JP4681998B2 - データ処理システムとそのデータ管理装置,プログラム,および記録媒体 - Google Patents
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Description
このような画像形成システムとしては、ネットワーク上に端末装置の他に複数台の各画像形成装置を一括管理する印刷管理サーバも接続することにより、端末装置からの印刷データを印刷管理サーバが各画像形成装置に選択的に送信して印刷を行わせるようにしたものがある(例えば特許文献1参照)。
この発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、ネットワーク(通信回線)上に増設したデータ保持装置(DB機器)やネットワーク上の変更したデータ保持装置に保持されているデータ(DB)を大幅なコスト増を招くことなく複数台のデータ処理装置で共用できるようにして、データ処理システムの低コスト化を実現することを目的とする。
請求項15の発明によるデータ管理装置は、請求項1乃至14のいずれかのデータ管理装置において、上記生成処理手段による生成に応じて、その生成により通信可能となった上記データ保持装置の情報を、通信可能なデータ保持装置の情報として上記情報管理手段に管理させる手段と、上記データ処理装置の上記情報管理手段への登録を受け付ける場合に、上記情報管理手段が管理している通信可能なデータ保持装置のリストを出力する手段とを備えたものである。
請求項16の発明によるデータ管理装置は、請求項1乃至15のいずれかのデータ管理装置において、上記データ処理装置から上記第1の通信処理手段を介して上記データ保持装置が保持するデータの変更要求を受け付ける変更指示受付手段と、上記変更指示受付手段が変更指示を受け付けた場合に、上記情報管理手段が管理する情報に基づき、受け付けた変更指示に従って変更すべきデータを保持するデータ保持装置と、そのデータ保持装置の利用を許可されているデータ処理装置とを特定する特定手段と、上記特定手段が特定した各データ処理装置に、上記特定手段が特定したデータ保持装置が保持するデータの変更可否を問い合わせる問い合わせ手段と、上記問い合わせ手段による問い合わせに対し、上記特定手段が特定した全てのデータ処理装置から変更可の応答があった後で、上記特定手段が特定したデータ保持装置に対し、そのデータ保持装置と対応する第2の通信処理手段を介して上記受信した変更指示に係るデータの変更を要求する変更要求手段とを備えたものである。
請求項17の発明によるデータ処理システムは、請求項1〜16のいずれかのデータ管理装置と、上記データ処理装置と、上記データ保持装置とからなるものである。
請求項32の発明によるプログラムは、請求項18乃至31のいずれかのプログラムにおいて、上記生成処理機能による生成に応じて、その生成により通信可能となった上記データ保持装置の情報を、通信可能なデータ保持装置の情報として上記情報管理手段に管理させる機能及び、上記データ処理装置の上記情報管理手段への登録を受け付ける場合に、上記情報管理機能により管理している通信可能なデータ保持装置のリストを出力する機能をも実現するためのプログラムである。
請求項33の発明によるプログラムは、請求項18乃至32のいずれかのプログラムにおいて、上記データ処理装置から上記第1の通信処理機能を介して上記データ保持装置が保持するデータの変更要求を受け付ける変更指示受付機能と、上記変更指示受付機能により変更指示を受け付けた場合に、上記情報管理機能により管理する情報に基づき、受け付けた変更指示に従って変更すべきデータを保持するデータ保持装置と、そのデータ保持装置の利用を許可されているデータ処理装置とを特定する特定機能と、上記特定機能により特定した各データ処理装置に、上記特定機能により特定したデータ保持装置が保持するデータの変更可否を問い合わせる問い合わせ機能と、上記問い合わせ機能による問い合わせに対し、上記特定機能により特定した全てのデータ処理装置から変更可の応答があった後で、上記特定機能により特定したデータ保持装置に対し、そのデータ保持装置と対応する第2の通信処理機能を介して上記受信した変更指示に係るデータの変更を要求する変更要求機能をも実現するためのプログラムである。
請求項34の発明による記録媒体は、請求項18〜33のいずれかのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
また、第2の通信処理手段および制御手段を追加又は変更する場合、追加又は変更する第2の通信処理手段および制御手段を生成するためのプログラムを取得し、そのプログラムに基づいて対応する第2の通信処理手段および制御手段を生成した後、その第2の通信処理手段と通信するデータ保持装置に関する情報とそのデータ保持装置内のデータの利用を許可するデータ処理装置に関する情報とを関連付けて管理するので、第2の通信処理手段および制御手段の追加又は変更を簡単に行うことができる。
さらに、使用不可とするデータ保持装置と通信するための第2の通信処理手段および制御手段は、データ管理装置の管理者がそのデータ管理装置又は外部のデータ処理装置を操作することによって簡単に削除できるので、煩雑な作業を行わずに済み、作業性の向上につながる。
まず、この発明の一実施形態であるデータ処理システムの概要を図1を参照して説明する。
図1は、そのデータ処理システムのネットワーク接続例を示す概念図である。
図2は、図1のMFP10のハードウェア構成例を示すブロック図である。
このMFP10は、デジタル複写機,プリンタ,FAX装置,スキャナ装置としての機能、つまりコピー機能,プリンタ機能(印刷機能),FAX機能,スキャナ機能を含む各種機能を実現できる画像形成装置であり、図2に示すように、コントローラ11,FCU(ファックスコントロールユニット)12,エンジンインタフェース(以下「インタフェース」を「I/F」ともいう)13,およびエンジン14等によって構成されている。これらの構成が、原稿の画像読み取り,印刷(画像形成),画像データ送信等の画像処理を行うためのハードウェア資源である。
FCU12は、外部装置、例えばFAX装置又はモデム機能(FAX通信機能)を有するデジタル複写機や他のMFP(デジタル複合機)等の画像形成装置との通信を公衆回線経由で制御するものである。
エンジンI/F13は、エンジン14をPCI(Peripheral Component Interconnect)バスに接続するためのインタフェースである。
ASIC102は、CPUインタフェース,SDRAMインターフェース,ローカルバスインタフェース,PCIインタフェース,HDDインタフェース等からなる多機能デバイスボードであり、CPU101の制御対象となるデバイスの共有化を図り、アーキテクチャの面からアプリ等の開発の高効率化を支援するものである。
SDRAM103は、各種プログラムを記憶するプログラムメモリや、CPU101がデータ処理を行う際に使用するワークメモリ等として使用するメインメモリである。なお、このSDRAM103の代わりに、DRAMやSRAMを使用してもよい。
NVRAM105は、変更可能な種々のパラメータ等のデータを記憶する不揮発性メモリであり、電源がオフになっても記憶内容を保持するようになっている。なお、このNVRAM105として、RAMと電池を利用したバックアップ回路を集積した不揮発性RAMや、EEPROM,フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを使用することができる。
操作部107は、エンジン14,通常PC20,又はデータ管理用PC50に対する動作指示等のデータを入力するための各種の操作キー(操作スイッチ又は操作ボタンともいう)およびLCD又はCRTの文字表示器を有する操作手段である。
USB・I/F109およびIEEE1394・I/F110はそれぞれ、外部装置(周辺機器)と直接接続して通信を行うための、USB規格,IEEE1394規格のインタフェース(直接インタフェース)である。
MAC・I/F111は、LAN等のネットワーク1を介して通常PC20,データ保持用PC30,40,およびデータ管理用PC50を含む各外部装置と通信を行うためのネットワークインタフェースである。
なお、USB・I/F109やIEEE1394・I/F110以外の直接インタフェースをコントローラ11に増設することもできる。
プリンタ機能とは、外部装置からのデータをそのまま又は加工処理してプロッタに送って記録媒体上に可視画像として印刷させるプリンタ動作(印刷動作)を行わせる機能のことである。
スキャナ機能とは、スキャナに原稿の画像を読み取らせ、その画像データをメモリ(SDRAM103,NVRAM105,又はHDD106)に書き込んで記憶(蓄積)させるスキャナ動作を行わせる機能のことである。
FAX機能とは、スキャナに原稿の画像を読み取らせ、その画像データをFCU12によって外部装置へ送信させるFAX送信動作と、外部装置からFCU12によって画像データを受け取り、その画像データをプロッタに送って記録媒体上に画像を形成させるFAX受信動作を行わせる機能のことである。
図3は、図1の通常PC20のハードウェア構成例を示すブロック図である。
この通常PC20は、文書データやグラフィックデータ等の印刷データを生成する機能を有する端末装置であり、図3に示すように、装置本体200,入力装置220,および表示装置230によって構成されている。
この装置本体200の構成は、図2によって説明したMFP10のコントローラ11のハードウェア構成と略同様である。
入力装置220は、動作指示等のデータを入力するためのキーボードやポインティングデバイス(例えばマウス)等のI/Oデバイスに相当する。
ここで、装置本体200のCPU201は、通常PC20の電源投入時に、ROM204内のブートローダ(ブートプログラム)に従い、HDD206内のOSを読み出し、それをSDRAM203にロードして展開した後、そのOSを起動させる。更に、HDD206内のアプリ,ブラウザ,およびプリンタドライバもSDRAM203にロードして展開する。
また、USB・I/F208,IEEE1394・I/F209,およびMAC・I/F210を用いることにより、ネットワーク制御を行う。
図4は、図1のデータ保持用PC30,40のハードウェア構成例を示すブロック図である。
このデータ保持用PC30,40はそれぞれ、MFP10や通常PC20が利用可能なDB(データ)を保持するデータ保持装置(DB機器)であり、図4に示すように、CPU301,ASIC302,SDRAM303,ROM304,NVRAM305,HDD306,モデム307,USB・I/F308,IEEE1394・I/F309,およびMAC・I/F310等によって構成されている。
HDD306は、MFP10又は通常PC20が利用可能なDBを格納している。但し、データ保持用PC30,40は異なる種類のDBを備えている。例えば、データ保持用PC30がユーザ登録用WindowsNT(登録商標)サーバであればWindowsNT用のDBを、データ保持用PC40がUnix(登録商標)PCのユーザ管理サーバであればUnix用のDBをそれぞれ備えるものとする。
そして、USB・I/F308,IEEE1394・I/F309,およびMAC・I/F310を用いることにより、ネットワーク制御を行う。
図5は、図1のデータ管理用PC50のハードウェア構成例を示すブロック図である。
このデータ管理用PC50は、データ保持用PC30,40にそれぞれ保持されているデータを管理するデータ管理装置であり、図5に示すように、CPU501,ASIC502,SDRAM503,ROM504,NVRAM505,HDD506,モデム507,USB・I/F508,IEEE1394・I/F509,およびMAC・I/F510等によって構成されている。
CPU501は、データ管理用PC50の電源投入時に、ROM504内のブートローダに従い、HDD506内のOSを読み出し、それをSDRAM503にロードして展開した後、そのOSを起動させる。
そして、USB・I/F508,IEEE1394・I/F509,およびMAC・I/F510を用いることにより、ネットワーク制御を行う。
なお、MFP10以外に、単体のプリンタ,デジタル複写機,又はFAX装置等の他の画像形成装置をネットワーク1経由で又は直接接続することもできる。
図6は、図1のデータ管理用PC50の主要な機能構成例を示すブロック図である。
このデータ管理用PC50は、クライアント通信処理部521,PC1固有処理部522,PC2固有処理部523,およびデータ保持用PC管理部524の各モジュール(機能)を備えている。これらのモジュールは、図5のCPU501がROM504やSDRAM503上のプログラムに従って動作し、必要に応じてUSB・I/F508,IEEE1394・I/F509,MAC・I/F510を選択的に使用することによって実現できるものである。なお、ここでは、各データ保持用PC30,40がそれぞれ扱うデータ形式が異なるため、その各データ保持用PC30,40にそれぞれ対応するPC1固有処理部522,PC2固有処理部523を設けている。
PC1固有処理部522は、PC1通信処理部522aおよびPC1制御部522bからなる。そして、PC1通信処理部522aは、データ保持用PC30(データ保持用PC1)とネットワーク1を介して通信する第2の通信処理手段である。PC1制御部522bは、後述するデータ保持用PC管理部524による管理状況に基づいて、PC1通信処理部522aによって受信するデータ保持用PC30からの通信コマンド等のデータを送信先(データ管理用PC50,MFP10,通常PC20)に適した(送信先で解釈可能な)形式(プロトコル)に、クライアント通信処理部521によって受信するMFP10,通常PC20からの通信コマンド等のデータを送信先(データ保持用PC30)に適した形式にそれぞれ変換する制御手段である。
なお、図6の破線で示す入出力処理部525は、図3に示した通常PC20に備えてある入力装置(入力手段)220および表示装置(表示手段)230と同じものをデータ管理用PC50に備えた場合に使用し、入力装置および出力装置とデータ保持用PC管理部524との間の入出力信号の処理を行うことができる。よって、上述したPC固有処理部の生成,削除,変更は、入出力処理部525からの要求によっても行うことができる。
まず、このデータ処理システムにおけるデータ保持用PC30,40の起動時の通信シーケンスの一例について、図7を参照して説明する。
図7は、このデータ処理システムにおけるデータ保持用PC30,40の起動時の通信シーケンスの一例を示す図である。なお、図7以降の各図において、ステップを「S」と略記している。
データ管理用PC50のPC1通信処理部522aは、データ保持用PC30から起動通知を受信すると、その起動通知をPC1制御部522bへ送信する(S2)。
PC1制御部522bは、PC1通信処理部522aから起動通知を受けると、その起動通知をデータ管理用PC50に適した(データ管理用PC50内で解釈可能な)形式に変換した後、データ保持用PC管理部524へ送信する(S3)。
データ管理用PC50のPC2通信処理部523aは、データ保持用PC40から起動通知を受信すると、PC2通信処理部523aと同様の処理を行い(S12)、PC2制御部523bも、PC1制御部522bと同様の処理を行う(S13)。
データ保持用PC管理部524は、PC2制御部523bから起動通知を受けると、それに含まれている特定情報から通信相手のデータ保持用PC40が起動したことを確認し、データ保持用PC40が利用可能になった旨の情報をデータ保持用PC40の特定情報に関連付けてHDD506に記憶する。
図8は、このデータ処理システムにおけるデータ管理用PC50の起動時の通信シーケンスの一例を示す図である。
PC1通信処理部522aは、PC1制御部522bから起動通知を受けると、その起動通知をネットワーク1経由でデータ保持用PC30へ送信する(S22)。
データ保持用PC30は、自己の起動中にデータ管理用PC50から起動通知を受信すると、その起動通知に含まれている特定情報から通信相手がデータ管理用PC50が起動したことを確認し、自己が起動している旨を知らせる起動通知(データ保持用PC30の特定情報を含む)をネットワーク1経由でデータ管理用PC50へ送信する(S23)。
PC2通信処理部523aは、PC2制御部523bから起動通知を受けると、その起動通知をネットワーク1経由でデータ保持用PC40へ送信する(S32)。
データ保持用PC40は、自己の起動中にデータ管理用PC50から起動通知を受信すると、その起動通知に含まれている特定情報から通信相手がデータ管理用PC50が起動したことを確認し、自己が起動している旨を知らせる起動通知(データ保持用PC40の特定情報を含む)をネットワーク1経由でデータ管理用PC50へ送信する(S33)。
データ管理用PC50のPC2通信処理部523aも、データ保持用PC40から起動通知を受信すると、図7によって説明した処理と同様の処理を行い(S34)、PC2制御部523bも、図7によって説明した処理と同様の処理を行う(S35)。
データ保持用PC管理部524も、PC1制御部522bおよびPC2制御部523bからそれぞれ起動通知を受けると、図7によって説明した処理と同様の処理を行う。
図9は、このデータ処理システムにおけるMFP10でデータ取得要求が発生した時の通信シーケンスの一例を示す図である。
データ管理用PC50のクライアント通信処理部521は、MFP10からデータ取得要求を受信すると、通信先のデータ保持用PC、つまりMFP10が利用可能なデータを保持しているデータ保持用PCが判らないため、そのデータ保持用PCをデータ保持用PC管理部524に対して問い合わせる(S42)。
クライアント通信処理部521は、その応答により、MFP10が利用可能なデータを保持しているデータ保持用PCがデータ保持用PC30であることが判るため、上記データ取得要求をデータ保持用PC30と通信可能にするためのPC1制御部522bへ送信する(S44)。
PC1通信処理部522aは、PC1制御部522bからデータ取得要求を受けると、そのデータ取得要求をネットワーク1経由でデータ保持用PC30へ送信する(S46)。
PC1制御部522bは、PC1通信処理部522aからデータ取得結果を受けると、それをデータ管理用PC50に適した(データ管理用PC50内で解釈可能な)形式、つまりMFP10や通常PC20で利用可能な形式に変換した後、クライアント通信処理部521へ送信する(S49)。
MFP10は、データ管理用PC50からデータ取得結果(データ)を受信(取得)すると、それをHDD106に書き込む。つまり、受信したデータに基づいてHDD106内のデータを更新する。
また、通常PC20がデータ保持用PC30又は40に対するデータ取得要求によってデータ保持用PC30又は40からデータを取得する場合にも、データ管理用PC50およびデータ保持用PC30,40が、MFP10がデータ保持用PC30又は40に対するデータ取得要求によってデータ保持用PC30又は40からデータを取得する場合と略同様の処理を行う。
図10は、このデータ処理システムにおけるMFP10でデータ変更要求が発生した時の通信シーケンスの一例を示す図である。
データ管理用PC50のクライアント通信処理部521は、MFP10からデータ変更要求を受信すると、通信先のデータ保持用PC、つまりMFP10が利用可能なデータを保持しているデータ保持用PCが判らないため、そのデータ保持用PCをデータ保持用PC管理部524に対して問い合わせる(S52)。
クライアント通信処理部521は、その応答により、MFP10が利用可能なデータを保持しているデータ保持用PCがデータ保持用PC30であることが判るため、上記データ変更要求をデータ保持用PC30と通信可能にするためのPC1制御部522bへ送信する(S54)。
PC1通信処理部522aは、PC1制御部522bからデータ変更要求を受けると、そのデータ変更要求をネットワーク1経由でデータ保持用PC30へ送信する(S56)。
PC1制御部522bは、PC1通信処理部522aからデータ変更結果を受けると、それをデータ管理用PC50に適した(データ管理用PC50内で解釈可能な)形式、つまりMFP10や通常PC20で利用可能な形式に変換した後、クライアント通信処理部521へ送信する(S59)。
データ保持用PC管理部524は、その問い合わせにより、変更前のデータが利用可能であったクライアントをHDD506内の管理データに基づいて検索し、その検索結果をクライアント通信処理部521に対して応答する(S61)。
MFP10は、データ管理用PC50からデータ変更結果を受信すると、その内容を図2の操作部107上に表示する。勿論、通常PC20も、データ管理用PC50からデータ変更結果を受信した場合には、その内容を図3の表示装置230上に表示する。
また、通常PC20がデータ保持用PC30又は40に対するデータ変更要求によってデータ保持用PC30又は40のDB内のデータを変更する場合にも、データ管理用PC50およびデータ保持用PC30,40が、MFP10がデータ保持用PC30又は40に対するデータ変更要求によってデータ保持用PC30又は40のDB内のデータを変更する場合と略同様の処理を行う。
図11は、このデータ処理システムにおけるデータ保持用PC30からデータ変更発生通知が送信された時の通信シーケンスの一例を示す図である。
PC1制御部522bは、PC1通信処理部522aからデータ変更発生通知を受けると、それをデータ管理用PC50に適した(データ管理用PC50内で解釈可能な)形式、つまりMFP10や通常PC20に適した(MFP10や通常PC20内で解釈可能な)形式に変換した後、クライアント通信処理部521へ送信する(S73)。
データ保持用PC管理部524は、その問い合わせにより、変更前のデータが利用可能であった通信先のクライアントをHDD506内の管理データに基づいて検索し、その検索結果をクライアント通信処理部521に対して応答する(S75)。
MFP10は、データ管理用PC50からデータ変更発生通知を受信すると、その内容を図2の操作部107上に表示する。勿論、通常PC20も、データ管理用PC50からデータ変更発生通知を受信した場合には、その内容を図3の表示装置230上に表示する。
図12は、このデータ処理システムにおけるMFP10でデータ変更要求が発生した時でデータ変更が許可された場合の通信シーケンスの一例を示す図である。
図13は、このデータ処理システムにおけるMFP10でデータ変更要求が発生した時でデータ変更が許可されなかった場合の通信シーケンスの一例を示す図である。
データ管理用PC50のクライアント通信処理部521は、MFP10からデータ変更要求を受信すると、通信先のデータ保持用PC、つまりMFP10が利用可能なデータを保持しているデータ保持用PCが判らないため、そのデータ保持用PCをデータ保持用PC管理部524に対して問い合わせる(S82)。
クライアント通信処理部521は、その応答により、MFP10が利用可能なデータを保持しているデータ保持用PCがデータ保持用PC30であることが判る。
次に、MFP10が利用可能なデータ(変更前のデータ)はMFP10以外のクライアントも利用可能である可能性があるため、そのデータを利用可能なクライアントをデータ保持用PC管理部524に対して問い合わせる(S84)。
クライアント通信処理部521は、その応答により、変更前のデータを利用可能な全てのクライアントが判り、それがMFP10と通常PC20であった場合に、MFP10および通常PC20に対してデータ変更を行って良いか否か(データ変更許可)を順次問い合わせる(S86,S87)。
PC1制御部522bは、クライアント通信処理部521からデータ変更要求を受けると、そのデータ変更要求を送信先のデータ保持用PC30に適した形式に変換した後、PC1通信処理部522aへ送信する(S91)。
PC1通信処理部522aは、PC1制御部522bからデータ変更要求を受けると、そのデータ変更要求をネットワーク1経由でデータ保持用PC30へ送信する(S92)。
PC1制御部522bは、PC1通信処理部522aからデータ変更結果を受けると、それをデータ管理用PC50に適した形式、つまりMFP10や通常PC20で利用可能な形式に変換した後、クライアント通信処理部521へ送信する(S95)。
データ保持用PC管理部524は、その問い合わせにより、変更前のデータが利用可能であったクライアントをHDD506内の管理データに基づいて検索し、その検索結果をクライアント通信処理部521に対して応答する(S97)。
MFP10は、データ管理用PC50からデータ変更発生通知に続いてデータ変更結果を受信すると、それらの内容を図2の操作部107上に表示する。
通常PC20も、データ管理用PC50からデータ変更発生通知を受信した場合には、その内容を図3の表示装置230上に表示する。
MFP10は、データ管理用PC50からデータ変更結果(データ変更が失敗した旨)を受信すると、その内容を操作部107上に表示する。
図14は、このデータ処理システムにおけるデータ保持用PC30からデータ変更発生通知が送信された時でデータ変更が許可された場合の通信シーケンスの一例を示す図である。
データ保持用PC30は、サービスマンによる専用機器(ノートPC等の携帯端末)等の操作により、自己のDB内のデータが変更された場合に、その旨を知らせるデータ変更発生通知(データ保持用PC30の特定情報を含む)をネットワーク1経由でデータ管理用PC50へ送信する(S111)。
PC1制御部522bは、PC1通信処理部522aからデータ変更発生通知を受けると、それをデータ管理用PC50に適した(データ管理用PC50内で解釈可能な)形式、つまりMFP10や通常PC20に適した(MFP10や通常PC20内で解釈可能な)形式に変換した後、クライアント通信処理部521へ送信する(S113)。また、データ変更が発生した旨の情報(データ変更未完了の情報を含む)をデータ保持用PC30の特定情報に関連付けてHDD506に記憶する。
データ保持用PC管理部524は、その問い合わせにより、変更前のデータが利用可能であった通信先のクライアントをHDD506内の管理データに基づいて検索し、その検索結果をクライアント通信処理部521に対して応答する(S115)。
クライアント通信処理部521は、その応答により、変更前のデータが利用可能であつた全てのクライアントが判り、それがMFP10と通常PC20であった場合に、MFP10および通常PC20に対してデータ変更を行って良いか否か(データ変更許可)を順次問い合わせる(S116,S117)。
MFP10は、データ管理用PC50からデータ変更発生通知を受信すると、その内容を図2の操作部107上に表示する。
通常PC20も、データ管理用PC50からデータ変更発生通知を受信した場合には、その内容を図3の表示装置230上に表示する。
PC1制御部522bは、クライアント通信処理部521からデータ変更が失敗した旨の通知を受けると、HDD506にデータ保持用PC30の特定情報に関連付けて記憶したデータ変更が発生した旨の情報(データ変更未完了の情報を含む)に代えてデータ変更が失敗した旨の情報(通常PC20の特定情報を含む)を記憶すると共に、時間計測を開始する。
なお、データ保持用PC40からデータ変更発生通知が送信された場合には、データ管理用PC50のクライアント通信処理部521,PC2通信処理部523a,PC2制御部523b,およびデータ保持用PC管理部524が対応する処理を行うことになるが、そのうちのPC2通信処理部523a,PC2制御部523bによる処理は、上述したPC1通信処理部522a,PC1制御部522bと同様の処理を行う。
まず、データ管理用PC50のデータ保持用PC管理部524がデータ保持用PCおよびクライアントを管理するためのデータ構造について、図16および表1を参照して説明する。
図16は、データ保持用PC管理部524がデータ保持用PC内のDBおよびクライアントを管理するためのデータ構造を示すクラス図である。そのデータ構造は、表1に示すように表すこともできる。
図18は、ネットワーク1に追加(増設)したデータ保持用PCをデータ管理用PC50に登録する場合のデータ処理システムのネットワーク接続例を示す概念図である。
この例では、データ管理用PC50には既にデータ保持用PC30が登録されており、認証サーバの機能を提供している。この状態で、データ保持用PC40を増設することにより、データ管理用PC50に新たにデータ保持用PC40を登録させ、文書サーバの機能を提供できるようにする。
図21は、管理者の認証情報のデータ構造の一例を示す図である。
図22は、データ保持用PC管理部524が保持するデータ保持用PCの登録前のデータの一例を示す図である。
図23は、データ保持用PC管理部524が保持するデータ保持用PCの登録後のデータの一例を示す図である。
そして、入力装置によって操作画面上の所定個所に図21に示すような管理者の認証情報(ID,パスワード)が入力され、「OK」ボタンが指定されると、その認証情報を含む管理者認証要求をデータ保持用PC管理部524へ送る(S201)。
入出力処理部525は、データ保持用PC管理部524への管理者認証要求に対して、データ保持用PC管理部524から管理者認証結果を受け、それから認証成功を認識した場合にのみ、表示画面を図52に示すような操作画面に切り替える。
その後、入力装置によって「データ保持用PC登録」ボタンが指定されると、表示画面を図53に示すような操作画面に切り替える。
そこで、入力装置によって操作画面上の所定個所にデータ保持用PC40のDBを特定するための情報(データ保持用PC40に関する情報の一部)であるDB名とDB種類と通信プログラム情報(通信プログラムの識別情報)が入力され、「OK」ボタンが指定されると、表示画面を図55に示すような操作画面に切り替える。
この操作画面上の登録情報(データ保持用PC40に関する情報)の内容が管理者によって確認され、「OK」ボタンが指定されると、その登録内容を含むデータ保持用PCの登録要求をデータ保持用PC管理部524へ送る(S203)。
HDD506は、そのプログラム取得要求を受けると、それに含まれている通信プログラム情報から対応する通信プログラムを読み出し、それをデータ保持用PC管理部524へ送る(S205)。
以上によってデータ保持用PCの登録が完了するため、最後にその登録結果を入出力処理部525へ通知する(S202)。
入出力処理部525は、データ保持用PC管理部524からデータ保持用PCの登録結果を受けると、表示画面をその登録結果の内容を示す図56に示すような操作画面に切り替える。
図20は、データ管理用PC50によるデータ保持用PCの登録処理の通信シーケンスの他の例(通常PC20からの登録要求によるもの)を示す図である。
この場合のデータ管理用PC50によるデータ保持用PCの登録処理(S212〜S214,S216〜S223)は、通常PC20からデータ保持用PCの登録要求が発生した場合に実行する処理であり、図19によって説明した登録処理とは、データ保持用PCの登録要求元とデータ保持用PC管理部524との間のやりとりを行うモジュールが異なることによる処理が若干異なる(入出力処理部525による処理に代えてクライアント通信処理部521による処理に変更した)だけなので、説明を省略する。
図24は、ネットワーク1上のデータ保持用PCの登録をデータ管理用PC50から削除(解除)する場合のデータ処理システムのネットワーク接続例を示す概念図である。
この例では、データ管理用PC50には既にデータ保持用PC30,40が登録されており、認証サーバおよび文書サーバの機能を提供している。この状態で、データ保持用PC40を削除することにより、データ管理用PC50にデータ保持用PC40の登録を削除させ、文書サーバの機能を提供できないようにする。
図27は、データ保持用PC管理部524が保持するデータ保持用PCの登録削除前のデータの一例を示す図である。
図28は、データ保持用PC管理部524が保持するデータ保持用PCの登録削除後のデータの一例を示す図である。
データ管理用PC50の入出力処理部525は、データ保持用PC管理部524から管理者認証結果を受け、それから認証成功を認識して、表示画面を図52に示したような操作画面に切り替えた後、入力装置によって「データ保持用PC変更・削除」ボタンが指定されると、データ保持用PCの一覧要求をデータ保持用PC管理部524へ送る(S233)。
入出力処理部525は、データ保持用PC管理部524へのデータ保持用PCの一覧要求に対して、データ保持用PC管理部524からデータ保持用PCの一覧情報(登録されているデータ保持用PC30,40に関する情報)を受けると、表示画面をその一覧情報の内容を示す図57に示すような操作画面に切り替える。
そして、入力装置により、その操作画面上のデータ保持用PC40(データ保持用PC2)に関する情報が指定され、「削除」ボタンが指定され、更に「OK」ボタンが指定されると、そのデータ保持用PC40を特定するための情報(ここでは対応するIPアドレス)を含むデータ保持用PCの登録削除要求をデータ保持用PC管理部524へ送る(S235)
入出力処理部525は、データ保持用PC管理部524からデータ保持用PCの登録削除結果を受けると、表示画面をその登録削除結果の内容を示す図58に示すような操作画面に切り替える。
図26は、データ管理用PC50によるデータ保持用PCの登録削除処理の通信シーケンスの他の例(通常PC20からの登録削除要求によるもの)を示す図である。
この場合のデータ管理用PC50によるデータ保持用PCの登録削除処理(S242〜S244,S246〜S248,S250〜S254)は、通常PC20からデータ保持用PCの登録削除要求が発生した場合に実行する処理であり、図25によって説明した登録削除処理とは、データ保持用PCの登録削除要求元とデータ保持用PC管理部524との間のやりとりを行うモジュールが異なることによる処理が若干異なる(入出力処理部525による処理に代えてクライアント通信処理部521による処理に変更した)だけなので、説明を省略する。
図29は、ネットワーク1上のデータ保持用PCのデータ管理用PC50に対する登録を変更する場合のデータ処理システムのネットワーク接続例を示す概念図である。
この例では、データ管理用PC50には既にデータ保持用PC30,40が登録されており、認証サーバおよび文書サーバの機能を提供している。この状態で、データ保持用PC40を変更する(他のDBを追加する)ことにより、データ管理用PC50にデータ保持用PC40の登録を変更させ、プログラムサーバの機能も提供できるようにする。
図30は、図1のデータ管理用PC50の主要な機能構成の他の例(データ保持用PCを登録変更した場合の例)を示すブロック図である。
図31は、データ管理用PC50によるデータ保持用PCの登録変更処理の通信シーケンスの一例(入力装置からの登録登録要求によるもの)を示す図である。
図33は、データ保持用PC管理部524が保持するデータ保持用PCの登録変更前のデータの一例を示す図である。
図34は、データ保持用PC管理部524が保持するデータ保持用PCの登録変更後のデータの一例を示す図である。
データ管理用PC50の入出力処理部525は、データ保持用PC管理部524からデータ保持用PCの一覧情報(登録されているデータ保持用PC30,40に関する情報)を受け、表示画面をその一覧情報の内容を示す図59に示すような操作画面に切り替えた後、入力装置によって操作画面上のデータ保持用PC40に関する情報が指定され、「変更」ボタンが指定され、更に「OK」ボタンが指定されると、表示画面を図60に示すような操作画面に切り替える。
そこで、入力装置によって操作画面上の所定個所にデータ保持用PC40(データ保持用PC2)に新たに追加したDB機能(プログラムサーバの機能)を特定するための情報であるDB名,DB種類,通信プログラム情報が入力され、「OK」ボタンが指定されると、表示画面を図62に示すような操作画面に切り替える。
なお、データ保持用PC40に複数のDB機能、例えば図62に示すような2つのDB機能を備えていた場合に、そのいずれかを削除するような場合には、入力装置によって削除するDB機能を特定するための情報が指定され、「削除」ボタンが指定され、更に「OK」ボタンが指定されると、図62の操作画面から指定されたDB機能を特定するための情報を消去した操作画面に表示画面を切り替える。
例えば、登録変更要求に含まれている登録情報中に新たな通信プログラム情報(新たに追加したDB機能を特定するための情報の一部)が含まれていた場合には、それを含むプログラム取得要求をHDD506へ送る(S266)。
HDD506は、そのプログラム取得要求を受けると、それに含まれている通信プログラム情報から対応する通信プログラムを読み出し、それをデータ保持用PC管理部524へ送る(S267)。
以上によってデータ保持用PCの登録変更が完了するため、最後にその登録変更結果を入出力処理部525へ通知する(S271)。
入出力処理部525は、データ保持用PC管理部524からデータ保持用PCの登録変更結果を受けると、表示画面をその登録変更結果の内容を示す操作画面に切り替える。
図32は、データ管理用PC50によるデータ保持用PCの登録変更処理の通信シーケンスの他の例(通常PC20からの登録変更要求によるもの)を示す図である。
この場合のデータ管理用PC50によるデータ保持用PCの登録変更処理(S282〜S284,S286〜S288,S290〜S297)は、通常PC20からデータ保持用PCの登録変更要求が発生した場合に実行する処理であり、図30によって説明した登録変更処理とは、データ保持用PCの登録変更要求元とデータ保持用PC管理部524との間のやりとりを行うモジュールが異なることによる処理が若干異なる(入出力処理部525による処理に代えてクライアント通信処理部521による処理に変更した)だけなので、説明を省略する。
図35は、ネットワーク1上のクライアントをデータ管理用PC50に登録する場合のデータ処理システムのネットワーク接続例を示す概念図である。
この例では、データ管理用PC50には既にデータ保持用PC30,40が登録されている。また、データ管理用PC50には通常PC20(クライアント1)が登録されており、データ保持用PC40(データ保持用PC2)のDB機能(文書サーバの機能)を利用可能な設定になっている。この状態で、データ保持用PC30(データ保持用PC1)とデータ保持用PC40(データ保持用PC2)を利用できるように、データ管理用PC50に新たにMFP10(クライアント2)を登録させるようにする。
図38は、データ保持用PC管理部524が保持するクライアントの登録前のデータの一例を示す図である。
図39は、データ保持用PC管理部524が保持するクライアントの登録後のデータの一例を示す図である。
データ管理用PC50の入出力処理部525は、データ保持用PC管理部524から管理者認証結果を受け、それから認証成功を認識して、表示画面を図52に示したような操作画面に切り替えた後、入力装置によって「クライアント登録」ボタンが指定されると、データ保持用PCの一覧要求をデータ保持用PC管理部524へ送る(S303)。
入出力処理部525は、データ保持用PC管理部524へのデータ保持用PCの一覧要求に対して、データ保持用PC管理部524からクライアントの一覧情報(登録されているデータ保持用PC30,40に関する情報)を受けると、表示画面をその一覧情報の内容を示す図63に示すような操作画面に切り替える。
以上によってクライアントの登録が完了するため、最後にその登録結果を入出力処理部525へ通知する(S306)。
入出力処理部525は、データ保持用PC管理部524からクライアントの登録結果を受けると、表示画面をその登録結果の内容を示す操作画面に切り替える。
図37は、データ管理用PC50によるクライアントの登録処理の通信シーケンスの他の例(通常PC20からの登録要求によるもの)を示す図である。
この場合のデータ管理用PC50によるクライアントの登録処理(S312〜S314,S316〜S318,S320〜S322)は、通常PC20からクライアントの登録要求が発生した場合に実行する処理であり、図36によって説明した登録処理とは、クライアントの登録要求元とデータ保持用PC管理部524との間のやりとりを行うモジュールが異なることによる処理が若干異なる(入出力処理部525による処理に代えてクライアント通信処理部521による処理に変更した)だけなので、説明を省略する。
図40は、ネットワーク1上のクライアントの登録をデータ管理用PC50から削除する場合のデータ処理システムのネットワーク接続例を示す概念図である。
この例では、データ管理用PC50には既にデータ保持用PC30,40が登録されている。また、データ管理用PC50にはMFP10(クライアント2)が登録されており、データ保持用PC30(データ保持用PC1)のDB機能(認証サーバの機能)とデータ保持用PC40(データ保持用PC2)のDB機能(文書サーバの機能)を利用可能な設定になっている。この状態で、データ管理用PC50にMFP10(クライアント2)の登録を削除させるようにする。
図43は、データ保持用PC管理部524が保持するクライアントの登録削除前のデータの一例を示す図である。
図44は、データ保持用PC管理部524が保持するクライアントの登録削除後のデータの一例を示す図である。
データ管理用PC50の入出力処理部525は、データ保持用PC管理部524から管理者認証結果を受け、それから認証成功を認識して、表示画面を図52に示したような操作画面に切り替えた後、入力装置によって「クライアント変更・削除」ボタンが指定されると、クライアントの一覧要求をデータ保持用PC管理部524へ送る(S333)。
そして、入力装置により、登録を削除するMFP10(クライアント2)を特定するための情報が指定され、「削除」ボタンが指定され、更に「OK」ボタンが指定されると、そのMFP10を特定するための情報(ここでは対応するIPアドレス)を含むクライアントの登録削除要求をデータ保持用PC管理部524へ送る(S335)
以上によってクライアントの登録削除が完了するため、最後にその登録削除結果を入出力処理部525へ通知する(S336)。
入出力処理部525は、データ保持用PC管理部524からクライアントの登録削除結果を受けると、表示画面をその登録削除結果の内容を示す図65に示すような操作画面に切り替える。
図42は、データ管理用PC50によるクライアントの登録削除処理の通信シーケンスの他の例(通常PC20からの登録削除要求によるもの)を示す図である。
この場合のデータ管理用PC50によるクライアントの登録削除処理(S342〜S344,S346〜S348,S350〜S352)は、通常PC20からクライアントの登録削除要求が発生した場合に実行する処理であり、図41によって説明した登録削除処理とは、クライアントの登録削除要求元とデータ保持用PC管理部524との間のやりとりを行うモジュールが異なることによる処理が若干異なる(入出力処理部525による処理に代えてクライアント通信処理部521による処理に変更した)だけなので、説明を省略する。
図45は、ネットワーク1上のクライアントのデータ管理用PC50に対する登録を変更する場合のデータ処理システムのネットワーク接続例を示す概念図である。
この例では、データ管理用PC50には既にデータ保持用PC30,40が登録されている。また、データ管理用PC50にはMFP10(クライアント2)が登録されており、データ保持用PC30(データ保持用PC1)のDB機能(認証サーバの機能)とデータ保持用PC40(データ保持用PC2)のDB機能(文書サーバの機能)を利用可能な設定になっている。この状態で、MFP10(クライアント2)がデータ保持用PC40(データ保持用PC2)のDB機能(文書サーバの機能)を利用できないように、データ管理用PC50にMFP10(クライアント2)の設定を変更させる。
図48は、データ保持用PC管理部524が保持するクライアントの登録変更前のデータの一例を示す図である。
図49は、データ保持用PC管理部524が保持するクライアントの登録変更後のデータの一例を示す図である。
データ管理用PC50の入出力処理部525は、データ保持用PC管理部524からクライアントの一覧情報を受け、表示画面をその一覧情報の内容を示す図66に示すような操作画面に切り替えた後、入力装置によって操作画面上のMFP10(クライアント2)を特定するための情報が指定され、「変更」ボタンが指定され、更に「OK」ボタンが指定されると、表示画面を図67に示すような操作画面に切り替える。
以上によってクライアントの登録変更が完了するため、最後にその登録変更結果を入出力処理部525へ通知する(S366)。
入出力処理部525は、データ保持用PC管理部524からクライアントの登録変更結果を受けると、表示画面をその登録変更結果の内容を示す操作画面に切り替える。
図47は、データ管理用PC50によるクライアントの登録変更処理の通信シーケンスの他の例(通常PC20からの登録変更要求によるもの)を示す図である。
この場合のデータ管理用PC50によるクライアントの登録変更処理(S372〜S3374,S376〜S378,S380〜S382)は、通常PC20からデータ保持用PCの登録変更要求が発生した場合に実行する処理であり、図46によって説明した登録変更処理とは、データ保持用PCの登録変更要求元とデータ保持用PC管理部524との間のやりとりを行うモジュールが異なることによる処理が若干異なる(入出力処理部525による処理に代えてクライアント通信処理部521による処理に変更した)だけなので、説明を省略する。
図68は、データ管理用PC50に登録されたクライアントがデータ管理用PC50を介してデータ保持用PCのDBを利用する場合のデータ処理システムのネットワーク接続例を示す概念図である。
(b)データ管理用PC50にデータ保持用PC40(データ保持用PC2)が登録されており、文書サーバの機能を提供している
(c)データ管理用PC50にデータ保持用PC40を利用するようにMFP10(クライアント)が登録されている。
(d)MFP10がデータ管理用PC50を介してデータ保持用PC40の文書サーバ機能を利用する。
図69は、MFP10で実行されている文書管理アプリケーションの表示画面の一例を示す図である。この表示画面には、MFP10に保存されているファイルだけが表示されている。この例では、操作部107上のキー操作によって「画像」が選択され、5つの画像ファイルが表示されているが、「書類」又は「カタログ」を選択することにより、複数の書類ファイル又はカタログファイルを表示することもできる。
従来ならここで、そのアプリケーションが対応する文書サーバ機能を提供するデータ保持用PC40(データ保持用PC2)を設定する必要がある。しかし、この実施形態では、DB固有の接続方法はデータ管理用PC50が吸収し、データ管理用PC50がMFP10が接続できる文書サーバを判断するため、文書管理アプリケーションにはデータ管理用PC50を設定するだけでデータ保持用PC40の文書にアクセスできるようになる。
図71は、文書管理アプリケーションにデータ管理用PC50(サーバ)を設定した後の表示画面の一例を示す図である。その設定により、文書サーバであるデータ保持用PC40の文書にアクセスできるようになっている。
(1)データ保持用PC40(他のデータ保持用PCでもよい)を増設した場合
データ管理用PC50は、自己の入力装置又は通常PC20(他のクライアントでもよい)からの認証情報による認証が成功した後、データ保持用PC40の登録要求により、データ保持用PC40と通信するためのPC2固有処理部523を構成するPC2通信処理部523aおよびPC2制御部523bを生成するためのプログラムを取得し、そのプログラムに基づいてPC2通信処理部523aおよびPC2制御部523bを生成した後、そのPC2通信処理部523aと通信するデータ保持用PC40に関する情報を記憶することによりデータ保持用PC40の登録を行う。
例えば、データ保持用PC40に新たなDBを追加した場合、データ管理用PC50は、自己の入力装置又は通常PC20(他のクライアントでもよい)からの認証情報による認証が成功した後、データ保持用PC40の登録変更要求により、新たなDBと通信するためのPC2固有処理部523′を構成するPC2通信処理部523a′およびPC2制御部523b′を生成するためのプログラムを取得し、そのプログラムに基づいてPC2通信処理部523a′およびPC2制御部523b′を生成した後、そのPC2通信処理部523a′と通信するデータ保持用PC40の新DBに関する情報を記憶することによりデータ保持用PC40の登録変更を行う。
また、データ管理用PC50は、クライアントの登録,変更,又は削除を行う。
したがって、ネットワーク1上の増設又は変更したデータ保持用PCに保持されているDBを大幅なコスト増を招くことなく任意の各クライアントで共用することができ、データ処理システムの低コスト化を容易に実現することができる。
データ管理用PC50は、自己の入力装置又は通常PC20(他のクライアントでもよい)からの認証情報による認証が成功した後、データ保持用PC40の登録削除要求により、データ保持用PC40と通信するためのPC2固有処理部523を構成するPC2通信処理部523aおよびPC2制御部523bを削除した後、そのPC2通信処理部523aと通信するデータ保持用PC40に関する情報を削除することによりデータ保持用PC40の登録削除を行う。
このようにすれば、例えば、一方のPC1固有処理部531が以下の(1)に示す処理を、他方のPC1固有処理部532が以下の(2)に示す処理をそれぞれ行なうなど、クライアントの使用環境に応じて、同一のデータ保持用PC30内のデータを利用可能にするための処理を行なうが、異なる処理が求められる場合に、ソフトウェアの修正を少なくする効果がある。
(1)「個人認証」などのセキュリティを強化した処理を行う。
(2)セキュリティの緩い処理を行う。その代わりに実行速度が速い。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
30,40,60:データ保持用PC 50:データ管理用PC
70:プログラム使用状況管理用PC 101,201,301,501:CPU
102,202,302,502:ASIC
103,203,303,503:SDRAM
104,204,304,504:ROM
105,205,305,505:NVRAM
106,206,306,506:HDD 107:操作部
109,208,308,508:USB・I/F
110,209,309,509:IEEE1394・I/F
111,210,310,510:MAC・I/F
521:クライアント通信処理部 522:PC1固有処理部
522a:PC1通信処理部 522b:PC1制御部 523:PC2固有処理部523a:PC2通信処理部 523b:PC2制御部
524:データ保持用PC管理部 525:入出力処理部
Claims (34)
- データを管理するデータ管理装置であって、
データ処理装置と通信回線を介して所定の通信形式で通信する第1の通信処理手段と、
データ保持装置と通信回線を介して通信する第2の通信処理手段、および該第2の通信処理手段によって受信する前記データ保持装置からのデータを前記データ処理装置で利用可能な形式に、前記第1の通信処理手段によって受信する前記データ処理装置からのデータを前記データ保持装置に適した形式にそれぞれ変換する制御手段を生成するためのソースプログラムを取得するプログラム取得手段と、
該プログラム取得手段によって取得したソースプログラムに基づいて前記第2の通信処理手段および前記制御手段として機能するプログラムを生成する生成処理手段と、
該生成処理手段による生成後、前記第2の通信処理手段と通信する前記データ保持装置に関する情報と該データ保持装置内のデータの利用を許可する前記データ処理装置に関する情報との関連付けを生成して管理する情報管理手段とを設けたことを特徴とするデータ管理装置。 - 請求項1記載のデータ管理装置において、
前記データ保持装置に関する情報は、該データ保持装置を特定するための情報および該データ保持装置内のデータを特定するための情報であり、
前記データ保持装置内のデータの利用を許可する前記データ処理装置に関する情報は、該データ処理装置を特定するための情報であることを特徴とするデータ管理装置。 - 請求項1又は2記載のデータ管理装置において、
情報を入力する入力手段を備え、
前記入力手段から特定の認証情報を含む管理者認証要求を受けた場合に、該管理者認証要求の認証情報が予め登録された認証情報と一致するか否かを判定する認証手段を設け、
前記プログラム取得手段は、前記認証手段によって両認証情報が一致すると判定された後、前記入力手段から前記データ保持装置の登録要求を受けた場合に、該データ保持装置に対応する前記第2の通信処理手段および前記制御手段を生成するためのソースプログラムを取得する手段であり、
前記情報管理手段は、前記生成処理手段によって生成された前記第2の通信処理手段および前記制御手段によって通信する前記データ保持装置に関する情報を記憶することにより該データ保持装置を登録することを特徴とするデータ管理装置。 - 請求項1又は2記載のデータ管理装置において、
前記データ処理装置から特定の認証情報を含む管理者認証要求を受けた場合に、該管理者認証要求の認証情報が予め登録された認証情報と一致するか否かを判定する認証手段を設け、
前記プログラム取得手段は、前記認証手段によって両認証情報が一致すると判定された後、前記管理者認証要求の送信元の前記データ処理装置から前記データ保持装置の登録要求を受けた場合に、該データ保持装置に対応する前記第2の通信処理手段および前記制御手段を生成するためのソースプログラムを取得する手段であり、
前記情報管理手段は、前記生成処理手段によって生成された前記第2の通信処理手段および前記制御手段によって通信する前記データ保持装置に関する情報を記憶することにより該データ保持装置を登録することを特徴とするデータ管理装置。 - 請求項3記載のデータ管理装置において、
前記認証手段によって両認証情報が一致すると判定された後、前記入力手段から前記データ保持装置の登録削除要求を受けた場合に、該データ保持装置と通信するための前記第2の通信処理手段および前記制御手段を削除する削除手段を設け、
前記情報管理手段は、前記削除手段によって削除された前記第2の通信処理手段および前記制御手段によって当該データ管理装置と通信していた前記データ保持装置に関する情報を削除することにより該データ保持装置の登録を削除することを特徴とするデータ管理装置。 - 請求項4記載のデータ管理装置において、
前記認証手段によって両認証情報が一致すると判定された後、前記管理者認証要求の送信元の前記データ処理装置から前記データ保持装置の登録削除要求を受けた場合に、前記生成処理手段によって生成された該データ保持装置に対応する前記第2の通信処理手段および前記制御手段を削除する削除手段を設け、
前記情報管理手段は、前記削除手段によって削除された前記第2の通信処理手段および前記制御手段によって当該データ管理装置と通信していた前記データ保持装置に関する情報を削除することにより該データ保持装置の登録を削除することを特徴とするデータ管理装置。 - 請求項3又は5記載のデータ管理装置において、
前記プログラム取得手段は、前記認証手段によって両認証情報が一致すると判定された後、前記入力手段から前記データ保持装置の登録変更要求を受けた場合に、変更後の前記データ保持装置に対応する前記第2の通信処理手段および前記制御手段を生成するためのソースプログラムを取得する手段を有し、
前記情報管理手段は、変更前の前記データ保持装置に関する情報を変更後の前記データ保持装置に関する情報に変更することにより該データ保持装置の登録を変更することを特徴とするデータ管理装置。 - 請求項4又は6記載のデータ管理装置において、
前記プログラム取得手段は、前記認証手段によって両認証情報が一致すると判定された後、前記管理者認証要求の送信元の前記データ処理装置から前記データ保持装置の登録変更要求を受けた場合に、変更後の前記データ保持装置に対応する前記第2の通信処理手段および前記制御手段を生成するためのソースプログラムを取得する手段を有し、
前記情報管理手段は、変更前の前記データ保持装置に関する情報を変更後の前記データ保持装置に関する情報に変更することにより該データ保持装置の登録を変更することを特徴とするデータ管理装置。 - 請求項3,5,又は7記載のデータ管理装置において、
情報を表示する表示手段を備え、
前記情報管理手段は、前記認証手段によって両認証情報が一致すると判定された後、前記入力手段から前記データ保持装置の一覧要求を受けた場合に、登録している前記データ保持装置に関する情報を前記表示手段に出力する出力手段を有し、該出力手段による出力後、前記入力手段から前記データ保持装置に関する情報と前記データ処理装置に関する情報を含む該データ処理装置の登録要求を受けた場合に、その各情報を関連付けて記憶することにより該データ処理装置を登録することを特徴とするデータ管理装置。 - 請求項4,6,又は8記載のデータ管理装置において、
前記情報管理手段は、前記認証手段によって両認証情報が一致すると判定された後、前記管理者認証要求の送信元の前記データ処理装置から前記データ保持装置の一覧要求を受けた場合に、登録している前記データ保持装置に関する情報を前記管理者認証要求の送信元の前記データ処理装置に送信する送信手段を有し、該送信手段による送信後、前記管理者認証要求の送信元の前記データ処理装置から前記データ保持装置に関する情報と該データ処理装置に関する情報を含む該データ処理装置の登録要求を受けた場合に、その各情報を関連付けて記憶することにより該データ処理装置を登録することを特徴とするデータ管理装置。 - 請求項9記載のデータ管理装置において、
前記情報管理手段は、前記認証手段によって両認証情報が一致すると判定された後、前記入力手段から前記データ処理装置の一覧要求を受けた場合に、登録している前記データ処理装置に関する情報と前記データ保持装置に関する情報を前記表示手段に出力する出力手段を有し、該出力手段による出力後、前記入力手段から前記データ処理装置に関する情報を含む該データ処理装置の登録削除要求を受けた場合に、該データ処理装置に関する情報を削除することにより該データ処理装置の登録を削除することを特徴とするデータ管理装置。 - 請求項10記載のデータ管理装置において、
前記情報管理手段は、前記認証手段によって両認証情報が一致すると判定された後、前記管理者認証要求の送信元の前記データ処理装置から前記データ処理装置の一覧要求を受けた場合に、登録している前記データ処理装置に関する情報と前記データ保持装置に関する情報を前記管理者認証要求の送信元の前記データ処理装置に送信する送信手段を有し、該送信手段による送信後、前記管理者認証要求の送信元の前記データ処理装置から該データ処理装置に関する情報を含む該データ処理装置の登録削除要求を受けた場合に、該データ処理装置に関する情報を削除することにより該データ処理装置の登録を削除することを特徴とするデータ管理装置。 - 請求項9又は11記載のデータ管理装置において、
前記情報管理手段は、前記認証手段によって両認証情報が一致すると判定された後、前記入力手段から前記データ処理装置の一覧要求を受けた場合に、登録している前記データ処理装置に関する情報と前記データ保持装置に関する情報を前記表示手段に出力する出力手段を有し、該出力手段による出力後、前記入力手段から前記データ処理装置に関する情報と前記データ保持装置に関する情報を含む該データ処理装置の登録変更要求を受けた場合に、その各情報に応じて前記データ処理装置に関する情報と前記データ保持装置に関する情報との関連付けを変更することにより該データ処理装置の登録を変更することを特徴とするデータ管理装置。 - 請求項10又は12記載のデータ管理装置において、
前記情報管理手段は、前記認証手段によって両認証情報が一致すると判定された後、前記管理者認証要求の送信元の前記データ処理装置から前記データ処理装置の一覧要求を受けた場合に、登録している前記データ処理装置に関する情報と前記データ保持装置に関する情報を前記管理者認証要求の送信元の前記データ処理装置に送信する送信手段を有し、該送信手段による送信後、前記管理者認証要求の送信元の前記データ処理装置から該データ処理装置に関する情報と前記データ保持装置に関する情報を含む該データ処理装置の登録変更要求を受けた場合に、その各情報に応じて前記データ処理装置に関する情報と前記データ保持装置に関する情報との関連付けを変更することにより該データ処理装置の登録を変更することを特徴とするデータ管理装置。 - 請求項1乃至14のいずれか一項に記載のデータ管理装置であって、
前記生成処理手段による生成に応じて、該生成により通信可能となった前記データ保持装置の情報を、通信可能なデータ保持装置の情報として前記情報管理手段に管理させる手段と、
前記データ処理装置の前記情報管理手段への登録を受け付ける場合に、前記情報管理手段が管理している通信可能なデータ保持装置のリストを出力する手段とを備えたことを特徴とするデータ管理装置。 - 請求項1乃至15のいずれか一項に記載のデータ管理装置であって、
前記データ処理装置から前記第1の通信処理手段を介して前記データ保持装置が保持するデータの変更要求を受け付ける変更指示受付手段と、
前記変更指示受付手段が変更指示を受け付けた場合に、前記情報管理手段が管理する情報に基づき、受け付けた変更指示に従って変更すべきデータを保持するデータ保持装置と、該データ保持装置の利用を許可されているデータ処理装置とを特定する特定手段と、
前記特定手段が特定した各データ処理装置に、前記特定手段が特定したデータ保持装置が保持するデータの変更可否を問い合わせる問い合わせ手段と、
前記問い合わせ手段による問い合わせに対し、前記特定手段が特定した全てのデータ処理装置から変更可の応答があった後で、前記特定手段が特定したデータ保持装置に対し、該データ保持装置と対応する第2の通信処理手段を介して前記受信した変更指示に係るデータの変更を要求する変更要求手段とを備えたことを特徴とするデータ管理装置。 - 請求項1乃至16のいずれか一項に記載のデータ管理装置と、前記データ処理装置と、前記データ保持装置とによって構成されたことを特徴とするデータ処理システム。
- データを管理するコンピュータに、
データ処理装置と通信回線を介して所定の通信形式で通信する第1の通信処理機能と、
データ保持装置と通信回線を介して通信する第2の通信処理機能、および該第2の通信処理機能によって受信する前記データ保持装置からのデータを前記データ処理装置で利用可能な形式に、前記第1の通信処理機能によって受信する前記データ処理装置からのデータを前記データ保持装置に適した形式にそれぞれ変換する制御機能を生成するためのソースプログラムを取得するプログラム取得機能と、
該プログラム取得機能によって取得したソースプログラムに基づいて前記第2の通信処理機能および前記制御機能を実現するためのプログラムを生成する生成処理機能と、
該生成処理機能による生成後、前記第2の通信処理機能と通信する前記データ保持装置に関する情報と該データ保持装置内のデータの利用を許可する前記データ処理装置に関する情報との関連付けを生成して管理する情報管理機能とを実現するためのプログラム。 - 請求項18記載のプログラムにおいて、
前記データ保持装置に関する情報は、該データ保持装置を特定するための情報および該データ保持装置内のデータを特定するための情報であり、
前記データ保持装置内のデータの利用を許可する前記データ処理装置に関する情報は、該データ処理装置を特定するための情報であることを特徴とするプログラム。 - 請求項18又は19記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータに、入力手段から特定の認証情報を含む管理者認証要求を受けた場合に、該管理者認証要求の認証情報が予め登録された認証情報と一致するか否かを判定する認証機能をも実現するためのプログラムであり、
前記プログラム取得機能は、前記認証機能によって両認証情報が一致すると判定された後、前記入力手段から前記データ保持装置の登録要求を受けた場合に、該データ保持装置に対応する前記第2の通信処理機能および前記制御機能を生成するためのソースプログラムを取得する機能であり、
前記情報管理機能は、前記生成処理機能によって生成された前記第2の通信処理機能および前記制御機能によって通信する前記データ保持装置に関する情報を記憶することにより該データ保持装置を登録することを特徴とするプログラム。 - 請求項18又は19記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータに、前記データ処理装置から特定の認証情報を含む管理者認証要求を受けた場合に、該管理者認証要求の認証情報が予め登録された認証情報と一致するか否かを判定する認証機能をも実現するためのプログラムであり、
前記プログラム取得機能は、前記認証機能によって両認証情報が一致すると判定された後、前記管理者認証要求の送信元の前記データ処理装置から前記データ保持装置の登録要求を受けた場合に、該データ保持装置に対応する前記第2の通信処理機能および前記制御機能を生成するためのソースプログラムを取得する機能であり、
前記情報管理機能は、前記生成処理機能によって生成された前記第2の通信処理機能および前記制御機能によって通信する前記データ保持装置に関する情報を記憶することにより該データ保持装置を登録することを特徴とするプログラム。 - 請求項20記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータに、前記認証機能によって両認証情報が一致すると判定された後、前記入力手段から前記データ保持装置の登録削除要求を受けた場合に、該データ保持装置と通信するための前記第2の通信処理機能および前記制御機能を削除する削除機能をも実現するためのプログラムであり、
前記情報管理機能は、前記削除機能によって削除された前記第2の通信処理機能および前記制御機能によって当該データ管理装置と通信していた前記データ保持装置に関する情報を削除することにより該データ保持装置の登録を削除することを特徴とするプログラム。 - 請求項21記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータに、前記認証機能によって両認証情報が一致すると判定された後、前記管理者認証要求の送信元の前記データ処理装置から前記データ保持装置の登録削除要求を受けた場合に、前記生成処理機能によって生成された該データ保持装置に対応する前記第2の通信処理機能および前記制御機能を削除する削除機能をも実現するためのプログラムであり、
前記情報管理機能は、前記削除機能によって削除された前記第2の通信処理機能および前記制御機能によって当該データ管理装置と通信していた前記データ保持装置に関する情報を削除することにより該データ保持装置の登録を削除することを特徴とするプログラム。 - 請求項20又は22記載のプログラムにおいて、
前記プログラム取得機能は、前記認証機能によって両認証情報が一致すると判定された後、前記入力手段から前記データ保持装置の登録変更要求を受けた場合に、変更後の前記データ保持装置に対応する前記第2の通信処理機能および前記制御機能を生成するためのソースプログラムを取得する機能を有し、
前記情報管理機能は、変更前の前記データ保持装置に関する情報を変更後の前記データ保持装置に関する情報に変更することにより該データ保持装置の登録を変更することを特徴とするプログラム。 - 請求項21又は23記載のプログラムにおいて、
前記プログラム取得機能は、前記認証機能によって両認証情報が一致すると判定された後、前記管理者認証要求の送信元の前記データ処理装置から前記データ保持装置の登録変更要求を受けた場合に、変更後の前記データ保持装置に対応する前記第2の通信処理機能および前記制御機能を生成するためのソースプログラムを取得する機能を有し、
前記情報管理機能は、変更前の前記データ保持装置に関する情報を変更後の前記データ保持装置に関する情報に変更することにより該データ保持装置の登録を変更することを特徴とするプログラム。 - 請求項20,22,又は24記載のプログラムにおいて、
前記情報管理機能は、前記認証機能によって両認証情報が一致すると判定された後、前記入力手段から前記データ保持装置の一覧要求を受けた場合に、登録している前記データ保持装置に関する情報を表示手段に出力する出力機能を有し、該出力機能による出力後、前記入力手段から前記データ保持装置に関する情報と前記データ処理装置に関する情報を含む該データ処理装置の登録要求を受けた場合に、その各情報を関連付けて記憶することにより該データ処理装置を登録することを特徴とするプログラム。 - 請求項21,23,又は25記載のプログラムにおいて、
前記情報管理機能は、前記認証機能によって両認証情報が一致すると判定された後、前記管理者認証要求の送信元の前記データ処理装置から前記データ保持装置の一覧要求を受けた場合に、登録している前記データ保持装置に関する情報を前記管理者認証要求の送信元の前記データ処理装置に送信する送信機能を有し、該送信機能による送信後、前記管理者認証要求の送信元の前記データ処理装置から前記データ保持装置に関する情報と該データ処理装置に関する情報を含む該データ処理装置の登録要求を受けた場合に、その各情報を関連付けて記憶することにより該データ処理装置を登録することを特徴とするプログラム。 - 請求項26記載のプログラムにおいて、
前記情報管理機能は、前記認証機能によって両認証情報が一致すると判定された後、前記入力手段から前記データ処理装置の一覧要求を受けた場合に、登録している前記データ処理装置に関する情報と前記データ保持装置に関する情報を前記表示手段に出力する出力機能を有し、該出力機能による出力後、前記入力手段から前記データ処理装置に関する情報を含む該データ処理装置の登録削除要求を受けた場合に、該データ処理装置に関する情報を削除することにより該データ処理装置の登録を削除することを特徴とするプログラム。 - 請求項27記載のプログラムにおいて、
前記情報管理機能は、前記認証機能によって両認証情報が一致すると判定された後、前記管理者認証要求の送信元の前記データ処理装置から前記データ処理装置の一覧要求を受けた場合に、登録している前記データ処理装置に関する情報と前記データ保持装置に関する情報を前記管理者認証要求の送信元の前記データ処理装置に送信する送信機能を有し、該送信機能による送信後、前記管理者認証要求の送信元の前記データ処理装置から該データ処理装置に関する情報を含む該データ処理装置の登録削除要求を受けた場合に、該データ処理装置に関する情報を削除することにより該データ処理装置の登録を削除することを特徴とするプログラム。 - 請求項26又は28記載のプログラムにおいて、
前記情報管理機能は、前記認証機能によって両認証情報が一致すると判定された後、前記入力手段から前記データ処理装置の一覧要求を受けた場合に、登録している前記データ処理装置に関する情報と前記データ保持装置に関する情報を前記表示手段に出力する出力機能を有し、該出力機能による出力後、前記入力手段から前記データ処理装置に関する情報と前記データ保持装置に関する情報を含む該データ処理装置の登録変更要求を受けた場合に、その各情報に応じて前記データ処理装置に関する情報と前記データ保持装置に関する情報との関連付けを変更することにより該データ処理装置の登録を変更することを特徴とするプログラム。 - 請求項27又は29記載のプログラムにおいて、
前記情報管理機能は、前記認証機能によって両認証情報が一致すると判定された後、前記管理者認証要求の送信元の前記データ処理装置から前記データ処理装置の一覧要求を受けた場合に、登録している前記データ処理装置に関する情報と前記データ保持装置に関する情報を前記管理者認証要求の送信元の前記データ処理装置に送信する送信機能を有し、該送信機能による送信後、前記管理者認証要求の送信元の前記データ処理装置から該データ処理装置に関する情報と前記データ保持装置に関する情報を含む該データ処理装置の登録変更要求を受けた場合に、その各情報に応じて前記データ処理装置に関する情報と前記データ保持装置に関する情報との関連付けを変更することにより該データ処理装置の登録を変更することを特徴とするプログラム。 - 請求項18乃至31のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記生成処理機能による生成に応じて、該生成により通信可能となった前記データ保持装置の情報を、通信可能なデータ保持装置の情報として前記情報管理手段に管理させる機能及び、
前記データ処理装置の前記情報管理手段への登録を受け付ける場合に、前記情報管理機能により管理している通信可能なデータ保持装置のリストを出力する機能をも実現するためのプログラム。 - 請求項18乃至32のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記データ処理装置から前記第1の通信処理機能を介して前記データ保持装置が保持するデータの変更要求を受け付ける変更指示受付機能と、
前記変更指示受付機能により変更指示を受け付けた場合に、前記情報管理機能により管理する情報に基づき、受け付けた変更指示に従って変更すべきデータを保持するデータ保持装置と、該データ保持装置の利用を許可されているデータ処理装置とを特定する特定機能と、
前記特定機能により特定した各データ処理装置に、前記特定機能により特定したデータ保持装置が保持するデータの変更可否を問い合わせる問い合わせ機能と、
前記問い合わせ機能による問い合わせに対し、前記特定機能により特定した全てのデータ処理装置から変更可の応答があった後で、前記特定機能により特定したデータ保持装置に対し、該データ保持装置と対応する第2の通信処理機能を介して前記受信した変更指示に係るデータの変更を要求する変更要求機能をも実現するためのプログラム。 - 請求項18乃至33のいずれか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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