JP2008094280A - ウエビング巻取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フォースリミッタ機構による制限荷重を早期に高荷重にする。
【解決手段】ウエビング巻取装置10では、プリテンショナ機構190の作動によってストッパワイヤ174が移動されて第2ロックベース46の第2ロックパウル50がロックリング90の内側ラチェット92に噛み合うことで、トーションシャフト24による制限荷重を高荷重に切り替え可能にされる。このため、プリテンショナ機構190の作動直後にはトーションシャフト24による制限荷重を高荷重にでき、当該制限荷重を早期に高荷重にできる。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両の緊急時にフォースリミッタ機構がウエビングから乗員に作用する荷重を制限荷重に制限するウエビング巻取装置に関する。
ウエビング巻取装置としては、力制限装置(フォースリミッタ機構)がベルト帯(ウエビング)から乗員に作用する荷重を制限荷重に制限するものがある(例えば、特許文献1参照)。
このウエビング巻取装置では、切換え装置が力制限装置による制限荷重を高レベルから低レベルへ切り換える。
ここで、ウエビング巻取装置では、特に乗員の体格等が大きい場合に、力制限装置による制限荷重を早期に高レベルにするのが好ましい。
特表2003−502204公報
本発明は、上記事実を考慮し、フォースリミッタ機構による制限荷重を早期に高荷重にできるウエビング巻取装置を得ることが目的である。
請求項1に記載のウエビング巻取装置は、乗員に装着可能にされたウエビングが巻き取られ、巻取方向へ回転されることで前記ウエビングが巻き取られると共に、引出方向へ回転されることで前記ウエビングが引き出される巻取軸と、車両の緊急時に作動されることで前記巻取軸を巻取方向へ回転させるプリテンショナ機構と、車両の緊急時に前記巻取軸の引出方向への回転を許可して前記ウエビングから乗員に作用する荷重を制限荷重に制限すると共に、前記制限荷重を少なくとも低荷重と高荷重とに切替可能にされたフォースリミッタ機構と、前記プリテンショナ機構の作動によって切替状態にされる第1切替手段と、前記第1切替手段が切替状態にされることで作動されて前記制限荷重を少なくとも低荷重と高荷重とに切り替える第2切替手段と、を備えている。
請求項2に記載のウエビング巻取装置は、請求項1に記載のウエビング巻取装置において、前記第2切替手段は前記制限荷重を高荷重に切り替える、ことを特徴としている。
請求項3に記載のウエビング巻取装置は、請求項1又は請求項2に記載のウエビング巻取装置において、前記巻取軸に設けられて前記巻取軸と一体に回転可能にされ、前記プリテンショナ機構の作動によって前記巻取軸に対し相対回転することで前記第1切替手段が切替状態にされる駆動部材を備えた、ことを特徴としている。
請求項4に記載のウエビング巻取装置は、乗員に装着可能にされたウエビングが巻き取られ、巻取方向へ回転されることで前記ウエビングが巻き取られると共に、引出方向へ回転されることで前記ウエビングが引き出される巻取軸と、車両の緊急時に作動されることで前記巻取軸を巻取方向へ回転させるプリテンショナ機構と、車両の緊急時に前記巻取軸の引出方向への回転を許可して前記ウエビングから乗員に作用する荷重を制限荷重に制限すると共に、前記制限荷重を少なくとも低荷重と高荷重とに切替可能にされたフォースリミッタ機構と、前記プリテンショナ機構の作動によって前記制限荷重を低荷重から高荷重に切り替える切替手段と、を備えている。
請求項5に記載のウエビング巻取装置は、請求項4に記載のウエビング巻取装置において、前記巻取軸に設けられて前記巻取軸と一体に回転可能にされ、前記プリテンショナ機構の作動によって前記巻取軸に対し相対回転することで前記切替手段が前記制限荷重を低荷重から高荷重に切り替える駆動部材を備えた、ことを特徴としている。
請求項1に記載のウエビング巻取装置では、乗員に装着可能にされたウエビングが巻取軸に巻き取られており、巻取軸が巻取方向へ回転されることで、ウエビングが巻き取られると共に、巻取軸が引出方向へ回転されることで、ウエビングが引き出される。
車両の緊急時には、プリテンショナ機構が作動されることで、巻取軸が巻取方向へ回転されて、ウエビングが巻き取られ、ウエビングによる乗員の拘束力が向上される。
また、車両の緊急時には、フォースリミッタ機構が巻取軸の引出方向への回転を許可して、ウエビングから乗員に作用する荷重を制限荷重に制限する。
さらに、フォースリミッタ機構による制限荷重が少なくとも低荷重と高荷重とに切替可能にされており、第1切替手段が切替状態にされることで、第2切替手段が、作動されて、フォースリミッタ機構による制限荷重を少なくとも低荷重と高荷重とに切替可能にされている。
ここで、プリテンショナ機構の作動によって第1切替手段が切替状態にされる。このため、フォースリミッタ機構による制限荷重を早期に高荷重にすることができる。
請求項2に記載のウエビング巻取装置では、第2切替手段がフォースリミッタ機構による制限荷重を高荷重に切り替える。このため、フォースリミッタ機構による制限荷重を早期に高荷重にすることができる。
請求項3に記載のウエビング巻取装置では、巻取軸に設けられた駆動部材が、巻取軸と一体に回転可能にされており、プリテンショナ機構の作動によって駆動部材が巻取軸に対し相対回転することで、第1切替手段が切替状態にされる。このため、簡単な構成でフォースリミッタ機構による制限荷重を早期に高荷重にすることができる。
請求項4に記載のウエビング巻取装置では、乗員に装着可能にされたウエビングが巻取軸に巻き取られており、巻取軸が巻取方向へ回転されることで、ウエビングが巻き取られると共に、巻取軸が引出方向へ回転されることで、ウエビングが引き出される。
車両の緊急時には、プリテンショナ機構が作動されることで、巻取軸が巻取方向へ回転されて、ウエビングが巻き取られ、ウエビングによる乗員の拘束力が向上される。
また、車両の緊急時には、フォースリミッタ機構が巻取軸の引出方向への回転を許可して、ウエビングから乗員に作用する荷重を制限荷重に制限する。
ここで、フォースリミッタ機構による制限荷重が少なくとも低荷重と高荷重とに切替可能にされており、プリテンショナ機構の作動によって切替手段がフォースリミッタ機構による制限荷重を低荷重から高荷重に切り替える。このため、フォースリミッタ機構による制限荷重を早期に高荷重にすることができる。
請求項5に記載のウエビング巻取装置では、巻取軸に設けられた駆動部材が、巻取軸と一体に回転可能にされており、プリテンショナ機構の作動によって駆動部材が巻取軸に対し相対回転することで、切替手段がフォースリミッタ機構による制限荷重を低荷重から高荷重に切り替える。このため、簡単な構成でフォースリミッタ機構による制限荷重を早期に高荷重にすることができる。
<第1の実施の形態の構成>
次に、図1乃至図10を用いて本発明の第1の実施の形態について説明する。
なお、第1の実施の形態の特徴的な作用、効果に関しては、第1の実施の形態の第1の態様と、第2の態様とを比べて説明するため、先ず、第1の態様及び第2の態様の各々の構成について説明する。
(第1の態様の構成)
図5には本発明の第1の実施の形態の第1の態様に係るウエビング巻取装置10の構成の概略が断面図によって示されている。
この図に示されるように、ウエビング巻取装置10はフレーム12を備えている。フレーム12は、車体に固定される板状の背板14を備えている。背板14の幅方向一方の端部からは脚板16が背板14に対して略直角に延出されている。これに対して、背板14の幅方向他端部からは脚板18が脚板16の延出方向と同方向に延出されており、フレーム12は平面視で略凹形状となっている。
脚板16と脚板18との間には、巻取軸としてのスプール20が設けられている。スプール20は、脚板16と脚板18との対向方向に沿って軸方向とされており、その軸方向中間部には、ウエビングとしての長尺帯状のウエビングベルト22(シートベルト)の基端部が係止されている。スプール20は、その軸周りの一方である巻取方向(図2の矢印A方向)へ回転することでウエビングベルト22を基端側から巻き取って収納すると共に、その軸周りの他方である引出方向(図2の矢印B方向)へ回転されることでウエビングベルト22を引き出す。
一方、スプール20はその中心軸線に沿って中空とされており、その内側には、フォースリミッタ機構及び第1エネルギー吸収部材としてのトーションシャフト24が収容されている。トーションシャフト24はスプール側結合部26を備えている。スプール側結合部26はスプール20の軸方向両端の間に位置しており、このスプール側結合部26にてトーションシャフト24がスプール20に対して一体的に連結されている。
スプール側結合部26の脚板16側の端面からは棒状の第1変形部28が連続して形成されている。第1変形部28の先端側には第1結合部30が第1変形部28に対して同軸的且つ一体的に形成されており、第1の態様における第1ロック手段としての第1ロック機構32を構成する駆動部材(回転体)としての第1ロックベース34に第1結合部30が同軸的且つ一体的に連結されている。
第1ロックベース34はスプール20の脚板16側の端部からスプール20に対して同軸的に相対回転可能に嵌挿されている。しかしながら、上記のように、第1結合部30が第1ロックベース34に対して一体的に連結されていることで、基本的には第1ロックベース34がスプール20に対して同軸的且つ一体的に連結されている。
第1ロックベース34の半径方向外側には第1ロックパウル36が設けられている。第1ロックパウル36は脚板16に回転自在に軸支されており、所定の一方向に回動すると、第1ロックパウル36に形成されたラチェット歯が第1ロックベース34の外周部に接近して、第1ロックベース34の外周部に形成されたラチェット歯に噛み合うことができるようになっている。
一方、第1ロックベース34を介してスプール20とは反対側には、回転部材38が第1ロックベース34に対して同軸的に相対回転可能に設けられているが、圧縮コイルスプリングや捩じりコイルスプリング等の図示しない付勢手段の付勢力により第1ロックベース34に対して追従回転する構成になっている。
また、詳細な図示は省略するが、第1ロック機構32は、この回転部材38の回転を規制する1乃至複数の規制手段を備えており、車両の急減速時(緊急時)において車両に大きな慣性が発生した際や、第1ロックベース34が引出方向に急激に回転した際には、この規制手段が作動し、回転部材38の回転が規制される。第1ロックパウル36は、回転部材38の回転規制が成された状態で第1ロックベース34が引出方向に回転しようした際に生じる第1ロックベース34と回転部材38との間の相対回転に連動して第1ロックベース34の外周部に接近移動する。
第1ロックベース34には、プリテンショナ機構190が機械的に連絡可能にされており、プリテンショナ機構190は、車両のECU(制御装置)に接続されている。ECUは、車両の急減速状態を検知する加速度センサに接続されており、加速度センサが車両の急減速状態を検知した際には、プリテンショナ機構190が作動されて、第1ロックベース34を急激に巻取方向に回転可能にされている。
一方、スプール側結合部26の脚板18側の端面からは棒状の第2変形部40が連続して形成されている。第2変形部40の先端側には第2結合部42が第2変形部40に対して同軸的且つ一体的に形成されており、第2切替手段(第2ロック手段)としての第2ロック機構44を構成する第2ロックベース46に第2結合部42が同軸的且つ一体的に連結されている。
第2ロックベース46はスプール20の脚板18側の端部からスプール20に対して同軸的に相対回転可能に嵌挿されている。しかしながら、上記のように、第2結合部42が第2ロックベース46に対して一体的に連結されていることで、基本的には第2ロックベース46がスプール20に対して同軸的且つ一体的に連結されている。
図1及び図2に示されるように、第2ロックベース46には一対のパウル収容部48が形成されている。これらのパウル収容部48は第2ロックベース46の外周一部にて開口していると共に、第2ロックベース46のスプール20とは反対側の端面にて開口している。これらのパウル収容部48内には、第2ロックパウル50が収容されている。各第2ロックパウル50はパウル収容部48内に形成されたパウル支持ピン52によりスプール20と平行な軸周りに回動可能に軸支されている。各第2ロックパウル50は基本的にパウル収容部48内に収容されているが、パウル支持ピン52周りの一方へ回動すると、各第2ロックパウル50の先端側はパウル収容部48の外周部における開口部分から外側へ突出する。
一方、上記の第2ロックベース46を介してスプール20とは反対側には回転円板54が設けられている。回転円板54は基本的にスプール20に対して同軸的に相対回転可能にスプール20に軸支されている。回転円板54の第2ロックベース46側の端面からは一対の誘導ピン56が突出形成されている。これらの誘導ピン56は上記の第2ロックパウル50に対応して設けられている。
これらの誘導ピン56に対応して第2ロックパウル50の各々には長孔58が形成されており、誘導ピン56はこの長孔58に入り込んでいる。長孔58は幅寸法が誘導ピン56の外径寸法よりも極僅かに大きく、スプール20周りの一方へ回転円板54と共に誘導ピン56が回動すると、誘導ピン56が長孔58の内壁を押圧して第2ロックパウル50をパウル支持ピン52周りに回動させる構造になっている。
また、回転円板54の第2ロックベース46側の端面からは平板状のプレート60が突出形成されている。このプレート60に対応して第2ロックベース46には矩形のばね収容孔62が形成されている。ばね収容孔62の内側には回転円板付勢ばね64が収容されている。
回転円板付勢ばね64は圧縮コイルスプリングとされており、その一端がばね収容孔62の内壁に圧接して、他端はばね収容孔62の内側に入り込んだプレート60に圧接している。回転円板54は、プレート60が回転円板付勢ばね64の付勢力を受けることでスプール20周りの一方へ回動可能で、この方向に回転円板54が回動すると、誘導ピン56が第2ロックパウル50をパウル支持ピン52周りの一方へ回動(作動)させるようになっている。
一方、図5に示されるように、ばね収容孔62の底部には透孔66が形成されている。この透孔66に対応してスプール20にはストッパ収容孔172が形成されている。ストッパ収容孔172は、スプール20の軸心に対して平行で、一端が第1ロックベース34側でのスプール20の端部で開口し、他端が第2ロックベース46側でのスプール20の端部で開口しており、ストッパ収容孔172は、その一端から他端まで内径寸法が変わらない。
このストッパ収容孔172の内側には、第1切替手段、第2エネルギー吸収部材及び制御手段としてのストッパワイヤ174が収容されている。ストッパワイヤ174はスプール20の軸方向に沿って長手の棒状に形成されており、ストッパワイヤ174の一端側は、ストッパ収容孔172の第1ロックベース34側の開口端からストッパ収容孔172の外部に突出している。
さらに、ストッパワイヤ174のスプール20から突出した部分に対応してスプール20の第1ロックベース34側の端部及び第1ロックベース34のスプール20側の端部の少なくとも何れか一方(本実施の形態では、スプール20の端部)にワイヤガイド溝82(図7(A)参照)が形成されている。ワイヤガイド溝82はスプール20の中心軸線を曲率中心として湾曲しており、このワイヤガイド溝82の内側にストッパワイヤ174の一端側が入り込んで、ワイヤガイド溝82に倣って湾曲している。
さらに、ストッパワイヤ174の一端部はワイヤガイド溝82内にて第1ロックベース34側に屈曲しており、図8に示される第1ロックベース34に形成されたワイヤ係止孔84に入り込んでいる。
一方、ストッパワイヤ174の他端側はストッパ収容孔172の第2ロックベース46側の端部からスプール20の外部へ突出している。さらに、ストッパワイヤ174は、透孔66を通過してプレート60を介して回転円板付勢ばね64とは反対側でばね収容孔62の内側へ入り込み、回転円板付勢ばね64の付勢力で回転しようとするプレート60にストッパワイヤ174の他端が干渉している。
一方、図1及び図2に示されるように、脚板18の外側にはベース86が脚板18に一体的に連結されている。ベース86には円孔88がスプール20に対して同軸的に形成されている。円孔88は内径寸法が第2ロックベース46よりも十分に大きく、第2ロックベース46は円孔88を貫通している。円孔88にはロックリング90が回転自在に軸支されている。ロックリング90は全体的にリング状に形成されている。また、ロックリング90の内周部には内側ラチェット92が形成されており、第2ロックパウル50の第2ロックパウルラチェット94がパウル支持ピン52周りの一方へ回動して先端側がパウル収容部48の外側へ突出すると、第2ロックパウルラチェット94が内側ラチェット92に噛み合う。
また、ロックリング90の外周一部には外側ラチェット96が形成されている。この外側ラチェット96に対応してベース86には、円孔88に連通したリングロックパウル収容孔97が形成されている。リングロックパウル収容孔97の内側には、切替部材としてのリングロックパウル98が設けられている。リングロックパウル98の先端側には外側ラチェット96に噛合可能なリングロックラチェット100が形成されている。
リングロックラチェット100が外側ラチェット96に噛合した状態では、ロックリング90が引出方向へ回転しようとすると、リングロックパウル98がロックリング90に伴われて回転しようとする。但し、ロックリング90と共にリングロックパウル98がロックリング90の引出方向へ回転しようとすると、リングロックパウル収容孔97の内壁がリングロックパウル98に干渉してリングロックパウル98の回転、ひいては、ロックリング90の回転を規制する。
リングロックパウル98の下方にはベース86に支持アーム収容孔102が形成されている。支持アーム収容孔102は上記のリングロックパウル収容孔97に連通しており、その内側には、規制部材としての支持アーム104が収容されている。支持アーム104は、脚板18から突出形成されたアーム支持ピン106によりスプール20と平行な軸周りに回動可能に軸支されている。
アーム支持ピン106による軸支部分よりも支持アーム104の一端側は支持部108とされている。支持アーム104がアーム支持ピン106周りの支持位置にある状態では、支持部108の先端部はリングロックパウル98の側面に対向した状態でリングロックパウル98に当接し、リングロックパウル98のリングロックラチェット100がロックリング90の外側ラチェット96に噛み合った状態でリングロックパウル98を支持している。
支持部108の側方では脚板18からシェアピン110が突出形成されており、支持部108にシェアピン110が当接して干渉することにより、アーム支持ピン106周り一方への支持アーム104の回動が規制される。
一方、アーム支持ピン106による軸支部分よりも支持アーム104の他端側は被押圧部112とされている。被押圧部112の側方には、ガスジェネレータ114が設けられている。ガスジェネレータ114は、ベース86に形成されたジェネレータ収容孔116の内側に配置され、図示しないボルト等の締結手段等によりガスジェネレータ114がベース86に固定されている。
ガスジェネレータ114の内側には点火剤やガス発生剤等の薬剤と、電気的な着火信号が入力されることで、点火剤を点火する着火装置が収容されている。ガスジェネレータ114の着火装置は、ECUに接続されている。
ECUは、加速度センサの他、例えば、車両前方の障害物までの距離が一定値未満になったことを検出する測距センサ等、車両が急減速になったことや車両が急減速状態になりそうなことを直接又は間接的に検出する危険予知手段と、車両の座席に作用する荷重を検出する荷重センサや、スプール20からウエビングベルト22が一定量以上引き出されたことを検出するベルトセンサ等、座席に着座した乗員の体格を直接又は間接的に検出する体格検出手段の双方に直接又は間接的に接続されている。
危険予知手段からの信号に基づき、車両が急減速状態になった場合や車両が急減速状態になりそうな場合とECUが判定し、且つ、座席に着座した乗員の体格が予め定められた基準値未満であると判定した場合に、ガスジェネレータ114の着火装置に対してECUから着火信号が出力される。
ガスジェネレータ114は一種のガスシリンダを構成しており、その軸方向一端側は支持アーム104の被押圧部112の側面に対向している。ガスジェネレータ114には押圧プランジャ118が設けられている。押圧プランジャ118はその軸方向一端側がガスジェネレータ114から突出しており、支持アーム104の被押圧部112の側面に対向している。
ガスジェネレータ114の着火装置に着火信号が入力されることで点火剤が着火され、更に、着火された点火剤がガス発生剤を燃焼させると、ガスジェネレータ114の内部で瞬時にガスが発生する。このガスの圧力は、押圧プランジャ118をガスジェネレータ114の外部へ押し出すように作用し、ガスジェネレータ114の外部へ押し出された押圧プランジャ118は、支持アーム104の被押圧部112を押圧して支持アーム104を回動させる構造になっている。
(第2の態様の構成)
次に、本実施の形態の第2の態様の構成について説明する。なお、この第2の態様を説明するにあたり、基本的に前記第1の態様と同一の構成に関しては同一の符号を付与してその詳細な説明を省略する。
図6には第2の態様に係るウエビング巻取装置150の構成の概略が断面図によって示されている。
この図に示されるように、ウエビング巻取装置150はフレーム12に代わりフレーム152を備えている。フレーム152は脚板16に代わり内周部にラチェット歯が形成されたラチェット孔162を有する脚板154を備えている。
また、ウエビング巻取装置150は第1ロック手段としての第1ロック機構32を備えておらず、代わりに、第2の態様における第1ロック手段としての第1ロック機構156を備えている。
第1ロック機構156は駆動部材(回転体)としての第1ロックベース158を備えている。第1ロックベース158は、スプール20の脚板154側からスプール20に対して同軸的に相対回転可能に嵌挿されている点、第1結合部30が第1ロックベース158に対して同軸的且つ一体的に連結されている点、ワイヤ係止孔84が形成されている点等においては第1ロックベース34と同じ構成である。しかしながら、図9に示されるように、第1ロックベース158の外周部にはラチェット歯が形成されていない。
第1ロックベース158には第1ロックパウル160が取り付けられている。第1ロックパウル160は、回転部材38に係合しており、回転部材38の回転規制が成された状態で第1ロックベース158が引出方向に回転しようした際に生じる第1ロックベース158と回転部材38との間の相対回転に連動してラチェット孔162の内周部に接近して、第1ロックパウル160の先端に形成されたラチェット歯がラチェット孔162のラチェット歯に噛み合う構成になっている。
<第1の実施の形態の作用、効果>
次に、本実施の形態の作用並びに効果の説明に先立って、ウエビング巻取装置10の第1ロック機構32及びウエビング巻取装置150の第1ロック機構156の各々の動作と、プリテンショナ機構190の動作と、について説明する。
(第1ロック機構32及びプリテンショナ機構190の動作)
ウエビング巻取装置10は、スプール20から引き出されたウエビングベルト22が車両の乗員の身体に装着された状態で、例えば、車両が急減速状態になり、第1ロック機構32が作動すると、先ず、回転部材38の引出方向への回転が規制される。
次いで、車両急減速時の慣性で前方へ移動しようとする乗員の身体が、ウエビングベルト22を急激に引っ張ってスプール20を引出方向へ回転させようとすると、トーションシャフト24を介してスプール20に一体的に連結されている第1ロックベース34が引出方向に回転する。
ここで、この状態で、上記のように回転部材38の引出方向への回転が規制されていると、第1ロックベース34と回転部材38との間に相対回転が生じ、第1ロックパウル36が第1ロックベース34に接近する。
これにより、第1ロックパウル36のラチェット歯が第1ロックベース34のラチェット歯に噛み合い、第1ロックベース34の引出方向への回転、ひいては、スプール20の引出方向への回転が規制されて、スプール20からのウエビングベルト22の引き出しが規制される。これにより、ウエビングベルト22によって前方へ移動しようとする乗員の身体を確実に拘束できる。
また、第1ロックパウル36のラチェット歯が第1ロックベース34のラチェット歯に噛み合っても、第1ロックベース34の巻取方向への回転、ひいては、スプール20の巻取方向への回転は規制されない。
ここで、車両が急減速状態になって車両に大きな慣性が発生した際には、プリテンショナ機構190が作動されて、第1ロックベース34が急激に巻取方向に回転される。このため、スプール20が巻取方向に回転されて、スプール20にウエビングベルト22が巻き取られることで、ウエビングベルト22による乗員の身体の拘束力が向上される。
(第1ロック機構156及びプリテンショナ機構190の動作)
一方、ウエビング巻取装置150では、車両が急減速状態になり、第1ロック機構156が作動すると、先ず、回転部材38の引出方向への回転が規制される。
次いで、車両急減速時の慣性で前方へ移動しようとする乗員の身体が、ウエビングベルト22を急激に引っ張ってスプール20を引出方向へ回転させようとすると、トーションシャフト24を介してスプール20に一体的に連結されている第1ロックベース158が引出方向に回転する。
ここで、この状態で、上記のように回転部材38の引出方向への回転が規制されていると、第1ロックベース158と回転部材38との間に相対回転が生じ、第1ロックパウル160がラチェット孔162の内周部に接近する。
これにより、第1ロックパウル160のラチェット歯がラチェット孔162のラチェット歯に噛み合い、第1ロックベース158の引出方向への回転、ひいては、スプール20の引出方向への回転が規制されて、スプール20からのウエビングベルト22の引き出しが規制される。これにより、ウエビングベルト22によって前方へ移動しようとする乗員の身体を確実に拘束できる。
また、第1ロックパウル160のラチェット歯がラチェット孔162のラチェット歯に噛み合っても、第1ロックベース158の巻取方向への回転、ひいては、スプール20の巻取方向への回転は規制されない。
ここで、車両が急減速状態になって車両に大きな慣性が発生した際には、プリテンショナ機構190が作動されて、第1ロックベース158が急激に巻取方向に回転される。このため、スプール20が巻取方向に回転されて、スプール20にウエビングベルト22が巻き取られることで、ウエビングベルト22による乗員の身体の拘束力が向上される。
(トーションシャフト24の動作)
プリテンショナ機構190の作動によって第1ロックベース34にスプール20に対し作用する巻取方向への相対的な回転力は、トーションシャフト24の第1変形部28の機械的強度とストッパワイヤ174の機械的強度(特に後述の如くしごかれる際の機械的強度)との和に比し、大きい。このため、第1ロックベース34、158に第1結合部30が連結されたままの状態でプリテンショナ機構190の作動によって第1変形部28が捩れ、この捩れ分だけ第1ロックベース34、158がスプール20に対し巻取方向に相対回転する。
(ストッパワイヤ174の動作)
このように、スプール20に対して第1ロックベース34、158が巻取方向に相対回転すると、第1ロックベース34、158に形成されたワイヤ係止孔84にストッパワイヤ174の一端が入り込んだままの状態で、ストッパワイヤ174が第1ロックベース34、158のワイヤガイド溝82に案内されつつ引っ張られる。このため、第1ロックベース34、158に引っ張られたストッパワイヤ174は、ストッパ収容孔172に収容された部分がストッパ収容孔172の第1ロックベース34側の開口端の縁でしごかれながらワイヤガイド溝82に倣い、その長手方向がワイヤガイド溝82の長手方向、すなわち、スプール20の回転周方向になるように変形させられる。
(第2ロック機構44の動作)
さらに、上記のように、ストッパ収容孔172の内側でストッパワイヤ174が第1ロックベース34側へ移動すると、ばね収容孔62内に入り込んでいたストッパワイヤ174の他端側は、透孔66を通り抜けてばね収容孔62内から離脱し、ストッパ収容孔172のロックベース46側の端部からストッパ収容孔172に引き込まれる。このように、ばね収容孔62内からストッパワイヤ174が抜け出ると(切替状態)、プレート60に対するストッパワイヤ174の干渉が解消される。ストッパワイヤ174からの干渉が解消されたプレート60は、回転円板付勢ばね64の付勢力を受けてばね収容孔62内を回動する。
プレート60は回転円板54に一体であるため、回転円板付勢ばね64の付勢力でプレート60が回動することで、回転円板54は第2ロックベース46に対して巻取方向に回転する。第2ロックベース46に対して回転円板54が巻取方向に回転すると誘導ピン56が長孔58の内壁を押圧して第2ロックパウル50をパウル支持ピン52周りの一方へ回動させる。
このように、第2ロックパウル50が回動すると第2ロックパウル50の先端が第2ロックベース46の外部に突出して、第2ロックパウルラチェット94が作動しロックリング90の内側ラチェット92に噛み合う(図3参照)。
ところで、プリテンショナ機構190の作動中には、リングロックパウル98のリングロックラチェット100がロックリング90の外側ラチェット96に噛み合った状態で、上述の如く第2ロックパウルラチェット94がロックリング90の内側ラチェット92に噛み合っても、第2ロックパウル50の巻取方向への回転が許可されて、スプール20の巻取方向への回転が許可される。
一方、プリテンショナ機構190の作動後には、乗員の身体によってウエビングベルト22が引っ張られて、スプール20が引出方向へ回転しようとする。このため、第2ロックベース46と共に第2ロックパウル50が引出方向へ回転しようとする。
したがって、上述の如く第2ロックパウルラチェット94がロックリング90の内側ラチェット92に噛み合うことで、第2ロックベース46の引出方向への回転力はロックリング90に伝えられ、ロックリング90は引出方向へ回転しようとする。ここで、リングロックパウル98のリングロックラチェット100がロックリング90の外側ラチェット96に噛み合っているため、リングロックパウル98がリングロックパウル収容孔97の内壁に干渉され、リングロックパウル98、ひいては、ロックリング90の引出方向への回転が規制される。
ロックリング90の引出方向への回転規制が成されると、第2ロックベース46の引出方向への回転もまた規制される。この状態で、乗員の身体がウエビングベルト22を引っ張った際の引っ張り力に基づくスプール20の引出方向への回転力が、第1変形部28の機械的強度と第2変形部40の機械的強度との和を上回ると、第2ロックベース46に第2結合部42が連結されたままの状態で第2変形部40が第1変形部28と共に捩れ、この捩れ分だけスプール20が引出方向に回転する。
したがって、このスプール20の引出方向への回転量分だけスプール20からウエビングベルト22が引き出される。これにより、ウエビングベルト22による乗員の拘束力が僅かに弱まると共に、上記の捩れ変形分だけウエビングベルト22の引っ張りに供されるエネルギーが吸収される。このため、第1変形部28及び第2変形部40の捩じり変形によるエネルギー吸収が生じ、トーションシャフト24による制限荷重が高荷重にされる。
一方、図4に示す如く、第1ロック機構32、156が動作する前に、車両が急減速状態又は急減速直前の状態になり、且つ、体格検出手段からの信号に基づき、ECUが座席に着座している乗員の体格が、予め定められた基準値未満であると判定し、これにより、ECUから着火信号が出力されると、ガスジェネレータ114が作動する。ガスジェネレータ114が作動すると、押圧プランジャ118が突出して、支持アーム104の被押圧部112が押圧プランジャ118に押圧される。
支持アーム104にはシェアピン110が当接していることで、アーム支持ピン106周りの一方への支持アーム104の回転が規制されている。しかしながら、支持アーム104は押圧プランジャ118からの押圧力を受けることで、アーム支持ピン106周りの一方へ回転しようとし、この回転力で支持アーム104がシェアピン110を破断する。
シェアピン110による回動規制を強制的に解除させた支持アーム104は、押圧プランジャ118からの押圧力でアーム支持ピン106周りの一方へ回動する。このように支持アーム104が回動することで、リングロックパウル98は支持部108からの支持を失い、自重によってリングロックパウル98のリングロックラチェット100が下方へ落下しようとすると、リングロックパウル98のリングロックラチェット100とは反対側がリングロックパウル収容孔97に案内されて移動し、これにより、リングロックラチェット100の外側ラチェット96に対する噛み合いが解消される。
この状態では、第2ロックベース46及び第2ロックパウル50を介してロックリング90にスプール20の引出方向への回転力が伝えられると、ロックリング90がスプール20と共に引出方向に回転する。したがって、この状態では、第1変形部28に捩れは生じるが、第2変形部40に捩れが生じない。このため、第2変形部40の捩じり変形によるエネルギー吸収が生じず、トーションシャフト24による制限荷重が低荷重にされる。
すなわち、本実施の形態では、第1の態様及び第2の態様の何れも、ガスジェネレータ114を制御することで、第1変形部28に捩れが生じさせるが第2変形部40に変形を生じさせないでトーションシャフト24による制限荷重を低荷重にする低荷重モードと、第1変形部28及び第2変形部40に変形を生じさせてトーションシャフト24による制限荷重を高荷重にする高荷重モードと、を選択して切り替えることができる。これにより、ウエビングベルト22を装着している乗員の体格等に応じた適切なエネルギー吸収をすることができる。
ところで、スプール20に対する第1ロックベース34、158の相対回転でストッパ収容孔172からストッパワイヤ174が引き出されて、ストッパワイヤ174の他端部のプレート60に対する干渉が解消され、第2ロックパウル50の第2ロックパウルラチェット94がロックリング90の内側ラチェット92に噛み合うことで、ガスジェネレータ114の制御によってトーションシャフト24による制限荷重を高荷重に切替可能にされている。
ここで、プリテンショナ機構190の作動によって、スプール20に対して第1ロックベース34、158が相対回転されて、ストッパワイヤ174の他端部のプレート60に対する干渉が解消されることで、第2ロックパウル50の第2ロックパウルラチェット94がロックリング90の内側ラチェット92に噛み合う。このため、図10に矢印Qで示す如く、プリテンショナ機構190の作動直後には、トーションシャフト24による制限荷重が高荷重にされる。
これにより、プリテンショナ機構190の作動後に、乗員の身体がウエビングベルト22を引っ張った際の引っ張り力に基づくスプール20の引出方向への回転力によって、ストッパワイヤ174が移動されて第2ロックパウル50の第2ロックパウルラチェット94がベース86の内側ラチェット92に噛み合うことで、トーションシャフト24による制限荷重が低荷重から高荷重に切り替えられる場合に比し、トーションシャフト24による制限荷重を早期に高荷重にすることができる。
なお、本実施の形態では、スプール20にストッパ収容孔172を形成すると共に、ストッパ収容孔172にストッパワイヤ174を収容した構成としたが、図11に示す第1の態様(第2の態様でもよい)に対応するウエビング巻取装置170の如く、スプール20にストッパ収容孔68を形成すると共に、ストッパ収容孔68に第1切替手段を構成するストッパ74、ストッパ付勢ばね78、及び、ワイヤ80を収容した構成としてもよい。
この場合、ストッパ収容孔68は小径部70と、この小径部70よりも内径寸法が大きな大径部72とにより構成されている。大径部72は第1ロックベース34側のスプール20の端部で開口した有底形状に形成されている。これに対して、小径部70は第2ロックベース46側でのスプール20の端部で一端が開口し、他端が大径部72の底部にて開口している。
ストッパ74はスプール20の軸方向に沿って長手の棒状に形成されており、その一端は小径部70を通過して大径部72に入り込んでいる。ストッパ74の大径部72に入り込んだ部分における外周部からは円板状のフランジ76が延出されている。このフランジ76と大径部72の底部との間には、ストッパ付勢ばね78(ストッパ付勢手段)が配置されている。ストッパ付勢ばね78は圧縮コイルスプリングにより構成されており、フランジ76、ひいてはストッパ74を第1ロックベース34側へ向けて付勢している。
さらに、大径部72内にはワイヤ80(第2エネルギー吸収部材)が収容されている。ワイヤ80は、その一端側が大径部72の開口端からスプール20の外部に突出している。ワイヤ80の一端部はワイヤガイド溝82内にて第1ロックベース34側に屈曲しており、第1ロックベース34に形成されたワイヤ係止孔84に入り込んでいる。
大径部72内におけるワイヤ80の他端部は、ストッパ74と対向した状態でストッパ74の端部に当接しており、ストッパ付勢ばね78の付勢力による第1ロックベース34側への移動を規制している。
ワイヤ80によるストッパ74の移動規制状態では、ストッパ74の他端側は小径部70を貫通してスプール20の外部に突出し、更に、第2ロックベース46のばね収容孔62の底部に形成された透孔66を貫通してばね収容孔62の内側へ入り込んでいる。ばね収容孔62の内側に入り込んだストッパ74の他端は、プレート60を介して回転円板付勢ばね64とは反対側に位置しており、回転円板付勢ばね64の付勢力で回転しようとするプレート60にストッパ74が干渉している。
ここで、プリテンショナ機構190の作動によって第1ロックベース34にスプール20に対し作用する巻取方向への相対的な回転力は、トーションシャフト24の第1変形部28の機械的強度とワイヤ80の機械的強度(特にしごかれる際の機械的強度)との和に比し、大きい。このため、プリテンショナ機構190の作動によって、第1変形部28が捩れ、この捩れ分だけ第1ロックベース34がスプール20に対し巻取方向に相対回転する。
さらに、スプール20に対する第1ロックベース34の相対回転によって、ワイヤ80の一部又は全部がストッパワイヤ174と同様にストッパ収容孔68から引き出されると、ワイヤ80の他端部がストッパ74の一端から離間する。このように、ワイヤ80の他端がストッパ74の一端から離間すると、ストッパ74はストッパ付勢ばね78の付勢力でワイヤ80に追従するように第1ロックベース34側へ移動する。
ストッパ74が第1ロックベース34側へ移動すると、ばね収容孔62内に入り込んでいたストッパ74の他端側は、透孔66を通り抜けてばね収容孔62内から離脱する。ばね収容孔62内からストッパ74が抜け出ると、プレート60に対するストッパ74の干渉が解消される。これにより、第1の実施の形態と同様に、第2ロックパウル50の第2ロックパウルラチェット94がロックリング90の内側ラチェット92に噛み合う。
<第2の実施の形態の構成>
次に、図12乃至図16を用いて本発明の第2の実施の形態について説明する。
本実施の形態に係るウエビング巻取装置200は、第1の実施の形態の第1の態様(第2の態様でもよい)と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
本実施の形態に係るウエビング巻取装置200では、ベース86に第1の実施の形態における円孔88及びロックリング90(外側ラチェット96を含む)が設けられていない。
ベース86には、ベース収容孔188がスプール20に対して同軸的に形成されている。ベース収容孔188は内径寸法が第2ロックベース46よりも十分に大きく、第2ロックベース46はベース収容孔188に同軸的に相対回転可能に挿入されている。第1の実施の形態における内側ラチェット92は、ベース収容孔188の内周部に形成されており、第2ロックパウル50がパウル支持ピン52周りの一方へ回動して先端側がパウル収容部48の外側へ突出すると、第2ロックパウルラチェット94が内側ラチェット92に噛み合う。
さらに、ベース86には、第1の実施の形態におけるリングロックパウル収容孔97、リングロックパウル98(リングロックラチェット100を含む)、支持アーム収容孔102、支持アーム104(支持部108、被押圧部112を含む)、アーム支持ピン106、シェアピン110、ガスジェネレータ114(押圧プランジャ118を含む)、及び、ジェネレータ収容孔116が設けられていない。
また、ストッパワイヤ174は、切替手段として機能する。
<第2の実施の形態の作用、効果>
次に、本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
本ウエビング巻取装置200では、第1の実施の形態と同様に、車両が急減速し、第1ロック機構32が作動すると回転部材38の引出方向への回転が規制されると共に、プリテンショナ機構190が作動すると第1ロックベース34が急激に巻取方向に回転される。
プリテンショナ機構190の作動によって第1ロックベース34が急激に巻取方向に回転されると、第1ロックベース34にスプール20に対し巻取方向への相対的な回転力が作用する。
乗員の体格等が小さいと、乗員がウエビングベルト22を引っ張ることによるスプール20の引出方向への回転力が小さいため、プリテンショナ機構190の作動によって第1ロックベース34にスプール20に対し作用する巻取方向への相対的な回転力が小さくなる。
一方、乗員の体格等が大きいと、乗員がウエビングベルト22を引っ張ることによるスプール20の引出方向への回転力が大きいため、プリテンショナ機構190の作動によって第1ロックベース34にスプール20に対し作用する巻取方向への相対的な回転力が大きくなる。
ここで、乗員の体格等が小さい際には、プリテンショナ機構190の作動によって第1ロックベース34にスプール20に対し作用する巻取方向への相対的な回転力が、トーションシャフト24の第1変形部28の機械的強度とストッパワイヤ174の機械的強度(特にしごかれる際の機械的強度)との和に比し、小さい。
このため、プリテンショナ機構190の作動によって第1ロックベース34が急激に巻取方向に回転されても、第1変形部28は捩れず、第1ロックベース34はスプール20に対し巻取方向に相対的に回転しない。
これにより、プリテンショナ機構190の作動後に、乗員の身体がウエビングベルト22を引っ張った際の引っ張り力に基づくスプール20の引出方向への回転力が、第1変形部28の機械的強度を上回ると、第1変形部28が捩れ、この捩れ分だけスプール20が引出方向に回転する。したがって、このスプール20の引出方向への回転量分だけスプール20からウエビングベルト22が引き出されて、ウエビングベルト22による乗員の拘束力が弱まると共に、上記の捩れ変形分だけウエビングベルト22の引っ張りに供されるエネルギーが吸収される。このため、第2変形部40の捩じり変形によるエネルギー吸収が生じず、トーションシャフト24による制限荷重(トーションシャフト24がウエビングベルト22から乗員に作用する荷重を制限する荷重)が低荷重にされる。
一方、乗員の体格等が大きい際には、プリテンショナ機構190の作動によって第1ロックベース34にスプール20に対し作用する巻取方向への相対的な回転力が、トーションシャフト24の第1変形部28の機械的強度とストッパワイヤ174の機械的強度との和に比し、大きい。
このため、プリテンショナ機構190の作動によって第1ロックベース34が急激に巻取方向に回転されると、第1変形部28が捩れ、この捩れ分だけ第1ロックベース34がスプール20に対し巻取方向に相対的に回転する。
これにより、第1の実施の形態と同様に、第1ロックベース34に形成されたワイヤ係止孔84にストッパワイヤ174の一端が入り込んだままの状態で、ストッパワイヤ174が第1ロックベース34のワイヤガイド溝82に案内されつつ引っ張られて、ストッパワイヤ174の他端側が透孔66を通り抜けてばね収容孔62内から離脱する。このため、第2ロックパウルラチェット94がベース86の内側ラチェット92に噛み合う。
ところで、プリテンショナ機構190の作動中には、上述の如く第2ロックパウルラチェット94がベース86の内側ラチェット92に噛み合っても、第2ロックパウル50の巻取方向への回転が許可されて、スプール20の巻取方向への回転が許可される。
一方、プリテンショナ機構190の作動後には、乗員の身体によってウエビングベルト22が引っ張られて、スプール20が引出方向へ回転しようとするが、上述の如く第2ロックパウルラチェット94がベース86の内側ラチェット92に噛み合うことで、第2ロックベース46と共に第2ロックパウル50の引出方向への回転が規制される。
この状態で、乗員の身体がウエビングベルト22を引っ張った際の引っ張り力に基づくスプール20の引出方向への回転力が、第1変形部28の機械的強度と第2変形部40の機械的強度との和を上回ると、第2ロックベース46に第2結合部42が連結されたままの状態で第2変形部40が第1変形部28と共に捩れ、この捩れ分だけスプール20が引出方向に回転する。
したがって、このスプール20の引出方向への回転量分だけスプール20からウエビングベルト22が引き出されることで、ウエビングベルト22による乗員の拘束力が僅かに弱まると共に、上記の捩れ変形分だけウエビングベルト22の引っ張りに供されるエネルギーが吸収される。これにより、第1変形部28及び第2変形部40の捩じり変形によるエネルギー吸収が生じ、トーションシャフト24による制限荷重が高荷重にされる。
すなわち、本実施の形態では、第1変形部28に捩れが生じさせるが第2変形部40に変形を生じさせないでトーションシャフト24による制限荷重を低荷重にする低荷重モードと、第1変形部28及び第2変形部40に変形を生じさせてトーションシャフト24による制限荷重を高荷重にする高荷重モードと、に切り替えることができる。これにより、ウエビングベルト22を装着している乗員の体格等に応じた適切なエネルギー吸収をすることができる。
ここで、上述の如く、トーションシャフト24による制限荷重が高荷重にされる際には、プリテンショナ機構190の作動によって、ワイヤ80が移動されて第2ロックパウル50の第2ロックパウルラチェット94がベース86の内側ラチェット92に噛み合うことで、トーションシャフト24による制限荷重を低荷重から高荷重に切り替える。このため、第1の実施の形態と同様に、プリテンショナ機構190の作動直後には、トーションシャフト24による制限荷重が高荷重にされる。
これにより、プリテンショナ機構190の作動後に、乗員の身体がウエビングベルト22を引っ張った際の引っ張り力に基づくスプール20の引出方向への回転力によって、ワイヤ80が移動されて第2ロックパウル50の第2ロックパウルラチェット94がベース86の内側ラチェット92に噛み合うことで、トーションシャフト24による制限荷重が低荷重から高荷重に切り替えられる場合に比し、トーションシャフト24による制限荷重を早期に高荷重にすることができる。
なお、本実施の形態では、スプール20にストッパ収容孔172を形成すると共に、ストッパ収容孔172にストッパワイヤ174を収容した構成としたが、ウエビング巻取装置170(図11参照)と同様に、第1の実施の形態の第1の態様(第2の態様でもよい)に対応するウエビング巻取装置において、スプール20にストッパ収容孔68を形成すると共に、ストッパ収容孔68に切替手段を構成するストッパ74、ストッパ付勢ばね78、及び、ワイヤ80を収容した構成としてもよい。この場合、ワイヤ80の機械的強度は、第2の実施の形態におけるストッパワイヤ174の機械的強度と、同一にされる。
本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置の第2ロック機構の構成を示す分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置における第2ロック機構の構成の概略を示す正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置における第2ロック機構の作動状態を示す図2に対応した正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置における第2ロック機構のロックリングのロック解消状態を示す図2に対応した正面図である。 本発明の第1の実施の形態の第1の態様に係るウエビング巻取装置の構成の概略を示す正面断面図である。 本発明の第1の実施の形態の第2の態様に係るウエビング巻取装置の構成の概略を示す正面断面図である。 スプールとストッパワイヤの位置関係を示す正面図で、(A)はストッパワイヤが移動する前の状態を示し、(B)はストッパワイヤが移動した状態を示す。 第1の態様における第1ロックベースの正面図である。 第2の態様における第1ロックベースの正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置において車両の衝突時におけるウエビングベルトから乗員へ作用する荷重と時間との関係を示すグラフである。 本発明の第1の実施の形態の変形例に係るウエビング巻取装置の構成の概略を示す正面断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るウエビング巻取装置の第2ロック機構の構成を示す分解斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係るウエビング巻取装置における第2ロック機構の構成の概略を示す正面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るウエビング巻取装置における第2ロック機構の作動状態を示す図2に対応した正面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るウエビング巻取装置の構成の概略を示す正面断面図である。
符号の説明
10 ウエビング巻取装置
20 スプール(巻取軸)
22 ウエビングベルト(ウエビング)
24 トーションシャフト(フォースリミッタ機構)
34 第1ロックベース(駆動部材)
44 第2ロック機構(第2切替手段)
74 ストッパ(第1切替手段、切替手段)
78 ストッパ付勢ばね(第1切替手段、切替手段)
80 ワイヤ(第1切替手段、切替手段)
150 ウエビング巻取装置
158 第1ロックベース(駆動部材)
170 ウエビング巻取装置
174 ストッパワイヤ(第1切替手段、切替手段)
190 プリテンショナ機構
200 ウエビング巻取装置

Claims (5)

  1. 乗員に装着可能にされたウエビングが巻き取られ、巻取方向へ回転されることで前記ウエビングが巻き取られると共に、引出方向へ回転されることで前記ウエビングが引き出される巻取軸と、
    車両の緊急時に作動されることで前記巻取軸を巻取方向へ回転させるプリテンショナ機構と、
    車両の緊急時に前記巻取軸の引出方向への回転を許可して前記ウエビングから乗員に作用する荷重を制限荷重に制限すると共に、前記制限荷重を少なくとも低荷重と高荷重とに切替可能にされたフォースリミッタ機構と、
    前記プリテンショナ機構の作動によって切替状態にされる第1切替手段と、
    前記第1切替手段が切替状態にされることで作動されて前記制限荷重を少なくとも低荷重と高荷重とに切り替える第2切替手段と、
    を備えたウエビング巻取装置。
  2. 前記第2切替手段は前記制限荷重を高荷重に切り替える、ことを特徴とする請求項1記載のウエビング巻取装置。
  3. 前記巻取軸に設けられて前記巻取軸と一体に回転可能にされ、前記プリテンショナ機構の作動によって前記巻取軸に対し相対回転することで前記第1切替手段が切替状態にされる駆動部材を備えた、ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のウエビング巻取装置。
  4. 乗員に装着可能にされたウエビングが巻き取られ、巻取方向へ回転されることで前記ウエビングが巻き取られると共に、引出方向へ回転されることで前記ウエビングが引き出される巻取軸と、
    車両の緊急時に作動されることで前記巻取軸を巻取方向へ回転させるプリテンショナ機構と、
    車両の緊急時に前記巻取軸の引出方向への回転を許可して前記ウエビングから乗員に作用する荷重を制限荷重に制限すると共に、前記制限荷重を少なくとも低荷重と高荷重とに切替可能にされたフォースリミッタ機構と、
    前記プリテンショナ機構の作動によって前記制限荷重を低荷重から高荷重に切り替える切替手段と、
    を備えたウエビング巻取装置。
  5. 前記巻取軸に設けられて前記巻取軸と一体に回転可能にされ、前記プリテンショナ機構の作動によって前記巻取軸に対し相対回転することで前記切替手段が前記制限荷重を低荷重から高荷重に切り替える駆動部材を備えた、ことを特徴とする請求項4記載のウエビング巻取装置。
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