JP2006306585A - 物品移載装置 - Google Patents

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Akinori Yamagishi
昭徳 山岸
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Abstract

【課題】ホルダコンベヤのチェーンが長時間の使用により伸びた場合に、簡単な調整で対応できるようにする。
【解決手段】エンドレスチェーンに取り付けたホルダに物品を保持して搬送するホルダコンベヤから、物品を取り出して所定の載置位置に移載する物品移載装置において、ホルダコンベヤのチェーンが伸びてくると第一保持手段80の支持部材84に対する取り付け位置を変更して物品を取り出す位置を調整し、この調整により中間部での物品の載置位置がずれた分は、第二保持部材82の開閉する把持部材の開閉量によって吸収するようにしたので、長時間の伸びに対して簡単な調整で対応する。
【選択図】図2

Description

本発明は、容器を保持するホルダをエンドレスチェーンに取り付けたホルダコンベヤによって搬送されてきた物品を取り出して所定の載置位置に移載する物品移載装置に関するものである。
前記のようにエンドレスチェーンに一定間隔で多数のホルダを取り付けたホルダコンベヤの、各ホルダ内に容器を保持して搬送する間に所定の処理を行った後、ホルダから容器を取り出して次の処理を行う位置に移す物品移載装置がすでに知られている(例えば、特許文献1参照)。
前記特許文献1に記載された「角形カップ状容器の包装機械」は、容器搬送スラットコンベヤの搬送経路の開始端における容器供給ステーションに容器供給装置が配置されており、この容器供給装置から、前記スラットコンベヤのスラットに設けた容器保持孔に容器を供給し、スラットコンベヤの走行により搬送する間に、内容物を充填し、蓋を装着した後、容器排出装置によって取り出して別の位置に移すようになっている。
特許第2816498号公報(第2−3頁、図1)
前記特許文献1に記載された従来の発明のように、チェーンに、容器を保持する容器保持孔が形成されたスラットが取り付けられ、各保持孔に容器を保持して搬送する構成では、使用するに従ってコンベヤチェーンが延びてしまい、容器の停止位置がずれて容器排出装置によって保持できなくなるという問題があった。その場合に、容器排出装置の位置をずらして保持できるようにすると、容器が移載される位置もずれてしまうので、容器を取り出した後で所定位置に載置させる必要がある場合に対応できなくなってしまうという問題が発生する。
本発明は、エンドレスチェーンに取り付けたホルダに物品を保持して搬送するホルダコンベヤから、物品を取り出して所定の載置位置に移載する物品移載装置において、前記ホルダコンベヤの物品取り出し位置と前記載置位置との間に設けた中間載置部と、ホルダコンベヤの物品を保持して前記中間載置部に載置する第1保持手段と、前記中間載置部上の物品を保持して前記所定載置位置に移載する第2保持手段と、これら第1保持手段および第2保持手段を、前記ホルダコンベヤの搬送方向の後方側と前方側にそれぞれ取り付けた支持部材と、この支持部材を昇降かつホルダコンベヤの搬送方向前後に往復動させる往復移動手段とを備え、前記第1保持手段の支持部材への取り付け位置を変更する位置調整手段を設けるとともに、前記第2保持手段に、ホルダコンベヤの搬送方向前後に開閉して物品を把持する一対の把持部材を設け、前記第1保持手段の支持部材への取り付け位置を変更した際の中間載置部上の載置位置の変化量を、前記第2保持手段の把持部材によって物品の位置をずらしながら把持することにより吸収することを特徴とするものである。
本発明の物品移載装置は、チェーンが伸びてくると第1保持手段の支持部材に対する取り付け位置を変更して、物品を取り出す位置を調整し、この調整により中間載置部での物品の載置位置がずれた分は、第2保持部材の開閉する把持部材の開閉量によって吸収するようにしたので、長時間の使用によるチェーンの伸びに対して、簡単な調整により対応することが可能である。
ホルダコンベヤから物品を取り出して所定の載置位置に移載する場合に、ホルダコンベヤの物品取り出し位置とその下流側の所定の物品載置位置との中間に中間載置部を設け、前記物品取り出し位置から中間載置部に物品を移載する第1保持手段と、中間載置部の物品を前記所定の載置位置に移載する第2保持手段とを、支持部材の、ホルダコンベヤ搬送方向後方側と前方側にそれぞれ取り付け、第1保持手段は位置調整手段によって支持部材への取り付け位置を変更可能とし、第2保持手段はホルダコンベヤの搬送方向前後に開閉する1対の把持部材によって物品を把持するように構成し、第1保持手段の支持部材に対する取り付け位置を調整して物品取り出し位置のずれに対応させるとともに、取り出した物品を一旦中間載置部に載置させ、これをホルダコンベヤの搬送方向前後に開閉する把持部材を備えた第2保持手段で保持することで、ずれ量を吸収してから移載するようにしたので、簡単な調整によりホルダコンベヤのチェーンの伸びに対応するという目的を達成する。
以下、図面に示す実施例により本発明を説明する。図1は本発明の一実施例に係る物品移載装置を備えたカップ充填シール装置の全体の構成を示す側面図、図2は前記カップ充填シール装置の要部(物品移載装置が設けられている部分)を拡大して示す図である。このカップ充填シール装置は、上部が大径で下部に向かって次第に小径になる形状の物品(カップ状容器)2を、供給ポジションAで容器搬送コンベヤ(第1のホルダコンベヤ)4に供給した後、この第1ホルダコンベヤ4によって間欠的に搬送して、充填ポジションB、シールポジションC、トリミングポジションD等の各容器処理位置に順次停止させてそれぞれの処理を行うようになっている。
第1ホルダコンベヤ4は、上流部(図1の左側)と下流部の両側にそれぞれ配置されたスプロケット6、8に、両側一対のチェーン10(図2参照)が掛け回され、これら両側チェーン10間に、多数のホルダプレート12が取り付けられている。各ホルダプレート12には、複数(例えば6個)の容器保持孔が等間隔で形成されており、各容器保持孔内にカップ状容器2を保持して搬送する。このカップ状容器2は、開口部の周縁にフランジ部2aが形成されており、このフランジ部2aが、前記ホルダプレート10の容器保持孔の周縁部に係合して保持される。
前記第1ホルダコンベヤ4の上流端側に、カップ状容器2を前記ホルダプレート12に供給する供給部14が設けられている。この供給部14の容器収容部14a内に収容されているカップ状容器2が、図示しない取り出し手段によって1個ずつ取り出されて前記第1ホルダコンベヤ4のホルダプレート12に供給される。第1ホルダコンベヤ4の、前記供給部14から容器2が供給される位置が、供給ポジションAになっている。
この供給ポジションAの下流側に前記充填ポジションBがあり、この充填ポジションBには、搬送されてきたカップ状容器2内に液体等の内容物を充填する充填装置16が設けられている。
充填ポジションBのさらに下流側には、シールポジションCおよびトリミングポジションDが順に配置されており、シールポジションCにはシール装置18が、そしてトリミングポジションDにはトリミング装置20がそれぞれ設けられている。
前記第1ホルダコンベヤ4によって搬送されているカップ状容器2の開口部の上方と、前記シール装置18のシールヘッド18aの下面およびトリミング装置20のトリミングヘッド20aの下面との間に、蓋材であるフィルム22が供給される。蓋材フィルム22は、この実施例に係るカップ充填シール装置の外部に設置されたロール状のフィルムから引き出され、図示しない導入ローラ等を介してこのカップ充填シール装置の内部に導入される。カップ充填シール装置内に導入された蓋材フィルム22は、方向変換ローラ24によって第1ホルダコンベヤ4の搬送方向(図1中の矢印E参照)と逆方向に向けられた後、駆動ローラ26およびアイドルローラ28等を介して、第1ホルダコンベヤ4の搬送面上まで引き下げられた後、前記シール装置18およびトリミング装置20の下方に供給される。
前記シールポジションCに設けられているシール装置18は、図示しないエアシリンダの作動によりシールヘッド18aを昇降させるようになっており、第1ホルダコンベヤ4によって間欠的に搬送されてくる容器2が、このシールヘッド18aの下方に停止したときに、前記エアシリンダを作動させてシールヘッド18aを下降させ、蓋材フィルム22をカップ状容器2の開口部上に押し付けて、前記フィルム22をカップ状容器2のフランジ部2aの上面に溶着する。また、トリミング装置20も、エアシリンダ(図示せず)の作動によりトリミングヘッド20aを昇降させるようになっており、第1ホルダコンベヤ4によって搬送されているカップ状容器2が、このトリミングヘッド20aの下方に停止したときに、前記エアシリンダを作動させてトリミングヘッド20aを下降させ、カップ状容器2のフランジ部2aに溶着されているフィルム22の周辺を切断してシート状フィルム22の本体部から切り離す。シート状フィルム22の蓋の部分が切り離された残部22aは、排出ローラ30等を介してロール32に巻き取られる。
前記第1ホルダコンベヤ4の下流側に第2のホルダコンベヤ34が配置されている。この第2ホルダコンベヤ34は、複数のスプロケット36、38、40、42に掛け回された両側のエンドレスチェーン44に、所定の間隔で多数の容器保持部材46が取り付けられている。これら各容器保持部材46は、容器2を収容する容器載置孔が等間隔で形成されており、複数個の容器2を同時に保持できるようになっている。例えば、前記第1ホルダコンベヤ4のホルダプレート12が6個の容器保持孔を有する場合には、各容器保持部材46が6個のカップ状容器2を同時に保持するようになっている。
前記第1ホルダコンベヤ4と第2ホルダコンベヤ34との間の上方に、本発明の一実施例に係る物品移載装置(全体として符号48で示す)が設けられており、この物品移載装置48が、第1ホルダコンベヤ4によって搬送されてきた容器2を取り出して第2ホルダコンベヤ34に引き渡す。
第2ホルダコンベヤ34の上方には、オーバーキャッパ、検査装置、印字装置等の容器処理装置50が設けられている。そして、第2ホルダコンベヤ34の下流端の上方にケーサ52が設けられており、前記各処理が行われたカップ状容器2を取り出して、ケースコンベヤ54によって搬送されてきたケース56内に収容する。
次に、前記物品移載装置48について図2により説明する。第1ホルダコンベヤ4の下流端に、ホルダプレート12に保持されて搬送されてきたカップ状容器2を押し上げる押し上げ機構58が設けられている。この押し上げ機構58は、上下に配置された2個所の支点60、62に2本の平行なリンク64、66がそれぞれ回動可能に支持されている。これら2本の平行リンク64、66の回動端(図2の右端)に、直立した押し上げ部材68が連結され、平行リンク64、66の回動によって、直立した状態のまま垂直方向に昇降するようようになっている。この押し上げ部材68の上端に水平な押し上げプレート70が取り付けられ、このプレート70によってホルダプレート12の容器保持孔内に保持されているカップ状容器2の底面を押し上げて、容器2のほぼ全体をホルダプレート12の上方に露出させる。
さらに、上下に連結された2本のリンク72、74の下端が、支点75を中心に回転可能に支持されるとともに、上端が前記平行リンク60、62の上方側60に連結されている。連結リンク72、74の下部側74にエアシリンダ76のピストンロッド76aが連結されている。従って、このエアシリンダ76のピストンロッド76aが伸張すると、上下2本の連結リンク72、74が折れ曲がり、平行リンク64、66の回動端が下方へ回動して前記押し上げ部材68が下降する。また、ピストンロッド76aが後退すると、上下の連結リンク72、74がほぼ直立した状態になり、平行リンク64、66の回動端が上方へ回動して押し上げ部材68が上昇する(図2に示す状態)。
第1ホルダコンベヤ4は間欠的に走行しており、ほぼ水平な状態で移動してきたホルダプレート12が下流側のスプロケット8の周囲を回転して傾き始める位置(図2中に符号12Bで示すホルダプレート12参照)の直前の位置(図2中に符号12Aで示すホルダプレート12参照)に停止したときに、前記エアシリンダ76が作動して押し上げ部材68を上昇させ、押し上げプレート70によってカップ状容器2を上方へ押し上げる。この押し上げ機構58によってホルダプレート12からカップ状容器2を押し上げる位置が物品取り出し位置(容器取り出しポジション)Fになっている。
第1ホルダコンベヤ4の下流側に、間隙をあけて第2ホルダコンベヤ34が配置されている。この第2ホルダコンベヤ34も間欠的に走行しており、前記容器保持部材46が所定の載置位置H(所定載置ポジション)に停止したときに、前記物品移載装置(容器移載装置)48によって第1ホルダコンベヤ4のホルダプレート12から取り出されたカップ状容器2が載置される。
前記第1ホルダコンベヤ4の容器取り出しポジションFと第2ホルダコンベヤ34の所定載置位置Hとの中間に、第1ホルダコンベヤ4から取り出されたカップ状容器2が第2ホルダコンベヤ34の所定載置位置Hに移載される間に一時載置される中間載置部(中間載置台)78が設けられている。中間載置台78の上面は滑らかな平面になっており、載置された容器2を押してずらすことができるようになっている。この中間載置台78が設けられている位置を中間ポジションGと呼ぶ。
前記第1ホルダコンベヤ4の容器取り出しポジションF、中間載置台78の設けられた中間ポジションGおよび第2ホルダコンベヤ34の所定載置ポジションHの上方に、これらの間を順次容器2の受け渡しを行う2つの保持手段80、82が設けられている。第1ホルダコンベヤ4および第2ホルダコンベヤ34の上流側(両ホルダコンベヤ4、34の搬送方向後方側)寄りに第1保持手段(第1グリッパ)80が、そして、下流側(搬送方向前方側)に第2保持手段(第2グリッパ)82が配置されている。両グリッパ80、82は、開閉用エアシリンダ80a、82aによって搬送方向前後に移動して互いに接近、離隔する一対の把持部材(グリップ部材)80b、80c、82b、82cを備えており、これら両グリップ部材80b、80c、82b、82cが接近したときに容器2を前後から把持し、離隔したときにその容器2を解放するようになっている。これらのグリップ部材80b、80c、82b、82cは、ホルダプレート12に保持されている1列の容器2を同時に保持できるように、搬送方向と直交する方向に必要な長さを有している。また、両グリッパ80、82の開放量は、開閉動作によって中間載置台78上で容器2を押して、倒すことなく位置をずらすことができる範囲内で、チェーンの延びに応じた吸収すべきずれ量を見込んで設定されている。なお、この実施例のカップ状容器2には、フランジ2aの下方に大径部2bが形成されており、両グリップ部材80b、80c、82b、82cがこの大径部2bの下方を把持するようになっている。
第1グリッパ80および第2グリッパ82は、水平な支持部材84の、後方端(第1ホルダコンベヤ4および第2ホルダコンベヤ34の搬送方向後方側)と前方端にそれぞれ取り付けられている。また、これら両グリッパ80、82を作動させる駆動部(往復移動手段)86が収容されたボックス88には、2本の平行なリンク90、92の一端部が、支点軸94、96を中心に回転可能に支持されており、これら2本の平行リンク90、92の回動端(図2の左端)に、前記水平支持部材84の後方側の端部および前方側の端部がそれぞれ連結されている。図2に示すように、第1グリッパ80が第1ホルダコンベヤ4の容器取り出し位置Fの上方に、そして、第2グリッパ82が中間載置台78の上方に位置する状態から(図2に実線で示すグリッパ80、82参照)、前記駆動部86によって両支点軸94、96を回転させると、両グリッパ80、82は回転しつつ上昇し、その後回転しつつ下降して、第1グリッパ80が中間載置台78の上方に、そして、第2グリッパ82が第2ホルダコンベヤ34の所定載置位置Hの上方に移動する(図2の所定載置位置Hの上方に破線で示す第2グリッパ82参照)。
第1グリッパ80および第2グリッパ82は、前記水平支持部材84に対し、取付プレート98、100を介して取り付けられている。この取付プレート98、100には、水平方向の調節用長孔98a、100aが複数(この実施例では4個)形成されており、これら長孔98a、100a内に挿通したねじ102、104によって締結固定される。これら調節用長孔98a、100aとねじ102、104とにより、各グリッパ80、82の支持部材84に対する位置調節手段が構成されている。これらのねじ102、104をゆるめて第1グリッパ80または第2グリッパ82を支持部材86に対して水平方向に移動させることにより、これらグリッパ80、82の取付位置を調節することができる。前記調節用長孔98a、100aは、グリッパ80、82の開放量に基づいて、少なくとも吸収可能なずれ量以上の長さを有している。なお、この実施例では、第1グリッパ80および第2グリッパ82ともに、支持部材86への取付位置を調節可能になっているが、第2グリッパ82の位置調節手段は省略することができる。
以上の構成に係る物品移載装置48を備えたカップ充填シール装置の作動について説明する。容器供給ポジションAで、供給部14の容器収容部14aから第1ホルダコンベヤ4のホルダプレート12に供給されたカップ状容器2は、第1ホルダコンベヤ4の間欠的な走行により、充填ポジションB、シールポジションC、トリミングポジションDに順次停止されて、液体等の内容物の充填、蓋の装着、蓋材フィルム22からの切り離し等の処理を受けた後、容器取り出しポジションFに停止する。
容器取り出しポジションFには押し上げ機構58が設けられている。この押し上げ機構58は、第1ホルダコンベヤ4が走行している間はエアシリンダ76のピストンロッド76aが伸張して押し上げ部材68を下降させ、搬送されてくるカップ状容器2に干渉しないようにしている。そして、第1ホルダコンベヤ4が停止すると、エアシリンダ76が作動してピストンロッド76aを後退させる。ピストンロッド76aが後退すると、図2に示すように、2本の平行リンク64、66の回動端が上方へ回動し、押し上げ部材68を上昇させてカップ状容器2をホルダプレート12の上方へ押し上げる。
物品移載装置48は、押し上げ機構58によってカップ状容器2が押し上げられる時点では、第1グリッパ80が中間載置台78の上方に、そして第2グリッパ82が所定の載置位置Hの上方に移動している。第1ホルダコンベヤ4の容器取り出し位置Fでカップ状容器2が押し上げられると、物品移載装置48の駆動部86が駆動して両平行リンク90、92を回動させ(図2の反時計回り方向に回動)、二つのグリッパ80、82が前記位置から回転しながら上昇した後下降して、第1グリッパ80が容器取り出しポジションF上に、そして、第2グリッパ82が中間載置台78の上方に移動する。このときには、両グリッパ80、82は、開閉用エアシリンダ80a、82aの作動により、それぞれの一対のグリップ部材80b、80c、82b、82cが開放している。
両グリップ部材80b、80cが開放している第1グリッパ80が容器取り出しポジションFに移動して、カップ状容器2の前後(第1ホルダコンベヤ12の搬送方向前後)に向かい合う状態になると、開閉用エアシリンダ80aが作動して、両グリップ部材80b、80cを閉じてカップ状容器2を把持する。続いて、駆動部86が前記両平行リンク90、92を逆回転(図2の時計回り方向に回転)させ、第1グリッパ80を中間載置台78の上方へ、そして、第2グリッパ82を所定載置位置H上へ移動させる。この位置で両グリッパ80、82の開閉用エアシリンダ80a、82aを作動させて両グリップ部材80b、80c、82b、82cを開放し、把持していたカップ状容器2を解放する。なお、第1回目の動作では、第2グリッパ82はカップ状容器2を把持しないので、開閉動作をしなくとも良い。
第1グリッパ80が中間載置台78の上にカップ状容器2を離すと、前記第1ホルダコンベヤ4では、次のホルダプレート12が容器取り出しポジションFに移動して停止し、押し上げ機構58によってカップ状容器2が押し上げられる。両グリッパ80、82が再びホルダコンベヤ4、34の搬送方向後方側へ回転移動し、第1グリッパ80が前記容器取り出しポジションFの上方に、そして、第2グリッパ82が中間載置台78の上方に移動する。両グリップ部材80b、80c、82b、82cが開放した状態で、容器取り出しポジションFと中間載置台78のカップ状容器2の前後にそれぞれ位置すると、各グリッパ80、82の開閉用エアシリンダ80a、82aが作動して、両グリップ部材80b、80C、82b、82cを閉じてカップ状容器2をそれぞれ把持する。
次に両グリッパ80、82を搬送方向前方側へ回転移動させ、第1グリッパ80を中間載置台78上に、そして、第2グリッパ82を所定載置位置H上にそれぞれ移動させる。ここで両グリッパ80、82のグリップ部材80b、80c、82b、82cを開放してカップ状容器2をそれぞれの位置に載置する。このようにして、中間載置台78を介して、第1ホルダコンベヤ4によって搬送されてきたカップ状容器2を第2ホルダコンベヤ34の所定の容器載置位置Hに移載する。なお、この実施例では、支持部材84を、昇降かつホルダコンベヤ4、34の搬送方向前後に往復動させる際に、両グリッパ80、82が取り付けられている支持部材84に回転運動をさせているが、必ずしも回転運動をさせる必要はなく、例えば、直線的に下降してカップ状容器2を保持し、上昇、前進、下降して載置する等のように動作させることも可能である。
前記作動を長時間繰り返すと第1ホルダコンベヤ4のエンドレスチェーン10が次第に延びてしまい、容器取り出しポジションFに停止するホルダプレート12の位置が搬送方向前方側へずれてくる。その場合には、第1グリッパ80の位置調節手段(取付プレート98の調節用長孔98aとねじ102)によって第1グリッパ80の支持部材84に対する前後の位置を変更する。つまり、ねじ102をゆるめて第1グリッパ80の位置を調節用長孔98aの範囲内で前方側へ移動させて、ホルダプレート12のずれた停止位置に合わせた後、ねじを102を締めて固定する。
前記のように第1グリッパ80の位置を変更すると、第1ホルダコンベヤ4から取り出したカップ状容器2を中間載置台78上に載置したときに、初期の状態での載置位置とずれてしまう。例えば、初期状態で第1グリッパ80が第1ホルダコンベヤ4から取り出して中間載置台78上に載置したカップ状容器2の中心は、図2中の中間載置台78に記入されている第2グリッパ82による保持中心O1と一致しているが、前記のように第1グリッパ80の支持部材84に対する取付位置を搬送方向前方側へ変更すると、この第1グリッパ80によって中間載置台78上に載置されたカップ状容器2の中心は、前記第2グリッパ82の保持中心O1から前方側へずれてしまう。しかしながら、第2グリッパ82は一対のグリップ部材82b、82cが開放したときには、カップ状容器2に対して前後に一定の距離を有しているので、閉じる際に前方側のグリップ部材82cがカップ状容器2を中間載置台78上で後方側へずらし、中心を保持中心O1に位置させてから保持することができる。これにより、所定載置位置Hに停止している第2ホルダコンベヤ34の容器保持部材46に、容器2を確実に保持させることができる。このように簡単な調整によって第1ホルダコンベヤ4のエンドレスチェーン10の延びに対応することができる
なお、前記実施例では、初期状態で第2グリッパ82の保持中心O1に容器2の中心が位置するように、第1グリッパ80と第2グリッパ82の位置を設定しているが、初期状態において第1グリッパ80が容器2を保持して中間載置台78に載置する位置を、前記保持中心O1の搬送方向後方側となるように設定しておき、第2グリッパ82は後方側のグリップ部材82bで容器2を搬送方向前方側へずらしながら保持するようにし、この状態からチェーンの延びに応じて第1グリッパ80の位置を徐々に前方側へ移動させるようにする。これに伴い、第2グリッパ82は前方側のグリップ部材82cで容器2を後方側へずらして保持するようになり、第2グリッパ82は保持中心O1の前後におけるグリップ部材82b、82cの開放量を有効に利用して、吸収できるずれ量の許容範囲を拡大することができる。また、第2ホルダコンベヤ34についても、チェーン44にのびが生じて所定載置位置Hが搬送方向後方側にずれた場合には、第2グリッパ82を第1グリッパ80と同様に、取付位置を調整して対応することができる。
本発明の一実施例に係る物品移載装置を備えたカップ充填シール装置の全体の構成を示す側面図である。(実施例1) 前記カップ充填シール装置の要部(物品移載装置が設けられている部分)を拡大して示す図である。
符号の説明
F 物品取り出し位置
H 所定の載置位置
2 物品(カップ状容器)
4 ホルダコンベヤ
10 エンドレスチェーン
12 ホルダ(ホルダプレート)
48 物品移載装置
78 中間載置部(中間載置台)
80 第1保持手段(第1グリッパ)
80b グリップ部材
80c グリップ部材
82 第2保持手段(第2グリッパ)
82b グリップ部材
82c グリップ部材
84 支持部材
86 往復移動手段(駆動部)
98a 位置調整手段(調整用長孔)
102 位置調整手段(ねじ)

Claims (1)

  1. エンドレスチェーンに取り付けたホルダに物品を保持して搬送するホルダコンベヤから、物品を取り出して所定の載置位置に移載する物品移載装置において、
    前記ホルダコンベヤの物品取り出し位置と前記載置位置との間に設けた中間載置部と、ホルダコンベヤの物品を保持して前記中間載置部に載置する第1保持手段と、前記中間載置部上の物品を保持して前記所定載置位置に移載する第2保持手段と、これら第1保持手段および第2保持手段を、前記ホルダコンベヤの搬送方向の後方側と前方側にそれぞれ取り付けた支持部材と、この支持部材を昇降かつホルダコンベヤの搬送方向前後に往復動させる往復移動手段とを備え、
    前記第1保持手段の支持部材への取り付け位置を変更する位置調整手段を設けるとともに、前記第2保持手段に、ホルダコンベヤの搬送方向前後に開閉して物品を把持する一対の把持部材を設け、
    前記第1保持手段の支持部材への取り付け位置を変更した際の中間載置部上の載置位置の変化量を、前記第2保持手段の把持部材によって物品の位置をずらしながら把持することにより吸収することを特徴とする物品移載装置。
JP2005132264A 2005-04-28 2005-04-28 物品移載装置 Pending JP2006306585A (ja)

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