JP2007290768A - 包装機の給袋装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】多数の袋を袋口を上にした起立姿勢で収容し前方に搬送する袋ストック機構1と、袋を袋口基準で所定位置に位置決めする袋位置決め機構2と、袋ストック機構1と袋位置決め機構2の間に配置され、袋ストック機構1から受け取った起立姿勢の袋を、袋口を前に向けた略水平姿勢に変更して袋位置決め機構2に送る袋受渡し機構3と、袋位置決め機構2で所定位置に位置決めされた袋を包装機に供給する袋供給機構4からなる。袋受渡し機構3は、90度ずつ間欠回転するロータ31と、その周囲に複数個設置され、放射方向に進退可能とされた吸着保持部材32を備える。
【選択図】 図1
Description
縦型給袋装置(袋面が略鉛直になるように多数の袋を積み重ね、全体を略水平方向に搬送しながら前方の袋から順に取り出すようにしたもの;特許文献2,3参照)の場合、袋の積層状態は横型に比べて安定するが、袋に被包装物が入っていると袋口を上に向けて積み重ねる必要があり、また、包装機のグリッパーに袋口がどの袋でも同じ高さになるように供給するためには、包装機に供給する直前に袋口基準で袋の位置決めを行って、袋長さの製造上のバラツキを解消する必要があるが、この両方を可能とした縦型給袋装置は存在しない。なお、袋ではなく紙カートンを供給する縦型給袋装置の例が特許文献4,5に記載されている。
コンベアマガジン式給袋装置(例えば特許文献6参照)は、多数の袋を前方の袋が上側になるように少しずつずらしてコンベア上に積み重ねるものだが、袋口が袋底より下に位置するため被包装物が入った袋の供給には不向きである。またコンベアの長さの割りにストック可能な袋の枚数が少なく、ストック枚数を増やすためコンベアの長さを長くしても、一度に多くの袋を補充するのは困難でオペレータによる袋の補充回数は減らず、スペース的にも問題がある。
具体的形態として、前記袋ストック機構は、起立姿勢で重ねた多数の袋を収容可能で略箱形形状を有する袋供給カセットと、該袋供給カセットを載置する受け台と、該受け台上に前記袋供給カセットを位置決めする左右一対のカセットガイド部材を備え、
前記袋供給カセットは両側壁が前記第1ガイド部材により構成され、その底壁は前記第1コンベアの搬送面が進入可能な開口を有し、その前後壁は前記両側壁に対し着脱自在とされたシャッターからなり、前記一対のカセットガイド部材は前記袋供給カセットの幅に応じて間隔調整可能とされ、さらに前記袋供給カセットを前記受け台上に載置したとき、前記第1コンベアの搬送面が前記開口から進入して前記多数の袋の底部を支持し、前方に搬送し得るようになっている。
具体的形態として、各吸着保持部材にカムローラが設置され、さらに前記袋受渡し機構は前記ロータの近傍に、前記第1取出し位置の前方位置で停止した吸着保持部材に対応して設置された第1エアシリンダ、前記袋が略水平姿勢に変換される位置で停止した吸着保持部材に対応して設置された第2エアシリンダ、及び前記2つの停止位置の間に配置され前記カムローラが当接して転動するカムを備え、前記第1,第2エアシリンダは前記吸着保持部材を放射方向に移動させ、前記カムローラは前記吸着保持部材が前記第1取出し位置の前方位置から前記袋が略水平姿勢に変換される位置に向けて移動する間に前記カムに沿って転動し、前記吸着保持部材を後退位置から放射方向外径側に移動させる。この場合のさらに具体的形態として、前記吸着保持部材がロータの周囲に90度間隔で設置され、ばねにより放射方向内径側に付勢され、前記第1,第2エアシリンダはそれぞれ伸縮するピストンロッドの先端に押圧部材を有し、前記第1エアシリンダは前記カムローラに前記押圧部材を当接させて前記吸着保持部材を進退させ、前記第2エアシリンダは前記カムローラが前記カムから前記第2エアシリンダの押圧部材に移乗した後、該押圧部材とともに前記吸着保持部材を後退させる。
具体的形態として、前記送り装置は、前記受け台上に搬送面が突出し、前記受け台上の袋の下面を支持して前方に搬送する第2コンベアと、前記受け台の後方側上方に配置されて回転し、昇降可能で下降したとき袋の上面に当接して該袋を前方に送り出す第1爪車と、前記受け台の前方側上方に配置されて回転し、昇降可能であり下降したとき袋の上面に当接して該袋を前方に送り出す第2爪車を備え、前記第1爪車で前記袋受渡し機構から前記受け台上に送られた袋を前記第2コンベア上に送り出し、前記第2爪車で前記第2取出し位置に向けて送り出すようになっている。
また、前記給袋装置を構成する袋供給機構としては、吸盤等による吸着式、チャックで挟持するチャック式、それらの組み合わせなど、種々の方式のものが利用できる。
なお、本発明に係る給袋装置は、被包装物の一部がすでに充填された袋の供給に適用することも、充填のない普通の空袋の供給に適用することもできる。
袋ストック機構の一部を袋供給カセットで構成した場合、多数の袋のカセットへのセッティングを予め給袋装置外の場所で行える利点があり、また給袋装置への袋の供給(カセットの設置、カセットの交換)を短時間で容易に行うことができるため、オペレータによる袋の供給作業(特に補充作業)が軽減される。
袋ストック機構と袋位置決め機構の間に配置した袋受渡し機構は、間欠回転するローターに複数個の吸着保持部材を設置し、袋口が上に向いた起立姿勢の袋を、袋口が前方に向いた略水平姿勢に変換する機能を有し、これにより縦型の袋ストック機構を採用したにもかかわらず、袋位置決め機構において袋口基準の位置決めが可能となる。従って、包装機のグリッパーに袋口がどの袋でも同じ高さになるように供給することができ、包装機における包装操作が安定して行われ、かつ袋口のシール幅の均一性も確保される。
図1及び図2に示すように、この給袋装置は、多数の袋Wを重ねて収容し前方に搬送する袋ストック機構1と、袋を1袋ずつ前方に搬送し、図示しない包装機への供給前に所定位置に位置決めする袋位置決め機構2と、袋ストック機構1と袋位置決め機構2の間に配置され、袋ストック機構1から袋Wを1袋ずつ受け取り、袋位置決め機構2に送る袋受渡し機構3と、袋位置決め機構2の前記所定位置に位置決めされた袋Wを前記包装機に供給する袋供給機構4からなる。
フレーム6は前方に向けて緩傾斜した上板9(以下、受け台9という)と左右一対の側板11,12からなり、側板11,12の前後端は受け台9より前後に突出し、この部分に第1コンベア8の前後のプーリ13,14が固定された支持軸15,16が回転自在に水平に軸支され、プーリ13,14には前後方向にコンベアベルト17が張架され、コンベアベルト17の上方側は受け台9上に支持されている。支持軸15,16は、図示しないモータにより図1において反時計回りに断続回転し、これによりコンベアベルト17は前方側(図1において左側)に向けて受け台9上を摺動しつつ断続回転する。
袋供給カセット21には、多数の袋Wを袋口を上に向けた起立姿勢で収容することができる。袋供給カセット21内で、袋Wの底部両縁近傍が底壁23,23に支持され、袋Wの両側縁は両側壁22,22に規制される。両側壁22,22は、袋Wが第1コンベア8により前方に搬送されるときその両側縁を案内し、本発明でいう第1ガイド部材として機能する(以下、両側壁22,22を第1ガイド部材22という)。
袋ストック機構1は、さらに袋押さえ部材29を含む。袋押さえ部材29は第1コンベア8上に載置され、袋と共に前方に向けて移動しながら、袋供給カセット21内に収容した多数の袋の後尾を押さえ、袋の起立姿勢を維持する。
シャッター26,27は、多数の袋を収容した袋供給カセット21を受け台9上に載置するまでは、溝25内に収容されて袋供給カセット21の一部をなしているが、載置した後抜き出される。
(1)はじめに、袋口を上に向けた起立姿勢で多数の袋Wを重ねて収容した袋供給カセット21を、カセットガイド部材7,7の間に挿入して受け台9上に載置し、第1ガイド部材22の先端を第1ストッパ19に当接させ、袋供給カセット21の背後に袋押さえ部材29を置く。以上はオペレーターが行う。
(2)袋供給カセット21からシャッター26,27を抜き出し、第1コンベア8を1回分駆動する。これによりカセット内の先頭の袋Waが第1ストッパ19に当接して前記第1取出し位置に位置決めされ、カセット内の袋群の後尾を袋押さえ部材29が押さえる。
(3)前記第1取出し位置に位置決めされた先頭の袋Waが、袋受渡し機構3の後述する吸着保持部材32により取り出される毎に、第1コンベア8が断続駆動され、カセット内の残りの袋群を前方に1袋分搬送する。そのたびに先頭の袋Waが第1ストッパ19に当接して前記第1取出し位置に位置決めされる。
(4)袋供給カセット21内の袋がなくなると、オペレーターが当該カセットを外して、多数の袋を収容した袋供給カセット21を新たにセットし(カセットの交換)、袋の補充を行う。
各吸着保持部材32は、支持部材33、略H形に組み付けられ支持部材33にブラケット34を介して固定されたパイプ35、パイプ35の先端に取り付けられた4個の吸盤36、及び支持部材33の一端に水平に固定された軸に回転自在に取り付けられたカムローラ37からなる。パイプ35は、図示しない真空源にロータリージョイント、切換弁等を介して接続されている。
吸着保持部材32は、前記受け取り位置に停止したとき、前記第1取出し位置に位置決めされた先頭の袋Waを吸着し、続いて90度回転した引き渡し位置に停止し(袋Wは袋口が前方に向いた略水平姿勢に変換される)、ここで吸着した袋Wを開放する。
第1エアシリンダ45は、前記受け取り位置に停止した吸着保持部材32に対応して設置されたもので、第1エアシリンダ45が作動すると、押圧部材47がカムローラ37に当接して吸着保持部材32が前進し、該吸着保持部材32は前進位置に達し(そのときの押圧部材47とカムローラ37の位置を図9に仮想線で示す)、第1エアシリンダ45が非作動に切り替わると、吸着保持部材32は引張ばね42の付勢力により後退し、後退位置で停止する(そのときの押圧部材47とカムローラ37の位置を図9に実線で示す)。第2エアシリンダ46は、前記引き渡し位置に停止した吸着保持部材32に対応して設置されたものである。
第2エアシリンダ46が作動したときの吸着保持部材32の進退については後述する。
なお、第2エアシリンダ46が作動すると、押圧部材48がカム49と同じ高さとなり(そのときの押圧部材48とカムローラ37の位置を図9に仮想線で示す)、上記のように前進位置に達した吸着保持部材32のカムローラ37が乗り移ることができる。続いて第2エアシリンダ46が非作動に切り替わると、吸着保持部材32は引張ばね42の付勢力により後退し、後退位置で停止する(そのときの押圧部材48とカムローラ37の位置を図9に実線で示す)。
(1)ロータ31が間欠回転して、吸着保持部材32が前記受取り位置で停止すると、吸盤36が真空源に連通されるとともに、第1エアシリンダ45が作動し押圧部材47が前進してカムローラ37を押圧し、吸着保持部材32をそれまでの後退位置から放射方向の外径側に前進させる。
(2)前進位置に達した吸着保持部材32は、袋ストック機構1において前記第1取出し位置に位置決めされた先頭の袋Waの袋面を吸着する。次いで第1エアシリンダ45が非作動となり、吸着保持部材32は引張ばね42の付勢力で後退して前記先頭の袋Waを袋ストック機構1から前方に引き出し、後退位置で停止する。この状態が図6〜図8に示されている。一方、袋ストック機構1では、ここで第1コンベア8が作動して残りの袋全体を一袋分前進させ、次の袋が前記第1取出し位置に位置決めされる。
吸着保持部材32が回転することにより、袋Wは袋口を前方に向けた略水平姿勢に変換されながら後述する袋位置決め機構2の受け台59上に送られる。吸着保持部材32が引き渡し位置に達したとき、吸盤36と真空源の連通を閉じ、吸着した袋Wを開放して袋位置決め機構2に引き渡す。
(4)同時に第2エアシリンダ46が非作動となり、吸着保持部材32は引張ばね42の付勢力で後退し、後退位置で停止する。
上板59は幅方向の中央部に形成された略矩形の2個の開口63,64と、後端部から搬送方向に沿って略矩形状に長細く形成された左右一対の切り欠き65,66を有する。切り欠き63,64は、第2コンベア55のコンベアベルト73を受け台59上に出すため、切り欠き65,66は、袋受渡し機構3の吸着保持部材32(特に吸盤36)との干渉を防止するために形成されたものである。
なお、開口63,64の間(受け台59の上面)には、第2コンベア55のコンベアベルト73を下方から支持するベルト受け67(図7参照)が固定され、コンベアベルト73はその上を摺動する。
第1爪車78は、モータ79により図6において時計回りに回転し、エアシリンダ75の作動で昇降し、下降したとき受け台59上の袋Wに当接して、前方に搬送する。
第2爪車89は、モータ91により図6において時計回りに回転し、図示しない駆動源により揺動アーム84,85が揺動することにより昇降し、下降したとき受け台59上の袋Wに当接して、前方に搬送する。袋規制部材95は下降したとき受け台59上の袋Wの近傍に位置し、第2爪車89により前方に送り出された袋Wが第2ストッパ58に当接して波打つのを防止する。
また、取付軸86には取出し吸盤96が固定されているが、これは袋供給機構4の一部をなすものであるので、次に説明する。
取出し吸盤96は前記第2爪車89と一緒に下降し、第2ストッパ58に当接して第2取出し位置に位置決めされた袋Wの袋口近傍を受け台59上で吸着し、第2爪車89と一緒に上昇して、袋Wを所定高さに持ち上げる。受渡しチャック98は取出し吸盤96により持ち上げられた袋Wを把持し、引き渡し位置まで揺動上昇して、ここで鉛直面内で吊り下げ状態にした袋Wを図示しない包装機のグリッパーに引き渡す。
(1)袋受渡し機構3の吸着保持部材32により袋Wが受け台59上に送られると、エアシリンダ75が作動し、第1爪車78が下降して袋Wを前方に送り出し、袋Wは第2コンベア55のコンベアベルト73上に乗る。次いでエアシリンダ75が逆作動して第1爪車78が上昇する。
(2)第2コンベア55が作動し、袋Wを前方に搬送する。さらに袋Wが第2ストッパ58の位置に達する直前のタイミングで揺動アーム84,85が下方に揺動し、第2爪車89が下降して受け台59上(特にコンベアベルト73上)の袋Wを前方に送り第2ストッパ58に当接させる。これにより袋Wは第2取出し位置に位置決めされる。一方、第2コンベア55の作動が止まる。
(3)取出し吸盤96が第2爪車89と共に下降し(ただし、第2爪車89の方が先に袋Wに当たる)、第2取出し位置に位置決めされた袋Wの袋面に当接してこれを吸着する。(4)次いで揺動アーム84,85が上方に揺動し、取出し吸盤96及び第2爪車89が上昇し、袋Wが持ち上げられる。次いで、受取り位置で待機していた受渡しチャック98が袋Wの袋口を把持し、引き渡し位置まで揺動上昇し、包装機のグリッパーに引き渡す。
2 袋位置決め機構
3 袋受渡し機構
4 袋供給機構
7 カセットガイド部材
8 第1コンベア
9 受け台
19 第1ストッパ(カセットガイド部材の板状部)
21 袋供給カセット
22 第1ガイド部材(袋供給カセットの両側壁)
23 袋供給カセットの底壁
26 シャッター
31 ロータ
32 吸着保持部材
37 カムローラ
45 第1エアシリンダ
46 第2エアシリンダ
47,48 押圧部材
49 カム
55 第2コンベア
58 第2ストッパ
59 受け台(フレームの上板)
78 第1爪車
89 第2爪車
96 取出し吸盤
98 受渡しチャック
Claims (5)
- 多数の袋を重ねて収容し前方に搬送する袋ストック機構と、袋を1袋ずつ前方に搬送し、包装機への供給前に所定位置に位置決めする袋位置決め機構と、前記袋ストック機構と袋位置決め機構の間に配置され、前記袋ストック機構から袋を1袋ずつ受け取り、順次前記袋位置決め機構に送る袋受渡し機構と、前記所定位置に位置決めされた袋を包装機に供給する袋供給機構を備え、
前記袋ストック機構は、袋口を上に向け起立姿勢で重ねた多数の袋を収容して前方に搬送し、かつ先頭の袋を搬送方向前方側に設定した第1取出し位置に位置決めするもので、収容した多数の袋の底部を支持して前方に搬送する第1コンベアと、袋の搬送方向に沿って左右に配置され、搬送される袋の両側縁を案内する第1ガイド部材と、袋の搬送方向の前端に設置され先頭の袋の前面の一部に当接して該袋を前記第1取出し位置に位置決めする第1ストッパを備え、
前記袋受渡し機構は前記袋ストック機構の前方に隣接配置され、前記第1取出し位置に位置決めされた起立姿勢の袋を受け取り、該袋を袋口が前方に向いた略水平姿勢に変換して前記袋位置決め機構に送るもので、水平の回転軸を有して所定角度ずつ一方向に間欠回転するロータと、該ロータの周囲に前記所定角度間隔で複数個設置され、かつ放射方向に進退可能な吸着保持部材を備え、前記ロータは前記吸着保持部材が吸着した袋の袋口が前方になる方向に回転し、前記ロータが停止したときの前記吸着保持部材の停止位置として、少なくとも前記第1取出し位置の前方位置及び前記袋が略水平姿勢に変換される位置が設定され、
前記袋位置決め機構は前記袋受渡し機構に隣接配置され、前記袋受渡し機構により送られた袋を略水平な受け台上に受け取って前方に搬送し、前記受け台の搬送方向前方側に設定した第2取出し位置に位置決めするもので、前記受け台上に受け取った袋を前記第2取出し位置に向けて搬送する送り装置と、袋の搬送方向に沿って左右に配置され、搬送される袋の両側縁を案内する第2ガイド部材と、袋の搬送方向の前端に設置され前記送り装置で搬送される袋の先端縁に当接して該袋を前記第2取出し位置に位置決めする第2ストッパを備え、
前記袋供給機構は、前記第2取出し位置に位置決めされた袋を包装機に供給するものであることを特徴とする包装機の給袋装置。 - 前記袋ストック機構は、起立姿勢で重ねた多数の袋を収容可能で略箱形形状を有する袋供給カセットと、該袋供給カセットを載置する受け台と、該受け台上に前記袋供給カセットを位置決めする左右一対のカセットガイド部材を備え、
前記袋供給カセットは両側壁が前記第1ガイド部材により構成され、その底壁は前記第1コンベアの搬送面が進入可能な開口を有し、その前後壁は前記両側壁に対し着脱自在とされたシャッターからなり、前記一対のカセットガイド部材は前記袋供給カセットの幅に応じて間隔調整可能とされ、さらに前記袋供給カセットを前記受け台上に載置したとき、前記第1コンベアの搬送面が前記開口から進入して前記多数の袋の底部を支持し、前方に搬送し得るようになっていることを特徴とする請求項1に記載された包装機の給袋装置。 - 各吸着保持部材にカムローラが設置され、さらに前記袋受渡し機構は前記ロータの近傍に、前記第1取出し位置の前方位置で停止した吸着保持部材に対応して設置された第1エアシリンダ、前記袋が略水平姿勢に変換される位置で停止した吸着保持部材に対応して設置された第2エアシリンダ、及び前記2つの停止位置の間に配置され前記カムローラが当接して転動するカムを備え、前記第1,第2エアシリンダは前記吸着保持部材を放射方向に移動させ、前記カムローラは前記吸着保持部材が前記第1取出し位置の前方位置から前記袋が略水平姿勢に変換される位置に向けて移動する間に前記カムに沿って転動し、前記吸着保持部材を後退位置から放射方向外径側に移動させることを特徴とする請求項1又は2に記載された包装機の給袋装置。
- 前記吸着保持部材がロータの周囲に90度間隔で設置され、ばねにより放射方向内径側に付勢され、前記第1,第2エアシリンダはそれぞれ伸縮するピストンロッドの先端に押圧部材を有し、前記第1エアシリンダは前記カムローラに前記押圧部材を当接させて前記吸着保持部材を進退させ、前記第2エアシリンダは前記カムローラが前記カムから前記第2エアシリンダの押圧部材に移乗した後、該押圧部材とともに前記吸着保持部材を後退させることを特徴とする請求項3に記載された包装機の給袋装置。
- 前記送り装置は、前記受け台上に搬送面が突出し、前記受け台上の袋の下面を支持して前方に搬送する第2コンベアと、前記受け台の後方側上方に配置されて回転し、昇降可能で下降したとき袋の上面に当接して該袋を前方に送り出す第1爪車と、前記受け台の前方側上方に配置されて回転し、昇降可能であり下降したとき袋の上面に当接して該袋を前方に送り出す第2爪車を備え、前記第1爪車で前記袋受渡し機構から前記受け台上に送られた袋を前記第2コンベア上に送り出し、前記第2爪車で前記第2取出し位置に向けて送り出すことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載された包装機の給袋装置。
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