケーションとは同時に起動されない。
本発明によれば、利便性を向上することのできる端末装置、端末装置の制御方法、および端末装置の制御プログラムを提供することができる。
本発明の一実施の形態における画像処理システムの構成を概念的に示す図である。 端末装置にインストールされたアプリケーションを説明する図である。 第1の状況において、切り替え後の別アプリを通じて画像データIMを受信することが可能である場合の画像形成システムの動作を概念的に示す図である。 第1の状況において、切り替え後の別アプリの種類がブラウザである場合の画像処理システムの動作を説明するシーケンス図である。 第1の状況において、切り替え後の別アプリの種類がメール受信アプリである場合の画像処理システムの動作を説明するシーケンス図である。 第1の状況において、切り替え後の別アプリの種類がインスタントメッセンジャーである場合の画像処理システムの動作を説明するシーケンス図である。 第1の状況において、切り替え後の別アプリを通じて画像データIMを受信することが不可能である場合の画像形成システムの動作を概念的に示す図である。 第1の状況において、切り替え後の別アプリの種類が通信不可のアプリである場合の画像処理システムの動作を説明するシーケンス図である。 第2の状況において、切り替え後の別アプリを通じて画像データIMを受信することが可能である場合の画像形成システムの動作を説明する図である。 第2の状況において、切り替え後の別アプリの種類がブラウザである場合の画像処理システムの動作を説明するシーケンス図である。 第2の状況において、切り替え後の別アプリの種類がメール受信アプリである場合の画像処理システムの動作を説明するシーケンス図である。 第2の状況において、切り替え後の別アプリの種類がインスタントメッセンジャーである場合の画像処理システムの動作を説明するシーケンス図である。 第3の状況において、切り替え後の別アプリを通じて画像データIMをアップロードすることが可能である場合の画像形成システムの動作を説明する図である 第3の状況において、切り替え後の別アプリの種類がブラウザである場合の画像処理システムの動作を説明するシーケンス図である。 第4の状況において、切り替え後の別アプリを通じて画像データIMをダウンロードすることが可能である場合の画像形成システムの動作を説明する図である。 第4の状況において、切り替え後の別アプリの種類がブラウザである場合の画像処理システムの動作を説明するシーケンス図である。 第5の状況において、切り替え後の別アプリを通じて画像データIMを送信することが可能である場合の画像形成システムの動作を説明する図である。 第5の状況において、切り替え後の別アプリの種類がブラウザである場合の画像処理システムの動作を説明するシーケンス図である。 第5の状況において、切り替え後の別アプリの種類がメール受信アプリである場合の画像処理システムの動作を説明するシーケンス図である。 第5の状況において、切り替え後の別アプリの種類がインスタントメッセンジャーである場合の画像処理システムの動作を説明するシーケンス図である。 本発明の一実施の形態において、端末装置が表示するアプリ通知の第1の例を示す図である。 本発明の一実施の形態において、端末装置が表示するアプリ通知の第2の例を示す図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面に基づいて説明する。
[画像処理システムの構成]
始めに、本実施の形態における画像処理システムの構成について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態における画像処理システムの構成を概念的に示す図である。
図1を参照して、本実施の形態における画像処理システムは、端末装置100と、MFP200と、クラウドサーバー300−1および300−2とを備えている。端末装置100と、MFP200とは、たとえばオフィス内のイントラネット401を通じて相互に接続されている。イントラネット401はインターネット402に接続されている。端末装置100およびMFP200の各々は、イントラネット401およびインターネット402を通じてクラウドサーバー300−1および300−2の各々と接続されている。また端末装置100は、ユーザーによってオフィス外に持ち出された場合などに、たとえば中継器403を通じてインターネット402に無線接続することも可能である。
イントラネット401は、たとえば有線または無線のLANなどの専用回線を用いたものである。イントラネット401は、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)のプロトコルを用いて各種機器を接続する。イントラネット401に接続された機器同士は、通信が可能となっている。インターネット402に接続された機器同士は、通信が可能となっている。さらに、イントラネット401に接続された機器は、インターネット402に接続された機器との通信が可能となっている。
端末装置100は、たとえば、タブレット、ウェアラブルディスプレイ、ノートPC(Personal Computer)、またはスマートフォンなどの携帯端末装置よりなっている。また、端末装置100は、デスクトップPCなどの、一般的に携帯できない機器よりなっていてもよい。端末装置100は、端末装置100全体を制御するCPU(Central Processing Unit)110と、CPU110からの指示に従って、イントラネット401またはインターネット402を介して外部機器との通信を行うネットワークI/F120と、CPU110が実行する制御プログラムを格納するROM(Read Only Memory)130と、CPU110の作業用のメモリであるRAM(Static Random Access Memory)140と、OSや各種アプリケーションのプログラムなどを記憶する記憶部150と、各種情報を表示する表示部160と、各種操作を受け付ける操作部170とを含んでいる。CPU110は、ネットワークI/F120、ROM130、RAM140、記憶部150、表示部160、および操作部170の各々と相互に接続されている。
MFP200は、スキャナー機能、ファクシミリ機能、複写機能、プリンターとしての機能、データ通信機能、およびサーバー機能を備えている。MFP200は、CPU210と、ROM220と、RAM230と、記憶部240と、ネットワークI/F250と、操作パネル260と、スキャナー270と、印字部280とを含んでいる。CPU210は、ROM220、RAM230、記憶部240、ネットワークI/F250、操作パネル260、スキャナー270、および印字部280の各々と相互に接続されている。
CPU210は、MFP200全体を制御する。ROM220は、CPU210が実行する制御プログラムを格納する。RAM230は、CPU210の作業用のメモリである。記憶部240は、各種情報を記憶している。ネットワークI/F250は、外部機器との通信を行う。操作パネル260は、表示部、ソフトウェアキー、およびハードウェアキーなどを含んでいる。操作パネル260は、各種情報を表示するとともに、各種操作を受け付ける。
スキャナー270は、原稿の画像の読み取りを行う。
印字部280は、プリントジョブを実行する。印字部280は、おおまかに、トナー像形成部、定着装置、および用紙搬送部などで構成される。印字部280は、たとえば電子写真方式で用紙に画像を形成する(プリントする)。印字部280は、いわゆるタンデム方式で4色の画像を合成し、用紙にカラー画像を形成可能に構成される。トナー像形成部は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各色について設けられた感光体と、感光体からトナー像が転写(1次転写)される中間転写ベルトと、中間転写ベルトから用紙に画像を転写(2次転写)する転写部などで構成される。定着装置は、加熱ローラーおよび加圧ローラーを有する。定着装置は、加熱ローラーと加圧ローラーとでトナー像が形成された用紙を挟みながら搬送し、その用紙に加熱及び加圧を行なう。これにより、定着装置は、用紙に付着したトナーを溶融させて用紙に定着させ、用紙に画像を形成する。用紙搬送部は、給紙ローラー、搬送ローラー、およびそれらを駆動するモーターなどで構成されている。用紙搬送部は、用紙を給紙カセットから給紙して、MFP200の筐体の内部で搬送する。また、用紙搬送部は、画像が形成された用紙をMFP200の筐体から排紙トレイなどに排出する。
なお、画像処理システムは、MFPの代わりに、プリンターなどの画像形成装置を備えていてもよいし、スキャナーを備えていてもよい。
クラウドサーバー300−1および300−2の各々は、インターネット402経由でユーザーに対してサービス(クラウドサービス)を提供する。このサービスは、各種データを保存するための領域を提供するサービスである。端末装置100のユーザーは、端末装置100を通じてクラウドサーバー300−1および300−2の各々が提供するサービスを受ける。
クラウドサーバー300−1および300−2の各々は、たとえばPC、またはMFPなどの画像処理装置などよりなっている。クラウドサーバー300−1および300−2の各々は、クラウドサーバー全体を制御するCPU310と、CPU310からの指示に従って、インターネット402を介して外部機器との通信を行うネットワークI/F320と、CPU310が実行する制御プログラムを格納するROM330と、CPU310の作業用のメモリであるRAM340と、各種情報を記憶する記憶部350と、クラウドサービスに関する処理を実行する処理実行部360と、受信したユーザー名およびログインパスワードに基づいて、クラウドサーバーが提供するサービスを受けようとするユーザーを認証する認証部370とを含んでいる。CPU310は、ネットワークI/F320、ROM330、RAM340、記憶部350、処理実行部360、および認証部370の各々と相互に接続されている。なお、クラウドサーバー300−1および300−2の各々は、同一の構成を有していてもよいし、互いに異なる構成を有していてもよい。
後述する第1〜第5の状況において、クラウドサーバー300−1は一時保存先としての役割を果たす。クラウドサーバー300−2は画像データの最終保存先または画像データの取得元としての役割を果たす。クラウドサーバー300−1に対しては、端末装置100およびMFP200の両方からアクセス可能であるものとする。クラウドサーバー300−2に対しては、ログインすることで端末装置100からはアクセス可能である一方、MFP200からはアクセス不可能であるものとする。
なお、画像処理システムは、図1に示す以外の端末装置、MFP、またはクラウドサーバーなどをさらに備えていてもよい。
図2は、端末装置にインストールされたアプリケーションを説明する図である。
図2を参照して、端末装置100は、MFP200に接続されたアクセスポイント201を通じて、MFP200、ならびにクラウドサーバー300−1および300−2の各々との通信を行う。
端末装置100には、OSがインストールされており、端末装置100は、OSのプログラムを記憶している。また端末装置00には、連携アプリ(第1のアプリの一例)がインストールされており、端末装置100は、OSおよび連携アプリのプログラムを記憶している。連携アプリは、たとえば以下のようなスキャン機能(以降、スキャンアプリと呼ぶことがある)およびプリント機能(以降、プリントアプリと呼ぶことがある)を有する。これらの機能は、端末装置100と、MFP200と、クラウドサーバー300−1および300−2との連携によって実現されるものである。
連携アプリのスキャン機能は、端末装置100のユーザーの操作に従って、MFP200で原稿をスキャンし、得られた画像データIMを端末装置100に保存し(処理PR1)、その後端末装置100に保存した画像データIMをクラウドサーバー300−2にアップロードするものである(処理PR2)。
連携アプリのプリント機能は、端末装置100のユーザーの操作に従って、クラウドサーバー300−2に保存されている画像データIMを端末装置100にダウンロードし(処理PR3)、その後端末装置100にダウンロードした画像データIMをMFP200でプリントアウトするものである(処理PR4)。
端末装置100には、連携アプリとは別の任意のアプリケーション(第2のアプリケーションの一例。以降、別アプリと呼ぶことがある)がインストールされており、端末装置100は、別アプリと呼ぶことがある)のプログラムを記憶している。
別アプリは、たとえば、WWW(World Wide Web)への接続を行うアプリケーションであるブラウザ、電子メールを送信するアプリケーションであるメール送信アプリ(メーラー)、メールを受信するアプリケーションであるメール受信アプリ(メーラー)、またはインターネットを通じて端末間でのリアルタイムでのコミュニケーションを行うアプリケーションであるインスタントメッセンジャー(たとえばLINE(登録商標)など)などである。
端末装置100にインストールされたアプリケーション各々は、アクティブ、サスペンド、およびバックグラウンドのうちいずれか1つの状態を取る。アクティブとは、アプリケーションが動作中の(処理を実行可能な)状態である。サスペンドとは、アプリケーションの動作が停止中の(処理を実行不可能な)状態である。バックグラウンドとは、アプリケーションがアクティブからサスペンドに移行するために必要な処理を行う状態である。
端末装置100では、OSの特性上、2つ以上のアプリケーションが同時に動作する(アクティブになる)ことはできない。このため、最初のアプリケーションがアクティブである状態で別のアプリケーションが起動された場合、最初のアプリケーションは、バックグラウンドに移行して必要な処理を行い、その後サスペンドに移行する。そしてその後別のアプリケーションがアクティブとなる。
また、端末装置100のOSは、アプリ通知機能を有している。アプリ通知機能は、プッシュ通知の1つであり、MFP200、クラウドサーバー300−1または300−2などから、特定のアプリケーションに関する通知を受信した場合に、特定のアプリケーションの通知を受信したことを表示するものである。
[画像処理システムの動作]
端末装置100は、連携アプリを通じて、画像処理装置との間での画像データの送信または受信に関する処理である送受信処理を行う。端末装置100は、送受信処理を行っている場合に、端末装置100で動作するアプリケーションを、連携アプリとは異なる別アプリに切り替える。この状況での画像形成システムの動作について以下に説明する。
以降の説明において、画像データのうち未だ送受信処理を行っていない部分を、残りの画像データと記すことがある。
(1) 第1の状況
図3は、第1の状況において、切り替え後の別アプリを通じて画像データIMを受信することが可能である場合の画像形成システムの動作を概念的に示す図である。
図3(a)を参照して、第1の状況は次のものである。端末装置100は、スキャンジョブの実行指示を端末装置100のユーザーから受け付けている。このスキャンジョブは、MFP200(第1の状況での画像処理装置の一例)で原稿をスキャンして、得られた原稿の画像データをMFP200から受信して、端末装置100内部に保存するものである。端末装置100は、スキャンアプリを通じてMFP200から原稿の画像データIMを受信している間に、端末装置100で動作するアプリケーションを別アプリに切り替える操作をユーザーから受け付ける。
第1の状況において、端末装置100は、画像データIMの受信を中断する。端末装置100は、切り替え後の別アプリを通じて画像データIMを受信することが可能か否かを判別する。端末装置100は、たとえば、各アプリケーションが送受信処理を行うことが可能か否かを示すテーブルを予め記憶しておき、このテーブルを用いて上記の判別(判別処理)を行う。
切り替え後の別アプリの種類がブラウザ、メール受信アプリ、またはインスタントメッセンジャーである場合には、切り替え後の別アプリを通じて画像データIMを受信することが可能である。この場合端末装置100は、図3(b)に示すように、別アプリを通じてMFP200との通信を再開(継続)し、残りの画像データIMを受信する。
(1−1) 切り替え後の別アプリの種類がブラウザである場合
図4は、第1の状況において、切り替え後の別アプリの種類がブラウザである場合の画像処理システムの動作を説明するシーケンス図である。なお、図4、図5、および図6における一時保存先は、MFPであるものとする。図4、図5、および図6における一時保存先は、端末装置以外の機器であって、端末装置およびMFPの双方が通信可能な機器であればよく、クラウドサーバー300−1(図1)などであってもよい。
図4を参照して、端末装置のOSは、スキャンアプリを起動する。スキャンアプリはスキャンジョブの実行指示を受け付けると、MFPに対して原稿のスキャンを指示する。MFPは原稿をスキャンし、原稿の画像データをスキャンアプリに送信する。スキャンアプリはMFPから画像データを受信する。
OSは、スキャンアプリがMFPから画像データを受信している間に、端末装置で動作するアプリケーションをスキャンアプリからブラウザに切り替える操作をユーザーから受け付ける。OSは、ブラウザを通じて画像データを受信することが可能か否かの判別処理を行い、画像データを受信することが可能であると判別する。OSは、スキャンアプリに対してサスペンド指示を行うとともに、ブラウザを用いて残りの画像データの受信を行うこと(未受信部分の受信に用いるアプリケーションの種類)をスキャンアプリに通知する。
スキャンアプリは、サスペンド指示を受信すると、アクティブからバックグラウンドに移行し、コードをMFPに送信する。このコードは、画像データの送信の中断の指示と、ブラウザを用いて残りの画像データの受信を行う旨(次に起動するアプリケーションが持つ通信方法)の通知とを含むものである。
MFPは、コードを受信すると、画像データの送信を中断し、残りの画像データの一時保存先の情報(たとえばURL(Uniform Resource Locator)など)をスキャンアプリに通知する。そしてMFPは、残りの画像データを、スキャンアプリに送信する代わりに一時保存先に保存する。
スキャンアプリは、MFPから一時保存先の情報を受信すると、一時保存先の情報をOSに通知する。OSは、スキャンアプリから一時保存先の情報を受信すると、スキャンアプリを終了する。スキャンアプリは、バックグラウンドからサスペンドに移行する。
OSは、スキャンアプリを終了した後で、ブラウザを起動する。これにより、端末装置で動作するアプリケーションが、スキャンアプリからブラウザに切り替わり、ブラウザがアクティブになる。そしてOSは、一時保存先をブラウザのアクセス先に設定する。ブラウザは、一時保存先にアクセスすることにより、残りの画像データを一時保存先から受信(ダウンロード)する。
このように、第1の状況において、切り替え後の別アプリがブラウザである場合、端末装置は、ブラウザを通じて残りの画像データを受信する。
(1−2) 切り替え後の別アプリの種類がメール受信アプリである場合
図5は、第1の状況において、切り替え後の別アプリの種類がメール受信アプリである場合の画像処理システムの動作を説明するシーケンス図である。
図5を参照して、OSは、図4の場合と同様の方法で、スキャンアプリがMFPから画像データを受信している間に、端末装置で動作するアプリケーションをスキャンアプリからメール受信アプリに切り替える操作をユーザーから受け付ける。OSは、メール受信アプリを通じて画像データを受信することが可能か否かの判別処理を行い、画像データを受信することが可能であると判別する。OSは、スキャンアプリに対してサスペンド指示を行うとともに、メール受信アプリを用いて残りの画像データの受信を行うことをスキャンアプリに通知する。
スキャンアプリは、サスペンド指示を受信すると、アクティブからバックグラウンドに移行し、コードをMFPに送信する。このコードは、画像データの送信の中断の指示と、メール受信アプリを用いて残りの画像データの受信を行う旨の通知とを含むものである。さらにスキャンアプリは、コードとともに、端末装置のメールアドレスをMFPに送信する。
OSは、スキャンアプリがコードを送信した後で、スキャンアプリを終了する。スキャンアプリは、バックグラウンドからサスペンドに移行する。OSは、スキャンアプリを終了した後で、メール受信アプリを起動する。これにより、端末装置で動作するアプリケーションが、スキャンアプリからメール受信アプリに切り替わり、メール受信アプリがアクティブになる。
MFPは、コードを受信すると、画像データの送信を中断し、残りの画像データを、スキャンアプリに送信する代わりに一時保存先に保存する。残りの画像データの保存が完了した後、一時保存先(MFP)は、端末装置のメールアドレスに残りの画像データをメール送信する。メール受信アプリは残りの画像データを受信する。
このように、第1の状況において、切り替え後の別アプリがメール受信アプリである場合、端末装置は、メールにて残りの画像データを受信する。
(1−3) 切り替え後の別アプリの種類がインスタントメッセンジャーである場合
図6は、第1の状況において、切り替え後の別アプリの種類がインスタントメッセンジャーである場合の画像処理システムの動作を説明するシーケンス図である。なお、図6において、インスタントメッセンジャーには、通信の相手先として一時保存先(MFP)が事前に設定されているものとする。
図6を参照して、OSは、図4の場合と同様の方法で、スキャンアプリがMFPから画像データを受信している間に、端末装置で動作するアプリケーションをスキャンアプリからインスタントメッセンジャーに切り替える操作をユーザーから受け付ける。OSは、インスタントメッセンジャーを通じて画像データを受信することが可能か否かの判別処理を行い、画像データを受信することが可能であると判別する。OSは、スキャンアプリに対してサスペンド指示を行うとともに、インスタントメッセンジャーを用いて残りの画像データの受信を行うことをスキャンアプリに通知する。
スキャンアプリは、サスペンド指示を受信すると、アクティブからバックグラウンドに移行し、コードをMFPに送信する。このコードは、画像データの送信の中断の指示と、インスタントメッセンジャーを用いて残りの画像データの受信を行う旨の通知とを含むものである。
OSは、スキャンアプリがコードを送信した後で、スキャンアプリを終了する。スキャンアプリは、バックグラウンドからサスペンドに移行する。
OSは、スキャンアプリを終了した後で、インスタントメッセンジャーを起動する。これにより、端末装置で動作するアプリケーションが、スキャンアプリからインスタントメッセンジャーに切り替わり、インスタントメッセンジャーがアクティブになる。
MFPは、コードを受信すると、画像データの送信を中断し、残りの画像データを、スキャンアプリに送信する代わりに一時保存先に保存する。残りの画像データの保存が完了した後、一時保存先(MFP)は、インスタントメッセンジャーにて残りの画像データを送信する。インスタントメッセンジャーは、MFPから残りの画像データを受信する。
このように、端末装置は、インスタントメッセンジャーにおいて予め設定された送信元から残りの画像データを受信する。
(1−4) 切り替え後の別アプリの種類が不明なアプリケーションまたは上記以外のアプリケーション(以降、通信不可のアプリと記すことがある)である場合
図7は、第1の状況において、切り替え後の別アプリを通じて画像データIMを受信することが不可能である場合の画像形成システムの動作を概念的に示す図である。なお、図7および図8では、一時保存先がクラウドサーバー300−1であるものとする。図7における一時保存先は、端末装置以外の機器であって、端末装置およびMFPの双方が通信可能な機器であればよく、MFPであってもよい。
図7を参照して、切り替え後の別アプリの種類が通信不可のアプリである場合には、切り替え後の別アプリを通じて画像データIMを受信することが不可能である。この場合端末装置100は、残りの画像データIMをクラウドサーバー300−1に保存することを、MFP200に対して要求する。MFP200は、端末装置100の要求に従って、残りの画像データIMをクラウドサーバー300−1に保存する。保存を完了した後に、クラウドサーバー300−1は、残りの画像データの保存の完了の通知を行う。端末装置100は、MFP200からの通知を受信すると、この通知をスキャンアプリに関するアプリ通知として表示部に表示する。
なお、残りの画像データの保存の完了の通知は、アプリ通知を用いて行われる場合の他、端末装置のLED(Light Emitting Diode)ランプを点灯させるなど、どのような方法で行われてもよい。
その後端末装置100は、ユーザーの操作に従ってスキャンアプリを起動し、残りの画像データをクラウドサーバー300−1から受信する。
図8は、第1の状況において、切り替え後の別アプリの種類が通信不可のアプリである場合の画像処理システムの動作を説明するシーケンス図である。
図8を参照して、OSは、図4の場合と同様の方法で、スキャンアプリがMFPから画像データを受信している間に、端末装置で動作するアプリケーションをスキャンアプリから通信不可のアプリに切り替える操作をユーザーから受け付ける。OSは、通信不可のアプリを通じて画像データを受信することが可能か否かの判別処理を行い、画像データを受信することが不可能であると判別する。OSは、スキャンアプリに対してサスペンド指示を行うとともに、切り替え後のアプリケーションでは残りの画像データを受信することができないことをスキャンアプリに通知する。
スキャンアプリは、サスペンド指示を受信すると、アクティブからバックグラウンドに移行し、コードをMFPに送信する。このコードは、画像データの送信の中断の指示と、
一時保存先に残りの画像データを保存する旨の要求とを含むものである。
OSは、スキャンアプリがコードを送信した後で、スキャンアプリを終了する。スキャンアプリは、バックグラウンドからサスペンドに移行する。OSは、スキャンアプリを終了した後で、通信不可のアプリを起動する。これにより、端末装置で動作するアプリケーションが、スキャンアプリから通信不可のアプリに切り替わり、通信不可のアプリがアクティブになる。
MFPは、コードを受信すると、画像データの送信を中断し、残りの画像データを、スキャンアプリに送信する代わりに一時保存先に保存する。残りの画像データの保存が完了した後、一時保存先は、残りの画像データの保存完了の通知を、端末装置に対して行う。端末装置は、一時保存先からの通知を受信すると、この通知をスキャンアプリに関するアプリ通知として表示部に表示する。
アプリ通知を見たユーザーは、スキャンアプリを起動する操作を行う。この操作を受け付けると、OSは、通信不可のアプリを終了し、スキャンアプリを起動する。これにより、端末装置で動作するアプリケーションが、通信不可のアプリからスキャンアプリに再度切り替わり、スキャンアプリがアクティブになる。起動されたスキャンアプリは、残りの画像データを一時保存先から受信する。
なお、OSは、残りの画像データの保存完了の通知を受信した場合に、スキャンアプリを起動する操作をユーザーから受け付けることなく、自動的にスキャンアプリを起動してもよい。OSは、たとえば残りの画像データの保存完了の通知を受信してから所定時間後に、スキャンアプリを起動してもよい。OSは、スキャンアプリを自動的に起動する場合、アプリ通知を表示部に表示してもよいし、表示しなくてもよい。
(2) 第2の状況
図9は、第2の状況において、切り替え後の別アプリを通じて画像データIMを受信することが可能である場合の画像形成システムの動作を説明する図である。
図9(a)を参照して、第2の状況は次のものである。端末装置100は、スキャンジョブの実行指示を端末装置100のユーザーから受け付けている。このスキャンジョブは、MFP200(第2の状況での画像処理装置の一例)で原稿をスキャンして、得られた原稿の画像データをクラウドサーバー300−2(最終保存先)にアップロードするものである。端末装置100は、スキャンアプリを通じてMFP200から、MFP200でスキャンした原稿の画像データIMを受信している間に、端末装置100で動作するアプリケーションを別アプリに切り替える操作をユーザーから受け付ける。
第2の状況において、端末装置100は、画像データIMの受信を中断する。端末装置100は、別アプリを通じて画像データIMを受信することが可能か否かを判別する。
別アプリの種類がブラウザ、メール受信アプリ、またはインスタントメッセンジャーである場合には、別アプリを通じて画像データIMを受信することが可能である。この場合端末装置100は、図9(b)に示すように、別アプリを通じてMFP200との通信を再開(継続)し、残りの画像データIMを受信する。
残りの画像データIMを受信した後で、端末装置100は、図9(c)に示すように、スキャンアプリまたは別アプリを通じてクラウドサーバー300−2にログインし、画像データIMをアップロードする。
なお、第2の状況では、最終保存先がクラウドサーバー300−2である場合を想定している。
(2−1) 切り替え後の別アプリの種類がブラウザである場合
図10は、第2の状況において、切り替え後の別アプリがブラウザである場合の画像処理システムの動作を説明するシーケンス図である。なお、図10、図11、および図12における一時保存先は、MFPであるものとする。図10、図11、および図12における一時保存先は、端末装置以外の機器であって、端末装置およびMFPの双方が通信可能な機器であればよく、クラウドサーバー300−1(図1)であってもよい。
図10を参照して、端末装置がスキャンジョブの実行指示を受け付けてから、スキャンアプリがコードをMFPに送信するまでの処理は、図4に示す第1の状況の場合と同様であるため、その説明は繰り返さない。
MFPは、コードを受信すると、画像データの送信を中断し、残りの画像データの一時保存先の情報をスキャンアプリに通知する。そしてMFPは、残りの画像データを、スキャンアプリに送信する代わりに一時保存先に保存する。
スキャンアプリは、MFPから一時保存先の情報を受信すると、一時保存先および最終保存先の情報をOSに通知する。OSは、スキャンアプリから一時保存先および最終保存先の情報を受信すると、スキャンアプリを終了する。スキャンアプリは、バックグラウンドからサスペンドに移行する。
OSは、スキャンアプリを終了した後で、ブラウザを起動する。これにより、端末装置で動作するアプリケーションが、スキャンアプリからブラウザに切り替わり、ブラウザがアクティブになる。そしてOSは、一時保存先をブラウザのアクセス先に設定し、最終保存先の情報をブラウザに通知する。
ブラウザは、一時保存先にアクセスすることにより、残りの画像データを一時保存先からダウンロードする。そしてブラウザは、画像データのダウンロードが完了した後、通知された情報に基づいて、画像データを最終保存先へアップロードする。
(2−2) 切り替え後の別アプリの種類がメール受信アプリである場合
図11は、第2の状況において、切り替え後の別アプリの種類がメール受信アプリである場合の画像処理システムの動作を説明するシーケンス図である。
図11を参照して、端末装置がスキャンジョブの実行指示を受け付けてから、スキャンアプリがコードおよびメールアドレスをMFPに送信するまでの処理は、図5に示す第1の状況の場合と同様であるため、その説明は繰り返さない。
スキャンアプリがコードおよびメールアドレスをMFPに送信する場合、スキャンアプリは、さらに端末IDおよびジョブIDをMFPに送信する。
端末IDとは、端末装置を識別する情報である。ジョブIDとは、実行中のスキャンジョブ(スキャンした原稿の画像データを最終保存先に保存するジョブ)を識別する情報である。
OSは、スキャンアプリがコード、メールアドレス、端末ID、およびジョブIDを送信した後で、スキャンアプリを終了する。スキャンアプリは、バックグラウンドからサスペンドに移行する。OSは、スキャンアプリを終了した後で、メール受信アプリを起動する。これにより、端末装置で動作するアプリケーションが、スキャンアプリからメール受信アプリに切り替わり、メール受信アプリがアクティブになる。
MFPは、コードを受信すると、画像データの送信を中断し、残りの画像データを、スキャンアプリに送信する代わりに一時保存先に保存する。残りの画像データの保存が完了した後、一時保存先(MFP)は、端末装置のメールアドレスに残りの画像データを送信する。メール受信アプリは残りの画像データを受信する。
またMFPは、残りの画像データの保存が完了した後、端末装置から受信した装置IDおよびジョブIDを最終保存先に送信する。最終保存先は、装置IDおよびジョブIDを受信すると、受信した装置IDに基づいて特定した端末装置のOSに、ジョブIDを通知する。端末装置のOSは、ジョブIDの通知を受信すると、この通知をアプリ通知として表示部に表示する。
なお、ジョブIDの受信の通知は、アプリ通知を用いて行われる場合の他、端末装置のLEDランプを点灯させるなど、どのような方法で行われてもよい。
アプリ通知を見たユーザーは、スキャンアプリを起動する操作を行う。この操作を受け付けると、OSは、メール受信アプリを終了し、スキャンアプリを起動する(端末装置で動作するアプリケーションをスキャンアプリに切り替える)。これにより、端末装置で動作するアプリケーションが、メール受信アプリからスキャンアプリに再び切り替わり、スキャンアプリがアクティブになる。OSは、スキャンアプリにジョブIDを設定する。スキャンアプリは、ジョブIDに基づいて最終保存先にアクセスし、画像データを最終保存先にアップロードする。
なお、OSは、ジョブIDの通知を受信した場合に、スキャンアプリを起動する操作をユーザーから受け付けることなく、自動的にスキャンアプリを起動してもよい。OSは、たとえばジョブIDの通知を受信してから所定時間後に、スキャンアプリを起動してもよい。OSは、スキャンアプリを自動的に起動する場合、アプリ通知を表示部に表示してもよいし、表示しなくてもよい。後述する図12のシーケンス図においても同様である。
(2−3) 切り替え後の別アプリの種類がインスタントメッセンジャーである場合
図12は、第2の状況において、切り替え後の別アプリの種類がインスタントメッセンジャーである場合の画像処理システムの動作を説明するシーケンス図である。なお、図12において、インスタントメッセンジャーには、通信の相手先として一時保存先(MFP)が事前に設定されているものとする。
図12を参照して、端末装置がスキャンジョブの実行指示を受け付けてから、スキャンアプリがコードをMFPに送信するまでの処理は、図6に示す第1の状況の場合と同様であるため、その説明は繰り返さない。
スキャンアプリがコードをMFPに送信する場合、スキャンアプリは、さらに端末IDおよびジョブIDをMFPに送信する。
OSは、スキャンアプリがコード、端末ID、およびジョブIDを送信した後で、スキャンアプリを終了する。スキャンアプリは、バックグラウンドからサスペンドに移行する。OSは、スキャンアプリを終了した後で、インスタントメッセンジャーを起動する。これにより、端末装置で動作するアプリケーションが、スキャンアプリからインスタントメッセンジャーに切り替わり、インスタントメッセンジャーがアクティブになる。
MFPは、コードを受信すると、画像データの送信を中断し、残りの画像データを、スキャンアプリに送信する代わりに一時保存先に保存する。残りの画像データの保存が完了した後、一時保存先(MFP)は、インスタントメッセンジャーにて残りの画像データを送信する。インスタントメッセンジャーは、MFPから残りの画像データを受信する。
またMFPは、残りの画像データの保存が完了した後、端末装置から受信した装置IDおよびジョブIDを最終保存先に送信する。最終保存先は、装置IDおよびジョブIDを受信すると、受信した装置IDに基づいて特定した端末装置のOSに、ジョブIDを通知する。OSは、ジョブIDの通知を受信すると、この通知をアプリ通知として表示部に表示する。
アプリ通知を見たユーザーは、スキャンアプリを起動する操作を行う。この操作を受け付けると、OSは、インスタントメッセンジャーを終了し、スキャンアプリを起動する。これにより、端末装置で動作するアプリケーションが、インスタントメッセンジャーからスキャンアプリに再び切り替わり、スキャンアプリがアクティブになる。OSは、スキャンアプリにジョブIDを設定する。スキャンアプリは、ジョブIDに基づいて最終保存先にアクセスし、画像データを最終保存先にアップロードする。
(2−4) 切り替え後の別アプリの種類が通信不可のアプリである場合
切り替え後の別アプリの種類が通信不可のアプリである場合、端末装置がスキャンジョブの実行指示を受け付けてから、スキャンアプリが残りの画像データを一時保存先から受信するまでの処理は、図7に示す動作の場合と同様であるため、その説明は繰り返さない。その後、スキャンアプリは、ユーザーの操作に従って画像データを最終保存先にアップロードする。
(3) 第3の状況
図13は、第3の状況において、切り替え後の別アプリを通じて画像データIMをアップロードすることが可能である場合の画像形成システムの動作を説明する図である。
図13(a)を参照して、第3の状況は次のものである。端末装置100は、スキャンジョブの実行指示を端末装置100のユーザーから受け付けている。このスキャンジョブは、MFP200で原稿をスキャンして、得られた原稿の画像データをクラウドサーバー300−2(第3の状況での画像処理装置の一例、最終保存先)にアップロード(送信)するものである。端末装置100は、スキャンアプリを通じてクラウドサーバー300−2に原稿の画像データIMをアップロードしている間に、端末装置100で動作するアプリケーションを別アプリに切り替える操作をユーザーから受け付ける。
第3の状況において、端末装置100は、画像データIMのアップロードを中断する。端末装置100は、別アプリを通じて画像データIMをアップロードすることが可能か否かを判別する。
切り替え後の別アプリの種類がブラウザである場合には、切り替え後の別アプリを通じて画像データIMをアップロードすることが可能である。この場合端末装置100は、図13(b)に示すように、切り替え後の別アプリを通じてMFP200との通信を再開(継続)し、残りの画像データIMをクラウドサーバー300−2(最終保存先)にアップロードする。
(3−1) 切り替え後の別アプリの種類がブラウザである場合
図14は、第3の状況において、切り替え後の別アプリの種類がブラウザである場合の画像処理システムの動作を説明するシーケンス図である。
図14を参照して、端末装置のOSは、スキャンアプリを起動する。スキャンアプリはスキャンジョブの実行指示を受け付けると、MFPに対して原稿のスキャンを指示する。MFPは原稿をスキャンし、原稿の画像データをスキャンアプリに送信する。スキャンアプリはMFPから画像データを受信する。スキャンアプリは、画像データの受信を完了すると、最終保存先への画像データのアップロードを開始する。
OSは、スキャンアプリが最終保存先に画像データをアップロードしている間に、端末装置で動作するアプリケーションをスキャンアプリからブラウザに切り替える操作をユーザーから受け付ける。OSは、ブラウザを通じて画像データをアップロードすることが可能か否かの判別処理を行い、画像データをアップロードすることが可能であると判別する。OSは、スキャンアプリに対してサスペンド指示を行うとともに、ブラウザを用いて残りの画像データのアップロードを行うことをスキャンアプリに通知する。
スキャンアプリは、サスペンド指示を受信すると、アクティブからバックグラウンドに移行し、MFPに対して画像データのアップロードを中断する旨(サスペンド)の通知を行う。またスキャンアプリは、起動時に画像データのアップロードを再開する設定をOSに送信する。OSは、スキャンアプリから設定を受信すると、スキャンアプリを終了する。スキャンアプリは、バックグラウンドからサスペンドに移行する。
OSは、スキャンアプリを終了した後で、ブラウザを起動する。これにより、端末装置で動作するアプリケーションが、スキャンアプリからブラウザに切り替わり、ブラウザがアクティブになる。そしてOSは、ブラウザに対して画像データのアップロードを再開する設定を送信する。ブラウザは、設定に従って最終保存先にアクセスすることにより、残りの画像データを最終保存先にアップロードする。
このように、第3の状況において、別のアプリがブラウザである場合、端末装置は、ブラウザが起動すると、ブラウザを通じて画像データのアップロードを自動的に継続する。
(3−2) 切り替え後の別アプリの種類がメール送信アプリ、インスタントメッセンジャー、または通信不可のアプリである場合
切り替え後の別アプリの種類がメール送信アプリ、インスタントメッセンジャー、または通信不可のアプリである場合、端末装置がスキャンジョブの実行指示を受け付けてから、スキャンアプリが最終保存先への画像データのアップロードを開始するまでの処理は、図14に示す動作の場合と同様であるため、その説明は繰り返さない。
OSは、スキャンアプリが最終保存先に画像データをアップロードしている間に、端末装置で動作するアプリケーションをスキャンアプリからメール送信アプリ、インスタントメッセンジャー、または通信不可のアプリに切り替える操作をユーザーから受け付ける。OSは、切り替え後のアプリケーションを通じて画像データをアップロードすることが可能か否かの判別処理を行い、画像データをアップロードすることが不可能であると判別する。OSは、スキャンアプリの同期機能を用いて、端末装置に保存されている画像データと最終保存先に保存されている画像データとが同期されるような設定を、スキャンアプリに対して行う。
OSは、スキャンアプリを終了した後で、切り替え後のアプリケーションを起動する。その後OSは、ユーザーの操作に従って、切り替え後のアプリケーションを終了し、スキャンアプリを起動する。これにより、端末装置で動作するアプリケーションがスキャンアプリに再び切り替わり、スキャンアプリがアクティブになる。スキャンアプリは、設定に従って、端末装置に保存している画像データを最終保存先にコピーすることにより、残りの画像データを最終保存先にアップロードする。
(4) 第4の状況
図15は、第4の状況において、切り替え後の別アプリを通じて画像データIMをダウンロードすることが可能である場合の画像形成システムの動作を説明する図である。
図15(a)を参照して、第4の状況は次のものである。端末装置100は、プリントジョブの実行指示を端末装置100のユーザーから受け付けている。このプリントジョブは、クラウドサーバー300−2(第4の状況での画像処理装置の一例、取得元)に保存されている画像データを端末装置100にダウンロード(受信)し、その画像データをMFP200に送信し、MFP200でプリントアウトするものである。端末装置100は、プリントアプリを通じてクラウドサーバー300−2から画像データIMをダウンロードしている間に、端末装置100で動作するアプリケーションを別アプリに切り替える操作をユーザーから受け付ける。
第4の状況において、端末装置100は、画像データIMのダウンロードを中断する。端末装置100は、切り替え後の別アプリを通じて画像データIMを受信することが可能か否かを判別する。
切り替え後の別アプリの種類がブラウザである場合には、切り替え後の別アプリを通じて画像データIMを受信することが可能である。この場合端末装置100は、図15(b)に示すように、別アプリを通じてクラウドサーバー300−2との通信を再開(継続)し、残りの画像データIMを受信する。端末装置100は、残りの画像データIMの受信を完了した後で、プリントアプリが再び起動された場合に、図15(c)に示すように、プリントアプリを通じてMFP200に対してプリントジョブの実行指示、および画像データIMを送信する。
(4−1) 切り替え後の別アプリの種類がブラウザである場合
図16は、第4の状況において、切り替え後の別アプリの種類がブラウザである場合の画像処理システムの動作を説明するシーケンス図である。
図16を参照して、端末装置のOSは、プリントアプリを起動する。プリントアプリはプリントジョブの実行指示を受け付けると、取得元からの画像データのダウンロード(受信)を開始する。
OSは、プリントアプリが取得元から画像データをダウンロードしている間に、端末装置で動作するアプリケーションをプリントアプリからブラウザに切り替える操作をユーザーから受け付ける。OSは、ブラウザを通じて画像データをダウンロードすることが可能か否かの判別処理を行い、画像データをダウンロードすることが可能であると判別する。OSは、プリントアプリに対してサスペンド指示を行うとともに、ブラウザを用いて残りの画像データのダウンロードを行うことをプリントアプリに通知する。
プリントアプリは、サスペンド指示を受信すると、アクティブからバックグラウンドに移行し、画像データのダウンロードの中断の指示を取得元に送信する。取得元は、プリントアプリからダウンロードの中断の指示を受信すると、画像データの送信を中断する。またプリントアプリは、起動時に画像データのダウンロードを再開する設定をOSに送信する。OSは、プリントアプリから設定を受信すると、プリントアプリを終了する。プリントアプリは、バックグラウンドからサスペンドに移行する。
OSは、プリントアプリを終了した後で、ブラウザを起動する。これにより、端末装置で動作するアプリケーションが、プリントアプリからブラウザに切り替わり、ブラウザがアクティブになる。そしてOSは、ブラウザに対して画像データのダウンロードを再開する設定を送信する。ブラウザは、設定に従って取得元にアクセスすることにより、残りの画像データをダウンロードする。
ブラウザは、残りの画像データのダウンロードが完了した後、ダウンロードの完了をOSに通知する。OSは、ダウンロードの完了の通知を受信すると、この通知をアプリ通知として表示部に表示する。
なお、ダウンロードの完了の通知は、アプリ通知を用いて行われる場合の他、端末装置のLEDランプを点灯させるなど、どのような方法で行われてもよい。
アプリ通知を見たユーザーは、プリントアプリを起動する操作を行う。この操作を受け付けると、OSは、ブラウザを終了し、プリントアプリを起動する。これにより、端末装置で動作するアプリケーションが、ブラウザからプリントアプリに再び切り替わり、プリントアプリがアクティブになる。プリントアプリは、ダウンロードした画像データ、およびプリントの実行指示をMFPに送信する。MFPは、受信した画像データをプリントアウトする。
なお、OSは、ダウンロードの完了の通知を受信した場合に、プリントアプリを起動する操作をユーザーから受け付けることなく、自動的にプリントアプリを起動してもよい。OSは、たとえばダウンロードの完了の通知を受信してから所定時間後に、プリントアプリを起動してもよい。OSは、プリントアプリを自動的に起動する場合、アプリ通知を表示部に表示してもよいし、表示しなくてもよい。
(4−2) 切り替え後の別アプリの種類がメール送信アプリ、インスタントメッセンジャー、または通信不可のアプリである場合
OSは、図14の場合と同様の方法で、プリントアプリが取得元から画像データをダウンロードしている間に、端末装置で動作するアプリケーションをスキャンアプリからメール送信アプリ、インスタントメッセンジャー、または通信不可のアプリに切り替える操作をユーザーから受け付ける。OSは、切り替え後のアプリケーションを通じて画像データをダウンロードすることが可能か否かの判別処理を行い、画像データをダウンロードすることが不可能であると判別する。
OSは、プリントアプリに対してサスペンド指示を行う。またOSは、プリントアプリが再び起動された場合に、取得元からの画像データのダウンロードを再開して、その後画像データおよびプリントの実行指示をMFPに送信する設定を、プリントアプリに対して行う。
OSは、プリントアプリを終了した後で、切り替え後のアプリケーションを起動する。その後OSは、ユーザーの操作に従って、切り替え後のアプリケーションを終了し、プリントアプリを起動する。これにより、端末装置で動作するアプリケーションがプリントアプリに再び切り替わり、プリントアプリがアクティブになる。プリントアプリは、設定に従って画像データを送信する。MFPは、プリントアプリから受信した画像データをプリントアウトする。
(5) 第5の状況
図17は、第5の状況において、切り替え後の別アプリを通じて画像データIMを送信することが可能である場合の画像形成システムの動作を説明する図である。なお、第5の状況において、プリントジョブは、ダイレクトプリントを用いたプリントジョブであってもよい。ダイレクトプリントとは、MFP200側にインストールされたプリントアプリを通じて実行されるプリントである。
図17(a)を参照して、第5の状況は次のものである。端末装置100は、プリントジョブの実行指示を端末装置100のユーザーから受け付けている。このプリントジョブは、クラウドサーバー300−2(取得元)に保存されている画像データを端末装置100にダウンロード(受信)し、その画像データをMFP200(第5の状況での画像処理装置の一例)に送信し、MFP200でプリントアウトするものである。端末装置100は、図17(b)に示すように、プリントアプリを通じて画像データIMをMFP200に送信している間に、端末装置100で動作するアプリケーションを別アプリに切り替える操作をユーザーから受け付ける。
第5の状況において、端末装置100は、画像データIMのダウンロードを中断する。端末装置100は、切り替え後の別アプリを通じて画像データIMを送信することが可能か否かを判別する。
切り替え後の別アプリの種類がブラウザ、メール送信アプリ、またはインスタントメッセンジャーである場合には、切り替え後の別アプリを通じて画像データIMを送信することが可能である。この場合端末装置100は、図17(c)に示すように、切り替え後の別アプリを通じてMFP200との通信を再開(継続)し、残りの画像データIMを送信する。
(5−1) 切り替え後の別アプリの種類がブラウザである場合
図18は、第5の状況において、切り替え後の別アプリの種類がブラウザである場合の画像処理システムの動作を説明するシーケンス図である。
図18を参照して、端末装置のOSは、プリントアプリを起動する。プリントアプリはプリントジョブの実行指示を受け付けると、取得元から画像データをダウンロードする。プリントアプリは、画像データのダウンロードを完了すると、画像データ、およびプリントジョブの実行指示をMFPに送信する。
OSは、プリントアプリが画像データをMFPに送信している間に、端末装置で動作するアプリケーションをプリントアプリからブラウザに切り替える操作をユーザーから受け付ける。OSは、ブラウザを通じて画像データを送信することが可能か否かの判別処理を行い、画像データを送信することが可能であると判別する。OSは、プリントアプリに対してサスペンド指示を行うとともに、ブラウザを用いて残りの画像データの送信を行うことをプリントアプリに通知する。
プリントアプリは、サスペンド指示を受信すると、アクティブからバックグラウンドに移行し、コードをMFPに送信する。このコードは、画像データの送信の中断の通知と、ブラウザを用いて残りの画像データの送信を行う旨の通知とを含むものである。
MFPは、コードを受信すると、画像データの受信を中断し、残りの画像データの送信先の情報(たとえばURLなど)をプリントアプリに通知する。送信先とは、MFPが残りの画像データを保存する保存先である。送信先としては、ブラウザでアクセス可能な場所が設定される。
プリントアプリは、MFPから送信先の情報を受信すると、送信先の情報をOSに通知する。OSは、プリントアプリから送信先の情報を受信すると、プリントアプリを終了する。プリントアプリは、バックグラウンドからサスペンドに移行する。
OSは、プリントアプリを終了した後で、ブラウザを起動する。これにより、端末装置で動作するアプリケーションが、プリントアプリからブラウザに切り替わり、ブラウザがアクティブになる。そしてOSは、ブラウザに送信先を設定する。ブラウザは、送信先にアクセスすることにより、残りの画像データを送信先に送信する。
MFPは、画像データの受信を完了すると、画像データをプリントアウトする。
(5−2) 切り替え後の別アプリの種類がメール送信アプリである場合
図19は、第5の状況において、切り替え後の別アプリの種類がメール受信アプリである場合の画像処理システムの動作を説明するシーケンス図である。
図19を参照して、OSは、図18の場合と同様の方法で、プリントアプリが画像データをMFPに送信している間に、端末装置で動作するアプリケーションをプリントアプリからメール送信アプリに切り替える操作をユーザーから受け付ける。OSは、メール送信アプリを通じて画像データを送信することが可能か否かの判別処理を行い、画像データを送信することが可能であると判別する。OSは、プリントアプリに対してサスペンド指示を行うとともに、メール送信アプリを用いて残りの画像データの送信を行うことをプリントアプリに通知する。
プリントアプリは、サスペンド指示を受信すると、アクティブからバックグラウンドに移行し、コードをMFPに送信する。このコードは、画像データの送信の中断の通知と、メールで残りの画像データの送信を行う旨の通知とを含むものである。
MFPは、コードを受信すると、画像データの受信を中断し、MFPのメールアドレスをプリントアプリに通知する。
プリントアプリは、MFPのメールアドレスを受信すると、MFPのメールアドレスをOSに通知する。OSは、プリントアプリからMFPのメールアドレスを受信すると、プリントアプリを終了する。プリントアプリは、バックグラウンドからサスペンドに移行する。
OSは、プリントアプリを終了した後で、メール送信アプリを起動する。これにより、端末装置で動作するアプリケーションが、プリントアプリからメール送信アプリに切り替わり、メール送信アプリがアクティブになる。OSは、MFPのメールアドレスをメール送信アプリに設定する。メール送信アプリは、残りの画像データをメールにてMFPに送信する。
MFPは、画像データの受信を完了すると、画像データをプリントアウトする。
(5−3) 切り替え後の別アプリの種類がインスタントメッセンジャーである場合
図20は、第5の状況において、切り替え後の別アプリの種類がインスタントメッセンジャーである場合の画像処理システムの動作を説明するシーケンス図である。なお、図20において、インスタントメッセンジャーには、通信の相手先としてMFPが事前に設定されているものとする。
図20を参照して、OSは、図18の場合と同様の方法で、プリントアプリが画像データをMFPに送信している間に、端末装置で動作するアプリケーションをプリントアプリからインスタントメッセンジャーに切り替える操作をユーザーから受け付ける。OSは、メインスタントメッセンジャーを通じて画像データを送信することが可能か否かの判別処理を行い、画像データを送信することが可能であると判別する。OSは、プリントアプリに対してサスペンド指示を行うとともに、インスタントメッセンジャーを用いて残りの画像データの送信を行うことをプリントアプリに通知する。
プリントアプリは、サスペンド指示を受信すると、アクティブからバックグラウンドに移行し、コードをMFPに送信する。このコードは、画像データの送信の中断の通知と、インスタントメッセンジャーを用いて残りの画像データの送信を行う旨の通知とを含むものである。
MFPは、コードを受信すると、画像データの受信を中断する。
OSは、スキャンアプリがコードを送信した後で、スキャンアプリを終了する。プリントアプリは、バックグラウンドからサスペンドに移行する。
OSは、プリントアプリを終了した後で、インスタントメッセンジャーを起動する。これにより、端末装置で動作するアプリケーションが、プリントアプリからインスタントメッセンジャーに切り替わり、インスタントメッセンジャーがアクティブになる。インスタントメッセンジャーは、残りの画像データをMFPに送信する。
MFPは、画像データの受信を完了すると、画像データをプリントアウトする。
(5−4) 切り替え後の別アプリの種類が通信不可のアプリである場合
別アプリの種類が通信不可のアプリである場合、端末装置がプリントジョブの実行指示を受け付けてから、プリントアプリがサスペンド指示を受信するまでの処理は、図18に示す動作の場合と同様であるため、その説明は繰り返さない。その後OSは、プリントアプリに対して、次にプリントアプリが起動したときに未送信部分の送信を再開する設定を行い、プリントアプリを終了する。
[アプリ通知]
本実施の形態における端末装置は、残りの画像データの保存の完了の通知、ジョブIDの受信の通知、またはダウンロードの完了の通知などを受信した場合に、受信した通知をアプリ通知として端末装置の表示部に表示する。
図21および図22は、本発明の一実施の形態において、端末装置が表示するアプリ通知の例を示す図である。
図21を参照して、端末装置100は、表示部160に待受画面を表示している。待受画面には、日付および時刻と、ロック解除のための操作(右方向へフリック)のガイドとが表示されている。端末装置100は、端末装置100は、残りの画像データの保存完了の通知、ジョブIDの受信の通知、またはダウンロードの完了の通知などを受信した場合に、待受画面にアプリ通知AI1をポップアップ表示する。アプリ通知AI1は、通知を受信したアプリケーション名(ここではPageScope mobile)と、アプリ通知の内容(ここでは残りの画像データの保存完了(スキャンの完了))とを含んでいる。
図22を参照して、待受画面においてロック解除のための操作を受け付けた場合、端末装置100は、表示部160に基本画面を表示する。基本画面には、端末装置100にインストールされているアプリケーションに関する複数のアイコンICが含まれている。端末装置100は、残りの画像データの保存完了の通知、ジョブIDの受信の通知、またはダウンロードの完了の通知などを受信した場合に、連携アプリに関するアイコンIC1のたとえば右上に、「1」という数字よりなるアプリ通知AI2を表示する。アプリ通知AI2の数字は、端末装置100のユーザーに未だ確認されていない連携アプリの通知の数を示している。アプリ通知AI2が表示されている状態で、端末装置100のユーザーによってアイコンIC1がタップされると、端末装置100は、連携アプリを起動し、通知の内容を表示部160に表示する。
[実施の形態の効果]
本実施の形態によれば、端末装置が、画像処理装置との間での画像データの送信または受信に関する処理である送受信処理を行っている場合において、端末装置で動作するアプリケーションを、連携アプリとは異なる別のアプリに切り替えた場合に、端末装置は、残りの画像データについての送受信処理を、別のアプリを通じて行う。これにより、端末装置のユーザーは、送受信処理に関する操作を再度行わなくても、送受信処理を完了することができる。その結果、利便性を向上することができる。
また端末装置は、端末装置が画像データを受信している状態で、端末装置で動作するアプリケーションを別のアプリに切り替える場合に、別のアプリを通じて画像処理装置から画像データを受信することが可能か否かを判別する。端末装置は、別のアプリを通じて画像データを受信することが可能な場合に、残りの画像データの受信を別のアプリを通じて行う。これにより、残りの画像データの受信を適切に行うことができる。
また端末装置は、別のアプリを通じて画像データを受信することが不可能な場合に、残りの画像データを一時保存先することを画像処理装置に対して要求する。そして端末装置は、残りの画像データの保存を完了した旨の通知を画像処理装置から受信する。これにより、端末装置は、連携アプリを再度起動することで、残りの画像データについての受信処理を適切に行うことができる。
さらに端末装置は、端末装置が画像データを送信している状態で、端末装置で動作するアプリケーションを別のアプリに切り替える場合に、残りの画像データの送信を別のアプリを通じて行う。これにより、残りの画像データの送信を適切に行うことができる。
[その他]
端末装置は、画像処理装置との間での画像データの通信に関する処理である通信処理を中断した場合であって、画像データのうち通信処理を未だ行っていない部分についての通信処理を第2のアプリケーションを通じて行うことが可能である場合に、残りの画像データの通信処理を、判別処理を行わずに第2のアプリケーションを通じて行ってもよい。
上述の実施の形態における処理は、ソフトウェアにより行なっても、ハードウェア回路を用いて行なってもよい。また、上述の実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザーに提供することにしてもよい。プログラムは、CPUなどのコンピューターにより実行される。また、プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。
上述の実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 端末装置
110,210,310 CPU(Central Processing Unit)
130,220,330 ROM(Read Only Memory)
140,230,340 RAM(Random Access Memory)
120,250,320 ネットワークI/F
150,240,350 記憶部
160 表示部
170 操作部
201 アクセスポイント
260 操作パネル
270 スキャナー
280 印字部
300−1,300―2 クラウドサーバー
360 処理実行部
370 認証部
401 イントラネット
402 インターネット
403 中継器
AI1,AI2 アプリ通知
IC,IC1 アイコン
IM 画像データ
PR1,PR2,PR3,PR4 処理

Claims (43)

  1. 画像処理装置と通信を行う端末装置であって、
    前記画像処理装置との間での画像データの通信に関する処理である通信処理を、第1のアプリケーションを通じて行う第1の通信手段と、
    前記第1の通信手段にて前記通信処理を行っている場合に、前記端末装置で動作するアプリケーションを、前記第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーションに切り替える切替手段と、
    前記切替手段にて前記端末装置で動作するアプリケーションを切り替える場合に、前記第1の通信手段による前記通信処理を中断する中断手段と、
    前記中断手段にて中断した場合であって、前記画像データのうち前記第1の通信手段にて前記通信処理を未だ行っていない部分についての前記通信処理を前記第2のアプリケーションを通じて行うことが可能である場合に、前記通信処理を未だ行っていない部分についての前記通信処理を前記第2のアプリケーションを通じて行う第2の通信手段とを備えた、端末装置。
  2. 前記通信処理は、前記画像データを前記画像処理装置から受信する処理である、請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記切替手段にて前記端末装置で動作させるアプリケーションを切り替える場合に、前記第2のアプリケーションを通じて前記画像処理装置から前記画像データを受信することが可能か否かを判別する判別手段をさらに備え、
    前記第2のアプリケーションを通じて前記画像処理装置から前記画像データを受信することが可能であると前記判別手段にて判別した場合に、前記第2の通信手段は、前記画像データのうち前記第1の通信手段にて未だ受信していない未受信部分を受信する、請求項2に記載の端末装置。
  4. 前記第2のアプリケーションを通じて前記画像処理装置から前記画像データを受信することが可能であると前記判別手段にて判別した場合に、前記第2の通信手段にて前記未受信部分を受信する前に、前記未受信部分の受信に用いる前記第2のアプリケーションの種類を前記画像処理装置に通知する種類通知手段をさらに備えた、請求項3に記載の端末装置。
  5. 前記第2のアプリケーションを通じて前記画像処理装置から前記画像データを受信することが可能であると前記判別手段にて判別した場合において、前記第2のアプリケーションの種類がブラウザであるとき、前記画像処理装置が前記未受信部分を保存する保存先である第1の保存先の情報を、前記画像処理装置から受信する第1の保存先情報受信手段をさらに備え、
    前記第2の通信手段は、前記第2のアプリケーションを通じて前記未受信部分を前記第1の保存先から受信する、請求項3または4に記載の端末装置。
  6. 前記第2のアプリケーションを通じて前記画像処理装置から前記画像データを受信することが可能であると前記判別手段にて判別した場合において、前記第2のアプリケーションの種類がメールを受信するアプリケーションであるとき、前記端末装置のメールアドレスを前記画像処理装置に送信するアドレス送信手段をさらに備え、
    前記第2の通信手段は、メールにて前記未受信部分を受信する、請求項3〜5のいずれかに記載の端末装置。
  7. 前記第2のアプリケーションを通じて前記画像処理装置から前記画像データを受信することが可能であると前記判別手段にて判別した場合において、前記第2のアプリケーションの種類がインスタントメッセンジャーであるとき、前記第2の通信手段は、前記第2のアプリケーションにおいて予め設定された送信元から前記未受信部分を受信する、請求項3〜6のいずれかに記載の端末装置。
  8. 前記第2のアプリケーションを通じて前記画像処理装置から前記画像データを受信することが不可能であると前記判別手段にて判別した場合に、前記未受信部分を前記端末装置以外の保存先である第2の保存先に保存することを、前記画像処理装置に対して要求する要求手段をさらに備えた、請求項3〜7のいずれかに記載の端末装置。
  9. 前記要求手段にて要求した場合に、前記第2の保存先から前記未受信部分の保存の完了の通知を受信する完了通知受信手段をさらに備えた、請求項8に記載の端末装置。
  10. 前記第2の通信手段にて前記未受信部分を受信した後で、前記第1のアプリケーションまたは第2のアプリケーションを通じて、サーバー内の最終保存先に前記画像データを保存する最終保存手段をさらに備えた、請求項3〜9のいずれかに記載の端末装置。
  11. 前記第2のアプリケーションを通じて前記画像処理装置から前記画像データを受信することが可能であると前記判別手段にて判別した場合において、前記第2のアプリケーションの種類がブラウザであるとき、前記最終保存先の情報を前記第2のアプリケーションに通知する第1の最終保存先通知手段をさらに備え、
    前記最終保存手段は、前記第1の最終保存先通知手段にて通知した情報に基づいて、前記第2のアプリケーションを通じて前記最終保存先に前記画像データを保存する、請求項10に記載の端末装置。
  12. 前記第2のアプリケーションを通じて前記画像処理装置から前記画像データを受信することが可能であると前記判別手段にて判別した場合において、前記第2のアプリケーションの種類がメールを受信するアプリケーションまたはインスタントメッセンジャーであるとき、前記端末装置の識別情報と、前記最終保存先に前記画像データを保存するジョブの識別情報とを前記画像処理装置に送信する識別情報送信手段と、
    前記識別情報送信手段にて送信した後に、前記ジョブの識別情報を前記第1のアプリケーションに通知する第2の最終保存先通知手段と、
    前記第2の通信手段にて前記未受信部分を受信した後で、前記端末装置で動作するアプリケーションを前記第1のアプリケーションに再び切り替える第1の再切替手段とをさらに備え、
    前記第1の再切替手段にて前記端末装置で動作するアプリケーションを再び切り替えた場合に、前記最終保存手段は、前記第2の最終保存先通知手段にて通知した前記ジョブの識別情報に基づいて、前記第1のアプリケーションを通じて前記最終保存先に前記画像データを保存する、請求項10または11に記載の端末装置。
  13. 前記切替手段にて前記端末装置で動作させるアプリケーションを切り替える場合において、前記第2のアプリケーションの種類がブラウザであるとき、前記画像データのうち前記第1の通信手段にて未だ受信していない未受信部分を受信する設定を、前記第1のアプリケーションから前記第2のアプリケーションに送信する第1の設定送信手段をさらに備え、
    前記第2の通信手段は、前記第1の設定送信手段にて送信した設定に基づいて、前記第2のアプリケーションを通じて前記未受信部分を受信し、
    前記第2の通信手段にて前記未受信部分を受信した後で、前記端末装置で動作するアプリケーションを前記第1のアプリケーションに再び切り替える第2の再切替手段と、
    前記第2の再切替手段にて前記端末装置で動作するアプリケーションを再び切り替えた場合に、前記第1のアプリケーションを通じて、前記画像処理装置に対して前記画像データおよびプリントジョブの実行指示を送信する実行指示送信手段とをさらに備えた、請求項3〜12のいずれかに記載の端末装置。
  14. 前記通信処理は、前記画像データを前記画像処理装置に送信する処理である、請求項1に記載の端末装置。
  15. 前記切替手段にて前記端末装置で動作させるアプリケーションを切り替える場合において、前記第2のアプリケーションの種類がブラウザであるとき、前記画像データのうち前記第1の通信手段にて未だ送信していない未送信部分を送信する設定を、前記第1のアプリケーションから前記第2のアプリケーションに送信する第2の設定送信手段をさらに備え、
    前記第2の通信手段は、前記第2の設定送信手段にて送信した設定に基づいて、前記第2のアプリケーションを通じて前記未送信部分を送信する、請求項14に記載の端末装置。
  16. 前記切替手段にて前記端末装置で動作させるアプリケーションを切り替える場合に、前記第2のアプリケーションを通じて前記画像処理装置に前記画像データを送信することが可能か否かを判別する判別手段をさらに備え、
    前記第2のアプリケーションを通じて前記画像処理装置に前記画像データを送信することが可能であると前記判別手段にて判別した場合に、前記第2の通信手段は、前記画像データのうち前記第1の通信手段にて未だ送信していない未送信部分を送信する、請求項14に記載の端末装置。
  17. 前記第2のアプリケーションを通じて前記画像処理装置に前記画像データを送信することが可能であると前記判別手段にて判別した場合において、前記第2のアプリケーションの種類がブラウザであるとき、前記画像処理装置が前記未送信部分を保存する保存先である第3の保存先の情報を、前記画像処理装置から受信する第2の保存先情報受信手段をさらに備え、
    前記第2の通信手段は、前記第2のアプリケーションを通じて前記未送信部分を前記第3の保存先に送信する、請求項16に記載の端末装置。
  18. 前記第2のアプリケーションを通じて前記画像処理装置に前記画像データを送信することが可能であると前記判別手段にて判別した場合において、前記第2のアプリケーションの種類がメールを送信するアプリケーションであるとき、前記画像処理装置のメールアドレスを受信するアドレス受信手段をさらに備え、
    前記第2の通信手段は、メールにて前記未送信部分を前記画像処理装置に送信する、請求項16または17に記載の端末装置。
  19. 前記第2のアプリケーションを通じて前記画像処理装置に前記画像データを送信することが可能であると前記判別手段にて判別した場合において、前記第2のアプリケーションの種類がインスタントメッセンジャーであるとき、前記第2の通信手段は、前記第2のアプリケーションにおいて予め設定された送信先に前記未送信部分を送信する、請求項16〜18のいずれかに記載の端末装置。
  20. 前記第1のアプリケーションと、前記第2のアプリケーションとは同時に起動されない、請求項1〜19のいずれかに記載の端末装置。
  21. 前記端末装置には、前記第1のアプリケーションおよび前記第2のアプリケーションの動作を制御するOS(オペレーティングシステム)がインストールされており、
    前記OSは、前記第1のアプリケーションと前記第2のアプリケーションとを同時に動作させることができない、請求項1〜20のいずれかに記載の端末装置。
  22. 画像処理装置と通信を行う端末装置の制御方法であって、
    前記画像処理装置との間での画像データの通信に関する処理である通信処理を、第1のアプリケーションを通じて行う第1の通信ステップと、
    前記第1の通信ステップにて前記通信処理を行っている場合に、前記端末装置で動作するアプリケーションを、前記第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーションに切り替える切替ステップと、
    前記切替ステップにて前記端末装置で動作するアプリケーションを切り替える場合に、前記第1の通信ステップによる前記通信処理を中断する中断ステップと、
    前記中断ステップにて中断した場合であって、前記画像データのうち前記第1の通信ステップにて前記通信処理を未だ行っていない部分についての前記通信処理を、前記第2のアプリケーションを通じて行うことが可能である場合に、前記通信処理を未だ行っていない部分についての前記通信処理を前記第2のアプリケーションを通じて行う第2の通信ステップとを備えた、端末装置の制御方法。
  23. 前記通信処理は、前記画像データを前記画像処理装置から受信する処理である、請求項22に記載の端末装置の制御方法。
  24. 前記切替ステップにて前記端末装置で動作させるアプリケーションを切り替える場合に、前記第2のアプリケーションを通じて前記画像処理装置から前記画像データを受信することが可能か否かを判別する判別ステップをさらに備え、
    前記第2のアプリケーションを通じて前記画像処理装置から前記画像データを受信することが可能であると前記判別ステップにて判別した場合に、前記第2の通信ステップにおいて、前記画像データのうち前記第1の通信ステップにて未だ受信していない未受信部分を受信する、請求項23に記載の端末装置の制御方法。
  25. 前記第2のアプリケーションを通じて前記画像処理装置から前記画像データを受信することが可能であると前記判別ステップにて判別した場合に、前記第2の通信ステップにて前記未受信部分を受信する前に、前記未受信部分の受信に用いる前記第2のアプリケーションの種類を前記画像処理装置に通知する種類通知ステップをさらに備えた、請求項24に記載の端末装置の制御方法。
  26. 前記第2のアプリケーションを通じて前記画像処理装置から前記画像データを受信することが可能であると前記判別ステップにて判別した場合において、前記第2のアプリケーションの種類がブラウザであるとき、前記画像処理装置が前記未受信部分を保存する保存先である第1の保存先の情報を、前記画像処理装置から受信する第1の保存先情報受信ステップをさらに備え、
    前記第2の通信ステップにおいて、前記第2のアプリケーションを通じて前記未受信部分を前記第1の保存先から受信する、請求項24または25に記載の端末装置の制御方法。
  27. 前記第2のアプリケーションを通じて前記画像処理装置から前記画像データを受信することが可能であると前記判別ステップにて判別した場合において、前記第2のアプリケーションの種類がメールを受信するアプリケーションであるとき、前記端末装置のメールアドレスを前記画像処理装置に送信するアドレス送信ステップをさらに備え、
    前記第2の通信ステップにおいて、メールにて前記未受信部分を受信する、請求項24〜26のいずれかに記載の端末装置の制御方法。
  28. 前記第2のアプリケーションを通じて前記画像処理装置から前記画像データを受信することが可能であると前記判別ステップにて判別した場合において、前記第2のアプリケーションの種類がインスタントメッセンジャーであるとき、前記第2の通信ステップにおいて、前記第2のアプリケーションにおいて予め設定された送信元から前記未受信部分を受信する、請求項24〜27のいずれかに記載の端末装置の制御方法。
  29. 前記第2のアプリケーションを通じて前記画像処理装置から前記画像データを受信することが不可能であると前記判別ステップにて判別した場合に、前記未受信部分を前記端末装置以外の保存先である第2の保存先に保存することを、前記画像処理装置に対して要求する要求ステップをさらに備えた、請求項24〜28のいずれかに記載の端末装置の制御方法。
  30. 前記要求ステップにて要求した場合に、前記第2の保存先から前記未受信部分の保存の完了の通知を受信する完了通知受信ステップをさらに備えた、請求項29に記載の端末装置の制御方法。
  31. 前記第2の通信ステップにて前記未受信部分を受信した後で、前記第1のアプリケーションまたは第2のアプリケーションを通じて、サーバー内の最終保存先に前記画像データを保存する最終保存ステップをさらに備えた、請求項24〜30のいずれかに記載の端末装置の制御方法。
  32. 前記第2のアプリケーションを通じて前記画像処理装置から前記画像データを受信することが可能であると前記判別ステップにて判別した場合において、前記第2のアプリケーションの種類がブラウザであるとき、前記最終保存先の情報を前記第2のアプリケーションに通知する第1の最終保存先通知ステップをさらに備え、
    前記最終保存ステップにおいて、前記第1の最終保存先通知ステップにて通知した情報に基づいて、前記第2のアプリケーションを通じて前記最終保存先に前記画像データを保存する、請求項31に記載の端末装置の制御方法。
  33. 前記第2のアプリケーションを通じて前記画像処理装置から前記画像データを受信することが可能であると前記判別ステップにて判別した場合において、前記第2のアプリケーションの種類がメールを受信するアプリケーションまたはインスタントメッセンジャーであるとき、前記端末装置の識別情報と、前記最終保存先に前記画像データを保存するジョブの識別情報とを前記画像処理装置に送信する識別情報送信ステップと、
    前記識別情報送信ステップにて送信した後に、前記ジョブの識別情報を前記第1のアプリケーションに通知する第2の最終保存先通知ステップと、
    前記第2の通信ステップにて前記未受信部分を受信した後で、前記端末装置で動作するアプリケーションを前記第1のアプリケーションに再び切り替える第1の再切替ステップとをさらに備え、
    前記第1の再切替ステップにて前記端末装置で動作するアプリケーションを再び切り替えた場合に、前記最終保存ステップにおいて、前記第2の最終保存先通知ステップにて通知した前記ジョブの識別情報に基づいて、前記第1のアプリケーションを通じて前記最終保存先に前記画像データを保存する、請求項31または32に記載の端末装置の制御方法。
  34. 前記切替ステップにて前記端末装置で動作させるアプリケーションを切り替える場合において、前記第2のアプリケーションの種類がブラウザであるとき、前記画像データのうち前記第1の通信ステップにて未だ受信していない未受信部分を受信する設定を、前記第1のアプリケーションから前記第2のアプリケーションに送信する第1の設定送信ステップをさらに備え、
    前記第2の通信ステップにおいて、前記第1の設定送信ステップにて送信した設定に基づいて、前記第2のアプリケーションを通じて前記未受信部分を受信し、
    前記第2の通信ステップにて前記未受信部分を受信した後で、前記端末装置で動作するアプリケーションを前記第1のアプリケーションに再び切り替える第2の再切替ステップと、
    前記第2の再切替ステップにて前記端末装置で動作するアプリケーションを再び切り替えた場合に、前記第1のアプリケーションを通じて、前記画像処理装置に対して前記画像データおよびプリントジョブの実行指示を送信する実行指示送信ステップとをさらに備えた、請求項24〜33のいずれかに記載の端末装置の制御方法。
  35. 前記通信処理は、前記画像データを前記画像処理装置に送信する処理である、請求項22に記載の端末装置の制御方法。
  36. 前記切替ステップにて前記端末装置で動作させるアプリケーションを切り替える場合において、前記第2のアプリケーションの種類がブラウザであるとき、前記画像データのうち前記第1の通信ステップにて未だ送信していない未送信部分を送信する設定を、前記第1のアプリケーションから前記第2のアプリケーションに送信する第2の設定送信ステップをさらに備え、
    前記第2の通信ステップにおいて、前記第2の設定送信ステップにて送信した設定に基づいて、前記第2のアプリケーションを通じて前記未送信部分を送信する、請求項35に記載の端末装置の制御方法。
  37. 前記切替ステップにて前記端末装置で動作させるアプリケーションを切り替える場合に、前記第2のアプリケーションを通じて前記画像処理装置に前記画像データを送信することが可能か否かを判別する判別ステップをさらに備え、
    前記第2のアプリケーションを通じて前記画像処理装置に前記画像データを送信することが可能であると前記判別ステップにて判別した場合に、前記第2の通信ステップにおいて、前記画像データのうち前記第1の通信ステップにて未だ送信していない未送信部分を送信する、請求項35に記載の端末装置の制御方法。
  38. 前記第2のアプリケーションを通じて前記画像処理装置に前記画像データを送信することが可能であると前記判別ステップにて判別した場合において、前記第2のアプリケーションの種類がブラウザであるとき、前記画像処理装置が前記未送信部分を保存する保存先である第3の保存先の情報を、前記画像処理装置から受信する第2の保存先情報受信ステップをさらに備え、
    前記第2の通信ステップにおいて、前記第2のアプリケーションを通じて前記未送信部分を前記第3の保存先に送信する、請求項37に記載の端末装置の制御方法。
  39. 前記第2のアプリケーションを通じて前記画像処理装置に前記画像データを送信することが可能であると前記判別ステップにて判別した場合において、前記第2のアプリケーションの種類がメールを送信するアプリケーションであるとき、前記画像処理装置のメールアドレスを受信するアドレス受信ステップをさらに備え、
    前記第2の通信ステップにおいて、メールにて前記未送信部分を前記画像処理装置に送信する、請求項37または38に記載の端末装置の制御方法。
  40. 前記第2のアプリケーションを通じて前記画像処理装置に前記画像データを送信することが可能であると前記判別ステップにて判別した場合において、前記第2のアプリケーションの種類がインスタントメッセンジャーであるとき、前記第2の通信ステップにおいて、前記第2のアプリケーションにおいて予め設定された送信先に前記未送信部分を送信する、請求項37〜39のいずれかに記載の端末装置の制御方法。
  41. 前記端末装置には、前記第1のアプリケーションおよび前記第2のアプリケーションの動作を制御するOS(オペレーティングシステム)がインストールされており、
    前記OSは、前記第1のアプリケーションと前記第2のアプリケーションとを同時に動作させることができない、請求項22〜40のいずれかに記載の端末装置の制御方法。
  42. 請求項22〜41のいずれかに記載の端末装置の制御方法をコンピューターに実行させる、端末装置の制御プログラム。
  43. 前記第1のアプリケーションと、前記第2のアプリケーションとは同時に起動されない、請求項42に記載の端末装置の制御プログラム。
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