JP2013193504A - ウェビング巻取装置 - Google Patents

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    • B60R2022/287Safety belts or body harnesses in vehicles incorporating energy-absorbing devices using deformation of material of torsion rods or tubes

Abstract

【課題】圧入部材を被圧入部材に圧入する際にバリが発生することを防止又は抑制できるウェビング巻取装置を提供する。
【解決手段】ウェビング巻取装置10では、ウェビング巻取軸に設けられたスリーブ54の圧入部62が、クラッチベース82の圧入孔に圧入されている。この圧入孔の内周面にはリブ91が設けられているので、スリーブ54とクラッチベース82との間のがたを抑えることができる。しかも、このリブ91は、圧入部62の圧入方向とは反対側の端面が、前記圧入方向に沿うように傾斜した傾斜面91Aとされており、圧入部62が圧入孔に圧入される際には、傾斜面91Aが圧入部62と摺接する。これにより、圧入部62がリブ91によって削られることよるバリの発生を防止又は抑制できる。
【選択図】図10

Description

本発明は、車両用等のシートベルト装置が備えるウェビング巻取装置に関する。
下記特許文献1に記載されたシートベルトリトラクタでは、ウェビングを巻取るリールの軸心部に、断面略六角形状の軸方向孔が形成されている。この軸方向孔には、トーションバーの軸方向端部に形成された断面略六角形状のトルク伝達軸が圧入嵌合される。これにより、トーションバーの軸方向端部がリールに一体回転可能に連結される。また、軸方向孔の互いに隣接しない3辺の内周面には、夫々がた抑え用リブが形成されており、これらのがた抑え用リブによってリールとトーションバーとの間のがたを抑えるようにしている。
特開2002−104134号公報
上述の如きシートベルトリトラクタでは、リール(被圧入部材)の軸方向孔にトーションバー(圧入部材)のトルク伝達軸を圧入嵌合する際に、がた抑え用リブとトルク伝達軸とが摺接することにより、不要なバリが発生する可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、圧入部材を被圧入部材に圧入する際にバリが発生することを防止又は抑制することができるウェビング巻取装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明に係るウェビング巻取装置は、フレームに対して回転可能に支持されたウェビング巻取軸に設けられると共に、圧入部が設けられた圧入部材と、前記圧入部材よりも硬質な材料によって形成され、前記圧入部が圧入された被圧入部が設けられると共に、前記被圧入部における前記圧入部と対向する面にリブが設けられ、前記リブにおける前記圧入部の圧入方向とは反対側の端面が、前記圧入方向に沿うように傾斜した傾斜面又は前記圧入方向に沿うように湾曲した曲面とされた被圧入部材と、を備えている。
なお、請求項1に記載の「圧入方向に沿うように傾斜(湾曲)した」とは、「圧入部に近づくに従い圧入方向へ向かうように傾斜(湾曲)した」という意味である。
また、請求項1に記載の「硬質」は、圧入部材が被圧入部材に圧入される際のリブと圧入部との摺接によって、圧入部が変形される(削れる場合を含む)ものであればよい。
請求項1に記載の発明では、ウェビング巻取軸に設けられた圧入部材の圧入部が、被圧入部材の被圧入部に圧入されている。この被圧入部材は、圧入部材よりも硬質な材料によって形成されている。ここで、被圧入部材の被圧入部には、圧入部材の圧入部と対向する面にリブが設けられているので、当該リブによって圧入部材と被圧入部材との間のがたを抑えることができる。しかも、このリブは、圧入部の圧入方向とは反対側の端面が、圧入部の圧入方向に沿うように傾斜した傾斜面又は圧入部の圧入方向に沿うように湾曲した曲面とされており、圧入部が被圧入部に圧入される際には、上記傾斜面又は上記曲面が圧入部と摺接する。これにより、圧入部がリブによって削られることによるバリの発生を防止又は抑制することができると共に、圧入部を被圧入部に圧入し易くすることができる。
請求項2に記載の発明に係るウェビング巻取装置は、請求項1において、前記圧入部は、一端側から前記被圧入部に圧入されると共に、前記圧入部材は、前記圧入部の他端側に設けられた位置決め用の当接部が前記被圧入部材に設けられた被当接部と当接している。
請求項2に記載の発明では、圧入部材の圧入部が一端側から被圧入部に圧入される際に、圧入部がリブによって削られることによるバリの発生を防止又は抑制することができる。その結果、圧入部の他端側に設けられた位置決め用の当接部と、被圧入部材に設けられた被当接部との間にバリが挟まることを防止することができるので、圧入部材と被圧入部材との組付精度を良好にすることができる。
請求項3に記載の発明に係るウェビング巻取装置は、請求項2において、前記リブの前記端面と前記当接部との間に空間が形成されている。
請求項3に記載の発明では、被圧入部に設けられたリブにおける圧入部の圧入方向とは反対側の端面(傾斜面又は曲面)と、圧入部材に設けられた当接部との間に、空間が形成されている。このため、リブの上記端面と圧入部との摺接によって圧入部にバリが発生した場合でも、当該バリを上記空間内に封じ込めることができる。その結果、圧入部材の当接部と被圧入部材の被当接部との間にバリが挟まることを効果的に防止することができる。
請求項4に記載の発明に係るウェビング巻取装置は、請求項3において、前記リブの前記端面が前記被当接部から前記圧入方向に離間して設けられている。
請求項4に記載の発明では、被圧入部に形成されたリブは、圧入部の圧入方向とは反対側の端面が被当接部から前記圧入方向に離間して設けられている。これにより、リブの上記端面と圧入部材の当接部との間に空間が拡大されている。このため、リブの上記端面と圧入部との摺接によって圧入部にバリが発生した場合でも、当該バリを上記空間内に良好に封じ込めることができる。しかも、上述の如くリブの上記端面が被当接部から離間して設けられているため、リブが圧入部と摺接する長さを短くすることができる。これにより、リブと圧入部との摺接によってバリが発生する場合でも、バリの量を少なくすることができるので、被圧入部に対する圧入部の圧入ストロークが長い等に有効である。
請求項5に記載の発明に係るウェビング巻取装置は、請求項1〜請求項4の何れか1項において、前記圧入部は、一端側から前記被圧入部に圧入されると共に、前記圧入部の一端側には、前記圧入部が前記被圧入部に圧入される際に前記リブが挿入される凹部が形成されており、前記凹部は、前記圧入部の圧入方向とは反対側の端面が、前記圧入部の他端側へ向かうに従い前記凹部を浅くするように傾斜した傾斜面とされている。
請求項5に記載の発明では、圧入部材の圧入部が、一端側から被圧入部材の被圧入部に圧入される際には、被圧入部に形成されたリブが、圧入部の一端側に形成された凹部に挿入される。この凹部は、圧入部の圧入方向とは反対側の端面が、前記圧入部の他端側へ向かうに従い凹部を浅くするように傾斜した傾斜面とされており、圧入部の他端側が被圧入部に圧入される際(リブが凹部から抜け出す際)には、凹部の傾斜面がリブの端面(曲面又は傾斜面)と摺接することにより、バリの発生が抑制される。つまり、凹部に上記傾斜面の代わりに段部(角部)が形成されている場合には、上記段部(角部)がリブによって削られることによりバリが発生する可能性があるが、本発明ではこれを回避することができる。しかも、例えば圧入部材を鍛造によって形成する場合には、圧入部における凹部の傾斜面の付近が凹部の成形に伴って盛り上がることを抑制できるので、当該盛り上がった部分とリブとが摺接することによるバリの発生を抑制できる。
請求項6に記載の発明に係るウェビング巻取装置は、請求項1〜請求項5の何れか1項において、前記ウェビング巻取軸は、ウェビングを巻取るスプールと、一端部が前記スプールに連結されたトーションシャフトと、を備え、前記圧入部材は、前記トーションシャフトの他端部に取付けられたスリーブであり、前記被圧入部材は、前記スリーブに取付けられ、前記フレーム側に設けられたリング部と前記スリーブとをパウルを介して連結するクラッチベースである。
請求項6に記載の発明では、スリーブに設けられた圧入部が、クラッチベースに設けられた被圧入部に圧入されており、クラッチベースがフレーム側に設けられたリング部とスリーブとをパウルを介して連結すると、フレームに対するスリーブの回転が規制される。このスリーブは、一端部がスプールに連結されたトーションシャフトの他端部に取付けられているので、スリーブの回転が規制された状態でウェビングに過大な張力が作用すると、トーションシャフトが捩り変形する。これにより、エネルギ吸収を図ることができる。しかも、本発明では、スリーブに設けられた圧入部がクラッチベースに設けられた被圧入部に圧入される際にバリが発生することを防止又は抑制できるので、例えばスリーブとクラッチベースとの組付精度を良好にすることができる。その結果、クラッチベースがパウルとリング部とを係合させる際の係合精度を向上させることができる。
以上説明したように、本発明に係るウェビング巻取装置では、圧入部材を被圧入部材に圧入する際にバリが発生することを防止又は抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係るウェビング巻取装置の主要部の構成を示す分解斜視図である。 同ウェビング巻取装置の構成部材であるクラッチ機構の構成を示す分解斜視図である。 同クラッチ機構をスプールとは反対側から見た図である。 (A)は、同クラッチ機構のクラッチプレートがロックリング側へ回動し始めた状態を示す図であり、(B)は、クラッチプレートがロックリングに噛合った状態を示す図である。 同ウェビング巻取装置の構成部材である切替機構の構成を示す分解斜視図である。 同クラッチ機構の構成部材であるクラッチベースの正面図である。 同クラッチベースの部分的な構成を示す斜視図である。 図6の8−8線に沿った切断面を示す断面図である。 (A)は、同クラッチベースに、同クラッチ機構のスリーブが圧入される途中の状態を示す斜視図であり、(B)は、同クラッチベースに同スリーブが完全に圧入された状態を示す斜視図である。 (A)は、同クラッチベースに、同クラッチ機構のスリーブが圧入される途中の状態を示す断面図であり、(B)は、同クラッチベースにスリーブが完全に圧入された状態を示す断面図である。 同クラッチベースのリブがスリーブの圧入部と摺接する際の状況を説明するための断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るウェビング巻取装置の構成部材であるクラッチ機構が備えるクラッチベースの部分的な構成を示す図7に対応した斜視図である。 図12の13−13線に沿った切断面を示す断面図である。 (A)は、同クラッチベースに、同クラッチ機構のスリーブが圧入される途中の状態を示す断面図であり、(B)は、同クラッチベースに同スリーブが完全に圧入された状態を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係るウェビング巻取装置の部分的な構成を示す断面図である。
<第1の実施形態>
以下、図1〜図11を用いて、本発明の第1実施形態に係るウェビング巻取装置10について説明する。
図1〜図5に示されるように、本第1実施形態に係るウェビング巻取装置10は、フレーム12と、ウェビング22と、ウェビング巻取軸11と、切替機構120と、を備えている。
図1に示されるように、フレーム12は、車体に固定される板状の背板14を備えている。背板14の幅方向両端部からは脚片16,18が略直角に延出されており、フレーム12は、平面視で略凹形状に形成されている。なお、脚片18の外側には、周知のロック機構(図示省略)が取付けられている。また、ウェビング22は、乗員の身体に装着されるものであり、長尺帯状に形成されている。
(ウェビング巻取軸11の構成)
ウェビング巻取軸11は、スプール20と、ロック部としてのロックギヤ24と、メイントーションシャフト32と、トリガワイヤ40と、サブトーションシャフト44と、クラッチ機構52と、を備えている。メイントーションシャフト32及びサブトーションシャフト44は、フォースリミッタ機構31を構成している。
スプール20は、軸方向に貫通する貫通孔21を有する円筒状に形成されており、フレーム12の脚片16と脚片18との間に配置されている。スプール20は、軸線方向が脚片16と脚片18との対向方向に沿う状態で配置されており、メイントーションシャフト32、サブトーションシャフト44等を介してフレーム12に回転可能に支持されている。このスプール20には、ウェビング22の長手方向一端部(基端部)が係止されている。スプール20は、一方の回転方向である巻取方向(図1等の矢印Aの方向)へ回転することでウェビング22を基端側から巻取って収納する構成となっている。
ロックギヤ24は、スプール20の軸方向一方側(図1及び図2の矢印E方向側)にスプール20と同軸上に配置されている。このロックギヤ24の外周部にはギヤ部26が形成されている。また、このロックギヤ24の軸心部には、軸方向に貫通する貫通孔28が形成されており、当該貫通孔28の内周部には、スプライン状の被係合部30が形成されている。
車両の緊急時(急減速時等の所定の機会)には、上記ロック機構が、車両の加速度(特に減速加速度)が所定加速度以上であること又はウェビング22のスプール20からの引出加速度が特定加速度以上であることを検出して、作動することで、ロック機構のロック部材(図示省略)がロックギヤ24のギヤ部26と係合して、ロックギヤ24の引出方向(図1等の矢印Bの方向)への回転が阻止(ロック)される。
メイントーションシャフト32は、スプール20及びロックギヤ24と同軸上に配置されて、スプール20の貫通孔21及びロックギヤ24の貫通孔28にそれぞれ挿入されている。このメイントーションシャフト32には、その長手方向中央部にスプライン状の第一係合部34が形成されると共に、その先端部に同じくスプライン状の第二係合部36が形成されている。
そして、第一係合部34がロックギヤ24の被係合部30と係合されることにより、メイントーションシャフト32は、ロックギヤ24に一体回転可能に連結(係止)されている。また、第二係合部36が、スプール20の内周部における軸線方向中間部に形成された図示しない被係合部と係合されることにより、メイントーションシャフト32がスプール20に一体回転可能に連結(係止)されている。
このメイントーションシャフト32における第一係合部34と第二係合部36との間の部分は、後述する如くウェビング22の引張りに供される乗員の運動エネルギを吸収するための第一エネルギ吸収部38として構成されている。
トリガワイヤ40の基端部40Aは、ロックギヤ24における貫通孔28よりも径方向外側の位置に形成された孔部29に挿入されて、ロックギヤ24に係止されている。一方、トリガワイヤ40における基端部40Aよりも先端側は、貫通孔21と並行してスプール20に形成された孔部42に挿入されており、その先端部40Bは、スプール20から軸方向他方側(図1及び図2の矢印F方向側)に突出されている。
サブトーションシャフト44は、メイントーションシャフト32と同軸上に配置されており、その長手方向中央部よりも基端側は、スプール20の貫通孔21に挿入されている。一方、このサブトーションシャフト44の長手方向中央部よりも先端側は、スプール20から軸方向他方側に突出されている。
このサブトーションシャフト44には、その基端部に少なくとも一部がスプライン状の第一係合部46が形成されると共に、その先端部に同じくスプライン状の第二係合部48が形成されている。第一係合部46は、スプール20の内周部における軸線方向中間部に形成された図示しない被係合部と係合されており、これにより、サブトーションシャフト44は、スプール20に一体回転可能に連結(係止)されている。
また、このサブトーションシャフト44における第一係合部46と第二係合部48との間の部分は、後述する如くウェビング22の引張りに供される乗員の運動エネルギを吸収するための第二エネルギ吸収部50として構成されている。
図1及び図2に示されるように、クラッチ機構52は、圧入部材としてのスリーブ54と、クラッチガイド64と、被圧入部材としてのクラッチベース82と、クラッチカバー88と、パウルとしての一対のクラッチプレート100と、スクリュー108と、一対のコイルスプリング98とを備えている。なお、図4(A)には、このクラッチ機構52の作動途中の状態が示されており、図4(B)には、このクラッチ機構52の作動が完了した状態が示されている。
スリーブ54は、サブトーションシャフト44と同軸上に配置されている。このスリーブ54の軸心部には、軸方向に貫通する貫通孔56が形成されており、この貫通孔56には、上述のサブトーションシャフト44が遊挿されている。また、このスリーブ54の内周部における先端側には、スプライン状の被係合部58が形成されており、この被係合部58にサブトーションシャフト44の第二係合部48が係合されることにより、スリーブ54は、サブトーションシャフト44に一体回転可能に連結(係止)されている。
また、このスリーブ54における基端側は、円柱状の外形を有する支持部60として構成されており、このスリーブ54における支持部60よりも先端側は、断面正六角形状に形成された圧入部62として構成されている。
クラッチガイド64は、樹脂製とされており、軸方向に貫通する貫通孔66を有する環状に形成されている。この貫通孔66には、上述の支持部60が挿入されており、これにより、クラッチガイド64は、スリーブ54に相対回転可能に支持されている。
このクラッチガイド64における周方向の二箇所の位置には、図3に示されるように、コイルスプリング98を収容する一対のコイルスプリング収容部68が形成されている。これらのコイルスプリング収容部68は、クラッチガイド64の中央部を中心とする点対称状に形成されており、それぞれ、クラッチガイド64の周方向に延びる外側壁部70及び内側壁部72と、クラッチガイド64の径方向に延びて外側壁部70と内側壁部72の各端部を連結する連結壁部74とを有する略U字形状に形成されている。
また、このクラッチガイド64には、クラッチプレート100を収容する一対のクラッチプレート収容部76が各コイルスプリング収容部68に隣接して形成されている。これらのクラッチプレート収容部76には、連結壁部74から内側壁部72と反対側に向けて延びる第一支持壁部78と、連結壁部74に対する外側壁部70とは反対側に連結壁部74と離間して第二支持壁部80と、が形成されている。
クラッチベース82は、環状のベース本体84を有して構成されている。このベース本体84には、断面正六角形状の圧入孔85(被圧入部)が形成されている。この圧入孔85には、スリーブ54の圧入部62が圧入(嵌合)されており、これにより、クラッチベース82は、スリーブ54に一体回転可能に固定されている。また、このクラッチベース82には、ベース本体84から外側に突出する一対の係止部86が形成されている。これらの係止部86は、後述するクラッチプレート100に形成されたアーム部102の基端部と係止されている。
クラッチカバー88は、スリーブ54と同軸上に配置されると共に、クラッチガイド64に対するスプール20とは反対側にクラッチガイド64と対向して配置されている。このクラッチカバー88は、軸方向に貫通する貫通孔90を有する環状に形成されており、その内周部には、径方向内側に突出する嵌合爪92が複数形成されている。そして、貫通孔90にスリーブ54の圧入部62が挿入されると共に、複数の嵌合爪92が圧入部62と嵌合されることにより、クラッチカバー88は、スリーブ54、ひいては、サブトーションシャフト44に一体回転可能に固定されている。また、このクラッチカバー88は、後述する十字爪96がクラッチガイド64に対して周方向に係合するようになっており、クラッチガイド64は、このクラッチカバー88に対して、図4(B)に示される作動位置と、図3に示される非作動位置との間で相対回転可能とされている。
また、このクラッチカバー88における周方向の二箇所の位置には、径方向外側に開口する軸方向視にて凹形状を成す切欠部94がそれぞれ形成されている。また、このクラッチカバー88には、各切欠部94の内側に位置されるように一対の十字爪96が形成されている。これら一対の十字爪96は、クラッチカバー88の中央部を中心とする点対称状に形成されている。また、これらの十字爪96は、クラッチカバー88の径方向から見てクランク状に屈曲しており、先端側が基端側よりもクラッチガイド64側へ突出している。
各十字爪96の先端側には、クラッチガイド64の径方向内側へ突出した内側突出部と、クラッチガイド64の径方向外側へ突出した外側突出部と、クラッチガイド64の周方向一方(巻取方向)へ突出した周方向突出部とが設けられており、各十字爪96の先端側は、クラッチガイド64の軸方向から見て十字状に形成されている。
クラッチプレート100は、クラッチカバー88とクラッチガイド64との間に配置されている。このクラッチプレート100は、アーム部102と、このアーム部102の先端部に形成された円弧部104とを有している。アーム部102の基端部には、クラッチカバー88側に突出すると共にサブトーションシャフト44の軸方向に沿って延びる回動軸106が形成されている。そして、この回動軸106がクラッチカバー88に形成された孔部89に挿入されることにより、クラッチプレート100は、クラッチカバー88に回動可能に支持されている。また、円弧部104の外周部(クラッチプレート100の先端部)には、平歯状のローレット歯104Aが形成されている。
スクリュー108は、ネジ部110と、このネジ部110よりも大径の押え部112とを有して構成されている。ネジ部110は、サブトーションシャフト44の先端部に形成されたネジ孔45に螺合されており、これにより、スクリュー108は、サブトーションシャフト44の先端部に固定されている。また、このように、スクリュー108がサブトーションシャフト44の先端部に固定された状態では、スリーブ54の先端部に押え部112が当接される。そして、これにより、スリーブ54のサブトーションシャフト44に対する抜き方向への移動が制限されている。なお、この状態では、クラッチガイド64は、クラッチカバー88とスプール20とによって軸方向の移動を制限されている。
また、上述のクラッチガイド64及びクラッチカバー88には、孔部65,91がそれぞれ形成されている。これらの孔部65,91は、クラッチガイド64がクラッチカバー88に対して非作動位置に配置された状態で互いに対向するように形成されており、これらの孔部65,91には、トリガワイヤ40の先端部40Bがそれぞれ挿入されている。これにより、クラッチガイド64は、非作動位置に配置された状態でスプール20及びクラッチカバー88に対する相対回転を制限されている(クラッチガイド64が非作動位置に拘束されている)。
またさらに、上述の如くクラッチガイド64が非作動位置に拘束された状態では、クラッチガイド64の各コイルスプリング収容部68における開口部付近に、クラッチカバー88の各十字爪96が位置される。そして、各十字爪96の周方向突出部は、各コイルスプリング収容部68に収容されたコイルスプリング98の軸方向一端部から当該コイルスプリング98の内側に挿入されており、各十字爪96の内側突出部及び外側突出部は、コイルスプリング98の軸方向一端部に当接している。これにより、コイルスプリング98の軸方向一端部が各十字爪96に係止されている。また、このコイルスプリング98の軸方向他端部は、コイルスプリング収容部68の連結壁部74(図3参照)に係止されている。
また、この状態では、十字爪96と連結壁部74との間隔がコイルスプリング98の自由状態での全長よりも短くなり、これにより、コイルスプリング98が圧縮状態とされる。そして、これにより、クラッチガイド64に対しては巻取方向の付勢力が付与されており、クラッチガイド64は作動位置へと付勢されている。
一方、この状態では、クラッチカバー88の孔部89(クラッチプレート100の回動軸106)と連結壁部74との間隔が十分に確保された状態となり、クラッチプレート100は、ローレット歯104Aがクラッチガイド64の外周部よりも内側に納まるように、クラッチプレート収容部76に収容される。また、この状態では、円弧部104の先端に連結壁部74が当接されている。
(切替機構120の構成)
図5に示されるように、切替機構120は、箱状のボデー122を備えている。ボデー122内は、フレーム12の脚片16側へ開口されており、ボデー122は、脚片16外側に固定されている。ボデー122の内部には、リング部としての略円環板状のロックリング190が回転自在に支持されており、ロックリング190は、クラッチ機構52の外周側において、クラッチ機構52と同軸上に配置されている。また、ロックリング190の内周部には、平歯状のローレット歯190Aが形成されている。さらに、ロックリング190の外周部には、断面略三角形状のロック孔192が貫通形成されており、ロック孔192は、ロックリング190の径方向外側へ開口されている。
ボデー122の上部には、後述するパウル150、ピストン160、及びガスジェネレータ194を収容する収容部としてのケース部124が設けられている。また、ボデー122の脚片16側には、略板状のシート126が設けられており、シート126はボデー122の開口部を閉塞している。
ケース部124には、脚片16側へ開口された凹部130が設けられている。凹部130には、断面略C字形状の支持部132が形成されており、支持部132は、後述するパウル150の軸部152を回動自在に支持している。また、ケース部124には、凹部130内において、円柱状のシェアピン134が一体に設けられており、シェアピン134は脚片16側へ突出されている。この凹部130内には、ピストン収容部136が設けられている。このピストン収容部136内には、樹脂により製作されたピストン160が、ピストン収容部136の長手方向(図5の矢印C方向及び矢印D方向)に直線移動可能に収容されている。
また、ケース部124の凹部130内には、略板状のパウル150が収容されている。パウル150には、凹部130の支持部132側の部分において、断面略円形状の軸部152が設けられており、軸部152は支持部132に回動自在に支持されている。また、パウル150は、略L字形状のアーム部154を有している。アーム部154の基端部には、係合部156が設けられており、係合部156の先端が、ロックリング190のロック孔192内(ロック位置)に配置されて、ロックリング190に係合されている。さらに、アーム部154の基端部には、断面円形状の係止孔158が貫通形成されており、係止孔158内に上述したシェアピン134が挿通されて、パウル150の回動が制限されている。
また、ケース部124内には、ピストン収容部136に対して脚片16とは反対側の部位において、略円柱形状のガスジェネレータ194が内蔵されており、ガスジェネレータ194はピストン収容部136と連通されている。このガスジェネレータ194には、車両の制御装置(図示省略)が電気的に接続されており、制御装置の制御によりガスジェネレータ194が作動された際には、ガスジェネレータ194がガスを発生して、当該ガスがピストン収容部136のシリンダ部140に供給されるように構成されている。
上述の制御装置は、図示しない衝突検出手段と電気的に接続されている。衝突検出手段は、例えば、車両の加速度(特に急減速)を検知する加速度センサや車両前方の障害物までの距離を検出する測距センサ等によって、車両の衝突を予知する。また、衝突検出手段は、予め定められた基準値以上の衝突加速度を加速度センサが検知することで、車両が衝突したことを検出するように構成されている。
さらに、制御装置は、図示しない体格検出手段と電気的に接続されており、体格検出手段は、例えば、荷重センサやベルトセンサやシートポジションセンサ等によって、座席に着座した乗員の体格を検出する。具体的には、荷重センサが、車両の座席に作用する荷重を検出して、検出された荷重によって体格検出手段が乗員の体格を検出する。また、ベルトセンサが、スプール20からのウェビング22の引出量を検出して、検出された引出量によって体格検出手段が乗員の体格を検出する。さらに、シートポジションセンサは、車両の座席の前後方向へのスライド位置を検出する位置検出センサや車室に設けられたカメラサンサによって構成されており、シートポジションセンサで検出された座席の位置によって体格検出手段が乗員の体格を検出する。
そして、制御装置が、体格検出手段からの信号に基づいて、乗員の体格が予め定められた基準値未満であると判定すると共に、衝突検出手段からの信号に基づいて、車両が衝突したと判定した場合に、制御装置によりガスジェネレータ194が作動される。これにより、ガスジェネレータ194からピストン収容部136内にガスが供給される。ピストン収容部136内にガスが供給されると、当該ガスの圧力によって、ピストン160がパウル150のアーム部154側へ移動する。これにより、ピストン160がアーム部154を押圧することで、パウル150に回動力が作用する。この回動力によってパウル150がシェアピン134を破断しつつロック解除位置へと回動することにより、パウル150の係合部156がロックリング190のロック孔192から抜け出すようになっている。なお、アーム部154側へ移動されたピストン160は、自らに外周部に設けられた弾性フックがピストン収容部136の内周部に形成された段部に引っ掛かることにより、アーム部154とは反対側への移動を規制されるようになっている。
(第1実施形態の要部)
本第1実施形態では、前述したように、クラッチ機構52が備えるクラッチベース82のベース本体84には、断面正六角形状の圧入孔85が形成されており、当該圧入孔85には、スリーブ54に設けられた断面正六角形状の圧入部62が圧入されている。スリーブ54は、金属材料(例えば、冷間鍛造用鋼材)によって形成されており、クラッチベース82は、スリーブ54よりも硬質な金属材料(例えば、高張力鋼板)によって形成されている。
図6に示されるように、クラッチベース82の圧入孔85の内周面、すなわち圧入部62と対向する面には、複数(ここでは3つ)のリブ91が形成されている。これらのリブ91は、スリーブ54とクラッチベース82との間のがたを抑えるためのものであり、圧入孔85の内周面における互いに隣接しない3辺85A、85C、85Eに形成されており、それ以外の3辺85B、85D、85Fには形成されてない。これらのリブ91は、クラッチベース82の厚さ方向(図6では紙面に垂直な方向)から見て断面半円状に形成されており、図7に示されるように、クラッチベース82の厚さ方向に沿って長尺状に形成されている。なお、各リブ91は、3辺85A、85C、85Eの中央よりも引出方向(図6の矢印B方向)側に偏って配置されている。
図8に示されるように、リブ91の長手方向一端面(図8では下側の面)は、クラッチベース82の厚さ方向一端面84Aと面一に形成されている。一方、リブ91の長手方向他端面(図8では上側の面)は、クラッチベース82の厚さ方向他端面84Bから圧入孔85の中央側へ向けて下るように傾斜した傾斜面91A(C面)とされている。この傾斜面91Aは、クラッチベース82の厚さ方向他端面84Bに対する傾斜角度が例えば45度に設定されており、圧入部62の圧入方向(図8の矢印F方向)に沿うように傾斜している。つまり、この傾斜面91Aは、圧入孔85に圧入部62が圧入された状態では、圧入部62の外周面に近づくに従い圧入部62の圧入方向へ向かうように傾斜している。
そして、スリーブ54の圧入部62がクラッチベース82の圧入孔85に圧入される際には、リブ91に傾斜面91Aが形成された側、すなわちクラッチベース82の厚さ方向他端面84B側から圧入部62が圧入孔85に挿入される構成になっている(図9(A)及び図9(B)参照)。
また、上記複数のリブ91に対応して、スリーブ54の圧入部62の外周面には、複数(ここでは6つ)の凹部67が形成されている。これらの凹部67は、圧入部62の外周面を構成する6つの面のそれぞれに形成されている。これらの凹部67は、スリーブ54の半径方向から見て矩形状に形成されており、圧入部62の先端部(支持部60とは反対側の端部)から圧入部62の中間部付近にかけて形成されている。各凹部67は、図10(A)に示されるように、圧入部62の先端部とは反対側の端面がスリーブ54の軸線方向(図10(A)の矢印E方向及び矢印F方向)に対して傾斜した傾斜面67Aとされている。この傾斜面67Aは、圧入部62の基端側へ向かうに従い凹部67を浅くするように傾斜しており、各凹部67の底面67Bが傾斜面67Aを介して圧入部62の基端側の外周面に連続している。なお、スリーブ54の圧入部62の外周面には、上記各凹部の隣にそれぞれ凹部69が形成されている。これらの凹部69には、前述したクラッチカバー88の嵌合爪92が係合する構成になっている。
スリーブ54の圧入部62がクラッチベース82の圧入孔85に圧入される際には、圧入部62が先端側(一端側)から圧入孔85に挿入される。この際、圧入部62の6つの凹部67のうち互いに隣接しない3つの凹部67に、圧入孔85の3つのリブ91が傾斜面91A側から挿入される。そして、図10(A)に示されるように、複数のリブ91の傾斜面91Aが複数の凹部67の傾斜面67Aに当接すると、圧入部62を圧入孔85に圧入するための荷重が増加する。この状態から更に圧入部62を圧入孔85に押し込むと、複数のリブ91の傾斜面91Aが圧入部62の基端側(他端側)の外周面と摺接することにより、圧入部62の基端側におけるリブ91との摺接部分が変形する。この場合、図11に示されるように、圧入部62の基端側におけるリブ91との摺接部分がリブ91の傾斜面91Aによってスリーブ54の半径方向内側へ押されることにより、リブ91の両側に盛り上がるように変形する。つまり、リブ91は、傾斜面91Aによって圧入部62の肉をリブ91のまわりに押し出しながら圧入孔85に圧入される。
そして、クラッチベース82の厚さ方向他端面84Bにおける圧入孔85の孔縁部84B1(被当接部)が、スリーブ54の圧入部62と支持部60との間の段部63(当接部)に当接すると、それ以上圧入部62を圧入孔85に圧入することができなくなる。これにより、クラッチベース82がスリーブ54に対して軸線方向に位置決めされる構成になっている。この状態では、上述の如く圧入部62の基端側におけるリブ91との摺接部分が変形することにより、クラッチベース82がスリーブ54に対してがた無く組み付けられる。またこの状態では、図10(B)に示されるように、リブ91の傾斜面91A(圧入部62の圧入方向とは反対側の端面)と段部63との間に、スリーブ54の周方向から見て三角形の空間99が形成される。つまり、圧入部62の幅寸法W1よりも圧入孔85の幅寸法W2の方が大きく設定されているため、リブ91の傾斜面91Aと圧入部62の基端部と段部63との間に三角形の空間99が形成されるようになっている。
(作用及び効果)
次に、本第1実施形態の作用及び効果について説明する。
上記構成のウェビング巻取装置10では、ウェビング巻取軸11、すなわちスプール20、ロックギヤ24、メイントーションシャフト32、サブトーションシャフト44、及びクラッチ機構52(スリーブ54、クラッチベース82、クラッチプレート100及びスクリュー108を含む)が、一体に巻取方向及び引出方向へ回転可能とされている。
ウェビング22がスプール20から引出されることで、ウェビング22が車両の乗員の身体に装着される。ウェビング22が車両の乗員の身体に装着された状態で、例えば、車両が急減速状態になり、ロック機構が作動すると、ロックギヤ24の引出方向への回転が阻止される。
そして、これにより、このロックギヤ24にメイントーションシャフト32を介して連結されたスプール20の引出方向への回転が制限されて、スプール20からのウェビング22の引出しが制限される。したがって、これにより、車両前方へ移動しようとする乗員の身体がウェビング22によって拘束される。
また、ロックギヤ24の引出方向への回転が阻止された状態で、更に大きな力で乗員の身体がウェビング22を引張り、この引張力に基づく引出方向へのスプール20の回転力がメイントーションシャフト32の第一エネルギ吸収部38の耐捩れ荷重(耐変形荷重)を上回ると、フォースリミッタ機構31が作動されて、第一エネルギ吸収部38の捩れ(変形)により、スプール20のフォースリミッタ荷重(第一エネルギ吸収部38の耐捩れ荷重)以上での引出方向への回転が許容される。
したがって、第一エネルギ吸収部38の捩れによりスプール20が引出方向へ回転されてスプール20からウェビング22が引出されることで、ウェビング22による乗員の胸部への負荷(負担)が軽減されると共に、第一エネルギ吸収部38の捩れ分だけウェビング22の引張りに供される乗員の運動エネルギが吸収される。
一方、上述のように、ロックギヤ24に対してスプール20が引出方向に回転されるということは、ロックギヤ24がスプール20に対して相対的に巻取方向へ回転されると言うことである。したがって、ロックギヤ24がスプール20に対して巻取方向へ相対回転されると、トリガワイヤ40における基端部40Aよりも先端側がスプール20の孔部42に挿入されたまま、このトリガワイヤ40の基端部40Aがメイントーションシャフト32の周方向に移動されるので、このトリガワイヤ40における基端部40Aよりも先端側が孔部42に対してロックギヤ24側に引張られる。
これにより、トリガワイヤ40の先端部40Bがクラッチガイド64の孔部65とクラッチカバー88の孔部93から引抜かれて、スプール20及びクラッチカバー88に対するクラッチガイド64の相対回転の阻止状態が解消される。
そして、コイルスプリング98の付勢力により、クラッチガイド64が非作動位置から作動位置へと回転されると、クラッチカバー88の孔部89(クラッチプレート100の回動軸106)とクラッチガイド64の連結壁部74との間隔が短くなり、クラッチプレート100の円弧部104の先端が連結壁部74によってクラッチガイド64の接線方向に押圧(案内)される。これにより、クラッチプレート100がロックリング190側へ回動され(図4(A)の矢印R参照)、クラッチプレート100のローレット歯104Aがロックリング190のローレット歯190Aと噛合う(図4(B)図示状態)。これにより、クラッチプレート100とロックリング190とが結合される。また、このときには、クラッチベース82に形成された係止部86がクラッチプレート100のアーム部102の基端部を引出方向へ押すことにより、クラッチプレート100がロックリング190に押し付けられ、両者の結合状態が維持される。これにより、クラッチ機構52(スリーブ54、クラッチベース82及びクラッチプレート100)の引出方向への回転と一体に、ロックリング190が引出方向へ回転しようとする。
また、制御装置は、体格検出手段からの信号に基づいて、乗員の体格が予め定められた基準値以上であるか否かを判定すると共に、衝突検出手段からの信号に基づいて、車両が衝突したか否かを判定している。そして、制御装置が、乗員の体格が予め定められた基準値以上であると判定した場合では、ガスジェネレータ194が作動されないため、パウル150の係合部156が、ロック位置に配置されて、ロックリング190のロック孔192に係合している。このため、ロックリング190の引出方向への回転がロック(阻止)されることで、クラッチ機構52(スリーブ54、クラッチベース82及びクラッチプレート100)の引出方向への回転が阻止される。
そして、スリーブ54の引出方向への回転が阻止された状態で、更に大きな力で乗員の身体がウェビング22を引張り、この引張力に基づく引出方向へのスプール20の回転力がメイントーションシャフト32の第一エネルギ吸収部38の耐捩れ荷重(耐変形荷重)とサブトーションシャフト44の第二エネルギ吸収部50の耐捩れ荷重(耐変形荷重)との合計を上回ると、第一エネルギ吸収部38及び第二エネルギ吸収部50の捩れ(変形)により、スプール20のフォースリミッタ荷重(第一エネルギ吸収部38の耐捩れ荷重と第二エネルギ吸収部50の耐捩れ荷重との合計)以上での引出方向への回転が許容される。
したがって、第一エネルギ吸収部38及び第二エネルギ吸収部50の捩れによりスプール20が引出方向へ回転されてスプール20からウェビング22が引出されることで、ウェビング22による乗員の胸部への負荷(負担)が軽減されると共に、第一エネルギ吸収部38及び第二エネルギ吸収部50の捩れ分だけウェビング22の引張りに供される乗員の運動エネルギが吸収される。
一方、制御装置が、体格検出手段からの信号に基づいて、乗員の体格が予め定められた基準値未満であると判定すると共に、衝突検出手段の信号に基づいて、車両が衝突したと判定した場合には、制御装置の制御によりガスジェネレータ194が作動される。
ガスジェネレータ194が作動されると、ガスジェネレータ194からピストン収容部136のシリンダ部140内にガスが供給される。シリンダ部140内にガスが供給されると、ピストン160がパウル150のアーム部154側へ移動して、アーム部154を押圧する。このため、パウル150に軸部152回りの回動力が作用する。この回動力によって、パウル150の係止孔158の内周部が、シェアピン134に当接すると共に、シェアピン134を破断させることで、パウル150の軸部152回りの回動が許容されて、パウル150がロック位置から解除位置へ回動される。これにより、パウル150の係合部156がロックリング190のロック孔192から離間されて、ロックリング190の引出方向への回転が許容されることで、クラッチ機構52(スリーブ54、クラッチベース82及びクラッチプレート100)及びスプール20と共にロックリング190が引出方向へ回転可能にされる。このため、第二エネルギ吸収部50に捩れは生じないため、第一エネルギ吸収部38の捩れ(変形)により、スプール20のフォースリミッタ荷重(第一エネルギ吸収部38の耐捩れ荷重)以上での引出方向への回転が許容される。
すなわち、乗員の体格が予め定められた基準値以上である場合では、フォースリミッタ荷重が第一エネルギ吸収部38の耐捩れ荷重と第二エネルギ吸収部50の耐捩れ荷重との合計にされて、フォースリミッタ荷重の荷重値が高荷重にされる。一方、乗員の体格が予め定められた基準値未満であり、車両の衝突が検出された場合には、フォースリミッタ荷重が第一エネルギ吸収部38の耐捩れ荷重にされて、フォースリミッタ荷重の荷重値が低荷重にされる。このため、乗員を体格に応じて適切に保護できる。
ここで、本実施形態では、ウェビング巻取軸11に設けられたスリーブ54の圧入部62が、先端側からクラッチベース82の圧入孔85に圧入されており、圧入部62の基端側に設けられた段部63(当接部)が、クラッチベース82の被当接部に当接している。このクラッチベース82は、スリーブ54よりも硬質な材料によって形成されている。
クラッチベース82の圧入孔85には、スリーブ54の圧入部62と対向する面にリブ91が設けられているので、当該リブ91によってスリーブ54とクラッチベース82との間のがたを抑えることができる。しかも、このリブ91は、圧入部62の圧入方向とは反対側の端面が、圧入部62の圧入方向に沿うように傾斜した傾斜面91Aとされているので、圧入部62が圧入孔85に圧入される際には、リブ91の傾斜面91Aが圧入部62と摺接する。この場合、リブ91は、傾斜面91Aによって圧入部62の肉をリブ91のまわりに押し出しながら圧入孔85に圧入される。これにより、リブ91によって圧入部62が削られることよるバリの発生を防止又は抑制することができる。また、圧入部62を圧入孔85に圧入する際の荷重を小さくすることができるので、圧入部62を圧入孔85に圧入し易くすることができる。
しかも、本実施形態では、上述の如くバリの発生を防止又は抑制することができるので、段部63と圧入孔85の孔縁部84B1との間にバリが挟まることを防止することができる。その結果、スリーブ54とクラッチベース82との軸線方向の組付精度を良好にすることができるので、例えばクラッチベース82によってクラッチプレート100がロックリング190と係合される際の係合精度等を向上させることができる。
さらに、本実施形態では、リブ91の傾斜面91Aとスリーブ54の段部63との間に、空間99が形成されている。このため、リブ91の傾斜面91Aと圧入部62との摺接によって圧入部62にバリが発生した場合でも、当該バリを空間99内に封じ込めることができる。その結果、スリーブ54の段部63とクラッチベース82の圧入孔85の孔縁部84B1との間にバリが挟まることを効果的に防止することができる。
また、本実施形態では、スリーブ54の圧入部62が、先端側からクラッチベース82の圧入孔85に圧入される際には、圧入孔85に設けられたリブ91が、圧入部62の先端側に形成された凹部67に挿入される。この凹部67は、圧入部62の圧入方向とは反対側の端面が、圧入部62の基端側へ向かうに従い凹部67を浅くするように傾斜した傾斜面67Aとされており、圧入部62の基端側が圧入孔85に圧入される際(リブ91が凹部67から抜け出す際)には、凹部67の傾斜面67Aがリブ91の傾斜面91Aと摺接することにより、バリの発生が抑制される。つまり、凹部67に上記傾斜面67Aの代わりに段部(角部)が形成されている場合には、上記段部(角部)がリブ91によって削られることによりバリが発生する可能性があるが、本実施形態ではこれを回避することができる。しかも、例えばスリーブ54を鍛造によって形成する場合には、圧入部62における凹部67の傾斜面67Aの付近が凹部67の成形に伴って盛り上がることを抑制できるので、当該盛り上がった部分とリブ91とが摺接することによるバリの発生を抑制できる。
さらに、本実施形態では、圧入孔85に形成されたリブ91における圧入部62の圧入方向とは反対側の端面が、曲面ではなく傾斜面91Aとされており、当該傾斜面91Aが圧入部62と摺接する。この場合、リブ91の傾斜面91Aと圧入部62との摺接角度を一定にすることができるので、圧入部62においてリブ91と摺接する部分の変形の仕方を安定させることができる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。なお、前記第1実施形態と基本的に同様の構成・作用については、前記第1実施形態と同符号を付与しその説明を省略する。
<第2の実施形態>
図12には、本発明の第2実施形態に係るウェビング巻取装置の構成部材であるクラッチベース82’の部分的な構成が図7に対応した斜視図にて示されている。また、図13には図12の13−13線に沿った切断面を示す断面図が示されている。この実施形態は、前記第1実施形態と基本的に同様の構成とされているが、クラッチベース82’のリブ91’が前記第1実施形態に係るリブ91とは異なっている。このリブ91’は、前記第1実施形態に係るリブ91と基本的に同様の構成とされているが、圧入部62の圧入方向(図13及び図14の矢印F方向)とは反対側の端面である傾斜面91A’が、クラッチベース82の圧入孔85の孔縁部84B1(被当接部)から前記圧入方向に離間して設けられている。このため、圧入部62が圧入孔85に圧入された状態では、図14(B)に示されるように、リブ91’の傾斜面91A’とスリーブ54の段部63との間に、スリーブ54の周方向から見て台形状の空間101が形成されるようになっている。
この実施形態では、上記以外の構成は前記第1実施形態と同様の構成とされている。したがって、前記第1実施形態と基本的に同様の作用効果を奏する。しかも、リブ91’の傾斜面91A’が圧入孔85の孔縁部84B1から圧入部62の圧入方向に離間して設けられているため、傾斜面91A’と段部63との間の空間101が、前記第1実施形態に係る空間99よりも拡大されている。このため、図14(B)に示されるように、仮にリブ91’と圧入部62との摺接によって圧入部62にバリ103が発生した場合でも、当該バリ103を空間101内に良好に封じ込めることができる。その結果、スリーブ54の段部63とクラッチベース82の圧入孔85の孔縁部84B1との間にバリ103が挟まることを防止することができるので、スリーブ54とクラッチベース82との組付精度を良好にすることができる。
さらに、リブ91’の傾斜面91A’が圧入孔85の孔縁部84B1から離間した位置に設けられているため、リブ91’が圧入部62と摺接する長さを短くすることができる。これにより、リブ91’と圧入部62との摺接によってバリ103が発生する場合でも、バリ103の量を少なくすることができるので、圧入孔85に対する圧入部62の圧入ストロークが長い等に有効である。
<第3実施形態>
図15には、本発明の第3実施形態に係るウェビング巻取装置の部分的な構成が断面図にて示されている。この実施形態では、圧入部材としてのスプール200の軸心部に設けられた圧入部202(穴部)が、被嵌合部材としてのトーションシャフト204の軸線方向一端部に設けられた被圧入部206に開口側から圧入された構成になっている。このトーションシャフト204は、スプール200よりも硬質な金属材料によって形成されている。また、被圧入部206の外周面(圧入部202と対向する面)には、リブ208が設けられており、当該リブ208における圧入部202の圧入方向(図15の矢印G方向)とは反対側の端面が、前記圧入方向に沿うように傾斜した傾斜面208A(C面)とされている。また、スプール200の圧入部202の底面202A(当接部)と、トーションシャフト204の被圧入部206の先端面206A(被当接部)とが当接することにより、トーションシャフト204がスプール200に対して軸線方向に位置決めされている。
この実施形態では、トーションシャフト204の被圧入部206に設けられたリブ208によってスプール200とトーションシャフト204との間のがたを抑えることができる。しかも、このリブ208は、圧入部202の圧入方向とは反対側の端面が傾斜面208Aとされているので、圧入部202が被圧入部206に圧入される際には、リブ208の傾斜面208Aが圧入部202の内周面と摺接する。これにより、前記各実施形態と同様に、圧入部202にバリが発生することを防止又は抑制することができるので、圧入部202の底面202A(当接部)と被圧入部206の先端面206A(被当接部)との間にバリが挟まることを防止することができる。その結果、スプール200とトーションシャフト204との軸線方向の組付精度を良好にすることができる。
<各実施形態の補足説明>
前記各実施形態では、リブ91、91’、208における圧入部62、202の圧入方向とは反対側の端面が傾斜面91A、91A’、208とされた構成にしたが、本発明はこれに限らず、リブ91、91’、208における圧入部62、202の圧入方向とは反対側の端面が、圧入部62、202の圧入方向に沿うように湾曲した曲面とされた構成にしてもよい。その場合でも、リブ91、91’、208によって圧入部62、202が削られることを防止又は抑制できるので、圧入部62、202にバリが発生することを防止又は抑制できる。
また、前記各実施形態では、スリーブ54及びスプール200が圧入部材とされ、クラッチベース82、82’及びトーションシャフト204が被圧入部材とされた場合について説明したが、本発明はこれに限らず、圧入部材及び被圧入部材はウェビング巻取軸に設けられたものであればよい。例えば、上記実施形態において、メイントーションシャフト32が圧入部材とされ、ロックギヤ24が被圧入部材とされた構成にしてもよい。その場合、メイントーションシャフト32の第一係合部34が圧入部とされると共に、ロックギヤ24の被係合部30(貫通孔28)が被圧入部とされ、当該被係合部30の内周面にリブが形成される構成になる。
また、前記第1及び第2実施形態では、スリーブ54の圧入部62に凹部67が形成された構成にしたが、本発明はこれに限らず、凹部67が省略された構成にしてもよい。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは勿論である。
10 ウェビング巻取装置
11 ウェビング巻取軸
12 フレーム14
20 スプール
22 ウェビング
44 サブトーションシャフト(トーションシャフト)
54 スリーブ(圧入部材)
62 圧入部
63 段部(当接部)
67 凹部
67A 凹部の傾斜面
82、82’ クラッチベース(被圧入部材)
85 圧入孔(被圧入部)
91、91’ リブ
91A、91A’ リブの傾斜面
99 空間
100 クラッチプレート(パウル)
190 ロックリング(リング部)
200 スプール(圧入部材)
202 圧入部
202A 当接部
204 トーションシャフト(被圧入部材)
206 被圧入部
206A 被当接部

Claims (6)

  1. フレームに対して回転可能に支持されたウェビング巻取軸に設けられると共に、圧入部が設けられた圧入部材と、
    前記圧入部材よりも硬質な材料によって形成され、前記圧入部が圧入された被圧入部が設けられると共に、前記被圧入部における前記圧入部と対向する面にリブが設けられ、前記リブにおける前記圧入部の圧入方向とは反対側の端面が前記圧入方向に沿うように傾斜した傾斜面又は前記圧入方向に沿うように湾曲した曲面とされた被圧入部材と、
    を備えたウェビング巻取装置。
  2. 前記圧入部は、一端側から前記被圧入部に圧入されると共に、前記圧入部材は、前記圧入部の他端側に設けられた位置決め用の当接部が前記被圧入部材に設けられた被当接部と当接している請求項1に記載のウェビング巻取装置。
  3. 前記リブの前記端面と前記当接部との間に空間が形成されている請求項2に記載のウェビング巻取装置。
  4. 前記リブの前記端面が前記被当接部から前記圧入方向に離間して設けられている請求項3に記載のウェビング巻取装置。
  5. 前記圧入部は、一端側から前記被圧入部に圧入されると共に、前記圧入部の一端側には、前記圧入部が前記被圧入部に圧入される際に前記リブが挿入される凹部が形成されており、前記凹部は、前記圧入部の圧入方向とは反対側の端面が、前記圧入部の他端側へ向かうに従い前記凹部を浅くするように傾斜した傾斜面とされている請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のウェビング巻取装置。
  6. 前記ウェビング巻取軸は、ウェビングを巻取るスプールと、一端部が前記スプールに連結されたトーションシャフトと、を備え、
    前記圧入部材は、前記トーションシャフトの他端部に取付けられたスリーブであり、
    前記被圧入部材は、前記スリーブに取付けられ、前記フレーム側に設けられたリング部と前記スリーブとをパウルを介して連結するクラッチベースである請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のウェビング巻取装置。
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