JP5793445B2 - 車両用能動型効果音発生装置 - Google Patents

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Description

この発明は、車両の擬似エンジン音等の効果音を発生させる車両用能動型効果音発生装置に関する。
車室内の音響効果を高める機器として効果音発生装置{以下、「ASC装置」(ASC:Active Sound Control)ともいう。}が知られている(例えば、特許文献1、2)。
特許文献1では、前方スピーカ22aの遅延Zc1よりも、後方スピーカ22bの遅延Zc2を長くすることが示されている(図5〜図6D、[0049]〜0062)。これらの遅延Zc1、Zc2の長さは、固定値のみならず、エンジン回転周波数変化量Δaf[Hz/秒]や車速変化量[km/時/秒]の増減に応じて変更させることができるとされている([0093]〜[0095])。
特許文献2では、より自然な効果音を発生させることが可能な能動型効果音発生装置を提供することを目的としている(要約)。この目的を達成するため、特許文献2の能動型効果音発生装置101の制御手段201(第4音響調整器54及び第5音響調整器55)は、エンジン回転周波数変化量演算器68で演算されたエンジン回転周波数変化量Δaf[Hz/秒]と、アクセル開度センサ60により検出されたアクセル開度Aor[%]に応じて基準信号Sr1、Sr2、Sr3(中間信号Si4、Si5)の振幅を調整することにより制御信号Scの振幅を決定する(要約)。
特開2008−213760号公報 特開2009−031428号公報
上記のように、特許文献1では、後方スピーカ22bの遅延Zc2の長さを、固定値とするのみならず、エンジン回転周波数変化量Δaf又は車速変化量の増減に応じて変更させることができるとされている([0093]〜[0095])。しかしながら、エンジン回転周波数変化量Δaf及び車速変化量は、車両の状態であり、運転者によるアクセルペダルの操作を反映したものとは必ずしもいえない。例えば、登坂時には、アクセルペダルを大きく踏み込んでも、エンジン回転周波数が平坦路の場合ほど上がらないが、特許文献1ではそのような場合までは検討されていない。
特許文献2には、アクセル開度Aorに応じて基準信号Sr1、Sr2、Sr3(中間信号Si4、Si5)の振幅を調整することが記載されているものの(要約)、ここでの処理は、フロントスピーカでの効果音を生成する構成が前提とされている(図1、図10、図15参照)。このため、特許文献2では、リアスピーカの効果音に対する遅延という点では特に記載がない。
この発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、リアスピーカからの効果音を好適なものとすることが可能な効果音発生装置を提供することを目的とする。
この発明に係る効果音発生装置は、1周期分の波形データを格納する波形データテーブルと、車両のエンジンの回転周波数を検出する回転周波数検出手段と、前記回転周波数に基づく調波の基準信号を前記波形データテーブルから順次前記波形データを読み込むことにより生成する基準信号生成手段と、前記車両の車室内に出力する効果音の生成に用いる制御信号を前記基準信号に基づき生成する制御信号生成手段と、前記車両のアクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、前記アクセル開度に応じて前記制御信号の振幅を調整して振幅調整制御信号を生成する振幅調整制御信号生成手段と、前記振幅調整制御信号を前記効果音として出力する複数のスピーカとを備えるものであって、前記複数のスピーカは、前記車両のフロントに位置するフロントスピーカと、前記車両のリアに位置するリアスピーカとを含み、前記効果音発生装置は、さらに、前記アクセル開度の単位時間当たりの変化量であるアクセル開度変化量又は前記アクセル開度自体に応じて前記リアスピーカから出力する効果音に遅延を与える遅延手段を備えることを特徴とする。
この発明によれば、リアスピーカから出力する効果音に対し、アクセル開度変化量又はアクセル開度に応じた遅延を与える。このため、運転者によるアクセルペダルの操作状態を反映した効果音を演出することが可能となる。例えば、アクセル開度の変化が急激な場合、フロントスピーカからの効果音の出力に対し、リアスピーカからの効果音の出力を遅延させることで、吸気音と排気音の時間差を考慮した効果音を出力することができる。また、音源の移動感(加速感)を演出することが可能となる。
前記遅延手段は、前記アクセル開度変化量が閾値を超えたとき、前記リアスピーカからの出力する効果音に所定量の遅延を与えてもよい。これにより、例えば、アクセルペダルの踏込み時のみに遅延を発生させることが可能となる。
前記遅延手段は、前記リアスピーカから出力する効果音に与える遅延の量を、前記アクセル開度変化量の大きさに応じて変化させてもよい。これにより、アクセルペダルの操作状態をより遅延に反映させることが可能となり、効果音の演出効果を高めることができる。
前記リアスピーカの振幅を前記フロントスピーカの振幅に比べて小さく設定してもよい。通常、エンジンの実際の作動に関連した音(吸気音、排気音等)は、車両の前側からの方が大きく、車両の後ろ側からの方が小さい。このため、上記構成によれば、より自然な効果音を発生することが可能となる。
前記振幅調整制御信号生成手段は、前記回転周波数及び前記アクセル開度に応じて前記制御信号の振幅を調整してもよい。これにより、エンジンの動作状態及びアクセルペダルの操作状態の両方を反映した効果音を出力することが可能となる。
これに加えて又はこれに代えて、前記効果音発生装置は、前記回転周波数の単位時間当たりの変化量である回転周波数変化量を演算する回転周波数変化量演算手段をさらに備え、前記振幅調整制御信号生成手段は、前記回転周波数変化量及び前記アクセル開度に応じて前記制御信号の振幅を調整してもよい。これによっても、エンジンの動作状態及びアクセルペダルの操作状態の両方を反映した効果音を出力することが可能となる。
この発明によれば、リアスピーカから出力する効果音に対し、アクセル開度変化量又はアクセル開度に応じた遅延を与える。このため、運転者によるアクセルペダルの操作状態を反映した効果音を演出することが可能となる。例えば、アクセル開度の変化が急激な場合、フロントスピーカからの効果音の出力に対し、リアスピーカからの効果音の出力を遅延させることで、吸気音と排気音の時間差を考慮した効果音を出力することができる。また、音源の移動感(加速感)を演出することが可能となる。
この発明の一実施形態に係る効果音発生装置の機能を有する音響制御電子制御装置(以下「音響制御ECU」という。)を搭載した車両の概略構成図である。 アクセルペダルが踏み込まれた際に発生するエンジンの吸気音と排気音の発生タイミングを説明する図である。 前記アクセルペダルが踏み込まれた際、フロントスピーカの効果音(前側制御音)とリアスピーカの効果音(後ろ側制御音)との間において発生させる遅延を説明する図である。 前記フロントスピーカの出力と前記リアスピーカの出力の相違を説明する図である。
[A.一実施形態]
1.全体及び各部の構成
(1−1.全体構成)
図1は、この発明の一実施形態に係る効果音発生装置(ASC装置)の機能を有する音響制御電子制御装置14(以下「音響制御ECU14」又は「ECU14」という。)を搭載した車両10の概略的な構成を示す図である。車両10は、ガソリン車であるが、電気自動車、燃料電池車等の車両とすることもできる。
車両10は、音響システム12を有し、この音響システム12は、音響制御ECU14に加え、音源16と、加算器18と、増幅器20f、20rと、フロントスピーカ22と、リアスピーカ24とを有する。
音響制御ECU14は、ASC装置としての機能に加え、能動型騒音制御装置(以下「ANC装置」ともいう。)としての機能を併せ持ってもよい。ANC装置としては、例えば、特開2004−361721号公報及び特開2000−280831号公報に記載のものを用いることができる。ECU14がASC装置として機能しているとき、エンジンこもり音に同期した効果音(擬似エンジン音)を規定する制御信号Sc2(振幅調整制御信号)を出力する。
音源16は、オーディオ機器やナビゲーション装置からなり、音楽や経路案内用の音声等を規定するオーディオ信号Sauを加算器18に出力する。
加算器18は、ECU14からの制御信号Sc2と音源16からのオーディオ信号Sauとを合成して制御信号Sc3を生成し、増幅器20fを介してフロントスピーカ22に出力する。増幅器20rは、ECU14からの制御信号Sc4を増幅してリアスピーカ24に出力する。
フロントスピーカ22は、車両10の前席26(運転席)側{例えば、両サイドのフロントドアパネル内、両サイドのキックパネル(運転者レッグスペースのドア側内側)内、運転席上方のルーフ内等}に設けられ、加算器18からの制御信号Sc3が規定する前側制御音CSfを運転者28に対して出力する。これにより、ECU14がANC装置として機能しているとき、エンジンこもり音を打ち消す相殺音として前側制御音CSfが出力され、ECU14がASC装置として機能しているとき、効果音(擬似エンジン音)として前側制御音CSfが出力される。
リアスピーカ24は、車両10の後席(図示せず)側(例えば、両サイドのリアドアパネル内、後席上方のルーフ内等)に設けられ、ECU14からの制御信号Sc4が規定する後ろ側制御音CSrを運転者28に対して出力する。これにより、ECU14がANC装置として機能しているとき、エンジンこもり音を打ち消す相殺音として後ろ側制御音CSrが出力され、ECU14がASC装置として機能しているとき、効果音(擬似エンジン音)として後ろ側制御音CSrが出力される。
(1−2.音響制御ECU14)
(1−2−1.全体構成)
ECU14は、エンジン回転周波数検出器30(以下「fe検出器30」ともいう。)と、ASC回路32と、デジタル/アナログ変換器34f、34r(以下「D/A変換器34f、34r」ともいう。)とを有する。
fe検出器30は、エンジン100(図2)の燃料噴射を制御する図示しない燃料噴射制御装置{以下「FI ECU」(FI ECU:Fuel Injection Electronic Control Unit)とも称する。}からのエンジンパルスEpに基づいてエンジン回転周波数fe[Hz]を検出する。そして、検出したエンジン回転周波数feをASC回路32に出力する。
ASC回路32は、擬似エンジン音としての効果音を発生させることで、車両の速度変化を強調する等、車室内の音響効果を高める。
図1に示すように、ASC回路32からは、フロントスピーカ22用の出力信号(制御信号Sc2)と、リアスピーカ24用の出力信号(制御信号Sc4)とが生成される。制御信号Sc2は、D/A変換器34fでデジタル/アナログ(D/A)変換される。そして、D/A変換後の制御信号Sc2は、加算器18に出力される。制御信号Sc4は、D/A変換器34rでD/A変換される。そして、D/A変換後の制御信号Sc4は、増幅器20rに出力される。
(1−2−2.ASC回路32の詳細)
(1−2−2−1.ASC回路32の全体構成)
図1に示すように、ASC回路32は、倍数器40、42、44と、基準信号生成器46a、46b、46cと、波形データテーブル48と、第1音響補正器50a、50b、50c、第2音響補正器52a、52b、52c、第3音響補正器54a、54b、54c及び加算器56を有する制御信号生成部58(制御信号生成手段)と、周波数変化量検出器60(以下「Δaf検出器60」ともいう。)と、全体音量補正器62と、後ろ側音量補正器64とを有する。全体音量補正器62及び後ろ側音量補正器64を除く構成要素は、例えば、特開2006−301598号公報や特許文献2に記載の構成(特開2006−301598号公報の図12や、特許文献2の図1)を適用することができる。
倍数器40、42、44は、エンジン回転周波数feの所定次数(所定倍)の周波数を有する調波信号を生成する。すなわち、倍数器40は、O次(例えば、2次)の調波信号を生成し、倍数器42は、O次(例えば、3次)の調波信号を生成し、倍数器44は、O次(例えば、4次)の調波信号を生成する。
基準信号生成器46a〜46cは、倍数器40、42、44からの調波信号と、波形データテーブル48に格納されている波形データとを用いて基準信号Sr1、Sr2、Sr3を生成し、第1音響補正器50a〜50cに出力する。
第1音響補正器50a〜50cは、加速操作に対してリニア感のある効果音としての制御音CSを運転者28の耳元で発生させる平坦化処理を行う(特開2006−301598号公報の段落[0044]〜[0051]参照)。第2音響補正器52a〜52cは、効果音としての制御音CSのうち所望の周波数のみを強調する周波数強調処理を行う(特開2006−301598号公報の段落[0054]〜[0057]参照)。第3音響補正器54a〜54cは、基準信号Sr1〜Sr3を次数に応じて補正する次数毎補正処理を行う(特開2006−301598号公報の段落[0063]参照)。
第1音響補正器50a〜50c、第2音響補正器52a〜52c及び第3音響補正器54a〜54cを経た基準信号Sr1〜Sr3は、加算器56で合成されて制御信号Sc1とされる。
Δaf検出器60は、fe検出器30からのエンジン回転周波数feに基づいて、エンジン回転周波数feの単位時間当たりの変化量(以下「周波数変化量Δaf」ともいう。)[Hz/s]を検出し、全体音量補正器62に出力する。
全体音量補正器62は、エンジン100(図2)の動作状態、アクセルペダル102の操作状態及び図示しないシフトレバーの位置(以下「シフト位置Ps」という。)に応じて前側制御音CSf及び後ろ側制御音CSr(効果音)の音量を補正する。後ろ側音量補正器64は、アクセルペダル102の操作状態に応じてリアスピーカ24の音量及び出力タイミングを補正する。
(1−2−2−2.全体音量補正器62の詳細)
上記のように、全体音量補正器62は、エンジン100の動作状態、アクセルペダル102の操作状態及びシフト位置Psに応じて、フロントスピーカ22が出力する前側制御音CSf(効果音)及びリアスピーカ24が出力する後ろ側制御音CSr(効果音)の音量を補正する。エンジン100の動作状態としては、エンジン回転周波数fe及び周波数変化量Δafを用いる。アクセルペダル102の操作状態としては、アクセル開度センサ82(図1)が検出したアクセルペダル102の操作量(以下「アクセル開度θap」という。)[°]を用いる。シフト位置Psは、シフト位置センサ84が検出したものを用いる。
全体音量補正器62は、第1ゲイン設定部70、第2ゲイン設定部72、第3ゲイン設定部74、乗算器76、加算器78及び全体音量補正フィルタ80を有する。
第1ゲイン設定部70は、シフト位置Ps及び周波数変化量Δafに基づくゲイン(以下「周波数変化量ゲインGΔaf」又は「第1ゲインGΔaf」という。)を設定する。より具体的には、周波数変化量Δafと第1ゲインGΔafとの関係を規定したマップをシフト位置Ps(1速、2速、3速等)毎に予め設定しておく。そして、シフト位置センサ84から通知されるシフト位置Psに基づいてマップを切り替える。その上で、Δaf検出器60からの周波数変化量Δafに基づいて第1ゲインGΔafを設定する。
第2ゲイン設定部72は、エンジン回転周波数feに基づくゲイン(以下「周波数ゲインGfe」又は「第2ゲインGfe」という。)を設定する。より具体的には、エンジン回転周波数feと第2ゲインGfeとの関係を規定したマップを予め設定しておく。そして、fe検出器30からのエンジン回転周波数feに基づいて第2ゲインGfeを設定する。
第3ゲイン設定部74は、アクセル開度θapに基づくゲイン(以下「アクセル開度ゲインGap」又は「第3ゲインGap」という。)を設定する。より具体的には、アクセル開度θapと第3ゲインGapとの関係を規定したマップを予め設定しておく。そして、アクセル開度センサ82が検出したアクセル開度θapに基づいて第3ゲインGapを設定する。
上記のように、第3ゲインGapは、アクセル開度θapに基づいて設定されるゲインである。このため、例えば、登坂時又は降坂時のように、アクセル開度θapとエンジン回転周波数feとの間に乖離が発生するような場合であっても、運転者28のアクセルペダル102の操作状況を加味した効果音(前側制御音CSf及び後ろ側制御音CSr)を発生することが可能となる。
例えば、登坂時には、アクセルペダル102を大きく踏み込んでもエンジン回転周波数feの上昇は少ないが、アクセル開度θapに応じて効果音を大きくし、演出効果を高めることができる。逆に、降坂時には、アクセルペダル102の踏込みが少なくてもエンジン回転周波数feの上昇は大きくなるが、アクセル開度θapに応じて効果音を小さくすることで、車室内を静粛に保つことが可能となる。
また、アクセル開度θapとエンジン回転周波数feとの間に乖離が発生するような場合としては、エンジン100とアクセルペダル102とを直結せずに電動で制御する仕組み(いわゆるステア・バイ・ワイヤ技術)や、無段変速機(CVT)等、走行状態により最適なエンジン回転周波数feを利用するトランスミッションを適用した状況下でも発生する可能性がある。これらの場合においても、第3ゲインGapを用いることで、運転者28のアクセルペダル102の操作状況を加味した効果音(前側制御音CSf及び後ろ側制御音CSr)を発生することが可能となる。
乗算器76は、第2ゲイン設定部72で設定した第2ゲインGfe(回転周波数ゲインGfe)に、第3ゲイン設定部74で設定した第3ゲインGap(アクセル開度ゲインGap)を乗算して加算器78に出力する。
加算器78(第4ゲイン設定部)は、第1ゲイン設定部70で設定した第1ゲインGΔaf(周波数変化量ゲインGΔaf)と、第1ゲイン設定部70で算出した第2ゲインGfeと第3ゲインGapの積とを加算した値(以下「共通補正ゲインGcom」又は「第4ゲインGcom」という。)を算出する。
全体音量補正フィルタ80は、加算器56からの制御信号Sc1に、加算器78で算出した第4ゲインGcomを乗算して制御信号Sc2(振幅調整制御信号)を生成する。生成した制御信号Sc2は、D/A変換器34f及び後ろ側音量補正器64に出力する。
以上のように、全体音量補正器62では、エンジン100の動作状態を示すエンジン回転周波数fe及び周波数変化量Δafと、アクセルペダル102の操作状態を示すアクセル開度θapと、シフト位置Psとを用いて、制御信号Sc1を補正して制御信号Sc2を生成する。
(1−2−2−3.後ろ側音量補正器64の詳細)
上記のように、後ろ側音量補正器64は、アクセルペダル102の操作状態に応じてリアスピーカ24の音量及び出力タイミングを補正する。アクセルペダル102の操作状態としては、アクセル開度センサ82からのアクセル開度θapを用いる。
後ろ側音量補正器64は、アクセル開度変化量検出器90(以下「Δθap検出器90」ともいう。)、遅延設定部92、遅延フィルタ94、第5ゲイン設定部96及び後ろ側音量補正フィルタ98(以下「フィルタ98」ともいう。)を有する。
Δθap検出器90は、アクセル開度センサ82からのアクセル開度θapに基づいて、アクセル開度θapの単位時間当たりの変化量(以下「アクセル開度変化量Δθap」ともいう。)[°/s]を検出し、遅延設定部92に出力する。
遅延設定部92は、アクセル開度変化量Δθapに基づく遅延(以下「リアスピーカ遅延Zr」又は「遅延Zr」という。)を設定する。より具体的には、アクセル開度変化量Δθapと遅延Zrとの関係を規定したマップを予め設定しておく。そして、Δθap検出器90からのアクセル開度変化量Δθapに基づいて遅延Zrを設定する。
なお、本実施形態では、アクセル開度変化量Δθapが所定の閾値(以下「閾値TH_Δθap」という。)を超えたとき、遅延Dを発生させる。閾値TH_Δθapとして、例えば、正の値を設定すれば、アクセルペダル102の踏込み時のみに遅延Dを発生させることが可能となる。
遅延フィルタ94は、全体音量補正フィルタ80からの制御信号Sc2に、遅延設定部92で算出した遅延Zrを付与して第5ゲイン設定部96に出力する。
上記のように、遅延Zrは、アクセル開度変化量Δθapに基づいて設定される遅延である。このため、例えば、アクセルペダル102を大きく踏み込んだときは、フロントスピーカ22からの効果音に対して、リアスピーカ24からの効果音を遅延させて出力されることで加速感を演出することが可能になる。
第5ゲイン設定部96は、アクセル開度θapに基づくゲイン(以下「ペダル操作ゲインGr」又は「第5ゲインGr」という。)を設定する。より具体的には、アクセル開度θapと第5ゲインGrとの関係を規定したマップを予め設定しておく。そして、アクセル開度センサ82からのアクセル開度θapに基づいて第5ゲインGrを設定する。
なお、第5ゲインGrは、リアスピーカ24からの効果音に用いるものであり、リアスピーカ24からの効果音は、フロントスピーカ22の効果音よりも小さくする方が自然である。このため、本実施形態の第5ゲインGrは、リアスピーカ24からの効果音がフロントスピーカ22の効果音よりも小さくなるように設定する(図4参照)。換言すると、第5ゲインGrを1以下となるようにする。
このように、第5ゲインGrは、アクセル開度θapに基づいてリアスピーカ24用に設定されるゲインである。このため、運転者28のアクセルペダル102の操作に応じて、リアスピーカ24からの効果音の振幅(以下「振幅Ar」という。)を制御することが可能となる。
後ろ側音量補正フィルタ98は、遅延フィルタ94が遅延Zrを付与した制御信号Sc2に、第5ゲイン設定部96で算出した第5ゲインGrを乗算して制御信号Sc4を生成する。生成した制御信号Sc4は、D/A変換器34rに出力される。
以上のように、後ろ側音量補正器64では、アクセルペダル102の操作状態を示すアクセル開度θap(及びこれに基づくアクセル開度変化量Δθap)を用いて、制御信号Sc2を補正して制御信号Sc4を生成する。
2.後ろ側音量補正器64における処理
次に、後ろ側音量補正器64における処理についてさらに詳細に説明する。
図2は、アクセルペダル102が踏み込まれた際に発生するエンジン100の吸気音Siと排気音Seの発生タイミングを説明する図である。図3は、アクセルペダル102が踏み込まれた際、フロントスピーカ22の効果音(前側制御音CSf)とリアスピーカ24の効果音(後ろ側制御音CSr)との間において発生させる遅延Dを説明する図である。図4は、フロントスピーカ22の出力とリアスピーカ24の出力の相違を説明する図である。
(2−1.吸気音Siと排気音Seの時間差)
図2に示すように、吸気音Siと排気音Seとの間には時間差が発生する。すなわち、図示しないインテークマニホールド等を介してエンジン100に吸気された空気は、その後、エンジン100及び図示しないエキゾーストマニホールド等を介して排気される。このため、空気の流れに着目した場合、同じ空気が発生させる吸気音Siと排気音Seとの間には時間差が発生する。
従って、運転者28がアクセルペダル102を踏み込むことによって、吸気量及び排気量が変化する場合、排気音Seの増加は、吸気音Siの増加よりも遅れて現れる。
(2−2.前側制御音CSfと後ろ側制御音CSrの間に発生させる遅延D)
上記のように、吸気音Siと排気音Seとの間には時間差が発生する。そこで、図3に示すように、本実施形態のASC回路32(後ろ側音量補正器64)では、当該時間差を考慮して、フロントスピーカ22からの効果音(前側制御音CSf)に対して、リアスピーカ24からの効果音(後ろ側制御音CSr)に遅延Dを与える。
例えば、図4に示すように、アクセル開度θapが、θap1からθap2に変化した場合、その変化量(アクセル開度変化量Δθap)に応じて遅延Dを発生させる。このため、例えば、アクセルペダル102を大きく踏み込んだときは、フロントスピーカ22からの効果音に対して、リアスピーカ24からの効果音が遅れて出力されることで加速感を演出することが可能になる。なお、遅延Dは、必ずしも実際の吸気音Siと排気音Seの時間差と同じにする必要はなく、効果音の演出のため、異なる長さ(当該時間差よりも長い時間又は短い時間)とすることができる。
また、上記のように、本実施形態では、アクセル開度変化量Δθapが閾値TH_Δθapを超えたとき、遅延Dを発生させる。閾値TH_Δθapとしては、例えば、正の値を設定すれば、アクセルペダル102の踏込み加速時のみに遅延Dを発生させることが可能となる。
(2−3.第5ゲインGrの設定)
リアスピーカ24からの効果音は、フロントスピーカ22の効果音よりも小さくする方が自然である。第5ゲインGrは、リアスピーカ24からの効果音に用いるものであるため、本実施形態の第5ゲインGrは、リアスピーカ24からの効果音がフロントスピーカ22の効果音よりも小さくなるように設定する。
例えば、図4において、アクセル開度θapがθap1であるとき、前側制御音CSfの振幅Af1よりも後ろ側制御音CSrの振幅Ar1の方が小さい。また、アクセル開度θapがθap2であるとき、前側制御音CSfの振幅Af2よりも後ろ側制御音CSrの振幅Ar2の方が小さい。
3.本実施形態における効果
以上のように、本実施形態によれば、リアスピーカ24から出力する効果音(後ろ側制御音CSr)に対し、アクセル開度変化量Δθapに応じた遅延Dを与える。このため、運転者28によるアクセルペダル102の操作状態を反映した効果音を演出することが可能となる。例えば、アクセル開度θapの変化が急激な場合、フロントスピーカ22からの効果音(前側制御音CSf)の出力に対し、リアスピーカ24からの効果音(後ろ側制御音CSr)の出力を遅延させることで、吸気音Siと排気音Seの時間差を考慮した効果音を出力することができる。また、音源の移動感(加速感)を演出することが可能となる。
本実施形態において、ASC回路32の後ろ側音量補正器64は、アクセル開度変化量Δθapが閾値TH_Δθapを超えたとき、リアスピーカ24からの出力する効果音に遅延Dを与える。これにより、例えば、アクセルペダル102の踏込み時のみに遅延Dを発生させることが可能となる。
本実施形態において、ASC回路32の後ろ側音量補正器64は、リアスピーカ24から出力する効果音(後ろ側制御音CSr)に与える遅延Dの量を、アクセル開度変化量Δθapの大きさに応じて変化させる。これにより、アクセルペダル102の操作状態をより遅延Dに反映させることが可能となり、効果音の演出効果を高めることができる。
本実施形態において、リアスピーカ24の振幅Arをフロントスピーカ22の振幅Afに比べて小さく設定する(図4参照)。通常、エンジン100の実際の作動に関連した音(吸気音Si、排気音Se等)は、車両10の前側からの方が大きく、車両10の後ろ側からの方が小さい。このため、上記構成によれば、より自然な効果音を発生することが可能となる。
本実施形態において、ASC回路32の全体音量補正器62は、回転周波数変化量Δaf、エンジン回転周波数fe及びアクセル開度θapに応じて制御信号Sc1の振幅を調整する(図1参照)。これにより、エンジン100の動作状態及びアクセルペダル102の操作状態の両方を反映した効果音(前側制御音CSf及び後ろ側制御音CSr)を出力することが可能となる。
本実施形態において、フロントスピーカ22及びリアスピーカ24から出力する効果音(加速音等)の大きさを、エンジン100の状態を表現する回転周波数変化量Δafに対する第1ゲインGΔafと、運転者28の操作を表現するアクセル開度θapに対する第3ゲインGapとにより決定する。また、アクセル開度θapに対する第3ゲインGapには、エンジン回転周波数feに基づく第2ゲインGfeを乗算させることで、エンジン回転周波数feに応じた重み付けを付与する。つまり、これらエンジン100の状態とアクセルペダル102の操作状態とを表現する2つのゲインGΔaf、Gapを並列に配置しその和で効果音(加速音等)の大きさを決定する。
これにより、登坂時においてはアクセルペダル102を踏み込んでいる(アクセル開度θapが大きい)にもかかわらずエンジン回転周波数feの変化が少ないときの効果音が必要以上に小さくなることを回避することが可能となる。また、降坂時においてはアクセルペダル102をあまり踏み込んでいない(アクセル開度θapが小さい)にもかかわらずエンジン回転周波数feの変化が大きいときの効果音が必要以上に大きくなることを回避することが可能となる。従って、より自然な効果音(加速音等)を演出することが可能となる。
[B.この発明の応用]
なお、この発明は、上記実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、以下に示す構成を採ることができる。
1.適用対象
上記実施形態では、車両10はガソリン車であり、フロントスピーカ22及びリアスピーカ24から出力される効果音としての制御音CSf、CSrは擬似エンジン音であったが、駆動源の擬似作動音であればこれに限られない。例えば、車両10が電気自動車であれば、走行モータの擬似作動音であってもよく、車両10が燃料電池車であれば、エアコンプレッサの擬似作動音であってもよい。
2.全体音量補正器62
上記実施形態では、第4ゲインGcomの設定を、回転周波数変化量Δaf、エンジン回転周波数fe、アクセル開度θap及びシフト位置Psの組合せに応じて行ったが、これに限られない。例えば、回転周波数変化量Δaf、エンジン回転周波数fe、アクセル開度θap及びシフト位置Psのいずれか1つ又は2つに基づいて行ってもよい。
或いは、エンジン回転周波数feの代わりに車両10の車速V[km/h]を用いることもできる。或いは、回転周波数変化量Δafの代わりに、車速変化量Δav[km/h/s]を用いてもよい。特に、特許文献2に記載の構成(特許文献2の図1)のように基準信号又は制御信号のゲイン調整に車速Vを用いる場合、車速V又は車速変化量Δavの少なくとも一方を用いることが好ましい。
或いは、車両10が電気自動車であれば、走行モータの回転周波数[Hz]及び走行モータの回転周波数変化量[Hz/s]のいずれか一方又は両方に基づいて行ってもよい。
或いは、後ろ側音量補正器64等での処理に着目すれば、全体音量補正器62は省略することも可能である。
3.後ろ側音量補正器64
(3−1.遅延フィルタ94による遅延処理)
上記実施形態では、後ろ側音量補正器64において、遅延フィルタ94による遅延Dの付与と、後ろ側音量補正フィルタ98による振幅調整とを行ったが、これに限らない。例えば、遅延Dの付与の観点からすれば、後ろ側音量補正フィルタ98による振幅調整は省略することもできる。或いは、後ろ側音量補正フィルタ98による振幅調整の観点からすれば、遅延Dの付与を省いてもよい。或いは、全体音量補正器62等での処理に着目すれば、後ろ側音量補正器64は省略することも可能である。
上記実施形態では、遅延Dの量をアクセル開度変化量Δθapに基づいて変化させたが(図1の遅延設定部92参照)、アクセル開度変化量Δθapに応じて遅延Dを設定する観点からすれば、これに限らない。例えば、遅延Dの量は固定値とし、アクセル開度変化量Δθapが、所定の閾値(以下「閾値TH_Δθap2」という。)を上回るとき、遅延D(固定値)を発生させ、アクセル開度変化量Δθapが閾値TH_Δθap2を下回るとき、遅延Dを発生させない構成も可能である。
上記実施形態では、遅延フィルタ94で用いる遅延Dをアクセル開度変化量Δθapに基づいて設定したが、アクセルペダル102の操作状態に基づくものであれば、別の方法も可能である。例えば、アクセル開度変化量Δapに加え又はこれに代えて、アクセル開度θapに基づいて遅延Dを変化させてもよい。この場合、例えば、アクセルペダル102を最も踏み込んだ状態が継続する場合において、遅延Dを最大値に維持することが可能となる。このため、新たな方法で効果音の演出を行うことができる。
(3−2.後ろ側音量補正フィルタ98による振幅調整処理)
上記実施形態では、後ろ側音量補正フィルタ98は、アクセル開度θapに応じて第5ゲインGr(ペダル操作ゲインGr)を変化させたが、この点に着目しないのであれば、第5ゲインGrを固定値とすること又はフィルタ98による振幅調整処理を省略することも可能である。
また、上記実施形態の第5ゲインGrは、リアスピーカ24からの効果音がフロントスピーカ22の効果音よりも小さくなるように1以下に設定したが、1を超えることを許容してもよい。
10…車両
14…音響制御ECU(車両用能動型効果音発生装置)
22…フロントスピーカ 24…リアスピーカ
30…エンジン回転周波数検出器(回転周波数検出手段)
46a〜46c…基準信号生成器(基準信号生成手段)
48…波形データテーブル
58…制御信号生成部(制御信号生成手段)
60…周波数変化量検出器(回転周波数変化量演算手段)
62…全体音量補正器(振幅調整制御信号生成手段)
64…後ろ側音量補正器(遅延手段)
82…アクセル開度センサ(アクセル開度検出手段)
100…エンジン
Af、Af1、Af2…フロントスピーカの振幅
Ar、Ar1、Ar2…リアスピーカの振幅
D…遅延 fe…エンジン回転周波数
Sc1…制御信号 Sc2…振幅調整制御信号
Sr1〜Sr3…基準信号 TH_ΔθTH1…閾値
θap…アクセル開度 Δaf…回転周波数変化量
Δθap…アクセル開度変化量

Claims (6)

  1. 1周期分の波形データを格納する波形データテーブルと、
    車両のエンジンの回転周波数を検出する回転周波数検出手段と、
    前記回転周波数に基づく調波の基準信号を前記波形データテーブルから順次前記波形データを読み込むことにより生成する基準信号生成手段と、
    前記車両の車室内に出力する効果音の生成に用いる制御信号を前記基準信号に基づき生成する制御信号生成手段と、
    前記車両のアクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、
    前記アクセル開度に応じて前記制御信号の振幅を調整して振幅調整制御信号を生成する振幅調整制御信号生成手段と、
    前記振幅調整制御信号を前記効果音として出力する複数のスピーカと
    を備える車両用能動型効果音発生装置であって、
    前記複数のスピーカは、前記車両のフロントに位置するフロントスピーカと、前記車両のリアに位置するリアスピーカとを含み、
    前記車両用能動型効果音発生装置は、さらに、前記アクセル開度の単位時間当たりの変化量であるアクセル開度変化量又は前記アクセル開度自体に応じて前記リアスピーカから出力する効果音に遅延を与える遅延手段を備える
    ことを特徴とする車両用能動型効果音発生装置。
  2. 請求項1記載の車両用能動型効果音発生装置において、
    前記遅延手段は、前記アクセル開度変化量が閾値を超えたとき、前記リアスピーカからの出力する効果音に所定量の遅延を与える
    ことを特徴とする車両用能動型効果音発生装置。
  3. 請求項1又は2記載の車両用能動型効果音発生装置において、
    前記遅延手段は、前記リアスピーカから出力する効果音に与える遅延の量を、前記アクセル開度変化量の大きさに応じて変化させる
    ことを特徴とする車両用能動型効果音発生装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用能動型効果音発生装置において、
    前記リアスピーカの振幅を前記フロントスピーカの振幅に比べて小さく設定する
    ことを特徴とする車両用能動型効果音発生装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用能動型効果音発生装置において、
    前記振幅調整制御信号生成手段は、前記回転周波数及び前記アクセル開度に応じて前記制御信号の振幅を調整する
    ことを特徴とする車両用能動型効果音発生装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用能動型効果音発生装置において、
    前記回転周波数の単位時間当たりの変化量である回転周波数変化量を演算する回転周波数変化量演算手段をさらに備え、
    前記振幅調整制御信号生成手段は、前記回転周波数変化量及び前記アクセル開度に応じて前記制御信号の振幅を調整する
    ことを特徴とする車両用能動型効果音発生装置。
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