JP4787470B2 - 画像表示装置の動作方法および画像表示装置 - Google Patents

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Description

この発明は、画像表示装置の動作方法および画像表示装置に係る発明であって、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーションなどから出力されるアナログ信号を、デジタル映像信号に変換して表示を行う、画像表示装置の動作方法または画像表示装置に適用することができる。
画像表示装置では、サンプリングクロックを用いて、受信したアナログ映像信号をデジタル信号に変換している。このとき、サンプリングクロックの周波数が正しく再生されたとする。ここで、画像表示装置は、アナログ映像信号、水平同期信号および垂直同期信号から構成されるアナログ信号を受信する。
しかし、アナログ映像信号とサンプリングクロックとの間に位相差があると、変換後のデジタル映像信号に基いて再生された映像は、シャープにならず、若干ぼやけたり、滲んで見えたりすることがあった。
そのため、従来の画像表示装置は、アナログ映像信号とサンプリングクロックとの間で生じる位相差を適正に調整する機能を有している(特許文献1)。特許文献1に係る画像表示装置の動作は、以下の通りである。
まず、差分検出部において、1画面(1フレーム)を構成するデジタル映像信号中の隣接(連続)する2画素間の映像信号レベルのサンプリングデータの各差分量を検出する。そして、差分検出部では、当該検出した各差分量のうち最大の値(最大輝度差分値)を検出する。
次に、サンプリングクロック発生部は、前回のサンプリングクロックよりも、所定単位分、位相の遅れたサンプリングクロックを生成する。そして、当該生成したサンプリングクロックをA/Dコンバータへと送信する。
A/Dコンバータでは、受信したサンプリングクロックを用いて、外部から受信したアナログ映像信号をデジタル映像信号に変化する。その後、差分検出部において、上記と同じ処理を行う。
上記一連の動作を繰り返し行うことにより、サンプリングクロックの位相を所定単位分ずらす度に、最大輝度差分値を検出することができる。次に、当該検出した各最大輝度差分値のうち、最大の値となる最大輝度差分値を選択する。
そして、当該選択された最大輝度差分値に対応するディレイ値(位相の遅延量であり、最適設定値と称する)を定める。CPUは、当該最適設定値に基いて、サンプリングクロック発生部を制御する。
これにより、サンプリングクロック発生部では、アナログ映像信号との位相差が適正な、サンプリングクロックを生成することができる。
特開2001−356729号公報
ところで、上記において検出された各最大輝度差分値の変化の様子を示す波形を作成したとする。つまり、当該波形は、ディレイ値の変化に対する最大輝度差分値の変化を示す。
そうすると、理論的には、最適設定値周辺の最大輝度差分値は、ほぼ同程度の値である。つまり、最適設定値の周辺の各最大輝度差分値間の変化は、緩やかなのである。
しかし、信号源であるパーソナルコンピュータやワークステーション等のビデオボードの性能や、信号ケーブルの周波数特性の影響により、実際には、上記波形には尖ったピークが生じる。
この場合、当該尖ったピーク値が波形の最大値と成り得る。そうすると、当該尖ったピーク値が最適設定値となる。よって、サンプリングクロック生成部では、当該最適設定値に基いて、サンプリングクロックが生成される。
ところが、尖ったピーク値を最適設定値としてサンプリングクロックを生成した場合において、同期信号等のジッタに起因してサンプリングクロックの位相に微小変動が生じたときには、画像の輝度への影響が大きくなる。つまり、表示部に表示される画像にノイズが発生し易くなる。
そこで、この発明は、アナログ信号のジッタ等に起因して生じる、アナログ映像信号とサンプリングクロックとの間での位相差を、精密に調整することができる画像表示装置の動作方法および画像表示装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の画像表示装置の動作方法は、(a)サンプリングクロックの1周期に基いて定められた複数のディレイ値のうちの、一のディレイ値に基いて、前記サンプリングクロックを遅延させるステップと、(b)前記遅延したサンプリングクロックを用いて、アナログ映像信号をデジタル映像信号に変換するステップと、(c)前記デジタル映像信号のうち一の画素の映像信号レベルのサンプリングデータと、当該一の画素に隣接する他の一の画素の映像信号レベルのサンプリングデータとの差分量を検出するステップと、(d)前記ステップ(c)を、1フレームを構成するデジタル映像信号の複数の画素に対して行うステップと、(e)前記ステップ(d)の結果、最大の値となる差分量を最大輝度差分値として選択するステップと、(f)前記ディレイ値を変化させて、前記ステップ(a)〜(e)を複数回繰り返し行い、各回数毎に前記最大輝度差分値を選択するステップと、(g)前記ディレイ値の変化に対する複数の最大輝度差分値のうち、最大値と最小値の間にある所定の基準レベルを超える最大輝度差分値を与える前記ディレイ値の範囲をディレイ領域とし、当該ディレイ領域の略中心に位置する前記ディレイ値を、最適設定値として決定するステップと、(h)前記最適設定値に基いて、前記サンプリングクロックを遅延させるステップとを、備えている。
また、請求項2に記載の画像表示装置は、水平同期信号に基いて、サンプリングクロックを生成するサンプリングクロック生成部と、前記サンプリングクロックの1周期に基いて定められる複数のディレイ値を基に、前記サンプリングクロックを遅延させるクロックディレイ部と、前記遅延したサンプリングクロックを用いて、アナログ映像信号をデジタル映像信号に変換するA/Dコンバータと、前記デジタル映像信号のうち一の画素の映像信号レベルのサンプリングデータと、当該一の画素に隣接する他の一の画素の映像信号レベルのサンプリングデータとの差分量を検出する差分検出部と、前記サンプリングクロックを異なるディレイ値に基いて遅延させる度に、1フレーム内で検出された前記差分量のうち最大の値となる最大輝度差分値を選択する最大輝度差分値検出部と、前記ディレイ値の変化に対する複数の前記最大輝度差分値のうち、最大値と最小値の間にある所定の基準レベルを超える最大輝度差分値を与える前記ディレイ値の範囲をディレイ領域とし、当該ディレイ領域の略中心に位置する前記ディレイ値を、最適設定値として決定し、前記最適設定値に基いて、前記サンプリングクロックを遅延させるように、前記クロックディレイ部を制御する演算制御部とを、備えている。
本発明に係る請求項1に記載の画像表示装置の動作方法は、(a)サンプリングクロックの1周期に基いて定められた複数のディレイ値のうちの、一のディレイ値に基いて、前記サンプリングクロックを遅延させるステップと、(b)前記遅延したサンプリングクロックを用いて、アナログ映像信号をデジタル映像信号に変換するステップと、(c)前記デジタル映像信号のうち一の画素の映像信号レベルのサンプリングデータと、当該一の画素に隣接する他の一の画素の映像信号レベルのサンプリングデータとの差分量を検出するステップと、(d)前記ステップ(c)を、1フレームを構成するデジタル映像信号の複数の画素に対して行うステップと、(e)前記ステップ(d)の結果、最大の値となる差分量を最大輝度差分値として選択するステップと、(f)前記ディレイ値を変化させて、前記ステップ(a)〜(e)を複数回繰り返し行い、各回数毎に前記最大輝度差分値を選択するステップと、(g)前記ディレイ値の変化に対する複数の最大輝度差分値のうち、最大値と最小値の間にある所定の基準レベルを超える最大輝度差分値を与える前記ディレイ値の範囲をディレイ領域とし、当該ディレイ領域の略中心に位置する前記ディレイ値を、最適設定値として決定するステップと、(h)前記最適設定値に基いて、前記サンプリングクロックを遅延させるステップとを、備えているので、ディレイ値が多少変化しただけで最大輝度差分値が大きく変化する、不安定なディレイ値を最適設定値として設定されることを防止することができる。よって、アナログ信号のジッタ等に起因して生じる、アナログ映像信号とサンプリングクロックとの間での位相差を、精密に調整することができる。
また、請求項2に記載の画像表示装置は、水平同期信号に基いて、サンプリングクロックを生成するサンプリングクロック生成部と、前記サンプリングクロックの1周期に基いて定められる複数のディレイ値を基に、前記サンプリングクロックを遅延させるクロックディレイ部と、前記遅延したサンプリングクロックを用いて、アナログ映像信号をデジタル映像信号に変換するA/Dコンバータと、前記デジタル映像信号のうち一の画素の映像信号レベルのサンプリングデータと、当該一の画素に隣接する他の一の画素の映像信号レベルのサンプリングデータとの差分量を検出する差分検出部と、前記サンプリングクロックを異なるディレイ値に基いて遅延させる度に、1フレーム内で検出された前記差分量のうち最大の値となる最大輝度差分値を選択する最大輝度差分値検出部と、前記ディレイ値の変化に対する複数の前記最大輝度差分値のうち、最大値と最小値の間にある所定の基準レベルを超える最大輝度差分値を与える前記ディレイ値の範囲をディレイ領域とし、当該ディレイ領域の略中心に位置する前記ディレイ値を、最適設定値として決定し、前記最適設定値に基いて、前記サンプリングクロックを遅延させるように、前記クロックディレイ部を制御する演算制御部とを、備えているので、請求項1に記載の動作を可能とする画像表示装置を提供することができる。
以下、この発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
<実施の形態1>
図1は、本実施の形態に係る画像表示装置の構成を表すブロック図である。
図1に示すように、A/Dコンバータ1は、接続点N1で分岐して、差分検出部2と表示部7とに各々接続されている。また、差分検出部2は、最大輝度差分値検出部3に接続されている。また、最大輝度差分値検出部3は、CPU4に接続されており、CPU4は、クロックディレイ部5に接続されている。さらに、クロックディレイ部5は、A/Dコンバータ1およびサンプリングクロック発生部6に、各々接続されている。
ここで、A/Dコンバータ1は、アナログ映像信号100をデジタル映像信号101に変換する装置である。なお、画像表示装置が受信するアナログ信号は、アナログ映像信号100、垂直同期信号52、および水平同期信号53とから構成されている。また、当該アナログ信号は、パーソナルコンピュータやワークステーション等から送出される。
また、差分検出部2は、A/Dコンバータ1から出力されるデジタル映像信号101中の隣接(連続)する2画素間の映像信号レベルのサンプリングデータの差分量を検出する装置である。具体的に、デジタル映像信号101のうち一の画素の映像信号レベルのサンプリングデータと、当該一の画素に隣接する他の一の画素の映像信号レベルのサンプリングデータとの差分量を検出する装置である。
また、最大輝度差分値検出部3は、差分検出部2が出力する差分信号54を1垂直同期期間(1フレーム内)監視して、その期間(当該1フレーム)中の最大の差分量(最大輝度差分値)を検出(選択)する装置である。したがって、最大輝度差分値検出部3には、前記処理に必要な垂直同期信号52が入力される。
また、CPU4は、最大輝度差分値検出部3が出力する最大輝度差分値信号55を監視しながら、クロックディレイ部5の遅延量を最適な値に設定する装置である。
また、サンプリングクロック発生部6は、アナログ映像信号100をサンプリングするためのサンプリングクロック50を生成する装置である。なお、サンプリングクロック50は、水平同期信号53に基いて生成される。
また、クロックディレイ部5は、サンプリングクロック50を任意の時間(単位ディレイ値の整数倍)遅延させる装置である。ここで、単位ディレイ値とは、サンプリングクロックの1周期を所定の整数で割ることにより、得られる値のことである。
さらに、表示部7は、デジタル映像信号101に基いた画像の表示を行う装置である。当該表示部7として、例えば、液晶パネルやプラズマディスプレイなどがある。
次に、図1を参照しながら、本実施の形態に係る画像表示装置の動作について説明する。なお、以下のことを前提として、動作の説明を行う。
つまり、サンプリングクロック位相の調整前にサンプリングクロック周波数調整は完了していること、クロックディレイ部5が、サンプリングクロックの1周期の16分の1毎のステップでディレイ値が設定できること、前提とする。
したがって、クロックディレイ部5は、1から16までのディレイ値の設定が可能である。ディレイ値「1」は、ディレイ量が1サンプリングクロック周期の16分の0であり、「2」は、ディレイ量が1サンプリングクロック周期の16分の1であり、「3」は、ディレイ量が1サンプリングクロック周期の16分の2であり、「16」は、ディレイ量が1サンプリングクロック周期の16分の15である。
まず、CPU4は、クロックディレイ部5にディレイ値「1」を設定する。そうすると、クロックディレイ部5は、サンプリングクロック発生部6で生成されたサンプリングクロック50の遅延は行わず、サンプリングクロック51を送信する。つまり、サンプリングクロック50とサンプリングクロック51との位相差は、ゼロである。ここで、サンプリングクロック50は、水平同期信号53に基いて、生成される。
次に、A/Dコンバータ1は、アナログ映像信号100と、上記サンプリングクロック51とを受信する。そして、A/Dコンバータ1では、サンプリングクロック51を用いて、アナログ映像信号100をデジタル映像信号101に変換し、当該デジタル映像信号101を表示部7および差分検出部2に各々送信する。
次に、差分検出部2は、上記デジタル映像信号101を受信する。そして、差分検出部2は、デジタル映像信号101中の一の画素の映像信号レベルのサンプリングデータと、当該一の画素に隣接する他の一の画素の映像信号レベルのサンプリングデータとの差分量を検出する。
差分検出部2は、デジタル映像信号101中に含まれる全ての画素に対して、上記処理を行う。そして、差分検出部2は、当該検出した複数個の差分量からなる差分信号54を、最大輝度差分値検出部3に向けて送信する。
最大輝度差分値検出部3では、垂直同期信号52に基づいて、デジタル映像信号101の1フレーム(1垂直同期期間)内に受信した差分信号54から、最大の差分量(最大輝度差分値)を検出(選択)し、これを保持する。
次に、CPU4は、クロックディレイ部5にディレイ値「2」を設定する。そうすると、クロックディレイ部5は、サンプリングクロック発生部6で生成されたサンプリングクロック50に対して、1サンプリングクロック周期の16分の1だけ位相を遅延させる。そして、クロックディレイ部5は、当該位相遅延させたサンプリングクロック51を、A/Dコンバータ1に向けて送信する。
その後、上記と同じ動作を行い、最終的に、クロックディレイ部5にディレイ値「2」を設定した場合の最大輝度差分値を、最大輝度差分値検出部3が保持する。
次に、CPU4は、クロックディレイ部5にディレイ値「3」を設定する。
以上までの処理を繰り返し行い、結果、最大輝度差分値検出部3は、ディレイ値「1」〜「16」に対する最大輝度差分値を、各々保持する。
次に、最大輝度差分値検出部3は、保持している複数個の最大輝度差分値から成る最大輝度差分値信号55をCPU4に向けて送信する。
図2は、ディレイ値を「1」から「16」まで変化させたときの最大輝度差分値の変動を表す波形を示した図である。
図2から分かるように、信号源であるパーソナルコンピュータ等のビデオボードの性能や信号ケーブルの周波数特性等の影響により、ディレイ値「13」において、波形は尖ったピークを持つ。
従来技術では、図2に示す波形の中で、最大輝度差分値が最も大きくなるディレイ値に対応する遅延量(本実施の形態では、ディレイ値は「13」であり、当該ディレイ値に対応する遅延量は、1サンプリングクロック周期の16分の12である)が、サンプリングクロック50の位相の遅延量として最適とされていた。
しかし、上記でも説明したように、波形の尖ったピーク値に対応する遅延量をサンプリングクロック50の遅延量として採用した場合において、信号ノイズや温度変化等によりクロックディレイ部5で遅延させるサンプリングクロック50の位相遅延量が微小に変動したときには、実際の映像においてノイズが目立つ結果となる。
これは、図2から分かるように、温度変化等により遅延量(ディレイ値)が微小に変化しただけでも、最大輝度差分値の値が大きく変化してしまうからである。
したがって、最終的にクロックディレイ部5に設定される最適設定値としては、信号ノイズや温度変化等により、サンプリングクロック50の位相遅延量が多少変動したときでも、最大輝度差分値がほとんど変化しない、ディレイ値を選択することが望ましい。
そこで、本実施の形態に係る画像表示装置では、上記波形のうち、周辺の前記最大輝度差分値との関係において、変化量が比較的小さい最大輝度差分値を選択し、当該比較的小さい最大輝度差分値に対応するディレイ値を決定する。そして、当該決定したディレイ値を最適設定値とする。
具体的には、波形の最大値(図2では、ディレイ値「13」に対応する最大輝度差分値)と、最小値(図2では、ディレイ値「2」に対応する最大輝度差分値)とから適切な基準レベルを設定する。ここで、基準レベルは、例えば以下の式で設定される。
基準レベル=最大輝度差分値の最小値+(最大輝度差分値の最大値−最大輝度差分値の最小値)×輝度係数 ・・・(1)
図2の波形に対して、上記式(1)から得られる基準レベルを超えた波形のみをグラフにすると、図3のようになる。
ここで、上記基準レベルを超えた直後の第一の最大輝度差分値に対応する第一のディレイ値は、「7」である。また、上記基準レベルを下回る直前の第二の最大輝度差分値に対応する第二のディレイ値は、「14」である。
図3に示したディレイ値「7」〜「14」までの範囲内(ディレイ値領域)では、最大輝度差分値は、ほぼ安定している。したがって、当該ディレイ値の範囲内での中央の値(略中心に位置するディレイ値)、すなわちディレイを「10」もしくは「11」を、最終的にクロックディレイ部5に設定される最適設定値として、決定する。
上記のように決定された最適設定値を、クロックディレイ部5に設定することにより、サンプリングクロック50の位相遅延量が多少変動したときでも、最大輝度差分値がほとんど変化しない。
したがって、本実施の形態に係る画像表示装置は、温度変化やジッタの影響等により、サンプリングクロック50の位相遅延量が多少変動したときでも、変動の影響を最小に抑えることができる。よって、表示部7には、良好な画像が表示される。
なお、基準レベルは、式(1)以外にも任意に設定できる。基準レベルが大きければ、最大輝度差分値の最大値に近い値が、最適設定値として選択される。よって、アナログ映像信号100とサンプリングクロック51との間で生じる位相差を、より精密に調整することができる。しかし、この場合、同期信号等のジッタや温度変化等の影響を受けやすくなる。
これに対して、基準レベルを小さくすれば、同期信号等のジッタや温度変化等の影響
を受けにくくなる。しかし、アナログ映像信号100とサンプリングクロック51との間で生じる位相差の調整の精度が、若干落ちる。しかし、これは、問題視するほどものでない。
また、式(1)において用いられている輝度係数の値も任意に変更してもよい。当該輝度係数の変更により、本実施の形態に係る画像表示装置は、さまざまな周波数特性や温度特性をもつ回路に対しても、対応できる。
また、ほとんどの場合、基準レベルを、図2に示したような波形の最大値と最小値との差の80%〜90%になるように、設定することにより、良好な位相差の自動調整結果が得られる。
また、最大輝度差分値の最小値を0とみなすことで、式(1)は、基準レベル=最大輝度差分値の最大値×輝度係数、となる。このような基準レベルをCPU4に設定することにより、CPU4の演算量を減らすことが可能となる。
<実施の形態2>
図4は、本実施の形態に係る画像表示装置の構成を表すブロック図である。本実施の形態に係る画像表示装置は、実施の形態1に係る画像表示装置とほぼ同じ構成である。しかし、以下の点において両者は相違する。
つまり、本実施の形態に係る画像表示装置は、最大輝度差分値検出部3とCPU4との間に、信号解析部10が追加された構成になっている。詳しくは、図4に示すように、最大輝度差分値検出部3から出力される最大輝度差分値信号55は、接続点N2で分岐され、一方は、CPU4に直接入力され、他方は、信号解析部10に入力される。
信号解析部10は、最大輝度差分値信号55を監視することにより、画像表示装置に入力されてくるアナログ信号の安定度を測定する。そして、信号解析部10は、CPU4に向けて、信号安定度情報信号200を出力する。
CPU4は、信号安定度情報信号200に基いて、基準レベルを求める際に用いられる輝度係数を最適な値に設定する。
ところで、画像表示装置に入力されてくるアナログ信号のジッタが少ない場合、ディレイ値の変化に対する最大輝度差分値の変化は、比較的滑らかである。この場合の様子を示しているのが、図2である。
図2において、隣接する最大輝度差分値の変化量を、各ディレイ値毎にプロットする。当該プロットした図が、図5である。つまり、図2に示した波形を構成する各最大輝度差分値に対して、abs(Sn−Sn-1)、の計算を行う。そして、当該計算結果を各ディレイ値毎にプロットしたのが、図5である。
ここで、Snとは、ディレイ値が「n(=1,2・・・15)」であるときの最大輝度差分値を示す。また、「abs」は、絶対値表示を示している。
一方、画像表示装置に入力されてくるアナログ信号のジッタが多い場合には、例えば図6に示すように、ディレイ値の変化に対する最大輝度差分値の変化は、滑らかでなくなる。
図6において、隣接する最大輝度差分値の変化量を、各ディレイ値毎にプロットする。当該プロットした図が、図7である。つまり、図6に示した波形を構成する各最大輝度差分値に対して、abs(Sn−Sn-1)、の計算を行う。そして、当該計算結果を各ディレイ値毎にプロットしたのが、図7である。
図5と図7との比較から分かるように、画像表示装置に入力されてくるアナログ信号のジッタが多い方が、最大輝度差分値の変化量の最小値が大きくなる(つまり、波形の最小値が大きくなる)。
以上のことから、ディレイ値を1ステップ変化させた時の最大輝度差分値の変化量を各ディレイ値毎にプロットした場合に、最大輝度差分値の変化量の最小値が小さいほど、画像表示装置に入力されてくるアナログ信号のジッタが、少ないことを示していることが分かる。すなわち、画像表示装置に入力されてくるアナログ信号が安定しているということが言える。
したがって、信号解析部10では、上記のような解析方法により、画像表示装置に入力されてくるアナログ信号の安定度を判断する。そして、信号解析部10は、当該安定度の判断結果を表す信号安定度情報信号200を、CPU4に向けて送信する。
CPU4では、信号安定度情報信号200を監視し、画像表示装置に入力されてくるアナログ信号が安定していたなら、輝度係数を大きくすることにより基準レベルを上げる。これにより、アナログ映像信号100とサンプリングクロック51との間で生じる位相差を、より精密に調整することができる。
一方は、画像表示装置に入力されてくるアナログ信号の安定度が低い場合には、CPU4は、輝度係数を小さくすることで基準レベルを下げる。これにより、表示部7に表示される映像は、ジッタの影響を受け難くなる。
なお、画像表示装置に入力されてくるアナログ信号の安定度を解析する方法は、上記の解析方法だけに限らない。例えば、垂直同期信号52を複数数回測定し、当該測定結果から得られる偏差に基いて安定度を解析する方法もある。この場合、偏差が小さいほど安定している。
また、信号解析部10は、図4に示すように、ハードウェアで構成しても良いし、ソフトウェアで構成しても良い。
<実施の形態3>
図8は、本実施の形態に係る画像表示装置の構成を表すブロック図である。本実施の形態に係る画像表示装置は、実施の形態1に係る画像表示装置とほぼ同じ構成である。しかし、以下の点において両者は相違する。
つまり、本実施の形態に係る画像表示装置は、最大輝度差分値検出部3とCPU4との間に、最大輝度差分値変化量検出部20が追加された構成になっている。
最大輝度差分値変化量検出部20では、最大輝度差分値検出部3から出力される最大輝度差分値信号55に基いて、以下の計算を行う。
abs(Sn−Sn-1)+abs(Sn+1−Sn) ・・・(2)
ここで、「abs」は、絶対値表示であることを意味する。また、「n(=1,2・・・16)」は、ディレイ値である。また、Snは、ディレイ値nに対する最大輝度差分値である。
最大輝度差分値変化量検出部20は、受信する最大輝度差分値信号55を構成する各最大輝度差分値に対して、上記式(2)の計算を行う。そして、当該計算結果をCPU4に向けて出力する。つまり、最大輝度差分値変化量検出部20は、各ディレイ値に対する各最大輝度差分値の変化を表す波形(図2、図6等に示した波形)を決定し、当該波形において、各最大輝度差分値に対する前後の変化量を検出している。
ディレイ値を1から16まで変化させたときの最大輝度差分値前後変化量の変動を、図9に示す。例えば、図2に示す波形において、各最大輝度差分値に対して式(2)の計算を施した結果の図が、図9である。
図9に示した波形の最小値に注目する。本実施の形態では、図9に示すように、ディレイ値「10」のときが最小値である。つまり、ディレイ値「10」は、多少前後にディレイ値がずれたとしても、最大輝度差分値の前後の変化量が最も小さい点であることが、式(2)から分かる。
したがって、上記式(2)の計算結果を受け取ったCPU4は、図9に示すような最大輝度差分値の前後の変化量のうち、最小のものを選択する。そして、CPU4は、当該選択された最大輝度差分値の前後の変化量に対応するディレイ値(本実施の形態では、ディレイ値「10」)を、最終的にクロックディレイ部5に設定される最適設定値として、決定する。
最適設定値を上記のように設定することにより、サンプリングクロック50の位相遅延量が多少変動したときでも、最大輝度差分値の値がほとんど変化しない。
したがって、本実施の形態に係る画像表示装置は、ジッタの影響や温度変化等により、サンプリングクロック50の位相遅延量が多少変動したときでも、変動の影響を最小に抑えることができる。よって、表示部7には、良好な画像が表示される。
なお、最大輝度差分値変化量検出部20は、図8に示すように、ハードウェアで構成しても良いし、CPU4の演算機能とメモリを用いてソフトウェア的に構成しても良い。
<実施の形態4>
本実施の形態に係る画像表示装置の構成は、実施の形態に係る画像表示装置(図8)の構成と同じである。ここで、本実施の形態では、図8に示した最大輝度差分値変化量検出部20を、図10に示す最大輝度差分値変化量検出部30に置き換える。
つまり、本実施の形態に係る最大輝度差分値変化量検出部30は、実施の形態3に係る最大輝度差分値変化量検出部20と異なる動作を行う。図10に、本実施の形態に係る最大輝度差分値変化量検出部30の内部構成を、ブロック図で示す。
図10から分かるように、最大輝度差分値変化量検出部30は、ジッタレベル検出部31と、変化量検出部32とから構成されている。最大輝度差分値検出部3から出力される最大輝度差分値信号55は、ジッタレベル検出部31に送信されると伴に、変化量検出部32にも送信される。
ジッタレベル検出部31は、後で説明するジッタレベル信号300を保持し、当該ジッタレベル信号300を変化量検出部32に送信する装置である。また、変化量検出部32は、当該ジッタレベル信号300に基いて、所定のディレイ値範囲を決定する装置である。
画像表示装置に入力されてくるアナログ信号のジッタが多い場合には、上述したように、ディレイ値の変化に対する最大輝度差分値の変化が、図6に示した通りになる。つまり、図6に示した波形の形状は、滑らかでなくなる。
図6の波形において、各最大輝度差分値に対する前後の変化量を検出し(つまり、各最大輝度差分値に対して、式(2)の計算を行い)、各ディレイ値毎にプロットする。当該プロットした図が、図11である。
図9(ジッタが少ない場合)と図11(ジッタが多い場合)との比較から分かるように、画像表示装置に入力されてくるアナログ信号のジッタが多い方が、波形(以下前後変化波形と称する)の最小値が大きくなる。
以上のことから、ディレイ値を1ステップ変化させた時の最大輝度差分値の前後の変化量を各ディレイ値毎にプロットし、前後変化波形を作成した場合に、当該前後変化波形の最小値が小さいほど、画像表示装置に入力されてくるアナログ信号のジッタが、少ないことを示していることが分かる。
すなわち、前後変化波形の最小値が小さいほど、画像表示装置に入力されてくるアナログ信号が安定しているということが言える。
以上が、ジッタレベル大小の判断の仕方である。次に、ジッタの影響を緩和する方法について述べる。
図6で示した様に、画像表示装置に入力されてくるアナログ信号のジッタが多い場合には、波形は、滑らかでなくなる。この場合に、式(2)ように、対象となる最大輝度差分値の前後の最大輝度差分値だけに注目して、図11に示すような前後変化波形を決定し、当該前後変化波形に基いて、最適設定値を定めたとする。
そうすると、当該最適設定値には、ジッタの影響を大きく受けてしまうことになる。したがって、上記のような場合には、サンプリングクロック50の位相調整を適正に行えなくなる。
しかし、以下の処理を、図6で示した各最大輝度差分値に対して行ったとする。つまり、図6において、対象となる最大輝度差分値を中心として、所定のディレイ値範囲を設定する。さらに、当該ディレイ値範囲内での最大輝度差分値の最大値と、最大輝度差分値の最小値とを決定する。さらに、最大輝度差分値の最大値と、最大輝度差分値の最小値との差をとる。
上記一連の処理を図6で示した各最大輝度差分値に対して行う。そして、各ディレイ値毎に対する、当該最大輝度差分値の最大値と最大輝度差分値の最小値との差の変動を示す波形(以下、差変動波形と称する)を作成する。そして、当該差変動波形の最小値に対応するディレイ値を、最適設定値として定める。
上記のように、差変動波形に基いて、最適設定値を定めた場合には、最適設定値に対するジッタの影響を緩和させることができる。これは、所定のディレイ値範囲を設定し、当該ディレイ値範囲内での、最大輝度差分値の最大値と最大輝度差分値の最小値との差を取ることにより、ジッタの影響が平均化されるからである。
よって、ジッタの影響が大きいほど、ディレイ値範囲を広げればよいことが分かる。
以上のことから、前後変化波形に基いてジッタの大小を判断し、当該判断の基、ディレイ値範囲の幅を設定すれば、的確に、最適設定値に対するジッタの影響を緩和させることができる。
以下、図10に示す構成図に基いて、本実施の形態に係る画像表示装置の動作を説明する。
ジッタレベル検出部31は、最大輝度差分値信号55を受け取る。そして、当該信号55を構成する各最大輝度差分値に対して、式(2)の計算を行う。
次に、ジッタレベル検出部31は、ディレイ値を1から16まで変化させたときの最大輝度差分値変化量の前後の変動を示した前後変化波形を決定する(図9、図11等参照)。
そして、ジッタレベル検出部31は、当該前後変化波形の最小値(ジッタレベル信号300)を保持する。その後、ジッタレベル検出部31は、当該ジッタレベル信号300を変化量検出部32に向けて送信する。
変化量検出部32には、ジッタレベル信号300に対応してディレイ値範囲が決定されるテーブルが予めに用意されている。よって、変化量検出部32は、受信したジッタレベル信号300と前述のテーブルとに基いて、所定のディレイ値範囲を決定する。
また、変化量検出部32では、最大輝度差分値信号55を基に、図2または図6等の波形を決定する。
次に、変化量検出部32では、当該決定した波形において、一の最大輝度差分値に着目する。そして、当該一の最大輝度差分値を略中心として、上記で決定された所定のディレイ値範囲を設定する。
次に、変化量検出部32は、当該所定のディレイ値範囲に属する最大の値の第一の最大輝度差分値と、最小の値の第二の最大輝度差分値とを決定する。そして、当該第一の最大輝度差分値と当該第二の最大輝度差分値との差を求める。
変化量検出部32は、当該動作を図2,6等で示した各最大輝度差分値に対して行い、その結果をCPU4に向けて出力する。
CPU4では、各ディレイ値毎に上記差の値をプロットした図を決定する(つまり、差変動波形を決定する)。これが、図12である。
そして、CPU4では、図12で示した差変動波形の最小値に対応するディレイ値を決定する。当該決定されてディレイ値が、最適設定値である。
その後、CPU4はクロックディレイ部5を制御し、当該クロックディレイ部5では、当該最適設定値に基いて、受信したサンプリングクロック50の位相を遅延させる。
以上のように、本実施の形態に係る画像表示装置は、ジッタレベル検出部31で検出されたジッタレベルに応じて、変化量検出部32がディレイ値範囲を設定している。また、変化量検出部32は、当該ディレイ値範囲内での、最大輝度差分値の最大値と最大輝度差分値の最小値との差を取っている。
よって、当該ディレイ値の範囲内で、ジッタの影響が平均化される。したがって、最適設定値に対するジッタの影響を緩和させることができる。
なお、上記では、ジッタレベル検出部31では、式(2)に基いてジッタレベルを検出している。しかし、実施の形態2で示したように、abs(Sn−Sn-1)に基いてジッタレベルを検出しても良い。
<実施の形態5>
1垂直同期期間(1フレーム内)での最大輝度差分値を決定するまでの時間をTとする。また、設定されるディレイ値がM個であるとする。そうすると、最適設定値が決定するまでには、最低、T×M以上の時間を要する。
つまり、ディレイ値の設定を細かく設定すればするほど、サンプリングクロック50の位相調節が完了するまでには、長時間要してしまう。
そこで、本実施の形態では、初めに設定されるディレイ値を粗く設定する。
例えば、上記各実施の形態では、ディレイ値は16個であったが、8個に削減したとする。ディレイ値を8個に削減し、各ディレイ値に対する最大輝度差分値を測定する。その結果を図13に示す。
次に、所定の計算に基いて、図13で示した各最大輝度差分値間に補完値を補充し、結果として図14に示す波形を決定する。
次に、図14に示す波形に基いて、上記いずれかの実施の形態の動作方法を用いて、仮の最適設定値を求める。例えば、図14の波形に基いた結果、仮の最適設定値がディレイ値「10」(当該ディレイ値は、補完値である)であったとする。
次に、当該仮の最適設定値の周辺のディレイ値で、測定を行っていないディレイ値に対して、最大輝度差分値の測定を行う。本実施の形態では、ディレイ値「6」、「8」、「10」、「12」、「14」に対して、最大輝度差分値の計測を行った。当該新たに測定した最大輝度差分値データをも含めた波形を、図15に示す。図15において、黒丸は、実際の測定データを示している。
ここで、図15に示した波形を用いて、再度、上記いずれかの実施の形態の動作方法を実施して、真の最適設定値を求める。
最適設定値の特定に際して、本来的に必要なのは、当該最適設定値の周辺のディレイ値に対する最大輝度差分値である。
したがって、上記のように、初めにディレイ値の数を少なくして、仮の最適設定値を決定する。その後、当該仮の最適設定値の周辺部のディレイ値に対してのみ、最大輝度差分値の測定を再度実施する。これにより、測定対象の点数を削減することができ、結果として、高速に、適正な(精度を損ねることなく)最適設定値を求めることができる。
実施の形態1に係る画像表示装置の構成を示したブロック図である。 ディレイ値に対する最大輝度差分値の変化の様子を示す図である。 基準レベル以上の最大輝度差分値のみを選択した図である。 実施の形態2に係る画像表示装置の構成を示したブロック図である。 ディレイ値に対する最大輝度差分値の変化量の変化の様子を示す図である。 ジッタが多い場合の、ディレイ値に対する最大輝度差分値の変化の様子を示す図である。 ジッタが多い場合の、ディレイ値に対する最大輝度差分値の変化量の変化の様子を示す図である。 実施の形態3に係る画像表示装置の構成を示したブロック図である。 ディレイ値に対する最大輝度差分値の前後変化量の変化の様子を示す図である。 実施の形態4に係る最大輝度差分値変化量検出部の内部構成を示すブロック図である。 ジッタが多い場合の、ディレイ値に対する最大輝度差分値の前後変化量の変化の様子を示す図である。 ディレイ値に対する最大の最大輝度差分値と最小の最大輝度差分値との差の変化の様子を示す図である。 ディレイ値を粗く設定した場合の、ディレイ値に対する最大輝度差分値を示した図である。 各最大輝度差分値間を補完した図である。 再度の測定の結果得られた、ディレイ値に対する最大輝度差分値の変化の様子を示した図である。
符号の説明
1 A/Dコンバータ、2 差分検出部、3 最大輝度差分値検出部、4 CPU、5 クロックディレイ部、6 サンプリングクロック発生部、7 表示部、10 信号解析部、20,30 最大輝度差分値変化量検出部、31 ジッタレベル検出部、32 変化量検出部、50 サンプリングクロック、51 位相が遅延したサンプリングクロック、52 垂直同期信号、53 水平同期信号、54 差分信号、55 最大輝度差分値信号、100 アナログ映像信号、101 デジタル映像信号、200 信号安定度情報信号、300 ジッタレベル信号。

Claims (2)

  1. (a)サンプリングクロックの1周期に基いて定められた複数のディレイ値のうちの、一のディレイ値に基いて、前記サンプリングクロックを遅延させるステップと、
    (b)前記遅延したサンプリングクロックを用いて、アナログ映像信号をデジタル映像信号に変換するステップと、
    (c)前記デジタル映像信号のうち一の画素の映像信号レベルのサンプリングデータと、当該一の画素に隣接する他の一の画素の映像信号レベルのサンプリングデータとの差分量を検出するステップと、
    (d)前記ステップ(c)を、1フレームを構成するデジタル映像信号の複数の画素に対して行うステップと、
    (e)前記ステップ(d)の結果、最大の値となる差分量を最大輝度差分値として選択するステップと、
    (f)前記ディレイ値を変化させて、前記ステップ(a)〜(e)を複数回繰り返し行い、各回数毎に前記最大輝度差分値を選択するステップと、
    (g)前記ディレイ値の変化に対する複数の最大輝度差分値のうち、最大値と最小値の間にある所定の基準レベルを超える最大輝度差分値を与える前記ディレイ値の範囲をディレイ領域とし、当該ディレイ領域の略中心に位置する前記ディレイ値を、最適設定値として決定するステップと、
    (h)前記最適設定値に基いて、前記サンプリングクロックを遅延させるステップとを、
    備えることを特徴とする画像表示装置の動作方法。
  2. 水平同期信号に基いて、サンプリングクロックを生成するサンプリングクロック生成部と、
    前記サンプリングクロックの1周期に基いて定められる複数のディレイ値を基に、前記サンプリングクロックを遅延させるクロックディレイ部と、
    前記遅延したサンプリングクロックを用いて、アナログ映像信号をデジタル映像信号に変換するA/Dコンバータと、
    前記デジタル映像信号のうち一の画素の映像信号レベルのサンプリングデータと、当該一の画素に隣接する他の一の画素の映像信号レベルのサンプリングデータとの差分量を検出する差分検出部と、
    前記サンプリングクロックを異なるディレイ値に基いて遅延させる度に、1フレーム内で検出された前記差分量のうち最大の値となる最大輝度差分値を選択する最大輝度差分値検出部と、
    前記ディレイ値の変化に対する複数の前記最大輝度差分値のうち、最大値と最小値の間にある所定の基準レベルを超える最大輝度差分値を与える前記ディレイ値の範囲をディレイ領域とし、当該ディレイ領域の略中心に位置する前記ディレイ値を、最適設定値として決定し、前記最適設定値に基いて、前記サンプリングクロックを遅延させるように、前記クロックディレイ部を制御する演算制御部とを、
    備えることを特徴とする画像表示装置。
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