JP5541162B2 - 音声出力装置 - Google Patents

音声出力装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5541162B2
JP5541162B2 JP2010540341A JP2010540341A JP5541162B2 JP 5541162 B2 JP5541162 B2 JP 5541162B2 JP 2010540341 A JP2010540341 A JP 2010540341A JP 2010540341 A JP2010540341 A JP 2010540341A JP 5541162 B2 JP5541162 B2 JP 5541162B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
audio
reference signal
audio output
driving state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010540341A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2010061569A1 (ja
Inventor
伸之介 長澤
由男 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2010540341A priority Critical patent/JP5541162B2/ja
Publication of JPWO2010061569A1 publication Critical patent/JPWO2010061569A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5541162B2 publication Critical patent/JP5541162B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10KSOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10K15/00Acoustics not otherwise provided for
    • G10K15/02Synthesis of acoustic waves
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R3/00Circuits for transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R3/12Circuits for transducers, loudspeakers or microphones for distributing signals to two or more loudspeakers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2499/00Aspects covered by H04R or H04S not otherwise provided for in their subgroups
    • H04R2499/10General applications
    • H04R2499/13Acoustic transducers and sound field adaptation in vehicles
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R3/00Circuits for transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R3/04Circuits for transducers, loudspeakers or microphones for correcting frequency response

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Audiology, Speech & Language Pathology (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Otolaryngology (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

本発明は、自動車などの車両内において模擬エンジン音等の音声を出力する音声出力装置に関する。
近年、自動車などの車両内においてドライバへの操作感覚の増強や、運転の快適性の創出を目的とし、自動車メーカーを中心として様々な技術の提案がなされている。このような提案のうち、車両の駆動状態に応じて車両内に取り付けられた音声出力部から模擬エンジン音を出力する技術が知られている。
図11は特許文献1に記載された従来の音声出力装置501のブロック図である。音声出力装置501は、駆動状態検出部101と、音声信号生成部102と、音声レベル調整部104A、104Bと、音声レベル調整部104A、104Bにそれぞれに接続されたスピーカ105A、105Bを備える。駆動状態検出部101にて検出された車両の駆動状態に応じて模擬エンジン音を音声信号生成部102が生成する。生成された擬似エンジン音は音声レベル調整部104A、104Bで調整され、スピーカ105A、105Bから出力される。
音声出力装置501は模擬エンジン音を出力することで、車両106のドライバに、アクセル操作に対するエンジン回転数の変化音を強調させ、ドライバに対して車両106の操作感覚を増強させる。また、模擬エンジン音を元々のエンジン音と合成させることによって、音声出力装置501はドライバにとって心地よい周波数特性を持つエンジン音を創出し、ドライバの運転の快適性を向上させる。
なお、図11では駆動状態検出部101等の音声出力装置501の部分は車両106外に描かれているが、実際にはスピーカ105A、105Bと同様に車両106内に設けられている。
従来の音声出力装置501では、スピーカ105A、105Bから出力した模擬エンジン音と、車両106内の壁面等で反射した音とが干渉し、出力した音声の特定の周波数においてピークやディップが生じる場合がある。この結果、運転席や助手席等の所定の位置に着座する乗員に、所望の模擬エンジン音を聴取させることがかなわない場合がある。
特開平2−158296号公報
音声出力装置は車両に搭載される。その音声出力装置は、車両の駆動状態を検出する駆動状態検出部と、検出された駆動状態に応じて基準信号を生成する音声信号生成部と、生成された基準信号を処理する第1と第2のユニットと、第1と第2のユニットで処理された基準信号をそれぞれ出力する第1と第2の音声出力部とを備える。第1のユニットは、第1と第2の音声出力部からそれぞれ出力された基準信号が互いに位相差を有するように基準信号の位相をシフトする位相シフタを含む。
この音声出力装置は所定の位置の乗員にその音声を良好な状態で聴かせることができる。
図1は本発明の実施の形態における音声出力装置のブロック図である。 図2は実施の形態における音声出力装置が設置される車両内の位置と音圧の関係を示す。 図3は実施の形態における音声出力装置で記憶されている基準信号の波形のデータを示す。 図4は図3に示すデータを表すデータテーブルを示す。 図5は実施の形態における音声出力装置の位相シフタの動作を示す。 図6は比較例の音声出力装置の位相シフタがシフトする位相を示す。 図7は実施の形態における音声出力装置の位相シフタがシフトする位相を示す。 図8は実施の形態における他の音声出力装置のブロック図である。 図9は実施の形態におけるさらに他の音声出力装置のブロック図である。 図10は実施の形態におけるさらに他の音声出力装置のブロック図である。 図11は従来の音声出力装置のブロック図である。
図1は本発明の実施の形態における音声出力装置1001のブロック図である。音声出力装置1001は駆動状態検出部1と、音声信号生成部2と、位相シフタ3と、音声レベル調整部4A、4Bと、スピーカ6A、6Bとを備える。位相シフタ3と音声レベル調整部4Aはユニット5Aを構成する。音声レベル調整部4Bはユニット5Bを構成する。スピーカ6A、6Bはユニット5A、5Bにそれぞれ接続されている。音声出力装置1001は車両7に搭載されている。図1において音声信号生成部2等の音声出力装置1001の構成部分は車両7外に描かれているが、これらの構成部分スピーカ6A、6Bと同様に車両7内に設けられている。スピーカ6A、6Bは、車両7の車内空間7Cを介して互いに対向する壁面7A、7Bに設けられ、互いに対向する方向に音声を出力する。
スピーカ6A、6Bは音声出力装置1001から模擬エンジン音を車両7内に出力する音声出力部であり、車両7の運転席及び助手席のドアに装着されている。スピーカ6A、6Bはユニット5A、5Bが出力する音声信号を実際に音声として出力する。スピーカ6A、6Bは車両7の後部座席の左右のドアに装着してもよい。
駆動状態検出部1は車両7を駆動する状態である駆動状態を検出する。具体的には、駆動状態検出部1は、エンジン回転数やアクセル開度情報、車両の加速度等の車両7の走行状態を検出し、検出した走行状態を基に実際のエンジンの負荷と応答状態を推定して、車両7の駆動状態を検出する。
音声信号生成部2は、駆動状態検出部1で検出された車両7の駆動状態を基に、車両7を運転するドライバの運転状態に対して最も適した模擬エンジン音の基準波形を生成する。音声信号生成部2は、車両7の駆動状態と模擬エンジン音の情報との対応を示すテーブルを有しており、検出された駆動状態に基づいてテーブルを参照して模擬エンジン音の基準波形を判定して生成する。なお、模擬エンジン音の情報は、レベルの周波数特性や位相の周波数特性、含まれる高調波の次数等の各要素として音声信号生成部2に記憶されている。音声信号生成部2は、必要な高調波の次数の分の周波数の正弦波を基準波形として生成し、あるいは複数の高調波成分を含む矩形波や三角波等の非正弦波を生成する。
ユニット5A、5Bの音声レベル調整部4A、4Bは、音声信号生成部2にて生成された模擬エンジンの基準波形のレベルを調整する。ユニット5Aで位相シフタ3が音声信号生成部2の後段に接続されている。
なお、実施の形態における音声出力装置1001は、2つのユニット5A、5Bと2つのスピーカ6A、6Bを備えるが、2つより多いユニットと、それらのユニットにそれぞれ接続されたスピーカを備えてもよい。
位相シフタ3は、音声信号生成部2にて生成された基準波形の位相をシフトし、ユニット5B等のユニット5Aの他のユニットの少なくとも1つが出力する音声信号と所定の位相差を有する音声信号をユニット5Aから出力させる。周波数ごとの位相シフタ3でシフトする位相量である位相特性は、ドライバの運転状態に最も適した模擬エンジン音を提供するために駆動状態検出部1により検出された車両7の駆動状態に応じた位相特性である。
音声レベル調整部4Aは、位相シフタ3から出力された音声信号のレベルが所定の周波数特性を有するように周波数ごとのゲインを調整する。同様に、音声レベル調整部4Bは、音声信号生成部2で生成された音声信号のレベルが所定の周波数特性を有するように周波数ごとのゲインを調整する。所定の周波数特性とは、位相シフタ3での位相特性と同様に、駆動状態検出部1により検出された車両7の駆動状態に応じた周波数特性である。
以下、実施の形態における音声出力装置1001の動作について説明する。
ドライバが車両7を運転すると、ドライバによるアクセル開度の情報や、車両7のエンジンの回転数、加速度といった車両7の走行の情報が信号として駆動状態検出部1に出力される。この信号により、駆動状態検出部1は現在の車両7の駆動状態を検出する。
駆動状態検出部1によって検出された車両駆動状態は信号として音声信号生成部2に出力される。この信号を基に、音声信号生成部2はスピーカ6A、6Bに模擬エンジン音等の音声を出力させる音声信号を生成する。
ユニット5Aでは、位相シフタ3が音声信号の位相を補正し、音声レベル調整部4Aが音声信号の周波数ごとのレベルを調整する。
ユニット5Bでは、音声レベル調整部4Bが音声信号生成部2にて生成した音声信号の周波数ごとのレベルを調整する。ユニット5Bは位相シフタ3を備えておらず、音声信号の位相を補正しない。
ユニット5A、5Bから出力された信号はスピーカ6A、6Bから音声としてそれぞれ出力される。
図2は音声出力装置1001が搭載された車両7内の位置と、擬似エンジン音の周波数250Hzの音圧の関係を示し、1.4mだけ離れた壁面7A、7Bの反射のみを考慮した、音波の干渉のシミュレーションモデルを示す。図2において、縦軸は音圧を表し、横軸は壁面7Aから壁面7Bまでの間で壁面7Aからの距離を表す。特性P1は、位相シフタ3で位相を補正していない比較例の音声出力装置の音圧レベルを示し、特性P2は位相シフタ3で位相を逆位相に補正した音声出力装置1001の音圧レベルを示す。
比較例の音声出力装置では、特性P1で示すように、スピーカ6A、6Bから同位相の250Hzの正弦波の音声を出力すると、壁面7A、7Bからそれぞれ0.35m付近の位置において大きなディップが生じる。車両7の運転席や助手席が壁面7A、7Bから0.35mに位置する場合、運転席や助手席に着座する乗員は、模擬エンジン音の250Hzの周波数の音声を聴取するのが非常に困難であり、結果として所望の模擬エンジン音をそれら乗員に提供できない。
実施の形態による音声出力装置1001では、スピーカ6Aから出力される音声に対してスピーカ6Bから出力される音声とは逆位相となるように位相シフタ3にて位相を補正した場合、車両7内の音波の干渉の影響を緩和することができ、特性P2に示すように、ディップを極端に低減させることができる。この結果、乗員は250Hzの周波数の音声を問題なく聴取することが可能となる。
このように、ユニット5A、5Bは音声信号生成部2で生成した基準信号を処理する。音声出力部であるスピーカ6A、6Bはユニット5A、5Bで処理された基準信号をそれぞれ出力する。位相シフタ3は、スピーカ6A、6Bから出力された基準信号が互いに位相差を有するように基準信号の位相をシフトする。
複数次数の高調波を含む音声である模擬エンジン音において、位相シフタ3が音声信号の位相を複数の周波数ごとに対応する量だけシフトすることにより、車両7内の所定の位置(壁面7A、7Bから0.35m)におけるディップやピークを抑制することが可能となる。この結果、乗員は音声信号生成部2で生成した音声信号すなわち模擬エンジンを良好な状態にて聴取することが可能となる。
音声信号生成部2は基準信号の波形の1周期分の離散化されたデータをデータテーブルとして保持する。基準信号の波形が正弦波や三角波、方形波等の規則性を有する波形である場合は、音声信号生成部2は少なくとも1/4周期分の波形のデータを保持することで、音声信号を生成することが可能となる。データテーブルは、音声信号生成部2が基準信号を出力する出力サンプリング周期で基準信号の1周期分をサンプリングするポイントと、それらのポイントでサンプリングして得られたレベルの複数のサンプリング値を保持する。図3は基準信号である正弦波の波形を示し、さらに、その波形をデータテーブルとして保持する複数のサンプリング値で示す。図4は、音声信号生成部2がその波形を保持するデータテーブルを示す。図3において縦軸は基準信号の値を表し、横軸は時間を表す。信号の出力サンプリング周期が0.333ms(3000Hz)である場合、図3、図4に示すように、データテーブルは1周期分の正弦波の波形を示す3000個のサンプリング値を含む。なお、波形のサンプリング値の数は、出力サンプリング周期を上回る数であってもよい。
音声信号生成部2は出力サンプリング周期ごとに、駆動状態検出部1が検出した駆動状態に応じた間隔でデータテーブルからサンプリング値を出力することで基準信号を生成する。例えば、出力サンプリング周期が0.333ms(3000Hz)で正弦波の1周期分を示す3000個のサンプリング値をデータテーブルとして保持している場合、サンプリング周期ごとに50個の間隔で3000個のサンプリング値をデータテーブルより抽出することで、50Hzの正弦波を生成することが可能となる。
ユニット5Aの位相シフタ3は、ユニット5Bがデータテーブルから抽出するサンプリング値のポイントに対して、位相をシフトする量だけ離れたポイントのサンプリング値をデータテーブルが保持する複数のサンプリング値から抽出することにより、その量の位相差を作ることが可能となる。ユニット5Aの位相シフタ3は、音声信号生成部2からユニット5Bに出力されるサンプリング値のポイントから、位相をシフトする量に対応する数TSだけ離れたポイントのサンプリング値をデータテーブルから抽出することで、ユニット5Bに出力される音声信号に対して位相をシフトした音声信号を出力することができる。例えば、スピーカ6Bから出力される音に対して、スピーカ6Aで出力される音声を−π/2だけ位相をシフトする場合の波形を図5に示す。図5に示すように、3000個のサンプリング値を有するデータテーブルにおいて750個(=3000×(π/2)/2π)の数TSだけ離れたポイントのサンプリング値を抽出することにより、ユニット5Aは、ユニット5Bから出力される音声信号に対して、−π/2だけ位相をシフトした音声信号を生成することが可能となる。
位相シフタ3は、1つのサンプリング値を抽出するごとに位相をシフトする量すなわち数TSの増分DTSの最大値を保持してもよい。この場合、位相シフタ3は、1つのサンプリング値をデータテーブルから抽出するたびに、数TSを増分DTSの最大値だけ累積することで所定の量だけ音声信号の位相をシフトすることができる。なお、位相シフタ3は、1つのサンプリング値を抽出するごとに数TSを増加させる増分DTSの最大値ではなく、複数のサンプリング値を抽出するごとに数TSを増加させる増分DTSの最大値を保持してもよい。
図6は比較例の位相シフタがシフトする位相を示す。比較例の位相シフタは、時点t1から1つのサンプリング周期後の時点t2までで+π/2だけ位相をシフトする。時点t1、t2間のこのような短時間に急峻な位相シフトを行うことは、音声信号の不連続を生じてスピーカ6Aから異常音を発生させる。
図7は実施の形態による音声出力装置1001の位相シフタ3がシフトする位相を示す。位相シフタ3は複数のサンプリング周期でシフトする位相の量の初期値と増分DTSの最大値とを保持している。図7では、位相シフタ3は、ゼロである初期値と、12のサンプリング周期でのπ/60のシフトの量の増分DTSの最大値とを保持している。位相シフタ3は、π/2だけ位相をシフトする場合、位相をシフトする量を初期値(ゼロ)から12のサンプリング周期でπ/60ずつ増やし、時点t1から360(=12×(π/2)/(π/60))のサンプリング周期だけ経過した時点t3で、位相をシフトする量すなわち数TSをπ/2だけ増やす。このように位相をシフトする量を徐々に増やすことで、大きな量だけ位相をシフトしても、音声信号の不連続性が緩和され、スピーカ6Aからは異常音が発生しない。
このように、ユニット5Aは出力サンプリング周期ごとに、検出された駆動状態に応じた間隔でデータテーブルから複数のサンプリング値を抽出することにより基準信号を生成する。ユニット5Bは出力サンプリング周期ごとにその間隔でデータテーブルから複数のサンプリング値を抽出することにより基準信号を生成する。位相シフタ3は、複数のポイントのうちのユニット5Aが抽出するポイントを、ユニット5Bが抽出するポイントから、検出した駆動状態に応じた位相に対応する数だけ離れて設定する。また、位相シフタ3は、数TSを目指して出力サンプリング周期ごとに所定の増分DTSを累積して得られた数だけ、ユニット5Aが抽出するポイントをユニット5Bが抽出するポイントから離して設定する。すなわち、位相シフタ3は、初期値(ゼロ)から出力サンプリング周期ごとに所定の増分DTSを累積して得られた数が数TSになるまで初期値から所定の増分DTSを累積するように動作する。位相シフタ3は、初期値から所定の増分DTSを累積して得られた数だけユニット5Aが抽出するポイントをユニット5Bが抽出するポイントから離して設定するように動作する。
図8は実施の形態における他の音声出力装置1002のブロック図である。図8において図1に示す音声出力装置1001と同じ部分には同じ参照番号を付す。図8に示す音声出力装置1002では、位相シフタ3は音声レベル調整部4Aとスピーカ6Aの間に接続されており、音声出力装置1001と同様の効果を有する。
図9は実施の形態におけるさらに他の音声出力装置1003のブロック図である。図9において図1に示す音声出力装置1001と同じ部分には同じ参照番号を付す。図9に示す音声出力装置1003では、ユニット5Bは位相シフタ3と同様に、音声信号生成部2が生成した音声信号の位相をシフトする位相シフタ3Bをさらに備える。音声出力装置1003は図1に示す音声出力装置1001と同様の効果を有する。
図10は実施の形態におけるさらに他の音声出力装置1004のブロック図である。図10において図9に示す音声出力装置1003と同じ部分には同じ参照番号を付す。音声出力装置1004は、図9に示す音声出力装置1003に、ユニット5C、5Dと、ユニット5C、5Dに接続された音声出力部であるスピーカ6C、6Dをさらに備える。ユニット5Cは、音声信号生成部2で生成された音声信号の周波数ごとのレベルを調整する音声レベル調整部4Cと、音声信号の位相をシフトする位相シフタ3Cを備える。ユニット5Dは、音声信号生成部2で生成された音声信号の周波数ごとのレベルを調整する音声レベル調整部4Dと、音声信号の位相をシフトする位相シフタ3Dを備える。スピーカ6Cは音声レベル調整部4Cで調整されたレベルと位相シフタ3Cでシフトされた位相を有する音声信号を車内空間7Cに出力する。スピーカ6Dは音声レベル調整部4Dで調整されたレベルと位相シフタ3Dでシフトされた位相を有する音声信号を車内空間7Cに出力する。スピーカ6C、6Dは車両7の後部座席の左右の壁面に搭載されている。音声出力装置1004は、車両7の前後の座席の乗員に聴かせる音声のディップをさらに低減することができる。
本発明の音声出力装置は所定の位置の乗員にその音声を良好な状態で聴かせることができ、乗用車等の各種車両に有用である。
1 駆動状態検出部
2 音声信号生成部
3 位相シフタ
5A ユニット(第1のユニット)
5B ユニット(第2のユニット)
6A スピーカ(第1の音声出力部)
6B スピーカ(第2の音声出力部)

Claims (1)

  1. 車両に搭載された音声出力装置であって、前記車両の駆動状態を検出する駆動状態検出部と、前記検出された駆動状態に応じて、基準信号を生成する音声信号生成部と、前記生成された基準信号を処理して第1の基準信号を生成する第1のユニットと、前記生成された基準信号を処理して第2の基準信号を生成する第2のユニットと、前記第1の基準信号を出力する第1の音声出力部と、前記第2の基準信号を出力する第2の音声出力部と、前記第1の音声出力部と前記第2の音声出力部からそれぞれ出力された前記第1と第2の基準信号が互いに位相差を有するように前記基準信号の位相をシフトする位相シフタと、を備えた音声出力装置であって、前記音声信号生成部は、前記基準信号の波形の少なくとも1/4周期分の波形を所定のサンプリング周期でサンプリングしたサンプリング値を有するデータテーブルを保持し、前記第1のユニットは前記第1の基準信号を出力する出力サンプリング周期ごとに前記データテーブルから前記検出された駆動状態に応じた間隔で前記サンプリング値を抽出することにより前記第1の基準信号を生成し、前記第2のユニットは前記第2の基準信号を出力する前記出力サンプリング周期ごとに前記データテーブルから前記間隔で前記サンプリング値を抽出することにより前記第2の基準信号を生成するように構成され、
    前記位相シフタは、前記第1のユニットが前記データテーブルから抽出するポイントと、前記第2のユニットが前記データテーブルから抽出するポイントとの差分により、前記第1のユニットからの出力と前記第2のユニットからの出力との位相差を実現し、前記駆動状態が変化した際に、この新しい状態の位相差に相当する前記第1のユニットが前記データテーブルから抽出するポイントと、前記第2のユニットが前記データテーブルから抽出するポイントとの差分を目指して、前記新しい状態の位相差に相当する前記ポイントの差分を実現するまで、前記第1のユニットまたは前記第2のユニットのいずれか一方は前記駆動状態に応じた間隔で前記サンプリング値を抽出し、もう一方は前記駆動状態に応じた間隔に所定の増分を加えた間隔で前記サンプリング値を抽出することを特徴とした音声出力装置。
JP2010540341A 2008-11-26 2009-11-24 音声出力装置 Active JP5541162B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010540341A JP5541162B2 (ja) 2008-11-26 2009-11-24 音声出力装置

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008300498 2008-11-26
JP2008300498 2008-11-26
JP2010540341A JP5541162B2 (ja) 2008-11-26 2009-11-24 音声出力装置
PCT/JP2009/006302 WO2010061569A1 (ja) 2008-11-26 2009-11-24 音声出力装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2010061569A1 JPWO2010061569A1 (ja) 2012-04-26
JP5541162B2 true JP5541162B2 (ja) 2014-07-09

Family

ID=42225456

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010540341A Active JP5541162B2 (ja) 2008-11-26 2009-11-24 音声出力装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8798288B2 (ja)
EP (1) EP2352143B1 (ja)
JP (1) JP5541162B2 (ja)
CN (1) CN102224541B (ja)
WO (1) WO2010061569A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11640729B2 (en) 2021-03-30 2023-05-02 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Sound output device and sound output method

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8489275B2 (en) * 2011-06-01 2013-07-16 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Methods for selective activation of multimedia functions and vehicles incorporating the same
US9031248B2 (en) * 2013-01-18 2015-05-12 Bose Corporation Vehicle engine sound extraction and reproduction
US9959852B2 (en) 2013-01-18 2018-05-01 Bose Corporation Vehicle engine sound extraction
US9469247B2 (en) * 2013-11-21 2016-10-18 Harman International Industries, Incorporated Using external sounds to alert vehicle occupants of external events and mask in-car conversations
KR102139916B1 (ko) * 2013-11-22 2020-07-31 현대모비스 주식회사 차량의 가상엔진음 생성 방법
BR112018075036A2 (pt) * 2016-06-15 2019-03-06 Honda Motor Co., Ltd. sistema de geração de efeito sonoro ativo

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6281197A (ja) * 1985-10-03 1987-04-14 Nissan Motor Co Ltd 音場改善装置
JPH01151399A (ja) * 1987-12-08 1989-06-14 Mitsubishi Electric Corp 音響再生装置
JPH02158296A (ja) * 1988-12-12 1990-06-18 Mazda Motor Corp 車室内エンジン音の制御装置
JPH0422295A (ja) * 1990-05-16 1992-01-27 Mitsubishi Electric Corp 車載スピーカシステム
JPH0580790A (ja) * 1991-09-21 1993-04-02 Hitachi Ltd 車室内音響制御装置
JP2004233624A (ja) * 2003-01-30 2004-08-19 Yamaha Corp 音声合成装置
JP2006301598A (ja) * 2005-03-22 2006-11-02 Honda Motor Co Ltd 移動体用効果音発生装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10224887A (ja) 1997-02-06 1998-08-21 Pioneer Electron Corp 車載用スピーカシステム
JPH1151399A (ja) 1997-08-01 1999-02-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガスこんろ
JP4022295B2 (ja) * 1997-11-12 2007-12-12 エムケー精工株式会社 オイル供給装置
JP2003241767A (ja) * 2002-02-14 2003-08-29 Alpine Electronics Inc ノイズキャンセル装置
US7424430B2 (en) 2003-01-30 2008-09-09 Yamaha Corporation Tone generator of wave table type with voice synthesis capability
JP4074612B2 (ja) * 2004-09-14 2008-04-09 本田技研工業株式会社 能動型振動騒音制御装置
JP2007208679A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 音響再生装置
JP5080790B2 (ja) * 2006-11-24 2012-11-21 株式会社平和 遊技機

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6281197A (ja) * 1985-10-03 1987-04-14 Nissan Motor Co Ltd 音場改善装置
JPH01151399A (ja) * 1987-12-08 1989-06-14 Mitsubishi Electric Corp 音響再生装置
JPH02158296A (ja) * 1988-12-12 1990-06-18 Mazda Motor Corp 車室内エンジン音の制御装置
JPH0422295A (ja) * 1990-05-16 1992-01-27 Mitsubishi Electric Corp 車載スピーカシステム
JPH0580790A (ja) * 1991-09-21 1993-04-02 Hitachi Ltd 車室内音響制御装置
JP2004233624A (ja) * 2003-01-30 2004-08-19 Yamaha Corp 音声合成装置
JP2006301598A (ja) * 2005-03-22 2006-11-02 Honda Motor Co Ltd 移動体用効果音発生装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11640729B2 (en) 2021-03-30 2023-05-02 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Sound output device and sound output method

Also Published As

Publication number Publication date
US20110211710A1 (en) 2011-09-01
CN102224541B (zh) 2013-09-18
CN102224541A (zh) 2011-10-19
JPWO2010061569A1 (ja) 2012-04-26
EP2352143A4 (en) 2017-10-11
US8798288B2 (en) 2014-08-05
EP2352143A1 (en) 2011-08-03
WO2010061569A1 (ja) 2010-06-03
EP2352143B1 (en) 2019-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5541162B2 (ja) 音声出力装置
JP4378388B2 (ja) 能動型効果音発生装置
JP6117145B2 (ja) 能動型効果音発生装置
CN107801130B (zh) 用于车辆的声音控制装置及其控制方法
JP5793445B2 (ja) 車両用能動型効果音発生装置
US20160042731A1 (en) System and method for controlling vehicle noise
US8041053B2 (en) Vehicular sound effect generating apparatus
CN104908688A (zh) 车辆主动降噪的方法及装置
JP4450803B2 (ja) 車両用能動音響制御装置
JP2006301598A (ja) 移動体用効果音発生装置
US9050925B2 (en) Vehicle having an electric drive
JP5634649B2 (ja) 車両接近報知音発生装置
CN113066468A (zh) 一种基于车内环境主动噪音干扰消除优化装置及方法
JP2007256841A (ja) 車両用効果音発生装置
WO2018189713A3 (en) Vehicular acoustic environmental system
JP2011251587A (ja) 車内音制御装置、車内音響装置、車内音響制御システム、および車内音制御方法
CN109427324A (zh) 用于控制源自车辆外部来源的噪声的方法和系统
JP2007256838A (ja) 車両用効果音発生装置
CN111577456B (zh) 一种降噪设备的控制方法、设备、系统及车辆
JP6586982B2 (ja) 車両音響制御装置
CN111312205A (zh) 一种预调制的主动降噪方法及系统
US11164555B2 (en) Device for generating acoustic compensation signals
US11445319B2 (en) Device for outputting audio signals into the interior of a motor vehicle
JP2022152679A (ja) 走行音生成装置、及び、走行音生成方法
JP2022152655A (ja) 走行音生成装置、及び、走行音生成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A527

Effective date: 20110511

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110511

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121120

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20121218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130806

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131003

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20140108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140408

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140421

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5541162

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151