JP2007164647A - 電子機器,操作部イベント処理方法,プログラム,および記録媒体 - Google Patents

電子機器,操作部イベント処理方法,プログラム,および記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 MFP等の機器において、その操作部以外の操作部からの指示によっても各種サービスを選択的に利用できるようにする。
【解決手段】 MFP10の操作部イベント解釈部502は、操作表示部501又はリモート操作表示部600からのイベントを解釈し、そのイベントがサービスの実行要求であった場合に、その実行要求をサービス提供部503へ送信する。サービス提供手段は、操作部イベント解釈部502からサービスの実行要求を受けると、そのサービスを提供するために、対応するデバイス動作の実行要求をデバイス制御部504へ送信して、そのデバイス動作の制御を行わせる。
【選択図】 図4

Description

この発明は、コピーサービス,プリンタサービス,FAXサービス,スキャナサービス等の各種サービスを提供可能な画像形成装置(デジタル複合機)などの電子機器、その電子機器における操作部イベント処理方法、上記電子機器のコンピュータ(CPU)に実行させるプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
例えば、デジタル複合機では、操作部からの指示により、上記のような各種サービスを選択的に提供することができる。
そのため、このようなデジタル複合機では、操作部から指示されたサービスを提供するため、対応するデバイス動作の実行要求を発行するサービス提供部(サービス提供手段)と、そのサービス提供部から実行要求されたデバイス動作を制御するデバイス制御部(デバイス制御手段)とを備えている。
ところで、このようなデジタル複合機に対して、その操作部からの指示によるだけでなく、例えばPC(パーソナルコンピュータ)等の外部機器(リモート操作部)からの指示によっても、各種サービスを選択的に利用できるようにしてほしいとの要望がある。
そこで、リモート操作部からの指示によってサービスを提供することが可能な画像形成装置も提案されている(例えば特許文献1,2参照)。
特開2004−348372号公報 特開2005−091509号公報
しかしながら、特許文献1,2に記載された画像形成装置において、リモート操作部は専用の操作部であるため、画像形成装置に備えられている専用の操作部と変わりなく、リモート操作部からの指示のみを受け付けて対応するサービスを利用可能にしている。つまり、複数の操作部から指示を受け付け、サービスを提供することができなかった。
この発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、デジタル複合機等の電子機器において、その電子機器の操作部以外の操作部(リモート操作部等)からの指示によっても、各種サービスを選択的に利用できるようにすることを目的とする。
この発明は、上記の目的を達成するため、電子機器、その電子機器における操作部イベント処理方法、上記電子機器のコンピュータに実行させるプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
請求項1の発明による電子機器は、操作部から指示されたサービスを提供するため、対応するデバイス動作の実行要求を発行するサービス提供手段と、該サービス提供手段から実行要求されたデバイス動作を制御するデバイス制御手段とを有する電子機器であって、任意の操作部から発行されたイベントを解釈し、該イベントがサービスの実行要求であった場合に、該実行要求を上記サービス提供手段に対して発行する操作部イベント解釈手段を設け、上記サービス提供手段を、上記操作部イベント解釈手段から上記実行要求を受けた場合に、対応するデバイス動作の実行要求を上記デバイス制御手段に対して発行する手段としたものである。
請求項2の発明による電子機器は、請求項1の電子機器において、上記操作部イベント解釈手段を、当該電子機器の操作部から発行されたイベントおよび外部機器の操作部から発行されたイベントをそれぞれ解釈する手段としたものである。
請求項3の発明による電子機器は、請求項1又は2の電子機器において、上記操作部イベント解釈手段によって解釈されたイベントの発行元を記憶する記憶手段を設けたものである。
請求項4の発明による電子機器は、請求項3の電子機器において、上記操作部イベント解釈手段に、上記実行要求を上記サービス提供手段に対して発行する際に、該実行要求に上記解釈したイベントの発行元の識別情報を付加する手段を備えたものである。
請求項5の発明による電子機器は、請求項4の電子機器において、上記操作部イベント解釈手段によって解釈されたイベントが当該電子機器に対する利用登録の指示であった場合に、該イベントの発行元を識別情報を付加して利用登録する利用登録手段を設けたものである。
請求項6の発明による電子機器は、請求項4の電子機器において、上記操作部イベント解釈手段によって解釈されたイベントが当該電子機器に対する利用登録の指示と認証情報であった場合に、該認証情報の認証処理を実行する認証処理手段と、該認証処理手段によって上記認証情報が正確に認証できた場合にのみ、上記イベントの発行元を識別情報を付加して利用登録する利用登録手段を設けたものである。
請求項7の発明による電子機器は、請求項5又は6の電子機器において、上記利用登録手段によって利用登録された操作部に対してのみ、当該電子機器のステータス情報を通知するステータス情報通知手段を設けたものである。
請求項8の発明による電子機器は、請求項7の電子機器において、上記ステータス情報通知手段を、上記操作部イベント解釈手段によって解釈されたイベントが上記利用登録手段によって利用登録された操作部から発行された当該電子機器のステータス情報の要求であった場合にのみ、該操作部に対して該ステータス情報を通知する手段としたものである。
請求項9の発明による操作部イベント処理方法は、操作部から指示されたサービスを提供するため、対応するデバイス動作の実行要求を発行するサービス提供手段と、該サービス提供手段から実行要求されたデバイス動作を制御するデバイス制御手段とを有する電子機器における操作部イベント処理方法であって、任意の操作部から発行されたイベントを解釈し、該イベントがサービスの実行要求であった場合に、該実行要求を上記サービス提供手段に対して発行するものである。
請求項10の発明によるプログラムは、各種サービスを提供可能な電子機器のコンピュータに、任意の操作部から発行されたイベントを解釈し、該イベントがサービスの実行要求であった場合に、該実行要求を発行する操作部イベント解釈手段と、該操作部イベント解釈手段から上記サービスの実行要求を受けた場合に、該サービスを提供するため、対応するデバイス動作の実行要求を発行するサービス提供手段と、該サービス提供機能から実行要求されたデバイス動作を制御するデバイス制御機能とを実現させるためのプログラムである。
請求項11の発明による記録媒体は、請求項10のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
この発明によれば、電子機器が、任意の操作部から発行されたイベントを解釈し、そのイベントがサービスの実行要求であった場合に、その実行要求をサービス提供手段に対して発行するので、そのサービス提供手段は、操作部から指示されたサービスを提供するために、対応するデバイス動作の実行要求を発行し、そのデバイス動作の制御をデバイス制御手段に行わせることができる。
したがって、電子機器が保有するサービス提供機能を任意の操作部(複数の操作部)が自由に利用可能となり、操作部の種類とサービスの種類との間に依存性がなくなるため、複数の操作部(例えば電子機器の操作部とリモート操作部)の表示画面の形態を共通化できる。よって、開発工数を削減でき、また各操作部による操作手順を統一することができる。そのため、操作部の種類およびサービスの種類の拡張が容易になる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。なお、この実施形態では画像処理装置としてコピーサービス,プリンタサービス,FAXサービス,およびスキャナサービスの各種サービスを提供可能なデジタル複合機(MFP)を用いた例について説明する。
〔ネットワーク環境の例〕
まず、この発明による電子機器であるデジタル複合機を含むネットワークシステムについて、図1を参照して説明する。
図1は、そのネットワークシステムの一例を示す図である。
このデジタル複合機(以下「MFP」という)10は、ローカルエリアネットワーク(LAN)等のネットーク1を介して、PC(パーソナルコンピュータ)20,30を含む複数の外部機器と接続されている。なお、MFP10と外部機器は、ネットワーク1によって1対多の関係で通信することができるが、MFP10と外部機器とをUSBやIEEE1394等の通信回線によって接続することにより、MFP10と外部機器が1対1の関係で通信することもできる。
〔MFPのハードウェア構成例〕
次に、図1のMFP10のハードウェア構成例について、図2を参照して具体的に説明する。
図2は、図1のMFP10のハードウェア構成例を示すブロック図である。
このMFP10は、デジタル複写機,プリンタ,FAX装置,スキャナ装置としてのサービス(機能)、つまりコピーサービス,プリンタ(印刷)サービス,FAXサービス,およびスキャナサービスを提供できる画像形成装置であり、図2に示すように、コントローラ11,FCU(ファックスコントロールユニット)12,エンジンインタフェース(以下「インタフェース」を「I/F」ともいう)13,およびエンジン14等によって構成されている。これらの構成が、原稿画像の読み取り,印刷(画像形成),画像データ送信等の画像処理を行うためのハードウェア資源である。
コントローラ11は、MFP10の各部を統括的に制御するものである。その制御により、各種機能を実現することができる。
FCU12は、外部機器、例えばFAX装置又はモデム機能(FAX通信機能)を有するデジタル複写機や他のMFP(デジタル複合機)等の画像形成装置との通信を公衆回線経由で制御するものである。
エンジンI/F13は、エンジン14をPCI(Peripheral Component Interconnect)バスに接続するためのインタフェースである。
エンジン14は、原稿のモノクロ画像(他の単色画像でもよい)又はフルカラー画像を読み取り、画像データとして出力するスキャナ(画像読取手段)、そのスキャナによって読み取られた画像データあるいはPC20,30から受信するモノクロ又はフルカラーの印刷データを可視画像(モノクロ画像又はフルカラー画像)として用紙(他の記録媒体でもよい)上に印刷を行うプロッタ(画像形成手段)や、原稿をスキャナの画像読取位置へ自動給送する自動原稿給送装置(ADF)、プロッタで印刷がなされた用紙に対してソート(仕分け),パンチ(穴開け),ステープル処理等の後処理を行う後処理装置などのハードウェアデバイスに相当するものである。
コントローラ11は、CPU101,ASIC(Application Specific Integrated Circuit)102,SDRAM103,ROM104,NVRAM105,HDD(ハードディスクドライブ)106,操作部107,モデム108,USB(Universal Serial Bus)・I/F109,IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394・I/F110,およびMAC(Media Access Controller)・I/F111等によって構成されている。なお、操作部107は実際にはコントローラ11の外側に配置されている。
CPU101は、ASIC102を介してデータ処理(各機能の制御)を行う演算処理手段である。
ASIC102は、CPUインタフェース,SDRAMインターフェース,ローカルバスインタフェース,PCIインタフェース,HDDインタフェース等からなる多機能デバイスボードであり、CPU101の制御対象となるデバイスの共有化を図り、アーキテクチャの面からアプリ等の開発の高効率化を支援するものである。
このASIC102には、エンジン14の操作命令等を受け付ける操作部107が直接的に接続されると共に、モデム108も直接的に接続される。また、USB・I/F109,IEEE1394・I/F110,MAC・I/F111,FCU12,およびエンジンI/F13がPCIバス112を介して接続される。
SDRAM103は、各種プログラムを記憶するプログラムメモリや、CPU101がデータ処理を行う際に使用するワークメモリ等として使用するメインメモリである。なお、このSDRAM103の代わりに、DRAMやSRAMを使用してもよい。
ROM104は、CPU101が実行するプログラムや固定データを記憶している固定メモリである。
NVRAM105は、変更可能な種々のパラメータ等のデータを記憶する不揮発性メモリであり、電源がオフになっても記憶内容を保持するようになっている。なお、このNVRAM105として、RAMと電池を利用したバックアップ回路を集積した不揮発性RAMや、EEPROM,フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを使用することができる。
HDD106は、電源のオン・オフに関係なくデータを記憶保存する記憶装置(記録媒体)であり、OSや各種サービスを提供するための各種アプリ(アプリケーションプログラム)を含む各種データを記憶保存する。なお、上述したSDRAM103内のデータや、NVRAM105内のデータを記憶しておくこともできる。
操作部107は、エンジン14,PC20,30を含む各外部機器に対する動作指示等のデータを入力するための各種の入力部(操作スイッチ又は操作ボタン等からなる)およびLCD又はCRTの表示部を有する操作手段である。その表示部には、各種サービスを利用可能にするための画面を表示することができる。
モデム108は、変復調手段であり、図示しない外部機器へ公衆回線経由でデータを送信する場合、そのデータを公衆回線に流せる形に変調する。また、外部機器から送られてくる変調されたデータを受信した場合、そのデータを復調する。
USB・I/F109およびIEEE1394・I/F110はそれぞれ、外部機器(周辺機器)と直接接続して通信を行うための、USB規格,IEEE1394規格のインタフェース(直接インタフェース)である。
MAC・I/F111は、LAN等のネットワーク1を介してPC20,30を含む各外部機器と通信を行うためのネットワークインタフェースである。
なお、USB・I/F109やIEEE1394・I/F110以外の直接インタフェースをコントローラ11に増設することもできる。
ここで、コピーサービスとは、スキャナに原稿の画像を読み取らせ、その画像データをプロッタに送って用紙等の記録媒体上に可視画像として印刷(形成)させるコピー動作を行わせるサービスのことである。
プリンタサービスとは、外部機器からのデータをそのまま又は加工処理してプロッタに送って記録媒体上に可視画像として印刷させるプリンタ動作(印刷動作)を行わせるサービスのことである。
スキャナサービスとは、スキャナに原稿の画像を読み取らせ、その画像データをメモリ(SDRAM103,NVRAM105,又はHDD106)に書き込んで記憶(蓄積)させるスキャナ動作を行わせるサービスのことである。
なお、そのスキャナ動作による処理後のスタートキーの押下により、SDRAM103又はHDD106内の画像データを呼び出し(読み出し)、その画像データに基づいて転写紙上に画像を印刷することができる。
FAXサービスとは、スキャナに原稿の画像を読み取らせ、その画像データをFCU12によって外部機器へ送信させるFAX送信動作と、外部機器からFCU12によって画像データを受け取り、その画像データをプロッタに送って記録媒体上に画像を形成させるFAX受信動作を行わせるサービスのことである。
また、CPU101は、MFP10の電源投入時に、ROM104内のブートローダ(ブートプログラム)に従い、HDD106内のOSを読み出し、それをSDRAM103にロードして展開した後、そのOSを起動させる。更に、HDD106内のアプリ等の他のデータも必要に応じてSDRAM103にロードして展開する。
そして、コピーサービスのモード時には操作部107の操作によってコピー実行要求が発行された時には実行条件(コピー条件,機器選択条件)に従ってコピー動作を、プリンタサービスのモード時には印刷実行要求が発行された時には実行条件(印刷条件,機器選択条件)に従って印刷動作を、スキャナサービスのモード時にはスキャナ実行要求が発行された時には実行条件(読取条件)に従ってスキャナ動作をそれぞれ実行する。FAXサービスのモード時には、FAX送信実行要求が発行された時に実行条件(読取条件)に従ってFAX送信動作を実行する。
〔PCの制御系のハードウェア構成例〕
次に、図1のPC20のハードウェア構成例について、図3を参照して具体的に説明する。なお、PC30の構成も同様なので、説明を省略する。
図3は、図1のPC20のハードウェア構成例を示すブロック図である。
このPC20は、文書データやグラフィックデータ等の印刷データを生成する機能や、MFP10の操作部107と同等の機能を含む各種機能を有する端末装置であり、図3に示すように、装置本体200,入力装置220,および表示装置230によって構成されている。
装置本体200は、PC20全体を制御するものであり、CPU201,ASIC202,SDRAM203,ROM204,NVRAM205,HDD206,モデム207,USB・I/F208,IEEE1394・I/F209,およびMAC・I/F210等によって構成されている。
この装置本体200の構成は、図2によって説明したMFP10のコントローラ11のハードウェア構成と略同様である。
HDD206は、電源のオン・オフに関係なくデータを記憶保存する記憶装置であり、OS,アプリ,プリンタドライバ(プリンタドライバプログラム)を含む各種データを記憶保存する。なお、プリンタドライバは、MFP10に対して印刷要求を送信(通知)すると共に、印刷データ(画像データ加工を含む)を渡すためのものである。
入力装置220は、印刷データを生成したり各種サービスを利用するなど、各種作業を実行するためのキーボードやポインティングデバイス(例えばマウス等)等に相当する。
表示装置230は、印刷データを生成するための画面やMFP10の操作部107と同等の画面(各種サービスを利用可能にするための画面)を含む各種画面を表示するLCDディスプレイ又はCRTディスプレイ等に相当する。なお、この表示装置230の表面に、タッチパネルを備えることもできる。
ここで、装置本体200のCPU201は、PC20の電源投入時に、ROM204内のブートローダに従い、HDD206内のOSを読み出し、それをSDRAM203にロードして展開した後、そのOSを起動させる。更に、HDD206内のアプリおよびプリンタドライバ等の他のデータもSDRAM203にロードして展開する。
そして、印刷データの生成モード時には、SDRAM203上のアプリによって表示装置230の画面上で入力装置220の操作に応じた印刷データを生成する。その後、プリンタサービスのモードに切り替え、入力装置220の操作によって印刷実行要求が発行された時に、プリンタドライバによって上記印刷データをMFP10が理解できる言語に翻訳(加工)し、その翻訳した印刷データおよび実行条件を含む印刷実行要求を示すイベントをMFP10に送信して印刷動作を行わせる。
コピーサービスのモード時には、入力装置220の操作によってコピー実行要求が発行された時に、実行条件を含むコピー実行要求をMFP10に送信してコピー動作を行わせる。
スキャナサービスのモード時には、入力装置220の操作によってスキャナ実行要求が発行された時に、実行条件を含むスキャナ実行要求をMFP10に送信してスキャナ動作を行わせる。
スキャナサービスのモード時には、入力装置220の操作によってスキャナ実行要求が発行された時に、実行条件を含むスキャナ実行要求をMFP10に送信してスキャナ動作を行わせる。
FAXサービスのモード時には、入力装置220の操作によってFAX送信実行要求が発行された時に実行条件を含むFAX送信実行要求をMFP10に送信してFAX送信動作を実行する。
〔MFPおよびPCの主要機能構成例〕
次に、MFP10およびPC20の主要機能構成例(ソフトウェア構成例)について、図4を参照して具体的に説明する。なお、PC30の主要機能構成例も、同様なので、説明を省略する。
図4は、図1のMFP10およびPC20の主要機能構成例を示すブロック図である。
PC20は、リモート操作表示部600としての機能を備えている。この機能は、図3のCPU201がROM204やSDRAM203上のプログラムに従って動作し、必要に応じてUSB・I/F208,IEEE1394・I/F209,MAC・I/F210を選択的に使用することによって実現できるものである。
リモート操作表示部600は、ユーザ(利用者)にIU(ユーザインタフェース)を提供し、PC20の入力装置220および表示装置230とユーザとの入出力制御を行う手段である。
MFP10は、操作表示部501,操作部イベント解釈部502,サービス提供部503,およびデバイス制御部504としての機能を備えている。これらの機能は、図2のCPU101がROM104やSDRAM103上のプログラムに従って動作し、必要に応じてUSB・I/F109,IEEE1394・I/F110,MAC・I/F111を選択的に使用することによって実現できるものである。
操作表示部501は、ユーザにIUを提供し、MFP10の操作部107とユーザとの入出力制御を行う手段である。
操作部イベント解釈部502は、操作表示部501(MFP10の操作部107)から発行されたイベントあるいはリモート操作表示部600(PC20)から発行されたイベント等の任意のイベントを解釈し、そのイベントが上述したようなサービスの実行要求であった場合に、その実行要求をサービス提供部503に対して発行する操作部イベント解釈手段である。この操作部イベント解釈部502は、認証処理手段,利用登録手段,ステータス情報通知手段としての機能も果たすことができる。
サービス提供部503は、操作部イベント解釈部502からサービスの実行要求を受けた場合に、そのサービスを提供するため、対応するデバイス(エンジン14を構成するスキャナ,プロッタなど)動作の実行要求をデバイス制御部504に対して発行するサービス提供手段である。
デバイス制御部504は、サービス提供部503から実行要求されたデバイス動作を制御するデバイス制御手段である。
以下、上述したMFP10におけるこの発明に関わる特徴部分の異なる実施例について、図5〜図12を参照して具体的に説明する。
〔第1実施例〕
図5は、MFP10を含むネットワークシステムにおけるこの発明に関わる通信シーケンスの第1例(基本動作)を示す図である。
MFP10の操作部107の操作表示部501は、操作部107上の操作により、カラーモード(ここでは「フルカラーモード」とする)指定情報のイベントが発行されると、そのイベントを操作部イベント解釈部502へ送信する(ステップS1)。続いて、コピーサービスの実行要求のイベントが発行されると、そのイベントも操作部イベント解釈部502へ送信する(ステップS2)。
操作部イベント解釈部502は、操作表示部501からイベントを受けると、そのイベントを解釈し、そのイベントがフルカラーモードの指定情報であった場合に、そのフルカラーモード指定情報(実行条件指定情報)をメモリ(SDRAM103又はNVRAM105等)に記憶する。また、操作表示部501から続けて受けたイベントがコピーサービスの実行要求であった場合に、そのイベントの発行元の情報をメモリに直前に記憶したフルカラーモード指定情報に関連付けて記憶し、そのイベント発行元情報およびフルカラーモード指定情報をコマンドパラメータとしてコピーサービスの実行要求に付加して、その実行要求をサービス提供部503へ送信する(ステップS3)。
サービス提供部503は、操作部イベント解釈部502からコピーサービスの実行要求を受けると、そのコピーサービスを提供するため、対応するデバイス動作(イベント発行元情報およびフルカラーモード指定情報を含むコピー動作)を構成するスキャン動作およびコピー動作の各実行要求であるスキャン実行要求(イベント発行元情報およびフルカラーモード指定情報を含む),プロッタ実行要求(イベント発行元情報およびフルカラーモード指定情報を含む)をデバイス制御部504へ順次送信する(ステップS4,S5)。
デバイス制御部504は、サービス提供部503からスキャン動作の実行要求を受けると、その実行要求に含まれているフルカラーモード指定情報に従ってスキャナの動作(スキャン動作)を制御し、スキャナに原稿のフルカラー画像を読み取らせる。また、サービス提供部503からスキャン動作の実行要求に続いてプロッタ動作の実行要求を受けると、その実行要求に含まれているフルカラーモード指定情報に従ってプロッタの動作を制御し、スキャナからのフルカラー画像データをプロッタによって記録媒体上に可視画像として印刷させる。
その後、スキャン動作が終了すると、その結果をスキャン実行結果(イベント発行元情報を含む)としてサービス提供部503へ送信する(ステップS6)。続いて、プロッタ動作が終了すると、その結果をプロッタ実行結果(イベント発行元情報を含む)としてサービス提供部503へ送信する(ステップS9)。
サービス提供部503は、デバイス制御部504からスキャン実行結果を受けると、それをコピー実行結果として操作部イベント解釈部502へ送信する(ステップS7)。また、デバイス制御部504からプロッタ実行結果を受けると、それもコピー実行結果として操作部イベント解釈部502へ送信する(ステップS10)
操作部イベント解釈部502は、サービス提供部503からコピー実行結果(スキャン実行結果)を受けると、それに含まれているイベント発行元情報とメモリの記憶情報とを比較照合し、一致した場合に、そのイベント発行元である操作部107(操作表示部501)へ受け取ったコピー実行結果を送信する(ステップS8)。また、サービス提供部503からコピー実行結果(プロッタ実行結果)を受けた場合にも、同様の処理を行う(ステップS11)。
操作表示部501は、操作部イベント解釈部502から各コピー実行結果(スキャン実行結果,プロッタ実行結果)を順次受けると、それを操作部107の表示部の画面に表示させる。
なお、第1実施例では、操作部107上の操作により、フルカラーモード指定情報のイベントおよびコピーサービスの実行要求のイベントが発行された場合の通信シーケンスについて説明したが、リモート操作部に相当するPC20(PC30等の外部機器でもよい)上の操作によって同様のイベントが発行された場合も、同様の通信シーケンスとなる。また、操作部107又はPC20でどの実行条件指定情報のイベントが発行されても、またどのサービスの実行要求のイベントが発行されても、やはり同様の通信シーケンスとなる。もちろん、各イベントの組み合わせの種類毎に、エンジン14で実行される動作が異なることは言うまでもない。これらについては、第2実施例以降も同様である。
第1実施例によれば、MFPの操作部イベント解釈部が、MFPの操作部又はリモート操作部から発行されたイベント(指示されたサービス)を解釈し、そのイベントがサービスの実行要求であった場合に、その実行要求をサービス提供部(サービス提供機能)に対して発行するので、そのサービス提供部は、操作部から指示されたサービスを提供するために、対応するデバイス動作の実行要求を発行し、そのデバイス動作の制御をデバイス制御部に行わせることができる。また、MFPの操作部イベント解釈部が、イベント発行元情報をメモリに記憶することにより、デバイス動作の実行結果をイベント発行元に送信して表示させることもできるので、サービス提供部およびデバイス制御部が、イベント発行元の種類を認識する必要がない。
したがって、MFPが保有するサービス提供機能を任意の操作部(複数の操作部)が自由に利用可能となり、操作部の種類とサービスの種類との間に依存性がなくなるため、複数の操作部(電子機器の操作部とリモート操作部)の表示画面の形態を共通化できる。よって、開発工数を削減でき、また各操作部による操作手順を統一することができる。そのため、操作部の種類およびサービスの種類の拡張が容易になる。
〔第2実施例〕
図6は、MFP10を含むネットワークシステムにおけるこの発明に関わる通信シーケンスの第2例(複合動作)を示す図である。
MFP10の操作部107の操作表示部501は、操作部107上の操作により、第1実施例と同様に、フルカラーモード指定情報のイベントが発行されると、そのイベントを操作部イベント解釈部502へ送信する(ステップS21)。続いて、コピーサービスの実行要求のイベントが発行されると、そのイベントも操作部イベント解釈部502へ送信する(ステップS22)。
操作部イベント解釈部502は、操作表示部501からイベントを受けると、そのイベントを解釈し、そのイベントがフルカラーモード指定情報であった場合に、そのフルカラーモード指定情報をメモリに記憶する。また、操作表示部501から続けて受けたイベントがコピーサービスの実行要求であった場合に、そのイベントの発行元を識別(区別)するための識別情報である操作部識別子(この例では「ID=1」とする)をメモリに直前に記憶したフルカラーモード指定情報に関連付けて記憶し、その操作部識別子「ID=1」およびフルカラーモード指定情報をコマンドパラメータとしてコピーサービスの実行要求に付加して、その実行要求をサービス提供部503へ送信する(ステップS23)。
サービス提供部503は、操作部イベント解釈部502からコピーサービスの実行要求を受けると、対応するデバイス動作(操作部識別子「ID=1」およびフルカラーモード指定情報を含むコピー動作)を構成するスキャン動作およびコピー動作の各実行要求であるスキャン実行要求(操作部識別子「ID=1」およびフルカラーモード指定情報を含む),プロッタ実行要求(操作部識別子「ID=1」およびフルカラーモード指定情報を含む)をデバイス制御部504へ順次送信する(ステップS24,S25)。
デバイス制御部504は、サービス提供部503からスキャン動作の実行要求を受けると、その実行要求に含まれているフルカラーモード指定情報に従ってスキャン動作を制御し、スキャナに原稿のフルカラー画像を読み取らせる。また、サービス提供部503からスキャン動作の実行要求に続いてプロッタ動作の実行要求を受けると、その実行要求に含まれているフルカラーモード指定情報に従ってプロッタの動作を制御し、スキャナからのフルカラー画像データをプロッタによって記録媒体上に可視画像として印刷させる。
その後、スキャナの動作が終了すると、その結果をスキャン実行結果(操作部識別子「ID=1」を含む)としてサービス提供部503へ送信する(ステップS26)。
サービス提供部503は、デバイス制御部504からスキャン実行結果を受けると、それをコピー実行結果として操作部イベント解釈部502へ送信する(ステップS27)。
操作部イベント解釈部502は、サービス提供部503からコピー実行結果(スキャン実行結果)を受けると、それに含まれている操作部識別子「ID=1」とメモリの記憶情報とを比較照合し、一致した場合に、その操作部識別子「ID=1」に対応する操作部107(操作表示部501)へ受け取ったコピー実行結果を送信する(ステップS28)。
一方、リモート操作部に相当するPC20(又はPC30等の外部機器)のリモート操作表示部600は、PC20上の操作により、カラーモード(ここでは「モノクロモード」とする)指定情報のイベントが発行されると、そのイベントをMFP10の操作部イベント解釈部502へ送信する(ステップS29)。続いて、コピーサービスの実行要求のイベントが発行されると、そのイベントもMFP10の操作部イベント解釈部502へ送信する(ステップS30)。
MFP10の操作部イベント解釈部502は、リモート操作表示部600からイベントを受けると、そのイベントを解釈し、そのイベントがモノクロモード指定情報であった場合に、そのモノクロモード指定情報をメモリに記憶する。また、リモート操作表示部600から続けて受けたイベントがコピーサービスの実行要求であった場合に、そのイベントの発行元を識別するための操作部識別子であるID(この例では「ID=2」とする)をメモリに直前に記憶したモノクロモード指定情報に関連付けて記憶し、その操作部識別子「ID=2」およびモノクロモード指定情報をコマンドパラメータとしてコピーサービスの実行要求に付加して、その実行要求をサービス提供部503へ送信する(ステップS31)。
サービス提供部503は、操作部イベント解釈部502からコピーサービスの実行要求を受けると、既に操作部107からのイベント発行によるスキャン動作(フルカラー画像の読み取り)が終了して、デバイス制御部504から対応するスキャン実行結果を受け取っているため、今回受けたコピーサービスの実行要求に対応するデバイス動作(操作部識別子「ID=2」およびモノクロモード指定情報を含むコピー動作)のうち、スキャン動作の実行要求であるスキャン実行要求(操作部識別子「ID=2」およびモノクロモード指定情報を含む)をデバイス制御部504へ送信する(ステップS32)。プロッタ動作の実行要求であるプロッタ実行要求(操作部識別子「ID=2」およびモノクロモード指定情報を含む)は、デバイス制御部504へ送信できないため、メモリに記憶しておく。
デバイス制御部504は、サービス提供部503からスキャン動作の実行要求を受けると、その実行要求に含まれているモノクロモード指定情報に従ってスキャン動作を制御し、スキャナに原稿のモノクロ画像を読み取らせる。
そして、スキャン動作が終了すると、その結果をスキャン実行結果(操作部識別子「ID=2」を含む)としてサービス提供部503へ送信する(ステップS33)。
サービス提供部503は、デバイス制御部504からスキャン実行結果を受けると、それをコピー実行結果として操作部イベント解釈部502へ送信する(ステップS34)。
操作部イベント解釈部502は、サービス提供部503からコピー実行結果(スキャン実行結果)を受けると、それに含まれている操作部識別子「ID=2」とメモリの記憶情報とを比較照合し、一致した場合に、その操作部識別子「ID=2」に対応するリモート操作部(リモート操作表示部600)へ受け取ったコピー実行結果を送信する(ステップS35)。
デバイス制御部504は、操作部107からのイベント発行によるプロッタ動作(フルカラー画像の印刷)が終了すると、その結果をプロッタ実行結果(操作部識別子「ID=2」を含む)としてサービス提供部503へ送信する(ステップS36)。
サービス提供部503は、操作部107からのイベント発行によるプロッタ動作(フルカラー画像の印刷)が終了して、デバイス制御部504から対応するプロッタ実行結果を受けると、それをコピー実行結果として操作部イベント解釈部502へ送信する(ステップS37)と共に、既に受け取っているコピーサービスの実行要求に対応するデバイス動作(操作部識別子「ID=2」およびモノクロモード指定情報を含むコピー動作)のうち、メモリに記憶してあるプロッタ動作の実行要求であるプロッタ実行要求(操作部識別子「ID=2」およびモノクロモード指定情報を含む)をデバイス制御部504へ送信する(ステップS38)。
操作部イベント解釈部502は、サービス提供部503からコピー実行結果(プロッタ実行結果)を受けると、それに含まれている操作部識別子「ID=1」とメモリの記憶情報とを比較照合し、一致した場合に、その操作部識別子「ID=1」である操作部107(操作表示部501)へ受け取ったコピー実行結果を送信する(ステップS39)。
操作表示部501は、操作部イベント解釈部502から各コピー実行結果(スキャン実行結果,プロッタ実行結果)を順次受けると、それを操作部107の表示部の画面に表示させる。
デバイス制御部504は、PC20からのイベント発行によるプロッタの動作(モノクロカラー画像の印刷)が終了すると、その結果をプロッタ実行結果(操作部識別子「ID=2」を含む)としてサービス提供部503へ送信する(ステップS40)。
サービス提供部503は、PC20からのイベント発行によるプロッタの動作が終了して、デバイス制御部504からプロッタ実行結果を受けると、それをコピー実行結果として操作部イベント解釈部502へ送信する(ステップS41)。
操作部イベント解釈部502は、サービス提供部503からコピー実行結果(プロッタ実行結果)を受けると、それに含まれている操作部識別子「ID=2」とメモリの記憶情報とを比較照合し、一致した場合に、その操作部識別子「ID=2」であるリモート操作部(リモート操作表示部600)へ受け取ったコピー実行結果を送信する(ステップS42)。
リモート操作表示部600は、操作部イベント解釈部502から各コピー実行結果(スキャン実行結果,プロッタ実行結果)を順次受けると、それをPC20の表示装置230の画面に表示させる。
第2実施例によれば、MFPの操作部イベント解釈部が、MFPの操作部又はリモート操作部から発行されたイベント(指示されたサービス)を解釈し、そのイベントがサービスの実行要求であった場合に、その実行要求をサービス提供部に対して発行するので、そのサービス提供部は、操作部から指示されたサービスを提供するために、対応するデバイス動作の実行要求を発行し、そのデバイス動作の制御をデバイス制御部に行わせることができる。また、MFPの操作部イベント解釈部が、イベント発行元を識別するための操作部識別子(ID)をメモリに記憶すると共に、その操作部識別子をコマンドパラメータとしてサービス提供部503へ送信するサービスの実行要求に付加することにより、デバイス動作の実行結果をイベント発行元に送信して表示させることもできるので、サービス提供部およびデバイス制御部が、イベント発行元の種類を認識する必要がない。更に、操作部識別子として情報量が少ないIDを用いることにより、メモリ使用効率が向上する。
したがって、MFPが保有するサービス提供機能を任意の操作部(複数の操作部)が自由に利用可能となり、操作部の種類とサービスの種類との間に依存性がなくなるため、複数の操作部(電子機器の操作部とリモート操作部)の表示画面の形態を共通化できる。よって、開発工数を削減でき、また各操作部による操作手順を統一することができる。そのため、操作部の種類およびサービスの種類の拡張が容易になる。また、メモリ使用効率の向上により、低コストを実現することができる。
〔第3実施例〕
図7は、MFP10を含むネットワークシステムにおけるこの発明に関わる通信シーケンスの第3例(操作部登録動作)を示す図である。
MFP10の操作部107の操作表示部501は、操作部107上の操作により、MFP10に対する利用登録の指示のイベントが発行されると、そのイベントを操作部イベント解釈部502へ送信する(ステップS51)。
PC20(又はPC30等の外部機器)のリモート操作表示部600も、PC20上の操作により、MFP10に対する利用登録の指示のイベントが発行されると、そのイベントをMFP10の操作部イベント解釈部502へ送信する(ステップS52)。
操作部イベント解釈部502は、操作表示部501からイベントを受けると、そのイベントを解釈し、そのイベントがMFP10に対する利用登録の指示であった場合に、そのイベント発行元を識別するための操作部識別子(この例では「ID=1」とする)を採番し(自動的に決め)、そのイベント発行元を利用登録する。このとき、イベント発行元である操作部107を識別するための操作部識別子「ID=1」と操作部107の場所を特定するための操作部場所情報とを関連付けた操作モード記憶テーブルをメモリ上に作成する。
その後、リモート操作表示部600からもイベントを受けると、そのイベントを解釈し、そのイベントがMFP10に対する利用登録の指示であった場合に、そのイベント発行元を識別するための操作部識別子(この例では「ID=2」とする)を採番し、そのイベント発行元を利用登録する。このとき、イベント発行元であるPC20を識別するための操作部識別子「ID=2」とPC20(リモート操作部)の場所を特定するための操作部場所情報とを関連付けた操作モード記憶テーブルをメモリ上に作成する。
ここで、その操作モード記憶テーブルについて、図8,図9を参照して説明する。
図8,図9は、操作モード記憶テーブルの異なる例を示す図である。
操作部識別子(ID)は、利用登録される操作部毎にユニークな(異なる)ものが採番され、各操作部を区別できるようにしている。
操作部場所情報は、利用登録される操作部のIPアドレス(DNSを利用した機器名でもよい)を使用している。
図8に示す操作モード記憶テーブルには、操作部識別子「ID=1」に、ローカルホスト(localhost)を操作部場所情報として、フルカラーモード,集約モード(例えば2枚の原稿画像を1枚の転写紙に印刷するモード),両面モード(用紙の両面に画像を印刷するモード),給紙トレイA,Bの各指定情報を実行条件指定情報としてそれぞれ関連付けて記憶している。
図9に示す操作モード記憶テーブルには、操作部識別子「ID=2」に、「133.XXX.XXX.XXX(DNSサーバ)」を操作部場所情報として、モノクロモード,片面モード(用紙の片面に画像を印刷するモード),変倍モード(例えば71%変倍モード),給紙トレイA,Bの各指定情報を実行条件指定情報としてそれぞれ関連付けて記憶している。
なお、図8および図9に示した操作モード記憶テーブルは、サービス提供部503およびデバイス制御部504から実行条件指定情報のイベントを受け取った後の状態を示しているが、そのイベントを受け取るまではデフォルトの実行条件指定情報はデフォルト状態になっている。
MFP10の操作部107の操作表示部501は、操作部107上の操作により、コピーサービスの実行要求のイベントが発行されると、そのイベントを操作部イベント解釈部502へ送信する(ステップS53)。
操作部イベント解釈部502は、操作表示部501からイベントを受けると、そのイベントを解釈し、そのイベントがコピーサービスの実行要求であった場合に、そのイベントの発行元を識別するための操作部識別子がメモリに記憶されているか否かを判定する。この例では、その操作部識別子が「ID=1」として記憶されているため、イベント発行元が利用登録されていると判断して、その操作部識別子「ID=1」およびデフォルトの実行条件指定情報をコマンドパラメータとしてコピーサービスの実行要求に付加して、その実行要求をサービス提供部503へ送信する(ステップS54)。
PC20のリモート操作表示部600も、PC20上の操作により、コピーサービスの実行要求のイベントが発行されると、そのイベントをMFP10の操作部イベント解釈部502へ送信する(ステップS55)。
操作部イベント解釈部502は、PC20のリモート操作表示部600からもイベントを受けると、そのイベントを解釈し、そのイベントがコピーサービスの実行要求であった場合に、そのイベントの発行元を識別するための操作部識別子がメモリに記憶されているか否かを判定する。この例では、その操作部識別子が「ID=2」として記憶されているため、イベント発行元が利用登録されていると判断して、その操作部識別子「ID=2」およびデフォルトの実行条件指定情報をコマンドパラメータとしてコピーサービスの実行要求に付加して、その実行要求をサービス提供部503へ送信する(ステップS56)。
なお、サービス提供部503およびデバイス制御部504の動作は第2実施例と同様なので、対応する図示および説明を省略する。但し、操作部イベント解釈部502が、第2実施例のように、操作表示部501およびリモート操作表示部600のいずれからも、コピーサービスの実行要求のイベントを受ける前に実行条件指定情報(フルカラーモード指定情報等)のイベントを受けていないため、デバイス制御部504へはデフォルトの実行条件指定情報が送信されている。よって、デバイス制御部504は、デフォルトの実行条件指定情報に従ってエンジン14の動作を制御する。
PC30のリモート操作表示部600も、PC30上の操作により、コピーサービスの実行要求のイベントが発行されると、そのイベントをMFP10の操作部イベント解釈部502へ送信する(ステップS57)。
操作部イベント解釈部502は、PC30のリモート操作表示部600からもイベントを受けると、そのイベントを解釈し、そのイベントがコピーサービスの実行要求であった場合に、そのイベントの発行元を識別するための操作部識別子がメモリに記憶されているか否かを判定する。この例では、その操作部識別子が記憶されていないため、イベント発行元が利用登録されていないと判断して、コピーサービスの実行要求の拒絶をPC30のリモート操作表示部600へ通知する(ステップS58)。
PC30のリモート操作表示部600は、操作部イベント解釈部502からコピーサービスの実行要求の拒絶の通知を受けると、PC20の表示装置230の画面をMFP10との接続に失敗した旨を示す画面に切り替える。
なお、操作部イベント解釈部502は、操作表示部501又はPC20のリモート操作表示部600から受けたイベントが利用登録の解除要求であった場合には、そのイベント発行元を識別するための操作部識別子(ID)の操作モード記憶テーブルの実行条件指定情報をデフォルト状態にする。つまり、そのデフォルト状態になるまでは、操作モード記憶テーブルの実行条件指定情報はそのまま保持される(前回のサービス実行時に使用した実行条件指定情報はそのまま引き継ぐ)。
また、操作表示部501又はPC20のリモート操作表示部600から受けたイベントが再び実行条件指定情報であった場合には、その実行条件指定情報によってそのイベント発行元を識別するための操作部識別子(ID)の操作モード記憶テーブルの実行条件指定情報(前回のサービス実行時に使用した実行条件指定情報)を更新する。このとき、前回のサービス実行時に使用した実行条件指定情報と異なる部分のみ更新する。
さらに、操作表示部501又はPC20のリモート操作表示部600から受けたイベントが変更(更新)すべき実行条件指定情報のみから構成されている場合に、その実行条件指定情報によってそのイベント発行元を識別するための操作部識別子の操作モード記憶テーブルの実行条件指定情報の一部のみを更新し、その他の部分は前回使用したもの(又はデフォルト情報)をそのまま使用する。
第3実施例によれば、第2実施例と同様の効果を得ることができる。
また、MFPの操作部イベント解釈部が、MFPの操作部又はリモート操作部から発行されたイベント(指示されたサービス)を解釈し、そのイベントがMFPに対する利用登録の指示であった場合に、そのイベント発行元を操作部識別子を用いてメモリに記憶することにより利用登録する。また、解釈したイベントがサービスの実行要求であった場合に、そのイベントの発行元の操作部識別子がメモリに記憶されているか否かを判定し、記憶されていればイベント発行元が利用登録されていると判断して、その操作部識別子をサービスの実行要求に付加してサービス提供部へ送信するが、解釈したイベントの発行元の操作部識別子がメモリに記憶されていなければ、イベント発行元が利用登録されていないと判断して、サービスの実行要求の拒絶をイベント発行元へ通知する。
したがって、不正な操作部のアクセスを防止でき、セキュリティ向上につながる。
また、MFPの操作部又はリモート操作部から利用登録の解除要求のイベントを受けるまで、あるいは新たな実行条件指定情報のイベントを受けるまで、前回のサービス実行時に使用した実行条件指定情報を保持するようにすれば、通信量の削減につながる。
さらに、少なくともイベント発行元(操作部)を識別するための操作部識別子とイベント発行元の場所を特定するための操作部場所情報と実行条件指定情報とを関連付けて操作モード記憶テーブルとして管理するようにすれば、検索がしやすくなる。
さらにまた、操作部場所情報にIPアドレスやDNSを利用した機器名を使用することにより、汎用的なネットワークシステムを構築することが可能になる。
また、メモリ内のメモリの実行条件指定情報は、指定があったもののみを更新(記憶)することにより、メモリの消費量を抑えることができる。
さらに、メモリ内のメモリの実行条件指定情報は、利用登録が解除されるまで記憶し続け、前回のサービス実行時に指定された条件は、再度条件指定されない限り、次回のサービス実行時にも引き続き使用することにより、通信量を抑えて高速化が可能になる。
〔第4実施例〕
図10は、MFP10を含むネットワークシステムにおけるこの発明に関わる通信シーケンスの第4例(認証付きの操作部登録動作)を示す図である。
図11は、図4の操作表示部501又はリモート操作表示部600からMFP10に対して利用登録要求が送信された場合の各画面表示例を示す図である。
MFP10の操作部107の操作表示部501は、操作部107上の操作により、MFP10に対する利用登録の指示のイベントが発行されると、そのイベントを予め設定された認証情報を付加して操作部イベント解釈部502へ送信する(ステップS61)。
操作部イベント解釈部502は、操作表示部501からイベントを受けると、そのイベントを解釈し、そのイベントがMFP10に対する利用登録の指示と認証情報であった場合に、その認証情報の認証処理を実行する。つまり、その認証情報を予め設定されている認証情報と比較照合して、両認証情報が一致した場合に、操作表示部501から受けた認証情報が正確に認証できたので、認証成功(認証OK)と判定して、イベント発行元を識別するための操作部識別子(この例では「ID=1」とする)を採番し、そのイベント発行元を操作部識別子「ID=1」を用いてメモリに記憶して利用登録する。そして、利用登録の完了を操作表示部501へ通知する(ステップS62)。なお、認証情報には、一般的な暗号方式(例えば公開鍵方式)を用いることができる。
操作表示部501は、MFP10に対する利用登録の指示のイベントを送信した後、例えば図11の(a)に示すように、MFP10との接続中である旨を示す画面を操作部107の表示部に表示し、サービス提供部503から利用登録の完了通知を受けると、例えば図11の(b)に示すように、操作部107の表示部の画面をMFP10のコピーが可能である旨を示す画面に切り替える。
PC20(又はMFP30等の外部機器)のリモート操作表示部600も、PC20上の操作により、MFP10に対する利用登録の指示のイベントが発行されると、そのイベントを予め設定された認証情報を付加してMFP10の操作部イベント解釈部502へ送信する(ステップS63)。
操作部イベント解釈部502は、リモート操作表示部600からもイベントを受けると、そのイベントを解釈し、そのイベントがMFP10に対する利用登録の指示と認証情報であった場合に、その認証情報の認証処理を実行する。つまり、その認証情報を予め設定されている認証情報と比較照合して、両認証情報が一致しなかった場合に、リモート操作表示部600から受けた認証情報が正確に認証できなかったので、認証失敗(認証NG)と判定して、利用登録の拒絶をPC20のリモート操作表示部600へ通知する(ステップS64)。
PC20のリモート操作表示部600も、MFP10に対する利用登録の指示のイベントを送信した後、図11の(a)に示すように、MFP10との接続中である旨を示す画面を操作部107の表示部に表示するが、操作部イベント解釈部502から利用登録の拒絶通知を受けると、例えば図11の(c)に示すように、PC20の表示装置230の画面をMFP10との接続に失敗した旨を示す画面に切り替える。
MFP10の操作部107の操作表示部501は、サービス提供部503から利用登録の完了通知を受けた後、操作部107上の操作により、コピーサービスの実行要求のイベントが発行されると、そのイベントを操作部イベント解釈部502へ送信する(ステップS65)。
操作部イベント解釈部502は、操作表示部501からイベントを受けると、そのイベントを解釈し、そのイベントがコピーサービスの実行要求であった場合に、そのイベントの発行元を識別するための操作部識別子がメモリに記憶されている否かを判定する。この例では、その操作部識別子が「ID=1」として記憶されているため、イベント発行元が利用登録されていると判断して、その操作部識別子「ID=1」をコマンドパラメータとしてコピーサービスの実行要求に付加して、その実行要求をサービス提供部503へ送信する(ステップS66)。
PC20のリモート操作表示部600は、操作部イベント解釈部502から利用登録の拒絶通知を受けた後、PC20上の操作により、コピーサービスの実行要求のイベントが発行されると、そのイベントをMFP10の操作部イベント解釈部502へ送信する(ステップS67)。
操作部イベント解釈部502は、PC20のリモート操作表示部600からイベントを受けると、そのイベントを解釈し、そのイベントがコピーサービスの実行要求であった場合に、そのイベントの発行元を識別するための操作部識別子がメモリに記憶されているか否かを判定する。この例では、その操作部識別子が記憶されていないため、イベント発行元が利用登録されていないと判断して、コピーサービスの実行要求の拒絶をPC30のリモート操作表示部600へ通知する(ステップS68)。
リモート操作表示部600は、操作部イベント解釈部502からコピーサービスの実行要求の拒絶通知を受けると、それをPC20の表示装置230の画面に表示させる。
第4実施例によれば、第3実施例に認証処理を加え、MFPの操作部イベント解釈部が、MFPの操作部又はリモート操作部から発行されたイベントを解釈し、そのイベントがMFPに対する利用登録の指示と認証情報であった場合に、その認証情報の認証処理を実行し、認証に成功した場合にのみ、イベント発行元を操作部識別子を用いてメモリに記憶することにより利用登録するので、不正な操作部のアクセスをより強固に防止でき、一層のセキュリティ向上につながる。また、認証情報に一般的な暗号方式(例えば公開鍵方式)を用いるようにすれば、ソフトウェアの汎用性が高くなり、操作部の開発制約が少なくなる。その他の効果は、第3実施例と同様である。
〔第5実施例〕
図12は、MFP10を含むネットワークシステムにおけるこの発明に関わる通信シーケンスの第5例(操作部登録と機器情報通知の動作)を示す図である。
MFP10の操作部107の操作表示部501は、操作部107上の操作により、MFP10に対する利用登録の指示のイベントが発行されると、そのイベントを操作部イベント解釈部502へ送信する(ステップS71)。
PC20(又はPC30等の外部機器)のリモート操作表示部600も、PC20上の操作により、MFP10に対する利用登録の指示のイベントが発行されると、そのイベントをMFP10の操作部イベント解釈部502へ送信する(ステップS72)。
操作部イベント解釈部502は、操作表示部501又はリモート操作表示部600からMFP10に対する利用登録の指示のイベントを受け取ると、図7によって説明した第3実施例と同様に利用登録を行う。
一方、デバイス制御部504は、定期的又は機器(デバイス)の状態が変化した時など、所定のタイミングで機器の状態(ステータス情報)をサービス提供部503へ通知する(ステップS73)。ここでは、図示しない給紙トレイ内の用紙サイズ情報をサービス提供部503へ通知する。
サービス提供部503は、デバイス制御部504から給紙トレイ内の用紙サイズ情報を受けると、それを操作部イベント解釈部502へ通知する(ステップS74)。
操作部イベント解釈部502は、サービス提供部503から給紙トレイ内の用紙サイズ情報を受けると、メモリの記憶情報を参照して利用登録されている操作部の有無をチェックする。そして、ここでは、操作部107およびPC20が利用登録されているので、操作部107の操作表示部501およびPC20のリモート操作表示部600へサービス提供部503から受けた給紙トレイ内の用紙サイズ情報を順次通知する(ステップS75,S76)。
操作表示部501は、サービス提供部503から給紙トレイ内の用紙サイズ情報を受けると、それをMFP10の操作部107の表示部に表示する。
PC20のリモート操作表示部600は、MFP10の操作部イベント解釈部502から給紙トレイ内の用紙サイズ情報を受けると、それをPC20の表示装置230の画面に表示させる。
第5実施例によれば、第3実施例と同様の効果に加え、利用登録された操作部、つまりMFP10のステータス情報を必要としている操作部(MFP10を使用するユーザの操作部)に対して、そのステータス情報を通知するので、通信量の削減および処理の高速化につながるという効果を得ることができる。
〔第6実施例〕
図13は、MFP10を含むネットワークシステムにおけるこの発明に関わる通信シーケンスの第6例(操作部登録と機器情報要求と機器情報通知の動作)を示す図である。
第6実施例は、図12によって説明した第5実施例と若干異なるだけなので、その部分を中心に説明する。
MFP10の操作部107の操作表示部501は、第5実施例と同様に、MFP10に対する利用登録の指示のイベントを操作部イベント解釈部502へ送信した後(ステップS81)、操作部107上の操作により、機器情報(ステータス情報)要求のイベントが発行された場合に、そのイベントを操作部イベント解釈部502へ送信する(ステップS82)。
操作部イベント解釈部502は、操作表示部501からMFP10に対する利用登録の指示のイベントを受け取って、図7によって説明した第3実施例と同様に利用登録を行った後、機器情報要求のイベントを受け取ると、そのイベントを解釈し、そのイベントが機器情報要求であった場合に、その要求をメモリ内の対応するテーブルに記憶する(操作部識別子「ID=1」に関連付けて記憶する)。
その後、サービス提供部503から給紙トレイ内の用紙サイズ情報を受けると、メモリの記憶情報を参照して機器情報要求を送信した操作部の有無をチェックする。そして、ここでは、操作部107のみが機器情報要求を送信しているため、操作部107の操作表示部501へサービス提供部503から受けた給紙トレイ内の用紙サイズ情報を通知する(ステップS86)。
操作表示部501は、サービス提供部503から給紙トレイ内の用紙サイズ情報を受けると、それをMFP10の操作部107の表示部に表示する。
第6実施例によれば、第3実施例と同様の効果に加え、利用登録された操作部のうち、MFP10のステータス情報を要求している操作部(MFP10をすぐに使用しようとしているユーザの操作部)に対してのみ、そのステータス情報を通知するので、より通信量の削減および処理の高速化につながるという効果を得ることができる。
以上、この発明をデジタル複合機(MFP)に適用した実施形態について説明したが、この発明はこれに限らず、デジタル複写機,ファクシミリ装置等の他の画像処理装置など、各種のサービスを提供可能な電子機器に適用可能である。
この発明によるプログラムは、電子機器を制御するコンピュータ(CPU)に、この発明による各種機能である操作部イベント解釈手段,サービス提供手段,デバイス制御部,認証処理手段,利用登録手段,ステータス情報通知手段としての機能を実現させるためのプログラムであり、このようなプログラムをコンピュータに実行させることにより、上述したような効果を得ることができる。
このようなプログラムは、はじめからROMあるいはHDD等の記憶手段に格納しておいてもよいが、記録媒体であるCD−ROMあるいはフレキシブルディスク,SRAM,EEPROM,メモリカード等の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録して提供することもできる。そのメモリに記録されたプログラムをコンピュータに実行させるか、コンピュータにそのメモリからこのプログラムを読み出して実行させることにより、上述した各手順を実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
以上の説明から明らかなように、この発明によれば、電子機器が保有するサービス提供機能を任意の操作部(複数の操作部)が自由に利用可能となり、操作部の種類とサービスの種類との間に依存性がなくなるため、複数の操作部の表示画面の形態を共通化できる。そのため、開発工数を削減でき、各操作部による操作手順を統一することができる。よって、操作部の種類およびサービスの種類の拡張が容易になる。したがって、この発明を利用すれば、低コストの電子機器を提供することができる。
この発明によるMFP(デジタル複合機)を含むネットワークシステムの一例を示す図である。 図1のMFP10のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図1のPC20のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図1のMFP10およびPC20の主要機能構成例を示すブロック図である。 図4に示したMFP10を含むネットワークシステムにおけるこの発明に関わる通信シーケンスの第1例(基本動作)を示す図である。
同じくこの発明に関わる通信シーケンスの第2例(複合動作)を示す図である。 同じくこの発明に関わる通信シーケンスの第3例(操作部登録動作)を示す図である。 図4の操作部イベント解釈部502によって生成される操作モード記憶テーブルの一例を示す図である。 同じく操作モード記憶テーブルの他の例を示す図である。 図4に示したMFP10を含むネットワークシステムにおけるこの発明に関わる通信シーケンスの第4例(認証付きの操作部登録動作)を示す図である。
図4の操作表示部501又はリモート操作表示部600からMFP10に対して利用登録要求が送信された場合の各画面表示例を示す図である。 図4に示したMFP10を含むネットワークシステムにおけるこの発明に関わる通信シーケンスの第5例(操作部登録と機器情報通知の動作)を示す図である。 同じくこの発明に関わる通信シーケンスの第6例(操作部登録と機器情報要求と機器情報通知の動作)を示す図である。
符号の説明
1:ネットワーク 10:MFP 11:コントローラ 20,30:PC
101,201:CPU 102,202:ASIC 103,203:SDRAM
104,204:ROM 105,205:NVRAM 106,206:HDD
107:操作部 109,208:USB・I/F
110,209:IEEE1394・I/F 111,210:MAC・I/F
501:操作表示部 502:操作部イベント解釈部 503:サービス提供部
504:デバイス制御部 600:リモート操作表示部

Claims (11)

  1. 操作部から指示されたサービスを提供するため、対応するデバイス動作の実行要求を発行するサービス提供手段と、該サービス提供手段から実行要求されたデバイス動作を制御するデバイス制御手段とを有する電子機器であって、
    任意の操作部から発行されたイベントを解釈し、該イベントがサービスの実行要求であった場合に、該実行要求を前記サービス提供手段に対して発行する操作部イベント解釈手段を設け、
    前記サービス提供手段は、前記操作部イベント解釈手段から前記実行要求を受けた場合に、対応するデバイス動作の実行要求を前記デバイス制御手段に対して発行する手段であることを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1記載の電子機器において、
    前記操作部イベント解釈手段は、当該電子機器の操作部から発行されたイベントおよび外部機器の操作部から発行されたイベントをそれぞれ解釈する手段であることを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1又は2記載の電子機器において、
    前記操作部イベント解釈手段によって解釈されたイベントの発行元を記憶する記憶手段を設けたことを特徴とする電子機器。
  4. 請求項3記載の電子機器において、
    前記操作部イベント解釈手段は、前記実行要求を前記サービス提供手段に対して発行する際に、該実行要求に前記解釈したイベントの発行元の識別情報を付加する手段を有することを特徴とする電子機器。
  5. 請求項4記載の電子機器において、
    前記操作部イベント解釈手段によって解釈されたイベントが当該電子機器に対する利用登録の指示であった場合に、該イベントの発行元を識別情報を付加して利用登録する利用登録手段を設けたことを特徴とする電子機器。
  6. 請求項4記載の電子機器において、
    前記操作部イベント解釈手段によって解釈されたイベントが当該電子機器に対する利用登録の指示と認証情報であった場合に、該認証情報の認証処理を実行する認証処理手段と、該認証処理手段によって前記認証情報が正確に認証できた場合にのみ、前記イベントの発行元を識別情報を付加して利用登録する利用登録手段を設けたことを特徴とする電子機器。
  7. 請求項5又は6記載の電子機器において、
    前記利用登録手段によって利用登録された操作部に対してのみ、当該電子機器のステータス情報を通知するステータス情報通知手段を設けたことを特徴とする電子機器。
  8. 請求項7記載の電子機器において、
    前記ステータス情報通知手段は、前記操作部イベント解釈手段によって解釈されたイベントが前記利用登録手段によって利用登録された操作部から発行された当該電子機器のステータス情報の要求であった場合にのみ、該操作部に対して該ステータス情報を通知する手段であることを特徴とする電子機器。
  9. 操作部から指示されたサービスを提供するため、対応するデバイス動作の実行要求を発行するサービス提供手段と、該サービス提供手段から実行要求されたデバイス動作を制御するデバイス制御手段とを有する電子機器における操作部イベント処理方法であって、
    任意の操作部から発行されたイベントを解釈し、該イベントがサービスの実行要求であった場合に、該実行要求を前記サービス提供手段に対して発行することを特徴とする操作部イベント処理方法。
  10. 各種サービスを提供可能な電子機器のコンピュータに、
    任意の操作部から発行されたイベントを解釈し、該イベントがサービスの実行要求であった場合に、該実行要求を発行する操作部イベント解釈手段と、該操作部イベント解釈手段から前記サービスの実行要求を受けた場合に、該サービスを提供するため、対応するデバイス動作の実行要求を発行するサービス提供手段と、該サービス提供機能から実行要求されたデバイス動作を制御するデバイス制御機能とを実現させるためのプログラム。
  11. 請求項10記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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