JP3833128B2 - 印刷装置、電源制御方法、プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の無線データ伝送方式により情報端末装置との間のデータ通信を行う通信処理部と、前記通信処理部で受信した印刷データを印刷出力させる印刷処理部とを備える印刷装置の電源制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、様々な技術分野で環境を意識した技術が飛躍的に進展している。その一環として印刷装置における省エネルギー技術が挙げられる。そして、そのような技術として、特開平05−342388号公報には、携帯用のポータブルプリンタにおいて、上位装置からプリンタに対して印刷データが一定時間入力されない場合にプリンタ側での省電力処理が実行される発明が開示されている。また、特開平09−190246号公報にはネットワーク上で起動(電源ON)されたホストコンピュータに連動して自動的にプリンタが起動することが、また、ホストコンピュータの電源OFFに連動して自動的にプリンタが停止する発明が開示されている。
【0003】
また、特開平09−081278号公報には、無線を介して周囲の機器をセンスし、自装置にデータを送ってくる可能性のある装置があるかどうかを調べ、そのセンス結果に応じて電源のOFFや電源のスリープ状態の移行への制御を行う仕組みが開示されている。
【0004】
一方、近年におけるコンピュータ技術や通信技術の発展にも著しいものがあり特にIEEE802.11b、Bluetooth(登録商標)などの無線通信技術の発展が著しく、そのような無線技術に対応したような家電製品、印刷装置等の事務機器なども普及しつつある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、無線通信を利用した印刷データの送信を想定した場合、印刷装置に対して印刷を実行させる機能を有する端末機器は予め定まったものとは限らず、不特定に変動する可能性があり、そのようなことは従来では想定されていなかった。
【0006】
更に、無線通信機能を有した電子機器は様々な種別のものが想定され、印刷装置と無線通信可能な電子機器の全てが該印刷装置に対して印刷を実行させる機能を備えたものとは限らない。従来の印刷装置では、そのような様々な種別の電子機器に対応して適切に省エネルギー処理を実行するようなことは実現されていなかった。
【0007】
また、特開平09−081278号公報には無線印刷装置おける電力制御の仕組みが開示されているものの、自装置の周囲の環境に柔軟に対応すると言う点ではまだまだ改善の余地はある。
【0008】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、無線通信可能な情報端末装置と通信可能な印刷装置において、周囲の様々な環境に対応して消費電力を大幅に節減できる仕組みを提供することである。
【0009】
本発明の一実施形態では、所定の無線データ伝送方式により情報端末装置との間のデータ通信を行う通信処理部と、前記通信処理部で受信した印刷データを印刷出力させる印刷処理部とを備える印刷装置であって、前記通信処理部による前記無線データ伝送方式で通信が可能な範囲に存在する情報端末装置の機能種別としてのプロファイルを問合せる問合せ手段と、前記通信処理部による前記無線データ伝送方式で通信が可能な範囲に存在する情報端末装置から、前記問合せ手段の問合せに応じて応答されてくるプロファイルを解析する解析手段と、前記解析手段の解析に基づき前記印刷処理部へ供給される電源供給状態を制御する電源制御手段とを有し、前記プロファイルには、少なくとも印刷機能を示すプリンティングプロファイルが含まれることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を説明する。
【0011】
まず、最初に本実施形態で説明する各種無線通信方式の標準化が推進されているものの中で代表的なものについて説明を行う。
【0012】
電磁波を利用して無線でパケット化されたデータの送受信を行う方式の標準化の一例を挙げると、IEEE標準委員会ではIEEE std 802.11という名称で無線LANの物理層およびメディアアクセス制御層(以下、MAC層と略記する)を標準化しており、更にIEEE std 802.11bおよびIEEE std 802.11aという名称でより高速な物理層およびMAC層を標準化している。ここで、IEEE std 802.11では電磁波だけでなく、赤外線の利用も含めている。これに対しIEEE std 802.11bおよびIEEE std 802.11aは現在のところ電磁波のみである。
【0013】
また、IEEE std 802.11およびIEEE std 802.11bで使用する電磁波の周波数帯域は、利用者が免許取得を不要とする2.4GHz(ギガヘルツ)帯である。
【0014】
IEEE std 802.11では通信速度は1Mbit/秒(メガビット毎秒)乃至2Mbit/秒であるが、IEEE std 802.11bでは5.5Mbit/秒および11Mbit/秒の通信速度が加えられている。IEEE std 802.11aでは使用する電磁波の周波数帯域が異なるものの、6Mbit/秒から54Mbit/秒の通信速度が規定されている。IEEE std 802.11b準拠の製品の通信距離は、11Mbpsで30m程度、通信速度を下げればより長距離の通信が可能である。
【0015】
電磁波を使う無線通信方式は、IEEE std 802.11では直接拡散方式(DS)方式および周波数ホッピング方式(FH方式)の両方を採用している。IEEE std 802.11bではDS方式を採用している。
【0016】
IEEE std 802.11aでは5GHz帯域を使用し、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)という方式を採用している。
【0017】
また、IEEE標準委員会では2.4GHz帯域での高速化を802.11gという作業部会で検討したり、他の作業部会で機能や性能の向上を検討したりしている。
【0018】
2.4GHz帯を使用する無線通信方式として最近注目されているものとして、他にBluetooth(登録商標)がある。Bluetooth(登録商標)は現状の規格では通信速度が1Mbpsで通信距離も10m程度と、IEEEstd 802.11bより低速で通信距離が短い。携帯電話とヘッドセット間や携帯型PCと携帯電話間の通信等の手近なアプリケーションを想定して規格化されたものである。
【0019】
IEEE std 802.11bが採用しているDS方式に対してBluetooth(登録商標)はFH方式を採用している。Bluetooth(登録商標)では、物理層やリンク層の規格のほか、各アプリケーションを想定して各アプリケーション毎にプロトコルスタックの実装方法を規定するプロファイルと呼ばれる仕様を定めている。これらのプロファイルには、現在開発中のものも含め、ヘッドセット・プロファイル、ダイヤルアップ・ネットワーキング・プロファイル、ファイル転送プロファイル、プリンティングプロファイル等種々の仕様が定められつつある。これらは、ヘッドセットへ音声データを出力するためのアプリケーション、ダイヤルアップを行うためのアプリケーション、ファイル転送を行うアプリケーション、プリンティングを行うアプリケーション等、各アプリケーション毎に定められるものであり、通信を行う双方の機器がアプリケーションに該当するプロファイルに従っていなければならない。例えば、Bluetooth(登録商標)を利用して携帯型端末装置等からプリンタにプリント出力させるためには、前記携帯型端末装置等と前記プリンタは共にBluetooth(登録商標)の規格に従った物理層や上位層を実装すると共に、上記プリンティングプロファイルに従っていなければならない。
【0020】
以下、図面を参照して説明する。
【0021】
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態を示す印刷装置の制御構成を説明するブロック図である。
【0022】
図において、1はプリンタ(印刷装置)、101は前記プリンタ1のプリントエンジン部105、MAC層制御部108などの各部を制御する中央制御装置(CPU)である。外部の情報端末装置から受信した印刷データをプリントエンジン部105が媒体に印刷出力できるような形式のデータに変換するなどのデータ処理を行う機能も有する。102は前記中央制御装置101が読み出すプログラム命令コード等が格納されている記憶媒体であるところのROM(Read Only memory)部、103は前記中央制御装置101が必要に応じてデータの書き込みや読み出しを行うためのRAM(Random Access Memory)部、104は前記中央制御装置101の制御によって計時を開始し、設定された時間経過を中央制御装置101に通知するためのタイマである。105はプリントエンジン部であり、プリンタの種別によって異なる。例えばプリンタ1がインクジェットプリンタであればプリントエンジン部105には紙送り機構、プリントヘッド、インクカートリッジ、排紙機構等が含まれる。また、紙無し検出手段、紙詰まり検出手段、インクの残りの有無を検出する検出手段などのエラー、或いは、消耗材切れを検知する各種手段を備える。
【0023】
106は電源スイッチ等のスイッチ部であり、スイッチが押下された場合は該スイッチが押下された情報が中央制御装置101に通知される、もしくは中央制御装置101が定期的にスイッチの状態を監視するように構成されている。107は前記中央制御装置101の制御によって表示を行うためのLED(Light Emitting Diode)、LCD、液晶パネル、プリンタの各種操作機能を含む液晶タッチパネルディスプレイ等による表示部である。
【0024】
108はIEEE std 802.11bに従って動作するMAC層(メディアアクセス制御層)制御部であり、無線で送受信するフレームの組み立て・分解や制御フレームの生成、無線通信チャネルの獲得制御、通信速度の制御等を司る部分である。109はベースバンド処理部であり、前記フレームの変復調、符号化/復号化、アナログ/デジタル変換等を行う部分である。
【0025】
110はIF(Intermediate Frequency)のI/Q(In phase/Quadrature)モデム部であり、送信用IF信号および受信IFのフィルタリング、4相位相変調/復調等を行う部分である。111はRF/IF変換部であり、IFのI/Qモデム部110が出力するIF信号を入力してRF(Radio Frequency)信号に変換し、RF送受信部112に出力し、RF送受信部112を介してアンテナ113より出力させるためのものであり、逆にアンテナ113が受信したRF信号をRF送受信部112を介して入力された場合にIF信号に変換してIFのI/Qモデム部110へ出力するための部分である。RF送受信部112は、RF信号の増幅やMAC層制御部108の指示によって送信/受信の切り替え等を行う部分である。アンテナ113は、RF送受信部112の出力信号を電磁波として出力したり、受信した電磁波(carrier waveの検出及び受信)をRF信号である電気信号に変換したりするためのものである。ベースバンド処理部109からアンテナ113まではIEEE std 802.11b準拠の物理層を形成するためのものである。ここで、説明してきた、MAC層制御部108からアンテナ113が通信処理部として作動することで、外部との印刷データ、各種コマンドを含むデータの送受信が行われる。
【0026】
114は電源制御部であり、中央制御装置101の制御によって動作し、後述するフローチャートに示す手順に基づき、電源部115の出力を制御する。電源部115は、例えば日本の場合AC100V入力を所望のDC電圧に変換して各部に供給するためのものである。その出力は前述した電源制御部114によって制御される。
【0027】
116はDMAC(Direct Memory Access Controller)であり、MAC層制御部108内の図示しないメモリから、受信したフレームを分解して格納された印刷データ等をRAM部103へ転送させるためなどに用いるものであり、データ処理部、通信処理部の機能をそれぞれ担うものである。
【0028】
117は内部バスであり、中央制御装置101とROM部102、RAM部103、タイマ104、プリントエンジン部105、スイッチ部106、表示部107、MAC層制御部108、電源制御部114およびDMAC116を接続している。
【0029】
図2は、本発明の実施形態に係る情報端末装置の一例を示すブロック図である。
【0030】
図において、2は情報端末装置であるところの無線通信手段を備えたパーソナルコンピュータ、201は例えばノート型のパーソナルコンピュータ本体、202は無線通信手段であるところの無線LANカードで、例えばIEEE std
802.11bに準拠している。
【0031】
203はPCMCIAインタフェース部で、パーソナルコンピュータ本体201と無線LANカード202を接続するためのインタフェースである。
【0032】
204はIEEE std 802.11bに従って動作するMAC層制御部であり、フレームの組み立て・分解や制御フレームの生成、無線通信チャネルの獲得制御、通信速度の制御等を司る部分である。205はベースバンド処理部であり、フレームの変復調、符号化/復号化、アナログ/デジタル変換等を行う部分である。206はI/Q(In phase/Quadrature)モデム部であり、送信用IF信号および受信IFのフィルタリング、4相位相変調/復調等を行う部分である。
【0033】
207はRF/IF変換部であり、IF送受信部206が出力するIF信号を入力してRF(Radio Frequency)信号に変換し、RF送受信部208に出力し、RF送受信部208を介してアンテナ209より出力させるためのものであり、逆にアンテナ209が受信したRF信号をRF送受信部208を介して入力された場合にIF信号に変換してベースバンド制御部205へ出力するための部分である。
【0034】
RF送受信部208は、RF信号の増幅やMAC層制御部204の指示によって送信/受信の切り替え等を行う部分である。アンテナ209は、RF送受信部の出力信号を電磁波として出力したり、受信した電磁波をRF信号である電気信号に変換したりするためのものである。
【0035】
また、一般的なコンピュータが備える、中央演算処理装置(CPU)、不揮発性または揮発性の記憶手段等、入出力手段なども備えるものとする。
【0036】
図3は、本発明に係る印刷装置を適用可能な印刷処理システムであり、例えば図1に示したプリンタ1および図2に示した情報端末装置2および図2と同様の構成を備えた他の情報端末装置2〜5による無線通信印刷処理システムの一例に対応し、各情報端末装置2〜5からプリンタ1に対してプリント出力させることが可能に構成されているものとする。
【0037】
図4は、本発明の印刷装置に適用されるデータ処理の階層構造例を説明する図であり、ここではその一例としてBluetooth(登録商標)の階層構成を説明する。
【0038】
図4において、601は装置や機能によって異なるアプリケーション・レイヤ、602はAPI(Application Interface)と呼ばれ、アプリケーション・レイヤ601とRFCOMM604等との橋渡しをする部分である。
【0039】
なお、プロファイルによって実装されるプロトコルスタックが異なり、例えばシリアルポート・プロファイルの場合はシリアルポート・エミュレーション、ヘッドセット・プロファイルの場合はヘッドセット・コントロール、ダイヤルアップ・ネットワーキング・プロファイルやファクシミリ・プロファイルの場合はダイヤリング・アンド・コントロールと呼ばれるプロトコルスタックがこの部分に必要になる。
【0040】
603はSDP(Service Discovery Protocol)と呼ばれ、アプリケーション・レイヤ601が通信相手装置のサービス情報を知るために使用するプロトコルである。604はRFCOMMと呼ばれ、2つの機器のアプリケーション・レイヤを論理的に接続するために用いられるレイヤである。
【0041】
605はLMP(Link Management Protocol)と呼ばれ、ベースバンド607で定義される通信リンクの制御や管理を行うためのプロトコルである。606はL2CAP(Logical Link Control & Adaptation Protocol)と呼ばれ、論理チャネルの設定やパケットのセグメント化および再構成、プロトコルの種類に応じてデータを振り分けたり多重したりする等の役割を果たすためのプロトコルである。
【0042】
607はベースバンド層と呼ばれ、音声を一定周期のクロックに同期させて通信させるSCO(Synchronous Connection Oriented)という通信方式または非音声データを非同期に通信させるACL(Asynchronous Connectionless)という通信方式の通信リンクを提供したり、SCOパケットやACLパケットの組み立て・分解を行ったり、誤り訂正等を行う部分である。RF部608は2.4GHz帯の周波数を用いて周波数ホッピング型のスペクトラム拡散方式で電波の送受信を行う部分である。ボイス/オーディオ部609は音声信号やオーディオ信号をリアルタイムに送受信するための仕組みを提供するための部分である。
【0043】
図4を用いて説明してきた機能は例えばROM102に各機能を実現する為のプログラムコードを記憶させ、中央演算処理装置101により実行させることによって実現されるが、他の実施の形態としては、例えば、アプリケーション・レイヤ601、API602、SDP603、RFCOMM604は、図1に示したROM102(不揮発性記憶手段)に記憶されたプログラムコードを中央制御装置101が読込み実行することによって(各ハードウェアと協働して)実現される。また、図4のLMP605およびL2CAP606は図1に示したMAC層制御部108に相当する部分であり、ベースバンド層607は図1におけるベースバンド処理部109に相当し、RF部608は図1におけるIF I/Q MODEM部110、RF/IF変換部111、RF送受信部112およびアンテナ113に相当する。また、ボイス/オーディオ部609に相当する部分は図1には図示されていないが、適宜プリンタ1内に実装されることが想定される。
【0044】
図5,図6は、本発明に係る印刷制御装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図1に示した電源制御部114による第1の電源制御手順の一例に対応する。なお、S101〜S125は各ステップを示し、各ステップ処理は中央制御装置101が不揮発性記憶手段(ROM部102)に記憶されたプログラムコードに応じた処理を実行することによって実現されるものである。
【0045】
また、本ステップS101の前に、プリンタ1のACケーブルはACコンセントに接続されており、プリンタ1の表示部にある電源LEDは点灯していないものの、中央制御装置101、ROM部102およびスイッチ部106には電源部115から電源が供給されており、中央制御装置101はスイッチ部106の中のスイッチ操作を検出可能な状態、かつスイッチ操作を検出した場合のプログラムを実行可能な状態であるとする。
【0046】
上記状態で中央制御装置101は、スイッチ部106の中の電源スイッチが押下されたことを検出すると(S101)、電源をONするための操作とみなし、電源制御部114を制御して電源部115からプリントエンジン部105等の印刷出力処理に係る印刷処理部以外の各部にそれぞれ必要な電源を供給させる(S102)。即ち、ステップS102においては少なくとも図1のRF送受信部112、RF/IF変換部111、IF I/Q MODEM部110、ベースバンド処理部109、MAC層制御部108、中央制御装置101等のデータ通信処理に係る部分に電源部からの電源が供給されるよう制御されプリンタ1は外部装置とのデータの送受信が実行可能な状態になる。
【0047】
また、ステップS102の処理はプリントエンジン部(印刷処理部)のみに対して電源を供給しないように制御する形態に限定されるものではなく、外部の情報端末装置からの印刷データをプリントエンジン部105が処理可能な形式に変換する機能を有するデータ処理部(中央制御装置101、RAM部103等相当)の電源も供給しないように制御する形態、表示部への電源を供給しないような形態など複数段階の省電力処理が想定され、このように複数段階の省電力処理を設けることにより、より柔軟且つ細やかな省エネルギーを実現することが可能となる。また、この際にステップS103で電源が供給されなかった部分については、それに対応して後述するステップS106にて電源が供給される形態となることは容易に想到しうるものなので、詳細な説明は省略する。
【0048】
そして、ステップS103では表示部107内の電源LEDが点灯される。更に中央制御部101はMAC層制御部108、ベースバンド処理部109、IFI/Q MODEM部110、RF/IF変換部111、RF送受信部112およびアンテナ113を通して、図3に示したような空間内にプリンタ1に対してプリント出力を行わせる機能を有する情報端末装置を検索するためのパケット信号を無線でプリンタ1からの電波が届く範囲内の全端末装置に対してブロードキャスト送信する(S104)。
【0049】
ここで本願発明の特徴とするところの端末装置から応答されてくるプロファイルを解析する機能についての説明を行う。具体的にはプリンタ1に対してプリント出力を行わせる機能(i)〜(iii)を有する情報端末装置の検索(問合せ)について詳述する。
【0050】
(i)
例えばプリンタ1が備えている無線通信機能がBluetooth(登録商標)である場合は以下のようなシーケンスが考えられる。即ち、サービス・ディスカバリ・アプリケーション・プロファイルに従ってSDP(サービス・ディスカバリ・プロトコル603、図4参照)を使用し、プリンタ1からの電波(carrier waveの検出及び受信)が届く範囲内の全情報端末装置2〜5のそれぞれ対して備えているプロファイルを問い合わせる。この問い合わせに対して少なくともプリンティングプロファイルを備えている旨の応答が無ければ、その装置はプリンタ1に対してプリント出力を行わせる機能を有していないと判断する。このように本実施形態における印刷装置は通信処理部による無線データ伝送方式で通信が可能な範囲に存在する情報端末装置を機能種別と共に問合せる制御を実行することができる。
【0051】
なお、プリンティングプロファイルを備えている旨の応答が無いということは、問合せに対する応答自体が無い、及び、問合せに対しての応答にプリンティングプロファイルとは別のプロファイル情報(例えば、スキャナやFAXやデジタルカメラのプロファイル情報)が含まれるものとする。
【0052】
なお、上述したプリンティングプロファイルなるものは、印刷装置に印刷を実行させるための印刷データを出力する機能を有する旨の情報を示すものであり、印刷装置に係る仕様として規格化されたものである場合、或いは、該情報を通知するために設計者が独自に開発した仕様である場合も含むものとする。独自に開発した仕様としては、例えば、プリンタドライバが印刷装置(プリンタ)に依存した形態をとる場合に、情報端末装置が該印刷装置(プリンタ)に対応したプリンタドライバを備えている(インストールされている)か否かを確認するためのデータの送受信の仕組みなどが想定される。
【0053】
また、上記問い合わせに対する応答の中にプリンティングプロファイルが含まれていれば、その装置はプリンタ1に対してプリント出力を行わせる機能を有していると判断する。
【0054】
更に、プリンタ1が通信相手装置に専用のドライバソフトウェアを必要とするプリンタである場合には、上記ドライバソフトウェアがインストールされているか否かを問い合わせ、インストールされていればその装置はプリンタ1に対してプリント出力を行わせる機能を有していると判断し、インストールされていなければその装置はプリンタ1に対してプリント出力を行わせる機能を有していないと判断する。このように本実施形態における印刷装置はプリンティングプロファイルに含まれるプリンタドライバの種別情報を解析することができる。
【0055】
(ii)
一方、プリンタ1が従来の有線LAN(Local Area Network)のMAC層以下を無線通信用に置き換えたIEEE・std・802.11に準拠した通信方式を備えている場合には、上述のようなプロファイルの概念は無いので、プリンタ1が通信相手装置に専用のドライバソフトウェアを必要とするプリンタである場合には、上記ドライバソフトウェアがインストールされているか否かを問い合わせ、インストールされていればその装置はプリンタ1に対してプリント出力を行わせる機能を有していると判断し、インストールされていなければその装置はプリンタ1に対してプリント出力を行わせる機能を有していないと判断する。
【0056】
なお、上記の説明では二種類の通信方式について説明を行ってきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の通信方式にも適用できることも無論可能である。
【0057】
(iii)
また、プリンタ1が画像ファイルデータ等のデータを受信し、該受信したファイルを印刷データに変換し、該変換したデータを印刷出力するような機能を有した場合には、自装置(プリンタ1)がプリントデータに変換可能なファイル形式のデータを自装置(プリンタ1)に対して送信可能な機器が存在するか否かを検索することが想定される。例えば、デジタルスチールカメラで一般に使用されるJPEG画像ファイルやビットマップファイル等がプリントデータに変換可能なファイル形式として挙げることができる。
【0058】
このような場合に、プリンタ1は周辺機器が自装置(プリンタ1)にホストコンピュータ等の処理を介さずに印刷可能なファイル形式を記憶しており且つ送信可能な条件を有する機器が存在するか否かの問合せを所定の通信方式を用いて問い合わせて、その応答によりプリンタ1に対してプリント出力を行わせる機能を有している機器が存在するか否かを判断する処理を行う。
【0059】
或は、JPEG画像ファイルやビットマップファイル等の、印刷装置がプリントデータに変換してダイレクトに印刷出力を行えるファイル形式を有している機器の検索を行うことが想定される。このような機器としてはデジタルスチールカメラの他に、例えば、デジタルビデオカムレコーダ、スキャナ、セットトップボックスなどが挙げられる。
【0060】
そして、図5に示すステップS105において、前記検索するパケットに対して応答するパケットをアンテナ113、RF送受信部112、RF/IF変換部111、IF I/Q MODEM部110、ベースバンド処理部109およびMAC層制御部108を経由して例えば情報端末装置2から受信すると(S105でYESと判断された場合)、中央制御装置101は電源制御部114に指示を与えてプリントエンジン部105等を含む印刷出力処理に係る部分にも電源部115から電源を供給するように制御する(S106)。これによってプリンタ1はプリント待機状態となり、以後情報端末装置2から印刷データをパケットで受信すれば直ちにプリントアウト処理が可能となる。
【0061】
更に中央制御装置101はタイマ104に予めROM部102内に格納された時間をセットし、計時を開始させる(S107)。このタイマ104によって上記セットされた時間の経過が通知されたか、すなわちタイムアウトとなったかどうかを判断して(S108)、ステップS108でYESとなると、プリントエンジン部(印刷処理部)への電源供給を停止し(S109)、ステップS123へ処理を移行させる。
【0062】
ステップS123では、ステップS104と同様に上の(i)〜(iii)のようなプリンタが印刷処理すべくデータを送信する機能を備える情報端末装置の検索処理が実行される。そして、ステップS124でS123の検索処理に該当する情報端末装置がある(Tes)と判断されれば処理をS125へ移行させて、Noと判断されれば処理をステップS125へ移行させる。
【0063】
また、ステップS107とステップS108の間の処理においては外部の情報端末装置から印刷データを受信したか否かのチェックが中央制御装置101によって行われ(S118)、受信したと判断されれば(ステップS118のYES)、中央制御装置101によって、受信された印刷データがプリントエンジン部105の出力可能なデータ形式に変換された後、プリントエンジン部105によって媒体に印刷が行われる(S119)。その後、ステップS104へ進む(S120)。
【0064】
なお、ステップS119の処理に際して、実際にはプリントエンジン部(印刷処理部)への電源供給がなされているか否かの判断処理が成されており、該判断処理において、ステップS119の印刷出力処理を実行する為に必要な電源供給がなされていないと判断されれば適宜必要な部分(例えば、プリントエンジン部)への電源供給が実行される。
【0065】
一方、中央制御装置101によって印刷データが受信されていないと判断された場合には、上に説明したステップS108の処理へと移行される。そして、ステップS108において、タイムアウトしたか否かの判断処理がなされ、該判断に応じてステップS109或はステップS110へ処理を移行する。
【0066】
また、ステップS109の処理を終えた後、ステップS105に移行するような場合には、プリンタに対して印刷処理を実行させることのできる機能(プリンタに対応した印刷データの送信機能)を有する情報端末装置が確認されたとしてもステップS106にてプリントエンジン部105を含む印刷処理部への電源を供給しないようにすれば、より一層の省電力化を行うことが可能となる。
【0067】
本実施形態では、ステップS109の処理を終えた後、ステップS105にてプリンタに対して印刷処理を実行させることのできる機能を有する情報端末装置が確認されるか否かの判断処理に、更に、前回の情報端末装置と異なる情報端末装置の存在が確認されるか否かを中央制御装置101に判断させるようにして、前回と同様の情報端末装置のみの存在しか確認されない場合にはステップS106にてプリントエンジン部105を含む印刷処理部への電源を供給しないようにし、少なくとも前回とは異なる情報端末装置が確認された場合にはステップS106にてプリントエンジン部105を含む印刷処理部への電源を供給するように電源制御部114を指示するようにすれば(S125)、より更なる省電力化を実現するとともに、より効率的な省電力処理を実現することができる。
【0068】
一方、ステップS105において、プリンタ1に対してプリント出力を行わせる機能を有する情報端末装置を検索するためのパケット信号に対する応答パケット信号を受信しなかった場合は(ステップS105でNOと判断された場合)、まず、プリントエンジン部105を含む印刷処理部の電源がスタンバイ状態になっているか否かのチェックが中央制御装置101によって実行される(S121)。これは、ステップS119からステップS104への移行処理に対応したものであり、プリントエンジン部105を含む印刷処理部への電源が待機状態になっている状態のまま、プリンタに印刷を実行させる機能を有する情報端末装置が確認されなくなった際の省電力を実現するための中央制御装置101による判断処理である。
【0069】
ステップS121において、YESと判断された場合には、中央制御装置101はプリントエンジン部105を含む印刷処理部への電源の供給の一部または全てを停止するよう電源制御部114に指示が行われ(S122)、電源制御処理が実行された後、ステップS111の処理へと移行する。また、ステップS121においてNOと判断された場合には、中央制御装置101は表示部107内の電源LEDを消灯し(S111)、電源制御部114に指示して電源部115からRAM部103および表示部107への電源供給の一部または全てを停止させる(S112)。
【0070】
更に、中央制御装置101はステップS107と同様にタイマ104に計時を開始させ(S113)、自らはスリープ状態に移行する(S114)。なお、本実施形態において、スリープ状態とは、例えば通常の動作状態より低い周波数のクロックに切り換え、割り込み信号等が入力されることによって通常の動作状態に復帰する状態のことであり、スリープ状態では通常の動作状態よりも消費電力は小さくなるものとする。
【0071】
また、ステップS114においてスリープ状態の中央演算処理装置がタイマ処理を実行する場合には、低周波数にみあったカウンタパラメータを採用するような制御用プログラムが処理の主体となる装置に実行可能な形態で記憶されているものとする。このようにステップS104の問合せの結果、印刷処理を実行させるデータを送信する機能を有する機能種別の情報端末装置の存在が確認されなかった場合には、電源部からの印刷処理部への電源供給状態を低消費電力状態に移行させることが可能となり、印刷データを所定時間受信しないことを確認した場合に省電力モードに移行するような従来の形態に比べて効率の良い電力制御が実現される。
【0072】
そして、ステップS115で、タイマ104が前記計時開始した時間が経過した、すなわちタイムアウトが発生したかどうかを判断して、タイムアウトが発生することによって中央制御装置101に割り込み信号を出力すると(ステップS115でYESと判断した場合)、中央制御装置101は通常の動作状態に復帰し(S116)、ステップS102へ戻ってステップS102以後の処理を再度実行し、これにより、所定時間後に再度プリンタ1に対してプリント出力を行わせる機能を有する情報端末装置の検索を行う。なお、ステップS116からステップS102へ処理が移行された場合に、ステップS102はステップS104でプリンタへの送信機能のある情報端末装置を検索する処理に対応した電源供給を実行することが想定される。
【0073】
また、中央制御装置101による、プリンタに対して印刷を実行させるような機能を有する情報端末装置が存在するか否かの検索処理を図5の処理とは別に所定の周期(タイマ104によって所定の周期を計測)で実行するようにして、前記検索処理の検索結果をフラグ等の電子データでRAM部103等に保持するようにし、図5のステップS104にて該フラグ等の電子データのチェックを行うようにすることも本発明では想定される。
【0074】
更に、所定の周期を、ステップS105にてNOと判断された場合とYESと判断された場合とでは、異なる周期にするようにすることも本発明では想定される。例えば、ステップS105にてNOと判断された場合の周期のほうが、YESと判断された場合の周期よりも短く設定するようにすれば、新たに印刷を実行しようとする情報端末装置が無線通信可能な範囲に入ってきたような場合でも迅速に対応することができるような効果を得ることができる。
【0075】
一方、ステップS115においてタイマ104が割り込み信号を出力する前に、すなわち、ステップS115の判断がNOとなって、ステップS117で、スイッチ部106内の電源スイッチが押下されたことを割り込み信号等によって認識すると(S117のYES)、中央制御装置101は通常の動作状態に復帰して、ステップS102へ戻る。
【0076】
一方、ステップS108でタイマ104によって上記セットされた時間の経過を通知される前に(ステップS108でNOと判断された場合)、スイッチ部106内の電源スイッチが押下されたことを検出すると、一連の処理を終了としてもよいが、図7に示するフローチャートの如く処理を実行することも可能である。図7のフローチャートの説明に関しては、第2実施形態で述べることとする。
【0077】
以上のように第1実施形態に示す電源制御を実行することにより、プリンタ1に対して無線でプリント出力を行わせる機能を有する情報端末装置を検索することが可能となり、該当する情報端末装置から応答があった場合にはプリンタ1はプリント出力処理を行える状態に移行して待機し、プリントデータを受信したら直ちにプリント出力を開始できる。
【0078】
一方、応答がない場合には、プリンタ1から無線で通信を行える範囲内にプリンタ1に対して無線でプリント出力を行わせる機能を有する情報端末装置がないと判断して、必要最小限の消費電力状態に移行できる効果がある。
【0079】
また、タイマを使用することにより所定時間経過毎に上記検索を行えるので、無線通信特有の携帯型の情報端末装置が新たにプリンタ1から無線で通信を行える範囲内に入ってきたような場合に発見できたり、逆にプリンタ1から無線で通信を行える範囲内にあった情報端末装置が移動されて存在しなくなった場合に存在しなくなったことを確認したりすることができる効果がある。
【0080】
言い換えると、プリンタ1が無線通信可能な範囲にあって電源が投入されているなどプリンタ1と通信可能な装置が、プリンタ1に対してプリント出力を行わない携帯電話機やヘッドセット、リモートコントロール装置等のみの場合、或いは、プリンタ1に対応したようなプリンタドライバを備えていないような場合にはプリンタ1は必要最小限の消費電力状態に移行でき、タイマによって通知された所定時間後に再び検索したところ、プリンタ1が無線通信可能な範囲にプリンタ1に対してプリント出力させる機能を有するパーソナルコンピュータ等が入ってきたり、以前から存在はしていた電源が切られていたパーソナルコンピュータ等の電源が投入されて起動された場合は、プリンタ1はプリント出力処理を行える状態に移行して待機することができる。
【0081】
〔第2実施形態〕
図7は、本発明に係る印刷装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図1に示した電源制御部114による第2の電源制御手順の一例に対応する。なお、S201〜S213は各ステップを示す。本実施形態においても、プリンタ1は図1に示したような各種の手段を備えるブロックから成り、情報端末装置2〜5の例としては図2に示したようなパーソナルコンピュータが有り、プリンタ1と情報端末装置2〜5は図3に示したような無線通信システム内にあるものとする。なお、図7に示された各ステップ処理は中央制御装置101が不揮発性記憶手段(ROM部102)に記憶されたプログラムコードに応じた処理を実行することによって実現されるものである。
【0082】
図6に示したステップS110において、スイッチ部106内の電源スイッチが押下されたことを中央制御装置101が認識すると(ステップS110でYESと判断された場合)、電源をOFFするための操作とみなして表示部107内の電源LEDを消灯し(S201)、電源制御部114に指示を与えて電源部115から表示部107、RAM部103、プリントエンジン部105を含む印刷処理部への電源供給を停止する(S202)。更に中央制御装置101は自らを上述したスリープ状態へ移行させる。これによりプリンタ1は低消費電力状態に移行することになる。このステップS202の処理が行われるとき無線通信部であるMAC層制御部108からアンテナ113までには電源の供給が維持されるよう中央制御装置101及び電源制御部114によって制御されており、プリンタ1は外部の情報端末装置との無線信号の送受信が可能状態となっている。
【0083】
例えば情報端末装置2から無線で送信されたパケット信号をアンテナ113、RF送受信部112、RF/IF変換部111、IF I/Q MODEM部110およびベースバンド処理部109を経由してMAC層制御部108が受信すると、MAC層制御部108は中央制御装置101に対して割り込み信号を出力する。そこで、中央制御装置101は該割り込み信号を受信しているかどうかを判断して(S203)、ステップS203でYESと判断された場合は、すなわち、該割り込み信号が入力されると、中央制御装置101はスリープ状態から通常の動作状態に移行し、更に表示部107およびRAM部103に対して電源部115から電源を供給させるように電源制御部114を制御し(S205)、表示部107内の電源LEDを点灯させる(S206)。
【0084】
そして、ステップS207で、中央制御装置101は更に上記情報端末装置2からプリントアウトを要求する旨のパケットを受信しているかどうかを判断して、プリントアウトを要求する旨のパケットを受信していると判断した場合、またはステップS203で受信したパケットがプリントアウトを要求する旨のパケットであった場合には、プリンタ1のプリントエンジン部105を含む印刷処理部に対しても電源部115から電源を供給させるように電源制御部114を制御しプリント出力可能な状態にさせ(S208)、以後情報端末装置2から受信するプリントデータを含むパケットに従ってプリントアウト処理を行う(S209)。
【0085】
そして、ステップS210で、プリントアウト処理が終了したかどうかを判断して、該プリントアウト処理が終了していると判断した場合(ステップS210でYESと判断される場合)、プリントエンジン部105に対して電源部115から電源の供給を停止するように電源制御部114を制御し(S211)、図6のステップS123へ戻る。
【0086】
一方、ステップS203による受信割り込み発生の前に、スイッチ部106内の電源スイッチが押下されたことを中央制御装置101が認識した場合は(S204)、図5に示したステップS102へ戻る(図中”B”へ移行と記載)。
【0087】
更に、ステップS203で受信したパケットがプリントアウトを要求する旨のパケット以外の内容のパケットであったと判断した場合(ステップS207でNOと判断される場合)、そのパケットに対する応答パケットを送信するなど他の必要な処理を実行し(S212)、表示部107内の電源LEDを再度消灯させ、表示部部107およびRAM部103に対して電源部115からの電源供給を停止させるように電源制御部114を制御し、中央制御装置101は再びスリープ状態へ移行する等、必要以外の部分の供給を停止する(S213)。これによりプリンタ1は再び低消費電力状態に移行することになる。
【0088】
本実施形態によれば、電源スイッチがOFFの状態でも、プリンタ1の無線通信部は動作可能であり、情報端末装置2からのパケットを受信可能であり、プリントアウト要求があればプリントエンジン部105に電源を供給して即座にプリント出力処理を開始できる。更に該プリントアウト処理終了後は所定時間毎にプリンタ1に対して無線でプリント出力を行わせる機能を有する情報端末装置を検索することが可能となる。
【0089】
〔第3実施形態〕
また、プリントエンジン部、紙搬送機構を含む印刷処理部に、プリント用紙がセットされているか否か、プリント用紙が詰まっているか否かまたはプリントアウトのためにプリント用紙に噴射するためのインクやプリント用紙に付着させるためのトナーが残っているか否かのプリンタのエラー或いは消耗品状態を検出するプリンタ状態検出手段(センサ)を備え、第1実施形態で述べたプリンタ1に対して無線でプリント出力を行わせる機能を有する情報端末装置を検索するためのパケット送信を、上記各検出手段による検出結果に応じて実行するようにすることも可能である。
【0090】
上記処置手順を説明するフローチャートを図8を用いて説明する。なお、図8に示された各ステップ処理は中央制御装置101が不揮発性記憶手段(ROM部102)に記憶されたプログラムコードに応じた処理を実行することによって実現されるものである。
【0091】
ここで、図8の処理手順を図5のステップS103とS104の間に挿入されたものとして説明を行う。また、図5におけるステップS103において、エラー検出手段にも電源供給がなされているものとする。
【0092】
図8は、本発明に係る印刷制御装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、S301〜S308は各ステップを示す。
【0093】
検出手段によってインクやトナー等の消耗部材が無いと検出された場合(S301のYES)やプリント用紙の詰まりが検出された場合(S305のNO)は、表示部107に異常を表示させ(S302およびS306)、インクタンクやトナーカートリッジが新たに交換されて消耗部材が有ると検出されたり(S303のYES)、詰まったプリント用紙が排除されて給送異常が回復したと検出された場合(S307)は、異常表示を消去し(S304およびS308)、図5のステップS104へ進む。この際に、ステップS303及びステップS307においては、消耗部材が有ると判断されるまで、或いは、詰まったプリント用紙が排除されて給送以上が回復されたと中央制御装置101によって判断されるまでは、ステップS104の処理は実行されない形態となる。
【0094】
なお、本発明は図8のフローチャートが図5のステップS103とステップS104の間に挿入された形態に限定されるものではなく、無論、図7のフローチャートの処理を図5,図6のフローチャートの処理とは独立して実行することも想定され、そのような場合は、例えば、エラー、或いは、消耗部材切れ等が検出された際には、図5,図6のフローチャートのSステップ105において情報端末装置があると判断された場合でもステップS111の処理へ移るように処理を実行するようにすれば、プリンタ(印刷装置)によりプリントエンジン部を含む印刷処理部へ無駄な電源を供給することのないような電力制御を実現することができる。
【0095】
また、プリンタ(印刷装置)においてエラー、或いは、消耗部材切れ等が発生した場合において、電源部から少なくとも通信処理部への電源を供給するようにして、印刷データを受信はするが、印刷処理部に含まれるエンジン部、データ処理部などへの電源の供給をしないようにして、エラー、或いは、消耗部材切れが解消されたことが印刷装置において確認されたら、紙媒体への印刷出力を再開するようにしてもよく、そうすることにより、情報端末装置から印刷装置に対して1度だけ印刷データを送信すれば、確実に印刷が実行されるようにすることができ、繰り返し印刷データを送信するなどの煩雑な作業を回避する効果を得ることができる。
【0096】
このように、プリント用紙がセットされていないことを検出した場合、或いは、プリント用紙が詰まっていることを検出した場合、或いはインクやトナーや現像材が残っていないことを検出した場合などには、図5に示したステップS104を実行しないようにすることにより、該当する情報端末装置が存在してもプリントアウト処理が行えない状態であるにもかかわらず、無駄な通信を行うことを抑制できると共に、電力を消費する状態へ移行することを防ぐことが可能となる。
【0097】
なお、上述において、プリンタの状態に関してプリント用紙が詰まっている状態や、消耗部材切れの状態についての処理に関する説明を行ってきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、エンジン定着部の温度異常上昇、感光体ユニット等の消耗品劣化等あらゆるエラー、或いは、消耗品切れが想定され、図7はそのようなあらゆるエラー、或いは、消耗品切れに対して適用可能である。
【0098】
また、プリント用紙がセットされているか否かを検出する検出手段はプリントエンジン部内ではなく、プリントエンジン部とは独立したプリント用紙セット部に備えられた形態でもよい。
【0099】
プリンタ1の無線通信部は内蔵されているように記載したが、PCカードのように別ユニットとしてプリンタ1に装着されるものでもよい。
【0100】
逆に情報端末装置2はパーソナルコンピュータ201と無線通信部202との間をPCMCIAインタフェース部203で接続されているとしたが、無線通信部202がパーソナルコンピュータ201に内蔵されていてもよく、PCMCIAインフターフェース部203以外のインタフェースであっても何ら問題ない。
【0101】
また、プリンタ1はインクジェット式プリンタであっても、熱転写プリンタやページプリンタ等他の種類のプリンタであっても構わない。更に広げると、プリンタに限定されるものではなくスキャナ(画像読み取り装置)、プリンタ、スキャナ等の機能を有するデジタル複合機等他の周辺装置であっても本発明は適用可能である。
【0102】
以下、図9に示すメモリマップを参照して本発明に係る印刷制御装置を適用可能な印刷システムで読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0103】
図9は、本発明に係る印刷制御装置を適用可能な印刷システムで読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0104】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0105】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0106】
本実施形態における図5,図6,図7,図8に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0107】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0108】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0109】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカードやROM,EEPROM,フラッシュメモリ等を用いることができる。
【0110】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0111】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0112】
なお、上記実施形態では、所定の無線データ通信処理を行う通信処理部が印刷装置に内蔵される場合について説明したが、拡張スロットを備えて、前記通信処理部を無線インタフェースカードとして装着可能な印刷装置であっても本発明を適用することができる。
【0113】
また、上記実施形態では、プリンタと情報端末装置とが無線LANとして接続される形態を例として説明したが、アクセスポイントを介してプリンタと情報端末装置とが無線LANとして接続される形態の場合、無線LANの接続形態としては、無線→無線,有線→無線,無線→有線,有線→無線→有線等があり、当該無線通信可能なプリンタが無線側に接続される形態であれば、本発明を適用可能である。さらに、プリンタがアクセスポイントを兼ねるように構成してもよい。
【0114】
さらに、有線のサーバ装置に情報端末装置からのジョブを蓄積して、アクセスポイントを介して、無線LANによりサーバ装置からジョブを受信するような印刷装置であっても本発明を適用することができる。
【0115】
上記実施形態によれば、プリンタが無線で通信可能な領域内に該プリンタに対してプリントアウトさせる機能を有する情報端末装置が存在するか否かを判断でき、存在が確認された場合はプリント待機状態に移行することにより、プリントアウトを要求するパケット等の信号を受信したら直ちにプリントアウト処理の実行を開始できるようになると共に、該情報端末装置の存在が確認されない場合は低消費電力状態に移行し、無駄な電力消費を回避できるようになる効果がある。
【0116】
また、所定時間経過毎に上記プリントアウトさせる機能を有する情報端末装置の検索を実行することにより、無線通信機能を有する装置の特徴の一つである携帯型の情報端末装置がプリンタから通信可能な領域内に入ってきた場合に発見することが可能で、それに対応してプリント待機状態に移行することが可能であり、かつ通信可能な領域から移動されて存在しなくなった場合でもそのことを確認でき、その場合は低消費電力状態に移行することが可能となる。
【0117】
また、電源スイッチがOFFの状態でもプリンタの無線通信部を動作可能とすることにより、情報端末装置からのパケットを受信可能とし、プリントアウト要求があればプリントエンジン部に電源を供給して即座にプリント出力処理を開始できるようになり、該プリントアウト処理終了後は所定時間毎にプリンタに対して無線でプリント出力を行わせる機能を有する情報端末装置を検索することが可能となる。
【0118】
更に、プリント用紙やインク、トナー等が無い場合やプリント用紙が詰まっているようなプリンタが異常状態の場合には上記検索を実行しないことにより、プリンタが即座にプリントアウト処理を実行できないにもかかわらず、無駄な通信をおこなったり、プリント待機状態に移行して電力を消費してしまったりすることを避けることができるようになる効果がある。
【0119】
〔第4実施形態〕
本発明の印刷装置は図1に示した構成に限定されないことは言うまでもない。例えばMAC層制御部108とベースバンド処理部109を一体化する試みもなされており、IF(中間周波数)を使用せず図1の110をI/Q MODEM部とし、RF/IF変換部111を削除して、RF送受信部112とI/Q MODEM部を接続する試みもなされているが、本発明はこのような構成においても適用可能である。
【0120】
更に、IEEE802.11bおよびBluetooth(登録商標)に本発明を適用した場合について実施形態を説明してきたが、IEEE802.11aやIEEE802.11gなどの他のIEEEにより標準化されている、またはされつつある方式や、HomeRF(登録商標)、欧州中心に普及しつつある5GHz帯域を使用するHiperLAN2(登録商標)や、赤外線を使用する無線通信方式であるところのIrDA(登録商標、Infrared Data Association)等々、さまざまな無線通信に対して適用可能である。その場合には、各通信方式における物理層、MAC層の機能を図1及び図2に適用可能であることは当業者であれば容易に想到され得るものである。
【0121】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、周囲の様々な環境に対応して消費電力を大幅に節減できる効果を奏することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す印刷装置の構成を説明するブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係る情報端末装置の一例を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る印刷装置を適用可能な印刷処理システムを示す図である。
【図4】本発明の印刷装置に適用されるデータ処理の階層構造例を説明する図である。
【図5】本発明に係る印刷装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る印刷装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る印刷装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る印刷装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係る印刷装置を適用可能な印刷システムで読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
1 プリンタ
101 中央制御装置
102 ROM部
103 RAM部
104 タイマ
105 プリントエンジン部
106 スイッチ部
107 表示部
108、204 MAC層制御部
109、205 ベースバンド処理部
110 IF I/Q MODEM部
111、207 RF/IF変換部
112、208 RF送受信部
113、209 アンテナ
114 電源制御部
115 電源部
116 DMAC
117 内部バス
2 情報端末装置
201 パーソナルコンピュータ
202 無線通信部
203 PCMCIAインタフェース部
206 IF送受信部
Claims (19)
- 所定の無線データ伝送方式により情報端末装置との間のデータ通信を行う通信処理部と、前記通信処理部で受信した印刷データを印刷出力させる印刷処理部とを備える印刷装置であって、
前記通信処理部による前記無線データ伝送方式で通信が可能な範囲に存在する情報端末装置の機能種別としてのプロファイルを問合せる問合せ手段と、
前記通信処理部による前記無線データ伝送方式で通信が可能な範囲に存在する情報端末装置から、前記問合せ手段の問合せに応じて応答されてくるプロファイルを解析する解析手段と、
前記解析手段の解析に基づき前記印刷処理部へ供給される電源供給状態を制御する電源制御手段とを有し、
前記プロファイルには、少なくとも印刷機能を示すプリンティングプロファイルが含まれることを特徴とする印刷装置。 - 前記プリンティングプロファイルには、前記情報端末装置が実行可能な形態で記憶されたプリンタドライバの種別情報が含まれており、前記電源制御手段は、前記プリンタドライバの種別情報に応じて電源制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
- 前記印刷処理部には演算処理部が含まれており、前記電源制御手段は、電源供給を低消費電力状態に遷移させた後に所定時間経過すると、外部からデータを受信しなくとも、前記演算処理部への電源を供給し、前記問合せ手段による再問合せを可能にすることを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
- 前記電源制御手段は、前記プロファイルの解析に基づき印刷処理部への電源供給を行い一旦待機状態に遷移させ、さらに所定時間データを受信しないことに応じて前記印刷処理部への電源供給を低消費電力状態に移行させ、前記再問合せに対する前記情報端末装置からの応答が前記一旦待機状態に遷移した際のプロファイルと同じであっても、前記一旦待機状態に遷移した際の情報端末装置とは異なる情報端末装置の存在が確認されなければ、前記待機状態に遷移させることなく前記低消費電力状態に遷移させることを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
- 前記印刷処理部の処理に基づく印刷出力が終了したことに応じて前記問合せ手段による前記問合せをが行われることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の印刷装置。
- 複数種類の機能情報の何れかの機能情報を持つ情報端末装置と無線通信を介した通信を行う通信処理部と、前記通信処理部で受信した印刷データを印刷出力させる処理を行う処理部とを備える印刷装置であって、
前記通信処理部により通信可能な情報端末装置へ問合せを行う問合せ手段と、
前記問合せ手段による問合せに応じた前記情報端末装置からの前記機能情報の応答結果に応じて、前記処理部の電源供給を制御する電源制御手段とを有し、
前記何れかの機能情報には、少なくとも印刷装置に印刷処理を行わせるプリンティング機能が含まれることを特徴とする印刷装置。 - 前記電源制御手段は、電源供給を低消費電力状態に遷移させた後に所定時間経過すると、外部からデータを受信しなくとも、前記処理部への電源を供給し、前記問合せ手段による再問合せを可能にすることを特徴とする請求項6に記載の印刷装置。
- 前記電源制御手段は、前記応答結果に応じて前記処理部への電源供給を行い一旦待機状態に遷移させ、さらに所定時間データを受信しないことに応じて前記処理部への電源供給を低消費電力状態に移行させ、前記再問合せに対する前記情報端末装置からの応答が前記一旦待機状態に遷移した際の応答結果と同じであっても、前記一旦待機状態に遷移した際の情報端末装置とは異なる情報端末装置の存在が確認されなければ、前記待機状態に遷移させることなく前記低消費電力状態に遷移させることを特徴とする請求項7に記載の印刷装置。
- 前記処理部の処理に基づく印刷出力が終了したことに応じて前記問合せ手段による前記問合せをが行われることを特徴とする請求項6乃至8の何れかに記載の印刷装置。
- 所定の無線データ伝送方式により情報端末装置との間のデータ通信を行う通信処理部と、前記通信処理部で受信した印刷データを印刷出力させる印刷処理部とを備える印刷装置における電源制御方法であって、
前記通信処理部による前記無線データ伝送方式で通信が可能な範囲に存在する情報端末装置の機能種別としてのプロファイルを問合せる問合せステップと、
前記通信処理部による前記無線データ伝送方式で通信が可能な範囲に存在する情報端末装置から、前記問合せステップの問合せに応じて応答されてくるプロファイルを解析する解析ステップと、
前記解析ステップの解析に基づき前記印刷処理部へ供給される電源供給状態を制御する電源制御ステップとを有し、
前記プロファイルには、少なくとも印刷機能を示すプリンティングプロファイルが含まれることを特徴とする電源制御方法。 - 前記プリンティングプロファイルには、前記情報端末装置が実行可能な形態で記憶されたプリンタドライバの種別情報が含まれており、前記電源制御ステップは、前記プリンタドライバの種別情報に応じて電源制御を行うことを特徴とする請求項10に記載の電源制御方法。
- 前記印刷処理部には演算処理部が含まれており、前記電源制御ステップは、電源供給を低消費電力状態に遷移させた後に所定時間経過すると、外部からデータを受信しなくとも、前記演算処理部への電源を供給し、前記問合せステップによる再問合せを可能にすることを特徴とする請求項10又は11に記載の電源制御方法。
- 前記電源制御ステップは、前記プロファイルの解析に基づき印刷処理部への電源供給を行い一旦待機状態に遷移させ、さらに所定時間データを受信しないことに応じて前記印刷処理部への電源供給を低消費電力状態に移行させ、前記再問合せに対する前記情報端末装置からの応答が前記一旦待機状態に遷移した際のプロファイルと同じであっても、前記一旦待機状態に遷移した際の情報端末装置とは異なる情報端末装置の存在が確認されなければ、前記待機状態に遷移させることなく前記低消費電力状態に遷移させることを特徴とする請求項10に記載の電源制御方法。
- 前記印刷処理部の処理に基づく印刷出力が終了したことに応じて前記問合せステップによる前記問合せをが行われることを特徴とする請求項10乃至13の何れかに記載の電源制御方法。
- 複数種類の機能情報の何れかの機能情報を持つ情報端末装置と無線通信を介した通信を行う通信処理部と、前記通信処理部で受信した印刷データを印刷出力させる処理を行う処理部とを備える印刷装置における電源制御方法であって、
前記通信処理部により通信可能な情報端末装置へ問合せを行う問合せステップと、
前記問合せステップによる問合せに応じた前記情報端末装置からの前記機能情報の応答結果に応じて、前記処理部の電源供給を制御する電源制御ステップとを有し、
前記何れかの機能情報には、少なくとも印刷装置に印刷処理を行わせるプリンティング機能が含まれることを特徴とする電源制御方法。 - 前記電源制御ステップは、電源供給を低消費電力状態に遷移させた後に所定時間経過すると、外部からデータを受信しなくとも、前記処理部への電源を供給し、前記問合せステップによる再問合せを可能にすることを特徴とする請求項15に記載の電源制御方法。
- 前記電源制御ステップは、前記応答結果に応じて前記処理部への電源供給を行い一旦待機状態に遷移させ、さらに所定時間データを受信しないことに応じて前記処理部への電源供給を低消費電力状態に移行させ、前記再問合せに対する前記情報端末装置からの応答が前記一旦待機状態に遷移した際の応答結果と同じであっても、前記一旦待機状態に遷移した際の情報端末装置とは異なる情報端末装置の存在が確認されなければ、前記待機状態に遷移させることなく前記低消費電力状態に遷移させることを特徴とする請求項16に記載の電源制御方法。
- 前記処理部の処理に基づく印刷出力が終了したことに応じて前記問合せステップによる前記問合せをが行われることを特徴とする請求項15乃至17の何れかに記載の電源制御方法。
- 請求項10〜18の何れかに記載の電源制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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