JP4272942B2 - 撮像装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信装置の間で静止画像、動画、制御情報等の通信を行う撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、固体メモリ素子を有するメモリカードを記録媒体として、静止画像や動画像を記録再生するデジタルカメラ等の撮像装置は既に市販されており、音声や画像を通信する携帯電話等の通信装置も販売されている。これらのデジタルカメラや携帯電話からなる撮像システムを携行することにより、事務所や家庭等の屋内での作業に拘束されずに、屋外において機動的な業務推進を行うことが可能となっている。特に、デジタルカメラにより撮影した画像データを携帯電話に転送するなど、デジタルカメラと携帯電話を協調して動作させることにより、利便性の良い撮像システムを構築することが可能となっている。
【0003】
また、デジタルカメラは、近年その性能と機能が飛躍的に向上し、いわゆるLサイズ程度の印字であれば、銀塩カメラ(銀塩フィルムを用いたカメラ)に近い画質で撮影を行うことができるようになっている。したがって、銀塩カメラを用いて撮影し、ミニラボ等によって現像、焼き付けを行わせ、このようにして得た画像をスキャナ等でデジタル化して伝送する時間や手間を考えると、デジタルカメラと携帯電話を使って画像通信を行う方が効率的になっている。
【0004】
このようなデジタルカメラ等の撮像装置は、携行性を重視した小型、小容量のバッテリー電源で駆動されるように設計されているが、LCDモニタ等の消費電力を抑え、バッテリー寿命を延ばすため、一定時間操作を行わないと自動的に電源を切る節電機能が搭載されている。
【0005】
撮像装置と通信装置で通信を行い、両者の機能を融合した形での処理を行い、両者の機能の弱い部分を補って動作するよう工夫がなされているが、両者の間で通信が行われている状態では、片方が省電力モードに入った時に通信が途切れるのを防止するために、常に装置全体に給電を行うようになされている。
【0006】
装置の給電方法としては例えば、撮像装置と通信装置の間で、動作状態を通知し、電源制御手段により互いの動作モードを合わせる方法が提案されているほか(例えば、特許文献1参照)、カメラの操作状態に応じて、第1の給電系統による給電と第2の給電系統による給電を行う方法も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−211378号公報
【特許文献2】
特開2000−013673号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、次のような問題があった。
【0009】
従来のデジタルカメラ等の撮像装置は、携行性を重視した小型・小容量のバッテリー電源で駆動されることが要求され、消費電力を抑えてバッテリー寿命を延ばすことは技術的に重要な課題である。しかし、近年、撮像装置の機能は、多種・複雑高度化しており、全機能の起動を仮定した消費電力で電源容量設計を行っていたため、バッテリー容量が増大し、大型・大容量のバッテリーを搭載しなければならなくなり、携行性を損なっていた。或いは、携行性を重視した小型・小容量のバッテリーを使用するために、撮像装置の使用可能時間を短時間に設定し、数本のバッテリーを携行して使用することを推奨していた。
【0010】
また、従来のデジタルカメラ等の撮像装置では、バッテリー寿命を延ばすため、一定時間操作を行わないと自動的に電源を切る節電機能が搭載されているが、その効果を高めるためには、操作を行わない時間を短時間に設定する必要があり、操作を行う間隔が少しでも長引くと撮像装置全体の電源が切れてしまい、電源を入れる操作を何度も行わなければならなかった。
【0011】
さらに、従来の撮像装置と通信装置では、両者の間で通信が行われている状態では、片方が省電力モードに入った時に通信が途切れないために、常に装置全体に給電を行っており、バッテリー寿命を短くする一因となっていた。
【0012】
上記特許文献1では、撮像装置と通信装置の間で、動作状態を通知し、電源制御手段により互いの動作モードを合わせる方法が提案されているが、例えば、撮像装置の動作状態が電源オフ又は省電力モードのとき、通信装置の動作モードが電力オフ又は省電力に設定されることにより、互いの電源スイッチを操作することなく操作性は向上するが、撮像装置と通信装置の動作を、ユーザが求めている機能に無関係に撮像装置又は通信装置の状態に同期させることになるため、通信装置が起動しているときには、撮像装置も起動されていることになり、撮像装置のバッテリーを無用に消費させることになる。
【0013】
また、上記特許文献2では、カメラの操作状態に応じて、第1の給電系統による給電と第2の給電系統による給電を行う方法が提案されているが、通信装置の機能要求により、電源制御を行うものではないため、通信装置と連携したアプリケーションを実施した場合でも、2系統の電源制御しか行えず、適切な電源制御が行えなかった。
【0014】
本発明は上記従来の問題点に鑑み、通信装置との間で通信を行える撮像装置において、通信装置が要求する機能に素早く対応しつつ消費電力を抑えることができるようにすることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では、通信装置との間で通信を行う通信機能を有する撮像装置において、それぞれが前記撮像装置内の各部の電源制御と対応付けられた複数の機能の情報を前記通信装置に送信する送信手段と、前記通信装置に送信された前記複数の機能の中から選択された機能を要求する信号を、前記通信装置から受信する受信手段と、前記受信手段により受信した信号により要求された機能に基づいて、前記撮像装置内の各部の電源を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】
また、本発明は、通信装置との間で通信を行う通信機能を有する撮像装置の制御方法において、それぞれが前記撮像装置内の各部の電源制御と対応付けられた複数の機能の情報を前記通信装置に送信する送信する送信工程と、前記通信装置に送信された前記複数の機能の中から選択された機能を要求する信号を、前記通信装置から受信する受信工程と、前記受信工程において受信した信号により要求された機能に基づいて、前記撮像装置内の各部の電源を制御する制御工程と、を備えたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
<撮像システムの全体構成>
図1は、本発明の実施の一形態に係る撮像装置を備えた撮像システムの全体構成を示す図である。
【0019】
同図において、撮像装置100と通信装置300とは、近距離無線通信手段(Bluetooth等)の規格に基づく通信等の無線通信により相互にコマンド、撮影画像を含むデータを送受信するようになっている。同様に、撮像装置500と通信装置700も、相互にコマンド、撮影画像を含むデータを送受信する機能を有する。また、通信装置300と通信装置700とは、公衆通信網を介して無線通信を行うことが可能である。
【0020】
このように、撮像装置100と撮像装置500とは、通信装置300,700を介して互いに接続可能になっている。
【0021】
<撮像装置及び通信装置の外観>
図2は、図1に示した撮像装置100及び通信装置300の外観図である。
【0022】
同図において、撮像装置100は、フラッシュ48、モードダイアルスイッチ60、シャッタスイッチ62、64、単写/連写スイッチ66、圧縮モードスイッチ68、操作部70、メインスイッチ72、光学ファインダ104、通信部110、アンテナ112、及び撮影レンズ10等を筺体各部に装備し、通信装置300は、マイク310、スピーカ318、通信部326、アンテナ328、通信部330、アンテナ332、表示部360、及び操作部362等を筺体各部に装備している。また、撮像装置100はスロットを有し、記録媒体120をスロットの中に収容することができ、同様に、通信装置300はスロットを有し、記録媒体200をスロットの中に収容することができる。
【0023】
図1における撮像装置500及び通信装置700の外部構成も、上記撮像装置100及び通信装置300の外部構成と同じである。また、以下に説明する撮像装置100及び通信装置300の内部構成も、同様に撮像装置500及び通信装置700のものと同じである。
【0024】
<撮像装置の詳細構成>
図3は、図1に示した撮像装置100の詳細構成を示すブロック図である。
【0025】
同図において、撮像装置100は、保護部102、撮影レンズ10、シャッタ12、撮像素子14、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、メモリ制御回路22、画像表示メモリ24、D/A変換器26、画像表示部28、メモリ30、圧縮・伸長回路32、光学ファインダ104、通信部110、アンテナ112、システム制御回路50、露光制御部40、測距制御部42、ズーム制御部44、バリア制御部46、フラッシュ48、電源制御部80、コネクタ82、84、電源86、メモリ52、表示部54、不揮発性メモリ56、識別情報58、モードダイアルスイッチ60、シャッタスイッチ62、64、単写/連写スイッチ66、圧縮モードスイッチ68、操作部70、及びメインスイッチ72を備えている。
【0026】
上記構成を詳述すると、撮影レンズ10は、被写体の光学像を取り込み、シャッタ12は、絞り機能を備える。撮像素子14は、撮影レンズ10を介して取り込んだ光学像を電気信号に変換する。A/D変換器16は、撮像素子14のアナログ信号出力をデジタル信号に変換する。タイミング発生回路18は、撮像素子14、A/D変換器16、及びD/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給する回路であり、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。
【0027】
画像処理回路20は、A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御回路50が露光制御部40、測距制御部42に対して制御を行う、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を行っている。さらに、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
【0028】
メモリ制御回路22は、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。A/D変換器16のデータが画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
【0029】
画像表示部28は、TFT LCD等から構成される。画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データは、D/A変換器26を介して画像表示部28により表示される。撮像した画像データを画像表示部28を用いて逐次表示すれば、電子ファインダ機能を実現することが可能である。また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をオン/オフすることが可能であり、表示をオフにした場合には撮像装置100の電力消費を大幅に低減することができる。
【0030】
メモリ30は、撮影した静止画像や動画像を格納するための揮発性メモリ或いは不揮発性メモリからなるメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連写撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速且つ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。また、メモリ30は、システム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
【0031】
圧縮・伸長回路32は、適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮・伸長する回路であり、メモリ30に格納された画像データを読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えた画像データをメモリ30に書き込む。
【0032】
露光制御部40は、絞り機能を備えるシャッタ12を制御するものであり、フラッシュ48と連携することによりフラッシュ調光機能も有するものである。測距制御部42は、撮影レンズ10のフォーカシングを制御する。ズーム制御部44は、撮影レンズ10のズーミングを制御する。バリア制御部46はバリアである保護部102の動作を制御する。フラッシュ48は、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。
【0033】
露光制御部40及び測距制御部42は、TTL方式を用いて制御されており、撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づき、システム制御回路50が露光制御部40及び測距制御部42に対して制御を行う。
【0034】
システム制御回路50は、撮像装置100全体を制御する。メモリ52は、システム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶する。表示部54は、システム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置、スピーカ等であり、撮像装置100の操作部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。また、表示部54は、その一部の機能が光学ファインダ104内に設置されている。
【0035】
表示部54の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマ表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体120の着脱状態表示、及び通信I/F動作表示、日付・時刻表示、等がある。また、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダ104内に表示するものとしては、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、及び露出補正表示等がある。
【0036】
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。識別情報58には、通信部110、アンテナ112を介して通信装置300と通信を行う際に通信に先立って認証を行うための各種識別情報が格納されている。モードダイアルスイッチ60、シャッタスイッチ62、64、単写/連写スイッチ66、圧縮モードスイッチ68、操作部70及びメインスイッチ72は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作手段であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。ここで、これらの操作手段の具体的な説明を行う。
【0037】
メインスイッチ72は、電源オン及び電源オフを切り替え設定することができる。モードダイアルスイッチ60は、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、及びPC(パーソナルコンピュータ)接続モード等の各機能モードを切り替え設定することができる。シャッタスイッチ62は、不図示のシャッタボタンの操作途中でオンとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。
【0038】
シャッタスイッチ64は、不図示のシャッタボタンの操作完了でオンとなり、撮像素子14から読み出した信号をA/D変換器16及びメモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体120に画像データを書き込む記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
【0039】
単写/連写スイッチ66は、シャッタスイッチ64を押した場合に1コマの撮影を行って待機状態とする単写モードと、シャッタスイッチ64を押している間は連続して撮影を行い続ける連写モードとを設定することができる。圧縮モードスイッチ68は、JPEG(Joint Photographic Experts Group)圧縮の圧縮率を選択するため或いは撮像素子14の信号をそのままデジタル化して記録媒体に記録するCCDRAWモードを選択することができる。
【0040】
操作部70は、各種ボタンやタッチパネル等から構成され、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、セルフタイマボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像移動−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、及び日付/時間設定ボタンが設置されているほか、さらに、再生モード/マイナス画面再生・消去モード/PC接続モード等の各機能モードを設定することができる再生スイッチと、シャッタスイッチ62を押したならばオートフォーカス動作を開始し一旦合焦したならばその合焦状態を保ち続けるワンショットAFモードとシャッタスイッチ62を押している間は連続してオートフォーカス動作を続けるサーボAFモードとを設定することができるAFモード設定スイッチと、画像表示部28のオン/オフを設定する画像表示オン/オフスイッチと、撮影直後に撮影した画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定するクイックレビューオン/オフスイッチ等が設置されている。なお、上記プラスボタン及びマイナスボタンの各機能は、回転ダイアルスイッチを備えることによって、より軽快に数値や機能を選択することが可能となる。
【0041】
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されており、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。電源86は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li−ion電池等の二次電池、ACアダプタ等から構成されている。
【0042】
保護部102は、撮像装置100の撮影レンズ10を含む撮像部を覆うことにより、撮像部の汚れや破損を防止するバリアである。光学ファインダ104は、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用すること無しに、光学ファインダのみを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダ104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、及び露出補正表示などが設置されている。
【0043】
通信部110は、Bluetooth等のスペクトラム拡散通信等の各種近距離無線通信機能を有する。アンテナ112は、通信部110により撮像装置100を他の機器と接続する。
【0044】
インタフェース128は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体120とのインタフェースを司る。コネクタ127は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体120との接続を行う。
【0045】
なお、本実施形態では記録媒体を取り付けるインタフェース及びコネクタを1系統持つものとして説明しているが、記録媒体を取り付けるインタフェース及びコネクタは、単数或いは複数いずれの系統数を備える構成としても構わない。また、異なる規格のインタフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としても構わない。
【0046】
インタフェース及びコネクタとしては、PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)カードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード、MMC(マルチメディアカード)等の規格に準拠したものを用いて構成しても構わない。
【0047】
さらに、インタフェース128、そしてコネクタ127をPCMCIAカードやCFカード等の規格に準拠したものを用いて構成した場合、LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394カード、P1284カード、SCSI(Small Computer System Interface)カード、PHS等の通信カード、等の各種通信カードを接続することにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことができる。
【0048】
記録媒体120は、メモリカードやハードディスク等から構成されている。記録媒体120は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部122、撮像装置100とのインタフェース124、撮像装置100と接続を行うコネクタ126、及び識別情報128を備えている。
【0049】
<通信装置の詳細構成>
図4は、図1に示した通信装置300の詳細構成を示すブロック図である。
【0050】
同図において、通信装置300は、マイク310、スピーカ318、A/D変換器312、D/A変換器316、メモリ制御回路314、メモリ320、D/A変換器322、画像表示部324、アンテナ328、通信部326、インタフェース390、コネクタ392、アンテナ332、通信部330、通信システム制御回路350、識別情報格納部356、電源制御部380、コネクタ382、384、電源部386、メモリ352、不揮発性メモリ354、表示部360、操作部362、着信通知部364、及び記録媒体着脱検知部366を備えている。
【0051】
マイク310は、音声を電気信号に変換し、A/D変換器312は、マイク310のアナログ出力信号をデジタル信号に変換する。メモリ制御回路314は、A/D変換器312の出力データのメモリ320への書き込み/読み出し、メモリ320から読み出されたデータのD/A変換器316への入力を制御する。D/A変換器316は、デジタル信号をアナログ信号に変換し、スピーカ318は、電気信号を音声信号に変換する。メモリ320は、マイク310で入力した音声及び/或いは撮像装置100から送信された静止画像や動画像を格納するものであり、所定時間の音声及び/或いは所定枚数の静止画像、所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。D/A変換器322は、メモリ320に格納された静止画像データや動画像データをアナログ信号に変換し、画像表示部324は、D/A変換器322の出力画像信号を表示する。
【0052】
通信部326は、TDMA(Time Division MultipleAccess:時分割多重)、CDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多重)、W−CDMA(Wide-band Code Division Multiple Access:広帯域符号分割多重)等の各種遠距離無線通信機能を有する。アンテナ328は、通信部326により通信装置300を他の通信装置及び/或いは通信基地局と回線接続する。
【0053】
通信部330は、Bluetooth等の各種近距離無線通信機能を有し、アンテナ332は、通信部330により通信装置300を他の機器と接続する。通信システム制御回路350は、通信装置300全体を制御し、メモリ352は、通信システム制御回路350の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶する。不揮発性メモリ354は、電気的に消去可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。
【0054】
識別情報格納部356には、通信部330、アンテナ332を介して撮像装置100と通信を行う際に通信に先立って認証を行うための各種識別情報が格納されている。表示部360は、通信システム制御回路350でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置やスピーカ等であり、通信装置300の操作部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。
【0055】
操作部362は、通信システム制御回路350の各種の動作指示を入力するためのものであり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。操作部362によれば、通信装置300の電源オン/オフ、通話の実行(オフフック)/停止(オンフック)、電話番号入力、電話番号検索、通信モード切り替え等の操作を行うことができる。着信通知部364は、他の通信装置や通信基地局から通話の着信があった場合に、呼出し音、発声音、音楽等の音声及び/或いはアイコン、動画、静止画、発光等の画像及び/或いは振動等により通信装置300の使用者に着信を通知することができる。記録媒体着脱検知部366は、コネクタ392に記録媒体200が装着されているか否かを検知する。
【0056】
電源制御部380は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されており、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及び通信システム制御回路350の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。
【0057】
電源部386は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池、NiCd電池やNiMH電池、Li−ion電池等の二次電池、及びACアダプタ等から構成されている。インタフェース390は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインタフェースを司る。コネクタ392は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200との接続を行う。
【0058】
記録媒体200は、メモリカードやハードディスク等から構成されている。記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、通信装置300とのインタフェース204、通信装置300と接続を行うコネクタ206、識別情報格納部208を備えている。
【0059】
以上のように、図3の撮像装置100は、撮影レンズ10を通して撮像した画像データを記録媒体120に記憶し、通信部110、アンテナ112を介して図4の通信装置300に送信し、通信装置300は、アンテナ332、通信部330を介して受信した画像データを着脱可能な記録媒体200に記録すると共に、通信部326及びアンテナ328、並びに公衆通信網を介して他の通信装置又は通信基地局としての通信装置700、ひいては撮像装置500に送信することができる。
【0060】
<撮像装置と通信装置における本実施形態の特徴部分>
図5は、撮像装置100と通信装置300における本実施形態の特徴部分の機能ブロック図である。
【0061】
近距離無線通信部601は、撮像装置100が、近距離にある通信装置300と無線通信により、制御データ・画像・動画等のデータを送受信する機能を有し、通信部110及びアンテナ112と、メモリ52に記憶されている通信プログラムとに基づいた処理をシステム制御回路50が行い、実現される回路である。
【0062】
機能受理部602は、近距離無線通信部601が受信した通信装置300からの通信メッセージを解析し、機能要求に関するメッセージを選択して抽出する機能を有し、メモリ52に記憶されている通信プログラムに基づいた処理をシステム制御回路50が行い、実現される回路である。
【0063】
機能判定部603は、機能受理部602が選択した機能要求メッセージを受け取り、メッセージに含まれる機能要求種別から電源動作モードを決定する機能を有し、メモリ52に記憶されている通信プログラムに基づいた処理をシステム制御回路50が行い、実現される回路である。
【0064】
電源制御部604は、機能判定部603の判定に基づいて決定した電源動作モードを採るために、撮像装置100の電源制御部80を制御して、各系のブロックに電源を供給する機能を有し、システム制御回路50が電源制御部80を介して電源86の制御を行い、実現される回路である。
【0065】
近距離無線通信部611は、通信装置300が、近距離にある撮像装置100と無線通信により、制御データ・画像・動画等のデータを送受信する機能を有し、通信部330及びアンテナ332と、メモリ352に記憶されている通信プログラムとに基づいた処理を通信システム制御回路350が行い、実現される回路である。
【0066】
機能通知部612は、通信装置300の操作者が要求した機能種別をメッセージにして、近距離無線通信部611に通信メッセージを送信するよう依頼する機能を有し、メモリ352に記憶されているプログラムに基づいた処理をシステム制御回路50が行い、実現される回路である。
【0067】
図6は、機能要求種別と電源動作モードの対応例を示す図である。
【0068】
機能要求種別は、通信装置300の操作者が撮像装置100に要求する動作を要求機能毎に種別化しており、操作者の要求機能と撮像装置100の動作形態によって、同様な機能であっても様々な組み合わせができる。例えば、モニタ機能〔1〕は、撮像装置100に監視カメラ機能を実現する要求種別であり、監視機能を行うと共に、撮像した画像を通信装置100に送信する機能を要求する。また、モニタ機能〔2〕では、撮像装置100のLCDをオンにして、監視している画像を撮像装置100に表示することを要求している。
【0069】
リモートシャッタ機能要求では、画像を撮影するため撮像装置100のシャッタを切り、撮影した画像をメモリ30又は記憶媒体120に保存することを要求している。イメージサーバ機能〔1〕は、撮像装置100のメモリ30又は記憶媒体120に保存されている画像を検索し、検索した画像を通信装置300に送信することを要求している。さらに、イメージサーバ機能〔2〕は、撮像装置100のメモリ30又は記憶媒体120に保存されている画像を通信装置300から指示された条件で整理し、通信装置300から送信される画像を受信して、撮像装置100のメモリ30又は記憶媒体120に保存することを要求している。
【0070】
LCD制御機能は、撮像装置100の画像表示部28のオン/オフを、通信装置300から制御することを要求している。設定値変更機能は、撮像装置100の動作に関する設定値を変更するため、メモリ52に保存されているシステム制御用定数・変数等を変更することを要求する。タイマ撮影機能とインターバル撮影機能は、共に撮像装置100の撮影モードを変更することを通信装置300から要求している。
【0071】
なお、図6に示す機能要求種別は一例であり、撮像装置100が備えている機能と、通信装置300の操作者の要求種別により様々な機能要求がある。
【0072】
さらに、図6を参照して、各機能要求種別毎に選択される電源動作モードについて説明する。
【0073】
電源動作モードは、撮像系、メモリ系、LCD系、及び通信系に区別され、それぞれの組み合わせで撮像装置100が動作する。それぞれの系の区別方法は、撮像装置100の内部機構の構成と電源制御方法による。
【0074】
図3を例に説明すると、撮像系として挙げられる主なブロックは、フラッシュ48、保護部102、撮像レンズ10、シャッタ12、撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26、タイミング発生回路18、画像処理回路20、光学ファインダ104、メモリ制御回路22、露光制御部40、ズーム制御部44、測距制御部42、及びバリア制御部46等である。
【0075】
メモリ系では、メモリ30、記憶媒体120等が主に挙げられる。LCD系では、画像表示部28、画像表示メモリ24が主に挙げられる。通信系では、通信部110、アンテナ112が主に挙げられる。また、どの系が動作するときにも必ず動作するブロックとして、システム制御回路50、電源制御部80、電源86、及びメモリ52が主に挙げられる。
【0076】
以上の系分けは、図3に示される撮像装置100に適用されるものであるが、図3は一般的な撮像装置の機能ブロックであり、個々の撮像装置では、それぞれが違った構成を採るため、必ずしも本実施形態と一致するものではないが、通信装置300から送信される機能要求種別に基づき、いくつかの系を設定し、設定された各系毎に撮像装置のブロックを割り当てることにより、どのような撮像装置にも容易に適用することができる。
【0077】
<機能要求種別送受信処理>
以下、本実施形態に係る通信装置300及び撮像装置100によって実行される機能要求種別送受信処理を説明する。
【0078】
図7は、図4の通信装置300によって実行される機能要求種別送信処理のフローチャートである。なお、この図7のフローチャートに従ったプログラムをメモリ352に格納し動作することにより、次の制御方法を実現させることが可能となる。
【0079】
同図において、まず、操作者が操作部362を操作して、通信装置300の電源がオンになると(ステップS701)、通信装置300は、通信部330により、通信装置300と撮像装置100間にBluetooth等の近距離無線通信部611を起動して(ステップS702)、周囲に無線通信可能な撮像装置100が存在するかどうかを探すために、問合せ要求を送信する(ステップS703)。問合せ要求は、近距離無線通信部611が、同じ通信プロトコルを持つ通信相手を探索する方法で、問合せ要求を受信した通信相手は、自分の通信アドレス等、通信を開始するために必要な情報を問合せ応答として返す。
【0080】
撮像装置100が返した問合せ応答を受信した通信装置300は、その結果がOKで、1つ以上の通信可能な撮像装置100が見つかると(ステップS704でYES)、それらの中から該当する撮像装置100を検索する(ステップS705)。この検索は、メモリ320に記憶した撮像装置100のアドレスを、問合せ応答にて得られた通信可能な撮像装置100と突き合わせて比較することにより行うか、又は1つ以上の通信可能な撮像装置100を表示部360にリストとして表示し、このリストの中から操作者が選択することにより行う。
【0081】
このように、通信すべき撮像装置100が発見されたときは、選択された撮像装置100とBluetooth等の近距離無線通信部611により接続し(ステップS706でYES、ステップS707)、その撮像装置100に、撮像装置100が動作可能な機能要求種別を送信するよう要求する(ステップS708)。
【0082】
通信装置300が、撮像装置100から機能要求種別を受信したなら(ステップS709でYES)、表示部360に、受信した機能要求種別のリストを表示し、操作者に機能要求種別の選択を促す(ステップS710)。機能要求種別は、図6で説明したものが例として挙げられる。ここで、通信装置300に、予め撮像装置100の動作可能な機能要求種別がメモリ320に登録されている場合には、ステップS708、S709を省略しても可能である。
【0083】
操作者が、操作部362を操作して、表示部360に表示された機能要求種別のリストから、操作者が望む機能を選択し指示すると(ステップS710)、機能通知部612は、操作者が要求した機能要求種別を選択し(ステップS711)、操作者が選択した機能要求種別が選択可能であれば(ステップ712でYES)、選択した機能要求種別を、通信装置300と撮像装置100間の通信メッセージとして、近距離無線通信部611で送信する(ステップ713)。
【0084】
図8は、図3の撮像装置100によって実行される機能要求種別受信処理を示すフローチャートである。なお、このフローチャートに従ったプログラムをメモリ52に格納し動作することにより、次の制御方法を実現させることが可能となる。
【0085】
同図において、まず、操作者が操作部70を操作して、撮像装置100の電源がオンになると(ステップS801)、撮像装置100は、通信部110により、通信装置300と撮像装置100間にBluetooth等の近距離無線通信部601を起動して(ステップS802)、周囲に存在する無線通信可能な通信装置300からの問合せ要求を受信するために、待機状態となる(ステップS803)。通信装置300が図7のステップS703で近距離無線通信部611から送信する問合せ要求は、近距離無線通信部611が、同じ通信プロトコルを持つ通信相手を探索する方法で、問合せ要求を受信した撮像装置100は、同じく近距離無線通信部601にて、自分の通信アドレス等、通信を開始するために必要な情報を問合せ応答として返す(ステップS804)。
【0086】
撮像装置100が返した問合せ応答を受信した通信装置300は、図7のステップS704にあるように、その結果がOKで、1つ以上の通信可能な撮像装置100が見つかると、それらの中から該当する撮像装置100を検索する。通信装置300で操作者が、通信すべき撮像装置100を発見したときは、選択された撮像装置100とBluetooth等の近距離無線通信部611により接続動作を開始し、撮像装置100では、通信装置300からの呼出しを近距離無線通信部601で受信して、通信相手の通信装置300を確認する(ステップS805)。通信相手の通信装置の確認がOKであれば、通信装置300からの接続要求に応答し、近距離無線通信部601を使って通信装置300と無線通信接続を行う(ステップS806でYES、ステップS807)。
【0087】
無線通信接続が行われ、無線通信リンクが形成されると、図7のステップS708にあるように、通信装置300は、撮像装置100が動作可能な機能要求種別を送信するよう要求し、撮像装置100では、動作可能な機能要求種別を通信装置300に送信する(ステップS808)。機能要求種別の送信がOKであれば(ステップS809でYES)、通信装置300で、操作者が選択し、近距離無線通信部611で送信された機能要求種別を、撮像装置100の近距離無線通信部601で受信し(ステップS810)、機能受理部602にて、受信した機能要求種別が、通信装置300に送信した機能要求種別に含まれていたものかをチェックする(ステップS811)。
【0088】
機能要求が正しいものであるなら(ステップS811でYES)、機能判定部603に機能要求種別を渡し、機能判定部603は、メモリ52に記憶されている図6のような対応表から機能要求種別と対応する電源動作モードを選択する(ステップS812)。選択された電源動作モードは、電源制御部604により各動作モード系に電源供給される(ステップS813)。例えば、機能要求がモニタ機能(監視+画像送信)である場合は、撮像系と通信系に電源が供給されるように、撮像装置100の電源制御部80が電源86を制御する。
【0089】
このように本実施形態では、多種・複雑高度化した撮像装置においても、要求された機能毎に動作する電源モードを詳細に規定し、電源モード毎に電源供給する範囲を必要最小限に抑えることができる。これにより、全機能の起動を仮定した消費電力で電源容量設計を行う必要性がなくなるため、大型・大容量のバッテリーを搭載しないでも済むようになり、携行性を快適に保つことが可能になる。
【0090】
本発明は、上述した実施形態の装置に限定されず、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用してもよい。前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、完成されることは言うまでもない。
【0091】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMを用いることができる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0092】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、次のプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPUなどが処理を行って実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0093】
[実施態様]
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【0094】
<実施態様1> 通信装置と通信を行う通信部を有する撮像装置において、前記通信装置側から送信された機能要求情報を受信する手段と、受信した機能要求情報の内容を判定する機能判定手段と、前記機能判定手段の判定結果に基づいて、当該撮像装置の電源動作モードを設定する電源制御手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。
【0095】
<実施態様2> 前記機能要求情報は、モニタ機能要求に関する情報であって、前記電源動作モードは、撮像系モード及び通信系モードを設定するモードであることを特徴とする実施態様1記載の撮像装置。
【0096】
<実施態様3> 前記機能要求情報は、リモートシャッタ機能要求に関する情報であって、前記電源動作モードは、撮像系モード、通信系モード及びメモリ系モードを設定するモードであることを特徴とする実施態様1記載の撮像装置。
【0097】
<実施態様4> 前記機能要求情報は、イメージサーバ機能要求に関する情報であって、前記電源動作モードは、メモリ系モード及び通信系モードを設定するモードであることを特徴とする実施態様1記載の撮像装置。
【0098】
<実施態様5> 前記機能要求情報は、LCD制御機能要求に関する情報であって、前記電源動作モードは、LCD系モード及び通信系モードを設定するモードであることを特徴とする実施態様1記載の撮像装置。
【0099】
<実施態様6> 前記機能要求情報は、設定値変更機能要求に関する情報であって、前記電源動作モードは、メモリ系モード及び通信系モードを設定するモードであることを特徴とする実施態様1記載の撮像装置。
【0100】
<実施態様7> 前記機能要求情報は、タイマ撮影機能要求に関する情報であって、前記電源動作モードは、撮像系モード、メモリ系モード及び通信系モードを設定するモードであることを特徴とする実施態様1記載の撮像装置。
【0101】
<実施態様8> 前記機能要求情報は、インターバル撮影機能要求に関する情報であって、前記電源動作モードは、撮像系モード、メモリ系モード及び通信系モードを設定するモードであることを特徴とする実施態様1記載の撮像装置。
【0102】
<実施態様9> 前記通信手段は、ブルーツゥースであることを特徴とする実施態様1記載の撮像装置。
【0103】
<実施態様10> 通信装置との間で通信を行う通信手段を有する撮像装置の制御方法において、前記通信装置側から送信された機能要求情報を受信する工程と、受信した機能要求情報の内容を判定する機能判定工程と、前記機能判定工程の判定結果に基づいて、当該撮像装置の電源動作モードを設定する電源制御工程とを備えたことを特徴とする撮像装置の制御方法。
【0104】
<実施態様11> 通信装置との間で通信を行う通信手段を有する撮像装置の制御方法を実行するための制御プログラムであって、前記通信装置側から送信された機能要求情報を受信するステップと、受信した機能要求情報の内容を判定する機能判定ステップと、前記機能判定ステップの判定結果に基づいて、当該撮像装置の電源動作モードを設定する電源制御ステップとを備えたことを特徴とする制御プログラム。
【0105】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明では、通信装置との間で通信を行う撮像装置において、使用する機能に応じて適切な電源制御が可能になるので、通信装置が要求する機能に対応しつつ消費電力を抑えることができる。
さらに、撮像装置内の各部の電源制御と対応付けられた複数の機能の情報を撮像装置から通信装置に送信するので、通信装置は多種雑多な撮像装置から送られてきた様々な機能を選択して要求できる。しかも、撮像装置の各機能は、電源制御と対応付けられているので、様々な機能に対応して、電源供給する範囲を制御することができる。
【0106】
これにより、大型・大容量のバッテリーを搭載しないでも済むようになり、装置の携行性を快適に保つことができ、また小型・小容量のバッテリーを使用した場合でも、数本のバッテリーを携行して使用するといった不都合がなくなる。さらに、バッテリー寿命を延ばす効果を高めるため、自動的に電源を切る節電機能が搭載されている場合でも、電源を入れる操作を何度も行わなければならない、といった操作性の問題も解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る撮像システムの全体構成を示す図である。
【図2】図1に示した撮像装置100及び通信装置300の外観図である。
【図3】図1に示した撮像装置100の詳細構成を示すブロック図である。
【図4】図1に示した通信装置300の詳細構成を示すブロック図である。
【図5】撮像装置100と通信装置300における本実施形態の特徴部分の機能ブロック図である。
【図6】機能要求種別と電源動作モードの対応例を示す図である。
【図7】通信装置300から機能要求種別を送信する処理のフローチャートである。
【図8】撮像装置100にて機能要求種別を受信する処理のフローチャートである。
【符号の説明】
100,500 撮像装置
300,700 通信装置
601 近距離無線通信部
602 機能受理部
603 機能判定部
604 電源制御部
611 近距離無線通信部
612 機能通知部
Claims (5)
- 通信装置との間で通信を行う通信機能を有する撮像装置において、
それぞれが前記撮像装置内の各部の電源制御と対応付けられた複数の機能の情報を前記通信装置に送信する送信手段と、
前記通信装置に送信された前記複数の機能の中から選択された機能を要求する信号を、前記通信装置から受信する受信手段と、
前記受信手段により受信した信号により要求された機能に基づいて、前記撮像装置内の各部の電源を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 前記制御手段は、撮像関連部、通信関連部、メモリ関連部、表示関連部の少なくともいずれかの電源を制御することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記撮像装置内の各部の電源制御と関連付けられた複数の機能には、撮像した画像を前記通信装置に送信させる機能、撮像を行わせる機能、撮像した画像を表示させる機能、所定の撮像画像を所定の装置に送信させる機能、所定の装置から受信する画像を記憶させる機能、表示部の電源をオンまたはオフさせる機能、前記撮像装置の設定パラメータの変更させる機能、所定時間後または所定時間毎に撮像を行わせる機能のいずれかが含まれることを特徴とする請求項1または2記載の撮像装置。
- 前記通信機能は、無線通信を行う機能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 通信装置との間で通信を行う通信機能を有する撮像装置の制御方法において、
それぞれが前記撮像装置内の各部の電源制御と対応付けられた複数の機能の情報を前記通信装置に送信する送信する送信工程と、
前記通信装置に送信された前記複数の機能の中から選択された機能を要求する信号を、前記通信装置から受信する受信工程と、
前記受信工程において受信した信号により要求された機能に基づいて、前記撮像装置内の各部の電源を制御する制御工程と、
を備えたことを特徴とする撮像装置の制御方法。
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