JP4370518B2 - 自動車のフロントサスペンション装置 - Google Patents
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Description
前置き式のステアリングギアユニットにおいて、このような回転が生じた場合、タイロッドが取り付けられるホイールサポート8の車体前方端部8dは、下方且つ車体後方側に変位する。
従って、例えば、図7中仮想線で示すように、ホイールサポート8の回転に伴い、タイロッド18の傾斜角は減少し、一方、タイロッド自体の長さは変化しないので、その取付点8dは、下方側且つ車体後方側に変位すると共に車幅方向外方にも変位することになる。従って、車輪はトーアウト方向に向く。
このように、タイロッド18がホイールサポート8の車体前方端部8dに取り付けられていること、及び、タイロッド18に傾斜角が付けられていることに起因して、制動時には、車輪がトーアウト方向に向いてしまい、特に高速走行時において、制動時の車両安定性が低下する場合があるという問題があった。
一方、このようなトーアウトを防止するために、弾性ブッシュのコンプライアンスを減少させると、乗り心地を悪化させることになる。
このように構成された本発明においては、ステアリングギアユニットは、サスペンションクロスメンバのアッパアーム及びロアアームより車体前方の位置に固定されており、タイロッドは、このステアリングギアユニットから車幅方向外方に斜め前方に延びステアリングギアユニットとホイールサポートの車体前方端部とを連結している。このように構成されたタイロッドにより、アッカーマンジオメトリを成立させることが出来る。一方、このようなタイロッドの構成では、アッパアーム及びロアアームが弾性ブッシュを介してサスペンションクロスメンバに取り付けられていることに起因して、制動時にホイールサポートの車体前方端部が車幅方向外方に変位して車輪がトーアウト方向に向く。しかしながら、アッパアームは、2箇所の取付部が、それらを結んだ線が平面視で車幅方向内方に斜め前方に延びるように設けられ、ロアアームは、2箇所の取付部が、それらを結んだ線が平面視で車幅方向内方に斜め前方に延びるように設けられているので、制動時に、アッパアームは、その車体前方への変位に伴って車幅方向内方に変位し、ロアアームは、その車体後方への変位に伴って車幅方向外方に変位する。従って、ホイールサポートの上方部分は車幅方向内方に変位し、ホイールサポートの下方部分は車幅方向外方に変位して、車輪は車幅方向にネガティブキャンバーとなる方向に傾く。このようなネガティブキャンバーにより、車輪には車幅方向内方に向く力が働き、トーアウトにより車輪に働く車幅方向外方に向く力を打ち消すことが出来る。その結果、弾性ブッシュのコンプライアンスを増大させて乗り心地を確保しても、制動時の車両安定性を得ることが出来る。
このように構成された本発明においては、その中心軸線が車体上下方向に延びるように設けられた弾性ブッシュが、平面視でその車幅方向に延びる軸線より車体前方側且つ車体前後方向に延びる軸線より車体内方側の領域に形成されたすぐり部を有するので、弾性ブッシュは、制動時に車体後方且つ車幅方向外方に斜め方向に変形する。このような変形に伴い、ロアアームのホイールサポートへの取付部を車幅方向外方に変位させることが出来るので、車輪をより確実にネガティブキャンバーが付く方向に傾けることが出来る。また、制動時には、上述したようにホイールサポートの車体前方端部が車幅方向外方に変位し、且つ、弾性ブッシュの変形によりロアアームのホイールサポートへの取付部も車幅方向外方に変位することになる。このようにして、ホイールサポートを全体的に車幅方向外方に移動させて、車輪の制動時のトーアウト自体を抑制することも出来る。
このように構成された本発明においては、アッパアーム及びロアアームは、アッパアームの2箇所の取付部を結んだ線及びロアアームの2箇所の取付部を結んだ線が、それぞれ、タイロッドが延びる方向にほぼ直交する方向に延びるように配置されているので、より効果的に、車輪をネガティブキャンバーが付く方向に傾けることが出来る。
このように構成された本発明においては、ロアアームの取付部に設けられ、ロアアームの弾性ブッシュの変形によるロアアームの車体前方への変位を抑制するストッパを有するので、走行中にサスペンション装置に横力がかかり、ロアアームに圧縮力が加わっても、ロアアームの2箇所の取付部を結んだ線が平面視で車幅方向内方に斜め前方に延びることに起因して、ロアアームが車体前方へ変位することを防止することが出来る。ここで、ロアアームが車体前方へ変位すると、タイロッドが車幅方向外方に斜め前方に延びてホイールサポートの車体前方端部に取り付けられていることに起因して、車輪がトーアウト方向に向くが、本発明においては、このことを防止することが出来る。その結果、操安性を低下させてしまうことを防止することが出来る。
このように構成された本発明においては、更に、アッパアームの取付部に設けられ、アッパアームの弾性ブッシュの変形によるアッパアームの車体後方への変位を抑制するストッパを有するので、走行中にサスペンション装置に横力がかかり、アッパアームに引張力が加わっても、アッパアームの2箇所の取付部を結んだ線が平面視で車幅方向内方に斜め前方に延びることに起因して、アッパアームが車体後方へ変位することを防止することが出来る。ここで、アッパアームが車体後方へ変位すると、タイロッドが車幅方向外方に斜め前方に延びてホイールサポートの車体前方端部に取り付けられていることに起因して、車輪がトーアウト方向に向くが、本発明においては、このことを防止することが出来る。その結果、操安性を低下させてしまうことを防止することが出来る。
先ず、図1により、フロントサスペンション装置1を説明する。図1は、本発明の実施形態による自動車のフロントサスペンション装置を示す斜視図である。
本発明の実施形態によるフロントサスペンション装置1は、車体(図示せず)に固定されたサスペンションクロスメンバ2に取り付けられている。このサスペンションクロスメンバ2は、車幅方向に延びると共にその両側から車体後方に向かって延びるコ字状の前側部材2a、この前側部材2aの車幅方向両側にそれぞれ固定された上方に延びる上方部材2b、及び、前側部材2aの後方で車幅方向に延び、その両端部が前側部材2aに固定された後側部材2cで構成されている。
図2に示すように、アッパアーム4は、前方アーム部4a及び後方アーム部4bを有するA型アームであり、2箇所の取付部20、22で、サスペンションクロスメンバ2の上方部材2bに取り付けられている。これらの取付部20、22では、各アーム部4a、4bの車幅方向内方端部4c、4dが、円筒状の弾性ブッシュ24を介して車体側に取り付けられている。これらの弾性ブッシュ24は、その中心軸線が後述する図2中の一点鎖線Aに平行になるように設けられている。
車体前方側の取付部26の弾性ブッシュ24は、その中心軸線が後述する図2中の一点鎖線Bに平行になるように設けられ、車体後方側の取付部28の弾性ブッシュ24は、車体上下方向に中心軸線を有するように設けられている。また、ロアアーム6に設けたこれらの各ブッシュ24は、乗り心地を確保するためにコンプライアンスが大きなものとなっている。一方、操安性の確保のために、車体前方側の取付部26の弾性ブッシュ24は、車体後方側の取付部28の弾性ブッシュ24より、コンプライアンスが比較的小さなものとなっている。
図2に示すように、ホイールサポート8は、車体前方に延びるタイロッド連結用の延長部(ナックルアーム)8cを備え、この延長部8cの先端部8dに、タイロッド18の車幅方向外方端部が取り付けられている。タイロッド18の車幅方向内方端部はステアリングギアユニット16に取り付けられている。
ここで、本発明の実施形態によるフロントサスペンション装置1では、ステアリングギアユニット16が、サスペンションクロスメンバ2の前方に取り付けられている。従って、タイロッド18は、各アーム4、6の前方に配置されると共に、その車幅方向外方端部がホイールサポート8の車体前方端部(延長部8cの先端部8d)に取り付けられることになる。
また、図3に示すように、タイロッド18は、正面視で、車幅方向外方に斜め上方に延び、水平線に対し傾斜角βが付けられている。この傾斜角βにより、このフロントサスペンション装置1がバンプトーイン特性を有するようにして、バンプしている旋回外輪がトーアウトに向くことを抑制している。
アッパアーム4の取付部20、22は、それらを結んだ線が、図2中の一点鎖線Aで示すように、平面視で車幅方向内方に斜め前方に延びるように配置されている。また、ロアアーム6の取付部26、28は、それらを結んだ線が、図2中の一点鎖線Bで示すように、平面視で車幅方向内方に斜め前方に延びるように配置されている。また、これらのアッパアーム4の取付部20、22を結んだ線A及びロアアーム6の取付部26、28を結んだ線Bは、いずれも、平面視で、タイロッド18が延びる方向にほぼ直交する方向に延びている。
図2に示すように、アッパアーム4の車体後方側の取付部22には、その弾性ブッシュ24の変形によるアッパアーム4の車体後方への変位を抑制するストッパ40が設けられている。また、図2及び図4に示すように、ロアアーム6の車体前方側の取付部26には、その弾性ブッシュ24の変形によるロアアーム6の車体前方への変位を抑制するストッパ40が設けられている。
なお、アッパアーム4の取付部20に、アッパアーム4の車体後方への変位を抑制するストッパ40を同様に設け、ロアアーム6の取付部28にロアアーム6の車体前方への変位を抑制するストッパ40を同様に設けても良い。
先ず、ロアアーム6の車幅方向内方端部6dは、車体上下方向に中心軸線C(図3参照)を有するように円筒状に形成され、その内方に車体上下方向に中心軸線C(図3参照)を有するように弾性ブッシュ24が圧入されている。この弾性ブッシュ24の内周部の表面には、金属製の内筒部32が接着されており、この内筒部32が、車体側、即ち、サスペンションクロスメンバ2に固定されている。
これらのすぐり部34のうち、第1のすぐり部34aは、平面視で、弾性ブッシュ24の車体前後方向軸線D(或いは中心軸線Cを通り車体前後方向に延びる中立面)より車幅方向内方側、且つ、弾性ブッシュ24の車幅方向軸線E(或いは中心軸線Cを通る車幅方向に延びる中立面)より車体前方側の領域24aに形成されている。
さらに、すぐり部34a、34bは、その長手方向の一端部が、車体前後方向軸線Dから0乃至5度の位置になるように形成されており、本実施形態では0度となっている。
また、これらのすぐり部34a、34bは、その長手方向が、タイロッド18が延びる方向とほぼ平行な方向に延びるように形成されている。即ち、角度γと傾斜角αがほぼ同一となっている。
図6は、制動時に車輪、サスペンションアーム及びホイールサポートに加わる力及び変位を説明するためのサスペンション装置の一部を車幅方向側方から見た概念図であり、図7は、制動時のホイールサポートのトーアウト変位を説明するためのサスペンション装置の右前輪側部分を車体上方から見た概念図であり、図8は、本発明の実施形態によるサスペンションアーム及びそれらの取付部の配置による作用を説明するためのサスペンション装置の右前輪側部分を車体上方から見た概念図(a)及び車体後方から見た概念図(b)であり、図9は、本発明の実施形態によるロアアームの車体後方側の弾性ブッシュの作用によるサスペンションアーム、ホイールサポート及びタイロッドの制動時における変位を説明するためのサスペンション装置の右前輪側部分を車体上方から見た概念図である。
先ず、図6に示すように、制動時には、車輪16に制動力Fが加わり、この制動力Fはホイールサポート8に伝達され、ホイールサポート8には、回転モーメント力Mが加わる。この回転モーメント力Mは、アッパアーム4及びロアアーム6に伝達され、この伝達された力は、アーム4、6の車体側への各取付部の弾性ブッシュ24を変形させる。その結果、アッパアーム4は、車体前方に向けて変位し(図中D1)、ロアアーム6は、車体後方に向けて変位し(図中D2)、ホイールサポート8は、図中D3のような方向に回転変位する。弾性ブッシュ24のコンプライアンスが大きい場合には、特に、このような変位D1、D2、D3が生じやすくなる。ホイールサポート8にこのような回転変位D3が生じると、タイロッド連結用の延長部(ナックルアーム)8cの先端部8dは、下方側且つ車体後方側に変位する。
本発明の実施形態では、図2及び図8(a)に示すように、アッパアーム4の取付部20、22が、それらを結んだ線が平面視で車幅方向内方に斜め前方に延びるように配置され、また、ロアアーム6の取付部26、28が、それらを結んだ線が平面視で車幅方向内方に斜め前方に延びるように配置されている。
従って、図8(a)に示すように、アッパアーム4が仮想線で示すように車体前方に変位すると(図6のD1参照)、アッパアーム4のホイールサポート8への取付部4eは、平面視で、図中白丸で示した位置から黒丸で示した位置まで移動し、車体前方に加え車幅方向内方の方向にも変位する。一方、ロアアームが仮想線で示すように車体後方に変位すると(図6のD2参照)、ロアアーム6のホイールサポート8への取付部6eは、平面視で、図中白丸で示した位置から黒丸で示した位置まで移動し、車体後方に加え車幅方向外方の方向にも変位する。
このようなネガティブキャンバーにより、車輪16には車幅方向内方に向く力が働くので、トーアウトにより車輪16に働く車幅方向外方に向く力を打ち消すことが出来る。その結果、制動時の車両安定性を得ることが出来る。
また、アッパアーム4の取付部20、22を結んだ線及びロアアーム6の取付部26、28を結んだ線は、いずれも、平面視で、タイロッド18が延びる方向にほぼ直交する方向に延びているので、より効果的に、車輪をネガティブキャンバーが付く方向に傾けさせて、制動時の車両安定性を得ることが出来る。
本発明の実施形態では、第1のすぐり部34aを、平面視で、弾性ブッシュ24の車体前後方向軸線Dより車幅方向内方側、且つ、平面視で、弾性ブッシュ24の車幅方向軸線Eより車体前方側の領域24aに形成しているので、前輪16をより確実にネガティブキャンバーが付く方向に傾けることが出来る。
即ち、図4に示すように、弾性ブッシュ24は、車体側の内筒部32と、ロアアーム6の端部6dとの間で力を受けて変形するが、特に、その中心軸線Cに対してすぐり部34aを設けた方向に沿って変形し易くなっている。従って、ロアアーム6の車体後方側の端部6dは、図4中D4に示すような方向に変位し易くなっている。
また、第2のすぐり部34bが、平面視で、弾性ブッシュ24の車体前後方向軸線Dより車幅方向外方側、且つ、平面視で、弾性ブッシュ24の車幅方向軸線Eより車体後方側の領域24bに、第1のすぐり部34aと対向するように形成されているので、車体後方側の取付部28の弾性ブッシュ24が、各すぐり部34a、34bを結ぶ方向に沿って大きく変形し易くなり、より確実に、ホイールサポート8の下方側を車幅方向外方に変位させて、車輪16をネガティブキャンバーが付く方向に傾けることが出来る。
先ず、走行中、車輪16が地面から横力を受け、その横力がサスペンション装置1に入力された場合、その横力により、ロアアーム6には車幅方向内方に向かう力(圧縮力)が加わる。また、ホイールサポート8には、ロアアーム6のホイールサポート8への取付部6eを支点とする車幅方向に傾くような回転力が生じ、アッパアーム4には、外側に引っ張られるような力(引張力)が加わる。
上述したように、アッパアーム4の取付部20、22、及び、ロアアーム6の取付部26、28は、それぞれ、各取付部を結んだ線が平面視で車幅方向内方に斜め前方に延びるように配置されているので、ロアアーム6は、圧縮力を受けて車体前方に変位しようとし、アッパアーム4は、引張力を受けて車体後方に変位しようとする。
本実施形態では、アッパアーム4の車体後方側の取付部22に、その弾性ブッシュ24の変形によるアッパアーム4の車体後方への変位を抑制するストッパ40が設けられ、また、ロアアーム6の車体前方側の取付部26に、その弾性ブッシュ24の変形によるロアアーム6の車体前方への変位を抑制するストッパ40が設けられているので、走行中、車輪16がトーアウト方向へ向くこと抑制することが出来、操安性を確保することが出来る。
本発明の実施形態では、第1のすぐり部34aを、平面視で、弾性ブッシュ24の車体前後方向軸線Dより車幅方向内方側、且つ、平面視で、弾性ブッシュ24の車幅方向軸線Eより車体前方側の領域24aに形成しているので、前輪16の制動時のトーアウト自体を抑制することも出来る。
つまり、ホイールサポート8の制動時の回転変位(図6のD3参照)により、タイロッド18の傾斜角等に起因して、その先端部8dが車幅方向外方に変位しても、ロアアーム6のホイールサポート8への取付部6eも、車幅方向外方に変位することになる。その結果、図9中仮想線で示すように、ホイールサポート8は全体的に車幅方向外方に移動して、前輪16の制動時のトーアウト自体を抑制することが出来るのである。
また、各すぐり部34a、34bは、弾性ブッシュ24の外周部に沿って延び、その長手方向の中間部が、平面視で、車体前後方向軸線Dから25乃至35度(図4中角度γ)の位置になるようになるように形成されているので、前輪16の制動時のトーアウトを抑制しつつ、弾性ブッシュ24の車体前後方向の変形量が比較的大きくなるようにして乗り心地を確保すると共に、車幅方向の変形量が過度に大きくならないようにして操安性をも確保することが出来る。
また、すぐり部34a、34bは、その長手方向が、タイロッド18が延びる方向、即ち、平面視で車幅方向に対して傾斜角αの方向とほぼ平行な方向に延びるように形成されているので、より効果的に、制動時のトーアウトを抑制することが出来る。
2 サスペンションクロスメンバ
4 アッパアーム
6 ロアアーム
8 ホイールサポート
10 緩衝装置
16 前輪
20 アッパアームの車体への車体前方側の取付部
22 アッパアームの車体への車体後方側の取付部
24 弾性ブッシュ
26 ロアアームの車体への車体前方側の取付部
28 ロアアームの車体への車体後方側の取付部
34 すぐり部
40 ストッパ
Claims (5)
- 前置き式ステアリングギアユニットを備えた自動車のフロントサスペンション装置であって、
車体に固定されたサスペンションクロスメンバと、
このサスペンションクロスメンバに2箇所において弾性ブッシュを介して取り付けられたA型のアッパアームと、
このサスペンションクロスメンバに2箇所において弾性ブッシュを介して取り付けられたA型のロアアームと、
その上方部分が上記アッパアームにその下方部分が上記ロアアームにそれぞれ取り付けられ車輪を回転自在に支持するホイールサポートと、
上記サスペンションクロスメンバの上記アッパアーム及びロアアームより車体前方の位置に固定されたステアリングギアユニットと、
このステアリングギアユニットから車幅方向外方に斜め前方に延び上記ステアリングギアユニットと上記ホイールサポートの車体前方端部とを連結するタイロッドと、を有し、
上記アッパアームは、上記2箇所の取付部が、それらを結んだ線が平面視で車幅方向内方に斜め前方に延びるように設けられ、上記ロアアームは、上記2箇所の取付部が、それらを結んだ線が平面視で車幅方向内方に斜め前方に延びるように設けられていることを特徴とする自動車のフロントサスペンション装置。 - 上記ロアアームの車体後方側の取付部の弾性ブッシュは、その中心軸線が車体上下方向に延びるように設けられ、この弾性ブッシュは、平面視でその車幅方向に延びる軸線より車体前方側且つ車体前後方向に延びる軸線より車体内方側の領域に形成されたすぐり部を有する請求項1記載の自動車のフロントサスペンション装置。
- 上記アッパアーム及び上記ロアアームは、上記アッパアームの上記2箇所の取付部を結んだ線及び上記ロアアームの上記2箇所の取付部を結んだ線が、それぞれ、上記タイロッドが延びる方向にほぼ直交する方向に延びるように配置されている請求項1又は請求項2記載の自動車のフロントサスペンション装置。
- 更に、上記ロアアームの取付部に設けられ、上記ロアアームの弾性ブッシュの変形による上記ロアアームの車体前方への変位を抑制するストッパを有する請求項1乃至3のいずれか1項記載の自動車のフロントサスペンション装置。
- 更に、上記アッパアームの取付部に設けられ、上記アッパアームの弾性ブッシュの変形による上記アッパアームの車体後方への変位を抑制するストッパを有する請求項1乃至4のいずれか1項記載の自動車のフロントサスペンション装置。
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