JP7157446B2 - 果菜箱詰方法、包装箱積重ね方法、包装箱排出方法、果菜箱詰装置、包装箱積重ね装置、包装箱排出装置 - Google Patents

果菜箱詰方法、包装箱積重ね方法、包装箱排出方法、果菜箱詰装置、包装箱積重ね装置、包装箱排出装置 Download PDF

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本発明は、等階級別にプールされたプールコンベア上の果菜を包装箱に箱詰めする果菜箱詰方法及び果菜箱詰装置と、果菜箱詰め後の包装箱を積み重ねる包装箱積重ね方法及び包装箱積重ね装置と、積み重ねた包装箱を先方に排出する包装箱排出方法及び包装箱排出装置に関する。
従来、トマト、キュウリ、茄子、メロンといった各種果菜を搬送し、その搬送中の果菜を計測器で計測して、それら果菜のサイズ、形状、色、糖度、重量などの規格(等階級)を判別し、果菜の等階級に対応したプールコンベアにプールする果菜自動選別方法及び装置が提案されている(例えば、特許文献1及び2)。
特許文献1に開示された果菜自動選別方法及び装置は、果菜を載置して搬送する果菜キャリアとしてフリートレイが用いられるとともに、果菜搬送体として、複数のフリートレイを水平面内に循環搬送できるよう複数のベルトコンベアを組み合わせてなり、計測器で搬送中の果菜の等階級を計測して判別し、判別結果に基づいて、各果菜を、果菜搬送体の側方に設置した複数の等階級別のプールコンベアのうち、当該果菜の等階級に対応したプールコンベアに対応した位置で、プッシャーでフリートレイをプールコンベア上に横送りし、その後にプールコンベアが一定距離だけ走行する。
特許文献2に開示された果菜自動選別方法及び装置は、果菜を果菜搬送体の無端チェーンに固着したベルトコンベア式の果菜キャリアに載せて搬送し、計測器で搬送中の果菜の等階級を計測して判別し、判別結果に基づいて、各果菜を、果菜搬送体の側方に設置した複数の等階級別のプールコンベアのうち、当該果菜の等階級に対応したプールコンベアに対応した位置で、果菜キャリアからの送り出しとプールコンベアでの引き込みにより引き継いで、もって複数の果菜を等階級別に仕分ける。
特開2006-175443号公報 特開2014-5149号公報
特許文献1の果菜自動選別方法及び装置では、プールコンベアに排出された複数のフリートレイが密着して等ピッチ(等間隔)で一列に並ぶため、複数の吸引手段が等ピッチで設けられた果菜箱詰装置によって、複数の果菜を吸引保持して箱詰めを行うことができるが、フリートレイは高価であり、壊れやすく、搬送中に生ずる衝突音がうるさいという問題点がある。
特許文献2の果菜自動選別方法及び装置では、フリートレイに替えてベルトコンベア式の果菜キャリアを用いるため、特許文献1の果菜自動選別方法及び装置の問題点が生ずることはない。しかし、特許文献2の果菜自動選別方法及び装置は、プールコンベアに排出された果菜がフリートレイを用いる場合のように等ピッチにはならず、複数の果菜のピッチにばらつきが生じるため、複数の吸引手段が等ピッチで設けられた従来の果菜箱詰装置を適用することができない。このため、果菜の箱詰めはもっぱら手作業により行われており、機械化・省人化することが課題となっていた。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その解決課題は、等階級別にプールされたプールコンベア上の果菜が等間隔であるか否かを問わず、確実かつ正確に果菜を箱詰めすることのできる果菜箱詰方法及び果菜箱詰装置と、果菜を箱詰めした包装箱を積み重ねる包装箱積重ね方法及び包装箱積重ね装置と、積み重ねた包装箱を排出する包装箱排出方法及び包装箱排出装置を提供することにある。
[果菜箱詰方法]
本発明の果菜箱詰方法は、等階級別にプールされたプールコンベア上の果菜を箱詰めする方法であって、プールコンベアの近傍に配置されたロボットの第一のハンドで包装箱を所定位置にセットし、前記プールコンベアの近傍に設置された撮影手段(撮影装置)で当該プールコンベア上の果菜を撮影して当該プールコンベア上における果菜の位置情報を取得し、その位置情報に基づいてプールコンベア上の果菜をロボットの第二のハンドで保持し、その果菜をセットされた包装箱に収容し、以降、前記第二のハンドでの果菜の保持及び包装箱への果菜の収容を所定回数繰り返し行って、当該包装箱内に所定数の果菜を収容するようにした方法である。
[包装箱積重ね方法]
本発明の包装箱積重ね方法の一つは、前記果菜箱詰方法で所定数の果菜が収容された包装箱を複数段に積み重ねる包装箱積重ね方法であって、所定数の果菜が収容された包装箱が載置された受け台を降下させ、降下させた受け台上の包装箱の上に所定数の果菜が収容された他の包装箱を積み重ね、受け台の降下と包装箱の積み重ねを所望回数行うことによって包装箱を複数段に積み重ねる方法である。
本発明の包装箱積重ね方法の他の一つは、前記果菜箱詰方法で所定数の果菜が収容された包装箱を複数段に積み重ねる包装箱積重ね方法であって、所定数の果菜が収容された包装箱を持上げ手段で上方に持ち上げ、持ち上げられた包装箱を箱保持手段で保持し、箱保持手段で保持された包装箱の下に所定数の果菜が収容された他の包装箱を積み重ね、持上げ手段での包装箱の持ち上げと、箱保持手段での包装箱の保持と、包装箱の積み重ねを所望回数行うことによって包装箱を複数段に積み重ねる方法である。
[包装箱排出方法]
本発明の包装箱排出方法の一つは、前記一つ目の包装箱積重ね方法で複数段に積み重ねられた包装箱を排出手段に排出する包装箱排出方法であって、受け台を上昇させることによって、複数段に積み重ねられた包装箱を箱排出手段と同じ又は略同じ高さまで上昇させ、箱排出手段と同じ又は略同じ高さまで上昇した複数段の包装箱を受け台から箱排出手段に水平又は略水平に排出する方法である。
本発明の包装箱排出方法の他の一つは、前記二つ目の包装箱積重ね方法で複数段に積み重ねられた包装箱を排出手段に排出する包装箱排出方法であって、受け台上の複数段の包装箱を、当該受け台の上面と同じ又は略同じ高さの箱排出手段に水平又は略水平に排出する方法である。
[果菜箱詰装置]
本発明の果菜箱詰装置は、等階級別にプールされたプールコンベア上の果菜を箱詰めする装置であって、プールコンベアの近傍に設けられたロボットと、ロボットに装着された少なくとも二種のハンドと、プールコンベア上の果菜を撮影して当該プールコンベア上における果菜の位置情報を取得する撮影手段を備え、二種のハンドとして、包装箱を保持して所定位置にセットする第一のハンドと、位置情報に基づいてプールコンベア上の果菜を保持して包装箱内に収容する第二のハンドを備えた装置である。
[包装箱積重ね装置]
本発明の包装箱積重ね装置の一つは、前記果菜箱詰装置で所定数の果菜が収容された包装箱を複数段に積み重ねる包装箱積重ね装置であって、包装箱が載置されたとき及び当該載置された包装箱上に他の包装箱が載置されたときに降下する昇降式の受け台を備えた装置である。
本発明の包装箱積重ね装置の他の一つは、前記果菜箱詰装置で所定数の果菜が収容された包装箱を複数段に積み重ねる包装箱積重ね装置であって、包装箱を載置可能な受け台と、受け台上の包装箱を上方に持ち上げる持上げ手段と、持上げ手段で持ち上げられた包装箱をその持ち上げ位置で保持する箱保持手段を備えた装置である。
[包装箱排出装置]
本発明の包装箱排出装置の一つは、前記一つ目の包装箱積重ね装置で複数段に積み重ねられた包装箱を排出手段に排出する包装箱排出装置であって、移送体は包装箱を先方に押す押し具を備え、受け台は、その上に所定段数の包装箱が積み重ねられると、それら複数段の包装箱を載置した状態で箱排出手段と同じ又は略同じ高さまで上昇し、押し具は、前記箱排出手段と同じ又は略同じ高さまで上昇した複数段の包装箱を当該箱排出手段に送り出すことができる装置である。
本発明の包装箱排出装置の他の一つは、前記二つ目の包装箱積重ね装置で複数段に積み重ねられた包装箱を排出手段に排出する包装箱排出装置であって、移送体は包装箱を先方に押す押し具を備え、受け台はその上面が箱排出手段と同じ又は略同じ高さであり、押し具は、前記複数段の包装箱を受け台から前記箱排出手段に水平又は略水平に排出することができる装置である。
[果菜箱詰方法]
本発明の果菜箱詰方法は、撮影手段で取得する果菜の位置情報に基づいて果菜の箱詰めを行うことができるので、プールコンベア上にプールされた果菜の間隔が不均一であっても確実に果菜の箱詰めを行うことができる。また、空の包装箱の取り出し、果菜の箱詰め、果菜収容済みの包装箱の排出を自動で行うことができるため、労働者が不足する現場であっても生産性を確保することができる。
[包装箱積重ね方法]
本発明の包装箱積重ね方法は、前記果菜箱詰方法で所定数の果菜が収容された包装箱を複数段に積み重ねる方法なので、果菜の箱詰めから果菜が箱詰めされた包装箱の積み重ねまでを一連の流れで自動的に行うことができる。
[包装箱排出方法]
本発明の包装箱排出方法は、前記包装箱積重ね方法で複数段に積み重ねられた包装箱を排出手段に排出する方法なので、果菜の箱詰め、果菜が箱詰めされた包装箱の積み重ね、及びその排出までを一連の流れで自動的に行うことができる。
[果菜箱詰装置]
本発明の果菜箱詰装置は、撮影手段で取得する等階級別のプールコンベア上にプールされている果菜の位置情報に基づいて果菜の箱詰めを行うことができるので、プールコンベア上にプールされた果菜の間隔が不均一であっても確実に果菜の箱詰めを行うことができる。また、空の包装箱の取り出し、果菜の箱詰め、果菜収容済みの包装箱の排出を自動で行うことができるため、労働者が不足する現場であっても生産性を確保することができる。
[包装箱積重ね装置]
本発明の包装箱積重ね装置は、前記果菜箱詰装置で所定数の果菜が収容された包装箱を複数段に積み重ねる装置なので、果菜の箱詰めから果菜が箱詰めされた包装箱の積み重ねまでを一連の流れで自動的に行うことができる。
[包装箱排出装置]
本発明の包装箱排出装置は、前記包装箱積重ね装置で複数段に積み重ねられた包装箱を排出手段に排出する装置なので、果菜の箱詰め、果菜が箱詰めされた包装箱の積み重ね、及びその排出までを一連の流れで自動的に行うことができる。
本発明の果菜箱詰装置を果菜自動選別装置に組み合わせた場合の一例を示す概略平面図。 本発明の果菜箱詰装置を果菜自動選別装置に組み合わせた場合の一例を示す概略正面図。 (a)~(d)はハンドの一例を示す概略説明図。 (a)はストッカー及びパッド取出し手段の一例を示す概略正面図、(b)はストッカー及びパッド取出し手段の一例を示す概略斜視図。 (a)(b)は箱搬送コンベア上の包装箱を取り出して空箱供給ステージに載置するときの動作説明図。 (a)(b)はストッカーからパッドを取り出して第一のハンドで把持(保持)するときの動作説明図。 (a)(b)は取り出したパッドを包装箱に収容し、その包装箱を箱排出コンベアに移載するときの動作説明図。 (a)(b)はプールコンベア上の果菜を取り出して包装箱のパッド上に載置するときの動作説明図。 (a)~(d)は受け台に包装箱を載せる際の動作説明図。 (a)~(d)は受け台に包装箱を載せる際の動作説明図。 (a)~(c)は積み重ねた包装箱を排出コンベアに排出する際の動作説明図。 (a)~(f)は包装箱を下から複数段に積み重ねる場合の動作説明図。 (a)~(c)は包装箱を下から複数段に積み重ねる場合の動作説明図。
(装置の実施形態1)
本発明の装置(果菜箱詰装置、包装箱積重ね装置及び包装箱排出装置)の実施形態の一例を、図面を参照して説明する。本実施形態の装置の説明に先立ち、果菜自動選別装置Aについて簡単に説明する。
図1に示す果菜自動選別装置Aは、無端走行体(無端チェーン)Bに多数の果菜キャリアCが連結された果菜搬送体Dと、果菜搬送体Dで搬送中の果菜Xを計測して等階級を判別する計測手段Eと、果菜搬送体Dの側方に配置され前記計測手段Eでの判別結果に基づいて果菜搬送体Dの側方(真横、斜め前方、斜め後方を含む)に送り出される果菜Xを引き受ける果菜引受け体(プールコンベア)Fを備えている。この果菜自動選別装置Aでは、果菜キャリアC上の果菜Xが、その搬送中に計測手段Eで計測されて等階級が判別され、判別された果菜Xはそのまま先方へと搬送され、等階級ごとに定められたプールコンベアFに送り出される。
従来のフリートレイを用いる方法と異なり、前記果菜自動選別装置Aでは、果菜Xがトレイなどに収容されていないため、プールコンベアFに送り出された(プールコンベアF上に引き込んで引き継いだ)果菜Xの位置や間隔が画一的に定まるわけではない。本実施形態の果菜箱詰装置は、等階級別のプールコンベアFにプールされた果菜Xの位置や間隔が区々であっても、これら果菜Xを支障なく吸引保持してパッドPを敷き詰めた包装箱Y1に詰め込めるようにしたものである。なお、果菜自動選別装置Aは、果菜XをプールコンベアFにトレイなどに載っていない状態で送り出す構成のものであればよく、前記果菜自動選別装置Aとは異なる構成のものであってもよい。
一例として図1に示す装置は、箱詰め作業を行うロボット20と、空の包装箱Y1を搬送する箱搬送コンベア(箱搬送手段)30と、空の包装箱Y1を載置する空箱供給ステージ40と、プールコンベアF上にプールされている果菜Xを撮影して位置情報を取得する撮影手段50と、空の包装箱Y1内に収容されるパッドPをストックするストッカー60と、果菜収容済みの包装箱Y2を外部に排出する箱排出コンベア(箱排出手段)70を備えている。
前記ロボット20は、空の包装箱(空ではないが、果菜Xを収容可能なスペースが残っている包装箱を含む。以下同じ。)Y1の移載や果菜Xの移載を行うものである。図1に示すように、前記ロボット20は各プールコンベアFに近接する位置に設けてある。一例として図1及び図2に示すロボット20は、ロボットアーム21と当該ロボットアーム21の先端側に装備された二種類のハンド(第一のハンド23及び第二のハンド24)を備えている。ロボット20には、いわゆる五軸垂直多関節ロボット等を用いることができる。
この実施形態では、第一のハンド23として空の包装箱Y1やパッドP等を把持可能な把持手段が、第二のハンド24として果菜Xを吸引保持可能な吸引手段が設けられている。第一のハンド23と第二のハンド24はフランジ22を介してロボットアーム21の先端に保持されており、当該フランジ22を回動させることによって、第一のハンド23と第二のハンド24を切り換えられるように構成されている。
一例として図2に示す第一のハンド23は、図3(a)~(d)に示すように、エアチャック23aと、当該エアチャック23aの先端側に取り付けられた把持具23bを備えている。この実施形態では、第一のハンド23が間隔をあけて二つ設けられている(図3(d))。図示は省略しているが、把持具23bは電磁バルブを介してコンプレッサー(高圧空気源)と接続され、当該コンプレッサーから供給されるエアによって、空の包装箱Y1やパッドPの把持及び把持解除を行えるようにしてある。この実施形態では、第一のハンド23の双方が同期して動作するようにしてあるが、それぞれが個別に動作するようにしてもよい。第一のハンド23は二つより多くすることも少なくすることもできる。
一例として図2に示す第二のハンド24は、図3(a)~(d)に示すように、エアシリンダ24aと、エアシリンダ24aのピストンロッドの先端部に取り付けられたゴム製の吸引パッド24bを備えている。この実施形態では、第二のハンド24が間隔をあけて二つ設けられている。図示は省略しているが、吸引パッド24bは電磁バルブを介してコンプレッサー(高圧空気源)と接続され、当該コンプレッサーから供給されるエアによって、果菜Xの吸引及び吸引解除を行えるようにしてある。第二のハンド24のそれぞれは個別に動作して、果菜Xを吸引保持することができる。第二のハンド24は二つより多くすることも少なくすることもできる。
前記箱搬送コンベア30は、空の包装箱Y1を搬送するための手段である。箱搬送コンベア30には、例えば、既存のローラコンベアやベルトコンベア等を用いることができる。この実施形態では箱搬送コンベア30として一条のローラコンベアを用いている。箱搬送コンベア30を構成するローラコンベアは、果菜自動選別装置Aの果菜搬送体Dの上方に果菜搬送体Dと同じ向きに設けてある。箱搬送コンベア30は後述する箱排出コンベア70の上方に箱排出コンベア70と同じ向きに設けることもできる。
前記空箱供給ステージ40は、箱搬送コンベア30から取り出した空の包装箱Y1を載置し、その包装箱Y1内にストッカー60から取り出した一枚のパッドPを収容するための作業台(載せ台)である。この実施形態では、空箱供給ステージ40をプールコンベアFの上方に設けてある。図示は省略しているが、空箱供給ステージ40の近傍には、空箱供給ステージ40に載置された空の包装箱Y1を所定位置にセットする位置合わせ手段が設けられている。空箱供給ステージ40は必要に応じて設ければよく、不要な場合や他の手段で代替可能な場合には省略することができる。例えば、空箱供給ステージ40を省略して、箱排出コンベア70の一部を空箱供給ステージ40の代わりとすることができる。この場合、箱搬送コンベア30から取り出した空の包装箱Y1を箱排出コンベア70の当該部分に載置し、その包装箱Y1内にストッカー60から取り出した一枚のパッドPを収容することになる。
前記撮影手段50は、プールコンベアF上にプールされている果菜Xを撮影してプールコンベアF上における果菜Xの位置情報を取得するものである。撮影手段50には、例えば、位置情報検出機能付デジタルカメラ等を用いることができる。この実施形態では、撮影手段50をプールコンベアFの上方側に設置し、プールコンベアF上にプールされている複数の果菜Xを撮影して位置情報を取得できるようにしてある。撮影によって得られた位置情報はロボット20の制御装置に送信され、その送信された位置情報に基づいてロボット20が動作するようにしてある。撮影手段50は、プールコンベアF上にプールされている複数の果菜Xを撮影して位置情報を取得できる位置であれば、前記位置以外の場所に設けることもできる。撮影手段50は二つ以上設けることもできる。
前記ストッカー60は、包装箱Y内に収容するパッドPを積層して収容しておくものである。ストッカー60の底材62は図示しない昇降手段によって昇降するようにしてある。ストッカー60の近傍にはストッカー60に収容されたパッドPを一枚ずつ取り出すパッド取出し手段61が設けてある。一例として図2及び図4(a)(b)に示すパッド取出し手段61は、支持台座61aと、支持台座61a上に設置されたエアシリンダ61bと、エアシリンダ61bのロッドの先端に設けられた支持ベース61cと、支持ベース61cに支持されたエアチューブ61dと、エアチューブ61dを保持するチューブ保持体61eと、エアチューブ61dの先端に設けられた吸引パッド61fを備えている。エアチューブ61dには、図示しないコンプレッサー(高圧空気源)が接続され、当該コンプレッサーから供給されるエアによって、パッドPの吸引及び吸引解除を行えるようにしてある。パッド取出し手段61は、これ以外の構成であってもよい。吸引以外の手段でパッドPを取り出すものであってもよい。
前記箱排出コンベア70は、果菜収容済みの包装箱Y2を外部に排出するための手段である。箱排出コンベア70には、既存のローラコンベアやベルトコンベア等を用いることができる。この実施形態の箱排出コンベア70は、プールコンベアFの上方にプールコンベアFと同じ向きで配置された第一排出コンベア70aと、第一排出コンベア70aの先方側に第一排出コンベア70aに直交する向きで配置された第二排出コンベア70bを備えている。第一排出コンベア70aと第二排出コンベア70bは上面が同じ高さとなるようにして、第一排出コンベア70aから第二排出コンベア70bへ移動する果菜収容済み包装箱Y2が傾かないように水平又は略水平に移送されるようにしてある。
(装置の実施形態2)
前記装置の実施形態1では、箱搬送コンベア30から取り出した空の包装箱Y1を空箱供給ステージ40に載置し、その空の包装箱Y1にパッドP及び果菜Xを収容するようにしているが、パッドP及び果菜Xの空の包装箱Y1への収容は空箱供給ステージ40以外の場所で行うこともできる。例えば、第二排出コンベア70bの手前に昇降手段72を備えた受け台71を配置し、その受け台71上で果菜Xの収容を行うことができる(図9(a)~(d)及び図10(a)~(d)参照)。
一例として図9(a)~(d)及び図10(a)~(d)に示す受け台71は包装箱Yを載せる台である。図示は省略しているが、受け台71の上面にはフレームと当該フレームに軸支された複数本の回転ローラが設けられている。回転ローラは、その上面に包装箱Yを載せられるように上面が水平又は略水平になるようにしてある。回転ローラは、駆動源なしでフリーに回転するものを用いることができる。
前記受け台71には昇降手段72が設けられ、当該昇降手段72の動作によって受け台71が昇降するようにしてある。昇降手段72には、既存のエアシリンダやパンタグラフ式の昇降手段等を用いることができる。受け台71は、所定段数(本実施形態では三段)の包装箱Yが積み重ねられるまでは段階的に包装箱Y一つ分程度降下し、所定段数の包装箱Yが積み重ねられると箱排出コンベア70と同じ又は略同じ高さ、具体的には、第二排出コンベア70bの上面と同じ又は略同じ高さ若しくは第二排出コンベア70bの上面よりも高い位置まで上昇するようにしてある。
(装置の実施形態3)
前記装置の実施形態2は、包装箱Yを降下させながら複数段に積み重ねるものであるが、包装箱Yは上昇させながら複数段に積み重ねることもできる。例えば、前記装置の実施形態2の昇降手段72を備えた受け台71に代えて、包装箱Yを載置する載置台73、包装箱Yを持ち上げる持上げ手段74及び持ち上げられた包装箱Yを保持する箱保持手段75を第二排出コンベア70bの手前に設けて、これらによって包装箱Yを上昇させながら複数段に積み重ねることができる(図12(a)~(f)及び図13(a)~(c)参照)。この場合、載置台73にはローラコンベアなどを用いることができる。
一例として図12(a)~(f)及び図13(a)~(c)に示す持上げ手段74は、包装箱Yの底面に係止可能なL字状の係止部を備えている。持上げ手段74は、図示しないアクチュエータによって上下方向及び水平方向に移動するようにしてある。持上げ手段74は、包装箱Yを上昇させられるものであれば、これ以外の構造であってもよい。
前記箱保持手段75は、包装箱Yの両側面に宛がって、当該包装箱Y(その包装箱Yに積み重ねられた包装箱Yを含む)を保持するものである。箱保持手段75は図示しないアクチュエータによって水平方向、具体的には、包装箱Yの側面に接近する方向及び包装箱Yの側面から離れる方向に移動するようにしてある。箱保持手段75は、包装箱Yを保持できる限り、これ以外の構造であってもよい。
(装置のその他の実施形態)
前記装置の実施形態1~3では、第一のハンド23が把持手段を備えたものであり、第二のハンド24が吸引手段を備えたものである場合を一例としているが、第一のハンド23は第二のハンド24と同様の吸引手段を備えたものとすることもできる。この場合、当該吸引手段によって包装箱YやパッドPを吸引保持することができるため、パッド取出し手段61は省略することができる。
前記装置の実施形態1~3では、果菜Xを吸引パッド24bで吸引する場合を一例としているが、果菜Xの周囲に向けてエアを排出してこれらの中心付近に負圧空域を生じさせ、この負圧によって果菜を吸い上げるようにすることもできる。
前記装置の実施形態1~3では、包装箱Y内にパッドPを収容し、そのパッドPの凹部に果菜Xを収容する(載置する)場合を一例としているが、パッドPは箱搬送コンベア30での搬送前又は搬送中に収容することもできる。場合によっては、パッドPを省略して包装箱Y内に果菜Xを直接収容することもできる。
(方法の実施形態1)
本発明の方法(果菜箱詰方法、包装箱積重ね方法及び包装箱排出方法)の第一の実施形態を、図5(a)(b)~図8(a)(b)を参照して説明する。ここでは、前記装置の実施形態1で説明した果菜箱詰装置を用いる場合を一例とする。本実施形態の方法は、果菜搬送体Dの各果菜キャリアCに果菜Xを一個ずつ載せて搬送し、その搬送中に果菜Xのサイズや形状等を計測手段Eで計測し、その計測データに基づいて果菜Xの等階級を判別し、当該等階級に対応したプールコンベアFに果菜Xを送り出してプールし、プールされた果菜Xを包装箱Y1に箱詰めする方法である。
(1)箱搬送コンベア30で搬送された空の包装箱Y1を第一のハンド23で把持し(図5(a))、空箱供給ステージ40に載置する(図5(b))。
(2)ストッカー60内の最上位のパッドPをパッド取出し手段61で取り出し(図6(a))、取り出した当該パッドPを第一のハンド23で把持する(図6(b))。
(3)把持したパッドPを空箱供給ステージ40上の空の包装箱Y1の上方位置まで移動して、空箱供給ステージ40上の空の包装箱Y1内に収め(図7(a))、パッドPが収容された空の包装箱Y1を第一のハンド23で把持して、第一排出コンベア70aに載置する(図7(b))。
(4)撮影手段50によって得られた位置情報に基づいて、プールコンベアF上の所定の果菜Xを第二のハンド24によって吸引保持し(図8(a))、その果菜Xを前記包装箱Y1内のパッドPの窪みに載置する(図8(b))。
(5)前記(4)の動作を所定回数(パッドPのすべての凹部に果菜Xを載せ終えるまで)繰り返し、一箱目の箱詰めを完了する。
(6)箱搬送コンベア30で搬送された次の空の包装箱Y1を第一のハンド23で把持して取り出し、空箱供給ステージ40に載置する。
(7)ストッカー60内の最上位のパッドPをパッド取出し手段61で取り出し、取り出した当該パッドPを第一のハンド23で把持して取り出し、空箱供給ステージ40上の空の包装箱Y1内に収める。
(8)パッドPが収容された二つ目の包装箱Y1を第一のハンド23で把持して取り出し、第一排出コンベア70a上の果菜収容済みの包装箱Y2の上に積み重ねる。
(9)プールコンベアF上の所定の果菜Xを第二のハンド24によって吸引保持し、その果菜Xを前記空箱供給ステージ40上の空の包装箱Y1内のパッドPの窪みに載置する。
(10)前記(9)の動作を所定回数(パッドPのすべての凹部に果菜Xを載せ終えるまで)繰り返し、二箱目の箱詰めを完了する。
(11)以降、前記(6)~(10)を所望回数繰り返し、果菜収容済みの包装箱Y2を所定段数(図示する例では三段)積み重ねる。
(12)果菜収容済みの包装箱Y2が所定段数積み重ねられたところで、それら包装箱Y2を箱排出コンベア70によって外部に排出する。
(方法の実施形態2)
前記方法の実施形態1では、箱搬送コンベア30から取り出した空の包装箱Y1を空箱供給ステージ40に載置し、その空の包装箱Y1にパッドP及び果菜Xを収容するようにしているが、前記装置の実施形態2の装置を用いる場合には、パッドP及び果菜Xの空の包装箱Y1への収容は空箱供給ステージ40以外の場所で行うこともできる。
受け台71上でパッドP及び果菜Xの収容を行う場合、包装箱Yへの果菜Xの箱詰め、包装箱Yの積み重ね、及び第二排出コンベア70bへの包装箱Yの排出は、次の手順で行われる。なお、以下では説明を省略しているが、パッドPの包装箱Yへのセットは受け台71上で行うことも、他の場所で予め行っておくこともできる。
(1)受け台71上の一つ目の包装箱Yaに所定数の果菜Xが箱詰めされる(図9(a))。
(2)一つ目の包装箱Yaへの果菜Xの箱詰めが完了したら、受け台71を包装箱Y一つ分降下する(図9(b))。
(3)受け台71が降下したのち、二つ目の包装箱Ybが一つ目の包装箱Yaの上に供給される(図9(c))。
(4)供給された二つ目の包装箱Ybに所定数の果菜Xが箱詰めされる(図9(d))。
(5)二つ目の包装箱Ybへの果菜Xの箱詰めが完了したら、受け台71をさらに包装箱Y一つ分降下する(図10(a))。
(6)受け台71が降下したのち、三つ目の包装箱Ycが二つ目の包装箱Ybの上に供給される(図10(b))。
(7)供給された三つ目の包装箱Ycに所定数の果菜Xが箱詰めされる(図10(c))。
(8)三つ目の包装箱Ycへの果菜Xの箱詰めが完了したら、受け台71が、その上面が第二排出コンベア70bと同じ又は略同じ高さとなる位置まで上昇する(図10(d)及び図11(a))。
(9)受け台71が所定高さまで上昇したのち、三段に積み重ねられた果菜収容済みの包装箱Y2は第二排出コンベア70b上に空きのあるタイミングで、当該第二排出コンベア70bに排出される(図11(b)(c))。
(方法の実施形態3)
前記方法の実施形態2では受け台71を降下させながら包装箱Yを複数段に積み重ねる場合を一例としているが、前記装置の実施形態3の装置を用いる場合には、包装箱Yは、所定数の果菜Xの収容が完了した包装箱Yを順次持ち上げながら複数段に積み重ねるようにすることもできる。
載置台73上で果菜Xの収容を行う場合、包装箱YへのパッドP及び果菜Xの箱詰め、包装箱Yの積み重ね、及び第二排出コンベア70bへの包装箱Yの排出を、次の手順で行うことができる。なお、以下では説明を省略しているが、パッドPの包装箱Yへのセットは載置台73上で行うことも、他の場所で予め行っておくこともできる。
(1)載置台73上の一つ目の包装箱Yaに所定数の果菜Xが箱詰めされる(図12(a))。
(2)一つ目の包装箱Yaへの果菜Xの箱詰めが完了すると、その一つ目の包装箱Yaの側方に昇降式の持上げ手段74が配置される(図12(a))。
(3)一つ目の包装箱Yaの底面側に持上げ手段74が係止され、その一つ目の包装箱Yaが持上げ手段74によって上方に持上げられる(図12(b))。
(4)上方に持上げられた一つ目の包装箱Yaの両側面が、箱保持手段75によって保持される(図12(c))。
(5)一つ目の包装箱Yaが箱保持手段75で保持されたのち、持上げ手段74が降下する(図12(d))。
(6)二つ目の包装箱Ybへの箱詰めが完了すると、その二つ目の包装箱Ybの側方に持上げ手段74が配置される(図12(e))。
(7)二つ目の包装箱Ybの底面側に持上げ手段74が係止され、その二つ目の包装箱Ybが持上げ手段74によって上方に持上げられる(図12(f))。
(8)二つ目の包装箱Ybが所定位置まで持上げられると、一つ目の包装箱Yaを保持している箱保持手段75が外側に移動して一つ目の包装箱Yaの保持が解除され、その一つ目の包装箱Yaが二つ目の包装箱Yb上に移載される(図13(a))。
(9)三つ目の包装箱Ycへの箱詰めが完了すると、持上げ手段74が二つ目の包装箱Ybの底面側から外れる位置まで外側に移動して持ち上げ手段74による保持が解除され(図13(b))、一つ目の包装箱Ya及び二つ目の包装箱Ybが三つ目の包装箱Yc上に移載される(図13(c))。
(10)載置台73上に三段に積み重ねられた包装箱Yは、第二排出コンベア70b上に空きのあるタイミングで、当該第二排出コンベア70bに排出される(図11(b)(c)参照)。
(方法のその他の実施形態)
前記方法の実施形態1~3では、果菜収容済みの包装箱Y2を複数段重ねてから排出する場合を一例としているが、果菜収容済みの包装箱Y2は積み重ねることなく一箱単位で排出することもできる。
前記方法の実施形態1~3では、包装箱YやパッドPを把持して取り出す場合を一例としているが、第一のハンド23を第二のハンド24と同様の吸引手段を備えたものとした場合、包装箱YやパッドPは吸引保持により取り出すことができる。
本発明の果菜箱詰方法及び果菜箱詰装置は、プールコンベア上に等階級別に排出されて位置が画一的に定まらない果菜の箱詰めに特に好適に用いることができ、本発明の包装箱積重ね方法及び包装箱積重ね装置は、本発明の果菜箱詰方法及び果菜箱詰装置で果菜が箱詰めされた包装箱の積み重ねに好適に用いることができ、本発明の包装箱排出方法及び包装箱排出装置は、本発明の包装箱積重ね方法及び包装箱積重ね装置で複数段に積み重ねられた包装箱の排出に好適に用いることができる。
20 ロボット
21 ロボットアーム
22 フランジ
23 第一のハンド
23a エアチャック
23b 把持具
24 第二のハンド
24a エアシリンダ
24b 吸引パッド
30 箱搬送コンベア(箱搬送手段)
40 空箱供給ステージ
50 撮影手段
60 ストッカー
61 パッド取出し手段
61a 支持台座
61b エアシリンダ
61c 支持ベース
61d エアチューブ
61e チューブ保持体
61f 吸引パッド
62 (ストッカーの)底材
70 箱排出コンベア(箱排出手段)
70a 第一排出コンベア
70b 第二排出コンベア
71 受け台
72 昇降手段
73 載置台
74 持上げ手段
75 箱保持手段
A 果菜自動選別装置
B 無端走行体(無端チェーン)
C 果菜キャリア
D 果菜搬送体
E 計測手段
F 果菜引受け体(プールコンベア)
P パッド
X 果菜
Y 包装箱
Y1 空の包装箱(果菜を収容可能なスペースが残っている包装箱)
Y2 果菜収容済みの包装箱
Ya 一つ目の包装箱
Yb 二つ目の包装箱
Yc 三つ目の包装箱

Claims (21)

  1. 等階級別にプールされたプールコンベア上の果菜を箱詰めする果菜箱詰方法であって、
    前記プールコンベアの近傍に配置されたロボットの第一のハンドで包装箱を所定位置にセットし、
    前記プールコンベアの近傍に設置された撮影手段で当該プールコンベア上の果菜を撮影して、当該プールコンベア上における果菜の位置情報を取得し、
    前記位置情報に基づいて前記プールコンベア上の果菜を前記ロボットの第二のハンドで吸引保持し、その果菜を前記セットされた包装箱の上方から当該包装箱内の空の箇所に収容し、
    以降、前記第二のハンドでの果菜の吸引保持及び包装箱内の空の箇所への果菜の収容を所定回数繰り返し行って、当該包装箱内に所定数の果菜を収容する、
    ことを特徴とする果菜箱詰方法。
  2. 請求項1記載の果菜箱詰方法において、
    第一のハンドで所定数の果菜が収容された包装箱の上に他の包装箱を重ね、
    第二のハンドで吸引保持した果菜を前記他の包装箱内に収容し、
    以降、前記第二のハンドでの果菜の保持吸引及び前記他の包装箱内への果菜の収容を所定回数繰り返し行って、当該包装箱内に所定数の果菜を収容する、
    ことを特徴とする果菜箱詰方法。
  3. 請求項2記載の果菜箱詰方法において、
    所定数の果菜が収容された包装箱の上への他の包装箱の載置、及び当該他の包装箱への所定数の果菜の収容を複数回繰り返すことによって、果菜収容済み包装箱を複数段積み重ね、
    前記複数段積み重ねられた包装箱を排出コンベアに送り出す、
    ことを特徴とする果菜箱詰方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の果菜箱詰方法において、
    箱搬送コンベアで搬送される箱詰め用の包装箱を前記ロボットの前記第一のハンドで把持して取り出し、
    前記取り出した包装箱を所定位置又は所定数の果菜が収容された包装箱の上にセットする、
    ことを特徴とする果菜箱詰方法。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の果菜箱詰方法において、
    果菜を載置する二以上の凹部を備えたパッドを前記ロボットの前記第一のハンドで把持して包装箱内に収容し、
    第二のハンドで吸引保持した果菜を前記パッドの空の凹部に収容する、
    ことを特徴とする果菜箱詰方法。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の果菜箱詰方法において、
    第二のハンドの二つの吸引手段の夫々で果菜を個別に吸引保持し、前記夫々の吸引手段で吸引保持した果菜を包装箱内に又は包装箱内の前記パッドの空の凹部に収容する、
    ことを特徴とする果菜箱詰方法。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の果菜箱詰方法で包装箱内に所定数の果菜を収容し、所定数の果菜が収容された包装箱を複数段に積み重ねる包装箱積重ね方法において、
    前記所定数の果菜が収容された包装箱が載置された受け台を降下させ、
    前記降下させた受け台上の包装箱の上に所定数の果菜が収容された他の包装箱を積み重ね、
    前記受け台の降下と包装箱の積み重ねを所望回数行うことによって、包装箱を複数段に積み重ねる、
    ことを特徴とする包装箱積重ね方法。
  8. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の果菜箱詰方法で包装箱内に所定数の果菜を収容し、所定数の果菜が収容された包装箱を複数段に積み重ねる包装箱積重ね方法において、
    前記所定数の果菜が収容された包装箱を持上げ手段で上方に持ち上げ、
    前記持ち上げられた包装箱を箱保持手段で保持し、
    前記箱保持手段で保持された包装箱の下に所定数の果菜が収容された他の包装箱を積み重ね、
    前記持上げ手段での包装箱の持ち上げと、箱保持手段での包装箱の保持と、包装箱の積み重ねを所望回数行うことによって、包装箱を複数段に積み重ねる、
    ことを特徴とする包装箱積重ね方法。
  9. 請求項7記載の包装箱積重ね方法で複数段に積み重ねられた包装箱を排出手段に排出する包装箱排出方法において、
    受け台を上昇させることによって、複数段に積み重ねられた包装箱を箱排出手段と同じ又は略同じ高さまで上昇させ、
    前記箱排出手段と同じ又は略同じ高さまで上昇した複数段の包装箱を受け台から前記箱排出手段に水平又は略水平に排出する、
    ことを特徴とする包装箱排出方法。
  10. 請求項8記載の包装箱積重ね方法で複数段に積み重ねられた包装箱を排出手段に排出する包装箱排出方法において、
    受け台上の複数段の包装箱を、当該受け台の上面と同じ又は略同じ高さの箱排出手段に水平又は略水平に排出する、
    ことを特徴とする包装箱排出方法。
  11. 等階級別にプールされたプールコンベア上の果菜を箱詰めする果菜箱詰装置であって、
    前記プールコンベアの近傍に設けられたロボットと、
    前記ロボットに装着された少なくとも二種のハンドと、
    前記プールコンベア上の果菜を撮影して当該果菜の位置情報を取得する撮影手段と、
    前記少なくとも二種のハンドは、包装箱を保持して所定位置にセットする第一のハンドと、前記位置情報に基づいて前記プールコンベア上の果菜を吸引保持し、前記セット済みの包装箱内に収容する第二のハンドを含む、
    ことを特徴とする果菜箱詰装置。
  12. 請求項11記載の果菜箱詰装置において、
    第二のハンドは二以上の吸引手段を備え、
    前記夫々の吸引手段は個別に果菜を吸引保持可能であり、吸引保持した果菜を個別に解除可能である、
    ことを特徴とする果菜箱詰装置。
  13. 請求項11又は請求項12記載の果菜箱詰装置において、
    第一のハンドと前記第二のハンドは向きを切り替え可能である、
    ことを特徴とする果菜箱詰装置。
  14. 請求項11から請求項13のいずれか1項に記載の果菜箱詰装置において、
    第一のハンドは、果菜収容済み包装箱とは別の包装箱を保持し、その包装箱を果菜収容済み包装箱の上に載置できる、
    ことを特徴とする果菜箱詰装置。
  15. 請求項11から請求項14のいずれか1項に記載の果菜箱詰装置において、
    空の包装箱を搬送する箱搬送コンベアを備え、
    第一のハンドは前記箱搬送コンベアで搬送されてきた包装箱を取り出して所定位置にセットすることができる、
    ことを特徴とする果菜箱詰装置。
  16. 請求項11から請求項15のいずれか1項に記載の果菜箱詰装置において、
    果菜を収容可能な二以上の凹部を備えたパッドをストックするストッカーを備え、
    第一のハンドは前記ストッカーにストックされた前記パッドを取り出して包装箱内に収容することができ、
    第二のハンドは前記プールコンベア上の果菜を吸引保持して包装箱内に収容された前記パッドの空の凹部に収容可能である、
    ことを特徴とする果菜箱詰装置。
  17. 請求項11から請求項16のいずれか1項に記載の果菜箱詰装置において、
    果菜収容済み包装箱を、箱詰箇所から外部に排出する排出コンベアを備えた、
    ことを特徴とする果菜箱詰装置。
  18. 請求項11から請求項17のいずれか1項に記載の果菜箱詰装置で所定数の果菜が収容された包装箱を、複数段に積み重ねる包装箱積重ね装置において、
    包装箱が載置されたとき及び当該載置された包装箱上に他の包装箱が載置されたときに降下する昇降式の受け台を備えた、
    ことを特徴とする包装箱積重ね装置。
  19. 請求項11から請求項17のいずれか1項に記載の果菜箱詰装置で所定数の果菜が収容された包装箱を、複数段に積み重ねる包装箱積重ね装置において、
    前記包装箱を載置可能な受け台と、
    前記受け台上の包装箱を上方に持ち上げる持上げ手段と、
    前記持上げ手段で持ち上げられた包装箱をその持ち上げ位置で保持する箱保持手段を備えた、
    ことを特徴とする包装箱積重ね装置。
  20. 請求項18記載の包装箱積重ね装置で複数段に積み重ねられた包装箱を排出手段に排出する包装箱排出装置において、
    移送体は包装箱を先方に押す押し具を備え、
    受け台は、その上に所定段数の包装箱が積み重ねられると、それら複数段の包装箱を載置した状態で箱排出手段と同じ又は略同じ高さまで上昇し、
    前記押し具は、前記箱排出手段と同じ又は略同じ高さまで上昇した複数段の包装箱を当該箱排出手段に送り出すことができる、
    ことを特徴とする包装箱排出装置。
  21. 請求項19記載の包装箱積重ね装置で複数段に積み重ねられた包装箱を排出手段に排出する包装箱排出装置において、
    移送体は包装箱を先方に押す押し具を備え、
    受け台はその上面が箱排出手段と同じ又は略同じ高さであり、
    前記押し具は、前記複数段の包装箱を受け台から前記箱排出手段に水平又は略水平に排出することができる、
    ことを特徴とする包装箱排出装置。
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