JP2008009259A - 画像表示装置及びクロック位相調整方法 - Google Patents

画像表示装置及びクロック位相調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】再生ドットクロックの位相を高速に自動調整する画像表示装置を提供する。
【解決手段】表示画像の水平方向の表示周期を示す水平同期信号よりも高い一定の周波数で信号レベルが変化するアナログ映像信号を、再生ドットクロックに基づいてサンプリングしてデジタル映像信号に変換するA/D変換器1と、水平同期信号に同期したクロックを生成し、該クロックの位相を、設定された遅延量に従って遅延させ、該遅延クロックを再生ドットクロックとしてA/D変換器1に供給するクロック調整回路4と、A/D変換されたデジタル映像信号によって表示される、上記表示画像の領域を、水平方向の表示ラインからなる複数の画像領域に分割し、画像領域毎に遅延量を設定する制御部と、画像領域毎に、表示ラインの、隣接する信号レベル間の差分データを絶対値化して累積加算し、該累積加算値が最も大きな画像領域の遅延量を最適遅延量と判断する遅延量評価回路3と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶パネルディスプレイ、プラズマディスプレイ、ELディスプレイ等に代表される格子状の表示素子を利用した画像表示装置に関し、特に、RGB映像信号やデジタルハイビジョン映像などの映像信号を出力する映像信号源と接続される画像表示装置に関する。
液晶パネル等の格子状の表示素子を利用した画像表示装置が知られている。この種の画像表示装置は、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンと略す)やワークステーション等の映像信号源と接続され、映像信号源から供給される映像信号に基づく画像を表示することが可能である。
映像信号源は、表示画像の水平方向の表示周期を示す水平同期信号よりも高い一定の周波数(以下、ドットクロックと記す)で信号レベルが変化する映像信号を画像表示装置に供給する。画像表示装置側では、映像信号源側のドットクロックと同じ周波数のドットクロックを再生し、その再生したドットクロックに基づいて、映像信号源からの映像信号に基づく画像表示を行う。ここでは、画像表示装置側で再生するドットクロックを再生ドットクロックと呼ぶ。画像表示装置は、PLL(Phase Locked Loop)回路を備えており、このPLL回路の分周器の分周比を変更することによって、映像信号源から供給される映像信号の水平同期信号の整数倍となるように、再生ドットクロックの周波数を調整することができる。
映像信号源側のドットクロック周波数(あるいは分周比)が判明している場合は、それに従ってPLL回路の分周比を設定することで、再生ドットクロックの周波数を正確に映像信号源側のドットクロックに合わせることが可能である。しかし、入力映像信号がアナログ信号である場合、映像信号源から画像表示装置に供給されるドットクロックに関する情報は、何もなく、タイミング情報としては水平同期信号及び垂直同期信号のみである。この場合は、画像表示装置側で、映像信号源側のドットクロック周波数(あるいは分周比)をあらかじめ取得することができないため、PLL回路の分周器の分周比が正しく設定されるという保証がない。分周比が正しく設定されない場合は、再生ドットクロックの周波数が映像信号源側のドットクロックの周波数と一致しないため、映像信号を取込むための再生ドットクロックと映像信号の間にズレが生じ、その結果、画像を正しく表示することができなくなる。使用者自身が、画像表示装置に設けられている調整機能を使用して、表示画像を見ながら、再生ドットクロックの周波数を調整することもできるが、このような手動による再生ドットクロックの周波数調整は、使用者にとって非常に煩わしい。
そこで、再生ドットクロックの周波数を自動的に調整することのできる装置が提案されている。
特許文献1には、映像信号源からの入力映像信号(アナログ)をデジタル信号に変換するA/D変換器と、入力映像信号の水平同期信号に同期したクロックを生成するPLL回路と、入力映像信号のドットクロックと異なるサンプリングクロックでA/D変換した際に生じる折返し周波数成分を検出する周波数解析手段と、周波数解析手段で検出した折返し周波数成分に応じてPLL回路の分周比を設定する分周比設定回路とを備えるドットクロック再生装置が記載されている。このドットクロック再生装置によれば、折返し周波数成分が最小になるように再生ドットクロックの周波数が自動調整されるので、手動による周波数調整は必要ない。
また、再生ドットクロックの周波数を自動調整する方法としては、特許文献1に開示されている技術の他に以下のような技術も知られている。
アナログ映像信号信号(RGB)と同時に供給される水平同期信号の周波数を測定し、1フレーム間のライン数を数える。水平同期信号の周波数と1フレーム間のライン数からテーブルを参照して、アナログ映像信号の水平解像度やドットクロックの周波数を推定し、アナログ映像信号の水平表示幅Eと分周比nを暫定的に設定する。次に、実際に取り込んだ映像信号の水平表示幅Wを求める。W<E、または、W>Eのときは、新たな分周比n’を[n’=n×E/W]により求め、次のフレームで同様の測定をする。W=Eのときは、再生ドットクロックの周波数が正確に調整されたと判定し、自動調整を終了する(特許文献2参照)。
特許第3487119号公報 米国特許第5767916号明細書
しかしながら、再生ドットクロックの周波数を正しく調整することができたとしても、映像信号と再生ドットクロックの位相が正しく調整されていない場合には、表示画像にゆらぎやちらつきが生じる。以下に、この問題を具体的に説明する。
PLL回路で生成される再生ドットクロックに時間軸上のゆらぎ(ジッタ)が発生する。ジッタは、PLL回路のループフィルタ等の時定数回路で決定される。一般に、ジッタと応答速度はトレードオフの関係にあるため、ジッタをゼロにすることは困難である。このように再生ドットクロックには、必ずジッタが発生するため、再生ドットクロックの周波数が映像信号源側のドットクロックの周波数と一致しても、再生ドットクロックの位相が正しくなければ、画像を安定して表示させることは困難である。その理由を、以下に具体的に説明する。
図11に、入力映像信号と再生ドットクロックの位相関係が正しく調整されている状態を示し、図12に、両位相関係にズレが生じている状態を示す。図11及び図12に示す映像信号は、画面上に表示される1つのラインの一部における映像信号であって、映像信号源側のドットクロックに従って信号レベルが変化する。図11及び図12の例では、n番目の信号32、n+1番目の信号34、n+2番目の信号35、といったように、信号レベルの異なる信号が連続している。信号32、34、35の各信号の間には、レベルが徐々に変化する変化点33が存在する。
再生ドットクロック30は、入力の水平同期信号のたとえば立下りエッジにおいて位相が一致しており、その周波数は水平同期信号の整数倍(すなわち分周比)である。水平同期信号のエッジ以降は、位相比較を行うことができず、それ以降の再生ドットクロックの立ち上がりエッジ部分にはジッタと呼ばれる時間軸上のゆらぎが発生する。再生ドットクロックの立ち上がりエッジは、ジッタ領域31のどこかに存在するが、その場所は、ラインやフレームにより様々であるため特定することはできない。図11の状態では、ジッタ領域31は映像信号のレベルの安定した部分にあるため、立ち上がりエッジがジッタ領域31のどこにあっても、正しく映像信号をサンプリングすることができる。一方、図12の状態では、再生ドットクロックのジッタ領域31が映像信号の変化点にあるため、あるラインではN番目の映像信号32がサンプリングされ、あるラインではN+1番目の映像信号34がサンプリングされ、あるいは変化点33がサンプリングされる、といったことになり、サンプリング画像が不定となる。映像信号と再生ドットクロックの間に位相ずれがある場合は、図12に示すような状態となって、サンプリング画像が不定となるために、画質が劣化することになる。特に、画像の輪郭部では、位相ずれにより、ちらつきが発生してしまう。
上記位相の問題を解決する手法として、特許文献1には、A/D変換した映像信号の、隣接するドット間のサンプル値の差分を取り、その差分値の絶対値を1フレーム間累積加算し、その累積加算値に基づいて、PLL回路の出力クロックの位相を調整するようにしたドットクロック再生装置も記載されている。このドットクロック再生装置によれば、累積加算値が最小となるときの位相調整値を求め、その位相調整値から1/2周期ずらした位相調整値を最適値と推定するように、再生ドットクロックの位相が自動調整される。
しかしながら、特許文献1に記載のドットクロック再生装置においては、位相調整の評価を1フレーム毎に行っているために、位相調整の最適値を求めるためには、数フレーム〜数十フレーム以上に渡って評価を行う必要があり、処理に時間がかかる。
また、一般に、デジタル映像信号を映像信号源から受信する場合は、RGBの各デジタル映像信号および水平・垂直同期信号の他に、ドットクロックも一緒に映像信号源から供給される。したがって、ドットクロックの周波数が最適であることは保障されている。しかしながら、映像信号源と画像表示装置を接続するケーブルとして、規格外の非常に長いケーブルを使用した場合や、画像表示装置内部の部品配置(映像信号やドットクロックを伝送する信号線のパターン配置)が適切でない場合には、ドットクロックとデジタル映像信号の間に位相ずれを生じることがある。このように、デジタル映像信号においても、ドットクロックの位相が最適である保証がないため、上述したアナログ映像信号の場合と同様な、ドットクロックと映像信号の間の位相ずれによる画質劣化の問題を生じる場合がある。
本発明の目的は、上記問題を解決し、再生ドットクロックの位相を高速に自動的に調整することのできる画像表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、第1の発明の画像表示装置は、表示画像の一定方向の表示周期を示す同期信号よりも周波数の高い一定のドットクロックで信号レベルが変化するアナログ映像信号を入力とし、該アナログ映像信号を、供給された再生ドットクロックに基づいてサンプリングしてデジタル映像信号に変換するA/D変換器と、前記A/D変換器から出力される前記デジタル映像信号に基づいて表示される表示画像の少なくとも一部の領域を、前記一定方向の表示ラインにより区画される複数の画像領域に分割し、該分割画像領域毎に異なる遅延量を設定する制御部と、前記同期信号に同期したクロックを生成し、該クロックの位相を、前記分割画像領域毎に、前記制御部により設定された遅延量に従って遅延させ、該遅延させたクロックを前記再生ドットクロックとして出力するクロック調整回路と、前記分割画像領域毎に、該分割画像領域を構成する前記表示ラインについて、前記クロック調整回路から出力された前記再生ドットクロックに基づいて、隣接する前記信号レベル間の差分データを絶対値化し前記一定方向に累積加算する遅延量評価回路と、を有し、前記制御部は、前記累積加算値が最も大きな画像領域に設定されている遅延量を最適遅延量と判断する、ことを特徴とする。
映像信号と再生ドットクロックの間に位相ずれが生じ、ジッタの影響により、表示画像の画質が劣化する場合は、差分データの絶対値の累積加算値は小さくなる。一方、再生ドットクロックの位相が映像信号の位相にほぼ合っている場合は、差分データの絶対値の累積加算値は大きくなる。この場合、差分データの絶対値の累積加算値が最大となる遅延量を与えたときに、再生ドットクロックの位相が正しく調整されていることになる。第1の発明の画像表示装置では、差分データの絶対値の累積加算値が最大となる遅延量を最適遅延量と判断することで、映像信号と再生ドットクロックの間の位相ずれによる画質の劣化を抑制する。
また、第1の発明の画像表示装置によれば、1フレーム分(または1フィールド分)の画像の少なくとも一部の領域が複数の画像領域に分割され、各分割画像領域において、異なる遅延量で再生ドットクロックの位相評価が行われる。このように、1フレーム分(または1フィールド分)の表示画像において、複数の遅延量に対する再生ドットクロックの位相評価を行うことができるので、位相調整の最適値を、1フレーム分(または1フィールド分)の画像で求めることが可能である。
第2の発明の画像表示装置は、表示画像の一定方向の表示周期を示す同期信号よりも周波数の高い一定のドットクロックで信号レベルが変化するデジタル映像信号を入力とし、該デジタル映像信号に基づく画像が表示される画像表示装置であって、前記デジタル映像信号に基づいて表示される表示画像の少なくとも一部の領域を、前記一定方向の表示ラインにより区画される複数の画像領域に分割し、該分割画像領域毎に異なる遅延量を設定する制御部と、前記ドットクロックに同期したクロックを生成し、該クロックの位相を、前記分割画像領域毎に、前記制御部により設定された遅延量に従って遅延させ、該遅延させたクロックを再生ドットクロックとして出力するクロック調整回路と、前記分割画像領域毎に、該分割画像領域を構成する前記表示ラインについて、前記クロック調整回路から出力された前記再生ドットクロックに基づいて、隣接する前記信号レベル間の差分データを絶対値化し前記一定方向に累積加算する遅延量評価回路と、を有し、前記制御部は、前記累積加算値が最も大きな画像領域に設定されている遅延量を最適遅延量と判断することを特徴とする。
第2の発明の画像表示装置においても、第1の発明の画像表示装置と同様な作用により、再生ドットクロックのデジタル映像信号に対する位相調整の最適値を、1フレーム分(または1フィールド分)の画像で求めることが可能である。
本発明によれば、1フレーム分の画像の評価のみで最適な遅延量を決定することができるので、極めて高速に再生ドットクロックの位相調整を行うことができる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態である画像表示装置の概略構成を示すブロック図である。この画像表示装置は、液晶パネルディスプレイ、プラズマディスプレイ、ELディスプレイ等に代表される格子状の表示素子を利用した表示デバイス(不図示)を備えており、この表示デバイスに外部から供給されたアナログ映像信号に基づく画像を表示させるための回路として、A/D変換器1、映像信号処理回路2、遅延量評価回路3、クロック調整回路4、VCO(voltage-controlled oscillator:電圧制御発振器)5、およびCPU(Central Processing Unit)7を有する。なお、図1には示されてないが、本実施形態の画像表示装置は、再生ドットクロックの周波数調整を行う機能も備えている。周波数調整機能は、既存の周波数調整機能であって、例えば、前述の特許文献2に記載された周波数調整を適用することが可能である。
A/D変換器1は、パソコンやワークステーション等の映像信号源から供給されるアナログ映像信号(RGB)を入力としており、入力アナログ映像信号(RGB)をそれぞれ、クロック調整回路4から供給される再生ドットクロックに基づいてサンプリングしてデジタル信号に変換する。入力アナログ映像信号(RGB)は、信号レベルが表示画像の水平方向の表示周期を示す水平同期信号よりも高い一定の周波数で変化する信号である。A/D変換器1から出力されたデジタル映像信号(RGB)は、映像信号処理回路2および遅延量評価回路3に供給されている。
映像信号処理回路2は、A/D変換器1から供給されたデジタル映像信号(RGB)に基づく画像を表示デバイスに表示させるために必要な処理を行う。映像信号処理回路2の出力は、表示デバイスを駆動する駆動回路(不図示)に供給されている。
CPU6は、画像表示装置全体の制御を行う他、A/D変換器1で変換されたデジタル映像信号に基づく表示画像(1フレーム分の画像)の少なくとも一部を複数の画像領域に分割し、分割画像領域毎に遅延量を設定する。分割画像領域は、複数の水平方向表示ラインからなる。水平方向表示ラインの表示周期は、映像信号源から供給される水平同期信号Hsyncによって決まる。各分割画像領域に設定される遅延量は、入力アナログ映像信号(RGB)の位相に対して再生ドットクロックの位相を遅延させるための遅延量である。表示画像の分割数は、映像信号源から供給される垂直同期信号Vsyncとこの垂直同期信号Vsyncに同期したクロックV_CLKとの関係で決まる。クロックV_CLKは、垂直同期信号Vsyncによって決まる画像表示期間において複数のパルスが出力されようになっており、このパルスの数および間隔を制御することで、画像領域を分割する領域及び数を調整することができる。装置本体の入力部又はリモートコントローラ(リモコン)から入力に基づいて、CPU6がクロックV_CLKのパルスの数および間隔(周波数)を変更することで、画像領域を分割する領域及び数を調整する。
VCO5は、既存のものである。クロック調整回路4は、映像信号源から供給される水平同期信号Hsyncに同期したクロックをVCO5にて生成させる。また、クロック調整回路4は、CPU6によって設定された各分割画像領域の遅延量に従って、VCO5にて生成されたクロックの位相を遅延させ、該遅延させたクロックを再生ドットクロックとして出力する。このように各分割画像領域に設定された遅延量に従ってドットクロックを遅延させることで、再生ドットクロックの位相を、入力アナログ映像信号(RGB)の位相に対して段階的に概ね1周期分ずらすことができるようになっている。クロック調整回路4から出力された再生クロックドットは、A/D変換器1および遅延量評価回路3に供給される。また、クロック調整回路4は、遅延量評価回路3からCPU6を介して最適遅延量が供給されると、この最適遅延量に従って、VCO5にて生成されるクロックの位相を遅延させる。
遅延量評価回路3は、CPU6から供給されるA/D変換器1から供給されるデジタル映像信号について、CPU6で設定した分割画像領域毎に、水平方向表示ラインの、隣接する信号レベル間の差分データ(隣接ドット間の差分データ)を累積加算し、該累積加算値が最も大きな画像領域に設定されている遅延量を最適遅延量と判定する。この最適遅延量の判定結果は、CPU6を介してクロック調整回路4に供給される。
本実施形態の画像表示装置では、映像信号源から供給されるアナログ映像信号に基づく画像の表示を開始した場合、または、画像表示の開始後、装置本体又はリモコンに用意された特定のキーを押下した場合に、動作モードがクロックの自動調整モードに切り替わる。自動調整モードでは、まず、再生ドットクロックの周波数(又は分周比)の調整が行われる。そして、周波数の調整が終了した後、再生ドットクロックの位相調整が行われる。再生ドットクロックの周波数調整には、既存の方法、例えば特許文献2に記載の方法を適用することができる。この周波数調整は、発明の本質ではないので、その詳細な説明は省略する。
以下、遅延量評価回路3、クロック調整回路4およびCPU6による再生ドットクロックの位相調整について具体的に説明する。
図2に、クロック調整回路4の構成を示す。図2を参照すると、クロック調整回路4は、PLLよりなる位相比較器15、チャージポンプ11、分周器12、遅延量調整回路13、および出力用のバッファ14から構成されている。
位相比較器15は、映像信号源からの水平同期信号Hsyncおよび分周器12の出力をそれぞれ入力としており、これら入力信号の位相を比較する。この位相比較器15による位相比較結果は、チャージポンプ11を介してVCO5に供給されている。
遅延量調整回路13は、VCO5から出力される再生ドットクロックの、入力アナログ映像信号(RGB)の位相に対する遅延量を調整するものである。
図3に、遅延調整回路13の一例を示す。この遅延調整回路13は、直列に接続された複数の単位遅延素子130と、CPU6からの選択信号に基づき、これら単位遅延素子130のうちから、CPU6で設定した遅延量に応じた数の単位遅延素子を選択するセレクタ131とから構成される。CPU6は、セレクタ131に対して、遅延調整回路13における遅延量が分割画像領毎に設定した遅延量となるような選択信号を供給する。
図4に、遅延調整回路13の他の例を示す。この遅延調整回路13は、単位遅延素子132が直列に挿入された複数のラインをそれぞれ入力とするセレクタ133より構成される。各入力ラインは、挿入された単位遅延素子132の数によって決まる遅延量が単位遅延ずつ増加するようになっている。CPU6は、セレクタ133に対して、分割画像領毎に設定した遅延量と対応する遅延量を与えることのできる入力ラインを選択する旨の選択信号をセレクタ133に供給する。セレクタ133は、CPU6からの選択信号に従って入力ラインを選択する。
図3および図4に示した遅延調整回路13はいずれも、CPU6からの選択信号に基づいて、接続すべき単位遅延素子の数が決定される構成になっている。例えば、画像表示装置の最大受信可能周波数が100MHzで、再生ドットクロックの周期が10nSecである場合において、1周期を10に分割する場合は、CPU6は、再生ドットクロックの遅延量が1nSecとなるように、連結すべき単位遅延素子数を決定する。単位遅延素子の遅延量は、一般に、シリコンプロセスや電源電圧、動作温度に依存するが、現在では、周波数が100MHz程度の信号を受信する場合に、再生ドットクロックの位相を入力映像信号の位相に合わせるという目的を達成するために十分に小さな遅延量を実現することが可能である。遅延調整回路13で遅延が施されたクロックは、バッファ14に一旦格納された後、再生ドットクロックとしてA/D変換器1および遅延量評価回路3に供給される。
図5に、遅延量評価回路3の具体的な構成を示す。図5を参照すると、遅延量評価回路3は、ラッチ回路20、減算器21、絶対値回路22、積算回路23、遅延量評価用信号生成部24、およびシフトレジスタ25からなる。
遅延量評価用信号生成部24は、A/D変換器1から供給されたデジタル映像信号(RGB)を所定の割合で加算して遅延量評価用信号27を生成する。この例では、[R:G:B=0.25(1/4):0.5(1/2):0.125(1/8)]の割合で加算している。この割合は、人間の色に対する視感度のよい順に割合が多くなるように設定している。この割合によれば、主に視感度の高いデジタル映像信号(G)を用いて遅延量評価が行われることになるため、再生ドットクロックの位相調整を視感度の高いデジタル映像信号(G)に対して行うことができる。デジタル映像信号(G)は、デジタル映像信号(RB)に比べて、視感度が高い分、位相ずれによる画質劣化がより顕著に現れる。デジタル映像信号(G)の比率を高くすることで、より効果的に、位相ずれによる画質劣化を抑制することができる。このような視感度に応じた割合による映像信号の加算処理は、2のべき乗分の1の演算であるため、ビットシフトのみで構成することができるので、極めて容易に実現することができる。また、この場合は、遅延量評価信号は、元の映像信号の7/8に圧縮されるが、ダイナミックレンジをかせぐ等の必要があれば、遅延量評価信号が元の映像信号に対して増幅されるような割合に設定することも可能である。遅延量評価信号は、遅延量の評価にのみ使用するため、増幅によって飽和しても、映像信号の表示に支障はない。
遅延量評価用信号生成部24で生成された遅延量評価用信号27は、ラッチ回路20および減算器21の一方の入力に供給されている。ラッチ回路20は、クロック調整回路4から供給される再生ドットクロックM_CLKにより動作するものであって、再生ドットクロックM_CLKにより決まるタイミングで遅延量評価用信号27をラッチする。ラッチ回路20の出力は、減算器21の他方の入力に供給されている。
減算器21は、遅延量評価用信号生成部24から供給される遅延量評価用信号27と、ラッチ回路20の出力信号との差分をとる。減算器21の出力は、絶対値回路22を介して積算回路23の一方の入力に供給されている。絶対値回路22は、減算器21から供給される信号の絶対値をとる。積算回路23は、その出力が分岐されて他方の入力に帰還入力されており、またCPU6からのクロックV_CLKがリセット信号として供給されている。積算回路23は、リセット信号が供給されるまで、絶対値回路22の出力値と帰還入力値とを累積加算する。リセット信号が供給されると、積算回路23は、保持している累積加算値をシフトレジスタ25に出力するとともに、その累積加算値をゼロにする。
次に、遅延量評価回路3の動作原理について説明する。
遅延量評価用信号生成部24から出力された遅延量評価用信号27は、減算器21の一方の入力に直接供給されるとともに、ラッチ回路20を介して減算器21の他方の入力に供給される。ラッチ回路20は、入力された遅延量評価用信号27に対して、クロック調整回路4から供給される再生ドットクロックM_CLKの1クロック分の遅延を与える。したがって、減算器21の他方の入力に供給される遅延量評価用信号は、減算器21の一方の入力に供給される遅延量評価用信号に対して、ラッチ回路20により再生ドットクロックM_CLKの1クロック分の遅延を受ける。減算器21は、遅延量評価用信号生成部24から直接供給される遅延量評価用信号と、ラッチ回路20によって再生ドットクロックM_CLKの1クロック分の遅延を受けた遅延量評価用信号との差分を示す差分データ28を出力する。
再生ドットクロックM_CLKの位相が正しく調整されている場合(図11の状態)は、遅延量評価信号27の1クロック毎の変化量が大きいほど、差分データ28の絶対値が大きくなり、反対に、遅延量評価用信号27の1クロック毎の変化量が小さいほど、差分データ28の絶対値は小さくなる。これは、位相が正しい状態の場合には、サンプリング時に、ジッタの影響を受けずに、常に映像信号を正しくサンプリングすることが可能なためである。遅延量評価用信号27は、入力映像信号RGBのそれぞれを所定の割合で混合したものであり、映像信号と強い相関関係を有する。例えば、1ドット毎に白黒が反転するような映像信号が映像信号源から供給された場合には、差分データの絶対値は最大となる。
図6に、1ドット毎に白黒が反転する入力映像信号から取得した遅延量評価用信号と再生ドットクロックの位相関係を示す。この例は、再生ドットクロック30の位相が正しく調整されている場合であって、ジッタ領域31は遅延量評価用信号(N,N+1,N+2,N+3,N+4)の平坦部に存在している。「白」が「R=G=B=255」で与えられ、「黒」が「R=G=B=0」で与えられるとすると、N番目の遅延量評価用信号は「0」となり、N+1番目の遅延量評価信号は、ビットシフト演算により小数点以下が切り捨てられて、「255/2+255/4+255/8=221」となる。同様に、N+2番目およびN+4番目の遅延量評価信号はそれぞれ「0」になり、N+3番目の遅延量評価信号は「221」となる。したがって、これら遅延量評価用信号の隣接する信号間の差分を取り、絶対値化すると、その値は常に221となる。つまり、1ドット毎に白黒が反転する映像信号のように、隣接する映像信号間(ドット間)のレベル変化が大きい(白から黒、黒から白への変化が最大となる)映像信号を受信した場合において、再生ドットクロックの位相が正しく調整されているときに、遅延量評価値は最大となる。
一方、再生ドットクロックM_CLKの位相が正しく調整されていない場合(図12の状態)は、A/D変換器1にて、再生ドットクロックの立ち上がりエッジでサンプリングを行う際に、立ち上がりエッジの位置によってその出力が変化してしまう。例えば、図12の状態において、再生ドットクロックの最初の立ち上がりエッジがジッタ領域31の最前部にある場合は、映像信号32をサンプリングすることになるが、その立ち上がりエッジがジッタ領域31の最後部にある場合は、映像信号34をサンプリングすることになる。また、その立ち上がりエッジがジッタ領域31の中間部にある場合は、変化点33をサンプリングすることになり、A/D変換器1の出力は、映像信号32と34の中間値となる。立ち上がりエッジは、ジッタ領域31のどこかに存在するが、特定することはできない。したがって、1ドット毎に白黒が反転する映像信号が供給された場合、遅延量評価用信号は、図7に示すように、0から221の範囲のいずれかの値をとり、不定となる。もし再生ドットクロックの立ち上がりエッジの位置がジッタ領域の中でランダムに存在すると仮定すると、遅延量評価用信号は、0から221の範囲内のランダムな値になると考えられる。このような場合、隣接する遅延量評価用信号の差分を絶対値化して累積加算した値は、図6に示したような再生ドットクロックの位相が正しく調整されている場合における累積加算値の半分程度となると考えられる。実際には、再生ドットクロックの立ち上がりエッジは中間点を中心にある確率分布に従って存在するものと考えられるため、隣接する遅延量評価用信号の差分を絶対値化して累積加算することによって求めた遅延量評価値は、位相が正しい場合の半分以下になると考えられる。
実際は、白と黒が交互に現れる映像信号が供給されることは稀であるが、差分データの絶対値を累積加算した値に基づいて、再生ドットクロックの位相状態、すなわち遅延量調整回路で付加される遅延量を評価することができる。つまり、映像信号が高い周波数成分を含んでいるほど、遅延量評価回路の出力は大きくなり、また再生ドットクロックの立ち上がりエッジが映像信号の安定期間に位置するほど、遅延量評価回路の出力は大きくなる。通常の映像信号を受信した場合には、遅延量評価回路の出力である累積加算値が最大となる遅延量を選択することによって、再生ドットクロックの位相を最適に調整することが可能となる。
なお、全表示画面が一様な映像信号の場合は、累積加算値は、位相の状態によらず常に最小となる。このため、全表示画面が一様な映像信号が供給された場合には、再生ドットクロックの位相が正しく調整されない場合がある。この場合は、位相調整に向く表示画面の受信時に再度、クロックの自動調整モードに切り替えて位相の調整を行う。
次に、分割画像領域毎の遅延量の評価について具体的に説明する。
図8に、表示画像の分割画像領域(分割ライン)、分割画像領域毎の遅延量、垂直同期信号Vsyncパルス、クロックV_CLKの関係を示す。図8において、破線で示す枠部は、映像信号のブランキング部を含む1フレーム分の映像データによる画像の表示範囲を表す。遅延量mは、再生ドットクロックの1周期の複数分の1に設定する。また、表示画像の分割数は、再生ドットクロックの1周期の分割数と同数に設定する。この例では、表示画像の分割数および1周期の分割数は、共に1/8に設定している。垂直同期信号Vsyncの立下りが、フレームの開始点である。
遅延量の評価は、遅延量「delay=0」〜「delay=7m」が設定された分割画像領域のそれぞれについて得られる差分データの絶対値の累積加算値について行われる。
まず、1番目の画像領域(「delay=0」の分割画像領域)について、差分データの累積加算値を求める。この処理において、CPU6は、遅延量調整回路13の遅延量を「delay=1」にセットする。遅延量調整回路13は、VCO5から出力される再生ドットクロックに対して、遅延量「delay=0」を与える。遅延量「delay=0」を与えられた再生ドットクロックM_CLKは、A/D変換器1および遅延評価回路3に供給される。
A/D変換器1は、映像信号源から供給されるアナログ映像信号(RGB)を、クロック調整回路4から供給される、遅延量「delay=0」を与えられた再生ドットクロックM_CLKに基づいてサンプリングすることにより、デジタル映像信号(RGB)に変換する。デジタル映像信号(RGB)は、映像信号処理回路2および遅延量評価回路3に供給される。
遅延量評価回路3では、遅延量評価用信号生成部24が、A/D変換器1から供給されるデジタル映像信号(RGB)を所定の割合で加算して遅延量評価用信号27を生成する。この生成された遅延量評価用信号27は、加算器21の一方の入力に直接供給されるとともに、ラッチ回路20で、遅延量「delay=0」を与えられた再生ドットクロックM_CLKの1クロック分の遅延が与えられた後、加算器21の他方の入力に供給される。加算器21では、一方の入力に供給された第1の遅延量評価用信号と、他方の入力に供給された第2の遅延量評価用信号との差分をとる。第1の遅延量評価用信号と第2の遅延量評価用信号は、水平表示ラインにおける隣接するドットのデータ信号、例えば、図11に示した映像信号の信号32、34に対応する。
加算器21から出力された、第1の遅延量評価用信号と第2の遅延量評価用信号の差分データは、絶対値回路22を介して積算回路23に供給される。積算回路23では、差分データ(絶対値)が入力されるたびに、その入力された差分データがそれまでに入力された差分データに加算される。
遅延量評価回路3において、図8に示したクロックV_CLKの最初のパルスが入力されるまで、第1の遅延量評価用信号と第2の遅延量評価用信号の差分データの累積加算を行う。クロックV_CLKの最初のパルスが供給されると、積算回路23累積加算値がシフトレジスタ25に供給されるとともに、積算回路23の累積加算値がゼロクリアされる。
以上の動作により、1番目の画像領域の各水平表示ラインにおける隣接ドットの差分データ(絶対値)の累積加算値がレジスタ25に格納される。
積算回路23がゼロクリアされると、続いて、CPU6が、遅延量調整回路13の遅延量を「delay=m」にセットする。これにより、再生ドットクロックの位相が1/8周期分だけずれる。この結果、遅延量評価回路3では、2番目の画像領域(「delay=1」の分割画像領域)について、同様に差分データの絶対値が累積加算されることになる。以降、遅延量が「delay=7m」となるまで、CPU6による遅延量調整回路13の遅延量の設定および遅延量評価回路3による差分データの絶対値の累積加算処理が繰り返し行われる。
図9に、図8に示した各分割画像領域の遅延量のそれぞれの評価値(累積加算値)と再生ドットクロックの位相の相関を示す。縦軸は評価値、横軸は再生ドットクロックの遅延量を示す。再生ドットクロックの位相は、入力映像信号に対して1/8周期(45°)単位で段階的にずれている。1フレーム分の評価が終了すると、CPU6は、シフトレジスタ25に格納された各分割画像領域の評価値(累積加算値)を取り出し、それらの最大値(図6の点40)を求める。CPU6は、この最大値を与えた遅延量が、再生ドットクロックの位相調整の最適値であると判断する。この最適値は、CPU6からクロック調整回路4に供給される。これ以降、クロック調整回路4は、供給された最適値(遅延量)に基づいてVCO5からのクロックに対する遅延処理を行うこととなり、自動調整が終了する。
このように本実施形態の画像表示装置によれば、1フレーム分の画像の評価のみで最適な遅延量を決定することができるので、極めて高速に再生ドットクロックの位相調整を行うことができる。
なお、図11に示すとおり、再生ドットクロックの位相の最適値には、多少の余裕がある。したがって、図9に示したグラフのサンプル点の間に真の最大値が存在しても、再生ドットクロックの自動調整動作には支障はない。図9の例では、位相225度の評価値(点40)が最大となっているが、実際には、その前後の180度や270度の位相でも表示画面にちらつきは発生しないと考えられる。つまり、画像表示装置の対応可能な最大周波数の映像信号に応じて、再生ドットクロックの分割数及び画像領域の分割数を決めることができる。
(他の実施形態)
映像信号源からデジタル映像信号が供給される場合においても、映像信号源と画像表示装置を接続するケーブルとして、規格外の非常に長いケーブルを使用した場合や、画像表示装置内部の部品配置(映像信号やドットクロックを伝送する信号線のパターン配置)が適切でない場合には、ドットクロックとデジタル映像信号の間に位相ずれを生じることがある。映像信号源からデジタル映像信号が供給される形態においても、上述した実施形態の画像表示装置の構成を適用することで、ドットクロックの位相をデジタル映像信号の位相に合わせることができる。ここでは、アナログ映像信号およびデジタル映像信号の入力切替が可能で、入力された映像信号に対するドットクロックの位相調整が可能な画像表示装置について説明する。
図10に、本発明の他の実施形態である画像表示装置に概略構成を示す。本実施形態の画像表示装置は、アナログ映像信号およびデジタル映像信号の両方について再生ドットクロックの位相調整を行うことが可能であって、図1に示した構成に加えて、受信回路7およびセレクタ8、9を備える。ここでは、A/D変換器1にアナログ映像信号を供給する映像信号源をアナログ映像信号源とし、受信回路7にデジタル映像信号を供給する映像信号源をデジタル映像信号源とする。
受信回路7は、デジタル映像信号源からデジタル映像信号(RGB)とともに水平・垂直同期信号およびドットクロックを受信し、受信したデジタル映像信号(RGB)をセレクタ8に供給するとともに、受信したドットクロックをデジタルクロックD_CLKとしてセレクタ9に供給する。
セレクタ8は、A/D変換器1から供給されるデジタル映像信号(RGB)と、受信回路7から供給されるデジタル映像信号(RGB)とをそれぞれ入力としており、これら入力を選択に切り替えて出力する。セレクタ8における入力切替は、CPU6からの制御信号に基づいて行われる。
セレクタ9は、アナログ映像信号源から供給される水平同期信号と、受信回路7から供給されるデジタルクロックD_CLKとをそれぞれ入力としており、これら入力を選択に切り替えて出力する。セレクタ9における入力切替は、CPU6からの制御信号に基づいて行われる。セレクタ9の出力は、クロック調整回路4に供給されている。
アナログ映像信号源からアナログ映像信号を受信した場合は、セレクタ8にて、A/D変換器1から出力されたデジタル映像信号が選択され、セレクタ9にて、アナログ映像信号源から供給されたアナログ水平同期信号が選択される。この場合は、前述の実施形態と同様にして最適遅延量が決定される。
デジタル映像信号源からデジタル映像信号を受信した場合は、セレクタ8にて、受信回路7から供給されるデジタル映像信号が選択され、セレクタ9にて、受信回路7から供給されるデジタルクロックD_CLKが選択される。そして、クロック調整回路4および遅延量評価回路によって、最適遅延量が決定される。
以下、最適遅延量の決定処理について、具体的に説明する。
クロック調整回路4は、図2に示した構成と同じである。セレクタ9から出力されたデジタルクロックD_CLKは位相比較器15に供給され、VCO5にて、デジタルクロックD_CLKに同期したクロックが生成される。VCO5で生成されたクロックは、遅延量調整回路13にて遅延が与えられた後、バッファ14を介して出力される。バッファ14から出力されたクロックは、再生ドットクロックM_CLKとして遅延量評価回路3に供給される。
遅延量評価回路3は、図5に示した構成と同じである。遅延量評価用信号生成部24は、セレクタ8から供給されたデジタル映像信号(RGB)を所定の割合で加算して遅延量評価用信号27を生成する。遅延量評価用信号27は、減算器21の一方の入力に直接供給されるとともに、ラッチ回路20を介して減算器21の一方の入力に供給される。減算器21は、遅延量評価用信号生成部24から直接供給される遅延量評価用信号と、ラッチ回路20によって再生ドットクロックM_CLKの1クロック分の遅延を受けた遅延量評価用信号との差分を示す差分データ28を出力する。減算器21の出力は、絶対値回路22を介して積算回路23の一方の入力に供給される。積算回路23は、リセット信号(クロックV_CLK)が供給されるまで、絶対値回路22の出力値と帰還入力値とを累積加算する。リセット信号が供給されると、積算回路23は、保持している累積加算値をシフトレジスタ25に出力するとともに、その累積加算値をゼロにする。
この遅延量評価回路3による遅延量評価も、図8に示したような分割画像領域毎の累積加算値について行われる。そして、各分割画像領域の隣接ドットの差分データの累積加算値がレジスタ25に格納される。1フレーム分の評価が終了すると、CPU6が、シフトレジスタ25に格納された各分割画像領域の評価値(累積加算値)を取り出し、それらの最大値を求める。CPU6は、この最大値を与えた遅延量が、再生ドットクロックの位相調整の最適値であると判断する。この最適値は、CPU6からクロック調整回路4に供給される。これ以降、クロック調整回路4は、供給された最適値(遅延量)に基づいてVCO5からのクロックに対する遅延処理を行うこととなり、自動調整が終了する。
以上のように、本実施形態の画像表示装置においては、アナログ映像信号源から供給されるアナログ映像信号を表示する場合、およびデジタル映像信号源から供給されるデジタル映像信号を表示する場合のそれぞれにおいて、再生ドットクロックの位相調整を行うことができる。
また、アナログ映像信号およびデジタル映像信号の各信号の位相調整において、クロック位相調整回路および遅延量評価回路は同じ回路を使用する。よって、回路規模の削減が可能となっている。
また、デジタル映像信号を受信する場合は、ある程度、再生ドットクロックの位相が正しい位置に調整されていると考えられる。例えば、規格外の接続コードを使用した場合で、再生ドットクロックとデジタル映像信号の間に位相ずれが生じた場合において、その位相ずれの大きさは、多くても1/4周期程度であると考えられる。したがって、デジタル映像信号を受信する場合は、1/4周期において位相を変化させて評価を行えばよく、アナログ映像信号を受信した時のように、1周期に渡って位相を変化させて評価を行う必要はない。この場合は、再生ドットクロックの位相をより細かい分解能で調整することが望ましい。
以上説明した各実施形態の画像表示装置は本発明の一例であり、その構成及び動作は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更することができる。
例えば、再生ドットクロックの位相調整は、映像信号源から供給されるアナログ映像信号(またはデジタル映像信号)に基づく画像の表示を開始した場合、または、画像表示の開始後、装置本体又はリモコンに用意された特定のキーを押下した場合に、動作モードがクロックの自動調整モードに切り替わることで、1フレーム分の画像を用いて行われているが、これに代えて、毎フレームごとに、1フレーム分の画像を用いて再生ドットクロックの位相調整を行うようにしてもよい。このように毎フレーム位相調整を行うことで、温度ドリフト(装置内部の温度の変化による、内部クロック(VCOのクロック)の位相変動)による位相ずれの問題を回避することが可能となる。
さらに、1フレーム分の画像全体を複数の領域に分割し、各分割領域において、遅延量を変更させて位相評価を行っているが、本発明はこれに限定されるものではない。1フレーム(または1フィールド)分の画像の少なくとも一部を複数の領域に分割し、各分割領域において、遅延量を変更させて位相評価を行うようにしてもよい。
また、再生ドットクロックが単層の場合について説明したが、2層又はそれ以上に層展開された場合(A/D変換器の動作周波数よりも高いドットクロックの信号を受信する場合)には、それぞれの層の再生ドットクロックについて本発明を適用することが可能である。具体的には、位相が180度異なる2つのクロックを使用する2層の場合は、それらクロックのそれぞれにおける位相を調整する。この場合は、各クロックについて、クロック調整回路および遅延量評価回路をそれぞれ設ける。
本発明の一実施形態である画像表示装置の概略構成を示すブロック図である。 図1に示すクロック調整回路の構成を示すブロック図である。 図2に示す遅延調整回路の一例を示すブロック図である。 図2に示す遅延調整回路の他の例を示すブロック図である。 図1に示す遅延量評価回路の構成を示すブロック図である。 1ドット毎に白黒が反転する入力映像信号から取得した遅延量評価用信号と再生ドットクロックの位相関係を説明するための図である。 1ドット毎に白黒が反転する映像信号が供給された場合の遅延量評価用信号を説明するための図である。 分割領域毎の遅延量の設定の仕方を説明するための図である。 図8に示す各画像領域の遅延量のそれぞれの評価値と再生ドットクロックの位相の相関を示す図である。 本発明の他の実施形態である画像表示装置に構成を示すブロック図である。 入力映像信号と再生ドットクロックの位相関係が正しく調整されている状態を説明するための図である。 入力映像信号と再生ドットクロックの位相関係にズレが生じている状態を説明するための図である。
符号の説明
1 A/D変換器
2 映像信号処理回路
3 遅延量評価回路
4 クロック調整回路
5 VCO
6 CPU

Claims (9)

  1. 表示画像の一定方向の表示周期を示す同期信号よりも周波数の高い一定のドットクロックで信号レベルが変化するアナログ映像信号を入力とし、該アナログ映像信号を、供給された再生ドットクロックに基づいてサンプリングしてデジタル映像信号に変換するA/D変換器と、
    前記A/D変換器から出力される前記デジタル映像信号に基づいて表示される表示画像の少なくとも一部の領域を、前記一定方向の表示ラインにより区画される複数の画像領域に分割し、該分割画像領域毎に異なる遅延量を設定する制御部と、
    前記同期信号に同期したクロックを生成し、該クロックの位相を、前記分割画像領域毎に、前記制御部により設定された遅延量に従って遅延させ、該遅延させたクロックを前記再生ドットクロックとして出力するクロック調整回路と、
    前記分割画像領域毎に、該分割画像領域を構成する前記表示ラインについて、前記クロック調整回路から出力された前記再生ドットクロックに基づいて、隣接する前記信号レベル間の差分データを絶対値化し前記一定方向に累積加算する遅延量評価回路と、を有し、
    前記制御部は、前記累積加算値が最も大きな画像領域に設定されている遅延量を最適遅延量と判断する、ことを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記アナログ映像信号は、表示される画像の波長が異なる複数の色のアナログ映像信号を含み、
    前記遅延量評価回路は、前記A/D変換器から出力される、前記複数の色のアナログ映像信号に対応する複数のデジタル映像信号を、所定の割合で加算して遅延量評価用信号を生成し、該遅延量評価用信号について、前記分割画像領域毎に前記差分データを累積加算する、請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記複数の色のアナログ映像信号のうち、視感度の高い色のアナログ映像信の割合が他の色のアナログ映像信号の割合より多い、請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記アナログ映像信号はフレーム単位に入力されており、
    前記制御部は、予め設定されたタイミングまたは任意に設定されたタイミングにおいて入力されたフレームについて、前記最適遅延量の判断を行う、請求項1に記載の画像表示装置。
  5. 前記アナログ映像信号はフレーム単位に入力されており、
    前記制御部は、フレーム毎に、前記最適遅延量の判断を行う、請求項1に記載の画像表示装置。
  6. 表示画像の一定方向の表示周期を示す同期信号よりも周波数の高い一定のドットクロックで信号レベルが変化するデジタル映像信号を入力とし、該デジタル映像信号に基づく画像が表示される画像表示装置であって、
    前記デジタル映像信号に基づいて表示される表示画像の少なくとも一部の領域を、前記一定方向の表示ラインにより区画される複数の画像領域に分割し、該分割画像領域毎に異なる遅延量を設定する制御部と、
    前記ドットクロックに同期したクロックを生成し、該クロックの位相を、前記分割画像領域毎に、前記制御部により設定された遅延量に従って遅延させ、該遅延させたクロックを再生ドットクロックとして出力するクロック調整回路と、
    前記分割画像領域毎に、該分割画像領域を構成する前記表示ラインについて、前記クロック調整回路から出力された前記再生ドットクロックに基づいて、隣接する前記信号レベル間の差分データを絶対値化し前記一定方向に累積加算する遅延量評価回路と、を有し、
    前記制御部は、前記累積加算値が最も大きな画像領域に設定されている遅延量を最適遅延量と判断する画像表示装置。
  7. 表示画像の一定方向の表示周期を示す同期信号よりも周波数の高い一定のドットクロックで信号レベルが変化するアナログ映像信号を入力とし、該アナログ映像信号を、供給された再生ドットクロックに基づいてサンプリングしてデジタル映像信号に変換するA/D変換器と、
    前記A/D変換器から出力される前記デジタル映像信号に基づいて表示される表示画像の少なくとも一部の領域を、前記一定方向の表示ラインにより区画される複数の画像領域に分割し、該分割画像領域毎に異なる遅延量を設定する制御部と、
    前記同期信号に同期したクロックを生成し、該クロックの位相を、前記分割画像領域毎に、前記制御部により設定された遅延量に従って遅延させ、該遅延させたクロックを前記再生ドットクロックとして出力するクロック調整回路と、
    前記分割画像領域毎に、該分割画像領域を構成する前記表示ラインについて、前記クロック調整回路から出力された前記再生ドットクロックに基づいて、隣接する前記信号レベル間の差分データを絶対値化し前記一定方向に累積加算する遅延量評価回路と、を有し、
    前記制御部は、前記累積加算値が最も大きな画像領域に設定されている遅延量を最適遅延量と判断する、ことを特徴とするドットクロック位相調整回路。
  8. 表示画像の一定方向の表示周期を示す同期信号よりも周波数の高い一定のドットクロックで信号レベルが変化するアナログ映像信号を、供給された再生ドットクロックに基づいてサンプリングしてデジタル映像信号に変換し、
    前記デジタル映像信号に基づいて表示される表示画像の少なくとも一部の領域を、前記一定方向の表示ラインにより区画される複数の画像領域に分割し、該分割画像領域毎に異なる遅延量を設定し、
    前記同期信号に同期したクロックを生成し、該クロックの位相を、前記分割画像領域毎に、該領域に設定された遅延量に従って遅延させ、該遅延させたクロックを前記再生ドットクロックとして出力し、
    前記分割画像領域毎に、該分割画像領域を構成する前記表示ラインについて、前記再生ドットクロックに基づいて、隣接する前記信号レベル間の差分データを絶対値化し前記一定方向に累積加算し、
    前記累積加算値が最も大きな画像領域に設定されている遅延量を最適遅延量と判断するクロック位相調整方法。
  9. 表示画像の一定方向の表示周期を示す同期信号よりも周波数の高い一定のドットクロックで信号レベルが変化するデジタル映像信号を入力とし、該デジタル映像信号に基づく画像が表示される画像表示方法であって、
    前記デジタル映像信号に基づいて表示される表示画像の少なくとも一部の領域を、前記一定方向の表示ラインにより区画される複数の画像領域に分割し、該分割画像領域毎に異なる遅延量を設定し、
    前記ドットクロックに同期したクロックを生成し、該クロックの位相を、前記分割画像領域毎に、前記制御部により設定された遅延量に従って遅延させ、該遅延させたクロックを再生ドットクロックとして出力し、
    前記分割画像領域毎に、該分割画像領域を構成する前記表示ラインについて、前記再生ドットクロックに基づいて、隣接する前記信号レベル間の差分データを絶対値化し前記一定方向に累積加算し、
    前記累積加算値が最も大きな画像領域に設定されている遅延量を最適遅延量と判断するクロック位相調整方法。
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