JP5166986B2 - 電子制御装置 - Google Patents

電子制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5166986B2
JP5166986B2 JP2008162175A JP2008162175A JP5166986B2 JP 5166986 B2 JP5166986 B2 JP 5166986B2 JP 2008162175 A JP2008162175 A JP 2008162175A JP 2008162175 A JP2008162175 A JP 2008162175A JP 5166986 B2 JP5166986 B2 JP 5166986B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control element
peripheral circuit
cpu
control
switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008162175A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010000716A (ja
Inventor
小林  隆
Original Assignee
株式会社沖データ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社沖データ filed Critical 株式会社沖データ
Priority to JP2008162175A priority Critical patent/JP5166986B2/ja
Publication of JP2010000716A publication Critical patent/JP2010000716A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5166986B2 publication Critical patent/JP5166986B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Power Sources (AREA)

Description

本発明は所定の周辺回路を制御するための制御素子を備えた電子制御装置に関するものである。
画像をメモリ上に描画して処理する場合、通常、CPUなどの処理装置によって、所定の画像処理が行なわれており、たとえば、市販のプリンタなどの装置では、印刷する画像の描画処理のため、単一のCPUが使用され、バンドメモリ上にオブジェクトを順番に1つずつ描画することが行われている。また、1ページ分や1画面分の画像データを単独のCPUではなく、複数のCPUを用いた並列処理を行なって演算を実行する装置に知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このような複数のCPUを用いた並列処理を行なって演算を実行する装置では、SMP(Symmetric Multi-Processor)構成が採用され、プログラムタスクの実行を優先順位付きでスケジューリングし、それぞれのCPU上で複数のプログラムタスクを同時に並行に実行させている。単一のCPUで処理を行なう場合に比較して、装置全体でのスループットを高くすることが可能であり、高速な処理が実現可能である。
特開2001−287412号公報
上述の如き複数のCPUを使用して並列処理を行なって演算を実行する装置では、非常にサイズの大きな画像データに対しては並列処理による高速処理が実現される。ところが、複数のCPUを用いて並列処理する場合には、消費される電力もCPUの数に応じて増加することになり、例えばプリンタなどの印刷装置では、通常動作の場合と待機状態の場合では必要とされる電力も異なることから、通常動作を基準とした設計では十分な省電力化が実現されないことになる。また、CPU自体でも、待機状態の節電モードと通常モードに切り替えることが可能なデバイスも存在するが、高速データ処理に対応して処理能力の高い高速なCPUを採用した場合では、待機用の節電モードでの動作でも通常モードの高い消費電力の状態に比べて低消費電力となるに過ぎず、システムとして十分な低消費電力が行われているとは言いがたい状態であった。
そこで、本発明は、上述の技術的な課題に鑑み、所要の画像データを演算処理するような電子制御装置において、消費電力を抑えながら動作できる電子制御装置の提供を目的とする。
本発明の電子制御装置は、上述の技術的な課題を解決するため、周辺回路と、所定の消費電力で作動し前記周辺回路を制御する第1の制御素子と、前記第1の制御素子の前記消費電力よりも小さい消費電力で作動し前記周辺回路を制御する第2の制御素子と、通常状態のときは前記第1の制御素子で前記周辺回路を制御させると共に前記第2の制御素子の作動を停止させ、待機状態のときは前記第2の制御素子で前記周辺回路を制御させると共に前記第1の制御素子の作動を停止させる切り替え制御部とを備え、前記周辺回路は通常状態、又は待機状態の何れの状態においても電源が供給され、前記第1の制御素子と前記第2の制御素子とで共通にアクセス可能となるように構成された共通回路部分を有し、前記切り替え制御部は通常状態から待機状態への移行のときは前記第2の制御素子が前記共通回路部分にアクセスして起動するよう制御し、待機状態から通常状態への移行のときは前記第1の制御素子が前記共通回路部分にアクセスして起動するよう制御することを特徴とする。
2つの異なる消費電力の制御素子を選択的に使用することで、待機状態の時には消費電力の大きな制御素子の作動を停止させて、全体的な消費電力を抑えることができる。通常の動作状態時には、消費電力が大きくとも性能の高い側の制御素子を作動させることができ、節電による能力の低下などは発生しない。
[第1の実施形態]
本発明の電子制御装置を用いた画像形成装置の好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態の画像形成装置は、印刷を行う印刷装置の例であり、図1に示すような印刷システムを構築している。
図1に示すように、複数台の使用者が使用する使用者パソコン1〜3と画像形成装置4がネットワークにより接続されている。例えば、使用者パソコン1を使用者が操作して印刷命令を出した場合には、他の使用者パソコン2、3と共用の画像形成装置4が使用者パソコン1からの命令に基づき印刷を実行することができる。
図2は画像形成装置4の構成を示すブロック図である。画像形成装置4はネットワークインターフェースを持ち、使用者パソコン1〜3より送られたデータをRAM24に一旦蓄え、CPUにより解析し、ラスターデータに展開した後、後述する画像形成手段21により印刷するものである。
画像形成装置4と使用者パソコン1〜3を接続するためのネットワーク通信回線10にネットワークインターフェース制御部11が接続される。このネットワーク通信回線10は、例えばツイストペア線であってEthernet(登録商標)方式に対応する。ネットワーク通信回線10により外部のネットワークに接続される。画像形成装置4には、バス19が設けられ、このバス19によりメモリ制御部20と第1のCPU(CPU1)16、第2のCPU(CPU2)17が接続される。第1のCPU(CPU1)16、第2のCPU(CPU2)17が第1の制御素子、第2の制御素子として機能する。
制御素子切り替え部12は、詳細については後述するが、第1の制御素子、第2の制御素子である第1のCPU16、第2のCPU17を通常状態と待機状態の間で選択する機能を有する。ネットワークインターフェース制御部11から各CPU16、17には、割り込み信号線13が接続されており、割り込み信号線13の信号は、外部より通信データを受信し、受信したデータをRAM24に格納完了した際に有効になる。
CPU1_RESET信号線14は、第1の制御素子である第1のCPU16の機能を停止させるためのリセット信号を制御素子切り替え部12から第1のCPU16に伝達する信号線である。リセット信号は "L"レベルの時にリセットであり、"H"レベルの時に非リセットとされる。同様に、CPU2_RESET信号線15は、第2の制御素子である第2のCPU17の機能を停止させるためのリセット信号を制御素子切り替え部12から第2のCPU17に伝達する信号線である。CPU2_RESET信号線15の信号の内容はCPU1_RESET信号線14の信号と同じである。
第1のCPU16は第1の制御素子であり、例えばフリースケール社製のMPC7447 1420MHzと同等品と設定される。この第1のCPU16においては、通常動作時の消費電力は例えば平均にして21.0W、省電力時は平均にして4.1Wである。第1のCPU16は、動作クロックが高く、内部キャッシュ容量が多い、そのため処理能力が第2の制御素子よりも高く、消費電力が大きくなるのが特徴である。第1のCPU16に対してリセットとなる"L"レベルのリセット信号を印加すると、内部のクロックが停止し、消費電力がほぼ0Wになる。
第2のCPU17は第2の制御素子であり、例えばIBM社製のPPC750CL、400MHzと同等品に設定される。この第2のCPU17においては、通常動作時の消費電力は例えば平均にして1.7W、省電力時は平均にして0.4W程度である。CPU17は、第1の制御素子であるCPU16と比較して動作クロックが低く、内部キャッシュは少ない。そのためCPU17は、処理能力が低いものの、消費電力が少なく待機時のネットワークの監視に適している。この第2のCPU17へのプログラムの命令は第1のCPU16へのものと互換性を有しており、機能については内部レジスタにセットするキャッシュの容量設定や内部クロック設定を除いてはCPU16と共通である。
ROM_SWITCH信号線18は、制御素子切り替え部12からメモリ制御部20に対して出力される切り替え信号を伝達する。このROM_SWITCH信号は、制御素子がリセットから開放され再起動する際に、ROM26に格納された初期プログラムか、RAM24に格納された再起動プログラムのどちらかをメモリ制御部20に選択させるための信号である。ROM_SWITCH信号が"L"レベルの時、ROM26上の初期プログラム領域27に格納された初期プログラムをメモリ制御部20に選択させ、"H"レベルの時、RAM24上の再起動プログラム領域25に格納された再起動プログラムをメモリ制御部20に選択させる。
当該画像形成装置4において、バス19はCPU_BUS信号線であって、例えば32bitのアドレスバスと64bitのデータバスから構成される。このバス19と接続するメモリ制御部20は、CPU16、17からバス19により指定されたアドレスに対応して、RAM24、ROM26に対してアクセスをする。また、前述のようにメモリ制御部20は、制御素子切り替え部12からのROM_SWITCH信号に応じて再起動時のメモリを切り替えて制御することができる。
画像形成手段21は、制御素子により制御される周辺回路として機能する部分であり、図示しない感光ドラム、印字ヘッド(LEDヘッド)、定着器、転写器、搬送系などを有し、バス19を介して第1のCPU16などと接続される。画像形成手段21では、CPU16により処理されたデータを元に用紙に印刷を行なうことができる。
メモリ制御部20とRAM24及びROM26の間の接続については、RAM24に接続するためのRAMバス22と、ROM26に接続するためのROMバス23が使用される。RAMバス22は64bitのデータバスと制御信号からなり、ROMバス23は64bitのデータバスと20bitのアドレスバス、制御信号からなる。RAM24は、リードライト可能なメモリデバイスであり、プログラムを格納し、実行することができる。再起動プログラム領域25はRAM24上に展開されたプログラムの格納エリアであり、再起動プログラムが格納されているものとする。ROM26は通常の使用ではリードのみが可能なメモリデバイスである。ROM26の初期プログラム領域27には、初期プログラムが格納されている。
第1のCPU16は内部レジスタ28を有し、第2のCPU17は内部レジスタ29を有する。これらの内部レジスタ28、29は、それぞれ後述するようなCPUの状態や設定情報、CPUのバージョンなどを記憶するように機能する。この内部レジスタ28、29の情報を読み出しながらCPUを切り替えて行くことで、円滑なCPUの切り替えが実現されることになる。
次に図3を参照して、制御素子切り替え部12の内部構造を説明する。制御素子切り替え部12は、2つのCPU16,17を切り替えて制御する回路部であり、CPU_BUS信号を受け付けるための内部バス40にコマンド解析部41が接続される。内部バス40は、バス19と同様に、32bitのアドレスバスと64bitのデータバスから構成される。コマンド解析部41は、CPU_BUS信号の内部バス40を介して制御素子より書き込まれたコマンドをデコードしてステートの切り替え信号を出力する。ステートの切り替え信号のためにECO_MODE信号線42とNOR_MODE信号線43が使用される。ECO_MODE信号線42は第1のCPU16から待機モードに移行するコマンドが書き込まれるとコマンド解析部41によりデコードされて有効になるECO_MODE信号を伝達する信号線であり、ECO_MODE信号が"L"レベルの場合は待機状態への移行を指示するものとされ、"H"レベルの場合は無効である。また、NOR_MODE信号線43は、第2のCPU17から待機モードに移行するコマンドが書き込まれるとコマンド解析部41によりデコードされて有効になるNOR_MODE信号を伝達する信号線であり、NOR_MODE信号が"L"レベルの場合は通常状態への移行を指示する内容とされ、"H"レベルの場合は無効である。
ステートマシン44は、組み合わせ回路とフリップフロップにより構成された順序回路であり、その内容は後述の図4に示すような状態遷移図により表される。コマンド解析部41から出力されたECO_MODE信号とNOR_MODE信号により状態が遷移し、ステートマシン44の出力側のCPU1_RESET信号線14、CPU2_RESET信号線15、及びROM_SWITCH信号線18からCPU1_RESET信号、CPU2_RESET信号、及びROM_SWITCH信号をそれぞれ出力する。CPU1_RESET信号が"L"レベルの時は第1のCPU16をリセットし、"H"レベルの時は動作を指示する。CPU2_RESET信号が "L"レベルの時は第2のCPU17をリセットし、"H"レベルの時は動作を指示する。また、ROM_SWITCH信号は、メモリ制御部20に出力され、CPUの初期プログラムとして初期プログラムまたは再起動プログラムのどちらかを選択するように機能する。例えば、ROM_SWITCH信号が"L"レベルの時は初期プログラムを指示し、"H"レベルの時は再起動プログラムを指示することになる。ステートマシン44はリセット回路48に接続され、電源電圧を監視し、リセット回路48からの出力は、電源オン時は"H"レベルになり、電源オフ時は"L"レベルになる。
次に、第1のCPU16と第2のCPU17がそれぞれ保持している内部レジスタ群50について図9を参照して説明する。内部レジスタ群50は、図2における内部レジスタ28、29に該当する。内部レジスタ群50は第1のCPU16と第2のCPU17は共通の構成となり、このためデータが第1のCPU16と第2のCPU17との間で円滑に受け渡しすることができる。
内部レジスタ群50を構成するレジスタとして、汎用レジスタ(REG0〜REGn)51〜56が配設され、特にREG0で示すレジスタ51はヒープメモリのポインタとして使用される。さらに内部レジスタ群50を構成するレジスタとして、プログラムカウンタ(Program Counter)57、トラップやグローバルジャンプなどの戻り番地を記憶するリンクレジスタ(LR)58、仮想メモリ空間へのアドレス変換のためのオフセット値が記憶されるメモリ変換テーブルレジスタ(BAT0)59、CPUの状態を記憶するコンディションレジスタ(CR)60、CPUの設定情報が記憶されているマスタステータスレジスタ(MSR)61、プロセッサ固有の値が記憶されこの値によりCPUが何かを判定できるプロセッサバージョンレジスタ(PVR)62が設けられている。
次に、本実施形態の画像形成装置の動作について説明する。初めに電源をONにしてから印刷するまでの流れを図7を参照しながら説明し、次に、CPUの切り替え処理について図10を参照しながら説明し、次いで再起動処理を行なう場合の処理について図11を参照しながら説明する。
図7は実施形態の画像形成装置が電源ONから待機状態を経て、印刷するまでのフローチャートである。初めに、ステップ80で電源がオンとなり、このとき第1のCPU16か第2のCPU17のいずれかが作動することになるが、電源オフのタイミングなどに応じて第1のCPU16と第2のCPU17のどちらになるかは不定である。ステップ81では、動作しているCPU内部のプロセッサバージョンレジスタをリードして、CPUの種類を識別する。プロセッサバージョンレジスタ(PVR)62はCPUの種類を識別するための固有の番号が記憶されているレジスタであり、この記憶されている固有の番号でCPUの種類が識別される。
プロセッサバージョンレジスタ(PVR)62からの固有の番号の読み出しに基づき、第1のCPU(CPU1)16と第2のCPU(CPU2)17のどちらが動作しているかを判別し(ステップ82)、動作しているCPUが第1のCPU(CPU1)16であればステップ84へ移行し、動作しているCPUが第2のCPU(CPU2)17であればステップ86へ移行する。ステップ84では、第1のCPU(CPU1)16で、固有のレジスタの設定をする。具体的には、第1のCPU(CPU1)16のクロックを1420MHzに設定する。また、ステップ86では第2のCPU(CPU2)17で固有のレジスタの設定をする。具体的には、第2のCPU(CPU1)17のクロックを400MHzに設定する。
このようなCPUに対する設定を行ったところで、RAM24をチェックする(ステップ87)。このRAM24のチェックは、電源オフの際に書き込まれたデータなどがある場合に、もし保存していたRAM24の内容が壊れていると電源を切った時と同じ動作ができないので壊れていないか検査するものであり、もし壊れていたら、特定のデータを書込んだりするようにしても良い。次に、ステップ88では、ROM26からプログラムを読み出してRAM24に展開する。割り込み要因が発生した時、その処理プログラムが存在する先頭番地を書いておくためのベクタである割り込みベクタなどをRAMに書き込む。また、再起動用のプログラムも最初はROM26に格納されており、この再起動用のプログラムもRAM24に展開する。これらステップ87、88の前後で、立ち上げ時に作動するCPUは処理能力の高い第1のCPU16とするように制御する。
次いで、ステップ89では画像形成装置4を初期化する。画像形成装置4には定着器が搭載されていており、用紙に転写されたトナーを用紙に融着させるためのヒータが定着器には内蔵されている。ヒータはハロゲンランプを利用している。ヒータはトナーの融着に必要な温度に達するまで時間がかかるので、定着器の温度上昇を早期に開始する。この画像形成装置4の初期化の後、ネットワークインターフェース制御部11を初期化する。このネットワークインターフェース制御部11を初期化では、ネットワークにおけるアドレスの設定やEthernet(登録商標)コントローラのオートネゴシエーション機能により通信方式を決定する。
次に、画像形成装置4の定着器が所定の定着作業を実行できる温度に達したか否か判断する(ステップ91)。達していなければ初期化が未だであるとして待つ。その所定温度に達していれば初期化が完了したものと判断されてステップ92へ進む。ステップ92では、省電力モードに移行するためのタイマである省電力移行タイマを初期化し、定着器は一定温度を維持するように設計されている。また、一定時間印刷しなければ省電力のために定着器のヒータの電源を遮断するが、省電力移行タイマはこの一定時間を決定するものである。省電力移行タイマとしては、一例としておよそ30分の時間を設定する。
省電力移行タイマの設定の後、CPU切り替え処理を行なう。このCPU切り替え処理は、第1のCPU16から消費電力の低い第2のCPU17へ切り替える(ステップ93)。画像形成装置4はここから待機状態になる。すなわち、待機状態では高い処理能力が要らなくなるため第1のCPU16よりも消費電力の低い第2のCPU17を選択する。なお、切り替え処理のさらに具体的な手順は図10および図11を用いて後述する。
ステップ94では、消費電力の低い第2のCPU17を用いて待機処理を行なう。この待機処理では、ネットワークを監視し、受信したパケットを解析して装置情報の問い合わせなどの対応をする。この場合の制御素子としては、消費電力の低い第2のCPU17が選択的に使用されているため、装置全体の消費電力を抑えることができる。また、パケットの中に印刷データが含まれる場合は待機処理を抜ける。詳細な手順は後述の図8の説明によるが、ネットワークを監視していて、印刷データが当該画像形成装置4に対して入力されたところで待機処理から通常状態への遷移を図る。
待機処理後のステップ95ではCPU切り替え処理を行なう。使用する制御素子を消費電力の低い第2のCPU17から処理能力の高い第1のCPU16へ切り替える。画像形成装置4はここから再び通常状態に遷移する。ステップ96では、画像形成装置4について電源をオンとし、定着器の温度が適切な温度になるように制御を開始する。このとき制御素子が処理能力の高い第1のCPU16であることから、待機状態で省電力化を図っていても素早い制御が実現できる。
ステップ96で画像形成装置4について電源をオンとした後、画像形成装置4は受信処理を行なう。この受信処理では使用者パソコン1〜3から送られてくる印刷データを受信する(ステップ97)。この受信処理の後、ステップ98では、印刷処理を行なう。この印刷処理時には、印刷データからラスターデータを生成し、印字ヘッド(LEDヘッド)へ送り、感光ドラム、定着器、転写器を制御して所定の用紙に印刷を行う。
以上の実施形態の画像形成装置が電源ONから待機状態を経て印刷するまでのフローでは、待機状態においては電力消費量が小さい第2のCPU17が制御素子として使用されることになり、印刷データがネットワークを介して指示されるまでの時間が長いほど高い節電効果が得られる。
次に、図10を参照しながら、CPUの切り替え処理を行う際のフローについて説明する。先ず、ステップ70でCPUの切り替え処理を開始する。初めにキャッシュフラッシュを実行する(ステップ71)。キャッシュとはCPU内部に設けられた高速な記憶装置であり、フラッシュとはこのメモリの内容をRAM24に書き戻すことである。次に、レジスタの内容をRAM24に格納する(ステップ72)。ここでレジスタの内容とは図9に示したレジスタ群に書き込まれているデータを指す。
レジスタの内容をRAM24に格納した後、制御素子切り替え部12にCPU切り替えコマンドを書き込む(ステップ73)。ここでのCPUの切り替わりの動作は後述の図4の説明のように進められる。制御素子切り替え部12にCPU切り替えコマンドを書き込んだ後、ステップ74で再起動処理が行なわれる。この再起動処理では、切り替え後、CPUはリセットを解除され所定のリセットベクタに示すアドレスから動作を開始する。処理の詳細は、図11を用いて後述する。この再起動処理が完了すれば、CPU切り替え処理が終了する。
以上のように、CPUの切り替え処理を行う際には、CPUの再起動の前にキャッシュやレジスタ群の内容がRAM24の格納された後に、再起動処理に移行する。この再起動の途中では、RAM24に格納されているデータを利用して、CPUの円滑な切り替え処理が行なわれる。
次に、図8を参照しながら、待機処理を行なう際のフローについて説明する。ステップ100で、待機処理が開始すると、まず、ステップ101ではネットワークインターフェース制御部11で受信する信号をモニターしながら受信の割り込みがあるかないかをチェックする。受信の割り込みがない場合(No)には、ステップ107で省電力時間を経過したか否かが判断され、省電力時間を経過していない場合(No)には、受信の割り込みステップに戻る。省電力時間を経過している場合(Yes)には、ステップ108で画像形成装置自体の電源をOFFに制御して、受信の割り込みステップに戻る。
ステップ101で受信の割り込みがある場合(Yes)には、ステップ102でパケットデータをRAMに転送し、次いでステップ103でパケットの解析が実行される。このパケット解析の結果、まず、割り込みについての内容が機器情報の問い合わせか否かが判断され(ステップ104)、機器情報の問い合わせである場合(Yes)、ステップ109で所定の機器情報を回答して、受信の割り込みステップに戻る。ステップ104で機器情報の問い合わせでない場合(No)には、ステップ105でWebデータの要求か否かが判断され、Webデータの要求である場合(Yes)にはステップ110でWebデータの回答を行う。ステップ105でWebデータの要求でない場合(No)にはステップ106で印刷データか否かが判断され、印刷データでない場合(No)には、受信の割り込みステップに戻る。また、ステップ106で受信したデータが印刷データと判断される場合(Yes)には、印刷動作に移行するため、待機処理を終了する。
上述の待機状態においては、消費電力の小さい第2のCPUを使用して、消費される電力量を抑制することができる。さらに印刷データの受信により通常状態へ切り替わる際に、第1のCPUと第2のCPUの周辺回路は一部が共通であり、RAMの電源がオンのままであることから、RAMチェックを行う必要がなくなる。
次に、図11を参照しながら、再起動処理を行う際のフローについて説明する。ステップ200で、再起動処理が開始すると、ステップ201でCPU内部のPVRレジスタ62で格納されているデータが読み出される。PVRレジスタ62はCPUの種類を識別するための固有の番号が記憶されているレジスタである。このPVRレジスタ62を元に、第1のCPU16と第2のCPU17のどちらが動作しているか判断する。
ステップ202では、ステップ201の結果を元に第1のCPU(CPU1)16であればステップ203へ移行し、第2のCPU(CPU2)17であればステップ205へ移行する。ステップ203では、RAM24に格納されたレジスタ群50の各データを第1のCPU(CPU1)16のレジスタ28に書き込む。続いて、ステップ204では、第1のCPU(CPU1)16に固有のレジスタの設定を行い、第1のCPU(CPU1)16のクロックを1420MHzに設定する。ステップ205では、RAM24に格納されたレジスタ群50の各データを第2のCPU(CPU2)17のレジスタ29に書き込む。続いて、ステップ206では、第2のCPU(CPU2)17に固有のレジスタの設定を行い、第2のCPU(CPU2)17のクロックを400MHzに設定する。
このようなCPUの設定を行った後、プログラムカウンタ57の示すアドレスヘジャンプする(ステップ207)。この所定のアドレスのジャンプの後、再起動処理を終了する(ステップ208)。この再起動処理では、PVRレジスタ62で格納されているデータが読み出され、動作しているCPUを判断し、RAM24に格納されたレジスタ群50の各データをCPUの内部レジスタに書き込んでから、起動動作を行う。このため動作しているCPUに拘らず、周辺回路の初期化を行うことなく円滑な起動動作が実現される。
次に切り替え制御部12における動作を図4を参照しながら説明する。図4はステートマシン44の状態遷移図である。30はリセット状態S1であり、ステートマシン44のすべての出力は"L"レベルとされる。31は通常状態S2であり、第1のCPU16を動作させるために、CPU1_RESET信号は"H"レベル、CPU2_RESET信号は"L"レベル、ROM_SWITCH信号は"L"レベルである。32は待機状態S3であり、待機状態で使用されるモードを示しており、第2のCPU17を動作させるために、CPU1_RESET信号は"L"レベル、CPU2_RESET信号は"H"レベル、ROM_SWITCH信号は"H"レベルである。33は通常状態S4である。第1のCPU16を動作させるために、CPU1_RESET信号は"H"レベル、CPU2_RESET信号は"L"レベル、ROM_SWITCH信号は"H"レベルである。
この図4にしたがってステートマシン44の状態の遷移について説明すると、まず画像形成装置4の電源がONされるとリセットSlの状態30になる。電源が所定の電圧になり安定すると、リセットは解除され通常状態S2(状態31)になる。第1のCPU16のリセットが解除され初期プログラムが実行されて、RAM24、ネットワークインターフェース制御部11、画像形成手段21の初期化を行う。
一連の初期化処理が完了すると第1のCPU16の処理能力は不要となり省電力のため動作を停止する。第1のCPU16に代わって第2のCPU17を起動する。この時まず第1のCPU16は内部レジスタ28の情報をRAM24に格納する。次に格納が完了すると制御素子切り替え部12に切り替えコマンドを書き込む。制御素子切り替え部12はコマンドを書き込まれると待機状態S3(状態32)へ移行する。すると第1のCPU16がリセットされ動作を停止する。代わって第2のCPU17はリセット解除され再起動プログラムを読み込む。第2のCPU17は再起動プログラムにより内部レジスタの値を第1のCPU16から引き継ぐため周辺回路の初期化を行うことなく、第2のCPU16が停止したところから動作を再開する。
第2のCPU17は待機状態S3(状態32)にてネットワークインターフェース制御部12の監視を行う。この監視状態では常に送られてくるパケットを解析し処理能力が必要なデータを発見すると第1のCPU16を再起動させる。処理能力が求められるデータはPDL(ぺージ記述言語)と呼ばれ文字データや画像データなどである。
状態32から状態33への遷移については、まず第2のCPU17は内部レジスタ29の情報をRAM24に格納する。次に格納が完了すると制御素子切り替え部12に切り替えコマンドを書き込む。制御素子切り替え部はコマンドを書き込まれると通常状態S4(状態33)へ移行する。すると第2のCPU17がリセットされ動作を停止する。代わって第1のCPU16はリセットが解除され再起動プログラムを読み込む。CPU16は再起動プログラムにより内部レジスタの値を第2のCPU17から引き継ぐためRAM24に受信した印刷データを損なうことなく、第2のCPU17が停止したところから動作を再開する。
図5はステートマシン44の変化と信号の変化を表したものである。たとえば、ステートマシンの状態S2、S4では、CPU1_RESET信号が"H"レベルであってCPU2_RESET信号が"L"レベルで、第1のCPU16による高速な処理が進められることが分かる。一方、状態S3では、CPU1_RESET信号が"L"レベルであってCPU2_RESET信号が"H"レベルで、第2のCPU17による省電力な処理が進められる。
また、図6は待機状態S3(状態32)から通常状態S4(状態33)へ移行する際の信号の変化を表したものである。例えば、状態S32では、CPU1_RESET信号が"L"レベルであってCPU2_RESET信号が"H"レベルで、第2のCPU17による省電力な処理が進められているが、状態33に遷移した段階では、CPU1_RESET信号が"H"レベルであってCPU2_RESET信号が"L"レベルで、第1のCPU16による高速な処理が進められることが分かる。制御部の状態として示す部分は、状態aが割り込み前の状態であり、状態bが割り込み信号INTが"L"レベルとなって割り込み動作が発生したことを示している。制御部の状態として示す状態cでは、第2のCPU17の内部レジスタからRAM24へのデータの格納等が行われ、状態dでは第1のCPU16による高速な処理が進められることになる。
制御素子である各CPU16、17にかかる電力を考察する。1日の内1時間を通常状態と考え、残りの23時間は待機状態である使用条件を想定した場合に、切り替え制御を行わずに第1のCPUの省電力モードのみを使用した場合では1日の消費電力=4.1W×23h+21.0W×1=115Wとなってしまう。一方、本実施形態の画像形成装置によれば、切り替え制御を行うことができ、1日の消費電力=0.4W×23h十21.0W×1=30.2Wとなり、およそ73%の節電効果が得られることになる。
また、懸案であった通常動作時の受信性能も、本実施形態によれば、第1のCPU16の高い処理能力により受信性能自体が低下することはない。また、本実施形態によれば、待機状態にあって印刷データ受信により通常状態へ切り替わる際、RAMチェックなどの時間が発生しないので受信データの保留時間を短縮できる。さらに、本実施形態によれば、第1のCPU16と第2のCPU17の周辺回路を共通にすることができ、回路構成を小さくできる利点が得られる。
[第2の実施形態]
先の実施形態では市販のCPUを2個搭載することから、製品価格や基板上のCPUの占有面積などについては不利な面があり、本実施形態はこれらの点を解消することのできる画像形成装置の例である。
図12は第2のCPUと同等な機能をメモリ制御部に組み込んだCPU内蔵のメモリ制御部を具備する画像形成装置120の構成例を示すブロック図である。なお、図12において、図2に示した第1の実施形態の画像形成装置4の各構成要素と同等の構成要素に対しては同じ参照符号を与え、その重複する説明は省略する。
画像形成装置120は、電子写真方式印刷を実行する印刷装置の例であり、第1の制御素子として第1のCPU121を有している。第1のCPU(CPU1)121は、例えばIBM社製のPPC970、2GHzと同等品である。この第1のCPU(CPU1)121の通常動作時の消費電力は平均にして100W、省電力時は平均にして22Wである。第1のCPU(CPU1)121は、動作クロックが高く、内部キャッシュ容量が多い、そのため処理能力が後述する第2の制御素子よりも高く、消費電力が多いのが特徴である。第1のCPU(CPU1)121は内部レジスタ122を有し、CPUの切り替え時には、RAMに格納されたデータを読み込んで円滑な起動動作を行うことができる。
第1のCPU(CPU1)121には、第1のCPU(CPU1)121用の電源回路126から電源線123を介して電源電圧が供給され、リセット回路125からのリセット信号がリセット信号線124を介して供給される。リセット回路125は、第1のCPU121への電源が低下している場合と制御素子切り替え部12からリセット信号が出ている場合に第1のCPU121をリセットする回路である。電源回路126は、DC/DC回路であり、外部からのリセット信号に応じて電源を遮断できる機能を持つ。
第1のCPU(CPU1)121からの出力はトライステートバッファ127を介してバスに送出され、第1のCPU121の電力を遮断した場合、メモリ制御部130から漏れ電流を遮断する。具体的には、トライステートバッファ127は、通常のバッファの出力を制御信号のレベルによりハイインピーダンスにする事ができるものであり、ハイインピーダンスとすることで出力端子が内部回路から切り離されたのと同等の状態を形成する。
第1のCPU(CPU1)121と選択的に動作する第2のCPU(CPU2)129は、本実施形態では、IBM社製のPPC405、200MHzと同等品とされる。第2のCPU(CPU2)129は、ハードマクロ化されておりメモリ制御部130に組み込まれている。第2のCPU(CPU2)129の通常動作時の消費電力は平均にして1W以下、省電力時は平均にして0.1W程度である。第2のCPU(CPU2)129は、動作クロックが低く、内部キャッシュは少ない、そのため処理能力が低いものの、消費電力が少なく待機時のネットワークの監視に適している。プログラムの命令は第1のCPU(CPU1)121と互換であり、機能については内部レジスタにセットするキャッシュの容量設定や内部クロック設定を除いては第1のCPU(CPU1)121と同等である。第2のCPU129はメモリ制御部130に組み込まれていることから、個別に第2のCPUを基板に実装する必要はなく、本実施形態では複数のCPUを選択的に動作させるにも拘らず、CPUの占有面積などは第1の実施形態の画像形成装置4に比べても小さくて済み、コストの面でも有利である。第2のCPU(CPU2)129は、内部レジスタ128を有し、CPUの切り替え時には、RAMに格納されたデータを読み込んで円滑な起動動作を行うことができる。
メモリ制御部130は、先の実施形態のメモリ制御部20と同様の構成を有しているが、
第2のCPU(CPU2)129を内蔵している点と、PPC970に対応して動作クロックが高くなっている点において異なっている。なお、トライステートバッファ127をメモリ制御部130の一部としているが、当該メモリ制御部130の外部とすることもできる。
このような構成を有する本実施形態の画像形成装置120は、先の実施形態と同様に、電源がONされるとリセット状態になる。電源が所定の電圧になり安定すると、リセットは解除され通常状態に移行する。この時、第1のCPU121のリセットが解除され初期プログラムが実行されて、RAM24、ネットワークインターフェース制御部11、画像形成手段21の初期化が行われる。
これらの初期化処理が完了すると第1のCPU121の処理能力は不要となり省電力のため動作を停止する。第1のCPU121に代わって第2のCPU129を起動する。この時まず第1のCPU121は内部レジスタ122の情報をRAM24に格納する。次に格納が完了すると制御素子切り替え部12に切り替えコマンドを書き込む。制御素子切り替え部12はコマンドを書き込まれると待機状態へ移行する。すると第1のCPU121がリセットされ動作を停止する。この時、第1のCPU用への電源回路126によりリセット時は第1のCPU121の電源を遮断することができ、十分な節電がなされることになる。
第1のCPU121の動作の停止と共に、代わって第2のCPU129はリセット解除され再起動プログラムを読み込む。第2のCPU129は再起動プログラムにより内部レジスタの値を第1のCPU121から引き継ぐため周辺回路の初期化を行うことなく、第2のCPU129が停止したところから動作を再開する。
第2のCPU129が停止して第1のCPU121が作動する場合においては、まず第2のCPU129は内部レジスタ128の情報をRAM24に格納する。次に格納が完了すると制御素子切り替え部12に切り替えコマンドを書き込む。制御素子切り替え部はコマンドを書き込まれると通常状態へ移行する。すると第2のCPU129がリセットされ動作を停止する。この時、第1のCPU用への電源回路126は電源供給を再開する。代わって第1のCPU121はリセットが解除されて再起動プログラムを読み込む。CPU121は再起動プログラムにより内部レジスタの値を第2のCPU129から引き継ぐためRAM24に受信した印刷データを損なうことなく、第2のCPU129が停止したところから動作を再開する。
この第2の実施形態における制御素子にかかる電力を比較する。例えば1日の内1時間を通常状態とし、残りの23時間は待機状態である使用条件を想定した場合、切り替え制御を行わず第1のCPUの省電カモードのみを使用した場合では1日の消費電力=20W×23h十100.0W×1=560Wとなってしまうが、第2の実施形態における動作であれば、1日の消費電力=0.1W×23h十100.0W×1=102.3Wで済み、
およそ82%の電力削減効果を得ることが出来る。
また、本実施形態のように、クロック周波数が高く処理能力の高い第1のCPU121を使用した場合では、待機時に低い処理能力のCPUに切り替えることで省電力効果が増大することがわかる。また、第2のCPU129の様にIP化されたハードマクロをメモリ制御部に予め搭載することで、基板上の部品数を削減できる効果をもつ。
第2の実施形態ではメモリ制御部130にIP化されたPPC405CPUを搭載したが、ゲート数の少ないCPUモデルとマイクロコードを使ったエミュレーション技術により、LSIや半導体チップの数やサイズを削減することも可能である。
なお、本実施形態では、電子制御装置の例として印刷装置からなる画像形成装置の例を説明したが、本発明は、ネットワーク接続されるような他のスキャナー、ファクシミリ装置、複写機、これらの複合機などでも良く、さらにCPUなどの制御装置を用いて制御されるような他の音響機器、携帯電話機、家電機器、周辺機器などの種々の装置に応用することも可能である。
本発明の第1の実施形態の画像形成装置を含んだネットワークの接続例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の画像形成装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の画像形成装置の制御素子切り替え部の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の画像形成装置におけるステートマシンの状態遷移図である。 本発明の第1の実施形態の画像形成装置におけるステートマシンの変化と信号の変化を表したタイムチャートである。 本発明の第1の実施形態の画像形成装置におけるステートマシンの待機状態S3から通常状態S4へ移行する際の信号の変化を表したタイムチャートである。 本発明の第1の実施形態の画像形成装置の動作のうち、電源をONにしてから印刷するまでの流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態の画像形成装置の動作のうちの待機処理を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施形態の画像形成装置で使用されるレジスタ群を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の画像形成装置の動作のうちのCPU 切り替え処理を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施形態の画像形成装置の動作のうちの再起動処理を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の画像形成装置の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1〜3 使用者パソコン
4 画像形成装置
10 ネットワーク通信回線
11 ネットワークインターフェース制御部
12 制御素子切り替え部
13 割り込み信号線
14 CPU1_RESET信号線
15 CPU2_RESET信号線
16 第1のCPU
17 第2のCPU
18 ROM_SWITCH信号線
19 バス
20 メモリ制御部
21 画像形成手段
22 RAMバス
23 ROMバス
24 RAM
25 再起動プログラム領域
26 ROM
27 初期プログラム領域
28、29 内部レジスタ
40 内部バス
41 コマンド解析部
42 ECO_MODE信号線
43 NOR_MODE信号線
44 ステートマシン
48 リセット回路
50 内部レジスタ群
51〜56 汎用レジスタ
57 プログラムカウンタ
58 リンクレジスタ
59 メモリ変換テーブルレジスタ
60 コンディションレジスタ
61 マスタステータスレジスタ
62 プロセッサバージョンレジスタ
120 画像形成装置
121 第1のCPU
122 内部レジスタ
123 電源線
124 リセット信号線
125 リセット回路
126 電源回路
128 内部レジスタ
129 第2のCPU
130 メモリ制御部

Claims (13)

  1. 周辺回路と、
    所定の消費電力で作動し前記周辺回路を制御する第1の制御素子と、
    前記第1の制御素子の前記消費電力よりも小さい消費電力で作動し前記周辺回路を制御する第2の制御素子と、
    通常状態のときは前記第1の制御素子で前記周辺回路を制御させると共に前記第2の制御素子の作動を停止させ、待機状態のときは前記第2の制御素子で前記周辺回路を制御させると共に前記第1の制御素子の作動を停止させる切り替え制御部とを備え、
    前記周辺回路は通常状態、又は待機状態の何れの状態においても電源が供給され、前記第1の制御素子と前記第2の制御素子とで共通にアクセス可能となるように構成された共通回路部分を有し、
    前記切り替え制御部は通常状態から待機状態への移行のときは前記第2の制御素子が前記共通回路部分にアクセスして起動するよう制御し、待機状態から通常状態への移行のときは前記第1の制御素子が前記共通回路部分にアクセスして起動するよう制御することを特徴とする電子制御装置。
  2. 前記共通回路部分はメモリであり、
    待機状態から通常状態への移行のとき、前記第2の制御素子は自身が有するデータを前記メモリに書き込んで作動を停止し、前記第1の制御素子は前記メモリに書き込まれた前記データを読み出して起動し前記第2の制御素子の動作を継続することを特徴とする請求項1記載の電子制御装置。
  3. 前記周辺回路を制御する素子が前記第1の制御素子から前記第2の制御素子に切り替わった後、前記切り替え制御部は前記第1の制御素子の動作を停止すると共に前記第1の制御素子に供給される電源を遮断する電源遮断機能を持つことを特徴とする請求項1記載の電子制御装置。
  4. 前記周辺回路を制御する素子が前記第1の制御素子から前記第2の制御素子に切り替わった後、前記切り替え制御部は前記第1の制御素子の動作を停止すると共に前記周辺回路に供給される電源を遮断する電源遮断機能を持つことを特徴とする請求項1記載の電子制御装置。
  5. 前記周辺回路に供給される前記電源を遮断する動作は所定時間の経過後に行われることを特徴とする請求項4記載の電子制御装置。
  6. 前記周辺回路は、所定の画像を形成する画像形成部を有することを特徴とする請求項1記載の電子制御装置。
  7. 前記画像形成部を制御する素子が前記第1の制御素子から前記第2の制御素子に切り替わった後、前記切り替え制御部は前記第1の制御素子の動作を停止すると共に前記画像形成部に供給される電源を遮断する電源遮断機能を持つことを特徴とする請求項6記載の電子制御装置。
  8. 周辺回路と、
    所定の消費電力で作動し前記周辺回路を制御する第1の制御素子と、
    前記第1の制御素子の前記消費電力よりも小さい消費電力で作動し前記周辺回路を制御する第2の制御素子と、
    通常状態のときは前記第1の制御素子で前記周辺回路を制御させ、待機状態のときは前記第1の制御素子の作動を停止させると共に前記第2の制御素子で前記周辺回路を制御させる切り替え制御部とを備え、
    前記周辺回路を制御する素子が前記第1の制御素子と前記第2の制御素子との間で互いに切り替わる際において、
    切り替わり前の制御素子は前記周辺回路の記憶部に処理情報を記憶し、
    切り替わり後の制御素子は前記周辺回路の記憶部に記憶された処理情報を読み取ることで、
    前記切り替わり後の制御素子は前記切り替わり前の制御素子が停止する直前の状態に回復する復帰制御機能を持つことを特徴とする電子制御装置。
  9. 前記周辺回路の記憶部に記憶される処理情報が前記第1および第2の制御素子の内部レジスタの情報であることを特徴とする請求項8記載の電子制御装置。
  10. 周辺回路と、
    所定の消費電力で作動し前記周辺回路を制御する第1の制御素子と、
    前記第1の制御素子の前記消費電力よりも小さい消費電力で作動し前記周辺回路を制御する第2の制御素子と、
    通常状態のときは前記第1の制御素子で前記周辺回路を制御させ、待機状態のときは前記第1の制御素子の作動を停止させると共に前記第2の制御素子で前記周辺回路を制御させる切り替え制御部とを備え、
    前記周辺回路を制御する素子が前記第1の制御素子から前記第2の制御素子に切り替わった後、前記切り替え制御部は前記第1の制御素子の動作を停止すると共に前記第1の制御素子に供給される電源を遮断する電源遮断機能を持ち、
    前記第1の制御素子の出力部にトライステートバッファが配設されることを特徴とする電子制御装置。
  11. 周辺回路と、
    所定の消費電力で作動し前記周辺回路を制御する第1の制御素子と、
    前記第1の制御素子の前記消費電力よりも小さい消費電力で作動し前記周辺回路を制御する第2の制御素子と、
    通常状態のときは前記第1の制御素子で前記周辺回路を制御させ、待機状態のときは前記第1の制御素子の作動を停止させると共に前記第2の制御素子で前記周辺回路を制御させる切り替え制御部とを備え、
    前記第1の制御素子と前記第2の制御素子とは、演算対象となるプログラムに互換性を有していることを特徴とする電子制御装置。
  12. 周辺回路と、
    所定の消費電力で作動し前記周辺回路を制御する第1の制御素子と、
    前記第1の制御素子の前記消費電力よりも小さい消費電力で作動し前記周辺回路を制御する第2の制御素子と、
    通常状態のときは前記第1の制御素子で前記周辺回路を制御させ、待機状態のときは前記第1の制御素子の作動を停止させると共に前記第2の制御素子で前記周辺回路を制御させる切り替え制御部とを備え、
    前記切り替え制御部はCPUバスの信号に応じて前記第1の制御素子と前記第2の制御素子との動作を切り替えることを特徴とする電子制御装置。
  13. 周辺回路と、
    所定の消費電力で作動し前記周辺回路を制御する第1の制御素子と、
    前記第1の制御素子の前記消費電力よりも小さい消費電力で作動し前記周辺回路を制御する第2の制御素子と、
    通常状態のときは前記第1の制御素子で前記周辺回路を制御させ、待機状態のときは前記第1の制御素子の作動を停止させると共に前記第2の制御素子で前記周辺回路を制御させる切り替え制御部とを備え、
    前記第1の制御素子と前記第2の制御素子とは印刷データを処理することを特徴とする電子制御装置。
JP2008162175A 2008-06-20 2008-06-20 電子制御装置 Active JP5166986B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008162175A JP5166986B2 (ja) 2008-06-20 2008-06-20 電子制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008162175A JP5166986B2 (ja) 2008-06-20 2008-06-20 電子制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010000716A JP2010000716A (ja) 2010-01-07
JP5166986B2 true JP5166986B2 (ja) 2013-03-21

Family

ID=41582824

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008162175A Active JP5166986B2 (ja) 2008-06-20 2008-06-20 電子制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5166986B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5699683B2 (ja) * 2011-02-25 2015-04-15 コニカミノルタ株式会社 印刷データ受信装置および印刷データ受信装置制御方法
JP6464663B2 (ja) * 2014-10-29 2019-02-06 コニカミノルタ株式会社 画像処理装置、プログラム再起動方法、およびコンピュータプログラム
US10948954B2 (en) * 2018-08-28 2021-03-16 Intel Corporation Processor power optimization in terms of system cooling overhead

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4427363B2 (ja) * 2004-03-17 2010-03-03 株式会社リコー 画像形成装置、画像形成システム、電源制御方法、電源制御プログラム及び記録媒体
JP2006092474A (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理装置及びこれに用いる省電力制御方法
JP2006221381A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Sharp Corp プロセッサシステム、該プロセッサシステムを備えた画像形成装置
JP2007286859A (ja) * 2006-04-17 2007-11-01 Ricoh Co Ltd 制御装置および画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010000716A (ja) 2010-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
NL2007975C2 (en) Information processing apparatus capable of appropriately executing shutdown processing, method of controlling the information processing apparatus, and storage medium.
JP6029350B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法及びプログラム
US20090323120A1 (en) Image forming apparatus
JP7163002B2 (ja) プロセッサに接続されるデバイスから通知される復帰時間に応じてプロセッサの省電力のレベルを決定する情報処理装置及びプロセッサの省電力方法
US10165143B2 (en) Information processing apparatus and method of controlling launch thereof
JP2007296723A (ja) 電力切換え機能を持つ制御装置,画像形成装置および画像読取装置
JP5885390B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム
KR101936765B1 (ko) 전자 장치, 마이크로 컨트롤러 및 그 제어 방법
JP2011000852A (ja) 電子装置
JP5477773B2 (ja) 画像形成装置
US9244692B2 (en) Information processing apparatus, control method for information processing apparatus, and program to stop supply of clock to a DSP
JP2012155534A (ja) 電子機器及びその制御方法、並びにプログラム
JP5166986B2 (ja) 電子制御装置
JP6849484B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラム
US20170317980A1 (en) Information processing device with network interface having proxy response function
US10884481B2 (en) Apparatus and method for improving power savings by accelerating device suspend and resume operations
JP2011059426A (ja) 画像形成装置
JP5959841B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラム
CN111541825B (zh) 电子装置及其控制方法
JP4870098B2 (ja) 電子装置及び該電子装置の制御方法
JP2015215684A (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム
JP2013037697A (ja) 電子装置及びマイクロコントローラ並びにそれらの制御方法
JP2004074621A (ja) 画像形成装置
JP2006260092A (ja) 情報処理装置またはデータ転送制御装置
JP2014048865A (ja) 情報処理装置、および画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110309

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120904

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121221

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151228

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5166986

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350