JP6364603B2 - 給袋装置およびそれを備えた包装機 - Google Patents

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Description

本発明は、包装機に包装袋を供給するための給袋装置およびそれを備えた包装機に関するものである。
従来より、包装機に包装袋を供給する給袋装置として、供給台上に載置された多数の包装袋から包装袋を一枚ずつ袋取りして、間欠移動してくるグリップgに順次供給する給袋装置が多用されている。
この種の給袋装置は、袋取りされる包装袋がセンサに検出される度に包装袋の袋取り動作を行うが、包装袋の状態によっては激しく波打った状態で供給台上に載置されることがあり、そのような状態で包装袋が袋取りされると、袋取り位置が安定せず、グリップへ供給される袋高さが区々となったり、袋の姿勢が悪く傾いた状態でグリップに供給されることがあった。
特許第3832657号公報
そこで、本発明の課題は、各包装袋に対する袋取り位置を一定にすることができ、袋高さのバラツキがなく、袋の姿勢が悪くなって傾くこともなく、安定して高質な給袋を行うことができる給袋装置およびそれを備えた包装機を提供することにある。
上記課題を解決するものは、包装袋の両側上部付近をそれぞれ把持するグリップを間欠移動させて被包装物の各種包装工程を行う包装機に順次包装袋を供給する給袋装置であって、該給袋装置は、多数の包装袋を載置するための供給台と、該供給台より一枚ずつ包装袋を袋取りする袋取り手段と、包装袋を押圧して平らにする包装袋均し手段を有し、当該包装袋均し手段は、包装袋を押圧するための押圧部と、該押圧部を往復動させて包装袋を押圧または押圧解除するための往復動手段とを有し、前記押圧部のうち、包装袋の上部側を押圧する部位は線状体からなる枠体で構成され、包装袋の下部側を押圧する部位は平板にて構成されていることを特徴とする給袋装置である。
前記包装袋均し手段は、前記袋取り手段による包装袋の袋取りの直前まで包装袋を押圧して平らにするよう制御されていることが好ましい。
前記給袋装置は、包装袋検知センサを有し、前記包装袋均し手段は、前記包装袋検知センサが包装袋を検出するレベルに沿うように包装袋を押圧するように構成されていることが好ましい。
前記給袋装置は、前記袋取り手段による袋取りに伴って、包装袋の下部側を捲り上げるための下部側捲り上げ手段を有していることが好ましい。
前記給袋装置は、前記下部側捲り上げ手段による包装袋の下部側捲り上げに伴って、離間する包装袋間に向かってエアーを吹き込むためのエアー吹き込み手段を有していることが好ましい。
前記給袋装置は、前記袋取り手段による袋取りに伴って、前記袋取り手段に把持された包装袋に向かってエアーを吹き込み、包装袋の移送を補助するための第2エアー吹き込み手段を有していることが好ましい。
前記給袋装置は、前記供給台の配置位置を包装袋の幅方向に移動させる供給台調整手段を有していることが好ましい。
また、上記課題を解決するものは、上記給袋装置を備えていることを特徴とする包装機である。
前記包装機は、前記給袋装置を複数有しており、給袋動作中の前記給袋装置に包装袋が無くなると、前記グリップへの包装袋の供給が中断することなく他の前記給袋装置に切り替わるように制御されていることが好ましい。
請求項1に記載の給袋装置によれば、激しく波打った包装袋であっても包装袋均し手段により押圧されて平らになるため、各包装袋に対する袋取り位置を一定にすることができ、袋高さのバラツキがなく、袋の姿勢が悪くなって傾くこともなく、安定して高質な給袋を行うことができる。また、包装袋の上部側を押圧する部位が線状体からなる枠体で構成され、包装袋の下部側を押圧する部位は平板にて構成されているため、包装袋均し手段の存在が、包装袋の上部側における袋取り手段の動作を阻害することなく、かつ平板部分も有することで均し効果も十分保持できて円滑な給袋動作を行うことができる。
請求項に記載の給袋装置によれば、包装袋均し手段が、袋取り手段による包装袋の袋取りの直前まで包装袋を押圧して平らに維持するため、より各包装袋に対する袋取り位置を一定にすることができ、袋高さのバラツキがなく、袋の姿勢が悪くなって傾くこともなく、安定して高質な給袋を行うことができる。
請求項に記載の給袋装置によれば、包装袋均し手段が、包装袋検知センサが包装袋を検出するレベルに沿うように包装袋を押圧するため、包装袋検知センサが包装袋を検知した際に包装袋が平らに均された状態にあり直後に袋取り手段が動作することで、より各包装袋に対する袋取り位置を一定にすることができ、袋高さのバラツキがなく、袋の姿勢が悪くなって傾くこともなく、安定して高質な給袋を行うことができる。
請求項に記載の給袋装置によれば、包装袋の下部側も捲り上げることで、包装袋同士の粘着や静電気等の影響による2枚取りを防止できる。
請求項に記載の給袋装置によれば、さらに離間する包装袋間に向かってエアーが吹き込まれるため、包装袋同士の粘着や静電気等の影響による2枚取りをより防止できる。
請求項に記載の給袋装置によれば、袋取り手段に把持された包装袋に向かってエアーを吹き込み、包装袋の移送を補助するため、給袋動作がより円滑なものとなる。
請求項に記載の給袋装置によれば、供給台の配置位置を包装袋の幅方向に移動させて微調整することができるため、より正確で高質な給袋を行うことができる。
請求項に記載の包装機によれば、各包装袋に対する袋取り位置を一定にすることができ、袋高さのバラツキがなく、袋の姿勢が悪くなって傾くこともなく、安定して高質な給袋を行うことができる。
請求項に記載の包装機によれば、包装袋を途切れることなく連続的にグリップに供給することができる。
本発明の給袋装置の一実施例における供給台付近の平面概略図である。 図1に示した給袋装置の供給台付近の右側面概略図である。 図1に示した給袋装置におけるマガジン部の背面概略図である。 図1に示した給袋装置におけるマガジン部の左右調整機構を説明するための平面概略図である。 本発明の包装機の一実施例の工程図である。 本発明の包装機の一実施例の平面概略図である。 図6に示した包装機の斜視概略図である。 図6に示した包装機における包装方法の充填・押込工程を説明するための斜視概略図である。 図6に示した包装機の四方開口機構を説明するための斜視概略図である。 図9の袋口側正面図である。 図6に示した包装機の四方開口機構を説明するための斜視概略図である。 図11の袋口側正面図である。
本発明では、激しく波打った包装袋でも包装袋均し手段により押圧されて平らにされることで、各包装袋に対する袋取り位置を一定にすることができ、袋高さのバラツキがなく、袋の姿勢が悪くなって傾くこともなく、安定して高質な給袋を行うことができる給袋装置およびそれを備えた包装機を実現した。
本発明の給袋装置を備えた包装機を、図1ないし図12に示した包装機Pを用いて説明する。
この実施例の給袋装置30A,30Bを備えた包装機Pは、包装袋aの両側上部付近をそれぞれ把持するグリップgを間欠移動させて被包装物kの各種包装工程を行う包装機Pであり、間欠移動されてくるグリップgに順次包装袋aを供給する2つの給袋装置30A,30Bを備えている。
給袋装置30A,30Bは、多数の包装袋aを載置するための供給台31と、供給台31より一枚ずつ包装袋aを袋取りする袋取り手段32,33と、包装袋aを押圧して平らにする包装袋均し手段34と、包装袋検知センサ35と、下部側捲り上げ手段36と、エアー吹き込み手段37と、第2エアー吹き込み手段38と、供給台調整手段39を有している。以下、各構成について順次詳述する。
この実施例の包装機Pは図6または図7に示すようにトラック方式の包装機であり、以下の15工程を経て包装袋a内に被包装物k(ビスケット)を充填し施封して機外排出する装置である。
具体的には、この包装機Pは、図6に示すように、トラック(二つの直線部とその両端の半円形部からなる環状通路)20に沿って水平移動するグリップgが、18のステーション毎に2対ずつ揃って間欠移動するように構成されており、その間に15工程がそれぞれ直線部分で行われるように構成された包装機である。
なお、この実施例はトラック方式の包装機であるが、本発明の包装機は、複数のグリップを放射状に配したターンテーブルの間欠回転によるロータリー方式の包装機や直線移動方式の包装機であってもよい。
この実施例の包装機Pは、図6または図7に示すような18のステーションを有しており、これら18のステーションにおいて順次、以下の15工程が行われるように構成されている。
すなわち、図5に示すように、ステーション1および18において包装袋aを包装機Pに供給する給袋工程(1)、ステーション2においてグリップgにより包装袋aが掴まれているか否かを確認する掴み確認工程(2)、ステーション3においてグリップgによる包装袋aの把持状態を確認した後、把持状態が良好である場合は包装袋aに賞味期限等の印字を行う印字工程(3)、ステーション4において印字の有無を確認する印字検査工程(4)、ステーション5において印字されなかった包装袋aを機外に排出する空袋排出工程(5)、ステーション6においてグリップgに垂直姿勢で保持された包装袋aを水平姿勢に反転させる水平反転工程(6)、ステーション8において包装袋aを膨らませる底膨らまし工程(7)、ステーション9および10において包装袋a内に被包装物を充填して押し込む充填・押込工程(8)、ステーション11において包装袋a内に被包装物が充填されたか否かを確認する充填有無確認工程(9)、ステーション12において包装袋aの袋口を折り込むガゼット折込工程(10)、ステーション13において折り込んだ袋口付近をシールするトップシール工程(11)、ステーション14においてトップシールの良否を検査するシール検査工程(12)、ステーション15において被包装物が包装された包装袋aのうち良品を機外に排出する良品取出(包装品の機外排出工程)(13)、ステーション16においてグリップgを反転させる垂直反転工程(14)、ステーション17において被包装物が包装された包装袋aのうち不良品を機外に排出する不良品排出工程(15)の計15工程が順次行なわれるように構成されている。
上記給袋工程において、ステーション1またはステーション18にそれぞれ配置された給袋装置30A,30B(図6参照)は同一構成の給袋装置であるため、給袋装置の説明は給袋装置30Aを例に説明する。給袋装置30Aは、グリップgが18のステーション毎に2対ずつ揃って間欠移動する包装機Pに対して、包装袋aを2つずつ同時に供給することができるように、図1または図2に示した供給台31を2つ有している。
また、包装機Pが複数の給袋装置30A,30Bを有しているのは、給袋動作中の給袋装置に包装袋が無くなった場合でも、グリップgへの包装袋aの供給が中断することなく他の給袋装置に切り替わるよう制御するためであり、これにより、包装袋aを途切れることなく連続的にグリップgに供給することができるよう構成されている。
この実施例では、まず、ステーション18に配置された給袋装置30Bで給袋が行われ、センサ(図示しない)が給袋装置30Bの供給台31上に包装袋aが無いことを検知すると、給袋装置30Aへ切り替えてグリップgへの包装袋aの供給が中断することなく供給されるよう制御されている。さらに、センサが給袋装置30Aの供給台31上に包装袋aが無いことを検知すると、給袋装置30Bへ切り替えられ、給袋装置30A,30Bが相互に連係して給袋を行うように構成されている。
給袋装置30Aは、図1または図2に示すように、供給台31上に積み重ねられた包装袋aを袋取手段32(具体的には、揺動アーム32の自由端に設けた3つの吸盤32a,32b,32c)によって上方から1枚ずつ吸着・分離し、機台上に立設されたスタンド(図示しない)に旋回可能に支持された袋取手段33(具体的には、一対の旋回アーム33の自由端に設けた2つの吸盤)に受け渡し、その袋取手段(旋回アーム)33で持ち上げられた包装袋aを、前後に進退移動するように設けられた挟着片対(図示しない)により一旦挟持させてから前方のグリップgに供給する一連の動作が繰り返されるように構成されている。
供給台31は、上面を水平として配置され、その下部には昇降装置(図示しない)が設けられ、供給台31が昇降可能に構成されている。そして、供給台31上に積み重ねられた包装袋aが上から一枚ずつ取り上げられて減ると、昇降装置が駆動して、供給台15が所要の高さまで随時上昇するように自動制御されている。
包装袋均し手段34は、包装袋aを押圧して平らにするためのものであり、給袋装置30A,30Bがこのような包装袋均し手段34を有することにより、激しく波打った包装袋aであっても、包装袋均し手段34により押圧されて平らにされるため、包装袋aに対する袋取り位置を一定にすることができ、袋高さのバラツキがなく、袋の姿勢が悪くなって傾くこともなく、安定して高質な給袋を行うことができる。
具体的には、この実施例の包装袋均し手段34は、図1または図2に示すように、包装袋aを押圧するための押圧部34aと、押圧部34aを往復動させて包装袋aを上方から押圧または押圧解除するための往復動手段34bとを有している。
そして、押圧部34aのうち、包装袋aの上部側(グリップgが間欠駆動する側、トラック側または前方)を押圧する部位は線状体(包装袋を損傷を与えない丸棒)からなる枠体34Aで構成され、包装袋aの下部側(後方)を押圧する部位は平板34Bにて構成されている。
このように、包装袋aの上部側を押圧する部位が線状体からなる枠体34Aで構成され、包装袋aの下部側を押圧する部位は平板34Bにて構成されているため、包装袋均し手段34の存在が、包装袋の上部側における袋取り手段(揺動アーム)32または袋取り手段(旋回アーム)33の動作を阻害することなく、かつ平板が必要な均し効果を保持して円滑な給袋動作を行うことができる。
また、包装袋均し手段34は、袋取り手段32,33による包装袋aの袋取りに先立って包装袋aを押圧し、袋取り手段32,33による包装袋aの袋取りの直前まで包装袋aを押圧して平らにするよう制御されている。これにより、包装袋均し手段34が、袋取りの直前まで包装袋を押圧して平らに維持するため、より各包装袋に対する袋取り位置を一定にすることができ、袋高さのバラツキがなく、袋の姿勢が悪くなって傾くこともなく、安定して高質な給袋を行うことができる。
さらに、給袋装置30Aは、図2に示すように、包装袋検知センサ35を備えている。この包装袋検知センサ35は、供給台31に積載された最上部に位置する包装袋aの上面を検知するためのものであり、包装袋均し手段34は、この包装袋検知センサ35が包装袋aを検出する水平レベル(上面検知レベル)に沿うように包装袋aを押圧するよう構成されている。これにより、包装袋検知センサ35が包装袋aを検出した際に包装袋aが平らに均された状態にあり、その直後に袋取り手段32,33が動作することで、より各包装袋aに対する袋取り位置を一定にすることができ、袋高さのバラツキがなく、袋の姿勢が悪くなって傾くこともなく、安定して高質な給袋を行うことができる。
下部側捲り上げ手段36は、袋取り手段32,33による袋取りに伴って、包装袋の下部側(後方)を捲り上げるためのものである。図1に示すように、吸盤36aを有し、この吸盤36aが包装袋aを吸着した状態で、包装袋均し手段34の押圧部34aの上昇(押圧解除)に伴ない、往復動手段34bによって上昇することで包装袋の下部側(後方)を捲り上げるよう構成されている。そして、この下部側捲り上げ手段36により、包装袋aの下部側が捲り上げられることで、包装袋a同士の粘着や静電気等の影響による2枚取りを防止できるよう構成されている。
エアー吹き込み手段37は、下部側捲り上げ手段36による包装袋aの下部側捲り上げに伴って、離間する包装袋a間に向かってエアーを吹き込むためのものである。エアー吹き込み手段37は、図2に示すように、ノズル37aが包装袋均し手段34の後方に配されており、エアー噴出装置(図示しない)からのエアーをノズル37aから、離間する包装袋a間に向かって吹き出すよう構成されている。このエアー吹き込み手段37により、離間する包装袋間に向かってエアーが吹き込まれることで、包装袋a同士の粘着や静電気等の影響による2枚取りをより防止できる。
第2エアー吹き込み手段38は、袋取り手段32,33による袋取りに伴って、袋取り手段32,33に把持された包装袋aに向かってエアーを吹き込み、包装袋aの移送を補助するためのものである。図2に示すように、ノズル38aが包装袋均し手段34の後方で、前述したノズル37aの上方に配されており、エアー噴出装置(図示しない)からのエアーをノズル38aより袋取り手段32,33に把持された包装袋aに向かって吹き出すよう構成されている。この第2エアー吹き込み手段38により、包装袋aの移送が補助されることで、給袋動作がより円滑なものとなる。
供給台調整手段39は、供給台31の配置位置を包装袋aの幅方向(グリップの間欠移動方向)に移動させるためのものである。具体的には、この実施例の供給台調整手段39は、図4または図5に示すように、先端部にかさ歯車39aを備えたダイヤル式ハンドル39bと、ダイヤル式ハンドル39bを回動させると、かさ歯車39aと噛合して回動するシャフト39cと、シャフト39cの外周に設けられた雄ネジ部39dと、雄ネジ部39dと螺合する雌ネジ部を備えベース39eに固定されたネジ受け部39fを備えている。
そして、ダイヤル式ハンドル39bを回動させると、シャフト39cが回動し、それに伴ってベース部39eおよびネジ受け部39fに対して、シャフト39cとを備えた供給台31が相対的に移動し、供給台31の配置位置が包装袋aの幅方向(グリップの間欠移動方向)に移動可能に構成されている。この供給台31の配置位置の微調整で、より正確で高質な給袋を行うことができるよう構成されている。
なお、この実施例の給袋装置30A,30Bは、マガジン式の給袋装置であるが、コンベア式の給袋装置にすることも可能である。
つぎに、本発明の包装機Pを15工程からなる包装方法と共に説明する。
まず、給袋工程(1)は、前述したように、ステーション1または18において順次間欠移動してくるグリップgに包装袋aに供給する工程であり、ステーション1に配置された給袋装置30Aまたはステーション18に配置された給袋装置30Bの供給台上に積み重ねられた包装袋aを上方から一枚ずつ分離して、袋口を上にして垂直姿勢で吊り下げた状態で順次間欠移動してくるグリップgに供給することにより行われる。
掴み確認工程(2)は、ステーション2においてグリップgにより包装袋aが掴まれているか否かを確認する工程であり、センサ(図示しない)によりグリップgによる包装袋aの把持の有無が検出されることにより行われる。
印字工程(3)は、ステーション3において包装袋aに賞味期限等の印字を行う工程であり、グリップgによる包装袋aの把持状態をセンサ(図示しない)により確認した後、把持状態が良好である場合のみ、図6または図7に示したサーマルプリンタ50によって包装袋aに賞味期限等が印字されることにより行われる。
印字検査工程(4)は、ステーション4において印字の有無や文字欠け等印刷不良を確認する工程であり、上記印字工程(3)で印刷がなされたか否か、または文字欠け等印刷不良の有無を図5または図7に示した検査カメラ70により画像検出して行われる。
空袋排出工程(5)は、ステーション5において印字されなかった包装袋aや文字欠け等印刷不良の包装袋aを機外に排出する工程であり、上記印字検査工程(4)で印刷がされなかった、または文字欠け等印刷不良が生じている包装袋aのグリップgによる把持を解除して、図5または図7に示すように排出口71より機外排出することにより行われる。
水平反転工程(6)は、ステーション6においてグリップgに垂直姿勢で保持された包装袋aを、図5または図7に示すように水平姿勢に反転させる工程であり、包装袋支持角度可変装置(図示しない)により、グリップgを90°回転することにより行われる。
底膨らまし工程(7)は、ステーション8において包装袋aの底部を膨らませる工程であり、図5に示すように、エアー膨らましノズル72を包装袋aの袋口から挿入してエアー(空気)を注入することにより行われる。これにより、包装袋aの底部を膨らませて、その後の工程で行われる被包装物の充填をよりスムーズなものとすることができる。なお、被包装物の種類によってはエアー(空気)に換えて不活性ガスが注入される。
充填・押込工程(8)は、ステーション9および10において包装袋a内に被包装物を充填して押し込む工程であり、この工程では、まず、図6に示すように、搬送コンベア73によってステーション8に順次搬送される被包装物kが、搬送コンベア73の先端部位において搬送コンベア73に直交する方向(トラック20の進行方向)に延在するよう設けられた第2搬送コンベア74によってステーション9へ間欠搬送される。ステーション9に搬送された被包装物kの前方側には、図8(a)に示すように、四方開放可能なヘラ75が設けられており、ステーション9に搬送された被包装物kの後方側には往復動可能に設けられた第1押し込み棒76が設けられている。
他方、グリップgは包装袋aの袋口を四方に向かって開口可能な四方開口機構80を有している。四方開口機構80は、図9または図11に示すように、包装袋(ガゼット袋)aの一端側上部を挟持する第1挟持対81a,81bと、一端側下部を挟持する第2挟持対82a,82bと、他端側上部を挟持する第3挟持対83a,83bと、他端側下部を挟持する第4挟持対84a,84bを有している。これら4対の挟持対、計8本の挟持対81a,81b,82a,82b,83a,83b,84a,84bがそれぞれ往復動手段(図示しない)により単独で往復動可能に構成されており、包装袋(ガゼット袋)aの把持、把持解除または袋口の四方開口が可能に構成されている。
具体的には、包装袋(ガゼット袋)aを把持する場合は、図9または図10に示すように、第1挟持対81a,81b、第2挟持対82a,82b、第3挟持対83a,83bおよび第4挟持対84a,84bの各対同士をそれぞれ接近させて包装袋(ガゼット袋)aの袋口付近の四方端部をそれぞれ挟持して把持する。
逆に、包装袋(ガゼット袋)aの把持を解除する場合は、第1挟持対81a,81b、第2挟持対82a,82b、第3挟持対83a,83bおよび第4挟持対84a,84bの各対同士をそれぞれ離間させて袋口付近の四方端部における挟持を解除すれば、グリップgから包装袋aが外れるように構成されている。
さらに、包装袋(ガゼット袋)aの袋口を四方開口する場合は、図11または図12に示すように、第1挟持対81a,81b、第2挟持対82a,82b、第3挟持対83a,83bおよび第4挟持対84a,84bの各対同士をそれぞれ接近させて包装袋(ガゼット袋)aの袋口付近の四方端部をそれぞれ挟持して把持した状態で、相対的に、第1挟持対81a,81bと第2挟持対82a,82bとの間と、第3挟持対83a,83bと第4挟持対84a,84bとの間を離間させることにより袋口を四方開口することができる。なお、この実施例では、ステーション8,9における充填・押込工程(8)の間は、グリップgは袋口を四方開口状態で把持するように四方開口機構80が制御されている。
そして、包装袋aが四方開口した状態で、図8(b)に示すように、第1押し込み棒76により被包装物kを前方側に押し込むと、閉じていたヘラ75が包装袋aの袋口内で四方に開口して袋口の内側におけるガイドとして機能し、被包装物kが包装袋a内にスムーズに挿入される。
さらに、上記状態でグリップgがステーション10に間欠移動すると、包装袋aの後方側には図8(c)に示すように、往復動可能に設けられた第2押し込み棒77が配されており、図8(d)に示すように、この第2押し込み棒77が包装袋a内の被包装物kを奥まで押し込むことにより、包装袋a内への被包装物kの充填が完了するように構成されている。
充填有無確認工程(9)は、ステーション11において包装袋a内に被包装物が充填されたか否かを確認する工程であり、図5に示すように包装袋aの上面側から充填有無確認用部材78を当接させることにより行われる。
ガゼット折込工程(10)は、ステーション12において包装袋aの袋口を折り込む工程であり、包装袋aの袋口付近を図5に示すように折り曲げ用部材79により幅方向に沿って180°折り曲げることにより行われる。
トップシール工程(11)は、ステーション13において折り込んだ袋口付近をシールする工程であり、袋口付近が折り曲げられた包装袋aのトップ付近をシール装置90により幅方向に沿ってシールすることにより行われる。
シール検査工程(12)は、ステーション14においてトップシールの良否を検査する工程であり、図5に示すように検査カメラ91によりトップシールの良否を検出して行われる。
包装品の機外排出工程(13)は、ステーション15において被包装物が包装された包装袋aのうち良品を機外に排出する工程であり、充填有無確認工程(9)およびシール検査工程(12)を経て良品とされた包装袋aは、水平姿勢が保持されたままでグリップgにより把持が解除されると共に、図5また図7に示すように水平姿勢のままで機外搬出用コンベア92を介して機外に搬送される。
垂直反転工程(14)は、ステーション16においてグリップgを反転させる工程であり、包装袋支持角度可変装置(図示しない)により、グリップgを90°回転(水平反転工程(6)とは逆回りに回転)させることにより行われる。これにより、給袋工程(1)または(18)においてグリップgにより包装袋aを垂直姿勢で保持可能とすることができるよう構成されている。
不良品排出工程(15)は、ステーション17において被包装物が包装された包装袋aのうち不良品を機外に排出する工程であり、上記充填有無確認工程(9)およびシール検査工程(12)を経て不良品とされた包装袋aのグリップgによる把持を解除して不良品排出口93より機外に排出することにより行われる。
本発明の包装機Pでは、以上の15工程が18の各ステーションで繰り返し行われることで、安定して高質な給袋の下、被包装物の包装品が効率的かつ正確に大量生産される。
P 包装機
a 包装袋(ガゼット袋)
20 トラック
30A,30B 給袋装置
31 供給台
32 袋取り手段(揺動アーム)
33 袋取り手段(旋回アーム)
34 包装袋均し手段
35 包装袋検知センサ
36 下部側捲り上げ手段
37 エアー吹き込み手段
38 第2エアー吹き込み手段
39 供給台調整手段
50 サーマルプリンタ
70 検査カメラ
71 排出口
72 エアー膨らましノズル
73 搬送コンベア
74 第2搬送コンベア
75 ヘラ
76 第1押し込み棒
77 第2押し込み棒
78 充填有無確認用部材
79 折り曲げ用部材
80 四方開口機構
81a,81b 第1挟持対
82a,82b 第2挟持対
83a,83b 第3挟持対
84a,84b 第4挟持対
90 シール装置
91 検査カメラ
92 機外搬出用コンベア
93 不良品排出口

Claims (9)

  1. 包装袋の両側上部付近をそれぞれ把持するグリップを間欠移動させて被包装物の各種包装工程を行う包装機に順次包装袋を供給する給袋装置であって、該給袋装置は、多数の包装袋を載置するための供給台と、該供給台より一枚ずつ包装袋を袋取りする袋取り手段と、包装袋を押圧して平らにする包装袋均し手段とを有し、当該包装袋均し手段は、包装袋を押圧するための押圧部と、該押圧部を往復動させて包装袋を押圧または押圧解除するための往復動手段とを有し、前記押圧部のうち、包装袋の上部側を押圧する部位は線状体からなる枠体で構成され、包装袋の下部側を押圧する部位は平板にて構成されていることを特徴とする給袋装置。
  2. 前記包装袋均し手段は、前記袋取り手段による包装袋の袋取りの直前まで包装袋を押圧して平らにするよう制御されている請求項に記載の給袋装置。
  3. 前記給袋装置は、包装袋検知センサを有し、前記包装袋均し手段は、前記包装袋検知センサが包装袋を検出するレベルに沿うように包装袋を押圧するように構成されている請求項1または2に記載の給袋装置。
  4. 前記給袋装置は、前記袋取り手段による袋取りに伴って、包装袋の下部側を捲り上げるための下部側捲り上げ手段を有している請求項1ないしのいずれかに記載の給袋装置。
  5. 前記給袋装置は、前記下部側捲り上げ手段による包装袋の下部側捲り上げに伴って、離間する包装袋間に向かってエアーを吹き込むためのエアー吹き込み手段を有している請求項に記載の給袋装置。
  6. 前記給袋装置は、前記袋取り手段による袋取りに伴って、前記袋取り手段に把持された包装袋に向かってエアーを吹き込み、包装袋の移送を補助するための第2エアー吹き込み手段を有している請求項1ないしのいずれかに記載の給袋装置。
  7. 前記給袋装置は、前記供給台の配置位置を包装袋の幅方向に移動させる供給台調整手段を有している請求項1ないしのいずれかに記載の給袋装置。
  8. 前記請求項1ないしのいずれかに記載の給袋装置を備えていることを特徴とする包装機。
  9. 前記包装機は、前記給袋装置を複数有しており、給袋動作中の前記給袋装置に包装袋が無くなると、前記グリップへの包装袋の供給が中断することなく他の前記給袋装置に切り替わるように制御されている請求項に記載の包装機。
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