JP3973096B2 - 包装材供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自立袋等の包装材供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1では、包装材を収納するストッカを着脱自在に設置し、ストッカ内の包装材が無くなったら、空の該ストッカを取外し、予め満杯に袋(包装材)を収納した新しいストッカと取り替えることにより包装材の補充をする。また、該ストッカを円弧状に形成することにより、収納された包装材が自重により自然供給されるものとなり、その自然供給される袋の整列姿勢が乱れないように制御している。
【0003】
特許文献2では、包装材群を長手方向に沿ってストックする複数のストッカが並列に配置され、該複数組のストッカ全体を横移動させる横移動手段が設置され、1つのストッカ上の包装材が空になったときは、ストッカ全体を所定距離横移動させ、包装材が補充されているストッカをコンベアマガジンに隣接させるようにしている。
【0004】
特許文献3では、特許文献3の図1に示す如く、自立袋等の包装材の積層体をストッカから送給シリンダにより押し出すようにして搬送装置の送りベルトの上に載置し、包装材の先端側の厚みが後端側の厚みより薄いこと(自立袋等の包装材1では先端側は表裏の胴部シート1Aだけからなるのに対し、後端側は表裏の胴部シート1Aに底部シート1Bが加わってより厚くなる(図7(A)、(B)参照)により積層体の上層側が搬送方向の前方に向けて下り勾配になること、又は積層体の全体を送りベルトの搬送面より上位に置き、積層体の先端側が搬送方向の前方に臨んで垂れ下がり状になること等により、最上層の包装材から順に先行させるように積層体から送りベルトの上面に滑落させ、かつ先行する上側の包装材の後端の下に後続する下側の包装材の先端を一部重ねた重なり状態(刺し身状)として、それらの包装材を送りベルトにより送給する。また、搬送装置は、送りベルトの前方上方に該送りベルトよりも高速の早送りベルトを設置してあり、送りベルトにより搬送されてくる先頭の包装材を早送りベルトにより早送りし、この包装材を後続の包装材から分離してストッパに当てるように送り出し、吸盤で吸着して次工程へと受け渡す。
【0005】
【特許文献1】
実開平5-34107(図1、図2、[0010]、[0011])
【0006】
【特許文献2】
特開2000-191156
(図1、図2、[0008]、[0010]、[0016]、[0017]、[0018])
【0007】
【特許文献3】
特開平8-337217(図1、[0021]、[0022])
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1においては、ストッカ内では包装材の底部が上側に、包装材の口部が下側となり、口部がストッカ底壁部に接しながら包装材が供給されるため、口部の折れが発生したり、ストッカ底壁部に付着したゴミ等を口部に付着させて包装材内部へ混入する恐れがあった。
【0009】
また、最近は図8(A)、(B)に示す如く、詰め替え易さを考慮して設計された口部の形状が複雑な包装材2、3が増えてきている。このような包装材2、3は、該ストッカ内で姿勢不良を生じて、包装材2、3の搬送装置等への整然とした供給は困難である。更に、包装材を作製するメーカーからは、包装材が約3〜50枚1組の積層された束の状態でダンボール箱に十数束入れられて輸送されてくることが多い。この場合、円弧状のストッカに自動機械で1束を供給しても、包装材がストッカの円弧部でばらけてしまったりして姿勢不良が発生しやすく、包装材供給装置の完全自動化が困難である。
【0010】
また、特許文献1の場合、図8(A)、(B)に示すような包装材2、3であると、包装材2、3の上部首部2A、3Aの形状が平らでないので、ストッカ途中で、包装材2、3の上部首部2A、3Aが互いに邪魔し、これにより、包装材2、3がストッカ中で詰ったり、整列が乱れたりし、後続の搬送装置等へ上手く供給できない。
【0011】
特許文献2では、包装材メーカーから輸送されてきた包装材の束をストッカ内で自動で刺し身状(先行する上側の包装材の後端の下に後続する下側の包装材の先端を一部重ねた重なり状態)に整列させる方法が開示されていない。また、包装材をストックする複数組のストッカで包装材の束を刺し身状にするため、包装材供給装置全体が大型化してしまう。
【0012】
また、特許文献2の場合、図8(A)、(B)に示すような包装材2、3であると、束状態で納入される包装材2、3の自動化が不明であり、包装材2、3を供給する際に大きな設置スペースが必要となる。
【0013】
特許文献3では、包装材は、積層状態でその上下に隣り合う包装材と密着しており、該包装材の表面状態によって、包装材毎に表面静摩擦係数が変動している。このため、表面静摩擦係数がある程度大きくなった場合には、包装材の積層体をストッカから送給シリンダにより単に押出すだけでは、それらの包装材を最上層のものから順に先行するように自然に滑落させ、しかも上下の包装材を一部重ねた重なり状態となるように規則的に搬送させることが困難である。
【0014】
本発明の課題は、包装材の表面静摩擦係数がある程度大きい場合においても、コンパクトな装置構成で自動化し、積層状態の包装材を最上層の包装材から順に先行するように滑落させ、かつ上下の包装材を一部重ねた重なり状態となるように規則的に搬送させることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、先端側の厚みが後端側の厚みより薄い包装材の先端側を搬送方向の前方に向けて積層した積層状態の包装材を搬送装置上に載置し、最上層の包装材から順に先行させ、かつ上下の包装材を一部重ねた重なり状態で、それらの包装材を送給する包装材供給装置であって、包装材供給装置の搬送装置の最後尾に位置する包装材の後端を支持装置が支持した状態で、支持された包装材の下側空隙に積層状態の新たな包装材を押し込む送給装置が設けられると共に前記積層状態の包装材の層間に向けて送風する送風装置を新たな包装材を押し込む積層送り込み位置の側方に備えたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)(図1〜図3)
包装材供給装置10は、図1に示す如く、自立袋等の包装材1を搬送する搬送装置20を有する。搬送装置20は、送りベルト21と早送りベルト22を有する。
【0017】
送りベルト21は、2条の平行ベルトからなり、モータ21Aにより駆動される。送りベルト21の両側には、包装材1の幅に対応して包装材1の搬送路を形成する搬送ガイド23が設けられる。
【0018】
早送りベルト22は、送りベルト21の上方に揺動支持され、下端側を送りベルト21の上面に載置するように、送りベルト21の走行方向に傾斜配置され、モータ22Aにより駆動される。早送りベルト22の走行速度は、送りベルト21の送り速度よりも早くされる。
【0019】
送りベルト21の前端にはストッパ24が設けられ、送りベルト21の下側でストッパ24に対応する位置には、送りベルト21上の包装材1の有無を検出するセンサ25が設けられる。送りベルト21の上側でストッパ24の後側には、ストッパ24により停留せしめられた包装材1を吸着して次工程へと受け渡す吸盤26が設けられる。
【0020】
送りベルト21の後端には送給装置30のストッカ31が配置され、ストッカ31の背面には送給シリンダ32が設けられる。送りベルト21の後端寄りには、送りベルト21上の包装材1の有無を検出するセンサ33が設けられる。ストッカ31は、包装材1を所定枚数ずつ積層した積層体2を貯留する収納ケース31A、31B…を上下に多段状に備え、収納ケース31A、31B…を1段ずつ送給シリンダ32の設置レベルに位置付け、送給シリンダ32のストッカ31を突き抜ける前方への伸長動作によりそれらの積層体2を送りベルト21の上へ送り込む。
【0021】
送給装置30の送給シリンダ32が積層体2を送りベルト21の上へ送り込んだとき、搬送装置20は、自立袋等の包装材1の先端側の厚みが後端側の厚みより薄いこと(自立袋では先端側は表裏の胴部シートだけからなるのに対し、後端側は表裏の胴部シートに底部シートが加わってより厚くなる)により積層体2の上層側が搬送方向の前方に向けて下り勾配になること、又は積層体2の全体を送りベルト21の搬送面より上位に置き、積層体2の先端側が搬送方向の前方に臨んで垂れ下がり状になること等により、最上層の包装材1から順に先行させるように積層体2から送りベルト21の上面に滑落させ、かつ先行する上側の包装材1の後端の下に後続する下側の包装材1の先端を一部重ねた重なり状態(刺し身状)として、それらの包装材1を送りベルト21により送給する。
【0022】
更に、包装材供給装置10は、送りベルト21の後部下側で、センサ33より前側に押上装置40の押上シリンダ41を配置し、送りベルト21の上側で押上シリンダ41に対応する位置には、支持装置50の支持アーム51を配置している。
【0023】
押上シリンダ41は、送りベルト21の2条のベルトの間を下から上へ突き出る伸長動作により、送りベルト21上で最後尾に位置する包装材1の後端を送りベルト21の下方から上方に押し上げる。
【0024】
支持アーム51は、回動アクチュエータ51Aにより待機位置(図1)から作業位置(図2)に駆動される、送りベルト21の上方における回動動作により、送りベルト21の上方から送りベルト21上で最後尾に位置する包装材1、本実施形態では押上シリンダ41が送りベルト21の上方に押し上げた状態の包装材1に対して作動し、該包装材1の後端を送りベルト21の上方に押し上げた状態に支持する。
【0025】
尚、支持アーム51は、図4(A)に示す如く、2本のアーム部52、52を平行に設けることにより、包装材1の後端の幅方向の2ヶ所で支持するものでも良く、図4(B)に示す如く、1本の広幅のアーム部53で、包装材1の後端の幅方向のほぼ中央部を1ヶ所で支持するものでも良い。
【0026】
そして、搬送装置20及び送給装置30は、ストッカ31から送りベルト21の上に送り込んだ積層体2の新たな包装材1を、前述の送給動作により、送りベルト21上で上述の如くに支持アーム51により支持されている最後尾の包装材1の下側空隙に送り込み可能にする。
【0027】
包装材供給装置10は、センサ25の出力に基づき吸盤26を作動させ、センサ33の出力に基づき送給シリンダ32、押上シリンダ41、支持アーム51を作動させる制御手段を有する。
【0028】
従って、包装材供給装置10の搬送装置20、送給装置30、押上装置40、支持装置50による包装材1の供給動作は以下の如くなされる。
【0029】
(1)送給装置30の送給シリンダ32により搬送装置20の送りベルト21に送り込まれた積層体2の包装材1は、前述の重なり状態(刺し身状)で送りベルト21により搬送され、早送りベルト22に接触する先頭の包装材1は早送りベルト22との摩擦力により早送りされ、早送りベルト22の自由端を押し上げてその下を通過し、後続の包装材1から分離されてストッパ24に当たって位置決めされる。センサ25がその包装材1を検出した信号に基づき、吸盤26の包装材1を吸着して次工程へと受け渡す。
【0030】
(2)送りベルト21の後部に包装材1がなくなると、センサ33がこれを検出し、その検出信号に基づいて押上装置40の押上シリンダ41が伸長し、送りベルト21上で最後尾に位置する包装材1の後端を送りベルト21の下方から上方へ押し上げる(図1)。続いて、支持装置50の支持アーム51が待機位置から作業位置に回動し、押上シリンダ41が押し上げた最後尾の包装材の後端を支持し、その包装材1と送りベルト21との間に空隙を形成する(図2)。支持アーム51が包装材1の後端を支持した後、押上シリンダ41は収縮して元に戻る。
【0031】
(3)同時に、送給装置30の送給シリンダ32がストッカ31内の1つの収納ケース31Aの新たな積層体2を送りベルト21の上に送り込む。送りベルト21に送り込まれた積層体2の新たな包装材1は、最上層の包装材1から前述の如くにより送りベルト21の上面に滑落し、支持アーム51により支持されている最後尾の包装材1の下側空隙に前述の重なり状態を形成するように送り込まれる。センサ33により包装材1が補給されたことを検出すると、支持アーム51、送給シリンダ32が収縮して元の状態に戻り、ストッカ31が1個分の収納ケース31Aを下降して次回の補給に備える。
【0032】
包装材供給装置10は、搬送装置20、送給装置30、押上装置40、支持装置50を備えたことにより以下の作用がある。
【0033】
▲1▼搬送装置20における送りベルト21上の包装材1が残り少なくなることをセンサ33が検出すると、先ず押上装置40の押上シリンダ41が伸長し、送りベルト21上で最後尾に位置する包装材1の後端を送りベルト21の下方から上方へ押し上げる。続いて、支持装置50の支持アーム51が待機位置から作業位置に回動し、押上シリンダ41が押し上げた最後尾の包装材1の後端を支持し、その包装材1と送りベルト21との間に空隙を形成する。支持アーム51が包装材1の後端を支持した後、押上シリンダ41は収縮して元に戻る。そして、支持装置50が支持している最後尾の包装材1の下側空隙に、新たな包装材1を送給装置30が押し込み、包装材1を自動的に補給する。
【0034】
▲2▼送給装置30により新たな包装材1を押し込むとき、新たな包装材1は支持装置50に干渉することなく、最後尾の包装材1の下側空隙の最も奥までスムースに押し込まれ得る。
【0035】
▲3▼支持装置50は包装材1の後端を送りベルト21の上方に支持するものであり、包装材1の後端に対して送りベルト21の上方から作動するものとなり、かつ、包装材1の幅方向のほぼ中央部の1〜2ケ所を支持するため(図4(A)、(B))、包装材1の幅サイズに関係なく使用できる。同時に、支持装置50は包装材の横から包装材1に対して作動するものでないから、送りベルト21の両側の搬送ガイド23に対して作動するものでなく、送りベルト21の両側の搬送ガイド23に切欠開口を設ける如くがなく、包装材1の搬送の安定を損なうことがない。
【0036】
▲4▼支持装置50が押上装置40を併用することにより、押上装置40により送りベルト21の上方に押し上げた状態の包装材1の後端を支持装置50により支持することができる。支持装置50の上下昇降スペースを小にし、搬送装置20の上部スペースのコンパクトを図ることができる。
【0037】
更に、包装材供給装置10にあっては、図1〜図3に示す如く、送給装置30の送給シリンダ32が積層体2を送り込む送りベルト21上の積層送り込み位置の両側に、送風装置60のノズル61〜63を設ける。送風装置60は、積層送り込み位置の後方から前方に向けて、第1ノズル61、第2ノズル62、第3ノズル63を順に設け、各ノズル61〜63のそれぞれを積層送り込み位置の両側に配置する。
【0038】
ノズル61〜63は、圧空源に接続された状態で、送風装置60の左右の架台60Aに設置され、積層送り込み位置に送り込まれた積層体2の包装材1が送りベルト21の上面に前述の如くに送給されるときに、それら包装材1の層間に向けて高圧空気を送風する。
【0039】
ノズル61〜63は、架台60Aに水平面内で旋回可能に設置され、送風方向を調整可能にされる。例えば第2ノズル62、第3ノズル63の送風方向は積層体2の真横に向き、第1ノズル61の送給方向は積層体2に斜向して包装材1の搬送進み方向に沿う送風方向成分をもつものとすることができる(図3)。
【0040】
送風装置60は、上下動アクチュエータ64による架台60Aの上下動により、ノズル61〜63を、積層体2における包装材1の積層の上下方向に往復動させながら、それらノズル61〜63からの送風を行なう。
【0041】
包装材供給装置10は、送風装置60を備えたことにより以下の作用がある。▲1▼送風装置60をノズル61〜63が、搬送装置20の送りベルト21上で積層状態にある包装材1の層間に送風することにより、上下の包装材1の層間に侵入した送風がそれらの密着を解きほぐし、それらの包装材1を最上層の包装材1から順に先行するように自然に滑落させ、しかも上下の包装材1を一部重ねた重なり状態とするように規則的に搬送させることができる。
【0042】
▲2▼送風装置60のノズル61〜63が包装材の積層の上下方向に往復動しながら、送風を行なう。従って、送風の上下動が包装材1の積層体2に上下方向の振動を与え、この振動によっても包装材1の密着を解きほぐし、上述▲1▼の層間への送風の侵入効果をより確実にする。
【0043】
▲3▼送風装置60をノズル61からの送風が包装材1の搬送進み方向への送風方向成分をもつ。従って、包装材1はこの送風方向成分を得て搬送方向への滑落を促進されるとともに、先行する包装材1の後端下側へ確実に追随するように送り込まれ、前述▲1▼の搬送の安定確実を図ることができる。
【0044】
▲4▼従来技術の特許文献3の如く、包装材の積層体をストッカから送給シリンダにより単に押出すだけでは、包装材の表面静摩擦係数が低いとき(後記する測定器で測定した場合に約0.1以下)のみにしか、包装材を最上層のものから順に先行するように自然に滑落させ、しかも上下の包装材を一部重ねた重なり状態とするように規則的に搬送させることができない。しかしながら、本実施形態にあっては、上記作用▲3▼に記載したように、ノズル61によって、包装材1の搬送進み方向への送風方向成分を得て、搬送方向への滑落を促進させた場合には、包装材1の表面静摩擦係数が高い場合(後記する測定器で測定した場合に約0.3以上)であっても、搬送方向への滑落を促進されるとともに、先行する包装材1の後端下側へ確実に追随するように後続する包装材1を送り込むことができ、前述▲1▼の搬送の安定確実を図ることができる。
【0045】
尚、上記の表面静摩擦係数は新東科学株式会社製のポータブル摩擦計・HEIDON・トライボギア・ミューズTYPE94iの測定器を使用して求めた値である。
【0046】
(第2実施形態)(図5、図6)
第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、押上装置40を撤去し、支持装置50が支持アーム51を回動アクチュエータ51Aにより回動動作させることに加え、支持アーム51を昇降アクチュエータ51Bにより昇降動作させるようにしたことにある。従って、支持装置50は、支持アーム51により以下の如くにして、搬送装置20を送りベルト21上で最後尾に位置する包装材1の後端を送りベルト21の上方に持ち上げ、かつ支持する。
【0047】
(1)送りベルト21の後部に包装材1がなくなったとき、センサ33がこれを検出し、その検出信号に基づいて支持アーム51を昇降アクチュエータ51Bにより上昇位置(図5(A))から下降位置(図5(B))に下降させる。
【0048】
(2)支持アーム51を、上述(1)の下降位置で回動アクチュエータ51Aにより待機位置から作業位置に回動させ(図6(A))、続いて昇降アクチュエータ51Bにより上昇させて最後尾の包装材1の後端部を送りベルト21の上方に持ち上げる(図6(B))。この場合においても、図4(A)、(B)に示すように支持アーム51は包装材1の幅方向のほぼ中央部の1〜2ケ所を支持する。
【0049】
(3)送給装置30の送給シリンダ32により送りベルト21に送り込んだ積層体2の新たな包装材1を、最上層の包装材1から上述(2)の支持アーム51により支持されている最後尾の包装材1の下側空隙に送り込む。このようにして包装材1が補給された後、支持アーム51を回動アクチュエータ51Aにより待機位置に戻す。
【0050】
本実施形態によれば、支持装置50自体で、包装材1の後端を送りベルト21の上方に持ち上げ、かつ支持することができ、装置全体のコンパクトを図ることができる。
【0051】
【発明の効果】
本発明によれば、コンパクトな装置構成で自動化し、積層状態の包装材を最上層の包装材から順に先行するように滑落させ、かつ上下の包装材を一部重ねた重なり状態とするように規則的に搬送させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態の包装材供給装置における押上装置の作動状態を示す側面図である。
【図2】図2は第1実施形態の包装材供給装置における支持装置の作動状態を示す側面図である。
【図3】図3は図2のIII−III線に沿う矢視図である。
【図4】図4は図2のIV−IV線に沿う矢視図である。
【図5】図5は第2実施形態の包装材供給装置における支持装置の下降動作を示す側面図である。
【図6】図6は第2実施形態の包装材供給装置における支持装置の上昇動作を示す側面図である。
【図7】図7は包装材の胴部シートと底部シートを示す模式断面図である。
【図8】図8は包装材を示す模式図である。
【符号の説明】
1 包装材
2 積層体
10 包装材供給装置
60 送風装置
61〜63 ノズル

Claims (3)

  1. 先端側の厚みが後端側の厚みより薄い包装材の先端側を搬送方向の前方に向けて積層した積層状態の包装材を搬送装置上に載置し、最上層の包装材から順に先行させ、かつ上下の包装材を一部重ねた重なり状態で、それらの包装材を送給する包装材供給装置であって、
    包装材供給装置の搬送装置の最後尾に位置する包装材の後端を支持装置が支持した状態で、支持された包装材の下側空隙に積層状態の新たな包装材を押し込む送給装置が設けられると共に
    前記積層状態の包装材の層間に向けて送風する送風装置を新たな包装材を押し込む積層送り込み位置の側方に備えた包装材供給装置。
  2. 前記送風装置が、包装材の層間に向けて送風するノズルを該包装材の積層の上下方向に往復動させながら、該ノズルからの送風を行なう請求項1に記載の包装材供給装置。
  3. 前記送風装置の送風方向が、包装材の搬送進み方向に沿う成分をもつ請求項1又は2に記載の包装材供給装置。
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