JP7050072B2 - ウェビング巻取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転部材が一側へ回転されてスプールが巻取方向へ回転されるウェビング巻取装置に関する。
特開2014-500178号公報に記載のベルト巻取装置では、力伝達要素が軸方向先端側に移動されて、駆動ホイールの歯が力伝達要素に食込むことで、力伝達要素が駆動ホイールを巻取方向へ回転させて、ベルトリールが巻取方向へ回転される。
ここで、このようなベルト巻取装置では、力伝達要素の移動抵抗を減少できるのが好ましい。
本発明は、上記事実を考慮し、移動部材の移動抵抗を減少できるウェビング巻取装置を得ることが目的である。
本発明の第1態様のウェビング巻取装置は、巻取方向へ回転されてシートベルト装置のウェビングが巻取られるスプールと、食込部が設けられ、一側へ回転されて前記スプールが巻取方向へ回転される回転部材と、軸方向先端側に移動されて前記食込部が食込むことで前記回転部材を一側へ回転させる移動部材と、前記移動部材に設けられ、前記食込部が突刺さって前記回転部材が一側へ回転されると共に、軸方向先端側の部分が軸方向基端側の部分に比し軸直交方向の断面積を小さくされる突刺部と、を備える。
本発明の第2態様のウェビング巻取装置は、本発明の第1態様のウェビング巻取装置において、前記移動部材の軸方向先端部に設けられ、前記移動部材の軸方向基端側の部分に比し軸直交方向の断面積を小さくされると共に、側面が前記移動部材の軸方向に沿う細部を備える。
本発明の第3態様のウェビング巻取装置は、本発明の第1態様のウェビング巻取装置において、前記移動部材の軸方向先端部に設けられ、前記移動部材の軸方向基端側の部分に比し軸直交方向の断面積を小さくされる第1部及び前記第1部の軸方向先端側において前記第1部に比し軸直交方向の断面積を小さくされる第2部が設けられる細部を備える。
本発明の第1態様のウェビング巻取装置では、移動部材が軸方向先端側に移動されて、回転部材の食込部が移動部材に食込むことで、移動部材が回転部材を一側へ回転させて、スプールが巻取方向へ回転される。このため、シートベルト装置のウェビングがスプールに巻取られる。また、移動部材の突刺部に食込部が突刺さって、回転部材が一側へ回転される。
ここで、食込部の軸方向先端側の部分が食込部の軸方向基端側の部分に比し軸直交方向の断面積を小さくされる。このため、移動部材の移動抵抗を減少できる。
本発明の第2態様及び第3態様のウェビング巻取装置では、移動部材の軸方向先端部に細部が設けられており、細部が移動部材の軸方向基端側の部分に比し軸直交方向の断面積を小さくされる。このため、移動部材の軸方向先端側への移動が開始された際に、移動部材の軸方向先端部から回転部材の食込部への衝突荷重を減少できる。
本発明の第1の実施の形態に係るウェビング巻取装置の分解斜視図である。 車両前側からカバープレートの内側を見た側面図である。 移動部材の小径部及び円錐部が回転部材の第1歯及び第2歯と衝突された状態を示す図2に対応する側面図である。 移動部材の円錐部が回転部材と側壁の外側壁部との間まで移動された状態を示す図3に対応する側面図である。 円錐部における移動部材の軸方向基端が側壁の上壁内側部へ当接された状態を示す図4に対応する側面図である。 円錐部における移動部材の軸方向基端がストッパの長手方向基端へ当接された状態を示す図5に対応する側面図である。 移動部材の円錐部に押圧されたストッパが移動されて移動部材の移動部材本体へ当接された状態を示す図6に対応する側面図である。 ストッパが移動部材本体と回転部材との係合部分まで移動された状態を示す図7に対応する側面図である。 図2の斜視図である。 図3の拡大側面図である。 車幅方向内側からカバープレートの内側を見た断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るウェビング巻取装置における移動部材の側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るウェビング巻取装置における移動部材の側面図である。 本発明の第4の実施の形態に係るウェビング巻取装置において車両前側からカバープレートの内側を見た側面図である。 本発明の第4の実施の形態に係るウェビング巻取装置における移動部材の側面図である。
[第1の実施の形態]
次に、図1から図11の各図に基づいて本発明の第1の実施の形態について説明する。なお、各図において矢印FRは、本ウェビング巻取装置10が適用された車両の前側を示し、矢印OUTは、車幅方向外側を示し、矢印UPは、車両上側を示す。また、各図において矢印Aは、スプール18がウェビング20を巻取る際のスプール18の回転方向である巻取方向を示し、矢印Bは、巻取方向とは反対の引出方向を示す。さらに、矢印Cは、第1膨張抑制手段として膨張抑制手段を構成するストッパ92の長手方向先端側を示す。
<本実施の形態の構成>
図1に示されるように、本実施の形態に係るウェビング巻取装置10は、フレーム12を備えている。フレーム12は、車両の車体としてのセンターピラー(図示省略)の車両下側部分に固定されている。
また、フレーム12にはスプール18が設けられている。スプール18は、略円筒形状に形成されており、中心軸線周り(図1の矢印A方向及び矢印B方向)に回転可能とされている。スプール18には、長尺帯状のウェビング20の長手方向基端部が係止されており、スプール18が巻取方向(図1等の矢印A方向)へ回転されると、ウェビング20は、長手方向基端側からスプール18に巻取られる。また、ウェビング20の長手方向先端側は、スプール18から車両上側へ延び、フレーム12の車両上側でセンターピラーに支持されたスルーアンカ(図示省略)に形成されたスリット孔を通って車両下側へ折返されている。
さらに、ウェビング20の長手方向先端部は、アンカプレート(図示省略)に係止されている。アンカプレートは、鉄等の金属板材によって形成されており、車両の床部(図示省略)又は本ウェビング巻取装置10に対応するシート(図示省略)の骨格部材等に固定されている。
また、本ウェビング巻取装置10が適用された車両用のシートベルト装置は、バックル装置(図示省略)を備えている。バックル装置は、本ウェビング巻取装置10が適用されるシート(図示省略)の車幅方向内側に設けられている。シートに着座した乗員の身体にウェビング20が掛回された状態で、ウェビング20に設けられたタング(図示省略)がバックル装置に係合されることによって、ウェビング20が乗員の身体に装着される。
また、図1に示されるように、フレーム12の車両後側には、スプリングハウジング22が設けられている。スプリングハウジング22の内側には、ぜんまいばね等のスプール付勢手段(図示省略)が設けられている。スプール付勢手段は、スプール18に直接又は間接的に係合され、スプール18は、スプール付勢手段の付勢力によって巻取方向(図1の矢印A方向)へ付勢されている。
さらに、本ウェビング巻取装置10は、フォースリミッタ機構を構成するトーションバー24を備えている。トーションバー24の車両後側部分は、スプール18の内側に配置され、スプール18に対する相対回転が制限された状態でスプール18に繋がっている。これに対して、トーションバー24の車両前側部分は、フレーム12に形成された孔を通ってフレーム12の外側(車両前側)へ延びている。
フレーム12の車両前側には、プリテンショナ26の回転部材28が設けられている。回転部材28は、第1回転部30を備えている。第1回転部30は、スプール18に対する同軸上に配置されており、第1回転部30には、対向部としての略円板状の第1対向板30Aが同軸上に設けられている。第1回転部30には、トーションバー24の車両前側部分が連結されており、回転部材28は、トーションバー24の車両前側部分に対する相対回転が制限されている。また、回転部材28の第1回転部30は、第1対向板30Aの車両前側かつ内側において、食込部としての第1歯34を複数備えている。これらの第1歯34は、第1回転部30の中心軸線周りに所定の間隔をおいて形成されている。
さらに、第1回転部30の車両前側には、第1回転部30と共に回転部材28を構成する第2回転部36が同軸上に設けられており、第2回転部36には、対向部としての略円板状の第2対向板36Aが同軸上に設けられている。第2対向板36Aは、スプール18の軸方向において、第1回転部30の第1対向板30Aと対向されており、第2回転部36は、第2対向板36Aの車両後側かつ内側において、食込部としての第2歯40を複数備えている。これらの第2歯40は、第2回転部36の中心軸線周りに所定の間隔をおいて形成されており、第2歯40の各々は、回転部材28の中心軸線方向に見て、回転部材28の第1回転部30の中心軸線周りに隣合う第1回転部30の第1歯34の間の略中央に配置される。この状態で、第2回転部36は、第1回転部30に連結され、第2回転部36の第1回転部30に対する相対移動が制限されている。
また、第2回転部36の車両前側部分は、ロック機構42のロックベース44とされている。ロックベース44は、ロックパウル48を備えている。ロックパウル48は、ロックベース44に形成されたボス46によって支持されており、ボス46を中心に回動可能とされている。
一方、フレーム12の車両前側の脚板12Aには、ロック機構42及びプリテンショナ26の双方を構成するカバープレート50が固定されている。カバープレート50は、車両後側へ開口されており、カバープレート50の底板52は、フレーム12から車両前側へ離れた状態でフレーム12に対向されている。脚板12Aには、回転部材28の第1回転部30の第1対向板30Aが当接可能にされると共に、底板52には、回転部材28の第2回転部36の第2対向板36Aが当接可能にされており、回転部材28は、脚板12Aと底板52との間で軸方向に変位可能にされている(図11参照)。
底板52には、ラチェット孔54が形成されている。ラチェット孔54の内周部には、ラチェット歯が形成されており、ロックベース44のロックパウル48がボス46周りの一方へ回動されると、ロックパウル48の先端部がラチェット孔54のラチェット歯に噛合う。これによって、ロックベース44の引出方向(図1等の矢印B方向)への回転が制限され、スプール18の引出方向への回転が間接的に制限される。
また、カバープレート50の車両前側には、ロック機構42のセンサホルダ56が設けられている。センサホルダ56は、車両後側へ開口されており、直接又はカバープレート50を介して間接的にフレーム12に固定されている。センサホルダ56の内側には、車両の緊急状態を検出するセンサ機構を構成する各部品が収容されており、車両緊急時にセンサホルダ56内のセンサ機構が作動されると、ロック機構42のロックベース44の引出方向への回転に連動してロックベース44のロックパウル48がボス46周りの一方へ回動される。
一方、ウェビング巻取装置10は、プリテンショナ26を構成する筒状部材(案内部材)としてのシリンダ58を備えている。シリンダ58は、円筒形状に形成されており、シリンダ58の内径寸法は、回転部材28の第1対向板30Aと第2対向板36Aとの隙間寸法(回転部材28軸方向における寸法)に比し僅かに大きくされている。シリンダ58の軸方向基端部は、フレーム12の車両後上側に配置されている。シリンダ58の軸方向基端部には、流体供給手段としてのマイクロガスジェネレータ60(以下、マイクロガスジェネレータ60を「MGG60」と称する)が挿入されている。MGG60は、制御手段としてのECUを介して車両に設けられた衝突検知センサ(何れも図示省略)に電気的に接続されており、車両衝突時の衝撃が衝突検知センサによって検知されると、MGG60がECUによって作動され、MGG60において発生された流体の一態様であるガスが、シリンダ58の内側へ供給される。
プリテンショナ26のシリンダ58の内側には、ピストンとしてのシールボール62が配置されている。シールボール62は、合成樹脂材によって形成されており、シールボール62に荷重が付与されていない状態でのシールボール62の形状は、略球形状とされている。シリンダ58の内部空間は、シールボール62によってシールボール62よりも軸方向基端側とシールボール62よりも軸方向先端側とに仕切られている。MGG60が作動されると、MGG60で発生されたガスがシリンダ58におけるMGG60とシールボール62との間に供給される。これによって、シリンダ58におけるMGG60とシールボール62との間で内圧が上昇されると、シールボール62は、シリンダ58の軸方向先端側へ移動されると共にシリンダ58の軸方向に圧縮されて変形される。
また、プリテンショナ26のシリンダ58の内側には、移動部材64が配置されている。移動部材64は、合成樹脂材によって形成されており、外力を受けることによって変形可能とされている。移動部材64は、シールボール62よりもシリンダ58の軸方向先端側に配置されており、シールボール62がシリンダ58の軸方向先端側へ移動されると、移動部材64は、シールボール62に押圧されてシリンダ58に案内されつつシリンダ58の軸方向先端側へ移動される。
さらに、移動部材64は、突刺部を構成する移動本体部としての移動部材本体66を備えている。移動部材本体66は、円柱の棒状に形成されており、移動部材本体66の外径寸法は、シリンダ58の内径寸法より僅かに小さくされる(シリンダ58の内側に嵌合されない寸法にされる)と共に、回転部材28の第1対向板30Aと第2対向板36Aとの隙間寸法と同一にされている(第1対向板30Aと第2対向板36Aとの間に嵌合される寸法にされている)。
移動部材本体66の軸方向先端には、突刺部及び細部を構成する第1部としての小径部68が形成されている。小径部68は、円柱形状に形成され、小径部68の外径寸法は、移動部材本体66の外径寸法よりも小さくされ(回転部材28の第1対向板30Aと第2対向板36Aとの間に嵌合されない寸法にされ)、小径部68は、移動部材本体66に対する同軸上に配置されている。小径部68における移動部材64の軸方向先端(小径部68の移動部材本体66とは反対側端)には、細部を構成する第2部としての円錐部70が形成されている。円錐部70は、移動部材本体66と同軸上の円錐形状又は円錐台形状とされており、円錐部70の外径寸法は、円錐部70における移動部材64の軸方向先端側(円錐部70の小径部68とは反対側)へ向けて小さくされている。
一方、プリテンショナ26のシリンダ58は、軸方向中間部で曲がっており、シリンダ58の軸方向先端部は、フレーム12の車両前側における車両前上側に配置され、カバープレート50とフレーム12とに挟まれて保持されている。シリンダ58の軸方向先端部近傍は、延伸方向が軸方向先端側へ向かうに従い車幅方向外側かつ車両前側に偏向されると共に、シリンダ58の軸方向先端部の中心軸線は、直線状にされており、シリンダ58の軸方向先端は、略車両下側(更に言えば、車両下側に対して車幅方向外側へ傾斜した方向側)へ開口されている。
図2に示されるように、移動部材64の軸方向先端部は、シリンダ58の軸方向先端から車両下側に突出されて、カバープレート50の内側に入っており、移動部材64の軸方向先端部は、小径部68及び円錐部70において、回転部材28における第1回転部30の第1対向板30Aと第2回転部36の第2対向板36Aとの間に配置されて、第1対向板30A及び第2対向板36Aから離間されている(図9参照)。また、回転部材28がフレーム12の脚板12Aとカバープレート50の底板52との間で軸方向に変位されても、小径部68及び円錐部70の第1対向板30A及び第2対向板36Aからの離間が維持される(図11参照)。
移動部材64がシールボール62によって押圧されて移動部材64の小径部68及び円錐部70が車両下側へ移動されると、図3及び図10に示されるように、円錐部70が第1回転部30の第1歯34及び第2回転部36の第2歯40の一方と衝突されると共に、小径部68が第1歯34及び第2歯40の他方と衝突される。この状態で、第1歯34及び第2歯40の一方が円錐部70を潰しつつ(円錐部70に食込みつつ)円錐部70によって車両下側へ押圧されると、回転部材28は、巻取方向(図3等の矢印A方向)へ回転され、移動部材64は、シールボール62からの圧力によって更に車両下側へ移動される。
このように、移動部材64が車両下側へ移動され、回転部材28が巻取方向へ回転されることによって、図4に示されるように、回転部材28の第1回転部30の第1歯34及び第2回転部36の第2歯40は、移動部材64(小径部68及び移動部材本体66)に突刺さり(食込み)、この状態で、移動部材64が更に車両下側へ移動されることにより、回転部材28は、更に巻取方向へ回転される。
一方、図1及び図2に示されるように、カバープレート50は、ガイド手段を構成する側壁72を備えている。側壁72は、カバープレート50の底板52の外周部に沿って設けられており、図2に示されるように、回転部材28は、側壁72の内側に配置される。側壁72は、接近面72A、下壁部74、外側壁部76、上壁外側部78、上壁内側部80を備えている。接近面72Aは、第1歯34及び第2歯40の車幅方向内側における側壁72の内周面部分とされており、接近面72Aは、側壁72の内周面のうちで最も第1歯34及び第2歯40の回転軌跡に接近されている。下壁部74は、側壁72の車両下側部分とされ、外側壁部76は、側壁72の車幅方向外側部分とされている。また、上壁外側部78及び上壁内側部80は、側壁72の車両上側部分とされている。上壁外側部78は、車幅方向内側に対して車両上側へ傾いており、上壁内側部80は、車幅方向内側に対して車両下側へ傾いている。
また、図2に示されるように、カバープレート50の内側には、側壁72と共にガイド手段を構成すると共に、第2膨張抑制手段として膨張抑制手段を構成するガイド部材82が設けられている。ガイド部材82は、ベース部84を備えている。ベース部84は、フレーム12の脚板12Aの車両前側で脚板12Aと対向されている。このため、車両前後方向に沿ったベース部84とカバープレート50の底板52との間隔は、脚板12Aとカバープレート50の底板52との間隔よりも小さくされている。ベース部84の車両前側には、第1ガイド部86、第2ガイド部88、第3ガイド部90が設けられている。
第1ガイド部86は、側壁72の内側における車幅方向外側端部における車両下側端部に設けられている。また、第2ガイド部88は、側壁72の内側における回転部材28の車両上側に設けられている。さらに、第3ガイド部90は、第2ガイド部88の車幅方向内側におけるカバープレート50の上壁内側部80の車両下側に設けられており、第3ガイド部90の車幅方向外側面は、カバープレート50の上壁内側部80の車幅方向外側面から続くようにされている。また、第2ガイド部88と第3ガイド部90との間隔は、移動部材64の移動部材本体66の外径寸法よりも大きくされ、移動部材本体66は、第2ガイド部88と第3ガイド部90との間に入ることができる(図8参照)。
図4等に示されるように、回転部材28の第1回転部30の第1歯34又は第2回転部36の第2歯40が移動部材本体66に突刺さると、移動部材本体66には、第1歯34又は第2歯40の形状に対応する溝66Aが形成され、この溝66Aよりも移動部材本体66の軸方向基端側では、溝66Aの開口方向側へ移動部材本体66が膨らむように変形した膨らみ部66Bが移動部材本体66に形成される。
また、図2に示されるように、ガイド部材82の第2ガイド部88と第3ガイド部90との間には、第1膨張抑制手段として膨張抑制手段を構成するストッパ92が設けられている。ストッパ92は、移動部材64よりも硬い合成樹脂材によって棒状に形成されている。ストッパ92の長手方向(図2等の矢印C方向)は、車幅方向内側に対して車両下側へ傾いており、ストッパ92は、ガイド部材82の第2ガイド部88と第3ガイド部90とに案内されることによってストッパ92の長手方向へ移動できる。
さらに、ストッパ92の長手方向基端部(ストッパ92における図2等の矢印Cとは反対方向側の端部)には、一対の凹部94が形成されている。凹部94は、ストッパ92の外周面で開口されている。一対の凹部94には、一対のリブ96がそれぞれ入っている。一方のリブ96は、ガイド部材82の第2ガイド部88から車幅方向内側に対して車両上側へ傾斜した方向へ突出されている。他方のリブ96は、ガイド部材82の第3ガイド部90から車幅方向外側に対して車両下側へ傾斜した方向へ突出されている。これらのリブ96が一対の凹部94に入っていることによってストッパ92は、ガイド部材82の第2ガイド部88及び第3ガイド部90によって保持され、図7及び図8に示されるように、リブ96がせん断されることによってストッパ92は、その長手方向側へ移動できる。
さらに、図2に示されるように、ストッパ92の長手方向先端部(ストッパ92における図2等の矢印C方向側の端部)には先細部98が形成されており、先細部98は、車両前側から見て先細形状とされている。先細部98におけるストッパ92の長手方向の先端98Aよりも先細部98の車幅方向内側部分は、内側部98Bとされており、内側部98Bにおけるストッパ92の長手方向基端は、内側基端98Cとされている。内側部98Bは、シリンダ58の軸方向先端とカバープレート50の側壁72の車両下側部分との間での移動部材64の軸方向に対して車幅方向外側へ傾いており、ストッパ92が長手方向先端側(図2等の矢印C方向側)へ移動されると、先細部98の先端98Aが移動部材64へ当接されるよりも早く先細部98の内側基端98Cが移動部材64へ当接される。
一方、先細部98の先端98Aよりも先細部98の車幅方向外側部分は、外側部98Dとされており、外側部98Dにおけるストッパ92の長手方向基端は、外側基端98Eとされている。外側部98Dは、ストッパ92の長手方向先端側に対して車幅方向内側へ傾いている。このため、先細部98の内側基端98Cが移動部材64へ当接された状態で、先細部98の外側基端98Eは、回転部材28の第1歯34及び第2歯40の回転軌跡内に入らない。さらに、ストッパ92が長手方向先端側へ移動されることによって、先細部98の外側基端98Eが回転部材28の第1歯34及び第2歯40の回転軌跡内に入ると、先細部98の内側基端98Cが移動部材64へ当接されるように、先細部98の内側基端98C及び外側基端98Eの形成位置が設定されている。
ところで、図5から図8に示されるように、シールボール62及び移動部材64は、MGG60から供給されたガスの圧力によってシリンダ58の軸方向に圧縮変形される。ここで、図8に示されるように、ストッパ92の先細部98が、移動部材64の移動部材本体66の軸方向基端側部分における移動部材64の中心軸側まで係合された状態では、移動部材64の軸方向基端がシリンダ58の内側に配置されるように円錐部70及び小径部68を含んだ移動部材64の軸方向長さ及びMGG60から供給されるガスの圧力が設定されている。
<本実施の形態の作用、効果>
次に、本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
本ウェビング巻取装置10では、車両緊急時の一態様である車両衝突時に、ECUによってプリテンショナ26のMGG60が作動されると、MGG60からシリンダ58の内側へ高圧のガスが瞬時に供給される。このガスの圧力によってシールボール62がシリンダ58の軸方向先端側へ移動されると、移動部材64がシールボール62に押圧されて軸方向先端側へ移動される。
移動部材64が軸方向先端側へ移動されることによって、移動部材64の円錐部70が回転部材28の第1歯34及び第2歯40の一方と衝突されると共に、移動部材64の小径部68が第1歯34及び第2歯40の他方と衝突される(図3及び図10参照)。これによって、回転部材28の第1歯34及び第2歯40の一方が移動部材64の円錐部70によって車両下側へ押圧されると、回転部材28が巻取方向(図4等の矢印A方向)へ回転される。
さらに、移動部材64の円錐部70によって押圧された第1歯34及び第2歯40の一方よりも引出方向側(図2等の矢印B方向側)の第1歯34及び第2歯40は、図4に示されるように、回転部材28の巻取方向への回転によって移動部材64の小径部68及び移動部材本体66に移動部材64の外周面から径方向中央側へ向けて突刺さる。また、移動部材64がカバープレート50の側壁72の接近面72Aを通過する際には、接近面72Aが移動部材64の車幅方向内側(回転部材28の径方向外側)への移動を制限して、第1歯34及び第2歯40の移動部材64への突刺量が最大にされる。
このように、第1歯34及び第2歯40が突刺さった移動部材64が車両下側へ移動されることによって、回転部材28が更に巻取方向(図4等の矢印A方向)へ回転される。回転部材28の巻取方向への回転は、トーションバー24を介してスプール18に伝わり、スプール18が巻取方向へ回転される。これによって、ウェビング20がスプール18に巻取られて、ウェビング20による乗員の拘束力が増加される。
一方、移動部材64がシールボール62に押圧されることによって、移動部材64の円錐部70が回転部材28よりも車両下側へ移動されると、移動部材64の円錐部70は、カバープレート50の側壁72の下壁部74、ガイド部材82の第1ガイド部86、側壁72の外側壁部76に案内されて車両上側へ移動される(図4及び図5参照)。これによって、図5に示されるように、円錐部70における移動部材64の軸方向基端(円錐部70における移動部材64の小径部68側端)が側壁72の上壁内側部80へ当接される。
この状態で、移動部材64がシールボール62によって更に押圧されると、円錐部70における移動部材64の軸方向基端が上壁内側部80に案内されて車幅方向内側に対して車両下側へ傾いた方向へ移動され、これによって、図6に示されるように、円錐部70における移動部材64の軸方向基端の上壁内側部80との当接部分とは反対側がストッパ92の長手方向基端へ当接されると共に、移動部材64の移動部材本体66の軸方向先端部がガイド部材82の第2ガイド部88へ当接される。
次いで、この状態から移動部材64がシールボール62によって更に押圧され、移動部材64の円錐部70からストッパ92の長手方向基端へ付与される押圧力がガイド部材82の第2ガイド部88及び第3ガイド部90のリブ96のせん断強度より大きくなると、リブ96がせん断される。これにより、図7に示されるように、ストッパ92は、円錐部70からの押圧力によって第2ガイド部88及び第3ガイド部90に案内されて移動される。
このようにしてストッパ92が移動されると、回転部材28の第1歯34及び第2歯40のうち、最も引出方向側(図7の矢印B方向側)で移動部材64の移動部材本体66に接している第1歯34又は第2歯40よりも車両上側でストッパ92の先細部98の内側基端98Cが移動部材64の移動部材本体66へ当接される。
さらに、この状態では、回転部材28は、巻取方向(図7等の矢印A方向)へ回転され、移動部材64においてシリンダ58の軸方向先端から出た部分は、車両下側へ移動される。このため、移動部材64を押圧しているストッパ92は、回転部材28の巻取方向への回転及び移動部材64の車両下側への移動の少なくとも一方によって回転部材28の第1歯34及び第2歯40と移動部材64との係合部分側へ移動される(図8参照)。
このように、ストッパ92が回転部材28の第1歯34及び第2歯40と移動部材64との係合部分側へ移動されることによって、ストッパ92の先細部98が移動部材本体66へ突刺さり又は食込むように移動部材本体66へ係合され、しかも、回転部材28の巻取方向への回転及び移動部材64の車両下側への移動(移動部材64の軸方向先端側への移動)が抑制される。これによって、移動部材本体66においてストッパ92の先細部98が係合された部分よりも軸方向基端側部分は、移動部材64の軸方向先端側への移動が抑制される。
ここで、移動部材64の小径部68が移動部材64の移動部材本体66に比し軸直交方向の断面積を小さくされており、小径部68の外径寸法が、回転部材28がフレーム12の脚板12Aとカバープレート50の底板52との間で軸方向に変位されても回転部材28の第1対向板30A及び第2対向板36Aからの小径部68の離間が維持される寸法にされている。このため、上述のように、移動部材64が軸方向先端側に移動される際には、移動部材64の回転部材28、カバープレート50及びガイド部材82との摺動抵抗を円錐部70によって小さくできて、移動部材64の移動抵抗を減少できる。これにより、移動部材64が軸方向先端側に効率良く移動でき、移動部材64が回転部材28を巻取方向に効率良く回転させることができて、プリテンショナ26がスプール18を巻取方向に回転させる性能を向上できる。したがって、MGG60による移動部材64の駆動力を減少させることができ、プリテンショナ26の各構成部品の耐圧強度(例えばシリンダ58周壁の肉厚寸法及び移動部材64の外径寸法)を低下させることができて、コストを低減できる。
しかも、小径部68に第1歯34又は第2歯40が突刺さって小径部68が回転部材28を巻取方向に回転させる際には、ウェビング20のスプール18への巻取部分に弛みが存在するため、スプール18及び回転部材28の巻取方向への回転抵抗が小さい。このため、上述のように、小径部68の軸直交方向の断面積が小さくされることで、第1歯34又は第2歯40の小径部68への最大突刺量が小さくされて、小径部68による回転部材28の巻取方向への回転力が小さい場合でも、小径部68が回転部材28を巻取方向に回転させることができる。
また、移動部材本体66の外径寸法が、シリンダ58の内径寸法より僅かに小さくされると共に、回転部材28の第1対向板30Aと第2対向板36Aとの隙間寸法と同一にされている。このため、移動部材64が軸方向先端側に移動される際には、移動部材64のシリンダ58、回転部材28、カバープレート50及びガイド部材82との摺動抵抗を移動部材本体66によって小さくできて、移動部材64の移動抵抗を減少できる。これにより、移動部材64が軸方向先端側に効率良く移動でき、移動部材64が回転部材28を巻取方向に効率良く回転させることができて、プリテンショナ26がスプール18を巻取方向に回転させる性能を向上できる。
さらに、移動部材本体66に第1歯34及び第2歯40が突刺さって移動部材本体66が回転部材28を巻取方向に回転させる際には、ウェビング20のスプール18への巻取部分の弛みがなくなるため、スプール18及び回転部材28の巻取方向への回転抵抗が大きくなる。このため、移動部材本体66が小径部68に比し軸直交方向の断面積を大きくされて、第1歯34及び第2歯40の移動部材本体66への最大突刺量が大きくされることで、移動部材本体66による回転部材28の巻取方向への回転力を大きくできて、移動部材本体66が回転部材28を巻取方向に回転させることができる。
また、移動部材64の円錐部70及び小径部68が移動部材64の移動部材本体66に比し軸直交方向の断面積を小さくされている。このため、上述のように、移動部材64の軸方向先端側への移動が開始された際に、円錐部70及び小径部68が回転部材28の第1歯34及び第2歯40と衝突されても、円錐部70及び小径部68から第1歯34及び第2歯40への衝突荷重(衝撃荷重)を減少できる。これにより、回転部材28の全ての第1歯34及び第2歯40の寸法(特に回転部材28周方向の寸法)を小さくできて、第1歯34及び第2歯40が移動部材64に突刺さる際の抵抗を減少でき、移動部材64が回転部材28を巻取方向に効率良く回転させることができて、プリテンショナ26がスプール18を巻取方向に回転させる性能を向上できる。したがって、MGG60による移動部材64の駆動力を減少させることができ、プリテンショナ26の各構成部品の耐圧強度を低下させることができて、コストを低減できる。
さらに、移動部材64の軸方向先端側への移動が開始された際には、円錐部70及び小径部68が2個の第1歯34及び第2歯40と衝突される。このため、円錐部70から第1歯34及び第2歯40の一方への衝突荷重を減少できるのみならず、小径部68から第1歯34及び第2歯40の他方への衝突荷重も減少できる。これにより、回転部材28の全ての第1歯34及び第2歯40の寸法を効果的に小さくできて、第1歯34及び第2歯40が移動部材64に突刺さる際の抵抗を効果的に減少でき、移動部材64が回転部材28を巻取方向に一層効率良く回転させることができて、プリテンショナ26がスプール18を巻取方向に回転させる性能を一層向上できる。
しかも、円錐部70が移動部材本体66の外周面よりも径方向内側に配置されているため、移動部材64の軸方向先端側への移動が開始された際には、第1歯34及び第2歯40の一方がより移動部材64側(車幅方向内側)の位置において円錐部70と衝突される。このため、円錐部70による第1歯34及び第2歯40の一方の押圧方向を第1歯34及び第2歯40の一方の回転接線方向に近づけることができ、円錐部70から第1歯34及び第2歯40の一方に作用されるトルクを大きくできる。これにより、円錐部70による回転部材28の巻取方向への回転力を大きくできて、プリテンショナ26がスプール18を巻取方向に回転させる性能を一層向上できる。
また、図9に示されるように、プリテンショナ26が作動される前には、移動部材64の軸方向先端部が、小径部68及び円錐部70において、回転部材28の第1対向板30Aと第2対向板36Aとの間に配置されて、第1対向板30A及び第2対向板36Aから離間されている。このため、移動部材64の軸方向先端部を回転部材28の第1歯34及び第2歯40に接近させて配置した場合でも、スプール18と一体に回転部材28が回転される際に、移動部材64の軸方向先端部と第1対向板30A及び第2対向板36Aとの間に摩擦が発生することを抑制でき、スプール18の回転に移動部材64の軸方向先端部による抵抗力が作用されることを抑制できる。
さらに、小径部68及び円錐部70の軸直交方向の断面が円状にされている(中心軸線周りの点対称の形状かつ径方向に対する線対称の形状にされている)。このため、プリテンショナ26を組付ける際には、シリンダ58に対する移動部材64の中心軸線周りの位置を調整しつつシリンダ58内に移動部材64を挿入して、回転部材28に対する移動部材64の中心軸線周りの位置を調整する必要をなくすことができ、プリテンショナ26を容易に組付けることができる。
なお、本実施の形態では、移動部材本体66を円柱状にした。しかしながら、移動部材本体66の外径寸法を移動部材64の軸方向基端側へ向かうに従い徐々に大きくしてもよい。
[第2の実施の形態]
次に、図12Aに基づいて本発明の第2の実施の形態に係るウェビング巻取装置100について説明する。
本実施の形態に係るウェビング巻取装置100は、上記第1の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図12Aに示されるように、本実施の形態に係るウェビング巻取装置100の移動部材64では、移動部材本体66の軸方向中間部が同軸上の本体部64Aにされており、移動部材本体66の本体部64Aより軸方向先端側は、同軸上の中径部64Bにされると共に、移動部材本体66の本体部64Aより軸方向基端側は、同軸上の大径部64Cにされている。
本体部64Aは、円柱状にされており、本体部64Aの外径寸法は、上記第1の実施の形態における移動部材本体66の外径寸法と同一にされている。
中径部64Bは、円錐台状にされて、軸方向基端側へ向かうに従い外径寸法が徐々に大きくされており、中径部64Bの軸方向基端における最大外径寸法は、本体部64Aの外径寸法(回転部材28の第1対向板30Aと第2対向板36Aとの間の隙間寸法)と同一にされると共に、中径部64Bの軸方向先端における最小外径寸法は、移動部材64の小径部68の外径寸法に比し大きくされている(第1対向板30Aと第2対向板36Aとの間に嵌合されない寸法にされている)。
大径部64Cは、円柱状にされており、大径部64Cの外径寸法は、本体部64Aの外径寸法に比し大きくされて、シリンダ58の内径寸法と同一にされている(シリンダ58の内側に嵌合される寸法にされている)。また、大径部64Cと本体部64Aとの境界部分の外径寸法は、移動部材64の軸方向基端側へ向かうに従い徐々に大きくされている。
ここで、本実施の形態に係るウェビング巻取装置100でも、上記第1の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
さらに、移動部材64の移動部材本体66では、中径部64Bの軸直交方向の断面積が、小径部68の軸直交方向の断面積に比し大きいものの、本体部64Aの軸直交方向の断面積以下にされており、中径部64Bの外径寸法が、小径部68の外径寸法に比し大きいものの、回転部材28の第1対向板30Aと第2対向板36Aとの間の隙間寸法以下にされている。このため、移動部材64が軸方向先端側に移動される際には、移動部材64のシリンダ58、回転部材28、カバープレート50及びガイド部材82との摺動抵抗を中径部64Bによって小さくできて、移動部材64の移動抵抗を減少できる。これにより、移動部材64が軸方向先端側に効率良く移動でき、移動部材64が回転部材28を巻取方向に効率良く回転させることができて、プリテンショナ26がスプール18を巻取方向に回転させる性能を向上できる。
しかも、中径部64Bに第1歯34及び第2歯40が突刺さって中径部64Bが回転部材28を巻取方向に回転させる際には、ウェビング20のスプール18への巻取部分に弛みが残存するため、スプール18及び回転部材28の巻取方向への回転抵抗が比較的小さい。このため、上述のように、中径部64Bの軸直交方向の断面積が比較的小さくされることで、第1歯34及び第2歯40の中径部64Bへの最大突刺量が比較的小さくされて、中径部64Bによる回転部材28の巻取方向への回転力が比較的小さい場合でも、中径部64Bが回転部材28を巻取方向に回転させることができる。
また、移動部材本体66の大径部64Cの外径寸法が、回転部材28の第1対向板30Aと第2対向板36Aとの間の隙間寸法に比し大きくされて、シリンダ58の内径寸法と同一にされている。
このため、シリンダ58と移動部材本体66との間のシール性を大径部64Cによって向上できる。これにより、移動部材64が軸方向先端側に移動される際には、MGG60からシリンダ58の内側へ供給されたガスの圧力により、移動部材64が軸方向先端側に効率良く移動でき、移動部材64が回転部材28を巻取方向に効率良く回転させることができて、プリテンショナ26がスプール18を巻取方向に回転させる性能を向上できる。
しかも、大径部64Cが回転部材28の第1対向板30Aと第2対向板36Aとの間に移動される際には、大径部64Cの軸方向先端側への移動が第1対向板30A及び第2対向板36Aによって制限される。さらに、ストッパ92が移動部材64の円錐部70からの押圧力によって移動された際には、ストッパ92の先細部98の大径部64Cへの係合力を大きくできる。これにより、大径部64Cの軸方向先端側への移動を効果的に抑制できる。
また、大径部64Cが移動部材64の軸方向基端部のみに設けられている。このため、大径部64Cの外径寸法がシリンダ58の内径寸法と同一にされても、移動部材64が軸方向先端側に移動される際には、移動部材64のシリンダ58との摺動抵抗を依然として小さくできて、移動部材64の移動抵抗を依然として減少できる。
さらに、移動部材64の中径部64B及び本体部64Aと大径部64Cとの境界部分が軸方向基端側へ向かうに従い外径寸法を徐々に大きくされている。このため、移動部材64が軸方向先端側に移動される際には、中径部64Bがシリンダ58、回転部材28、カバープレート50及びガイド部材82に対しスムーズに移動できると共に、本体部64Aと大径部64Cとの境界部分がシリンダ58に対しスムーズに移動できる。
[第3の実施の形態]
次に、図12Bに基づいて本発明の第3の実施の形態に係るウェビング巻取装置200について説明する。
本実施の形態に係るウェビング巻取装置200は、上記第2の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図12Bに示されるように、本実施の形態に係るウェビング巻取装置200の移動部材64では、移動部材本体66の本体部64A及び大径部64Cの軸方向寸法が上記第2の実施の形態に比し小さくされると共に、移動部材本体66の中径部64Bの軸方向寸法が上記第2の実施の形態に比し大きくされている。
中径部64Bは、円柱状にされており、中径部64Bの外径寸法は、本体部64Aの外径寸法(回転部材28の第1対向板30Aと第2対向板36Aとの間の隙間寸法)に比し小さくされると共に、移動部材64の小径部68の外径寸法に比し大きくされている。また、中径部64Bと本体部64Aとの境界部分の外径寸法は、移動部材64の軸方向基端側へ向かうに従い徐々に大きくされている。
ここで、本実施の形態に係るウェビング巻取装置200でも、上記第2の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
特に、移動部材64の本体部64Aと中径部64Bとの境界部分が軸方向基端側へ向かうに従い外径寸法を徐々に大きくされている。このため、移動部材64が軸方向先端側に移動される際には、本体部64Aと中径部64Bとの境界部分がシリンダ58、回転部材28、カバープレート50及びガイド部材82に対しスムーズに移動できる。
[第4の実施の形態]
次に、図13及び図14に基づいて本発明の第4の実施の形態に係るウェビング巻取装置300について説明する。
本実施の形態に係るウェビング巻取装置300は、上記第3の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図13及び図14に示されるように、本実施の形態に係るウェビング巻取装置300では、移動部材64の移動部材本体66において、中径部64Bに当接部としての円柱状の拡径部64Dが同軸上に一対形成されており、拡径部64Dの外径寸法は、中径部64Bの拡径部64D以外の部分の外径寸法に比し大きくされて、本体部64Aの外径寸法(回転部材28の第1対向板30Aと第2対向板36Aとの間の隙間寸法)と同一にされている。拡径部64Dは、中径部64Bの軸方向先端側部分の軸方向先端近傍と軸方向基端近傍とに配置されており、拡径部64Dの軸方向寸法は、移動部材64の円錐部70の軸方向寸法に比し小さくされている。
中径部64Bの軸方向基端側部分は、シリンダ58の軸方向先端部近傍によって曲げられて、延伸方向が軸方向先端側へ向かうに従い車幅方向外側かつ車両前側に偏向されており、中径部64Bの軸方向先端側部分、小径部68及び円錐部70は、車両下側へ向かうに従い車幅方向外側へ向かう方向に延伸されている。
中径部64Bの軸方向基端側の拡径部64Dは、車幅方向内側端部において、シリンダ58の軸方向先端部内周面の車幅方向内側端部に当接されると共に、中径部64Bの軸方向先端側の拡径部64Dは、車幅方向外側端部において、シリンダ58の軸方向先端部内周面の車幅方向外側端部に当接されている。これにより、中径部64Bの軸方向先端側部分の中心軸線がシリンダ58の軸方向先端部の中心軸線に対し車両前後方向及び車幅方向においてずれることが抑制されている。
ここで、本実施の形態に係るウェビング巻取装置300でも、上記第3の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
さらに、移動部材64の中径部64Bの拡径部64Dがシリンダ58の軸方向先端部の内周面に当接されて、中径部64Bの軸方向先端側部分の中心軸線がシリンダ58の軸方向先端部の中心軸線に対し車両前後方向及び車幅方向においてずれることが抑制されている。このため、移動部材64の軸方向先端側への移動が開始された際には、移動部材64の小径部68及び円錐部70の中心軸線がシリンダ58の軸方向先端部の中心軸線に対し車両前後方向及び車幅方向においてずれることを抑制でき、円錐部70及び小径部68が回転部材28の第1歯34及び第2歯40に到達する位置が車両前後方向及び車幅方向においてずれることを抑制できる。これにより、移動部材64が回転部材28の巻取方向への回転を適切に開始させることができて、プリテンショナ26がスプール18の巻取方向への回転を適切に開始させることができる。
また、中径部64Bの拡径部64Dの軸方向寸法が移動部材64の円錐部70の軸方向寸法に比し小さくされている。このため、移動部材64が軸方向先端側に移動される際には、依然として、移動部材64のシリンダ58、回転部材28、カバープレート50及びガイド部材82との摺動抵抗を中径部64Bによって小さくできて、移動部材64の移動抵抗を減少できる。
なお、本実施の形態では、移動部材64の中径部64Bに拡径部64Dを2個設けた。しかしながら、移動部材64の中径部64Bに拡径部64Dを1個又は3個以上設けてもよい。
さらに、上記第1の実施の形態~第4の実施の形態では、移動部材64の小径部68、本体部64A及び大径部64Cを円柱状にした。しかしながら、移動部材64の小径部68、本体部64A及び大径部64Cの少なくとも1つの外径寸法を移動部材64の軸方向基端側へ向かうに従い徐々に大きくしてもよい。
また、上記第1の実施の形態~第4の実施の形態において、移動部材64の小径部68と移動部材本体66との境界部分の外径寸法を移動部材64の軸方向基端側へ向かうに従い徐々に大きくしてもよい。
さらに、上記第1の実施の形態~第4の実施の形態では、移動部材64の軸方向先端部に小径部68及び円錐部70を設けた。しかしながら、移動部材64の軸方向先端部に小径部68のみを設けてもよく、更に、移動部材64の軸方向先端部に軸直交方向の断面積が異なる複数の小径部68を設けてもよい。
また、上記第1の実施の形態~第4の実施の形態では、小径部68及び円錐部70の軸直交方向の断面を円状にした。しかしながら、小径部68及び円錐部70の少なくとも一方の軸直交方向の断面を点対称及び線対称の一方の形状にしてもよく、更に、小径部68及び円錐部70の少なくとも一方の軸直交方向の断面を点対称及び線対称ではない形状にしてもよい。
2017年8月3日に出願された日本国特許出願2017-150957号の開示は、その全体が参照により本明細書に取込まれる。
10・・・ウェビング巻取装置、18・・・スプール、20・・・ウェビング、28・・・回転部材、30A・・・第1対向板(対向部)、34・・・第1歯(食込部)、36A・・・第2対向板(対向部)、40・・・第2歯(食込部)、58・・・シリンダ(案内部材)、64・・・移動部材、66・・・移動部材本体(突刺部)、68・・・小径部(突刺部、細部、第1部)、70・・・円錐部(細部、第2部)、100・・・ウェビング巻取装置、200・・・ウェビング巻取装置、300・・・ウェビング巻取装置

Claims (14)

  1. 巻取方向へ回転されてシートベルト装置のウェビングが巻取られるスプールと、
    食込部が設けられ、一側へ回転されて前記スプールが巻取方向へ回転される回転部材と、
    軸方向先端側に移動されて前記食込部が食込むことで前記回転部材を一側へ回転させる移動部材と、
    前記移動部材に設けられ、前記食込部が突刺さって前記回転部材が一側へ回転されると共に、軸方向先端側の部分が周方向全体において軸方向基端側の部分に対し側面を径方向内側に配置されて軸方向先端側の部分が軸方向基端側の部分に比し軸直交方向の断面積を小さくされる突刺部と、
    を備え、前記突刺部が軸方向先端側へ向かうに従い複数段階で軸直交方向の断面積を小さくされるウェビング巻取装置。
  2. 巻取方向へ回転されてシートベルト装置のウェビングが巻取られるスプールと、
    食込部が設けられ、一側へ回転されて前記スプールが巻取方向へ回転される回転部材と、
    軸方向先端側に移動されて前記食込部が食込むことで前記回転部材を一側へ回転させる移動部材と、
    前記移動部材に設けられ、前記食込部が突刺さって前記回転部材が一側へ回転されると共に、軸方向先端側の部分が軸方向基端側の部分に比し軸直交方向の断面積を小さくされる突刺部と、
    前記回転部材に互いに対向されて設けられると共に、間に前記食込部が配置され、前記移動部材が軸方向先端側に移動される前において前記突刺部の軸方向基端側の部分が間に嵌合される寸法にされると共に前記突刺部の軸方向先端側の部分が間に嵌合されない寸法にされる一対の対向部と、
    を備えるウェビング巻取装置。
  3. 前記移動部材が軸方向先端側に移動される前に前記回転部材が変位されても前記突刺部の軸方向先端側の部分の一対の前記対向部との離間が維持される請求項2記載のウェビング巻取装置。
  4. 前記移動部材の軸方向先端部に設けられ、前記移動部材の軸方向基端側の部分に比し軸直交方向の断面積を小さくされると共に、側面が前記移動部材の軸方向に沿う細部を備える請求項1~請求項3の何れか1項記載のウェビング巻取装置。
  5. 前記移動部材の軸方向先端部に設けられ、前記移動部材の軸方向基端側の部分に比し軸直交方向の断面積を小さくされる第1部及び前記第1部の軸方向先端側において前記第1部に比し軸直交方向の断面積を小さくされる第2部が設けられる細部を備える請求項1~請求項3の何れか1項記載のウェビング巻取装置。
  6. 巻取方向へ回転されてシートベルト装置のウェビングが巻取られるスプールと、
    食込部が設けられ、一側へ回転されて前記スプールが巻取方向へ回転される回転部材と、
    軸方向先端側に移動されて前記食込部が食込むことで前記回転部材を一側へ回転させる移動部材と、
    前記移動部材に設けられ、前記食込部が突刺さって前記回転部材が一側へ回転されると共に、軸方向先端側の部分が周方向全体において軸方向基端側の部分に対し側面を径方向内側に配置されて軸方向先端側の部分が軸方向基端側の部分に比し軸直交方向の断面積を小さくされる突刺部と、
    前記移動部材の軸方向先端部に設けられ、前記移動部材の軸方向基端側の部分に比し軸直交方向の断面積を小さくされると共に、側面が前記移動部材の軸方向に沿う細部と、
    を備えるウェビング巻取装置。
  7. 巻取方向へ回転されてシートベルト装置のウェビングが巻取られるスプールと、
    食込部が設けられ、一側へ回転されて前記スプールが巻取方向へ回転される回転部材と、
    軸方向先端側に移動されて前記食込部が食込むことで前記回転部材を一側へ回転させる移動部材と、
    前記移動部材に設けられ、前記食込部が突刺さって前記回転部材が一側へ回転されると共に、軸方向先端側の部分が周方向全体において軸方向基端側の部分に対し側面を径方向内側に配置されて軸方向先端側の部分が軸方向基端側の部分に比し軸直交方向の断面積を小さくされる突刺部と、
    前記移動部材の軸方向先端部に設けられ、前記移動部材の軸方向基端側の部分に比し軸直交方向の断面積を小さくされる第1部及び前記第1部の軸方向先端側において前記第1部に比し軸直交方向の断面積を小さくされる第2部が設けられる細部と、
    を備えるウェビング巻取装置。
  8. 巻取方向へ回転されてシートベルト装置のウェビングが巻取られるスプールと、
    食込部が設けられ、一側へ回転されて前記スプールが巻取方向へ回転される回転部材と、
    軸方向先端側に移動されて前記食込部が食込むことで前記回転部材を一側へ回転させる移動部材と、
    前記移動部材に設けられ、前記食込部が突刺さって前記回転部材が一側へ回転されると共に、軸方向先端側の部分が軸方向基端側の部分に比し軸直交方向の断面積を小さくされる突刺部と、
    前記移動部材の軸方向先端部に設けられ、前記移動部材の軸方向基端側の部分に比し軸直交方向の断面積を小さくされると共に、側面が前記移動部材の軸方向に沿う細部と、
    前記回転部材に互いに対向されて設けられると共に、間に前記食込部が配置され、前記移動部材が軸方向先端側に移動される前に間に前記細部が配置される一対の対向部と、
    を備えるウェビング巻取装置。
  9. 巻取方向へ回転されてシートベルト装置のウェビングが巻取られるスプールと、
    食込部が設けられ、一側へ回転されて前記スプールが巻取方向へ回転される回転部材と、
    軸方向先端側に移動されて前記食込部が食込むことで前記回転部材を一側へ回転させる移動部材と、
    前記移動部材に設けられ、前記食込部が突刺さって前記回転部材が一側へ回転されると共に、軸方向先端側の部分が軸方向基端側の部分に比し軸直交方向の断面積を小さくされる突刺部と、
    前記移動部材の軸方向先端部に設けられ、前記移動部材の軸方向基端側の部分に比し軸直交方向の断面積を小さくされる第1部及び前記第1部の軸方向先端側において前記第1部に比し軸直交方向の断面積を小さくされる第2部が設けられる細部と、
    前記回転部材に互いに対向されて設けられると共に、間に前記食込部が配置され、前記移動部材が軸方向先端側に移動される前に間に前記細部が配置される一対の対向部と、
    を備えるウェビング巻取装置。
  10. 前記細部が複数の前記食込部と衝突する請求項4~請求項9の何れか1項記載のウェビング巻取装置。
  11. 前記細部の軸直交方向の断面が点対称及び線対称の少なくとも一方の形状にされる請求項4~請求項10の何れか1項記載のウェビング巻取装置。
  12. 前記細部の軸直交方向の断面が中心軸線周りの点対称の形状かつ径方向に対する線対称の形状にされる請求項11記載のウェビング巻取装置。
  13. 前記移動部材を前記回転部材側に案内可能にされ、前記移動部材が軸方向先端側に移動される前において前記突刺部の軸方向基端側の部分が嵌合される寸法にされると共に前記突刺部の軸方向先端側の部分が嵌合されない寸法にされる案内部材を備える請求項1~請求項12の何れか1項記載のウェビング巻取装置。
  14. 前記突刺部が軸方向先端側へ向かうに従い複数段階で軸直交方向の断面積を小さくされる請求項2~請求項13の何れか1項記載のウェビング巻取装置。
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