JP2023090294A - ウェビング巻取装置 - Google Patents

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隼人 内堀
Hayato Uchibori
淳一 村仲
Junichi Muranaka
善輝 坂口
Yoshiteru SAKAGUCHI
優太 鈴木
Yuta Suzuki
友哉 横井
Tomoya Yokoi
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    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/46Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up

Abstract

【課題】移動体の基端部が案内部材から排出されることを抑制する。【解決手段】ウェビング巻取装置10では、シールボール62、ピストン72及び移動部材64がシリンダ58の軸方向先端側に移動されて、スプールが巻取方向へ回転される。ここで、シールボール62がシリンダ58の軸方向先端から排出される前に、ストッパ66が、回動されて、ピストン72のシリンダ58軸方向先端側への移動を制限する。このため、シールボール62がシリンダ58の軸方向先端から排出されることを抑制できる。【選択図】図3

Description

本発明は、移動体が先端側に移動されてスプールが巻取方向へ回転されるウェビング巻取装置に関する。
下記特許文献1に記載のリトラクタでは、動力伝達部材及びピストンが、パイプに案内されて、動力伝達部材の先端側に移動されることで、スプールが回転されて、スプールにウェビングが巻取られる。
ここで、このリトラクタでは、動力伝達部材の先端がガイドスペーサに衝突して、動力伝達部材及びピストンの移動が制限される。
特開2019-89375号公報
本発明は、上記事実を考慮し、移動体の基端部が案内部材から排出されることを抑制できるウェビング巻取装置を得ることが目的である。
本発明の第1態様のウェビング巻取装置は、巻取方向へ回転されてシートベルト装置のウェビングが巻取られるスプールと、先端側に移動されて前記スプールが巻取方向へ回転される移動体と、前記移動体の移動を案内する案内部材と、前記移動体の基端部が前記案内部材から排出される前に作動されて前記移動体の移動を制限する作動部材と、を備える。
本発明の第2態様のウェビング巻取装置は、本発明の第1態様のウェビング巻取装置において、前記移動体に設けられ、前記作動部材が作動されて挿入される凹部を備える。
本発明の第3態様のウェビング巻取装置は、本発明の第1態様又は第2態様のウェビング巻取装置において、前記移動体に設けられ、前記移動体の先端側の部分に比し剛性を高くされると共に、前記作動部材が作動されて移動を制限する剛性部材を備える。
本発明の第4態様のウェビング巻取装置は、本発明の第1態様~第3態様の何れか1つのウェビング巻取装置において、前記作動部材が付勢力により作動される。
本発明の第5態様のウェビング巻取装置は、本発明の第1態様~第4態様の何れか1つのウェビング巻取装置において、前記作動部材が前記移動体の移動力により作動される。
本発明の第6態様のウェビング巻取装置は、本発明の第1態様~第5態様の何れか1つのウェビング巻取装置において、前記作動部材が前記移動体の移動力により回動されて作動されると共に、前記作動部材への前記移動体からの移動力作用位置が前記作動部材の回動中心位置に対し前記移動体移動側に配置される。
本発明の第1態様のウェビング巻取装置では、移動体が、案内部材に案内されて、先端側に移動されることで、スプールが巻取方向へ回転されて、シートベルト装置のウェビングがスプールに巻取られる。
ここで、移動体の基端部が案内部材から排出される前に、作動部材が、作動されて、移動体の移動を制限する。このため、移動体の基端部が案内部材から排出されることを抑制できる。
本発明の第2態様のウェビング巻取装置では、作動部材が、作動されて、移動体の凹部に挿入される。このため、作動部材が移動体の移動を制限できる。
本発明の第3態様のウェビング巻取装置では、作動部材が、作動されて、移動体の剛性部材の移動を制限する。
ここで、剛性部材が移動体の剛性部材より先端側の部分に比し剛性を高くされる。このため、作動部材が移動体の移動を効果的に制限できる。
本発明の第4態様のウェビング巻取装置では、作動部材が付勢力により作動される。このため、簡単な構成で作動部材を作動させることができる。
本発明の第5態様のウェビング巻取装置では、作動部材が移動体の移動力により作動される。このため、簡単な構成で作動部材を作動させることができる。
本発明の第6態様のウェビング巻取装置では、作動部材が移動体の移動力により回動されて作動される。
ここで、作動部材への移動体からの移動力作用位置が作動部材の回動中心位置に対し移動体移動側に配置される。このため、作動部材の回動による作動部材の当該移動力作用位置の回動方向が移動体から離間される側にされることで、作動部材の回動が移動体に阻害されることを抑制でき、作動部材の回動を安定させることができて、作動部材の作動を安定させることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るウェビング巻取装置を示す分解斜視図である。 カバープレート内を示す車両前側から見た側面図である。 (A)及び(B)は、プリテンショナの作動を示す車両前側から見た側面図であり、(A)は、プリテンショナの作動前を示し、(B)は、プリテンショナの作動終了時を示している。 回転部材を示す分解斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係るウェビング巻取装置の主要部を示す斜視図である。 (A)及び(B)は、プリテンショナの作動を示す車両前側から見た側面図であり、(A)は、プリテンショナの作動前を示し、(B)は、プリテンショナの作動終了時を示している。 (A)は、ホルダを示す斜視図であり、(B)は、ホルダを示す破断斜視図であり、(C)は、ストッパを示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係るウェビング巻取装置の主要部を示す斜視図である。 (A)及び(B)は、プリテンショナの作動を示す車両前側から見た側面図であり、(A)は、プリテンショナの作動前を示し、(B)は、プリテンショナの作動終了時を示している。 (A)は、ストッパを示す斜視図であり、(B)は、板バネを示す斜視図である。 (A)は、ストッパの第1変形例を示す斜視図であり、(B)は、ストッパの第2変形例を示す斜視図である。
次に、図1から図11の各図に基づいて本発明の各実施の形態について説明する。なお、各図において矢印FRは、本ウェビング巻取装置10が適用された車両の前側を示し、矢印OUTは、車幅方向外側を示し、矢印UPは、車両上側を示す。また、各図において矢印Aは、スプール18がウェビング20を巻取る際のスプール18の回転方向である巻取方向を示し、矢印Bは、巻取方向とは反対の引出方向を示す。また、説明している実施の形態よりも前出の実施の形態と基本的に同一の部位に関しては、同一の符号を付与してその詳細な説明を省略する。
<第1の実施の形態の構成>
図1に示されるように、本実施の形態に係るウェビング巻取装置10は、フレーム12を備えている。フレーム12は、車両の車体としてのセンターピラー(図示省略)の車両下側部分に固定されている。
また、フレーム12にはスプール18が設けられている。スプール18は、略円筒形状に形成されており、中心軸線周り(図1の矢印A方向及び矢印B方向)に回転可能とされている。スプール18には、長尺帯状のウェビング20の長手方向基端部が係止されており、スプール18が巻取方向(図1の矢印A方向)へ回転されると、ウェビング20は、長手方向基端側からスプール18に巻取られる。また、ウェビング20の長手方向先端側は、スプール18から車両上側へ延び、フレーム12の車両上側でセンターピラーに支持されたスルーアンカ(図示省略)に形成されたスリット孔を通って車両下側へ折返されている。
さらに、ウェビング20の長手方向先端部は、アンカプレート(図示省略)に係止されている。アンカプレートは、鉄等の金属板材によって形成されており、車両の床部(図示省略)又は本ウェビング巻取装置10に対応するシート(図示省略)の骨格部材等に固定されている。
また、本ウェビング巻取装置10が適用された車両用のシートベルト装置は、バックル装置(図示省略)を備えている。バックル装置は、本ウェビング巻取装置10が適用されるシート(図示省略)の車幅方向内側に設けられている。シートに着座した乗員の身体にウェビング20が掛回された状態で、ウェビング20に設けられたタング(図示省略)がバックル装置に係合されることによって、ウェビング20が乗員の身体に装着される。
また、図1に示されるように、フレーム12の車両後側には、スプリングハウジング22が設けられている。スプリングハウジング22の内側には、ぜんまいばね等のスプール付勢手段(図示省略)が設けられている。スプール付勢手段は、スプール18に直接又は間接的に係合され、スプール18は、スプール付勢手段の付勢力によって巻取方向(図1の矢印A方向)へ付勢されている。
さらに、本ウェビング巻取装置10は、フォースリミッタ機構を構成するトーションバー24を備えている。トーションバー24の車両後側部分は、スプール18の内側に配置され、スプール18に対する相対回転が制限された状態でスプール18に繋がっている。これに対して、トーションバー24の車両前側部分は、フレーム12に形成された孔を通ってフレーム12の外側(車両前側)へ延びている。
フレーム12の車両前側には、プリテンショナ26の回転部材28A及び回転部材28Bが設けられている。図4に示されるように、回転部材28Aは、円板部30Aを備えており、回転部材28Bは、円板部30Bを備えている。回転部材28Aの円板部30Aは、回転部材28Bの円板部30Bの車両前側に設けられている。これらの円板部30A、30Bは、円板状とされており、車両前後方向を軸方向に互いに同軸上に配置されている。
円板部30Aの円板部30B側の面には、円柱状の軸部32Aが同軸上に形成されており、円板部30Bの円板部30A側の面には、外径寸法が軸部32Aの外径寸法に略等しい円柱状の軸部32Bが同軸上に形成されている。回転部材28Aと回転部材28Bとは、互いに嵌合されて、相対回転が制限されており、軸部32Aの軸部32B側の面と軸部32Bの軸部32A側の面とは、面接触されている。回転部材28A、28Bの中心部分には、トーションバー24の車両前側部分が嵌入されており、回転部材28A、28Bとトーションバー24の車両前側部分とは、相対回転が制限されている。
円板部30Aの円板部30B側の面及び円板部30Bの円板部30A側の面には、それぞれ複数のスラスト歯39Aが突出形成されている。スラスト歯39Aの長手方向は、円板部30A、30Bの径方向とされており、複数のスラスト歯39Aは、回転部材28A、28Bの軸部32A、32Bを中心とする放射状に形成されている。
軸部32Aの外周面及び軸部32Bの外周面には、それぞれスラスト歯39Aと同数のラジアル歯41Aが突出形成されている。複数のラジアル歯41Aの長手方向は、円板部30A、30Bの軸方向とされており、各ラジアル歯41Aの円板部30A、30B側の端部は、スラスト歯39Aにおける円板部30A、30Bの中心側の端部に滑らかに繋がっている。
円板部30Aの円板部30B側の面及び円板部30Bの円板部30A側の面には、それぞれ、各スラスト歯39A間の円板部30A、30B周方向中央において、スラスト歯39Bが突出形成されている。スラスト歯39Bの長手方向は、円板部30A、30Bの径方向とされており、スラスト歯39Bは、軸部32A、32Bへは到達していない。
スラスト歯39A、39Bの円板部30A、30B径方向外側の端部は、テーパ部40Aとされている。テーパ部40Aは、円板部30A、30Bの径方向外側へ向けて円板部30A、30B周方向の寸法及び円板部30A、30B軸方向の寸法が短くされている。
回転部材28Aのスラスト歯39A、39B及びラジアル歯41Aと回転部材28Bのスラスト歯39A、39B及びラジアル歯41Aとは、軸部32Aと軸部32Bとの接触面を中心として対称的な構造となっている。
また、図1に示されるように、回転部材28Aの円板部30Aには、ロック機構42のロックベース44が設けられている。ロックベース44は、ロックパウル48を備えている。ロックパウル48は、ロックベース44に形成されたボス46によって支持されており、ボス46を中心に回動可能とされている。
一方、フレーム12の車両前側の脚板12Aには、ロック機構42及びプリテンショナ26の双方を構成するカバープレート50が固定されている。カバープレート50は、車両後側へ開口されており、カバープレート50の底板52は、フレーム12から車両前側へ離れた状態でフレーム12に対向されている。底板52には、ラチェット孔54が形成されている。ラチェット孔54の内周部には、ラチェット歯が形成されており、ロックベース44のロックパウル48がボス46周りの一方へ回動されると、ロックパウル48の先端部がラチェット孔54のラチェット歯に噛合う。これによって、ロックベース44の引出方向(図1の矢印B方向)への回転が制限され、スプール18の引出方向への回転が間接的に制限される。
また、カバープレート50の車両前側には、ロック機構42のセンサホルダ56が設けられている。センサホルダ56は、車両後側へ開口されており、直接又はカバープレート50を介して間接的にフレーム12に固定されている。センサホルダ56の内側には、車両の緊急状態を検出するセンサ機構を構成する各部品が収容されており、車両緊急時にセンサホルダ56内のセンサ機構が作動されると、ロック機構42のロックベース44の引出方向への回転に連動してロックベース44のロックパウル48がボス46周りの一方へ回動される。
一方、ウェビング巻取装置10は、プリテンショナ26を構成する案内部材としてのシリンダ58(図2及び図3(A)参照)を備えており、シリンダ58は、金属製にされている。シリンダ58は、円筒形状に形成されており、軸方向中間部で適宜に略直角に曲げられている。シリンダ58の軸方向先端部は、略車両下側に延出されており、シリンダ58の軸方向先端部内は、略車両下側に開放されている。シリンダ58の軸方向先端近傍の外周には、組付部としての円環板状のフランジ58Aが同軸上に一体形成されており、シリンダ58は、フランジ58Aにおいて、フレーム12の脚板12Aとカバープレート50の底板52との間に組付けられている。
シリンダ58の軸方向先端部には、フランジ58Aより車両上側(シリンダ58の軸方向基端側)において、長尺矩形状の保持孔58Bが所定数(本実施の形態では2個)貫通形成されており、所定数の保持孔58Bは、それぞれシリンダ58の軸方向に長尺にされると共に、シリンダ58の周方向に等間隔に配置されている。
保持孔58Bには、作動部材としての金属製で略長尺矩形板状のストッパ66が挿入されており、ストッパ66は、シリンダ58の周方向において保持孔58Bに嵌合されている。ストッパ66の車両下側端(車両下側かつシリンダ58径方向外側の角部)は、保持孔58Bの車両下側面に当接されて支持されており、ストッパ66は、車両上側へ向かうに従いシリンダ58の径方向外側へ向かう方向に延伸されている。ストッパ66の車両下側端部には、略矩形板状の作用部66Aが一体形成されており、作用部66Aは、シリンダ58の径方向内側に突出されると共に、先端面が凸状に湾曲されている。ストッパ66の車両上側部には、制限部としての台形板状のストッパ部66Bが一体形成されており、ストッパ部66Bは、シリンダ58の径方向内側に突出されると共に、先端面がシリンダ58の軸方向に平行に配置されている。また、作用部66Aの剛性は、ストッパ部66Bの剛性に比し低くされている。
シリンダ58の軸方向先端部には、保持孔58Bの車両下側端部から保持孔58Bより車両下側までの範囲において、保持部材としての金属製で略円筒状のホルダ68(図8参照)が固定されており、ホルダ68は、一対の略半円筒状のホルダ片68Aがそれぞれの両端部において互いに締結されて、シリンダ58に組付けられている。ホルダ68には、ストッパ66が当接されており、ホルダ68は、ストッパ66のシリンダ58径方向外側への移動を制限している。このため、ストッパ66の作用部66Aの先端部がシリンダ58内に挿入されると共に、ストッパ66のストッパ部66Bの先端面がシリンダ58の内周面位置に配置されている。
図1に示されるように、シリンダ58の軸方向基端側には、流体供給手段としてのマイクロガスジェネレータ60(以下、「マイクロガスジェネレータ60」を「MGG60」と略して称する)が挿入かつ固定されており、MGG60は、制御手段としてのECUを介して車両に設けられた衝突検知センサ(何れも図示省略)に電気的に接続されている。車両衝突時の衝撃が衝突検知センサによって検知されると、MGG60がECUによって作動され、MGG60において発生された流体の一態様であるガスが、シリンダ58の内側へ供給される。
シリンダ58の軸方向基端部内には、MGG60よりもシリンダ58の軸方向先端側において、移動体70を構成するシール部材としてのシールボール62が配置されている。シールボール62は、合成樹脂材によって形成されて、弾性及びシール性を有しており、シールボール62に荷重が付与されていない状態でのシールボール62の形状は、略球形状とされている。シリンダ58の内部空間は、シールボール62によってシールボール62よりも軸方向基端側とシールボール62よりも軸方向先端側とに仕切られてシールされている。MGG60が作動されると、MGG60で発生されたガスがシリンダ58におけるMGG60とシールボール62との間に供給される。これによって、シリンダ58におけるMGG60とシールボール62との間で内圧が上昇されると、シールボール62は、シリンダ58の軸方向先端側へ移動されると共にシリンダ58の軸方向に圧縮されて変形される。
シリンダ58の軸方向基端部内には、シールボール62よりもシリンダ58の軸方向先端側において、移動体70を構成する剛性部材としてのピストン72が配置されており、ピストン72は、金属製で略円柱状にされて、シリンダ58内に略嵌合されている。ピストン72の周面は、ピストン72の軸方向において凹状に湾曲されており、これにより、ピストン72がシリンダ58の曲がり部分をシリンダ58の軸方向に移動可能にされている。
シリンダ58内には、ピストン72よりもシリンダ58の軸方向先端側において、移動体70を構成する略長尺円柱状の移動部材64が配置されており、移動部材64は、シリンダ58内に略嵌合されている。移動部材64は、合成樹脂材によって形成されて、外力を受けることによって変形可能とされており、移動部材64の剛性は、シールボール62の剛性に比し高くされると共に、ピストン72の剛性に比し低くされている。移動部材64の長手方向基端部には、全周において、断面略三角形状の凹部64A(図3(B)参照)が形成されており、凹部64Aは、移動部材64の径方向外側及び長手方向基端側に開放されている。移動部材64の周面には、ストッパ66の作用部66A先端面及びストッパ部66B先端面が当接されており、移動部材64の周面は、作用部66Aの先端面によって弾性的に凹んでいる。
上述のように、シールボール62がシリンダ58の軸方向先端側へ移動されると、シールボール62によってピストン72がシリンダ58の軸方向先端側へ移動されて、ピストン72によって移動部材64がシリンダ58の軸方向先端側へ移動される。このため、移動部材64が、シリンダ58の軸方向先端から車両下側へ出て、カバープレート50の内側に入る。そして、回転部材28A、28Bの車幅方向内側部分において、移動部材64の長手方向先端部が回転部材28A、28Bのスラスト歯39A、39B及びラジアル歯41Aに当接されて、スラスト歯39A、39B及びラジアル歯41Aが移動部材64によって車両下側へ押圧されることによって、回転部材28A、28Bが移動部材64によって巻取方向へ回転される。
このように、移動部材64が車両下側へ移動され、回転部材28A、28Bが巻取方向へ回転されることによって、回転部材28A、28Bのスラスト歯39A、39B及びラジアル歯41Aが移動部材64に係合し(食込み又は突刺さり)、この状態で、移動部材64が更に車両下側へ移動されることにより、回転部材28A、28Bが更に巻取方向へ回転される。
一方、カバープレート50の底板52は、板状とされ、底板52の厚さ方向は、概ね、車両前後方向(図1の矢印FR方向及びその反対方向)側とされている。また、カバープレート50は、側壁74を備えている。側壁74は、カバープレート50の底板52の外周部に沿って設けられており、図2に示されるように、回転部材28A、28Bは、側壁74の内側に配置される。また、カバープレート50の内側には、ガイド部材76が設けられている。このため、回転部材28A、28Bよりも車両下側へ下がった移動部材64は、カバープレート50の側壁74とガイド部材76とに案内されることで、回転部材28A、28Bよりも車両下側を車幅方向外側へ移動した後に、回転部材28A、28Bよりも車幅方向外側を車両上側へ上昇して、回転部材28A、28Bよりも車両上側を車幅方向内側へ移動する。
<第1の実施の形態の作用、効果>
次に、本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
本ウェビング巻取装置10では、車両緊急時の一態様である車両衝突時に、ECUによってプリテンショナ26のMGG60が作動されると、MGG60からシリンダ58の内側へ高圧のガスが瞬時に供給される。このガスの圧力によってシールボール62がシリンダ58の軸方向先端側へ移動されると、ピストン72及び移動部材64がシールボール62に押圧されることで、移動部材64が、長手方向先端側へ移動されて、シリンダ58の軸方向先端から車両下側へ出る。
シリンダ58の軸方向先端から車両下側へ出た移動部材64は、回転部材28Aの円板部30Aと回転部材28Bの円板部30Bとの間に入って、移動部材64に回転部材28A、28Bのスラスト歯39A、39Bのテーパ部40Aが突刺さる。次いで、移動部材64は、回転部材28A、28Bのスラスト歯39A、39Bを車両下側へ押圧しつつ、回転部材28A、28Bのスラスト歯39A、39B及びラジアル歯41Aへ係合される。これによって、移動部材64によって回転部材28A、28Bが巻取方向(図2の矢印A方向)へ回転される。
さらに、回転部材28A、28Bの複数のスラスト歯39A、39B及びラジアル歯41Aのうち、移動部材64に押圧されたスラスト歯39A、39B及びラジアル歯41Aよりも引出方向側(図2の矢印B方向側)のスラスト歯39A、39B及びラジアル歯41Aは、回転部材28A、28Bの巻取方向への回転によって移動部材64の周面から移動部材64の径方向中央側へ係合する。このように、スラスト歯39A、39B及びラジアル歯41A、41Bが係合した移動部材64が車両下側へ移動されることによって、回転部材28A、28Bが更に巻取方向へ回転される。
回転部材28A、28Bの巻取方向への回転は、トーションバー24を介してスプール18に伝わり、スプール18が巻取方向へ回転される。これによって、ウェビング20がスプール18に巻取られて、ウェビング20による乗員の拘束力が増加される。
一方、移動部材64が回転部材28A、28Bよりも車両下側へ移動されると、移動部材64は、カバープレート50の側壁74、ガイド部材76に案内されることで、回転部材28A、28Bの車幅方向外側において車両上側へ移動されて、回転部材28A、28Bの車両上側において車幅方向内側へ移動される。
ここで、移動部材64が長手方向先端側へ移動される際には、シリンダ58の軸方向先端部において、移動部材64の周面が、ストッパ66のストッパ部66B先端面に対し摺動されると共に、ストッパ66の作用部66A先端面によって順次弾性的に凹む又は削られる。さらに、移動部材64の長手方向基端部の凹部64Aがストッパ部66Bに到達した際には、移動部材64から作用部66Aに作用される移動力(摩擦力)によって、ストッパ66が車両下側端を中心として回動されて(作動されて)、ストッパ部66Bが凹部64Aに挿入される(図3(B)参照)。このため、ストッパ部66Bにピストン72が当接されることで、ストッパ66がピストン72のシリンダ58軸方向先端側への移動を制限して、シールボール62(移動体70の基端部)のシリンダ58軸方向先端側への移動が制限される。
このように、シールボール62がシリンダ58の軸方向先端から排出される前に、ストッパ66が、回動されて、ピストン72のシリンダ58軸方向先端側への移動を制限する。このため、シールボール62のシリンダ58軸方向先端側への移動を制限できて、シールボール62がシリンダ58の軸方向先端から排出されることを抑制できる。
また、ストッパ66が回動されて、ストッパ66のストッパ部66Bが移動部材64の凹部64Aに挿入される。このため、ストッパ66がピストン72のシリンダ58軸方向先端側への移動を制限できる。
さらに、ストッパ66の作用部66Aに作用される移動部材64の移動力によって、ストッパ66が回動されて、ストッパ66のストッパ部66Bが移動部材64の凹部64Aに挿入される。このため、簡単な構成で、ストッパ66を回動させて、ストッパ部66Bを凹部64Aに挿入できる。しかも、凹部64Aがストッパ部66Bに到達した際には、早期に、ストッパ66を回動させて、ストッパ部66Bを凹部64Aに挿入でき、ストッパ66がピストン72のシリンダ58軸方向先端側への移動を適切に制限できる。
また、ピストン72の剛性が移動部材64及びシールボール62の剛性に比し高くされており、ストッパ66がピストン72のシリンダ58軸方向先端側への移動を制限する。このため、ストッパ66が移動部材64又はシールボール62のシリンダ58軸方向先端側への移動を制限する場合とは異なり、シールボール62のシリンダ58軸方向先端側への移動を効果的に制限できて、シールボール62がシリンダ58の軸方向先端から排出されることを効果的に抑制できる。
さらに、ストッパ66がシリンダ58の保持孔58Bに保持されている。このため、ストッパ66をシリンダ58によって保持でき、ストッパ66を保持する構造を簡単にできる。
<第2の実施の形態>
図5には、本発明の第2の実施の形態に係るウェビング巻取装置80の主要部が斜視図にて示されている。
本実施の形態に係るウェビング巻取装置80は、上記第1の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
本実施の形態に係るウェビング巻取装置80におけるシリンダ58の保持孔58B部分では、ストッパ66(図6(A)及び図7(C)参照)の作用部66Aが略三角形板状にされており、作用部66Aの先端面は、凸状に湾曲されている。ストッパ66の車両下側部より車両上側部分には、略三角形板状の支持部66Cが一体形成されており、支持部66Cは、シリンダ58の径方向外側かつ車両下側に突出されている。支持部66Cの先端面は、凸状に湾曲されており、支持部66Cの先端面は、作用部66Aの先端面に比し車両上側に配置されている。
ホルダ68(図6(A)、図7の(A)及び(B)参照)には、凸部68Bが所定数(本実施の形態では2個)一体形成されており、所定数の凸部68Bは、それぞれホルダ68の径方向外側に突出されると共に、ホルダ68の周方向に等間隔に配置されている。ホルダ68には、凸部68B形成部分において、保持溝68Cが形成されており、保持溝68Cは、ホルダ68の軸方向に延伸されている。保持溝68Cは、ホルダ68の径方向内側に開放されており、保持溝68Cは、シリンダ58の保持孔58Bに対向されている。保持溝68Cの車両下側端部以外の部分は、断面矩形状の支持溝68Dにされると共に、保持溝68Cの車両下側端部は、断面矩形状の挿入溝68Eにされており、支持溝68Dのホルダ68径方向の寸法は、挿入溝68Eのホルダ68径方向の寸法に比し大きくされている。支持溝68Dの車両下側面には、ストッパ66の支持部66C先端面が当接されて支持されており、挿入溝68Eには、ストッパ66の作用部66Aが挿入されている。
ここで、移動部材64が長手方向先端側へ移動される際には、シリンダ58の軸方向先端部において、移動部材64の周面が、ストッパ66のストッパ部66B先端面に対し摺動されると共に、ストッパ66の作用部66A先端面によって順次弾性的に凹む又は削られる。さらに、移動部材64の長手方向基端部の凹部64Aがストッパ部66Bに到達した際には、移動部材64から作用部66Aに作用される移動力(摩擦力)によって、ストッパ66が支持部66Cの先端面を中心として回動されて(作動されて)、ストッパ部66Bが凹部64Aに挿入される(図6(B)参照)。このため、ストッパ部66Bにピストン72が当接されることで、ストッパ66がピストン72のシリンダ58軸方向先端側への移動を制限して、シールボール62(移動体70の基端部)のシリンダ58軸方向先端側への移動が制限される。
このため、本実施の形態でも、上記第1の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
さらに、ストッパ66への移動部材64からの移動力作用位置(作用部66Aの先端面)がストッパ66の回動中心位置(支持部66Cの先端面)に対し移動部材64移動側(車両下側)に配置されている。このため、ストッパ66の回動による作用部66Aの回動方向が移動部材64から離間される側にされることで、ストッパ66の回動が移動部材64に阻害されることを抑制できる。これにより、ストッパ66の回動を安定させることができて、移動部材64の凹部64Aへのストッパ66のストッパ部66Bの挿入動作を安定させることができる。しかも、移動部材64が移動される際に、作用部66Aによって移動部材64が削られることを抑制できる。
<第3の実施の形態>
図8には、本発明の第3の実施の形態に係るウェビング巻取装置90の主要部が斜視図にて示されている。
本実施の形態に係るウェビング巻取装置90は、上記第1の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
本実施の形態に係るウェビング巻取装置90におけるシリンダ58の保持孔58B部分では、ストッパ66(図9(A)及び図10(A)参照)に作用部66Aが設けられていない。ストッパ66の車両下側端部には、略半円板状の支持部66Cが一体形成されており、支持部66Cは、シリンダ58の径方向外側に突出されている。支持部66Cの先端面は、凸状に湾曲されており、支持部66Cの先端面は、保持孔58Bの車両下側面に当接されて支持されている。ストッパ66の車両上下方向中間部には、矩形柱状の規制部66Dが一体形成されており、規制部66Dは、シリンダ58の径方向外側に突出されている。規制部66Dは、車両前後方向両側に延出されており、規制部66Dがシリンダ58の外周面に当接されて、ストッパ66がシリンダ58内に脱落することが規制される。また、ホルダ68は、ストッパ66の支持部66Cと規制部66Dとの間の範囲に配置されている。
シリンダ58の軸方向先端部は、ストッパ66の車両上側端部の位置において、付勢部材としての金属製で断面略C字形板状の板バネ92(図9(A)及び図10(B)参照)内に挿入されており、板バネ92は、ストッパ66の車両上側端部に当接されている。板バネ92は、ストッパ66の車両上側端部をシリンダ58の径方向内側に付勢しており、ストッパ66のストッパ部66B先端面は、板バネ92の付勢力により移動部材64の周面に当接されている。
ここで、移動部材64が長手方向先端側へ移動される際には、シリンダ58の軸方向先端部において、移動部材64の周面がストッパ66のストッパ部66B先端面に対し摺動される。さらに、移動部材64の長手方向基端部の凹部64Aがストッパ部66Bに到達した際には、板バネ92の付勢力によって、ストッパ66が支持部66Cの先端面を中心として回動されて(作動されて)、ストッパ部66Bが凹部64Aに挿入される(図9(B)参照)。このため、ストッパ部66Bにピストン72が当接されることで、ストッパ66がピストン72のシリンダ58軸方向先端側への移動を制限して、シールボール62(移動体70の基端部)のシリンダ58軸方向先端側への移動が制限される。
このため、本実施の形態でも、上記第1の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
特に、板バネ92の付勢力によって、ストッパ66が回動されて、ストッパ66のストッパ部66Bが移動部材64の凹部64Aに挿入される。このため、簡単な構成で、ストッパ66を回動させて、ストッパ部66Bを凹部64Aに挿入できる。
なお、本実施の形態では、ストッパ66(作動部材)が板バネ92の付勢力により作用(回動)される。しかしながら、作動部材が作動部材の付勢力により作動されてもよい。
例えば、図11(A)に示す第1変形例のように、作動部材としてのストッパ94が金属製で略C字形板状にされる。さらに、シリンダ58の軸方向先端部の周壁にストッパ94がシリンダ58の軸方向先端側への移動を規制された状態で保持されており、ストッパ94内に移動部材64が挿入されて、ストッパ94が移動部材64の径方向外側に弾性拡大される。
移動部材64が長手方向先端側へ移動される際には、シリンダ58の軸方向先端部において、移動部材64の周面がストッパ94の内周面に対し摺動される。さらに、移動部材64の長手方向基端部の凹部64Aがストッパ94に到達した際には、ストッパ94の付勢力によって、ストッパ94が、移動部材64の径方向内側に弾性収縮されて(作動されて)、凹部64Aに挿入される。このため、ストッパ94にピストン72が当接されることで、ストッパ94がピストン72のシリンダ58軸方向先端側への移動を制限して、シールボール62(移動体70の基端部)のシリンダ58軸方向先端側への移動が制限される。
また、例えば、図11(B)に示す第2変形例のように、作動部材としてのストッパ96が金属製で略半円筒状にされると共に、ストッパ96の軸方向中間部に制限部としてのストッパ部96Aが形成されており、ストッパ部96Aは、ストッパ96の軸方向において湾曲されて、ストッパ96の径方向内側に突出される。さらに、シリンダ58の軸方向先端部の周壁にストッパ96がシリンダ58の軸方向先端側への移動を規制された状態で保持されており、ストッパ96内(ストッパ部96A内)に移動部材64が挿入されて、ストッパ96が移動部材64の径方向外側に弾性拡大される。
移動部材64が長手方向先端側へ移動される際には、シリンダ58の軸方向先端部において、移動部材64の周面がストッパ96のストッパ部96A内周面に対し摺動される。さらに、移動部材64の長手方向基端部の凹部64Aがストッパ部96Aに到達した際には、ストッパ96の付勢力によって、ストッパ96が移動部材64の径方向内側に弾性収縮されて(作動されて)、ストッパ部96Aが凹部64Aに挿入される。このため、ストッパ部96Aにピストン72が当接されることで、ストッパ96がピストン72のシリンダ58軸方向先端側への移動を制限して、シールボール62(移動体70の基端部)のシリンダ58軸方向先端側への移動が制限される。
また、上記第1の実施の形態~第3の実施の形態(第1変形例及び第2変形例を含む)では、ピストン72が略円柱状にされる。しかしながら、ピストン72が板状(例えば円板状)にされてもよい。
さらに、上記第1の実施の形態~第3の実施の形態(第1変形例及び第2変形例を含む)では、移動部材64の長手方向基端部に凹部64Aが設けられて、ストッパ66、94、96が凹部64Aへの挿入によりピストン72のシリンダ58軸方向先端側への移動を制限する。しかしながら、移動部材64の長手方向基端部からピストン72に凹部64Aが連続して設けられて、又は、ピストン72に凹部64Aが設けられて、ストッパ66、94、96が凹部64Aへの挿入によりピストン72のシリンダ58軸方向先端側への移動を制限してもよい。しかも、移動部材64の長手方向中間部に凹部64Aが設けられることで、ストッパ66、94、96が凹部64Aへの挿入により移動部材64の凹部64Aより長手方向基端側を削って移動部材64のシリンダ58軸方向先端側への移動を制限してもよく、この場合、ピストン72が設けられなくてもよい。
また、上記第1の実施の形態~第3の実施の形態(第1変形例及び第2変形例を含む)では、シリンダ58のフランジ58Aより軸方向基端側にストッパ66、94、96、ホルダ68及び板バネ92が設けられる。しかしながら、シリンダ58のフランジ58Aより軸方向先端側にストッパ66、94、96、ホルダ68及び板バネ92が設けられてもよい。この場合、ストッパ66、94、96によりピストン72又は移動部材64のシリンダ58軸方向先端側への移動が制限された際におけるシリンダ58の軸方向先端とシールボール62との距離を短くでき、ストッパ66、94、96によりピストン72又は移動部材64のシリンダ58軸方向先端側への移動が制限されるまでにシリンダ58の軸方向先端から排出される移動部材64の長手方向寸法を大きくできて、移動部材64の長手方向先端側への移動による回転部材28A、28B及びスプール18の巻取方向への回転量を多くできる。しかも、ホルダ68内にシリンダ58を軸方向先端側から挿入できるため、ホルダ68を一対のホルダ片68Aに分割する必要をなくすことができて、ホルダ68の構成を簡単にできると共に、ホルダ68をシリンダ58に容易に組付けることができる。
さらに、上記第1の実施の形態~第3の実施の形態では、ストッパ66が2個設けられる。しかしながら、ストッパ66が1個又は3個以上設けられてもよい。
10・・・ウェビング巻取装置、18・・・スプール、20・・・ウェビング、58・・・シリンダ(案内部材)、64A・・・凹部、66・・・ストッパ(作動部材)、70・・・移動体、72・・・ピストン(剛性部材)、80・・・ウェビング巻取装置、90・・・ウェビング巻取装置、94・・・ストッパ(作動部材)、96・・・ストッパ(作動部材)

Claims (6)

  1. 巻取方向へ回転されてシートベルト装置のウェビングが巻取られるスプールと、
    先端側に移動されて前記スプールが巻取方向へ回転される移動体と、
    前記移動体の移動を案内する案内部材と、
    前記移動体の基端部が前記案内部材から排出される前に作動されて前記移動体の移動を制限する作動部材と、
    を備えるウェビング巻取装置。
  2. 前記移動体に設けられ、前記作動部材が作動されて挿入される凹部を備える請求項1記載のウェビング巻取装置。
  3. 前記移動体に設けられ、前記移動体の先端側の部分に比し剛性を高くされると共に、前記作動部材が作動されて移動を制限する剛性部材を備える請求項1又は請求項2記載のウェビング巻取装置。
  4. 前記作動部材が付勢力により作動される請求項1~請求項3の何れか1項記載のウェビング巻取装置。
  5. 前記作動部材が前記移動体の移動力により作動される請求項1~請求項4の何れか1項記載のウェビング巻取装置。
  6. 前記作動部材が前記移動体の移動力により回動されて作動されると共に、前記作動部材への前記移動体からの移動力作用位置が前記作動部材の回動中心位置に対し前記移動体移動側に配置される請求項1~請求項5の何れか1項記載のウェビング巻取装置。
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