JP2005303978A - ネットワーク制御装置、画像形成装置、画像形成システム、ネットワーク制御方法、コンピュータプログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 通常モードにおいてはメインCPU101がサブCPU280を制御してデータの送受信を行い、省エネルギモードにおいてはサブCPU280がデータの送受信を行うとともに、通常モードから省エネルギモードに移行する際には、サブCPU280にメインCPU101が省エネルギモード移行を指示し、この移行指示に基づいてサブCPU280はメインCPU101へのデータ転送を停止させることなく送受信制御を自己の管理下に移行させる。
【選択図】 図2
Description
第19の手段は第18の手段に係るコンピュータプログラムがコンピュータによって読み取られ、実行可能に記録媒体に記録されていることを特徴とする。
1.1.システム構成
1.1.1 システムの全体構成
図1は、本発明の第1の実施形態に係るネットワークシステムの構成を示す図である。同図において、本実施形態に係るネットワークシステムは複写機、プリンタなどの複数の機能を有する画像形成装置(複合機)1と、プリンタ2と、これらの画像形成装置1あるいはプリンタ2を使用するPC(パーソナルコンピュータ)3,4,5とがネットワーク6に接続されている。なお、ネットワーク6に接続されている複合機1、プリンタ2、PC3,4,5の数は一例であり、これらがもっと多く接続された大規模なシステムでももっと少ない端末からなる小規模なシステムでも同様である。この例では、PC3,4,5のいずれかから複合機1あるいはプリンタ2に印刷指示を送って印刷させることが可能である。また、ネットワーク6はこの実施形態ではイーサネット(登録商標)が使用されている。
図2は本発明の実施形態に係る画像形成装置の制御部の構成を示すブロック図、図3はその要部の構成を示すブロック図で、このシステムはコントローラ部100と、インターフェース部(インターフェースASIC)200と、両者を接続するPCIバス300とから構成されている。
図4はmac_rxifの内部構成の詳細を示すブロック図である。同図において、mac_rxif235は、MAC IP232とのインターフェースとして機能するmac rxi/f235−1、ウエイク・オン・ラン238とのインターフェースとして機能するWOLi/f235−2、パケットタイプフィルタ(packet type filter-TCP Header Filterに同じ)235−3、rxバッファ232rとのインターフェースとして機能するrxバッファインターフェース(rx buffer i/f)235−4、パケットエントリジェネレータ(packet entry gen.)235−5 パケットエントリレジスタ(packet entry reg)235−6、マスクレジスタ(msk reg)235−7、割り込みレジスタ(int reg)235−8、cpu i/f235−9、セレクタ235−10およびdmac i/f235−11から構成されている。
1.2.1 通常モード(通常稼動モード)
このように構成された制御部では、通常モードではメインCPU101が印刷データをネットワーク6から受け取り、ASIC102がメモリ103に書き込み、その後、プリントエンジンに側にデータを送って印刷を行わせる。その際、サブCPU280は低消費電力モードに設定され、サブCPU280は最小限の消費電力で済むような状態になっている。この実施形態では、サブCPU280については電源をオフするのではなく、クロックを0(クロックを停止状態)にしてサブCPU280の動作が行われないようにしている。
この省エネモードは、所定時間外部からデータが制御部に入力されない場合、あるいは図示しない画像形成装置の制御部あるいはネットワーク6に接続されたPC(図1ではPC3,4,5のいずれかに対応)から指定されたときに移行するモードで、このモードではメインCPU101を含むコントローラ100へは電力の供給は行われない。すなわち、コントローラ100に電力を供給する電源回路310からの通電は行われない。この通電の制御は、電源制御線250を介して電源制御部251によって行われ、電源制御部251は電源管理部241からの指示、あるいはサブCPU280からの指示によりコントローラ部100への通電のオンオフを制御する。
図6は通常モードから省エネモードへの移行時のメインCPU101とサブCPU280の動作状態と処理のタイミングを示す図である。同図において、通常モードではメインCPU101は動作状態(通電状態)で、サブCPU280はDOZE状態(クロックが停止している状態)である。したがってサブCPU280は通電はされているが、クロックは供給されていないので、実質的には電力を消費していない状態となっている。この状態でも漏れ電流はあるので、消費電力は零ではないが、電力消費は最小限の状態である。
図7は前記監視時間T1が経過する前に省エネモード移行を阻害する要因が発生したときのメインCPU101とサブCPU280の動作状態と処理のタイミングを示す図である。ここでは、ステップS101からステップS109までは、省エネモード移行の場合と同様の処理が同様のタイミングで実行される。
図8は省エネモードから通常モードへ復帰するときのメインCPU101とサブCPU280の動作状態と処理のタイミングを示す図である。図8の状態はメインCPU101は電源オフ(シャットダウン)の状態、サブCPU280は省エネモードで作動している状態である。この状態で、サブCPU280に省エネモードから通常モードへ復帰する要因が発生すると(ステップS151)、メインCPU101の電源をオンにする(ステップS152)。省エネモードから通常モードへ復帰する要因は、後述するがパケットタイプフィルタ235−3でネットワーク6から送られてきたパケットに特定のパケット、ここではSYNパケット(SYNフラグ)が含まれていた場合、電源管理部241にUSB210あるいはIEEE1284(220)から信号が入力された場合、操作部からの入力やADFの圧板が操作された場合のように外部から画像形成処理を行う前の操作信号が入力された場合(外部要因)、WOL238に設けられているパターンフィルタが復帰要因を示すパターンを検出した場合などである。
図9は電源投入時のメインCPU101とサブCPU280の動作状態と処理のタイミングを示す図である。本実施形態では、話は前後するが、CPU101の電源の制御をサブCPU280が行っていることから、電源投入時には図9に示すようにまずサブCPU280の電源がオンになり(ステップS171)、次いで、メインCPU101の電源がオンになる(ステップS172)。その後、両者ともブート処理を実行し、サブCPU280が先に立ち上がり、サブCPU280のステータスをRAM286にセットした後(ステップS173)、クロックを停止してDOZE状態となる。
ステップS114で実行されるI/O端子処理とは、以下に述べるような処理のことである。
図2及び図3に示したシステムでは、PCIバスで使用しているI/O端子を電源が遮断される前にHi−Z(ハイインピーダンス)状態に制御し、電源遮断中もHi−Z状態に保持しておくことによって、電源が遮断されている側のASICに流れ込む電流を排除し、低消費電力化を促進するようにしている。このようにHi−Z状態に保持することにより、低消費電力化だけではなく、誤作動の発生や制御の確実性も意図している。すなわち、電源を遮断しただけでは、遮断したときにたまっていた電荷が意図しない側に流れて誤作動を引き起こし、あるいはショートして大電流が流れ、素子が破壊されるなどの危険性もはらむことになる。そこで、本実施形態では、I/O端子261をHi−Z状態とし、このような事態が発生しないようにしている。
同図において、通常モードから低消費電力モードへの移行準備が完了すると(ステップS181,S182−図6のステップS107に対応)、サブCPU280(電源を遮断する側のASIC)は、メインCPU101(電源を遮断される側のASIC)に接続されているI/O端子をHi−Z状態にし(ステップS183−図6のステップS114に対応)、その後、メインCPU101(電源を遮断される側のASIC)の電源を遮断する(ステップS184−図6のステップS116に対応)。省エネモード中は、メインCPU101(電源を遮断される側のASIC)に接続されているサブCPU280(電源を遮断する側のASIC)のI/O端子はHi−Z状態のままである。
前述のように本実施形態では、パケットタイプフィルタ(TCP Header Filter)235−3とパターンフィルタとによって送信されてくるパケットを選択し、所定の処理を実行するようになっている。
1.4.1.1 IPパケット
図13はパケットタイプフィルタ235−3によってフィルタリングされるIPパケットの構造を示す図である。同図において、IPパケット200は、IPヘッダ201、TCPヘッダ202及びTCPデータ203からなり、TCPヘッダ202とTCPデータ204でTCPデータグラム205が構成され、TCPデータグラム205とIPヘッダ201でIPデータグラム206が構成されている。
図14は図13のIPヘッダ201のフォーマット、すなわちIPヘッダフォーマットの内部構造を示す図である。IPヘッダフォーマットは、バージョン情報フィールド201a、ヘッダ長フィールド201b、TOS(type of service)フィールド201c、全長(tos_len)フィールド201d、識別(ID)フィールド201e、フラグフィールド201f、フラグメントオフセットフィールド201g、TTLフィールド201h、プロトコルフィールド201i、ヘッダチェックサムフィールド201j、発信元IPアドレスフィールド201k、あて先IPアドレスフィールド201l及びオプションフィールド201mから構成されている。
図15は図13のTCPヘッダ202のフォーマット、すなわちTCPヘッダフォーマットの内部構造を示す図である。TCPヘッダフォーマットは、発信元ポート番号(source)フィールド202a、あて先ポート番号(dest)フィールド202b、シーケンス番号フィールド202c、確認応答(AKC)番号フィールド202d、ヘッダ長フィールド202e、予約フィールド202f、フラグフィールド202g、ウインドウサイズフィ
ールド202h、TCPチェックサム202i、緊急ポインタフィールド202j及びオプションフィールド202kから構成されている。
本実施形態では、mac_rxif235に設けたパケットタイプフィルタ(TCP Header Filter)235−3の他に、ウエイク・オン・ラン238にパターンフィルタが設けられ、いわゆるマジックパケットと称されるパケットをパターンマッチングによりフィルタリングして所定の処理を実行させるようにしている。
1.4.3.1 フィルタ制御の必要性
このように省エネモードと通常モードとによりパケットタイプフィルタやパターンフィルタを機能させるか否かが決定される。
この実施形態では、省エネモードのときにSYNフラグ202g−5をmac_rxif235−1の後段に設けたパケットタイプフィルタ(TCP Header Filter)235−3によって検出し(図4参照)、このSYNフラグ202g−5が含まれているパケットメインCPU101起動後、メインCPU101で処理するようにしている。しかし、通常モードにおいてはメインCPU101で全て制御するため、SYNフラグが含まれているものと含まれていないものとを区別する必要がなくなる。そこで、パケットタイプフィルタ(TCP Header Filter)235−3をオン、オフし、モードや処理の状況に応じて作動、不作動を設定する必要がある。また、パターンフィルタも省エネモードのときに機能すれば良く、通常モード時に機能する必要はない。さらには、通常モード時に機能するとすでにメインCPU101は電源オンの状態であるので、電源オンの状態でさらに電源オンの制御を行うことになり、誤作動の原因にもなりかねない。したがって、パターンフィルタもモードや処理の状況に応じて作動、不作動を設定する必要がある。
図17は、省エネモード移行要求があった場合と、省エネモード復帰要求があった場合の遷移状態を示す省エネ状態遷移図である。この図に示すように電源がオンになると(ステップS301)、まず、通常モードで動作する(ステップS302)。このときパケットタイプフィルタ(TCP Header Filter)235−3もパターンフィルタもオフの状態である。この状態でメインCPU101からサブCPU280に対して省エネモード移行要求があると(ステップS103[ステップS303])、省エネモードに移行する(ステップS115、S116[ステップS304])が、このときパケットタイプフィルタ(TCP Header Filter)235−3もパターンフィルタもオンとなっている(ステップS101、S102)。そして、復帰要因が発生し(ステップS151)省エネ復帰要求(ステップS305)により通常モードに復帰する際には、ステップS153でパターンフィルタをオフにし、ステップS161でパケットタイプフィルタ235−3をオフにする。このようなフィルタ制御を省エネモードのレディ状態(通常モード)と省エネモードとで繰り返して省エネルギ制御を実行する。
図18は、図7に示した省エネルギモードの移行取り消し処理を含む省エネモード移行要求と、省エネモード復帰要求があった場合の遷移状態を示す省エネ状態遷移図である。この省エネ状態の遷移では、図17の遷移図に対して図7のステップS121からステップS124の処理を含む場合を示している。すなわち、電源がオンになる(ステップS401)と、まず、通常モードで動作する(ステップS402)。このときパケットタイプフィルタ(TCP Header Filter)235−3もパターンフィルタもオフの状態である。この状態でメインCPU101からサブCPU280に対して省エネ要求(省エネモード移行要求(ステップS103))があると、省エネモード移行を開始し(ステップS105)、移行準備が完了すると(ステップS107,S108)、パケット転送バスを切り替え(ステップS109)てサブCPU280による移行取り消しがあるかどうかを監視する(ステップS404)。これを省エネスタンバイモードとここでは称する。この監視状態では、ステップS101,S102でパケットタイプフィルタ(TCP Header Filter)235−3もパターンフィルタもオンとなっている。
図19は本発明の第2の実施形態に係る無線LANのネットワークシステムの構成を示す図である。なお、以下の説明において、前述の第1の実施形態と同等な各部には同一の参照符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
同図において、本実施形態に係るネットワークシステムは複写機、プリンタなどの複数の機能を有する画像形成装置(複合機)1と、プリンタ2,2aと、これらの画像形成装置1あるいはプリンタ2,2aを使用するPC(パーソナルコンピュータ)3,4,5aとがネットワーク6に接続されている。なお、ネットワーク6に接続されている複合機1、プリンタ2,2a、PC3,4,5aの数は一例であり、これらがもっと多く接続された大規模なシステムでももっと少ない端末からなる小規模なシステムでも同様である。この例では、PC3,4,5aのいずれかから複合機1あるいはプリンタ2,2aに印刷指示を送って印刷させることが可能である。また、ネットワーク6はこの実施形態ではイーサネット(登録商標)が使用されている。このうち、PC5aとプリンタ2aはアクセスポイント7を介してネットワーク6に接続されている。
図20は無線LANに接続されたプリンタ2aの概略構成を示すブロック図である。プリンタ2aは、コントローラ部100、電源部310、無線LANインターフェース部350、プリンタエンジン部400から主に構成され、前述の第1の実施形態における図2のコントローラ100及びその周辺部と同様に構成されている。そのため、同等な各部には同一の参照符号を付し、重複する説明は適宜省略する。コントローラ部100は、メインCPU101、ASIC102、RAM103a,ROM103b及びイーサネット(登録商標)コントローラ部105を備え、ASIC103を介してプリンタエンジン部400と接続され、PCIバス300を介してイーサネット(登録商標)コントローラ部105及び無線LANインターフェース部350と接続されている。電源部(SUP)310には、無線LANインターフェース部350から電源部310に電源制御線250を介して電源制御信号が出力され、電源部310は前記電源制御信号に応じてプリンタエンジン部400、コントローラ部100及び無線LANインターフェース部350に電源供給線311を介して電源を供給する。
2.3.1 省エネモード(低消費電力モード)
図22は省エネルギモードの動作を示す説明図である。無線LANインターフェース部350のうちサブCPU280a、ROM281a及びRAM282a以外は省エネルギモード時に送受信フレームがない場合には動作を停止させる。図22に示すようにビーコンフレーム361はアクセスポイントAPから一定時間(TBTT)毎に送信され、そのときステーション(STA−無線LANインターフェース部350)の送受信部が稼動状態となる。ビーコンフレーム361は定期的に(あらかじめ設定されたタイミングで)送られてくるものであり、サブCPU280はソフトウェアタイマによりビーコンフレームの発生時期(送信タイミング)を予測することができる。サブCPU280はビーコンフレーム361の発生時期が近づいたらMAC部232を含めた周辺回路を動作させてビーコンフレーム(TIM)361を受信し(この時のRF部351の稼動状態を符号365で示す)、さらに、受信すべきフレーム(図22:STA向けフレーム363)があれば(このときのビーコンフレームはDTIM362となっている)、省エネモードから脱して電力を上げ、続けてフレーム受信を行う。このとき無線LANインターフェース部350の稼動状態を符号366で示す。また、受信すべきフレームがなければ(図示ビーコンフレームTIM)送受信部は非稼動状態となる。
図24は通常モードから省エネモードへの移行時の無線LANインターフェース部350(サブCPU280a)とコントローラ部100(メインCPU101)の動作状態と処理のタイミングを示す図である。同図において、通常モードではコントローラ100(メインCPU101)と無線LANインターフェース部350は動作状態(通電状態)である。この状態で、コントローラ部100から無線LANインターフェース部350に割り込みが発生し、省エネモード移行要求が無線LANインターフェース部350に出力される(ステップS511)。省エネモード移行要求は最後に行ったジョブ終了時から予め設定された時間が経過したとき、あるいはネットワーク6に接続されているPC3,4,5aのいずれかから省エネモード移行指示があった場合に出力される。また、画像形成装置1の操作パネルから入力される場合もある。なお、図24においてINTは割り込みを示す。
図25は省エネモードから通常モードへ復帰するときのメインCPU101とサブCPU280aの動作状態と処理のタイミングを示す図である。図25の状態はメインCPU101(コントローラ100)は電源オフ(シャットダウン)の状態、サブCPU280a(無線LANインターフェース部350)は省エネモードで作動している状態である。この状態で、サブCPU280aに省エネモードから通常モードへ復帰する要因が発生すると(ステップS531)、メインCPU101の電源をオンにする(ステップS532)。省エネモードから通常モードへ復帰する要因は、図22で説明したようにビーコンフレームに含まれた情報に特定の情報(特定のパケット)が含まれていた場合である。
2,2a プリンタ
3,4,5,5c PC(パーソナルコンピュータ)
6 ネットワーク
20 IPパケット
100 コントローラ部
101 メインCPU
102 ASIC
103 メモリ
200 インターフェースASIC
200a 無線LANインターフェースASIC
210 USB端子
220 IEEE1284
232,232a MAC IP
232t,232ta tx buffer
232r,232ra rx buffer
233 MAC_txif
234 DMAC_tx
235 MAC_rxif
235−3 パケットタイプフィルタ(TCP Header Filter)
236 rx RAM
237 DMAC_rx
238 ウエイク・オン・ラン
239 INT コントローラ
240 外部要因
241 電源管理部(Power Management)
242 内部要因
250 電源制御線
251 電源制御部(Power ctl.)
260,260a PCI
270,270a アービタ
280,280a サブCPU
283 バス・アービタ
289,290,291 バス
294 BaseBand部
300 PCIバス
310 電源部
350 無線LANインターフェース部
351 RF部
400 プリンタエンジン部
Claims (19)
- メインCPUを含むコントローラ部と、
サブCPUを含み、ネットワークに接続されたインターフェース制御部と、
を備え、
前記コントローラ部とインターフェース制御部が共に稼動している通常モードと、前記コントローラ部の電源を遮断した省エネルギモードとが設定されるネットワーク制御装置において、
前記通常モードにおいては前記コントローラ部がインターフェース制御部を制御してデータの送受信を行い、省エネルギモードにおいては前記インターフェース制御部がデータ処理を行うとともに、前記通常モードから省エネルギモードに移行する際には、前記インターフェース制御部に前記コントローラ部が省エネルギモードへの移行を指示し、この移行指示に基づいて前記インターフェース制御部はデータ転送バスを切り替え、当該データ転送バスの切り替え前に前記ネットワークから転送されてきたデータの前記コントローラ部への転送が終了した後、省エネルギモードへの移行を完了することを特徴とするネットワーク制御装置。 - 前記インターフェース制御部が前記コントローラ部から省エネルギモードへの移行を指示され、省エネルギモードに完全に移行するまで、前記メインCPUと前記サブCPUは並行して稼動していることを特徴とする請求項1記載のネットワーク制御装置。
- 前記インターフェース制御部は、省エネルギモードへの移行準備が整った後、あらかじめ設定された時間待って前記コントローラ部にデータ転送停止要求を行うことを特徴とする請求項1のネットワーク制御装置。
- 前記データ転送がDMA転送であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のネットワーク制御装置。
- 前記あらかじめ設定された時間が、前記コントローラ部において未処理のパケット処理が終了するに十分な時間に設定されていることを特徴とする請求項3記載のネットワーク制御装置。
- 前記あらかじめ設定された時間内において省エネルギモードへの移行を取り消す条件が発生した場合、前記インターフェース制御部は前記コントローラ部に省エネルギモードへの移行を取り消す旨を通知し、その間に受け取ったデータの中で必要なものについてはコントローラ部に引き渡すことを特徴とする請求項3のネットワーク制御装置。
- 前記受け取ったデータの中で必要なものは、転送されてきたデータのうちあらかじめ設定されたフラグが有効になっているものであることを特徴とする請求項6記載のネットワーク制御装置。
- 前記あらかじめ設定された時間内において省エネルギモードへの移行を取り消す条件が発生した場合、前記コントローラ部は前記インターフェース制御部に省エネルギモードへの移行の取消を請求することを特徴とする請求項3記載のネットワーク制御装置。
- 前記インターフェース制御部は、省エネルギモードへの移行が取り消された場合に、再びデータ転送可能にし、自己の管理下においた送受信制御を前記コントローラ部の制御下に移行させることを特徴とする請求項6または8に記載のネットワーク制御装置。
- 前記コントローラ部が、画像処理、画像出力及びデータ通信の少なくとも1つのアプリケーション機能を有し、各アプリケーション機能がメモリ、ハードディスクなどを共有資源として利用することを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載のネットワーク制御装置。
- メインCPUを含むコントローラ部と、
サブCPUを含み、ネットワークに接続された無線LANインターフェース制御部と、を備え、
前記コントローラ部と無線LANインターフェース制御部が共に稼動している通常モードと、前記コントローラ部の電源を遮断した省エネルギモードとが設定されるネットワーク制御装置において、
前記通常モードにおいては前記コントローラ部が前記無線LANインターフェース制御部を制御してデータの送受信を行い、省エネルギモードにおいては前記無線LANインターフェース制御部があらかじめ前記コントローラ部から通知された情報に基づいてデータ処理の送受信を行うとともに、受信データに基づいて前記省エネルギモードから前記通常モードへの移行が必要かどうかを判断することを特徴とするネットワーク制御装置。 - 前記無線LANインターフェース制御部は、前記通常モードから前記省エネルギモードへ移行する場合には前記コントローラ部への電力供給を停止し、省エネルギモードから通常モードへ移行する場合には前記コントローラ部への電力供給を開始する電源制御部を備えていることを特徴とする請求項11記載のネットワーク制御装置。
- 請求項1ないし12のいずれか1項に記載のネットワーク制御装置と、
入力されたデータに基づいて記録媒体に可視画像を形成する画像形成手段と、
を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項13に記載の画像形成装置と、
複数のクライアントコンピュータと、
がネットワークを介して接続され、前記画像形成装置が前記クライアントコンピュータからの動作指令によって作動し、画像形成を行うことを特徴とする画像形成システム。 - メインCPUを含むコントローラ部と、
サブCPUを含み、ネットワークに接続されたインターフェース制御部と、
を備え、
前記コントローラ部と前記インターフェース制御部が共に稼動している通常モードと、前記コントローラ部の電源を遮断した省エネルギモードとを設定するネットワーク制御方法において、
前記コントローラ部から前記インターフェース制御部に対して省エネルギモード移行要求を行う第1の工程と、
第1の工程による要求に応じて前記インターフェース制御部で省エネルギモードへの移行要因を確認し、省エネルギモードへの移行を開始する第2の工程と、
前記インターフェース制御部で省エネルギモードへの移行準備が完了した後、省エネルギモードへの移行を取り消す条件が発生するか否かをあらかじめ設定された時間監視する第3の工程と、
前記あらかじめ設定された時間監視した結果、省エネルギモードへの移行を取り消す条件が発生しない場合に、前記コントローラ部にデータ転送停止要求を行う第4の工程と、 前記コントローラ部へのデータ転送が停止された後に省エネルギモードに移行する第5の工程と、
を備えていることを特徴とするネットワークの制御方法。 - メインCPUを含むコントローラ部と、
サブCPUを含み、ネットワークに接続されたインターフェース制御部と、
を備え、
前記コントローラ部と前記インターフェース制御部が共に稼動している通常モードと、前記コントローラ部の電源を遮断した省エネルギモードとを設定するネットワーク制御方法において、
前記コントローラ部から前記インターフェース制御部に対して省エネルギモード移行要求を行う第1の工程と、
第1の工程による要求に応じて前記インターフェース制御部で省エネルギモードへの移行要因を確認し、省エネルギモードへの移行を開始する第2の工程と、
前記インターフェース制御部で省エネルギモードへの移行準備が完了した後、省エネルギモードへの移行を取り消す条件が発生するか否かをあらかじめ設定された時間監視する第3の工程と、
前記あらかじめ設定された時間監視した結果、省エネルギモードへの移行を取り消す条件が発生した場合に、省エネルギモードへの移行取り消しを行う第6の工程と、
前記第2の工程で省エネルギモードへの移行を開始した後受け取ったデータの中で必要なものについてはコントローラ部に引き渡す第7の工程と、
第7の工程終了後、前記インターフェース制御部のクロック供給を停止する第8の工程と、
を備えていることを特徴とするネットワーク制御方法。 - 前記コントローラ部が、画像処理、画像出力及びデータ通信のアプリケーション機能を有し、各アプリケーション機能がメモリ、ハードディスクなどを共有資源として利用することを特徴とする請求項15または16記載のネットワーク制御方法。
- 請求項15ないし17のいずれか1項に記載の制御方法における各工程をコンピュータで実行するための手順を備えていることを特徴とするコンピュータプログラム。
- 請求項18記載のコンピュータプログラムがコンピュータによって読み取られ、実行可能に記録されていることを特徴とする記録媒体。
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