JP4870098B2 - 電子装置及び該電子装置の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子装置及び該電子装置の制御方法に係り、特に、それぞれがCPUを有する複数の制御部により構成され、画像処理装置等を構成して好適な電子装置及び該電子装置の制御方法に関する。
主電源の瞬断時にも正常に復帰可能とした電子装置に関する従来技術として、例えば、特許文献1等に記載された技術が知られている。この従来技術は、CPUを1つだけ備える電子装置に関するもので、電源の瞬断からCPUの動作を保持する手段として、電源の瞬断を検出する回路からの瞬段検出信号を、CPUの復帰時間よりも大きい時間遅延する遅延回路により遅延させ、その信号を割り込み信号としてCPUに出力する手段を備えることにより、電源の瞬断中にCPUを停止状態にし、電源の瞬断が連続して発生した場合にも、装置を正常処理に復帰させることができるようにしたものである。
また、他の従来技術として、例えば、特許文献2等に記載された技術が知られている。この従来技術は、それぞれがCPUを有する複数の制御部により構成された電子装置に関するもので、メインCPUとサブCPUとの間での通信異常を検出したときにだけ、メインCPUがサブCPUにリセットをかけ、サブCPUのみが初期化処理を実行するというものである。
実開昭63−122827号公報 特開2007−98775号公報
一般に、それぞれがCPUを有する複数の制御部により構成された電子装置は、主電源投入後の正常動作中に、主電源スイッチをOFFにし、1秒以内に再度主電源スイッチをONにすると、装置が正常動作に復帰しない場合があるという問題点を有している。例えば、電子装置がMFP、LP等の画像処理装置であるとした場合を例に説明すると、主電源投入後の正常動作中に、主電源スイッチをOFFにし、1秒以内に再度主電源スイッチをONにすると、電源回路上のコンデンサに蓄積された電荷が十分に放電されないことになる。このため、CPUを有する複数の制御部であるエンジンボードとコントローラボードとの間で、主電源ON時にCPU間で通信を行い、互いのCPUが初期化されたことを相互に確認した後にメイン処理が始まる画像処理装置は、主電源の瞬断が発生すると、それぞれがCPUを有する複数の制御部を構成する各ボード毎に、電源がOFFされたかされないかの状態が異なる場合があるため、ボード間の通信による装置の初期化を行うことができず、正常動作に復帰できない場合がある。
本発明の目的は、前述したような点に鑑み、主電源の瞬断発生時、電子装置内に存在する複数のCPUへの電源の通電状態が異なる場合であっても、ハングアップすることなく、正常動作に復帰することが可能な電子装置及び該電子装置の制御方法を提供することにある。
前記目的を達成するため本発明の第1の手段は、それぞれが制御手段としてのCPUを有する複数の制御部を備えて構成される電子装置において、前記複数の制御部の全ての制御手段から電源投入後の初期化完了情報を受け取って保持する初期化終了通知手段を備え、電子装置に対する電源に瞬断が発生した場合、電源がOFFとなった制御部の制御手段は、前記初期化終了通知手段に保持されている自制御手段の初期化完了情報を消去し、その後、自制御手段の初期化処理を行って前記初期化終了通知手段に自制御手段の初期化完了情報を書き込み、前記初期化終了通知手段は、一旦消去された初期化完了情報を含む全ての制御手段からの初期化完了情報が保持された時点で、前記全ての制御部の制御手段に初期化終了の割り込みを行い、前記初期化終了の割り込みを受けた制御部の制御手段のそれぞれは、他の制御部の制御手段との間での通信の初期化を行うことを特徴とする。
また、本発明の第2の手段は、第1の手段において、前記初期化終了通知手段は、内部にタイマ回路を備え、全ての制御手段からの初期化完了情報が保持された時点から前記タイマ回路に設定される一定時間経過後に、前記全ての制御部の制御手段に初期化終了の割り込みを行うことを特徴とする。
また、本発明の第3の手段は、第1の手段において、前記初期化終了通知手段は、前記複数の制御部の制御手段のどの制御部の制御手段からの初期化完了情報が変化したかを検知する手段を備え、前記初期化終了の割り込みを受けた制御部の制御手段のそれぞれは、前記初期化終了通知手段から初期化完了情報が変化した制御部の制御手段の情報を取得し、取得した制御部の制御手段との間でのみ通信の初期化を行うことを特徴とする。
また、本発明の第4の手段は、第1の手段において、前記制御部の1つにHDDが接続されており、このHDDが接続されている制御部の制御手段は、該制御手段が前記HDDにアクセスしているときに、前記初期化終了通知手段から初期化終了の割り込みを受けた場合、HDDへのアクセスを終了した後に、他の制御部の制御手段との間で通信の初期化を行うことを特徴とする。
また、本発明の第5の手段は、第1ないし第4のうちいずれか1の手段において、前記初期化終了通知手段は、電池が接続されており、主電源の瞬断時にも、前記電池から電力が供給されていることを特徴とする。
また、本発明の第6の手段は、第1ないし第4のうちいずれか1の手段において、前記初期化終了通知手段は、無停電電源装置から主電源スイッチを経由することなく電力が供給されていることを特徴とする。
また、本発明の第7の手段は、それぞれが制御手段としてのCPUを有する複数の制御部を備えて構成される電子装置の制御方法において、前記電力装置は、前記複数の制御部の全ての制御手段から電源投入後の初期化完了情報を受け取って保持する初期化終了通知手段を備え、電子装置に対する電源に瞬断が発生した場合、電源がOFFとなった制御部の制御手段は、前記初期化終了通知手段に保持されている自制御手段の初期化完了情報を消去し、その後、自制御手段の初期化処理を行って前記初期化終了通知手段に自制御手段の初期化完了情報を書き込み、前記初期化終了通知手段は、一旦消去された初期化完了情報を含む全ての制御手段からの初期化完了情報が保持された時点で、前記全ての制御部の制御手段に初期化終了の割り込みを行い、前記初期化終了の割り込みを受けた制御部の制御手段のそれぞれは、他の制御部の制御手段との間での通信の初期化を行うことを特徴とする。
また、本発明の第8の手段は、第7の手段において、前記初期化終了通知手段は、内部にタイマ回路を備え、全ての制御手段からの初期化完了情報が保持された時点から前記タイマ回路に設定される一定時間経過後に、前記全ての制御部の制御手段に初期化終了の割り込みを行うことを特徴とする。
また、本発明の第9の手段は、第7の手段において、前記初期化終了通知手段は、前記複数の制御部の制御手段のどの制御部の制御手段からの初期化完了情報が変化したかを検知する手段を備え、前記初期化終了の割り込みを受けた制御部の制御手段のそれぞれは、前記初期化終了通知手段から初期化完了情報が変化した制御部の制御手段の情報を取得し、取得した制御部の制御手段との間でのみ通信の初期化を行うことを特徴とする。
また、本発明の第10の手段は、第7の手段において、前記制御部の1つにHDDが接続されており、このHDDが接続されている制御部の制御手段は、該制御手段が前記HDDにアクセスしているときに、前記初期化終了通知手段から初期化終了の割り込みを受けた場合、HDDへのアクセスを終了した後に、他の制御部の制御手段との間で通信の初期化を行うことを特徴とする。
また、本発明の第11の手段は、第7ないし第10のうちいずれか1の手段において、前記初期化終了通知手段は、電池が接続されており、主電源の瞬断時にも、前記電池から電力が供給されていることを特徴とする。
また、本発明の第12の手段は、第7ないし第10のうちいずれか1の手段において、前記初期化終了通知手段は、無停電電源装置から主電源スイッチを経由することなく電力が供給されていることを特徴とする。
本発明によれば、主電源の瞬断発生時、電子装置内に存在する複数のCPUへの電源の通電状態が異なる場合であっても、ハングアップすることなく、正常動作に復帰することができる。
以下、本発明による電子装置及び該電子装置の制御方法の実施形態を図面により詳細に説明する。以下に説明する本発明の実施形態は、電子装置として画像処理装置を例としたものである。
図1Aは本発明の第1の実施形態による電子装置としての画像処理装置の構成を示すブロック図である。
図1Aに示す画像処理装置は、コントローラボード1301、2種類のエンジンボード1201、1901を備え、主電源スイッチ1101、AC−DC変換部1102を介して各ボードに電源が供給されるように構成されている。そして、各ボード上のCPUは、バス1701を介して相互に通信可能に接続されている。
コントローラボード1301には、初期化終了通知手段としての割り込み信号発生回路1401が設けられると共に、DC−DC変換部1302、CPU1303、ネットワークインタフェース制御部1311、ユーザインタフェース制御部1312、メモリ1304が設けられ、これらがバスを介して通信可能に接続されている。
DC−DC変換部1302は、AC−DC変換部1102からの直流電源をコントローラボード1301内で必要とする電圧としてCPU1303に供給すると共に、図示しない経路によりコントローラボード1301内の他の機能部へ電源の供給を行っている。
ネットワークインタフェース制御部1311は、ネットワークを介してコンピュータ1321等が接続されており、ネットワークを介してコンピュータ1321等との間でのデータの送受信の制御を行っている。また、ユーザインタフェース制御部1312には、画像処理装置の操作部1322が接続されており、ユーザインタフェース制御部1312は、操作部1322との間でのデータの送受信の制御を行っている。
2種類のエンジンボード1201、1901の一方のエンジンボード1201は、スキャナ制御用のエンジンであり、エンジンボードに接続されたスキャナ1221の制御を行うスキャナ制御部1211、DC−DC変換部1202、CPU1203、メモリ1204を有し、これらがバスを介して通信可能に接続されて構成されている。
DC−DC変換部1202は、AC−DC変換部1102からの直流電源をエンジンボード1201内で必要とする電圧としてCPU1203に供給すると共に、図示しない経路によりエンジンボード1201内の他の機能部へ電源の供給を行っている。
2種類のエンジンボード1201、1901の他方のエンジンボード1901は、印刷制御用のエンジンであり、エンジンボード1901に接続された印刷エンジン1921を制御する印刷エンジン制御部1911がスキャナ制御部1211に代って設けられる点以外、前述したエンジンボード1201と同様に構成されている。
前述において、割り込み信号発生回路1401は、全てのボードのCPUからのCPU初期化完了情報が入力されて、CPU初期化完了情報を全てのCPUの分保持し、全てのボードのCPUに対して、割り込み信号を出力する。
図1Aに示す画像処理装置は、コントローラボード上に割り込み信号発生回路1401が設けられて構成されるとして示しているが、割り込み信号発生回路1401は、エンジンボードに設けられていてもよく、また、さらに別のボードに設けられていてもよい。
図1Bは図1Aに示す画像処理装置に主電源が投入されたときからメイン処理を実行するまでの処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)主電源が投入された後、コントローラボードやエンジンボード内のCPUは、CPU初期化完了情報を“0”として、割り込み信号発生回路に出力し、割り込み信号発生回路のCPU初期化完了情報を消去する(ステップS221b、S231b、S222b、S232b)。
(2)コントローラボードやエンジンボード内のCPUは、内部レジスタや周辺のメモリの初期化処理を行う。なお、ここでの初期化処理の詳細については、図1Dに示すフローにより後述する(ステップS223b、S233b)。
(3)ステップS223b、S233bでのCPUの初期化処理の完了後、コントローラボードやエンジンボード内のCPUは、CPU初期化完了情報を“1”として、割り込み信号発生回路に出力して、CPU初期化完了情報を割り込み信号発生回路に書き込む(ステップS224b、S234b、S225b、S235b)。
(4)割り込み信号発生回路は、画像処理装置内の全てのボードのCPUからCPU初期化完了情報が入力された時点で、割り込み信号を全てのボードのCPUに出力して初期化終了を通知する(ステップS241b、242b)。
(5)全てのボードのCPUは、割り込み信号発生回路からの割り込み信号が入力されると、他のボードのCPUとの間で通信を行い、通信の初期化を行って、割り込み復帰処理を実行する(ステップS226b、S236b、S227b、S237b、S228b、S238b)。
(6)通信の初期化が完了した後、全てのボードのCPUは、メイン処理を実行する。なお、メイン処理の詳細については、図1Eに示すフローにより後述する(ステップS229b、S239b)。
図1Dは図1BのステップS223b、S233bでのCPUの初期化処理の詳細な処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)処理が開始されると、まず、CPUの内部にある、コンフィグレーションレジスタの設定を行うと共に、CPUに接続されている周辺メモリの初期化として、CPUに接続されている周辺メモリの内部にあるコンフィグレーションレジスタの設定、周辺メモリの動作クロック周波数の設定、周辺メモリの動作モードの設定を行う(ステップC1〜C5)。
(2)その後、CPUの内部にある通信ポートの設定処理として、通信速度の設定、どの通信ポートを使用するかの通信ポートの選択、設定を行う(ステップC6、C7)。
図1Eは図1BのステップS229b、S239bでのメイン処理の詳細な処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)処理が開始されると、まず、アプリケーションを起動し、アプリケーションの初期化処理として、印刷処理、コピー処理、スキャナ処理、FAX処理の各アプリケーションのイニシャル処理を行うと共に、サービス層との通信の確立を行う(ステップM1〜M4)。
(2)次に、システムの初期設定を行い、操作画面の構築、用紙の設定、時刻の設定、ネットワークの設定を行う(ステップM5〜M9)。
(3)その後、処理命令待ち状態となり、処理命令があると、処理命令の内容に応じて、各アプリケーションの処理として、印刷処理、コピー処理、スキャナ処理、FAX処理等を実行する(ステップM10〜M52)。
一般に、図1Aに示すような構成を持つ画像処理装置は、主電源の瞬断発生時、エンジンボードとコントローラボードとの双方共に確実に電源断になるとは限らない。仮に、主電源の瞬断が発生したときに、コントローラボードの電源が断となり、エンジンボードの電源が正常でエンジンボードが正常動作のままでいるものとすると、コントローラボードのCPUは、エンジンボードのCPUとの通信の初期化時、エンジンボードのCPUが初期化を完了したことを検知しようとする。しかし、エンジンボードのCPUは、電源の瞬断後も正常動作を継続しているため、コントローラボードのCPUとの通信の初期化を行う必要がなく、コントローラボードに対して、エンジンボードのCPUが初期化完了の通知を行うことはない。コントローラボードのCPUは、エンジンボードのCPUから初期化完了の通知を受け取れなければ、メイン処理を開始することができない。そのために、装置が正常に立ち上がらなくなってしまう。
本発明の実施形態では、主電源の瞬断発生時、エンジンボードとコントローラボードとの双方共に確実に電源断にならないような場合にも、主電源の瞬断発生時に装置を正常に立ち上げることができる。
図1Cは図1Aに示す画像処理装置がメイン処理の実行中に主電源の瞬断が発生し、再度メイン処理に復帰するまで処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。ここで説明する処理の例は、主電源の瞬断が発生したとき、コントローラボードの電源が完全にOFFになり、エンジンボードの電源はONのままである場合における処理の例である。
(1)主電源の瞬断が発生後、コントローラボードは、コントローラボードの電源が完全にOFFになるため、コントローラボード内のCPUにハードウェアリセットがかかる。これにより、コントローラボード内のCPUは、CPU初期化完了情報を“0”として割り込み信号発生回路に出力して、割り込み信号発生回路内のCPU初期化完了情報を消去する(ステップS231c、S2312c、S232c)。
(2)一方、エンジンボードは、主電源の瞬断が発生した後も、エンジンボードの電源がONのままであるため、そのままメイン処理を続けている(ステップS221c、S2212c、S2213c)。
(3)コントローラボード内のCPUは、ステップS232cの処理の後、内部レジスタや周辺のメモリの初期化処理を行い、初期化処理の終了後、CPU初期化完了情報を“1”として割り込み信号発生回路に出力して、割り込み信号発生回路内のCPU初期化完了情報を書き込む(ステップS233c〜S235c)。
(4)割り込み信号発生回路は、電源の瞬断が発生した時点で、電源がOFFとなったボードのCPUが、一度、CPU初期化完了情報を“0”として割り込み信号発生回路に出力するため、割り込み信号発生回路内に保持しているそのCPUのCPU初期化完了情報が“0”になっている。そして、割り込み信号発生回路は、全てのボードのCPUからのCPU初期化完了情報が“1”に変化した時点で、割り込み信号を全てのボードのCPUに出力する(ステップS241c、S242c)。
(5)全てのボードのCPUは、割り込み信号発生回路からの割り込み信号が入力されると、他のボードのCPUとの間で通信を行い、通信の初期化を行って、割り込み復帰処理を実行する(ステップS226c、S236c、S227c、S237c、S228c、S238c)。
(6)通信の初期化が完了した後、全てのボードのCPUは、メイン処理を実行する。なお、メイン処理の詳細は、図1Eに示すフローにより説明したと同様である(ステップS229c、S239c)。
前述した本発明の実施形態での処理によれば、主電源の瞬断発生時、エンジンボードとコントローラボードとで、通電状態が異なり、仮に、コントローラボードの電源が完全にOFFになり、エンジンボードの電源はONのままになる、という状態になったとしても、コントローラボードのCPUが再度初期化完了した時点で、割り込み信号発生回路が、エンジンボードとコントローラボードとの双方のCPUに割り込み信号を出力することができる。
このため、エンジンボードとコントローラボードとの双方のCPUが割り込み処理に入り、CPUボード間の通信の初期化を行うことができ、装置をハングアップさせることなく、確実に正常動作して立ち上げることができる。
また、前述した本発明の実施形態での処理によれば、割り込み処理とすることにより、主電源の瞬断発生時に電源はONのままであったボードのCPUは、レジスタやメモリの初期化処理を行うことなく、各ボードのCPU相互間の通信の初期化から実行を開始することができ、装置の起動時間を短縮することができる。
前述までに説明した本発明の第1の実施形態は、主電源の瞬断があった後、割り込み信号発生回路から割り込み信号が発生した直後に、再度、主電源の瞬断が連続で発生した場合、全てのボードのCPU初期化完了情報が割り込み信号発生回路に書き込まれた直後に、割り込み信号発生回路が割り込み信号を出力することになるので、割り込み信号も連続で発生させてしまうことになる。このように、各ボードのCPU相互間の通信の初期化中に再度割り込み信号が発生すると、多重割り込み処理となり、装置が正常に動作することができなくなる可能性がある。
図2Aは主電源の瞬断が連続して発生する場合、割り込み信号発生回路からの割り込み信号も連続して発生してしまうことを示すタイムチャートであり、次に、これについて説明する。
図2Aにおいて、主電源の投入により全てのボードの電源が入れられてそれぞれのボードのCPUからCPU初期化完了情報15022a、15032a、15092aが割り込み信号発生回路に入力されると、割り込み信号発生回路から最初の割り込み信号16012aが出力される。その直後に主電源の瞬断が発生し、この瞬断により1つのボードの電源だけが断となったとすると、そのボードのCPUからのCPU初期化完了情報、ここでは、CPU初期化完了情報15032aが“1”→“0”→“1”と変化することになる。
割り込み信号発生回路は、CPU初期化完了情報15032aが“0”→“1”と変化した後、入力されているCPU初期化完了情報の全てが“1”になった時点で、割り込み信号を出力するため、最初の主電源投入時と1回目の瞬断発生時との2度にわたり、割り込み信号を出力してしまうことになり、多重割り込み処理となって、装置が正常に動作することができなくなる可能性がある。
本発明の実施形態では、前述のような不具合を防止するため、割り込み信号発生回路の内部にタイマ回路を設け、全てのCPU初期化完了情報が割り込み信号発生回路に書き込まれた後、割り込み信号発生回路の内部のタイマ回路により、一定時間経過後に割り込み信号を出力することにより、2度にわたる割り込み信号を出力してしまうことを防止して、装置が正常に動作することができるようにすることができる。
図2Bは主電源の瞬断が連続して発生する場合に、割り込み信号発生回路内部のタイマ回路により、一定時間経過後に割り込み信号を出力する本発明の実施形態でのタイムチャートである。
図2Bにおいて、主電源の投入により全てのボードの電源が入れられてそれぞれのボードのCPUからCPU初期化完了情報15022a、15032a、15092aが割り込み信号発生回路に入力されると、割り込み信号発生回路は、割り込み信号を出力しようとするが、この割り込み信号は、タイマ回路により直ぐには出力されないことになる。そして、タイマ回路のタイムオーバーまでの間に、主電源の瞬断が発生し、この瞬断により1つのボードの電源だけが断となったとすると、そのボードのCPUからのCPU初期化完了情報、ここでは、CPU初期化完了情報15032bが“1”→“0”→“1”と変化することになる。割り込み信号発生回路は、CPU初期化完了情報15032bが“0”→“1”と変化した後、入力されているCPU初期化完了情報の全てが“1”になった時点から一定時間経過後に割り込み信号16012bを出力する。
前述したように、割り込み信号発生回路の内部にタイマを持たせ、割り込み信号の出力タイミングを遅らせることにより、2度にわたる割り込み信号を出力してしまうことを防止して、装置を正常に動作させるようにすることができる。
前述した例では、主電源の投入の後、全てのボードのCPUからCPU初期化完了情報が割り込み信号発生回路に入力された直後に主電源の瞬断が発生したものとしたが、主電源の瞬断が連続して生起した場合も、同様に2度にわたる割り込み信号の出力を防止することができる。
前述までに説明した本発明の第1の実施形態は、画像処理装置がCPUを有するボードを3個以上備えて構成される場合、割り込み信号発生回路からの割り込み信号を各ボードのCPUが受信した後に実行する通信の初期化を、前述した複数のボードの全てのCPU相互間で行う必要のあるものである。この結果、主電源の瞬断後も正常動作を続けているボードのCPUも、他のCPUとの間で通信の初期化を行わなければならず、ボード間の通信の初期化に時間がかかってしまうことになる。
本発明の実施形態では、前述のような不具合を防止するため、割り込み信号発生回路内部に、どのボードのCPU初期化完了情報が変化したかを検知する手段を備え、全てのボードのCPUが、割り込み信号発生回路からの割り込み信号を受信した時点で、どのボードのCPUが再度初期化完了したかを割り込み信号発生回路に問い合わせて把握することにより、再度の初期化が完了したCPUとの間でのみ通信の初期化を行うようにすることができる。
図3Aは割り込み信号発生回路の内部で、どのボードのCPU初期化完了情報が変化したかを検知する動作を説明するタイムチャートであり、次に、これについて説明する。
図3Aにおいて、主電源の投入により全てのボードの電源が入れられてそれぞれのボードのCPUからCPU初期化完了情報15023a、15033a、15093aが割り込み信号発生回路に入力されると、割り込み信号発生回路から最初の割り込み信号16012aが出力されてメイン処理が実行される。このメイン処理の実行中に主電源の瞬断が発生し、この瞬断により1つのボードの電源だけが断となったとすると、そのボードのCPUからのCPU初期化完了情報、ここでは、CPU初期化完了情報15033aが“1”→“0”→“1”と変化することになる。
割り込み信号発生回路は、どのボードのCPU初期化完了情報が変化したかを検知するため、常に1クロック前の各ボードのCPU初期化完了情報の状態を保持しておく。これにより、割り込み信号発生回路は、CPU初期化完了情報が“0”→“1”と変化したボードがどれかを判断することができる。図3Aに示す例では、瞬断によりボードの電源が断となったボードのCPUからのCPU初期化完了情報15033aが“0”→“1”と変化しているので、このCPU初期化完了情報を出力したCPUが、瞬断発生で電源断となったCPUであると判断することができる。
図3Bは図1Aに示す画像処理装置に主電源が投入されたとき、あるいは、正常動作中に主電源に瞬断が発生したときからメイン処理を実行するまでの処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)主電源が投入された後、あるいは、正常動作中に主電源に瞬断が発生して電源断となった後、コントローラボードやエンジンボード内のCPUは、CPU初期化完了情報を“0”として、割り込み信号発生回路に出力し、割り込み信号発生回路のCPU初期化完了情報を消去する(ステップS321、S331、S322、S332)。
(2)コントローラボードやエンジンボード内のCPUは、内部レジスタや周辺のメモリの初期化処理を行う。なお、ここでの初期化処理の詳細については、図1Dに示して説明したと同様である(ステップS323、S333)。
(3)ステップS323、S333でのCPUの初期化処理の完了後、コントローラボードやエンジンボード内のCPUは、CPU初期化完了情報を“1”として、割り込み信号発生回路に出力して、CPU初期化完了情報を割り込み信号発生回路に書き込む(ステップS324、S334、S325、S335)。
(4)割り込み信号発生回路は、画像処理装置内の全てのボードのCPUからCPU初期化完了情報が入力された時点で、割り込み信号を全てのボードのCPUに出力する(ステップS341、342)。
(5)全てのボードのCPUは、割り込み信号発生回路からの割り込み信号が入力されると、どのボードのCPUが再度初期化完了したかを割り込み信号発生回路に問い合わせて検知する(ステップS326、S336、S3271、S371)。
(6)その後、各ボードのCPUは、CPU初期化完了情報が変化し、再度初期化完了したボードのCPUとの間でのみ通信を行い、通信の初期化を行って、割り込み復帰処理を実行する(ステップS3272、S3372、S328、S338)。
(7)通信の初期化が完了した後、全てのボードのCPUは、メイン処理を実行する。なお、メイン処理の詳細については、図1Eに示して説明した場合と同様である(ステップS329、S339)。
前述したように、割り込み信号発生回路の内部に、どのボードのCPU初期化完了情報が変化したかを検知する手段を備え、この検知結果を各ボードのCPUに取り込ませるようにすることにより、仮に、主電源の瞬断により3個のボードのうち1個のみのボードのCPUの電源が断し、残りの2個のボードのCPUが電源断せず正常動作を続けているような場合に、正常動作を続けているCPU相互間の通信の初期化処理を省略することができ、通信の初期化処理にかかる時間を短縮することができる。
図4Aは本発明の第2の実施形態による電子装置としての画像処理装置の構成を示すブロック図である。
図4Aに示す本発明の第2の実施形態は、図1Aに示して説明した画像処理装置のコントローラボード1301にHDD(Hard Disk Drive)制御部4313を設けて、HDD4323を接続したものであり、その他の構成は、図1Aに示したものと同一である。
図4Aに示すようにHDD4323が設けられた装置は、コントローラボード1301のCPU1303がHDD4323へのデータの書き込み中に、主電源の瞬断が発生して、割り込み信号発生回路からの割り込み信号がCPU1303に入力されると、その割り込み処理によってHDD4323への書き込みが中断され、HDD4323へデータを正常に書き込んでいない状態でHDD4323への書き込み動作が終了してしまう可能性がある。
本発明の第2の実施形態は、コントローラボードのCPUが割り込み信号発生回路からの割り込み信号を受信したときに、HDDへの書き込みが終了するまで、コントローラボードのCPUが割り込み処理に入らないようにして、HDD内のデータを保証することができるようにしている。
図4Bは図4Aに示す画像処理装置がメイン処理の中でHDDへの書き込みの実行中に主電源の瞬断が発生し、再度メイン処理に復帰するまで処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。ここで説明する処理の例は、主電源の瞬断が発生したとき、エンジンボードの電源が完全にOFFになり、コントローラボードの電源はONのままである場合における処理の例である。
(1)主電源の瞬断が発生後、エンジンボードは、エンジンボードの電源が完全にOFFになるため、エンジンボード内のCPUにハードウェアリセットがかかる。これにより、エンジンボード内のCPUは、CPU初期化完了情報を“0”として割り込み信号発生回路に出力して、割り込み信号発生回路内のCPU初期化完了情報を消去する(ステップS421、S4212、S422)。
(2)一方、コントローラボードは、主電源の瞬断が発生した後も、コントローラボードの電源がONのままであるため、そのままメイン処理を続けている(ステップS431、S4312、S4313)。
(3)エンジンボード内のCPUは、ステップS422の処理の後、内部レジスタや周辺のメモリの初期化処理を行い、初期化処理の終了後、CPU初期化完了情報を“1”として割り込み信号発生回路に出力して、割り込み信号発生回路内のCPU初期化完了情報を書き込む(ステップS423〜S425)。
(4)割り込み信号発生回路は、電源の瞬断が発生した時点で、電源がOFFとなったボードのCPUが、一度、CPU初期化完了情報を“0”として割り込み信号発生回路に出力するため、割り込み信号発生回路内に保持しているそのCPUのCPU初期化完了情報が“0”になっている。そして、割り込み信号発生回路は、全てのボードのCPUからのCPU初期化完了情報が“1”に変化した時点で、割り込み信号を全てのボードのCPUに出力する(ステップS441、S442)。
(5)エンジンボードのCPUは、割り込み信号発生回路からの割り込み信号が入力されると、他のボードのCPUとの間で通信を行い、通信の初期化を行って、割り込み復帰処理を実行し、その後、メイン処理を実行する(ステップS426〜S429)。
(6)一方、コントローラボードのCPUは、割り込み信号発生回路からの割り込み信号が入力されると、まず、HDDへのデータの書き込み中か否かを判断し、書き込み中であれば、書き込み終了を待つ(ステップS436、S4362〜S4364)。
(7)ステップS436の判定で、HDDへのデータの書き込み中でなかった場合、あるいは、書き込みが終了した時点で、他のボードのCPUとの間で通信を行い、通信の初期化を行って、割り込み復帰処理を実行し、その後、メイン処理を実行する(ステップS437〜S439)。
前述した本発明の第2の実施形態によれば、コントローラのCPUが割り込み発生回路からの割り込み信号を受信したときに、HDDへの書き込みが終了するまで、割り込み処理に入らないため、HDD内のデータを保証することができる。
図5は本発明の第3の実施形態による電子装置としての画像処理装置の構成を示すブロック図である。
図5に示す本発明の第3の実施形態は、図1Aに示して説明した画像処理装置のコントローラボード1301に設けられている割り込み信号発生回路1403に電池5901から電源を供給するようにしたものであり、その他の構成は、図1Aに示したものと同一である。
前述した本発明の第3の実施形態によれば、画像処理装置の主電源に瞬断が発生した場合にも、割り込み信号発生回路の電源電圧を動作電圧値で保持することができるため、割り込み信号発生回路がエンジンボードまたはコントローラボードのいづれに存在していても、割り込み信号発生回路の電源電圧が下がってしまって、CPU初期化完了情報を受信できなかったり、割り込み信号を出力することができなくなることを防止して、CPU初期化完了情報を確実に受信し、割り込み信号を出力することができる。
図6は本発明の第4の実施形態による電子装置としての画像処理装置の構成を示すブロック図である。
図6に示す本発明の第4の実施形態は、図1Aに示して説明した画像処理装置の電源として無停電電源装置を使用し、コントローラボードの割り込み信号発生回路に主電源スイッチを介さずに電源を供給するようにした例である。そして、図6に示す画像処理装置は、図1Aに示して説明した画像処理装置に、主電源スイッチ1101を経由して各ボードに電力を供給する無停電電源装置6102と、この無停電電源装置6102からの交流電力を主電源スイッチ1101を介することなく受けて直流とするAC−DC変換部6103と、コントローラボード1301内に設けられて割り込み信号発生回路1401に電力を供給するDC−DC変換部6602とが設けられて構成される。
前述したような本発明の第4の実施形態は、割り込み信号発生回路の電源を、画像処理装置の主電源スイッチを経由せずに、直接無停電電源装置から供給することとしているため、画像処理装置の主電源スイッチの状態に関わらず割り込み信号発生回路に電源を供給することができる。これにより、画像処理装置が無停電電源装置から電源の供給を受けていても、画像処理装置の主電源スイッチがユーザによりOFFされた後、1秒程度以内にONされるような主電源の瞬断が発生したと同様の状況となった場合にも、割り込み信号発生回路が、正常に割り込み信号を出力することができる。
前述した本発明の実施形態での各処理は、プログラムにより構成し、本発明が備えるCPUに実行させることができ、また、それらのプログラムは、FD、CDROM、DVD等の記録媒体に格納して提供することができ、また、ネットワークを介してディジタル情報により提供することができる。
本発明の第1の実施形態による電子装置としての画像処理装置の構成を示すブロック図である。 図1Aに示す画像処理装置に主電源が投入されたときからメイン処理を実行するまでの処理動作を説明するフローチャートである。 図1Aに示す画像処理装置がメイン処理の実行中に主電源の瞬断が発生し、再度メイン処理に復帰するまで処理動作を説明するフローチャートである。 図1BのステップS223b、S233bでのCPUの初期化処理の詳細な処理動作を説明するフローチャートである。 図1BのステップS229b、S239bでのメイン処理の詳細な処理動作を説明するフローチャートである。 主電源の瞬断が連続して発生する場合、割り込み信号発生回路からの割り込み信号も連続して発生してしまうことを示すタイムチャートである。 主電源の瞬断が連続して発生する場合に、割り込み信号発生回路内部のタイマ回路により、一定時間経過後に割り込み信号を出力する本発明の実施形態でのタイムチャートである。 割り込み信号発生回路の内部で、どのボードのCPU初期化完了情報が変化したかを検知する動作を説明するタイムチャートである。 図1Aに示す画像処理装置に主電源が投入されたとき、あるいは、正常動作中に主電源に瞬断が発生したときからメイン処理を実行するまでの処理動作を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態による電子装置としての画像処理装置の構成を示すブロック図である。 図4Aに示す画像処理装置がメイン処理の中でHDDへの書き込みの実行中に主電源の瞬断が発生し、再度メイン処理に復帰するまで処理動作を説明するフローチャートである。 本発明の第3の実施形態による電子装置としての画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態による電子装置としての画像処理装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1101 主電源スイッチ
1102、6103 AC−DC変換部
1201、1901 エンジンボード
1202、1302、6602、1902 DC−DC変換部
1203、1303、1903 CPU
1204、1304、1904 メモリ
1211 スキャナ制御部
1221 スキャナ
1301 コントローラボード
1311 ネットワークインタフェース制御部
1312 ユーザインタフェース制御部
1321 コンピュータ
1322 操作部
1401 割り込み信号発生回路
1911 印刷エンジン制御部
1921 印刷エンジン
4313 HDD制御部
4323 ハードディスクドライブ
5901 電池
6102 無停電電源装置

Claims (12)

  1. それぞれが制御手段としてのCPUを有する複数の制御部を備えて構成される電子装置において、
    前記複数の制御部の全ての制御手段から電源投入後の初期化完了情報を受け取って保持する初期化終了通知手段を備え、
    電子装置に対する電源に瞬断が発生した場合、電源がOFFとなった制御部の制御手段は、前記初期化終了通知手段に保持されている自制御手段の初期化完了情報を消去し、その後、自制御手段の初期化処理を行って前記初期化終了通知手段に自制御手段の初期化完了情報を書き込み、
    前記初期化終了通知手段は、一旦消去された初期化完了情報を含む全ての制御手段からの初期化完了情報が保持された時点で、前記全ての制御部の制御手段に初期化終了の割り込みを行い、
    前記初期化終了の割り込みを受けた制御部の制御手段のそれぞれは、他の制御部の制御手段との間での通信の初期化を行うことを特徴とする電子装置。
  2. 請求項1記載の電子装置において、
    前記初期化終了通知手段は、内部にタイマ回路を備え、全ての制御手段からの初期化完了情報が保持された時点から前記タイマ回路に設定される一定時間経過後に、前記全ての制御部の制御手段に初期化終了の割り込みを行うことを特徴とする電子装置。
  3. 請求項1記載の電子装置において、
    前記初期化終了通知手段は、前記複数の制御部の制御手段のどの制御部の制御手段からの初期化完了情報が変化したかを検知する手段を備え、
    前記初期化終了の割り込みを受けた制御部の制御手段のそれぞれは、前記初期化終了通知手段から初期化完了情報が変化した制御部の制御手段の情報を取得し、取得した制御部の制御手段との間でのみ通信の初期化を行うことを特徴とする電子装置。
  4. 請求項1記載の電子装置において、
    前記制御部の1つにHDDが接続されており、このHDDが接続されている制御部の制御手段は、該制御手段が前記HDDにアクセスしているときに、前記初期化終了通知手段から初期化終了の割り込みを受けた場合、HDDへのアクセスを終了した後に、他の制御部の制御手段との間で通信の初期化を行うことを特徴とする電子装置。
  5. 請求項1ないし4のうちいずれか1記載の電子装置において、
    前記初期化終了通知手段は、電池が接続されており、主電源の瞬断時にも、前記電池から電力が供給されていることを特徴とする電子装置。
  6. 請求項1ないし4のうちいずれか1記載の電子装置において、
    前記初期化終了通知手段は、無停電電源装置から主電源スイッチを経由することなく電力が供給されていることを特徴とする電子装置。
  7. それぞれが制御手段としてのCPUを有する複数の制御部を備えて構成される電子装置の制御方法において、
    前記電力装置は、前記複数の制御部の全ての制御手段から電源投入後の初期化完了情報を受け取って保持する初期化終了通知手段を備え、
    電子装置に対する電源に瞬断が発生した場合、電源がOFFとなった制御部の制御手段は、前記初期化終了通知手段に保持されている自制御手段の初期化完了情報を消去し、その後、自制御手段の初期化処理を行って前記初期化終了通知手段に自制御手段の初期化完了情報を書き込み、
    前記初期化終了通知手段は、一旦消去された初期化完了情報を含む全ての制御手段からの初期化完了情報が保持された時点で、前記全ての制御部の制御手段に初期化終了の割り込みを行い、
    前記初期化終了の割り込みを受けた制御部の制御手段のそれぞれは、他の制御部の制御手段との間での通信の初期化を行うことを特徴とする電子装置の制御方法。
  8. 請求項7記載の電子装置の制御方法において、
    前記初期化終了通知手段は、内部にタイマ回路を備え、全ての制御手段からの初期化完了情報が保持された時点から前記タイマ回路に設定される一定時間経過後に、前記全ての制御部の制御手段に初期化終了の割り込みを行うことを特徴とする電子装置の制御方法。
  9. 請求項7記載の電子装置の制御方法において、
    前記初期化終了通知手段は、前記複数の制御部の制御手段のどの制御部の制御手段からの初期化完了情報が変化したかを検知する手段を備え、
    前記初期化終了の割り込みを受けた制御部の制御手段のそれぞれは、前記初期化終了通知手段から初期化完了情報が変化した制御部の制御手段の情報を取得し、取得した制御部の制御手段との間でのみ通信の初期化を行うことを特徴とする電子装置の制御方法。
  10. 請求項7記載の電子装置の制御方法において、
    前記制御部の1つにHDDが接続されており、このHDDが接続されている制御部の制御手段は、該制御手段が前記HDDにアクセスしているときに、前記初期化終了通知手段から初期化終了の割り込みを受けた場合、HDDへのアクセスを終了した後に、他の制御部の制御手段との間で通信の初期化を行うことを特徴とする電子装置の制御方法。
  11. 請求項7ないし10のうちいずれか1記載の電子装置の制御方法において、
    前記初期化終了通知手段は、電池が接続されており、主電源の瞬断時にも、前記電池から電力が供給されていることを特徴とする電子装置の制御方法。
  12. 請求項7ないし11のうちいずれか1記載の電子装置の制御方法において、
    前記初期化終了通知手段は、無停電電源装置から主電源スイッチを経由することなく電力が供給されていることを特徴とする電子装置の制御方法。
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