JP5834438B2 - プリンタおよびその電源制御方法 - Google Patents

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Description

本発明はプリンタに関し、たとえば、ホストコンピュータの省電制御に連動する省電技術に関する。
ホストコンピュータからプリンタに印刷データを授受するインターフェースには、ネットワーク(LAN)、USB、パラレルインターフェースの規格〔たとえば、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers :米国電気電子技術協会)−1284〕などが利用されている。
プリンタには消費電力の低減(省電化)のため様々な工夫がなされている。この省電化について、消費電力の低減効果の高いモード(節電モード2)と、そうでない節電モード(節電モード1)とを装備し、各モードへの移行条件の最適化により、省電化することが知られている(たとえば、特許文献1)。節電モード1から節電モード2への移行条件はたとえば、待機時間の経過や、外部インターフェースとの接続状況などが挙げられる。しかし、パラレルインターフェースでは規格上活線挿抜が許容されておらず、アクティブに挿入検出を行い、既述の節電モード2に移行させる仕様になっていない。
また、セントロニクスインターフェースでは、ホストコンピュータが出力する初期化要求信号(INPUT・Prime)が使用されている。この場合、ホストコンピュータとの通信有無の検出に基づき、低消費電力モードに移行させることが知られている(たとえば、特許文献2)。
セントロニクスインターフェースは統一規格ではなく、ホストコンピュータベンダーで信号の振る舞いが異なるため、ホストコンピュータに依存することなく、安定した動作が得られるものではなかった。このため、パラレルインターフェースの規格からINPUT・Prime信号が削除されている。
特開2006−287345号公報 特開平7−246756号公報
ところで、プリンタに接続されるコンピュータでは省電力制御機能を備えるなど、省電力化が進んでいる。この省電化は、給電中に印刷データを出力しない状態が継続すれば、コンピュータではその状態の継続を認識し、自動的に低消費電力モード(節電モード)に移行する電力制御を実行する。
このような節電機能を備えたコンピュータが自動的に節電モードに移行しても、プリンタが給電状態を維持すれば、プリンタ側の省電化は図れない。また、プリンタの電源を人為的に切れば、低消費電力化が図れても、コンピュータから印刷データが出力された際に対応できないという不都合がある。
そこで、本発明は、上記課題に鑑み、ホストコンピュータの節電制御に連動して効率よくプリンタの低消費電力化を図ることにある。
上記目的を達成するため、本開示のプリンタおよびその電源制御方法は、プリンタに搭載されたプロセッサがホストコンピュータから受信したデータの出力制御を行うトランシーバと前記ホストコンピュータからの前記データの受信制御を行うインターフェース制御回路とを介して入力されるプリンタ選択信号および自動改行信号を用いて前記ホストコンピュータの出力状態を監視し、前記プリンタ選択信号と前記自動改行信号のいずれかが低レベル状態の場合に前記出力状態を接続状態と判断し、前記プリンタ選択信号および前記自動改行信号の双方が高レベル状態になった場合に前記出力状態が接続状態から非接続状態に遷移したと判断し、該状態遷移に応じた制御情報を生成する。第1の電源部は、前記トランシーバと前記インターフェース制御回路と前記プロセッサを含む前記機能モジュールに給電する。
電源制御部が、前記プロセッサが生成した前記制御情報に基づき前記トランシーバと前記インターフェース制御回路と前記プロセッサを含む前記機能モジュールに対する前記第1の電源部からの前記給電を停止するとともに、前記ホストコンピュータの出力状態が非接続状態でも出力を発生する第2の電源部から給電を受けて、給電停止中の前記プロセッサに代わって前記ホストコンピュータの出力状態を監視する。前記プリンタ選択信号が高レベル状態から低レベル状態になると前記出力状態が非接続状態から接続状態に遷移したと判断し、前記電源制御部が、前記トランシーバと前記インターフェース制御回路と前記プロセッサを含む前記機能モジュールに対する前記第1の電源部からの前記給電を再開する。
本開示のプリンタまたはプリンタの電源制御方法によれば、次のいずれかの効果が得られる。
(1) ホストコンピュータの出力状態を監視し、プロセッサを含む機能モジュールを給電状態から非給電状態にし、該非給電状態から給電状態に制御するので、効率良い低消費電力化を実現できる。
(2) 非給電中のプロセッサに代わって電源制御部がホストコンピュータの出力状態の遷移を監視し、非接続状態から接続状態への状態遷移に基づき、プロセッサの給電を再開するので、印刷動作に支障を来すことなく、利便性の高い節電制御が得られる。
そして、本発明の他の目的、特徴及び利点は、添付図面及び各実施の形態を参照することにより、一層明確になるであろう。
第1の実施の形態に係るプリンタシステムの一例を示す図である。 プリンタシステムのハードウェアの一例を示す図である。 電源制御の処理手順の一例を示すフローチャートである。 電源供給を停止する機能モジュールを示す図である。 第2の実施の形態に係るハードウェアの一例を示す図である。 信号線接続を示す図である。 電源供給を停止する機能モジュールを示す図である。 節電モード移行の処理手順の一例を示すフローチャートである。 インターフェース接続判定の処理手順の一例を示すフローチャートである。 IEEE−1284規格の信号状態の一覧を示す図である。 節電モード移行判定の処理を示すタイミングチャートである。 節電モードから復旧処理を示すタイミングチャートである。 プリンタシステムの他の実施の形態を示す図である。
〔第1の実施の形態〕
第1の実施の形態のプリンタシステムについて、図1を参照する。図1はプリンタシステムの一例を示している。図1に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
図1に示すプリンタシステム2は、本開示のプリンタおよびその電源制御方法の一例である。このプリンタシステム2は、ホストコンピュータ4にプリンタ6を通信ケーブル8で接続している。通信ケーブル8にはたとえば、IEEE−1284規格のパラレルケーブルを用いることができる。
ホストコンピュータ4は、プリンタ6に対する印刷データの出力源であるとともに、低消費電力制御機能(節電モード)を備えている。このホストコンピュータ4では出力状態として接続状態(活性状態)または非接続状態(非活性状態)を出力する。接続状態は印刷データ信号の出力前または出力中の状態である。また、非接続状態は、ホストコンピュータ4とプリンタ6とが通信ケーブル8で接続されていても、ホストコンピュータ4の節電モードの実行により、プリンタ6と接続するインターフェースに対する給電の停止により接続状態を解除した状態である。つまり、接続状態から非接続状態に遷移し、非接続状態であれば、印刷データ信号の出力開始に先立って接続状態に遷移する。
プリンタ6は既述のホストコンピュータ4から提供される印刷データを印刷紙などの印刷用媒体10に印刷する印刷装置である。このプリンタ6にはプロセッサコア40(図2)を含む複数の機能モジュールFM(Function Module)が搭載され、これらはプリンタ制御部12に実装されている。このプリンタ6には、通信ケーブル8を介して既述の出力状態がインターフェース出力として加えられる。
プリンタ制御部12は、ホストコンピュータ4からの印刷データ信号や既述の状態遷移の受信や、プリンタエンジン14に対して出力するビデオ出力データの生成などの制御を行う。このプリンタ制御部12はたとえば、単一の回路基板で構成されている。このプリンタ制御部12のインターフェースコネクタ16には通信ケーブル8のインターフェースコネクタ18が連結される。このプリンタ制御部12にはエンジンインターフェースコネクタ20を介して既述のプリンタエンジン14が接続されている。
プリンタエンジン14は、プリンタ制御部12で生成されたビデオ出力データを処理する印刷部などの機能モジュールFMの一つであり、ソフトウェアおよびハードウェアを含んでいる。
斯かるプリンタシステム2では、ホストコンピュータ4の出力の状態遷移がプリンタ6で監視され、その状態遷移に応じて電源を制御する。つまり、ホストコンピュータ4が接続状態であれば、給電状態とし、接続状態から非接続状態に遷移すれば、非給電状態(節電モード)とし、非接続状態から接続状態に遷移すれば、給電を再開する。接続状態でホストコンピュータ4から提供される印刷データがプリンタ6で処理され、ビデオ出力信号がプリンタエンジン14に提供され、印刷が実行される。
このプリンタシステム2について、図2を参照する。図2はプリンタシステムのハードウェア構成の一例を示している。図2において、図1と同一部分には同一符号を付してある。
ホストコンピュータ4にはプロセッサ制御部22、インターフェース制御部24およびインターフェース26が備えられている。プロセッサ制御部22はCPU(Central Processing Unit )やプログラム記憶部を備え、既述の印刷データの出力や、所定時間を超えて印刷データを出力しない場合には節電モードに移行する。この節電モードに移行すると、出力状態が接続状態から非接続状態に遷移する。また、インターフェース制御部24は、インターフェース26に対する印刷データや既述の出力状態を出力する。インターフェース26は通信ケーブル8を介してプリンタ制御部12に印刷データや既述の出力状態を入力する。
プリンタ制御部12はコンピュータが搭載され、この実施の形態ではマイクロコントローラユニット(Micro Controller Unit :MCU)28、メモリ30、トランシーバ32、インターフェース制御回路34、第1の電源部36および第2の電源部38が備えられている。
MCU28はたとえば、単一の集積回路でコンピュータシステムを構成したマイクロプロセッサである。このMCU28は、外部通信用のインターフェースであるインターフェースコネクタ16、18を通して受信した印刷データをプリンタエンジン14に出力する制御や、ホストコンピュータ4の出力状態の状態遷移を監視する。この実施の形態では、MCU28がプロセッサコア40、メモリコントローラ42、バスコントローラ44および電源制御部46を備えている。プロセッサコア40は既述の印刷データの処理、ホストコンピュータ4の出力状態の監視、給電制御を行う。メモリコントローラ42は、メモリ30に対するデータの書き込みまたは読出しの制御部の一例である。また、バスコントローラ44はMCU28の内部バスの制御を行うコントローラであって、ホストコンピュータ4からの印刷データなど、外部データからメモリ30へのデータの入出力制御を行う。
メモリ30はプログラム記憶部48やデータ記憶部50を備える。プログラム記憶部48にはOS(Operating System)や電源制御プログラムが格納されている。データ記憶部50には受信した印刷データの一時的な退避と、プリンターエンジン14に対して出力するビットマップデータを格納する。
トランシーバ32は、ホストコンピュータ4から受信したデータ信号のレベル変換、出力制御を行う。インターフェース制御回路34は、インターフェースコネクタ16からのデータ受信制御、プリンターエンジン14に対する出力データ制御を行う。
電源部36は、電源制御部46で制御される制御電源である。この電源部36の出力は、電源制御部46を除くMCU28、トランシーバ32、インターフェース制御回路34およびプリンタエンジン14に電源線52により給電される。つまり、プロセッサコア40を含む機能モジュールFMが電源部36により給電される。
給電中のプロセッサコア40には、トランシーバ32およびインターフェース制御回路34を介してホストコンピュータ4の出力状態が入力される。このとき、ホストコンピュータ4の出力状態がプロセッサコア40で監視され、出力状態が接続状態から非接続状態に遷移すると、この状態遷移に基づき、プロセッサコア40は、給電停止信号を生成する。この給電停止信号は電源制御部46に加えられる。電源制御部46は、給電停止信号に基づいて電源部36の給電停止を行う。これにより、プロセッサコア40を含む機能モジュールFMの給電を停止する。つまり、電源制御部46を除くMCU28、トランシーバ32、インターフェース制御回路34およびプリンタエンジン14の給電を停止する節電モードとなる。したがって、プロセッサコア40を含む機能モジュールFMの電力消費が防止される。
電源部38は常時電源部を構成し、電源制御部46に給電する。つまり、電源部36が電源制御部46で制御される電源であるのに対し、常時出力を発生し、電源制御部46を常時動作状態に維持する。プロセッサコア40の給電を停止している場合、プロセッサコア40に代わって電源制御部46がホストコンピュータ4の出力状態を監視する。電源制御部46には、インターフェースコネクタ16に接続されているケーブル54に接続されている信号線56から出力状態が入力されている。この出力状態が非接続状態から接続状態に遷移すれば、電源制御部46が給電再開信号を出力し、これにより、電源部36が給電を再開する。つまり、節電モードの解除により、電源部36からMCU28のプロセッサコア40、メモリコントローラ42、バスコントローラ44の他、トランシーバ32、インターフェース制御回路34およびプリンタエンジン14が給電される。
電源制御部46は、この実施の形態ではMCU28に搭載され、既述の通りパワーマネージメント(電源制御)を行う。このパワーマネージメントには、プロセッサコア40の非給電時、プロセッサコア40に代わってホストコンピュータ4の出力状態の監視を行い、ホストコンピュータ4が非接続状態から接続状態に遷移したとき、電源部36の給電を再開する制御が含まれる。このため、電源制御部46には、電源部36を制御するスイッチ信号を生成するスイッチ機能や、電源部36の起動や停止をするトリガ回路としてウェークアップイベント機能を備える。
このプリンタ6の電源制御について、図3を参照する。図3は電源制御の処理手順を示している。
この処理手順は、本開示のプリンタの電源制御方法の一例である。図3に示す処理手順では、プロセッサコア40が給電状態であれば、プロセッサコア40がホストコンピュータ4の出力状態を監視する(ステップS11)。この状態監視では、ホストコンピュータ4の出力状態が非接続状態か否かを判断する(ステップS12)。
非接続状態であれば(ステップS12のYES)、プロセッサコア40から給電停止信号を出力する(ステップS13)。この給電停止信号は電源制御部46に加えられ、電源制御部46がプロセッサコア40を含む機能モジュールFMの給電を停止する。この実施の形態では、この機能モジュールにはプロセッサコア40の他、メモリ30、トランシーバ32、インターフェース制御部34、メモリコントローラ42、バスコントローラ44およびプリンタエンジン14が含まれる。
このように、プロセッサコア40の給電が停止すると、プロセッサコア40に代わって電源制御部46がホストコンピュータ4の出力状態を監視する(ステップS14)。この状態監視では、ホストコンピュータ4の出力状態が接続状態(活性状態)に遷移したかを判断する(ステップS15)。この接続状態の遷移は、ケーブル54に接続されている信号線56に生じる出力状態で検出する。
ホストコンピュータ4が接続状態に遷移すれば(ステップS15のYES)、電源制御部46が給電再開信号を出力する(ステップS16)。この給電再開信号により電源部36が起動し、電源部36からプロセッサコア40を含む機能モジュールへの給電が再開される。ホストコンピュータ4の出力状態の監視は電源制御部46からプロセッサコア40に移管される。
このように、第1の実施の形態によれば、プロセッサコア40が給電中であれば、プロセッサコア40がホストコンピュータ4が非接続状態に遷移すれば、図4に示すように、プロセッサコア40を含む機能モジュールFMの給電を停止する。図4において、斜線を付したブロックは、給電が停止される機能モジュールFMを示している。つまり、プリンタ6がホストコンピュータ4に連動して節電モードに移行する。
プロセッサコア40の給電を停止すると、電源制御部46はホストコンピュータ4の出力状態を監視し、ホストコンピュータ4が接続状態に遷移すれば、プロセッサコア40を含む機能モジュールFMの給電を再開する。つまり、印刷動作やその迅速性が損なわれることなく、プリンタ6の省電化とともに利便性が高められる。
〔第2の実施の形態〕
第2の実施の形態に係るプリンタシステム2について、図5を参照する。図5はプリンタシステムの一例を示している。図5に示す構成は一例であって、係る構成に本発明は限定されるものではない。図5において、図1と同一部分には同一符号を付してある。
図5に示すプリンタシステム2では、第1の実施の形態(図1)の電源部の構成、ホストコンピュータ4の状態監視(スリープ監視)、電源制御を具体化したものである。この電源制御には次の節電モードI、II、III が含まれている。節電モードIは制御機能の一部であるクロック動作を停止した状態である。節電モードIIは、機能モジュールの一つであるプリンタエンジン14の電源を遮断する印刷動作停止状態である。節電モードIII は新たに設定されたモードであって、ホストコンピュータ4の節電モードに連動してプロセッサコア40を含む機能モジュールの給電を停止し、ホストコンピュータ4の節電モードの解除に応じて印刷待機状態に移行させる。
この実施の形態では、IEEE−1284インターフェース制御信号のうちの1つである信号名:nSelectIn の制御信号(以下「インターフェース制御信号nSelectIn 」と称する。)を用いる。このインターフェース制御信号 nSelectInは、プリンタ選択信号であって、アクティブ状態でLowとなり、他の制御信号と同様に、IEEE−1284の仕様により、IEEE−1284Active信号として動作する。このため、非接続状態から接続状態への遷移を認識できるが、接続状態から非接続状態への状態遷移は、このインターフェース制御信号nSelectIn の変化だけでは判別できない。接続状態から非接続状態への状態遷移を正確に判別するため、インターフェース制御信号nSelectIn が低レベル(Lo)状態から高レベル(Hi)状態に変化した場合、IEEE−1284インターフェース制御信号中の他の制御信号のレベル変化と組み合わせて監視する。この実施の形態では、インターフェース制御信号nSelectIn に組み合わせる制御信号の一例として信号名 nAutoFd:制御信号(以下「インターフェース制御信号 nAutoFd」と称する。)を用いている。このインターフェース制御信号 nAutoFdは、例えば自動改行信号であって、アクティブでLowを示す。
プリンタ制御部12は図5に示すように、電源生成部58、電源部(VDD)36、常時電源部(VDDC)38A、38Bを備えている。電源生成部58は、商用交流電源60の給電により、電源出力を生成する。VDD36は、既述の電源部36(図2)に相当する。このVDD36は、FET(電界効果トランジスタ)62を介して電源生成部54の出力を受け、出力を発生する。VDDC38A、38Bは、既述の電源部38(図2)に相当し、常時、電源生成部58の出力を受け、電源出力を発生する。VDD36とVDDC38A、38Bの異なる点はVDDC38A、38Bが常時出力を発生するのに対し、VDD36がFET58の導通時に電源出力を発生することである。FET62は、電源制御部46の給電再開信号によって導通するスイッチ回路の一例である。
電源制御部46はスイッチ回路64と状態監視部66とを備えている。スイッチ回路64は、プロセッサコア40が出力する給電停止信号により非導通となり、または状態監視部66が出力する給電再開信号により導通する。スイッチ回路64はFET62のON、OFFの切替えによりVDD36を起動するトリガ入力回路であり、ウェークアップイベント回路を構成する。
プロセッサコア40では電源制御信号としてインターフェース制御信号nSelectIn および インターフェース制御信号 nAutoFdを用いる。プロセッサコア40はインターフェース制御信号nSelectIn の状態を監視し、Lo状態からHi状態に変化した場合、インターフェース制御信号 nAutoFdによりホストコンピュータ4とネゴシエーション中か否かを判断する。ネゴシエーション中でなければ、プロセッサコア40は電源制御信号pw−ctlを出力する。これによりスイッチ回路64は、FET62をOFFさせる。VDD36の動作を停止させ、プロセッサコア40を含む機能モジュールFMの給電を停止する。
状態監視部66は、プロセッサコア40が給電されていないとき、プロセッサコア40に代わってホストコンピュータ4の出力状態を監視する。この状態監視部66には既述の信号線56が接続されている。この信号線56には図6に示すように、ケーブル54の信号線541が接続され、ホストコンピュータ4の出力状態を表すインターフェース制御信号nSelectIn が加えられている。また、信号線56には抵抗68を介してVDDC38Bが接続されている。このため、信号線56はVDDC38Bの出力によりプルアップされている。これらにより、状態監視部66には、インターフェース制御信号nSelectIn の解除状態つまり、非接続状態では高レベル(Hi)の入力が加えられ、非接続状態から接続状態に遷移すると、インターフェース制御信号nSelectIn の低レベル(Lo)の入力が加えられる。これにより、状態監視部66は非接続状態から接続状態への状態遷移を判別することができ、給電を再開するための電源制御信号pw−ctlを出力する。
斯かる構成によれば、ホストコンピュータ4の出力状態が接続状態から非接続状態に遷移すると、この状態を監視しているプロセッサコア40が給電を停止するための電源制御信号pw−ctlを出力する。この結果、スイッチ回路64が給電停止出力を発生し、FET62がOFF状態となる。これにより、VDD36が動作を停止し、プロセッサコア40を含む各機能モジュールFMの給電が解除される。図7に示すように、斜線を付した各機能モジュールFMに対する給電を停止する。つまり、プリンタ6がホストコンピュータ4とともに節電モードとなる。
このような給電停止状態では、プロセッサコア40に代わって、状態監視部66がホストコンピュータ4の出力状態を監視する。ホストコンピュータ4の出力状態が非接続状態から接続状態に遷移すると、プルアップされている信号線56が低レベルとなり、信号線56からLo入力が状態監視部66に加えられるので、状態監視部66から給電を再開するための電源制御信号pw−ctlが出力され、スイッチ回路64を通してFET62が導通状態、つまり、ON状態となる。これにより、VDD36が動作を再開し、この結果、プロセッサコア40を含む各機能モジュールFMの給電が再開される。
この電源制御について、図8を参照する。図8は節電モードIII への移行準備の処理手順の一例を示している。
図8に示す処理手順は、本開示のプリンタの電源制御方法の一例であって、節電モードIIからの節電接続III への移行処理を含み、この移行処理が状態A(待機中)、状態B(非接続状態)、状態C(節電モードIII )に遷移する。この処理手順の実行主体は、MCU28であり、より詳細に述べれば、プロセッサコア40である。
この処理手順では、節電モードIIからスリープ監視を開始するとともに、インターフェースの接続状態の監視を行う(ステップS21)。スリープ監視は、ホストコンピュータ4が節電モードに移行しているか否かをホストコンピュータ4の出力状態によって監視する。つまり、インターフェースが接続されているかを判断する(ステップS22)。インターフェースが接続されていれば(ステップS22のYES)、活性状態にあるのでステップS21に戻る。
インターフェースが接続されていなければ(ステップS22のNO)、節電モードIII への移行準備として、プロセッサコア40がウェークアップ(Wakeup)イベント設定、VDD36のOFF、プロセッサコア40を含む機能モジュールFMの給電停止(節電モードIII )を行う(ステップS23)。
ウェークアップイベント設定は、プロセッサコア40を含む機能モジュールの電源を停止するに先立ち、この設定をメモリ30のデータ記憶部50に履歴データとして格納する。プロセッサコア40を含む機能モジュールFMの給電停止は、給電停止のための電源制御信号pw−ctlの生成によって実行される。
このような処理によれば、スリープ監視によりホストコンピュータ4が節電モードに移行していることを確認し、その上で、ホストコンピュータ4との接続を確認し、節電モードIII に移行させることができる。これにより、ホストコンピュータ4の節電モードに応じてプリンタ6の省電化を図ることができる。
つぎに、ホストコンピュータ4の出力状態の監視(インターフェース接続監視)について、図9を参照する。図9はインターフェースの接続監視の処理手順を示している。
この処理手順では、ホストコンピュータ4が出力する制御信号nSelectIn および制御信号nAutoFd を用いてインターフェース接続を監視する。制御信号nSelectIn および制御信号nAutoFd はインターフェース規格IEEE−1284で規定されるインターフェース制御信号である。同規格によれば、ホストコンピュータ4側が待機状態である場合、例えば、ホストコンピュータ4と接続状態でプリント指示を待っている状態であるとき、インターフェース制御信号nSelectIn =Loとなる。また、ネゴシエーション中でなければ、インターフェース制御信号nAutoFd =Hiとなる。このような両者の相違をホストコンピュータ4の出力状態すなわち、インターフェース接続の判断に用いている。
図9に示す処理手順では、インターフェース制御信号nSelectIn がHi(高電位)かを判断する(ステップS31)。nSelectIn ≠Hi(ステップS31のNO)であれば、接続(または通信中)である(ステップS32)。
インターフェース制御信号nSelectIn =Hi(ステップS31のYES)であれば、現在、ネゴシエーション中かを判断する(ステップS33)。ネゴシエーションとは、ホストコンピュータ4とプリンタ6との間で通信モードの交渉を行う処理であり、ネゴシエーション中とはその処理を実行中を表す。この処理は、既述のインターフェース制御信号 nAutoFdの状態により判断し、 nAutoFd=Loの場合にネゴシエーション中であると判断する。
ネゴシエーション中であれば(ステップS33のYES)、接続または通信中であるから、ステップS32に移行する。また、ネゴシエーション中でなければ(ステップS33のNO)、非接続状態と判断する(ステップS34)。つまり、 nAutoFd=Hiの場合に非接続状態と判断する。
斯かる処理によれば、nSelectIn =Hiと、 nAutoFd=HiとのAND条件によりインターフェース接続が判断され、ホストコンピュータ4の出力状態が接続状態か、非接続状態(スリープ状態)かを確実に判断することができる。これにより、プリンタ6を節電モードIII に移行させることができる。
この接続判断に用いるインターフェース制御信号について、図10を参照する。図10はインターフェース規格IEEE−1284の制御信号、その出力源および状態の一覧を示している。
この一覧から明らかなように、インターフェース制御信号nSelectIn 、nAutoFd を含む各種の制御信号が存在し、これらは、プリンタ6が接続されたホストコンピュータ4を出力源とし、待機状態、ネゴシエーションフェーズ要求およびケーブル非接続の状態を示している。既述のインターフェース制御信号nSelectIn は、待機状態=Hi、ネゴシエーション要求=Hi、ケーブル非接続の場合=Hiである。また、インターフェース制御信号nAutoFd は、待機状態=Lo、ネゴシエーション要求=Hi、ケーブル非接続の場合=Hiである。
既述の通り、インターフェース制御信号nSelectIn と、インターフェース制御信号nAutoFd とは状態によって異なる電位となることから、これらを利用することにより、インターフェース接続の状態を確実に知ることができる。
つぎに、節電モードIII への移行について、図11を参照する。図11は節電モードIII への移行シーケンスを示している。
図11において、Aは既述のインターフェース制御信号nSelectIn 、Bはインターフェース制御信号nAutoFd 、Cは電源制御信号pw−ctl、DはVDD36の出力電圧、EはVDDC(常時電源)の出力電圧であり、状態S1、S2、S3を示している。状態S1は節電モードIIの状態、状態S2は非接続状態への移行、状態S3は節電モードIII である。
この移行処理では、状態S1からプロセッサコア40がインターフェースの非接続状態の検出後、状態S2から状態S3に移行する。
(1) 外部インターフェースのイベント発生要因に対する処理
この状態移行の処理中に復旧要求による処理により中断することを回避するため、移行処理を優先する。つまり、外部インターフェース(たとえば、USBインターフェース,Networkインターフェース、操作ボタン、IEEE−1284など)からのデータ要求や処理要求が到来しても、これらの処理についてはマスク処理とする。したがって、プロセッサコア40の内部にある外部割込み入力ブロックに対してゲート(マスク)指示を発行し、移行処理を完了させる。
(2) 復帰時の回復ポイントの退避
節電モードIII から待機状態に復旧したときの回復ポイントおよび再開データをメモリ30に退避させる。復旧時、プロセッサコア40はこの退避したポイントから処理を実行するため、節電モードIII の移行前の処理から再開することができる。
プロセッサコア40の内部にあるプログラムカウンタの値を退避させ、復旧時にプロセッサコア40が復旧時の最初に参照し、プロセッサコア40の内部キャッシュなどの揮発性メモリの内容を外部メモリにパージ(吐き出し)することにより、処理を完了する。
(3) 電源制御部46の条件設定
電源制御部46の復帰条件を設定する。この実施の形態では、復帰条件が信号線56からのインターフェース制御信号nSelectIn =Loが条件となるように電源制御部46の状態監視部66に対してコマンドを発行し、処理を完了する。この処理の後、状態監視部66は、インターフェース制御信号nSelectIn =Loレベルになると、電源制御信号pw−ctlが活性状態(アクティブ)となる。
(4) 節電モードIII への移行
状態監視部66に対してコマンドを発行し、節電モードIII を実行する処理を完了する。この処理により、状態監視部66は、電源制御信号pw−ctlを解除する(状態S3)。電源制御信号pw−ctlが解除されると、この電源制御信号pw−ctlをゲートで受けている電源制御用のFET62がOFF状態に移行し、VDD36の電源供給VDDが解除され、節電モードIII への移行が完了する。
斯かる処理によれば、一定時間が経過しても印刷指示がなければ、ホストコンピュータ4は節電モードに移行し、これに従い、プリンタ6は節電モードIII に移行する。これにより、プリンタコア40はVDD36をOFFし、プロセッサコア40を含む機能モジュールFMの給電を停止する(節電モードIII )。
つぎに、節電モードIII からの復旧について、図12を参照する。図12は節電モードIII からの復旧シーケンスを示している。この処理手順は、プロセッサコア40がインターフェースの非接続状態の検出後つまり、節電モードIII から給電再開への移行手順である。この処理手順では、プロセッサコア40に代わって、電源制御部46が節電モードIII からの給電再開を行う。
図12において、Aはインターフェース制御信号nSelectIn 、Bは電源制御信号pw−ctl、CはVDD36の出力、DはVDDC38Aの出力の状態S3〜S5および状態S1を示している。
(1) 節電モードIII (状態S3)
節電モードIII では、インターフェースが非活性(未接続、もしくは接続先のホストコンピュータ4の電源が落ちている)であり、VDD36の給電が停止している状態である。インターフェース制御信号nSelectIn の信号線56がVDDC38Bによって、Hi状態となっている。
(2) 給電再開(ウェークアップ:状態S4)
インターフェースが活性(接続または接続先のホストコンピュータ4の電源がONになる)ことにより、このホストコンピュータ4の出力状態つまり、インターフェース制御信号nSelectIn =Loにドライブされる。
(3) 接続検出(状態S5)
状態監視部66がインターフェース制御信号nSelectIn =Loの検出により、スイッチ回路64が給電を再開するための電源制御信号pw−ctlを出力する。つまり、電源制御信号pw−ctl=Hiが出力される。
(4) 電源起動(給電再開:状態S1)
電源制御信号pw−ctlがアクティブになれば、FET62がONとなり、VDD36が起動する。
このように、節電モードへの移行条件には、IEEE−1284インターフェースの接続状態があり、接続状態の有無をインターフェース制御信号nSelectIn の状態で判断する。このときの、状態監視、及び信号タイミングについては、IEEE−1284規格に規定された状態に従う。つまり、待機中にインターフェース制御信号nSelectIn =Hiに遷移すれば、それがホストコンピュータ4からのネゴシエーション要求であるか、ケーブルが非接続状態になったのかを判定する。この判定は、インターフェース制御信号nAutoFd の状態を合わせて読み取ることで行う。これにより、既述の節電モードIII が実行される。
この節電モードIII からの復帰は、状態監視部66に入力されるインターフェース制御信号nSelectIn =Loにより実行される。
第2の実施の形態によれば、IEEE−1284インターフェースのデータ受信制御を行うデバイスつまり、プロセッサコア40のVDD36をオフにすることができ、消費電力を低減できる。VDD36、プロセッサコア40を含む機能モジュールFMの給電を停止するので、大幅に消費電力を低減できる。
IEEE−1284インターフェースのデータ受信制御を行うデバイスにはIEEE−1284のプロトコル解析部、データ受信制御などの回路で構成されるデバイス(インターフェース制御回路34など)が必要である。このため、待機中であっても50〔mW〕〜200〔mW〕程度の電力消費を生じるが、上記実施の形態では、デバイスの電源をオフすることにより、これらの消費電力を低減させることができる。
〔他の実施の形態〕
(1) 第2の実施の形態では、外部インターフェースのイベント発生要因に対する処理として節電モードIII の優先について既述したが、これに限定されない。外部インターフェースのイベント発生要因により、節電モードIII から給電再開をする構成としてもよい。たとえば、図13に示すように、LAN(Local Area Network)コネクタ70、USBコネクタ72、トランス74、インターフェース(PHY)76、78、MCU28にLANコントローラ80、USBコントローラ82を備える。この場合、節電モードIII で、状態監視部66がインターフェース(PHY)76、78からイベント発生を監視する。イベント発生があれば、状態監視部66の監視出力により、スイッチ回路64が給電を再開する電源制御信号pw−ctl=Hiを出力し、FET62をONさせる構成としてもよい。
(2) 上記実施の形態では、ホストコンピュータ4には、パーソナルコンピュータなどのコンピュータに限定されない。たとえば、ディジタルカメラなど、プリンタ6に対してホストコンピュータ機能を備える機器であってもよい。
次に、以上述べた実施例を含む実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。以下の付記に本発明が限定されるものではない。
(付記1) ホストコンピュータの出力状態を監視し、該出力状態が接続状態から非接続状態に遷移したとき、該状態遷移に応じた制御情報を生成するプロセッサを含む機能モジュールと、
前記プロセッサを含む前記機能モジュールに給電する電源部と、
前記プロセッサが生成した前記制御情報に基づき前記プロセッサを含む前記機能モジュールに対する前記給電を停止するとともに、給電停止中の前記プロセッサに代わって前記ホストコンピュータの出力状態を監視し、該出力状態が非接続状態から接続状態に遷移したとき、前記プロセッサを含む前記機能モジュールに対する前記給電を開始する電源制御部と、
を備えることを特徴とするプリンタ。
(付記2) さらに、前記電源制御部に常時給電して前記電源制御部を動作状態に維持する常時電源部と、
を備えることを特徴とする、付記1に記載のプリンタ。
(付記3) 前記電源制御部は、
前記ホストコンピュータの出力状態を監視し、該出力状態が非接続状態から接続状態に遷移したことを表す状態遷移信号を出力する状態監視部と、
前記プロセッサが生成した前記制御情報に基づき前記給電を停止し、前記状態監視部の状態遷移信号により前記給電を再開するスイッチ回路と、
を備えることを特徴とする、付記1または2に記載のプリンタ。
(付記4) 前記電源部と常時電源を生成する電源生成部との間にスイッチを設置し、前記出力状態が非接続状態から接続状態に遷移したとき、前記スイッチにより前記電源部を給電状態にし、前記出力状態が接続状態から非接続状態に遷移したとき、前記スイッチにより前記電源部を給電停止状態にすることを特徴とする、付記1ないし3のいずれかに記載のプリンタ。
(付記5) 前記機能モジュールは、前記プロセッサの他、バスコントローラ、メモリ、メモリコントローラ、トランシーバ、インターフェース制御回路またはプリンタエンジンのいずれかまたは2以上を含むことを特徴とする、付記1ないし4のいずれかに記載のプリンタ。
(付記6) 前記プロセッサは、前記ホストコンピュータから受信した制御信号から接続状態か非接続状態かを判断し、その判断結果を表す前記制御情報を生成することを特徴とする、付記1ないし5のいずれかに記載のプリンタ。
(付記7) 電源部がプロセッサを含む機能モジュールに給電し、
前記プロセッサがホストコンピュータの出力状態を監視し、該出力状態が接続状態から非接続状態に遷移したとき、該状態遷移に応じて制御情報を生成し、
電源制御部が前記前記プロセッサの前記制御情報に基づき前記プロセッサを含む前記機能モジュールに対する前記電源部の給電を停止するとともに、給電停止中の前記プロセッサに代わって前記ホストコンピュータの出力状態を監視し、該出力状態が非接続状態から接続状態に遷移したとき、前記プロセッサを含む前記機能モジュールに対する前記給電を再開する、
ことを特徴とするプリンタの電源制御方法。
(付記8) 前記プロセッサにより、前記ホストコンピュータから受信した制御信号から接続状態か非接続状態かを判断し、その判断結果を表す前記制御情報を生成することを特徴とする、付記7に記載のプリンタの電源制御方法。
以上説明したように、プリンタおよびその電源制御方法の最も好ましい実施の形態等について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、又は発明を実施するための形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であることは勿論であり、斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
2 プリンタシステム
4 ホストコンピュータ
6 プリンタ
8 通信ケーブル
12 プリンタ制御部
FM 機能モジュール
14 プリンタエンジン
16 インターフェースコネクタ
18 インターフェースコネクタ
20 エンジンインターフェースコネクタ
22 プロセッサ制御部
24 インターフェース制御部
26 インターフェース
28 マイクロコントローラユニット(Micro Controller Unit :MCU)
30 メモリ
32 トランシーバ
34 インターフェース制御回路
36 電源部
38 電源部
40 プロセッサコア
42 メモリコントローラ
44 バスコントローラ
46 電源制御部
52 電源線
54 ケーブル
56 信号線
58 電源生成部
62 FET
64 スイッチ回路
66 状態監視部
68 抵抗

Claims (4)

  1. ホストコンピュータから受信したデータの出力制御を行うトランシーバと、前記ホストコンピュータからの前記データの受信制御を行うインターフェース制御回路と、前記トランシーバ及び前記インターフェース制御回路を介して入力されるプリンタ選択信号および自動改行信号を用いて前記ホストコンピュータの出力状態を監視し、前記プリンタ選択信号と前記自動改行信号のいずれかが低レベル状態の場合に前記出力状態を接続状態と判断し、前記プリンタ選択信号および前記自動改行信号の双方が高レベル状態になった場合に前記出力状態が接続状態から非接続状態に遷移したと判断し、該状態遷移に応じた制御情報を生成するプロセッサを含む機能モジュールと、
    前記トランシーバと前記インターフェース制御回路と前記プロセッサを含む前記機能モジュールに給電する第1の電源部と、
    前記プロセッサが生成した前記制御情報に基づき前記トランシーバと前記インターフェース制御回路と前記プロセッサを含む前記機能モジュールに対する前記第1の電源部からの前記給電を停止するとともに、前記ホストコンピュータの出力状態が非接続状態でも出力を発生する第2の電源部から給電を受けて、給電停止中の前記プロセッサに代わって前記ホストコンピュータの出力状態を監視し、前記プリンタ選択信号が高レベル状態から低レベル状態になると前記出力状態が非接続状態から接続状態に遷移したと判断し、前記トランシーバと前記インターフェース制御回路と前記プロセッサを含む前記機能モジュールに対する前記第1の電源部からの前記給電を開始する電源制御部と、
    を備えることを特徴とするプリンタ。
  2. 前記電源制御部は、
    前記ホストコンピュータの出力状態を監視し、前記プリンタ選択信号が高レベル状態から低レベル状態になると、前記出力状態が非接続状態から接続状態に遷移したことを表す状態遷移信号を出力する状態監視部と、
    前記プロセッサが生成した前記制御情報に基づき前記第1の電源部からの前記給電を停止し、前記状態監視部の状態遷移信号により前記第1の電源部からの前記給電を再開するスイッチ回路と、
    を備えることを特徴とする、請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記機能モジュールは、前記トランシーバ、前記インターフェース制御回路、前記プロセッサの他、バスコントローラ、メモリ、メモリコントローラまたはプリンタエンジンのいずれかまたは2以上を含むことを特徴とする、請求項1又は2のいずれかに記載のプリンタ。
  4. 第1の電源部が、ホストコンピュータから受信したデータの出力制御を行うトランシーバと、前記ホストコンピュータからの前記データの受信制御を行うインターフェース制御回路と、プロセッサを含む機能モジュールに給電し、
    前記プロセッサが前記トランシーバ及び前記インターフェース制御回路を介して入力されるプリンタ選択信号および自動改行信号を用いて前記ホストコンピュータの出力状態を監視し、前記プリンタ選択信号と前記自動改行信号のいずれかが低レベル状態の場合に前記出力状態を接続状態と判断し、前記プリンタ選択信号および前記自動改行信号の双方が高レベル状態になった場合に前記出力状態が接続状態から非接続状態に遷移したと判断し、該状態遷移に応じて制御情報を生成し、
    電源制御部が前記プロセッサの前記制御情報に基づき前記トランシーバと前記インターフェース制御回路と前記プロセッサを含む前記機能モジュールに対する前記第1の電源部の給電を停止するとともに、前記ホストコンピュータの出力状態が非接続状態でも出力を発生する第2の電源部から給電を受けて、給電停止中の前記プロセッサに代わって前記ホストコンピュータの出力状態を監視し、前記プリンタ選択信号が高レベル状態から低レベル状態になると、前記出力状態が非接続状態から接続状態に遷移したと判断し、前記トランシーバと前記インターフェース制御回路と前記プロセッサを含む前記機能モジュールに対する前記第1の電源部の給電を再開する、
    ことを特徴とするプリンタの電源制御方法。
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