JP7315209B2 - 包装袋供給装置 - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 1)販売先;全農パールライス株式会社 千葉工場 2)販売日;平成30年9月20日
本発明は、複数のプーリーに細いゴム製の紐ベルトが掛け渡された袋供給コンベアに載置された多数の包装袋を搬送しつつ、一枚ずつ包装袋の姿勢を調整して正確に包装袋を包装機に供給することができる包装袋供給装置に関する。
特許文献1は、包装袋供給位置における包装袋の高さ位置を補正できる包装袋供給装置に関するものである。このようなコンベア式の包装袋給袋装置は、包装袋を順次包装機に供給する場合、包装袋の送り速度や積み重ね枚数などにより、包装袋給袋装置の前端のストッパーに突き当たって包装袋が湾曲し、実質上湾曲した長さ分、正規の給袋位置を越えた状態となったり、同時に複数枚が重なり合った状態で供給され、最上位の包装袋がストッパーの手前で停止したりする場合がある。
このように所定の給袋位置からずれた最上位の包装袋を、そのまま吸着して包装袋受け取り機構を介して包装機の掴着機構(クランプ)に掴着させると、最終工程でのシール位置がずれて商品としての見栄えが損なわれるという問題点があった。
特許文献1は、上記問題点を解決するためになされたもので、掴着機構に掴着される包装袋の高さ位置を略一定に揃えるため、包装袋受け取り機構を上下動させる上下動駆動機構を備え、包装袋の上下の移動量を制御し、包装袋の高さ位置を補正できる包装機用の包装袋供給装置を提供することを目的としていた。
特開2006-36325
前記特許文献1は、包装袋給袋装置のベルトコンベア上に載置された包装袋を回動アーム機構で略垂直姿勢に保持し、略垂直姿勢に保持された前記包装袋を包装袋受け取り機構が挟着して受け取り、水平回動して包装機側へ移動し、前記包装機の掴着機構に包装袋を掴着させている。包装袋の高さ位置のずれを補正するには、包装袋受け取り機構を上下動駆動機構により上下動させて、上下の移動量を制御し、包装袋供給位置を補正している。
しかし、特許文献1の包装袋給袋装置は、包装袋受け取り機構を上下動する機構が上下動及び回動する支柱は重量があり、支柱を上下動のためにリンク機構等を用いているために、構造的に支柱の上下動の速度を上げにくく、しかも、上下動駆動機構が正確かつ迅速に上下の移動量を微調整することは構造的に困難である。さらに、特許文献1の包装袋給袋装置は、包装袋を包装袋受け取り機構が挟着して受け取った段階で、包装袋が傾いた状態の場合、傾きの補正はできない。
本発明は上記問題を解消するためになされたものであって、包装機への包装袋供給姿勢を高速で補正することが可能で、しかも、包装袋の姿勢を正確に微調性することが可能な包装袋供給装置を提供することを目的とするものである。
本発明の包装袋供給装置は、紐ベルト上に横倒しに載置された包装袋の袋束をコンベア本体により前方に搬送する袋供給コンベアと、この袋供給コンベアの先端部に送られてきた包装袋の一端部を袋捲り上げ機構により吸着して捲り上げ、捲り上げられた包装袋を袋受け渡し機構により包装機側に受け渡す袋取り手段とを備えた包装袋供給装置であって、前記包装袋供給装置は、袋供給コンベアの先端部に、包装袋の姿勢を検知して包装袋の供給姿勢を補正する袋姿勢調整装置を備えており、前記袋姿勢調整装置は前記袋供給コンベアの先端部に設けられ、包装袋を載置して前後方向にスライドすると共に、左右方向に回動して包装袋の供給姿勢を補正する袋姿勢調整盤と、前記袋姿勢調整盤を前後方向にスライドするスライド機構と左右方向に回動する回動機構とからなる調整盤駆動機構と、前方に送られてきた包装袋を前記袋供給コンベアの先端部でストップする位置と包装袋から退避する位置との間を往復動する可動体を備えた可動ストッパー機構と、前記可動ストッパー機構によりストップした包装袋を袋姿勢調整盤上に押さえ付ける袋押さえ機構と、前記袋押さえ機構により押さえ付けられた包装袋の姿勢を検知するための袋姿勢検知機構と、を備えている、ことを特徴とする。
前記袋姿勢調整盤は、開口部が形成された板状体であって、前記開口部には可動ストッパー機構の可動体が往復動可能に配置され、前記開口部の下部両側に袋姿勢検知機構の袋検知センサーが配置され、前記袋検知センサーは、投光部からの光線が前記開口部を透過して包装袋の前端縁を検知できるように配置され、前記可動ストッパー機構の可動体は前記袋検知センサーの投光部及び受光部より前方の位置と、前記開口部の後端縁の近接位置との間の前後方向を往復動し、前記袋押さえ機構は、袋姿勢調整盤の前方部の左右方向に回動軸が軸支し、回動軸から後方に向かって前記開口部を跨ぐ一対の回動アームが取り付けられ、前記回動アームの他端部に袋押さえ部が取り付けられている。
前記袋姿勢調整盤を駆動する調整盤駆動機構は、前後方向にロッドがスライドするスライド機構と、回動する主軸を備えた回動機構とからなり、前記スライド機構は、包装袋供給装置のフレーム上の取り付け台に固定され、前記スライド機構のロッドにはスライドベースが取り付けられ、前記スライドベースに回動機構のロータリー型アクチュエータが固定され、ロータリー型アクチュエータの主軸の回動ベースには、袋姿勢調整を取り付ける連結フレームが取り付けられ、前記連結フレームの底板には可動ストッパー機構のエアシリンダが設けられ、このエアシリンダのピストンロッドに取り付けプレートが取り付けられ、前記取り付けプレートが袋姿勢調整盤の開口部を突き抜けて延設し、前記取り付けプレートの上端部に可動ストッパー機構の可動体が取り付けられている。
本発明の包装袋供給装置は、前記構成により、包装袋の供給姿勢を高速で補正することが可能で、しかも、姿勢を正確に微調性することが可能である。
本発明の包装袋供給装置の正面図 本発明の包装袋供給装置の平面図 本発明の包装袋供給装置の部分正面図 本発明の包装袋供給装置の部分側面図 本発明の袋姿勢調整盤の説明図 本発明の袋姿勢調整盤により袋の姿勢を補正する説明図 本発明の袋姿勢調整盤により袋の姿勢を補正する工程図(1) 本発明の袋姿勢調整盤により袋の姿勢を補正する工程図(2) 本発明の袋姿勢調整盤により袋の姿勢を補正する工程図(3) 本発明の袋姿勢調整盤により袋の姿勢を補正する工程図(4) 本発明の包装袋供給装置の実施例2の部分正面図
(実施例1)
(包装袋供給機構の基本構造)
図1は、本発明の包装袋供給装置の正面図、図2は、同平面図であって、図1及び図2に示す包装機はロータリー式包装機1である。なお、ロータリー式包装機1は、回転するロータ1Aの外周縁部に一対のクランプアーム1Bを複数装備しており、各クランプアーム1Bの先端に包装袋2の側部を挟持するクランプ1Cを備えている。前記包装袋供給装置3は、包装袋2をロータリー式包装機1側のクランプ1Cに受け渡し、ロータ1Aの回転により各セクションで包装作業を行う。
本発明の包装袋供給装置3は、袋供給コンベア4と袋取り手段5とで構成されている。前記袋供給コンベア4は、長尺なコンベア本体4Aに複数の従動プーリー4Bが配置され、これらの従動プーリー4Bと、コンベア本体4Aの下部に配置された搬送モータ4Cの駆動プーリー4Dに、細いゴム製の紐ベルト4Eが掛け渡されて回転し、コンベア本体4Aの全長に張り渡された紐ベルト4Eがコンベア本体4A上面から僅かに露出し、コンベア本体4A上に重ねて載置された包装袋2を袋供給コンベア4の前方に搬送する。
なお、包装袋供給装置3において、「前」「後」とは、包装袋2が袋供給コンベア4により搬送され場合において、下流側を「前」、上流側を「後」とし、前方・後方、前端・ 後端、前側・後側等も前記方向にしたがって記載する。また、「左」「右」とは前、後方向に対してクロスする方向の「左」「右」をいい、左側・右側、左右方向も前記にしたがって記載する。なお、「端」は短い辺を「側」は長い辺を示している。
さらに、コンベア本体4Aの上方部には、コンベア本体4Aに載置された包装袋2を前方に押し出す袋送り機構6が配置され、絶えず包装袋2を袋供給コンベア4上の前端側に送り出す。袋送り機構6は、駆動モータ6Aを備え、駆動ベルト6Bと従動ベルト6Cを介して台形状の送りベルト6Dを回転する。前記送りベルト6Dは、包装袋2の上方から接触し、包装袋2を前方に送り出す。なお包装袋2が確実に前端側に送り出されているか否かは後述するセンサーにより検知する。
袋取り手段5は、袋供給コンベア4の前端部に送られてきた包装袋2の前端部を吸着して捲り上げる袋捲り上げ機構5Aと、捲り上げられた包装袋2を包装機1側に受け渡す袋受け渡し機構5Fとで構成されている。袋捲り上げ機構5Aは、アーム5Cに対して直角に、かつ袋供給コンベア4を横断して支持棒5Dを備え、この支持棒5Dに一対の吸盤5Bが支持されている。前記アーム5Cは回動軸5Eに軸支され、前記回動軸5Eは図示しない駆動源に連結されている。前記吸盤5Bは、前記袋送り機構6により、袋供給コンベア4の前端部に送られてきた最上位の包装袋2を吸着する下降位置と、吸着した前記包装袋2を前記袋受渡し機構5Fに受け渡す上昇位置とを上下動する。
袋受け渡し機構5Fは、くの字形のクランク5Gとこのクランク5Gの先端部のロッド5Hからなり、前記クランク5Gの折れ曲がった部分に回動軸5Iが軸支し、この回動軸5Iは図示しない駆動源に連結されている。ロッド5Hには、前記袋捲り上げ機構5Aの吸盤5Bで捲り上げられた包装袋2の前端部を挟持するクリップ5Jが取り付けられている。前記クリップ5Jは前記ロッド5Hと平行に取り付けられたエアシリンダ5Kによって開閉して包装袋2を挟持する。
(袋姿勢調整装置)
包装袋供給装置3は、袋供給コンベア4の前端部に、包装袋2の姿勢を検知して包装袋2の供給姿勢を補正する袋姿勢調整装置7を備えている。前記袋姿勢調整装置7は、前記袋供給コンベア4の前端部に配置され、包装袋2を載置して前後方向にスライドすると共に、左右方向に回動して包装袋2の姿勢を調整する袋姿勢調整盤7Aを備えている。前記袋姿勢調整盤7Aは、ロッド8Bが前後方向にスライドするスライド機構8Aと、左右方向に回動する回動機構8Cとからなる調整盤駆動機構8により稼動している。さらに、袋姿勢調整装置7は、前方に送られてきた包装袋2を袋供給コンベア4の前端部でストップする位置と包装袋2から退避する位置との間を往復動する可動体9Aを有する可動ストッパー機構9を備えると共に、前記可動ストッパー機構9によりストップした包装袋2を前記袋姿勢調整盤7A上に押さえ付ける袋押さえ機構10を備えている。さらに、前記袋押さえ機構10により押さえて包装袋2の姿勢を検知して包装袋2の姿勢を判断するための袋姿勢検知機構11を備えている。
(袋姿勢調整盤)
袋姿勢調整盤7Aは、略矩形の板状体であって、前端部の両角部が面取りされている。前記板状体の前方部に、左右方向に長い開口部7Bが形成されている。前記開口部7Bは長方形状で、開口部7Bの前方の両角部が大きく面取りされたような形状である。開口部7Bの左右方向の幅は袋姿勢調整盤7Aの幅よりわずかに短く、前後方向の長さは袋姿勢調整盤7Aの約1/4程度である。前記袋姿勢調整盤7Aは、連結フレーム7Cにより回動機構8Cに連結されている。図4に示すように、連結フレーム7Cは、袋姿勢調整盤7Aの右側縁と左測縁に連結板7Dが垂下して取り付けられ、前記連結板7D間に、底板7Eが取り付けられている。この底板7Eが回動ベース8Eの回動軸に固定されている。
(可動ストッパー機構)
前記開口部7Bには、可動ストッパー機構9の可動体9Aが往復動可能に配置されている。前記可動ストッパー機構9は、前方に送られてきた包装袋2を袋供給コンベア4の前部でストップするものであるが、従来のストッパーとは異なり、この可動ストッパー機構9の可動体9Aは、包装袋2をストップした後、包装袋2から離間する方向に退避し、袋検知センサー11Aの検知に移れるようにする。可動ストッパー機構9は、前記の底板7E上に可動ストッパー機構9のエアシリンダ9Bが乗っている。前記エアシリンダ9Bのピストンロッドには、図3に示すように、長方形状の取り付けプレート9Cの下端部が取り付けられ、上端部には可動体9Aが取り付けられている。
前記可動体9Aは、角柱状をしており、袋姿勢調整盤7Aの開口部7Bを跨いで左右方向に配置されている。この可動体9Aは前記袋検知センサー11Aの投光部11B及び受光部11Cより前方の位置と、前記開口部7Bの後側縁7bの近接位置との間の前後方向を往復動する。この可動体9Aには、図4に示すように、袋押さえ機構10の回動アーム10Bが水平な状態で包装袋2を押さえられるように、両端側に切欠き部9Dが形成されている。さらに、この可動体9Aの上部には、後方に突出するように上板9Eが取り付けられている。この上板9Eは袋送り機構6により送られてきた包装袋2の送りが行き過ぎて可動体9Aから上方に飛び出ないように止めている。
前記可動体9Aの中央上部には、袋端検知センサー9Fの一方の投光器91Fが取り付けられており、他方の受光器92Fは図4に示すように、袋姿勢調整盤7Aの底部中央にブラケットを介して取り付けられている。前記投光器91Fから出た光は、袋姿勢調整盤7Aの開口部7Bを透過して、受光器92Fで受光される。この袋端検知センサー9Fは、包装袋2が袋送り機構6により可動体9Aの後縁部まで送られてきて、当接しているか否かを検知する。
(袋姿勢検知機構)
前記開口部7Bの下部の両端部に袋姿勢検知機構11の袋検知センサー11Aが配置され、センサー固定アーム11Dにより包装袋供給装置3のフレーム3Aに固定されている。前記袋検知センサー11Aの一対の投光部11Bを結ぶ線を基準線11Eとし、この基準線11Eに包装袋2の前端縁2Aを合わせると、ロータリー式包装機1に包装袋2を正確に供給することができる。即ち、包装袋2の前端縁2Aがこの基準線11E上にあれば、包装袋2は、前後方向のズレや左右方向の傾きも無く、正しくロータリー式包装機1のクランプ1Cに挟持される。なお、この袋検知センサー11Aは、開口部7Bの下部の両端部に一対設けたが2個以上設けてもよい。さらに、この袋検知センサー11Aは、反射型のレーザセンサである必要はなく、CCDカメラのような撮像器であってもよい。なお、この袋検知センサー11Aの作用については後述する。
(調整盤駆動機構)
調整盤駆動機構8は、前記のように、前記袋姿勢調整盤7Aを前後方向にスライドするスライド機構8Aと左右方向に回動する回動機構8Cとから構成されている。前者のスライド機構8Aは、包装袋供給装置3のフレーム3A上の取り付け台3Bに固定され、前記スライド機構8Aのロッド8Bにはスライドベース8Dが取り付けられている。前記スライドベース8Dに回動機構8Cのロータリー型アクチュエータが固定され、ロータリー型アクチュエータの回動軸には前記の連結フレーム7Cの底板7Eが取り付けられている。
(袋押さえ機構)
前記袋押さえ機構10は、袋姿勢調整盤7Aの前方部の左右方向に回動軸10Aが軸支し、この回動軸10Aから後方に向かって前記開口部7Bを跨ぐ一対の回動アーム10Bが取り付けられ、前記回動アーム10Bの他端部に袋押さえ部10Cが取り付けられている。前記袋押さえ機構10は、可動ストッパー機構9の可動体9Aに当接してストップした包装袋2を上方から押さえて、可動体9Aの退避や袋姿勢調整盤7Aの移動により、包装袋2が袋姿勢調整盤7Aからズレないように固定する作用をはたす。
(袋姿勢調整装置の作用)
図6は、本発明の袋姿勢調整盤7Aにより袋の姿勢を補正する説明図であって、袋供給コンベア4の前端部分を示している。この図6では、包装袋2が袋送り機構6の送りベルト6Dにより、前方に送られ袋姿勢調整盤7Aの手前に位置するところを図示している。図6に示される工程から、図7の可動ストッパー機構9の可動体9Aが移動する工程になる。可動体9Aが移動する工程は、図5の矢印(1)に示すように可動体9Aが後方に移動する。以下に図5と、図7~図10を使って説明する。
(1)可動体移動工程
図5の矢印(1)に示すように、可動ストッパー機構9の可動体9Aに包装袋2が当接する前に、前記可動体9Aが包装袋2をストップする所定の位置まで移動する。即ち、図7の下図の可動体9Aに示すように、前記可動体9Aが袋検知センサー11Aの基準線11Eより前方の位置から、袋姿勢調整盤7Aの開口部7Bの後側縁7bの近接位置へと移動する。従って、可動体9Aの後側部(可動体9Aの長手方向の後方の側部)と開口部7Bの後側縁7b(穿たれた開口の後方の側縁)との間には隙間があり、可動体9Aによりストップする包装袋2の前端縁2Aは、前記隙間分だけ開口部7B側に飛び出している。包装袋2の前端縁2Aが開口部7B側に飛び出すことにより、袋検知センサー11Aにより包装袋2の前端縁2Aが検知できる。
(2)包装袋を停止する工程
図5の矢印(2)に示すように、袋姿勢調整盤7Aの開口部7Bの後側縁7bの近接位置へと移動した可動体9Aの後側部に、包装袋2の先端縁が当接してストップする。図7は、その状態を図示している。包装袋2が可動体9Aに当接しているか否かは袋端検知センサー9Fにより検知する。包装袋2が可動体9Aまで届いていれば袋送り機構6の駆動モータ6Aを停止し、届いていなければ、包装袋2の先端縁が可動体9Aの側部に届くまで駆動モータ6Aを駆動する。
(3)包装袋を押さえて固定する工程
図8の下図に示すように、包装袋2の先端縁が可動体9Aの後側部に当接している状態で、袋押さえ機構10の回動軸10Aが図示しないエアシリンダにより反時計回りに回転し、回動アーム10Bを介して袋押さえ部10Cにより包装袋2を上方から袋姿勢調整盤7Aに押さえ付ける。このように袋押さえ部10Cにより包装袋2を上方から押さえ付けることにより、袋姿勢調整盤7Aが移動しても包装袋2がズレたり動いたりすることがなくなる。
(4)可動体退避工程
図5の矢印(1)に示す方向とは逆方向に可動体9Aを退避して、可動体9Aが基準線11Eから離れる。図9は可動体9Aが基準線11Eから離れた状態を図示している。可動体9Aが退避することにより、袋検知センサー11Aの投光部11Bと受光部11Cの上方が空く状態とになる。包装袋2の前端縁2Aは開口部7Bの後側縁7bの近接位置に停止しているから、基準線11Eまで突き出てはいない。
(5)基準線に包装袋の前端縁を合わせる工程
図5の矢印(3)に示すように、包装袋2を袋姿勢調整盤7Aに押さえ付けた状態で、袋姿勢調整盤7Aを前方に移動させ、左右の袋検知センサー11Aの投光部11Bにより、包装袋2の前端縁2Aを検知し、袋姿勢調整盤7Aの慣性による誤差を修正するために、前記基準線11Eの前後の位置で包装袋2の前端縁2Aを、小刻みに動かして微調整し、包装袋2の前端縁2Aが前記基準線11E上で停止するようにスライド機構8Aを操作する。
(6)包装袋の前端縁の左右方向のズレを合わせる工程
図10は、包装袋2の前端縁2Aが左右方向にズレている状態を図示している。前記5のように、包装袋2を袋姿勢調整盤7Aに押さえた状態で、袋姿勢調整盤7Aを前方に移動させ、左右の袋検知センサー11Aにより、包装袋2の前端縁2Aを検知した際に、左右の袋検知センサー11Aの検知時間にズレがある場合は、包装袋2の前端縁2Aが左右方向にズレていることを示している。このように左右にズレてもシール不良となるので、包装袋2の姿勢を修正する必要がある。
ズレを修正するには、左右の袋検知センサー11Aが検知した時間差をパルス数に換算し、左右のパルス数を比較して左右方向の角度のズレを算出し、ズレた角度だけ袋姿勢調整盤7Aを回転する。図10の上図では、角度(α)だけ反時計回りに包装袋2が傾いているので、袋姿勢調整盤7Aを角度(α)だけ時計回りに回転して包装袋2の姿勢を補正し、微調整しながら包装袋2の前端縁2Aを基準線11Eに合わせる。図10の下図では、包装袋2の前端縁2Aが基準線11Eに合った状態を図示している。
(7)包装袋を受け渡す工程
包装袋2の前端縁2Aが基準線11Eと重なっていれば、包装袋2の姿勢が正確に合わされたことになるので、袋捲り上げ機構5Aの吸盤5Bで吸着して包装袋2の前端部を捲り上げる。捲り上げられた包装袋2の前端部を袋受け渡し機構5Fのクリップ5Jで挟みロータリー式包装機1のクランプ1Cに受け渡す。
(実施例2)
図11は、本発明の包装袋供給装置の実施例2の部分正面図である。この実施例2は、前記実施例1と異なる構成は、調整盤駆動機構8の回動機構8Cを備えていない点である。即ち、スライド機構8Aのロッド8Bには、スライドベース8Dが取り付けられ、このスライドベース8D上のベース台8Fが乗せられ、このベース台8Fに可動ストッパー機構9用のエアシリンダ9Bが乗せられている。
この構成では、左右方向の傾きは修正できないが、袋供給コンベア4の袋送り機構6により、包装袋2の左右のずれが生じないように包装袋2を送るようにする。この実施例2は実施例1に比べて構造が簡単にできるというメリットがある。
本発明の包装袋供給装置は、ロータリー式包装機1などの包装機に連続して包装袋を供給することのできる包装袋供給装置に応用可能である。
1 ロータリー式包装機、1A ロータ、1B クランプアーム、1C クランプ、2 包装袋、2A 前端縁、3 包装袋供給装置、3A フレーム、3B 取り付け台、4 袋供給コンベア、4A コンベア本体、4B 従動プーリー、4C 搬送モータ、4D 駆動プーリー、4E 紐ベルト、5 袋取り手段、5A 袋捲り上げ機構、5B 吸盤 、5C アーム、5D 支持棒、5E 回動軸、5F 袋受け渡し機構、5G クランク、5H ロッド、5I 回動軸、5J クリップ、5K エアシリンダ、6 袋送り機構、6A 駆動モータ、6B 駆動ベルト、6C 従動ベルト、6D 送りベルト、7 袋姿勢調整装置、7A 袋姿勢調整盤、7B 開口部、7b 後側縁、7C 連結フレーム 、7D 連結板、7E 底板、8 調整盤駆動機構、8A スライド機構、8B ロッド、8D スライドベース、8F ベース台、8C 回動機構、8E 回動ベース、9 可動ストッパー機構、9A 可動体、9B エアシリンダ、9C 取り付けプレート、9D 切欠き部、9E 上板、9F 袋端検知センサー、91F 投光器、92F 受光器、 10 袋押さえ機構、10A 回動軸、10B 回動アーム、10C 袋押さえ部、11 袋姿勢検知機構、11A 袋検知センサー、11B 投光部、11C 受光部、11D センサー固定アーム、11E 基準線

Claims (5)

  1. 紐ベルト上に横倒しに載置された包装袋の袋束をコンベア本体により前方に搬送する袋供給コンベアと、この袋供給コンベアの先端部に送られてきた包装袋の一端部を袋捲り上げ機構により吸着して捲り上げ、捲り上げられた包装袋を袋受け渡し機構により包装機側に受け渡す袋取り手段とを備えた包装袋供給装置であって、
    前記包装袋供給装置は、袋供給コンベアの先端部に、包装袋の姿勢を検知して包装袋の供給姿勢を補正する袋姿勢調整装置を備えており、
    前記袋姿勢調整装置は前記袋供給コンベアの先端部に設けられ、包装袋を載置して前後方向にスライドすると共に、左右方向に回動して包装袋の供給姿勢を補正する袋姿勢調整盤と、前記袋姿勢調整盤を前後方向にスライドするスライド機構と左右方向に回動する回動機構とからなる調整盤駆動機構と、前方に送られてきた包装袋を前記袋供給コンベアの先端部でストップする位置と包装袋から退避する位置との間を往復動する可動体を備えた可動ストッパー機構と、前記可動ストッパー機構によりストップした包装袋を袋姿勢調整盤上に押さ付ける袋押さえ機構と、前記袋押さえ機構により押さえ付けられた包装袋の姿勢を検知するための袋姿勢検知機構と、を備えている、
    ことを特徴とする包装袋供給装置。
  2. 姿勢調整盤は、開口部が形成された板状体であって、前記開口部には可動ストッパー機構の可動体が往復動可能に配置され、
    前記開口部の下部両側に袋姿勢検知機構の袋検知センサーが配置され、前記袋検知センサーは、投光部からの光線が前記開口部を透過して包装袋の前端縁を検知できるように配置され、
    前記可動ストッパー機構の可動体は前記袋検知センサーの投光部及び受光部より前方の位置と、前記開口部の後端縁の近接位置との間の前後方向を往復動することを特徴とする請求項1に記載の包装袋供給装置。
  3. 前記袋押さえ機構は、袋姿勢調整盤の前方部の左右方向に回動軸が軸支し、回動軸から後方に向かって前記開口部を跨ぐ一対の回動アームが取り付けられ、前記回動アームの他端部に袋押さえ部が取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の包装袋供給装置。
  4. 姿勢調整盤を駆動する調整盤駆動機構は、前後方向にロッドがスライドするスライド機構と、回動する主軸を備えた回動機構とからなり、
    前記スライド機構は、包装袋供給装置のフレーム上の取り付け台に固定され、前記スライド機構のロッドにはスライドベースが取り付けられ、前記スライドベースに回動機構のロータリー型アクチュエータが固定され、ロータリー型アクチュエータの主軸の回動ベースには、袋姿勢調整を取り付ける連結フレームが取り付けられ、
    前記連結フレームの底板には可動ストッパー機構のエアシリンダが設けられ、このエアシリンダのピストンロッドに取り付けプレートが取り付けられ、前記取り付けプレートが袋姿勢調整盤の開口部を突き抜けて延設し、前記取り付けプレートの上端部に可動ストッパー機構の可動体が取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の包装袋供給装置。
  5. 袋姿勢調整盤は、前記袋供給コンベアの先端部に設けられて前後方向にスライドし、調整盤駆動機構は、前記袋姿勢調整盤を前後方向にスライドするスライド機構を備えていることを特徴とする請求項1に記載の包装袋供給装置。
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