JP2001301563A - ウエビング巻取装置 - Google Patents

ウエビング巻取装置

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JP2001301563A
JP2001301563A JP2000123149A JP2000123149A JP2001301563A JP 2001301563 A JP2001301563 A JP 2001301563A JP 2000123149 A JP2000123149 A JP 2000123149A JP 2000123149 A JP2000123149 A JP 2000123149A JP 2001301563 A JP2001301563 A JP 2001301563A
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Tomonori Nagata
智紀 永田
Shinji Mori
信二 森
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単でかつ乗員の体格及び衝突形態に
基づいた乗員の慣性エネルギに応じてフォースリミッタ
荷重を変更することができるウエビング巻取装置を得
る。 【解決手段】 ウエビング巻取装置10では、ワイヤ3
0がスプール14の孔26に挿入配置されており、ガス
ジェネレータ38の作動によって移動されてロックベー
ス16のプッシュナット32に係止される。したがっ
て、ガスジェネレータ38が不作動であれば、トーショ
ンバー20の捩り荷重によってのみのフォースリミッタ
荷重が得られ、一方、ガスジェネレータ38が作動すれ
ば、トーションバー20の捩り荷重のみならず、ワイヤ
30が孔26出口部においてしごかれる際のしごき荷重
が加わってより大きなフォースリミッタ荷重が得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエビング巻取装
置に係り、特にウエビングの引出しを阻止するときに、
ウエビングの引出しを許容してエネルギを吸収すること
ができるウエビング巻取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ウエビング巻取装置では、スプール(巻
取軸)のウエビング引出方向の回転が車両急減速時にロ
ックされて、ウエビングの引き出しが阻止される。この
ロック機構としては、スプールの一端側の装置フレーム
近傍にロック手段が配置されており、車両急減速時には
このロック手段が作動されることで、スプールのウエビ
ング引出方向の回転が阻止される構成である。
【0003】また、このようなウエビング巻取装置にお
いて、ウエビングの引き出しを阻止する際に、ウエビン
グの引き出しを所定量許容して、エネルギの吸収を図る
ことが行われている。このエネルギ吸収機構としては、
例えば、スプールとこれと同軸的にトーションバーを配
置した構成のものがある。一般的にトーションバーは、
一端部をスプールに、他端部をロック手段に接続された
ロックベースに、それぞれ相対回転しないように連結さ
れている。通常は、スプールとロックベースとはトーシ
ョンバーを介して一体に回転するが、車両急減速時にロ
ックベースのウエビング引出方向の回転が阻止された状
態では、スプールが、ウエビング引張力により、ロック
ベースに対してウエビング引出方向へ回転する。このと
き、トーションバーが捩じられてエネルギが吸収され、
スプールの所定量の回転が許容される構成である。この
ような吸収エネルギは、ウエビングに付加される荷重
(フォースリミッタ荷重)とウエビング引出量(スプー
ル回転量)の積で決まるものであり、ウエビング巻取装
置では、フォースリミッタ荷重及びスプールの許容回転
量(トーションバーの捩り限界)が与えられている。
【0004】しかしながら、このような従来のウエビン
グ巻取装置では、エネルギ吸収時のフォースリミッタ荷
重はトーションバーの材料物性値及び寸法形状に支配さ
れ、例えば、乗員の体重、体格及び衝突時の車両速度等
をパラメータとする衝突エネルギ等の乗員の慣性エネル
ギに拘わらず一定の値しか採ることができなかった。
【0005】そこで、乗員の慣性エネルギに応じてフォ
ースリミッタ荷重を変更できるウエビング巻取装置が考
えられているが、このような従来のウエビング巻取装置
では、フォースリミッタ荷重を変更可能とするために例
えば、トーションバーを複数本備えエネルギを吸収する
トーションバー若しくはその組合せを変更する、また
は、異径のトーションバーを同軸的に組合せてそのエネ
ルギ吸収位置を変更する、構成であるため、構造が複雑
であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、構造が簡単でかつ乗員の体格及び衝突形態に基づ
いた乗員の慣性エネルギに応じてフォースリミッタ荷重
を変更することができるウエビング巻取装置を得ること
が目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のウ
エビング巻取装置は、ウエビングが巻取り引出しされる
筒状のスプールと、前記スプールの一端側に前記スプー
ルと同軸的でかつ相対回転可能に設けられたロックベー
スと、前記ロックベースに接続して設けられ、所定の加
速度が検知された際にフレームに係合して前記ロックベ
ースのウエビング引出方向回転を阻止するロック手段
と、前記スプール内に前記スプールと同軸的に設けら
れ、一端が前記スプールに連結されると共に他端が前記
ロックベースに連結され、通常は前記スプールと前記ロ
ックベースとを一体に回転させ、前記ロック手段による
前記ロックベースのウエビング引出方向回転阻止状態で
はウエビング引張力により捩じれながら前記スプールを
前記ロックベースに対してウエビング引出方向へ相対回
転させるトーションバーと、を備えたウエビング巻取装
置において、前記ロックベースと前記スプールとの間に
掛け渡し可能に配置されたワイヤと、前記ワイヤの中間
部を前記ロックベースと前記スプールとの間に掛け渡し
前記ワイヤの一端部を前記ロックベースに係止する結合
状態と、前記ワイヤが前記ロックベースと前記スプール
との間に掛け渡されているか否かによらず前記ワイヤを
前記ロックベースに係止しない非結合状態と、で選択的
に切替え作動する結合手段と、を備えたことを特徴とし
ている。
【0008】なお、請求項1に記載したワイヤとは、容
易に変形しない(例えば、自重や人力によっては変形し
ない)棒状の部材を含むものである。
【0009】請求項1記載のウエビング巻取装置では、
スプールとロックベースとはトーションバーを介して連
結されており、通常は、これらが一体に回転してウエビ
ングの巻取り引出しが自由とされる。
【0010】ここで、例えば、車両衝突時等の車両急減
速時に、乗員の体重、急減速直前の車両速度、加速度
(減速度)等を検知して乗員の慣性エネルギに応じてフ
ォースリミッタ荷重を変更する構成とした場合に、乗員
の慣性エネルギが小さい場合は、結合手段を不作動状態
とする。この状態において所定の加速度(減速度)が検
知されると、ロック手段が作動してロックベースのウエ
ビング引出方向の回転が阻止される。このとき、ウエビ
ング引張力がスプールを介してトーションバーにウエビ
ング引出し方向の回転力として作用する。このため、ト
ーションバーが捩れ、ウエビング(乗員)に作用する荷
重を一定に保ちながら(一定のフォースリミッタ荷重が
作用しながら)スプールがロックベースに対してウエビ
ング引出方向へ回転されてウエビングが引出され、エネ
ルギ吸収が果たされる。
【0011】なお、選択的に切替え作動する結合手段は
不作動であるため、ワイヤはロックベースに係止しない
非結合状態となっており、スプールと一体に回転され
る。
【0012】一方、乗員の慣性エネルギが大きい場合
は、結合手段を作動させる。これにより、ワイヤの中間
部がロックベースとスプールとの間に掛け渡されると共
に、このワイヤの一端部がロックベースに係止された結
合状態となる。このため、スプールにウエビング引張力
が作用するとスプールを介してトーションバーが捩られ
ると共に、一端部がロックベースに係止され中間部がロ
ックベースとスプールとの間に掛け渡されたワイヤがス
プールの回転に伴ってスプール出口部においてしごか
れ、スプール側面に巻き取られながらスプールが回転す
る。したがって、前述のトーションバーの捩り荷重に加
えてワイヤのしごき荷重がフォースリミッタ荷重として
ウエビング(乗員)に作用する。すなわち、トーション
バーの捩り荷重のみによって得られるフォースリミッタ
荷重よりも大きなフォースリミッタ荷重が得られ、ウエ
ビング引出速度(スプール回転速度)を低く押さえて適
切なエネルギ吸収が果たされる。
【0013】このように、請求項1に係る発明のウエビ
ング巻取装置では、構造が簡単でかつ乗員の体格及び衝
突形態に基づいた乗員の慣性エネルギに応じてフォース
リミッタ荷重を変更することができる。
【0014】請求項2に係る発明のウエビング巻取装置
は、請求項1記載のウエビング巻取装置において、前記
ワイヤを前記スプール内に移動可能に挿入して配置する
と共に、前記結合手段を、前記ロックベースに設けられ
前記ワイヤの一端部を係止可能なプッシュナットと、前
記スプール内に挿入された前記ワイヤをその一端部が前
記プッシュナットに係止される位置まで移動させる駆動
手段と、で構成した、ことを特徴としている。
【0015】請求項2記載のウエビング巻取装置では、
例えば、結合手段を構成する駆動手段を不作動状態とし
た場合には、ワイヤは単にスプール内に挿入されて位置
し、ロックベースに設けられたプッシュナットとは非結
合状態であり、スプールとワイヤとは一体で回転する。
このため、車両急減速時に駆動手段を作動させなけれ
ば、トーションバーの捩りによるフォースリミッタ荷重
のみが作用する。
【0016】一方、結合手段を構成する駆動手段を作動
状態とした場合には、ワイヤが移動されてロックベース
とスプールとの間に掛け渡され、しかもその一端部がプ
ッシュナットに係止される。このため、スプールにウエ
ビング引張力が作用すると、スプールを介してトーショ
ンバーが捩られると共に、ワイヤがスプールの回転に伴
ってスプール出口部においてしごかれ、スプール側面に
巻き取られながらスプールが回転する。したがって、車
両急減速時に駆動手段を作動させると、前述のトーショ
ンバーの捩り荷重に加えてワイヤのしごき荷重がフォー
スリミッタ荷重としてウエビング(乗員)に作用する。
すなわち、トーションバーの捩り荷重のみによって得ら
れるフォースリミッタ荷重よりも大きなフォースリミッ
タ荷重が得られ、ウエビング引出速度(スプール回転速
度)を低く押さえて適切なエネルギ吸収が果たされる。
【0017】このように、請求項2に係る発明のウエビ
ング巻取装置では、構造が簡単でかつ乗員の体格及び衝
突形態に基づいた乗員の慣性エネルギに応じてフォース
リミッタ荷重を一層確実に変更することができる。
【0018】請求項3に係る発明のウエビング巻取装置
は、請求項1記載のウエビング巻取装置において、前記
ワイヤを前記スプール内に移動可能に挿入しかつ前記ロ
ックベースと前記スプールとの間に掛け渡して配置する
と共に、前記結合手段を、前記ロックベースに設けられ
通常は前記ワイヤを非結合状態とし移動することで前記
ワイヤの一端部を係止するキー板と、前記キー板が前記
ワイヤの一端部を係止する位置まで移動させる駆動手段
と、で構成した、ことを特徴としている。
【0019】請求項3記載のウエビング巻取装置では、
通常はワイヤはロックベースとスプールとの間に掛け渡
されているが、結合手段を構成する駆動手段を不作動状
態とした場合には、結合手段を構成するキー板はワイヤ
とは非結合状態のままである。このため、車両急減速時
に駆動手段を作動させなければ、スプールにウエビング
引張力が作用すると、スプールを介してトーションバー
が捩られ、一方、ワイヤはスプールの回転に伴ってその
ままロックベースからすり抜けてスプールと共に一体で
回転する。したがって、トーションバーの捩りによるフ
ォースリミッタ荷重のみが作用する。
【0020】一方、結合手段を構成する駆動手段を作動
状態とした場合には、キー板が移動されてこのキー板に
よってワイヤの一端部が係止される。このため、スプー
ルにウエビング引張力が作用すると、スプールを介して
トーションバーが捩られると共に、ワイヤがスプールの
回転に伴ってスプール出口部においてしごかれ、スプー
ル側面に巻き取られながらスプールが回転する。したが
って、車両急減速時に駆動手段を作動させると、前述の
トーションバーの捩り荷重に加えてワイヤのしごき荷重
がフォースリミッタ荷重としてウエビング(乗員)に作
用する。すなわち、トーションバーの捩り荷重のみによ
って得られるフォースリミッタ荷重よりも大きなフォー
スリミッタ荷重が得られ、ウエビング引出速度(スプー
ル回転速度)を低く押さえて適切なエネルギ吸収が果た
される。
【0021】このように、請求項3に係る発明のウエビ
ング巻取装置では、構造が簡単でかつ乗員の体格及び衝
突形態に基づいた乗員の慣性エネルギに応じてフォース
リミッタ荷重を一層確実に変更することができる。
【0022】なお、キー板の移動、すなわち駆動手段の
作動・不作動をそれぞれ前述とは逆の態様にして構成す
ることも可能である。
【0023】請求項4に係る発明のウエビング巻取装置
は、請求項1記載のウエビング巻取装置において、前記
ワイヤを前記スプール内に移動可能に挿入しかつ前記ロ
ックベースと前記スプールとの間に掛け渡して配置する
と共に、前記結合手段を、前記ロックベースに設けられ
通常は前記ワイヤの一端部を係止し移動することで前記
ワイヤの一端部を前記スプールの前記ロックベースに対
する相対回転によって切断可能な位置となるカッター
と、前記カッターが前記ワイヤの一端部を切断可能な位
置まで移動させる駆動手段と、で構成した、ことを特徴
としている。
【0024】請求項4記載のウエビング巻取装置では、
通常はワイヤはロックベースとスプールとの間に掛け渡
されているが、結合手段を構成する駆動手段を作動状態
とした場合には、カッターが移動されて、ワイヤの一端
部をスプールのロックベースに対する相対回転によって
切断可能な位置となる。このため、車両急減速時に駆動
手段を作動させれば、スプールにウエビング引張力が作
用すると、スプールを介してトーションバーが捩られ、
一方、ワイヤはスプールの回転に伴ってカッターによっ
て切断され、スプールのみが単体で回転する。したがっ
て、トーションバーの捩りによるフォースリミッタ荷重
のみが作用する。
【0025】一方、結合手段を構成する駆動手段を不作
動状態とした場合には、カッターによってワイヤの一端
部が係止される。このため、スプールにウエビング引張
力が作用すると、スプールを介してトーションバーが捩
られると共に、ワイヤがスプールの回転に伴ってスプー
ル出口部においてしごかれ、スプール側面に巻き取られ
ながらスプールが回転する。したがって、車両急減速時
に駆動手段を作動させなければ、前述のトーションバー
の捩り荷重に加えてワイヤのしごき荷重がフォースリミ
ッタ荷重としてウエビング(乗員)に作用する。すなわ
ち、トーションバーの捩り荷重のみによって得られるフ
ォースリミッタ荷重よりも大きなフォースリミッタ荷重
が得られ、ウエビング引出速度(スプール回転速度)を
低く押さえて適切なエネルギ吸収が果たされる。
【0026】このように、請求項4に係る発明のウエビ
ング巻取装置では、構造が簡単でかつ乗員の体格及び衝
突形態に基づいた乗員の慣性エネルギに応じてフォース
リミッタ荷重を一層確実に変更することができる。
【0027】なお、カッターの移動、すなわち駆動手段
の作動・不作動をそれぞれ前述とは逆の態様にして構成
することも可能である。
【0028】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1には、
第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置10の構成
が示されている。
【0029】ウエビング巻取装置10は、フレーム12
を備えている。フレーム12は略コ字型であり、対向す
る一対の脚片及び各脚片を連結する背片から成り、背片
部において車体に固定されている。
【0030】フレーム12の対向する一対の脚片の間に
は、軸方向が脚片の対向方向とされた筒状のスプール1
4が設けられている。このスプール14にはウエビング
34の一端が係止され、スプール14の回転により、ウ
エビング34がスプール14に対して巻取り引出し自在
となる。
【0031】スプール14の筒内には、一端(図1の左
側端)部にロックベース16が配置されている。ロック
ベース16は、フレーム12の脚片開口部にスプール1
4と同軸的でかつ回転自在に支持されている。ロックベ
ース16にはロック手段を構成するロックプレート36
が接続され、図示しない加速度センサが所定の加速度
(減速度)を検知した場合にロックプレート36がフレ
ーム12に噛込むことによりロックベース16の回転を
阻止する構成となっている。
【0032】また、ロックベース16には、スプール1
4の筒内軸心部分に配置されたトーションバー20の一
端部が連結されており、ロックベース16が常にトーシ
ョンバー20の一端部と一体に回転するように構成され
ている。
【0033】一方、スプール14の筒内他端(図1の右
側端)部には、スリーブ18が配置されている。スリー
ブ18は、スプライン状の歯(図示省略)が嵌合するこ
とでスプール14と一体に連結されると共に、フレーム
12の脚片開口部にスプール14と同軸的でかつ回転自
在に支持されている。スリーブ18の先端部は脚片から
外方へ突出しており、さらに、その突出部端にはぜんま
いばね(図示省略)が設けられている。これにより、ス
リーブ18は常にウエビング34を巻取る方向に回転付
勢されている。
【0034】さらに、このスリーブ18は、前述したト
ーションバー20の他端部が連結されることにより、ロ
ックベース16と連結されている。これにより、通常
は、スプール14、スリーブ18、トーションバー2
0、及びロックベース16は一体に回転するよう構成さ
れている。
【0035】また、スプール14の他端部(図1の右側
端部)とスリーブ18及びフレーム12の間には、ガス
室22が設けられており、さらに、このガス室22には
ダイアフラム24が配置されている。このダイアフラム
24は、ガス室22内でスプール14の他端へ向けて移
動可能に配置されている。
【0036】さらに、スプール14には孔26が形成さ
れると共に、孔26に対向してロックベース16にも孔
28が形成されている。また、スプール14の孔26に
は、ワイヤ30が移動可能に挿入されている。ワイヤ3
0は、通常はその一端部(図1の右側端部)が孔26か
ら突出してガス室22内に位置しており、ダイアフラム
24に当接している。また、このワイヤ30は、ガス室
22内でダイアフラム24が移動することによりダイア
フラム24に押圧されて孔26から孔28へ移動され、
その先端部(図1の左側端部)がロックベース16の孔
28から突出される構成である。
【0037】ロックベース16には、結合手段を構成す
るプッシュナット32が孔28に対応して取り付けられ
ている。プッシュナット32は、孔28からワイヤ30
が突出した際にワイヤ30の先端部を係止してこのワイ
ヤ30をロックベース16に一体に結合するようになっ
ている。
【0038】またさらに、前述したガス室22には、結
合手段を構成し駆動手段としてのガスジェネレータ38
が接続されている。このガスジェネレータ38が作動す
ることにより、ダイアフラム24がスプール14の側へ
移動してワイヤ30を強制的に押圧して移動させること
ができる構成である。さらに、ガスジェネレータ38
は、所定の場合(例えば、乗員の体重、体格、急減速直
前の車両速度、急減速の加速度等の検出結果に基づいて
図示しない制御手段が車両急減速時の乗員の慣性エネル
ギが大きいことを検知した場合)に作動する。
【0039】次に本第1の実施の形態の作用を説明す
る。
【0040】上記構成のウエビング巻取装置10では、
スプール14とロックベース16とはトーションバー2
0によって連結されており、通常は、これらが一体に回
転してウエビング34の引出し巻取りが自由とされる。
【0041】車両急減速時には、急減速直前の乗員の慣
性エネルギ(乗員の体重、体格、急減速直前の車両速
度、急減速の加速度等をパラメータとする)に応じて作
用が異なるので、乗員の慣性エネルギの大小の別に作用
を説明する。 (乗員の慣性エネルギが小さい場合)例えば、乗員の体
重が小さい場合または急減速直前の車両速度が低い場合
は、乗員の慣性エネルギが小さい。この場合、所定の加
速度(減速度)が検知されるとロックプレート36がフ
レーム12に噛込み、ロックベース16のウエビング引
出方向の回転が阻止される。このとき、ウエビング引張
力がスプール14及びスリーブ18を介してトーション
バー20にウエビング引出方向の回転力として作用す
る。
【0042】このため、トーションバー20が捩じれ、
ウエビング34に作用する荷重を一定に保ちながら(一
定のフォースリミッタ荷重が作用しながら)スプール1
4がロックベース16に対してウエビング34引出方向
へ回転されてウエビング34が引出され、エネルギ吸収
が果たされる。
【0043】この場合、ガスジェネレータ38は作動さ
れず、ワイヤ30は単にスプール14の孔26内に挿入
されて位置し、ロックベース16に設けられたプッシュ
ナット32とは非結合状態であるため、スプール14と
ワイヤ30とは一体で回転する。このため、トーション
バー20の捩りによるフォースリミッタ荷重のみが作用
する。このときのウエビング引張力とスプール14の回
転量は、図4の破線で示される関係となり、所定のフ
ォースリミッタ荷重(図4のF1)がウエビング34に
作用する。 (乗員の慣性エネルギが大きい場合)一方、例えば、乗
員の体重が大きい場合または急減速直前の車両速度が高
い場合は、乗員の慣性エネルギが大きい。この場合、ロ
ックベース16のウエビング引出方向の回転が阻止され
ると共に、ガスジェネレータ38が作動される。このた
め、ダイアフラム24に押圧されてワイヤ30が孔26
から孔28へ移動されてロックベース16とスプール1
4との間に掛け渡され、しかもその先端部(図1の左側
端部)がプッシュナット32に係止されてワイヤ30が
ロックベース16に一体に結合される(図2図示状
態)。
【0044】このため、スプール14にウエビング引張
力が作用すると、スプール14を介してトーションバー
20が捩られると共に、ワイヤ30がスプール14の回
転に伴って孔26出口部においてしごかれ、スプール1
4側面(ロックベース16側面)に巻き取られながらス
プール14が回転する(図3図示状態)。したがって、
前述のトーションバー20の捩り荷重に加えてワイヤ3
0のしごき荷重がフォースリミッタ荷重としてウエビン
グ34に作用する。
【0045】このときのウエビング引張力とスプール1
4の回転量とは、図4の実線で示される関係となり、
トーションバーの捩り荷重のみによって得られるフォー
スリミッタ荷重(図4のF1)より大きなフォースリミ
ッタ荷重(図4のF2)が得られるため、ウエビング3
4引出速度(スプール14回転速度)を低く押さえて適
切なエネルギ吸収が果たされる。
【0046】また、図4の実線に示される如く、スプ
ール14が所定量回転するとワイヤ30が全長に亘って
スプール14の孔26から抜き出されるため、フォース
リミッタ荷重が減少する(図4の荷重F1)。これは、
車両急減速の初期には荷重F2を付加して時間当りのエ
ネルギ吸収量を大きくしてウエビング34の引出量(乗
員の移動量)を抑え、所定のエネルギ吸収後はより小さ
い荷重F1を付加して時間当りのエネルギ吸収量を小さ
くすることによって乗員への負荷を軽減することができ
るため、望ましい特性である。特に、エアバッグ装置を
備えた車両においては、エアバッグと乗員との接触直前
にフォースリミッタ荷重を減少することによって乗員に
作用する荷重を減じることが可能で乗員の傷害をさらに
軽減することができる。また、エアバッグ装置を備えな
い車両においても、ステアリングホイールやインストル
メントパネル(ダッシュボード)等の車内物と乗員との
接触直前にフォースリミッタ荷重を減少することによっ
て乗員に作用する荷重を減じることが可能で乗員の傷害
を軽減することができる。
【0047】なお、荷重F2を保持するスプール14の
回転量(図4のA部)は、ワイヤ30の長さによって設
定可能である。例えば、スプール14の許容回転量(ト
ーションバー20の捩れ限界)に対してワイヤ30を長
くしておくことによって、フォースリミッタ荷重をF2
に保つことも可能である。
【0048】以上説明した如く、第1の実施の形態に係
るウエビング巻取装置10では、車両急減速直前の乗員
の慣性エネルギに応じて大小二のフォースリミッタ荷重
特性(図4の破線及び実線)を選択して適切なエネ
ルギ吸収を果たすことができる。
【0049】次に、本発明の他の実施の形態を説明す
る。なお、前記第1の実施の形態と基本的に同一の部品
には前記第1の実施の形態と同一の符号を付してその説
明を省略する。 (第2の実施の形態)図5及び図6には、第2の実施の
形態に係るウエビング巻取装置40の主要部の構成が断
面図にて示されている。
【0050】このウエビング巻取装置40は、前述した
第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置10と基本
的に同一の構成であるが、ロックベース16の孔28に
はワイヤ30の先端部が挿通されている。すなわち、ワ
イヤ30は、スプール14の孔26及びロックベース1
6の孔28に挿通されており、通常の状態でスプール1
4とロックベース16との間に掛け渡して配置されてい
る。
【0051】また、ロックベース16には、結合手段を
構成するキー板42が孔28に対応して配置されてい
る。このキー板42には、後述するガスジェネレータ3
8からのガス圧を受ける受圧部44が形成されると共
に、広幅部46と狭幅部48とが形成されており、通常
は広幅部46がワイヤ30の頭部31に対応して位置す
ると共に、孔28に向けて接近移動することで狭幅部4
8がワイヤ30の頭部31に対応するように構成されて
いる。キー板42の広幅部46がワイヤ30の頭部31
に対応して位置する状態では、ワイヤ30はロックベー
ス16と非結合状態であり(孔28からの抜け出しが可
能であり)、一方、キー板42の狭幅部48がワイヤ3
0の頭部31に対応して位置する状態では、ワイヤ30
はロックベース16と結合状態となる(孔28からの抜
け出しが阻止される)構成である。
【0052】また、ロックベース16には、前述した第
1の実施の形態と同様のガス室22が設けられると共
に、結合手段を構成し駆動手段としてのガスジェネレー
タ38が接続されている。このガスジェネレータ38が
作動することにより、キー板42を強制的に孔28に向
けて接近移動させることができる構成である。
【0053】次に本第2の実施の形態の作用を説明す
る。
【0054】上記構成のウエビング巻取装置40では、
乗員の慣性エネルギが小さい場合には、ガスジェネレー
タ38は作動されず、前述した第1の実施の形態と同様
の作用によりトーションバー20が捩じれ、ウエビング
34に作用する荷重を一定に保ちながら(一定のフォー
スリミッタ荷重が作用しながら)スプール14がロック
ベース16に対してウエビング34引出方向へ回転され
てウエビング34が引出され、エネルギ吸収が果たされ
る。
【0055】またこの場合、ロックベース16に対しス
プール14が相対回転すると、ワイヤ30はキー板42
及びロックベース16の孔28からすり抜けてスプール
14と共に回転する。このため、トーションバー20の
捩りによるフォースリミッタ荷重のみがウエビング34
に作用する。
【0056】一方、乗員の慣性エネルギが大きい場合に
は、ロックベース16のウエビング引出方向の回転が阻
止されると共に、ガスジェネレータ38が作動される。
このため、キー板42が強制的に孔28に向けて接近移
動されてキー板42の狭幅部48がワイヤ30の頭部3
1に対応して位置し、ワイヤ30がロックベース16に
一体に結合される(孔28からの抜け出しが阻止され
る)。
【0057】このため、スプール14にウエビング引張
力が作用すると、スプール14を介してトーションバー
20が捩られると共に、ワイヤ30がスプール14の回
転に伴って孔26出口部においてしごかれ、スプール1
4側面(ロックベース16側面)に巻き取られながらス
プール14が回転する。したがって、前述のトーション
バー20の捩り荷重に加えてワイヤ30のしごき荷重が
フォースリミッタ荷重としてウエビング34に作用す
る。
【0058】したがって、トーションバー20の捩り荷
重のみによって得られるフォースリミッタ荷重より大き
なフォースリミッタ荷重が得られるため、ウエビング3
4引出速度(スプール14回転速度)を低く押さえて適
切なエネルギ吸収が果たされる。
【0059】以上説明した如く、第2の実施の形態に係
るウエビング巻取装置40では、車両急減速直前の乗員
の慣性エネルギに応じて大小二のフォースリミッタ荷重
特性を選択して適切なエネルギ吸収を果たすことができ
る。
【0060】なお、第2の実施の形態に係るウエビング
巻取装置40において、キー板42の移動、すなわちガ
スジェネレータ38の作動・不作動をそれぞれ前述とは
逆の態様(設定)にして構成することも可能である。す
なわち、通常はキー板42の狭幅部48がワイヤ30の
頭部31に対応して位置する状態とすると共に、ガスジ
ェネレータ38が作動することでキー板42の広幅部4
6がワイヤ30の頭部31に対応して位置するように構
成することもできる。この構成とした場合には、乗員の
慣性エネルギが小さい場合にガスジェネレータ38を作
動させればよい。
【0061】(第3の実施の形態)図7には、第3の実
施の形態に係るウエビング巻取装置50の主要部の構成
が断面図にて示されている。
【0062】このウエビング巻取装置50は、前述した
第2の実施の形態に係るウエビング巻取装置40と基本
的に同一の構成であるが、前述したキー板42に代え
て、ロックベース16には結合手段を構成するカッター
52が孔28に対応して配置されている。図8に示す如
く、カッター52には、ガスジェネレータ38からのガ
ス圧を受ける受圧部54が形成されると共に、阻止部5
6と刃部58とが形成されており、通常は阻止部56が
ワイヤ30の頭部31に対応して位置すると共に、孔2
8に向けて接近移動することで刃部58がワイヤ30の
頭部31に対応して位置するように構成されている。カ
ッター52の阻止部56がワイヤ30の頭部31に対応
して位置する状態では、ワイヤ30は孔28から抜け出
せずロックベース16と結合状態となり、一方、カッタ
ー52の刃部58がワイヤ30の頭部31に対応して位
置する状態では、スプール14のロックベース16に対
する相対回転によってワイヤ30の頭部31を切断する
ことができる構成である。
【0063】次に本第3の実施の形態の作用を説明す
る。
【0064】上記構成のウエビング巻取装置50では、
乗員の慣性エネルギが小さい場合には、ロックベース1
6のウエビング引出方向の回転が阻止されると共に、ガ
スジェネレータ38が作動される。これにより、カッタ
ー52が強制的に孔28に向けて接近移動し、カッター
52の刃部58がワイヤ30の頭部31に対応して位置
する状態となる。したがって、スプール14にウエビン
グ引張力が作用すると、スプール14のロックベース1
6に対する相対回転によってワイヤ30の頭部31がカ
ッター52の刃部58によって切断され、ワイヤ30は
ロックベース16の孔28からすり抜けてスプール14
と共に回転する。このため、前述した第2の実施の形態
と同様の作用により、トーションバー20の捩りによる
フォースリミッタ荷重のみがウエビング34に作用し、
エネルギ吸収が果たされる。
【0065】一方、乗員の慣性エネルギが大きい場合に
は、ロックベース16のウエビング引出方向の回転が阻
止されるのみで、ガスジェネレータ38は不作動とな
る。このため、カッター52の阻止部56がワイヤ30
の頭部31に対応して位置したままであり、ワイヤ30
がロックベース16に一体に結合される(孔28からの
抜け出しが阻止される)。
【0066】このため、スプール14にウエビング引張
力が作用すると、スプール14を介してトーションバー
20が捩られると共に、ワイヤ30がスプール14の回
転に伴って孔26出口部においてしごかれ、スプール1
4側面(ロックベース16側面)に巻き取られながらス
プール14が回転する。したがって、前述のトーション
バー20の捩り荷重に加えてワイヤ30のしごき荷重が
フォースリミッタ荷重としてウエビング34に作用す
る。
【0067】したがって、トーションバー20の捩り荷
重のみによって得られるフォースリミッタ荷重より大き
なフォースリミッタ荷重が得られるため、ウエビング3
4引出速度(スプール14回転速度)を低く押さえて適
切なエネルギ吸収が果たされる。
【0068】以上説明した如く、第3の実施の形態に係
るウエビング巻取装置50では、車両急減速直前の乗員
の慣性エネルギに応じて大小二のフォースリミッタ荷重
特性を選択して適切なエネルギ吸収を果たすことができ
る。
【0069】なお、第3の実施の形態に係るウエビング
巻取装置50において、カッター52の移動、すなわち
ガスジェネレータ38の作動・不作動をそれぞれ前述と
は逆の態様(設定)にして構成することも可能である。
すなわち、通常はカッター52の刃部58がワイヤ30
の頭部31に対応して位置する状態とすると共に、ガス
ジェネレータ38が作動することでカッター52の阻止
部56がワイヤ30の頭部31に対応して位置するよう
に構成することもできる。この構成とした場合には、乗
員の慣性エネルギが大きい場合にガスジェネレータ38
を作動させればよい。
【0070】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るウエビ
ング巻取装置は、構造が簡単でかつ乗員の体格及び衝突
形態に基づいた乗員の慣性エネルギに応じてフォースリ
ミッタ荷重を変更することができるという優れた効果を
有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻
取装置の全体構成を示し、初期状態における断面図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻
取装置の全体構成を示し、ガスジェネレータ作動直後に
おける断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻
取装置の全体構成を示し、ガスジェネレータ作動後のエ
ネルギ吸収状態における断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻
取装置におけるウエビング引張力(フォースリミッタ荷
重)とウエビング引出方向回転量との関係を示す線図で
ある。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るウエビング巻
取装置の主要部の構成を示す断面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るウエビング巻
取装置の主要部の構成を示す図5の6−6線に沿った断
面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係るウエビング巻
取装置の主要部の構成を示す断面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係るウエビング巻
取装置のカッターの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ウエビング巻取装置 14 スプール 16 ロックベース 18 スリーブ 20 トーションバー 24 ダイアフラム(結合手段) 30 ワイヤ 32 プッシュナット(結合手段) 34 ウエビング 36 ロックプレート(ロック手段) 38 ガスジェネレータ(結合手段、駆動手段) 40 ウエビング巻取装置 42 キー板 46 広幅部 48 狭幅部 50 ウエビング巻取装置 52 カッター 56 阻止部 58 刃部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエビングが巻取り引出しされる筒状の
    スプールと、 前記スプールの一端側に前記スプールと同軸的でかつ相
    対回転可能に設けられたロックベースと、 前記ロックベースに接続して設けられ、所定の加速度が
    検知された際にフレームに係合して前記ロックベースの
    ウエビング引出方向回転を阻止するロック手段と、 前記スプール内に前記スプールと同軸的に設けられ、一
    端が前記スプールに連結されると共に他端が前記ロック
    ベースに連結され、通常は前記スプールと前記ロックベ
    ースとを一体に回転させ、前記ロック手段による前記ロ
    ックベースのウエビング引出方向回転阻止状態ではウエ
    ビング引張力により捩じれながら前記スプールを前記ロ
    ックベースに対してウエビング引出方向へ相対回転させ
    るトーションバーと、 を備えたウエビング巻取装置において、 前記ロックベースと前記スプールとの間に掛け渡し可能
    に配置されたワイヤと、 前記ワイヤの中間部を前記ロックベースと前記スプール
    との間に掛け渡し前記ワイヤの一端部を前記ロックベー
    スに係止する結合状態と、前記ワイヤが前記ロックベー
    スと前記スプールとの間に掛け渡されているか否かによ
    らず前記ワイヤを前記ロックベースに係止しない非結合
    状態と、で選択的に切替え作動する結合手段と、 を備えたことを特徴とするウエビング巻取装置。
  2. 【請求項2】 前記ワイヤを前記スプール内に移動可能
    に挿入して配置すると共に、 前記結合手段を、前記ロックベースに設けられ前記ワイ
    ヤの一端部を係止可能なプッシュナットと、前記スプー
    ル内に挿入された前記ワイヤをその一端部が前記プッシ
    ュナットに係止される位置まで移動させる駆動手段と、
    で構成した、 ことを特徴とする請求項1記載のウエビング巻取装置。
  3. 【請求項3】 前記ワイヤを前記スプール内に移動可能
    に挿入しかつ前記ロックベースと前記スプールとの間に
    掛け渡して配置すると共に、 前記結合手段を、前記ロックベースに設けられ通常は前
    記ワイヤを非結合状態とし移動することで前記ワイヤの
    一端部を係止するキー板と、前記キー板が前記ワイヤの
    一端部を係止する位置まで移動させる駆動手段と、で構
    成した、 ことを特徴とする請求項1記載のウエビング巻取装置。
  4. 【請求項4】 前記ワイヤを前記スプール内に移動可能
    に挿入しかつ前記ロックベースと前記スプールとの間に
    掛け渡して配置すると共に、 前記結合手段を、前記ロックベースに設けられ通常は前
    記ワイヤの一端部を係止し移動することで前記ワイヤの
    一端部を前記スプールの前記ロックベースに対する相対
    回転によって切断可能な位置となるカッターと、前記カ
    ッターが前記ワイヤの一端部を切断可能な位置まで移動
    させる駆動手段と、で構成した、 ことを特徴とする請求項1記載のウエビング巻取装置。
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