JP2010016718A - 信号処理回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力信号のサンプリングを行う際のサンプリングのタイミングを好適に設定する。
【解決手段】入力信号での同一の位相における信号値の差を複数の位相についてそれぞれ振幅として求め、同一の位相について求めた複数の振幅のうち最大の振幅と最小の振幅の差を前記複数の位相毎に振幅差として算出し、複数の位相毎に算出された振幅差が連続して所定の閾値以下となる期間を候補期間として求め、候補期間に含まれる位相を入力信号のサンプリングのタイミングとして設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、サンプリングのタイミングを決定するための信号処理回路に関する。
周期的に変化する信号をサンプリングする際に、サンプリングのタイミングを適切に設定するために位相調整回路が用いられる。例えば、NTSC方式、PAL方式のテレビジョン放送から得られたRGBデジタル信号を所定の周期でサンプリングして出力する際に、サンプリングの位相を設定するために用いられている。
図7は、従来のサンプリングのための位相設定方法について説明する図である。周期的に変化するパルス状の入力信号SIGに対して、入力信号SIGの半周期を1周期とする基準クロックCLKの立ち上がりの時点(図中、白丸で示した時点)でサンプリングを行う。このとき、入力信号SIGが各周期において最大値と最小値となるタイミングがサンプリングのタイミングとなるように入力信号SIGと基準クロックCLKの位相を整合させる。そこで、図7に示すように、入力信号SIGに対する基準クロックCLKの位相θを所定量(例えば20°)ずつ変化させつつ、連続して得られたサンプリング値の差が最大となる位相θmを求める。この位相θmを、サンプリングの際の入力信号SIGと基準クロックCLKの位相とする。
また、映像信号の水平同期信号に同期したクロックを生成し、そのクロックの位相を設定された遅延量に応じて遅延させ、サンプリング用のアナログ/デジタル変換器において遅延されたクロックに同期させて映像信号のサンプリングを行う際に、画像を複数の領域に分割し、分割された画像領域毎に表示ラインの隣接する信号レベル間の差分データの絶対値を累積加算し、累積加算値が最も大きな画像領域の遅延量を最適遅延量とする技術が開示されている(特許文献1)。
また、差分レベルと基準レベルとの差分の一致を検出し、部分的な一致検出を複数画像分集めて位相の一致判定を行い、判定結果を積分して探索用の位相制御信号を生成すると共に、位相一致点のほぼ中心位置に対応する位相制御信号を出力し、探索用の位相制御信号と位相一致点のほぼ中心位置に対応する位相制御信号とを切り替えてサンプリングクロックの位相を調整する技術が開示されている(特許文献2)。
また、映像データの所定期間における平均値が最大となるサンプリング位相を検出し、その位相を最良のサンプリング位相点として設定する手段と、映像データの所定期間における積分値が最小となるようなサンプリング位相を検出し、その位相を最良のサンプリング位相点として設定する手段と、いずれか一方又は両方を具備するサンプリング位相調整回路が開示されている(特許文献3)。
特開2008−9259号公報 特開2003−8933号公報 特開2002−278495号公報
しかしながら、従来のサンプリング位相の決定方法では、図8に示すように、入力信号SIGがパルス状であるので一般的に立ち上がり部の付近にオーバーシュートや立ち下がり部の付近にアンダーシュートが発生した場合、オーバーシュートやアンダーシュートの影響を受けて最適でない位相にサンプリングのタイミングが設定されることがある。
サンプリングの位相が最適値からずれてしまった場合、映像を表示した際にちらつきを生ずるなどの問題を発生する場合がある。
本発明の1つの態様は、入力信号をサンプリングするタイミングを決定する信号処理回路であって、前記入力信号での同一の位相における信号値の差を複数の位相についてそれぞれ振幅として求める振幅抽出手段と、前記振幅抽出手段において同一の位相について求めた複数の振幅のうち最大の振幅と最小の振幅の差を前記複数の位相毎に振幅差として算出する振幅差算出手段と、前記振幅差算出手段において前記複数の位相毎に算出された前記振幅差が連続して所定の閾値以下となる期間を候補期間として求めるサンプリング期間抽出手段と、を備え、前記候補期間に含まれる位相を前記入力信号のサンプリングのタイミングとして設定することを特徴とする。
ここで、前記候補期間の中点となる位相を前記入力信号のサンプリングのタイミングとして設定することが好適である。
また、前記入力信号が離散的な画素からなる画像を構成する画像信号であり、前記入力信号の連続する画素に対応する値が最大となる2画素を選択する画素選択手段をさらに備え、前記振幅抽出手段は、前記画素選択手段において選択された2画素での同一の位相における信号値の差を前記複数の位相についてそれぞれ前記振幅として求めることが好適である。
また、前記振幅抽出手段において同一の位相における信号値の差を求める回数を変更可能であることが好適である。例えば、前記回数を保持する測定回数設定レジスタを備え、前記振幅抽出手段において前記測定回数設定レジスタに設定されている前記回数だけ同一の位相における信号値の差を求める。
本発明によれば、入力信号のサンプリングを行う際のサンプリングのタイミングを好適にすることができる。
本実施の形態では、離散的な画素をマトリクス状に配置した画像を表示するディスプレイに映像を表示させる信号処理回路について説明する。すなわち、赤(R)成分,緑(G)成分,青(B)成分に分離して入力されるアナログのビデオ信号を受けて、そのビデオ信号をサンプリングすることによってディスプレイの各画素に対応する画素値を生成して出力する信号処理回路について説明する。
本発明の実施の形態における信号処理回路100は、図1に示すように、アナログ/デジタル変換部(A/Dコンバータ)10a,10b,10c、解像度変換部12、画質調整部14、パネルインターフェース16、パネル用フェーズロックループ回路(PLL)18、クロック位相調整回路20、閾値設定レジスタ22、測定回数設定レジスタ24、CPU26、クロック調整用レジスタ28、サンプリング用フェーズロックループ回路(PLL)30及び遅延回路32を含んで構成される。信号処理回路100は、ディスプレイ200に接続される。
ディスプレイ200は、信号処理回路100から出力されるイネーブル信号(Enable)、デジタル映像信号(R,G,B)及びパネルクロックPCKを受けて、イネーブル信号を同期信号としてパネルクロックPCKに同期させて、デジタル映像信号(R,G,B)のビット数に応じたダイナミックレンジで各画素を発光させて映像を表示する。
A/D変換部10aは、遅延回路32から出力される調整済サンプリングクロックDCKを受けて、調整済サンプリングクロックDCKの所定の位相に同期して赤(R)成分の映像信号をサンプリングして出力する。入力信号の所定の位相は、調整済サンプリングクロックDCKの立ち上がり又は立ち下がりのタイミングとすることが好適である。A/D変換部10aのサンプリングのビット数はディスプレイ200のダイナミックレンジに応じて設定される。
A/D変換部10b,10cもA/D変換部10aと同様の機能を有し、A/D変換部10bは緑(G)成分の映像信号をサンプリングし、A/D変換部10cは青(B)成分の映像信号をサンプリングする。
解像度変換部12は、A/D変換部10a,10b,10cでデジタル化された映像信号の赤(R)成分、緑(G)成分、青(B)成分を受けて、1水平ライン分の映像信号がディスプレイ200の水平ラインの画素に対応するサンプリング数となるようにサンプリング周期を変換する。また、1フレーム分の映像信号がディスプレイ200の水平ライン数に対応するように補間処理する。これにより、解像度変換部12から出力される映像信号はディスプレイ200の解像度に対応した信号となる。
画質調整部14は、解像度変換部12から出力された映像信号の赤(R)成分、緑(G)成分、青(B)成分に対して画質調整処理を施す。画質調整処理は、例えば、Γ補正処理、ノーマライズ補正処理等が挙げられる。これらの処理については既知であるのでここでの説明を省略する。
パネルインターフェース16は、画質調整部14で画質調整処理を施された映像信号の赤(R)成分、緑(G)成分、青(B)成分を受けて、ディスプレイ200に対応するプロトコルで映像信号をディスプレイ200へ出力する。また、パネルインターフェース16は、映像信号の水平同期信号(Hsync)及び垂直同期信号(Vsync)を受けて、ディスプレイ200において映像信号を映像として表示する際の同期信号を生成して出力する。
パネル用PLL18は、位相検波回路(PD)、低域フィルタ回路(LPF)、電圧制御発振器(VCO)及び分周期(DV)を含むフェーズロックループ回路を備える。パネル用PLL18は、ディスプレイ200の表示周波数に対応するパネルクロックPCKを生成して出力する。
次に、入力信号のサンプリングを行う際のサンプリングのタイミング(位相)を調整する処理について説明する。サンプリングのタイミング(位相)調整処理は、クロック位相調整回路20、閾値設定レジスタ22、測定回数設定レジスタ24、CPU26、クロック調整用レジスタ28、サンプリング用フェーズロックループ回路(PLL)30及び遅延回路32を用いて行われる。
サンプリングのタイミング(位相)の調整処理は、図2のフローチャートに沿って行われる。以下では、図2のフローチャートを参照して説明する。
ステップS10では、入力信号である映像信号において連続する2画素の差分を算出する。クロック位相調整回路20は、隣接画素差分算出部40a,40b,40c、水平クロックカウンタ42、画素クロックカウンタ44、位置・振幅抽出部46、振幅格納レジスタ48を含んで構成される。
隣接画素差分算出部40aは、図3に示すように、フリップフロップ40a−1,減算器40a−2を含んで構成される。隣接画素差分算出部40aは、A/D変換部10aからデジタル化された映像信号の赤(R)成分を受けて、フリップフロップ40a−1にラッチされている1画素前の信号値と、現在入力されている画素の信号値との差分を減算器40a−2により算出して出力する。その後、現在入力されている画素の信号値をフリップフロップ40a−1にラッチする。このようにして、隣接画素差分算出部40aは映像信号において隣り合う画素に対応する信号値間の差分を隣接画素差分値として算出して出力する。
隣接画素差分算出部40b,40cも同様の構成を有する。隣接画素差分算出部40bは、A/D変換部10bからデジタル化された映像信号の緑(G)成分を受けて、隣り合う画素に対応する信号値間の差分を隣接画素差分値として算出して出力する。隣接画素差分算出部40cは、A/D変換部10cからデジタル化された映像信号の青(B)成分を受けて、隣り合う画素に対応する信号値間の差分を隣接画素差分値として算出して出力する。
ステップS12では、ステップS10で差分を算出した2画素の位置情報を取得する。水平クロックカウンタ42は、映像信号の垂直同期信号(Vsync)及び水平同期信号(Hsync)を受けて、垂直同期信号を受けるとカウンタ値をリセットし、その後、水平同期信号を受ける度にカウンタ値を1ずつ加算することによって、クロック位相調整回路20において現在処理されている映像信号の水平ライン数を出力する。
画素クロックカウンタ44は、映像信号の水平同期信号(Hsync)及び遅延回路32から調整済サンプリングクロックDCKを受けて、水平同期信号を受けるとカウンタ値をリセットし、その後、調整済サンプリングクロックDCKを受ける度にカウンタ値を1ずつ加算することによって、クロック位相調整回路20において現在処理されている映像信号の水平ライン内の画素位置(ドット位置)を出力する。
ステップS14では、1画面分の差分算出処理が終了したか否かが判定される。ステップS12で得られた画素の位置が1画面の最後の位置であればステップS16に処理を移行させ、そうでなければステップS10へ処理を戻す。
ステップS16では、映像信号の1画面(1フレーム)内において差分値が最大となる連続する2画素の位置及びその差分値を求める。位置・振幅抽出部46は、隣接画素差分算出部40a,40b,40cからの赤(R)成分,緑(G)成分及び青(B)成分の隣接画素差分値、水平クロックカウンタ42から現在処理されている映像信号の水平ライン数、画素クロックカウンタ44から現在処理されている映像信号の水平ライン内の画素位置を受けて、映像信号の1画面(1フレーム)内において差分値が最大となる連続する2画素の位置を抽出する。
具体的には、隣接画素差分算出部40a,40b,40cから入力される赤(R)成分,緑(G)成分及び青(B)成分の隣接画素差分値DR,DG,DBについて数式(1)のように二乗平均値を算出し、2画素の組み合わせ毎に対する映像信号の二乗平均値を1画面(1フレーム)に亘って比較し、二乗平均値が最大となったときの水平ライン数及び水平ライン内の画素位置を求める。これによって、映像信号の1画面内において差分値(振幅)を最大とする連続した2画素の位置を抽出する。抽出された2画素の位置及びその差分値(振幅)は振幅格納レジスタ48に格納及び保持される。
(DR+DG+DB1/2・・・・・(1)
ステップS18では、抽出した画素位置の映像信号について位相をシフトさせつつ、複数の位相についてそれぞれ2画素間の信号値の差分値の絶対値を振幅として求める処理を行う。CPU26は、クロック調整用レジスタ28の設定値を変更することによって、サンプリング用PLL30で生成されるサンプリングクロックCKの遅延時間(位相シフト量)を設定する。遅延回路32は、クロック調整用レジスタ28の設定値に応じてサンプリングクロックCKを遅延(位相シフト)させて調整済サンプリングクロックDCKを出力する。例えば、クロック調整用レジスタ28の設定値を1増加させる毎に、遅延回路32ではサンプリングクロックCKの位相を+30°遅延させる。なお、遅延幅(位相シフトの幅)は適宜設定することができる。
なお、サンプリング用PLL30は、図1に示すように、位相検波回路(PD)、低域フィルタ回路(LPF)、電圧制御発振器(VCO)、分周期(DV)を含むフェーズロックループ回路を備える。サンプリング用PLL30は、例えば、映像信号の一水平周期をディスプレイ200の一水平ラインの画素数で除算した周期を有するサンプリングクロックCKを生成して出力する。
次に、位置・振幅抽出部46は、振幅格納レジスタ48に保持されている2画素の位置まで入力信号をスキップし、ステップS16で抽出された2画素の位置の信号値の差分を振幅として算出する。このとき、位相シフトされている調整済サンプリングクロックDCKに同期してサンプリングが行われるので、クロック調整用レジスタ28の設定値が変更される毎に異なる位相で2画素の位置の信号値の差分が求められる。算出された振幅は振幅格納レジスタ48に格納及び保持される。
このように、クロック調整用レジスタ28の設定値を変更して調整済サンプリングクロックDCKを順に変更しつつ、ステップS16で抽出された2画素の位置の信号値の差分を振幅として算出する処理を全位相について行う。
例えば、図4(a)に示すように、位相シフトが0°である調整済サンプリングクロックDCKの立ち下がりに同期させて、抽出された2画素の一方の画素における位相0°のサンプリング値S1から他方の画素における位相0°のサンプリング値S2を減算して絶対値をとることによって振幅|S1−S2|を算出する。次に、図4(b)に示すように、クロック調整用レジスタ28の設定値を1増加させ、サンプリングクロックCKの位相を+30°遅延させた調整済サンプリングクロックDCKを生成する。そして、調整済サンプリングクロックDCKの立ち下がりに同期させて、抽出された2画素の一方の画素における位相+30°のサンプリング値S3から他方の画素における位相+30°のサンプリング値S4を減算して絶対値をとることによって振幅|S3−S4|を算出する。同様に、位相+60°,+90°,+120°・・・330°とサンプリングクロックCKの位相をシフトさせた調整済サンプリングクロックDCKに同期させながら振幅を複数の位相について求める。
このような処理により、同一の連続した2画素の映像信号において複数の位相に対する2画素間の信号値の差の絶対値が振幅として算出される。
ステップS20では、複数の位相毎に振幅を算出する処理が所定回数繰り返されたか否かが判定される。CPU26は、測定回数設定レジスタ24に予め登録されている測定回数だけステップS18の処理が繰り返されたか否かを判定する。測定回数は少なくとも2回とし、測定回数設定レジスタ24の設定値を変更することによって容易に設定変更可能である。ステップS18の処理が登録測定回数だけ繰り返されていればステップS22に処理を移行させ、そうでない場合にはステップS18の処理を繰り返す。
このようにして、ステップS18の処理を複数回繰り返し、複数の画面(フレーム)に対して複数の位相のそれぞれについて複数の振幅を算出する。算出された各位相に対する振幅は、図5に示すように、各位相に対応付けて振幅格納レジスタ48に格納及び保持される。
ステップS22では、同一の位相について算出された複数の振幅から最大の振幅と最小の振幅を抽出し、最大の振幅と最小の振幅との差を位相毎に振幅差として算出する。CPU26は、振幅格納レジスタ48に保持されている各位相に対する複数の振幅を読み出し、各位相毎に最大の振幅と最小の振幅を抽出する。そして、各位相毎に抽出された最大の振幅と最小の振幅の差分を振幅差として算出する。
例えば、図5の例では、位相0°に対して最大の振幅は200であり、最小の振幅は15であるので、位相0°に対する振幅差は185となる。また、位相+30°に対して最大の振幅は180であり、最小の振幅は40であるので、位相+30°に対する振幅差は140となる。同様に各位相について振幅差を算出することができる。
ステップS24では、位相毎に算出された最大の振幅と最小の振幅の差分である振幅差が所定の閾値以下となる期間を求める。CPU26は、ステップS22で算出された振幅差と閾値設定レジスタ22に予め設定された閾値とを比較し、振幅差が閾値以下となる位相を抽出する。そして、振幅差が閾値以下となる位相が連続する期間を候補期間として求める。
例えば、図6に示すように各位相に対する最大の振幅と最小の振幅との振幅差が求められた場合、その振幅差が閾値TH以下となる位相+60°から位相+300°までの期間が候補期間とされる。振幅差が閾値TH以下となる期間が2区間以上ある場合には最も長い期間を候補期間とする。
ステップS26では、クロック調整用レジスタ28にサンプリングタイミングを調整するための値が設定される。CPU26は、ステップS24で抽出された候補期間に含まれる位相を示す値をクロック調整用レジスタ28に設定する。例えば、ステップS24で抽出された候補期間の中心となる位相を示す値をクロック調整用レジスタ28に設定することが好適である。
これにより、遅延回路32は、クロック調整用レジスタ28に設定された位相だけサンプリングクロックCKを遅延させた調整済サンプリングクロックDCKを出力する。A/D変換部10a,10b,10cは、位相が調整された調整済サンプリングクロックDCKに同期してサンプリングが行われることになる。ここで、サンプリングのタイミング(位相)は、各位相に対する最大の振幅と最小の振幅との振幅差が閾値TH以下となる期間内に設定されており、サンプリング値が大きくばらつかないサンプリングタイミング(位相)に調整されている。
以上のように、信号処理回路100では、入力信号のパルスの変動点(立ち上がり部や立ち下がり部)から離れたタイミングでサンプリングを行うことが可能となる。また、サンプリングのタイミング(位相)を変更して各位相について振幅を求め、それを複数回繰り返すことによって、位相毎の振幅のばらつきを知ることができる。そして、位相毎の最大の振幅と最小の振幅との振幅差からサンプリング値にばらつきが少ない期間を求め、その期間にサンプリングのタイミング(位相)を設定することによって、入力信号のサンプリングを行う際のサンプリングのタイミングを好適にすることができる。これにより、立ち上がり部のオーバーシュートや立ち下がり部のアンダーシュートの影響を避けることもできる。
本発明の実施の形態における信号処理回路の構成を示す図である。 本発明の実施の形態におけるサンプリングタイミング設定処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における隣接画素差分算出部の構成を示す図である。 本発明の実施の形態における振幅算出処理を説明する図である。 本発明の実施の形態における振幅格納レジスタの登録例を示す図である。 本発明の実施の形態における候補期間の決定処理を説明する図である。 従来のサンプリングのタイミングを示す位相差を説明するタイミングチャートである。 従来のオーバーシュートによるサンプリングのタイミングへの影響を説明する図である。
符号の説明
10a,10b,10c アナログ/デジタル変換部、12 解像度変換部、14 画質調整部、16 パネルインターフェース、20 クロック位相調整回路、22 閾値設定レジスタ、24 測定回数設定レジスタ、28 クロック調整用レジスタ、32 遅延回路、40a,40b,40c 隣接画素差分算出部、40a−1 フリップフロップ、40a−2 減算器、42 水平クロックカウンタ、44 画素クロックカウンタ、46 位置・振幅抽出部、48 振幅格納レジスタ、100 信号処理回路、200 ディスプレイ。

Claims (5)

  1. 入力信号をサンプリングするタイミングを決定する信号処理回路であって、
    前記入力信号での同一の位相における信号値の差を複数の位相についてそれぞれ振幅として求める振幅抽出手段と、
    前記振幅抽出手段において同一の位相について求めた複数の振幅のうち最大の振幅と最小の振幅の差を前記複数の位相毎に振幅差として算出する振幅差算出手段と、
    前記振幅差算出手段において前記複数の位相毎に算出された前記振幅差が連続して所定の閾値以下となる期間を候補期間として求めるサンプリング期間抽出手段と、
    を備え、
    前記候補期間に含まれる位相を前記入力信号のサンプリングのタイミングとして設定することを特徴とする信号処理回路。
  2. 請求項1に記載の信号処理回路であって、
    前記候補期間の中点となる位相を前記入力信号のサンプリングのタイミングとして設定することを特徴とする信号処理回路。
  3. 請求項1又は2に記載の信号処理回路であって、
    前記入力信号が離散的な画素からなる画像を構成する画像信号であり、
    前記入力信号の連続する画素に対応する値が最大となる2画素を選択する画素選択手段をさらに備え、
    前記振幅抽出手段は、前記画素選択手段において選択された2画素での同一の位相における信号値の差を前記複数の位相についてそれぞれ前記振幅として求めることを特徴とする信号処理回路。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の信号処理回路であって、
    前記振幅抽出手段において同一の位相における信号値の差を求める回数を変更可能であることを特徴とする信号処理回路。
  5. 請求項4に記載の信号処理回路であって、
    前記回数を保持する測定回数設定レジスタを備え、
    前記振幅抽出手段において前記測定回数設定レジスタに設定されている前記回数だけ同一の位相における信号値の差を求めることを特徴とする信号処理回路。
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