JP2016064867A - 印字回避機能付き包装機 - Google Patents

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Abstract

【課題】印字工程において位置ズレした包装袋は印字されずに機外排出されることで再利用することができると共に、印字ミスの包装袋を減少させることができ、より低コストで被包装物を包装することができる印字回避機能付き包装機を提供する。
【解決手段】本発明の印字回避機能付き包装機Pは、包装袋aに印字する印字装置50と、グリップgに把持された包装袋aの把持状態を検出する検出手段51と、検出手段51からの信号に基づき包装袋aの把持状態が不適切と判定される場合は印字装置50における印字を回避すると共に当該包装袋aを機外排出するよう制御する制御部を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、包装袋への印字を回避する機能を備えた印字回避機能付き包装機に関するものである。
従来より、包装工程中に印字工程を設け、印字装置にて包装袋に製造年月日や賞味期限などを印字することができる包装機が多用されている。この種の包装機は、印字工程後に、印字検査工程が設けられ、印字に位置ズレ等が生じている場合は、その後の空袋排出工程にて当該包装袋を機外排出していた。
しかし、印字された後、機外排出された包装袋が余りにも多いと回収する作業に時間と手間を要し、作業者への負担が大きく、それが包装コストに影響を与えていた。
特開2000−109033号公報
そこで、本発明の課題は、印字工程において位置ズレした包装袋は印字されずに機外排出されることで再利用することができると共に、印字ミスの包装袋を減少させることができ、より低コストで被包装物を包装することができる印字回避機能付き包装機を提供することにある。
上記課題を解決するものは、包装袋の両側上部付近をそれぞれ把持するグリップを間欠移動させて被包装物の各種包装工程を行う包装機であって、包装袋に印字するための印字装置と、前記グリップに把持された包装袋の把持状態を検出するための検出手段と、前記検出手段からの信号に基づき包装袋の把持状態が不適切と判定される場合は前記印字装置における印字を回避させると共に当該包装袋を機外排出するように制御する制御部を有していることを特徴とする印字回避機能付き包装機である。
前記制御部は、前記検出手段からの信号に基づく数値が包装袋に応じて設定された閾値内でない場合、前記グリップによる包装袋の把持状態を不適切と判定するものであることが好ましい。
前記検出手段は、複数の検出ポイントにおいて包装袋による遮光または通過を検出して前記制御部に信号として伝達し、前記制御部は一以上の検出ポイントにおいて通過である場合、前記グリップによる包装袋の把持状態を不適切と判定するものであってもよい。
前記検出手段は、前記印字装置に設けられていることが好ましい。前記印字回避機能付き包装機は、前記印字装置を水平方向または垂直方向に移動するための往復動手段を有していることが好ましい。前記制御部は、包装袋のサイズに対応した閾値を記憶する記憶部を有し、当該閾値に基づいて前記グリップによる包装袋の把持状態の適不適を判定することが好ましい。
前記印字回避機能付き包装機は、包装工程中に、印字工程、印字検査工程および空袋排出工程を有し、前記制御部は、前記印字工程において印字を回避させた包装袋を、前記印字検査工程において検知すると、前記空袋排出工程において機外に排出するように制御することが好ましい。
請求項1に記載の印字回避機能付き包装機によれば、印字工程において位置ズレした包装袋は印字されずに機外排出されることで再利用することができると共に、印字ミスの包装袋を減少させることができ、より低コストで被包装物を包装することができる。
請求項2に記載の印字回避機能付き包装機によれば、グリップによる包装袋の把持状態の適不適を、実測によって得られた数値と閾値との対比によってより正確に判定することができる。
請求項3に記載の印字回避機能付き包装機によれば、閾値の設定が不要で、より簡素な方法でグリップによる包装袋の把持状態の適不適を判定することができる。
請求項4に記載の印字回避機能付き包装機によれば、印字工程において印字の直前にグリップによる包装袋の把持状態を正確に検出することができる。
請求項5に記載の印字回避機能付き包装機によれば、印字位置のズレを修正して所要の位置に印字させることができる。
請求項6に記載の印字回避機能付き包装機によれば、サイズが異なる包装袋でも瞬時対応して上記請求項1の効果を奏することができる。
請求項7に記載の印字回避機能付き包装機によれば、印字回避された包装袋をより確実に機外に排出することができる。
本発明の印字回避機能付き包装機の一実施例における印字装置付近の正面概略図である。 図1の左側面概略図である。 図1に示した印字回避機能付き包装機の袋姿勢モニタを説明するための説明図である。 図1に示した印字回避機能付き包装機の作用を説明するための説明図である。 本発明の印字回避機能付き包装機の一実施例の工程図である。 本発明の印字回避機能付き包装機の一実施例の平面概略図である。 図6に示した印字回避機能付き包装機の斜視概略図である。 図6に示した印字回避機能付き包装機における包装方法の充填・押込工程を説明するための斜視概略図である。 図6に示した印字回避機能付き包装機の四方開口機構を説明するための斜視概略図である。 図9の袋口側正面図である。 図6に示した印字回避機能付き包装機の四方開口機構を説明するための斜視概略図である。 図11の袋口側正面図である。 本発明の印字回避機能付き包装機の他の実施例およびその作用を説明するための説明図である。
本発明では、検出手段51からの信号に基づき包装袋aの把持状態が不適切と判定される場合は印字装置50における印字を回避すると共に当該包装袋aを機外排出するように制御する制御部を有していることで、印字工程において位置ズレした包装袋は印字されずに機外排出されることで再利用することができると共に、印字ミスの包装袋を減少させることができ、より低コストで被包装物を包装することができる印字回避機能付き包装機を実現した。
本発明の印字回避機能付き包装機を、図1ないし図12に示した印字回避機能付き包装機Pを用いて説明する。
この実施例の印字回避機能付き包装機Pは、包装袋aの両側上部付近をそれぞれ把持するグリップgを間欠移動させて被包装物の各種包装工程を行う包装機であって、包装袋aに印字するための印字装置50と、グリップgに把持された包装袋aの把持状態を検出するための検出手段51と、検出手段51からの信号に基づき包装袋aの把持状態が不適切と判定される場合は印字装置50における印字を回避すると共に当該包装袋aを機外排出するように制御する制御部を有している。以下、各構成について順次詳述する。
この実施例の印字回避機能付き包装機Pは、図6または図7に示すようにトラック方式の包装機であり、以下の15工程を経て包装袋a内に被包装物k(ビスケット)を充填し施封して機外排出する装置である。
具体的には、この印字回避機能付き包装機Pは、図6に示すように、トラック(二つの直線部とその両端の半円形部からなる環状通路)20に沿って水平移動するグリップgが、18のステーション毎に2対ずつ揃って間欠移動するように構成されており、その間に15工程がそれぞれ直線部分で行われるように構成された包装機である。
なお、この実施例はトラック方式の包装機であるが、本発明の印字回避機能付き包装機は、複数のグリップを放射状に配したターンテーブルの間欠回転によるロータリー方式の包装機や直線移動方式の包装機であってもよい。
この実施例の印字回避機能付き包装機Pは、図6または図7に示すような18のステーションを有しており、これら18のステーションにおいて順次、以下の15工程が行われるように構成されている。
すなわち、図5に示すように、ステーション1および18において包装袋aを印字回避機能付き包装機Pに供給する給袋工程(1)、ステーション2においてグリップgにより包装袋aが掴まれているか否かを確認する掴み確認工程(2)、ステーション3においてグリップgによる包装袋aの把持状態を確認した後、把持状態が適切である場合は包装袋aに賞味期限等の印字を行い、把持状態が不適切である場合は印字を回避し、他方、適切である場合は印字する印字工程(3)、ステーション4において印字の有無または文字欠け等印字不良を検査する印字検査工程(4)、ステーション5において印字されなかった包装袋aや印字不良の包装袋を機外に排出する空袋排出工程(5)、ステーション6においてグリップgに垂直姿勢で保持された包装袋aを水平姿勢に反転させる水平反転工程(6)、ステーション8において包装袋aを膨らませる底膨らまし工程(7)、ステーション9および10において包装袋a内に被包装物を充填して押し込む充填・押込工程(8)、ステーション11において包装袋a内に被包装物が充填されたか否かを確認する充填有無確認工程(9)、ステーション12において包装袋aの袋口を折り込むガゼット折込工程(10)、ステーション13において折り込んだ袋口付近をシールするトップシール工程(11)、ステーション14においてトップシールの良否を検査するシール検査工程(12)、ステーション15において被包装物が包装された包装袋aのうち良品を機外に排出する良品取出(包装品の機外排出工程)(13)、ステーション16においてグリップgを反転させる垂直反転工程(14)、ステーション17において被包装物が包装された包装袋aのうち不良品を機外に排出する不良品排出工程(15)の計15工程が順次行なわれるように構成されている。
印字装置50は、包装袋aに製造年月日や賞味期限等を印字するための印字するためのものであり、この実施例ではサーマルプリンターが使用されている。印字装置50は、グリップgがステーション毎に2対ずつ揃って間欠移動することに対応して、図1に示すように、印字ステーション(ステーション3)に2台並設されている。印字装置50は、印字ヘッド50aが駆動手段(図示しない)により、グリップgに吊り下げ状に把持された包装袋aに対して水平方向に往復動することにより、包装袋aの印字余白mに印字可能に構成されている。
印字ステーション(ステーション3)にそれぞれ並設された2台の印字装置50は、図1に示すように、取り付け台52に対してそれぞれ水平方向に移動可能とする第1往復動手段53によって、それぞれ個別に水平移動させることができるよう構成されている。
また、取り付け台52は、第2往復動手段55によって支持台54に対して水平方向に移動可能に構成されており、これによって、2台の印字装置50は同時に同一距離、水平移動させることができるよう構成されている。
さらに、支持台54は、第3往復動手段57によって支持柱56に対して垂直方向に移動可能に構成されており、これにより、2台の印字装置50は垂直移動させることができるよう構成されている。そして、これら第1往復動手段53、第2往復動手段55および第3往復動手段57により、印字装置50は、水平方向または垂直方向に移動可能に構成され、印字位置のズレを修正して所要の位置に印字させることができると共に、異なるサイズの包装袋に対して印字位置を設定できるように構成されている。
検出手段51は、グリップgに把持された包装袋aの把持状態を検出するためのものであり、この実施例では、図1または図2に示すように、発光部51aと受光部51bとを備えた光学的センサにより構成されている。検出手段51は、2つの印字装置50にそれぞれ設けられており、これにより、印字工程において印字の直前にグリップgによる包装袋aの把持状態を正確に検出できるよう構成されている。
制御部は、検出手段51からの信号に基づき包装袋aの把持状態が不適切と判定される場合は印字装置50における印字を回避すると共に、当該包装袋aを機外排出するように制御する。
具体的には、この実施例の制御部は、図3の袋姿勢モニタに示すように、検出手段51からの信号に基づく数値(実測的数値)nが、包装袋aに応じて設定された閾値(下限閾値O以上、上限閾値Q以下の数値)内でない場合は、印字装置50における印字を回避すると共に、当該包装袋aを機外排出するように制御する。これにより、グリップgによる包装袋aの把持状態の適不適を、実測によって得られた数値と閾値との対比によってより正確に判定することができる。
他方、検出手段51からの信号に基づく数値(実測的数値)nが包装袋aに応じて設定された閾値(下限閾値O以上、上限閾値Q以下の数値)内である場合は、制御部は、印字装置50における印字を行うよう印字装置50を制御する。
より具体的には、図4(a)に示すように、検出手段51からの信号に基づく数値(実測的数値)nが包装袋aに応じて設定された閾値(下限閾値O以上、上限閾値Q以下の数値)内である場合は、制御部は、グリップgによる包装袋aの把持状態を適切と判定し、印字装置50における印字を行うよう印字装置50を制御するように構成されている。
他方、図4(b)に示すように、グリップgが包装袋aを傾いた状態で把持していると、印字余白mに対して印字ヘッド50aの位置がずれてミスプリント(印字ミス)が発生することが明らかであるため、検出手段51からの信号に基づく数値(実測的数値)nは、予め設定された閾値(下限閾値O以上、上限閾値Q以下の数値)外となり、制御部は、印字装置50における印字を回避すると共に、当該包装袋aを機外排出するように制御するように構成されている。
さらに、図4(c)に示すように、包装袋aが一方のグリップに偏って把持されている場合も、印字余白mに対して印字ヘッド50aの位置がずれてミスプリント(印字ミス)が発生することが明らかであるため、検出手段51からの信号に基づく数値(実測的数値)nは、予め設定された閾値(下限閾値O以上、上限閾値Q以下の数値)外となり、制御部は、印字装置50における印字を回避すると共に、当該包装袋aを機外排出するように制御するように構成されている。
さらに、制御部は、包装袋のサイズに対応した閾値を記憶する記憶部を有しており、当該閾値に基づいてグリップgによる包装袋aの把持状態の適不適を判定するよう構成されている。これにより、制御部は、サイズが異なる包装袋でも瞬時対応して、グリップgによる包装袋aの把持状態の適不適を判定することができる。
さらに、印字回避機能付き包装機Pは、包装工程中に、印字工程、印字検査工程および空袋排出工程を有し、制御部は、印字工程において印字を回避させた包装袋aを、印字検査工程において検知すると、空袋排出工程において機外に排出するよう制御するように構成されている。このような制御により、印字回避された包装袋aをより確実に機外排出することができる。
以上のように、本発明の印字回避機能付き包装機Pは、検出手段51からの信号に基づき包装袋aの把持状態が不適切と判定される場合は印字装置50における印字を回避すると共に当該包装袋aを機外排出するように制御する制御部を有していることで、印字工程において位置ズレした包装袋は印字されずに機外排出されることで再利用することができると共に、印字ミスの包装袋を減少させることができ、より低コストで被包装物を包装することができるよう構成されている。
つぎに、本発明の印字回避機能付き包装機Pを、15工程からなる包装方法と共に説明する。
まず、給袋工程(1)は、前述したように、ステーション1または18において順次間欠移動してくるグリップgに包装袋aに供給する工程であり、ステーション1に配置された給袋装置30Aまたはステーション18に配置された給袋装置30Bの供給台上に積み重ねられた包装袋aを上方から一枚ずつ分離して、袋口を上にして垂直姿勢で吊り下げた状態で順次間欠移動してくるグリップgに供給することにより行われる。
ステーション1またはステーション18にそれぞれ配置された給袋装置30A,30B(図6参照)は同一構成の給袋装置であり、給袋装置30A,30Bは、グリップgが18のステーション毎に2対ずつ揃って間欠移動する印字回避機能付き包装機Pに対して、包装袋aを2つずつ同時に供給することができるように、それぞれ供給台を2つ有している。
また、印字回避機能付き包装機Pが複数の給袋装置30A,30Bを有しているのは、給袋動作中の給袋装置に包装袋が無くなった場合でも、グリップgへの包装袋aの供給が中断することなく他の給袋装置に切り替わるよう制御するためであり、これにより、包装袋aを途切れることなく連続的にグリップgに供給できるよう構成されている。
この実施例では、まず、ステーション18に配置された給袋装置30Bで給袋が行われ、センサ(図示しない)が給袋装置30Bの供給台上に包装袋aが無いことを検知すると、給袋装置30Aへ切り替えてグリップgへの包装袋aの供給が中断することなく供給されるよう制御されている。さらに、センサが給袋装置30Aの供給台上に包装袋aが無いことを検知すると、給袋装置30Bへ切り替えられ、給袋装置30A,30Bが相互に連係して給袋を行うように構成されている。
掴み確認工程(2)は、ステーション2においてグリップgにより包装袋aが掴まれているか否かを確認する工程であり、センサ(図示しない)によりグリップgによる包装袋aの把持の有無が検出されることにより行われる。
印字工程(3)は、ステーション3において包装袋aに賞味期限等の印字を行う工程であり、グリップgによる包装袋aの把持状態を検出手段51により確認した後、把持状態が適切である場合のみ、印字装置(サーマルプリンタ)50によって包装袋aに賞味期限等が印字されることにより行われる。他方、グリップgによる包装袋aの把持状態が不適切な場合は、制御部による制御により印字が回避される。
印字検査工程(4)は、ステーション4において印字の有無や文字欠け等印刷不良を検査する工程であり、上記印字工程(3)で印刷がなされたか否か、または文字欠け等印刷不良の有無を図7に示したカメラ70により画像検出して行われる。
空袋排出工程(5)は、ステーション5において印字されなかった包装袋aや文字欠け等印刷不良の包装袋aを機外に排出する工程であり、印字検査工程(4)で、印刷がされなかった、または文字欠け等印刷不良が生じていることが判明した包装袋aのグリップgによる把持を解除して、図5または図7に示す排出口71より機外排出することにより行われる。この工程において、検出手段51からの信号に基づきグリップgによる包装袋aの把持状態が不適切と判定され印字を回避された包装袋aは印字がないまま確実に機外に排出される、より具体的には、印字回避された包装袋aは機外に設置された回収箱に排出されて再利用することができる。
水平反転工程(6)は、ステーション6においてグリップgに垂直姿勢で保持された包装袋aを、図5または図7に示すように水平姿勢に反転させる工程であり、包装袋支持角度可変装置(図示しない)により、グリップgを90°回転することにより行われる。
底膨らまし工程(7)は、ステーション8において包装袋aの底部を膨らませる工程であり、図5に示すように、エアー吹込みノズル72を包装袋aの袋口から挿入してエアー(空気)を注入することにより行われる。これにより、包装袋aの底部を膨らませて、その後の工程で行われる被包装物の充填をよりスムーズなものとすることができる。なお、被包装物の種類によってはエアー(空気)に換えて不活性ガスが注入される。
充填・押込工程(8)は、ステーション9および10において包装袋a内に被包装物を充填して押し込む工程であり、この工程では、まず、図6に示すように、搬送コンベア73によってステーション8に順次搬送される被包装物kが、搬送コンベア73の先端部位において搬送コンベア73に直交する方向(トラック20の進行方向)に延在するよう設けられた第2搬送コンベア74によってステーション9へ間欠搬送される。ステーション9に搬送された被包装物kの前方側には、図8(a)に示すように、四方開放可能なヘラ75が設けられており、ステーション9に搬送された被包装物kの後方側には往復動可能に設けられた第1押し込み棒76が設けられている。
他方、グリップgは包装袋aの袋口を四方に向かって開口可能な四方開口機構80を有している。四方開口機構80は、図9または図11に示すように、包装袋(ガゼット袋)aの一端側上部を挟持する第1挟持対81a,81bと、一端側下部を挟持する第2挟持対82a,82bと、他端側上部を挟持する第3挟持対83a,83bと、他端側下部を挟持する第4挟持対84a,84bを有している。これら4対の挟持対、計8本の挟持対81a,81b,82a,82b,83a,83b,84a,84bがそれぞれ往復動手段(図示しない)により単独で往復動可能に構成されており、包装袋(ガゼット袋)aの把持、把持解除または袋口の四方開口が可能に構成されている。
具体的には、包装袋(ガゼット袋)aを把持する場合は、図9または図10に示すように、第1挟持対81a,81b、第2挟持対82a,82b、第3挟持対83a,83bおよび第4挟持対84a,84bの各対同士をそれぞれ接近させて包装袋(ガゼット袋)aの袋口付近の四方端部をそれぞれ挟持して把持する。
逆に、包装袋(ガゼット袋)aの把持を解除する場合は、第1挟持対81a,81b、第2挟持対82a,82b、第3挟持対83a,83bおよび第4挟持対84a,84bの各対同士をそれぞれ離間させて袋口付近の四方端部における挟持を解除すれば、グリップgから包装袋aが外れるように構成されている。
さらに、包装袋(ガゼット袋)aの袋口を四方開口する場合は、図11または図12に示すように、第1挟持対81a,81b、第2挟持対82a,82b、第3挟持対83a,83bおよび第4挟持対84a,84bの各対同士をそれぞれ接近させて包装袋(ガゼット袋)aの袋口付近の四方端部をそれぞれ挟持して把持した状態で、相対的に、第1挟持対81a,81bと第2挟持対82a,82bとの間と、第3挟持対83a,83bと第4挟持対84a,84bとの間を離間させることにより袋口を四方開口することができる。なお、この実施例では、ステーション8,9における充填・押込工程(8)の間は、グリップgは袋口を四方開口状態で把持するように四方開口機構80が制御されている。
そして、包装袋aが四方開口した状態で、図8(b)に示すように、第1押し込み棒76により被包装物kを前方側に押し込むと、閉じていたヘラ75が包装袋aの袋口内で四方に開口して袋口の内側におけるガイドとして機能し、被包装物kが包装袋a内にスムーズに挿入される。
さらに、上記状態でグリップgがステーション10に間欠移動すると、包装袋aの後方側には図8(c)に示すように、往復動可能に設けられた第2押し込み棒77が配されており、図8(d)に示すように、この第2押し込み棒77が包装袋a内の被包装物kを奥まで押し込むことにより、包装袋a内への被包装物kの充填が完了するように構成されている。
充填有無確認工程(9)は、ステーション11において包装袋a内に被包装物が充填されたか否かを確認する工程であり、図5に示すように包装袋aの上面側から充填有無確認用部材78を当接させることにより行われる。
ガゼット折込工程(10)は、ステーション12において包装袋aの袋口を折り込む工程であり、包装袋aの袋口付近を図5に示すように折り曲げ用部材79により幅方向に沿って180°折り曲げることにより行われる。
トップシール工程(11)は、ステーション13において折り込んだ袋口付近をシールする工程であり、袋口付近が折り曲げられた包装袋aのトップ付近をシール装置90により幅方向に沿ってシールすることにより行われる。
シール検査工程(12)は、ステーション14においてトップシールの良否を検査する工程であり、図5に示すようにセンサ91によりトップシールの良否を検出して行われる。
包装品の機外排出工程(13)は、ステーション15において被包装物が包装された包装袋aのうち良品を機外に排出する工程であり、充填有無確認工程(9)およびシール検査工程(12)を経て良品とされた包装袋aは、水平姿勢が保持されたままでグリップgにより把持が解除されると共に、図5また図7に示すように水平姿勢のままで機外搬出用コンベア92を介して機外に搬送される。
垂直反転工程(14)は、ステーション16においてグリップgを反転させる工程であり、包装袋支持角度可変装置(図示しない)により、グリップgを90°回転(水平反転工程(6)とは逆回りに回転)させることにより行われる。これにより、給袋工程(1)または(18)においてグリップgにより包装袋aを垂直姿勢で保持可能とすることができるよう構成されている。
不良品排出工程(15)は、ステーション17において被包装物が包装された包装袋aのうち不良品を機外に排出する工程であり、上記充填有無確認工程(9)およびシール検査工程(12)を経て不良品とされた包装袋aのグリップgによる把持を解除して不良品排出口93より機外に排出することにより行われる。
本発明の印字回避機能付き包装機Pでは、以上の15工程が18の各ステーションで繰り返し行われることで、被包装物の包装品が効率的かつ正確に大量生産される。
さらに、図13に示した本発明の印字回避機能付き包装機の他の実施例について説明する。
この実施例の印字回避機能付き包装機と前述した印字回避機能付き包装機Pの相違は、グリップgによる包装袋aの把持状態の検出手段による制御部への信号伝達方法と制御部の適不適の判定方法の相違であり他は同じである。同一構成部分については同一符号を付し説明を省略する。
具体的には、この実施例の包装機は、印字装置50が複数の検出手段を有し、複数の検出ポイント(この実施例では包装袋aの幅より若干短い距離離間した2つの検出ポイントR,S)において包装袋aによる遮光または通過を検出して制御部に信号として伝達する。そして、制御部は一以上の検出ポイントにおいて通過である場合、グリップgによる包装袋の把持状態を不適切と判定する。これにより、閾値の設定が不要で、より簡素な方法でグリップgによる包装袋aの把持状態の適不適を判定することができる。
より具体的には、図13(a)に示すように、2つの検出ポイントR,Sの双方において、発光部51aからの光が包装袋aにより遮られて受光部51bが受光しない場合、検出手段51は、双方、遮光と検出して制御部に信号として伝達する。この場合、制御部は、グリップgによる包装袋aの把持状態を適切と判定し、印字装置50における印字を行うよう印字装置50を制御する。
他方、図13(b)に示すように、グリップgが包装袋aを傾いた状態で把持していると、検出ポイントSにおいて光は包装袋aにより遮光状態であるが、検出ポイントRにおいては通過して受光部51bにより受光されるため、検出手段51は、一方が通過と検出して制御部に信号として伝達する。この場合は、制御部は、制御部は一以上の検出ポイントにおいて通過であるため、グリップgによる包装袋の把持状態を不適切と判定して、印字装置50における印字を回避すると共に、当該包装袋aを機外排出するように制御する。
さらに、図13(c)に示すように、包装袋aが一方のグリップに偏って把持されている場合も、検出ポイントSにおいて光は包装袋aにより遮光状態であるが、検出ポイントRにおいては通過して受光部51bにより受光されるため、検出手段51は、一方が通過と検出して制御部に信号として伝達する。この場合も、制御部は、制御部は一以上の検出ポイントにおいて通過であるため、グリップgによる包装袋の把持状態を不適切と判定して、印字装置50における印字を回避すると共に、当該包装袋aを機外排出するように制御する。
P 印字回避機能付き包装機
a 包装袋(ガゼット袋)
m 印字余白
g グリップ
S 検出ポイント
R 検出ポイント
20 トラック
30A,30B 給袋装置
50 印字装置
50a 印字ヘッド
51 検出手段
52 取り付け台
53 第1往復動手段
54 支持台
55 第2往復動手段
56 支持柱
57 第3往復動手段
70 カメラ
71 排出口
72 エアー吹込みノズル
73 搬送コンベア
74 第2搬送コンベア
75 ヘラ
76 第1押し込み棒
77 第2押し込み棒
78 充填有無確認用部材
79 折り曲げ用部材
80 四方開口機構
81a,81b 第1挟持対
82a,82b 第2挟持対
83a,83b 第3挟持対
84a,84b 第4挟持対
90 シール装置
91 センサ
92 機外搬出用コンベア
93 不良品排出口

Claims (7)

  1. 包装袋の両側上部付近をそれぞれ把持するグリップを間欠移動させて被包装物の各種包装工程を行う包装機であって、包装袋に印字するための印字装置と、前記グリップに把持された包装袋の把持状態を検出するための検出手段と、前記検出手段からの信号に基づき包装袋の把持状態が不適切と判定される場合は前記印字装置における印字を回避すると共に当該包装袋を機外排出するように制御する制御部を有していることを特徴とする印字回避機能付き包装機。
  2. 前記制御部は、前記検出手段からの信号に基づく数値が包装袋に応じて設定された閾値内でない場合、前記グリップによる包装袋の把持状態を不適切と判定するものである請求項1に記載の印字回避機能付き包装機。
  3. 前記検出手段は、複数の検出ポイントにおいて包装袋による遮光または通過を検出して前記制御部に信号として伝達し、前記制御部は一以上の検出ポイントにおいて通過である場合、前記グリップによる包装袋の把持状態を不適切と判定するものである請求項1に記載の印字回避機能付き包装機。
  4. 前記検出手段は、前記印字装置に設けられている請求項1ないし3のいずれかに記載の印字回避機能付き包装機。
  5. 前記印字回避機能付き包装機は、前記印字装置を水平方向または垂直方向に移動するための往復動手段を有している請求項1ないし4のいずれかに記載の印字回避機能付き包装機。
  6. 前記制御部は、包装袋のサイズに対応した閾値を記憶する記憶部を有し、当該閾値に基づいて前記グリップによる包装袋の把持状態の適不適を判定するものである請求項1ないし5のいずれかに記載の印字回避機能付き包装機。
  7. 前記印字回避機能付き包装機は、包装工程中に、印字工程、印字検査工程および空袋排出工程を有し、前記制御部は、前記印字工程において印字を回避させた包装袋を、前記印字検査工程において検知すると、前記空袋排出工程において機外に排出するように制御するものである請求項1ないし6のいずれかに記載の印字回避機能付き包装機。
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