JP2002104134A - シートベルトリトラクタ - Google Patents

シートベルトリトラクタ

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JP2002104134A
JP2002104134A JP2000298157A JP2000298157A JP2002104134A JP 2002104134 A JP2002104134 A JP 2002104134A JP 2000298157 A JP2000298157 A JP 2000298157A JP 2000298157 A JP2000298157 A JP 2000298157A JP 2002104134 A JP2002104134 A JP 2002104134A
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JP
Japan
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webbing
torsion bar
locking
locking member
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JP2000298157A
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English (en)
Inventor
Shoji Mishina
三科丞司
Yasushi Kanamori
金森靖
Masahiro Shiotani
塩谷昌広
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Takata Corp
Original Assignee
Takata Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/341Belt retractors, e.g. reels comprising energy-absorbing means
    • B60R22/3413Belt retractors, e.g. reels comprising energy-absorbing means operating between belt reel and retractor frame
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/28Safety belts or body harnesses in vehicles incorporating energy-absorbing devices
    • B60R2022/286Safety belts or body harnesses in vehicles incorporating energy-absorbing devices using deformation of material
    • B60R2022/287Safety belts or body harnesses in vehicles incorporating energy-absorbing devices using deformation of material of torsion rods or tubes

Abstract

(57)【要約】 【課題】ロック機構のロック作動時にトーションバーに
力が加えられても、トーションバーとこれが嵌合される
部材との間でがたの発生をより確実に抑制する。 【解決手段】リール4の断面正六角形状の軸方向孔4a
の互いに隣接しない3辺4a1,4a3,4a5の内周面に
それぞれ3つの断面円弧状のがた抑え用リブ20,21,
22が軸方向に延設されている。これらのがた抑え用リ
ブ20,21,22は、それぞれ各辺4a1,4a3,4a5
の、リール4から大きな力が加えられない側に設けられ
ている。したがって、ロック機構のロッキングベースの
ウェビング引出方向の回転ロック時に発生する大きな力
がこれらのがた抑え用リブ20,21,22に加えられな
くなるので、このような力によるがた抑え用リブ20,
21,22のつぶれを防止することができる。これによ
り、がた抑え用リブ20,21,22のつぶれによるがた
の発生が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェビングを巻取
引出し可能に巻き取るシートベルトリトラクタの技術分
野に属し、特に、ウェビング装着状態で衝突時等の車両
に大きな車両減速度が作用した場合のような緊急時にシ
ートベルトの引出しを阻止する際、このウェビングにか
かる荷重をトーションバーにより制限する荷重制限機構
(EA機構)を備えているシートベルトリトラクタの技
術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から自動車等の車両に装備されてい
るシートベルト装置は、前述の緊急時に、ウェビングで
乗員を拘束することにより乗員のシートからの飛び出し
を阻止し、乗員を保護している。このようなシートベル
ト装置においては、ウェビングを巻き取るシートベルト
リトラクタを備えている。このシートベルトリトラクタ
は、ウェビングは非装着時にはリールに巻き取られてい
るが、装着時には引き出されて乗員に装着される。そし
て、シートベルトリトラクタは、前述のような緊急時に
ロック機構が作動してリールの引出し方向の回転を阻止
することにより、ウェビングの引出しが阻止される。こ
れにより、緊急時にシートベルトは乗員を確実に拘束
し、保護するようになる。
【0003】ところで、この従来のシートベルト装置の
シートベルトリトラクタにおいては、車両衝突等の緊急
時にウェビングが乗員を拘束保護するとき、大きな車両
減速度が生じるため、乗員が大きな慣性により前方へ移
動しようとする。このため、ウェビングには大きな荷重
が加えられるとともに、乗員はこのウェビングから大き
な衝撃力を受けるようになる。乗員に対してこの衝撃力
は特に問題ではないが、できれば制限される方が望まし
い。
【0004】そこで、従来、ウェビング装着状態での緊
急時に、このウェビングにかかる荷重をトーションバー
により制限するEA機構を備えたシートベルトリトラク
タが種々提案されている。このEA機構を備えたシート
ベルトリトラクタにおいては、ウェビングを巻き取るリ
ールと緊急時にリールのウェビング引出方向の回転をロ
ックするロック機構のロッキングベースとがトーション
バーにより回転的に(トルク伝達可能に)連結されてい
る。そして、緊急時にロック機構が作動すると、ロッキ
ングベースのウェビング引出方向の回転が阻止される
が、乗員の慣性によるウェビングの引出でリールがウェ
ビング引出方向に回転するため、トーションバーがねじ
られる。これ以後、リールがトーションバーをねじりつ
つウェビング引出方向に回転することになり、このトー
ションバーのねじりトルクによってウェビングに加えら
れる荷重が制限されて、乗員に加えられる衝撃が吸収緩
和される。
【0005】ところで、トーションバーをリールおよび
ロッキングベースに回転的に連結させるにあたっては、
リールおよびロッキングベースの中心位置にそれぞれ断
面正六角形状の軸方向孔を設けるとともに、トーション
バーのリールおよびロッキングベースとの回転連結部位
にそれぞれ断面正六角形状のトルク伝達軸を設け、これ
らのトルク伝達軸をそれぞれリールおよびロッキングベ
ースの軸方向孔に圧入嵌合している。このとき、圧入時
のがたを抑えるために、従来は、例えば図7に示すよう
にリールaの断面正六角形状の軸方向孔bの円弧状の6
辺c,d,e,f,g,hのうち、隣接しない3辺c,e,g
の中央位置にそれぞれ3つのがた抑え用リブi,j,kを
設けてトーションバーmを固定支持するようにしてい
る。同様に、図示しないがロッキングベースの断面正六
角形状の軸方向孔の円弧状の3辺の中央位置にもそれぞ
れ同様の3つのがた抑え用リブが同様にして設けられて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように軸方向孔bの断面正六角形状の辺c,e,gの中央
位置にがた抑え用リブi,j,kを設けたのでは、次のよ
うな問題が生じる。すなわち、ロック機構のロック作動
時にウェビングに荷重が加えられてウェビングが引き出
されようとするとき、図7に示すようにリールaがウェ
ビング引出方向CWに回転しようとしてリールaからト
ーションバーmにこのトーションバーmを回転させる大
きな力が加えられる。このとき、この大きな力は軸方向
孔bの辺c,e,gの中央位置にあるがた抑え用リブi,
j,kを介してトーションバーmに加えられるため、が
た抑え用リブi,j,kがつぶれてリールとトーションバ
ーとの間に隙間が生じる。このようにリールbとトーシ
ョンバーmとの間に隙間が生じると、がたが生じて異音
が発生する一因となってしまう。同様にして、トーショ
ンバーmとロッキングベースとの間にも同様の隙間が生
じる。
【0007】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、ロック機構のロック作動
時にトーションバーに大きな力が加えられても、トーシ
ョンバーとこれが嵌合される部材との間でがたの発生を
より確実に抑制することのできるシートベルトリトラク
タを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、ウェビングを巻き取るリール
と、緊急時にウェビング引出し方向の回転が阻止される
ロッキング部材を有するロック機構と、前記リールと同
心状に設けられて前記リールと前記ロッキング部材との
間を回転的に連結し、前記ロッキング部材のウェビング
引出し方向の回転が阻止されて前記リールが前記ロッキ
ング部材に対して所定量ウェビング引出方向に相対回転
するとき前記ウェビングにかかる荷重を制限するトーシ
ョンバーとを少なくとも備え、前記トーションバーに、
前記リールの軸方向孔に圧入される第1トルク伝達軸お
よび前記ロッキング部材の軸方向孔に圧入されている第
2トルク伝達軸が設けられているシートベルトリトラク
タにおいて、前記第1トルク伝達軸および前記第2トル
ク伝達軸の少なくとも一方の圧入状態でのがたを抑える
がた抑制部が、前記第1トルク伝達軸および前記第2ト
ルク伝達軸の少なくとも一方または前記リールおよび前
記ロッキング部材の各軸方向孔の内周面の少なくとも一
方の、前記ロッキング部材のウェビング引出方向の回転
のロック時に発生する大きな力が加えられない位置に設
けられていることを特徴としている。また、請求項2の
発明は、前記がた抑制部が、前記第1トルク伝達軸およ
び前記第2トルク伝達軸の少なくとも一方または前記リ
ールおよび前記ロッキング部材の各軸方向孔の内周面の
少なくとも一方に軸方向に延設されたがた抑制用リブで
あることを特徴としている。
【0009】
【作用】このように構成された本発明にかかるシートベ
ルトリトラクタにおいては、がた抑え部が、第1トルク
伝達軸および第2トルク伝達軸の少なくとも一方または
リールおよびロッキング部材の各軸方向孔の内周面の少
なくとも一方の、ロッキング部材のウェビング引出方向
の回転のロック時に発生する大きな力が加えられない位
置に設けられる。したがって、ロッキング部材のウェビ
ング引出方向の回転のロック時に発生する大きな力がが
た抑え部に加えれらないので、がた抑え部がつぶれるよ
うなことはなくなる。したがって、ロッキング部材のウ
ェビング引出方向の回転のロック時に、がた抑え部のつ
ぶれによるトーションバーとリールおよびロッキング部
材との間の少なくとも一方にがたが発生しなくなり、こ
のがたによる異音も発生しなくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明にかかるシートベ
ルトリトラクタの実施の形態の一例を示す断面図であ
る。まず、この例のシートベルトリトラクタの構成要素
と作動について、従来のシートベルトリトラクタの構成
要素と同じ部分の符号および従来のシートベルトリトラ
クタの作動と同じ部分についてそれぞれ簡単に説明す
る。
【0011】図1において、1はシートベルトリトラク
タ、2はコ字状のフレーム、3はウェビング、4はコ字
状のフレーム2の両側壁間に回転可能に支持され、ウェ
ビング3を巻き取るリール、5は前述の緊急時に発生す
る大きな車両減速度を感知して作動する減速度感知手
段、6は減速度感知手段5によって作動して少なくとも
リール4のベルト引出方向の回転を阻止するロック機
構、7はこのリール4の中心に軸方向に配設され、かつ
リール4とロック機構6とを回転的に連結するトーショ
ンバー、8はスパイラルスプリング9のばね力によりブ
ッシュ10を介してリール4を常時ベルト巻取方向に付
勢するスプリング手段、11は前述の緊急時に作動して
ベルト巻取トルクを発生するプリテンショナー、12は
プリテンショナー11のウェビング巻取トルクをリール
4に伝達するブッシュである。
【0012】トーションバー7の両端には、それぞれ、
ロッキングベース(本発明のロッキング部材に相当す
る)の軸方向孔に相対回転不能に嵌合される第1トルク
伝達軸17が形成されているとともに、リール4の軸方
向孔に相対回転不能に嵌合される第2トルク伝達軸18
が形成されている。図示しないが、これらの第1および
第2トルク伝達軸18,17は円弧状の辺を有する断面
正六角形状に形成されているとともに、ロッキングベー
ス14およびリール4の各軸方向孔も円弧状の辺を有す
る断面正六角形状に形成されている。そして、トーショ
ンバー7の第1および第2トルク伝達軸18,17がそ
れぞれロッキングベース14およびリール4の各軸方向
孔に圧入されている。
【0013】このシートベルトリトラクタ1において
は、ウェビング非装着時には、スプリング手段8の付勢
力で、ウェビング3が完全に巻き取られている。そし
て、装着のためウェビング3を通常の速度で引き出す
と、リール4がウェビング引出方向に回転し、ウェビン
グ3はスムーズに引き出される。ウェビング3に摺動自
在に設けられた図示しないタングを車体に固定されたバ
ックルに挿入係止した後、余分に引き出されたウェビン
グ3がスプリング手段8の付勢力でリール4に巻き取ら
れ、ウェビング3は乗員に圧迫感を与えない程度にフィ
ットされる。
【0014】前述の緊急時にはプリテンショナー11が
発生したウェビング巻取トルクはリール4に伝達され、
リール4はウェビング3を所定量巻き取り、乗員を堅固
に拘束する。一方、緊急時に発生する大きな車両減速度
で減速度感知手段5が作動してロック機構6がロック作
動する。すなわち、減速度感知手段5の作動により、ロ
ックギヤ6aのウェビング引出方向の回転が阻止され、
ロック機構6のロッキングベース14に回動可能に支持
されたパウル13が回動して、フレーム2の側壁の内歯
19に係合する。すると、ロッキングベース14のウェ
ビング引出方向の回転が阻止されるので、トーションバ
ー7がねじられ、リール4のみがウェビング引出方向に
ロッキングベース14に対して相対回転する。これ以
後、リール4がトーションバー7をねじりつつウェビン
グ引出方向に回転することになり、このトーションバー
7のねじりトルクによってウェビング3に加えられる荷
重が制限されて、乗員に加えられる衝撃が吸収緩和され
る。
【0015】また、このシートベルトリトラクタ1は、
ウェビングの急激な引出時にも、ロック機構6のロッキ
ングベース14がロックギヤ6aに対してウェビング引
出方向に相対回転するようになっており、これにより前
述と同様にロック機構6のパウル13がフレーム2の側
壁の内歯19に係合して、ロッキングベース14の回転
が阻止されるため、トーションバー7を介してリール4
の引出方向の回転が阻止され、ウェビング3の引出が阻
止される。
【0016】更に図2(a)に実線で示すように、この
例のシートベルトリトラクタ1のリール4にも、従来と
同様に、軸方向孔4aの内周面を形成する円弧状の辺4
1,4a2,4a3,4a4,4a5,4a6を有する断面正六
角形状の軸方向孔4aが設けられているとともにこの軸
方向孔4aの互いに隣接しない3辺4a1,4a3,4a 5
の内周面にそれぞれ3つの断面円弧状のがた抑え用リブ
(本発明のがた抑制部に相当する)20,21,22が軸
方向に延設されている。しかし、これらのがた抑え用リ
ブ20,21,22の設置位置がいずれも従来と異なって
いて、がた抑え用リブ20,21,22は各辺4a1,4a
3,4a5の中央には設けられていない。図2(b)に拡
大して示すように、例えばがた抑え用リブ20は、辺4
1の中央より、ロック機構6のロック作動時にウェビ
ング3に荷重が加えられてウェビングが引き出されよう
とするとき、リール4がウェビング引出方向CWに回転
しようとしてリール4からトーションバー7にこのトー
ションバー7を回転させる大きな力が加えられる側4a
11と反対側4a12の辺4a1に設けられている。つま
り、がた抑え用リブ20は、辺4a1の、リール4から
大きな力が加えられない側4a12に設けられている。同
様にして、他の2つのがた抑え用リブ21,22も、そ
れぞれ各辺4a3,4a5の、リール4から大きな力が加
えられない側に設けられている。
【0017】このように、3つのがた抑え用リブ20,
21,22がそれぞれ軸方向孔4aの各辺4a,4a3,4
5の、リール4から大きな力が加えられない側に設け
られると、図2(a)および(b)に点線で示されるト
ーションバー7の第1トルク伝達軸18が軸方向孔4a
に圧入嵌合されたとき、これらのがた抑え用リブ20,
21,22により、トーションバー7の第1トルク伝達
軸18は軸方向孔4aの各辺4a1〜4a6の、リール4
から大きな力が加えられる側に回転方向に偏位して当接
するようになる。
【0018】同様にして、図示しないがトーションバー
7の第2トルク伝達軸17が圧入されるロッキングベー
ス14の軸方向孔の3辺の、トーションバー7から大き
な力が加えられない側にも、それぞれ、同様のがた抑え
用リブが設けられており、これにより、トーションバー
7の第2トルク伝達軸17はロッキングベース14の軸
方向孔の各辺の、トーションバー7から大きな力が加え
られる側に回転方向に偏位して当接されている。
【0019】このようながた抑え用リブ20,21,22
は、図3に示すようにリール4の軸方向孔4aの内周面
における辺の、リール4から大きな力が加えられない側
の近傍位置20a,21a,22aにおいて、ポンチ23
でポンチングしてリール4の軸方向孔4a周縁部の肉を
トーションバー7側に寄せることにより形成されてい
る。
【0020】このように構成されたこの例のシートベル
トリトラクタ1においては、緊急時等にロック機構6が
ロック作動してロッキングベース14のウェビング引出
方向CWの回転がロックされると、前述のようにリール
4からトーションバー7に大きな力が加えられ、またト
ーションバー7からロッキングベース14に大きな力が
加えられる。このとき、リール4とトーションバー7の
間においては、この大きな力はリール4の軸方向孔4a
の内周面と第1トルク伝達軸18の外周面とが当接して
いる部位においてリール4からトーションバー7に直接
伝達されるが、がた抑え用リブ20,21,22を介して
はリール4からトーションバー7に伝達されない。した
がって、がた抑え用リブ20,21,22には大きな力が
作用しなく、ロック機構6のロック作動によるロッキン
グベース14のウェビング引出方向CWの回転のロック
時に、がた抑え用リブ20,21,22がつぶされること
はない。
【0021】同様にして、トーションバー7とロッキン
グベース14の間においても、ロック機構6のロック作
動によるロッキングベース14のウェビング引出方向C
Wの回転のロック時に、前述の大きな力はロッキングベ
ース14の軸方向孔の内周面と第2トルク伝達軸17の
外周面とが当接している部位においてトーションバー7
からロッキングベース14に直接伝達されるが、がた抑
え用リブを介してはトーションバー7からロッキングベ
ース14に伝達されない。したがって、ロッキングベー
ス14の軸方向孔の内周面に形成されたがた抑え用リブ
には大きな力が作用しなく、ロック機構6のロック作動
によるロッキングベース14のウェビング引出方向CW
の回転のロック時に、これらのがた抑え用リブがつぶさ
れることはない。
【0022】この例のシートベルトリトラクタ1によれ
ば、トーションバー7のリール4への圧入状態およびト
ーションバー7のロッキングベース14への圧入状態で
のがたを防止するがた抑え用リブを、ロッキングベース
14のウェビング引出方向CWの回転のロック時に発生
する大きな力が加えられない位置に設けるようにしてい
るので、この力によるがた抑え用リブのつぶれを防止す
ることができる。したがって、がた抑え用リブのつぶれ
によるトーションバー7とリール4およびロッキングベ
ース14との間のがたの発生を防止することができ、こ
のがたによる異音の発生も防止することができる。
【0023】なお、がた抑え用リブの断面形状としては
前述の断面円弧状以外に、図4(a)に示す断面楕円円
弧状あるいは断面長円円弧状、同図(b)に示す断面三
角形、または同図(c)に示す断面台形、断面正方形あ
るいは断面長方形等の他の断面形状にすることもでき
る。更に、がた抑え用リブの軸方向に沿う形状は同図
(d)に示す一定幅の形状あるいは同図(e)に示す軸
方向に沿って幅が連続的変化する形状に形成することが
できる。
【0024】更に、がた抑え用リブに代えて図5に示す
ように、リール4およびロッキングベース14の軸方向
孔の内周面に、トーションバー7を前述のように回転方
向に偏位させるためにガイドするがた抑え用テーパ部2
4を設けることもできる。更に、がた抑え用リブをリー
ル4およびロッキングベース14に設ける代わりに、図
6(a)および(b)に示すようにトーションバー7の
第1および第2トルク伝達軸18,17にがた抑え用リ
ブ25を設けることもできる。更に、リール4およびロ
ッキングベース14の軸方向孔の断面形状および第1お
よび第2トルク伝達軸18,17の断面形状は必ずしも
正六角形に限定されるものではなく、軸方向孔に第1お
よび第2トルク伝達軸18,17を嵌合して回転的に連
結することができるものであれば、どのような断面形状
に形成することができる。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のシートベルトリトラクタによれば、がた抑え部を、第
1トルク伝達軸および第2トルク伝達軸の少なくとも一
方またはリールおよびロッキング部材の各軸方向孔の内
周面の少なくとも一方の、ロッキング部材のウェビング
引出方向の回転のロック時に発生する大きな力が加えら
れない位置に設けているので、このような力によるがた
抑え部のつぶれを防止することができる。したがって、
がた抑え部のつぶれによるトーションバーとリールおよ
びロッキングベースとの間の少なくとも一方のがたの発
生をより確実に防止することができ、このがたによる異
音の発生も防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるシートベルトリトラクタの実
施の形態の一例を示す断面図である。
【図2】 図1に示す例のシートベルトリトラクタのが
た抑制用リブを示す図である。
【図3】 図2に示すがた抑制用リブの形成を説明する
図である。
【図4】 (a)ないし(b)はそれぞれ、がた抑制用
リブの断面形状の他の変形例を示す図であり、(d)お
よび(e)はそれぞれ、がた抑制用リブの軸方向に沿う
形状の例を示す図である。
【図5】 本発明のがた抑制部の他の例を示す図であ
る。
【図6】 本発明のがた抑制用リブの他の設置位置を説
明し(a)は部分正面図、(b)は(a)の右側面図で
ある。
【図7】 従来ののシートベルトリトラクタのがた抑制
用リブについて説明する図である。
【符号の説明】
1…シートベルトリトラクタ、2…フレーム、3…ウェ
ビング、4…リール、4a…軸方向孔、5…減速度感知
機構、6…ロック機構、7…トーションバー、8…スプ
リング手段、14…ロッキングベース、17…第2トル
ク伝達軸、18…第2トルク伝達軸、20,21,22…
がた抑制用リブ、23…ポンチ、24…がた抑え用テー
パ部、25…がた抑制用リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩谷昌広 東京都港区六本木1丁目4番30号 タカタ 株式会社内 Fターム(参考) 3D018 DA07 GA00 MA00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェビングを巻き取るリールと、緊急時
    にウェビング引出し方向の回転が阻止されるロッキング
    部材を有するロック機構と、前記リールと同心状に設け
    られて前記リールと前記ロッキング部材との間を回転的
    に連結し、前記ロッキング部材のウェビング引出し方向
    の回転が阻止されて前記リールが前記ロッキング部材に
    対して所定量ウェビング引出方向に相対回転するとき前
    記ウェビングにかかる荷重を制限するトーションバーと
    を少なくとも備え、前記トーションバーに、前記リール
    の軸方向孔に圧入される第1トルク伝達軸および前記ロ
    ッキング部材の軸方向孔に圧入されている第2トルク伝
    達軸が設けられているシートベルトリトラクタにおい
    て、 前記第1トルク伝達軸および前記第2トルク伝達軸の少
    なくとも一方の圧入状態でのがたを抑えるがた抑制部
    が、前記第1トルク伝達軸および前記第2トルク伝達軸
    の少なくとも一方または前記リールおよび前記ロッキン
    グ部材の各軸方向孔の内周面の少なくとも一方の、前記
    ロッキング部材のウェビング引出方向の回転のロック時
    に発生する大きな力が加えられない位置に設けられてい
    ることを特徴とするシートベルトリトラクタ。
  2. 【請求項2】 前記がた抑制部は、前記第1トルク伝達
    軸および前記第2トルク伝達軸の少なくとも一方または
    前記リールおよび前記ロッキング部材の各軸方向孔の内
    周面の少なくとも一方に軸方向に延設されたがた抑制用
    リブであることを特徴とする請求項1記載のシートベル
    トリトラクタ。
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