JP2002053107A - 自動包装機における袋供給装置 - Google Patents

自動包装機における袋供給装置

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JP2002053107A
JP2002053107A JP2000241088A JP2000241088A JP2002053107A JP 2002053107 A JP2002053107 A JP 2002053107A JP 2000241088 A JP2000241088 A JP 2000241088A JP 2000241088 A JP2000241088 A JP 2000241088A JP 2002053107 A JP2002053107 A JP 2002053107A
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bag
bags
supply device
holding
packaging machine
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JP2000241088A
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Masanori Yasuhira
正則 安平
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Toyo Jidoki Co Ltd
Original Assignee
Toyo Jidoki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異形袋でも多量の枚数の袋のセットが可能
で、確実に一枚ずつに袋が分離され、且つ正しい位置及
び姿勢で袋を包装機へ供給できる袋供給装置。 【解決手段】 多数の袋Wを袋受け板23上に積層保持
する袋積層保持装置3から、袋取り出し吸盤48で一枚
ずつ取り出し、袋移送吸盤64に引き渡す。移送吸盤は
袋を搬送装置の袋載置プレート65上に載置する。第1
送りローラ90が下降してベルト72との間に袋を挟
み、上昇している第2送りローラ91の下側へ搬送す
る。第2送りローラが下降し、ベルトとの間に袋を挟
み、上昇している爪車101の下側へ搬送する。爪車が
下降し、袋をストッパ118へ向けて付勢し、袋の前端
部を確実にストッパに当接させ、その位置に保持する。
袋供給用第1吸盤106が袋を吸着し、上方へ移動す
る。そこで待機する第2吸盤122に袋を引き渡し、第
2吸盤は回動して包装機300へ袋を引き渡す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動包装機における袋供
給装置に関し、さらに詳細に言えば、例えば自立袋や、
或いはチャック付きの袋等の異形袋であっても多量にス
トックし、且つ正しい姿勢で袋を包装機のグリッパに供
給できる袋供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動包装機へ包装袋を供給する装
置として、コンベア式マガジンがある。これはコンベア
上に多数の袋を、コンベアの進行方向で僅かづつずらし
て配置して移送し、途中に配置した分離装置により先頭
の一枚を分離早送りするものであるが、上下の袋が搬送
方向で前後が逆になってしまう場合がある。また、薄い
平袋や付着しやすい袋材を使用した包装袋の場合、一枚
ずつ分離する事が困難な場合がある。また、チャック付
き等の異形袋等の場合、積載枚数を多く出来ないといっ
た問題点もある。
【0003】袋供給装置の他のタイプとして昇降式マガ
ジンがある。このタイプでは、袋を上下に重ねてマガジ
ンにセットし、一番上の袋を吸盤装置等で取り出し、包
装機の把持装置へ引き渡す。このタイプでは、袋をマガ
ジンにセットする際の作業性を考えて、通常マガジンの
寸法が袋の寸法に対して余裕を持たしてある。しかし、
この袋の積み込み作業を行う際に、袋の両側部及び前端
部を正確に位置決めしてセットしないと、袋を正確な姿
勢で包装機のグリッパに供給することが出来ない。積層
する大量の袋を全てそのように位置決めしてセットする
ことには困難がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の問
題点に鑑みなされたものであり、平袋、チャック付き等
の異形袋、さらには自立式包装袋にも適用でき、多量枚
数の袋のセットが可能で、且つ正確な姿勢で袋を包装機
へ供給できる袋供給装置を提供することをその目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る自動包装機における袋供給装置は、多
数枚の包装袋を上下に積層して保持する袋マガジンを含
んでなる袋積載保持装置と、該袋積載保持装置に隣接し
て配置され、一端側において袋積載保持装置からの袋を
受入れ、その袋を略水平状態で受け止めて支持し、略水
平面内で他端側へ搬送する袋搬送装置と、マガジン内で
最上に位置する包装袋を取り出し、搬送装置の一端部に
移送する袋取り出し移送装置と、搬送装置の他端側に隣
接して設けられ、搬送装置から送られた袋の前端部を所
定の位置に位置決めし、袋をその状態に保持する袋位置
決め保持装置とを備えて構成した。
【0006】ある実施の形態では、その搬送装置は、取
り出し移送装置により移送された袋を該搬送装置内に取
り込む袋取り込み装置と、該取り込まれた袋を他端側へ
送る袋送り装置とを備えている。
【0007】さらに他の実施の形態では、その袋取り込
み装置と袋送り装置とは、反転状態で作動し、袋取り込
み装置が袋の取り込みを行っているときには袋送り装置
は袋送りを行わず、袋送り装置が袋送り行っているとき
には袋取り込み装置は袋取り込みを行わないように構成
されている。
【0008】さらに他の実施の形態では、その搬送装置
は、袋の搬送方向に略直交する軸回りに揺動自在に支持
され、搬送装置の一端側へ向かって延びる第1アーム
と、他端側へ向かって延びる第2アームを備えた揺動部
材を備え、この第1と第2のアームにそれぞれ第1と第
2のローラが回転自在に取り付けられ、袋取り込み装置
は第1のローラを、袋送り装置は第2のローラを含んで
構成されている。
【0009】さらに他の実施の形態では、その搬送装置
は、袋の搬送方向に延びるコンベアを備え、搬送装置の
揺動部材はこのコンベアと対向して配置され、第1と第
2のローラはそれぞれこのコンベアとの間に袋を挟んで
回転し、袋取り込み及び袋送りを行うようになってい
る。
【0010】さらに他の実施の形態では、袋位置決め保
持装置は、袋の前端部が当接するストッパと、袋をスト
ッパへ向けて付勢する付勢装置とを備えている。
【0011】さらに他の実施の形態では、袋位置決め保
持装置はさらに、搬送装置から送られた袋を水平状態で
支持する袋受け面を備えた受け部材を備え、付勢装置は
回転部材を備え、該回転部材が袋受け面との間に袋を挟
んで回転することにより、袋をストッパに向けて付勢す
るようになっている。
【0012】さらに他の実施の形態では、付勢装置の回
転部材は、受け面との間に袋を挟む作動位置と、受け面
から離れた退避位置との間で移動可能になっている。
【0013】さらに他の実施の形態では、その袋積載保
持装置は、袋を支持する袋受け板を備え、該袋受け板は
袋取り出し移送装置による袋の取り出しに応じて順次上
昇し、袋積載保持装置はさらに、袋受け板の上昇に応じ
て、この袋受け板を傾動させる傾動装置を備えている。
【0014】さらに他の実施の形態では、その袋積載保
持装置は、袋を支持し、袋取り出し移送装置による袋の
取り出しに応じて順次上昇する袋受け板を備え、袋は袋
カセットに収納されて袋積載保持装置に供給され、この
袋カセットは、袋を支持する底板を備え、袋積載保持装
置の袋受け板はカセットの底板を支持し、カセットの底
板と袋受け板とには、互いに係合して、受け板が所定の
範囲で傾いても、底板を受け板上の所定の位置に保持す
る係合手段が設けられている。
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本願発明の具
体的実施の形態を説明するが、本願発明の範囲は以下に
説明される実施の形態に限定されるものではない。
【0015】図1は、本発明の一実施の形態に係る袋供
給装置1の全体の概略構成を示す側面断面図である。こ
の袋供給装置1は、多数枚の袋Wを上下に積層状態で保
持する袋積載保持装置3と、該袋積載保持装置3に隣接
して配置され、袋積載保持装置3から移送された袋Wを
所定の位置まで搬送する袋搬送装置5と、袋Wを所定の
位置で位置決め保持する位置決め保持装置6と、袋Wを
袋積載保持装置3から取り出し、袋搬送装置5へ移送す
る袋取り出し移送装置7とを備えている。
【0016】袋積載保持装置3について、図1に加えて
図2及び図3を参照しながら説明する。図2は袋積載保
持装置3と袋取り出し移送装置7を示す図で、イは側面
図であり、ロはイの左方からみた場合の正面断面図であ
り、図3は袋積載保持装置3の昇降駆動部の平面図であ
る。なお、本実施の形態では図1に示されるように、袋
積載保持装置3は全体的に上方側が右に傾いて設けら
れ、後述の袋受け板23を移動させるためのチェーン1
6もその方向に延びており、袋受け板23もその方向に
移動するようになっているが、図2においては説明の便
宜上、反時計方向に若干回転した状態で示し、袋受け板
23が略垂直方向へ移動するように図示してある。ま
た、図2のロから明らかなように、本実施の形態での袋
積載装置3は、左右並列に配置された2つの袋積載ユニ
ット10a、bを備えている。これら二つのユニット1
0a、bは左右対称に構成されている点を除き、他の構
成は同じである。なお、後述する袋搬送装置5と袋移送
装置7等も同じく、それぞれ二つの同じ構成のユニット
からなっている。なお、説明の便宜上、図1において左
側を装置1の前側、右側を後側、紙面垂直方向手前側を
右側、後側を左側として説明する。
【0017】図において、符号11a、bはサイドフレ
ームであり、符号12a、bはこれらのサイドフレーム
11a、bの間で延びている上下のステーである。サイ
ドフレーム11a、bにはその外側にそれぞれ駆動用モ
ータ13a、bが取り付けられている。モータ13の出
力軸にはサイドフレーム11の内側で駆動スプロケット
14a、bが一体回転可能に取りけられ、この駆動スプ
ロケット14と、サイドフレーム11の下方部分に回転
可能に取り付けられた被動スプロケット15a、bとの
間にチェーン16a、bが掛け回されている。
【0018】チェーン16のそれぞれには、連結金具1
9a、b(図3)を介して昇降ブラケット20a、bが
取り付けられ、チェーン16と一体に移動するようにな
っている。昇降ブラケット20の上には、それぞれ一対
の軸受けブラケット21a、a、b、bが互いに向かい
合って立設されており、この軸受けブラケット21に回
転可能に支持された袋受け板回転軸22a、bに、多数
の袋Wを上下方向に積層した状態で支持する袋受け板2
3a、bが一体回転可能に取り付けられている。図2ロ
において符号31は軸22の抜け止め用リングである。
【0019】サイドフレーム11の外側面には、それぞ
れカム板24a、bが取り付けられ、その内面側にはカ
ム溝25a、bが図示の通り形成されている。このカム
溝25に、袋受け板回転軸22のそれぞれサイドフレー
ム11側の端部に一体回転可能に取り付けられた受け板
揺動アーム26a、bの端部に回転可能に取り付けられ
たカムローラ27a、bが嵌まっている。なお、本実施
の形態では、包装袋Wは自立型であり、袋の底部側が袋
口側に比して厚くなっており、多数枚重ねると、底部側
が厚くなる。
【0020】そこで、カム溝25は、以下の様な形状と
なっている。即ち、新たに袋Wを袋受け板23に積載す
る位置では、受け板23はその最下位位置に位置してい
る(図1において実線で示し、図2イで符号A1で示し
てある)。この時受け板23は図1においては前側が若
干上方に位置するように傾けられている(図2イにおい
ては水平)。これは袋Wの積み込みをやり易くするため
である。積み込みが終わると、受け板23がそれより上
方の取り出し開始位置に移動する。この区間のカム溝2
5の形状は、図2イにおいて上に向かうにつれて次第に
右に変位しており、従って、受け板回転軸22は図中反
時計方向に回転し、図2イで符号A2で示すように、受
け板23は前側が下がった状態になる。このように取り
出し開始位置において受け板23が傾くのは、前述の通
り本実施の形態で処理する袋は所謂自立型の袋であるの
で、多数枚重ねると底部側が厚くなる。そこで底部側が
位置する受け板23の前側を下げた状態にして、一番上
にある袋を図2イで略水平にして、後述の吸盤での吸着
を行い易くするためである。
【0021】符号A2の位置から符号A3の位置までは
カム溝25は変位しないので、同じ傾きを維持して移動
する。そして符号A3の位置を少し過ぎると、今度は先
程とは逆に図2イにおいて左側へ少しずつ変位する。こ
れにより、受け板23の傾きが少しずつ少なくなり(符
号A4)、最上位にある袋Wが常に図2イにおいて略水
平になるようにする。そして最上位の位置A5に達する
と、受け板23は略水平になる。
【0022】なお、符号28a、bはそれぞれの袋受け
板23a、bの左右に立設されたそれぞれ対になった袋
側縁部ガイドプレートであり、ステー12に取り付けら
れている。また符号29は前板であり、袋Wの袋口側を
受け止めるようになっている。これらと袋受け板23と
で所謂袋マガジンを構成している。なお、前述の袋受け
板回転軸22の揺動アーム26が取り付けられる側の端
部は、袋側縁部ガイドプレート28のそれぞれ外側に位
置する側のプレートの外側にまで延びているが、その外
側のガイドプレート28には上下方向に延びる長孔30
が形成されており、回転軸22の端部はこの長孔30に
沿って移動する。
【0023】図1及び3において、符号32はステー1
2に取り付けられたスライドレール取付けプレートであ
り、このプレート32にスライドレール33a、bが上
下に延びて取り付けられている。そしてこのレール33
に、昇降ブラケット20に取り付けられたスライダ34
a、bが嵌まって、袋受け板23の上下動を案内するよ
うになっている。
【0024】次に袋積載装置3からの袋Wの取り出し及
び搬送装置5への移送について、図1、2と図4を参照
して説明する。図4においてイは袋取り出し移送装置7
を構成する袋取り出し装置8の正面図であり、ロは袋取
り出し装置8の一部である、後述する袋取り出し用吸盤
48a、bを示す正面図である。
【0025】この取り出し装置8は、袋積載保持装置3
の、一方のサイドフレーム11bに取り付けられたエア
ーシリンダ41を備えている。符号42はサイドフレー
ム11に取り付けられた軸受43a、bにより回転自在
に支持された軸であり、その軸42の右側端部は右側の
サイドフレーム11bを越えて延びており、その先端に
は揺動レバー44が一体回転可能に取りけられている。
そして、その揺動レバー44の端部には、エアーシリン
ダ41のロッドの先端に取り付けられたジョイント45
が回動可能に取りけられている。従って、エアーシリン
ダ41の作動に応じて、軸42が所定の方向に回動する
ようになっている。
【0026】符号46a、bは揺動ブロックであり、そ
れぞれ向かい合った二個のブロックで構成され、サイド
フレーム11の内側で軸42に回転自在に取り付けられ
ている。これら揺動ブロック46の上面に、吸盤取付け
プレート47a、bが取り付けられ、図1において前後
方向水平に延びている。この吸盤取付けプレート47の
後端近くには、それぞれ2個の袋取り出し用吸盤48
a、bが下向きに取り付けられている。吸盤48は図示
しない真空源に接続されている。そしてそれぞれ対の揺
動ブロックの内のサイドフレーム11に近い側のブロッ
クには、バネフック49a、bが取り付けられ、このバ
ネフック49と、サイドフレーム11に取り付けられた
バネフック50a、bとの間に引っ張りバネ51a、b
が設けられ、揺動ブロック46を図1において軸42に
対して時計方向の回転力を付与している。
【0027】図1及び図4の(イ)において符号52
a、bは、それぞれ、前述の揺動ブロック46a、a、
b、bのそれぞれ2個のブロックの間で軸42に一体回
転するよう取り付けられた中間レバーであり、その先端
にはそれぞれ吸盤取付けプレート47の下面側を支持す
るローラ53a、bが回転可能に取り付けられている。
袋取り出し装置8は,上記の如く構成され、エアーシリ
ンダ41のロッドが収縮することにより軸42が図1に
おいて時計方向に回転し、中間レバー52が時計方向に
回転する。それに伴ってバネ51の力により揺動ブロッ
ク46が時計方向に回転し、吸盤48が符号B1で示さ
れる初期位置から下方へ移動し、袋積載保持装置3の受
け板23上のある袋Wの一番上の袋に当接し、図示しな
い真空源の作用により、袋Wを吸着し、その状態でエア
ーシリンダ41のロッドが延びることにより、中間レバ
ー52が反時計方向に回転し、ローラ53によりプレー
ト47が持ち上げられ、初期位置B1に復帰することと
なる。なお、吸盤48が袋Wに吸着する位置は、図中B
2で示される位置から、袋Wを一枚取り出すごとに図中
B3で示される位置へと移動する。この間、袋Wを受け
止めている受け板23は移動せず、同じ位置に止まって
いる。そして吸盤48がB3の位置まで下降して袋を取
り出すと、受け板23は所定の量だけ上方へ移動し、次
の袋の取り出しは再度符号B2の位置で行われれ、これ
を繰り返すようになっている。いずれの場合でも、中間
レバー52は、ローラ53がプレート47の下降を妨げ
ないのに必要な量だけ回転する。ただし、袋の取り出し
に伴う受け板23の移動はこの方法に限定はされず、例
えば袋が一枚取り出されるごとに僅かな距離だけ上昇す
るようにしてもよい。
【0028】袋取り出し移送装置7の移送装置9につい
ては、図1、2及び図4のハを参照して説明する。符号
35は袋積載保持装置3のサイドフレーム11の前後端
部付近の上端部に掛け渡された二本のトップフレームで
あり、移送装置9は、このフレーム35に取り付けられ
たロッドレスシリンダ61を備え、該シリンダ61は装
置1の前後方向に延びる二本のガイド軸62a、bに沿
って、図1に於いて2点さ線で示す初期位置と、実線で
示す前進位置との間で移動可能となっている。このロッ
ドレスシリンダ61には、その左右に二つの袋移送用吸
盤取付けプレート63a、bが取り付けられている。こ
のプレート63は略「コ」の字の形をしており、その一
方の水平部がロッドレスシリンダ61の上面に取り付け
られ、垂直部がロッドレスシリンダ61の側面に沿って
垂下し、下側の水平部分は互いに近づく方向に曲がり、
さらに後方へ延びており、ここに移送用吸盤64a、b
が取り付けられている。
【0029】袋移送用吸盤64は、サイドフレーム11
の前後方向で袋取り出し用吸盤48と略同じ位置に位置
し、左右方向では、それぞれ対となっている二本の袋取
り出し用吸盤の略中間に位置している。その吸着面は、
初期位置B1にある袋取り出し用吸盤48の吸着面と略
同じ高さにあり、従って、袋取り出し用吸盤48により
上方へ取り出された袋Wに接し、これを吸着することが
できる。吸着位置は袋Wの袋口より少し下の位置であ
る。一方袋取り出し用吸盤48は吸着を停止し、袋Wを
袋移送用吸盤64に引き渡す。するとロッドレスシリン
ダ61が図1において右へ移動し、スライドレール取付
けプレート32の上端に取り付けられた袋載置プレート
65a、b上に運ぶ。
【0030】袋搬送装置5については、図1、2に加
え、図5乃至7を参照して説明する。図5は図1の搬送
装置部分の拡大図であり、図6は搬送装置5の前側部分
である袋取り込み部分の正面断面図であり、図7は袋W
を搬送装置5から取り出す部分の説明図である。
【0031】搬送装置5は、「コ」の字を下向きにした
形の、上板部分71aとその両側に立設した側板部分7
1b、bとを備えた搬送部ボトムフレーム71を備えて
いる。このボトムフレーム71は、この袋供給装置1が
取り付けられる包装装置300の機台301上に、座3
02を介して取り付けられた、底板部分と両側板部分と
を備えた、上向きの「コ」の字型の袋供給装置取付けフ
レーム303の、両側板の上端部に下り付けられてい
る。なお、袋供給装置取付けフレーム303の底板部分
は図1において装置の前方へと延びており、その延長部
分に袋積載部取付けプレート304が取り付けられ、こ
のプレート304に、前述の袋積載保持装置3のスライ
ドレール取付けプレート32が取り付けられ、これによ
り袋積載保持装置3は包装装置300の機台301に取
り付けられている。
【0032】搬送部ボトムフレーム71の上板部分71
aの下面側で、前述の袋積載保持装置3に近い側には袋
Wを搬送するためのベルト装置が設けられている。すな
わち、ボトムフレーム71の上板部分71aの下面側に
於いて、上板部分71aの前後方向で所定の間隔で、搬
送ベルト用前ローラ73a、bと搬送ベルト用後ローラ
74a、bが、それぞれ前後に配置された軸75a、b
と一体回転可能に設けられている。軸75a、bはその
両端を適宜な軸受け76a、a、76b、bで支承され
ている。このローラ73、74には搬送ベルト72a、
bが掛け回されている。
【0033】左側のボトムフレーム71の内側に、モー
タ77がモータ取付けプレート78を介して取り付けら
れている。そして、その出力軸に一体回転可能に取り付
けられた駆動プーリ79と、前後の軸75a、bの左側
端部に一体回転可能に取り付けられた従動プーリ80
a、bとの間に、駆動ベルト81が巻き回されている。
そしてモータが回転することにより、搬送ベルト72
が、その上側部分が装置の前側から後側へ向かう方向に
移動するようになっている。
【0034】ボトムフレーム71の上面側には、搬送さ
れる袋の両側縁部をガイドする、上向き「コ」字状の搬
送部袋ガイド82a、bが取り付けられている。なお、
ボトムフレーム71の上板部分71aと搬送部袋ガイド
82a、bの底板部分には搬送ベルト72に対応した切
欠きが形成されており、その切欠きに搬送ベルト72の
上側移動部分が臨み、ベルト72の外表面が搬送部袋ガ
イド82a、bの上面と面一或いはそれより若干上に出
るようになっている。
【0035】袋積載保持装置3に近い側において、ボト
ムフレーム71の両側板71bに搬送部サイドフレーム
85a、bが取り付けられている。符号87a、bは、
各搬送ベルト72a、bに対応して設けられた、それぞ
れ一対の送りローラ支持アームであり、この支持アーム
87a、bは、サイドフレーム85a、bに回転可能に
支承された共通の軸86に一体回転可能に取り付けら
れ、その軸86の両端は、適宜な軸受けを介してサイド
フレーム85a、bに回転可能に取り付けられている。
【0036】支持アーム87a、bは、それぞれ軸86
の両側に延びる、アーム前部88a、bとアーム後部8
9a、bとを備え、それぞれその端部に第1送りローラ
90a、bと第2送りローラ91a、bを回転可能に備
えている。即ち符号92a、b、93a、bは、それぞ
れ両端をアーム前部88a、bと後部89a、bに固着
され、第1、第2送りローラ90、91を回転可能に支
持しているローラ回転軸である。そして図から明らかな
とおり、支持アーム87a、bは軸86を支点としてシ
ーソの如くに動作可能になっており、第1と第2の送り
ローラ90と91の一方が下がって搬送ベルト72に接
触する位置にあるときには、他方のローラは上昇して搬
送ベルト72から離れている。なお、第1送りローラ9
0と第2送りローラ91はそれぞれ前後方向及び左右方
向で前後の搬送ベルトローラ73、74と略同じ位置に
配置され、それぞれ下に下がった時には搬送ベルト72
を対応する搬送ベルトローラとの間に挟んだ状態で回転
する。
【0037】符号94は左側のサイドフレーム85aに
取り付けられたエアーシリンダであり、そのロッドの先
端は、左側の第1送りローラ90aの回転軸92aの、
左側の支持アーム87aを越えて延びている端部にジョ
イント95を介して回転可能に取り付けられている。従
って、エアーシリンダ94が作動することにより、支持
アーム87が揺動運動を行い、第1と第2送りローラ9
0、91とが上下方向反対方向に移動する。符号96
a、bは、移動する袋Wの状面を案内する袋上面ガイド
である。
【0038】この袋供給装置1は、搬送装置5から送ら
れた袋Wを、その前端部を所定の位置に位置決めし、袋
をその位置に保持する袋位置決め保持装置6も備えてい
る。すなわち、第2送りローラ91の後側に、爪車10
1a、a、b、bが配置されている。これについては図
1のA部拡大図である図7及びその平面図である図8を
も参照して説明する。符号103a、bは、その両端が
ボトムフレーム71の側板部71bに取り付けられた爪
車支持アーム支点軸102により、回動可能に支持され
た爪車支持アームである。爪車101は、この支持アー
ム103の先端部近くで回動可能にその両端を支持され
た爪車回転軸104に、一体回転可能に取り付けられて
いる。爪車101は図8から判るとおり、各ユニットに
二個、移送される袋Wの両側縁部近くに位置するように
配置されている。なお、爪車支持アーム103aには、
爪車回転用モータ105が取り付けられ、図示しない制
御装置からの信号により爪車回転軸104を駆動するよ
うになっている。
【0039】符号107は、袋供給用第1吸盤106
a、a、b、bが取り付けられた、「コ」の字状に形成
された揺動アームである。この揺動アーム107は、そ
の両側の側板部107a、bの端部において、前述の爪
車支持アーム支点軸102に回動可能に支持されてい
る。そして両側板部107a、bを繋ぐ連結部107c
の外側に、袋供給用第1吸盤106が下向きに取り付け
られている。この吸盤も各ユニット毎に2個設けられ、
後述の如く作動したときに、袋Wの袋口より少し離れた
位置で、左右対称な位置で袋Wに対する位置に配置され
ている。
【0040】符号108(図1)は、包装装置300側
から延びている駆動ロッドであり、図示されていないカ
ムレバーに取り付けられている。この駆動ロッド108
の端部は支点軸110に回動可能に支持された中間レバ
ー109に連結され、その中間レバー109の他端側は
連結ロッド111に連結されれている。さらにこの連結
ロッドの他端側は、揺動アーム107の側板部107a
に、連結部107c近くで連結されている。
【0041】図7の(ロ)を参照すると、爪車支持アー
ム103には爪車101より支点軸102寄りで上方の
位置で、装置の左右方向外側へ向かって延びるバネ受け
アーム112a、bが設けられている。このアーム11
2は、揺動アーム107に形成された長孔113を通っ
て揺動アーム107の外側へ延びている。一方揺動アー
ム107には、その長孔113の両端部近くに上下の受
け板114、115が取り付けられ、それらの間にバネ
ガイド軸116が延びている。このガイド軸116を囲
んで、上側の受け板114とバネ受けアームとの間に圧
縮コイルバネ117が配置されている。従って、前述の
駆動ロッド108が動作することにより揺動アーム10
7が支点軸102の回りで揺動すると、同時に爪車支持
アーム103も揺動する。
【0042】符号118は袋Wの袋口が当接する袋前端
ストッパであり、ボトムフレーム71に固定され、送ら
れてくる袋Wを位置決めして、袋供給用第1吸盤での吸
着備えるものである。そして符号119a、bは袋検出
片であり、それぞれ、搬送部袋ガイド82により両端を
支持された検出片支点軸120a、bにより、回動可能
に支持されている。符号121a、bは支点軸120の
端部に対応して配置された近接センサである。袋Wの前
端すなわち袋口がストッパ118に当たると検出片11
9が回動し、それが近接センサ121により検出され
る。
【0043】前述の第2送りローラ91により送られた
袋Wは、搬送する袋の寸法によって、その袋口がストッ
パ118に当たる位置まで送り込まれる場合もあり、ス
トッパ118に達しない場合もある。また、ストッパ1
18に当たった場合でも後戻りしてしまう場合もある。
そこで、後述のタイミングチャートに示されるように、
第2送りローラ91が未だ下降した位置にある間の適宜
なタイミングで、爪車101と第1吸盤106が下降す
る。そして、先に爪車101が作動を開始し、回転して
確実に袋Wの前端をストッパ118に当たる位置へ移動
させ、ストッパ118に当たった状態に維持する。これ
は袋検出片119により検出される。その後第1吸盤1
06が作動し、袋Wを吸着する。なお、袋Wの両側縁部
は、搬送部袋ガイド82により、搬送装置5により搬送
される間も、袋位置決め保持装置6で付勢されている間
もガイドされており、従って袋Wはきわめて正確な位置
に位置決めされている。
【0044】この状態で第1吸盤106が袋Wを吸着す
ると、駆動ロッド108が逆に作動し、爪車101と第
1吸盤106とを元に位置に復帰させる。そこには袋供
給用第2吸盤122が待っており、第1吸盤106から
袋Wを受け取る。そして図示してない軸回りに所定の角
度だけ回動し、図1に破線で示す位置に至り、包装装置
300へ袋Wを引き渡すこととなる。
【0045】以上の構成からなる袋供供給装置1では、
以下のように作動する。なお、図9に各吸盤、送りロー
ラ等の作動のタイミングチャートを示す。
【0046】最初に、袋積載保持装置3の袋受け板23
が図1で実線で示されたA1状態にあり(図2では破線
で示されている)、この受け板23に所定枚数の袋が重
ねた状態で載置されると、受け板23が所定の距離だけ
上昇し、併せて受け板23が反時計回りに所定角度回動
し、図1に破線で示すA2の状態となる。前述のとお
り、これにより一番上の袋Wは下降してきたときの吸盤
48の吸着面と略並行になる。これにより袋を供給する
準備が完了する(図2も参照)。以後、袋が取り出され
るのに伴い、受け板は前述の如く上昇し、かつ、適宜傾
動をして、一番上の袋を下降した吸盤48の吸着面と略
並行になるようにする。
【0047】供給開始になると、袋取り出し用吸盤48
が図中実線で示される初期位置から破線で示される吸着
位置へ下降し、一番上の袋Wを吸着する。そして所定時
間経過後に初期位置へ復帰する。
【0048】その間、袋移送用吸盤64は、その前に袋
取り出し用吸盤48から受け取った袋を袋搬送装置5へ
渡すべく、図1で実線で示される前進位置にあるが、取
り出し用吸盤48が初期位置に戻る前に、図中破線で示
される初期位置に復帰している。そして初期位置に戻っ
た取り出し用吸盤48から袋Wを受け取り、前進位置へ
移動する。取り出し用吸盤48は、所定時間後に再度吸
着位置へ移動する。
【0049】袋移送用吸盤64が前進してくるとき、送
りローラ支持アーム87は図1で実線で示される、時計
方向へ回動した位置にあり、第1送りローラ90は搬送
ベルト72から離れている。そこへ、移送用吸盤64に
より袋wが運ばれて袋積載プレート65の上に載置され
る。この時、袋Wの前端すなわち袋口から若干の幅の部
分が、搬送ベルト用前ローラ73を越えて搬送ベルト7
2の上に延びて、袋搬送ガイド96の入口近くに位置す
るようになっている。
【0050】移送用吸盤64は吸着を止めて初期位置へ
戻る。これに対し所定の時間遅れで、送りローラ支持ア
ーム87が反時計方向へ回動し、第1送りローラ90が
下に下がって袋Wとベルト72とを間に挟む形で搬送ベ
ルト用前ローラ73の上に当接して回転する。これによ
り、ベルト72の移動に同伴して袋Wを、袋搬送ガイド
96の下側を通して、この時には上方へ移動している第
2送りローラ91の下側へ送り込む。そして所定の時間
経過後、支持アーム87が再度時計方向へ回動し、第1
送りローラ90は移送用吸盤64により運ばれてくる次
の袋に備える。第2送りローラ91は第1送りローラ9
0とタイミング的には逆の作動になり、第1送りローラ
90が下降して袋を送っている場合には、上昇した位置
にあって送られてくる袋を迎え入れ、第1ローラ90が
上昇すると逆に下降して、ベルト72と協働して、第1
送りローラ90から送り込まれた袋を搬送部袋ガイド8
2の上面に沿って、ストッパ118の方向へ向けて送り
込む。そして再度上昇して次に備える。
【0051】爪車101と袋供給用第1吸盤106は、
第2送りローラ91が袋Wを送っている間は図1に実線
で示す初期位置にあり、第2送りローラ91から送られ
る袋に備える。第2送りローラ91が未だ下降した位置
にある間に爪車101と袋供給用第1吸盤106は下方
へ移動開始する。そして所定距離下降すると爪車101
が袋Wに接触し、その回転により袋を送り、袋Wの前端
をストッパ18に当接させ、その状態を維持する。本実
施の形態では、この時には第1吸盤106の吸着面は未
だ袋Wに接しておらず、また真空が作用しておらず、爪
車101による袋Wの送りの邪魔をしないようになって
いる。ただし、他の実施の形態では、爪車101による
袋を送る力が十分大きく、その作用の障害にならなけれ
ば、爪車101と略同時に第1吸盤106の吸着面が袋
Wに接するようにしてもよい。ただしこの場合でも真空
は未だ作用させない。袋Wがストッパ118に当たって
いることは、前述のとおり検出片119により検出され
る。
【0052】所定時間経過後、第2送りローラ91は上
昇し、次いで第1吸盤用揺動アーム107がさらに僅か
に時計方向へ回動して、第1吸盤106をしっかりと袋
Wに密着させ、位置ズレしないようにして袋Wを吸着す
る。なお、爪車101の各爪はゴム等の弾性体で作られ
ており、弾性変形可能である。また、爪車支持アーム1
03と第1吸盤用揺動アーム107との間に配置された
圧縮バネ117により、爪車101の余剰な下方向への
移動は吸収される。袋Wを吸着した第1吸盤106は初
期位置へ復帰し、そこで待機している第2吸盤122に
袋Wを引き渡す。
【0053】図10以下は、本発明の第2の実施の形態
を示す図である。この第2の実施の形態では、昇降型マ
ガジンとしての袋積載保持装置に、袋を直接積載するの
ではなく、袋積載カセットに袋を積載収納し、このカセ
ットを袋積載保持装置の支持プレート上に載せること、
このカセットと袋積載保持装置への積載、取り出し装置
を設けた点で第1の実施の形態と異なる。以下、本実施
の形態の特徴的部分の説明を行い、第1の実施の形態と
同じでよい部分についての説明は省略する。
【0054】図10は本実施の形態に係る袋供給装置2
01で使用する袋用カセット202の図であり、イは側
面図、ロは背面図、ハは平面図である。カセット202
は収納する袋の形状に合わせて横断面略長方形の形をし
ており、前側板202a、後側板202b、左側板20
2c、右側板202dを備えている。底板203は別体
に作られており、左右側板202c、dの下部内側に沿
って取り付けられた、断面L字型の底板受け部材204
上に受け止められている。そして底板203の略中央位
置に孔205が設けられている。これについては後述す
る。また、後側板202bには下端部から所定の高さま
で所定の幅の切欠きを206が形成されており、これに
ついても後述する。
【0055】図11は本実施の形態での袋積載保持装置
211(移送装置の一部も含まれている)とカセット供
給装置212の側面断面図、図12は積載保持装置21
1の正面断面図、図13は袋供給装置212の平面図で
ある。
【0056】この袋積載保持装置212は、カセット受
け板或いは昇降プレート213を備え、この昇降プレー
ト213は略その上面略中央に位置に低い円柱状の突起
214を備えている。符号215は、カセット202が
供給される際のカセット案内ガイドであり、第1の実施
の形態で説明したステー12と同様の上下のステー21
8、219に取り付けられる。カセット202の左右側
板202c、dをガイドする両側板215a、bと、カ
セット202の後側板202bを受け止める後側板21
5cとからなる。この左右側板215a、bの下側の部
分内側に、装置の前後方向に、若干右下がりでカセット
底部支持プレート216が取り付けられており、このプ
レート216上にカセット202の左右側板202c、
dの下端が載るようになっている。
【0057】昇降プレート213は昇降ブラケット21
7に取り付けられ、この昇降ブラケット217を始め、
この昇降プレート217を上下動させる駆動装置も第1
の実施の形態と同じで良く、昇降プレート213を第1
の実施の形態での受け板23と同じように上下移動及び
傾斜移動を行わせるようになっている。それら共通の部
材についての説明は省略する。
【0058】図13を参照すると、カセット供給装置2
12は、カセット搬送コンベア241を備えている。こ
のコンベア241は、二つの袋積載保持装置が併置され
た方向に延びて設置され、袋Wを積載収納したカセット
202がその上に所定の間隔で載って運ばれてくる。符
号242は、コンベア241を挟んで袋積載保持装置2
11の反対側でコンベア241の架台に取り付けられた
エアーシリンダ取付けプレートであり、この上に袋積載
保持装置211のそれぞれのユニットに対応してエアー
シリンダ243がL字型ブラケットを介して装着されて
いる。そしてコンベア241上のカセットが所定の位置
に停止すると、エアーシリンダ243が作動してそのロ
ッドが延び、ロッド先端に取り付けられたカセット押し
込みプレート244でカセット202を袋積載保持装置
211のカセット底部支持プレート216の上へ押し出
す。その際、前述のカセット案内ガイド215が案内す
る。カセット202の後側板202bは、案内ガイド2
15の後側板215cに当接する。そしてエアーシリン
ダ243のロッドは収縮する。コンベア241はその位
置で停止して待機する。
【0059】カセット202が供給されると、袋積載保
持装置の昇降駆動装置が動作を開始し、昇降プレート2
13が上昇を開始する。所定距離だけ上昇すると、昇降
プレートに設けられた突起214がカセット202の底
板203の孔205に嵌まり、昇降プレート213はカ
セット202の底板203の下面に当接する。以後は昇
降プレート213とカセットの底板203のみが一体と
なって上昇する。その際の昇降プレート213の動作の
態様は前述したとおり、第1の実施の形態の場合と同じ
である。
【0060】昇降ブラケット217が最上位置まで上昇
し、昇降プレート213上の全ての袋が取り出される
と、昇降ブラケット217は降下を始める。そして途中
で底板203をカセット202の底板受け部材204の
上に残し、初期位置まで降下する。すると、第1の実施
の形態で説明したスライドレール取付けプレート32と
同様のプレート251に取り付けられたカセット取り出
し用エアーシリンダ252が作動し、そのロッド先端に
取り付けられたカセット取り出しプレート253でカセ
ット202をコンベア241の上に押し戻す。するとコ
ンベア241が作動し、新しいカセット202を所定の
位置に運んでくる。
【0061】なお、カセット202の後側板202bに
形成した切欠き206は、前述した昇降ブラケット21
7が上下動する際に、これと干渉しないために設けたも
のである。
【発明の効果】上記説明から明らかなとおり、本発明に
よれば、平袋は勿論、自立式包装袋或チャック付き袋等
異形袋にも適用でき、多量の袋をセットすることが可能
な袋供給装置を提供できる。
【0062】従来の所謂昇降型マガジンでは、袋をセッ
トする際に十分にその左右前後を正しい位置に合わせて
セットする必要が有り、その作業がきわめて困難で、包
装機での袋把持が正しく行えない等問題があったが、本
発明では後工程できわめて正しい位置決めが行われるの
で、袋のセット時での位置合わせはラフでも良く、作業
効率がきわめて向上する。
【0063】本発明では、袋が一枚ずつ袋積載保持装置
から取り出され、搬送装置に供給されるので、どの様な
タイプの袋でも袋の分離は確実に行われ、袋の重なりは
絶対に生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の袋供給装置の側面断面図である。
【図2】袋積載保持装置の図で、イは側面図、ロは正面
断面図である。
【図3】袋積載保持装置の昇降駆動部の平面断面図であ
る。
【図4】取り出し移送装置の各部の正面断面図である。
【図5】搬送装置の側面断面図である。
【図6】搬送装置の正面断面図である。
【図7】搬送装置の詳細を示す図で、イは図1のA部の
拡大図であり、ロは爪車支持アームと袋供給用揺動アー
ムとの関係を示す側面図である。
【図8】図7イの平面図である。
【図9】各部の動作のタイミングチャートである。
【図10】第2の実施の形態で使用する袋カセットの図
であり、イは側面図、ロは背面図、ハは平面図である。
【図11】第2の実施の形態での袋積載保持装置の側面
断面図である。
【図12】袋積載保持装置の正面断面図である。
【図13】カセット供給装置の平面図である。
【符号の説明】
1 袋供給装置 3 袋積載保持装置 5 袋搬送装置 6 袋位置決め保持装置 7 袋移送装置 8 袋取り出し装置 9 袋移送装置 23 袋受け板 48 袋取り出し用吸盤 64 袋移送用吸盤 72 搬送ベルト 87 送りローラ支持アーム 90 第1送りローラ 91 第2送りローラ 101 爪車 106 袋供給用第1吸盤 122 袋供給用第2吸盤

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数枚の包装袋を上下に積層して保持す
    る袋マガジンを含んでなる袋積載保持装置と、該袋積載
    保持装置に隣接して配置され、一端側において前記袋積
    載保持装置からの袋を受入れ、前記袋を略水平状態で受
    け止めて支持し、略水平面内で他端側へ搬送する袋搬送
    装置と、前記マガジンから、前記マガジン内で最上に位
    置する包装袋を取り出し、前記搬送装置の前記一端側に
    移送する袋取り出し移送装置と、前記搬送装置の他端側
    に隣接して設けられ、前記搬送装置から送られた袋の前
    端部を所定の位置に位置決めし、前記袋をその状態に保
    持する袋位置決め保持装置とを備えた、自動包装機にお
    ける袋供給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の袋供給装置において、
    前記搬送装置は、前記取り出し移送装置により移送され
    た袋を該搬送装置内に取り込む袋取り込み装置と、該取
    り込まれた袋を前記他端側へ送る袋送り装置とを備えて
    いる、自動包装機における袋供給装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の袋供給装置において、
    前記袋取り込み装置と前記袋送り装置とは、反転状態で
    作動し、前記袋取り込み装置が袋の取り込みを行ってい
    るときには前記袋送り装置は袋送りを行っておらず、前
    記袋送り装置が袋送り行っているときには前記袋取り込
    み装置が袋取り込みを行っていないように構成された、
    自動包装機における袋供給装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の袋供給装置において、
    前記搬送装置は、前記袋の搬送方向に略直交する軸回り
    に揺動自在に支持され、前記一端側へ向かって延びる第
    1アームと、前記他端側へ向かって延びる第2アームを
    備えた揺動部材と、前記第1と第2のアームにそれぞれ
    回転自在に取り付けられた第1と第2のローラとを備
    え、前記袋取り込み装置は前記第1のローラを、前記袋
    送り装置は前記第2のローラをそれぞれ含んで構成され
    ている、自動包装機における袋供給装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の袋供給装置において、
    前記搬送装置は、前記袋の搬送方向に延びるコンベアを
    備え、前記揺動部材は前記コンベアと対向して配置さ
    れ、前記第1と第2のローラはそれぞれ前記コンベア側
    に移動したときに前記コンベアとの間に前記袋を挟んで
    回転し、袋取り込み或いは袋送りを行う、自動包装機に
    おける袋供給装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1に記載の袋
    供給装置において、前記袋位置決め保持装置は、前記袋
    の前端部が当接するストッパと、前記袋を前記ストッパ
    へ向けて付勢する付勢装置とを備えている、自動包装機
    における袋供給装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の袋供給装置において、前
    記袋位置決め保持装置はさらに、前記搬送装置から送ら
    れて袋を水平状態で支持する袋受け面を備えた受け部材
    を備え、前記付勢装置は回転部材を備え、該回転部材が
    前記袋受け面との間に前記袋を挟んで回転することによ
    り、前記袋を前記ストッパに向けて付勢する、自動包装
    機における袋供給装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の袋供給装置において、前
    記回転部材は、前記受け面との間に袋を挟む作動位置
    と、前記受け面から離れた退避位置との間で移動可能に
    なっている、自動包装機における袋供給装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか1に記載の袋
    供給装置において、前記袋積載保持装置は、前記袋を支
    持する袋受け板を備え、該袋受け板は前記袋取り出し移
    送装置による袋の取り出しに応じて順次上昇し、前記袋
    積載保持装置はさらに、前記袋受け板の上昇に応じて、
    前記袋受け板を傾動させる傾動装置を備えている、自動
    包装機における袋供給装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれか1に記載の
    袋供給装置において、前記袋積載保持装置は、前記袋を
    支持し、前記袋取り出し移送装置による袋の取り出しに
    応じて順次上昇する袋受け板を備え、前記袋は袋カセッ
    トに収納されて袋積載保持装置に供給され、前記袋カセ
    ットは、前記袋を支持する底板を備え、前記袋積載保持
    装置の前記袋受け板は前記カセットの底板を支持し、前
    記カセットの底板と前記袋受け板とには、互いに係合し
    て、前記受け板が所定の範囲で傾いても、前記底板を前
    記受け板上の所定の位置に保持する係合手段が設けられ
    ている、自動包装機における袋供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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