JP5238368B2 - 車両用能動型音響制御システム - Google Patents

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Description

この発明は、車室内に生ずる振動騒音に対する相殺音を発生させて前記振動騒音を低減する能動型騒音制御装置と、擬似エンジン音としての効果音を発生させて前記車室内の音響効果を高める能動型効果音発生装置と、とを有する車両用能動型音響制御システムに関する。
車室内の騒音に関連して音響を制御する装置として、能動型騒音制御装置(Active Noise Control Apparatus)(以下「ANC装置」と称する。)が知られている。ANC装置は、車両に搭載されたエンジンの作動(振動)等に応じて車室内に生ずる振動騒音に対する相殺音を発生させて前記振動騒音を低減する。すなわち、ANC装置では、振動騒音に対する逆位相の相殺音を車室内のスピーカから出力することにより、前記振動騒音を低減する。また、振動騒音と相殺音の誤差は、乗員の耳位置近傍に配置されたマイクロフォンにより残留騒音として検出され、その後の相殺音の決定に用いられる。
ANC装置では、相殺音がスピーカからマイクロフォンまで伝達するまでの変化(伝達関数)を考慮して相殺音を発生させるが、この伝達関数は種々の要因により変化する。そこで、伝達関数を補正することが可能なANC装置が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、伝達関数を同定(特定)するための同定音をスピーカから発生させ、この同定音をマイクロフォンにより検出する。そして、その検出結果を用いて相殺音の伝達関数の補正値を算出する(特許文献1の図7、段落[0064]〜[0072]参照)。ここで用いられる同定音は、乗員に不快感を与えないために、暗騒音{対象とする騒音(例えば、エンジンノイズ)がないときに存在している騒音}よりも所定デシベル小さい音圧レベルに設定される(特許文献1の要約参照)。
ところで、車室内の騒音に関連して音響を制御する装置として、ANC装置以外にも、能動型効果音発生装置(Active Sound Control Apparatus)(以下「ASC装置」と称する。)が存在する。ASC装置は、例えば、エンジン回転周波数に対応する効果音(擬似エンジン音)を発生させることで、車両の速度変化を強調するなど車室内の音響効果を高める(例えば、特許文献2及び特許文献3参照)。さらに、ANC装置とASC装置を組み合わせて用いる能動型音響制御システムも開発されている(例えば、特許文献4及び特許文献5参照)。
特開平05−265468号公報 特開2006−301598号公報 特開2007−256841号公報 特開2007−185994号公報 特開2006−327540号公報
上述の通り、特許文献1で用いる同定音は、乗員に不快感を与えないために、暗騒音よりも所定デシベル小さい音圧レベルに設定される。このため、同定音を検出するマイクロフォンの検出分解能を十分に利用することができず、相殺音の伝達関数を十分には補正できない。
この発明は、このような問題を考慮してなされたものであり、乗員に不快感を与えずに、相殺音の伝達関数を高精度に補正することができる車両用能動型音響制御システムを提供することを目的とする。
この発明に係る車両用能動型音響制御システムは、車室内に生ずる振動騒音に対する相殺音を発生させて前記振動騒音を低減する能動型騒音制御装置(ANC装置)と、擬似エンジン音としての効果音を発生させて前記車室内の音響効果を高める能動型効果音発生装置(ASC装置)とを有するものであって、前記ANC装置は、前記相殺音を出力する相殺音出力部と、前記振動騒音と前記相殺音との誤差を検出する誤差検出部と、前記相殺音出力部から前記誤差検出部までの前記相殺音の伝達関数を用いて前記相殺音を決定し、決定した前記相殺音を前記相殺音出力部に出力させる相殺音決定部とを備え、前記相殺音決定部は、前記相殺音の伝達関数を補正するための同定音として前記効果音を用い、前記効果音の伝達関数を求め、求めた前記効果音の伝達関数を用いて前記相殺音の伝達関数を補正する伝達関数補正部を有することを特徴とする。
この発明によれば、相殺音の伝達関数を補正するための同定音として擬似エンジン音としての効果音を用い、この効果音について求めた伝達関数を用いて相殺音の伝達関数を補正する。前記効果音は、乗員に不快感を与えずに振幅(音量)を大きくできるものであるため、相殺音の伝達関数を高精度に補正することができる。
前記効果音は、例えば、エンジン回転周波数、車速、スロットル弁の開度、タイヤの回転周波数、ホイールの回転周波数、プロペラシャフトの回転周波数、変速機のシャフトの回転周波数、前記エンジンのインテークマニホールド内圧力、前記エンジンの点火角度、前記車両の車速変化量、エンジンマウントの変位、及び駆動モータの回転周波数の少なくとも1つに基づいて生成することができる。
前記伝達関数補正部は、前記効果音を発生させるために用いられる車両の走行状態又はエンジンの作動状態に関し、前記相殺音の伝達関数を有効に特定できる範囲を予め設定しておき、前記相殺音の伝達関数を補正するかどうかを、前記車両の走行状態又は前記エンジンの作動状態に基づいて決定することが好ましい。これにより、相殺音の伝達関数を有効に特定できるときのみ相殺音の伝達関数を補正するため、相殺音の伝達関数の補正の有効性を担保することができる。
前記ASC装置は、エンジン回転周波数に応じて前記効果音を発生させ、前記伝達関数補正部は、前記相殺音の周波数が取り得る範囲である相殺音周波数範囲(第1所定範囲を予め設定しておき、前記効果音の周波数が前記相殺音周波数範囲内にないとき、前記相殺音の伝達関数の補正を中止してもよい。これにより、相殺音の伝達特性の更新が有効となる場合にのみ、当該更新を行い、余分な処理を回避することができる。
また、前記ASC装置は、エンジン回転周波数に応じて前記効果音を発生させ、前記伝達関数補正部は、前記効果音の周波数の変化量に関し、前記相殺音の伝達関数を有効に特定するための伝達関数有効特定範囲(第2所定範囲を予め設定しておき、前記効果音の周波数の変化量が、前記伝達関数有効特定範囲内にないとき、前記相殺音の伝達関数の補正を中止してもよい。これにより、効果音の伝達関数を有効に特定できる場合のみ、相殺音の伝達関数を補正するため、効果音の周波数の変化量の変化(すなわち、エンジン回転周波数の変化量の変化)に伴う精度低下を回避することができる。
前記ASC装置は、エンジン回転周波数又は前記エンジン回転周波数の変化量に基づいて前記効果音の振幅を調整し、前記伝達関数補正部は、前記効果音の振幅に関し、前記相殺音の伝達関数を有効に補正するための伝達関数有効補正範囲(第3所定範囲を予め設定しておき、前記効果音の振幅が、前記伝達関数有効補正範囲内にないとき、前記相殺音の伝達関数の補正を中止することもできる。これにより、相殺音の伝達関数を有効に特定できる場合のみ、相殺音の伝達関数を補正するため、効果音の振幅の変化に伴う精度低下を回避することができる。
前記伝達関数補正部は、前記相殺音の伝達関数を有効に補正するための前記効果音の振幅の最小値及び最大値の少なくとも一方を予め設定しておき、前記効果音の振幅が、前記最小値を下回るとき又は前記最大値を上回るとき、前記相殺音の伝達関数の補正を中止してもよい。効果音の振幅が小さ過ぎると、例えば、効果音の検出精度が低下するため、効果音の伝達関数を特定する精度も低下する。また、効果音の振幅が大き過ぎると、例えば、効果音の検出範囲を超え、検出値が飽和してしまうため、効果音の伝達関数を特定する精度が低下する。その結果、いずれの場合も、相殺音の伝達関数を補正する精度が低くなる。上記によれば、これらの場合は、相殺音の伝達関数の補正を行わないため、補正精度を担保することができる。
前記ANC装置と前記ASC装置を同時に作動させることもできる。これにより、ANC装置を停止させなくても、相殺音の伝達関数を補正することができるようになり、当該補正を行う頻度を増加させ、相殺音の伝達関数の信頼性を向上させることができる。
前記伝達関数補正部は、前記相殺音の周波数と前記効果音の周波数の差に関し、前記相殺音の伝達関数を有効に特定することができない伝達関数特定不可範囲(第4所定範囲を予め設定しておき、前記差が前記伝達関数特定不可範囲内にあるとき、前記相殺音の伝達関数の補正を中止してもよい。これにより、相殺音の周波数と効果音の周波数が近過ぎることに伴う精度低下を回避することができる。
この発明によれば、相殺音の伝達関数を補正するための同定音として擬似エンジン音としての効果音を用い、この効果音について求めた伝達関数を用いて相殺音の伝達関数を補正する。前記効果音は、乗員に不快感を与えずに振幅(音量)を大きくできるものであるため、相殺音の伝達関数を高精度に補正することができる。
A.一実施形態
以下、この発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
[1.システム構成]
(1)車両用能動型音響制御システム10の全体構成
図1は、この発明の一実施形態に係る車両用能動型音響制御システム10(以下「システム10」とも称する。)の概略的な構成を示す図である。システム10は、ガソリン車や電気自動車等の車両に搭載されるものであり、ANC装置及びASC装置双方の機能を合わせ持つ。
システム10は、エンジン回転周波数検出器12(以下「fe検出器12」とも称する。)と、ECU14(ECU:Electric Control Unit)と、スピーカ16と、マイクロフォン18とを有する。ANC装置の機能は、fe検出器12、ECU14の相殺音決定部22(後述)、スピーカ16及びマイクロフォン18により実現される。ASC装置の機能は、fe検出器12、ECU14の効果音決定部24(後述)及びスピーカ16により実現される。
なお、図1及び後述する図2では、スピーカ16及びマイクロフォン18をそれぞれ1つずつしか示していないが、発明の理解の容易化のためであり、システム10の用途に応じて複数のスピーカ16及びマイクロフォン18を用いることもできる。その場合、その他の構成要素の数も適宜変更される。
(2)fe検出器12
fe検出器12は、エンジン20からのエンジンパルスEpに基づいてエンジン回転周波数fe[Hz]を検出し、ECU14に出力する。
(3)ECU14
ECU14は、マイクロコンピュータ21(図2)、図示しない入力回路及び出力回路、図示しないメモリ等を備える。マイクロコンピュータ21は、相殺音CSを決定する機能(相殺音決定機能)、効果音SEを決定する機能(効果音決定機能)等の機能をソフトウェア処理により実行可能である。
図2は、マイクロコンピュータ21においてソフトウェア処理で実現される概略的な機能を回路構成として示すブロック図である。図2に示すように、マイクロコンピュータ21は、相殺音決定部22、効果音決定部24及び加算器26を有する。
(a)相殺音決定部22
相殺音決定部22は、エンジン回転周波数fe、マイクロフォン18からの誤差信号e(後述)及びECU14の効果音決定部24からの制御信号Sc2(後述)に基づいて、相殺音CSを示す制御信号Sc1を加算器26に出力する。後述する伝達関数更新部38を除き、相殺音決定部22は、基本的に、特許文献1、3、4と同様の構成及び処理を用いることができる。
相殺音決定部22は、次数調整部28と、基準信号生成部30(以下「Sb1生成部30」とも称する。)と、適応フィルタ32と、参照信号生成部34(以下「Sr1生成部34」とも称する。)と、フィルタ係数演算部36と、伝達関数更新部38とを有する。なお、図2では、相殺音決定部22の各構成要素は、それぞれ1つずつ示されているが、これは簡略化して記載したものであり、実際には、例えば、特許文献1又は特開2004−361721号公報に示されているように、各構成要素は、複数設けられる。
相殺音決定部22では、次数調整部28において、エンジン回転周波数fe(エンジン回転数NE[rpm]/60)の次数を調整した調波信号mfe(mは実数で次数を示す。)を生成する。次いで、Sb1生成部30において、図示しない波形データテーブルに記憶されている波形データと調波信号mfeとに基づいて余弦波及び(又は)正弦波の基準信号Sb1を生成する(上述の通り、図2では、簡略化して記載している。)。適応フィルタ32において、基準信号Sb1に対して適応フィルタ処理を施す。適応フィルタ処理後の信号(制御信号Sc1)を加算器26に送信する。
適応フィルタ32で用いるフィルタ係数Wは、Sr1生成部34において基準信号Sb1に対して伝達関数処理を施すことで得られた参照信号Sr1と、マイクロフォン18からの誤差信号eとを用いて最小二乗法(LMS)アルゴリズム演算を行うフィルタ係数演算部36において演算され、このフィルタ係数演算部36により更新される。
Sr1生成部34における伝達関数処理は、スピーカ16からマイクロフォン18への相殺音CSの伝達関数C^(フィルタ係数)に基づき基準信号Sb1を補正するものである。この伝達関数処理で用いられる伝達関数C^は、スピーカ16からマイクロフォン18への相殺音CSの実際の伝達関数Cの予測値であり、伝達関数更新部38により更新(補正)される。図3には、Sr1生成部34で用いる伝達関数C^の一例が示されている。図3における実部及び虚部の詳細については、例えば、特開2004−361721号公報を参照されたい(なお、上述したように、Sr1生成部34は、簡略化されて記載されている。)。
伝達関数更新部38は、減算器40と、遅延器42と、伝達関数演算部44と、適応フィルタ46と、伝達関数更新制御部48(以下「更新制御部48」とも称する。)とを有する。
減算器40は、マイクロフォン18からの誤差信号eと、適応フィルタ46から出力された制御信号Sc2’との差を示す誤差信号e2を遅延器42に出力する。遅延器42は、効果音決定部24から伝達関数演算部44に送信される制御信号Sc2と、減算器40からの誤差信号e2とのタイミング合わせに用いられる。伝達関数演算部44は、制御信号Sc2と誤差信号e2とを用いてLMSアルゴリズム演算を行い、適応フィルタ46のフィルタ係数Wsqzを更新する。更新制御部48は、後述する所定の条件が満たされたとき、Sr1生成部34の伝達関数C^をフィルタ係数Wsqzに変更して伝達関数C^を更新(補正)する。
(b)効果音決定部24
効果音決定部24は、エンジン回転周波数feに基づき、擬似エンジン音としての効果音SEを示す制御信号Sc2を加算器26に出力する。効果音決定部24は、基本的に、特許文献2〜4と同様の構成及び処理を用いることができる。
効果音決定部24は、次数調整部50と、基準信号生成部52(以下「Sb2生成部52」とも称する。)と、基準信号調整部54(以下「Sb2調整部54」とも称する。)と、エンジン回転周波数変化量演算部56(以下「Δaf演算部56」とも称する。)とを有する。
効果音決定部24では、次数調整部50において、エンジン回転周波数feに基づいてより高調波の周波数信号である調波信号nfe(nは実数で次数を示す。)を生成する。この調波信号nfeは、通常、相殺音決定部22における調波信号mfeとは次数(周波数)が異なる(n≠m)。次いで、Sb2生成部52において、図示しない波形データテーブルに記憶されている波形データと調波信号nfeとに基づいて基準信号Sb2を生成する。
また、Sb2調整部54において、基準信号Sb2の振幅等の成分が調整される。ここでの調整は、例えば、特許文献2に記載の平坦化処理(特許文献2の段落[0044]〜[0051]、[0096]参照)、周波数強調処理(特許文献2の段落[0054]〜[0057]、[0096]参照)、次数毎補正処理(特許文献2の段落[0063]、[0097]参照)、加速度調整処理(特許文献2の段落[0081]〜[0089]、[0099]参照)を用いることができる。前記加速度調整処理に際しては、Δaf演算部56で演算されたエンジン回転周波数変化量Δaf[Hz/秒]が用いられ、基準信号Sb2に用いるゲインが調整される。
Sb2調整部54から出力された信号(制御信号Sc2)は、加算器26と、相殺音決定部22の伝達関数演算部44、適応フィルタ46及び更新制御部48とに送信される。
(c)加算器26
加算器26は、相殺音決定部22からの制御信号Sc1と効果音決定部24からの制御信号Sc2とを加算し、制御信号Sc3として出力する。制御信号Sc3は、図示しないデジタル/アナログ変換器(D/A変換器)によりアナログ変換された後、スピーカ16に送信される。
(4)スピーカ16
スピーカ16は、ECU14からの制御信号Sc3に基づく合成音SS(相殺音CS及び効果音SEの少なくとも一方を含む音)を出力する。
(5)マイクロフォン18
マイクロフォン18は、エンジン20からの振動騒音(エンジンノイズEN)とスピーカ16から出力された合成音SSとの誤差(残留騒音)を検出し、誤差信号eとしてECU14の相殺音決定部22に出力する。
[2.車両用能動型音響制御システム10(相殺音決定部22)における伝達関数C^の更新処理]
(1)更新処理の内容
図4には、システム10(相殺音決定部22)における相殺音CSの伝達関数C^の更新処理のフローチャートが示されている。この更新処理は、基本的に、特許文献1と同様のものを用いることができるが、相殺音CSの伝達関数C^を補正するための同定音として効果音SEを用いる点等で異なる。上記の通り、当該更新処理は、ECU14のマイクロコンピュータ21におけるソフトウェア処理により実行される。
ステップS1において、マイクロコンピュータ21は、制御信号Sc3を生成する。制御信号Sc3は、相殺音決定部22で生成された制御信号Sc1と、効果音決定部24で生成された制御信号Sc2を加算器26で足し合わせたものである。本実施形態において、制御信号Sc2は、伝達関数C^を同定(特定)するための信号(同定信号)として機能するため、制御信号Sc3も同定信号を含んでいる。
ステップS2において、スピーカ16は、制御信号Sc3に対応する合成音SS(相殺音CSと効果音SEを合わせた音)を出力する。なお、相殺音CS又は効果音SEの一方が無い場合、他方のみが出力されることもある。
ステップS3において、マイクロフォン18は、エンジンノイズENと合成音SSとの誤差を残留騒音として検出し、この残留騒音に対応する誤差信号eを出力する。合成音SSは、相殺音CSと効果音SEを含むものであり、相殺音CSはエンジンノイズENを除去するためのものである。このため、前記残留騒音には、少なくとも効果音SEが含まれる。
ステップS4において、伝達関数更新部38は、誤差信号eと制御信号Sc2’に基づいて誤差信号e2を算出する。制御信号Sc2’は、効果音決定部24からの制御信号Sc2を、適応フィルタ46においてフィルタ処理(伝達関数処理)することにより得られたものである。
ステップS5において、伝達関数更新部38は、制御信号Sc2と誤差信号e2とを用いてLMSアルゴリズム演算を行い、適応フィルタ46のフィルタ係数Wsqzを更新する。
ステップS6において、伝達関数更新部38の更新制御部48は、ステップS5で更新した新たなフィルタ係数Wsqzにより、Sr1生成部34の伝達関数C^を更新する。
(2)伝達関数C^の更新処理の要否判定
本実施形態では、相殺音CSの伝達関数C^の更新処理を選択的に行う。図5には、当該更新処理の要否を判定するフローチャートが示されている。上記の通り、当該更新処理は、ECU14のマイクロコンピュータ21におけるソフトウェア処理により実行される。
ステップS11において、マイクロコンピュータ21は、図示しない操作スイッチからの信号等により、相殺音CSの出力の要否を判定する。相殺音CSの出力を要さない場合(S11:No)、処理を終了する。相殺音CSの出力を要する場合(S11:Yes)、ステップS12に進む。ステップS12において、マイクロコンピュータ21は、相殺音決定部22を作動させ、制御信号Sc1を出力させる。ステップS13において、マイクロコンピュータ21は、効果音決定部24を作動させ、制御信号Sc2を出力させる。
ステップS14において、相殺音決定部22の更新制御部48は、効果音SEの周波数(効果音周波数fse)[Hz]が、所定範囲Rfcs内にあるかどうかを判定する。効果音周波数fseは、例えば、制御信号Sc2に基づいて判定される。また、所定範囲Rfcsは、例えば、相殺音CSの周波数(相殺音周波数fcs)が取り得る範囲とすることができる。これは、効果音周波数fseは、相殺音周波数fcsが取り得ない値となることがあるためであり、本実施形態では、効果音周波数fseが、所定範囲Rfcsを外れた場合、伝達関数C^を更新しない。
効果音周波数fseが所定範囲Rfcs内にない場合(S14:No)、ステップS15において、更新制御部48は、伝達関数C^の更新を中止する。効果音周波数fseが所定範囲Rfcs内にある場合(S14:Yes)、ステップS16に進む。
ステップS16において、更新制御部48は、効果音周波数fseの変化量(効果音周波数変化量Δfse)[Hz/s]が所定範囲RΔfse内にあるかどうかを判定する。効果音周波数変化量Δfseが大きいと、伝達関数C^を安定して検出することができない。このため、伝達関数C^を安定して検出できる効果音周波数変化量Δfseの所定範囲RΔfseを、実験やシミュレーション等により予め決定しておくことにより、伝達関数C^の補正精度を一定レベル以上に担保することができる。
効果音周波数変化量Δfseが所定範囲RΔfse内にない場合(S16:No)、ステップS15において、更新制御部48は、伝達関数C^の更新を中止する。効果音周波数変化量Δfseが所定範囲RΔfse内にある場合(S16:Yes)、ステップS17に進む。
ステップS17において、更新制御部48は、制御信号Sc2の振幅Asc2(効果音SEの振幅を示す。)の絶対値が、最小値Asc2_min以上、最大値Asc2_max以下であるかどうかを判定する。最小値Asc2_minは、例えば、振幅Asc2がそれよりも小さいと、効果音SEの振幅(音量)が小さ過ぎて伝達関数C^を補正する十分な精度が担保できない値に設定される。最大値Asc2_maxは、例えば、振幅Asc2がそれより大きいと、効果音SEの振幅(音量)が大きすぎてマイクロフォン18の検出可能音量を超えてしまうため、誤差信号eの値が飽和し、伝達関数C^を補正する十分な精度が担保できない値に設定される。
振幅Asc2の絶対値が、最小値Asc2_minより小さい場合又は最大値Asc2_maxより大きい場合(S17:No)、ステップS15において、更新制御部48は、伝達関数C^の更新を中止する。振幅Asc2の絶対値が、最小値Asc2_min以上且つ最大値Asc2_max以下である場合(S17:Yes)、ステップS18に進む。
ステップS18において、更新制御部48は、相殺音周波数fcs(制御信号Sc1の周波数)と効果音周波数fse(制御信号Sc2の周波数)の差D(=fcs−fse)が、所定範囲Rd内にあるかどうかを判定する。差Dが小さ過ぎると、加算器26において制御信号Sc1と制御信号Sc2とが互いに打ち消しあってしまうため、マイクロフォン18において効果音SEを十分に検出できず、伝達特性Cの補正を高精度に行うことができなくなってしまう。そこで、所定の精度を担保することができる範囲を所定範囲Rdとして事前に設定しておく。
差Dが所定範囲Rd内にある場合(S18:Yes)、ステップS15において、更新制御部48は、伝達関数C^の更新を中止する。差Dが所定範囲Rd内にない場合(S18:No)、ステップS19に進む。
ステップS19において、更新制御部48は、伝達関数C^の更新を行う。具体的には、新たな伝達関数C^を求めた効果音SEの効果音周波数fseを特定した上で、当該効果音周波数fseにおける伝達関数C^の値(図3参照)を更新する。
[3.本実施形態における効果]
以上のように、本実施形態によれば、相殺音CSの伝達関数C^を補正するための同定音として擬似エンジン音としての効果音SEを用い、効果音SEについて求めたフィルタ係数Wsqz(効果音SEの伝達関数)により相殺音CSの伝達関数C^を更新する。効果音SEは、乗員に不快感を与えずに振幅(音量)を大きくできるものであるため、相殺音CSの伝達関数C^を高精度に補正することができる。
本実施形態では、効果音周波数fseが、相殺音周波数fcsが取り得る所定範囲Rfcs内にないとき(S14:No)、相殺音CSの伝達関数C^の補正を行わない(S15)。これにより、相殺音CSの伝達特性Cの更新が有効となる場合にのみ、当該更新を行い、余分な処理を回避することができる。
本実施形態では、効果音周波数変化量Δfseが所定範囲RΔfse内にないとき(S16:No)、相殺音CSの伝達関数C^の補正を行わない(S15)。これにより、効果音SEの伝達関数(フィルタ関数Wsqz)を有効に特定できる場合のみ(すなわち、相殺音CSの伝達関数C^を有効に補正できる場合のみ)、相殺音CSの伝達関数C^を補正する。このため、効果音周波数変化量Δfse(すなわち、エンジン回転周波数変化量Δfe)の変化に伴う精度低下を回避することができる。
本実施形態では、効果音SEを示す制御信号Sc2の振幅Asc2の絶対値について、最小値Asc2_min及び最大値Asc2_maxを予め設定しておき、振幅Asc2の絶対値が、最小値Asc2_minを下回るとき又は最大値Asc2_maxを上回るとき(S17:No)、相殺音CSの伝達関数C^の補正を中止する(S15)。制御信号Sc2の振幅Asc2が小さ過ぎると、マイクロフォン18における効果音SEの検出精度が低下するため、効果音SEの伝達関数(フィルタ係数Wsqz)を特定する精度も低下する。また、効果音SEの振幅Aseが大き過ぎると、マイクロフォン18における効果音SEの検出範囲を超え、検出値が飽和してしまうため、効果音SEの伝達関数を特定する精度が低下する。その結果、いずれの場合も、相殺音CSの伝達関数C^を補正する精度が低くなる。上記によれば、これらの場合は、相殺音CSの伝達関数C^の補正を行わないため、補正精度を担保することができる。
本実施形態では、ANC装置とASC装置を同時に作動させ、相殺音CS及び効果音SEを同時に出力する。これにより、ANC装置を停止させなくても、相殺音CSの伝達関数C^を補正することができるようになり、当該補正を行う頻度を増加させ、相殺音CSの伝達関数C^の信頼性を向上させることができる。
本実施形態では、相殺音周波数fcsと効果音周波数fseの差Dが、所定範囲Rd内にあるとき(S18:Yes)、相殺音CSの伝達関数C^の補正を中止する(S15)。これにより、相殺音周波数fcsと効果音周波数fseが近過ぎることに伴う精度低下を回避することができる。
B.この発明の応用
なお、この発明は、上記実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、以下に示す構成を採ることができる。
上記実施形態では、相殺音CSを発生させる振動騒音として、エンジンノイズENを用いたが、これに限られない。例えば、ロードノイズ、車体の振動騒音も含まれる。
上記実施形態では、効果音SEをエンジン回転周波数feに応じて発生させたが、これに限られない。例えば、車速、スロットル弁の開度、タイヤの回転周波数、ホイールの回転周波数、プロペラシャフトの回転周波数、変速機のシャフトの回転周波数、エンジン20のインテークマニホールド内圧力、エンジン20の点火角度、車両の車速変化量、エンジンマウントの変位、又は駆動モータの回転周波数(電気自動車等の場合)を用いることができる。例えば、これらの数値が増加する程、効果音SEを大きくする構成(例えば、特許文献2の図14、図15のような特性を用いる構成)にこの発明を適用することができる。また、効果音SEの振幅は、特許文献3の段落[0083]〜[0088]に記載されているように、シフト位置に応じて効果音SEの音圧を調整することもできる。
上記実施形態では、相殺音CSの伝達特性C^を更新するかどうかを判断する基準として、効果音周波数fseが、所定範囲Rfcs内にあるかどうか(S14)、効果音周波数変化量Δfseが、所定範囲RΔfse内にあるかどうか(S16)、制御信号Sc2の振幅Asc2の絶対値が、最小値Asc2_min以上、最大値Asc2_max以下であるかどうか(S17)及び相殺音周波数fcsと効果音周波数fseの差Dが所定範囲Rd内にあるかどうか(S18)を用いたが、一部又は全部のステップを省略してもよい。或いは、別のステップにより伝達特性C^の更新の要否を判定することもできる。
上記実施形態では、ステップS14の判定を効果音周波数fseに基づいて行ったが、これに限られない。例えば、効果音周波数fseとエンジン回転周波数feは、係数nの値が特定されれば、一対一に対応するものである場合、ステップS14の代わりに、エンジン回転周波数feを用いた判定を行うこともできる。ステップS16の判定も同様であり、効果音周波数変化量Δfseではなく、例えば、エンジン回転周波数変化量Δfeを用いることもできる。
この発明の一実施形態に係る車両用能動型音響制御システムの概略的な構成図である。 図1の車両用能動型音響制御システムのECUにおいてソフトウェア処理で実現される概略的な機能を回路構成として示すブロック図である。 本実施形態における相殺音の伝達関数の一例を示す図である。 本実施形態における相殺音の伝達関数の更新処理のフローチャートである。 本実施形態における相殺音の伝達関数の更新処理の要否を判定するフローチャートである。
符号の説明
10…車両用能動型音響制御システム 16…スピーカ(相殺音出力部)
18…マイクロフォン(誤差検出部) 20…エンジン
22…相殺音決定部 24…効果音決定部
38…伝達関数更新部(伝達関数補正部)
Asc2…制御信号Sc2の振幅 Asc2_min…最小値
Asc2_max…最大値 C…相殺音の伝達関数(実際の値)
C^…相殺音の伝達関数(予測値) CS…相殺音
D…相殺音周波数と効果音周波数の差 EN…エンジンノイズ(振動騒音)
fcs…相殺音周波数 fe…エンジン回転周波数
fse…効果音周波数 Rd…所定範囲(第4所定範囲)
Rfcs…所定範囲(第1所定範囲)
RΔfse…所定範囲(第2所定範囲) SE…効果音
SS…合成音 Δfse…効果音周波数変化量

Claims (6)

  1. 車室内に生ずる振動騒音に対する相殺音を発生させて前記振動騒音を低減する能動型騒音制御装置(ANC装置)と、
    擬似エンジン音としての効果音を発生させて前記車室内の音響効果を高める能動型効果音発生装置(ASC装置)と
    を有する車両用能動型音響制御システムであって、
    前記ASC装置は、エンジン回転周波数に応じて前記効果音を発生させ、
    前記ANC装置は、
    前記相殺音を出力する相殺音出力部と、
    前記振動騒音と前記相殺音との誤差を検出する誤差検出部と、
    前記相殺音出力部から前記誤差検出部までの前記相殺音の伝達関数を用いて前記相殺音を決定し、決定した前記相殺音を前記相殺音出力部に出力させる相殺音決定部と
    を備え、
    前記相殺音決定部は、
    前記相殺音の伝達関数を補正するための同定音として前記効果音を用い、
    前記効果音の伝達関数を求め、求めた前記効果音の伝達関数を用いて前記相殺音の伝達関数を補正する伝達関数補正部を有し、
    前記伝達関数補正部は、
    前記効果音を発生させるために用いられる車両の走行状態又はエンジンの作動状態に関し、前記相殺音の伝達関数を有効に特定できる範囲を予め設定しておき、
    前記相殺音の伝達関数を補正するかどうかを、前記車両の走行状態又は前記エンジンの作動状態に基づいて決定し、
    さらに、前記伝達関数補正部は、
    前記効果音の周波数の変化量に関し、前記相殺音の伝達関数を有効に特定するための伝達関数有効特定範囲を予め設定しておき、
    前記効果音の周波数の変化量が、前記伝達関数有効特定範囲内にないとき、前記相殺音の伝達関数の補正を中止する
    ことを特徴とする車両用能動型音響制御システム。
  2. 請求項記載の車両用能動型音響制御システムにおいて、
    記伝達関数補正部は、
    前記相殺音の周波数が取り得る範囲である相殺音周波数範囲を予め設定しておき、
    前記効果音の周波数が前記相殺音周波数範囲内にないとき、前記相殺音の伝達関数の補正を中止する
    ことを特徴とする車両用能動型音響制御システム。
  3. 請求項1又は2記載の車両用能動型音響制御システムにおいて、
    前記ASC装置は、前記エンジン回転周波数又は前記エンジン回転周波数の変化量に基づいて前記効果音の振幅を調整し、
    前記伝達関数補正部は、
    前記効果音の振幅に関し、前記相殺音の伝達関数を有効に補正するための伝達関数有効補正範囲を予め設定しておき、
    前記効果音の振幅が、前記伝達関数有効補正範囲内にないとき、前記相殺音の伝達関数の補正を中止する
    ことを特徴とする車両用能動型音響制御システム。
  4. 請求項記載の車両用能動型音響制御システムにおいて、
    前記伝達関数補正部は、
    前記相殺音の伝達関数を有効に補正するための前記効果音の振幅の最小値及び最大値の少なくとも一方を予め設定しておき、
    前記効果音の振幅が、前記最小値を下回るとき又は前記最大値を上回るとき、前記相殺音の伝達関数の補正を中止する
    ことを特徴とする車両用能動型音響制御システム。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の車両用能動型音響制御システムにおいて、
    前記ANC装置と前記ASC装置を同時に作動させる
    ことを特徴とする車両用能動型音響制御システム。
  6. 請求項記載の車両用能動型音響制御システムにおいて、
    前記伝達関数補正部は、前記相殺音の周波数と前記効果音の周波数の差に関し、前記相殺音の伝達関数を有効に特定することができない伝達関数特定不可範囲を予め設定しておき、
    前記差が前記伝達関数特定不可範囲内にあるとき、前記相殺音の伝達関数の補正を中止する
    ことを特徴とする車両用能動型音響制御システム。
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