JP2021195160A - 包装供給装置および包装供給方法 - Google Patents

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千尋 山田
Chihiro Yamada
学 河田
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Abstract

【課題】取り出しを含む包装の安定供給を実現可能な包装供給装置および包装供給方法を提供することを目的とする。【解決手段】包装供給装置は、積層された状態の複数の包装からなる包装群を包装の積層方向に沿って後方から前方へと搬送することにより、包装群のそれぞれの包装を取り出し位置に供給し、かつ、取り出し位置から取り出す。包装供給装置は、包装群を搬送する搬送部と、包装群を前方に向けて押圧する押圧部と、包装群における先頭の包装からの荷重を受けて包装群を支持する受圧部と、受圧部で支持される先頭の包装を取り出す取り出し部と、を備える。押圧部は、受圧部が受ける荷重の変化に基づいて包装群の押圧の状態が制御される。【選択図】図1

Description

本開示は、例えばパウチ等の包装からなる包装群を供給し、かつ、取り出す装置およびその方法に関する。
パウチ(パウチ包装)や、袋体等の包装入り製品の製造に際しては、例えば特許文献1に開示されるように、積層された状態に複数の包装が集積されてなる包装群をコンベヤにより搬送し、包装群の先頭の包装を所定位置で吸盤等により取り出している。取り出された包装は、後工程、例えば充填の処理を行う装置に向けて移送される。
この種の装置は、包装群を後方から押すが、コンベヤ上の包装の積載量に応じて、先頭の包装への圧力が変化するのに加えて、包装と装置の要素との摩擦力、機械的な抵抗なども変化する。特許文献1は、最後尾の包装を後方から押圧する力を検出して押圧力を制御するが、機械摩擦力、機械的な抵抗は先頭の包装と最後尾の包装の間で生じるので、適度な押圧力を最後尾から加えても先頭の包装における押圧力が適度に保たれる保証はない。先頭の包装の不安定な押圧力は、包装の取り出しの不安定化を招く。
特許第6110085号公報
以上より、本開示は、特にパウチに好適であるとともに、取り出しを含む包装の安定供給を実現可能な包装供給装置および包装供給方法を提供することを目的とする。
本開示は、積層された状態の複数の包装からなる包装群を包装の積層方向に沿って後方から前方へと搬送することにより、包装群の各包装を取り出し位置に供給し、かつ、取り出し位置から取り出す装置に関する。
本開示に係る包装供給装置は、包装群を搬送する搬送部と、包装群を前方に向けて押圧する押圧部と、包装群における先頭の包装からの荷重を受けて包装群を支持する受圧部と、受圧部で支持される先頭の包装を取り出す取り出し部と、を備える。
本開示に係る押圧部は、受圧部が受ける荷重の変化に基づいて包装群の押圧の状態が制御される。
本開示は、積層された状態の複数の包装からなる包装群を包装の積層方向に沿って後方から前方へ押圧しながら搬送することにより、包装群のそれぞれの包装(3)を順に取り出し位置(X)に供給し、かつ、取り出し位置(X)から取り出す方法を提案する。
本開示に係る包装供給方法は、押圧される包装群における先頭の包装からの荷重を検出し、検出される荷重の変化に基づいて、包装群の押圧の状態を制御する。
本開示によれば、受圧部が受ける荷重の変化に基づいて、押圧部による包装群の押圧の状態が制御される。本開示による受圧部は、包装群の中の先頭の包装、つまり直近の取り出しの対象からの荷重を受けるので、これに基づいて押圧を制御すれば、安定した包装の取り出しが実現される。
本開示の実施形態に係る包装供給装置の要部を示す側面図である。 パウチが積載された図1の包装供給装置を示す図である。 図1および図2から受圧部を抜き出して示す正面図である。 各種パウチを示す図である。 図1の包装供給装置の受圧部および取り出し部を示す部分拡大図である。 図3の受圧部を示す部分拡大図である。 図5の受圧部を平面から示す部分拡大図である。 図1の包装供給装置における第1コンベヤの前端部の側面図である。 パウチ群から順次、先頭のパウチが取り出し位置で取り出される過程を説明するための図である。 図9に続いて、パウチ群の状態および移動部材の挙動を示す図である。 図10に続いて、パウチ群の状態および移動部材の挙動を示す図である。 図11に続いて、パウチ群の状態および移動部材の挙動を示す図である。 図1の包装供給装置の受圧部の拡大図であって、受圧部が受ける荷重が許容範囲よりも大きい状態を示している。 図1の包装供給装置の受圧部の拡大図であって、受圧部が受ける荷重が許容範囲よりも小さい状態を示している。
以下、添付図面を参照しながら、実施形態について説明する。
図1、図2および図3に示す包装供給装置1は、積層された状態に複数のパウチPが集積されてなるパウチ群PGをパウチPの積層方向に沿って搬送することにより、パウチ群PGから各パウチPを所定の取り出し位置Xに向けて供給する。パウチPの積層方向はパウチPの搬送方向D1と一致する。
本実施形態では、パウチPの搬送路上に与えられる複数の収容区画100にそれぞれ、所定単位数のパウチPからなるパウチ群PGが積載される。
〔パウチ等の包装の説明〕
パウチPは、樹脂や金属材料が用いられた柔軟なフィルムから形成され、適宜な形状が与えられている。パウチに使用されるフィルムは、材料が異なる複数の層から構成されていてもよい。
典型的なパウチPとしては、例えば、図4に示す平パウチP−1、スタンディングパウチP−2、サイドガゼットパウチP−3が知られている。包装供給装置1は、こうした異なる種類のいずれのパウチPにも適用可能である。包装供給装置1は、例えば、スタンディングパウチP−2からなるパウチ群PGと、サイドガゼットパウチP―3からなるパウチ群PGとに兼用できる。
平パウチP−1は、重ね合わせられる2枚のフィルムからなり、全体的に平坦な形状である。2枚のフィルム間に内容物が充填される前は、三辺に沿って、図4に示す破線の外側の領域が加熱により溶着されており、残りの一辺からフィルム間に内容物を充填可能である。
スタンディングパウチP−2(図4)は、底部PAにマチがあり、自立可能である。マチを形成するために内部空間に向けてフィルムが折り込まれているため、底部PAの近傍の厚さは、スタンディングパウチP−2の他の部分の厚さと比べて厚い。
サイドガゼットパウチP−3は、底部PAから開口部OPまでの高さ方向の全体に亘り、両サイドSAに相当する部分が内側に折り込まれたマチがある。サイドガゼットパウチP−3の厚さは、高さ方向には略均一である。
スタンディングパウチP−2およびサイドガゼットパウチP−3の開口部には、図示しない筒体(スパウト)が挿入される場合もある。
〔包装供給装置の説明〕
包装供給装置1は、パウチPの他、例えば、開閉用のチャックテープを備えたチャック袋等の袋体、あるいは、段ボールや厚紙、樹脂製シート等から形成されたカートン等、少なくとも展開されていない状態では概ね平坦な形状であって積層可能な種々の包装を処理できる。
包装供給装置1は、個々のパウチPが、搬送方向D1に対して直交する姿勢で積層された状態を維持しながらパウチ群PGを取り出し位置Xまで搬送する。また、包装供給装置1は、取り出し位置Xにおいて受圧部15に後方から前方へ向けて押圧されている先頭のパウチP1を取り出し部50に供給する。取り出し部50により、パウチ群PGのパウチPが1枚ずつ、取り出し位置Xから前方に取り出される。
取り出し位置Xは、取り出されるパウチPが位置決めされる位置を言う。
本明細書における「前」は、搬送方向D1における前側、つまり包装供給装置1により搬送中のパウチPに対する取り出し位置X側に相当する。同様に、「後」は、搬送方向D1における後側である。
図1および図2に示す例では、パウチPの一例としてサイドガゼットパウチが底部PAを上方に向けて第2コンベヤ12に積載されている。しかし、パウチPの積載の向きは、これに限らず、底部PAを下方あるいは側方に向けてパウチPを積載することもできる。
包装供給装置1は、図1〜図3に示すように、搬送中のパウチPの姿勢を維持する複数の移動部材3と、移動部材3を移動させる移動部材としての第1コンベヤ11とを備えている。また、包装供給装置1は、パウチ群PGを支持する支持部であって、かつ包装搬送路としての第2コンベヤ12と、第1コンベヤ11および第2コンベヤ12を支持する架台13とを備えている。移動部材3は、本開示に係る押圧部を構成する。
架台13は、ベース25に立設される複数の支柱131と、支柱131により支持されるビーム132とを含んでいる。ビーム132に設置された第2コンベヤ12の下側に、支持台14により支持された第1コンベヤ11が配置される。
図3に示すように、包装供給装置1により、パウチ群PGは、複数列の例示として4列をなした状態で搬送される。パウチ群PGの各列は、同じ高さに配置され、水平方向に隣接している。パウチ群PGの各列のピッチを狭くするのが、スペース利用効率および生産能力増大の観点から好ましい。
包装供給装置1は、パウチ群PGの各列に個別に対応する第1コンベヤ11および第2コンベヤ12を備えている。包装供給装置1の複数の第1コンベヤ11は、同一の電動機により駆動することもできるし、それぞれに対応する電動機により個別に駆動することもできる。複数の第2コンベヤ12も同様である。
受圧部15は、図2に示すように前方に向けて先頭のパウチ群PG1が押圧される。パウチ群PG1は、前方へ移動する移動部材3(3X)により加圧されることで、取り出し位置Xにある受圧部15に対して押圧される。これにより、受圧部15は、直接的には先頭のパウチP1の荷重F1を受けるが、この荷重F1は先頭のパウチP1よりも後方を含めたパウチ群PG1の荷重を含んでいる。
パウチ群PG1を鉛直方向Vの下側で支持する無端ベルト121は、実線の矢印で示すように搬送方向D1に駆動される。パウチPを押しながら移動する移動部材3も、実線の矢印で示すように搬送方向D1に駆動される。
前方へ押圧されている少なくとも先頭のパウチP1の押圧状態が安定していると、先頭パウチP1を安定して取り出し部50で取り出して供給先に供給することができる。
パウチPが受圧部15に押圧される力が大きすぎたりまたは小さすぎたりすると、パウチPを安定して取り出すことができないきことがある。そこで、先頭のパウチ群PG1における先頭のパウチP1からの荷重を受けてパウチ群PG1を支持する受圧部15における荷重の状態変化に応じて、移動部材3(3X)によるパウチ群PG1の押圧の状態を制御する。これにより、受圧部15が受ける荷重を大きすぎたりまたは小さすぎたりしない適切な範囲に収めることができる。
以上の機能を奏する受圧部15は、図5、図6および図7に示すように、パウチPの荷重を受ける一対の受圧フレーム16A,16Bと、一対の受圧フレーム16A,16Bのそれぞれに設けられ、先頭のパウチP1が係止される、パウチPの荷重を受ける複数の爪151と、を備えている。
また、受圧部15は、一方端が受圧フレーム16A,16Bのそれぞれに固定される複数、ここでは合計で4本のガイドシャフト17A,17B,17C,17Dと、4本のガイドシャフト17A,17B,17C,17Dが貫通する前後方向に離れて設けられるシャフトガイド18A,18B,18C,18Dと、を備える。
また、受圧部15は、一方端が一方の受圧フレーム16Aに固定されるスプリングガイド19と、スプリングガイド19とシャフトガイド18Aの間に設けられるコイルバネ21と、を備える。
さらに、受圧部15は、前後方向に間隔を開けて配置されるフォトセンサ22A,22Bと、フォトセンサ22A,22Bに対応するガイドシャフト17Aの位置に固定されるセンサドグ23と、を備える。
受圧フレーム16A,16Bは、図6に示すように、長尺部161A,161Bと、長尺部161A,161Bのそれぞれの一方端に連なる短尺部162A,162Bと、短尺部162A,162Bと鉛直方向Vに間隔を隔てて設けられる短尺部162C,162Dと、を備えている。受圧フレーム16A,16Bは、短尺部162A,162Bが突合せられ、かつ、短尺部162C,162Dが突き合わせられるように配置される。長尺部161A,161B、短尺部162A,162Bおよび短尺部162C,162Dで取り囲まれる矩形の領域が形成される。この矩形の領域は、先頭のパウチP1が取り出されるときに通過する通過領域TAを構成する。通過領域TAは、図6に示すように、パウチPの平面積よりも微小量だけ大きい開口面積を有する。
複数、ここでは8つの爪151が、長尺部161A,161Bに2つずつ、短尺部162A,162Bに1つずつ、短尺部162C,162Dに一つずつ設けられている。8つの爪151は、その先端が通過領域TAに突き出しており、前方に向けて押圧される先頭のパウチP1を係止する。
4本のガイドシャフト17A,17B,17C,17Dは、シャフトガイド18A,18B,18C,18Dに形成されるガイド孔を貫通する。シャフトガイド18A,18B,18C,18Dは、鉛直方向Vに沿って設けられ、それぞれの下端が適宜の位置に固定される。
スプリングガイド19は、シャフトガイド18Aに形成されたガイド孔を貫通する。コイルバネ21は、スプリングガイド19の一方端に設けられるバネ止めフランジ19Aとシャフトガイド18Aの間にあって、圧縮の荷重が生じている。したがって、スプリングガイド19の他方端が固定される受圧フレーム16A,16Bは、コイルバネ21により後方に向けて荷重Fxを受ける。ただし、受圧フレーム16A,16Bはパウチ群PG1からも荷重F1を受けるので、荷重Fxと荷重F1の大小関係により、受圧フレーム16A,16Bは前方または後方に変位することがある。本実施形態は、この変位を検出することにより、受圧フレーム16A,16Bが受ける荷重F1を適切な範囲に収める。
受圧フレーム16A,16Bの変位は、ガイドシャフト17Bに固定されるセンサドグ23の変位となって表れる。フォトセンサ22A,22Bは、センサドグ23の変位が許容範囲を越えると検出する。許容範囲においては、センサドグ23が変位しても、フォトセンサ22A,22Bの何れにも検出されない。センサドグ23がフォトセンサ22Aに検出されると、荷重F1が許容範囲の上限値よりも大きいことが認識され、一方、センサドグ23がフォトセンサ22Bに検出されると、荷重F1が許容範囲の下限値よりも小さいことが認識される。
第1コンベヤ11がなす環状軌道Cを循環する移動部材3のうち、第2コンベヤ12上に起立し、かつ、最も前方に位置する移動部材3は、先頭のパウチ群PG1を受圧部15に対して押圧する。つまり、複数の移動部材3の一つが、パウチ群PG1を押圧する押圧部3Xとして機能する。
(第2コンベヤ(支持部、包装搬送路))
パウチPの包装搬送路としての第2コンベヤ12は、図1および図2に示すように、取り出し位置Xに搬送されるパウチ群PGの進路に相当する。
第2コンベヤ12上に積載されたパウチ群PGは、第2コンベヤ12により、搬送方向
D1に沿って搬送される。第2コンベヤ12上のパウチ群PGは、第2コンベヤ12の幅方向両側に、搬送方向D1に沿って設けられているガイド12Gにより整列される。
第2コンベヤ12は、ベルトコンベヤに相当し、図1に示すように、索体としての無端ベルト121と、無端ベルトに係合する駆動プーリ122および従動プーリ123と、駆動プーリ122を駆動する第2電動機124とを備えている。
第2電動機124からベルト124Aを介して駆動プーリ122に出力されるトルクにより、無端ベルト121を連続的にあるいは間欠的に、一定の送り量で駆動することができる。間欠的に送る場合は、パウチPの取り出しと同期して、例えば、パウチPの厚さよりも若干大きい送り量で無端ベルト121を駆動することができる。第2電動機124は、サーボモータであってもよい。
第2電動機124は、軸周りに正転および逆転が可能に構成されている。そのため、無端ベルト121をパウチPの搬送の向きと同じ前方にも、逆向きである後方にも移動させることができる。
第2コンベヤ12は、ベルトコンベヤに限らず、チェーンコンベヤ等の他の形式のコンベヤであってもよい。
図2に示すように、第2コンベヤ12の前端には、先頭パウチP1を取り出し位置Xに位置決めする受圧部15が設けられている。
(第1コンベヤ)
図1および図2に示すように、第1コンベヤ11は、第2コンベヤ12に一部が並行する環状軌道Cを循環するように移動部材3を移動させる。
第1コンベヤ11は、移動部材3が設けられる環状の第1索体111と、第1駆動車112と、第1従動車113と、第1電動機114とを含んでいる。本実施形態の第1コンベヤ11は、チェーンコンベヤに相当する。この場合、第1索体111は、チェーン111Aおよびチェーン111Aに設けられる搬送部材111Bに相当する。第1駆動車112および第1従動車113は、スプロケットに相当する。
チェーン111Aは、搬送方向D1に対して直交する幅方向の両側に配置されている。これらのチェーン111Aにより、搬送部材111Bの両端が支持されている。
第1駆動車112は、環状軌道Cの前側で第1索体111に係合する。第1従動車113は、環状軌道Cの後側で第1索体111に係合する。第1電動機114は、第1駆動車112を回転駆動する。
第1電動機114から索114Aを介して第1駆動車112に出力されるトルクにより第1索体111が駆動される。第1索体111の搬送部材111Bには、複数の移動部材3が、搬送部材111Bの長さ方向において等間隔に連結されている。
第1電動機114は、軸周りに正転および逆転が可能に構成されている。そのため、第1索体111に連結された移動部材3をパウチPの搬送の向きと同じ前方にも、逆向きである後方にも、いずれの向きにも移動させることができる。
第1電動機114としては、位置、速度、およびトルクの制御が可能なサーボモータ等を採用することができる。
サーボモータとしての第1電動機114により第1索体111を駆動しつつ、第1電動機114に接続される駆動制御装置(図示しない)により第1電動機114の出力トルク
を一定に制御することが好ましい。そうすることにより第1電動機114に掛かる負荷を一定にすることができるので、第1索体111に連動する押圧部3Xによりパウチ群PG1に加えられる圧力を一定に調整することができる。
第2コンベヤ12上へのパウチPの補充、および先頭パウチP1の取り出しにより、第2コンベヤ12に積載されたパウチPの数が増減すると、パウチPとガイド12G等との摩擦が変化する。第1電動機114の出力トルクが一定であっても、摩擦の変化がパウチPの押圧状態に影響する。
環状軌道Cをなす第1索体111は、図1および図2に示すように、第2コンベヤ12の下側で第2コンベヤ12に並行する往路C1と、往路C1の下側で往路C1に並行する復路C3と、環状軌道Cの前側で往路C1および復路C3を繋ぐ前側転回路C2と、環状軌道Cの後側で往路C1および復路C3を繋ぐ後側転回路C4とを含んでいる。
(移動部材)
図1〜図3に示すように、複数の移動部材3は、第1コンベヤ11の第1索体111に連動し、往路C1では後方から前方に向けて移動する向きで、環状軌道Cを循環する。
移動部材3は、往路C1の移動中は、チェーン111Aに支持されていることで第2コンベヤ12上に起立している。第2コンベヤ12上において搬送方向D1に隣接した移動部材3間が、収容区画100に相当する。
本実施形態では、第2コンベヤ12上に少なくとも1つの収容区画100が形成される必要がある。収容区画100が1つのみで足りる場合は、移動部材3は2つで足りる。
本実施形態では、例えば図1および図2に示すように、第2コンベヤ12上の空間が複数の移動部材3により仕切られることで、複数の収容区画100が形成される。各収容区画100は、開放されている上方からパウチ群PGを収容可能である。
収容区画100内のパウチPは、第2コンベヤ12に起立した隣り合う移動部材3の間に挟まれているため、図2に示すように、搬送方向D1に対してほぼ垂直な姿勢に維持される。
各収容区画100に収容されているパウチ群PGのパウチPは、パウチPの厚さおよび枚数、可撓性等に応じて粗密の度合が変わるものの、収容区画100内で倒れることなく互いに支え合う。収容区画100内のパウチPは、隣接するパウチPが接触する、あるいは微小な隙間をおいて並ぶように、収容区画100内に分布する。
搬送方向D1に隣り合う移動部材3の間の寸法は、パウチPの納入単位数等を考慮して適宜に設定することができる。
各収容区画100にそれぞれ収容されるパウチPの数は、厳密に同一である必要はない。
移動部材3の前進に伴い、収容区画100も取り出し位置Xに向けて前進する。先頭パウチPが順次取り出されることに伴い、第2コンベヤ12上に積載されたパウチPの数が
減少する。そして、復路C3から往路C1に移動して第2コンベヤ12上に起立した移動部材3間に、空の収容区画100が形成される。それらの収容区画100にパウチPを補充可能である。
第1コンベヤ11に連動して移動部材3が前進するとき、第2コンベヤ12によりパウチPも前進するので、移動部材3間のパウチPは、移動部材3により基本的には押圧されない。
しかし、第2コンベヤ12上に起立しており、かつ前方にパウチPが存在している移動部材3のうち、先頭の移動部材3は、取り出し位置Xの受圧部15に対して、先頭のパウチ群PGを押圧する。この移動部材3は、上述したように、パウチ群PG1を受圧部15に対して押圧する押圧部3Xとして機能する。
第2コンベヤ12上の空間が複数の移動部材3により仕切られることで複数の収容区画100が形成されていると、仕切られていない場合と比べ、移動部材3が受圧部15に対して押すパウチPの数が少ない。そのため、先頭パウチP1が順次取り出されることに伴い移動部材3により押されるパウチPの数が減少したことで、ガイド12G等とパウチPの摩擦が減少し、先頭パウチP1への圧力が変化するとしても、一定の限度内に当該圧力の変動幅を留めることが好ましい。
また、第2コンベヤ12上の空間が複数の移動部材3により仕切られていると、仕切られていない場合にスタンディングパウチP−2(図4)のパウチ群PGに起こり得る、第2コンベヤ12上における扇形状のせり上がりを防いで、スタンディングパウチP−2の安定供給を実現できる。
なお、扇形状のせり上がりは、積載空間が仕切られていない場合に、第2コンベヤ12の後端から取り出し位置Xまで、底部PAを上方あるいは下方に向けた状態で積層されたスタンディングパウチP−2を最後端から押圧部3Xにより押そうとした場合に、パウチPの高さ方向における厚さの偏りに起因して起こり得る。
第2コンベヤ12に積載可能なパウチPの最大数は、第2コンベヤ12の長さに依存する。つまり、より長い第2コンベヤ12を採用し、それに伴い、より長い第1コンベヤ11を採用し、必要に応じて移動部材3の数を増やすことにより、パウチPの積載数を増やすことができる。積載数が増えることで、パウチPを補充する頻度が下がるため、オペレータによる補充作業の負荷を軽減することができる。押圧部3Xが先頭のパウチ群PG1を押す圧力は、収容区画100が増えても変わらない。そのため、パウチPの積載数に制約はない。
図3に示すように、パウチPは、搬送部材111Bの幅方向の所定範囲を占める移動部材3により、搬送方向D1に対して直交する起立した姿勢に維持される。
移動部材3は、第2コンベヤ12よりも下側の搬送部材111Bの位置から、第2コンベヤ12の無端ベルト121を超えて上方に突出している。移動部材3によりパウチPを起立した姿勢に安定してガイドするため、移動部材3はパウチPの高さの1/2以上の高さまで突出していることが好ましい。
移動部材3は、図8に示すように、パウチPに作用するパウチ作用部31と、第1駆動車112の軸心位置を中心とする所定の外形を有したカム115に係合するカム係合部32とを含み、第1索体111の搬送部材111Bに対して、回転支点33を中心に回転可能に連結されている。
移動部材3は、回転支点33の位置で屈曲しており、側面視において、全体としてL字状に形成されている。カム係合部32の先端にはローラ34が、回転支点33の軸に対して平行な軸線周りを回転可能に設けられている。
カム115は、第1駆動車112を支持する支持台14に回転不能に固定されている。移動部材3は、カム115の外周部にローラ34を沿わせながら、カム115と、移動部材3および搬送部材111Bを含むリンク機構とによって姿勢が決められる。
移動部材3は、環状軌道Cの往路C1においては、チェーン111Aに支持されることで、第1索体111に対して回転することなく垂直に起立した姿勢に保たれる。なお、復路C3では、移動部材3は第1索体111から垂下し、後側転回路C4では、移動部材3は第1索体111から放射状に突出する(図1)。
(カムおよびリンクによる作用)
移動部材3の回転支点33は、第1索体111の移動に連動して、往路C1から、環状軌道Cの前端CFの近傍である前側転回路C2に移動し、前端CFへと向かう。回転支点33が前側転回路C2に入るときにローラ34がカム115の始点115Aに位置している。
図8に二点鎖線で示す移動部材3(押圧部3X)は、実線で示す移動部材3Aが第1索体111に連動して刻々と変位する様子を示している。
回転支点33が前側転回路C2を前端CFへと向かう間、移動部材3のパウチ作用部31は、前後方向(搬送方向D1)の両側からパウチPにより支持されている。そのため、移動部材3は、時計回り方向D2へ倒れることなく、ローラ34をカム115に沿わせながら全体的に下方へと移動しつつ、二点鎖線で示す姿勢P1〜P4の如く、前側転回路C2に沿って湾曲した第1索体111に対して相対的に反時計回り方向D3へと回転する。姿勢P1〜P4を経るうち、移動部材3は第2コンベヤ12に対して下方に逸れる。そして、回転支点33が前端CFを超えると、パウチ作用部31がパウチPから離脱する。回転支点33が図10に実線で示す移動部材3Bの位置まで至ったとき、パウチ作用部31は既にパウチPから離脱している。
移動部材3は、第2コンベヤ12に対して逸れ、パウチPからパウチ作用部31が離脱するまでの間に亘り、搬送方向D1に対してほぼ直交した姿勢P1〜P4、つまり押圧姿勢に維持される。
移動部材3のパウチ作用部31が押圧姿勢P1〜P4に維持されている。これによりパウチPの姿勢を搬送方向D1に対して垂直に維持しつつ、移動部材3がパウチPから離脱するまでの間に亘り、適度な大きさの圧力で少なくとも先頭のパウチP1を後方から前方へ爪151に対して押し続けることができる。しかも、先頭パウチP1を取り出し位置Xから安定して取り出すことに寄与できる。
パウチPから離脱した直後の移動部材3が、図8における時計回り方向D2に倒れるのを防ぐため、パウチ作用部31に対して前方から干渉する回転規制部27が配置されている。回転規制部27は、例えば支柱131に設置することができる。
回転規制部27の設置により、パウチ作用部31が前側転回路C2から前方へと突出しない。その分、取り出し部50等の他の装置を環状軌道Cの前端CFに近接して配置することができる。
回転支点33が前端CFを超え、パウチ作用部31が回転規制部27から離脱すると、移動部材3は、ローラ34をカム115に沿わせて時計回り方向D2に回転する。カム115の終点115Bで、移動部材3は時計回り方向D2にほぼ90度回転して第1索体111から垂下する。
〔取り出し装置〕
取り出し部50は、取り出し位置Xから先頭パウチP1を吸着して前方に取り出し、スパウトの取付や充填処理等の後工程に供給する。
取り出し部50は、図5、図8および図9に示すように、吸引ヘッド51と、吸引ヘッド51を駆動する駆動装置52とを備えている。
吸引ヘッド51は、複数の吸着パッド511と、エアチャンバ512と、押し返し部としての複数のプッシャ513とを有している。吸着パッド511は、先頭パウチP1の表面に対して、線対称の位置に分散して配置される。プッシャ513も、先頭パウチP1の表面に対して分散して配置される。
先頭パウチ群PG1のパウチPが押圧部3Xにより搬送方向D1に対して垂直に維持され、かつ先頭パウチP1が適度な圧力で受圧部15に押圧されていると、先頭パウチP1の前面を複数の吸着パッド511により安定して吸着することができる。
駆動装置52は、吸引ヘッド51を回転動作させる第1駆動部52Aと、吸引ヘッド51を前後方向に進退させる第2駆動部52Bとを備えている。
第1駆動部52Aは、吸引ヘッド51をアーム521Aにより支持する支持体521と、サーボモータ等の電動機523とを備えている。アーム521Aは支持体521に対して回転軸521B周りに回転可能に支持されている。第1駆動部52Aにより、吸引ヘッド51の回転軸521Bを中心とする回転動作が可能である。
第2駆動部52Bは、サーボモータ等の電動機を備えた適宜な直動機構522により、第1駆動部52Aの支持体521を前後方向に駆動する。第2駆動部52Bの詳しい図示は省略する。
プッシャ513は、先頭パウチP1を取り出す直前に、押圧部3Xにより前方に向けて押圧された状態のパウチ群PG1を後方へ押し返す。先頭パウチP1を後続のパウチPに対して取り出し易くするため、吸引ヘッド51がプッシャ513を備えていることが好ましい。吸引ヘッド51が第2駆動部52Bの電動機により後方に向けて駆動されることで、プッシャ513によって先頭パウチP1が後方に向けて押圧される。第2駆動部52Bの電動機の位置制御により、プッシャ513は一定変位量で後方に駆動される。
プッシャ513によりパウチ群PG1を押し返した直後に、エアチャンバ512内が吸引用の図示しない配管を通じて真空吸引されることにより負圧となり、吸着パッド511が、爪151に対して押圧されている先頭パウチP1の前面を吸着する。そのため、第2駆動部52Bにより吸引ヘッド51を前進させて、複数の爪151の間から先頭パウチP1を引き抜いて後続のパウチPに対して分離させることができる。爪151はパウチP1の端部のみを係止し、パウチP1を複数の爪151の間から容易に引き抜くことができる。その後、アーム521Aの回転により吸引ヘッド51を上方に向けて転回させる。転回させた吸引ヘッド51からパウチP1が後工程へと移送される。このとき、エアチャンバ512内の吸引を停止して、他の図示しない吸引ヘッドにパウチP1を供給したり、図示しないグリッパにパウチP1を供給したりすることができる。その後、次の先頭パウチP1を吸着するため、吸引ヘッド51は図9における矢印の向きとは逆向きに回転し、かつ、後退して取り出し位置Xに復帰する。
取り出し位置XでパウチPが取り出される向きは、取り出し位置Xに対して前方には限らない。例えば、先頭パウチP1の前面を吸着し、上側ガイド16や、爪151のうちパウチPの引き抜きの妨げとなる位置にある爪151を一時的に退避させた状態で、先頭パウチP1を上方に取り出すことが可能である。
〔パウチ供給過程〕
次に、図9〜図12を参照し、包装供給装置1により搬送方向D1に前進するパウチ群PGから順次、先頭のパウチPが取り出し位置Xで取り出される過程を説明する。
かかる供給過程は、支持部121Aおよび押圧部3Xを適時に後退させる処理を伴いながら行われる。
図9は、既に第2コンベヤ12に積載されたパウチ群PGが、第2コンベヤ12により前進した状態を示している。例えば、図9に示す状態と同様に6つの移動部材3が第2コンベヤ12上に起立しており、それらの移動部材3間に5つの収容区画100が形成されている時に、各収容区画100にパウチ群PGを挿入することで、積載可能な最大量を一度に積載することができる。
図9に示す状態では、積載時から、ほぼ1区画分、パウチ群PGが前進し、先頭のパウチPが取り出し位置Xに到達している。第2コンベヤ12上の先頭のパウチ群PG1は、環状軌道Cの前端CFに向かう移動部材3A(押圧部3X)により、矢印で示すように、移動部材3のパウチ作用部31に対して直交した搬送方向D1に、取り出し位置Xに向けて適度な力で押されている。
図10は、図9で往路C1と前側転回路C2との境界付近に位置していた移動部材3Aが前側転回路C2に移動した状態を示している。図9に対して、最後尾の収容区画100にパウチ群PGが補充されている。
図10に続いて図11、さらに図12に移動部材3Aの挙動を示しているように、移動部材3Aは、カム115との係合により、搬送方向D1に対してほぼ直交した押圧姿勢を維持しつつ第2コンベヤ12に対して次第に下方へと逸れ、図12に示すようにパウチPから離脱する。
パウチPからの移動部材3Aの離脱により、図12に示すように、移動部材3Aの後方に位置していたパウチ群PGが先頭パウチ群PG1に連なる。これら一群のパウチ群PGが、次に前端CFへと向かう移動部材3Cにより、取り出し位置Xに向けて押圧されることとなる。
図12以降も、パウチPを漸次前進させつつ、図11〜図13と同様に、カム115による移動部材3(押圧部3X)の姿勢制御を伴いながら、移動部材3により適切な圧力が与えられたパウチPが取り出し位置Xから順次取り出される。パウチPの取り出しにより、第2コンベヤ12上のパウチPの積載数は漸次減少する。パウチ群PGが収容された収容区画100の数も減少する。
本実施形態では、環状軌道Cの全周に亘り複数の移動部材3が分布しているため、第2コンベヤ12上の最後尾のパウチPよりも後方には、復路C3から後側転回路C4を経て往路C1に戻された移動部材3により、空の収容区画100が形成される。
そのため、収容区画100にパウチPを補充する作業を随時行うことができる。補充作業の際に、第1コンベヤ11および第2コンベヤ12を停止させる必要はない。
パウチPの補充作業は、単に、収容区画100にそれぞれパウチ群PGを挿入するだけで足り、錘を用いて押し板によりパウチ群を押す従来装置とは異なり、押し板を後方へ戻すといった作業が必要ないので、簡便に実施することができる。
また、複数の収容区画100に、全体として多数のパウチPを一度に積載できるため、パウチPを補充する作業頻度を下げて、パウチ補充の作業負荷を軽減することができる。
〔受圧部15における荷重の制御〕
包装供給装置1は、以上のパウチ供給過程において、受圧フレーム16A,16Bの受ける荷重に基づく受圧フレーム16A,16Bの変位を、センサドグ23変位としてフォトセンサ22A,22Bが検出する。検出結果に基づいて、以下の制御が行われる。
図13に示すように、フォトセンサ22Aがセンサドグ23を検出すると、受圧フレーム16A,16Bが先頭のパウチP1から受ける荷重F1が許容範囲の上限値より大きいことを意味する。そうすると、移動部材3を移動させる移動部材としての第1コンベヤ11の駆動源である第1電動機114の動作を停止させる。また、第2コンベヤ12の駆動得源である第2電動機124も停止させる。これにより、受圧フレーム16A,16Bが受ける荷重は、先頭のパウチP1の取り出しにより、許容範囲に戻ることができる。
一方、図14に示すように、フォトセンサ22Bがセンサドグ23を検出すると、受圧フレーム16A,16Bが先頭のパウチP1から受ける荷重が許容範囲の下限値より小さいことを意味する。そうすると、第1電動機114および第2電動機124の動作を再開させる。これにより、受圧フレーム16A,16Bが受ける荷重は、移動部材3による先頭のパウチ群PG1の押圧力の増大により、許容範囲に戻ることができる。
以上のようにして、包装供給装置1は、受圧フレーム16A,16Bが先頭のパウチP1から受ける荷重が許容範囲に収まるように第1電動機114および第2電動機124の動作を制御する。したがって、包装供給装置1は、パウチPの搬送に関わる要素に生じる機械的抵抗、パウチPとガイド12Gの間の摩擦が生じていたとしても、先頭のパウチP1を安定して取り出すことができる。
本開示は、以上で説明した実施形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
上記実施形態に係る受圧部15は、コイルバネ21を用いて受圧フレーム16A,16Bを弾性支持し、受圧フレーム16A,16Bの変位を検出することで、受圧フレーム16A,16Bが受ける荷重を検出する。しかし、本開示は、弾性支持することなく、受圧フレーム16A,16Bが受ける荷重を他の手段で検出することができる。例えば、受圧フレーム16A,16Bに圧力を直接的に検出できる検出器、例えばロードセルを取り付ける。そして、ロードセルで検出した圧力が許容範囲よりも大きければ第1電動機114の動作を停止し、ロードセルで検出した圧力が許容範囲よりも小さければ第1電動機114を動作させる、というように移動部材3による先頭のパウチ群PG1の押圧を制御する。
圧力検出器を取り付けるのは受圧フレーム16A,16Bでもよいし、爪151でもよい。また、取り付けられ圧力検出器は、単数であってもよいし、複数であってもよい。受圧フレーム16A,16Bが受ける荷重の部位による偏りが小さい場合には、単数の圧力検出器を取り付けて、本開示の制御を行うことができる。受圧フレーム16A,16Bが受ける荷重の部位による偏りが大きい場合には、複数の圧力検出器を取り付け、複数の検出圧力を平均化し、合計し、または最大値を抽出して、本開示の制御を行うことができる。
〔付記〕
上記実施形態に記載の包装供給装置および包装供給方法は、以下のように把握される。
(1)包装供給装置1は、積層された状態の複数の包装Pからなる包装群PGを包装Pの積層方向D1に沿って後方から前方へと搬送することにより、包装群PGの各包装Pを取り出し位置に供給し、かつ、取り出し位置から取り出す。
包装供給装置1は、包装群PGを搬送する搬送部12と、包装群PGを前方に向けて押圧する押圧部3と、包装群PGにおける先頭の包装Pからの荷重を受けて包装群PGを支持する受圧部15と、受圧部15で支持される先頭の包装Pを取り出す取り出し部50と、を備える。
押圧部3は、受圧部15が受ける荷重の変化に基づいて包装群PGの押圧の状態が制御される。
(2)包装供給装置1は、受圧部15が受ける荷重が許容範囲より大きいと、押圧部3の動作が停止し、受圧部15が受ける荷重が許容範囲より小さいと、押圧部3が動作する。このように、オン・オフに係る制御だと、制御が容易である。
(3)包装供給装置1は、受圧部15の変位量を検出する検出器22A,22Bを備え、受圧部15は、積層方向D1に沿って弾性支持され、荷重の変化は、検出器22A,22Bで検出された受圧部15の変位量により特定される。この手法によれば、荷重の変化を容易に認識できる。
(4)包装供給装置1の受圧部15は、荷重の状態変化を検出する圧力検出器を備える。
受圧部15が弾性変形する場合には、この手法によって、荷重の状態変化を直接的に検出できる。
(5)包装供給装置1の受圧部15は、包装Pが通過できる通過領域TAが設けられる受圧フレーム16A,16Bと、通過領域TAに向けて突出し、包装Pを係止する複数の爪151と、を備える。
この受圧部15によれば、通過領域TAを通って容易に包装Pを取り出すことができる。
(6)包装供給装置1の取り出し部50は、通過領域TAを介して先頭の包装P1を吸引しながら前方に取り出す。
吸引することにより、把持することなく包装P1を前方に取り出すことができるので、包装P1に傷をつけるおそれが小さい。
(7)包装供給方法は、積層された状態の複数の包装Pからなる包装群PGを包装Pの積層方向D1に沿って後方から前方へ押圧しながら搬送することにより、包装群PGのそれぞれの包装Pを順に取り出し位置Xに供給し、かつ、取り出し位置Xから取り出す。
包装供給方法は、押圧される包装群における先頭の包装からの荷重を検出し、検出される荷重の変化に基づいて、包装群の押圧の状態を制御する。
1 包装供給装置
3,3A,3B,3C 移動部材(押圧部)
3X 押圧部
11 第1コンベヤ
12 第2コンベヤ
12G ガイド
13 架台
14 支持台
15 受圧部
16A,16B 受圧フレーム
17A,17B,17C,17D ガイドシャフト
18A,18B,18C,18D シャフトガイド
19 スプリングガイド
19A フランジ
21 コイルバネ
22A,22B フォトセンサ
23 センサドグ
25 ベース
27 回転規制部
31 パウチ作用部
32 カム係合部
33 回転支点
34 ローラ
50 取り出し部
51 吸引ヘッド
52 駆動装置
52A 駆動部
52B駆動部
100収容区画
111 索体
111Aチェーン
111B 搬送部材
112 駆動車
113従動車
114電動機
115 カム
121 無端ベルト
122 駆動プーリ
123 従動プーリ
124 電動機
151爪
161A,161B 長尺部
162A,162B,162C,162D 短尺部
511吸着パッド
512 エアチャンバ
513 プッシャ
521 支持体
521A アーム
521B 回転軸
522 直動機構
523 電動機

Claims (7)

  1. 積層された状態の複数の包装からなる包装群を前記包装の積層方向に沿って後方から前方へと搬送することにより、前記包装群の各包装を取り出し位置に供給し、かつ、前記取り出し位置から取り出す装置であって、
    前記包装群を搬送する搬送部と、
    前記包装群を前記前方に向けて押圧する押圧部と、
    前記包装群における先頭の前記包装からの荷重を受けて前記包装群を支持する受圧部と、
    前記受圧部で支持される先頭の前記包装を取り出す取り出し部と、を備え、
    前記押圧部は、前記受圧部が受ける荷重の変化に基づいて前記包装群の押圧の状態が制御される、包装供給装置。
  2. 前記受圧部が受ける荷重が許容範囲より大きいと、前記押圧部の動作が停止し、
    前記受圧部が受ける荷重が前記許容範囲より小さいと、前記押圧部が動作する、
    請求項1に記載の包装供給装置。
  3. 前記受圧部の変位量を検出する検出器を備え、
    前記受圧部は、前記積層方向に沿って弾性支持され、
    前記荷重の変化は、前記検出器で検出された前記受圧部の変位量により特定される、
    請求項1または請求項2に記載の包装供給装置。
  4. 前記荷重の状態変化を検出する、前記受圧部に設けられる圧力検出器を備える、
    請求項1または請求項2に記載の包装供給装置。
  5. 前記受圧部は、
    前記包装が通過できる通過領域が設けられる受圧フレームと、
    前記通過領域に向けて前記受圧フレームから突出し、前記包装を係止する複数の爪と、
    を備える、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の包装供給装置。
  6. 前記取り出し部は、
    前記通過領域を介して先頭の前記包装を吸引しながら前記前方に取り出す、
    請求項5に記載の包装供給装置。
  7. 積層された状態の複数の包装からなる包装群を前記包装の積層方向に沿って後方から前方へ押圧しながら搬送することにより、前記包装群のそれぞれの包装を順に取り出し位置に供給し、かつ、前記取り出し位置から取り出す方法であって、
    押圧される前記包装群における先頭の前記包装からの荷重を検出し、
    検出される前記荷重の変化に基づいて、前記包装群の押圧の状態を制御する、
    包装供給方法。
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