JP2009029157A - 車両用サスペンション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】旋回時において高いトー(toe)剛性と理想的なキャンバ角変化とを両立することが可能であり、良好な操縦安定性の確保を図ることを可能にする。
【解決手段】車輪12が取付けられるナックル13と、このナックル13と車体との間に介在され、ナックル13を揺動自在に支持するアッパアーム14及びロアアーム27〜29と、車体側に支持されるとともに先端をナックル13に取付けられ、車体を安定させるスタビライザ17と、車体とナックル13との間に渡され、車体の衝撃を和らげるダンパユニット16とを備え、ダンパユニット16は、車体の衝撃を吸収するスプリング61と、このスプリング61の動きを緩衝するダンパ62とからなり、このダンパ62にスプリング61が同軸に配置されたものであり、ナックル13に、車体幅方向に関して車体外側から、アッパアーム14、ダンパユニット16、スタビライザ17の順に接続された。
【選択図】図7

Description

本発明は、車輪を上下にストロークさせて路面からの入力を緩和するとともに、車両のスタビリティ(安定性)の確保をする車両用サスペンション装置に関するものである。
車両用サスペンション装置の中には、ダブルウィッシュボーン式やマルチリンク式などのサスペンション装置が知られている。
この種の車両用サスペンション装置は、サスペンションを用途に応じて設計変更を加えて採用するのが一般的であった。
このような車両用サスペンション装置として、ダンパユニットをナックル側に支持させたもの、スタビライザをロアアームに入力させたもの又はスタビライザをアッパアームに入力させたものが知られている(例えば、特許文献1〜3参照。)。
特開2006−143013公報(第7頁、図1) 特開2000−153705公報(第5頁、図1) 特開2006−182174公報(第10頁、図2)
特許文献1〜3の技術を説明する。
図8は従来の車両用サスペンション装置の第1の基本構成を説明する図である。
車両用サスペンション装置230は、ダンパユニット(ショックアブソーバ)231をナックル側に支持させるとともに、ストラットを兼ねるダンパユニット231にスタビライザ233の支点234を有するサスペンションである。
図9は従来の車両用サスペンション装置の第2の基本構成を説明する図である。
車両用サスペンション装置240は、ダンパユニット(ショックアブソーバ)241を含むストラッド部材242の下端部を二股のフォーク243に構成し、それぞれのフォーク243をロアアーム(下部リンク部材)244に連結し、スタビライザ245の車輪246側端部を二股のフォーク243の間を通してロアアーム244に連結したものである。
図10は従来の車両用サスペンション装置の第3の基本構成を説明する図である。
車両用サスペンション装置250は、車輪251を回転可能に支持するナックル252と、ナックル252の上部と車体とを揺動可能に連結されたアッパアーム253と、ナックル252の下部と車体とを揺動可能に連結されたロアアーム254と、このロアアーム254のナックル252側と車体とに渡されたダンパユニット255と、アッパアーム253に入力されたスタビライザ256とを備える。
例えば、アッパアームにA型アームが用いられ、図8に示された車両用サスペンション装置のように、スプリングがダンパと同軸のダンパユニットがナックルに取付けられたサスペンション形式では、図9に示された車両用サスペンション装置のように、スタビライザがロアアームに取付けられ、若しくは、図10に示された車両用サスペンション装置のように、スタビライザがアッパアームに取付けられる場合が多い。
スタビライザがロアアームに取付けられる場合には、アッパアームやダンパユニットなどの干渉を避けるために、ロアアームのナックル側にスタビライザを入力し難いことがある。ここで、ロアアームのナックルからスタビライザの入力点までの距離とスタビライザの入力点からロアアームの車体側までの距離との比をレバー比と呼ぶときに、ロアアームのナックルからスタビライザの入力点までの距離が長くなることでレバー比が悪化し、スタビライサの効きが十分に発揮できないことがある。すなわち、良好な操縦安定性の確保を図ることができない。
また、スタビライザがアッパアームに取付けられる場合には、ロアアームやダンパユニットなどの干渉を避けるために、入力点が車軸(ホイールセンタ)に対し前後方向にオフセットせざる得ないことがある。入力点が車軸に対し前後方向にオフセットすると、ナックル自体を回転させるモードが発生し、不要なトー(toe)変化が生じてしまう。すなわち、良好な操縦安定性の確保を図ることができない。
本発明は、ダンパユニットがナックル側に支持され、スタビライザがロアアーム若しくはアッパアームに入力されるサスペンション形式にて、旋回時において高いトー(toe)剛性と理想的なキャンバ角変化とを両立することができ、良好な操縦安定性の確保を図ることができる車両用サスペンション装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車輪が取付けられるナックルと、このナックルと車体との間に介在され、ナックルを揺動自在に支持するアッパアーム及びロアアームと、車体側に支持されるとともに先端をナックルに取付けられ、車体を安定させるスタビライザと、車体とナックルとの間に渡され、車体の衝撃を和らげるダンパユニットとを備えた車両のサスペンション装置であって、ダンパユニットは、車体の衝撃を吸収するスプリングと、このスプリングの動きを緩衝するダンパとからなり、このダンパにスプリングが同軸に配置されたものであり、ナックルに、車体幅方向に関して車体外側から、アッパアーム、ダンパユニット、スタビライザの順に接続されたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、アッパアーム、ダンパユニット及びスタビライザが、ナックルに車体高さ方向に関して略同一高さで、且つ車輪の車軸近傍に接続されたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、アッパアームが、車輪の中心から上方に配置されるA型形状を呈する1本のアームで構成され、ロアアームが、車輪の中心から下方に配置されるI型形状を呈する3本のアームで構成されたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、車輪が取付けられるナックルと、ナックルを揺動自在に支持するアッパアーム及びロアアームと車体を安定させるスタビライザと、車体の衝撃を和らげるダンパユニットとから車両のサスペンション装置が構成される。ダンパユニットのダンパとスプリングとが同軸に配置される。
ナックルに、車体幅方向に関して車体外側から、アッパアーム、ダンパユニット、スタビライザの順に接続されることで、スタビライザの反力を積極的にキャンバ方向のモーメントとして使い、キャンバ方向に干渉をさせる。
これにより、同相ストローク時のキャンバ変化よりも逆相ストローク時のキャンバ変化を大きくすることが可能となる。この結果、旋回時の操縦安定性(等価CP)の向上を図かることができ、旋回性能が向上する。
請求項2に係る発明では、アッパアーム、ダンパユニット及びスタビライザが、ナックルに車体高さ方向に関して略同一高さで、且つ車輪の車軸近傍に接続されることで、ダンパユニットの反力及びスタビライザの反力によるナックルの車軸廻りの回転を抑制することができるとともに、車輪のトー(toe)変化を抑制できる。
また、仮想キングピン軸に対し、ダンパユニット及びスタビライザの入力点を近くに設定することで、仮想キングピン軸廻りのダンパユニットの反力及びスタビライザの反力によるナックルに加わるモーメントを小さくできる。これにより、車輪のトー(toe)変化を抑制できる。
以上により、旋回時において高いトー(toe)剛性と理想的なキャンバ角変化とを両立することができ、良好な操縦安定性確保が可能となる。
請求項3に係る発明では、アッパアームが、車輪の中心から上方に配置されるA型形状を呈する1本のアームで構成され、ロアアームが、車輪の中心から下方に配置されるI型形状を呈する3本のアームで構成することで、一般的なマルチリンク式のサスペンションのアーム構成とすることができる。この結果、車両用サスペンション装置の設計の自由度を拡げることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る車両用サスペンション装置の斜視図であり、図2は図1に示される車両用サスペンション装置の側面図であり、図3は図1に示される車両用サスペンション装置の平面図であり、図4は図1に示される車両用サスペンション装置の背面図である。
図1〜図4に示されたように、車両用サスペンション装置10は、右の後輪(車輪)12のリヤサスペンションであり、車輪12が回転自在に取付けられるナックル13と、車体側から車体幅外方に延ばされ、ナックル13の上部を支持するアッパアーム14と、車体側から車体幅外方に延ばされ、ナックル13の下部を支持するロアアーム群15と、車体とナックル13の上部とに渡され、車輪12から入力される衝撃を緩衝するダンパユニット(ショックアブソーバ)16と、車体とナックル13の上部に渡され、車体の安定を図るスタビライザ17とから構成される。
車輪12は、ナックル13に取付けられるホイール(不図示)と、ホイールに取付けられるタイヤ19とからなる。
アッパアーム14は、略A型を呈するアームであり、略A型の下端に形成され、車体に揺動可能に接続される前後の車体側ゴムブッシュジョイント21,21と、略A型の頂点に形成され、ナックル13の上部を揺動可能に支持するナックル側ゴムブッシュジョイント22と、略A型の中空部分に形成され、ダンパユニット16が貫通される開口23とを有する。
前後の車体側ゴムブッシュジョイント21,21は、それぞれボルト24,24で車体に取付けられる。
ロアアーム群15は、車体から車体幅外方に延ばされ、ナックル13の前端で且つ車軸(車輪12の中心)26の高さ位置を支持する第1ロアアーム(ラテラルロッド)27と、車体から車体幅外方に延ばされ、ナックル13の中心近傍で且つ車軸26の下方位置を支持する第2ロアアーム(ラテラルロッド)28と、車体から車体幅外方に延ばされ、ナックル13の後端で且つ車軸の下方位置を支持する第3ロアアーム(ラテラルロッド)29とから構成される。
第1〜第3ロアアーム27〜29は、溶接で接合された略I型のアームであり、車体前側(前部)から第1ロアアーム27、第2ロアアーム28、第3ロアアーム29の順で配置される。また、第1〜第3ロアアーム27〜29は、左右方向(車体幅方向)に延在される。
第1ロアアーム(アーム)27は、I型のアーム部(ロッド)31と、このアーム部31の一端に溶接され、車体側に第1のラバーブッシュ(ゴムブッシュジョイント)32を介して支持される車体側環状部33と、アーム部31の他端に溶接され、ナックル13側に第2のラバーブッシュ(ゴムブッシュジョイント)34を介して取付けられるナックル側環状部35とからなる。
すなわち、第1ロアアーム27は、アーム部31の一端に溶接構造部36を有するとともに、アーム部31の他端に溶接構造部37を有する。さらに、第1ラテラルロッド(アーム)27は、ナックル13の前側に接続される。
第1のラバーブッシュ32はボルト38で車体に取付けられ、第2のラバーブッシュ34はボルト39でナックル13に取付けられる。
第1・第2のラバーブッシュ32,34は、アーム部31の軸方向から見たときの第1・第2のラバーブッシュ32,34の中心線同士に所定の傾き角を持たせたものである。
好ましくは、中心線同士の傾き角が、5〜20°に設定される。
第2ロアアーム28は、ロッド41と、このロッド41の一端に溶接され、車体側にゴムブッシュジョイント42を介して支持される車体側環状部43と、ロッド41の他端に溶接され、ナックル13側にゴムブッシュジョイント44を介して取付けられるナックル側継手部45とからなる。
すなわち、第2ロアアーム28は、ロッド41の一端に溶接構造部46を有するとともに、ロッド41の他端に溶接構造部47を有する。
ゴムブッシュジョイント42はボルト48で車体に取付けられ、ナックル側継手部45はボルト49でナックル13に取付けられる。
第3ロアアーム29は、ロッド51と、このロッド51の一端に溶接され、車体側にゴムブッシュジョイント52を介して支持される車体側環状部53と、ロッド51の他端に溶接され、ナックル13側にゴムブッシュジョイント54を介して取付けられるナックル側継手部55とからなる。
すなわち、第3ロアアーム29は、ロッド51の一端に溶接構造部56を有するとともに、ロッド51の他端に溶接構造部57を有する。
ゴムブッシュジョイント52はボルト58で車体に取付けられ、ナックル側継手部55はボルト59でナックル13に取付けられる。
図4に示されたように、第1〜第3のロアアーム27〜29のナックル13側の溶接構造部37,47,57は、タイヤ19内に収納された位置にある。
ダンパユニット16は、タイヤ19からの入力を吸収する(車体の衝撃を和らげる)コイルスプリング(スプリング)61と、車体とナックル13との間に渡され、コイルスプリング61の動きを緩和するダンパ62とからなる。
コイルスプリング61は、ダンパ62の外側で且つ同軸に配置される。
ナックル13は、ホイール(不図示)を取付けるホイール取付部71と、車軸26の上部に形成され、アッパアーム14で支持されるアッパアーム支持部72と、車軸26の前側(前方)に形成され、第1ロアアーム27で支持される第1ロアアーム支持部73と、車軸26の下部に形成され、第2ロアアーム28で支持される第2ロアアーム支持部74と、車軸26の後方下部に形成され、第3ロアアーム29で支持される第3ロアアーム支持部75と、車軸26の上部に形成され、ダンパユニット16が連結されるダンパユニット連結部76と、車軸26の上部後方に形成され、スタビライザ17が連結されるスタビライザ連結部77とを有する。
ホイール取付部71は、ホイールをナット締めするための複数のボルト79を備える。
図4に示されるように、車体幅方向に関して車体外側から、アッパアーム支持部72、ダンパユニット連結部76、スタビライザ連結部77がこの順で設けられる。すなわち、ナックル13に、車体幅方向に関して車体外側から、アッパアーム14、ダンパユニット16、スタビライザ17の順に接続される。
さらに、図4に示されるように、アッパアーム支持部72、ダンパユニット連結部76、スタビライザ連結部77は、車軸26の近傍に設けられる。すなわち、アッパアーム14、ダンパユニット16及びスタビライザ17は、側面視でナックル13に車体高さ方向に関して略同一高さで、且つ車輪12の車軸26近傍(車軸の廻りに)に接続される。
スタビライザ17は、左右の後輪12(左の後輪は不図示)の間に渡たす部材であり、例えば、左右の後輪12が上下に同相で動く場合にはばねとしての機能はないが、左右の後輪12が逆相で動くとき(例えば、カーブなどで車体がローリングしたとき)には中央付近のバーにねじれが発生し、このねじれ剛性が抵抗となって上に跳ねようとする車輪の動きを押さえ、結果として車体の傾きを押さえ込み、車体の安定性の向上を図る。
図5は図1に示される車両用サスペンション装置のナックルの支持/連結位置を模式的に平面から表した説明図であり、図6は図1に示される車両用サスペンション装置のナックルの支持/連結位置を模式的に側面から表した説明図であり、図7は図1に示される車両用サスペンション装置のナックルの支持/連結位置を模式的に背面から表した説明図である。
図5及び図7に示されたように、車体幅方向に関して車体外側から、ナックル13に、アッパアーム支持部72、ダンパユニット連結部76、スタビライザ連結部77がこの順で設けられる。すなわち、ナックル13に、車体幅方向に関して車体外側から、アッパアーム14、ダンパユニット16、スタビライザ17の順に接続される。
すなわち、車両用サスペンション装置10では、車輪12が取付けられるナックル13と、ナックル13を揺動自在に支持するアッパアーム14及びロアアーム27〜29と車体を安定させるスタビライザ17と、車体の衝撃を和らげるダンパユニット16とから構成される。
ダンパユニット16は、ダンパ62とスプリング61とが同軸に配置される。
ナックル13に、車体幅方向に関して車体外側から、アッパアーム14、ダンパユニット16、スタビライザ17の順に接続されることで、スタビライザ17の反力を積極的にキャンバ方向のモーメントとして使い、キャンバ方向に干渉をさせる。
これにより、同相ストローク時のキャンバ変化よりも逆相ストローク時のキャンバ変化を大きくすることが可能となる。この結果、旋回時の操縦安定性(等価CP)の向上を図かることができ、旋回性能が向上する。
さらに、図6に示されるように、アッパアーム支持部72、ダンパユニット連結部76、スタビライザ連結部77は、車軸26の近傍に設けられる。すなわち、アッパアーム14、ダンパユニット16及びスタビライザ17は、側面視でナックル13に車体高さ方向に関して略同一高さで、且つ車輪12の車軸26近傍(車軸の廻りに)に接続される。
すなわち、車両用サスペンション装置10では、アッパアーム14、ダンパユニット16及びスタビライザ17が、ナックル13に車体高さ方向に関して略同一高さで、且つ車輪12の車軸26近傍に接続されることで、ダンパユニット16の反力及びスタビライザ17の反力によるナックル13の車軸26廻りの回転を抑制することができるとともに、車輪12のトー(toe)変化を抑制できる。
また、仮想キングピン軸C3に対し、ダンパユニット16及びスタビライザ17の入力点を近くに設定することで、仮想キングピン軸C3廻りのダンパユニット16の反力及びスタビライザ17の反力によるナックル13に加わるモーメントを小さくできる。これにより、車輪12のトー(toe)変化を抑制できる。
以上により、旋回時において高いトー(toe)剛性と理想的なキャンバ角変化とを両立することができ、良好な操縦安定性確保が可能となる。
車両用サスペンション装置10では、アッパアーム14が、車輪12の中心から上方に配置されるA型形状を呈する1本のアームで構成され、ロアアーム27〜29が、車輪12の中心から下方に配置されるI型形状を呈する3本のアームで構成することで、一般的なマルチリンク式のサスペンションのアーム構成とすることができる。この結果、車両用サスペンション装置10の設計の自由度を拡げることができる。
尚、本発明に係る車両用サスペンション装置10は、図4に示すように、右の後輪12のサスペンションであったが、これに限るものではなく、左の後輪若しくは前輪のサスペンションであってもよい。
本発明に係る車両用サスペンション装置は、セダンやワゴンなどの乗用車に採用するのに好適である。
本発明に係る車両用サスペンション装置の斜視図である。 図1に示される車両用サスペンション装置の側面図である。 図1に示される車両用サスペンション装置の平面図である。 図1に示される車両用サスペンション装置の背面図である。 図1に示される車両用サスペンション装置のナックルの支持/連結位置を模式的に平面から表した説明図である。 図1に示される車両用サスペンション装置のナックルの支持/連結位置を模式的に側面から表した説明図である。 図1に示される車両用サスペンション装置のナックルの支持/連結位置を模式的に背面から表した説明図である。 従来の車両用サスペンション装置の第1の基本構成を説明する図である。 従来の車両用サスペンション装置の第2の基本構成を説明する図である。 従来の車両用サスペンション装置の第3の基本構成を説明する図である。
符号の説明
10…車両用サスペンション装置、12…車輪(右の後輪)、13…ナックル、14…アーム(アッパアーム)、16…ダンパユニット、17…スタビライザ、26…車軸、27〜29…アーム(第1〜第3ロアアーム)。

Claims (3)

  1. 車輪が取付けられるナックルと、このナックルと車体との間に介在され、ナックルを揺動自在に支持するアッパアーム及びロアアームと、車体側に支持されるとともに先端をナックルに取付けられ、車体を安定させるスタビライザと、車体とナックルとの間に渡され、車体の衝撃を和らげるダンパユニットとを備えた車両のサスペンション装置であって、
    前記ダンパユニットは、車体の衝撃を吸収するスプリングと、このスプリングの動きを緩衝するダンパとからなり、このダンパに前記スプリングが同軸に配置されたものであり、
    前記ナックルに、車体幅方向に関して車体外側から、前記アッパアーム、前記ダンパユニット、前記スタビライザの順に接続されたことを特徴とする車両のサスペンション構造。
  2. 前記アッパアーム、前記ダンパユニット及び前記スタビライザは、前記ナックルに車体高さ方向に関して略同一高さで、且つ前記車輪の車軸近傍に接続されたことを特徴とする請求項1記載の車両用サスペンション装置。
  3. 前記アッパアームは、前記車輪の中心から上方に配置されるA型形状を呈する1本のアームで構成され、前記ロアアームは、前記車輪の中心から下方に配置されるI型形状を呈する3本のアームで構成されたことを特徴とする請求項1記載の車両用サスペンション装置。
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