JP2006301598A - 移動体用効果音発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スピーカから出力された効果音が車室内音場特性により乗員の耳の位置でピーク、ディップが発生することを防止する。
【解決手段】スピーカ14、15から乗員位置29までの基準信号Srの周波数に応じて変化するゲイン特性(=車室内音場特性)C00+F・C10を反転させたゲイン特性Ci00aを第1音響補正器51aに設定する。このようにすれば、乗員位置29では、周波数に対してフラットなゲイン特性となり、乗員位置でのピーク、ディップの発生を防止できる。このため、振動騒音源の状態、換言すれば、加速操作に応じたリニア感のある効果音を発生させることができる。
【選択図】図11

Description

この発明は、移動体のエンジン回転数に応じた効果音を移動体内で発生する移動体用効果音発生装置に関し、例えば、乗用自動車等の車両、ヘリコプター・飛行機等の飛行体、プレジャーボートに適用して好適な移動体用効果音発生装置に関する。
従来から、移動体、例えば車両において、乗員(運転者)による加減速操作を検出し、加減速量に応じた効果音を車室内スピーカを通じて車室内に発生する効果音発生装置が提案されている(特許文献1、特許文献2)。
これらの効果音発生装置では、例えば加速操作に応じてエンジン回転数が増加すると、そのエンジン回転数の増加に応じて高周波数で大音量の効果音をスピーカから発生させて車室内の演出効果を高めている。
特開昭54−8027号公報(図1) 特表平4−504916号公報(図1)
しかしながら、実際上、音場である車室内では、場所毎に異なる音響特性(音場特性、周波数伝達特性、又はゲイン特性ともいう。)があり、乗員位置、例えば、運転席と後部座席等に応じて聞き取り易い周波数と聞き取り難い周波数とが存在する。すなわち、スピーカ位置と乗員位置との間の音響特性の応答上にピークやディップが存在することが分かった。
そのため、上記従来技術に係る効果音発生装置では、たとえ加速に応じてリニアに(直線的に)スピーカから発生される効果音の周波数を高くしかつ音量を大きくしても、乗員の耳元では、音響特性により処理された効果音となるので、リニア感がなくなり、息継ぎ感が発生し、却って商品性が悪くなっている。
この発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、効果音を発生する際に、音場の音響特性(単に、音場特性ともいう。)を考慮し、音響特性の応答上のピーク及びディップを原因とする効果音のリニア感を高めかつ息継ぎ感を小さくして優れた音響効果を発生することを可能とする移動体用効果音発生装置を提供することを目的とする。
また、この発明は、アクセル空ぶかし時や走行中のキックダウン時に、大きな効果音が発生することを防止可能な移動体用効果音発生装置を提供することを目的とする。
この発明に係る移動体用効果音発生装置は、下記の特徴(1)〜(7)を有する。
(1)1周期分の波形を格納する波形データテーブルと、エンジンの回転周波数に基づいた調波の基準信号を、前記波形データテーブルから順次波形データを読み込むことにより生成する基準信号生成手段と、前記基準信号に基づいた制御信号を生成する音響制御手段と、前記制御信号を効果音に変換して出力する出力手段とを備え、前記音響制御手段は、前記出力手段から乗員位置までの前記基準信号の周波数に応じて変化するゲイン特性を反転させたゲイン特性を有する第1音響補正器を有し、前記基準信号を前記第1音響補正器により周波数に応じて補正して前記制御信号を生成することを特徴とする。
この発明によれば、出力手段から乗員位置までの基準信号の周波数に応じて変化するゲイン特性(車室内音響特性)を反転させたゲイン特性で補正された基準信号が出力器から効果音として車室内に出力されるため、出力手段から出力された効果音が車室内音響特性により乗員の耳位置で周波数に応じて変動することを防止できる。すなわち、乗員位置において、周波数特性が平坦な特性となる。このため、エンジン回転数に応じた、換言すれば、騒音源の状態に応じたリニア感のある効果音を発生させることができる。
(2)上記の特徴(1)を有する発明において、前記音響制御手段は、さらに、前記基準信号の所定周波数範囲の大きさを調整する第2音響補正器を有し、前記基準信号を前記第1音響補正器及び前記第2音響補正器とに基づいて周波数に応じて補正して前記制御信号を生成することを特徴とする。
この発明によれば、基準信号の所定周波数範囲の大きさを調整する第2音響補正器により、基準信号の所定周波数範囲のみをさらに補正することにより乗員の耳位置で所望の周波数の音響信号のみを強調させることができ、演出したい音色の効果音を発生させることができる。
(3)上記の特徴(1)を有する発明において、前記基準信号生成手段は、エンジンの回転周波数に基づいた複数調波の基準信号を、前記波形データテーブルから順次波形データを読み込むことにより生成する複数の基準信号生成器を有し、前記音響制御手段は、前記出力手段から乗員位置までの前記基準信号の周波数に応じて変化するゲイン特性を反転させたゲイン特性を有する複数の第1音響補正器と、前記複数調波の次数毎の基準信号毎に大きさを調整する複数の第3音響補正器と、前記複数調波の各基準信号を前記各第1音響補正器及び前記各第3音響補正器で補正した複数の信号を合成して制御信号を出力する合成器とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、各調波信号の次数毎に大きさを調整する第3音響補正器を有し、この第3音響補正器により各基準信号をその次数に応じて補正することにより、乗員の耳元で演出したい重厚感のある音色の効果音を発生させることができ、一層商品性が向上する。
(4)上記の特徴(1)〜(3)のいずれかを有する発明において、前記出力手段は、第1の出力器と第2の出力器とを備え、さらに、前記制御信号を所定特性で処理する補償フィルタを有し、前記制御信号を前記第1の出力器を通じて前記効果音に変換して出力するとともに、前記制御信号を前記補償フィルタを介して処理した制御信号を前記第2の出力器を通じて効果音に変換して出力し、前記補償フィルタの前記所定特性は、前記第1出力器から他の乗員位置までの音響信号の伝達特性を、前記第2出力器から前記他の乗員位置までの音響特性の伝達特性で除算した商にマイナス1を乗算した値で表した伝達特性とすることを特徴とする。
この発明によれば、第1出力器から他の乗員位置、例えば後席までの音響信号の伝達特性を、第2出力器から前記他の乗員位置までの音響特性の伝達特性で除算した商にマイナス1を乗算した値で表した伝達特性で制御信号を補正する補償フィルタを設けたので、前記他の乗員位置では第1出力器からの効果音が第2出力器からの効果音で打ち消されるため、前記他の乗員位置ではそこに到達する効果音を低減することができ、後席のような所定位置において静粛性を確保することができる。
(5)上記の特徴(1)〜(4)のいずれかを有する発明において、前記エンジンの回転周波数の単位時間当たりの周波数変化量を求める変化量検出器と、前記周波数変化量に応じたゲイン特性を有し、該ゲイン特性により前記制御信号を補正し、補正した制御信号を前記出力手段、又は前記第1出力器と前記補償フィルタに出力する音圧調整器とを備え、前記音圧調整器は、周波数変化量が所定値以下のときには、前記ゲイン特性が一定値となるように設定されていることを特徴とする。
この発明によれば、エンジン回転周波数の単位時間当たりの周波数変化量を検出し、周波数変化量に応じたゲイン特性を有する音圧調整器で補正された効果音を発生するとともに、前記ゲイン特性は周波数変化量が所定値以下のときに一定値となるように設定されているので、加速度に応じて音圧レベルを増大させて加速感を満喫することができるとともに、減速を含む所定値以下の加速のときは音圧レベルが一定となるので、一定速度でのクルーズ走行での小さな加減速によるうなり音の発生を防止することができる。
(6)上記の特徴(5)を有する発明において、前記音圧調整器は、前記周波数変化量が第2所定値より大きいときには、前記ゲイン特性が、前記周波数変化量の増加に応じてゲインが減少するように設定されていることを特徴とする。
このように設定すれば、上記の特徴(5)の作用効果に加えて、アクセルの空ぶかし時や走行中のキックダウン時にエンジン回転周波数の周波数変化量が大きくなったとき全開加速と誤認識し、かなり大きな効果音が出力されて違和感が感じられることを防止できる。すなわち、この発明では、1速全開加速を超えたエンジン回転周波数の周波数変化量となった場合は、周波数変化量の増加に応じてゲインを減少するように調整しているので大きな効果音の発生を防止することができる。
(7)上記の特徴(1)〜(4)のいずれかを有する発明において、さらに、前記エンジンの回転周波数の単位時間当たりの周波数変化量を求める変化量検出器と、前記周波数変化量に応じたゲイン特性を有し、該ゲイン特性により前記制御信号を補正し、補正した制御信号を前記出力手段、又は前記第1出力器と前記補償フィルタに出力する音圧調整器とを備え、前記音圧調整器は、前記周波数変化量が第2所定値より大きいときには、前記ゲイン特性が、前記周波数変化量の増加に応じてゲインが減少するように設定されていることを特徴とする。 このように設定すれば、アクセルの空ぶかし時や走行中のキックダウン時にエンジン回転周波数の周波数変化量が大きくなったとき全開加速と誤認識し、かなり大きな効果音が出力されて違和感が感じられることを防止できる。すなわち、この発明では、1速全開加速を超えたエンジン回転周波数の周波数変化量となった場合は、周波数変化量の増加に応じてゲインを減少するように調整しているので大きな効果音の発生を防止することができる。
上記した全ての発明において、出力手段からの効果音をマイクロフォン等の入力手段(受音手段)により検出していずれかの構成要素にもどすというフィードバック制御を行っておらず、オープンループで構成しているので、回路の安定性がよく、開発期間の短縮、さらにはコスト低減に有利である。
この発明によれば、効果音を発生する際に、音場の音響特性(単に、音場特性ともいう。)を考慮し、音響特性の応答上のピーク及びディップを原因とする効果音のリニア感を高めかつ息継ぎ感を小さくして優れた音響効果を発生することができる。
また、所定周波数範囲の効果音の大きさを調整することができる。
さらに、エンジンの燃焼に同期した多次数の効果音を発生することができる。
さらにまた、一の乗員位置で効果音を発生させ、他の乗員位置で効果音を消去した静粛状態とすることができる。
さらにまた、例えばアクセルペダルと変速機を利用した加速操作に応じた効果音を発生することができるととともに、減速を含む所定値以下の加速のときには効果音の発生を抑制することができる。
その上、アクセル空ぶかし時や走行中のキックダウン時には、大きな効果音が発生することを防止するので不快な音又は違和感を感じることがない。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の第1実施形態に係る移動体用効果音発生装置101の構成を示すブロック図である。
この移動体用効果音発生装置101は、総合制御手段であるECU(electric control unit)121により構成される部分と、出力手段であるスピーカ14とから構成される。
ECU121により構成される部分は、ダッシュボードに配置され、基本的には、1周期分の波形を格納する波形データテーブル16と、エンジン回転周波数feに基づいた調波(調波信号)Shの基準信号Srを、波形データテーブル16から順次波形データを読み込むことにより生成する基準信号生成手段としての基準信号生成器18と、基準信号Srに基づいた制御信号Scを生成する音響制御手段201とを備えている。
運転席や助手席等の乗員位置29の乗員に対して音響を聞かせるためのスピーカ14は、両サイドのフロントドア内パネル、あるいは両サイドのキックパネル(運転者レッグスペースのドア側内側)に固定配置される。また、ダッシュボード中央下部に配置される場合もある。
このスピーカ14は、ECU121の音響制御手段201からD/A変換器22を通じて出力される制御信号Scを音響信号である効果音に変換して出力する。なお、図示していないが、D/A変換器22とスピーカ14との間には出力増幅器が挿入され、乗員によりそのゲインを変更することができるようになっている。
基準信号生成器18の入力ポートには、エンジンの出力軸の回転毎にホール素子等から得られるエンジンパルスの周波数を検出する周波数カウンタ等の周波数検出器23と、周波数検出器23で検出したエンジン回転周波数fe(基本次数の周波数)の6倍の周波数(6次高調波の周波数)6feを有する調波信号Sh6を出力する倍数手段としての倍数器26との直列回路が接続されている。倍数器26による倍数は、2、3、4、5、6、…等の整数倍でもよく、2.5、3.3…等の実数倍でもよい。
この場合、スピーカ14と乗員位置(ここでは、前席の乗員位置とする。)29との間には、車室内構造や車室内の使用材料等を原因とする固有の音響特性(音場特性、周波数伝達特性、又は、音場のゲイン特性ともいう。)C00が存在する。このゲイン特性C00には、上述した車室内構造や車室内の使用材料等を原因として、応答上にピークやディップ等の複雑なあばれが存在する。
この音場のゲイン特性C00は、例えば、スピーカ14への入力信号である制御信号Scを一定振幅の正弦波信号とし、この正弦波信号の周波数(この周波数は、エンジン回転周波数ではなく、音響信号の周波数である。)を低周波から高周波まで掃引したときの乗員位置29、具体的には、乗員の耳の位置の所に配置した受音手段であるマイクロフォンから出力される信号の周波数に対するマイクロフォンから出力される信号の振幅(大きさ)に対する比としての、いわゆるゲイン周波数特性(以下、単に、ゲイン特性あるいは周波数特性ともいう。)として得られる。
換言すれば、音場のゲイン特性C00は、音響制御手段201を取り外し、基準信号生成器18とD/A変換器22を直接接続したときに、基準信号生成器18で一定振幅の正弦波信号を発生し、周波数を数十[Hz]程度の低周波から1[kHz]程度の高周波まで掃引したときの乗員位置29でのゲイン特性である。すなわち、スピーカ14から乗員位置29までの基準信号Srの周波数に応じて変化するゲイン特性C00である。より厳密に説明すると、ゲイン特性C00は、基準信号生成器18から乗員位置29までの基準信号Srの周波数に応じたゲイン特性である。
図2Aは、約30[Hz]〜約970[Hz]まで実際に測定した、スピーカ14の位置から乗員位置29、正確には乗員の耳位置までの音場特性を表すゲイン特性C00を示している。横軸は、周波数[Hz]、縦軸はゲイン[dB]である。
ここで、基準信号Srの生成の仕方について説明すると、上述した波形データテーブル16は、メモリに格納される。
図3A、図3Bに模式的に示すように、波形データテーブル16は、正弦波1周期分の波形を時間軸方向(=位相軸方向)に所定数(N)等分したときの各瞬時値を表すように、各瞬時値データをアドレス毎に波形データとして記憶している。なお、前記アドレス(i)は0から(前記所定数−1)までの整数(i=0、1、2、…、N−1)であり、図3A及び図3Bに記載されるAは1又は任意の正の実数である。したがって、アドレスiの波形データは、Asin(360°×i/N)で算出される。換言すれば、1サイクルの正弦波を時間方向にN分割して標本化し、各標本化点を順次メモリ19のアドレスとし、各標本化点における正弦波の瞬時値を量子化したデータを波形データとして、対応するメモリ19のアドレス位置に格納したものである。
基準信号生成器18は、入力される調波信号Sh6の周期に応じて読み出しアドレス周期を変化させて、波形データテーブル16から波形データを読み出すことで、調波信号Sh6に対応する周波数の正弦波信号である基準信号Srを生成する。
次に、上記の音響制御手段201は、第1音響補正器51を備えている。この第1音響補正器51は、フィルタとしての機能を有し、このフィルタのゲイン特性(横軸は周波数、縦軸はゲイン)は、スピーカ14から乗員位置29までの基準信号Srの周波数に応じて変化する上述したゲイン特性C00を反転させた図2Bに示すゲイン特性(反転ゲイン特性)Ci00にしている。
反転させたゲイン特性とは、音響的に伝わりにくいディップとなっている周波数の出力信号は大きくなるようにし、音響的に伝わりやすいピークとなっている周波数の出力信号は小さくなるようにする特性であり、式(伝達関数)で表現すると、Ci00=B/C00(Bは基準値)となる。
以上のように構成される第1実施形態の移動体用効果音発生装置101では、基準信号生成器18により一定振幅で30[Hz]〜970[Hz]までの基準信号Srを生成したとき、乗員位置29では、第1音響補正器51の補正用のゲイン特性Ci00と音場のゲイン特性C00とが乗算されて、図2Cのゲイン特性C1に示すように、周波数に対して音圧が平坦な音響が聞こえる特性C1となる。
したがって、乗員による加速操作、減速操作、一定速保持操作に応じて、エンジンパルスの周期が変化し、あるいは一定値に保持されたとき、周波数検出器23で検出されるエンジンの回転周波数feの倍数器26による6次高調波の周波数6feを有する調波信号Sh6に対して、略リアルタイムに周波数が増加し、減少し、あるいは一定周波数に保持される正弦波の基準信号Srが基準信号生成器18により生成される。
そして、この基準信号Srが第1音響補正器51のゲイン特性Ci00で補正された制御信号Scに変換される。よって、乗員位置29では、スピーカ14から出力された効果音が車室内音響特性C00により乗員位置29で周波数に応じて変動することを防止できる。すなわち、乗員位置29において、周波数特性が平坦な特性となる。このため、エンジン回転数(エンジン回転周波数feの6倍)に応じた、換言すれば、騒音源の状態に応じたリニア感のある効果音を乗員位置29で発生させることができる。
図4は、補正前後の乗員位置29における音圧レベルの周波数特性を示している。ただし、この図4の特性を得る際に、よりリニア感を増すために、基準信号Sr又は制御信号Scは、エンジン回転周波数feに比例して振幅が大きくなる信号を発生するようにしている。
図4から分かるように、補正前のディップとピークのあるあばれが存在する特性39に比較して、補正後の特性40は、エンジン回転周波数feに対して音圧レベルがリニアに変化していることが分かる。
以上説明した第1実施形態に係るエンジン回転周波数feの増加、換言すれば、加速操作に対してリニア感のある効果音を乗員位置29で発生させる処理を音場調整処理又は平坦化処理という。
図5は、この発明の第2実施形態に係る移動体用効果音発生装置102の構成を示すブロック図である。この移動体用効果音発生装置102は、ECU122により構成される部分と、スピーカ14とを備える。
この第2実施形態に係る移動体用効果音発生装置102では、図1例の音響制御手段201が、第1音響補正器51と第2音響補正器52とからなる音響制御手段202に変更されている。
第2音響補正器52は、基準信号Srの所定周波数範囲の大きさを調整する、いわゆるイコライザとして機能するフィルタあるいは増幅器で構成することができる。
例えば、図2Dに実線で示すように、第2音響補正器52に関し、所定周波数範囲、例えば、300[Hz]〜450[Hz]帯のゲインが増加するゲイン特性Cehとすることにより、音響制御手段202における第1音響補正器51と第2音響補正器52による合成ゲイン特性Ci00ehは、図2Eに示すように、図2Bに示した反転ゲイン特性Ci00に対して、300[Hz]〜450[Hz]帯の周波数範囲が強調される(この例では、音が大きくされる)特性Ci00ehとされる。
この第2実施形態の移動体用効果音発生装置102において、乗員位置29では、図2Dに実線で示したゲイン特性Cehとなる。なお、第2音響補正器52に関し、乗員位置29で図2Dに点線で示したゲイン特性Ceh´となるように構成することで所定周波数範囲の音を弱める(小さくする)こともできる。
すなわち、この第2実施形態の移動体用効果音発生装置102によれば、基準信号Srの所定周波数範囲の大きさを調整する第2音響補正器52により、基準信号Srの所定周波数範囲のみをさらに補正することにより乗員位置29で所望の周波数の音響信号のみを強調させることができ、演出したい音色の効果音を発生させることができる。以上説明した第2実施形態に係わる所望の周波数の音響信号のみを強調させる処理を周波数強調処理という。
図6は、この発明の第3実施形態に係る移動体用効果音発生装置103の構成を示すブロック図である。この移動体用効果音発生装置103は、ECU123により構成される部分と、スピーカ14とを備える。
この第3実施形態に係る移動体用効果音発生装置103では、周波数検出器23で検出されたエンジン回転周波数feを、それぞれ4倍、5倍、6倍の周波数4fe(4次高調波の周波数)、5fe(5次高調波の周波数)、6fe(6次高調波の周波数)に変換する倍数器24、25、26が設けられている。
そして、基準信号生成手段21が、同一構成の3系統の基準信号生成器18から構成されている。
この場合、基準信号生成手段21を構成する基準信号生成器18は、エンジンの回転周波数feに基づいた3個の調波の基準信号Sr1、Sr2、Sr3を、波形データテーブル16から順次波形データを読み込むことにより生成する。
また、音響制御手段203は、スピーカ14から乗員位置29までの基準信号Sr1〜Sr3の周波数に応じて変化するゲイン特性C00を反転させたゲイン特性Ci00を有する同一構成の3個の第1音響補正器51と、所定周波数範囲を強調する同一構成の3個の第2音響補正器52と、3個の調波の次数毎(この場合、4、5、6毎)の基準信号Sr1〜Sr3毎に大きさを調整するための異なる構成を有する(異なる周波数特性を有する)3個の第3音響補正器53a〜53cと、3個の調波の各基準信号Sr1〜Sr3を音響制御手段203(各第1〜第3音響補正器51、52、53a〜53c)で補正した3個の信号を合成して制御信号Scを出力する合成器56とを備えている。
この第3実施形態に係る移動体用効果音発生装置103では、各調波信号の次数毎に大きさを調整する、換言すれば、周波数特性の異なる第3音響補正器53a〜53cを有し、この第3音響補正器53a〜53cにより各基準信号Sr1〜Sr3をその次数に応じて補正することにより、乗員位置29に存在する乗員の耳元で演出したい重厚感のある音色の効果音を発生させることができ、一層商品性が向上する。以上説明した、第3実施形態に係る各基準信号を次数に応じて補正する処理を次数毎補正処理という。
図7は、この発明の第4実施形態に係る移動体用効果音発生装置104の構成を示すブロック図である。この移動体用効果音発生装置104は、ECU124により構成される部分と、出力手段としてのスピーカ14、スピーカ15とを備える。
この第4実施形態に係る移動体用効果音発生装置104では、車室内の前後にスピーカ14とスピーカ15が設けられている場合に、第1に、前席の乗員位置29では、前席側のスピーカ14と後席側のスピーカ15とから聞こえる効果音に加速操作に対するリニア感が得られるような処理(上述した音場調整処理又は平坦化処理)をし、第2に後席の乗員位置31では、スピーカ14とスピーカ15から発生した効果音が低減されるような処理をする(後席補償処理という。)。この後席補償処理を行うために、合成器56の出力側とスピーカ15にアナログ音響信号を供給するD/A変換器64の入力側との間に補償フィルタ66を設けている。なお、上述したように、前席側のスピーカ14は、両サイドのフロントドアパネルに取り付けられ、後席側のスピーカ15は、リアトレイの両サイドに取り付けられている。また、図示はしないが、D/A変換器64とスピーカ15との間にも出力増幅器が挿入され、乗員によりそのゲインを変更することができるようになっている。
図8は、第4実施形態に係る移動体用効果音発生装置104がダッシュボードに取り付けられた車両60の側面模式図、この図8では、エンジン62をも模式的に描いている。
そこで、まず、この第4実施形態に係る移動体用効果音発生装置104における後席補償処理の動作について説明する。
図9は、後席補償処理の動作説明に供される模式図である。
図9において、予め測定される前席側のスピーカ14から後席の乗員位置31までの音響の伝達特性をC01、又後席側のスピーカ15から後席の乗員位置31までの音響の伝達特性をC11とする。
この場合、補償フィルタ66の補償特性(伝達特性)Fは、後席の乗員位置31での音の大きさがゼロになるようにすればよい。
すなわち、後席の乗員位置31で、次の(1)式が成り立っていればよいことが分かる。したがって、補償特性Fは、(1)式を補償特性Fについて解いた(2)式で表される。
Sc・C01+Sc・F・C11=0 …(1)
F=−(C01/C11) …(2)
図10は、(2)式の伝達特性Fを有する補償フィルタ66を装着した移動体用効果音発生装置104における補償前後の後席の乗員位置31における音圧[dB]の測定結果を示している。横軸は音響信号の周波数[Hz]、縦軸は音圧[dBA]である。補償なしの特性67に比較して補償有りの特性65の方が、補償のターゲット範囲である50[Hz]〜350[Hz]の間で、約10[dBA]程度、音圧が減少していることが分かる。
以上のように、この後席補償処理では、第1出力器としてのスピーカ14から他の乗員位置、この例では、後席の乗員位置31までの音響信号の伝達特性C01を、第2出力器としてのスピーカ15から後席の乗員位置31までの音響特性の伝達特性C11で除算した商にマイナス1を乗算した値で表した伝達特性F=−(C01/C11)で制御信号Scを補正する補償フィルタ66を設けたので、後席の乗員位置31ではスピーカ14からの効果音がスピーカ15からの効果音で打ち消されるため、後席の乗員位置31ではそこに到達する効果音を低減することができ、後席の乗員位置31のような所定位置において静粛性を確保することができる。
次に、図11の模式図を参照して、この第4実施形態に係る移動体用効果音発生装置104における平坦化処理の動作について説明する。
後席にもスピーカ15が設けられている場合には、図11に示しているように、両スピーカ14、15から前席の乗員位置29までの総合の伝達特性は、次の(3)式で表されることが分かる。
C00+F・C10 …(3)
この(3)式で示される伝達特性は測定が可能であり、上述した図2Aの特性のようにピークとディップが存在する。
基準信号Srが周波数によらず一定振幅あるいはリニア(一様)に増加する振幅であるとき、乗員位置29でも周波数によらず一定振幅の大きさあるいはリニア(一様)に増加する大きさとしたい。そのためには、乗員位置29での音の大きさが、Sc・(C00+F・C10)で表されることから、この音の大きさを周波数に依存しないで例えば一定振幅(平坦)にするためには、(3)式の特性を反転した特性Ci00a={1/(C00+F・C10)}を、3個の第1音響補正器51a(図7参照)に設定すればよい。
このようにすれば、図2Cのゲイン特性C1に示すように、周波数に対して音圧が平坦な音響が聞こえる特性となる。
上述した後席補償処理と前席平坦化処理を行う第4実施形態に係る移動体用効果音発生装置104によれば、前席の乗員位置29ではリニア感のあるスポーティな効果音が聞こえる一方、後席の乗員位置31では比較的に静粛性が保持される。
図12は、この発明の第5実施形態に係る移動体用効果音発生装置105の構成を示すブロック図である。この移動体用効果音発生装置105は、ECU125により構成される部分と、出力手段としてのスピーカ14、スピーカ15とを備える。
この第5実施形態に係る移動体用効果音発生装置105では、図7例の移動体用効果音発生装置104に対して、さらに、エンジンの回転周波数feの単位時間当たりの周波数変化量Δafを求める周波数変化量検出器68と、周波数変化量Δafに応じたゲイン特性を有し、該ゲイン特性により合成器56から供給される制御信号Scを補正し、補正した制御信号SccをD/A変換器22を介して前席側のスピーカ14に出力するとともに、補償フィルタ66及びD/A変換器64を通じて後席側のスピーカ15に出力する音圧調整器70とを備えている。
図13は、エンジンパルスEpの波形を示している。周波数変化量検出器68において周波数変化量Δafを求める場合には、周波数検出器23で順次検出される前後のパルスの周波数f1(1つ前の周波数)及び周波数f2(今回の周波数)の差Δf(Δf=f2−f1)を採り、この差Δfに今回の周波数f2を乗算することで、エンジン回転周波数feの単位時間当たりの周波数変化量Δaf(Δaf=Δf×f2)[Hz/秒]、すなわち加速度が求められる。
この周波数変化量Δafは、変速機が何段目に入っているかにより異なる値となることが分かっている。すなわち、ローギヤ側では周波数変化量Δafが大きく、ハイギヤ側では周波数変化量Δafが小さい。
一般に、ハイギヤ側に比較してローギヤ側では周波数変化量Δafに対して効果音の音量が大きくなることが好ましい。また、一定速クルーズ時や減速時においては、効果音が小さくなることが好ましい。
図14は、このような考察に基づいて、音圧調整器70に設定される重み付けのゲイン特性72を示している。重み付け前の制御信号Scに対して、音圧調整器70での重み付け後の制御信号Sccでは、ローギヤの1速に相当する周波数変化量Δafが値Xmax以上では、重み付け量を0[dB]とし、重み付け前後の制御信号Scと制御信号Sccの値を等しくしている。
以降、周波数変化量Δafが、2速では、値Xmaxから値X2に向かって徐々に重み付け量が値0[dB]から値−Y2(具体的には、Y2=0.5)[dB]まで少なくなり、3速では、値X2から値X1に向かって徐々に重み付け量が値−Y2[dB]から値−Y1(具体的には、Y1=4.4)[dB]まで少なくなり、4速では、値X1から値Xlimに向かって徐々に重み付け量が値−Y1から値−Y0(具体的には、Y0=7.3)[dB]まで少なくなる特性としている。また、周波数変化量Δafが値Xlim以下では、クルーズ状態及び減速状態と判定し、一定の重み付け量である値−Ylim(具体的には、Ylim=16)[dB]としている。
このように、図12に示した第5実施形態に係る移動体用効果音発生装置105では、エンジン回転周波数feの単位時間当たりの周波数変化量Δafを検出し、周波数変化量Δafに応じたゲイン特性72を有する音圧調整器70で補正された効果音を発生するとともに、ゲイン特性72は周波数変化量Δafが所定値Xlim以下のときに一定値Ylimとなるように設定されているので、加速度に応じて音圧レベルを増大させて加速感を満喫することができるとともに、減速を含む所定値Xlim以下の加速のときは音圧レベルが一定となる。この結果、一定速度でのクルーズ走行での小さな加減速によるうなり音の発生を防止することができる。
なお、音圧調整器70は、前記の周波数変化量Δafが第2所定値である値Xmax´より大きいときには、ゲイン特性72が、図15に示すように、周波数変化量Δfの増加に応じてゲインが減少するゲイン特性72aに設定する。
このように設定すれば、アクセルの空ぶかし時や走行中のキックダウン時にエンジン回転周波数の周波数変化量が大きくなったとき全開加速と誤認識し、かなり大きな効果音が出力されて違和感が感じられることが防止される。すなわち、1速全開加速である値Xmax´を超えたエンジン回転周波数の周波数変化量Δafとなった場合は、周波数変化量Δafの増加に応じてゲインを減少するゲイン特性72aとなるように調整しているので大きな効果音の発生を防止することができる。
なお、この周波数変化量検出器68と音圧調整器70とを用いた効果音の発生の仕方は、図12例の移動体用効果音発生装置105では、前後の両スピーカ14、15に適用した例を示しているが、前側のスピーカ14にのみ適用することも可能であり、後側のスピーカ15のみに適用することも可能である。すなわち、例えば、図1例の移動体用効果音発生装置101に適用することも可能である。
図16は、第5実施形態に係る移動体用効果音発生装置105の機能ブロック図を示している。この移動体用効果音発生装置105は、上述した第1〜第4実施形態の全ての機能を含んでいるので、ここで総括的に説明する。
まず、前席の乗員位置29に存在する運転者によりアクセルペダルが操作されると、エンジン62からエンジンパルスEpが移動体用効果音発生装置105の周波数検出器23に供給され、エンジン回転周波数feが検出される(エンジン回転周波数検出処理P1)。
次いで、エンジン回転周波数feが各倍数器24、25、26によりそれぞれ×4、×5、×6倍され、基準信号生成手段21に供給される。
基準信号生成手段21は、波形データテーブル16を参照して次数4、次数5、次数6の正弦波の基準信号Sr1、Sr2、Sr3を同時に生成する(基準信号生成処理P2)。
このとき、後席補償処理P3では、補償フィルタ66の作用下にスピーカ14及びスピーカ15から出力された音響が後席の乗員位置31でゼロ値となるような補償を行う。
その一方、前席の乗員位置29では、スピーカ14、15から出力された音響が、車内音場特性C00+F・C10(図11参照)の影響でピーク、ディップが発生するのを防止する処理を各第1音響補正器51aで行い、エンジン回転に対するリニア感を高め息継ぎ感を小さくする(周波数強調処理を含む音場調整処理P4)。なお、この際、所定周波数範囲の音圧レベルを第2音響補正器52により増加あるいは減少させることができる。
また、第3音響補正器53a、53b、53cでは、エンジン回転数feに応じた次数毎のゲイン特性を調整することで音色を制御する補正を行う(次数毎レベル調整処理P5)。すなわち、エンジン62の燃焼に応じた多次数の効果音を発生することができる。
音響制御手段204により各種補正がなされた信号は合成器56により合成されて制御信号Scに変換される(合成処理P6)。
周波数変化量検出器68と音圧調整器70により、エンジン回転数変化量Δafを検出し、加速量Δafに応じた重みを制御信号Scに施し、加速操作と音質との間の違和感が取り除かれた制御信号Sccを生成する(加速度調整処理P7)。この処理では、アクセルペダルと変速機を利用した加速操作に応じた効果音を発生することができるとともに、所定値以下の加速時、一定速クルーズ時、及び減速時には、効果音の発生を抑制することができる。
なお、この発明は、上述した実施形態に限らず、図17の変形例に示すように、例えば図6例の移動体用効果音発生装置103について、各基準信号生成器18から出力される3個の調波の基準信号Sr1、Sr2、Sr3の周波数が異なることを考慮すれば、3つの第1音響補正器51を、これら3つの第1音響補正器51の周波数範囲をカバーする1つの広帯域な第1音響補正器51で代用して平坦化処理を行うことにする等、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
図1は、この発明の第1実施形態に係る移動体用効果音発生装置の構成を示すブロック図である。 図2Aは、測定したゲイン特性図である。 図2Bは、ゲイン特性を反転したゲイン特性図である。 図2Cは、補正後のゲイン特性図である。 図2Dは、所定周波数範囲を強調するゲイン特性図である。 図2Eは、所定周波数範囲が強調された反転ゲイン特性図である。 図3Aは、波形データメモリの内容を示す説明図である。 図3Bは、波形データメモリを参照して生成された正弦波を示す説明図である。 図4は、補正前後の音圧レベルの周波数特性を示している。 図5は、この発明の第2実施形態に係る移動体用効果音発生装置の構成を示すブロック図である。 図6は、この発明の第3実施形態に係る移動体用効果音発生装置の構成を示すブロック図である。 図7は、この発明の第4実施形態に係る移動体用効果音発生装置の構成を示すブロック図である。 図8は、第4実施形態に係る移動体用効果音発生装置がダッシュボードに取り付けられた車両の模式図である。 図9は、後席補償処理の動作説明に供される模式図である。 図10は、補償前後の後席の乗員位置における音圧の測定結果を示す説明図である。 図11は、第4実施形態に係る移動体用効果音発生装置における平坦化処理の動作説明図である。 図12は、この発明の第5実施形態に係る移動体用効果音発生装置の構成を示すブロック図である。 図13は、エンジンパルスの波形図である。 図14は、音圧調整器に設定される重み付けのゲイン特性を示している。 図15は、音圧調整器に設定される他の重み付けのゲイン特性を示している。 図16は、第5実施形態に係る移動体用効果音発生装置の機能ブロック図である。 図17は、変形例に係る移動体用効果音発生装置の機能ブロック図である。
符号の説明
14、15…スピーカ(出力手段) 16…波形データテーブル
18…基準信号生成器 21…基準信号生成手段
23…周波数検出器 29、31…乗員位置
51、51a…第1音響補正器 52…第2音響補正器
53a〜53c…第3音響補正器 56…合成器
68…周波数変化量検出器 70…音圧調整器
101〜105…移動体用効果音発生装置 201〜204…音響制御手段

Claims (7)

  1. 1周期分の波形を格納する波形データテーブルと、
    エンジンの回転周波数に基づいた調波の基準信号を、前記波形データテーブルから順次波形データを読み込むことにより生成する基準信号生成手段と、
    前記基準信号に基づいた制御信号を生成する音響制御手段と、
    前記制御信号を効果音に変換して出力する出力手段とを備え、
    前記音響制御手段は、
    前記出力手段から乗員位置までの前記基準信号の周波数に応じて変化するゲイン特性を反転させたゲイン特性を有する第1音響補正器を有し、前記基準信号を前記第1音響補正器により周波数に応じて補正して前記制御信号を生成する
    ことを特徴とする移動体用効果音発生装置。
  2. 請求項1記載の移動体用効果音発生装置において、
    前記音響制御手段は、
    さらに、前記基準信号の所定周波数範囲の大きさを調整する第2音響補正器を有し、前記基準信号を前記第1音響補正器及び前記第2音響補正器とに基づいて周波数に応じて補正して前記制御信号を生成する
    ことを特徴とする移動体用効果音発生装置。
  3. 請求項1記載の移動体用効果音発生装置において、
    前記基準信号生成手段は、
    エンジンの回転周波数に基づいた複数調波の基準信号を、前記波形データテーブルから順次波形データを読み込むことにより生成する複数の基準信号生成器を有し、
    前記音響制御手段は、
    前記出力手段から乗員位置までの前記基準信号の周波数に応じて変化するゲイン特性を反転させたゲイン特性を有する複数の第1音響補正器と、
    前記複数調波の次数毎の基準信号毎に大きさを調整する複数の第3音響補正器と、
    前記複数調波の各基準信号を前記各第1音響補正器及び前記各第3音響補正器で補正した複数の信号を合成して制御信号を出力する合成器と
    を備えることを特徴とする移動体用効果音発生装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の移動体用効果音発生装置において、
    前記出力手段は、
    第1の出力器と第2の出力器とを備え、
    さらに、前記制御信号を所定特性で処理する補償フィルタを有し、
    前記制御信号を前記第1の出力器を通じて前記効果音に変換して出力するとともに、前記制御信号を前記補償フィルタを介して処理した制御信号を前記第2の出力器を通じて効果音に変換して出力し、
    前記補償フィルタの前記所定特性は、
    前記第1出力器から他の乗員位置までの音響信号の伝達特性を、前記第2出力器から前記他の乗員位置までの伝達特性で除算した商にマイナス1を乗算した値で表した伝達特性とする
    ことを特徴とする移動体用効果音発生装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の移動体用効果音発生装置において、
    さらに、前記エンジンの回転周波数の単位時間当たりの周波数変化量を求める変化量検出器と、
    前記周波数変化量に応じたゲイン特性を有し、該ゲイン特性により前記制御信号を補正し、補正した制御信号を前記出力手段、又は前記第1出力器と前記補償フィルタに出力する音圧調整器とを備え、
    前記音圧調整器は、前記周波数変化量が所定値以下のときには、前記ゲイン特性が一定値となるように設定されている
    ことを特徴とする移動体用効果音発生装置。
  6. 請求項5記載の移動体用効果音発生装置において、
    前記音圧調整器は、前記周波数変化量が第2所定値より大きいときには、前記ゲイン特性が前記周波数変化量の増加に応じてゲインが減少するように設定されている
    ことを特徴とする移動体用効果音発生装置。
  7. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の移動体用効果音発生装置において、
    さらに、前記エンジンの回転周波数の単位時間当たりの周波数変化量を求める変化量検出器と、
    前記周波数変化量に応じたゲイン特性を有し、該ゲイン特性により前記制御信号を補正し、補正した制御信号を前記出力手段、又は前記第1出力器と前記補償フィルタに出力する音圧調整器とを備え、
    前記音圧調整器は、前記周波数変化量が第2所定値より大きいときには、前記ゲイン特性が前記周波数変化量の増加に応じてゲインが減少するように設定されている
    ことを特徴とする移動体用効果音発生装置。
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