JP7117730B2 - 包装袋供給システム及び当該包装袋供給システムの制御方法 - Google Patents

包装袋供給システム及び当該包装袋供給システムの制御方法 Download PDF

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特許法第30条第2項適用 展示会名 2017国際ロボット展 開催日 平成29年11月29日-12月2日 開催場所 東京ビッグサイト(東京国際展示場)東1-6ホール(東京都江東区有明3-11-1)
本発明は、丸ベルトコンベアを備えた包装袋供給装置に、多軸ロボット型のハンドリングロボット装置を用いて包装袋を自動的に供給する包装袋供給システムに関する。
一般的なロータリー式包装機では、回転するテーブルの外周縁部に一対のクランプアームを複数組備え付け、包装袋供給装置から吸着手段で吸着した包装袋を受渡し装置で前記クランプアームに受け渡し、回転移送しながら被包装物を充填した後、袋口をシールして機外に搬出して包装が完了する。
図10は、特許文献1の包装袋供給装置の一例を示す側面図である。この包装袋供給装置1は、送り方向後方へ傾倒するように縦列に並べた包装袋Pを載置する丸ベルトコンベア3と、前記丸ベルトコンベア3を駆動するローラー4と、前記丸ベルトコンベア3の上方に設置した繰り出し装置5と、前記丸ベルトコンベア3の送り方向前方に設置されたストッパ6とを備えている。
前記包装袋供給装置1では、前記丸ベルトコンベア3に載置された包装袋Pが、上方から前記繰り出し装置の繰り出しベルト7に押圧され、上下から前記両ベルト3,7に挟まれた状態になり、前記両ベルト3,7の回転によって前記包装袋Pは前記ストッパ6に当接するまで搬送される。
吸着手段8は、前記包装袋供給装置1に載置された最上位の包装袋Pを吸着する下降位置と、吸着した包装袋Pを前記受渡し装置(図示せず)に受け渡す上昇位置とを、上下動する。吸着手段8が上昇した位置で受け渡し装置により、ロータリー式包装機のクランプアームに包装袋Pを受け渡す。
特開2014-8972号公報
前記従来の包装袋供給装置1は、丸ベルトコンベア3上に載置した包装袋Pの枚数が少なくなると、作業者が新しい包装袋Pの袋束を丸ベルトコンベア3上に載置して袋束を平らにならす作業を行っている。しかし、前記従来の袋供給装置1は丸ベルトコンベア3上に載置できる数量が限られている。このため、作業者は絶えず包装袋Pを包装袋供給装置1に供給しなければならないため、作業者の負担が大きいという問題点があった。
本発明はかかる問題点に鑑み、大量の包装袋をストックした包装袋ストッカーからハンドリングロボット装置を使って自動的に包装袋供給装置の丸ベルトコンベアに袋束を載置すると共に、載置した袋束を平らにならすことが可能な包装袋供給システムを提供することを目的とする。
本発明の包装袋供給システムは、送り方向後方へ傾倒するように縦列に並べられた包装袋の袋群を載置する丸ベルトコンベアと、前記丸ベルトコンベアを駆動するローラーと、前記丸ベルトコンベアの上方に設置された繰り出し装置と、前記丸ベルトコンベアの送り方向前方に設置されたストッパと、を備えた包装袋供給装置と、前記包装袋供給装置に包装袋を供給するため、多量の包装袋をストックする包装袋ストッカーと、前記包装袋ストッカーから包装袋を取り出して、前記包装袋供給装置に受け渡すハンドリングロボット装置と、を備えた包装袋供給システムであって、前記包装袋供給装置は、丸ベルトコンベア上に既に載置され送り方向後方へ傾斜するように縦列に並べられた前記包装袋の袋群の後列部を丸ベルトコンベアから上方に押し上げる昇降機構を備え、前記ハンドリングロボット装置は、多関節のアーム機構を備え、アーム機構の先端のツール部には、前記包装袋ストッカーの包装袋の袋束を把持し、アーム機構によって前記丸ベルトコンベアの上流側上に載置するフィンガー部と、前記丸ベルトコンベア上流側上に載置した袋束を上方から振動を与えつつ、丸ベルトコンベアの送り方向にならしながら前記昇降機構によって上方に押し上げられた袋群の後列部に潜り込ませる振動部と、を備えた、ことを特徴とする。
前記の包装袋供給装置は、丸ベルトコンベア上に、包装袋を送り方向後方へ傾倒するように縦列に並べた袋群を載置し、丸ベルトコンベアと丸ベルトコンベアの上方に設置された繰り出し装置で袋群を前記丸ベルトコンベアの送り方向前方に設置されたストッパ側に送る。
包装袋ストッカーは、多量の包装袋をストックしており、ハンドリングロボット装置は包装袋ストッカーにストックされた袋束を把持して包装袋供給装置の丸ベルトコンベア上に載置し、包装袋供給装置に包装袋の袋群の数が少なくなると自動的に供給する。
また、本発明の包装袋供給システムの制御方法は、送り方向後方へ傾倒するように縦列に並べられた丸ベルトコンベア上の包装袋の袋群の後端縁を検知機構により検知する検知ステップと、検知機構が包装袋の袋群の後端縁を検知しなくなると、昇降機構の昇降ロッドにより前記包装袋の袋群の後列部を丸ベルトコンベアから上方に押し上げて保持機構により保持する押し上げステップと、検知機構が包装袋の袋群の後端縁部を検知しなくなると、ストックしていた包装袋の袋束をフィンガー部で把持し、アーム機構によって前記丸ベルトコンベアの上流側上に載置する袋束載置ステップと、丸ベルトコンベア上流側上に載置された袋束を上方から振動を与えつつ、丸ベルトコンベアの送り方向にならしつつ袋束の下流側を、押し上げステップで押し上げ保持された袋群の後列部の下に潜り込ませる振動ステップと、を備えたことを特徴とする。
前記検知ステップでは、包装袋供給装置に載置された包装袋の袋群の後端縁を検知し、検知機構が袋群の後端縁を検知しなくなると、袋群が少なくなったと判断され、包装袋を補充する準備にかかる。包装袋の袋群の後列部を押し上げる押し上げステップは、包装袋を補充する準備であって、丸ベルトコンベア上に補充した袋束を平らにならして袋束の下流側が袋群の後列部の下に潜り込めるようにする。袋束載置ステップで丸ベルトコンベアの上流側上に袋束を載置した後、振動ステップで袋束に振動を与えつつ、袋束の下流側を押し上げステップで押し上げ保持された袋群の後列部の下に潜り込ませる。
本発明は、前記包装袋供給システム及び包装袋供給システムの制御方法の構成により、多量の包装袋をストックした包装袋ストッカーから、ハンドリングロボット装置を使って、包装袋供給装置に包装袋を自動的に供給することができる。
本発明の包装袋供給システムの使用状態の平面図 本発明のハンドリングロボット装置と包装袋ストッカーの正面図 本発明ハンドリングロボット装置と包装袋ストッカーの側面図 本発明のハンドリングロボット装置のツール部の側面図 本発明のハンドリングロボット装置のツール部の背面図 本発明の包装袋供給装置の使用状態の部分側面図 本発明の包装袋供給装置の使用状態の部分側面図 本発明の包装袋供給装置の使用状態の部分側面図 本発明の包装袋供給装置の使用状態の部分平面図 従来の包装袋供給装置の側面図
図1はロータリー包装機と本発明の包装袋供給システムの概略平面図である。以下に図面を用いて本発明の包装袋供給システムを説明するが、先ず、本発明の包装袋供給システムに使用する前記ロータリー包装機について説明する。ロータリー包装機10は、円形ロータ11の周縁に一対のクランプアーム12が支持され、各クランプアーム12は、それぞれの先端に包装袋Pを挟持するクランプ12aを備え、前記ロータ11の各セクションで包装作業を行う。図1のロータリー包装機10は、ロータ11の周方向に包装作業を行うセクションが割り振られており、この実施例のロータリー包装機10では10セクションに均等に割り振られている。
ロータ11の外周に記載する数字の(1)は、袋供給セクションで、包装袋供給システム20の包装袋供給装置1から包装袋Pを真空吸盤で吸着してクランプアーム12の先端のクランプ12aに受け渡す。数字の(2)は、印字セクションで、クランプ12aに吊るされた包装袋Pに日付や賞味期限等を印字する。数字(3)は、袋口開セクションで、袋口開機構13の吸盤により袋口を開口すると共に、開口した袋口にヘラ機構14のヘラを挿入して袋口を拡開し、次の充填セクションに包装袋Pを送る。数字の(4)は、充填セクションで、ホッパー15から被包装物を包装袋P内に充填する。数字の(5)は、タッピングセクションで、タッピング機構16により、例えば粉体のような被包装物が充填された包装袋Pの底をタッピングして、被包装物を袋内に収まりよくする。数字の(6)は、袋閉じセクションで、タッピング後の包装袋Pの袋口を閉じる。数字の(7)は、脱気セクションで、脱気機構17により包装袋Pの上部の無駄な空気を脱気する。数字の(8)は、シールセクションで、袋口をシーラ18でシールする。数字の(9)は、冷却セクションで、シールセクション(8)でシールした包装袋のシール箇所を冷却する。数字の(10)は、搬出セクションで、シールが完了した袋体を搬出機構19により搬出する。
本発明の包装袋供給システム20は、送り方向後方へ傾倒するように縦列に並べられた包装袋Pの袋群P1を載置する丸ベルトコンベア3と、前記丸ベルトコンベア3を駆動する駆動ローラー4と、前記丸ベルトコンベア3の上方に設置された繰り出し装置5と、前記丸ベルトコンベア3の送り方向前方に設置されたストッパ6と、を備えた包装袋供給装置1と、前記包装袋供給装置1に包装袋Pを供給するため、多量の包装袋Pをストックする包装袋ストッカー21と、包装袋ストッカー21から包装袋Pを取り出して、前記包装袋供給装置1に受け渡すハンドリングロボット装置22と、から構成されている。
包装袋供給装置1の基本的な構成は、前記背景技術で記載した従来の構成と同じであるので図面の符号を同じくして詳細は省略する。作用についても前記丸ベルトコンベア3に送り方向後方へ傾倒するように縦列に並べられた包装袋Pの袋群P1が、上方から前記繰り出しベルト7に押圧され、上下から前記両ベルト3、7に挟まれた状態になり、前記両ベルト3、7の回転によって前記包装袋Pが前記ストッパ6に当接するまで搬送される点は同じである。
本発明の包装袋供給装置1が従来の包装袋供給装置1と相違する点は、丸ベルトコンベア上の包装袋Pの袋群P1の後端縁P2(袋群P1の最後列の包装袋Pの後端縁を言う。図9参照)を検知する検知機構23と(図6参照)、前記検知機構23により包装袋Pの後端縁P2を検知しなくなると、丸ベルトコンベア3上に既に載置され送り方向へ傾斜状に並べられた前記包装袋Pの袋群P1の後列部P3(袋群P1の最後列付近の複数の包装袋Pを言う。図6(B)参照)を丸ベルトコンベア3から上方に押し上げて保持する昇降機構24と、を備えている点である。
図6~図8に示す検知機構23は、光電センサーを使用しており、発光素子から照射された光が受光素子に検知されるか否かにより丸ベルトコンベア3上の包装袋Pの袋群P1の後端縁の有無を検知する。ただし、検知機構23は光センサーに限定されるものではなく、レーザセンサーやCCDカメラ等であってもよい。この検知機構23の検知信号は図示しない制御装置に送られ、制御装置により検知機構23が袋群P1の後端縁P2を検知しているか否かを判断する。袋群P1の後端縁P2を検知しなくなったと判断すると、昇降機構24を作動させ、丸ベルトコンベア3上に既に載置され、送り方向後方へ傾斜するように縦列に並べられた袋群P1の後列部P3を丸ベルトコンベア3から上方に押し上げて保持する。
昇降機構24は、丸ベルトコンベア3の下部に格納された昇降シリンダ25のピストンロッドに設けられた昇降ロッド26と、前記昇降ロッド26で上方に押し上げられた包装袋Pの袋群P1の後列部P3を保持する保持機構27と、で構成されている。昇降ロッド26は、3本のロッド26aが上方に山形に形成されており、通常は、先端が丸ベルトコンベア3の上面より下に位置し、制御装置の指示により昇降シリンダ25のピストンロッドが伸長して丸ベルトコンベ3の上面より突出して包装袋Pの袋群P1の後列部P3を押し上げる。昇降ロッド26を山形に形成することにより、包装袋Pの袋群P1の後列部P3を水平に押し上げることができる。ただし、昇降ロッド26は山形に限定されるものではない。
保持機構27は、前記昇降ロッド26に代わって水平に押し上げた包装袋Pの袋群P1の後列部P3を保持する。図9に示すように、保持機構27は棒状の保持バー27aを備えており、この保持バー27aは包装袋供給装置1の幅方向に横切り、包装袋Pの袋群P1の後列部P3を保持する位置と、包装袋供給装置1の側壁30側に退避して保持しなくなる位置との間で90度水平に回動する。保持バー27aの回動機構は、側壁30に備えられた、ラック27cとピニオン27dと駆動シリンダ27eとで構成されている。駆動シリンダ27eを駆動し、ラック27cを往復動してピニオン27dを回動し、ピニオン27dの上部に取り付けられた保持バー27aを回動する。この保持バー27aは、昇降ロッド26で水平に押し上げられた包装袋の袋群P1の後列部P3を保持し、昇降ロッド26を下降させて、新たに供給する包装袋の袋束P4の下流側を前記袋群P1の後列部P3の下に潜り込ませる準備をする。
次に、前記包装袋供給装置1に包装袋Pを供給するため、多量の未使用の包装袋Pをストックする包装袋ストッカー21について説明する。図1に示すように、包装袋ストッカー21は、ハンドリングロボット装置22に隣接して配置され、包装袋供給装置1から離れた位置に配置されている。この包装袋ストッカー21は、複数の水平棚21aを備えており、作業者が袋束Pを水平棚21aにストックしている。包装袋ストッカー21は、図2に示すように底部にキャスター21bが取り付けられており、別の場所で作業者が水平棚21aに袋束P4をストックし、図1の配置する位置に運搬して来て、多量の包装袋Pを配置するようにしてもよいし、自走式のロボット機構を装備し、制御装置により無人で運搬するようにしてもよい。ただし、包装袋ストッカー21を図1の配置する位置に固定したものであってもよい。
次に、ハンドリングロボット装置22について説明する。ハンドリングロボット装置22は、包装袋ストッカー21から包装袋Pの袋束P4を取り出して、前記包装袋供給装置1に受け渡す装置である。前記ハンドリングロボット装置22は、多関節のアーム機構22Aを備えている。図3に示すハンドリングロボット装置22は、既に公知の6軸ロボットを用いており、作業場の床に基台22aが立設し、この基台22aの上部にベース部22bを備え、このベース部22b上に第1アーム部22c、第2アーム部22d、第3アーム部22e、第4アーム部22f、第5アーム部22gからなるアーム機構22Aを備え、第5アーム部22gの先端にツール部28を備えている。
図4、図5に示すように、前記ツール部28は、第5アーム部22gの中心軸心に対して直角な方向に取り付けられており、前記中心軸心を中心に回動自在である。前記ツール部28は、前記包装袋ストッカー21の包装袋Pの袋束P4を把持し、アーム機構22Aによって前記丸ベルトコンベア3の上流側上に載置するフィンガー部28aと、前記丸ベルトコンベア3上流側上に載置された袋束Pを上方から振動を与えつつ、丸ベルトコンベア3の送り方向にならしながら、前記昇降機構24の保持機構27によって上方に保持された袋群P1の後列部P3に潜り込ませる振動部28bと、を備えている。
フィンガー部28aは、第5アーム部22gの先端に取り付けられたコ字状のブラケット28cの一側部に、エアーチャックシリンダ28dが設けられ、このエアーチャックシリンダ28dのリニアガイドに太いT字形のチャック28eが取り付けられている(図5参照)。チャック28eはエアーチャックシリンダ28dによって開閉して袋束Pを把持する。
前記ブラケット28cの他側部には、スピードコントローラが取り付けられた薄型シリンダ28fが設けられ、この薄型シリンダ28fに振動部28bが取り付けられている。振動部28bは、薄型シリンダ28fの先端に、図5に示すようにコ字状の袋押さえ28gが固定されており、振動板28hで袋束P4に振動を与える前に袋束P4を押えるように構成されている。
さらに、振動部28bは、図4に示すように、薄型シリンダ28fのピストンロッドの先端に取り付けられたコ字状のジョイント金具28iと、このジョイント金具28iに嵌め込まれた振動板28hのジョイント部28jとが、ヒンジピン28kにより連結されている。従って、振動板28hはヒンジピン28kを中心に多少回動可能で、振動しない時は前記袋押さえ28g内に収まっている。
図4に示すように、薄型シリンダ28fのピストンロッドにはさらにプレート28mがクロスする方向に取り付けられており、このプレート28mの両端に調整ネジ28nが取り付けられ、この調整ネジ28nにコイルスプリング28pが嵌め込まれ、前記振動板28bを両側から外方に付勢している。振動部28bが斜め方向から振動板28hを介して袋束P4に振動を与えても、振動板28hはヒンジピン28kを中心に回動して袋束P4の表面に合わせるように斜めから振動を与えることができる。振動板28hを袋束Pから離すと、コイルスプリング28pにより振動板28hは元の姿勢に復帰するよう構成されている。このため、振動部28bが振動板28hを介して斜め方向から袋束P4に振動を与え、袋束P4を丸ベルトコンベア3の送り方向にならすことができる。
次に、上記包装袋供給システム20の制御方法について説明する。
(検知ステップ)
前記のように、包装袋供給装置1では、丸ベルトコンベア3に載置された包装袋Pの袋群P1が、上方から前記繰り出しベルト7で押圧され、上下から前記両ベルト3,7に挟まれた状態になり、前記両ベルト3,7の回転によって前記包装袋Pは前記ストッパ6に当接するまで搬送される。ストッパ6に当接した包装袋Pは吸盤で捲り上げられて受け渡し装置を介してロータリー包装機10に受け渡される。ロータリー包装機10に包装袋Pを受け渡していくと、丸ベルトコンベア3上の袋群P1は枚数が少なくなっていく。包装袋供給装置1の検知機構23は、縦列に並べられた丸ベルトコンベア3上の包装袋Pの袋群P1を検知し、袋群P1の後端縁P2を検知しなくなると、制御装置は包装袋Pが少なくなったと判断する。
(押し上げステップ)
前記のように、検知機構23が包装袋Pの袋群P1の後端縁P2を検知しなくなると(図6(A)参照)、制御装置は、昇降機構24の昇降シリンダ25に指令を出し、昇降シリンダ25が昇降ロッド26を押し上げ、前記包装袋の袋群P1の後列部P3を丸ベルトコンベア3から上方に押し上げる。昇降機構24により、包装袋Pの袋群P1の後列部P3が押し上げられると、保持機構27の駆動シリンダ27eが駆動してラック27cの移動によりピニオン27dが回転すると共に、保持バー27aが包装袋供給装置1の側壁30に沿った退避位置から、包装袋供給装置1の幅方向に回転し、前記包装袋の袋群P1の後列部P3を保持する(図6(B)参照)。制御装置が、保持バー27aにより袋群P1の後列部P3の保持を確認すると前記昇降ロッド26を丸ベルトコンベア3の上面から退避する(図7(C)参照)。このように昇降ロッド26を退避させることにより、袋束P4を平らにして袋群の後列部P3に潜り込ませる際に、袋束P4と昇降ロッド26とが干渉することがなくなる。
(袋束載置ステップ)
前記のように、検知機構23が包装袋Pの袋群P1の後端縁P2を検知しなくなると、包装袋ストッカー21にストックしていた包装袋の袋束P4をハンドリングロボット装置22のフィンガー部28aで把持し、アーム機構22Aによって包装袋供給装置1の前記丸ベルトコンベア3の上流側上に載置する。なお、この袋束載置ステップと前記後列部押し上げステップは同時に行う(図7(C)参照)。
(振動ステップ)
ハンドリングロボット装置22の振動板28hが丸ベルトコンベア3上流側上に載置された袋束P4に上方から振動を与えつつ、ツール部28が徐々に下流側に移動する。振動板28hの作用により袋束P4は丸ベルトコンベア3の送り方向にならされていく(図7(D)参照)。その際、前記の検知機構23が袋束P4の下流側を検知する。
振動板28hが袋束P4に振動を与えて徐々に送り方向に傾斜させつつ平らにならして行くが、前記袋束P4の下流側を検知機構23が検知すると、検知してから所定の時間、振動板28hの移動を継続する。前記の所定の時間が経過すると、袋束P4の下流側が、前記押し上げステップで押し上げ保持された袋群P1の後列部P3の下に潜り込むので、制御装置が昇降機構24の駆動シリンダ27eを開放すると、ラック27cの先端のスプリング27fの付勢力でラック27cが駆動シリンダ27e側に移動してピニオン27dが図9の反時計回りに回転し、保持バー27aを側壁30側に退避させる。なお、前記実施例では、前記袋束P4の下流側を検知機構23が検知してから所定の時間、振動板28hで袋束P4に振動を与えつつツール部28が移動を継続し、押し上げた袋群P1の後列部P3の下に袋束の下流側を潜り込ませているが、CCDカメラを使って、袋群P1の後列部P3に袋束P4の下流側が潜り込むのを検知してもよい。
振動ステップにより、追加した袋束P4が、丸ベルトコンベア3上の先の袋群P1の後に縦列に並べられると、袋束P4の供給作業は完了する。以上のようにして、(検知ステップ)、(後列部押し上げステップ)、(袋束載置ステップ)、(振動ステップ)を繰り返して包装袋供給装置1に包装袋Pを連続で供給する。
なお、前記実施例では、包装袋ストッカー21は水平棚21aに載置した構造のものについて記載したが、包装袋ステッカー21はかかる構成のものに限定されず、例えば、袋束P4が縦型に収納されたカートン状の箱やボックスコンテナのようなものであってもよく、ハンドリングロボット装置22のフィンガー部28aでつかめる状態の収納構造であればよい。
また、前記実施例では、保持機構27は、駆動シリンダ27eが駆動してラック27cとピニオン27dとで、保持バー27aを側壁30に沿った退避位置から、包装袋供給装置1の幅方向に回転し、前記包装袋の袋群P1の後列部P3を保持していたが(図6(B)参照)、保持機構27はかかる構成に限定されない。その他の実施例として、駆動シリンダのピストンロッドに棒状のバーを取り付け、駆動シリンダのピストンロッドを伸長して棒状のバーが側壁30から、包装袋供給装置1の幅方向、内側に突出し、前記包装袋の袋群P1の後列部P3を保持するようにしてもよい。
本発明は、ロータリー包装機に包装袋を連続的に供給する包装袋供給システムにおいて有用である。
1 包装袋供給装置
3 丸ベルトコンベア
4 ローラー
5 繰り出し装置
6 ストッパ
20 包装袋供給システム
21 包装袋ストッカー
22 ハンドリングロボット装置
22A アーム機構
23 検知機構
24 昇降機構
25 昇降シリンダ
26 昇降ロッド
27 保持機構
27a 保持バー
27c ラック
27d ピニオン
27e 駆動シリンダ
28 ツール部
28a フィンガー部
28b 振動部
28h 振動板
P 包装袋
P1 袋群
P2 後端縁
P3 後列部
P4 袋束

Claims (3)

  1. 送り方向後方へ傾倒するように縦列に並べられた包装袋の袋群を載置する丸ベルトコンベアと、前記丸ベルトコンベアを駆動するローラーと、前記丸ベルトコンベアの上方に設置された繰り出し装置と、前記丸ベルトコンベアの送り方向前方に設置されたストッパと、を備えた包装袋供給装置と、前記包装袋供給装置に包装袋を供給するため、多量の包装袋をストックする包装袋ストッカーと、前記包装袋ストッカーから包装袋を取り出して、前記包装袋供給装置に受け渡すハンドリングロボット装置と、を備えた包装袋供給システムであって、
    前記包装袋供給装置は、丸ベルトコンベア上に既に載置され送り方向後方へ傾斜するように縦列に並べられた前記包装袋の袋群の後列部を丸ベルトコンベアから上方に押し上げる昇降機構を備え、
    前記ハンドリングロボット装置は、多関節のアーム機構を備え、アーム機構の先端のツール部には、前記包装袋ストッカーの包装袋の袋束を把持し、アーム機構によって前記丸ベルトコンベアの上流側上に載置するフィンガー部と、前記丸ベルトコンベア上流側上に載置した袋束を上方から振動を与えつつ、丸ベルトコンベアの送り方向にならしながら前記昇降機構によって上方に押し上げられた袋群の後列部に潜り込ませる振動部とを備えた、ことを特徴とする包装袋供給システム。
  2. 前記包装袋供給装置に、送り方向後方へ傾倒するように縦列に並べられた丸ベルトコンベア上の包装袋の袋群の後列部の後端縁を検知する検知機構と、
    前記検知機構により包装袋の後端縁を検知しなくなると、丸ベルトコンベア上に既に載置され送り方向後方に傾斜するように並べられた前記包装袋の袋群の後列部を丸ベルトコンベアから上方に押し上げる昇降機構の昇降ロッドと、
    前記昇降ロッドで上方に押し上げたられた包装袋の袋群の後列部を保持する昇降機構の保持機構と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の包装袋供給システム。
  3. 縦列に並べられた丸ベルトコンベア上の包装袋の袋群の後端縁を検知する検知機構を備え、前記包装袋の袋群の後列部を丸ベルトコンベアから上方に押し上げてその袋群の後列部を上方に押し上げた状態を保持機構により保持する昇降機構を備えた包装袋供給装置と、多関節のアーム機構を備え、アーム機構の先端のツール部に、ストックされた包装袋の袋束を把持し、アーム機構によって前記丸ベルトコンベア上に載置するフィンガー部を有し、前記丸ベルトコンベア上に載置された袋束を上方から振動を与えつつ、丸ベルトコンベアの送り方向にならす振動部を有したハンドリングロボット装置と、を備えた包装袋供給システムの制御方法であって、
    送り方向後方へ傾倒するように縦列に並べられた丸ベルトコンベア上の包装袋の袋群の後端縁を検知機構により検知する検知ステップと、
    検知機構が包装袋の袋群の後端縁を検知しなくなると、昇降機構の昇降ロッドにより前記包装袋の袋群の後列部を丸ベルトコンベアから上方に押し上げて保持機構により保持する押し上げステップと、
    検知機構が包装袋の袋群の後端縁部を検知しなくなると、ストックしていた包装袋の袋束をフィンガー部で把持し、アーム機構によって前記丸ベルトコンベアの上流側上に載置する袋束載置ステップと、
    丸ベルトコンベア上流側上に載置された袋束を上方から振動を与えつつ、丸ベルトコンベアの送り方向にならしつつ袋束の下流側を、押し上げステップで押し上げ保持された袋群の後列部の下に潜り込ませる振動ステップと、
    を備えたことを特徴とする包装袋供給システムの制御方法。
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