JP2003108451A - 制御装置および制御プログラムならびに制御システム - Google Patents

制御装置および制御プログラムならびに制御システム

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JP2003108451A
JP2003108451A JP2001298114A JP2001298114A JP2003108451A JP 2003108451 A JP2003108451 A JP 2003108451A JP 2001298114 A JP2001298114 A JP 2001298114A JP 2001298114 A JP2001298114 A JP 2001298114A JP 2003108451 A JP2003108451 A JP 2003108451A
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JP
Japan
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electronic device
external device
function
external
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Application number
JP2001298114A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Yoshimoto
勉 吉本
Shoichiro Yoshiura
昭一郎 吉浦
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホストコンピュータを備えていなくても、容
易に電子機器を中心とするネットワークを構築でき、ネ
ットワークの拡大・縮小を柔軟に行うことができる制御
装置および制御プログラムならびに制御システムを提供
する。 【解決手段】 電子機器は、S1において、電源ONさ
れると初期設定を行い、ウォーミングアップを行う。電
子機器は、S2においてそれらの構成機器およびオプシ
ョン機器の構成や機能を取得し、S3においてそれらの
情報をメモリ(記憶手段)に記憶する。S8において、
外部機器は、メモリに記憶されている電子機器の製造
元、型式、標準で装備している構成・機能、オプション
などの機器の機能・構成を受信し、電子機器が備えてい
る機能を認識する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信あるいは無
線通信(IEEE802.11b 、Bluetooth )等の通信手段を介
して、外部機器から送信される処理情報に従って電子機
器の動作を制御する制御装置および制御プログラムなら
びに制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種電子機器と複数の外部機
器とをネットワーク接続することにより、上記複数の外
部機器間でのデータ転送、複数の外部機器と電子機器と
の間におけるデータ転送を可能としたネットワークシス
テムが構築されている。
【0003】このようなネットワークシステムとして、
例えば、特開2000−293465号公報には、ホス
トコンピュータに接続された複数の周辺機器をホストコ
ンピュータが認識し、それらの機能情報をそれぞれ取得
して、利用者が使用を希望する機能と上記取得した機能
情報とを比較した結果をディスプレイ等に表示する情報
処理装置が開示されている。
【0004】この情報処理装置よれば、利用者は、ディ
スプレイ等を見て各周辺機器が備えている機能を確認
し、自分が希望する処理を行うために最適な周辺機器を
選択することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の情報処理装置においては、ホストコンピュータによ
り全ての電子機器および外部機器が管理されており、新
たに機器を追加するような場合には、ホストコンピュー
タに新たな設定を行うことが必要となる。よって、電子
機器および外部機器から構成されるネットワークの拡大
・縮小を行うには、ホストコンピュータの管理能力等を
考慮する必要があり、自由にネットワークを拡大・縮小
することは困難であった。
【0006】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、ホストコンピュータを備えて
いなくても、容易に電子機器を中心とするネットワーク
を構築でき、ネットワークの拡大・縮小を柔軟に行うこ
とができる制御装置および制御プログラムならびに制御
システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の制御装置は、上
記の課題を解決するために、外部機器と通信手段を介し
て相互通信が可能であり、該外部機器から送信される情
報に基づいて電子機器の動作制御を行う制御装置であっ
て、上記電子機器と上記外部機器とが通信可能な状態に
あるか否かを検出する通信状態検出手段と、上記通信状
態検出手段により通信可能な状態であることを検出され
た上記外部機器に対して、上記電子機器が備えている機
能に関する機能情報を通知する通知手段とを備えている
ことを特徴としている。
【0008】上記の構成によれば、電子機器に備えられ
た基本性能およびオプションで追加された機能等の機能
情報を、通信手段を介して接続可能な状態の外部機器に
通知することができるため、電子機器と外部機器とが通
信可能な状態になるだけで自動的にネットワークを構築
することができる。さらに、利用者は、互いの機器が備
えている機能を考慮して効率的な処理を行うことが可能
になる。
【0009】すなわち、本発明の制御装置は、無線通信
等の通信回線を介して通信可能状態となった外部機器に
対して、電子機器が備えている機能に関する機能情報を
通知している。これにより、ホストコンピュータ等を備
えた大掛かりなネットワークを構築しなくても、電子機
器と外部機器とを接続可能な状態にするだけで、容易に
電子機器と複数の外部機器とを結ぶネットワークを構築
できる。
【0010】また、本発明の制御装置により構築された
ネットワークは、ホストコンピュータにより管理される
従来のネットワークと比べて、新たな機器をネットワー
クに加える際等において、新たな設定等の処理が不要で
あり、システムの拡大・縮小を自由に行うことができ、
柔軟性をもって構築されるネットワークを提供できる。
【0011】さらに、外部機器の利用者は、電子機器と
接続可能状態になった時に電子機器が備えている機能を
把握できるため、ネットワークに含まれる電子機器の中
から自分が処理を希望する機能を備えた電子機器を選択
して処理を依頼することができる。よって、利用者は、
最も効率のよい処理を行うことができる。
【0012】また、上記通信手段は、光通信あるいは無
線通信を用いて通信を行うことがより好ましい。
【0013】これにより、光通信や無線通信を使用して
ネットワークを構築することで、無線LAN の標準規格で
あるBluetooth やIEEE802.11b 等にも対応したネットワ
ークを構築できる。
【0014】また、上記電子機器は、複数の機能を備え
ていることがより好ましい。
【0015】これにより、1台の電子機器が、例えば、
プリンタ機能,FAX機能,スキャナ機能,複写機能な
ど様々な機能を備えている複合機である場合には、一度
に複数の外部機器からアクセスがあった時でも、1台の
電子機器で複数種類の処理を行うことができるため、利
用者は異なる電子機器を探す必要がなくなり、処理効率
を向上させることができる。
【0016】また、上記機能情報は、上記電子機器の電
源ON時および/または上記電子機器と上記外部機器と
が接続可能な状態になった時に取得されることがより好
ましい。
【0017】これにより、電子機器の電源を入れて、電
子機器と外部機器との接続確認を行う際に機能情報を取
得することで、外部機器からのアクセスが有った際にす
ぐに機能情報を該外部機器へ通知することが可能とな
る。さらに、USB やIEEE1394などのインターフェースを
備え、電源ON状態のまま電子機器との接続が可能な外
部機器は、接続された際にPlug&Playなどの機能により
電子機器の機能情報を取得することで、外部機器からの
アクセスがあった際にすぐに機能情報を該外部機器へ通
知することが可能となる。よって、利用者に対して必要
な機能情報を効率よく提供できる。
【0018】また、上記電子機器の利用状況を検出する
利用状況検出手段を備えており、該利用状況検出手段に
より検出された上記電子機器の利用状況を通信可能な状
態にある外部機器に対して通知することがより好まし
い。
【0019】これにより、外部機器の利用者は、アクセ
スした電子機器の利用状況が混み合っているか否かを認
識でき、自分の希望する機能を備えた電子機器であって
も利用状況が混み合っており、すぐに処理できない電子
機器へ処理を依頼してしまい、待ち時間が長くなるとい
った問題の発生を防止できる。
【0020】よって、利用者は処理を希望する機能を備
えており、かつ利用状況が混み合っていない電子機器を
選択して処理を依頼することで、無駄な待ち時間を無く
して、効率的に処理を実行できる。
【0021】また、上記利用状況の検出は、上記外部機
器から上記電子機器に対するアクセス時および/または
上記電子機器が通信待機状態にある時に行われることが
より好ましい。
【0022】これにより、外部機器からの新たなアクセ
ス時に電子機器の利用状況を検出することで、最新の利
用状況を外部機器に通知することができる。また、外部
機器からのアクセスがない通信待機状態にある時に利用
状況の検出を行うことにより、アクセス時に検出するよ
りも時間的余裕を確保できるため、電子機器におけるト
ラブル発生や大量ジョブの処理中等の詳細な利用状況を
確認することができる。よって、利用者は、処理を依頼
する機器を決定するために有効な利用状況を得ることが
できる。
【0023】また、上記通知手段は、上記電子機器が備
えている機能別に機能情報および利用状況を通知するこ
とがより好ましい。
【0024】これにより、電子機器が複数の機能を備え
た複合機である場合でも、機能毎に機能情報および利用
状況を把握することができる。よって、利用者は、例え
ば、電子機器に備えられているプリンタ機能が使用中で
あっても、スキャナ機能やFAX機能については通信可
能であることを認識でき、適切な処理を電子機器へ依頼
することが可能となる。
【0025】また、上記機能情報は、故障あるいは消耗
品の残量が無くなったことにより、処理を行うことがで
きないことを示すトラブル情報を含んでいることがより
好ましい。
【0026】これにより、電子機器に故障が発生してい
たり、用紙やトナー等の消耗品の残量が無く、電子機器
が処理を行うことができない状況であることを示すトラ
ブル情報をアクセスのあった外部機器へ通知すること
で、利用者は電子機器が現在処理できない状態にあるこ
とを認識できる。よって、処理を行うことができない電
子機器へジョブを送信することで、処理が長時間滞って
しまう等の不具合の発生を防止できる。
【0027】また、上記トラブル情報は、消耗品の残量
が残り少なくなったことを示すトラブル予知情報を含ん
でいることがより好ましい。
【0028】これにより、用紙やトナーなどの消耗品の
残量が無くなって処理できなくなる前に残量が少ないこ
とを事前に検知して、アクセスしてきた外部機器の利用
者へ通知することができる。よって、利用者が電子機器
に対して大量処理を依頼する場合でも、処理中に消耗品
が切れて処理できなくなることを防止できる。
【0029】また、上記電子機器が備えている上記トラ
ブル情報に関係する機能に対して上記外部機器からアク
セスがあった場合には、該アクセスに対する応答を拒否
するように上記電子機器を制御することがより好まし
い。
【0030】従来の制御システムでは、スキャナ,FA
X,プリンタなど複数の機能を備えた電子機器において
は、1つの機能にトラブルが発生している場合、トラブ
ルが発生した機能にアクセスがあるとそのアクセスに応
答してしまい、通信手段が使用中のままとなって、他の
正常な機能まで使用できなくなるといった問題が生じて
いた。
【0031】そこで、本発明の制御装置では、トラブル
が発生した機能に対してアクセスがあった場合には、そ
のアクセスに応答しないことにより、通信手段が使用中
のまま処理が滞ることを防止できる。よって、電子機器
が備えている複数の機能のうちの1つの機能がトラブル
により使用できない場合でも、トラブルが発生していな
い他の機能については利用することができるため、従来
よりも効率のよい処理を行うことができる。
【0032】また、上記外部機器から上記電子機器に対
してアクセスがあった際に、利用者が直接上記電子機器
を操作している場合には、該外部機器からのアクセスに
応答しないように上記電子機器を制御することがより好
ましい。
【0033】これにより、利用者が直接電子機器を操作
している場合には、通信回線を介するアクセスに対して
応答しないように電子機器を制御することで、直接操作
している利用者の処理を優先することができる。よっ
て、故障やトラブル状態からの復旧等の優先度の高い処
理をしていることが予想される電子機器を直接操作して
いる利用者の操作を邪魔することなく、通信手段を介し
てアクセスしてきた利用者よりも直接操作している利用
者による処理を優先的に扱うことができる。
【0034】本発明の制御装置は、上記の課題を解決す
るために、複数の外部機器と通信手段を介して相互通信
が可能であり、該外部機器から送信される情報に基づい
て電子機器に処理を実行させる制御装置であって、上記
電子機器と上記外部機器とが通信可能な状態にあるか否
かを判定する通信状態検出手段と、上記電子機器が備え
ている機能に関する機能情報と、上記通信状態検出手段
により通信可能な状態であることを検出された上記外部
機器が備えている機能に関する機能情報とを取得する取
得手段とを備えていることを特徴としている。
【0035】上記の構成によれば、外部機器と電子機器
とが通信可能な状態となった時に互いの機能情報を取得
し、電子機器の動作制御を行うためのネットワークを容
易に構築できる。よって、ホストコンピュータを備えて
いなくても、電子機器を効率的に使用可能な制御システ
ムを得ることができる。さらに、電子機器と同じ機能を
備えた外部機器について、その機能レベルを比較し、ア
クセスしてきた外部機器から依頼された処理を行うため
に最適な機能を備えた機器を選択することができる。よ
って、外部機器から電子機器へアクセスしてきた利用者
は、ネットワークで接続された複数の電子機器や外部機
器の中から、最適な機能を備えた機器を選択して処理を
行うことにより、効率的な処理を行うことができる。
【0036】また、上記通信手段は、光通信あるいは無
線通信を用いて通信を行うことがより好ましい。
【0037】これにより、光通信や無線通信を使用して
ネットワークを構築することで、無線LAN の標準規格で
あるBluetooth やIEEE802.11b 等にも対応したネットワ
ークを構築できる。
【0038】また、上記取得手段により取得された機能
情報を基にして、上記電子機器および上記外部機器の種
類を判別する判別手段を備えていることがより好まし
い。
【0039】これにより、電子機器および外部機器それ
ぞれの機器の種類、例えば、FAX、スキャナ、プリン
タ等の種類を判別することができるため、機能の比較を
容易に行うことができる。
【0040】また、上記電子機器と外部機器とがそれぞ
れ備えている機能情報を比較して得られた比較情報を上
記外部機器へ通知することがより好ましい。
【0041】これにより、外部機器の利用者は、利用者
が希望する処理を行うのに最適な機能を備えた機器がど
れであるのかを認識でき、その最適な機器を選択して適
切な処理を行うことができる。
【0042】また、上記取得手段は、上記電子機器が通
信待機状態にある時に上記機能情報を取得することがよ
り好ましい。
【0043】これにより、電子機器が通信待機中に外部
機器が備えている機能情報を取得するため、外部装置か
らのアクセスがあった場合、アクセスしてきた外部機器
に対して直ちに電子機器および外部機器の機能情報に関
する比較情報を通知することが可能となる。よって、利
用者は、電子機器へのアクセス後、直ちに得られた比較
情報を基にして最適な機器を選択し、処理を行うことが
できる。
【0044】また、上記取得手段により取得された上記
電子機器および上記外部機器の機能情報を比較する比較
手段を備えており、該比較手段により上記電子機器の機
能が上記外部機器の機能よりも優れていると判定された
場合には、上記電子機器よりも機能が劣っている上記外
部機器のアクセスに対する応答を禁止することがより好
ましい。
【0045】これにより、電子機器が同じ機能を備えた
他の外部機器より機能的に優れていると判断された場合
には、当該外部機器にアクセスに対する応答を禁止させ
るため、機能が劣っている外部機器へ誤って処理を依頼
することを防止できる。よって、利用者は常に迅速で適
切な処理を行うことができる。
【0046】また、上記外部機器からアクセスがあり、
上記電子機器あるいはアクセスしてきた外部機器以外の
外部機器がそのアクセスに応答した場合には、該応答し
た電子機器あるいは外部機器の利用状況、機能情報に関
する情報と、上記応答した機器以外の電子機器あるいは
その他の外部機器の利用状況、機能情報に関する情報と
を比較することがより好ましい。
【0047】これにより、アクセスしてきた機器と応答
した機器との利用状況、機能に関する情報を比較するた
め、同じレベルの機能を備えた機器の中から利用状況の
混み合っていない機器を選択して処理を行うことができ
る。
【0048】すなわち、例えば、応答した外部機器の処
理状況が混雑しているような場合には、電子機器や上記
応答した外部機器以外の外部機器が替わりにそのアクセ
スに応答して、最初に応答した外部機器の替わりに処理
を行うように制御することができる。よって、利用者は
常に効率的に希望する処理を行うことができる。
【0049】また、上記外部機器からアクセスがあり、
上記電子機器あるいはアクセスしてきた外部機器以外の
外部機器がそのアクセスに応答した場合には、該応答し
た電子機器あるいは外部機器以外の電子機器あるいはそ
の他の外部機器は、上記アクセスしてきた外部機器に対
する応答を拒否するように制御されることがより好まし
い。
【0050】これにより、同じレベルの機能を備えた多
数の機器のうち、1つの機器がアクセスに応答した場合
には、その他の機器がアクセスに対する応答を拒否する
ことで、応答する機器を限定することができる。よっ
て、電子機器にアクセスしてきた外部機器の利用者は、
処理を依頼する機器を迷うことなく、早急に適切な処理
を行うことができる。
【0051】また、最終的に処理を行うことが決定した
上記電子機器あるいは外部機器に関する情報が、上記ア
クセスしてきた外部機器に対して通知されることがより
好ましい。
【0052】これにより、処理を依頼する外部機器が決
定されると、アクセスしてきた外部機器の利用者に処理
の依頼先を通知するため、利用者はどの機器で処理が実
行されるのかを認識することができる。
【0053】本発明の制御プログラムは、上記の課題を
解決するために、外部機器と通信手段を介して相互通信
が可能であり、該外部機器から送信される情報に基づい
て電子機器の動作制御を行う制御プログラムであって、
上記電子機器と上記外部機器とが通信可能な状態にある
か否かを検出し、通信可能な状態であることを検出され
た上記外部機器に対して、上記電子機器が備えている機
能に関する機能情報を通知することを特徴としている。
【0054】上記の構成によれば、電子機器に備えられ
た基本性能およびオプションで追加された機能等の機能
情報を、通信手段を介して接続可能な状態の外部機器に
通知することができるため、電子機器と外部機器とが通
信可能な状態になるだけで自動的にネットワークを構築
することができる。さらに、利用者は、互いの機器が備
えている機能を考慮して効率的な処理を行うことが可能
になる。
【0055】すなわち、本発明の制御プログラムは、無
線通信等の通信回線を介して通信可能状態となった外部
機器に対して、電子機器が備えている機能に関する機能
情報を通知している。これにより、ホストコンピュータ
等を備えた大掛かりなネットワークを構築しなくても、
電子機器と外部機器とを接続可能な状態にするだけで、
容易に電子機器と複数の外部機器とを結ぶネットワーク
を構築できる。
【0056】また、本発明の制御プログラムにより構築
されたネットワークは、ホストコンピュータにより管理
される従来のネットワークと比べて、新たな機器をネッ
トワークに加える際等において、新たな設定等の処理が
不要であり、システムの拡大・縮小を自由に行うことが
でき、柔軟性をもって構築されるネットワークを提供で
きる。
【0057】さらに、外部機器の利用者は、電子機器と
接続可能状態になった時に電子機器が備えている機能を
把握できるため、ネットワークに含まれる電子機器の中
からら自分が処理を希望する機能を備えた電子機器を選
択して処理を依頼することができる。よって、利用者
は、最も効率のよい処理を行うことができる。
【0058】また、上記電子機器の利用状況を検出し、
該検出された利用状況を通信可能な状態にある外部機器
に対して通知することがより好ましい。
【0059】これにより、外部機器の利用者は、アクセ
スした電子機器の利用状況が混み合っているか否かを把
握できるため、自分の希望する機能を備えた電子機器で
あっても利用状況が混み合っており、すぐに処理できな
い電子機器へ処理を依頼してしまい、待ち時間が長くな
るといった不具合の発生を防止できる。
【0060】よって、利用者は処理を希望する機能を備
えており、かつ利用状況が混み合っていない電子機器を
選択して処理を依頼することで、無駄な待ち時間を無く
して、効率的に処理を実行できる。
【0061】本発明の制御プログラムは、上記の課題を
解決するために、複数の外部機器と通信手段を介して相
互通信が可能であり、該外部機器から送信される情報に
基づいて電子機器の動作制御を行う制御プログラムであ
って、上記電子機器と上記外部機器とが通信可能な状態
にあるか否かを検出し、通信可能な状態であることを検
出された上記外部機器が備えている機能情報と、上記電
子機器が備えている機能情報とをそれぞれ取得すること
を特徴としている。
【0062】上記の構成によれば、外部機器と電子機器
とが通信可能な状態となった時に互いの機能情報を取得
し、電子機器の動作制御を行うためのネットワークを容
易に構築できる。よって、ホストコンピュータを備えて
いなくても、電子機器を効率的に使用可能な制御システ
ムを得ることができる。さらに、電子機器と同じ機能を
備えた外部機器について、その機能レベルを比較し、ア
クセスしてきた外部機器から依頼された処理を行うため
に最適な機能を備えた機器を選択することができる。よ
って、外部機器から電子機器へアクセスしてきた利用者
は、ネットワークで接続された複数の電子機器や外部機
器の中から、最適な機能を備えた機器を選択して処理を
行うことにより、効率的な処理を行うことができる。
【0063】また、通信可能な状態にある上記外部機器
のうちの1つの外部機器から上記電子機器が備えている
機能に対してアクセスがあった場合には、該機能と同レ
ベルの機能を備えた他の外部機器がそのアクセスに応答
したことを検出すると、上記電子機器の利用状況、機能
情報と該応答した外部機器の利用状況、機能情報とを比
較することがより好ましい。
【0064】これにより、応答した外部機器と電子機器
との間で利用状況、機能に関する情報を取得し、比較す
ることで、例えば、応答した外部機器の処理状況が混雑
しているような場合には、電子機器や他の外部機器が、
最初に応答した外部機器の替わりに応答するように制御
することができる。よって、利用者は常に効率的に希望
する処理を行うことができる。
【0065】また、通信可能な状態にある上記外部機器
のうちの1つの外部機器から上記電子機器が備えている
機能に対してアクセスがあった場合には、該機能と同レ
ベルの機能を備えた他の外部機器がそのアクセスに応答
したことを検出すると、アクセスしてきた外部機器に対
する応答を拒否するように上記電子機器を制御すること
がより好ましい。
【0066】これにより、同じレベルの機能を備えた多
数の機器のうち、1つの機器がアクセスに応答した場合
には、電子機器がアクセスに対する応答を拒否すること
で、応答する機器の数を少なくすることができる。よっ
て、アクセスしてきた外部機器の利用者は、選択する機
器を迷うことなく、適切な処理を行うことが可能にな
る。
【0067】本発明の制御システムは、上記の課題を解
決するために、上記制御装置と、上記制御装置により動
作制御される電子機器と、上記電子機器に対する処理命
令を送信する外部機器とを備えていることを特徴として
いる。
【0068】上記の構成によれば、電子機器と外部機器
とが接続可能な状態になると、電子機器が備えている機
能に関する機能情報が外部機器に対して通知されるた
め、電子機器と通信可能な状態にある複数の外部機器か
らなるネットワークを容易に構築できる。さらに、外部
機器の利用者は、ネットワークに含まれる電子機器およ
び外部機器の中から、機能情報を基にして処理を行う機
器を選択することができるため、システム全体の処理を
効率よく行うことができる。
【0069】
【発明の実施の形態】〔実施形態1〕本発明の制御装置
および制御プログラムならびに制御システムに関する一
実施形態について、図1〜図5に基づいて説明すれば以
下のとおりである。
【0070】本実施形態の制御システムは、Bluetooth
(登録商標)を用いたネットワークで構成されており、
Bluetooth は、図2(a)〜(c)に示すように、マス
タスレーブ方式でネットワークを構築している。
【0071】Bluetooth は、機器間の無線接続方法とし
て規格化され、これにより機器間における制御信号の通
信、またはデータの交換、転送を手軽に行える環境を実
現している。
【0072】また、マスタスレーブ方式とは、ネットワ
ークのトラフィックや状態を管理する役目を持つ機材
(マスタ)と管理される機材(スレーブ)とで構成され
るネットワークである。
【0073】Bluetooth で構成されるマスタスレーブ方
式のネットワークには、ピコネットおよびスカッタネッ
トの2種類がある。
【0074】ピコネットは、1つのマスタと1以上7以
下のアクティブスレーブを含むサブネットである。ただ
し、9個目以上のスレーブは、パークステート状態で存
在できるとともに、マスタとの同期をとることもでき
る。Bluetooth の規格では、1つ以上のスレーブとの接
続を初期化したBluetooth のユニットがマスタになると
定義されており、マスタがホッピングする周波数やタイ
ミングを決めているため、ピコネットの中でマスタとス
レーブとが入れ替わることができる。よって、ピコネッ
トの中では、どのユニットもマスタになることが可能で
ある。
【0075】一方、スカッタネットは、複数のピコネッ
トが集まってできたネットワークであり、スカッタネッ
トで運用されるそれぞれのピコネットは、お互いの周波
数やタイミングで同期している。
【0076】なお、Bluetooth とは、無線通信手段の一
種であり、1998年にBluetoothSGI (Special Inter
est Group)が、ノキア、エリクソン、IBM、東芝、
インテルにより発足され、データ、音声などの複合的通
信で7回線の同時通信を可能とし、次世代携帯通信網と
して1999年7月にはVer1.0、1999年12月には
Ver1.0b が全世界標準プロトコルとして公表されてい
る。
【0077】Bluetooth は、IEEE(Instituteof Electr
ical and Electric Engineers )が策定した無線LAN
の標準規格IEEE802.11b と同じ2.4GHz帯(ISM
帯)を用い、基本的な構成は無線LANと同じである。
【0078】Bluetooth は、低消費電力、小型、軽量、
低価格、どのメーカーの機器でもアプリケーションレベ
ルで、相互接続が可能であるため、ユーザーにとって使
いやすい。さらに、オープンな技術使用をポリシーとし
て、パーソナルコンピュータ、携帯電話、携帯端末(P
DA:Personal Digital Assistance )、その他家電機
器等への搭載を可能とし、個人の識別、身分証明、電子
マネー、音声認識(音声操作)、セキュリティチェッ
ク、名刺機能、電子チケットの案内メッセージ、チャッ
トなど様々な用途に適用可能である。
【0079】以上のようなネットワークを構成する電子
機器は、例えば、図3に示すように、デジタル複合機1
0であって、スキャナ機能,コピー機能,FAX機能な
どを備えている。
【0080】デジタル複合機10は、例えば、スキャナ
機能により読み取った画像をパーソナルコンピュータ1
等を含む外部機器5から入力したり、外部機器5から送
信された画像データに基づいて画像をプリントアウトし
たり、外部機器5の指示によりFAX機能を用いて他の
装置へデータを送信することが可能な構成になってい
る。そして、Bluetooth ユニット4を備え、Bluetooth
のピコネットとして機能している。
【0081】また、外部機器5としては、パーソナルコ
ンピュータ1,携帯電話2,携帯端末(PDA)3など
様々な機器が、Bluetooth ユニット4を介した無線通信
により相互通信が可能となっている。これにより、外部
機器5は、デジタル複合機10に対して処理命令を送信
するホストとして機能したり、ホストとしての外部機器
5からの処理命令を受けて処理を実行する処理装置とし
て機能することもできる。
【0082】デジタル複合機10は、図4に示すよう
に、公衆の電話回線11を用いてデータの送受信を行う
FAX部12、原稿を読み取るスキャナ部13、スキャ
ナ部13で読み取った画像や後述するインターフェース
より入力されたデータを印刷するプリンタ部14を備え
ている。
【0083】このプリンタ部14は、プリンタエンジン
部15、レーザ走査ユニット(LSU:Lazer Scanning
Unit )16、プロセス制御ユニット(PCU:Proces
s Control Unit)17、画像制御ユニット(ICU:Im
age Control Unit)18、通信手段19、Bluetooth ユ
ニット4、図示しない赤外線通信ユニット、インターフ
ェース制御部21、本体制御部(制御装置)22を備え
ている。
【0084】プリンタエンジン部15は、電子写真プロ
セス(インクジェットなど他の印刷プロセスでも良い)
により画像を再現する。
【0085】LSU16は、プリンタエンジン部15の
図示しない像担持体(感光体ドラム)に対して静電潜像
を書き込む。
【0086】PCU17は、プリンタエンジン部15お
よびプリンタ部14全体のコントロールを行う。
【0087】ICU18は、画像データに対する所定の
処理を施すと共に、LSU16をコントロールして画像
データによる光像を発生させている。
【0088】通信手段19は、外部機器5との接続(通
信)を行うために、RS-232、IEEE1284、IEEE1394などの
有線を用いている。
【0089】Bluetooth ユニット4は、外部機器5との
無線通信を行う。
【0090】インターフェース制御部21は、各インタ
ーフェースの制御を行っている。
【0091】本体制御部22は、内部に通信状態検出部
(通信状態検出手段)と通知部(通知手段)とを備えて
おり、デジタル複合機10の装置全体の動作を制御する
とともに、外部機器5と通信可能な状態であることを検
出し、デジタル複合機10が備えている機能に関する機
能情報を通信可能な外部機器5に通知している。
【0092】また、PCU17においては、ジョブ管理
テーブル17a、消耗品管理テーブル17b、サービス
管理テーブル17c、状況(トラブル)管理テーブル1
7dなどが、図示しないメモリに蓄積されており、プリ
ンタ部14を管理している。
【0093】ジョブ管理テーブル17aは、プリンタ部
14に指示(依頼)される画像データのプリント処理を
複数管理している。
【0094】消耗品管理テーブル17bは、プリンタ部
14にセットされている感光体ユニット、現像ユニッ
ト、記録材(用紙)などの消耗品を管理している。
【0095】サービス管理テーブル17cは、プリンタ
装置自身の使用量や点検時期を管理している。
【0096】状況管理テーブル17dは、プリンタ部1
4において発生した過去のトラブル履歴情報や現在のマ
シン状況を管理している。
【0097】さらに、デジタル複合機10全体の動作を
制御する本体制御部22は、インターフェース制御部2
1から入力された情報に基づいて、プリンタ部14のP
CU17、ICU18やスキャナ部13に制御情報(命
令)を出力することによりデジタル複合機10の各機能
の動作に制限を加えたり、機能を停止させることが可能
な構成になっている。
【0098】そして、Bluetooth ユニット20を介して
外部機器5から問い合わせ後、所定の通信プロトコルに
よる通信の確立を行う。その後、ジョブなどの動作指示
を受けた場合には、そのジョブをジョブ管理テーブル1
7aにおいて管理すると共に、動作指示の順序に従って
動作処理を行う。
【0099】ここで、本実施形態の制御システムにおい
て、Bluetooth ユニット20を介して外部機器5から依
頼された処理を順次行うのに際し、外部機器5に対して
デジタル複合機10が備えている機能を通知する工程に
ついて、図1に示すフローチャートに従って説明すれ
ば、以下の通りである。
【0100】なお、フローチャート上では、デジタル複
合機10を電子機器、外部機器5のうち、電子機器に対
してアクセスする外部機器を外部機器(ホスト)とし、
上記外部機器(ホスト)以外の外部機器をその他の外部
機器と示すものとする。
【0101】電子機器は、ステップ1(以下、S1と記
す。S2以降についても同様)において、電源ONされ
ると初期設定を行う。例えば、図4に示すデジタル複合
機10であれば、同時にプリンタ部14が備えている像
担持体の除電、クリーニング、現像材の帯電、定着ヒー
タのウォーミングアップを行う。
【0102】続いて、電子機器が最初から備えている機
能およびオプションで追加された様々な機能が、ハード
的またはソフト的にリセットされる。そして、電子機器
は、S2においてそれらの構成機器およびオプション機
器の構成や機能を取得し、S3においてそれらの情報を
メモリ(記憶手段)に記憶している。
【0103】この時、電子機器では、予め標準またはオ
プションとして装着できる製品や機能が決まっている場
合には、機器の構成を取得することにより、動作可能な
機能について認識することができる。
【0104】近年、多く用いられているUSB やIEEE1394
のように、電源を落とすことなく、動作状態のまま接続
が可能なインターフェースについては、接続時に本体制
御部22において割り込み信号が発生し、割り込みと同
時にPlag&Play機能が作動する。これにより、接続状態
を設定された際に、USB やIEEE1394を介して接続された
電子機器の型名、構成・機能を入手することが可能とな
る。
【0105】そして、入手した電子機器の機能等は、S
3においてメモリ(記憶手段)に記憶される。
【0106】Bluetooth など無線通信機能を備えた電子
機器は、常時、外部機器からのアクセスを監視してお
り、電子機器が備えている、例えば、FAX部,スキャ
ナ部,プリンタ部の待機中はもちろんのこと、FAXの
送受信、原稿の読み取り・原稿の複写、プリント等の受
け付けた処理を行っているとき、さらに、電子機器の一
部が何らかの要因で一時的に停止している時であって
も、外部機器からのアクセスを可能としている。
【0107】電子機器は、S4において、Bluetooth に
よる新たな通信がないかを常に監視しており、通信可能
な外部機器を検出している。
【0108】続いて、S5において、新たな通信要求が
あればBluetooth ユニットを介して外部機器からの送信
要求を受け付け、Bluetooth で規定された必須プロファ
イルであるGAP(Generic Access Profile)、SDP
(Service Discovery application Profile )の通信を
確保する。
【0109】次に、S6において、接続を行う機器に適
合した規定プロファイルを定義し、そのプロファイルに
よる通信を行う。
【0110】Bluetooth のProfile 仕様書V1.0b で定義
されたものには、以下のようなものがある。
【0111】・Serial Port Profile :シリアル接続の
エミュレーション ・Cordless Telephony Profile:コードレス電話として
使用 ・Intercom Profile:トランシーバとして使用 ・Headset Profile :携帯電話やパソコンのヘッドセッ
ト(ヘッドホン+マイク)として使用 ・Dial-up Networking Profile:携帯電話やTA/モデ
ムを介してインターネットヘ接続 ・Fax Profile :携帯電話やモデムと接続しFAXとし
て使用 ・LAN Access Profile:LANに接続 ・Generic Object Exchange Profile :一般的なオブジ
ェクト交換 ・Object Push Profile :名刺などの交換 ・File Transfer Profile :ファイル転送 ・Synchronization Profile :PCとの間でPIMデー
タ(電話帳、スケジュール)などの同期処理 これらのプロファイルは、通信を行うための必要最低限
のものであるため、S7において、装置固有の命令やメ
ーカー特有のコマンドなどの独自機能を定義し、これら
の独自機能をプロファイルに続けて送受信することも可
能である。
【0112】さらに、S8において、外部機器が、メモ
リに記憶されている電子機器の製造元、型式、標準で装
備している構成・機能、オプションなどの機器の機能・
構成を受信する。
【0113】なお、S5,S6において通信を行うGA
P、SDPなどのプロファイルと重複する通信内容は、
S7,S8において省略しても構わないし、どちらの工
程で情報の入手を行っても構わない。
【0114】次に、外部機器は、S8で受信した機能情
報により電子機器が備えている機能を認識する。
【0115】ここで、外部機器の利用者は、自分が処理
を希望するために必要な機能をアクセスした電子機器が
備えている場合には、S9において電子機器にデータを
送信することで、処理を依頼することができる。万一、
アクセスした電子機器が、希望する処理に必要な機能を
備えていない場合には、他の電子機器に対して同様のア
クセスを行い、その電子機器の機能情報を得ることで、
希望する処理を実行できる電子機器を探すことができ
る。
【0116】なお、例えば、電子機器がプリンタである
場合には、このプリンタにアクセスした外部機器5は、
プリント可能サイズ、両面・片面、白黒・カラー、使用
可能言語(PCL、PSなど)、給紙カセットにセット
されている用紙サイズ、ソータの有無、ソータのビン
数、ステープル機能、パンチ機能などの機能情報を得る
ことができる。
【0117】そして、S10において処理を終了するか
否かを判定し、終了する場合には、そのまま処理を終了
し、引き続きデータ送信を行う場合には、全てのデータ
を送信し終わるまで繰り返しS9が行われる。
【0118】以上のように、本発明の制御システムによ
れば、相互通信が可能となった電子機器および外部機器
について、電子機器の機能情報を電子機器と通信可能な
状態の外部機器に対して通知することにより、電子機器
を中心とするネットワークを容易に構築できる。よっ
て、電子機器が備えている機能を管理するためのホスト
コンピュータを備えていない制御システムであっても、
電子機器の動作制御を効率よく行うことができる制御シ
ステムを提供できる。さらに、ネットワークを構成する
機器の数を変更(増減)したい場合には、従来のホスト
コンピュータによりシステムを管理する制御システムで
は、その度毎に新たに設定を行う必要がある。しかし、
本実施形態の制御システムでは、そのような設定を行う
必要はなく、通信可能な状態にするだけで容易にネット
ワークを拡大・縮小することができ、柔軟性のあるネッ
トワークを構築できる。
【0119】また、近い将来、多方面で使用されること
が予想されるBluetooth 等の無線通信を用いた場合に
は、より効果的に上記の効果を得ることができる。すな
わち、本実施形態の電子機器および外部機器が、Blueto
oth による無線通信手段を備え、互いに相互通信が可能
な制御システムを構成しているとすると、相互通信が可
能な距離に各機器を近づけるだけで通信可能な状態とな
り、さらに通信可能な状態となった時点で電子機器の機
能情報が外部機器へ通知される。よって、各機器を通信
可能な距離に近づけるだけで、電子機器を中心とするネ
ットワークを構築できる。
【0120】さらに、本実施形態の制御システムの利用
者は、通信可能な電子機器の機能を通信可能な状態にす
るだけで認識できるため、最も効率のよい機器を選択し
て処理を依頼することができる。
【0121】また、外部機器は、得られた電子機器の機
能情報に基づいて、データ若しくは制御信号を電子機器
に対して送信するため、外部機器から電子機器が備えて
いない機能に対して送信したデータ、つまり長時間処理
されずにエラーの原因となりうるデータや制御信号が送
信されることを防止できる。
【0122】ここでさらに、上記工程以外に、電子機器
におけるトラブル発生状況を外部機器に対して通知する
工程について、図5を用いて説明すれば以下の通りであ
る。
【0123】上述したプロファイルにより通信手順が確
保され通信が開始されると、電子機器は、S11におい
て、用紙ジャム、トナー切れなどのトラブル情報を常に
監視している。
【0124】外部機器(ホスト)からアクセスされた電
子機器は、S12において、トラブル情報の有無を検出
し、トラブル発生が検出された場合には、S13におい
て、そのトラブル発生状況が外部機器(ホスト)に通知
される。このとき、S12において検出されたトラブル
情報は、ステータス情報として記憶・管理される。
【0125】一方、S12においてトラブル情報が検出
されなかった場合には、S14において、電子機器内部
のメモリの使用状況(空き容量)、ジョブの印刷状況な
どの現在の電子機器の利用状況が確認される。そして、
S15において、その利用状況が外部機器(ホスト)に
通知される。
【0126】なお、電子機器の利用状況の確認について
は、外部機器(ホスト)からの新たなアクセスが発生し
た時に最新の利用状況を確認するように行われてもよい
が、外部機器(ホスト)からのアクセスを受けていない
ときに行われてもよい。
【0127】これにより、外部機器(ホスト)に対し
て、電子機器の利用状況など現在の状況を通知すること
で、効率の良い処理を行うことができる。つまり、例え
ば、電子機器が受信済みの大量ジョブの処理中である場
合には、外部機器(ホスト)から印刷指示を行っても直
ちに印刷することができない。そこで、電子機器の利用
状況を外部機器(ホスト)の利用者に通知することで、
誤ってジョブを送信して待ち時間が長くなる等の問題を
解消できる。
【0128】また、一般的なデジタル複合機において
は、例えば、記録紙の残量、トナーの残量、感光体の寿
命などは、それまでの印刷枚数の合計を算出したり、セ
ンサ等の一般的な残量検出手段を備えることにより、補
充・取り替え時期を容易に検出できる。
【0129】そこで、本実施形態の制御システムは、例
えば、用紙ジャム、用紙、トナー切れ)を検出し、それ
をトラブル情報として上記機能情報に加え、アクセスが
あった外部機器(ホスト)へ通知している。
【0130】これにより、外部機器(ホスト)の利用者
は、電子機器が用紙等が切れて処理できない状態である
ことを認識でき、誤って処理できない電子機器に処理依
頼を行うことを防止できる。
【0131】さらに、本実施形態の制御システムでは、
記録紙やトナーの残量を検出し、記録紙やトナーの補充
が必要になる前に予め外部機器(ホスト)に予告情報
(トラブル予知情報)を通知している。これにより、大
量印刷中に記録紙やトナーが切れて、処理が滞ってしま
うなどの問題の発生を防止し、効率的な処理を行うこと
ができる。
【0132】ここで、電子機器が備えている各機能毎に
トラブル等が発生した場合についての処理について、以
下で説明する。
【0133】本実施形態の電子機器は、上述したよう
に、スキャナ機能、プリント機能、複写機能、FAX機
能など様々な機能を備えているデジタル複合機10であ
るとする。このような複合機器は、様々な機能を備えて
おり、個別の機器を購入することに比べて、購入価格、
設置面積等の面で一般ユーザーに適している。
【0134】しかし、従来の複合機器は、1つの機能に
トラブル・故障が発生した場合には、複合機器全体がト
ラブル・故障として全ての機能を停止させる構成であっ
たが、実際にはトラブルが発生していない機能について
は使用できる状態にある。
【0135】例えば、複合機器のプリンタ機能が故障し
た場合には、プリンタ機能および複写機能は使用するこ
とはできないが、パソコンなどの外部機器(ホスト)の
指示によりスキャナ機能を作動させ画像を読み取った
り、スキャナで読み取った画像をFAX機能で送信する
ことも可能である。
【0136】よって、外部機器(ホスト)から送信され
てきたFAX原稿をFAX機能を用いてメモリ受信する
などトラブルや故障の場所や原因によっては、電子機器
全体の動作を停止させる必要はない。
【0137】本実施形態の制御システムでは、電子機器
が備えている各機能毎に機能情報、利用状況を設定し、
送信することができる。
【0138】これにより、例えば、トラブル発生状態に
あるプリンタ機能に処理を依頼することを希望する外部
機器(ホスト)の利用者は、機能毎に利用状況を把握で
きるため、誤ってプリンタ機能へ処理依頼を送信するこ
とを防止できる。さらに、プリンタ機能以外の機能、例
えば、スキャナ機能やFAX機能を使用することを希望
している利用者は、外部機器(ホスト)から電子機器へ
アクセスした場合でも、トラブル発生状況は通知され
ず、スムーズな処理を行うことができる。
【0139】さらに、本実施形態の制御システムでは、
外部機器(ホスト)から電子機器のプリンタ機能に対し
てアクセスがあった場合には、プリンタ機能にトラブル
や故障がある場合には、外部機器(ホスト)に対する応
答を拒否するように制御される。
【0140】これにより、外部機器(ホスト)の利用者
は、再度他の電子機器に対しアクセスし、無線通信を介
して接続されたその他のプリンタ機能を備えた電子機器
が応答することで、処理を行うことができる。さらに、
トラブル発生中で使用できない機能に対し、誤って処理
を依頼してしまい、処理が滞って通信回線を長時間独占
するといった問題の発生を防止し、他の外部機器からの
アクセスに対応し、処理を行うことができる。
【0141】また、近年、ネットワークの進歩により、
有線または無線のネットワークを介して電子機器の機能
設定やトラブル回避等、様々な設定が可能になっている
ため、利用者や装置の管理者が直接装置に向かい複合機
器の設定を行うケースはまれである。しかしながら、緊
急の場合には、電子機器に向かって直接操作するような
ケースもでてくる。
【0142】本実施形態の制御システムでは、このよう
な緊急時には、システム管理者やシステム管理者が電子
機器が備えているどの機能を操作しているかを認識し、
その操作中の機能を使用しようとする外部機器(ホス
ト)からのアクセスに対し応答を拒否している。
【0143】これにより、緊急時の操作等を行っている
システム管理者等の邪魔をすることなく、緊急時の操作
をスムーズに行うことができる。よって、トラブル状態
から回復させる操作を行っている場合では、早急な復旧
が可能になる。さらに、処理が滞って通信回線を長時間
独占するといった問題の発生を防止し、他の外部機器か
らのアクセスに対応し、処理を行うことができる。
【0144】なお、本実施形態の制御システムでは、外
部機器として、パーソナルコンピュータ1、携帯電話
2、PDA3を用い、電子機器としてデジタル複合機1
0を用い、さらにインターフェースとしてBluetooth を
用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれらに
限定されるものでなく、他の様々な分野にも適用可能で
ある。
【0145】また、本実施形態では、本発明の制御装置
をデジタル複合機10の内部に本体制御部22として内
蔵している例を挙げて説明したが、これに限定されるも
のでない。例えば、デジタル複合機10等の電子機器と
は別の装置として、電子機器に併設された制御装置を設
けた場合でも、本実施形態で説明した効果と同様の効果
を得ることができる。
【0146】〔実施形態2〕本発明の制御装置および制
御プログラムならびに制御システムに関する他の実施形
態について、図6〜図12に基づいて説明すれば、以下
のとおりである。
【0147】なお、説明の便宜上、上記実施形態1にて
説明した図面と同じ機能を有する部材については同じ符
号を付記し、その説明を省略する。
【0148】さらに、実施形態1と同様に、本実施形態
で説明するフローチャート上では、デジタル複合機10
を電子機器とし、外部機器5のうち、電子機器に対して
アクセスする外部機器を外部機器(ホスト)とし、上記
外部機器(ホスト)以外の外部機器をその他の外部機器
と示すものとする。
【0149】本実施形態の制御システムは、実施形態1
と同様に、図3に示すように、デジタル複合機10等の
電子機器と、パーソナルコンピュータ1や携帯電話2等
の複数の外部機器との間における制御システムに関する
ものである。
【0150】ただし、本実施形態の制御システムは、図
12に示すように、本体制御部(制御装置)22が、内
部にデジタル複合機10と外部機器5とが通信可能な状
態であるか否かを検出する通信状態検出部(通信状態検
出手段)に加え、デジタル複合機10および外部機器5
の機能情報を取得する取得部(取得手段)を備えている
点で異なっている。さらに、本実施形態では、外部機器
(ホスト)からの処理命令に従って、電子機器を動作さ
せることに限定されず、外部機器(ホスト)からの処理
命令に従って、その他の外部機器を動作させることがで
きる点で上記実施形態1と異なっている。
【0151】ここで、本実施形態の制御システムによる
外部機器(ホスト)からアクセスがあった電子機器が処
理を行う工程およびその他の外部機器に処理を行わせる
工程について、図6を用いて説明すれば以下の通りであ
る。
【0152】まず、S21〜S23までの工程における
電子機器の動作は、実施形態1で説明した図1に示すフ
ローチャートにおけるS1〜S3と同様である。
【0153】S24において、電子機器は、S22にお
いて取得した電子機器の機能情報を基にして、同じ機能
を備えたその他の外部機器をBluetooth ユニット4を介
して検索する。そして、検索の結果該当するその他の外
部機器にアクセスし、その他の外部機器の製造元、型
式、標準で装備している構成・機能、オプションなどの
機能・構成に関する機能情報を取得する。
【0154】Bluetooth の通信に関しては、Bluetooth
で規定された必須プロファイルであるGAP、SDPの
通信を確保する。
【0155】次に、接続を行う機器に適合したプロファ
イルによる通信を行うが、ここで使用するプロファイル
は、実施形態1で使用したものと同じであるため、ここ
ではその説明を省略する。
【0156】電子機器は、S24においてその他の外部
機器の機能情報を取得し、その他の外部機器が備えてい
る機能を認識する。
【0157】そして、その他の外部機器のメーカ、型式
に基づいて、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電
話、PDAなどの大まかな判別を行う。
【0158】例えば、その他の外部機器がスキャナであ
る場合には、表1に示すように、読み取り原稿の大き
さ、解像度、白黒・カラー、ADFの有無等の機能情報
を入手できる。
【0159】
【表1】
【0160】また、その他の外部機器がプリンタである
場合には、表2に示すように、プリント可能サイズ、解
像度、両面・片面、白黒・カラー、使用可能言語(P
C,PSなど)、給紙カセットにセットされている用紙
サイズ、ソータの有無、ソータのビン数、ステープル機
能、パンチ機能などの機能情報を入手できる。
【0161】
【表2】
【0162】上記で得られたその他の外部機器の機能に
関する機能情報は、S25において電子機器の機能情報
と比較され、S26において、外部機器(ホスト)に通
知される。これにより、外部機器(ホスト)の利用者
は、わざわざ他の外部機器の性能や構成を検索する必要
がなくなり、処理効率を向上させることができる。さら
に、S26において得られた比較情報を基にして、その
他の外部機器や電子機器の有効利用が可能となる。
【0163】なお、これらの比較情報は、解像度、用紙
サイズなどの主要な構成で比較を行っても良いが、全て
の機能・構成に関する情報を用いて比較することがより
好ましい。
【0164】これにより、その他の外部機器毎の特性、
機能の差異が明確となり、複数の同系列のその他の外部
機器から、利用者が処理の依頼を希望する電子機器ある
いはその他の外部機器を容易に認識することが可能とな
る。
【0165】さらに、これらのその他の外部機器からの
機能・構成に関する機能情報の取得は、外部機器(ホス
ト)からアクセスがあったときに行われても良い。しか
し、外部機器(ホスト)からアクセスされた時には、通
信手順、プロファイル、データ、ステータスの更新など
の処理が集中するため、電子機器が処理を行っていない
時、つまり電子機器が待機中の状態にある時に、所定時
間間隔毎に行われることがより好ましい。
【0166】これにより、外部機器(ホスト)からのア
クセスがあった場合、アクセスしてきた外部機器(ホス
ト)に対して直ちに比較情報を通知することが可能とな
る。よって、利用者は、電子機器へのアクセス後、直ち
に得られた比較情報を基にして処理を行うために最適な
機器を選択して、処理を行うことができる。
【0167】ここで、上述した複数のその他の外部機器
が備えている機能・構成を比較するS25の工程につい
て、図7を用いて更に詳しく説明すれば以下の通りであ
る。
【0168】上述したように、S25においては、電子
機器の機能情報と、取得したその他の外部機器の機能情
報とが比較される。
【0169】そして、S27において、その比較された
機能情報同士に、高級機と低級機のような大きな差異が
有るか否かを判定する。
【0170】続いて、例えば、S28において、電子機
器よりも低級機であると判定されたその他の外部機器
が、外部機器(ホスト)からのアクセスに応答したとす
る。
【0171】上記のような場合には、通信可能なネット
ワークに、プリンタ、スキャナなど同系列の機能を備え
たその他の外部機器が複数接続されている。このため、
利用者は低級のその他の外部機器が応答した場合でも、
高速、高機能な処理を望むのが通常である。しかし、上
記のように、低級のその他の外部機器が応答してしまっ
た場合には、利用者は再度高機能を備えたその他の外部
機器を探し、選択しなくてはならない。
【0172】そこで、本実施形態の制御システムによれ
ば、その他の外部機器がそれに応答しないようにその他
の外部機器に応答禁止を指示することができる。よっ
て、利用者は、低級機によって処理されることで発生す
る、処理時間の長期化等の問題を防止するとともに、処
理を希望しない低級のその他の外部機器との接続のため
の無駄な回線を使用することを防止できる。
【0173】さらに、図8に示すように、S30におい
て外部機器(ホスト)から電子機器へアクセスがあり、
電子機器が応答するよりも早く、あるその他の外部機器
がそのアクセスに応答したとする。このとき、その応答
したその他の外部機器は、電子機器から通信可能なネッ
トワーク内の同系列の機能を備えた全てのその他の外部
機器の機能情報を待機中に取得している。
【0174】そして、S32において、最初に応答した
その他の外部機器の機能情報と、電子機器の機能情報と
を比較する。この結果、S33において、最初に応答し
たその他の外部機器が、電子機器と比較して同等若しく
は高レベルであると判断された場合には、S34におい
て、電子機器がアクセスしてきた外部機器(ホスト)に
対して応答しないように制御される。
【0175】一方、S33において、最初に応答したそ
の他の外部機器が電子機器よりも機能が低いと判断され
た場合には、S35において電子機器が応答し、処理を
行う。
【0176】これにより、利用者が機種選択の際に混乱
したり、複数の機種が応答することによる機種選択の煩
わしさを解消できる。
【0177】ここでさらに、本実施形態の制御システム
において、ジョブの処理時間を考慮に入れて、最も効率
的に処理する工程について、図9を用いて説明すれば、
以下の通りである。
【0178】S36において、スキャナやプリンタなど
特定の機能に対して、外部機器(ホスト)からアクセス
があると、電子機器は、S37において、電子機器が備
えている機能と同じ機能を備えたその他の外部機器を検
索する。そして、同じの機能を備えた外部機器が検索で
きなければ、S40において、電子機器が外部機器(ホ
スト)からのアクセスに応答し、ジョブの処理を行う。
【0179】一方、S37において、同じ機能を備えた
その他の外部機器を検索できた場合には、S38におい
て、その検索されたその他の外部機器が、外部機器(ホ
スト)のアクセスに対して応答したかを確認する。も
し、その他外部機器が応答していない場合には、その他
の外部機器に何らかのトラブルが発生しており処理でき
ない状態であると判断され、S40において、電子機器
が外部機器(ホスト)からのアクセスに応答し、ジョブ
の処理を行う。そして、外部機器(ホスト)からのアク
セスに対するその他の外部機器の応答が確認できた場合
には、S39において、電子機器はその他の外部機器の
性能、機能情報、および現在のジョブの利用状況につい
て機能情報を取得する。
【0180】次に、S39において取得したその他の外
部機器の機能情報と、電子機器の機能情報とをS41に
おいて比較する。そして、電子機器よりその他の外部機
器の方が機能が優れていると判断された場合には、S4
2において、S39で取得したその他の外部機器の現在
の利用状況を確認し、処理中ジョブの実行時間tが利用
者の希望する処理時間Nよりも小さい場合には、電子機
器は外部機器(ホスト)からのアクセスに応答すること
なく、S43において、その他の外部機器にジョブの処
理を依頼する。処理依頼を受けたその他の外部機器は、
S48において、ジョブの処理を行うことを外部機器
(ホスト)に通知し、処理を終了する。
【0181】また、S41におけるその他の外部機器の
機能情報と、電子機器の機能情報とを比較した結果、そ
の他の外部機器より電子機器の方が優れていると判断し
た場合には、S44において、電子機器の現在のジョブ
利用状況を確認し、S45において、ジョブの処理終了
までの時間tが、利用者の希望する時間N’よりも小さ
い場合には、S47において、電子機器がジョブの処理
を行うことを決定する。そして、S48において、電子
機器が外部機器(ホスト)の指示に従いジョブの処理を
行うことを外部機器(ホスト)に通知する。
【0182】さらに、S42、S45において、ジョブ
の処理時間tが利用者の希望する時間N,N’より大き
い場合には、S39において取得したその他の外部機器
の機能情報および利用状況に基づいて、S46におい
て、その他の外部機器と電子機器とのどちらでジョブの
処理を行うのが最適であるのかを判断する。その他の外
部機器での処理が最適と判断した場合には、電子機器は
外部機器(ホスト)からのアクセスに応答することな
く、S43において、その他の外部機器にジョブの処理
を依頼し、外部機器(ホスト)にその他の外部機器が処
理を行うことを通知する。
【0183】一方、S46において、電子機器が処理を
行うのが処理効率上、最適であると判断した場合には、
S47において、電子機器がジョブの処理を行うことを
決定し、S48において、電子機器が外部機器(ホス
ト)の指示に従いジョブの処理を行うことを外部機器
(ホスト)に通知する。
【0184】本実施形態の制御システムは、以上のよう
に、同じ機能を備えた機器が1つのネットワーク上に複
数存在する場合には、外部機器(ホスト)からのアクセ
スに対して、複数の同じ機能を備えた機器が応答するこ
となく、機能、性能、機器の利用状況に応じて、最も効
率的に処理が可能な機器を上記のような工程を経て自動
的に選択することができる。これにより、利用者に最も
効率のよい処理を提供できるとともに、システム全体の
稼働率を向上させることができる。
【0185】なお、本実施形態では、外部機器(ホス
ト)から電子機器へアクセスがあると、同じネットワー
ク内の同じ機能を備えた機器を検索し、その他の外部機
器が応答したかを確認する例を挙げて説明したが、これ
に限定されるものではない。例えば、ネットワーク上の
同じ機能を備えた機器を検索するS37を省略した場合
でも、全てのその他の外部機器について以上のような工
程を経ることにより同様の効果を得ることができる。た
だし、最も効率よく最適な機器を見つけるためには、S
37の工程を含んでいる方がより好ましい。
【0186】ここで、本実施形態の制御システムについ
て、図10および図11を用いて、さらに他の処理例に
ついて説明すれば以下の通りである。
【0187】まず、ネットワークを介して互いに接続さ
れた外部機器と電子機器とについて、外部機器(ホス
ト)か電子機器に対して送信された指示内容と、その指
示内容に対応する電子機器の動作について、図10を用
いて説明する。
【0188】図10では、外部機器として、携帯電話、
PDA、パーソナルコンピュータを挙げており、電子機
器として、スキャナ、プリンタ、FAXを挙げている。
【0189】例えば、外部機器(ホスト)から電子機器
としてのスキャナに対して、以下に示す指示〜があ
ったとする。
【0190】指示として、外部機器(ホスト)から電
子機器に対して、原稿を読み取るようにとの指示を受け
ると、電子機器のうちのスキャナが指示に従って原稿を
読み取り、読み取ったデータをメモリに記憶する。
【0191】次に、指示として、スキャナで読み取っ
たデータを外部機器(ホスト)へ送信するようにとの指
示を受けると、スキャナは外部機器(ホスト)に対して
メモリに記憶したデータを送信する。
【0192】さらに、指示として、スキャナで読み取
ったデータをプリンタに出力するようにとの指示を受け
ると、スキャナはメモリに記憶したデータをプリンタに
送信し、プリンタはそのデータを出力する。この時、ス
キャナは、直接プリンタへデータを送信し、外部機器と
しての役割も果たしている。
【0193】また、外部機器(ホスト)から電子機器と
してのスキャナに対して、以下に示す指示があったと
する。
【0194】電子機器が、外部機器(ホスト)からプリ
ンタへ印刷するようにとの指示を受けた場合には、電
子機器のうちのプリンタが外部機器(ホスト)から送信
されたデータに従って印刷を行う。
【0195】さらに、外部機器(ホスト)から電子機器
に対して、以下に示す指示〜があったとする。
【0196】指示として、FAX送信するようにとの
指示を受けると、電子機器のうちFAXが、外部機器
(ホスト)から受信したデータ、あるいはFAXの原稿
台に置かれた原稿を読み取り、指示された場所へFAX
送信するとともに、データをメモリに記憶する。
【0197】次に、指示として、FAXが受信したデ
ータを外部機器(ホスト)へ送信するようにとの指示を
受けると、FAXは、メモリに記憶したデータを外部機
器(ホスト)へ送信する。
【0198】そして、指示として、FAXが受信した
データをFAXで印刷するようにとの指示を受けると、
FAXはメモリに記憶したデータをFAXの印刷部で印
刷する。
【0199】最後に、指示として、FAXが受信した
データをプリンタで出力するようにとの指示を受ける
と、FAXはメモリに記憶した受信データをプリンタへ
出力し、プリンタはそのデータを受け取ってプリントア
ウトする。この時、FAXは、プリンタへ処理を依頼す
る外部機器(ホスト)としての役割を果たしている。
【0200】本実施形態の制御システムでは、以上のよ
うに、外部機器(ホスト)からある電子機器に対してア
クセスがあった場合で、かつ他の電子機器が備えている
機能を使用したい場合には、複数の電子機器同士もネッ
トワーク上で接続されているため、最適な処理を行うた
めに最初にアクセスされた電子機器以外の電子機器を選
択することもできる。この場合には、電子機器は外部機
器としての役割、すなわち電子機器に処理命令を送信す
る役割を果たすこともできる。
【0201】さらに、利用者が電子機器を直接操作して
いるような場合に、他の電子機器へ処理を依頼する工程
について、図11を用いて説明すれば以下の通りであ
る。
【0202】利用者が、図11に示すように、スキャナ
あるいはFAXをネットワークを介さずに直接使用して
おり、プリンタでの印刷を希望する場合には、スキャナ
あるいはFAXで読み取ったデータをスキャナあるいは
FAXから直接プリンタへ送信できる。
【0203】これにより、外部機器(ホスト)を介すこ
となく、電子機器をホストとしてデータを送受信するこ
とも可能である。
【0204】なお、本実施形態では、実施形態1と同様
に、外部機器5として携帯電話2、PDA3、パーソナ
ルコンピュータ1、電子機器としてデジタル複合機1
0、インターフェースとしてBluetooth をそれぞれ用い
た例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定さ
れるものでなく、他の様々な分野に適用可能である。
【0205】また、本実施形態では、実施形態1と同様
に、本発明の制御装置をデジタル複合機10の内部に本
体制御部22として内蔵している例を挙げて説明した
が、これに限定されるものでない。例えば、デジタル複
合機10等の電子機器とは別の装置として、電子機器に
併設された制御装置を設けた場合でも、本実施形態で説
明した効果と同様の効果を得ることができる。
【0206】
【発明の効果】本発明の制御装置は、以上のように、上
記電子機器と上記外部機器とが通信可能な状態にあるか
否かを検出する通信状態検出手段と、上記通信状態検出
手段により通信可能な状態であることを検出された上記
外部機器に対して、上記電子機器が備えている機能に関
する機能情報を通知する通知手段とを備えている構成で
ある。
【0207】それゆえ、電子機器に備えられた基本性能
およびオプションで追加された機能等の機能情報を、通
信手段を介して接続可能な状態の外部機器に通知するこ
とができるため、電子機器と外部機器とが通信可能な状
態になるだけで自動的にネットワークを構築することが
できる。さらに、利用者は、互いの機器が備えている機
能を考慮して効率的な処理を行うことが可能になる。
【0208】すなわち、本発明の制御装置は、無線通信
等の通信回線を介して通信可能状態となった外部機器に
対して、電子機器が備えている機能に関する機能情報を
通知している。これにより、ホストコンピュータ等を備
えた大掛かりなネットワークを構築しなくても、電子機
器と外部機器とを接続可能な状態にするだけで、容易に
電子機器と複数の外部機器とを結ぶネットワークを構築
できるという効果を奏する。また、本発明の制御装置に
より構築されたネットワークは、ホストコンピュータに
より管理される従来のネットワークと比べて、新たな機
器をネットワークに加える際等において、新たな設定等
の処理が不要であり、システムの拡大・縮小を自由に行
うことができ、柔軟性をもって構築されるネットワーク
を提供できる。さらに、外部機器の利用者は、電子機器
と接続可能状態になった時に電子機器が備えている機能
を把握できるため、ネットワークに含まれる電子機器の
中から自分が処理を希望する機能を備えた電子機器を選
択して処理を依頼することができる。よって、利用者
は、最も効率のよい処理を行うことができる。
【0209】また、上記通信手段は、光通信あるいは無
線通信を用いて通信を行うことがより好ましく、光通信
や無線通信を使用してネットワークを構築することで、
無線LAN の標準規格であるBluetooth やIEEE802.11b 等
にも対応したネットワークを構築できるという効果を奏
する。
【0210】また、上記電子機器は、複数の機能を備え
ていることがより好ましく、1台の電子機器が、例え
ば、プリンタ機能,FAX機能,スキャナ機能,複写機
能など様々な機能を備えている複合機である場合には、
一度に複数の外部機器からアクセスがあった時でも、1
台の電子機器で複数種類の処理を行うことができるた
め、利用者は異なる電子機器を探す必要がなくなり、処
理効率を向上させることができるという効果を奏する。
【0211】また、上記機能情報は、上記電子機器の電
源ON時および/または上記電子機器と上記外部機器と
が接続可能な状態になった時に取得されることがより好
ましい。
【0212】それゆえ、電子機器の電源を入れて、電子
機器と外部機器との接続確認を行う際に機能情報を取得
することで、外部機器からのアクセスが有った際にすぐ
に機能情報を該外部機器へ通知することが可能となる。
さらに、USB やIEEE1394などのインターフェースを備
え、電源ON状態のまま電子機器との接続が可能な外部
機器は、接続された際にPlug&Playなどの機能により電
子機器の機能情報を取得することで、外部機器からのア
クセスがあった際にすぐに機能情報を該外部機器へ通知
することが可能となる。よって、利用者に対して必要な
機能情報を効率よく提供できるという効果を奏する。
【0213】また、上記電子機器の利用状況を検出する
利用状況検出手段を備えており、該利用状況検出手段に
より検出された上記電子機器の利用状況を通信可能な状
態にある外部機器に対して通知することがより好まし
い。
【0214】それゆえ、外部機器の利用者は、アクセス
した電子機器の利用状況が混み合っているか否かを認識
できる。このため、利用者は、自分の希望する機能を備
えた電子機器であっても利用状況が混み合っており、す
ぐに処理できない電子機器へ処理を依頼してしまい、待
ち時間が長くなるといった問題の発生を防止できる。よ
って、利用者は処理を希望する機能を備えており、かつ
利用状況が混み合っていない電子機器を選択して処理を
依頼することで、無駄な待ち時間を無くして、効率的に
処理を実行できるという効果を奏する。
【0215】また、上記利用状況の検出は、上記外部機
器から上記電子機器に対するアクセス時および/または
上記電子機器が通信待機状態にある時に行われることが
より好ましい。
【0216】それゆえ、外部機器からの新たなアクセス
時に電子機器の利用状況を検出することで、最新の利用
状況を外部機器に通知することができる。また、外部機
器からのアクセスがない通信待機状態にある時に利用状
況の検出を行うことにより、アクセス時に検出するより
も時間的余裕を確保できるため、電子機器におけるトラ
ブル発生や大量ジョブの処理中等の詳細な利用状況を確
認することができる。よって、利用者は、処理を依頼す
る機器を決定するために有効な利用状況を得ることがで
きるという効果を奏する。
【0217】また、上記通知手段は、上記電子機器が備
えている機能別に機能情報および利用状況を通知するこ
とがより好ましい。
【0218】それゆえ、電子機器が複数の機能を備えた
複合機である場合でも、機能毎に機能情報および利用状
況を把握することができる。よって、利用者は、例え
ば、電子機器に備えられているプリンタ機能が使用中で
あっても、スキャナ機能やFAX機能については通信可
能であることを認識でき、適切な処理を電子機器へ依頼
することが可能になるという効果を奏する。
【0219】また、上記機能情報は、故障あるいは消耗
品の残量が無くなったことにより、処理を行うことがで
きないことを示すトラブル情報を含んでいることがより
好ましい。
【0220】それゆえ、電子機器に故障が発生していた
り、用紙やトナー等の消耗品の残量が無く、電子機器が
処理を行うことができない状況であることを示すトラブ
ル情報をアクセスのあった外部機器へ通知することで、
利用者は電子機器が現在処理できない状態にあることを
認識できる。よって、処理を行うことができない電子機
器へジョブを送信することで、処理が長時間滞ってしま
う等の不具合の発生を防止できるという効果を奏する。
【0221】また、上記トラブル情報は、消耗品の残量
が残り少なくなったことを示すトラブル予知情報を含ん
でいることがより好ましい。
【0222】それゆえ、用紙やトナーなどの消耗品の残
量が無くなって処理できなくなる前に残量が少ないこと
を事前に検知して、アクセスしてきた外部機器の利用者
へ通知することができる。よって、利用者が電子機器に
対して大量処理を依頼する場合でも、処理中に消耗品が
切れて処理できなくなることを防止できるという効果を
奏する。
【0223】また、上記電子機器が備えている上記トラ
ブル情報に関係する機能に対して上記外部機器からアク
セスがあった場合には、該アクセスに対する応答を拒否
するように上記電子機器を制御することがより好まし
い。
【0224】それゆえ、トラブルが発生した機能に対し
てアクセスがあった場合には、そのアクセスに応答しな
いことにより、通信手段が使用中のまま処理が滞ること
を防止できる。よって、電子機器が備えている複数の機
能のうちの1つの機能がトラブルにより使用できない場
合でも、トラブルが発生していない他の機能については
利用することができるため、従来よりも効率のよい処理
を行うことができるという効果を奏する。
【0225】また、上記外部機器から上記電子機器に対
してアクセスがあった際に、利用者が直接上記電子機器
を操作している場合には、該外部機器からのアクセスに
応答しないように上記電子機器を制御することがより好
ましい。
【0226】それゆえ、利用者が直接電子機器を操作し
ている場合には、通信回線を介するアクセスに対して応
答しないように電子機器を制御することで、直接操作し
ている利用者の処理を優先することができる。よって、
故障やトラブル状態からの復旧等の優先度の高い処理を
していることが予想される電子機器を直接操作している
利用者の操作を邪魔することなく、通信手段を介してア
クセスしてきた利用者よりも直接操作している利用者に
よる処理を優先的に扱うことができるという効果を奏す
る。
【0227】本発明の制御装置は、以上のように、上記
電子機器と上記外部機器とが通信可能な状態にあるか否
かを検出する通信状態検出手段と、上記電子機器が備え
ている機能に関する機能情報と、上記通信状態検出手段
により通信可能な状態であることを検出された上記外部
機器が備えている機能に関する機能情報とを取得する取
得手段とを備えている構成である。
【0228】それゆえ、外部機器と電子機器とが通信可
能な状態となった時に互いの機能情報を取得し、電子機
器の動作制御を行うためのネットワークを容易に構築で
きる。よって、ホストコンピュータを備えていなくて
も、電子機器を効率的に使用可能な制御システムを得る
ことができるという効果を奏する。さらに、電子機器と
同じ機能を備えた外部機器について、その機能レベルを
比較し、アクセスしてきた外部機器から依頼された処理
を行うために最適な機能を備えた機器を選択することが
できる。よって、外部機器から電子機器へアクセスして
きた利用者は、ネットワークで接続された複数の電子機
器や外部機器の中から、最適な機能を備えた機器を選択
して処理を行うことにより、効率的な処理を行うことが
できる。
【0229】また、上記通信手段は、光通信あるいは無
線通信を用いて通信を行うことがより好ましく、光通信
や無線通信を使用してネットワークを構築することで、
無線LAN の標準規格であるBluetooth やIEEE802.11b 等
にも対応したネットワークを構築できるという効果を奏
する。
【0230】また、上記取得手段により取得された機能
情報を基にして、上記電子機器および上記外部機器の種
類を判別する判別手段を備えていることがより好まし
い。
【0231】それゆえ、電子機器および外部機器それぞ
れの機器の種類、例えば、FAX、スキャナ、プリンタ
等の種類を判別することができるため、機能の比較を容
易に行うことができるという効果を奏する。
【0232】また、上記電子機器と外部機器とがそれぞ
れ備えている機能情報を比較して得られた比較情報を上
記外部機器へ通知することがより好ましい。
【0233】それゆえ、外部機器の利用者は、利用者が
希望する処理を行うのに最適な機能を備えた機器がどれ
であるのかを認識でき、その最適な機器を選択して適切
な処理を行うことができるという効果を奏する。
【0234】また、上記取得手段は、上記電子機器が通
信待機状態にある時に上記機能情報を取得することがよ
り好ましい。
【0235】それゆえ、電子機器が通信待機中に外部機
器が備えている機能情報を取得するため、外部装置から
のアクセスがあった場合、アクセスしてきた外部機器に
対して直ちに電子機器および外部機器の機能情報に関す
る比較情報を通知することが可能となる。よって、利用
者は、電子機器へのアクセス後、直ちに得られた比較情
報を基にして最適な機器を選択し、処理を行うことがで
きるという効果を奏する。
【0236】また、上記取得手段により取得された上記
電子機器および上記外部機器の機能情報を比較する比較
手段を備えており、該比較手段により上記電子機器の機
能が上記外部機器の機能よりも優れていると判定された
場合には、上記電子機器よりも機能が劣っている上記外
部機器のアクセスに対する応答を禁止することがより好
ましい。
【0237】それゆえ、電子機器が同じ機能を備えた他
の外部機器より機能的に優れていると判断された場合に
は、当該外部機器にアクセスに対する応答を禁止させる
ため、機能が劣っている外部機器へ誤って処理を依頼す
ることを防止できる。よって、利用者は常に迅速で適切
な処理を行うことができるという効果を奏する。
【0238】また、上記外部機器からアクセスがあり、
上記電子機器あるいはアクセスしてきた外部機器以外の
外部機器がそのアクセスに応答した場合には、該応答し
た電子機器あるいは外部機器の利用状況、機能情報に関
する情報と、上記応答した機器以外の電子機器あるいは
その他の外部機器の利用状況、機能情報に関する情報と
を比較することがより好ましい。
【0239】それゆえ、アクセスしてきた機器と応答し
た機器との利用状況、機能に関する情報を比較するた
め、同じレベルの機能を備えた機器の中から利用状況の
混み合っていない機器を選択して処理を行うことができ
るという効果を奏する。
【0240】また、上記外部機器からアクセスがあり、
上記電子機器あるいはアクセスしてきた外部機器以外の
外部機器がそのアクセスに応答した場合には、該応答し
た電子機器あるいは外部機器以外の電子機器あるいはそ
の他の外部機器は、上記アクセスしてきた外部機器に対
する応答を拒否するように制御されることがより好まし
い。
【0241】それゆえ、同じレベルの機能を備えた多数
の機器のうち、1つの機器がアクセスに応答した場合に
は、その他の機器がアクセスに対する応答を拒否するこ
とで、応答する機器を限定することができる。よって、
電子機器にアクセスしてきた外部機器の利用者は、処理
を依頼する機器を迷うことなく、早急に適切な処理を行
うことができるという効果を奏する。
【0242】また、最終的に処理を行うことが決定した
上記電子機器あるいは外部機器に関する情報が、上記ア
クセスしてきた外部機器に対して通知されることがより
好ましい。
【0243】それゆえ、処理を依頼する外部機器が決定
されると、アクセスしてきた外部機器の利用者に処理の
依頼先を通知するため、利用者はどの機器で処理が実行
されるのかを認識することができるという効果を奏す
る。
【0244】本発明の制御プログラムは、以上のよう
に、上記電子機器と上記外部機器とが通信可能な状態に
あるか否かを検出し、通信可能な状態であることを検出
された上記外部機器に対して、上記電子機器が備えてい
る機能に関する機能情報を通知する構成である。
【0245】それゆえ、電子機器に備えられた基本性能
およびオプションで追加された機能等の機能情報を、通
信手段を介して接続可能な状態の外部機器に通知するこ
とができるため、電子機器と外部機器とが通信可能な状
態になるだけで自動的にネットワークを構築することが
できる。さらに、利用者は、互いの機器が備えている機
能を考慮して効率的な処理を行うことが可能になる。
【0246】すなわち、本発明の制御プログラムは、無
線通信等の通信回線を介して通信可能状態となった外部
機器に対して、電子機器が備えている機能に関する機能
情報を通知している。これにより、ホストコンピュータ
等を備えた大掛かりなネットワークを構築しなくても、
電子機器と外部機器とを接続可能な状態にするだけで、
容易に電子機器と複数の外部機器とを結ぶネットワーク
を構築できるという効果を奏する。また、本発明の制御
プログラムにより構築されたネットワークは、ホストコ
ンピュータにより管理される従来のネットワークと比べ
て、新たな機器をネットワークに加える際等において、
新たな設定等の処理が不要であり、システムの拡大・縮
小を自由に行うことができ、柔軟性をもって構築される
ネットワークを提供できる。さらに、外部機器の利用者
は、電子機器と接続可能状態になった時に電子機器が備
えている機能を把握できるため、ネットワークに含まれ
る電子機器の中からら自分が処理を希望する機能を備え
た電子機器を選択して処理を依頼することができる。よ
って、利用者は、最も効率のよい処理を行うことができ
る。
【0247】また、上記電子機器の利用状況を検出し、
該検出された利用状況を通信可能な状態にある外部機器
に対して通知することがより好ましい。
【0248】それゆえ、外部機器の利用者は、アクセス
した電子機器の利用状況が混み合っているか否かを把握
できるため、自分の希望する機能を備えた電子機器であ
っても利用状況が混み合っており、すぐに処理できない
電子機器へ処理を依頼してしまい、待ち時間が長くなる
といった不具合の発生を防止できるという効果を奏す
る。よって、利用者は処理を希望する機能を備えてお
り、かつ利用状況が混み合っていない電子機器を選択し
て処理を依頼することで、無駄な待ち時間を無くして、
効率的に処理を実行できる。
【0249】本発明の制御プログラムは、以上のよう
に、上記電子機器と上記外部機器とが通信可能な状態に
あるか否かを検出し、通信可能な状態であることを検出
された上記外部機器が備えている機能情報と、上記電子
機器が備えている機能情報とをそれぞれ取得する構成で
ある。
【0250】それゆえ、外部機器と電子機器とが通信可
能な状態となった時に互いの機能情報を取得し、電子機
器の動作制御を行うためのネットワークを容易に構築で
きる。よって、ホストコンピュータを備えていなくて
も、電子機器を効率的に使用可能な制御システムを得る
ことができるという効果を奏する。さらに、電子機器と
同じ機能を備えた外部機器について、その機能レベルを
比較し、アクセスしてきた外部機器から依頼された処理
を行うために最適な機能を備えた機器を選択することが
できる。よって、外部機器から電子機器へアクセスして
きた利用者は、ネットワークで接続された複数の電子機
器や外部機器の中から、最適な機能を備えた機器を選択
して処理を行うことにより、効率的な処理を行うことが
できる。
【0251】また、通信可能な状態にある上記外部機器
のうちの1つの外部機器から上記電子機器が備えている
機能に対してアクセスがあった場合には、該機能と同レ
ベルの機能を備えた他の外部機器がそのアクセスに応答
したことを検出すると、上記電子機器の利用状況、機能
情報と該応答した外部機器の利用状況、機能情報とを比
較することがより好ましい。
【0252】それゆえ、応答した外部機器と電子機器と
の間で利用状況、機能に関する情報を取得し、比較する
ことで、例えば、応答した外部機器の処理状況が混雑し
ているような場合には、電子機器や他の外部機器が、最
初に応答した外部機器の替わりに応答するように制御す
ることができる。よって、利用者は常に効率的に希望す
る処理を行うことができるという効果を奏する。
【0253】また、通信可能な状態にある上記外部機器
のうちの1つの外部機器から上記電子機器が備えている
機能に対してアクセスがあった場合には、該機能と同レ
ベルの機能を備えた他の外部機器がそのアクセスに応答
したことを検出すると、アクセスしてきた外部機器に対
する応答を拒否するように上記電子機器を制御すること
がより好ましい。
【0254】それゆえ、同じレベルの機能を備えた多数
の機器のうち、1つの機器がアクセスに応答した場合に
は、電子機器がアクセスに対する応答を拒否すること
で、応答する機器の数を少なくすることができる。よっ
て、アクセスしてきた外部機器の利用者は、選択する機
器を迷うことなく、適切な処理を行うことが可能になる
という効果を奏する。
【0255】本発明の制御システムは、以上のように、
上記制御装置と、上記制御装置により動作制御される電
子機器と、上記電子機器に対する処理命令を送信する外
部機器とを備えている構成である。
【0256】それゆえ、電子機器と外部機器とが接続可
能な状態になると、電子機器が備えている機能に関する
機能情報が外部機器に対して通知されるため、電子機器
と通信可能な状態にある複数の外部機器からなるネット
ワークを容易に構築できるという効果を奏する。さら
に、外部機器の利用者は、ネットワークに含まれる電子
機器および外部機器の中から、機能情報を基にして処理
を行う機器を選択することができるため、システム全体
の処理を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御システムの一実施形態に係るデジ
タル複合機および外部機器の処理工程を示すフローチャ
ートである。
【図2】(a)〜(c)は、電子機器と外部機器とをス
レーブとしたピコネットおよびスカッタネットの例を示
す説明図である。
【図3】本発明の制御装置の一実施形態に係るデジタル
複合機と外部機器とを示す説明図である。
【図4】図1のフローチャートで示した処理を実行する
デジタル複合機の内部の構成を示す説明図である。
【図5】図4のデジタル複合機による他の処理工程を示
すフローチャートである。
【図6】本発明の制御システムの他の実施形態を示すデ
ジタル複合機および外部機器の処理工程を示すフローチ
ャートである。
【図7】図6のフローチャートにおけるS25以降の他
の処理工程を示すフローチャートである。
【図8】図6に示す処理工程以外の他の処理工程を示す
フローチャートである。
【図9】図6に示す処理工程以外のさらに他の処理工程
を示すフローチャートである。
【図10】本発明の電子機器と外部機器との間における
指示と動作の流れの一例を示す説明図である。
【図11】本発明の電子機器と外部機器との間における
指示と動作の流れの他の一例を示す説明図である。
【図12】図6のフローチャートで示した処理を実行す
るデジタル複合機の内部の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ 2 携帯電話 3 PDA 4 Bluetooth ユニット(通信手段) 5 外部機器 10 デジタル複合機(電子機器) 11 電話回線 12 FAX部 13 スキャナ部 14 プリンタ部 22 本体制御部(制御装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B089 HA14 JA35 JB15 KA11 KA13 KB04 KC27 MB02 5C062 AA02 AA05 AA37 AA38 AB38 AC35 AC58 AE15 AF00 AF14 5K033 BA04 BA08 DA01 DA17 EA07 EC01 EC02

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部機器と通信手段を介して相互通信が可
    能であり、該外部機器から送信される情報に基づいて電
    子機器の動作制御を行う制御装置であって、 上記電子機器と上記外部機器とが通信可能な状態にある
    か否かを検出する通信状態検出手段と、 上記通信状態検出手段により通信可能な状態であること
    を検出された上記外部機器に対して、上記電子機器が備
    えている機能に関する機能情報を通知する通知手段とを
    備えていることを特徴とする制御装置。
  2. 【請求項2】上記通信手段は、光通信あるいは無線通信
    を用いて通信を行うことを特徴とする請求項1に記載の
    制御装置。
  3. 【請求項3】上記電子機器は、複数の機能を備えている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 【請求項4】上記機能情報は、上記電子機器の電源ON
    時および/または上記電子機器と上記外部機器とが接続
    可能な状態になった時に取得されることを特徴とする請
    求項1〜3の何れか1項に記載の制御装置。
  5. 【請求項5】上記電子機器の利用状況を検出する利用状
    況検出手段を備えており、該利用状況検出手段により検
    出された上記電子機器の利用状況を通信可能な状態にあ
    る外部機器に対して通知することを特徴とする請求項1
    〜4の何れか1項に記載の制御装置。
  6. 【請求項6】上記利用状況の検出は、上記外部機器から
    上記電子機器に対するアクセス時および/または上記電
    子機器が通信待機状態にある時に行われることを特徴と
    する請求項5に記載の制御装置。
  7. 【請求項7】上記通知手段は、上記電子機器が備えてい
    る機能別に機能情報および利用状況を通知することを特
    徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の制御装置。
  8. 【請求項8】上記機能情報は、故障あるいは消耗品の残
    量が無くなったことにより、処理を行うことができない
    ことを示すトラブル情報を含んでいることを特徴とする
    請求項1〜7の何れか1項に記載の制御装置。
  9. 【請求項9】上記トラブル情報は、消耗品の残量が残り
    少なくなったことを示すトラブル予知情報を含んでいる
    ことを特徴とする請求項8に記載の制御装置。
  10. 【請求項10】上記電子機器が備えている上記トラブル
    情報に関係する機能に対して上記外部機器からアクセス
    があった場合には、該アクセスに対する応答を拒否する
    ように上記電子機器を制御することを特徴とする請求項
    8または9に記載の制御装置。
  11. 【請求項11】上記外部機器から上記電子機器に対して
    アクセスがあった際に、利用者が直接上記電子機器を操
    作している場合には、該外部機器からのアクセスに応答
    しないように上記電子機器を制御することを特徴とする
    請求項1〜10の何れか1項に記載の制御装置。
  12. 【請求項12】複数の外部機器と通信手段を介して相互
    通信が可能であり、該外部機器から送信される情報に基
    づいて電子機器に処理を実行させる制御装置であって、 上記電子機器と上記外部機器とが通信可能な状態にある
    か否かを検出する通信状態検出手段と、 上記電子機器が備えている機能に関する機能情報と、上
    記通信状態検出手段により通信可能な状態であることを
    検出された上記外部機器が備えている機能に関する機能
    情報とを取得する取得手段とを備えていることを特徴と
    する制御装置。
  13. 【請求項13】上記通信手段は、光通信あるいは無線通
    信を用いて通信を行うことを特徴とする請求項12に記
    載の制御装置。
  14. 【請求項14】上記取得手段により取得された機能情報
    を基にして、上記電子機器および上記外部機器の種類を
    判別する判別手段を備えていることを特徴とする請求項
    12または13に記載の制御装置。
  15. 【請求項15】上記電子機器と外部機器とがそれぞれ備
    えている機能情報を比較して得られた比較情報を上記外
    部機器へ通知することを特徴とする請求項12〜14の
    何れか1項に記載の制御装置。
  16. 【請求項16】上記取得手段は、上記電子機器が通信待
    機状態にある時に上記機能情報を取得することを特徴と
    する請求項12〜15の何れか1項に記載の制御装置。
  17. 【請求項17】上記取得手段により取得された上記電子
    機器および上記外部機器の機能情報を比較する比較手段
    を備えており、該比較手段により上記電子機器の機能が
    上記外部機器の機能よりも優れていると判定された場合
    には、上記電子機器よりも機能が劣っている上記外部機
    器のアクセスに対する応答を禁止することを特徴とする
    請求項12〜16の何れか1項に記載の制御装置。
  18. 【請求項18】上記外部機器からアクセスがあり、上記
    電子機器あるいはアクセスしてきた外部機器以外の外部
    機器がそのアクセスに応答した場合には、該応答した電
    子機器あるいは外部機器の利用状況、機能情報に関する
    情報と、上記応答した機器以外の電子機器あるいはその
    他の外部機器の利用状況、機能情報に関する情報とを比
    較することを特徴とする請求項12〜17の何れか1項
    に記載の制御装置。
  19. 【請求項19】上記外部機器からアクセスがあり、上記
    電子機器あるいはアクセスしてきた外部機器以外の外部
    機器がそのアクセスに応答した場合には、該応答した電
    子機器あるいは外部機器以外の電子機器あるいはその他
    の外部機器は、上記アクセスしてきた外部機器に対する
    応答を拒否するように制御されることを特徴とする請求
    項12〜18の何れか1項に記載の制御装置。
  20. 【請求項20】最終的に処理を行うことが決定した上記
    電子機器あるいは外部機器に関する情報が、上記アクセ
    スしてきた外部機器に対して通知されることを特徴とす
    る請求項12〜19の何れか1項に記載の制御装置。
  21. 【請求項21】外部機器と通信手段を介して相互通信が
    可能であり、該外部機器から送信される情報に基づいて
    電子機器の動作制御を行う制御プログラムであって、 上記電子機器と上記外部機器とが通信可能な状態にある
    か否かを検出し、通信可能な状態であることを検出され
    た上記外部機器に対して、上記電子機器が備えている機
    能に関する機能情報を通知することを特徴とする制御プ
    ログラム。
  22. 【請求項22】上記電子機器の利用状況を検出し、該検
    出された利用状況を通信可能な状態にある外部機器に対
    して通知することを特徴とする請求項21に記載の制御
    プログラム。
  23. 【請求項23】複数の外部機器と通信手段を介して相互
    通信が可能であり、該外部機器から送信される情報に基
    づいて電子機器の動作制御を行う制御プログラムであっ
    て、 上記電子機器と上記外部機器とが通信可能な状態にある
    か否かを判定し、通信可能な状態であることを検出され
    た上記外部機器が備えている機能情報と、上記電子機器
    が備えている機能情報とをそれぞれ取得することを特徴
    とする制御プログラム。
  24. 【請求項24】通信可能な状態にある上記外部機器のう
    ちの1つの外部機器から上記電子機器が備えている機能
    に対してアクセスがあった場合には、該機能と同レベル
    の機能を備えた他の外部機器がそのアクセスに応答した
    ことを検出すると、上記電子機器の利用状況、機能情報
    と該応答した外部機器の利用状況、機能情報とを比較す
    ることを特徴とする請求項23に記載の制御プログラ
    ム。
  25. 【請求項25】通信可能な状態にある上記外部機器のう
    ちの1つの外部機器から上記電子機器が備えている機能
    に対してアクセスがあった場合には、該機能と同レベル
    の機能を備えた他の外部機器がそのアクセスに応答した
    ことを検出すると、アクセスしてきた外部機器に対する
    応答を拒否するように上記電子機器を制御することを特
    徴とする請求項23に記載の制御プログラム。
  26. 【請求項26】請求項1〜20の何れか1項に記載の制
    御装置と、 上記制御装置により動作制御される電子機器と、 上記電子機器に対する処理命令を送信する外部機器とを
    備えていることを特徴とする制御システム。
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