JP4032221B2 - 出力端末機器及びその制御装置並びにその制御をコンピュータに行わせるためのプログラム及び記録媒体 - Google Patents

出力端末機器及びその制御装置並びにその制御をコンピュータに行わせるためのプログラム及び記録媒体 Download PDF

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    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ装置等の出力端末機器に係り、出力待機状態のときに消費電力を所定のレベルまで低減させる省電力モードを動作モードとして有すると共に所定の条件が満たされるときにその省電力モードを通常の動作モードに復帰するようにした出力端末機器に関する。
【0002】
また、本発明は、そのような省電力モードを動作モードとして有すると共に所定の条件が満たされるときにその省電力モードを通常の動作モードに復帰するようにした出力端末機器に用いられる制御装置に関する。
【0003】
更に、本発明は、その制御装置での処理をコンピュータに行わせるためのプログラム及びそのプログラムを記憶した記憶媒体に関する。
【0004】
【従来の技術】
従来、出力端末機器として、例えば、特開平10-56526号にて開示されるような印刷装置(ファクシミリ装置)が提案されている。このような印刷装置はプリントの出力待機状態のときに消費電力を所定のレベルまで低減させる省電力モードを有する。そして、この省電力モードにおいて外部機器からのプリント要求が受信されると、当該印刷装置はそれをトリガとしてその省電力モードを通常の動作モードに復帰させる。この省電力モードから通常の動作モードへの復帰に際しては内部のCPU等において省電力モード解除のための所定の処理がなされる。そして、その処理が終了した時点で、その印刷装置は外部機器からのデータに基づいた通常の動作モードでのプリント出力動作が可能となる。
【0005】
ところで、上記のような印刷装置としてプリンタ装置を想定した場合、その印刷装置を省電力モードの出力待機状態のまま他の外部機器や他のネットワーク(LAN等)に接続換えして使用することが考えられる。
【0006】
このように省電力モードの印刷装置を例えば外部機器に所定の通信ケーブル(例えば、USBケーブル)にて接続した場合、接続された印刷装置の外部機器での認識や印刷装置の通信インタフェースの初期化等の処理を行なうためにその通信ケーブルに適したプロトコルにて外部機器と印刷装置の通信インタフェース部との間で情報交換がなされる。そして、そのような処理が終了した後に外部機器がその接続された印刷装置に対してプリント要求やプリントデータをその通信ケーブルを介して送信する。省電力モードにある印刷装置は外部機器からのデータを受信すると、上述したように、内部にて省電力モード解除のための処理を行なった後に通常の動作モードでのプリント動作が可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように印刷装置等の出力端末機器の外部機器(パソコン等)やネットワーク(LAN等)等の上位システムへの接続がなされたということは、その接続操作を行なったユーザにその出力端末機器を使用する意思があると見なし得る。それにも係わらず、従来の出力端末機器は、上位システムに接続された後に、上位システムとの情報交換、その情報交換にて得られた情報に基づいた処理、更に、上位システムから転送されるデータの受信をトリガとして省電力モードを解除するための処理等、種々の処理を順次シリアルに実行した後でなければその出力動作が可能な状態とならない。このため、上位システムへの接続の直後から出力動作を行ってもよいにも係わらず、上位システムへの接続がなされてからその出力端末機器が通常の動作モードでの動作可能になるまでに最低限待機しなければなければならない時間が比較的長いものとなってしまう。
【0008】
そこで、本発明は、省電力モードの状態で上位システムに接続されたときにできるだけ早く通常の動作モードでの出力動作が可能となるような出力端末機器及びプログラムを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、出力待機状態のときに消費電力を所定のレベルまで低減させる省電力モードを動作モードとして有すると共に所定の条件が満たされるときにその省電力モードを通常の動作モードに復帰させるようにした出力端末機器において、通信ケーブルにて当該出力端末機器が上位システムに接続されたことを検出する接続検出手段と、該接続検出手段にて検出された当該出力端末機器の上位システムへの接続をトリガとして上記省電力モードの解除指令を行なう省電力解除制御手段と、当該出力端末機器を前記通信ケーブルにて前記上位システムに接続した後に前記通信ケーブルに対応した通信プロトコルに従った前記上位システムと当該出力端末装置との間でバスリセットが行なわれるのに必要な時間と、前記出力端末装置の統括的な制御を行うCPUの省電力モード解除から通常の動作モードへの遷移処理が行われるのに必要な時間との関係に基づいて、前記遷移処理の開始時間を遅延させる遅延時間を設定する遅延時間設定手段とを有し前記省電力解除制御手段は、前記接続検出手段による当該出力端末機器の上位システムへの接続の検出時から前記遅延時間設定手段にて設定された前記遅延時間経過後に上記遷移処理を開始させるようにした出力端末機器である。
【0012】
このような出力端末機器では、通信ケーブルにて当該出力端末機器が上位システムに接続されたことをトリガとして省電力モードから通常の動作モードへの復帰のための処理が行われるようになる。このため、当該出力端末機器を前記通信ケーブルにて前記上位システムに接続した後に前記通信ケーブルに対応した通信プロトコルに従った前記上位システムと当該出力端末装置との間で行われるバスリセットと、上記省電力モードの動作モードへの復帰のための処理とを並列的に行うことができるようになるため、通信ケーブルによる当該出力端末機器と上位システムとが接続されてから通常の動作モードでの処理が可能となるまでに最低限待たなければならない時間をできるだけ短くすることができる。また、省電力解除制御手段は、前記接続検出手段による当該出力端末機器の上位システムへの接続の検出時から前記遅延時間設定手段にて設定された前記遅延時間経過後に上記遷移処理を開始させるようにしたので、遅延時間経過までは前記省電力解除制御段手段は省電力モードにある。この結果、通信ケーブルによる当該出力端末機器と上位システムとが接続されてから通常の動作モードでの処理が可能となるまでに最低限待たなければならない時間を出来るだけ短くしつつ、省電力の効果を最大限得ることができる。
【0013】
上記上位システムは、パソコンなどの当該出力端末機器に出力すべきデータを供給する外部機器単体であっても、複数の機器がネットワークにて接続されたネットワークシステムであってもよい。
【0014】
上記省電力モードでの処理は特に限定されず、出力端末機器の所定の機能を実現する部位に対する電力供給を遮断するものであっても、その部位に対する電力供給は継続する状態でその部位の機能を停止させるものであってもよい。
【0018】
特に、通信ケーブルにて当該出力端末機器が上位システムに接続されたときに開始される上位システムと当該出力端末機器との間の通信接続に要する処理と、上記省電力モードの動作モードへの復帰のための処理とが並列的行うことができるという観点からは、請求項4に記載されるように、上記遅延時間設定手段は、「0」の遅延時間を設定するように構成することもできる。
【0020】
また、本発明は、請求項3に記載されるように、出力待機状態のときに消費電力を所定のレベルまで低減させる省電力モードを動作モードとして有すると共に所定の条件が満たされるときにその省電力モードを通常の動作モードに復帰させるようにした出力端末機器での制御処理をコンピュータに行わせるためのプログラムにおいて、該プログラムは前記コンピュータを、通信ケーブルにて当該出力端末機器が上位システムに接続されたことを検出する接続検出手段と、該接続検出手段にて検出された当該出力端末機器の上位システムへの接続をトリガとして上記省電力モードの解除指令を行なう省電力解除制御手段と、当該出力端末機器を前記通信ケーブルにて前記上位システムに接続した後に前記通信ケーブルに対応した通信プロトコルに従った前記上位システムと当該出力端末装置との間でバスリセットが行なわれるのに必要な時間と、前記出力端末装置の統括的な制御を行うCPUの省電力モード解除から通常の動作モードへの遷移処理が行われるのに必要な時間との関係に基づいて、前記遷移処理の開始時間を遅延させる遅延時間を設定する遅延時間設定手段として機能させ、前記省電力解除制御手段は、前記接続検出手段による当該出力端末機器の上位システムへの接続の検出時から前記遅延時間設定手段にて設定された前記遅延時間経過後に上記遷移処理を開始させるようにしたプログラムを含む。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0022】
本発明の実施の一形態に係る出力端末機器は、プリンタ装置であって、例えば、図1に示すように構成される。
【0023】
図1において、プリンタ装置20は、所定の通信ケーブル(例えば、USBケーブル)30にて上位システムとなるホストコンピュータ(例えば、パソコン)10に接続されて使用される。
【0024】
このプリンタ装置20は、I/O制御部21、プリント制御部22、印刷部23、コネクタ挿入検出部24及び電力制御部25を有すると供に、外部機器との接続用のコネクタとして、例えば、USB(Universal Serial Bus)コネクタ26a及び1394(1394 High Performance Serial Bus)コネクタ26bの2種類備えている。
【0025】
上記I/O制御部21は、上記通信ケーブル30にて接続されたホストコンピュータ10に対するデータの送信制御及びホストコンピュータ10からのデータの入力制御を行うもので、インタフェース部211、コマンド/データ解析部212、バッファ213及びデータ格納制御部214を有する。インタフェース部211は、通信ケーブル30を介したホストコンピュータ10からのデータの入力処理、及びホストコンピュータ10に向けた通信ケーブル30へのデータの出力処理を行う。コマンド/データ解析部212は、ホストコンピュータ10からのデータ(記録データ及びコマンドを含む)の内容の解析を行う。バッファ213は、印刷部23での印刷処理に供すべき記録データを一時的に格納する。データ格納制御部214は、コマンド/データ解析部212での解析結果に基づいてホストコンピュータ10からの記録データを上記バッファ213に格納するための制御を行う。このデータ格納制御部214は、プリント制御部22の内部バスと接続されており、プリント制御部22との間でコマンドや記録データの交換を行う。
【0026】
上記プリント制御部22は、CPU(Central Processing Unit)221、RAM(Random Access Memory)222、ROM(Read Only Memory)223及びDMAC(Direct Memory Access Controller)224を有し、それらは内部バスで接続されている。CPU221は、I/O制御部21を介して入力されるホストコンピュータ10からのコマンド、記録データ等に基づいて印刷部23の印刷動作の制御、当該プリンタ装置20の状態を表すデータ等を上記I/O制御部21を介してホストコンピュータ10に転送するための制御を行うと供に、当該プリンタ装置20各部の統括的な制御を行う。RAM222及びROM223はCPU221が必要とする各種データやプログラムを格納し、DMAC224はRAM222及びROM223を直接アクセスして内部バスと上記RAM222及びROM223との間のデータ転送制御を行う。
【0027】
印刷部23は、プリントエンジン及び給紙機構を備え、上記プリント制御部22におけるCPU221の制御に従って内部バスを介して供給される記録データ、プリント命令を入力し、その記録データに対応した画像、図形、文字などを記録紙に印刷する。
【0028】
コネクタ挿入検出部24は、ホストコンピュータ10に接続されている通信ケーブル30が当該プリンタ装置20側のコネクタ26aまたは26bに挿入されたことを検出して所定の検出信号を出力する。このコネクタ挿入検出部24は、例えば、図2に示すように構成される。
【0029】
通信ケーブル30が例えばUSBケーブルの場合、図2に示すようにそのUSBケーブルのコネクタ30aは、2つの長い電源用の端子(Vbus、GND)とそれらの間に配列された2つの短い信号用の端子(P、N)を有している。このような構造のコネクタ30aが挿入される当該プリンタ装置20側のコネクタ26aに接続された上記コネクタ挿入検出部24は、リレー241及び検出回路242を有している。リレー241の両端子は、上記コネクタ30aの電源用の端子が接続すべきコネクタ26aの端子に接続されている。所定の電源Vccと接地との間に抵抗器r1、通常開状態のリレー接点241a及び抵抗器r2が直列接続されている。そして、検出回路242は、抵抗器r2の端子間電圧を監視している。
【0030】
当該プリンタ装置20側のコネクタ26aにホストコンピュータ10に接続状態となる通信ケーブル30のコネクタ30aが挿入されると、このコネクタ30aの電源端子(Vbus、GND)からプリンタ装置20側のコネクタ26aの対応する端子を介してリレー241に電力が供給される。すると、リレー接点241aが動作して閉状態になり、抵抗器r2に電流が流れてその端子間に電圧が発生する。この抵抗器r2の端子間電圧の発生をトリガとして検出回路242は所定の検出信号を出力する。
【0031】
なお、上記コネクタ挿入検出部24は、当該プリンタ装置20側の他のコネクタ26b(1394コネクタ)に通信ケーブル30のコネクタが挿入された場合にも同様の構成にてそのコネクタの挿入を検出することができる。
【0032】
電源制御部25は、I/O制御部21、プリント制御部22及び印刷部23に対する電力供給制御を行う。
【0033】
当該プリンタ装置20が通常の動作モードにあるときには、電源制御部25は、I/O制御部21、プリント制御部22及び印刷部23に対して電源(図示略)から定格の電力が供給されるように制御する。また、当該プリンタ装置20が省電力モードにあるときには、電力制御部25は、プリント制御部22及び印刷部23に対する電源からの電力供給を遮断する。ただし、I/O制御部21に対しては省電力モードでも電力供給はなされる。また、電源制御部25は、省電力モードにおいてコネクタ挿入検出部24から上記検出信号が入力されるか否かを監視しており、その検出信号が入力されると、その省電力モードから通常の動作モードに復帰するための制御を行う。なお、この電力制御部25は、例えば、図3に示す手順に従って上述した動作を行う。
【0034】
図3において、電力制御部25は、通常の動作モードでの電源制御を行いつつ(S101)、省電力モードの許可要求がCPU221からなされるか否かを監視する(S102)。CPU221は、当該プリンタ装置20が待機状態にあってホストコンピュータ10からプリント指令が所定時間以上送られてこない場合、電力制御部25に対して省電力モードの許可要求行う。この省電力モードの許可要求を受けた(S102でYES)電力制御部25は、後述するような復帰遅延時間を設定するための処理を行う(S103)。なお、この復帰遅延時間については後に詳述する。
【0035】
その復帰遅延時間の設定が完了すると(S104でYES)、電力制御部25は、省電力モードの許可応答をCPU221に発行した後(S105)、省電力モードでの電力制御を開始する(S106)。その結果、プリント制御部22及び印刷部23に対する電力供給が遮断される。以後、電力制御部25は、省電力モードを確認しつつ(S106)、コネクタ挿入検出部24からの検出信号の有無を監視する(S107)。
【0036】
上記復帰遅延時間設定について図4を参照して説明する。
【0037】
通信ケーブル30が接続されると、通信ケーブル30に対応した通信プロトコルに従ったホストコンピュータ10と当該プリンタ装置20のI/O制御部21との間で通信接続処理が行われる(バスリセット)。この通信接続処理に要する時間T2は、上記通信ケーブル30に対応した通信プロトコルに依存する。また、CPU221は、省電力モード解除の指令がなされてから通常の動作モードへの遷移処理を行う。その遷移処理に要する時間T1は、CPU221の性能、仕様等に依存する。
【0038】
この通信接続処理とCPU221の遷移処理は並列して行うことができる。そのため、図4に示すように、CPU221の遷移処理(1)に要する時間T11が上記通信接続処理に要する時間T2より小さい場合、通常動作モードへの復帰までに最低限必要な時間をできるだけ短くしつつ省電力の効果を最大限得るために、CPU221の遷移処理(1)の開始タイミングを当該遷移処理(1)とそれと並列的に行われる通信接続処理とが同時に終了すると見込まれるタイミングまで遅らせることができる。このようにすることで、通信接続処理とCPU221の遷移処理(1)が同時に終了して、通常動作モードが開始される。
【0039】
このコネクタの接続時からCPU221の遷移処理(1)を遅らせる時間ΔT1が上記復帰遅延時間となる。
【0040】
また、CPU221の遷移処理(2)に要する時間T12が通信接続処理に要する時間T2以上となる場合には、通常動作モードへの復帰までに最低限必要な時間をできるだけ短くするために、上記復帰遅延時間は「0」に設定される。その結果、上記通信接続処理とCPU221の遷移処理(2)は同時に開始され、時間T2後に通信接続処理が、時間T12後にCPU221の遷移処理(2)が順次終了し、通常の動作モードが開始される。
【0041】
電力制御部25は、CPU221の性能や仕様などから決まる上記遷移処理に要する時間T1と上記接続された通信ケーブル30に対応する通信プロトコルで決まる通信接続処理に要する時間T2に基づいて上記復帰遅延時間ΔTを設定する。
【0042】
図3に戻って、電力制御部25は、上述したように省電力モードの確認をしつつ(S106)、コネクタ挿入検出部24からの検出信号の有無を監視している過程で、通信ケーブル30がコネクタ26aに接続されることに起因して、コネクタ挿入検出部24からの検出信号を入力すると(S107でYES)、上記のように設定した復帰遅延時間ΔTの計数処理を開始する(S108)。その後、その復帰遅延時間ΔTが経過したことを判定すると(S109でYES)、電力制御部25は、記録部23及びプリント制御部22に対する電力供給を再開させる供にCPU221に対して省電力モードの解除を割り込み通知する(S110)。以後、電力制御部25は、通常動作モードでの処理を行う(S101、S102)。
【0043】
上記のように省電力モードの解除の通知を受けたCPU221は、上述した通常動作モードへの遷移処理を実行し、その遷移処理が終了した時点で通常動作モードでの処理を開始する。
【0044】
なお、前述したように通信ケーブル30がコネクタ26aに接続された時点からI/O制御部21とホストコンピュータ10との間で、その通信ケーブル30に対応した通信プロトコルに従って通信接続処理が行われる。そして、その通信接続処理は、上記CPU221の遷移処理の終了タイミングとほぼ同時またはそれより先に終了する(図4参照)。
【0045】
上記のような省電力モードから通常の動作モードへの復帰制御を行うことにより、省電力モードから通常の動作モードに復帰するために最低限必要な時間をより短縮することができると供に、省電力の効果を最大限得ることができるようになる。
【0046】
また、通信ケーブル30のコネクタ26aへの接続検出をトリガとして省電力モードから通常の動作モードへの復帰がなされることから、そのモード変更のためにデータの解析が必要なくなる。その分、当該モード復帰するための最低限必要な時間を短くできると供に、そのデータの解析を行う機能を常時有効にしておくための電力も必要なくなる。
【0047】
なお、上記例では、上述したように復帰遅延時間を設定し、通信ケーブル30のコネクタ26aへの接続が検出された時からその復帰遅延時間経過後にCPUP221に省電力モードの解除指令を行うようにしているが、特にそのような制御を行わなくてもよい。上記通信接続処理とCPU221の遷移処理が並列的に行われる期間が存在すれば、例えば、常に、通信ケーブル30のコネクタ26aへの接続を検出した時点で、CPU221に対して省電力モードの解除指令を行うようにしても、他のタイミングでCPU221に対して省電力モードの解除指令を行ってもよい。
【0048】
また、省電力モードの処理は、上記例のように、プリント制御部22及び印刷部23に対する電力供給を遮断することに限られない。例えば、プリント制御部22に対する電力供給を保持しつつ、同期クロックの停止や特定の処理の停止などを行うようにしても、他の手法により通常の動作モードでの待機状態での電力消費量よりその消費電力が低減されるようにするものであってもよい。
【0049】
更に、上記例では、プリンタ装置20の電力制御について説明したが、ファクシミリ装置、ディスプレイ装置等の他の出力端末装置に対しても本発明の適用は可能である。
【0050】
また、上記電力制御部での処理を行わせるためのプログラムは、CD−ROMやDVDなどの光学的記録媒体や、フレキシブルディスクなどの磁気的記録媒体を用いて当該プリンタ装置に提供することも、ネットワークなどの通信路を介して提供することもできる。また、当該プリンタ装置20の製造時に内部の半導体メモリ、ハードディスク装置に予めそれらのプログラムを記憶させておくこともできる。
【0051】
なお、上記例において、コネクタ挿入検出部24は接続検出手段に対応し、電力制御部25は、省電力解除制御手段に対応する。また、図3におけるS103及びS104での処理が遅延時間設定手段に対応する。
【0052】
【発明の効果】
以上、説明したように、請求項1乃至4記載の本願発明によれば、通信ケーブルにて当該出力端末機器が上位システムに接続されたときに開始される上位システムと当該出力端末機器との間の通信接続に要する処理と、上記省電力モードの動作モードへの復帰のための処理とが並列的行うことができることから、通信ケーブルによる当該出力端末機器と上位システムとが接続されてから通常の動作モードでの処理が可能となるまでに最低限待たなければならない時間を短縮することができる。その結果、省電力モードの状態で上位システムに接続されたときにできるだけ早く通常の動作モードでの出力動作が可能となるような出力端末機器を実現することが可能となる。
【0053】
また、請求項5及び6記載の本願発明によれば、そのような出力端末機器にて使用される制御装置を実現することができる。
更に、請求項7乃至9記載の本願発明によれば、その制御装置での処理コンピュータに行なわせるためのプログラム及びそのプログラムを記憶する記録媒体を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態に係る出力端末装置(プリンタ装置)の構成例を示すブロック図である。
【図2】 図1に示す通信ケーブルのコネクタの構造例及び出力端末装置におけるコネクタ挿入検出部の構成例を示す図である。
【図3】 図1に示す出力端末装置における電力制御部の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図4】 通信接続処理と、CPUの遷移処理と、復帰遅延時間との関係を説明する図である。
【符号の説明】
10 ホストコンピュータ 20 プリンタ装置
21 I/O制御部 22 プリント制御部
23 印刷部 24 コネクタ挿入検出部
25 電力制御部 26、26 コネクタ
30 通信ケーブル 30a ケーブルコネクタ
211 インタフェース部 212 コマンド/データ解析部
213 バッファ 214 データ格納制御部
221 CPU 222 RAM
223 ROM 224 DMAC
241 リレー 241a リレー接点
242 抵抗 243 検出回路

Claims (3)

  1. 出力待機状態のときに消費電力を所定のレベルまで低減させる省電力モードを動作モードとして有すると共に所定の条件が満たされるときにその省電力モードを通常の動作モードに復帰させるようにした出力端末機器において、
    通信ケーブルにて当該出力端末機器が上位システムに接続されたことを検出する接続検出手段と、
    該接続検出手段にて検出された当該出力端末機器の上位システムへの接続をトリガとして上記省電力モードの解除指令を行なう省電力解除制御手段と、
    当該出力端末機器を前記通信ケーブルにて前記上位システムに接続した後に前記通信ケーブルに対応した通信プロトコルに従った前記上位システムと当該出力端末装置との間でバスリセットが行なわれるのに必要な時間と、前記出力端末装置の統括的な制御を行うCPUの省電力モード解除から通常の動作モードへの遷移処理が行われるのに必要な時間との関係に基づいて、前記遷移処理の開始時間を遅延させる遅延時間を設定する遅延時間設定手段とを有し
    前記省電力解除制御手段は、前記接続検出手段による当該出力端末機器の上位システムへの接続の検出時から前記遅延時間設定手段にて設定された前記遅延時間経過後に上記遷移処理を開始させるようにした出力端末機器。
  2. 請求項1に記載の出力端末機器において、
    上記遅延時間設定手段は、「0」の遅延時間を設定するようにした出力端末装置。
  3. 出力待機状態のときに消費電力を所定のレベルまで低減させる省電力モードを動作モードとして有すると共に所定の条件が満たされるときにその省電力モードを通常の動作モードに復帰させるようにした出力端末機器での制御処理をコンピュータに行わせるためのプログラムにおいて、該プログラムは前記コンピュータを、
    通信ケーブルにて当該出力端末機器が上位システムに接続されたことを検出する接続検出手段と、
    該接続検出手段にて検出された当該出力端末機器の上位システムへの接続をトリガとして上記省電力モードの解除指令を行なう省電力解除制御手段と、
    当該出力端末機器を前記通信ケーブルにて前記上位システムに接続した後に前記通信ケーブルに対応した通信プロトコルに従った前記上位システムと当該出力端末装置との間でバスリセットが行なわれるのに必要な時間と、前記出力端末装置の統括的な制御を行うCPUの省電力モード解除から通常の動作モードへの遷移処理が行われるのに必要な時間との関係に基づいて、前記遷移処理の開始時間を遅延させる遅延時間を設定する遅延時間設定手段として機能させ、
    前記省電力解除制御手段は、前記接続検出手段による当該出力端末機器の上位システムへの接続の検出時から前記遅延時間設定手段にて設定された前記遅延時間経過後に上記遷移処理を開始させるようにしたプログラム。
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