JP2005138745A - シートベルトリトラクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】大型化を招くことなく、シートベルトを巻き取る十分なトルクを得るための大きな減速比を得る。
【解決手段】リトラクタ1は、シートベルトを巻き取るスプール4と、このスプール4を回転させる駆動トルクを発生させるモータ6と、このモータ6の駆動トルクをスプール4に伝達する動力伝達歯車機構8とを有する。動力伝達歯車機構8は、モータ6の回転を減速しつつスプール4に伝達するハイポサイクロイド歯車機構を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば自動車、作業用車両等の自走車両に装備され、乗員を拘束保護するためのシートベルトを巻き取るシートベルトリトラクタに係わり、特に、シートベルトをモータの駆動トルクによりスプールで巻き取るシートベルトリトラクタに関する。
車両の座席に設けられるシートベルト装置は、車両の衝突時に生じる加速度による乗員の急激な移動を拘束し、乗員の身体の安全を図る装置として不可欠な装置である。このシートベルト装置は、一般に、シートベルト(ウェビング)と、リトラクタと、バックル装置等とから構成される。
リトラクタは、シートベルトを巻取部材(ボビン、スプール)に巻回してバネ力により内部に引き込むとともに、衝撃が作用する衝突時には緊急ロック機構(ELR機構)により巻取部材のベルト引き出し方向への回転をロックし、このロックされたシートベルトにより前方に急激に移動する乗員の身体を拘束する。
このようなシートベルトリトラクタとして、従来、モータの回転を、複数の平歯車よりなる歯車機構を備えた動力伝達機構によって減速しつつ巻取部材に伝達し、巻取部材でシートベルトを巻き取るもの(いわゆるモータリトラクタ)が既に提唱されている(例えば、特許文献1)。
この従来技術では、モータの出力軸に固着された小径のギヤ(平歯車)を、大径平歯車部及び小径平歯車部からなる中間ギヤの上記大径平歯車部に噛合させ、さらにこの中間ギヤの上記小径平歯車部を、巻取部材の巻取軸に連結された大径のギヤ(平歯車)に噛合させることにより、モータの回転を減速しつつ巻取部材に伝達するようになっている。
特開2001−114070号公報(段落番号25〜33、図2)
上記従来技術では、動力伝達機構に備えられた歯車機構において、互いに噛合する小径平歯車・大径平歯車の組み合わせを複数段設け、回転の減速を行う構造である。しかしながら、1組(1段)の大径・小径の平歯車を用いて得られる減速比には限界があるため、シートベルトを巻き取る十分なトルクを得るのに必要な大きな減速比を得ようとすると、大径・小径の平歯車の組み合わせを多数段設けなければならず、リトラクタの大型化を招く。
本発明の目的は、大型化を招くことなく、シートベルトを巻き取る十分なトルクを得るための大きな減速比を得ることができるシートベルトリトラクタを提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、シートベルトを巻き取る巻取部材と、この巻取部材を回転させる駆動トルクを発生させるモータと、このモータの前記駆動トルクを前記巻取部材に伝達する動力伝達機構とを有し、この動力伝達機構は、前記モータの回転を減速しつつ前記巻取部材に伝達するハイポサイクロイド歯車機構を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、第2の発明は、シートベルトを巻き取るための回転可能な巻取部材と、この巻取部材を回転させる駆動トルクを発生させるモータと、このモータの前記駆動トルクを前記巻取部材に伝達する動力伝達機構とを有するシートベルトリトラクタにおいて、前記動力伝達機構は、前記モータの回転を減速しつつ前記巻取部材に伝達するハイポサイクロイド歯車機構を備えることを特徴とする。
本願第1又は第2発明においては、モータの駆動トルクを巻取部材に伝達する動力伝達機構がハイポサイクロイド歯車機構を備えている。具体的には、例えば、モータの回転入力側に設けたサンギヤと、サンギヤの軸方向一方側に一体的に設けられた円筒凸部と、サンギヤの軸方向一方側に配設され内周側に内歯を備えたリング部材と、外周側にリング部材の内歯に噛合する外歯を備えるとともに内周側に円筒凸部に係合する凹部を備えたプラネタリギヤと、このプラネタリギヤのさらに軸方向一方側に設けられ、プラネタリギヤを径方向に揺動可能に支持するキャリアとが設けられる。この場合、モータで発生した駆動トルクはサンギヤに伝達され回転する。円筒凸部の軸心線がサンギヤの軸心線から偏心していると、サンギヤの回転によって円筒凸部はサンギヤの軸心線まわりを揺動する。この円筒凸部にプラネタリギヤの凹部を摺動させつつ係合させることで、プラネタリギヤの外歯をリング部材の内歯に噛合させつつプラネタリギヤを揺動させて回転させることができる。そしてこの揺動回転するプラネタリギヤをキャリアで径方向に揺動可能に支持することで、最終的にキャリアの軸心線まわりの回転運動として出力させることができる。
上記一連の回転の伝達系において、内歯を備えたリング部材(内歯車)と外歯を備えたプラネタリギヤ(外歯車)とはいわゆるハイポサイクロイド機構を構成し、内歯車の歯数をZ1、外歯車の歯数をZ2とするとその速度比(減速比)は(Z1−Z2)/Z2で表される。したがって、Z2とZ1との歯数の差を小さくすることで、リング部材を固定したときにサンギヤから円筒凸部及びプラネタリギヤを介し最終的にキャリアに伝達される回転の減速比を大きくすることができる。
以上のようにして、ハイポサイクロイド機構の特性を利用することにより、本願第1又は第2発明においては、シートベルトを巻き取る十分なトルクを得るための大きな減速比を容易に得ることができる。またその際、平歯車の組み合わせのように多段にする必要がなくなるので、リトラクタの大型化を招くことがない。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、前記ハイポサイクロイド歯車機構は、前記モータの前記回転の入力側に設けられたサンギヤと、その軸心線が前記サンギヤの軸心線から偏心するように前記サンギヤの軸方向一方側に一体的に設けた円筒凸部と、前記サンギヤの前記軸方向一方側に配設され、内周側に内歯を備えたリング部材と、外周側に前記リング部材の前記内歯に噛合する外歯を備えるとともに内周側に前記円筒凸部に係合する凹部を備え、前記サンギヤの回転に応じ前記凹部を前記円筒凸部に摺動させかつ前記外歯を前記リング部材の前記内歯に噛合させつつ前記リング部材の内周側にて揺動回転するプラネタリギヤと、このプラネタリギヤの前記軸方向一方側に設けられ、前記プラネタリギヤを径方向に揺動可能に支持しつつ前記プラネタリギヤとともに回転するキャリアとを有することを特徴とする。
これにより、サンギヤの回転によって円筒凸部をサンギヤの軸心線まわりに揺動させ、この円筒凸部にプラネタリギヤの凹部を摺動させつつ係合することで、外歯をリング部材の内歯に噛合させつつプラネタリギヤを揺動回転させることができ、この結果最終的にキャリアの軸心線まわりの回転運動として出力することができる。
第4の発明は、上記第3発明において、前記リング部材の軸心線及び前記キャリアの軸心線は前記サンギヤの軸心線と略一致し、前記プラネタリギヤの凹部の軸心線は前記プラネタリギヤの軸心線に略一致していることを特徴とする。
サンギヤ、リング部材、キャリアの軸心線を互いに略一致させるとともに、サンギヤの円筒凸部に係合するプラネタリギヤの凹部の軸心線をプラネタリギヤ自体の軸心線に略一致させることにより、サンギヤに入力された駆動トルクを、偏心した円筒凸部及びプラネタリギヤを介し、最終的にサンギヤと略同軸のキャリヤより減速して出力する構造を実現する。
第5の発明は、上記第3又は第4発明において、1つの前記プラネタリギヤが、その軸心線の位置が前記サンギヤの回転に応じて前記リング部材の軸心線のまわりを揺動回転するように、前記リング部材の内周側に配設されていることを特徴とする。
これにより、円筒凸部に凹部を摺動させつつ係合するとともに、外歯をリング部材の内歯に噛合させつつ揺動回転するプラネタリギヤの構成を実現する。
本発明によれば、ハイポサイクロイド機構の特性を利用することにより、シートベルトを巻き取る十分なトルクを得るための大きな減速比を容易に得ることができる。またその際、平歯車の組み合わせのように多段にする必要がなくなるので、リトラクタの大型化を招くことがない。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
なお、以下の説明において、特に断らない場合、「左」、「右」は説明に使用する図において「左」、「右」であり、また、「時計回り」、「反時計回り」は説明に使用する図において「時計回り」、「反時計回り」である。
図1は、本実施形態によるシートベルトリトラクタの全体構造を表す分解斜視図である。
図1において、本実施形態のシートベルトリトラクタ1は、大別して、フレーム2と、必要時に乗員を拘束するシートベルト(図示せず)を巻き取るスプール(巻取部材)4と、フレーム2の一側に配設され、衝突時等の所定減速度以上の大減速度時に作動してスプール4のベルト引出し方向の回転を阻止するELR機構であるロック手段5と、スプール4に付与する駆動トルクを発生するモータ6と、動力伝達経路中にモータ6の回転を減速してスプール4に伝達する減速機構7を備えモータ6の駆動トルクをこの減速機構7を介してスプール4に伝達する動力伝達歯車機構(動力伝達機構)8とを有している。
フレーム2は、平行な一対の側壁2a,2bとこれらの側壁2a,2bを連結する背板2cとからなっている。このフレーム2内の両側壁2a,2b間には、シートベルトを巻き取るための上記スプール4が回転可能に配設されている。このスプール4は、シートベルトリトラクタ1において従来周知慣用のスプールを用いることができる。
このとき、一方の側壁2aには、上記ロック手段5が取り付けられている。このロック手段5もシートベルトリトラクタにおいて従来周知慣用のロック手段を用いることができる。すなわち、ロック手段5は、車両に加えられる所定減速度以上の大減速度をヴィークルセンサ(減速度感知センサ)が感知して作動したとき、あるいはシートベルトの所定速度以上の引出し速度をウェビングセンサ(ベルト引出し速度感知センサ)が感知して作動したとき作動して、スプール4の引出し方向の回転を阻止するようになっている。
スプール4とロック手段5との間には、ロック手段5の作動によりシートベルトの引出しが阻止されたとき、シートベルトの荷重を制限するフォースリミッタ機構(エネルギ吸収機構:以下、EA機構ともいう)のトーションバー9が設けられている。このトーションバー9によるEA機構は従来周知のものを使用することができる。すなわち、ロック手段5の作動によりシートベルトの引出しが阻止されたとき、乗員の慣性によるスプール4のベルト引出方向の回転でこのトーションバー9がねじれ変形することにより、シートベルトの荷重が制限され、衝撃エネルギが吸収されるようになっている。
フレーム2の他方の側壁2bには、リテーナ10が後述するように3個のねじ11により取り付けられ、このリテーナ10のフレーム2取付面側に、モータ6が一対のねじ12により取り付けられる。このモータ6のモータ回転軸6aがリテーナ10の貫通孔10aを貫通しており、リテーナ10のフレーム2側と反対側に突出したモータ回転軸6aに外歯を有するモータギヤ13がモータ回転軸6aと一体回転可能に取り付けられている。
スプール4とトーションバー9のトルク伝達部9aとの問には、これらを回転方向に連結するピニオン部材14が設けられている。このときピニオン部材14の多角形筒状(図示例では、六角形)の回転連結部14aの外周面がスプール4の中心に形成された図示しない同じ多角形(すなわち、図示例では六角形)の孔に、スプール4と一体回転可能に嵌合されており、また、トーションバー9のトルク伝達部9aがピニオン部材14の回転連結部14aの内周面にこのピニオン部材14と一体回転可能に嵌合されている。
ピニオン部材14の回転連結部14aと反対側の端部には、ピニオン14bが形成されており、このピニオン14bの中心には、多角形(図示例では、六角形)に軸方向孔14cが穿設されている。この軸方向孔14cには、コネクタ15の第1回転連結部15a(軸方向孔14cと同じ多角形に形成されている)が、ピニオン部材14と一体回転可能に嵌台されている。また、コネクタ15の第1回転連結部15aと反対側の端部には、第3回転連結部15cが形成されている。
このコネクタ15はトーションバー9の延長軸部9bに嵌合されているとともに、スナップリング16を延長軸部9bのリング溝9cに嵌台することで、その軸方向の移動が阻止されている(つまり、抜け止めされている)。なお、このとき、ピニオン部材14はコネクタ15の第1および第2回転連結部15a,15b間の段部でコネクタ15に対して抜け止めされている。
環状のコネクタ側軸受17の内周面17aがコネクタ15の第2回転連結部15bと同じ断面多角形状に形成されているとともに、このコネクタ側軸受17の内周面17aが第2回転連結部15bに嵌合することで、コネクタ側軸受17はコネクタ15に相対回転不能に取り付けられる。一方、リテーナ10の孔10bには、環状のリテーナ側軸受18が相対回転不能に取り付けられている。そして、このリテーナ側軸受18に、コネクタ側軸受17が相対回転可能に支持されることで、コネクタ15がリテーナ10に回転可能に支持される。
減速機構7は、環状円板からなるキャリヤ19と、このキャリヤ19に径方向に揺動可能(詳細は後述)に支持されるこの例では1つのプラネタリギヤ20と、円環状のリング部材21と、サンギヤ部材22とを備えている。
図2は、減速機構7を図1中A方向から見た拡大分解斜視図である。
この図2及び前述の図1において、キャリヤ19の内周面19aはコネクタ15の第3回転連結部15cと係合可能な断面多角形状(例えば同一多角形状)に形成されているとともに、このキャリヤ19の内周面19aが第3回転連結部15cに嵌合することで、キャリヤ19はコネクタ15に相対回転不能(つまり、コネクタ15と一体回転可能)に取り付けられている。
図3(a)は、サンギヤ部材22をプラネタリギヤ20と反対側(軸方向他方側、図1中B方向)から見た斜視図であり、図3(b)は、サンギヤ部材22をプラネタリギヤ20側(軸方向一方側、図1中C方向)から見た斜視図である。
これら図3(a)、図3(b)、及び前述の図2において、サンギヤ部材22は、上記軸方向他方側に位置する大径の外歯22bと、上記軸方向一方側にその外歯22bと一体に設けた(一体形成でもよいし別部材固定でもよい)小径の円筒凸部22aとを備えており、これら円筒凸部22aと外歯22bは互いに一体に回転するようになっている。このとき、サンギヤ部材22、リング部材21、キャリア19は、それぞれ共通の略同一の軸心線kを備える一方、サンギヤ部材円筒凸部22a、プラネタリギヤ20の凹部20c(後述)も、それぞれ共通の略同一の軸心線kaを備えている。この軸心線kaは、図2及び図3(b)に示されるように(後述の図4等も参照)、上記軸心線kから偏心した構成となっている。
リング部材21は、サンギヤ部材22の軸方向一方側(プラネタリギヤ20側)に配設されており、内周面に形成されたインターナルギヤ(内歯)21aと外周面に形成されたラチェット歯21bとを備えている。これらのインターナルギヤ21aとラチェット歯21bは互いに一体に回転するようになっている。ラチェット歯は、その鋸歯状突起の傾き方向が、図2で見て反時計回り方向、図1で見て時計回り方向となるように形成されている。
プラネタリギヤ20は、減速プレート23を介して所定数(図示例では3個)の減速ピン24によりキャリヤ19の軸方向他方側(サンギヤ部材22側)に取り付けられる。減速ピン24は、キャリヤ19の対応する箇所に設けた3つの貫通孔19Aにそれぞれねじ込み(又は挿入され)固定される小径の先端部24aと、これに連続して設けられ減速プレート23の対応する箇所に設けた3つの貫通孔23aにそれぞれ挿入され嵌合する大径部24bと、この台形部24bよりさらに大径の頭部24cとを備えている。このとき、減速ピン先端部24aのキャリヤ貫通孔19Aへの固定、減速ピン大径部24bと減速プレート貫通孔23aとの嵌合によって、減速ピン24、減速プレート23、キャリヤ19は互いに強固に固定されている。そして、プラネタリギヤ20は減速ピン24に対応する箇所に3つの貫通孔20aを備えており、この貫通孔20aの径は減速ピン24の上記大径部24bの外径よりも所定寸法だけ大きくなっており、減速ピン24を遊びを持たせつつ貫通させるようになっている。またこのとき、プラネタリギヤ20は、外周側にリング部材21の上記インターナルギヤ21aに噛合する外歯20bを備えるとともに、内周側(径方向中心部)にサンギヤ部材円筒凸部22aに略同径にて摺動係合する凹部(この例では貫通孔)20cを備えている。
この結果、プラネタリギヤ20は、径方向に揺動可能にキャリヤ19に支持され、サンギヤ部材22の回転に応じ、凹部20cをサンギヤ部材円筒凸部22aに摺動させかつ外歯20bをリング部材21のインターナルギヤ21aに噛合させつつ、リング部材21の内周側にて揺動回転(詳細には軸心線kaの位置がサンギヤ部材22の回転に応じてリング部材21等の軸心線kのまわりを揺動回転する)して、ハイポサイクロイド機構が構成されている。またキャリア19は、このようなプラネタリギヤ20を揺動可能に支持し、前述したようにサンギヤ部材22及びリング部材21と略同一軸心線kをもって上記プラネタリギヤ20に応動して回転するようになっている。
以上のような構造により、減速機構7は、サンギヤ部材22入力でキャリヤ19出力のハイポサイクロイド歯車機構として構成されている。
図1に戻り、動力伝達機構8は、上記減速機構7のほかに、一対のアイドルギヤ25,26と、クラッチスプリング27と、コネクトギヤ28と、リミッタねじ31と、イニシャルスプリング32と、クラッチパウル33と、クラッチパウルピン34とを備えている。図4は、これらの構造を表す図1中D方向から見た矢視図(但し後述のリテーナカバー35を取り去った状態)である。
図4及び図1において、上記一対のアイドルギヤ25,26は、リテーナ10に回転可能にかつ互いに噛合するようにして設けられている。一方のアイドルギヤ25はモータギヤ13に噛合し、また他方のアイドルギヤ26はコネクトギヤ28の大径歯車部28aに噛合している。
コネクトギヤ28はリテーナ10に回転可能に設けられ、またコネクトギヤ28の小径歯車部28bはサンギヤ部材22の外歯22bに噛合している。またコネクトギヤ28の小径歯車部28bの外周には、クラッチスプリング27の湾曲部27aが抱き付くようにして設けられている.このクラッチスプリング27の他端部27bは上記クラッチパウル33の係合窓部33aに係合している。
クラッチパウル33は上記クラッチパウルビン34によりリテーナ10に回動可能に設けられており、このクラッチバウル33の先端の係止爪33bが、スプール4のベルト巻き取り方向に対応するリング部材21の回転方向でそのラチェット歯21bに係止可能となっている。またクラッチパウル33は、上記イニシャルスプリング32によってラチェット歯21bから離れる方向に常時付勢されている。
図1において、上述した動力伝達歯車機構8の各構成要素が、リテーナ10のフレーム2取付側と反対側の面に形成された凹部内に組み付けられた状態で、この面にリテーナカバー35があてがわれるとともにリテーナカバー35にT/RDカセット36があてがわれ、リテーナ10,リテーナカバー35およびT/RDカセット36が前述した3個のねじ11によりフレーム2の側壁2bに共締めされて固定される。
以上のように構成した本実施形態のシートベルトリトラクタ1の動作を以下に説明する。
(1)バックルスイッチONまで
シートベルトの非装着状態では、シートベルトはT/RDカセット36内のリターンスプリング(図示せず)の駆動トルクによってスプール4に完全に巻き取られてシートベルトリトラクタ1に格納されている。この状態では、モータ6が停止し、クラッチパウル33がイニシャルスプリング32のばね力でリング部材21のラチェット歯21bから離れて、リング部材21が回転自由となっている。
ここで、乗員がシートベルトを装着するために、シートベルトをシートベルトリトラクタ1から引き出すと、スプール4がベルト引出方向に回転する。このとき、リング部材21が回転由由となっているため、スプール4の回転がモータ6側に伝達されなく、スプール4は軽く回転する。したがって、シートベルトはスムーズに引き出される。
シートベルトを引き出した後、タング(図示せず)をバックル(同)に挿入係合することでバックルスイッチ(同)がONし、モータ6が駆動可能状態となる。このバックルスイッチ及びこれによるモータ6の駆動ON切替については、周知の技術を用いれば足りるので、ここでは詳細な説明を省略する。
(2)巻き取り方向駆動時
例えば車両の衝突等、緊急事態発生時には、モータ6が通電されてスプール4のベルト巻き取り方向に対応する回転方向に駆動される。この回転力は、モータギヤ13、一対のアイドルギヤ25,26、コネクトギヤ28を介し減速機構7のサンギヤ部材22に伝達され、サンギヤ部材22が対応する方向(図5中時計まわり)に回転する。このとき、サンギヤ部材円筒凸部22aの軸心線kaがサンギヤ部材22の軸心線kから偏心していることから、サンギヤ部材22の回転によって円筒凸部22aはサンギヤ部材22の軸心線kまわりを揺動する。この円筒凸部22aにプラネタリギヤ凹部20cが摺動しつつ係合しており、さらにプラネタリギヤ20はその外歯20bをリング部材21のインターナルギヤ21aに噛合させているが、このときリング部材21が自由であってプラネタリギヤ20が図5中時計まわりに公転することによりリング部材21は図5中時計まわりに回転し、プラネタリギヤ20はこの時点では自転しない(公転するのみとなる)。
このとき同時にコネクトギヤ28が図5中反時計まわりに回転するので、クラッチスプリング27もコネクトギヤ28を中心に図5中反時計まわりに回動する。すると、クラッチスプリング27の先端部がクラッチパウル33をクラッチパウルピン34を中心に図5中時計まわりに回動させ、係止爪33bが上昇してリング部材21のラチェット歯21bと係合可能な係合位置となる。そして、前述のようにリング部材21が図5中時計まわりに回転することで、ラチェット歯21bが係止爪33bに係合してこれらによるクラッチがONとなり、リング部材21の回転が阻止される。
こうしてリング部材21が停止すると、上記したような噛合関係によってプラネタリギヤ20が図6に示すように反時計まわりに自転しつつ揺動し、時計まわりに公転する。そしてこの揺動回転するプラネタリギヤ20が減速ピン24を介しキャリア19(図5、図6には図示せず)で径方向に揺動可能に支持されることで、最終的にキャリア19の軸心線kまわりの図6中反時計まわりへの回転運動として出力される。
このようにして、サンギヤ部材22の図6中時計まわりの回転がハイポサイクロイド歯車機構である減速機構7により減速されて減速ピン24を介しキャリヤ19の図6中反時計まわりの回転として出力される。このキャリヤ19の回転はコネクタ15およびピニオン14を介してスプール4に伝達され、スプール4がベルト巻き取り方向に回転する。これにより、シートベルトは巻き取られる。
(3)引き出し方向駆動時
一方、シートベルトを緩める場合、モータ6がスプール4のベルト引き出し方向に対応する方向に駆動される。このモータ6の回転は、モータギヤ13、一対のアイドルギヤ25,26、コネクトギヤ28を介しサンギヤ部材22に伝達され、サンギヤ部材22が対応する方向(図7中反時計まわり)に回転する。さらにリング部材21が前述したようにこの時点で非回転であることからサンギヤ部材22の回転が前述のようにしてプラネタリギヤ20に伝達される結果、プラネタリギヤ20が図7中時計まわりに自転する。このとき、シートベルトに生じているベルト張力により、キャリヤ19はベルト引出方向に付勢されているので、上記プラネタリギヤ20の図7中時計まわりの自転により、減速ピン24を介してキャリヤ19がベルト引出方向に対応する図7中時計まわりに回転する。しかし、このキャリヤ19のベルト引出方向の回転により、キャリヤ19に対する前述のベルト張力によるベルト引出方向の付勢力が減少するので、キャリヤ19の回転はすぐに停止する。
すると、プラネタリギヤ20が反時計まわりに公転を開始し、この公転により、インターナルギヤ21aを介してリング部材21が図8に示すように反時計まわりに回転を開始する。このリング部材21の回転により、リング部材21のラチェット歯21bとクラッチパウル33の係止爪33bとの係合力が弱くなる。すると、コネクトギヤ28の図8中時計まわりの回転によってコネクトギヤ28に巻き付いているクラッチスプリング27がコネクトギヤ28を中心に図8中時計まわりに回転する。これにより、クラッチスプリング27の先端部がクラッチパウル33をクラッチパウルビン34を中心に図8中反時計まわりに回動させ、係止爪33bを下降させてリング部材21のラチェット歯21bと係合不能な初期の非係合位置へ戻す。この結果、係止爪33bとラチェット歯21bが係合解除されてこれらによるクラッチがOFFとなり、リング部材21は初期の回転自由となる。
以上のような構成及び動作である本実施形態のリトラクタ1によれば、以下の作用効果を奏する。
(A)リトラクタの小型化
本実施形態のリトラクタ1では、減速機構7における一連の回転の伝達系において、前述したように、インターナルギヤ21aを備えたリング部材(内歯車)21と外歯20bを備えたプラネタリギヤ(平歯車)20とがいわゆるハイポサイクロイド機構を構成しており、リング部材インターナルギヤ21aの歯数をZ1、プラネタリギヤ外歯20bの歯数をZ2とすると、その速度比(減速比)は(Z1−Z2)/Z2で表される。したがって、Z2とZ1との歯数の差を比較的小さくする(図5〜図8に示した例では4)ことで、上記(2)で説明したようにクラッチパウル33でリング部材21が固定されたときにサンギヤ部材22から円筒凸部22a及びプラネタリギヤ20を介し最終的にキャリア19に伝達される回転の減速比を大きくすることができる。このようにして、ハイポサイクロイド機構の特性を利用することにより、シートベルトを巻き取る十分なトルクを得るための大きな減速比を容易に得ることができる。またその際、平歯車の組み合わせのように多段にする必要がなくなるので、リトラクタ1の大型化を招くことがない。
(B)大荷重伝達
本実施形態のリトラクタ1においては、リング部材21とプラネタリギヤ20との噛合においては、内歯(インターナルギヤ)21aと外歯20bとを噛合させて駆動トルクを伝達する構造であることから、通常の平歯車どうしの噛合に比べてトルク伝達部分に寄与する歯数が多くなる(図5〜図8参照)。これにより、大荷重の伝達が容易になるので、同一荷重の条件では、平歯車どうしの噛合よりも軽い材質の歯車や、小径若しくは歯厚の薄い歯車を使用することが可能となる。
(C)省電力等
一般に、モータを使用したリトラクタにおいては、緊急時等にモータに通電されて巻取部材のベルト巻き取り方向に駆動され、この駆動トルクが動力伝達機構を介して巻取部材に伝達されてシートベルトの巻き取りが行われ、大電力消費を防ぐために所定時間後にモータの通電を停止する。この結果、その後の車両の減速や乗員・シートのバネ特性等によって巻き取られたシートベルトが若干引き出されてしまう。その際、別途設けた緊急ロック機構が作動して巻取部材のベルト引き出し方向への回転がロックされるため、緊急状態を脱した後は、そのロック作動状態を解除し初期の状態に戻すため、通常、モータを再度ベルト巻き取り方向へ駆動する必要がある。
これに対し、本実施形態のリトラクタ1においては、前述のように、ハイポサイクロイド歯車機構を設け、モータ6で発生した駆動トルクをサンギヤ部材22側から入力し、サンギヤ部材22→偏心させた円筒凸部22a→これに摺動係合するプラネタリギヤ凹部20c→キャリア19という伝達経路によって伝達している。これにより、上記したモータ通電停止時のように逆にキャリア19側から何らかの負荷が入力した場合、キャリア19→プラネタリギヤ凹部20c→円筒凸部22aと伝達されても、この円筒凸部22aにまで伝達されたトルクによってサンギヤ部材22を回転させることはできない(いわゆるハイポサイクロイド歯車機構のセルフロック機能)。したがって、本実施形態のリトラクタ1では、上記した従来構造のように巻き取られたシートベルトが引き出されることはなく、緊急時においてモータ駆動によって得られたシートベルト張力をそのまま上記モータ通電終了後にも維持することができる。この結果、本実施形態のリトラクタ1では緊急ロック機構であるロック手段5が作動することもなくなり、上述したロック作動状態を解除し初期の状態に戻すためのモータ6の駆動の必要もなくなるので、その分無駄な電力消費を防止できる。また乗員にとってもシートベルト巻き取り時の締め付けによる不快感を回避することができる。
本発明の一実施形態によるシートベルトのリトラクタの全体構造を表す分解斜視図である。 減速機構を図1中A方向から見た拡大分解斜視図である。 サンギヤ部材を図1中B方向から見た斜視図、及びサンギヤ部材を図1中C方向から見た斜視図である。 リテーナカバーを取り去った状態で動力伝達機構の構造を図1中D方向から見た矢視図である。 ベルト巻き取り方向駆動時の挙動を表す説明図である。 ベルト巻き取り方向駆動時の挙動を表す説明図である。 ベルト引き出し方向駆動時の挙動を表す説明図である。 ベルト引き出し方向駆動時の挙動を表す説明図である。
符号の説明
1 リトラクタ
4 スプール(巻取部材)
6 モータ
8 動力伝達歯車機構(動力伝達機構)
19 キャリア
20 プラネタリギヤ
20b 外歯
20c 凹部
21 リング部材
21a インターナルギヤ(内歯)
22 サンギヤ部材(サンギヤ)
22a 円筒凸部
k サンギヤ部材、リング部材、キャリヤの軸心線
ka サンギヤ部材円筒凸部、プラネタリギヤ、プラネタリギヤ凹部の軸心線

Claims (5)

  1. シートベルトを巻き取る巻取部材と、
    この巻取部材を回転させる駆動トルクを発生させるモータと、
    このモータの前記駆動トルクを前記巻取部材に伝達する動力伝達機構とを有し、
    この動力伝達機構は、前記モータの回転を減速しつつ前記巻取部材に伝達するハイポサイクロイド歯車機構を備えることを特徴とするシートベルトリトラクタ。
  2. シートベルトを巻き取るための回転可能な巻取部材と、
    この巻取部材を回転させる駆動トルクを発生させるモータと、
    このモータの前記駆動トルクを前記巻取部材に伝達する動力伝達機構とを有するシートベルトリトラクタにおいて、
    前記動力伝達機構は、前記モータの回転を減速しつつ前記巻取部材に伝達するハイポサイクロイド歯車機構を備えることを特徴とするシートベルトリトラクタ。
  3. 請求項1又は2記載のシートベルトリトラクタにおいて、
    前記ハイポサイクロイド歯車機構は、
    前記モータの前記回転の入力側に設けられたサンギヤと、
    その軸心線が前記サンギヤの軸心線から偏心するように前記サンギヤの軸方向一方側に一体的に設けた円筒凸部と、
    前記サンギヤの前記軸方向一方側に配設され、内周側に内歯を備えたリング部材と、
    外周側に前記リング部材の前記内歯に噛合する外歯を備えるとともに内周側に前記円筒凸部に係合する凹部を備え、前記サンギヤの回転に応じ前記凹部を前記円筒凸部に摺動させかつ前記外歯を前記リング部材の前記内歯に噛合させつつ前記リング部材の内周側にて揺動回転するプラネタリギヤと、
    このプラネタリギヤの前記軸方向一方側に設けられ、前記プラネタリギヤを径方向に揺動可能に支持しつつ前記プラネタリギヤとともに回転するキャリアとを有することを特徴とするシートベルトリトラクタ。
  4. 請求項3記載のシートベルトリトラクタにおいて、
    前記リング部材の軸心線及び前記キャリアの軸心線は前記サンギヤの軸心線と略一致し、前記プラネタリギヤの凹部の軸心線は前記プラネタリギヤの軸心線に略一致していることを特徴とするシートベルトリトラクタ。
  5. 請求項3又は4記載のシートベルトリトラクタにおいて、
    1つの前記プラネタリギヤが、その軸心線の位置が前記サンギヤの回転に応じて前記リング部材の軸心線のまわりを揺動回転するように、前記リング部材の内周側に配設されていることを特徴とするシートベルトリトラクタ。
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