JP2005104632A - 容器排出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送コンベヤ4の容器保持孔14aから容器2を押し上げる際の衝撃を小さくする。
【解決手段】搬送コンベヤ4は、開口部の周縁にフランジ部2aを有するカップ状容器2を、容器保持孔14a内に収容し、フランジ部2aを支持して間欠的に搬送する。充填、シール等の処理を済ませた容器2は容器排出装置50まで搬送される。搬送コンベヤ4の下方には傾斜ガイド部材52が配置されており、容器2は前進するに従って上昇する。傾斜ガイド部材52の下流側に、昇降手段54によって昇降される載置プレート56が配置されており、すでに搬送コンベヤ4に対して上昇されている容器2を、この載置プレート56に載せて上方へ押し上げる。その後、容器2をグリッパ72によって保持して排出コンベヤ58に移して排出する。
【選択図】図2

Description

本発明は容器排出装置に係り、特に、カップ状容器の開口部周縁に形成されたフランジ部を保持して搬送するコンベヤから、カップ状容器を取り出して排出する容器排出装置に関するものである。
開口部の周縁にフランジ部が形成されたカップ状の容器を、搬送コンベヤによって間欠的に搬送する間に、この容器内に液体等の内容物を充填し、開口部をシールするカップ状容器の充填シール装置は従来から知られている。
前記カップ状の容器は、搬送コンベヤに多数設けられた円形の容器保持孔内に挿入され、上端の開口部周縁に形成されたフランジ部を前記容器保持孔の周縁に引っ掛けて吊り下げた状態で搬送される。前記カップ状容器は、搬送コンベヤによって間欠的に搬送される間に、充填、シール等の処理を済ませた後、容器排出装置によって搬送コンベヤから取り出されて次の工程に送られるようになっている。
前述のようにカップ状の容器は搬送コンベヤの容器保持孔内に挿入されて吊り下げられた状態で搬送されているため、従来の容器排出装置では、先ず、容器の底面を下方から押し上げて上昇させた後、グリッパによって掴んで取り出すか(例えば、特許文献1参照)、あるいは、プッシャによって水平方向に押し出して排出するようにしている(例えば、特許文献2および特許文献3参照)。
前記特許文献1に記載された発明では、容器を一定間隔で搬送するコンベヤ上の容器を下から突き上げる機構と、突き上げられた容器を掴んで吊り上げる機構とを備えている。また、特許文献2に記載された発明は、容器を嵌合支持する支持孔を有する無端コンベヤの下面に、容器を押し上げるための昇降自在の押上体を配設するとともに、押上体により押し上げられた容器の位置にほぼ水平方向から進入して容器を押し出す押し出し体を設けている。さらに、特許文献3に記載された発明は、容器保持孔が設けられ、容器排出ステーションに順次停止するように間欠的に駆動されるスラットコンベヤと、容器排出ステーションで停止しているスラットの容器保持孔を通して昇降自在であり、容器保持孔からその上方まで容器を押し上げる押し上げ部材と、スラットコンベヤと立体交差するように配置されているベルトコンベヤと、昇降体が押し上げ部材の上方からベルトコンベヤの上方にかけて移動しうるように配置されている前後往復動体とを備えている。
特公昭53−32754号公報(第2−3頁、図3) 特開昭52−133671号公報(第2−3頁、図1) 実公平1−13044号公報(第2−4頁、図4)
前記各特許文献に記載された発明の構成では、いずれも吊り下げた状態の容器を下方からリフタによって突き上げるようにリフトアップしている。このような構成では、リフタがカップの底面に衝突する衝撃でカップが跳ね上がるおそれがある。特に、装置全体の処理能力を上げるために高速化する場合には、各ステーションに停止する時間が短くなり、高速でリフトアップしなければならないため、前記衝撃が大きくなるという問題が発生する。さらに、高さの異なる容器に兼用する場合に、最も丈の高い容器にあわせてリフタの初期位置を設定するため、丈の低い容器に対してはリフタの突き上げによる衝撃が一層大きくなってしまう。
また、リフトアップした容器をプッシャで押し出して排出するタイプの場合には(特許文献2、特許文献3参照)、リフタが容器保持孔を貫通して容器を上方まで上昇させなければならず、ストロークが大きく、跳ね上げやカップの姿勢が不安定になりやすいという問題がある。
本発明は、開口部の周縁に形成されたフランジ部に係合してカップ状容器を保持し間欠的に搬送する搬送コンベヤから、カップ状容器を排出する容器排出装置において、前記搬送コンベヤの下方に配置され、下流側に向かって次第に上昇する傾斜ガイド部材と、この傾斜ガイド部材の下流側に配置され、カップ状容器を水平状態で載置する容器載置部材と、この容器載置部材を昇降させる昇降手段と、前記容器載置部材に載置され、上昇されたカップ状容器を排出位置に移載する移載手段とを備えたことを特徴とするものである。
本発明の容器排出装置は、容器載置部材を上昇させて容器を持ち上げる際に、この容器がすでに傾斜ガイド部材によって底面を押し上げられているので、ストロークが短く、容器に大きい衝撃を与えることがない。
搬送コンベヤの下方に、下流側に向かって次第に上昇する傾斜ガイド部材を設けるという簡単な構成で、容器をリフトアップする際の衝撃を低減するという目的を達成することができる。
以下、図面に示す実施例により本発明を説明する。図1は本発明の一実施例に係る容器排出装置を備えたカップ状容器用充填装置の全体の構成を示す側面図、図2は容器排出装置の側面図、図3は容器排出装置に設けられ、カップ状容器を搬送コンベヤから取り出して排出位置に移載する移載手段の平面図である。
このカップ状容器用充填装置は、上部が大径で下部に向かって次第に小径になる形状のカップ状の容器2(図2参照)を、容器搬送コンベヤ4によって間欠的に搬送して、充填ポジションA、シールポジションB、トリミングポジションC等の各容器処理位置に順次停止させてそれぞれの処理を行うようになっている。
容器搬送コンベヤ4は、上流部(図1の右側)と下流部の両側にそれぞれ配置されたスプロケット6、8に、両側一対のチェーン(図示せず)が掛け回され、これら両側チェーン間に、多数の容器保持部材(ホルダプレート)14が取り付けられている。各ホルダプレート14には、複数(この実施例では6個)の容器保持孔14aが形成されており、各容器保持孔14a内に容器2を保持して間欠的に搬送する。このカップ状容器2は、開口部の周縁にフランジ部2aが形成されており、このフランジ部2aが、前記ホルダプレート14の容器保持孔14aの周縁部に係合して保持される。
前記容器搬送コンベヤ4の上流端の上方には、カップ状の容器2を前記ホルダプレート14に供給する容器供給装置16が設けられている。また、この容器供給装置16の下流側には前記容器処理位置としての充填ポジションAがあり、この充填ポジションAには、搬送されてきたカップ状の容器2内に液体等の内容物を充填する充填装置18が設けられている。
さらに、充填ポジションAの下流側には、シールポジションBおよびトリミングポジションCが順に配置されており、シールポジションBにはシール装置20が、そしてトリミングポジションCにはトリミング装置22がそれぞれ設けられている。
前記容器搬送コンベヤ4によって搬送されているカップ状容器2の開口部の上方と、前記シール装置20の下面およびトリミング装置22の下面との間に、蓋材であるフィルム38が供給される。蓋材フィルム38は、この実施例に係るカップ状容器用充填装置の外部に設置されたロール状のフィルムから引き出され、図示しない導入ローラ等を介してこのカップ状容器用充填装置内に導入される。充填装置内に導入された蓋材フィルム38は、方向変換ローラ40によって容器搬送コンベヤ4の搬送方向と逆方向に向けられた後、駆動ローラ42および複数のアイドルローラ44等を介して、容器搬送コンベヤ4の搬送面上まで引き下げられた後、前記シール装置20およびトリミング装置22の下方に供給される。
容器搬送コンベヤ4によって搬送されてくる容器2が、シール装置20の下方に停止すると、シール装置20が作動して、蓋材フィルム38をカップ状容器2の開口部上に押し付けてカップ状容器2の開口部に溶着する。次に、カップ状容器2がトリミング装置22の下方に停止すると、トリミング装置22が作動して、カップ状容器2の開口部に溶着されているフィルム38の周辺を切断してシート状フィルム38の本体部から切り離す。シート状フィルム38の蓋の部分が切り離された残部38aは、排出ローラ46等を介してロール48に巻き取られる。
前記搬送コンベヤ4の下流端の上方に、本発明の一実施例に係る容器排出装置50が設けられている。この容器排出装置50は、前記搬送コンベヤ4によってフランジ部2aを支持されて搬送されてきた容器2の底部2bに係合してこの容器2を次第に上昇させる傾斜ガイド52と、昇降手段54によって昇降可能な容器載置部材(容器載置プレート)56と、カップ状容器2のフランジ部2aの下方を保持して、この容器排出装置50に隣接して配置された排出コンベヤ58上に排出する容器取り出し装置(カップ状容器用充填装置の搬送コンベヤ4から容器2を取り出して排出コンベヤ58に移す移載手段)60とを備えている。
傾斜ガイド52は、搬送コンベヤ4の下方に配置され、容器2の搬送方向上流側(図2の右側)が低く、下流側に向かって次第に高くなって上昇する傾斜を有している。そして、傾斜ガイド52の下流端には、水平部52aが設けられている。このカップ状容器用充填装置は、各種サイズの容器2に兼用できるようになっており、傾斜ガイド52の上流端52bが、最も丈の高い容器2がフランジ部2aを支持されて吊り下げられた状態の時の底部2bの高さよりも下方に位置している。
前記傾斜ガイド52の下流端の水平部52aに隣接して設けられ、容器2を水平な状態で支持する容器載置プレート56は、昇降手段54によって昇降できるようになっており、下降した位置で前記傾斜ガイド52の下流端に設けられた水平部52aの高さとほぼ一致している。前記容器搬送コンベヤ4は、複数列(この実施例では6列)で容器2を搬送するようになっており、前記傾斜ガイド52は容器2の6列分の幅を有しているが、この容器載置プレート56は、各列の容器2ごとに独立して配置されている。なお、前記傾斜ガイド52の水平部52aおよび容器載置プレート56は、容器搬送コンベヤ4によって間欠的に搬送される容器2の停止位置に設けられている。
各容器載置プレート56は、それぞれ昇降手段54に取り付けられ独立して昇降できるようになっている。容器載置プレート56は垂直方向に配置されたリフト62上に固定されている。このリフト62は、ベース64に支持された上下2本の支持軸65、66を支点に回動可能な2本の平行なアーム67、68に連結されている。上方のアーム67は、2本の連結されたリンク69、70の上端に連結されており、これらリンク69、70をエアシリンダ71によって伸縮させることにより前記上方のアーム67を揺動させることができる。
エアシリンダ72の作動によって上方のアーム67を揺動させると、下方のアーム68も平行な状態を維持したまま揺動するので、リフト62は直立した状態を維持したまま昇降し、従って、容器載置プレート56は水平状態を維持したまま昇降する。この実施例では、前記エアシリンダ71の作動によりリンク69、70を折り曲げた状態(図2に示す状態)にしたときに2本のアーム67、68が下方に揺動し、リフト62および容器載置プレート56が下降した状態になり、容器載置プレート56が前記傾斜ガイド52の下流端の水平部52aとほぼ同一の高さに位置するようになっている。また、エアシリンダ71の作動によって連結されている両リンク69、70を直線に近い状態に延ばし、2本のアーム67、68を前記支点65、66を中心に上方に揺動させると、リフト62が直立した状態のまま上昇し、容器載置プレート56は水平な状態を維持して上昇する(図4に示す状態)。この容器載置プレート56の上昇位置では、グリッパ72が傾斜ガイド52の水平部52aに載っている容器2に干渉することなく容器載置プレート56上の容器2を保持できる高さであり、しかも、ホルダプレート14に当接しない高さであることは言うまでもない。
前記容器搬送コンベヤ4によって搬送されてきた容器2を取り出して排出コンベヤ58に引き渡す容器取り出し装置(移載手段)60は、前記容器載置プレート56上に載っている容器2をつかむグリッパ72と、このグリッパ72を前記容器載置プレート56の上方位置から排出コンベヤ58の上方へ移動させる移動手段74とを備えている。この実施例では、搬送コンベヤ4によってカップ状の容器2が6列で搬送され、下流端に到達した容器2は6本ずつグリッパ72によって把持されるようになっており、3本の容器2を把持するグリッパ72が2組設けられている。各グリッパ72は3カ所ずつのV字状の凹部を有するグリップ部材72a、72bを向かい合わせに配置し、エアシリンダ76によって接近離隔できるように構成されている。
前記2組のグリッパ72を取り付けた可動フレーム78が、前記移動手段74の動作によって、容器搬送コンベヤ4の下流端の上方と排出コンベヤ58の上方との間で往復移動する。移動手段74は、以下に述べる機構によって前記グリッパ72を往復移動させる。機枠80(図1参照)の上部にサーボモータ82が固定され、このサーボモータ82の出力軸82aに取り付けられた円板84を回転させる。この回転円板84の外周部に、つまり偏芯した位置に伝達ロッド86の一端が連結されている。伝達ロッド86の他端は、ギヤボックス88の中央部に回転自在に支持された中央軸90の端部に取り付けられた円板92の外周部に連結されてる。前記ギヤボックス88には、中央軸90の両側にそれぞれ回転軸93、94が回転自在に支持されている。中央軸90には大ギヤ96が固定され、両回転軸93、94にそれぞれ固定された小ギヤ97、98に噛み合っている。中央軸90がいずれかの方向に回転すると、両回転軸93、94は、中央軸90と逆方向に等速で同量だけ回転するようになっている。
両回転軸93、94は、ギヤボックス88から突出している部分にそれぞれレバー99、100の一端が固定されている。これら両レバー99、100の他端部にはそれぞれ支持ピン101、102が固定されており、これら両支持ピン101、102間に連結部材104が回転可能に支持されている。この連結部材104に、前記グリッパ72が取り付けられたフレーム78が固定されている。従って、前記中央軸90の回転が伝達されて両回転軸93、94が回転すると、それぞれのレバー99、100が平行な状態で回動し、前記フレーム78に取り付けられたグリッパ72が水平な状態を維持したまま上方に向けて円弧状に回転移動する。
容器取り出し装置60によって搬送コンベヤ4から取り出されたカップ状の容器2を排出する排出コンベヤ58は、前記搬送コンベヤ4の進行方向と直行する方向に配置されており、この実施例では、搬送コンベヤ4によって6列で搬送されてきたカップ状容器2は、この排出コンベヤ58によって1列で搬送される。
以上の構成に係る容器排出装置50の作動について説明する。容器搬送コンベヤ4は、両側のチェーン間に多数のホルダプレート14が取り付けられており、図1の矢印方向に間欠的に走行している。この容器搬送コンベヤ4のホルダプレート14が、上流側スプロケット6の周囲を回転して上面側に現れると、このカップ状容器用充填装置の上流端に設けられている容器供給装置16から、各ホルダプレート14にカップ状容器2が供給される。この実施例では、各ホルダプレート14にはそれぞれ6個の容器保持孔14aが形成されており、同時に6個のカップ状容器2が供給される。カップ状容器2は、開口部の周縁にフランジ部2aが形成されており、このフランジ部2aが、前記ホルダプレート14の容器保持孔14aの周縁部に係合して保持され、容器保持孔14a内に吊り下げられた状態で搬送される。
前記容器供給装置16から供給されたカップ状の容器2は、容器搬送コンベヤ4の間欠的な走行によって前進と停止を繰り返しており、最初の処理位置である充填ポジションAに停止すると、上方に設けられた充填装置18から液体等の内容物が充填される。
充填が終了したカップ状容器2は、次の処理位置であるシールポジションBに停止すると、上方に配置されたシール装置20が作動して、容器搬送コンベヤ4の搬送面の上方に供給されている蓋材としてのフィルム38をこのカップ状容器2の開口部に溶着する。
シールポジションBでフィルム38が蓋として溶着されたカップ状容器2は、再度前進して次の処理位置であるトリミングポジションCに停止する。このトリミングポジションCでは、上方のトリミング装置22が作動して、下方に停止しているカップ状容器2の蓋として溶着されたフィルム38の周囲を、このシート状のフィルム38の本体部から切り離す。
液体が充填され、開口部がシールされたカップ状の容器2は、搬送コンベヤ4の間欠的な移動により次第に前進し、容器排出装置50の傾斜ガイド52が配置されている位置に到達すると、容器2の底部2bが傾斜ガイド52の上面に当たり、前進に伴って次第に上昇される。容器搬送コンベヤ4の容器保持孔14aによって開口部の周縁に形成されたフランジ部2aが支持されていた容器2は、次第に容器保持孔14a内から抜け出し、傾斜ガイド52の下流端に設けられている水平部52a上に移動する。容器2が傾斜ガイド52の水平部52a上に移動した時点では、その上部が搬送コンベヤ4の容器保持孔14aから上方に抜け出している(図2中に符号2Aで示す容器参照)。
搬送コンベヤ4は間欠的に前進しており、傾斜ガイド52の下流側の水平部52aに連続して設けられている容器載置プレート56は、昇降手段54の作動によりこの搬送コンベヤ4の駆動に同期して昇降するようになっており、容器2が搬送コンベヤ4の前進によって傾斜ガイド52の水平部52aから前進する際には、容器載置プレート56がこの水平部52aとほぼ同じ高さの下降位置に停止している。
搬送コンベヤ4の次の移動により傾斜コンベヤ52の下流端の水平部52a上に載っている容器2(2A)は、隣接する容器載置プレート56上に移される。容器2が載置プレート56上に載ると、昇降手段54のエアシリンダ71が作動してリンク69、70を伸ばして両アーム67、68を上方へ回動させることにより、リフト62および容器載置プレート56を上昇させる(図4参照)。リフト62および容器載置プレート56が上昇すると、容器2は搬送コンベヤ4の容器保持孔14aから大部分が抜け出し、グリッパ72によって容器2を把持する際に、上流側の水平部52aに載っている容器2にグリッパ72が干渉しないようになっている。この実施例では、容器2が傾斜ガイド部材52の下流端の水平部52aから容器載置プレート56上に移された後、この容器載置プレート56を上昇させることにより容器2を上昇させるようにしているので、従来のように容器2を押し上げる部材(この実施例では容器載置プレート56)が容器2に衝突することはなく、安定した状態で容器2を上昇させることができる。
昇降手段54の作動によって容器2が上昇されると、開放した状態のグリッパ72が、移動手段60のサーボモータ82の作動により排出コンベヤ58側から容器載置プレート56の上方に移動し、上昇している前記容器2の上部を両側から挟んだ状態になる。この状態になった後、エアシリンダ76が作動して両グリップ部材72a、72bを接近させ、容器2を把持する。
グリッパ72が容器2を把持すると、次に移動手段60のサーボモータ82が作動して回転円板84を回転させる。回転円板84が回転すると、この回転円板84に偏芯して連結されている伝達ロッド86を介して中央軸90が回転する。中央軸90が回転すると、この中央軸90に固定されている大ギヤ96に噛み合う2つの小ギヤ97、98が回転し、これら小ギヤ97、98がそれぞれ固定されている両回転軸93、94が同方向に回転する。これら両回転軸93、94の回転によって、両レバー99、100が上方へ向けて回動することにより、両グリッパ72が、円弧を描いて上方を回転移動し、容器搬送コンベヤ4から取り出した容器2を排出コンベヤ58上に移載する。
この実施例にかかる容器排出装置50では、容器搬送コンベヤ4によって搬送されてきたカップ状容器2を、傾斜ガイド52によって予め上昇させておき、その後昇降手段54によって上方へ押し上げてグリッパ72で保持するようにしているので、昇降手段54によって下方から押し上げるストロークが短いため、高速運転をする場合であっても、容器2に与える衝撃を従来よりも大幅に低減することができる。
容器排出装置を備えたカップ状容器用充填装置の側面図である。 容器排出装置の側面図である(実施例1)。 移載手段の一部を断面とした平面図である。 容器排出装置の作動時(容器押し上げ時)の状態を示す側面図である。
符号の説明
2 カップ状容器
2a 容器のフランジ部
4 搬送コンベヤ
50 容器排出装置
52 傾斜ガイド部材
54 昇降手段
56 容器載置部材(容器載置プレート)
60 移載手段(容器取り出し装置)

Claims (1)

  1. 開口部の周縁に形成されたフランジ部に係合してカップ状容器を保持し間欠的に搬送する搬送コンベヤから、カップ状容器を排出する容器排出装置において、
    前記搬送コンベヤの下方に配置され、下流側に向かって次第に上昇する傾斜ガイド部材と、この傾斜ガイド部材の下流側に配置され、カップ状容器を水平状態で載置する容器載置部材と、この容器載置部材を昇降させる昇降手段と、前記容器載置部材に載置され、上昇されたカップ状容器を排出位置に移載する移載手段とを備えたことを特徴とする容器排出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006306585A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Shibuya Kogyo Co Ltd 物品移載装置

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