JP2010116146A - プリテンションがかけられたリトラクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】シートベルトシステムの効果的なエネルギー管理を提供するために独立して結合された、プリテンショナおよびロッキング機構を含むリトラクタ機構を提供する。
【解決手段】シートベルトリトラクタ20は、複数のそれぞれ独立したトルク伝達システムまたはトルク吸収システムを含む。スプール40と、ピニオン30と、プリテンショナ22と、少なくとも一つの連結爪50と、係止ベース80および係止爪90を含むロッキング機構とを備え、該連結爪50は、スプール40内のキャビティに位置決めされる。所定の低加速度事象中、該連結爪50の一部分がキャビティ内に残るように枢動し、係止ベース80に係合して係止ベース80に負荷を与え、その後係止爪90によってスプール引き出し方向に回転しないようにする。所定のより高い加速度事象中にプリテンショナ22が作動するとき、プリテンショナ22はピニオン30をウェビング巻き取り方向に回転させる。
【選択図】図2

Description

本願は、2008年11月12日付けで出願された米国暫定特許出願第61/193,253号、および2009年3月31日付けで出願された米国特許出願第12/385,148号に基づく優先権を主張し、その全体を参照することにより本明細書に組み込む。
本開示は、一般に、車両などのシートシステムの乗員を拘束するためのシートベルト(ウェビング)をスプールするためのシートベルトリトラクタの分野に関する。より詳細には、本開示は、複数のそれぞれ独立したトルク伝達システムまたはトルク吸収システムを有するリトラクタに関する。
車両内で使用するためのシートベルトデバイスは、典型的には車両の動的衝撃事象から生じる急加速の際に、乗員の動きを拘束することにより、乗員に安全性を提供する。典型的なシートベルトデバイスは、ウェビングまたはベルト、バックル、バックルに係合するためのタング部材、リトラクタおよびアンカー部材を含む。リトラクタはスプールを含み、たいていの場合はばねによって発生する力を使用してスプールの周りにウェビングを巻き付ける。車両の動的衝撃事象中に、リトラクタは引き出しつまり巻き出しからウェビングを係止し、それによって乗員の動きを拘束する。
プリテンショナおよびロッキング機構を含むリトラクタを構成することが知られている。プリテンショナは、車両の動的事象中に気体を急激に発生させて、ラック、ボールベアリングまたは歯メッシュを介してピニオンギヤに結合することができる任意の他の部材を駆動させ得るピストンを動かすための圧力を生成する装薬を含む。ピニオンは、直接的にあるいは部材またはハブを介して間接的に、スプールに結合されたトーションシャフトに結合し、それによってピニオンの回転によりトルクをトーションシャフトを介してスプールに伝達し、ウェビングを巻き取るためのトルクを生成することができる。シートベルトに加えられたこのプリテンションは、ウェビングと乗員の間の弛みを取り除き、したがって動的衝撃事象中に乗員が経験し得る動きが低減される。プリテンショナは、車両に搭載されたセンサが、衝撃事象を検出したときに使用することができ、典型的には高速の衝撃時に使用するように設計される。ロッキング機構は、ばねまたは慣性の力によって駆動され、低速の衝撃でフレーム部材の歯とかみ合う歯を有する係止爪を含む。このようにして、スプールが回転しないように、またシートベルトが引き出されないようにすることができる。係止爪は、その他の部材を介して間接的にトーションバーに結合することができる。トーションバーは、車両が加速する際に乗員の質量によって与えられる、荷重時のエネルギーを吸収して、動的衝撃事象中に乗員にかかる拘束力を低減するために、所定のトルクを受けたときに捻じれるように変形するように設計される。それにより、より高い安全性が乗員に提供される。
従来のリトラクタがプリテンショナおよび従属的に結合されたスプールを有する場合、自動ロック式巻取り装置(ALR)ゾーンは、プリテンショナが発火しない低速動的衝撃事象中に乗員の加速から発生する高いトルクからのトーションバーの撓みに起因してシフトすることができる。この結果、ALRゾーンはもはや使用できなくなる。このALRゾーンのシフトは、ロッキング機構がリトラクタを係止するのを妨げ、ベルトウェビングの引き出しを可能にし、それによりチャイルドシートまたは乗員を拘束するためのシートベルトシステムの能力を低減させる場合がある。それに加えて、これらの従来のリトラクタのスプールは、展開後にプリテンショナに結合されたままになる。こうした結合により、シートベルトシステムのエネルギー管理の遅延または可変性能を有するような望ましくない影響が生じるが、これはトーションバーを介してトルクを伝達するために乗員を拘束することにより起こるトルクがプリテンショナのエネルギー(すなわちトルク)を克服しなければならないからである。
したがって、本開示の目的は、ALRゾーンのシフトをなくし、さらにシートベルトシステムの効果的なエネルギー管理を提供するために独立して結合された、プリテンショナおよびロッキング機構を含む、費用効果の高いリトラクタ機構を提供することである。
1つの例示的実施形態は、車両のシートベルトデバイス用のシートベルトリトラクタに関連する。このリトラクタは、フレームと、ウェビングをスプールの周りに巻き付けることができるようにウェビングの一端に固定されるように構成されたスプールとを備える。スプールは、フレームに両端で回転可能に装着され、ウェビング引き出し方向およびウェビング巻き取り方向に回転するように構成される。リトラクタはさらに、スプール内に設置されたトーションバーを備える。トーションバーの第1の端部はトーションバーカムに結合され、トーションバーの第2の端部はピニオンに接続される。トーションバーカムは、スプールに係合するように構成される。リトラクタはさらに、トーションバーの第2の端部にピニオンを介して結合されたプリテンショナを備える。車両の加速度が所定の高い加速度よりも大きいことに応答してプリテンショナを作動させるとき、プリテンショナはウェビング巻き取り方向にピニオンを回転させるように構成される。リトラクタはまた、スプール内のキャビティに位置決めされ、車両の加速度が低い加速度よりも大きいが、所定の高い加速度よりも小さいことに応答して、スプールの回転を防止するためにスプールをロッキング機構に接続する、少なくとも1つの連結爪を含む。ロッキング機構は、スプールの回転を防止するように構成される。車両の加速度が所定の高い加速度を超え、プリテンショナを作動させるとき、スプールがロッキング機構に接続せず、それによりスプールがロッキング機構に対して回転するように、少なくとも1つの連結爪が枢動するように構成される。
上述の全体的な説明および以下の詳細な説明はともに、例示的かつ説明的なものに過ぎず、特許請求の範囲に記載される本発明を制限するものではないことを理解されたい。
上述の全体的な説明および以下の詳細な説明はともに、例示的かつ説明的なものに過ぎず、特許請求の範囲に記載される本発明を制限するものではないことを理解されたい。
本発明のこれらのおよびその他の特徴、態様および利点は、以下の説明、添付の特許請求の範囲および図面に示された以下の例示的諸実施形態から明らかになろう。次に、図面について簡単に説明する。
一例示的実施形態によるリトラクタを含むシートベルトシステムを示す、車両の側面図である。 車両内で使用するための、プリテンションがかけられたスプールを備えるリトラクタの一例示的実施形態の断面図である。 図2のリトラクタの分解図である。 図2のリトラクタの一部分の分解図である。 図2のリトラクタの一部分の分解図である。 図2のリトラクタ内で使用するためのスプールアセンブリの斜視図である。 プリテンショナが発火しないときの荷重経路を示す、プリテンションがかけられたスプールを備えるリトラクタの断面斜視図である。 スプールと係止ベースの間に係合された連結爪を示す、図7の線8−8に沿った断面斜視図である。 連結爪をスプールに係合させることができるようにするトーションバーカムを示す、図7の線9−9に沿った断面斜視図である。 プリテンショナが発火するときの荷重経路を示す、プリテンションがかけられたスプールを備えるリトラクタの断面斜視図である。 係止ベースから外された連結爪を示す、図10の線11−11に沿った断面斜視図である。 スプールに接触するトーションバーカムを示す、図11の線12−12に沿った断面斜視図である。 剪断前の、トーションバーカムに係合する係止ベースのシアピンを示す断面斜視図である。 剪断前の、スプールに係合する各連結爪のシアピンを示す断面斜視図である。 トーションバーカムから延びるシアピンを通って切り取られた、別の例示的実施形態によるリトラクタ用のスプールアセンブリの断面図である。 連結爪を通って切り取られた、図15のスプールアセンブリの断面図である。 車両の加速に起因して係止ベース爪をフレームに係合させる機構を示す図である。
本開示の一実施形態によると、リトラクタは、トルクを伝達または吸収するためのそれぞれ独立した2つの機構を備える。低加速度事象の場合、ウェビングが引き出されるのを防止するためにトルクを吸収して乗員の動きを抑制することにより、安全性が改善される。ウェビングの引き出しは、スプールとロッキング機構の間の少なくとも一つの連結爪を装着することにより、スプールの引き出し方向への回転を係止することによって防止される。ロッキング機構は、連結爪に接触する係止ベースと、フレームの歯に係合し、それによってロッキング機構が回転しないようにする歯を有する係止爪とを含む。高加速度事象の場合、シートベルトシステムのウェビングを巻き取ってウェビングと乗員の間の隙間を取り除くためのプリテンショナによってトルクを発生させて乗員の動きを抑制することにより、安全性が改善される。プリテンショナは、ピニオンに枢動可能に結合され、それによってピニオンを(ウェビング巻き取り方向に)回転させることができる。このピニオンもまた、トーションバーに枢動可能に結合され、それによって回転がトーションバーに伝達される。トーションバーは、トーションバーカムにも枢動可能に結合され、それによりトルクがトーションバーカムに伝達される。このトーションバーカムは連結爪にも接触し、この連結爪はスプールに接触し、それによってスプールのウェビング引き出し方向への回転が防止される。プリテンショナは不可逆であり、そのため発火後は、ウェビング引き出し方向に回転しないようにされ、トーションバーの第2の端部を係止する役割を果たす。トーションバーの第1の端部は、トーションバーカムを介してスプールに係止され、次いで、減速される乗員のウェビングへの力により生じるウェビング引き出し方向のトルクがかかる。それにより、トーションバーは、乗員からのこのトルクを吸収し、乗員からのエネルギーを管理して乗員に再び伝達される合成力を軽減するために、所定のトルクで弾性的かつ可塑的に変形するように設計される。トーションバーを介して乗員にかかる力を軽減することにより、安全性が改善される。
図1を参照すると、一例示的実施形態にしたがって、シートベルトシステム10が示されている。シートベルトシステム10は、典型的には車両の動的衝撃事象から生じる急加速の際に、乗員11の動きを拘束するのを助けるために、車両内で使用される。「加速度」という用語は、負の加速(たとえば減速)または正の加速にかかわらず、車両が経験する加速度の絶対値を指す。シートベルトシステム10は、ウェビングまたはベルト12、バックル14、バックル14に係合するためのタング部材16、アンカー部材18およびリトラクタ20を含む。車両の動的衝撃事象中に、リトラクタ20は、ウェビングを引き出し、つまり巻き出しから係止し、それにより乗員の動きが拘束される。シートベルトシステム10は、車両の急加速を検出するように構成された1つまたは複数のセンサ(図示せず)を含む。1つまたは複数のセンサは、信号をリトラクタ20用のコントローラ(図示せず)に送って、センサが低加速度事象を検出するかあるいは高加速度事象を検出するかに応じて適切にリトラクタ20を作動させるように構成されている。
図2〜図6を参照すると、プリテンショナ22、フレーム24およびスプールアセンブリ28を含むリトラクタ20が示されている。スプールアセンブリ28は、ピニオン30、スプール40、少なくとも一つの連結爪50、トーションバー60、トーションバーカム70、係止ベース80および係止爪90を備える。ピニオン30、トーションバー60、トーションバーカム70、係止ベース80およびスプール40は、実質的に共通のピボット軸100を共有している(図6)。このピボット軸100を中心にして、シートベルトシステム10のウェビング12を引き出しまたは巻き取ることができる。プリテンショナ22は既知の方法にしたがって構成することができ、プリテンショナの展開の際にピニオン30に回転運動を駆動させるための連結部材を含む。また、プリテンショナ22は不可逆であり、したがってシートベルトシステム10のウェビング12を巻き取るためにプリテンショナ22が展開されると、プリテンショナ22はウェビング引き出し方向D1(図8参照)には回転できなくなる場合がある。
ピニオン30は、プリテンショナ22によって発生する高いトルクを伝達するのに十分な強さのスチールまたは任意の他の材料から作成することができ、従来の方法(たとえば、鍛造する、ブローチ削りする、機械加工する)によって作成することができる。ピニオン30は第1の端部および第2の端部を含み、第1の端部を歯メッシュ32によってプリテンショナ22に枢動可能に結合することができ、それにより展開する際にプリテンショナ22によって発生するトルクがピニオン30へ伝達される。雌型キー部34を有するピニオンの第2の端部を、雄型キー部64を有するトーションバー60の第2の端部に枢動可能に結合することができる。雌型キー部34は、所定のトルクを伝達する任意の形状(たとえば、星形、多角形)とすることができる。また、ピニオン30の第2の端部は、ピニオン30とトーションバー60とスプール40を実質的に同心状に配置してスプールアセンブリの回転を滑らかにするために、スプールの第2の端部の内側表面42と結合することができるベアリング面36をその外径に含むことができる。ピニオン30の構造は上記に開示されたものに限定されず、求められるトルクを別の部材に伝達する任意の幾何学形状で構築してもよい。たとえば、その他の実施形態によると、ピニオン30の第2の端部は、トーションバー60の第2の端部に枢動可能に結合することができる雄型キー部を有してもよく、トルクを伝達するための雌型キー部またはその他の有用な形状を有してもよい。
トーションバー60は、スチールまたはプリテンショナ22によって発生する高いトルクを伝達するのに十分な強さの任意の他の材料から作成することができ、従来の方法(たとえば、鍛造する、ブローチ削りする、機械加工する)によって作成することができる。トーションバー60は第1の端部および第2の端部を含み、雄型キー部62を有する第1の端部を、雌型キー部72を有するトーションバーカム70の第1の端部に枢動可能に結合することができる。雄型キー部64を有するトーションバー60の第2の端部を、雌型キー部34を有するピニオン30の第2の端部に結合することができる。トーションバー60は所定のトルクを伝達および吸収するために両端で枢動可能に結合することができ、それにより車両の衝撃事象中に減速されている乗員の力により生じるベルトを引き出す力によって生成されるトルクでトーションバー60が撓むにつれて、まず弾性変形を通じて、次に可塑性変形により、エネルギー管理が提供される。トーションバー60の構造は上記に開示されたものに限定されず、求められるトルクを別の部材に伝達する任意の幾何学形状で構築してもよい。たとえば、その他の実施形態によると、トーションバー60の第1の端部は、トーションバーカム70の第1の端部に枢動可能に結合することができる雌型キー部を有してもよく、トルクを伝達するための雄型キー部またはその他の有用な形状を有してもよい。
トーションバーカム70は、スチールまたはトーションバー60を介してプリテンショナ22から伝達される高いトルクを伝達するのに十分な強さのその他の材料(たとえば、亜鉛)から作成することができ、従来の方法(たとえば、鋳造する、鍛造してからブローチ削りする、機械加工する)によって作成することができる。トーションバーカム70は第1の端部および第2の端部を含み、雌型キー部72を有する第1の端部を、雄型キー部62を有するトーションバー60の第1の端部に枢動可能に結合することができる。トーションバーカム70の第2の端部は、ベアリング面74をその外径に含むことができ、そのベアリング面74は係止ベース80の第1の端部の内側ベアリング面84に接触する。トーションバーカム70の第2の端部はさらに、少なくとも1つのシアピンホール75を含んで係止ベース80のシアピン86と接続することができる。1つまたは複数のシアピン86は低いトルクで剪断するように構築され、それによりプリテンショナ22の展開の際にトーションバーカム70と係止ベース80の間の相対的回転ができるようになる。それに加えて、トーションバーカム70は、第1の端部のベアリング面74から半径方向に外向きに延びる複数の突起76を含む。各突起76は、トーションバーカム70の第1の端部の立ち上がり面を同一平面上で始まるように構築されてよく、あるいはトーションバーカム70の第1の端部と第2の端部の間に位置決めされてよい。各突起76は接触面77を含むことができ、この接触面77はプリテンショナの展開の際に回転してスプール40上の対合する接触面44と接触する。それにより、接触面77および44を介してトルクが伝達される。またトーションバーカム70は、カム表面78を有する少なくとも1つの突起76を含み、図示される例示的実施形態によると、1つの連結爪50を回転させるためにそれぞれ設けられた2つのカム表面78を含む。
図示された例示的実施形態によると、プリテンショナ22の展開によって発生するようなトーションバーカム70に入力されたトルクは、1つまたは複数のシアピン86を係止ベース80から剪断し、それにより、接触面77がスプール40の接触面44に接触するまで、図5に示すように、トーションバーカム70を反時計回り(ウェビング巻き取り方向D1)に回転させることができるようになる。この反時計回りの回転の間、トーションバーカム70のカム表面78は、連結爪50を半径方向に外向きに駆動させ、それにより連結爪50の接触面54を係止ベース80の対合する接触面85から外すことができる場合がある。連結爪50を外すことにより、スプール40は、プリテンショナ22が発火したときに係止ベース80から独立して動けるようになり、トーションバー60を介して荷重を伝えることによって、スムーズで制御されたエネルギー管理が生成される。
係止ベース80は、スチールまたはプリテンショナ22が発火しない低加速度事象中に係止ベース80を介して伝達されるトルクを伝達するのに十分な強さのその他の材料(たとえば、亜鉛)から作成することができ、従来の方法(たとえば、鋳造する、冷間鍛造する、機械加工する)によって作成することができる。係止ベース80は第1の端部および第2の端部を含み、第1の端部は、内側ベアリング面84とさらに接触面85を有する凸状部分82をさらに含み、この凸状部分82は連結爪50に接触してスプール40が低加速度事象中にウェビング引き出し方向D1に回転しないようにする。係止ベース80の第1の端部は少なくとも1つのシアピン86を含み、このシアピン86は所定のトルクで剪断するように設計されて、プリテンショナ22が発火する高加速度事象中にトーションバーカム70が係止ベース80に対して回転できるようなる。第2の端部は、取り付けおよびそれを中心に枢動するための係止爪90用の枢動面88を含み、係止爪90がその中で回転するガイド面89をさらに含む(図6)。
係止または係止爪90は、スチールまたは係止爪90を介して低加速度事象から伝達されるトルクを伝達するのに十分な強さのその他の材料(たとえば、亜鉛)から作成することができ、従来の方法(たとえば、鋳造する、鍛造してからブローチ削りする、機械加工する)によって作成することができる。係止爪90は、係止爪を係止ベース80に枢動可能に結合するピボット93を備える。係止爪はさらに、低加速度事象中にフレーム24の歯26に係合して、シートベルトシステム10のウェビングが引き出されないようにするために、外側に形成された歯92を備える。係止爪90の歯92がフレーム24の歯26に係合すると、係止ベース80がウェビング引き出し方向D1に回転できなくなり、これによりスプール40がウェビング引き出し方向D1に回転できなくなる。別の実施形態によると、係止爪90を、ピボットに対向する端部に形成された歯を有するフレーム24に枢動可能に結合することができ、この歯はシートベルトシステム10のウェビング12が引き出されないようにするために低加速度事象中に係止ベースの歯に係合することができる。係止爪90の歯が係止ベース80の歯に係合すると、係止ベース80がウェビング引き出し方向D1に回転できなくなり、それによりスプール40がウェビング引き出し方向D1に回転できなくなる。加速度センサによって受信された情報に基づいて、係止爪90を回転させて、歯92をフレーム24の歯26に係合させたり、歯92をフレーム24の歯26から外したりする。係止爪90は、車両の加速に起因して動く。図17にも、フレーム24に係合するための係止爪90の動きが示されている。
図7〜図9を参照すると、プリテンションがかけられたスプール40を有するリトラクタ10が示されている。プリテンショナ22が発火しない低加速度衝撃中に、乗員11がシートベルトウェビング12に及ぼす力によって加えられた荷重経路Pが示されている。この荷重経路Pは、ベルト12から、スプール40へ、連結爪50へ、係止ベース80へ、係止爪90へ、次いでフレーム24へと続く。ウェビング12はスプール40に固定され、次いでスプールがそのピボット軸を中心に回転するにつれてスプール40の周りに巻き付けられる。荷重は、図8に示すように、スプール40から連結爪50を介して、さらに係止ベース80へと伝達される。図8に示すように、スプール40は、各連結爪50を収容するための複数のキャビティ46を備え、連結爪50は連結爪50のノーズ52がキャビティ46から離れるように枢動し、それにより連結爪50の接触面54が係止ベース80の接触面85に係合することができる。力(たとえば、ばね、慣性など)は、連結爪50を付勢してキャビティ46から出し、係止ベース80に係合または荷重を加えることができる。係止ベース80は係止爪90によって固定された状態に保持されるので、係止ベース80はスプール引き出し方向D1に回転できない。係止爪90は、フレーム24の歯26を係合するために半径方向に外向きに延びる歯92を有し得る。フレームの歯26は固定され、それにより係止爪90が歯92の歯26との係合によって固定され、さらにこの係合が係止ベース80を固定する。したがって、プリテンショナ22が発火しない低加速度衝撃中、シートベルトアセンブリ10のウェビング12は引き出せなくなり、それにより拘束されている乗員11の動きが制限される。プリテンショナ22が発火しない状態(たとえば、低加速度衝撃)では、トーションバーカム70は回転せず、それにより、図9に示すように、連結爪50が係止ベース80に係合した位置にとどまることができるようになる。
図10〜12は、プリテンションがかけられたスプール40を有するリトラクタ20を示し、プリテンショナ22が発火した高加速度衝撃中に、乗員11がシートベルトウェビング12に及ぼす力によって得られた荷重経路Pを示している。この荷重経路Pは、ベルト12から、スプール40へ、トーションバーカム70へ、トーションバー60へ、ピニオン30へ、次いでプリテンショナ22へと続く。ウェビング12はスプール40に固定され、次いでスプール40がピボット軸100を中心に回転するにつれてスプール40の周りに巻き付けられる。荷重は、図12に示すように、スプール40から接触面44および77を介してトーションバーカム70に直接伝達される。プリテンショナ22によって発生したトルクは、ピニオン30を引き出し方向D1とは反対の方向D2(たとえば、図12に関しては反時計方向)に回転させ、それによりトーションバーを引き出し方向D1とは反対の方向に回転させる。トーションバー60とトーションバーカム70の間のこのトルクは、1つまたは複数のシアピン86を係止ベース80から剪断し、それによりトーションバーカム70は、係止ベース80に対してトーションバーカム70の接触面77がスプールの接触面44に接触するまで回転できるようになる(この状態は図12に示されている)。このトルクは次いで、(引き出し方向D1とは反対の)ベルトを巻き取る方向へのスプール40の回転を引き起こしてベルト12と乗員11の間の弛みを取り除き、それにより、高加速度事象中に、初期の許容可能な乗員11の偏向または動きが抑制される。プリテンショナ22が最初に転換された後、乗員11の減速によって発生した力は、シートベルトシステム10のウェビング12に、スプール引き出し方向D1の力をかける。この力は、スプール40からトーションバーカム70を介してトーションバー60に伝達されるトルクを発生させる。トーションバー60の第2の端部は、ピニオン30によって(たとえば、雌型キー部34と雌型キー部64の係合を介して)固定された状態に保持され、プリテンショナ22が不可逆なのでプリテンショナ22によって固定された状態に保持される。トーションバー60の第1の端部は、トーションバー60の固定された第2の端部に対して所定のトルクで回転し、次いでトーションバー60は弾性的に変形し、撓んだ後に、可塑性的変形することができる。この変形によって、スプール40がトーションバーカム70とともに回転できるようになり、したがってウェビング12をある特定の量を引き出し、加速事象中に乗員11にかかる力を緩和できるようになる。このように乗員11にかかる力を緩和すると、エネルギー管理の方法がスムーズになり、乗員11の安全性が改善される。
また、図11および図12を参照すると、トーションバーカム70の時計回り方向D2の回転により、連結爪50はキャビティ46側に駆動され、係止ベース80との係合から外れる。各連結爪50は、トーションバーカム70上の対合するカム表面78によって駆動することができ、対合するカム表面78はランプのように作用し、それによってカム78が表面から外れるまで爪50はランプを上がって行くが、これはスプール40のキャビティ46に収容されている状態に対応する。トーションバーカム70はまた、カム表面78の後に、スプール40とトーションバーカム70の間で荷重を加えて爪50をキャビティ46に保持するための平坦な表面79を含む。爪40が係止ベース80から外れ、トーションバーカム70がスプール40に接触している状態では、トーションバー60が変形するにつれて、スプール40はウェビング引き出し方向D1に回転することができる。この構成は、係止爪90および係止ベース80から影響を受けることなく、トーションバー60を介して直接荷重を加えることによりエネルギー管理方法をスムーズにすることによって、乗員の安全性を改善する。
図13を参照すると、例示的実施形態にしたがって、トーションバーカム70のシアピンホール75に係合している、係止ベース80の複数のシアピン86が示される。係止ベース80のシアピン86は、2つの主な目的に寄与する。第1に、トーションバーカム70のカム表面78が、プリテンショナ22が発火するときに係止ベース80との係合から外れて対応する連結爪50に接触し回転させるための定位置に置かれるように、リトラクタ20内におけるトーションバーカム70を確実に正しく配向する組立て方法を提供することによって、シアピン86の製造性が改善され、機能性が促進される。第2に、シアピン86は、トーションバーカム70と係止ベース80の間の相対運動を実質的になくし、プリテンショナ22が発火する前に、エンドユーザまたは顧客が知覚する可能性がある不要で不快なノイズの潜在性を緩和する。係止ベース80のシアピン86は、プリテンショナ22が発火するときにトーションバーカム70が受けるトルクよりも小さな所定のトルクで剪断するように設計される。
図14を参照すると、別の例示的実施形態にしたがって、連結爪50は、スプール40内の対応するシアピンホール48に係合する複数のシアピン58を備えることができる。連結爪50のシアピン58は、2つの主な目的に寄与する。第1に、連結爪50とスプール40の間に確実な係合機能を提供し、それによってリトラクタ20の組立ての際に連結爪50が定位置に適切に保持されることによって、シアピン58の製造性が改善される。第2に、シアピン58は、トーションバーカム70が連結爪50を駆動して係止ベース80との係合から外すときに連結爪50がそれを中心にして回転する回転軸を有することによって、機能を改善する。別の実施形態によると、シアピンは、スプール40から突き出し、連結爪50の対応するシアピンホールに係合し、各ピンのサイズを所定の剪断応力に調整することができる。
次に図15および図16を参照すると、スプールアセンブリ128の断面図が別の例示的実施形態にしたがって示されている。スプールアセンブリ128は、スプールアセンブリ28と機能において同様であるが、概ね円筒形の壁部(すなわち、図5に示す係止ベース80の凸状部分82)ではなく、中実の軸頭である凸状部分182を有する係止ベース180を備える。したがって、トーションバーカム170は、凸状部分182によって少なくとも一部が囲まれているのではなく、凸状部分182の表面に対向して配置される。トーションバーカム170は、トーションバーカム170の第2の端部から突き出す1つまたは複数のシアピン175を備え、係止ベース180内に形成された対応するシアピンホール186に係合する。シアピン175およびシアピンホール186は、先に記載した実施形態のシアピン86およびシアピンホール75と機能において類似しており、シアピン175が所定の剪断応力(たとえば、プリテンショナ22が発火するときにトーションバーカム170が受けるトルクよりも小さな所定のトルク)で剪断するように調整されたサイズを有する。
本明細書で利用される場合、用語「およそ」、「約」、「実質的に」および同様の用語は、通常の知識に即して広い意味をもち、本開示の主題が属する技術分野の当業者によって慣用表現であると認められることが意図される。記載され特許請求されたある特定の特徴の説明が、これらの特徴の範囲を提供された精確な数値範囲に限定することなく可能になるように、これらの用語は意図されるものであることを、本開示を検討する当業者には理解されたい。したがって、これらの用語は、記載され特許請求された主題に関する実質的でないまたは重要でない修正形態または代替形態は、添付の特許請求の範囲に記載された本発明の範囲に属するとみなされることを示すものと解釈されるべきである。
なお、本明細書で様々な実施形態について使用される用語「例示的な」は、かかる実施形態が、可能な実施形態の可能な例、表現および/または例証であることを示すことが意図される(また、この用語は、かかる実施形態が特別または最良の例でなければならないことを暗示することを意図するものではない)ことに留意されたい。
用語「結合された」「接続された」および本明細書で使用される類似の用語は、2つの部材を直接的にまたは間接的に互いに接合することを意味する。このような接合は、固定式(たとえば、永続的)でも可動式(たとえば、取外し可能または解除可能)でもよい。このような接合は、2つの部材または2つの部材と任意の追加の中間部材で単一の単体構造として互いに一体的に形成され、あるいは2つの部材または2つの部材と任意の追加の中間部材で互いに取り付けられて、実現することができる。
本明細書における要素の位置(たとえば、「頂部」、「底部」、「上に」、「下に」など)の参照は、各図面における様々な要素の向きを述べるために使用されるに過ぎない。なお、様々な要素の向きは、その他の例示的諸実施形態に応じて変わり、このようなバリエーションは本開示に包含されることが意図されることに留意されたい。
様々な例示的諸実施形態で示されたようなプリテンションがかけられたスプールを有するリトラクタの構造および配置は、例示的なものに過ぎないことを十分に留意されたい。いくつかの実施形態のみを本開示で詳細に説明してきたが、多くの修正形態(たとえば、サイズ、寸法、構造、様々な要素の形状および比率、パラメータの値、設置の向き、使用される材料、色、向きなどにおけるバリエーション)が、本明細書に記載された主題の新規な教示および利点から実質的に逸脱することなく可能であることを、本開示を検討する当業者であれば容易に理解するであろう。たとえば、一体的に形成されたように示されている要素は、複数の部品または要素で構成してもよく、要素の位置は、逆であってもまたは変化してもよく、別個の要素の性質または個数あるいは位置は、変更または変化してもよい。任意のプロセスまたは方法ステップの順序または配列は、代替的諸実施形態に応じて変えたり、配列しなおしたりしてもよい。また、本発明の範囲から逸脱することなく、様々な例示的実施形態の設計、操作条件および配置において、その他の置き換え、改変、変更および省略を行うことができる。

Claims (20)

  1. 車両のシートベルトデバイス用のシートベルトリトラクタであって、
    フレームと、
    ウェビングをスプールの周りに巻き付けることができるように前記ウェビングの一端に固定されるように構成されたスプールであって、前記フレームに両端で回転可能に装着され、ウェビング引き出し方向およびウェビング巻き取り方向に回転するように構成されたスプールと、
    前記スプールに位置決めされたトーションバーであって、前記トーションバーの第1の端部はトーションバーカムに結合され、前記トーションバーの第2の端部はピニオンに接続され、前記トーションバーカムが前記スプールに係合するように構成されたトーションバーと、
    前記トーションバーの前記第2の端部に前記ピニオンを介して結合されたプリテンショナであって、前記車両の加速度が所定の高い加速度よりも大きいことに応答して前記プリテンショナを作動させるとき、ウェビング巻き取り方向に前記ピニオンを回転させるように構成されたプリテンショナと、
    前記スプール内のキャビティに位置決めされ、前記車両の加速度が低い加速度よりも大きいが、前記所定の高い加速度よりも小さいことに応答して、前記スプールの回転を防止するために前記スプールをロッキング機構に接続する少なくとも1つの連結爪であって、前記ロッキング機構が前記スプールの回転を防止するように構成された少なくとも1つの連結爪とを備え、
    前記車両の加速度が前記所定の高い加速度を超え、前記プリテンショナを作動させるとき、前記スプールが前記ロッキング機構に接続せず、それにより前記スプールが前記ロッキング機構に対して回転するように、前記少なくとも1つの連結爪が枢動するように構成される、シートベルトリトラクタ。
  2. 前記ロッキング機構が、前記スプール引き出し方向への前記係止ベースの回転を防止するために、枢動して前記フレームの歯と係合するように構成された係止爪を含む、請求項1に記載のシートベルトリトラクタ。
  3. 前記ピニオンが、前記プリテンショナが発火するときに前記第2の端部で前記トーションバーを保持するように構成され、前記トーションバーの前記第1の端部が、前記第2の端部に対して回転し、前記より高い加速度事象からの力を吸収するために変形するように構成される、請求項1に記載のシートベルトリトラクタ。
  4. 前記プリテンショナは不可逆であり、発火後に、前記プリテンショナを前記ウェビング引き出し方向に回転しないようにし、トーションバーの前記第2の端部を係止するように構成される、請求項1に記載のシートベルトリトラクタ。
  5. 前記ピニオンが第1の端部と第2の端部を含み、前記第1の端部が、歯メッシュによって前記プリテンショナに枢動可能に結合され、第2の端部は前記トーションバーの前記第2の端部に枢動可能に結合される、請求項1に記載のシートベルトリトラクタ。
  6. 前記ピニオンの前記第2の端部が、前記トーションバーの雄型キー部に結合するように構成された雌型キー部を含む、請求項5に記載のシートベルトリトラクタ。
  7. トーションバーの前記第1の端部が、前記トーションバーカムを介して前記スプールに係止するように構成される、請求項1に記載のシートベルトリトラクタ。
  8. 前記少なくとも1つの連結爪がシアピンを含む、請求項1に記載のシートベルトリトラクタ。
  9. 前記少なくとも1つの連結爪の前記シアピンが前記スプールの窪みに係合する、請求項8に記載のシートベルトリトラクタ。
  10. 前記トーションバーカムが前記少なくとも1つの連結爪を駆動して前記係止ベースとの係合から外すとき、前記少なくとも1つの連結爪が前記シアピンを中心に回転するように構成される、請求項9に記載のシートベルトリトラクタ。
  11. 前記ロッキング機構がシアピンを備える係止ベースを含む、請求項1に記載のシートベルトリトラクタ。
  12. 前記係止ベースのシアピンが、前記トーションバーカムの第2の端部上でキャビティと係合するように構成される、請求項11に記載のシートベルトリトラクタ。
  13. 前記プリテンショナを作動させるとき、前記係止ベースのシアピンが、前記トーションバーカムにかかるトルクよりも低い所定のトルクで剪断されるように構成される、請求項12に記載のシートベルトリトラクタ。
  14. 前記係止ベースのシアピンが剪断されたとき、前記トーションバーカムの接触面が前記スプールの接触面に接触するまで、前記トーションバーカムが前記係止ベースに対して回転するように構成される、請求項12に記載のシートベルトリトラクタ。
  15. 前記トーションバーカムが第1の方向に回転するとき、前記トーションバーカムが前記少なくとも1つの連結爪を駆動して、前記スプールの前記キャビティへ入れかつ前記係止ベースとの係合から外すように、前記トーションバーカムが構成される、請求項1に記載のシートベルトリトラクタ。
  16. 前記トーションバーカムが、カム表面および平坦な表面を含み、前記少なくとも1つの連結爪が、前記スプールの前記キャビティに位置決めされるまで前記カム表面を上に向かって移動する、請求項15に記載のシートベルトリトラクタ。
  17. 前記スプールと前記トーションバーカムとの間に荷重を与える間、前記平坦な表面が、前記少なくとも1つの連結爪を前記キャビティ内に保持するように構成される、請求項16に記載のシートベルトリトラクタ。
  18. 前記トーションバーカムが前記プリテンショナを作動させるときにのみ回転するように、前記トーションバーが構成される、請求項1に記載のシートベルトリトラクタ。
  19. 前記ピニオン、前記トーションバー、前記トーションバーカム、前記係止ベースおよび前記スプールが、実質的に共通の回転軸を有する、請求項1に記載のシートベルトリトラクタ。
  20. 前記ロッキング機構が係止ベースと係止爪とを含み、前記スプールがプリテンショナに近接した第1の端部とそれに対向する第2の端部を含み、前記ロッキング機構が前記プリテンショナに対向する前記スプールの前記第2の端部に近接して位置決めされる、請求項1に記載のシートベルトリトラクタ。
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