JP2009031428A - 能動型効果音発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より自然な効果音を発生させることが可能な能動型効果音発生装置を提供する。
【解決手段】能動型効果音発生装置101の制御手段201(第4音響調整器54及び第5音響調整器55)は、エンジン回転周波数変化量演算器68で演算されたエンジン回転周波数変化量Δaf[Hz/秒]と、アクセル開度センサ60により検出されたアクセル開度Aor[%]に応じて基準信号Sr1、Sr2、Sr3(中間信号Si4、Si5)の振幅を調整することにより制御信号Scの振幅を決定する。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両等の移動体に搭載されたエンジンの回転周波数に基づいて効果音を発生させる能動型効果音発生装置に関する。
従来から、運転者による加減速操作を検出し、加減速量に応じた効果音を車室内スピーカを通じて車室内に発生する能動型効果音発生装置{以下、「ASC装置」(Active Sound Control Apparatus)とも称する。}が提案されている(特許文献1、特許文献2)。
これらのASC装置では、例えば加速操作に応じてエンジン回転数が増加すると、そのエンジン回転数の増加に応じた高周波数で大音量の効果音をスピーカから発生させて車室内の演出効果を高めている。
特許文献2では、エンジンの回転周波数の単位時間当たりの変化量(以下、「回転周波数変化量」と称する。)[Hz/秒]に応じて音圧レベル(ゲイン)を変化させることで、より好ましい効果音を発生させている(特許文献2の図14)。
特開昭54−8027号公報(図1) 特開2006−301598号公報(図14)
特許文献2に記載されたASC装置は、回転周波数変化量に応じて音圧レベルを変化させるものであるが、このようなASC装置では、運転手のアクセル操作と実際に発生する効果音の音圧レベルにずれが生じ、運転手に違和感を生じさせる場合があった。例えば、車両が登坂している場合、アクセルペダルが深く踏み込まれても、登坂抵抗が増えた分だけ回転周波数変化量は変化しづらくなり、アクセルペダルの踏み込み量の増加程には効果音の音圧レベルが上昇しない。反対に、車両が坂を下っている場合、登坂抵抗が減少するため、アクセルペダルを軽く踏むだけでも大きな効果音が発生してしまう。上記のようなずれは、坂道を走行する場合に限らず、道路の種類や路面状況等の相違によっても生じる可能性がある。
この発明は、上記のような問題を考慮してなされたものであり、より自然な効果音を発生させることが可能なASC装置を提供することを目的とする。
この項では、理解の容易化のために添付図面中の符号を付けて説明する。この項に記載した内容がその符号を付けたものに限定して解釈されるものではない。
この発明に係る能動型効果音発生装置(ASC装置)(101、101A、101B、101C)は、1周期分の波形データを格納する波形データテーブル(16)と、エンジンの回転周波数(fe)を検出する回転周波数検出手段(23)と、前記回転周波数に基づく調波の基準信号(Sr1、Sr2、Sr3)を、前記波形データテーブルから順次前記波形データを読み込むことにより生成する基準信号生成手段(18)と、効果音の生成に用いる制御信号(Sc)を前記基準信号に基づき生成する制御手段(201)と、前記制御信号を前記効果音として出力する出力手段(14)と、前記回転周波数の単位時間当たりの変化量である回転周波数変化量(Δaf)を演算する回転周波数変化量演算手段(68)と、前記エンジンの負荷(Aor)を検出するエンジン負荷検出手段(60)と、を備え、前記制御手段は、前記回転周波数変化量と前記エンジンの負荷に応じて前記基準信号の振幅を調整することにより前記制御信号の振幅を決定することを特徴とする。
この発明によれば、回転周波数変化量に加え、エンジンの負荷に応じて基準信号の振幅を調整する。エンジンの負荷は、運転手による加減速の要求を示すものである。このため、この発明によれば、運転手による加減速の要求に合致したより自然な効果音を発生させることができる。
ここで、前記エンジン負荷検出手段は、前記エンジンの負荷としてアクセル開度(Aor)を検出してもよい。
さらに、前記ASC装置は、車両の走行モード(DM)を検出する走行モード検出手段(40)を備え、前記制御手段は、前記走行モード検出手段により検出された走行モードに応じて前記基準信号の振幅を調整することにより前記制御信号の振幅を決定することが好ましい。例えば、前記制御手段は、前記エンジンの負荷に応じた前記基準信号の振幅調整特性を、前記走行モードに応じて切り換えることが好ましい。これにより、走行モードに応じた効果音を出力することが可能となり、より好適な音響効果を奏することができる。
前記走行モードは、前記車両がクルーズ走行を行っているクルーズ走行モードを含むことが好ましい。クルーズ走行モードは、自動的に速度を一定に保持するよう車両が運転手を補助する走行モードであり、効果音の発生に対する運転手の要求は、クルーズ走行モード以外の走行モードの場合と異なるものと考えられる。すなわち、多くの場合、クルーズ走行モードにおける運転手は、運転自体を楽しむのではなく移動のために運転をしていると考えられるため、効果音の発生をほとんど望んでいないものと考えられる。このため、クルーズ走行モードに応じた効果音の発生又は停止を可能とすることで、効果音の発生をより適切に制御することができる。
さらに、前記制御手段は、前記エンジンの負荷毎に重み付け値を予め設定した振幅調整特性を有し、前記重み付け値を用いて前記基準信号の振幅を調整することにより前記制御信号の振幅を決定してもよい。エンジンの負荷毎に重み付け値を予め設定しておくことにより、基準信号の振幅調整を迅速に行うことができる。また、エンジンの負荷毎に振幅調整の度合を設定できるため、効果音の音圧をきめ細かく制御することが可能となる。
前記制御手段は、前記回転周波数変化量に応じた前記基準信号の振幅調整特性を、前記エンジンの負荷に応じて切り換えることが好ましい。これにより、回転周波数変化量に応じた基準信号の振幅調整特性とエンジンの負荷に応じた基準信号の振幅調整特性とをそれぞれ独立に設定する場合と比べ、基準信号の振幅調整特性の設定をより柔軟に行うことが可能となる。
また、前記制御手段は、前記エンジンの負荷の単位時間当たりの変化量であるエンジン負荷変化量を演算し、前記エンジンの負荷が同じであっても、前記エンジン負荷変化量が負のときより正のときの前記基準信号の振幅を大きくすることが好ましい。一般に、エンジン負荷変化量が正のときは運転手が急激な加速を求めているときであり、エンジン負荷変化量が負のときは運転手が減速又は緩やかな加速を求めていると考えられる。このため、上記のような構成を採用することにより、より自然な効果音を発生させることができる。
この発明によれば、回転周波数変化量に加え、エンジンの負荷に応じて基準信号の振幅を調整する。エンジンの負荷は、運転手による加減速の要求を示すものである。このため、この発明によれば、運転手による加減速の要求に合致したより自然な効果音を発生させることができる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
A.第1実施形態
1.効果音発生の仕組みの概要
図1は、この発明の第1実施形態に係る能動型効果音発生装置101(ASC装置101)の構成を示すブロック図である。
このASC装置101は、オートマチック・トランスミッション車両(AT車両)用のものであり、車両に搭載されたエンジン(図示せず)の回転周波数に応じた効果音を発生させて、運転時の演出効果を高めるものである。この効果音を発生させるための仕組みの概要は以下のようなものである。
すなわち、エンジンの出力軸の回転毎にホール素子等のセンサから得られるエンジンパルスEpの周波数(エンジン回転周波数fe)[Hz]を周波数カウンタ等のエンジン回転周波数検出器23で検出する。次に、周波数変換器としての3つの倍数器24、25、26において、エンジン回転周波数検出器23で検出されたエンジン回転周波数feに基づいてより高周波の周波数信号である調波信号4fe、5fe、6feを生成する。次いで、3つの基準信号生成器18において、前記調波信号4fe、5fe、6feと、波形データテーブル16に記憶されている波形データとに基づいて基準信号Sr1、Sr2、Sr3を生成する。制御手段201において、前記基準信号Sr1、Sr2、Sr3に各種の処理を加えた上で、1つの制御信号Scを生成する。この制御信号Scをデジタル/アナログ変換器(D/A変換器)22によりアナログ変換して制御信号Sdを生成する。この制御信号Sdに基づく効果音をスピーカ14から出力する。なお、図示していないが、D/A変換器22とスピーカ14との間には出力増幅器が挿入され、乗員によりそのゲインを変更することができるようになっている。
また、本実施形態では、エンジン回転周波数変化量演算器68によりエンジン回転周波数feの単位時間当たりの変化量であるエンジン回転周波数変化量Δaf[Hz/秒]が演算される。このエンジン回転周波数変化量Δafは、制御手段201に出力され、制御信号Scを生成する際の処理に用いられる。
なお、エンジン回転周波数fe[Hz]を60倍したものはエンジン回転数Ne[rpm]であり、また、エンジン回転周波数変化量Δaf[Hz/秒]を60倍したものはエンジン回転数変化量ΔNe[rpm/秒]である。本明細書及び添付の図面では、説明の便宜のため、エンジン回転周波数fe及びエンジン回転周波数変化量Δafの代わりにエンジン回転数Ne及びエンジン回転数変化量ΔNeを用いて説明することもある。
さらに、本実施形態では、エンジン回転周波数検出器23で検出されたエンジン回転周波数fe、車速センサ30で検出された車速v[km/時]、アクセル開度センサ60で検出されたアクセル開度Aor[%]、及び走行モード検出手段40で検出された走行モードDMが、制御手段201に出力され、制御信号Scを生成する際の処理に用いられる。
エンジン回転周波数検出器23、倍数器24、25、26、基準信号生成器18、波形データテーブル16、制御手段201、D/A変換器22、エンジン回転周波数変化量演算器68、車速センサ30、アクセル開度センサ60、及び走行モード検出手段40は、車両のダッシュボードに配置され、総合制御手段としてのECU(electric control unit)121を構成する。
スピーカ14は、運転席や助手席等の乗員位置29の乗員に対して音響を聞かせるためのものであり、両サイドのフロントドア内パネル、あるいは両サイドのキックパネル(運転者レッグスペースのドア側内側)に固定配置される。また、ダッシュボード中央下部に配置される場合もある。
2.調波信号4fe、5fe、6fe(倍数器24、25、26)について
上述の通り、倍数器24、25、26は、エンジン回転周波数検出器23で検出されたエンジン回転周波数feに基づいてより高周波の周波数信号である調波信号4fe、5fe、6feを生成する。調波信号4fe、5fe、6feは、基本次数の周波数としてのエンジン回転周波数feの4次、5次、6次の周波数である。倍数器24、25、26による倍数は、2、3、7、8、9、…等の他の整数倍でもよく、2.5、3.3…等の実数倍でもよい。
本実施形態では、3つの倍数器24、25、26が並列にエンジン回転周波数検出器23と接続されている。倍数器の数は必要に応じて変更可能であり、また、倍数器を設けない構成も可能である。
3.基準信号Sr1、Sr2、Sr3(基準信号生成器18及び波形データテーブル16)について
上述の通り、基準信号生成器18は、調波信号4fe、5fe、6feと、波形データテーブル16に記憶されている波形データとに基づいて基準信号Sr1、Sr2、Sr3を生成する。基準信号Sr1、Sr2、Sr3の生成については、特許文献2の段落[0041]〜[0043]、[0060]、[0061]等に記載されている技術を用いることができる。
4.制御信号Sc(制御手段201)について
図1に示すように、基準信号Sr1、Sr2、Sr3を音響変化させて制御信号Scを出力する制御手段201は、それぞれが音響調整手段としての第1音響調整器51、第2音響調整器52、第3音響調整器53、第4音響調整器54、及び第5音響調整器55を備えている。
第1音響調整器51は、「音場調整処理」(「平坦化処理」ともいう。)を行う。音場調整処理としては、特許文献2の段落[0044]〜[0051]、[0074]〜[0078]、[0096]等に記載されている処理を用いることができる。第1音響調整器51は、基準信号Sr1、Sr2、Sr3に対して音場調整処理を行った後、中間信号Si11、Si21、Si31を第2音響調整器52に送信する。
第2音響調整器52は、「周波数強調処理」を行う。周波数強調処理としては、特許文献2の段落[0054]〜[0057]、[0096]等に記載されている処理を用いることができる。第2音響調整器52は、中間信号Si11、Si21、Si31に対して周波数強調処理を行った後、中間信号Si12、Si22、Si32を第3音響調整器53に送信する。
第3音響調整器53は、後述する「次数毎調整処理」を行う。第4音響調整器54は、後述する「回転周波数変化量毎調整処理」を行う。第5音響調整器55は、後述する「エンジン負荷毎調整処理」を行う。
(a)次数毎調整処理
(i)次数毎調整処理の内容
次数毎調整処理としては、特許文献2の段落[0063]、[0097]等に記載されている処理を基本とし、さらに、車速センサ30から送信され、車速vを示す車速信号Svに対応した調整を行う。図2に示すように、次数毎調整処理では、次数の相違に加えて、車速v[km/時]に応じてゲイン特性(中間信号Si12、Si22、Si32に用いるゲインY1[dB])が変化する。すなわち、車速vが0<v<a(例えば、a=40)のとき、4次の基準信号Sr1に対しては、ゲイン特性71−1が用いられ、5次の基準信号Sr2に対しては、ゲイン特性71−2が用いられ、6次の基準信号Sr3に対しては、ゲイン特性71−3が用いられる。また、車速vがa≦v<b(例えば、b=60)のとき、4次の基準信号Sr1に対しては、ゲイン特性72−1が用いられ、5次の基準信号Sr2に対しては、ゲイン特性72−2が用いられ、6次の基準信号Sr3に対しては、ゲイン特性72−3が用いられる。さらに、車速vがv≧bのとき、4次の基準信号Sr1に対しては、ゲイン特性73−1が用いられ、5次の基準信号Sr2に対しては、ゲイン特性73−2が用いられ、6次の基準信号Sr3に対しては、ゲイン特性73−3が用いられる。
また、車速vがv=0のときは、各ゲイン特性71−1、71−2、71−3を10dBずつ下げたゲイン特性が用いられる。さらに、第3音響調整器53において車速vに基づき演算された車速変化量Δaf[km/時/秒]が、所定の閾値X1(例えば、X1=5)未満であるときは、後述する図5のゲイン特性Eと同様のゲイン特性を用いて、各ゲイン特性71−1、71−2、71−3、72−1、72−2、72−3、73−1、73−2、73−3を最大6dB下げる。
第3音響調整器53は、中間信号Si12、Si22、Si32に対して次数毎調整処理を行った後、中間信号Si13、Si23、Si33を加算器56に送信する。
(ii)次数毎調整処理のフロー
図3には、本実施形態における次数毎調整処理でゲイン特性を決定するフローチャートが示されている。
ステップS1において、図示しないバッテリがECU121に対して接続されると、第3音響調整器53(制御手段201)は、車速センサ30からの車速信号Svに基づいて車速vが0km/時であるか否か、すなわち、車両が走行中であるか否かを判定する。速度vが0km/時である場合、第3音響調整器53は、車両が停止状態にあると判定し、図2のゲイン特性71−1、71−2、71−3を10dB下げた特性を用いて次数毎調整処理を行う(ステップS2)。
ステップS1において速度vが0km/時でない場合、ステップS3において、第3音響調整器53は、車速vがakm/時(例えば、a=40)以下であるか否か(v≦a)を判定する。v≦aである場合、第3音響調整器53は、車両が低速走行状態にあると判定し、図2のゲイン特性71−1、71−2、71−3を用いて次数毎調整処理を行う(ステップS4)。
次いで、ステップS5において、第3音響調整器53は、車両の車速変化量Δav[km/時/秒]が所定値X1(例えば、X1=5)以下であるか否かを判定する。車速変化量Δavが所定値X1以下でない場合、ゲイン特性71−1、71−2、71−3をそのまま使用する。車速変化量Δavが所定値X1以下である場合、ゲイン特性71−1、71−2、71−3をそれぞれ6dB下げる(ステップS6)。
ステップS3において、車速vがakm/時より大きい場合、第3音響調整器53は、ステップS7において車速vがb[km/時](例えば、b=60)以上であるか否かを判定する。車速vがb未満の場合、第3音響調整器53は、車両が中速走行状態にあると判定し、図2のゲイン特性72−1、72−2、72−3を用いて次数毎調整処理を行う(ステップS8)。
次いで、ステップS9において、第3音響調整器53は、車両の車速変化量Δavが所定値X1以下であるか否かを判定する。車速変化量Δavが所定値X1以下でない場合、ゲイン特性72−1、72−2、72−3をそのまま使用する。車速変化量Δavが所定値X1以下である場合、ゲイン特性72−1、72−2、72−3を6dB下げる(ステップS10)。
ステップS7において、車速vがb以上の場合、第3音響調整器53は、車両が高速走行状態にあると判定し、図3のゲイン特性73−1、73−2、73−3を用いて次数毎調整処理を行う(ステップS11)。
次いで、ステップS12において、第3音響調整器53は、車両の車速変化量Δavが所定値X1以下であるか否かを判定する。車速変化量Δavが所定値X1以下でない場合、ゲイン特性73−1、73−2、73−3をそのまま使用する。車速変化量Δavが所定値X1以下である場合、ゲイン特性73−1、73−2、73−3を6dB下げる(ステップS13)。
ステップS2、S5、S6、S9、S10、S12又はS13でゲイン特性を特定した後、第3音響調整器53は、ステップS1に戻る。ステップS1〜S13は、車両のエンジンが停止するまで繰り返される。
(b)回転周波数変化量毎調整処理
(i)回転周波数変化量毎調整処理の基本的な内容
回転周波数変化量毎調整処理(以下、「Δaf毎調整処理」とも称する。)は、第3音響調整器53から出力された中間信号Si13、Si23、Si33(図1)が加算器56により合成されることで生成された中間信号Si4を増幅するゲインY2[dB]を、エンジン回転周波数変化量Δafに基づいて変化させて、スピーカ14から出力される効果音の音圧レベルを調整するものである。
例えば、図4に示すように、本実施形態のΔaf毎調整処理では、ゲインY2とエンジン回転周波数変化量Δafの関係を規定するゲイン特性74が、基準となるゲイン特性として用いられる。このゲイン特性74は、特許文献2の段落[0082]〜[0089]等に示されるものと同様のものである。
第4音響調整器54は、中間信号Si4に対してΔaf毎調整処理を行った後、中間信号Si5を第5音響調整器55に送信する。
(ii)車速v及び車速変化量Δavに応じたゲイン特性の切替え
本実施形態におけるΔaf毎調整処理は、車速v[km/時]及び車速変化量Δav[km/時/秒]に応じてそのゲイン特性を切り換える。車速変化量Δavは、車速センサ30からの車速信号Svに基づいて第4音響調整器54において演算される。
図5には、上記ゲイン特性の切替え処理を説明するための概念図が示されている。図5において、図1の構成要素に対応するものには同一の参照符号を付す。なお、基準信号生成器18、波形データテーブル16、第1音響調整器51、第2音響調整器52等の構成要素の記載を省略している。
第4音響調整器54中に示されるゲイン特性A〜Dは、車速vに応じて切り換えられるゲイン特性である。すなわち、ゲイン特性Aは、0<v≦a[km/時]のときに用いられるゲイン特性であり、ゲイン特性Bは、a<v<b[km/時]のときに用いられるゲイン特性であり、ゲイン特性Cは、b≦v[km/時]のときに用いられるゲイン特性であり、ゲイン特性Dは、v=0[km/時]のときに用いられるゲイン特性である。a及びbは正の実数であり、例えば、a=40、b=60である。また、ゲイン特性Eは、車速変化量Δavが所定値(例えば、Δav=0)未満のときに用いられるゲイン特性であり、ゲイン特性A〜Dと組み合わせて利用される。
ゲイン特性Aは、基準となるゲイン特性である。ゲイン特性Bは、その最高値が、ゲイン特性Aの最高値から3.5dB増加した特性を示す。ゲイン特性Cは、その最高値が、ゲイン特性Aの最高値から6.0dB増加した特性を示す。ゲイン特性Dは、ゲイン特性Aを一律に10dB低減させた特性を示す。ゲイン特性Eは、その最高値をゲイン特性Aの最高値から6dB低減させた特性を示す。ゲイン特性B、C、Eの最低値は、ゲイン特性Aの最低値と同じである。
第4音響調整器54は、車速vに基づいてゲイン特性A〜Dを選択し、車速変化量Δavに基づいてゲイン特性Eの利用の要否を決定する。
車速vは、ECU121に設けられた車速センサ30により検出され、車速信号Svとして第4音響調整器54に出力される。また、各ゲイン特性のデータは、図示しないメモリに記憶されている。
なお、各ゲイン特性が相互に切り換えられる際、切換え前のゲイン特性に対しては、フェードアウト処理が、切換え後のゲイン特性に対しては、フェードイン処理が行われる。
また、各ゲイン特性が相互に切り換わる際、切換え処理は、ヒステリシス特性を持って行われる場合もある。例えば、ゲイン特性Aからゲイン特性Bに切り換える際、車速vがa[km/時]を越えたら直ぐにゲイン特性Bに切り換えるのではなく、例えば、a+5km/時になったとき初めてゲイン特性Bに切り換える。また、ゲイン特性Bからゲイン特性Aに切り換える際、車速vがakm/時以下になったら、直ぐにゲイン特性Aに切り換えるのではなく、例えば、a−5km/時になったとき初めてゲイン特性Aに切り換える。
さらに、各ゲイン特性を切り換える車速vは、エンジン回転周波数feに応じて変化させることができる。例えば、エンジン回転周波数feが所定値(例えば、80Hz)以上である場合、ゲイン特性Aからゲイン特性Bへの切換えをa+3km/時で行う。また、エンジン回転周波数feが別の所定値(例えば、20Hz)未満である場合、ゲイン特性Aからゲイン特性Bへの切換えをa−3km/時で行うことができる。
(iii)Δaf毎調整処理のフロー
図6には、Δaf毎調整処理のフローチャートが示されている。
ステップS21において、図示しないバッテリがECU121に対して接続されると、第4音響調整器54(制御手段201)は、車速センサ30からの車速信号Svに基づいて車速vが0km/時であるか否か、すなわち、車両が走行中であるか否かを判定する。速度vが0km/時である場合、第4音響調整器54は、車両が停止状態にあると判定し、図5のゲイン特性Dを用いてΔaf毎調整処理を行う(ステップS22)。
ステップS21において速度vが0km/時でない場合、ステップS23において、第4音響調整器54は、車速vがakm/時以下であるか否か(v≦a)を判定する。v≦aである場合、第4音響調整器54は、車両が低速走行状態にあると判定し、図5のゲイン特性Aを用いてΔaf毎調整処理を行う(ステップS24)。
次いで、ステップS25において、第4音響調整器54は、車両の車速変化量Δav[km/時/秒]が所定値X2(例えば、X2=5)以下であるか否かを判定する。車速変化量Δavが所定値X2以下でない場合、ゲイン特性Aをそのまま使用する。車速変化量Δavが所定値X2以下である場合、ゲイン特性Aを6dB下げる(又はゲイン特性Eを加える。)(ステップS26)。
ステップS23において車速vがaより大きい場合、第4音響調整器54は、ステップS27において車速vがb以上であるか否かを判定する。車速vがb未満の場合、第4音響調整器54は、車両が中速走行状態にあると判定し、図5のゲイン特性Bを用いてΔaf毎調整処理を行う(ステップS28)。
次いで、ステップS29において、第4音響調整器54は、車両の車速変化量Δavが所定値X2以下であるか否かを判定する。車速変化量Δavが所定値X2以下でない場合、ゲイン特性Bをそのまま使用する。車速変化量Δavが所定値X2以下である場合、ゲイン特性Bを6dB下げる(ステップS30)。
ステップS27において車速vがb以上の場合、第4音響調整器54は、車両が高速走行状態にあると判定し、図5のゲイン特性Cを用いてΔaf毎調整処理を行う(ステップS31)。
次いで、ステップS32において、第4音響調整器54は、車両の車速変化量Δav[km/時/秒]が所定値X2以下であるか否かを判定する。車速変化量Δavが所定値X2以下でない場合、ゲイン特性Cをそのまま使用する。車速変化量Δavが所定値X2以下である場合、ゲイン特性Cを6dB下げる(ステップS33)。
ステップS22、S25、S26、S29、S30、S32又はS23でゲイン特性を決定した後、第4音響調整器54は、ステップS21に戻る。ステップS21〜S33は、車両のエンジンが停止するまで繰り返される。
(c)エンジン負荷毎調整処理
(i)エンジン負荷毎調整処理の内容
エンジン負荷毎調整処理は、第4音響調整器54から出力された中間信号Si5(図1)の振幅調整特性(増幅率y3[倍])を、エンジン負荷に基づいて変化させて、スピーカ14から出力される効果音の音圧レベルを調整するものである。また、増幅率y3は、車両の走行モードDMに応じて調整される。
本実施形態において、エンジン負荷は、アクセル開度センサ60によって検出されたアクセル開度Aor[%]を用いて判定される。すなわち、アクセル開度Aorは、実質的にエンジン負荷を示すものとして用いられる。アクセル開度センサ60で検出されたアクセル開度Aorは、アクセル開度信号Soにより第5音響調整器55に通知される。
なお、アクセル開度Aorは、アクセルの初期位置から最大踏み込み位置までの角度に対する現在のアクセル位置の角度の割合を示す。例えば、アクセルの初期位置から最大踏み込み位置までの角度が50度であるとすると、初期位置におけるアクセル開度Aorは0%であり、25度まで踏み込まれた位置におけるアクセル開度は50%であり、最大踏み込み位置におけるアクセル開度Aorは100%である。
また、車両の走行モードDMは、走行モード検出手段40によって検出され、走行モード信号Smを介して第5音響調整器55に通知される。走行モード検出手段40は、スポーツ走行モードを設定するためのスポーツ走行モード設定スイッチ42と、クルーズ走行モードを設定するためのクルーズ走行モード設定スイッチ44とを有する。スポーツ走行モード設定スイッチ42とクルーズ走行モード設定スイッチ44が存在することで、ASC装置101では、上記スポーツ走行モード及びクルーズ走行モードに、これら走行モードが設定されていない初期設定としての通常走行モードを加え、3つの走行モードが用いられる。
上記スポーツ走行モードは、よりスポーティな走行を実現するための走行モードであり、例えば、ダンパー(図示せず)の減衰特性が通常走行モードよりも高く設定される。また、車両が自動変速機(トルクコンバータ式オートマチック・トランスミッション、CVT等)を備える場合、この自動変速機が各変速段についてシフトアップを行うエンジン回転数を、通常走行モードよりも高く設定することもできる。
上記クルーズ走行モードは、自動的に速度を一定に保持するよう車両が運転手を補助する走行モードであり、例えば、ダンパー(図示せず)の減衰特性が通常走行モードよりも低く設定される。
スポーツ走行モード設定スイッチ42及びクルーズ走行モード設定スイッチ44は、例えば、図示しないステアリングの側面に設けることができる。或いは、図示しないセレクトレバーの選択位置の1つとしてこれら走行モードの設定位置を設けておき、セレクトレバーにスポーツ走行モード設定スイッチ42又はクルーズ走行モード設定スイッチ44としての機能を持たせることもできる。
図5及び図7に示すように、本実施形態のエンジン負荷毎調整処理では、エンジン負荷を示すアクセル開度Aor及び車両の走行モードDMに応じて増幅率y3を決定する。走行モードDMが通常走行モードの場合に用いられる通常走行モード用増幅率特性75では、アクセル開度Aorが65%になるまでは、アクセル開度Aorが増加するに従って増幅率y3が増加し、アクセル開度Aorが65%以上になると増幅率y3が最大値(y3=1[倍])となる。また、走行モードDMがスポーツ走行モードの場合に用いられるスポーツ走行用増幅率特性76では、アクセル開度Aorが45%になるまでは、アクセル開度Aorが増加するに従って増幅率y3が増加し、アクセル開度Aorが45%以上になると増幅率y3が最大値(y3=1[倍])となる。アクセル開度Aorが0〜60%の範囲では、スポーツ走行モードにおける増幅率y3の方が、通常走行モードにおける増幅率y3よりも大きな値をとる。
また、走行モードDMがクルーズ走行モードの場合、増幅率y3は0倍に固定される。
図8Aには、通常走行モードにおいてアクセル開度Aorが0%の場合のエンジン負荷毎調整処理が示されている。アクセル開度Aorが0%の場合、増幅率y3は0倍に設定されるため(図7参照)、エンジン負荷毎調整処理を経た後の制御信号Scの振幅はゼロになる。
図8Bには、通常走行モードにおいてアクセル開度Aorが50%の場合のエンジン負荷毎調整処理が示されている。アクセル開度Aorが50%の場合、増幅率y3は0.38倍に設定されるため(図7参照)、エンジン負荷毎調整処理を経た後の制御信号Scの振幅は、エンジン負荷毎調整処理を経る前の中間信号Si5の振幅の0.38倍となる。
図8Cには、通常走行モードにおいてアクセル開度Aorが100%の場合のエンジン負荷毎調整処理が示されている。アクセル開度Aorが100%の場合、増幅率y3は1倍に設定されるため(図7参照)、エンジン負荷毎調整処理を経た後の制御信号Scの振幅は、エンジン負荷毎調整処理を経る前の中間信号Si5の振幅と同じである。
なお、上記増幅率特性75、76は、アクセル開度Aorの単位時間当たりの変化量であるアクセル開度変化量ΔAor[%/秒]の正負に応じて変化させてもよい。すなわち、同じアクセル開度Aorであっても、アクセル開度変化量ΔAorが正のときの増幅率y3を、アクセル開度変化量ΔAorが負のときの増幅率y3よりも高く設定することもできる。例えば、アクセル開度変化量ΔAorが負の場合、増幅率特性75、76の数値を0.2倍低くして増幅率y3として用いてもよい。
(ii)エンジン負荷毎調整処理のフロー
図9には、本実施形態におけるエンジン負荷毎調整処理で増幅率特性を決定するフローチャートが示されている。
ステップS41において、ASC装置101が始動すると、第5音響調整器55(制御手段201)は、走行モード検出手段40(クルーズ走行モード設定スイッチ44)からの走行モード信号Smに基づいて走行モードDMがクルーズ走行モードであるか否かを判定する。走行モードDMがクルーズ走行モードである場合、ステップS42において、第5音響調整器55は、増幅率y3をゼロに設定し、エンジン負荷に基づく増幅率y3の調整を行わない。
ステップS41において、走行モードDMがクルーズ走行モードでない場合、ステップS43において、第5音響調整器55は、走行モード検出手段40(スポーツ走行モード設定スイッチ42)からの走行モード信号Smに基づいて走行モードDMがスポーツ走行モードであるか否かを判定する。走行モードDMがスポーツ走行モードである場合、ステップS44において、第5音響調整器55は、スポーツ走行モード用の増幅率特性76を用いてエンジン負荷毎調整処理を実行する。走行モードDMがスポーツ走行モードでない場合、ステップS45において、第5音響調整器55は、通常走行モード用の増幅率特性75を用いてエンジン負荷毎調整処理を実行する。
ステップS42、S44又はS45で増幅率y3を特定した後、第5音響調整器55は、ステップS41に戻る。ステップS41〜S45は、ASC装置101の動作が停止されるまで繰り返される。
5.第1実施形態における効果
以上説明したように第1実施形態によれば、制御手段201(第4音響調整器44及び第5音響調整器55)は、エンジン回転周波数変化量Δafとアクセル開度Aorに応じて基準信号Sr1、Sr2、Sr3(中間信号Si4、Si5)の振幅を調整することにより制御信号Scの振幅を決定する。
この構成では、エンジン回転周波数変化量Δafに加え、アクセル開度Aorに応じて基準信号Sr1、Sr2、Sr3(中間信号Si5)の振幅を調整する。アクセル開度Aorは、運転手による加減速の要求を示すものである。このため、本実施形態によれば、運転手による加減速の要求に合致したより自然な効果音を発生させることができる。
また、ASC装置101は、車両の走行モードDM(スポーツ走行モード及びクルーズ走行モード)を検出する走行モード検出手段40を備え、制御手段201(第5音響調整器55)は、走行モード検出手段40により検出された走行モードDMに応じて基準信号Sr1、Sr2、Sr3(中間信号Si5)の振幅を調整することにより制御信号Scの振幅を決定する。すなわち、制御手段201は、アクセル開度Aorに応じた基準信号Sr1、Sr2、Sr3(中間信号Si5)の増幅率特性75、76を、走行モードDMに応じて切り換える。これにより、走行モードDMに応じた効果音を出力することが可能となり、より好適な音響効果を奏することができる。
さらに、走行モードDMは、車両がクルーズ走行を行っているクルーズ走行モードを含む。クルーズ走行モードは、自動的に速度を一定に保持するよう車両が運転手を補助する走行モードであり、効果音の発生に対する運転手の要求は、通常走行モードの場合と異なるものと考えられる。すなわち、多くの場合、クルーズ走行モードにおける運転手は、運転自体を楽しむのではなく移動のために運転をしていると考えられるため、効果音の発生をほとんど望んでいないものと考えられる。このため、クルーズ走行モードに応じた効果音の発生又は停止を可能とすることで、効果音の発生をより適切に制御することができる。
さらにまた、制御手段201(第5音響調整器55)は、アクセル開度Aor毎に増幅率y3を予め設定した増幅率特性75、76を有し、増幅率特性75、76における増幅率y3を用いて基準信号Sr1、Sr2、Sr3(中間信号Si5)の振幅を調整することにより制御信号Scの振幅を決定する。アクセル開度Aor毎に増幅率y3を予め設定しておくことにより、基準信号Sr1、Sr2、Sr3(中間信号Si5)の振幅調整を迅速に行うことができる。また、アクセル開度Aor毎に振幅調整の度合を設定できるため、効果音の音圧をきめ細かく制御することが可能となる。
また、制御手段201(第5音響調整器55)は、アクセル開度変化量ΔAorを演算し、アクセル開度Aorが同じであっても、アクセル開度変化量ΔAorが負のときより正のときの基準信号Sr1、Sr2、Sr3(中間信号Si5)の振幅を大きくする。一般に、アクセル開度変化量ΔAorが正のときは運転手が急激な加速を求めているときであり、アクセル開度変化量ΔAorが負のときは運転手が減速又は緩やかな加速を求めていると考えられる。このため、上記のような構成を採用することにより、より自然な効果音を発生させることができる。
B.第2実施形態
1.第2実施形態の特徴(第1実施形態との相違)
図10は、第2実施形態に係るASC装置101Aの概略的な機能構成を示すブロック図である。ASC装置101Aは、第1実施形態のASC装置101と基本的に同じ構成を有するが、第1実施形態の第4音響調整器54及び第5音響調整器55の代わりに、第1実施形態の回転周波数変化量調整処理(Δaf毎調整処理)と異なる第2の回転周波数変化量毎調整処理(以下、「第2Δaf毎調整処理」とも称する。)を行う第4音響調整器54aを有する点で第1実施形態のASC装置101と異なる。すなわち、第2実施形態のASC装置101Aでは、第4音響調整器54aに対し、アクセル開度センサ60からアクセル開度信号Soが送信され、走行モード検出手段40から走行モード信号Smが送信される。なお、本実施形態では、車速センサ30から第4音響調整器54aに対し車速vは通知されない。
2.第2Δaf毎調整処理
(i)第2Δaf毎調整処理の内容
第2Δaf毎調整処理は、第1実施形態のΔaf毎調整処理と同様、第3音響調整器53から出力された中間信号Si13、Si23、Si33(図10)が加算器56により合成されることで生成された中間信号Si4を増幅するゲインY2’[dB]を、エンジン回転周波数変化量Δafに基づいて変化させて、スピーカ14から出力される効果音の音圧レベルを調整するものである。
但し、図2及び図5に示したような車速vや車速変化量Δavに基づくゲイン特性の切換えは行わず、代わりに、図10に示すように、アクセル開度Aor及び走行モードDM(通常走行モード及びスポーツ走行モード)に応じてゲイン特性を切り換える。すなわち、図11に示すように、アクセル開度Aorを4つの領域(0〜10%、11〜25%、26〜40%、41%〜100%)に分け、これらの領域毎にゲイン特性77−1〜77−4、78−1〜78−4を設定することでエンジン回転変化量Δafに応じたゲイン調整を行う。しかも、本実施形態では、走行モードDM毎にゲイン特性77、78を切り換える。なお、アクセル開度Aorを分ける領域は4つに限る必要はなく、ASC装置101Aの仕様に応じて適宜変更可能である。
図11からわかるように、第2Δaf毎調整処理で用いられるゲイン特性77−1〜77−4、78−1〜78−4は、第1実施形態の第4音響調整器54におけるゲイン特性74(図4)と第5音響調整器55における増幅率特性75、76(図7)を単純に組み合わせたものではなく、エンジン回転変化量Δaf及びアクセル開度Aorの関係からより柔軟にゲインY2’が設定されている。
第4音響調整器54aは、中間信号Si4に対して第2Δaf毎調整処理を行った後、制御信号ScをD/A変換器22に送信する。
(ii)第2Δaf毎調整処理のフロー
図12には、第2Δaf毎調整処理のフローチャートが示されている。
ステップS51において、ASC装置101Aが始動すると、第4音響調整器54a(制御手段201)は、走行モード検出手段40(クルーズ走行モード設定スイッチ44)からの走行モード信号Smに基づいて走行モードDMがクルーズ走行モードであるか否かを判定する。走行モードDMがクルーズ走行モードである場合、ステップS52において、第4音響調整器54aは、ゲインY2’を低い値(例えば、0dB)に固定し、アクセル開度Aorに基づくゲインY2’の調整を行わない。
ステップS51において、走行モードDMがクルーズ走行モードでない場合、ステップS53において、第4音響調整器54aは、走行モード検出手段40(スポーツ走行モード設定スイッチ42)からの走行モード信号Smに基づいて走行モードDMがスポーツ走行モードであるか否かを判定する。走行モードDMがスポーツ走行モードである場合、ステップS54において、第4音響調整器54aは、スポーツ走行モード用のゲイン特性77を用いてエンジン負荷毎調整処理を実行する。走行モードDMがスポーツ走行モードでない場合、ステップS55において、第4音響調整器54aは、通常走行モード用のゲイン特性78を用いてエンジン負荷毎調整処理を実行する。
ステップS52、S54又はS55でゲインY2を特定した後、第4音響調整器54aは、ステップS51に戻る。ステップS51〜S55は、ASC装置101の動作が停止されるまで繰り返される。
3.第2実施形態による効果
第2実施形態に係るASC装置101Aによれば、第1実施形態と同様の効果に加え、以下の効果を奏する。すなわち、制御手段201(第4音響調整器54a)は、エンジン回転周波数変化量Δafによる基準信号Sr1、Sr2、Sr3(中間信号Si4)のゲイン特性77、78を、アクセル開度Aorに応じて切り換える。これにより、エンジン回転周波数変化量Δafによる基準信号Sr1、Sr2、Sr3の振幅調整特性とアクセル開度Aorによる基準信号Sr1、Sr2、Sr3の振幅調整特性とをそれぞれ独立に設定する場合と比べ、基準信号Sr1、Sr2、Sr3の振幅調整特性の設定をより柔軟に行うことが可能となる。
C.この発明の応用
なお、この発明は、上記各実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、以下に示す1〜9の構成を採ることができる。
1.移動体
上記各実施形態では、ASC装置101、101Aを搭載する車両として、オートマチック・トランスミッション車両(AT車両)を用いたが、マニュアル・トランスミッション車両(MT車両)を用いてもよい。また、エンジン回転周波数Δafに基づいて効果音を発生させることが可能な移動体であれば、車両以外でも、本発明に係るASC装置を搭載することができる。例えば、ヘリコプター、飛行機、プレジャーボート等の移動体にも用いてもよい。
2.基準信号及び各構成要素の数
上記各実施形態では、3つの基準信号Sr1、Sr2、Sr3を用いたが、ASC装置の仕様に応じて基準信号の数は任意に設定可能である。必要とされる基準信号の数に応じて、その他の構成要素(倍数器、基準信号生成器等)の数も変化する。
また、上記各実施形態では、倍数器24、25、26、基準信号生成器18等の構成要素の数を、基準信号Sr1、Sr2、Sr3の数と同じ3つとしたが、1つ又は2つの構成要素で処理させることも可能である。
3.振幅調整特性
第1実施形態では、Δaf毎調整処理に用いる振幅調整特性をゲインY2[dB]とし、エンジン負荷毎調整処理に用いる振幅調整特性を増幅率y3[倍]としたが、別の振幅調整特性を用いることも可能である。例えば、Δaf毎調整処理に増幅率[倍]を用い、エンジン負荷毎調整処理にゲイン[dB]を用いてもよい。第2実施形態の第2Δaf毎調整処理に用いるゲインY2’についても同様である。
4.車速vの検出
上記各実施形態では、車速vを検出するために車速センサ30を用いたが、車速vを求めることができるものであれば、これに限られない。例えば、カウンタシャフトパルス、メインシャフトパルス、プロペラシャフト回転パルスから車速vを検出してもよい。さらに、GPSにより車両の位置を検出し、単位時間毎の車両の走行距離を演算してこの演算結果から車速vを判定することもできる。
5.車速変化量Δavの判定
上記各実施形態では、車速変化量Δavを判定するために車速センサ30で検出した車速vから車速変化量Δavを演算したが、車速変化量Δavを判定することができるものであれば、これに限られない。例えば、車速変化量Δavを直接検出する加速度センサを設けてもよい。また、カウンタシャフトパルス、メインシャフトパルス、プロペラシャフト回転パルスから車速変化量Δavを判定してもよい。さらに、GPSにより車両の位置を検出し、単位時間毎の車両の走行距離を演算してこの演算結果から車速変化量Δavを判定することもできる。
6.エンジン負荷
上記各実施形態では、エンジン負荷を示すものとしてアクセル開度Aorを利用したが、エンジン負荷を示すものであればこれに限られない。例えば、スロットル開度、エンジンのトルク、インテークマニホールド内の負圧を用いることもできる。
7.Δaf毎調整処理
第1実施形態では、第4音響調整器54のゲイン特性A〜Eを車速vや車速変化量Δavにより切り換えたがこのような構成に限られない。例えば、図13に示すように、第1変形例に係るASC装置101Bの第4音響調整器54bはゲイン特性としてゲイン特性Aのみを有し、他のゲイン特性B〜Eの代わりにゲイン調整回路57を備える構成も可能である。
ゲイン調整回路57は、ゲイン特性Aに対して付加するゲインを、エンジン回転周波数変化量演算器68からのエンジン回転周波数変化量Δafと、車速センサ30からの車速信号Svとから決定する。換言すると、第1実施形態のASC装置101では、車速v及び車速変化量Δavに応じて複数のゲイン特性の中から1つのゲイン特性を選択したのに対し、第1変形例としてのASC装置101Bでは、ゲイン特性は1つのみ備え、車速v及び車速変化量Δavに応じて前記1つのゲイン特性におけるゲインの値を調整する。
図14には、第1変形例に係るASC装置101Bにおける第4音響調整器54bでゲインを決定するフローチャートが示されている。
ステップS61において、図示しないバッテリがECU121に対して接続されると、第4音響調整器54bは、車速センサ30からの車速信号Svに基づいて車速vが0km/時であるか否か、すなわち、車両が走行中であるか否かを判定する。速度vが0km/時である場合、第4音響調整器54bは、車両が停止状態にあると判定し、ゲイン特性Aの値を10dB低下させる(ステップS62)。
ステップS61において速度vが0km/時でない場合、ステップS63において、第4音響調整器54bは、車速vがa(例えば、a=40)km/時以下であるか否か(v≦a)を判定する。v≦aである場合、第4音響調整器54bは、車両が低速走行状態にあると判定し、ステップS64において、車両の車速変化量Δav[km/時/秒]が所定値X3(例えば、X3=5)以下であるか否かを判定する。車速変化量Δavが所定値X3以下でない場合、ゲイン特性Aの値をそのまま用いる(ステップS65)。ステップS64において、車速変化量Δavが所定値X3以下である場合、ゲイン特性Aの値を6dB下げる(ステップS66)。
ステップS63において、車速vがakm/時より大きい場合、第4音響調整器54bは、ステップS67において車速vがb(例えば、b=60)以上であるか否かを判定する。車速vがb未満の場合、第4音響調整器54bは、車両が中速走行状態にあると判定し、ステップS68において、車両の車速変化量Δafが所定値X3以下であるか否かを判定する。車速変化量Δavが所定値X3以下でない場合、ゲイン特性Aの値を3.5dB増加させる(ステップS69)。車速変化量Δavが所定値X3以下である場合、ゲイン特性Aの値を6dB下げる(ステップS70)。
ステップS67において、車速vがb以上の場合、第4音響調整器54bは、車両が高速走行状態にあると判定し、ステップS71において、第4音響調整器54bは、車両の車速変化量Δavが所定値X3以下であるか否かを判定する。車速変化量Δavが所定値X3以下でない場合、ゲイン特性Aの値を6dB増加させる(ステップS72)。車速変化量Δavが所定値X3以下である場合、ゲイン特性Aの値を6dB下げる(ステップS73)。
ステップS62、S65、S66、S69、S70、S72又はS73でゲイン特性を特定した後、第4音響調整器54bは、ステップS61に戻る。ステップS61〜S73は、車両のエンジンが停止するまで繰り返される。
8.エンジン負荷毎調整処理及び第2Δaf毎調整処理
第1実施形態では、エンジン負荷毎調整処理に用いる増幅率特性y3を、通常走行モード、スポーツ走行モード及びクルーズ走行モードに応じて切り換えたが、他の走行モードを用いることも可能である。例えば、ラグジュアリ走行モード{より静粛な室内空間を実現するための走行モードであり、例えば、ダンパー(図示せず)の減衰特性が通常走行モードよりも低く設定される。}を用いることができる。或いは、車両が、運転手の選択により、手動でのシフトチェンジが可能に構成された自動変速機を備える場合、複数の走行モードが、運転手が前記手動でのシフトチェンジを選択していないときの自動変速モード(通常走行モード)と、運転手が前記手動でのシフトチェンジを選択しているときの手動変速モードと、を含み、制御手段201が、前記手動変速モードにおけるゲインを、前記自動変速モードにおけるゲインよりも高く設定する構成も可能である。
さらに、走行モードDMに伴うゲイン特性の切替えを行わない構成も可能である。
第2実施形態の第2Δaf毎調整処理についても、ゲイン特性の切替えに別の走行モードDMを用いる構成や、走行モードDMに伴うゲイン特性の切替えを行わない構成も可能である。
第2実施形態の構成において、車速センサ30からの車速信号Svを第4音響調整器54aに入力し、第1実施形態と同様に利用することもできる。換言すると、第2Δaf毎調整処理で用いるゲイン特性は、エンジン回転周波数変化量Δaf、アクセル開度Aor及び走行モードDMに加え、車速v及び車速変化量Δafを用いて設定することもできる。
9.その他
第1実施形態では、第4音響調整器54及び第5音響調整器55を加算器56の下流側に配置したが、加算器56の上流側に配置することもできる。例えば、図15に示すように、第2の変形例に係るASC装置101Cでは、第3音響調整器53と加算器56の間に第4音響調整器54及び第5音響調整器55が配置される。この場合、第4音響調整器54は、第3音響調整器53からの中間信号Si13、Si23、Si33それぞれに対してΔaf毎調整処理を行い、中間信号Si14、Si24、Si34を出力する。また、第5音響調整器55は、第4音響調整器54からの中間信号Si14、Si24、Si34それぞれに対してエンジン負荷毎調整処理を行い、中間信号Si15、Si25、Si35を出力する。この場合のゲイン特性は、各基準信号Sr1、Sr2、Sr3の次数に応じて変化させることが好ましい。これにより、次数毎の調整が可能となり、効果音の制御をより詳細に行うことができる。
上記各実施形態では、第1音響調整器51による音場調整処理、第2音響調整器52による周波数強調処理、及び第3音響調整器53による次数毎調整処理を行ったが、乗員位置29のゲイン特性C00や要求仕様に応じて音場調整処理、周波数強調処理、次数毎調整処理を行わないことも可能である。すなわち、基準信号Sr1、Sr2、Sr3に対してΔaf毎調整処理、エンジン負荷毎調整処理又は第2Δaf毎調整処理を直接行うこともできる。
また、第1実施形態における第4音響調整器54又は第5音響調整器55のいずれかを用いない構成も可能である。
図1は、この発明の第1実施形態に係る能動型効果音発生装置の概略的な機能構成を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態の次数毎調整処理で用いられるゲイン特性を示す図である。 図3は、第1実施形態の次数毎調整処理においてゲイン特性を決定するためのフローチャートである。 図4は、第1実施形態の回転周波数変化量毎調整処理で用いる基準ゲイン特性を示す図である。 図5は、第1実施形態における振幅調整特性の切替え処理を説明するための概念図である。 図6は、第1実施形態の回転周波数変化量毎調整処理のフローチャートである。 図7は、第1実施形態のエンジン負荷毎調整処理で用いる増幅率特性を示す図である。 図8Aは、アクセル開度が0%のときのエンジン負荷毎調整処理を示す図である。図8Bは、アクセル開度が50%のときのエンジン負荷毎調整処理を示す図である。図8Cは、アクセル開度が100%のときのエンジン負荷毎調整処理を示す図である。 図9は、第1実施形態のエンジン負荷毎調整処理のフローチャートである。 図10は、この発明の第2実施形態に係る能動型効果音発生装置の概略的な機能構成を示すブロック図である。 図11は、第2実施形態の第2の回転周波数変化量毎調整処理で用いるゲイン特性を示す図である。 図12は、第2実施形態の第2の回転周波数変化量毎調整処理のフローチャートである。 図13は、第1の変形例における振幅調整特性の切換え処理を説明するための概念図である。 図14は、第1の変形例の回転周波数毎調整処理におけるゲイン特性の切換え処理のフローチャートである。 図15は、第2の変形例に係る能動型効果音発生装置の概略的な機能構成を示すブロック図である。
符号の説明
14…スピーカ(出力手段) 16…波形データテーブル
18…基準信号生成器(基準信号生成手段)
23…エンジン回転周波数検出器(回転周波数検出手段)
40…走行モード検出手段 60…アクセル開度センサ
68…エンジン回転周波数変化量演算器(回転周波数変化量演算手段)
101、101A、101B、101C…ASC装置(能動型効果音発生装置)
201…制御手段
Aor…アクセル開度(エンジンの負荷) DM…走行モード
fe…エンジン回転周波数 Sc…制御信号
Sr1、Sr2、Sr3…基準信号 Δaf…エンジン回転周波数変化量

Claims (8)

  1. 1周期分の波形データを格納する波形データテーブルと、
    エンジンの回転周波数を検出する回転周波数検出手段と、
    前記回転周波数に基づく調波の基準信号を、前記波形データテーブルから順次前記波形データを読み込むことにより生成する基準信号生成手段と、
    効果音の生成に用いる制御信号を前記基準信号に基づき生成する制御手段と、
    前記制御信号を前記効果音として出力する出力手段と、
    前記回転周波数の単位時間当たりの変化量である回転周波数変化量を演算する回転周波数変化量演算手段と、
    前記エンジンの負荷を検出するエンジン負荷検出手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記回転周波数変化量と前記エンジンの負荷に応じて前記基準信号の振幅を調整することにより前記制御信号の振幅を決定する
    ことを特徴とする能動型効果音発生装置。
  2. 請求項1記載の能動型効果音発生装置において、
    前記エンジン負荷検出手段は、前記エンジンの負荷としてアクセル開度を検出する
    ことを特徴とする能動型効果音発生装置。
  3. 請求項1又は2記載の能動型効果音発生装置において、
    さらに、車両の走行モードを検出する走行モード検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記走行モード検出手段により検出された走行モードに応じて前記基準信号の振幅を調整することにより前記制御信号の振幅を決定する
    ことを特徴とする能動型効果音発生装置。
  4. 請求項3記載の能動型効果音発生装置において、
    前記制御手段は、前記エンジンの負荷に応じた前記基準信号の振幅調整特性を、前記走行モードに応じて切り換える
    ことを特徴とする能動型効果音発生装置。
  5. 請求項3又は4記載の能動型効果音発生装置において、
    前記走行モードは、前記車両がクルーズ走行を行っているクルーズ走行モードを含む
    ことを特徴とする能動型効果音発生装置。
  6. 請求項1〜5いずれか1項に記載の能動型効果音発生装置において、
    前記制御手段は、
    前記エンジンの負荷毎に重み付け値を予め設定した振幅調整特性を有し、
    前記重み付け値を用いて前記基準信号の振幅を調整することにより前記制御信号の振幅を決定する
    ことを特徴とする能動型効果音発生装置。
  7. 請求項1〜5記載の能動型効果音発生装置において、
    前記制御手段は、前記回転周波数変化量に応じた前記基準信号の振幅調整特性を、前記エンジンの負荷に応じて切り換える
    ことを特徴とする能動型効果音発生装置。
  8. 請求項1〜7いずれか1項に記載の能動型効果音発生装置において、
    前記制御手段は、
    前記エンジンの負荷の単位時間当たりの変化量であるエンジン負荷変化量を演算し、
    前記エンジンの負荷が同じであっても、前記エンジン負荷変化量が負のときより正のときの前記基準信号の振幅を大きくする
    ことを特徴とする能動型効果音発生装置。
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