JP2007082157A - データ処理システムとそのデータ管理装置,プログラム,および記録媒体 - Google Patents

データ処理システムとそのデータ管理装置,プログラム,および記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 増設又は変更したデータ保持装置に保持されているデータを大幅なコスト増を招くことなく複数台のデータ処理装置で共用できるようにする。
【解決手段】 データ管理用PC50を、MFP10および通常PC20と通信するクライアント通信処理部521(第1の通信処理手段)と、データ保持用PC30とクライアント通信処理部521との間の通信を制御するPC1通信処理部522a(第2の通信処理手段)およびPC1制御部522b(制御手段)と、データ保持用PC40とクライアント通信処理部521との間の通信を制御するPC2通信処理部523a(第2の通信処理手段)およびPC2制御部523b(制御手段)と、データ保持用PC30,40の特定情報とそれらに保持されているDB(データ)の利用が許可されたMFP10,通常PC20の特定情報とを関連付けて記憶管理するデータ保持用PC管理部524(情報管理手段)とによって構成する。
【選択図】 図6

Description

この発明は、それぞれ通信回線(ネットワーク)に接続され、データを処理する端末装置(例えばパーソナルコンピュータ)や画像形成装置(例えばデジタル複写機,プリンタ,ファクシミリ装置,デジタル複合機)や画像読取装置(例えばスキャナ)等のデータ処理装置と、データを保持するデータ保持装置と、そのデータを管理するデータ管理装置とからなるデータ処理システム、そのデータ管理装置、そのデータ管理装置として機能するコンピュータ(CPU)に実行させるプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
従来、PC(パーソナルコンピュータ)等の端末装置とデジタル複合機等の画像形成装置はケーブルによって1対1で直結され、端末装置では、例えばアプリケーション(アプリケーションソフトウェア)によってモニタ(表示装置)の画面上でキーボード等の操作に応じた文書データ(ドキュメントデータ)等の印刷データを生成(作成)し、キーボード等の操作によって印刷要求が発行された時に、プリンタドライバ(プリンタドライバプログラム)によって上記印刷データを上記画像形成装置が理解できる言語に翻訳(変換)し、その翻訳した印刷データおよび印刷条件を含む印刷依頼(印刷指示)を上記画像形成装置に送信して印刷を行わせるようにしている。
なお、アプリケーションは、ユーザインタフェースを行う部分で、ユーザに提供する機能を実現するためのものであり、コピー機能を実現するためのアプリ(コピーアプリ)、プリンタ機能を実現するためのアプリ(プリンタアプリ)、スキャナ機能を実現するためのアプリ(スキャナアプリ)、FAX(ファクシミリ)機能を実現するためのアプリ(FAXアプリ)などがある。それらのアプリケーションはOS(オペレーティングシステム)によって管理されている。
ところで、ネットワーク等の通信回線の技術の需要が高まるにつれ、扱われるデータの量や種類も増大していることから、その利用性,経済性等に対する要望が益々高まり、近年、それぞれ異なる機能を有する複数台の画像形成装置をネットワーク上に分散して接続し、選択的に利用可能にした画像形成システム(データ処理システム)が出回るようになった。
このような画像形成システムとしては、ネットワーク上に端末装置の他に複数台の各画像形成装置を一括管理する印刷管理サーバも接続することにより、端末装置からの印刷データを印刷管理サーバが各画像形成装置に選択的に送信して印刷を行わせるようにしたものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2004−213370号公報
また、このような画像形成システムにおいては、ネットワーク上にノーツのユーザ管理サーバ,ユーザ登録用WindowsNT(登録商標)サーバ,Unix(登録商標)PCのユーザ管理サーバなど、種類の異なる複数のDB(データベース)を備えたサーバであるDB機器(データ保持装置)を更に設け、ネットワーク上の各画像形成装置(データ処理装置)として、利用可能なDBを備えたDB機器との接続処理(DB機器と通信可能に接続するための処理)を行なうためのモジュール(ソフトウェア)を備えたものもある。
しかしながら、このような従来の画像形成システムにおいては、各画像形成装置毎に、ネットワーク上に増設したDB(新しい種類のDB)機器との接続処理を行う場合や、ネットワーク上の変更したDB機器との接続処理を行なう場合には、DB機器との接続処理を行なうためのソフトウェアを変更する必要があり、そのソフトウェア変更に要する大幅なコスト増を招くという問題があった。
この発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、ネットワーク(通信回線)上に増設したデータ保持装置(DB機器)やネットワーク上の変更したデータ保持装置に保持されているデータ(DB)を大幅なコスト増を招くことなく複数台のデータ処理装置で共用できるようにして、データ処理システムの低コスト化を実現することを目的とする。
この発明は、上記の目的を達成するため、データ管理装置、そのデータ管理装置とデータ処理装置とデータ保持装置とからなるデータ処理システム、データ管理装置として機能するコンピュータに実行させるプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
請求項1の発明によるデータ管理装置は、データを処理するデータ処理装置と通信回線を介して通信する第1の通信処理手段と、データを保持するデータ保持装置と通信回線を介して通信する第2の通信処理手段とを有するデータ管理装置であって、上記データ保持装置を特定するための特定情報と該データ保持装置に保持されているデータの利用が許可された上記データ処理装置を特定するための特定情報とを関連付けて記憶して管理する情報管理手段と、該情報管理手段による管理状況に基づいて、上記第2の通信処理手段によって受信する上記データ保持装置からのデータを上記データ処理装置で利用可能な形式に、上記第1の通信処理手段によって受信する上記データ処理装置からのデータを上記データ保持装置に適した形式にそれぞれ変換する制御手段とを設けたものである。
請求項2の発明によるデータ管理装置は、請求項1のデータ管理装置において、上記第1の通信処理手段(クライアント通信処理部)を複数台のデータ処理装置と通信可能とし、上記第2の通信処理手段(通信処理部)および上記制御手段を、扱うデータ形式が異なる複数台のデータ保持装置毎に1組ずつ設けたものである。
請求項3の発明によるデータ管理装置は、請求項2のデータ管理装置において、上記情報管理手段が、上記各第2の通信処理手段のいずれかによって受信する上記各データ保持装置のいずれかからの起動通知を受けた場合に、該データ保持装置が利用可能になった旨の情報を対応する上記特定情報に関連付けて記憶するものである。
請求項4の発明によるデータ管理装置は、請求項2又は3のデータ管理装置において、上記第1の通信処理手段に、上記各データ処理装置のいずれかからデータの取得を要求するデータ取得要求を受信した場合に、上記各データ保持装置のうちの該データ処理装置が利用可能なデータを保持しているデータ保持装置を上記情報管理手段に対して問い合わせ、上記各制御手段のうちの該情報管理手段から回答されたデータ保持装置と通信可能にするための制御手段に上記データ取得要求を渡す手段を備え、上記各制御手段に、上記第1の通信処理手段から上記データ取得要求を受けた場合に、該データ取得要求を上記各データ保持装置のうちの対応するデータ保持装置に適した形式に変換して上記各第2の通信処理手段のうちの対応する第2の通信処理手段に渡す手段を備えたものである。
請求項5の発明によるデータ管理装置は、請求項4のデータ管理装置において、上記各制御手段に、上記各第2の通信処理手段のうちの対応する第2の通信処理手段から上記データ取得要求に対するデータ取得結果を受けた場合に、該データ取得結果を上記各データ処理装置が利用可能な形式に変換して上記第1の通信処理手段に渡す手段を備えたものである。
請求項6の発明によるデータ管理装置は、請求項2又は3のデータ管理装置において、上記第1の通信処理手段に、上記各データ処理装置のいずれかからデータの変更を要求するデータ変更要求を受信した場合に、上記各データ保持装置のうちの該データ処理装置が利用可能なデータを保持しているデータ保持装置を上記情報管理手段に対して問い合わせ、上記各制御手段のうちの該情報管理手段から回答されたデータ保持装置と通信可能にするための制御手段に上記データ変更要求を渡す手段を有し、上記各制御手段に、上記第1の通信処理手段から上記データ変更要求を受けた場合に、該データ変更要求を上記各データ保持装置のうちの対応するデータ保持装置に適した形式に変換して上記各第2の通信処理手段のうちの対応する第2の通信処理手段に渡す手段を備えたものである。
請求項7の発明によるデータ管理装置は、請求項2又は3のデータ管理装置において、上記第1の通信処理手段に、上記各データ処理装置のいずれかからデータの変更を要求するデータ変更要求を受信した場合に、上記各データ保持装置のうちの該データ処理装置が利用可能なデータを保持しているデータ保持装置と該データ保持装置に保持されているデータを利用可能なデータ処理装置とを上記情報管理手段に対して問い合わせ、該情報管理手段から回答されたデータ処理装置に対してデータ変更を行って良いか否かを問い合わせ、該データ処理装置からデータ変更を許可する旨の通知を受信した場合に、上記各制御手段のうちの上記情報管理手段から回答されたデータ保持装置と通信可能にするための制御手段に上記データ変更要求を渡す手段を備え、上記各制御手段に、上記第1の通信処理手段から上記データ変更要求を受けた場合に、該データ変更要求を上記各データ保持装置のうちの対応するデータ保持装置に適した形式に変換して上記各第2の通信処理手段のうちの対応する第2の通信処理手段に渡す手段を備えたものである。
請求項8の発明によるデータ管理装置は、請求項6又は7のデータ管理装置において、上記各制御手段に、上記各第2の通信処理手段のうちの対応する第2の通信処理手段から上記データ変更要求に対するデータ変更結果を受けた場合に、該データ変更結果を上記各データ処理装置が利用可能な形式に変換して上記第1の通信処理手段に渡す手段を備えたものである。
請求項9の発明によるデータ管理装置は、請求項8のデータ管理装置において、上記第1の通信処理手段に、上記各制御手段のいずれかから上記データ変更結果を受けた場合に、該データ変更結果の送信元のデータ保持装置に保持されているデータを利用可能なデータ処理装置を上記情報管理手段に対して問い合わせ、該情報管理手段から回答されたデータ処理装置にデータ変更の発生を知らせるデータ変更発生通知を渡す手段を備えたものである。
請求項10の発明によるデータ管理装置は、請求項2〜9のいずれかのデータ管理装置において、上記各制御手段に、上記各第2の通信処理手段のうちの対応する第2の通信処理手段からデータ変更の発生を知らせるデータ変更発生通知を受けた場合に、該データ変更発生通知を上記各データ処理装置が利用可能な形式に変換して上記第1の通信処理手段に渡す手段を備え、上記第1の通信処理手段に、上記各制御手段のいずれかから上記データ変更発生通知を受けた場合に、上記各データ保持装置のうちの該データ変更発生通知の送信元のデータ保持装置に保持されているデータを利用可能なデータ処理装置を上記情報管理手段に対して問い合わせ、該情報管理手段から回答されたデータ処理装置に上記データ変更発生通知を渡す手段を備えたものである。
請求項11の発明によるデータ管理装置は、請求項2〜9のいずれかのデータ管理装置において、上記各制御手段に、上記各第2の通信処理手段のうちの対応する第2の通信処理手段からデータ変更の発生を知らせるデータ変更発生通知を受けた場合に、該データ変更発生通知を上記各データ処理装置が利用可能な形式に変換して上記第1の通信処理手段に渡す手段を備え、上記第1の通信処理手段に、上記各制御手段のいずれかから上記データ変更発生通知を受けた場合に、上記各データ保持装置のうちの該データ変更発生通知の送信元のデータ保持装置に保持されているデータを利用可能なデータ処理装置を上記情報管理手段に対して問い合わせ、該情報管理手段から回答されたデータ処理装置に対してデータ変更を行って良いか否かを問い合わせ、該データ処理装置からデータ変更を許可する旨の通知を受信した場合に、そのデータ処理装置に上記データ変更発生通知を送信する手段を備えたものである。
請求項12の発明によるデータ管理装置は、請求項11のデータ管理装置において、上記第1の通信処理手段に、上記情報管理手段から回答されたデータ処理装置に対する上記問い合わせに対して、データ変更を不許可とする旨の通知を受信した場合に、その通知の送信元のデータ処理装置を特定するための特定情報を含むデータ変更失敗通知を上記データ変更発生通知を渡した制御手段に渡す手段を備え、上記各制御手段に、上記第1の通信処理手段から上記データ変更発生通知に対する上記データ変更失敗通知を受けた場合に、所定時間経過後、再び上記データ変更発生通知を上記第1の通信処理手段に渡す手段を備えたものである。
請求項13の発明によるデータ管理装置は、請求項1〜12のいずれかのデータ管理装置と、データを処理するデータ処理装置と、データを保持するデータ保持装置とによって構成されたものである。
請求項14の発明によるプログラムは、データを管理するコンピュータに、それぞれデータを処理する複数台の各データ処理装置と通信回線を介して通信する第1の通信処理機能と、それぞれデータを保持する複数台の各データ保持装置と通信回線を介してそれぞれ通信する複数の第2の通信処理機能と、上記各データ保持装置をそれぞれ特定するための特定情報と該各データ保持装置にそれぞれ保持されているデータの利用が許可された上記各データ処理装置をそれぞれ特定するための特定情報とを関連付けて記憶して管理する情報管理機能と、該情報管理機能による管理状況に基づいて、上記複数の各第2の通信処理機能によってそれぞれ受信する上記各データ保持装置からのデータを上記各データ処理装置で利用可能な形式に、上記第1の通信処理機能によって受信する上記各データ処理装置からのデータを上記各データ保持装置にそれぞれ適した形式に変換する複数の制御機能とを実現させるためのプログラムである。
請求項15の発明によるプログラムは、請求項14のプログラムにおいて、上記情報管理機能が、上記各第2の通信処理機能のいずれかによって受信する上記各データ保持装置のいずれかからの起動通知を受けた場合に、該データ保持装置が利用可能になった旨の情報を対応する上記特定情報に関連付けて記憶するものである。
請求項16の発明によるプログラムは、請求項14又は15のプログラムにおいて、上記第1の通信処理機能に、上記各データ処理装置のいずれかからデータの取得を要求するデータ取得要求を受信した場合に、上記各データ保持装置のうちの該データ処理装置が利用可能なデータを保持しているデータ保持装置を上記情報管理機能に問い合わせ、上記各制御機能のうちの該情報管理機能から回答されたデータ保持装置と通信可能にするための制御機能に上記データ取得要求を渡す機能を備え、上記各制御機能に、上記第1の通信処理機能から上記データ取得要求を受けた場合に、該データ取得要求を上記各データ保持装置のうちの対応するデータ保持装置に適した形式に変換して上記各第2の通信処理機能のうちの対応する第2の通信処理機能に渡す機能を備えたものである。
請求項17の発明によるプログラムは、請求項16のプログラムにおいて、上記各制御機能に、上記各第2の通信処理機能のうちの対応する第2の通信処理機能から上記データ取得要求に対するデータ取得結果を受けた場合に、該データ取得結果を上記各データ処理装置が利用可能な形式に変換して上記第1の通信処理機能に渡す機能を備えたものである。
請求項18の発明によるプログラムは、請求項14又は15のプログラムにおいて、上記第1の通信処理機能に、上記各データ処理装置のいずれかからデータの変更を要求するデータ変更要求を受信した場合に、上記各データ保持装置のうちの該データ処理装置が利用可能なデータを保持しているデータ保持装置を上記情報管理機能に対して問い合わせ、上記各制御機能のうちの該情報管理機能から回答されたデータ保持装置と通信可能にするための制御機能に上記データ変更要求を渡す機能を備え、上記各制御機能に、上記第1の通信処理機能から上記データ変更要求を受けた場合に、該データ変更要求を上記各データ保持装置のうちの対応するデータ保持装置に適した形式に変換して上記各第2の通信処理機能のうちの対応する第2の通信処理機能に渡す機能を備えたものである。
請求項19の発明によるプログラムは、請求項14又は15のプログラムにおいて、上記第1の通信処理機能に、上記各データ処理装置のいずれかからデータの変更を要求するデータ変更要求を受信した場合に、上記各データ保持装置のうちの該データ処理装置が利用可能なデータを保持しているデータ保持装置と該データ保持装置に保持されているデータを利用可能なデータ処理装置とを上記情報管理機能に対して問い合わせ、該情報管理機能から回答されたデータ処理装置に対してデータ変更を行って良いか否かを問い合わせ、該データ処理装置からデータ変更を許可する旨の通知を受信した場合に、上記各制御機能のうちの上記情報管理機能から回答されたデータ保持装置と通信可能にするための制御機能に上記データ変更要求を渡す機能を備え、上記各制御機能に、上記第1の通信処理機能から上記データ変更要求を受けた場合に、該データ変更要求を上記各データ保持装置のうちの対応するデータ保持装置に適した形式に変換して上記各第2の通信処理機能のうちの対応する第2の通信処理機能に渡す機能を備えたものである。
請求項20の発明によるプログラムは、請求項18又は19のプログラムにおいて、上記各制御機能に、上記各第2の通信処理機能のうちの対応する第2の通信処理機能から上記データ変更要求に対するデータ変更結果を受けた場合に、該データ変更結果を上記各データ処理装置が利用可能な形式に変換して上記第1の通信処理機能に渡す機能を備えたものである。
請求項21の発明によるプログラムは、請求項20のプログラムにおいて、上記第1の通信処理機能に、上記各制御機能のいずれかから上記データ変更結果を受けた場合に、該データ変更結果の送信元のデータ保持装置に保持されているデータを利用可能なデータ処理装置を上記情報管理機能に対して問い合わせ、該情報管理機能から回答されたデータ処理装置にデータ変更の発生を知らせるデータ変更発生通知を渡す機能を備えたものである。
請求項22の発明によるプログラムは、請求項14〜21のいずれかのプログラムにおいて、上記各制御機能に、上記各第2の通信処理機能のうちの対応する第2の通信処理機能からデータ変更の発生を知らせるデータ変更発生通知を受けた場合に、該データ変更発生通知を上記各データ処理装置が利用可能な形式に変換して上記第1の通信処理機能に渡す機能を備え、上記第1の通信処理機能に、上記各制御機能のいずれかから上記データ変更発生通知を受けた場合に、上記各データ保持装置のうちの該データ変更発生通知の送信元のデータ保持装置に保持されているデータを利用可能なデータ処理装置を上記情報管理機能に対して問い合わせ、該情報管理機能から回答されたデータ処理装置に上記データ変更発生通知を渡す機能を備えたものである。
請求項23の発明によるプログラムは、請求項14〜21のいずれかのプログラムにおいて、上記各制御機能に、上記各第2の通信処理機能のうちの対応する第2の通信処理機能からデータ変更の発生を知らせるデータ変更発生通知を受けた場合に、該データ変更発生通知を上記各データ処理装置が利用可能な形式に変換して上記第1の通信処理機能に渡す機能を備え、上記第1の通信処理機能に、上記各制御機能のいずれかから上記データ変更発生通知を受けた場合に、上記各データ保持装置のうちの該データ変更発生通知の送信元のデータ保持装置に保持されているデータを利用可能なデータ処理装置を上記情報管理機能に対して問い合わせ、該情報管理機能から回答されたデータ処理装置に対してデータ変更を行って良いか否かを問い合わせ、該データ処理装置からデータ変更を許可する旨の通知を受信した場合に、そのデータ処理装置に上記データ変更発生通知を送信する機能を備えたものである。
請求項24の発明によるプログラムは、請求項23のプログラムにおいて、上記第1の通信処理機能に、上記情報管理機能から回答されたデータ処理装置に対する上記問い合わせに対して、データ変更を不許可とする旨の通知を受信した場合に、その通知の送信元のデータ処理装置を特定するための特定情報を含むデータ変更失敗通知を上記データ変更発生通知を渡した制御機能に渡す機能を備え、上記各制御機能に、上記第1の通信処理機能から上記データ変更発生通知に対する上記データ変更失敗通知を受けた場合に、所定時間経過後、再び上記データ変更発生通知を上記第1の通信処理機能に渡す機能を備えたものである。
請求項25の発明による記録媒体は、請求項14〜24のいずれかのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
この発明によれば、データ管理装置(コンピュータ)内の接続処理手段(接続処理用ソフトウェア)を、データを処理するデータ処理装置と通信回線を介して通信する第1の通信処理手段と、データを保持するデータ保持装置(DB機器)と通信回線を介して通信する第2の通信処理手段と、データ保持装置を特定するための特定情報とそのデータ保持装置に保持されているデータの利用が許可されたデータ処理装置を特定するための特定情報とを関連付けて記憶して管理する情報管理手段と、その情報管理手段による管理状況に基づいて、第2の通信処理手段によって受信するデータ保持装置からのデータをデータ処理装置で利用可能な形式に、第1の通信処理手段によって受信するデータ処理装置からのデータをデータ保持装置に適した形式にそれぞれ変換する制御手段とによって構成したので、次のような効果を得ることができる。
すなわち、ネットワーク(通信回線)上に増設したデータ保持装置との接続処理を行う場合や、ネットワーク上の変更したデータ保持装置との接続処理を行なう場合に、それらの接続処理を行うための手段(ソフトウェア)である第2の通信処理手段および制御手段のみを増設又は変更するだけで済む。よって、ネットワーク上に増設したデータ保持装置やネットワーク上の変更したデータ保持装置に保持されているデータ(DB)を大幅なコスト増を招くことなく複数台のデータ処理装置で共用することができ、データ処理システムの低コスト化を実現することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
まず、この発明の一実施形態であるデータ処理システムの概要を図1を参照して説明する。
図1は、そのデータ処理システムのネットワーク接続例を示す概念図である。
このデータ処理システムは、データ処理装置(クライアント)としてデジタル複合機(以下「MFP」ともいう)10および通常PC20を、データ保持装置としてデータ保持用PC30,40を、データ管理装置としてデータ管理用PC(サーバ)50をそれぞれ備え、それらをLAN(ローカルエリアネットワーク)等のネットワーク(通信回線)1を介して通信可能に接続できるものである。なお、ネットワーク1を2つに分け、一方のネットワークにデータ処理装置であるMFP10および通常PC20を、他方のネットワークにデータ保持装置であるデータ保持用PC30,40を、両方のネットワークにデータ管理装置であるデータ管理用PC50をそれぞれ接続することも可能である。そのようにすれば、MFP10,通常PC20とデータ保持用PC30,40とはデータ管理用PC50を介してのみ通信を行うことが可能になる。
次に、図1のMFP10のハードウェア構成例について、図2を参照して具体的に説明する。
図2は、図1のMFP10のハードウェア構成例を示すブロック図である。
このMFP10は、デジタル複写機,プリンタ,FAX装置,スキャナ装置としての機能、つまりコピー機能,プリンタ機能(印刷機能),FAX機能,スキャナ機能を含む各種機能を実現できる画像形成装置であり、図2に示すように、コントローラ11,FCU(ファックスコントロールユニット)12,エンジンインタフェース(以下「インタフェース」を「I/F」ともいう)13,およびエンジン14等によって構成されている。これらの構成が、原稿の画像読み取り,印刷(画像形成),画像データ送信等の画像処理を行うためのハードウェア資源である。
コントローラ11は、MFP10の各部を統括的に制御するものである。その制御により、各種機能を実現することができる。
FCU12は、外部装置、例えばFAX装置又はモデム機能(FAX通信機能)を有するデジタル複写機や他のMFP(デジタル複合機)等の画像形成装置との通信を公衆回線経由で制御するものである。
エンジンI/F13は、エンジン14をPCI(Peripheral Component Interconnect)バスに接続するためのインタフェースである。
エンジン14は、原稿の画像を読み取るスキャナ(画像読取手段)、そのスキャナによって読み取られた画像データあるいは外部装置から受信した印刷データを可視画像として用紙(他の記録媒体でもよい)上に印刷を行うプロッタ(画像形成手段)や、原稿をスキャナの画像読取位置へ自動給送する自動原稿給送装置(ADF)、プロッタで印刷がなされた用紙に対してソート(仕分け),パンチ(穴開け),ステープル処理等の後処理を行う後処理装置などのハードウェアデバイスに相当するものである。
コントローラ11は、CPU101,ASIC(Application Specific Integrated Circuit)102,SDRAM103,ROM104,NVRAM105,HDD(ハードディスクドライブ)106,操作部107,モデム108,USB(Universal Serial Bus)・I/F109,IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394・I/F110,およびMAC(Media Access Controller)・I/F111等によって構成されている。なお、操作部107は実際にはコントローラ11の外側に配置されている。
CPU101は、ASIC102を介してデータ処理(各機能の制御)を行う演算処理手段である。
ASIC102は、CPUインタフェース,SDRAMインターフェース,ローカルバスインタフェース,PCIインタフェース,HDDインタフェース等からなる多機能デバイスボードであり、CPU101の制御対象となるデバイスの共有化を図り、アーキテクチャの面からアプリ等の開発の高効率化を支援するものである。
このASIC102には、エンジン14の操作命令等を受け付ける操作部107が直接的に接続されると共に、モデム108も直接的に接続される。また、USB・I/F109,IEEE1394・I/F110,MAC・I/F111,FCU12,およびエンジンI/F13がPCIバス112を介して接続される。
SDRAM103は、各種プログラムを記憶するプログラムメモリや、CPU101がデータ処理を行う際に使用するワークメモリ等として使用するメインメモリである。なお、このSDRAM103の代わりに、DRAMやSRAMを使用してもよい。
ROM104は、CPU101が実行するプログラムや固定データを記憶している固定メモリである。なお、このROM104に、種々のアプリ(アプリケーション)を記憶しておくこともできる。
NVRAM105は、変更可能な種々のパラメータ等のデータを記憶する不揮発性メモリであり、電源がオフになっても記憶内容を保持するようになっている。なお、このNVRAM105として、RAMと電池を利用したバックアップ回路を集積した不揮発性RAMや、EEPROM,フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを使用することができる。
HDD106は、電源のオン・オフに関係なくデータを記憶保存する記憶装置(記録媒体)である。このHDD106に、上述したSDRAM103内のデータ、あるいはNVRAM105内のデータを記憶しておくこともできる。
操作部107は、エンジン14,通常PC20,又はデータ管理用PC50に対する動作指示等のデータを入力するための各種の操作キー(操作スイッチ又は操作ボタンともいう)およびLCD又はCRTの文字表示器を有する操作手段である。
モデム108は、変復調手段であり、図示しない外部装置へ公衆回線経由でデータを送信する場合、そのデータを公衆回線に流せる形に変調する。また、外部装置から送られてくる変調されたデータを受信した場合、そのデータを復調する。
USB・I/F109およびIEEE1394・I/F110はそれぞれ、外部装置(周辺機器)と直接接続して通信を行うための、USB規格,IEEE1394規格のインタフェース(直接インタフェース)である。
MAC・I/F111は、LAN等のネットワーク1を介して通常PC20,データ保持用PC30,40,およびデータ管理用PC50を含む各外部装置と通信を行うためのネットワークインタフェースである。
なお、USB・I/F109やIEEE1394・I/F110以外の直接インタフェースをコントローラ11に増設することもできる。
ここで、コピー機能とは、スキャナに原稿の画像を読み取らせ、その画像データをプロッタに送って用紙等の記録媒体上に可視画像として印刷(形成)させるコピー動作を行わせる機能のことである。
プリンタ機能とは、外部装置からのデータをそのまま又は加工処理してプロッタに送って記録媒体上に可視画像として印刷させるプリンタ動作(印刷動作)を行わせる機能のことである。
スキャナ機能とは、スキャナに原稿の画像を読み取らせ、その画像データをメモリ(SDRAM103,NVRAM105,又はHDD106)に書き込んで記憶(蓄積)させるスキャナ動作を行わせる機能のことである。
なお、そのスキャナ動作による処理後のスタートキーの押下により、SDRAM103又はHDD106内の画像データを呼び出し(読み出し)、その画像データに基づいて転写紙上に画像を印刷することができる。
FAX機能とは、スキャナに原稿の画像を読み取らせ、その画像データをFCU12によって外部装置へ送信させるFAX送信動作と、外部装置からFCU12によって画像データを受け取り、その画像データをプロッタに送って記録媒体上に画像を形成させるFAX受信動作を行わせる機能のことである。
次に、図1の通常PC20のハードウェア構成例について、図3を参照して具体的に説明する。
図3は、図1の通常PC20のハードウェア構成例を示すブロック図である。
この通常PC20は、文書データやグラフィックデータ等の印刷データを生成する機能を有する端末装置であり、図3に示すように、装置本体200,入力装置220,および表示装置230によって構成されている。
装置本体200は、通常PC20全体を制御するものであり、CPU201,ASIC202,SDRAM203,ROM204,NVRAM205,HDD206,モデム207,USB・I/F208,IEEE1394・I/F209,およびMAC・I/F210等によって構成されている。
この装置本体200の構成は、図2によって説明したMFP10のコントローラ11のハードウェア構成と略同様である。
HDD206は、OS(オペレーションシステム)およびアプリの他に、ブラウザおよびプリンタドライバ(プリンタドライバプログラム)を記憶保存している。そのうち、ブラウザは、印刷文書データ等の各種データを表示装置230の画面上に表示するためのものである。プリンタドライバは、MFP10に対して印刷要求を通知すると共に、印刷データ(画像データ加工を含む)を渡すためのものである。
入力装置220は、動作指示等のデータを入力するためのキーボードやマウス等のポインティングデバイス等に相当する。
表示装置230は、各種情報を表示するLCDディスプレイ又はCRTディスプレイ等に相当する。なお、この表示装置230の表面に、タッチパネルを備えることもできる。
ここで、装置本体200のCPU201は、通常PC20の電源投入時に、ROM204内のブートローダ(ブートプログラム)に従い、HDD206内のOSを読み出し、それをSDRAM203にロードして展開した後、そのOSを起動させる。更に、HDD206内のアプリ,ブラウザ,およびプリンタドライバもSDRAM203にロードして展開する。
そして、印刷データの生成モード時には、SDRAM203上のアプリによって表示装置230の画面上で入力装置220の操作に応じた印刷データを生成し、入力装置220の操作によって印刷要求が発行された時に、プリンタドライバによって上記印刷データをMFP10が理解できる言語に翻訳(加工)し、その翻訳した印刷データおよび所要条件(印刷条件,機器選択条件)を含む印刷依頼をMFP10に送信して印刷を行わせる。このとき、入力装置220,表示装置230とユーザとの入出力制御(画面表示やキーボード,マウス等による入力制御)であるユーザI/F制御も行う。
また、USB・I/F208,IEEE1394・I/F209,およびMAC・I/F210を用いることにより、ネットワーク制御を行う。
次に、図1のデータ保持用PC30,40のハードウェア構成例について、図4を参照して具体的に説明する。
図4は、図1のデータ保持用PC30,40のハードウェア構成例を示すブロック図である。
このデータ保持用PC30,40はそれぞれ、MFP10や通常PC20が利用可能なDB(データ)を保持するデータ保持装置(DB機器)であり、図4に示すように、CPU301,ASIC302,SDRAM303,ROM304,NVRAM305,HDD306,モデム307,USB・I/F308,IEEE1394・I/F309,およびMAC・I/F310等によって構成されている。
このデータ保持用PC30,40のハードウェア構成は、図3によって説明した通常PC20のハードウェア構成と略同様(入力装置と表示装置がないだけ)である。
HDD306は、MFP10又は通常PC20が利用可能なDBを格納している。但し、データ保持用PC30,40は異なる種類のDBを備えている。例えば、データ保持用PC30がユーザ登録用WindowsNT(登録商標)サーバであればWindowsNT用のDBを、データ保持用PC40がUnix(登録商標)PCのユーザ管理サーバであればUnix用のDBをそれぞれ備えるものとする。
CPU301は、データ保持用PCの電源投入時に、ROM304内のブートローダに従い、HDD306内のOSを読み出し、それをSDRAM303にロードして展開した後、そのOSを起動させる。
そして、USB・I/F308,IEEE1394・I/F309,およびMAC・I/F310を用いることにより、ネットワーク制御を行う。
次に、図1のデータ管理用PC50のハードウェア構成例について、図5を参照して具体的に説明する。
図5は、図1のデータ管理用PC50のハードウェア構成例を示すブロック図である。
このデータ管理用PC50は、データ保持用PC30,40にそれぞれ保持されているデータを管理するデータ管理装置であり、図5に示すように、CPU501,ASIC502,SDRAM503,ROM504,NVRAM505,HDD506,モデム507,USB・I/F508,IEEE1394・I/F509,およびMAC・I/F510等によって構成されている。
このデータ管理用PC50のハードウェア構成は、図4によって説明したデータ保持用PC30,40のハードウェア構成と同様である。
CPU501は、データ管理用PC50の電源投入時に、ROM504内のブートローダに従い、HDD506内のOSを読み出し、それをSDRAM503にロードして展開した後、そのOSを起動させる。
そして、USB・I/F508,IEEE1394・I/F509,およびMAC・I/F510を用いることにより、ネットワーク制御を行う。
なお、MFP10以外に、単体のプリンタ,デジタル複写機,又はFAX装置等の他の画像形成装置をネットワーク1経由で又は直接接続することもできる。
次に、このデータ管理用PC50の主要な機能構成例について、図6を参照して具体的に説明する。
図6は、図1のデータ管理用PC50の主要な機能構成例を示すブロック図である。
このデータ管理用PC50は、クライアント通信処理部521,PC1固有処理部522,PC2固有処理部523,およびデータ保持用PC管理部524としての機能を備えている。これらの機能は、図5のCPU501がROM504やSDRAM503上のプログラムに従って動作し、必要に応じてUSB・I/F508,IEEE1394・I/F509,MAC・I/F510を選択的に使用することによって実現できるものである。なお、ここでは、各データ保持用PC30,40がそれぞれ扱うデータ形式が異なるため、その各データ保持用PC30,40にそれぞれ対応するPC1固有処理部522,PC2固有処理部523を設けている。
クライアント通信処理部521は、MFP10および通常PC20とネットワーク1を介して通信する第1の通信処理手段である。
PC1固有処理部522は、PC1通信処理部522aおよびPC1制御部522bからなる。そして、PC1通信処理部522aは、データ保持用PC30(データ保持用PC1)とネットワーク1を介して通信する第2の通信処理手段である。PC1制御部522bは、後述するデータ保持用PC管理部524による管理状況に基づいて、PC1通信処理部522aによって受信するデータ保持用PC30からの通信コマンド等のデータを送信先(データ管理用PC50,MFP10,通常PC20)に適した(送信先で解釈可能な)形式(プロトコル)に、クライアント通信処理部521によって受信するMFP10,通常PC20からの通信コマンド等のデータを送信先(データ保持用PC30)に適した形式にそれぞれ変換する制御手段である。
PC2固有処理部523は、PC2通信処理部523aおよびPC2制御部523bからなる。そして、PC2通信処理部523aは、データ保持用PC40(データ保持用PC2)とネットワーク1を介して通信する第2の通信処理手段である。PC2制御部523bは、後述するデータ保持用PC管理部524による管理状況に基づいて、PC2通信処理部523aによって受信するデータ保持用PC40からの通信コマンド等のデータを送信先(データ管理用PC50,MFP10,通常PC20)に適した形式に、クライアント通信処理部521によって受信するMFP10,通常PC20からの通信コマンド等のデータを送信先(データ保持用PC40)に適した形式にそれぞれ変換する制御手段である。
データ保持用PC管理部524は、データ保持装置であるデータ保持用PC30,40をそれぞれ特定するための特定情報(例えばIPアドレス,マシン名)とデータ保持用PC30,40にそれぞれ保持されているDB(データ)の利用が許可されたデータ処理装置であるMFP10,通常PC20をそれぞれ特定するための特定情報(例えばIPアドレス,マシン名)とを関連付けて管理データとしてHDD506(図5参照)に記憶して管理する情報管理手段である。
なお、CPU501にPC1固有処理部522としての機能およびPC2固有処理部523としての機能をそれぞれ実現させるための各プログラムは、外部からダウンロードして追加したり、あるいはサービスマンによって追加することが可能である。
以下、このデータ処理システムにおけるこの発明に係わる制御について、図7〜図16の各図面を参照して具体的に説明する。
まず、このデータ処理システムにおけるデータ保持用PC30,40の起動時の通信シーケンスの一例について、図7を参照して説明する。
図7は、このデータ処理システムにおけるデータ保持用PC30,40の起動時の通信シーケンスの一例を示す図である。なお、図7以降の各図において、ステップを「S」と略記している。
データ保持用PC30(データ保持用PC1)は、自己が起動した時(電源投入時)に、その旨を知らせる起動通知(データ保持用PC30の特定情報を含む)をネットワーク1経由でデータ管理用PC50へ送信する(S1)。
データ管理用PC50のPC1通信処理部522aは、データ保持用PC30から起動通知を受信すると、その起動通知をPC1制御部522bへ送信する(S2)。
PC1制御部522bは、PC1通信処理部522aから起動通知を受けると、その起動通知をデータ管理用PC50に適した(データ管理用PC50内で解釈可能な)形式に変換した後、データ保持用PC管理部524へ送信する(S3)。
データ保持用PC管理部524は、PC1制御部522bから起動通知を受けると、それに含まれている特定情報から通信相手のデータ保持用PC30が起動したことを確認し、データ保持用PC30が利用可能になった旨の情報(例えば対応するフラグ)をデータ保持用PC30の特定情報(例えばIPアドレス,マシン名)に関連付けてHDD506に記憶する。
データ保持用PC40(データ保持用PC2)も、自己が起動した時に、その旨を知らせる起動通知(データ保持用PC40の特定情報を含む)をネットワーク1経由でデータ管理用PC50へ送信する(S11)。
データ管理用PC50のPC2通信処理部523aは、データ保持用PC40から起動通知を受信すると、PC2通信処理部523aと同様の処理を行い(S12)、PC2制御部523bも、PC1制御部522bと同様の処理を行う(S13)。
データ保持用PC管理部524は、PC2制御部523bから起動通知を受けると、それに含まれている特定情報から通信相手のデータ保持用PC40が起動したことを確認し、データ保持用PC40が利用可能になった旨の情報をデータ保持用PC40の特定情報に関連付けてHDD506に記憶する。
次に、このデータ処理システムにおけるデータ管理用PC50の起動時の通信シーケンスの一例について、図8を参照して説明する。
図8は、このデータ処理システムにおけるデータ管理用PC50の起動時の通信シーケンスの一例を示す図である。
データ管理用PC50のPC1制御部522bは、データ管理用PC50が起動した時に、その旨を知らせる起動通知(データ管理用PC50の特定情報を含む)をデータ保持用PC30に適した形式でPC1通信処理部522aへ送信する(S21)。
PC1通信処理部522aは、PC1制御部522bから起動通知を受けると、その起動通知をネットワーク1経由でデータ保持用PC30へ送信する(S22)。
データ保持用PC30は、自己の起動中にデータ管理用PC50から起動通知を受信すると、その起動通知に含まれている特定情報から通信相手がデータ管理用PC50が起動したことを確認し、自己が起動している旨を知らせる起動通知(データ保持用PC30の特定情報を含む)をネットワーク1経由でデータ管理用PC50へ送信する(S23)。
データ管理用PC50のPC2制御部523bは、データ管理用PC50が起動した時に、その旨を知らせる起動通知(データ管理用PC50の特定情報を含む)をデータ保持用PC40に適した形式でPC2通信処理部523aへ送信する(S31)。
PC2通信処理部523aは、PC2制御部523bから起動通知を受けると、その起動通知をネットワーク1経由でデータ保持用PC40へ送信する(S32)。
データ保持用PC40は、自己の起動中にデータ管理用PC50から起動通知を受信すると、その起動通知に含まれている特定情報から通信相手がデータ管理用PC50が起動したことを確認し、自己が起動している旨を知らせる起動通知(データ保持用PC40の特定情報を含む)をネットワーク1経由でデータ管理用PC50へ送信する(S33)。
データ管理用PC50のPC1通信処理部522aは、データ保持用PC30から起動通知を受信すると、図7によって説明した処理と同様の処理を行い(S24)、PC1制御部522bも、図7によって説明した処理と同様の処理を行う(S25)。
データ管理用PC50のPC2通信処理部523aも、データ保持用PC40から起動通知を受信すると、図7によって説明した処理と同様の処理を行い(S34)、PC2制御部523bも、図7によって説明した処理と同様の処理を行う(S35)。
データ保持用PC管理部524も、PC1制御部522bおよびPC2制御部523bからそれぞれ起動通知を受けると、図7によって説明した処理と同様の処理を行う。
次に、このデータ処理システムにおけるMFP10でデータ取得要求が発生した時の通信シーケンスの一例について、図9を参照して説明する。
図9は、このデータ処理システムにおけるMFP10でデータ取得要求が発生した時の通信シーケンスの一例を示す図である。
MFP10は、操作部107上のキー操作により、あるデータの取得要求が発生した場合に、対応するデータ取得要求(自己を特定するための特定情報と取得したいデータを特定するための特定情報を含む)をネットワーク1経由でデータ管理用PC50へ送信する(S41)。
データ管理用PC50のクライアント通信処理部521は、MFP10からデータ取得要求を受信すると、通信先のデータ保持用PC、つまりMFP10が利用可能なデータを保持しているデータ保持用PCが判らないため、そのデータ保持用PCをデータ保持用PC管理部524に対して問い合わせる(S42)。
データ保持用PC管理部524は、その問い合わせにより、MFP10が利用可能なデータを保持しているデータ保持用PC(ここではデータ保持用PC30とする)をHDD506内の管理データに基づいて検索し、その検索結果をクライアント通信処理部521に対して応答する(S43)。
クライアント通信処理部521は、その応答により、MFP10が利用可能なデータを保持しているデータ保持用PCがデータ保持用PC30であることが判るため、上記データ取得要求をデータ保持用PC30と通信可能にするためのPC1制御部522bへ送信する(S44)。
PC1制御部522bは、クライアント通信処理部521からデータ取得要求を受けると、そのデータ取得要求を送信先のデータ保持用PC30に適した(データ保持用PC30内で解釈可能な)形式に変換した後、PC1通信処理部522aへ送信する(S45)。
PC1通信処理部522aは、PC1制御部522bからデータ取得要求を受けると、そのデータ取得要求をネットワーク1経由でデータ保持用PC30へ送信する(S46)。
データ保持用PC30は、データ管理用PC50からデータ取得要求を受信すると、それに含まれている各特定情報からデータ取得要求の送信元がMFP10であることと取得したいデータが判るため、そのデータを自己のDBから読み込み、そのデータ(データ保持用PC30の特定情報を含む)をデータ取得結果としてネットワーク1経由でデータ管理用PC50へ送信する(S47)。
データ管理用PC50のPC1通信処理部522aは、データ保持用PC30へのデータ取得要求の送信に対して、データ保持用PC30からデータ取得結果を受信すると、それをPC1制御部522bへ送信する(S48)。
PC1制御部522bは、PC1通信処理部522aからデータ取得結果を受けると、それをデータ管理用PC50に適した(データ管理用PC50内で解釈可能な)形式、つまりMFP10や通常PC20で利用可能な形式に変換した後、クライアント通信処理部521へ送信する(S49)。
クライアント通信処理部521は、PC1制御部522bからデータ取得結果を受けると、それをネットワーク1経由でデータ取得要求の送信元のMFP10へ送信する(S50)。
MFP10は、データ管理用PC50からデータ取得結果(データ)を受信(取得)すると、それをHDD106に書き込む。つまり、受信したデータに基づいてHDD106内のデータ(例えばファームウェア等のプログラム)を更新する。
なお、MFP10がデータ保持用PC40に対するデータ取得要求によってデータ保持用PC40からデータを取得する場合には、データ管理用PC50のクライアント通信処理部521,PC2通信処理部523a,PC2制御部523b,データ保持用PC管理部524,およびデータ保持用PC40が対応する処理を行うことになるが、そのうちのPC2通信処理部523a,PC2制御部523b,およびデータ保持用PC40による処理は、上述したPC1通信処理部522a,PC1制御部522b,およびデータ保持用PC30と同様の処理を行う。
また、通常PC20がデータ保持用PC30又は40に対するデータ取得要求によってデータ保持用PC30又は40からデータを取得する場合にも、データ管理用PC50およびデータ保持用PC30,40が、MFP10がデータ保持用PC30又は40に対するデータ取得要求によってデータ保持用PC30又は40からデータを取得する場合と略同様の処理を行う。
次に、このデータ処理システムにおけるMFP10でデータ変更要求が発生した時の通信シーケンスの一例について、図10を参照して説明する。
図10は、このデータ処理システムにおけるMFP10でデータ変更要求が発生した時の通信シーケンスの一例を示す図である。
MFP10は、操作部107上のキー操作により、あるデータの変更要求が発生した場合に、対応するデータ変更要求(自己を特定するための特定情報と変更したいデータを特定するための特定情報と変更内容を含む)をネットワーク1経由でデータ管理用PC50へ送信する(S51)。
データ管理用PC50のクライアント通信処理部521は、MFP10からデータ変更要求を受信すると、通信先のデータ保持用PC、つまりMFP10が利用可能なデータを保持しているデータ保持用PCが判らないため、そのデータ保持用PCをデータ保持用PC管理部524に対して問い合わせる(S52)。
データ保持用PC管理部524は、その問い合わせにより、MFP10が利用可能なデータを保持しているデータ保持用PC(ここではデータ保持用PC30とする)をHDD506内の管理データに基づいて検索し、その検索結果をクライアント通信処理部521に対して応答する(S53)。
クライアント通信処理部521は、その応答により、MFP10が利用可能なデータを保持しているデータ保持用PCがデータ保持用PC30であることが判るため、上記データ変更要求をデータ保持用PC30と通信可能にするためのPC1制御部522bへ送信する(S54)。
PC1制御部522bは、クライアント通信処理部521からデータ変更要求を受けると、そのデータ変更要求を送信先のデータ保持用PC30に適した(データ保持用PC30内で解釈可能な)形式に変換した後、PC1通信処理部522aへ送信する(S55)。
PC1通信処理部522aは、PC1制御部522bからデータ変更要求を受けると、そのデータ変更要求をネットワーク1経由でデータ保持用PC30へ送信する(S56)。
データ保持用PC30は、データ管理用PC50からデータ変更要求を受信すると、それに含まれている各特定情報からデータ変更要求の送信元がMFP10であることと変更したいデータが判るため、自己のDB内のそのデータを受信したデータ変更要求に含まれている変更内容に従って変更し、そのデータ変更結果(データ保持用PC30の特定情報を含む)をネットワーク1経由でデータ管理用PC50へ送信する(S57)。
データ管理用PC50のPC1通信処理部522aは、データ保持用PC30へのデータ変更要求の送信に対して、データ保持用PC30からデータ変更結果を受信すると、それをPC1制御部522bへ送信する(S58)。
PC1制御部522bは、PC1通信処理部522aからデータ変更結果を受けると、それをデータ管理用PC50に適した(データ管理用PC50内で解釈可能な)形式、つまりMFP10や通常PC20で利用可能な形式に変換した後、クライアント通信処理部521へ送信する(S59)。
クライアント通信処理部521は、PC1制御部522bからデータ変更結果を受けると、変更前のデータが利用可能であったクライアント(データ処理装置)がMFP10のみとは限らないため、そのクライアントをデータ保持用PC管理部524に対して問い合わせる(S60)。
データ保持用PC管理部524は、その問い合わせにより、変更前のデータが利用可能であったクライアントをHDD506内の管理データに基づいて検索し、その検索結果をクライアント通信処理部521に対して応答する(S61)。
クライアント通信処理部521は、その応答により、変更前のデータが利用可能であったクライアントが判るため、そのクライアント(ここではMFP10のみとする)へデータ変更結果をネットワーク1経由で送信する(S62)。勿論、変更前のデータが利用可能であったクライアントの中に通常PC20も含まれていた場合には、その通常PC20へもデータ変更結果をネットワーク1経由で送信する。
MFP10は、データ管理用PC50からデータ変更結果を受信すると、その内容を図2の操作部107上に表示する。勿論、通常PC20も、データ管理用PC50からデータ変更結果を受信した場合には、その内容を図3の表示装置230上に表示する。
なお、MFP10がデータ保持用PC40に対するデータ変更要求によってデータ保持用PC40のDB内のデータを変更する場合には、データ管理用PC50のクライアント通信処理部521,PC2通信処理部523a,PC2制御部523b,データ保持用PC管理部524,およびデータ保持用PC40が対応する処理を行うことになるが、そのうちのPC2通信処理部523a,PC2制御部523b,およびデータ保持用PC40による処理は、上述したPC1通信処理部522a,PC1制御部522b,およびデータ保持用PC30と同様の処理を行う。
また、通常PC20がデータ保持用PC30又は40に対するデータ変更要求によってデータ保持用PC30又は40のDB内のデータを変更する場合にも、データ管理用PC50およびデータ保持用PC30,40が、MFP10がデータ保持用PC30又は40に対するデータ変更要求によってデータ保持用PC30又は40のDB内のデータを変更する場合と略同様の処理を行う。
次に、このデータ処理システムにおけるデータ保持用PC30からデータ変更発生通知が送信された時の通信シーケンスの一例について、図11を参照して説明する。
図11は、このデータ処理システムにおけるデータ保持用PC30からデータ変更発生通知が送信された時の通信シーケンスの一例を示す図である。
データ保持用PC30は、サービスマンによる専用機器(ノートPC等の携帯端末)等の操作により、自己のDB内のデータが変更された場合に、その旨を知らせるデータ変更発生通知(データ保持用PC30の特定情報を含む)をネットワーク1経由でデータ管理用PC50へ送信する(S71)。
データ管理用PC50のPC1通信処理部522aは、データ保持用PC30からデータ変更発生通知を受信すると、それをPC1制御部522bへ送信する(S72)。
PC1制御部522bは、PC1通信処理部522aからデータ変更発生通知を受けると、それをデータ管理用PC50に適した(データ管理用PC50内で解釈可能な)形式、つまりMFP10や通常PC20に適した(MFP10や通常PC20内で解釈可能な)形式に変換した後、クライアント通信処理部521へ送信する(S73)。
クライアント通信処理部521は、PC1制御部522bからデータ変更発生通知を受けると、変更前のデータが利用可能であった通信先のクライアントが判らないため、そのクライアントをデータ保持用PC管理部524に対して問い合わせる(S74)。
データ保持用PC管理部524は、その問い合わせにより、変更前のデータが利用可能であった通信先のクライアントをHDD506内の管理データに基づいて検索し、その検索結果をクライアント通信処理部521に対して応答する(S75)。
クライアント通信処理部521は、その応答により、変更前のデータが利用可能であつた通信先のクライアントが判るため、そのクライアント(ここではMFP10のみとする)へデータ変更発生通知をネットワーク1経由で送信する(S76)。勿論、変更前のデータが利用可能であったクライアントの中に通常PC20も含まれていた場合には、その通常PC20へもデータ変更発生通知をネットワーク1経由で送信する。
MFP10は、データ管理用PC50からデータ変更発生通知を受信すると、その内容を図2の操作部107上に表示する。勿論、通常PC20も、データ管理用PC50からデータ変更発生通知を受信した場合には、その内容を図3の表示装置230上に表示する。
なお、データ保持用PC40からデータ変更発生通知が送信された場合には、データ管理用PC50のクライアント通信処理部521,PC2通信処理部523a,PC2制御部523b,およびデータ保持用PC管理部524が対応する処理を行うことになるが、そのうちのPC2通信処理部523a,PC2制御部523bによる処理は、上述したPC1通信処理部522a,PC1制御部522bと同様の処理を行う。
次に、このデータ処理システムにおけるMFP10でデータ変更要求が発生した時の通信シーケンスの他の例(但しデータ変更が許可された場合と許可されなかった場合の通信シーケンスの例)について、図12,図13を参照して説明する。
図12は、このデータ処理システムにおけるMFP10でデータ変更要求が発生した時でデータ変更が許可された場合の通信シーケンスの一例を示す図である。
図13は、このデータ処理システムにおけるMFP10でデータ変更要求が発生した時でデータ変更が許可されなかった場合の通信シーケンスの一例を示す図である。
MFP10は、操作部107上のキー操作により、あるデータの変更要求が発生した場合に、対応するデータ変更要求(自己を特定するための特定情報と変更したいデータを特定するための特定情報と変更内容を含む)をネットワーク1経由でデータ管理用PC50へ送信する(図12のS81)。
データ管理用PC50のクライアント通信処理部521は、MFP10からデータ変更要求を受信すると、通信先のデータ保持用PC、つまりMFP10が利用可能なデータを保持しているデータ保持用PCが判らないため、そのデータ保持用PCをデータ保持用PC管理部524に対して問い合わせる(S82)。
データ保持用PC管理部524は、その問い合わせにより、MFP10が利用可能なデータを保持しているデータ保持用PC(ここではデータ保持用PC30とする)をHDD506内の管理データに基づいて検索し、その検索結果をクライアント通信処理部521に対して応答する(S83)。
クライアント通信処理部521は、その応答により、MFP10が利用可能なデータを保持しているデータ保持用PCがデータ保持用PC30であることが判る。
次に、MFP10が利用可能なデータ(変更前のデータ)はMFP10以外のクライアントも利用可能である可能性があるため、そのデータを利用可能なクライアントをデータ保持用PC管理部524に対して問い合わせる(S84)。
データ保持用PC管理部524は、その問い合わせにより、変更前のデータを利用可能なクライアントをHDD506内の管理データに基づいて検索し、その検索結果をクライアント通信処理部521に対して応答する(S85)。
クライアント通信処理部521は、その応答により、変更前のデータを利用可能な全てのクライアントが判り、それがMFP10と通常PC20であった場合に、MFP10および通常PC20に対してデータ変更を行って良いか否か(データ変更許可)を順次問い合わせる(S86,S87)。
MFP10は、その問い合わせにより、データ変更を行って良いか否かを確認し、その確認結果をデータ管理用PC50へ送信する。例えば、データ変更を行って良いか否かを示すメッセージ情報を図2の操作部107上に表示し、そのメッセージ情報の表示に対してデータ変更を許可する操作がなされた場合に、データ変更を許可する旨の通知をデータ管理用PC50へ送信する(S88)。データ変更を不許可とする操作がなされた場合には、データ変更を不許可とする旨の通知をデータ管理用PC50へ送信する。
通常PC20も、上記問い合わせにより、データ変更を行って良いか否かを確認し、その確認結果をデータ管理用PC50へ送信する。例えば、データ変更を行って良いか否かを示すメッセージ情報を図3の表示装置230上に表示し、そのメッセージ情報の表示に対してデータ変更を許可する操作が入力装置220上でなされた場合に、データ変更を許可する旨の通知をデータ管理用PC50へ送信する(S89)。データ変更を不許可とする操作が入力装置220上でなされた場合には、データ変更を不許可とする旨の通知をデータ管理用PC50へ送信する(図13のS89′)。
データ管理用PC50のクライアント通信処理部521は、変更前のデータを利用可能な全てのクライアント、つまりMFP10および通常PC20からデータ変更を許可する旨の通知を受信すると、データ変更処理が可能になるため、MFP10から受信したデータ変更要求をデータ保持用PC30と通信可能にするためのPC1制御部522bへ送信する(S90)。
PC1制御部522bは、クライアント通信処理部521からデータ変更要求を受けると、そのデータ変更要求を送信先のデータ保持用PC30に適した形式に変換した後、PC1通信処理部522aへ送信する(S91)。
PC1通信処理部522aは、PC1制御部522bからデータ変更要求を受けると、そのデータ変更要求をネットワーク1経由でデータ保持用PC30へ送信する(S92)。
データ保持用PC30は、データ管理用PC50からデータ変更要求を受信すると、それに含まれている各特定情報からデータ変更要求の送信元がMFP10であることと変更したいデータが判るため、自己のDB内のそのデータを受信したデータ変更要求に含まれている変更内容に従って変更し、そのデータ変更結果(データ保持用PC30の特定情報を含む)をネットワーク1経由でデータ管理用PC50へ送信する(S93)。
データ管理用PC50のPC1通信処理部522aは、データ保持用PC30へのデータ変更要求の送信に対して、データ保持用PC30からデータ変更結果を受信すると、それをPC1制御部522bへ送信する(S94)。
PC1制御部522bは、PC1通信処理部522aからデータ変更結果を受けると、それをデータ管理用PC50に適した形式、つまりMFP10や通常PC20で利用可能な形式に変換した後、クライアント通信処理部521へ送信する(S95)。
クライアント通信処理部521は、PC1制御部522bからデータ変更結果を受けると、変更前のデータが利用可能であったクライアントをデータ保持用PC管理部524に対して問い合わせる(S96)。
データ保持用PC管理部524は、その問い合わせにより、変更前のデータが利用可能であったクライアントをHDD506内の管理データに基づいて検索し、その検索結果をクライアント通信処理部521に対して応答する(S97)。
クライアント通信処理部521は、その応答により、変更前のデータを利用可能であったクライアントがMFP10と通常PC20であることが判るため、MFP10と通常PC20へ順次ネットワーク1経由でデータ変更発生通知を送信する(S98,S99)。また、データ変更要求の送信元のMFP10には、PC1制御部522bから受け取ったデータ変更結果(変更完了)も送信する(S100)。
MFP10は、データ管理用PC50からデータ変更発生通知に続いてデータ変更結果を受信すると、それらの内容を図2の操作部107上に表示する。
通常PC20も、データ管理用PC50からデータ変更発生通知を受信した場合には、その内容を図3の表示装置230上に表示する。
一方、データ管理用PC50のクライアント通信処理部521は、変更前のデータを利用可能な全てのクライアントのうち、図13に示すように、通常PC20からデータ変更を不許可とする旨の通知を受信すると、データ変更処理を中止し、データ変更が失敗した旨の通知をデータ変更結果としてデータ変更要求の送信元のMFP10へ送信する(S101)。勿論、MFP10からデータ変更を不許可とする旨の通知を受信した場合でも、データ変更処理を中止する。
MFP10は、データ管理用PC50からデータ変更結果(データ変更が失敗した旨)を受信すると、その内容を操作部107上に表示する。
なお、MFP10がデータ保持用PC40に対するデータ変更要求によってデータ保持用PC40のDB内のデータを変更する場合には、データ管理用PC50のクライアント通信処理部521,PC2通信処理部523a,PC2制御部523b,データ保持用PC管理部524,およびデータ保持用PC40が対応する処理を行うことになるが、そのうちのPC2通信処理部523a,PC2制御部523b,およびデータ保持用PC40による処理は、上述したPC1通信処理部522a,PC1制御部522b,およびデータ保持用PC30と同様の処理を行う。
また、通常PC20がデータ保持用PC30又は40に対するデータ変更要求によってデータ保持用PC30又は40のDB内のデータを変更する場合にも、データ管理用PC50およびデータ保持用PC30,40が、MFP10がデータ保持用PC30又は40に対するデータ変更要求によってデータ保持用PC30又は40のDB内のデータを変更する場合と略同様の処理を行う。但し、MFP10からデータ変更を不許可とする旨の通知を受信した場合には、データ変更処理を中止し、データ変更が失敗した旨の通知をデータ変更結果としてデータ変更要求の送信元の通常PC20へ送信する。
次に、このデータ処理システムにおけるデータ保持用PC30からデータ変更発生通知が送信された時の通信シーケンスの他の例(但しデータ変更が許可された場合と許可されなかった場合の通信シーケンスの例)について、図14,図15を参照して説明する。
図14は、このデータ処理システムにおけるデータ保持用PC30からデータ変更発生通知が送信された時でデータ変更が許可された場合の通信シーケンスの一例を示す図である。
図15は、このデータ処理システムにおけるデータ保持用PC30からデータ変更発生通知が送信された時でデータ変更が許可されなかった場合の通信シーケンスの一例を示す図である。
データ保持用PC30は、サービスマンによる専用機器(ノートPC等の携帯端末)等の操作により、自己のDB内のデータが変更された場合に、その旨を知らせるデータ変更発生通知(データ保持用PC30の特定情報を含む)をネットワーク1経由でデータ管理用PC50へ送信する(S111)。
データ管理用PC50のPC1通信処理部522aは、データ保持用PC30からデータ変更発生通知を受信すると、それをPC1制御部522bへ送信する(S112)。
PC1制御部522bは、PC1通信処理部522aからデータ変更発生通知を受けると、それをデータ管理用PC50に適した(データ管理用PC50内で解釈可能な)形式、つまりMFP10や通常PC20に適した(MFP10や通常PC20内で解釈可能な)形式に変換した後、クライアント通信処理部521へ送信する(S113)。また、データ変更が発生した旨の情報(データ変更未完了の情報を含む)をデータ保持用PC30の特定情報に関連付けてHDD506に記憶する。
クライアント通信処理部521は、PC1制御部522bからデータ変更発生通知を受けると、変更前のデータが利用可能であった通信先のクライアントが判らないため、そのクライアントをデータ保持用PC管理部524に対して問い合わせる(S114)。
データ保持用PC管理部524は、その問い合わせにより、変更前のデータが利用可能であった通信先のクライアントをHDD506内の管理データに基づいて検索し、その検索結果をクライアント通信処理部521に対して応答する(S115)。
クライアント通信処理部521は、その応答により、変更前のデータが利用可能であつた全てのクライアントが判り、それがMFP10と通常PC20であった場合に、MFP10および通常PC20に対してデータ変更を行って良いか否か(データ変更許可)を順次問い合わせる(S116,S117)。
MFP10は、その問い合わせにより、データ変更を行って良いか否かを確認し、その確認結果(MFP10の特定情報を含む)をデータ管理用PC50へ送信する。例えば、データ変更を行って良いか否かを示すメッセージ情報を図2の操作部107上に表示し、そのメッセージ情報の表示に対してデータ変更を許可する操作がなされた場合に、データ変更を許可する旨の通知をデータ管理用PC50へ送信する(S118)。データ変更を不許可とする操作がなされた場合には、データ変更を不許可とする旨の通知をデータ管理用PC50へ送信する。
通常PC20も、上記問い合わせにより、データ変更を行って良いか否かを確認し、その確認結果(通常PC20の特定情報を含む)をデータ管理用PC50へ送信する。例えば、データ変更を行って良いか否かを示すメッセージ情報を図3の表示装置230上に表示し、そのメッセージ情報の表示に対してデータ変更を許可する操作が入力装置220上でなされた場合に、データ変更を許可する旨の通知をデータ管理用PC50へ送信する(S119)。データ変更を不許可とする操作が入力装置220上でなされた場合には、データ変更を不許可とする旨の通知をデータ管理用PC50へ送信する(図15のS131)。
データ管理用PC50のクライアント通信処理部521は、変更前のデータを利用可能な全てのクライアント、つまりMFP10および通常PC20からデータ変更を許可する旨の通知を受信すると、データ変更が可能になるため、PC1制御部522bから受信したデータ変更発生通知をMFP10および通常PC20へ順次送信した後、データ変更が完了した旨の通知(データ変更完了通知)をPC1制御部522bへ送信する(S120〜S122)。
PC1制御部522bは、クライアント通信処理部521からデータ変更が完了した旨の通知を受けると、HDD506にデータ保持用PC30の特定情報に関連付けて記憶したデータ変更が発生した旨の情報(データ変更未完了の情報を含む)に代えてデータ変更が正常に完了した旨の情報を記憶する。
MFP10は、データ管理用PC50からデータ変更発生通知を受信すると、その内容を図2の操作部107上に表示する。
通常PC20も、データ管理用PC50からデータ変更発生通知を受信した場合には、その内容を図3の表示装置230上に表示する。
一方、データ管理用PC50のクライアント通信処理部521は、変更前のデータを利用可能な全てのクライアントのうち、図15に示すように、通常PC20からデータ変更を不許可とする旨の通知を受信すると、データ変更が失敗した旨の通知(通常PC20の特定情報を含む)をPC1制御部522bへ送信する(S132)。
PC1制御部522bは、クライアント通信処理部521からデータ変更が失敗した旨の通知を受けると、HDD506にデータ保持用PC30の特定情報に関連付けて記憶したデータ変更が発生した旨の情報(データ変更未完了の情報を含む)に代えてデータ変更が失敗した旨の情報(通常PC20の特定情報を含む)を記憶すると共に、時間計測を開始する。
ここで、データ変更が失敗した旨の情報には、ユーザ情報としての通常PC20の特定情報が含まれているため、その後クライアント通信処理部521から通常PC20の特定情報を含むデータ取得要求を受けた場合には、データ変更が失敗した旨の通知をクライアント通信処理部521へ送信する。それによって、そのデータ変更が失敗した旨の通知がデータ取得要求の送信元の通常PC20へ送信されることになるため、その通常PC20ではその通知内容を表示することにより、通常PC20の使用者(ユーザ)がデータ取得を行なえない理由を知ることができる。
PC1制御部522bは、時間計測を開始した後、その計測時間が予め設定された所定時間を経過すると、再びPC1通信処理部522aから受信したデータ変更発生通知をデータ管理用PC50に適した形式でクライアント通信処理部521へ送信する(S133)。この処理(ポーリング処理)は、クライアント通信処理部521からデータ変更が失敗した旨の通知を受ける毎に、繰り返し行なうことになる。
クライアント通信処理部521およびデータ保持用PC管理部524は、上記ポーリング処理により、S114〜S117と同様の処理を行ない(S134〜S137)、変更前のデータを利用可能な全てのクライアント、つまりMFP10および通常PC20からデータ変更を許可する旨の通知を受信すると、データ変更が可能になるため、図示は省略するが、PC1制御部522bから受信したデータ変更発生通知をMFP10および通常PC20へ順次送信した後、データ変更が完了した旨の通知(データ変更完了通知)をPC1制御部522bへ送信する(S140)。
PC1制御部522bは、クライアント通信処理部521からデータ変更が完了した旨の通知を受けると、HDD506にデータ保持用PC30の特定情報に関連付けて記憶したデータ変更が失敗した旨の情報に代えてデータ変更が正常に完了した旨の情報を記憶する。
なお、データ保持用PC40からデータ変更発生通知が送信された場合には、データ管理用PC50のクライアント通信処理部521,PC2通信処理部523a,PC2制御部523b,およびデータ保持用PC管理部524が対応する処理を行うことになるが、そのうちのPC2通信処理部523a,PC2制御部523bによる処理は、上述したPC1通信処理部522a,PC1制御部522bと同様の処理を行う。
このように、データ管理用PC50内の接続処理手段(接続処理用ソフトウェア)を、クライアント通信処理部521(第1の通信処理手段),PC1固有処理部522(PC1通信処理部522a(第2の通信処理手段)およびPC1制御部522b(制御手段)からなる),PC2固有処理部523(PC2通信処理部523a(第2の通信処理手段)およびPC2制御部523b(制御手段)からなる),およびデータ保持用PC管理部524(情報管理手段)によって構成したので、ネットワーク1上に増設したデータ保持用PCとの接続処理を行う場合や、ネットワーク1上の変更したデータ保持用PCとの接続処理を行なう場合に、それらの接続処理を行うための手段(ソフトウェア)であるPC固有処理部(PC通信処理部およびPC制御部からなる)のみを増設又は変更するだけで済む。
例えば、図16に斜線を施して示すように、ネットワーク1上のデータ保持用PC40を変更した場合に、PC2固有処理部523を変更後のデータ保持用PC40との接続処理を行なうためのPC2固有処理部に変更するだけで、変更後のデータ保持用PC40に保持されているデータ(DB)を大幅なコスト増を招くことなく各クライアント(データ処理装置)で共用することができる。しかも、変更したデータ保持用PC40に保持されているデータを利用可能なクライアント側では、PC2固有処理部523に変更があったことを認識する必要がないため、開発コスト削減や利便性向上につながる。
あるいは、例えば図17に示すように、ネットワーク1上にデータ保持用PC60を増設した場合に、図18に斜線を施して示すように、そのデータ保持用PC60との接続処理を行なうためのPC3固有処理部525(PC3通信処理部525aおよびPC3制御部525bからなる)のみを追加するだけで、増設したデータ保持用PC60に保持されているデータを大幅なコスト増を招くことなく各クライアントで共用することができる。しかも、増設したデータ保持用PC60に保持されているデータを利用可能なクライアント側では、PC3固有処理部525の追加があったことを認識する必要がないため、開発コスト削減や利便性向上につながる。
したがって、ネットワーク1上に増設したデータ保持用PCやネットワーク1上の変更したデータ保持用PCに保持されているデータを大幅なコスト増を招くことなく複数台のクライアントで共用することができ、データ処理システムの低コスト化を実現することができる。
なお、この実施形態では、クライアント通信処理部を複数台のクライアントと通信可能とし、PC固有処理部(PC通信処理部およびPC制御部からなる)を、扱うデータ形式が異なる複数台のクライアント毎に1組ずつ設けたが、各クライアントも扱うデータ形式が異なる場合には、クライアント通信処理部を各クライアント毎に設けるようにしても構わない。
また、データ保持用PC管理部が、各PC通信処理部のいずれかによって受信する各データ保持用PCのいずれかからの起動通知を受けた場合に、そのデータ保持用PCが利用可能になった旨の情報を対応する特定情報に関連付けてHDDに記憶することにより、起動したクライアントは利用が許可されているデータ保持用PCが増設又は変更したものであっても、そのデータをすぐに利用することができる。
さらに、クライアント通信処理部が、いずれかのクライアントからデータ取得要求を受信した場合に、そのクライアントが利用可能なデータを保持しているデータ保持用PCをデータ保持用PC管理部に対して問い合わせ、そのデータ保持用PC管理部から回答されたデータ保持用PCと通信可能にするためのPC制御部にデータ取得要求を渡し、そのデータ取得要求を受けたPC制御部が、そのデータ取得要求を対応するデータ保持用PCに適した形式に変換して対応するPC通信処理部に渡すことにより、そのPC通信処理部が対応するデータ保持用PCにデータ取得要求を送信するため、そのデータ保持用PCからデータを確実に取得してデータ取得要求の送信元のクライアントに送ることができる。
さらにまた、各PC制御部が、対応するPC通信処理部からデータ取得要求に対するデータ取得結果(データ)を受けた場合に、そのデータ取得結果を各クライアントが利用可能な形式に変換してクライアント通信処理部に渡すことにより、対応するデータ保持用PCから取得したデータをデータ取得要求の送信元のクライアントで確実に利用することができる。
また、クライアント通信処理部が、いずれかのクライアントからデータ変更要求を受信した場合に、そのクライアントが利用可能なデータを保持しているデータ保持用PCをデータ保持用PC管理部に対して問い合わせ、そのデータ保持用PC管理部から回答されたデータ保持用PCと通信可能にするためのPC制御部にデータ変更要求を渡し、そのデータ変更要求を受けたPC制御部が、そのデータ変更要求を対応するデータ保持用PCに適した形式に変換して対応するPC通信処理部に渡すことにより、そのPC通信処理部が対応するデータ保持用PCにデータ変更要求を送信するため、そのデータ保持用PC内のデータを確実に変更することができる。
あるいは、クライアント通信処理部が、いずれかのクライアントからデータ変更要求を受信した場合に、そのクライアントが利用可能なデータを保持しているデータ保持用PCとそのデータ保持用PCに保持されているデータを利用可能なクライアントとをデータ保持用PC管理部に対して問い合わせ、そのデータ保持用PC管理部から回答されたクライアントに対してデータ変更を行って良いか否かを問い合わせ、そのクライアントからデータ変更を許可する旨の通知を受信した場合に、データ保持用PC管理部から回答されたデータ保持用PCと通信可能にするためのPC制御部にデータ変更要求を渡し、そのデータ変更要求を受けたPC制御部が、そのデータ変更要求を対応するデータ保持用PCに適した形式に変換して対応するPC通信処理部に渡すことにより、そのPC通信処理部が対応するデータ保持用PCにデータ変更要求を送信するため、そのデータ保持用PC内のデータを各クライアントから変更許可を得た上で確実に変更することができる。
さらに、各PC制御部がそれぞれ、対応するPC通信処理部からデータ変更要求に対するデータ変更結果を受けた場合に、そのデータ変更結果を各クライアントが利用可能な形式に変換してクライアント通信処理部に渡すことにより、そのクライアント通信処理部がデータ変更要求の送信元のクライアントに上記データ変更結果を送信してその内容を表示させることができるため、そのクライアントを使用するユーザはデータ変更結果の内容を知ることができる。
さらにまた、クライアント通信処理部が、いずれかのPC制御部からデータ変更結果を受けた場合に、そのデータ変更結果の送信元のデータ保持用PCに保持されているデータを利用可能なクライアントをデータ保持用PC管理部に対して問い合わせ、そのデータ保持用PC管理部から回答されたクライアントにデータ変更の発生を知らせるデータ変更発生通知を送信してその内容を表示させることにより、変更前のデータを利用可能だった全てのクライアントをそれぞれ使用するユーザはデータ変更が発生したことを知ることができる。
また、各PC制御部がそれぞれ、対応する各PC通信処理部からデータ変更発生通知を受けた場合に、そのデータ変更発生通知を各クライアントが利用可能な形式に変換してクライアント通信処理部に渡し、そのデータ変更発生通知を受けたクライアント通信処理部が、そのデータ変更発生通知の送信元のデータ保持用PCに保持されているデータを利用可能なクライアントをデータ保持用PC管理部に対して問い合わせ、そのデータ保持用PC管理部から回答されたクライアントにデータ変更発生通知を送信してその内容を表示させることによっても、変更前のデータを利用可能だった全てのクライアントをそれぞれ使用するユーザはデータ変更が発生したことを知ることができる。
さらに、各PC制御部がそれぞれ、対応するPC通信処理部からデータ変更発生通知を受けた場合に、そのデータ変更発生通知を各クライアントが利用可能な形式に変換してクライアント通信処理部に渡し、そのデータ変更発生通知を受けたクライアント通信処理部が、そのデータ変更発生通知の送信元のデータ保持用PCに保持されているデータを利用可能なクライアントをデータ保持用PC管理部に対して問い合わせ、そのデータ保持用PC管理部から回答されたクライアントに対してデータ変更を行って良いか否かを問い合わせ、そのクライアントからデータ変更を許可する旨の通知を受信した場合に、そのクライアントにデータ変更発生通知を送信してその内容を表示させることによっても、変更前のデータを利用可能だった全てのクライアントをそれぞれ使用するユーザはデータ変更が発生したことを知ることができる。しかも、データ変更発生通知を送信したデータ保持用PC内のデータ変更は各クライアントから変更許可を得た上で完了することになるため、その各クライアントは変更許可をした上で変更後のデータを利用することが可能になる。
さらにまた、クライアント通信処理部が、データ保持用PC管理部から回答されたクライアントに対する上記問い合わせに対して、データ変更を不許可とする旨の通知を受信した場合に、その通知の送信元のクライアントを特定するための特定情報を含むデータ変更失敗通知を上記データ変更発生通知を渡したPC制御部に渡し、そのデータ変更発生通知を受けたPC制御部が、所定時間経過後、再びデータ変更発生通知をクライアント通信処理部に渡すことにより、データ保持用PC内のデータ変更を確実に完了させることができる。
なお、この実施形態のデータ処理システムでは、各クライアントが利用可能なDB(データ)を、外部のデータ保持用PCに備えたが、例えば図19に示すように、データ保持用PC30を使用せず、その内部DBに相当するDBをデータ管理用PC50のPC1固有処理部522にDB522c(DB1)として備えることもできる。そのようにすれば、ある時はDB522cを、ある時はデータ保持用PC40の内部DBを、といったように、状況に応じてデータアクセス先を変更することが可能となる。但し、DB522cは、前述したデータ保持用PC30と同様の処理を行うものとする。同様に、データ保持用PC40を使用せず、その内部DBに相当するDBをPC2固有処理部523に備えることもできる。
また、データ保持用PC30,40の内部DBにそれぞれ相当するDBをデータ管理用PC50に備える場合、例えば図20に示すように、それらのDBを併せた共通のDB550を備えることもできる。この場合、データ取得方法やデータの加工方法が変わるだけで、元データは同じものを使うが、1つのデータを複数の異なるアルゴリズムで取得する場合に、有効である。もちろん、別々のDBを持っていても構わない。どの構成を採用しても、サーバ側となるデータ管理用PC50のソフトウェアの一部(固有処理部)が変わるだけで、それを利用するクライアント側は、サーバ側のプログラムがどのようになっているか(どのデータ保持用PCとどんな方法で接続されているのか)を認識しないのが特徴となる。
あるいは、データ保持用PC30,40というデータ保持用PC別に固有処理部(固有処理ソフトウェア)を持つ構成だけではなく、例えば図21に示すように、同一のデータ保持用PC30に対して、制御処理が異なる2種類のPC1固有処理部531,532を備える構成にしても良い。
このようにすれば、例えば、一方のPC1固有処理部531が以下の(1)に示す処理を、他方のPC1固有処理部532が以下の(2)に示す処理をそれぞれ行なうなど、クライアントの使用環境に応じて、同一のデータ保持用PC30内のデータを利用可能にするための処理を行なうが、異なる処理が求められる場合に、ソフトウェアの修正を少なくする効果がある。
(1)「個人認証」などのセキュリティを強化した処理を行う。
(2)セキュリティの緩い処理を行う。その代わりに実行速度が速い。
以上、この発明をデータ管理用PCとMFP,通常PCの各クライアントと各データ保持用PCとからなるデータ処理システムに適用した実施形態について説明したが、この発明はそれらに限られるものではなく、データ管理用PCと他の各クライアントと各データ保持用PCとからなるデータ処理システムにも適用可能である。
また、この発明によるプログラムは、データ管理用PC(コンピュータ)に、クライアント通信処理部(第1の通信処理手段),PC固有処理部を構成するPC通信処理部(第2の通信処理手段)およびPC制御部(制御手段),およびデータ保持用PC管理部(情報管理手段)としての機能を実現させるためのプログラムであり、このようなプログラムをコンピュータに実行させることにより、上述したような効果を得ることができる。
このようなプログラムは、はじめからコンピュータに備えるROMあるいはHDD等の記憶手段に格納しておいてもよいが、記録媒体であるCD−ROMあるいはフレキシブルディスク,SRAM,EEPROM,メモリカード等の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録して提供することもできる。そのメモリに記録されたプログラムをコンピュータにインストールしてCPUに実行させるか、CPUにそのメモリからこのプログラムを読み出して実行させることにより、上述した各手順を実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
以上の説明から明らかなように、この発明によれば、ネットワーク(通信回線)上に増設したデータ保持装置やネットワーク上の変更したデータ保持装置に保持されているデータ(DB)を大幅なコスト増を招くことなく複数台のデータ処理装置で共用することができる。したがって、この発明を利用すれば、低コスト化を実現可能なデータ処理システムを提供することができる。
この発明の一実施形態であるデータ処理システムのネットワーク接続例を示す概念図である。 図1のMFP10のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図1の通常PC20のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図1のデータ保持用PC30,40のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図1のデータ管理用PC50のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図1のデータ管理用PC50の主要な機能構成例を示すブロック図である。
図1に示したデータ処理システムにおけるデータ保持用PC30,40の起動時の通信シーケンスの一例を示す図である。 同じくデータ管理用PC50の起動時の通信シーケンスの一例を示す図である。 同じくMFP10でデータ取得要求が発生した時の通信シーケンスの一例を示す図である。 同じくMFP10でデータ変更要求が発生した時の通信シーケンスの一例を示す図である。 同じくデータ保持用PC30からデータ変更発生通知が送信された時の通信シーケンスの一例を示す図である。 同じくMFP10でデータ変更要求が発生した時でデータ変更が許可された場合の通信シーケンスの一例を示す図である。
同じくMFP10でデータ変更要求が発生した時でデータ変更が許可されなかった場合の通信シーケンスの一例を示す図である。 同じくデータ保持用PC30からデータ変更発生通知が送信された時でデータ変更が許可された場合の通信シーケンスの一例を示す図である。 同じくデータ保持用PC30からデータ変更発生通知が送信された時でデータ変更が許可されなかった場合の通信シーケンスの一例を示す図である。 図6のデータ保持用PC40の変更に伴うPC2固有処理部の変更について説明するためのブロック図である。 この発明の他の実施形態であるデータ処理システムのネットワーク接続例を示す概念図である。 図17のデータ管理用PC50の主要な機能構成例を示すブロック図である。
この発明の第1参考例であるデータ処理システムを構成するデータ管理用PC50の主要な機能構成例を示すブロック図である。 この発明の第2参考例であるデータ処理システムを構成するデータ管理用PC50の主要な機能構成例を示すブロック図である。 この発明の第3参考例であるデータ処理システムを構成するデータ管理用PC50の主要な機能構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1:ネットワーク 10:MFP 11:コントローラ 20:通常PC
30,40:データ保持用PC 50:データ管理用PC
101,201,301,501:CPU
102,202,302,502:ASIC
103,203,303,503:SDRAM
104,204,304,504:ROM
105,205,305,505:NVRAM
106,206,306,506:HDD 107:操作部
109,208,308,508:USB・I/F
110,209,309,509:IEEE1394・I/F
111,210,310,510:MAC・I/F
521:クライアント通信処理部 522:PC1固有処理部
522a:PC1通信処理部 522b:PC1制御部 523:PC2固有処理部523a:PC2通信処理部 523b:PC2制御部
524:データ保持用PC管理部 525:PC3固有処理部
525a:PC3通信処理部 525b:PC3制御部

Claims (25)

  1. データを処理するデータ処理装置と通信回線を介して通信する第1の通信処理手段と、データを保持するデータ保持装置と通信回線を介して通信する第2の通信処理手段とを有するデータ管理装置であって、
    前記データ保持装置を特定するための特定情報と該データ保持装置に保持されているデータの利用が許可された前記データ処理装置を特定するための特定情報とを関連付けて記憶して管理する情報管理手段と、該情報管理手段による管理状況に基づいて、前記第2の通信処理手段によって受信する前記データ保持装置からのデータを前記データ処理装置で利用可能な形式に、前記第1の通信処理手段によって受信する前記データ処理装置からのデータを前記データ保持装置に適した形式にそれぞれ変換する制御手段とを設けたことを特徴とするデータ管理装置。
  2. 請求項1記載のデータ管理装置において、
    前記第1の通信処理手段は、複数台のデータ処理装置と通信可能であり、
    前記第2の通信処理手段および前記制御手段は、扱うデータ形式が異なる複数台のデータ保持装置毎に1組ずつ設けていることを特徴とするデータ管理装置。
  3. 請求項2記載のデータ管理装置において、
    前記情報管理手段は、前記各第2の通信処理手段のいずれかによって受信する前記各データ保持装置のいずれかからの起動通知を受けた場合に、該データ保持装置が利用可能になった旨の情報を対応する前記特定情報に関連付けて記憶することを特徴とするデータ管理装置。
  4. 請求項2又は3記載のデータ管理装置において、
    前記第1の通信処理手段は、前記各データ処理装置のいずれかからデータの取得を要求するデータ取得要求を受信した場合に、前記各データ保持装置のうちの該データ処理装置が利用可能なデータを保持しているデータ保持装置を前記情報管理手段に対して問い合わせ、前記各制御手段のうちの該情報管理手段から回答されたデータ保持装置と通信可能にするための制御手段に前記データ取得要求を渡す手段を有し、
    前記各制御手段は、前記第1の通信処理手段から前記データ取得要求を受けた場合に、該データ取得要求を前記各データ保持装置のうちの対応するデータ保持装置に適した形式に変換して前記各第2の通信処理手段のうちの対応する第2の通信処理手段に渡す手段を有することを特徴とするデータ管理装置。
  5. 請求項4記載のデータ管理装置において、
    前記各制御手段は、前記各第2の通信処理手段のうちの対応する第2の通信処理手段から前記データ取得要求に対するデータ取得結果を受けた場合に、該データ取得結果を前記各データ処理装置が利用可能な形式に変換して前記第1の通信処理手段に渡す手段を有することを特徴とするデータ管理装置。
  6. 請求項2又は3記載のデータ管理装置において、
    前記第1の通信処理手段は、前記各データ処理装置のいずれかからデータの変更を要求するデータ変更要求を受信した場合に、前記各データ保持装置のうちの該データ処理装置が利用可能なデータを保持しているデータ保持装置を前記情報管理手段に対して問い合わせ、前記各制御手段のうちの該情報管理手段から回答されたデータ保持装置と通信可能にするための制御手段に前記データ変更要求を渡す手段を有し、
    前記各制御手段は、前記第1の通信処理手段から前記データ変更要求を受けた場合に、該データ変更要求を前記各データ保持装置のうちの対応するデータ保持装置に適した形式に変換して前記各第2の通信処理手段のうちの対応する第2の通信処理手段に渡す手段を有することを特徴とするデータ管理装置。
  7. 請求項2又は3記載のデータ管理装置において、
    前記第1の通信処理手段は、前記各データ処理装置のいずれかからデータの変更を要求するデータ変更要求を受信した場合に、前記各データ保持装置のうちの該データ処理装置が利用可能なデータを保持しているデータ保持装置と該データ保持装置に保持されているデータを利用可能なデータ処理装置とを前記情報管理手段に対して問い合わせ、該情報管理手段から回答されたデータ処理装置に対してデータ変更を行って良いか否かを問い合わせ、該データ処理装置からデータ変更を許可する旨の通知を受信した場合に、前記各制御手段のうちの前記情報管理手段から回答されたデータ保持装置と通信可能にするための制御手段に前記データ変更要求を渡す手段を有し、
    前記各制御手段は、前記第1の通信処理手段から前記データ変更要求を受けた場合に、該データ変更要求を前記各データ保持装置のうちの対応するデータ保持装置に適した形式に変換して前記各第2の通信処理手段のうちの対応する第2の通信処理手段に渡す手段を有することを特徴とするデータ管理装置。
  8. 請求項6又は7記載のデータ管理装置において、
    前記各制御手段は、前記各第2の通信処理手段のうちの対応する第2の通信処理手段から前記データ変更要求に対するデータ変更結果を受けた場合に、該データ変更結果を前記各データ処理装置が利用可能な形式に変換して前記第1の通信処理手段に渡す手段を有することを特徴とするデータ管理装置。
  9. 請求項8記載のデータ管理装置において、
    前記第1の通信処理手段は、前記各制御手段のいずれかから前記データ変更結果を受けた場合に、該データ変更結果の送信元のデータ保持装置に保持されているデータを利用可能なデータ処理装置を前記情報管理手段に対して問い合わせ、該情報管理手段から回答されたデータ処理装置にデータ変更の発生を知らせるデータ変更発生通知を渡す手段を有することを特徴とするデータ管理装置。
  10. 請求項2乃至9のいずれか一項に記載のデータ管理装置において、
    前記各制御手段は、前記各第2の通信処理手段のうちの対応する第2の通信処理手段からデータ変更の発生を知らせるデータ変更発生通知を受けた場合に、該データ変更発生通知を前記各データ処理装置が利用可能な形式に変換して前記第1の通信処理手段に渡す手段を有し、
    前記第1の通信処理手段は、前記各制御手段のいずれかから前記データ変更発生通知を受けた場合に、前記各データ保持装置のうちの該データ変更発生通知の送信元のデータ保持装置に保持されているデータを利用可能なデータ処理装置を前記情報管理手段に対して問い合わせ、該情報管理手段から回答されたデータ処理装置に前記データ変更発生通知を渡す手段を有することを特徴とするデータ管理装置。
  11. 請求項2乃至9のいずれか一項に記載のデータ管理装置において、
    前記各制御手段は、前記各第2の通信処理手段のうちの対応する第2の通信処理手段からデータ変更の発生を知らせるデータ変更発生通知を受けた場合に、該データ変更発生通知を前記各データ処理装置が利用可能な形式に変換して前記第1の通信処理手段に渡す手段を有し、
    前記第1の通信処理手段は、前記各制御手段のいずれかから前記データ変更発生通知を受けた場合に、前記各データ保持装置のうちの該データ変更発生通知の送信元のデータ保持装置に保持されているデータを利用可能なデータ処理装置を前記情報管理手段に対して問い合わせ、該情報管理手段から回答されたデータ処理装置に対してデータ変更を行って良いか否かを問い合わせ、該データ処理装置からデータ変更を許可する旨の通知を受信した場合に、そのデータ処理装置に前記データ変更発生通知を送信する手段を有することを特徴とするデータ管理装置。
  12. 請求項11記載のデータ管理装置において、
    前記第1の通信処理手段は、前記情報管理手段から回答されたデータ処理装置に対する前記問い合わせに対して、データ変更を不許可とする旨の通知を受信した場合に、その通知の送信元のデータ処理装置を特定するための特定情報を含むデータ変更失敗通知を前記データ変更発生通知を渡した制御手段に渡す手段を有し、
    前記各制御手段は、前記第1の通信処理手段から前記データ変更発生通知に対する前記データ変更失敗通知を受けた場合に、所定時間経過後、再び前記データ変更発生通知を前記第1の通信処理手段に渡す手段を有することを特徴とするデータ管理装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれか一項に記載のデータ管理装置と、データを処理するデータ処理装置と、データを保持するデータ保持装置とによって構成されたことを特徴とするデータ処理システム。
  14. データを管理するコンピュータに、それぞれデータを処理する複数台の各データ処理装置と通信回線を介して通信する第1の通信処理機能と、それぞれデータを保持する複数台の各データ保持装置と通信回線を介してそれぞれ通信する複数の第2の通信処理機能と、前記各データ保持装置をそれぞれ特定するための特定情報と該各データ保持装置にそれぞれ保持されているデータの利用が許可された前記各データ処理装置をそれぞれ特定するための特定情報とを関連付けて記憶して管理する情報管理機能と、該情報管理機能による管理状況に基づいて、前記複数の各第2の通信処理機能によってそれぞれ受信する前記各データ保持装置からのデータを前記各データ処理装置で利用可能な形式に、前記第1の通信処理機能によって受信する前記各データ処理装置からのデータを前記各データ保持装置にそれぞれ適した形式に変換する複数の制御機能とを実現させるためのプログラム。
  15. 請求項14記載のプログラムにおいて、
    前記情報管理機能は、前記各第2の通信処理機能のいずれかによって受信する前記各データ保持装置のいずれかからの起動通知を受けた場合に、該データ保持装置が利用可能になった旨の情報を対応する前記特定情報に関連付けて記憶することを特徴とするプログラム。
  16. 請求項14又は15記載のプログラムにおいて、
    前記第1の通信処理機能は、前記各データ処理装置のいずれかからデータの取得を要求するデータ取得要求を受信した場合に、前記各データ保持装置のうちの該データ処理装置が利用可能なデータを保持しているデータ保持装置を前記情報管理機能に問い合わせ、前記各制御機能のうちの該情報管理機能から回答されたデータ保持装置と通信可能にするための制御機能に前記データ取得要求を渡す機能を有し、
    前記各制御機能は、前記第1の通信処理機能から前記データ取得要求を受けた場合に、該データ取得要求を前記各データ保持装置のうちの対応するデータ保持装置に適した形式に変換して前記各第2の通信処理機能のうちの対応する第2の通信処理機能に渡す機能を有することを特徴とするプログラム。
  17. 請求項16記載のプログラムにおいて、
    前記各制御機能は、前記各第2の通信処理機能のうちの対応する第2の通信処理機能から前記データ取得要求に対するデータ取得結果を受けた場合に、該データ取得結果を前記各データ処理装置が利用可能な形式に変換して前記第1の通信処理機能に渡す機能を有することを特徴とするプログラム。
  18. 請求項14又は15記載のプログラムにおいて、
    前記第1の通信処理機能は、前記各データ処理装置のいずれかからデータの変更を要求するデータ変更要求を受信した場合に、前記各データ保持装置のうちの該データ処理装置が利用可能なデータを保持しているデータ保持装置を前記情報管理機能に対して問い合わせ、前記各制御機能のうちの該情報管理機能から回答されたデータ保持装置と通信可能にするための制御機能に前記データ変更要求を渡す機能を有し、
    前記各制御機能は、前記第1の通信処理機能から前記データ変更要求を受けた場合に、該データ変更要求を前記各データ保持装置のうちの対応するデータ保持装置に適した形式に変換して前記各第2の通信処理機能のうちの対応する第2の通信処理機能に渡す機能を有することを特徴とするプログラム。
  19. 請求項14又は15記載のプログラムにおいて、
    前記第1の通信処理機能は、前記各データ処理装置のいずれかからデータの変更を要求するデータ変更要求を受信した場合に、前記各データ保持装置のうちの該データ処理装置が利用可能なデータを保持しているデータ保持装置と該データ保持装置に保持されているデータを利用可能なデータ処理装置とを前記情報管理機能に対して問い合わせ、該情報管理機能から回答されたデータ処理装置に対してデータ変更を行って良いか否かを問い合わせ、該データ処理装置からデータ変更を許可する旨の通知を受信した場合に、前記各制御機能のうちの前記情報管理機能から回答されたデータ保持装置と通信可能にするための制御機能に前記データ変更要求を渡す機能を有し、
    前記各制御機能は、前記第1の通信処理機能から前記データ変更要求を受けた場合に、該データ変更要求を前記各データ保持装置のうちの対応するデータ保持装置に適した形式に変換して前記各第2の通信処理機能のうちの対応する第2の通信処理機能に渡す機能を有することを特徴とするプログラム。
  20. 請求項18又は19記載のプログラムにおいて、
    前記各制御機能は、前記各第2の通信処理機能のうちの対応する第2の通信処理機能から前記データ変更要求に対するデータ変更結果を受けた場合に、該データ変更結果を前記各データ処理装置が利用可能な形式に変換して前記第1の通信処理機能に渡す機能を有することを特徴とするプログラム。
  21. 請求項20記載のプログラムにおいて、
    前記第1の通信処理機能は、前記各制御機能のいずれかから前記データ変更結果を受けた場合に、該データ変更結果の送信元のデータ保持装置に保持されているデータを利用可能なデータ処理装置を前記情報管理機能に対して問い合わせ、該情報管理機能から回答されたデータ処理装置にデータ変更の発生を知らせるデータ変更発生通知を渡す機能を有することを特徴とするプログラム。
  22. 請求項14乃至21のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
    前記各制御機能は、前記各第2の通信処理機能のうちの対応する第2の通信処理機能からデータ変更の発生を知らせるデータ変更発生通知を受けた場合に、該データ変更発生通知を前記各データ処理装置が利用可能な形式に変換して前記第1の通信処理機能に渡す機能を有し、
    前記第1の通信処理機能は、前記各制御機能のいずれかから前記データ変更発生通知を受けた場合に、前記各データ保持装置のうちの該データ変更発生通知の送信元のデータ保持装置に保持されているデータを利用可能なデータ処理装置を前記情報管理機能に対して問い合わせ、該情報管理機能から回答されたデータ処理装置に前記データ変更発生通知を渡す機能を有することを特徴とするプログラム。
  23. 請求項14乃至21のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
    前記各制御機能は、前記各第2の通信処理機能のうちの対応する第2の通信処理機能からデータ変更の発生を知らせるデータ変更発生通知を受けた場合に、該データ変更発生通知を前記各データ処理装置が利用可能な形式に変換して前記第1の通信処理機能に渡す機能を有し、
    前記第1の通信処理機能は、前記各制御機能のいずれかから前記データ変更発生通知を受けた場合に、前記各データ保持装置のうちの該データ変更発生通知の送信元のデータ保持装置に保持されているデータを利用可能なデータ処理装置を前記情報管理機能に対して問い合わせ、該情報管理機能から回答されたデータ処理装置に対してデータ変更を行って良いか否かを問い合わせ、該データ処理装置からデータ変更を許可する旨の通知を受信した場合に、そのデータ処理装置に前記データ変更発生通知を送信する機能を有することを特徴とするプログラム。
  24. 請求項23記載のプログラムにおいて、
    前記第1の通信処理機能は、前記情報管理機能から回答されたデータ処理装置に対する前記問い合わせに対して、データ変更を不許可とする旨の通知を受信した場合に、その通知の送信元のデータ処理装置を特定するための特定情報を含むデータ変更失敗通知を前記データ変更発生通知を渡した制御機能に渡す機能を有し、
    前記各制御機能は、前記第1の通信処理機能から前記データ変更発生通知に対する前記データ変更失敗通知を受けた場合に、所定時間経過後、再び前記データ変更発生通知を前記第1の通信処理機能に渡す機能を有することを特徴とするプログラム。
  25. 請求項14乃至24のいずれか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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