JP7478641B2 - 給袋装置、搬送装置および給袋方法 - Google Patents

給袋装置、搬送装置および給袋方法 Download PDF

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Description

本開示は、包装袋、例えばパウチ(pouch)を必要とされる姿勢で受け渡す給袋装置に関する。
複数の積層された包装袋群から包装袋を1枚ずつ取り出してから、グリッパと称される把持具の対で包装袋を把持しながら、包装袋に内容物を充填する、包装袋の開口を封止するなどの種々の処理が行われる。この処理を行うために、グリッパに対して包装袋が適切な位置で受け渡されることが望まれる。
そこで、特許文献1は、包装袋の左右位置補正手段と高さ調整手段とを備え、包装袋の左右位置および高さを整えてから、包装袋をグリッパに供給する給袋装置を提案する。
特許第5740582号公報
特許文献1の給袋装置は、複数の包装袋が鉛直方向に積層された状態で包装袋群としてストッカに収容される。特許文献1の給袋装置は、一番上の包装袋の端を吸盤でめくりあげ、めくりあげられた包装袋の部分を揺動軸の先端に取り付けられた他の吸盤で吸着する。吸盤で包装袋を吸着すると、揺動軸を上向きに揺動して包装袋を鉛直方向に沿って起立させてから、内容物を包装袋に充填させるなどの処理が行われる。
特許文献1の給袋装置によれば、包装袋の左右位置および高さを補正、調整できるので、グリッパに対する正規の位置となって包装袋がグリッパに受け渡されるので、それ以後の処理を円滑に行うことができる。
ところが、特許文献1は、包装袋をめくりあげるための吸盤と包装袋を起立させるための吸盤という2種類の吸盤を備え、それぞれを駆動する駆動源、その他の構成も設けられるので、構造が複雑になる。
以上より、本開示は、簡易化された構造において、包装袋をグリッパに対して正規の位置で供給できる給袋装置を提供することを目的とする。
本開示は、鉛直方向に起立し、かつ、水平方向に積層される複数の包装袋を収容するストッカから受け渡される包装袋を、搬送路上に静止するグリッパに受け渡す給袋機に関する。
本開示に係る給袋機は、包装袋を吸着して保持する吸盤と、吸盤に保持される包装袋の正規位置に対する位置ずれを検出する検出器と、ストッカに正対するから位置からグリッパに正対する位置まで吸盤を移動させ、かつ、検出器の検出結果に基づいて、鉛直方向、水平方向および包装袋の吸盤で保持された包装袋の面内における傾き方向の少なくとも一つの方向に吸盤を移動させる移動部と、を備える。
本開示に係る搬送装置(1)は、鉛直方向に起立し、かつ、水平方向に積層される複数の包装袋を収容するストッカと、受け渡される包装袋を把持するグリッパが搬送される搬送路と、ストッカから受け取る包装袋を搬送路において静止するグリッパに受け渡す、本開示に係る給袋機と、を備える。
本開示は、鉛直方向に起立し、かつ、水平方向に積層される複数の包装袋から受け取る包装袋を、搬送路に静止するグリッパに受け渡す給袋方法に係る。
この給袋方法は、吸盤に保持される包装袋の正規位置に対する位置ずれを検出するステップ(A)と、位置ずれの検出結果に基づいて、位置ずれを解消する方向に吸盤を移動させるステップ(B)と、を備える。
本開示に係る給袋方法は、包装袋を受け取る位置からグリッパに包装袋を受け渡す位置まで吸盤を移動させ、かつ、位置ずれの検出結果に基づいて、鉛直方向、水平方向および包装袋の吸盤で保持された包装袋の面内における傾き方向の少なくとも一つの方向に吸盤を移動させる。
本開示の給袋装置によれば、簡易化された構造において、包装袋をグリッパに対して正規の位置で供給できる。
実施形態に係る搬送装置の概略構成を示す平面図である。 第1実施形態に係る搬送装置における包装袋の供給部の概略構成を示す平面図(PV)と側面図(SV)であって、包装袋を含めて描いた図である。 第1実施形態に係る搬送装置における包装袋の供給部の概略構成を示す平面図(PV)と側面図(SV)であって、包装袋を除いて描いた図である。 第1実施形態に係る包装袋の供給部における包装袋の正規位置(Good)および位置ずれの態様(NG-1)を示す図である。 第1実施形態に係る包装袋の供給部における包装袋の位置ずれの他の態様(NG-2,NG-3)を示す図である。 第1実施形態に係る反転を示す図である。 第1実施形態に係る包装袋の供給部における動作を示すフロー図である。 第2実施形態に係る搬送装置における包装袋の供給部の概略構成を示す平面図(PV)と側面図(SV)であって、包装袋を含めて描いた図である。 第2実施形態に係る包装袋の供給部における動作を示すフロー図である。 第3実施形態に係る包装袋の供給部における動作を示すフロー図である。
以下、添付図面を参照しながら、実施形態について説明する。
以下で説明する実施形態は、第1実施形態、第2実施形態および第3実施形態を含む。
〔第1実施形態〕
以下、本開示の第1実施形態について説明する。
第1実施形態に係る搬送装置1は、図1に示すように、楕円形の周回軌道を有する搬送路10と、搬送路10に沿って移動するともに搬送路上に静止する複数のグリッパ20と、グリッパ20の走行および後述する第1給袋機30Aの動作を制御するコントローラ70と、を備える。搬送装置1は、グリッパ20の一対の把持爪25A,25Bで物品としての袋状の包装袋Pの幅方向の両端を掴みながら搬送路10に沿って搬送するものであり、一対の把持爪25A,25Bで包装袋Pを把持したままで直線路11から反転路15へ、反転路15から直線路11へと搬送できる。
[搬送路10]
搬送路10は、図1に示すように、搬送路10の主体をなす互いに平行な直線路11,13と、直線路11と直線路13の一方端同士を繋ぐ円弧状の反転路15と、直線路11と直線路13の他方端同士を繋ぐ円弧状の反転路17と、を備える。
直線路11と直線路13は幅方向Wに所定の間隔をあけて対向して配置され、また、反転路15と反転路17は長手方向Lに所定の間隔をあけて対向して配置されている。
搬送路10は、直線路11、反転路15、直線路13および反転路17の順に、図1における反時計回りに包装袋Pを搬送する。
搬送路10は、直線路11に包装袋Pが供給される第1給袋機30Aが設けられ、直線路13には排袋領域Dが設けられる。第1給袋機30Aにおいて、包装袋Pが正規の姿勢となってグリッパ20に受け渡される。直線路11で受け取った包装袋Pは、直線路11、反転路15、直線路13の順で搬送され、直線路11の第1処理領域Bおよび直線路13の第2処理領域Cでそれぞれ所定の処理が行われる。第2処理領域Bで処理を終えた包装袋Pは、排袋領域Dにおいて下流に向けて受け渡される。包装袋Pを受け渡したグリッパ20は、直線路13、反転路17および直線路11を走行し、第1給袋機30Aにおいて包装袋Pを受け取る。第2実施形態および第3実施形態は、第1給袋機30Aを除くと、第1実施形態と同じ搬送路10を備えることができる。
第1処理領域Bおよび第2処理領域Cにおいて施される処理は任意であり、包装袋Pの検査、包装袋Pへの印字、包装袋Pへの内容物の挿入、内容物が挿入された包装袋Pの加熱または冷却など公知の処理が広く適用される。また、ここでは第1処理領域Bと第2処理領域Cの二つの処理領域を設ける例を示すが、処理領域は一つしか備えられていなくてもよいし、3つ以上備えられてもよい。
搬送路10は、直線路11,13及び反転路15,17からなる周回軌道上に、リニアモータの一方の要素である電磁コイルが設けられている。リニアモータの他方の要素である永久磁石は、それぞれのグリッパ20の可動子21A,21Bに設けられており、搬送路10とグリッパ20によりリニアモータが構成される。
第2実施形態および第3実施形態においても、搬送装置1を採用できる。しかし本開示において、包装袋Pを受け渡す対象は、リニアモータが設けられる直線状の搬送路を有する搬送装置に限るものではなく、例えば、スターホイールと称される回転体による円弧状の搬送路を有する搬送装置にも適用できる。
[グリッパ20]
グリッパ20は、包装袋Pを掴みながら搬送路10を移動して、包装袋Pを搬送する。
図1に示すように、搬送装置1は搬送路10に沿って複数のグリッパ20が設けられており、それぞれのグリッパ20が搬送路10とともにリニアモータを構成しているので、それぞれのグリッパ20は、搬送路10を独立して移動が制御される。
グリッパ20は、図1に示すように、一対の可動子21A,21Bと、それぞれの可動子21A,21Bに設けられるアーム23A,23Bと、それぞれのアーム23A,23Bに設けられる把持爪25A,25Bと、を備える。
可動子21A,21Bは、搬送路10に沿って移動するものであり、それぞれがリニアモータの要素である永久磁石を備える。したがって、可動子21Aと可動子21Bは、包装袋Pを搬送するときには動作をともにするが、それぞれが独立して移動速度の制御がなされる。例えば、コントローラ70は、可動子21Aを可動子21Bよりも速く走行させることができるし、この逆に可動子21Aを可動子21Bよりも遅く走行させることもできる。このことは、包装袋Pを把持していないときには、一対のアーム23A,23Bの間隔を、広くしたり狭くしたりすることができる。
可動子21A,21Bは、直線路11、直線路13、反転路15及び反転路17を通じて、搬送路10に対する姿勢が一定で搬送路10を走行する。具体的には、可動子21A,21Bは、搬送路10に対して直交する姿勢を維持して搬送路10を走行する。
アーム23A,23Bは、それぞれが可動子21A,21Bの走行に伴って搬送路10に沿って走行し、把持爪25A,25Bを介して包装袋Pを搬送する。アーム23A,23Bは、搬送路10の中の直線路11,13を走行するときには直線路11,13に対してその軸線方向が直交し互いに平行をなしている。ところが、アーム23A,23Bは、反転路15を走行するときには、互いに対向する内側に傾くことができる。
把持爪25A,25Bは、それぞれが包装袋Pの幅方向の両端を把持する。
把持爪25A,25Bは、図示を省略する駆動源により開閉が制御され、閉じたときに包装袋Pを把持し、開くと把持を解いて例えば他の搬送装置に受け渡す。
[給袋領域A]
次に、給袋領域Aについて説明する。
給袋領域Aは、図1に示すように、複数の包装袋Pを収容するストッカ45と、ストッカ45に収容される包装袋Pを一つずつ受け取り、かつ、給袋領域Aに停止しているグリッパ20に受け渡す第1給袋機30Aと、を備えている。第1給袋機30Aは、包装袋Pをストッカ45から取り出すときにはストッカ45に正対するが、包装袋Pを受け取った後には、直線路11で待ち受けるグリッパ20に正対する。つまり、第1給袋機30Aは、包装袋Pを受け取ってから受け渡すまで、水平方向Hに反転する。なお、本実施形態において、ストッカ45に収容される包装袋Pは、未だ内容物が充填されていない空の状態のものである。
[第1給袋機30A]
第1給袋機30Aは、図2および図3に示すように、移動機構31と、移動機構31に取り付けられ包装袋Pを吸着して保持する保持具としての吸盤39と、吸盤39に保持される包装袋Pの位置を検出する位置検出器40と、を備える。
移動機構31は、鉛直方向Vの直線上を往復直線移動する第1移動部33と、水平方向Hの直線上を往復直線移動する第2移動部35と、包装袋Pにおける平面方向Sを往復回転移動する第3移動部37と、を備える。第1移動部33および第2移動部35には、いわゆる1軸アクチュエータ(単軸アクチュエータ)が用いられる。1軸アクチュエータとしては、回転駆動されるサーボモータとボールねじの組み合わせによるもの、リニアモータによるものなどが適用される。第3移動部37としては、回転駆動されるサーボモータが適用される。
吸盤39は、鉛直方向Vを往復移動する第1移動部33と、水平方向Hを往復移動する第2移動部35と、平面方向Sを往復回転移動する第3移動部37を備える移動機構31に取り付けられている。したがって、吸盤39は、鉛直方向V、水平方向Hおよび平面方向Sにおける移動が独立して行われる。この移動は、正規の位置に対して位置ずれを起こしている包装袋Pを正規の位置に補正する際に行われる。
ここで、本実施形態において、吸盤39が一つだけ第3移動部37に取り付けられる。したがって、第3移動部37を回転駆動すれば、吸盤39に吸着されている包装袋Pを平面方向Sに回転移動させることができるので、正規の位置に対して傾いている包装袋Pについても位置ずれを解消し、つまり補正することができる。なお、ここでは一つの吸盤39を例示しているが、複数であってもよい。
ストッカ45には、複数の包装袋Pが鉛直方向Vに起立し、かつ、水平方向Hに積層されている。ここでは、表面形状が矩形の包装袋Pが鉛直方向Vに縦長の姿勢で起立しているものとする。ストッカ45に収容される複数の包装袋Pは、先頭の包装袋Pから順に吸盤39で吸着されることでストッカ45から取り出される。先頭の包装袋P(P1)が取り出されると、次の包装袋Pが先頭の包装袋Pになる。
[位置検出器40]
位置検出器40は、図2および図3に示すように、第1検出器41、第2検出器42および第3検出器43を備えている。それぞれの検出器は、一例として複数のCCD(電荷結合素子:Charge Coupled Device)が一列に並ぶラインセンサから構成される。ただし、本開示における位置検出器としては、ラインセンサに限らず、エリアセンサ、光電管などが適用され得る。
第1検出器41は、鉛直方向Vにおける包装袋Pの位置ずれを検出する機能を有する。そのために、第1検出器41は、仮に包装袋Pが位置ずれを起こしたとしても、図4に示すように、包装袋Pの上端縁PUを検知し得る範囲に設けられる。第1検出器41は、包装袋Pの下端縁PBを検知し得る範囲に設けられてもよい。
第2検出器42は、水平方向Hにおける包装袋Pの位置ずれを検出する機能を有する。そのために、第2検出器42は、図4に示すように、仮に包装袋Pが位置ずれを起こしたとしても、包装袋Pの左端縁PLを検知し得る範囲に設けられる。第2検出器42は、包装袋Pの右端縁PRを検知し得る範囲に設けられてもよい。なお、第2検出器42は、第3検出器43とともに傾きに関する包装袋Pの位置ずれを検出する機能を有する。
第3検出器43は、第2検出器42とともに傾きに関する包装袋Pの位置ずれを検出する機能を有する。そのために、第3検出器43は、第2検出器42と鉛直方向Vに間隔をあけ、かつ、水平方向Hにおける位置が一致するように設けられる。
[正規位置および位置ずれの形態:図4および図5]
次に、図4および図5を参照して、包装袋Pの正規位置(Good)および位置ずれ(Ng-1,NG-2,NG-3)を説明する。ここで、第1検出器41は、一例として全長2×L2に対する中間位置MPが特定されており、この中間位置MPを基準にして、包装袋Pが正規位置にいるか、または、位置ずれしているかを検知する。なお、包装袋Pは一つの吸盤39に支持されている。第2検出器42と第3検出器43は、包装袋Pの高さ方向(鉛直方向V)に間隔をあけ、包装袋Pの中線MLを基準にして対称の位置に設けられる。ただし、対称は一例に過ぎず、第2検出器42と第3検出器43が予め定められた間隔を有していればよい。また、第2検出器42と第3検出器43は、水平方向Hにおいて、同じ位置に設けられる。さらに第2検出器42および第3検出器43は、寸法も含め第1検出器41と同じ仕様を有している。
はじめに、図4(Good)において、包装袋Pの上端縁PUが第1検出器41の中間位置MPを通れば、包装袋Pは鉛直方向Vにおいて正規位置にいる。また、包装袋Pの左端縁PLが第2検出器42の中間位置MPを通れば、包装袋Pは水平方向Hにおいて正規位置にいる。さらに、包装袋Pの左端縁PLが第2検出器42および第3検出器43の双方の中間位置MPを通れば、包装袋Pは傾きに関しても正規位置にいる。
図4(NG-1)において、包装袋Pの上端縁PUが第1検出器41の中間位置MPからずれており、かつ、包装袋Pの左端縁PLが第2検出器42の中間位置MPからずれている。したがって、包装袋Pは鉛直方向Vおよび水平方向Hの双方において位置ずれが生じている。この例の場合、包装袋Pは、鉛直方向Vにおける正規位置よりもΔLVだけ下方に位置がずれているので、第1移動部33によりΔLVだけ上向きに移動させる補正が必要である。また、包装袋Pは、水平方向Hにおける正規位置よりもΔLHだけ右方に位置がずれているので、第2移動部35によりΔLHだけ左向きに移動させる補正が必要である。
傾きについては、包装袋Pの左端縁PLが第2検出器42と第3検出器43の水平方向Hの同じ位置を通るので、位置ずれを起こしていない。
以上より、この例の場合、ΔLVだけ上向きに移動させ、かつ、ΔLHだけ左向きに移動させれば、鉛直方向Vと水平方向Hの位置ずれを解消して、包装袋Pを正規位置に補正することができる。
位置ずれを解消する手段は少なくとも二つある。一つは位置ずれ量を用いる第1手段であり、他の一つは位置検出器40に頼る第2手段である。
位置ずれ量であるΔLVおよびΔLHについては、それぞれ第1検出器41および第2検出器42の検出結果として特定される。したがって、包装袋Pを所定の方向にΔLVおよびΔLHだけ第1給袋機30Aにより移動させれば、位置ずれを解消できる。
一方、位置ずれ量を用いなくても、位置ずれしている方向さえ特定できていれば、位置ずれを解消できる方向に包装袋Pを移動させつつ、継続して位置検出器40により包装袋Pの位置を検出する。そして、例えば、第1検出器41~第3検出器43の中間位置MPにおいて包装袋Pを検出した時点で包装袋Pの移動を停止させれば、位置ずれを解消できる。これが第2手段である。
本開示においては、第1手段および第2手段の一方だけを用いて位置ずれの解消を行ってもよいし、第1手段および第2手段の双方を用いて位置ずれの解消を行ってもよい。
次に、図5(NG-2)において、包装袋Pの上端縁PUが第1検出器41の中間位置MPからずれており、かつ、包装袋Pの左端縁PLが第2検出器42の中間位置MPからもずれている。また、包装袋Pの左端縁PLが第3検出器43の中間位置MPからもずれている。この例の場合、鉛直方向Vおよび水平方向Hの双方に位置ずれを起こすとともに、包装袋Pの面内方向Sの傾きに関して時計回りにΔθだけ位置ずれを起こしている。ここで、第2検出器42については、包装袋Pの左端縁PLが中間位置MPの右側を通り、第3検出器43については、包装袋Pの左端縁PLが中間位置MPの左側を通る。この例の場合は、第3移動部37の回転中心と吸盤39の位置とに基づいて、算術的に傾きΔθを求めることができる。求めた傾きΔθだけ包装袋Pを反時計回りに回転させたときの、上端縁PUと左端縁PLの位置も算術的に求めることができる。これにより、距離ΔLVと距離ΔLHが求められるので、傾きΔθ、距離ΔLVおよび距離ΔLHだけ包装袋Pを移動させればよい。なお、ここおよびここ以降において、吸盤39で保持された包装袋Pの面内における傾き方向Sを面内方向Sと称している。
最後に、図5(NG-3)において、包装袋Pの上端縁PUが第1検出器41の中間位置MPからずれており、かつ、包装袋Pの左端縁PLが第2検出器42に検出されない。また、包装袋Pの左端縁PLが第3検出器43の中間位置MPよりも右方で検出されている。
この例の場合には、左端縁PLが第2検出器42に検出さず、かつ、左端縁PLが第3検出器43の中間位置MPよりも右方で検出されるので、傾きに関する位置ずれに加えて、水平方向Hについても位置ずれが生じている。したがって、包装袋Pは鉛直方向Vにおいても位置ずれが生じているものとみなされる。そこで、一例として、以下の手順で、位置ずれを解消する。
はじめに、傾きに関する位置ずれを解消するために、第3移動部37を駆動させて、包装袋Pを図中の反時計回りに回転させる。この回転は、第2検出器42と第3検出器43が水平方向Hの同じ位置で左端縁PLを検出するまで行われる。これで傾きに関する位置ずれは補正される。次いで、鉛直方向Vの位置ずれ(ΔLV)および水平方向Hの位置ずれ(ΔLH)の一方を解消するように第1移動部33および第2移動部35の一方を駆動させる。鉛直方向Vの位置ずれ(ΔLV)および水平方向Hの位置ずれ(ΔLH)の一方の位置ずれが解消されれば、次いで、鉛直方向Vの位置ずれ(ΔLV)および水平方向Hの位置ずれ(ΔLH)の他方の位置ずれを解消するために、第1移動部33および第2移動部35の他方を駆動させる。
[第1給袋機30Aの動作:図6,図7]
次に、第1給袋機30Aの動作について、図6および図7を参照して説明する。この動作は、ストッカ45から包装袋Pを取り出してから搬送路10のグリッパ20に受け渡すまでの動作である。
図6(S101)に示すように、移動機構31の吸盤39がストッカ45に正対しており、吸盤39が包装袋Pを吸着して保持する(図7 S101)。吸盤39が包装袋Pを支持したならば、吸盤39を反転させて、包装袋Pをグリッパ20に正対させる(図6 S103,図7 S103)。
包装袋Pがグリッパ20に正対する位置にくると、位置検出器40(第1検出器41、第2検出器42および第3検出器43)により包装袋Pの位置が検出される(S105)。包装袋Pの正規位置および位置ずれについては、図4および図5に基づいて説明した通りである。包装袋Pの位置の検出結果は、コントローラ70に送られる。
コントローラ70は、位置ずれが生じていなければ(S107 No)、そのまま保持している包装袋Pをグリッパ20に受け渡す(S111)。一方、位置ずれが生じていれば(S107 Yes)、コントローラ70は移動機構31の第1移動部33、第2移動部35および第3移動部37の少なくとも一つを駆動させつつ、位置検出器40の第1検出器41、第2検出器42および第3検出器43により包装袋Pの位置を検出する(S105)。移動機構31による包装袋Pの移動は、位置ずれが解消して正規位置に至るまで行われる。これは、前述した第1手段による補正に該当するが、第2手段を用いてもよい。
位置ずれが解消すると、移動機構31の吸盤39から待ち受けているグリッパ20に包装袋Pが受け渡され、グリッパ20の把持爪25A,25Bで包装袋Pの両端を掴む(S109)。包装袋Pを受け渡した移動機構31は、反転してストッカ45に収容される新たに先頭となった包装袋P1に正対する(S113)。そうすると、吸盤39で先頭の包装袋P1を吸着してから、以上説明したのと同様の手順で包装袋P1をグリッパ20に受け渡す動作までが実行される。
[第1実施形態の効果]
以上説明した搬送装置1が奏する効果を説明する。
給袋機30Aは、鉛直方向Vに起立し、かつ、水平方向Hに積層される包装袋Pを吸盤39で受け取り、移動機構31を用いてこの吸盤39を反転させることで包装袋Pをグリッパ20に正対させることができる。この過程で必要なのは一つの移動機構31および吸盤39だけであるから、構成が簡易である。
搬送装置1によれば、グリッパ20に受け渡される前に包装袋Pが第1給袋機30Aの移動機構31により正規位置に揃えられている。したがって、複数のグリッパ20のそれぞれに移動機構31と同等の機能を設けるのに比べて、製造コストを下げることができるのに加えて、設置スペースを省くことができる。
搬送装置1による第1給袋機30Aは、グリッパ20に受け渡される前に包装袋Pが正規位置に揃えられている。しかも、位置ずれが生じていても、吸盤39で支持された包装袋Pは、吸盤39を除いて、正規位置の補正のためにガイド類に突き当てられることがない。したがって、搬送装置1によれば、剛性の極めて低い包装袋Pであっても、正規位置に確実に受け渡すことができる。
搬送装置1による第1給袋機30Aは、包装袋Pを吸盤39で支持してから反転してグリッパ20に正対させる構成を採用する。したがって、搬送装置1によれば、下流の工程に搬送中に、包装袋Pが第1給袋機30Aと干渉するのを回避できる。これにより、搬送装置1によれば、包装袋Pの表面を保ったままで下流の工程である第1処理領域B、第2処理領域Cに包装袋Pを供給できる。
次に、搬送装置1は、移動機構31が第1移動部33、第2移動部35および第3移動部37を備え、鉛直方向V、水平方向Hおよび面内方向Sの何れの位置ずれにも対応可能であり、包装袋Pを正規位置に補正できる。特に、吸盤39を備え、これを第3移動部37で回転移動させるので、包装袋Pにおいて面内方向Sについての位置ずれ、つまり傾きが生じていても、容易に補正することができる。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態に係る第2給袋機30Bについて、第1実施形態に係る搬送装置1との相違点を中心に説明する。
[第2給袋機30Bの動作]
第2給袋機30Bは、吸盤39がストッカ45に正対している段階で、包装袋Pの位置ずれを検出する。そして、移動機構31および吸盤39が反転して包装袋Pがグリッパ20に正対するまでの間に、この位置ずれを解消して包装袋Pを正規位置に補正する。
第2実施形態に係る第2給袋機30Bは、図8に示すように、ストッカ45に正対する吸盤39が保持する包装袋Pの位置ずれを検知できるように、位置検出器40の第1検出器41、第2検出器42および第3検出器43が配置される。第1検出器41、第2検出器42および第3検出器43の包装袋Pに対する相対的な位置は、第1実施形態の第1検出器41、第2検出器42および第3検出器43と同じである。
第2実施形態に係る第2給袋機30Bの動作手順は、図9に示されるように、移動機構31の吸盤39がストッカ45に正対した状態で包装袋Pを吸着して支持した後に(図9 S201)、吸盤39を反転させる前に、位置検出器40B(第1検出器41、第2検出器42および第3検出器43)により包装袋Pの位置が検出され、この検出結果はコントローラ70に送られる(S203)。コントローラ70は、検出結果に基づいて、当該包装袋Pに位置ずれが生じているか否かの判定を行う(S205)。コントローラ70は、位置ずれが生じていないと判断すると(S205 No)、移動機構31を動作させることにより包装袋Pを保持する吸盤39を反転させる(S207)。この動作の間、鉛直方向V、水平方向Hおよび面内方向Sにおける吸盤39の移動は行われない。
一方、位置ずれが生じていれば(S205 Yes)、位置ずれを解消するように、コントローラ70は移動機構31の第1移動部33、第2移動部35および第3移動部37の少なくとも一つを駆動させる。この駆動は位置ずれがなくなるまで行われる(S209,S205)。第2実施形態においては、位置ずれが生じている場合にも、吸盤39の反転動作が行われる(S209)。つまり、第2実施形態は、吸盤39がストッカ45に正対する位置からグリッパ20に正対する位置まで反転する間に、位置ずれが補正される。
位置ずれが解消すると、移動機構31の吸盤39から待ち受けているグリッパ20に包装袋Pが受け渡され、グリッパ20の把持爪25A,25Bで包装袋Pの両端を掴む(S211)。包装袋Pを受け渡した移動機構31は、反転してストッカ45に収容される新たに先頭となった包装袋P1に正対する(S213)。そうすると、吸盤39で先頭の包装袋P1を吸着してから、以上説明したのと同様の手順で包装袋P1をグリッパ20に受け渡す動作までが実行される。
[効 果]
第2実施形態は、第1実施形態が奏する効果に加えて以下の効果を奏する。
第2給袋機30Bは吸盤39がストッカ45に正対する位置からグリッパ20に正対する位置まで反転する間に、位置ずれが補正される。吸盤39の反転は第2給袋機30Bにとって必要な動作であるから、この反転動作の間に位置ずれの補正を終えることができれば、位置ずれの補正に要する時間を新たに設ける必要がない。または、反転動作の間に位置ずれの補正が間に合わなかったとしても、新たに設ける時間は少なくて済む。
したがって、第2給袋機30Bによれば、複数のグリッパ20に包装袋Pを供給する間隔を、搬送装置1に比べて短くできる。
〔第3実施形態〕
次に、第3実施形態に係る第3給袋機について、第2給袋機30Bとの相違点を中心に説明する。
第3給袋機は水平方向Hにおける位置ずれの補正をグリッパ20が備える可動子21A,21Bを移動させることで実現する。つまり、移動機構31は、第1移動部33と第3移動部37を備えていれば足りる。第3給袋機は、構成自体は第2給袋機30Bと同じであるから、その説明は省略する。
第3実施形態に係る第3給袋機の動作手順は、図10に示される通りであるが、位置ずれがある場合(S305 Yes)に、水平方向Hについては、グリッパ20の位置を補正する(S309)。この位置の補正は、リニアモータを構成する可動子21A,21Bの位置を制御することで行われるが、水平方向Hについては、包装袋Pを移動させるのではなく、グリッパ20の側を移動させる。つまり、本開示における位置ずれを解消する移動は、グリッパ20と包装袋Pの相対的な関係である。この動作を除けば、第3給袋機の動作手順(S301,S303,S305,S307,S311,S313)は第2給袋機30Bの動作手順(S201,S203,S205,S207,S211,S213)とそれぞれ同じである。
[効 果]
第3実施形態は、第1実施形態が奏する効果に加えて以下の効果を奏する。
第3実施形態は水平方向Hにおける位置ずれの補正をグリッパ20が備える可動子21A,21Bを移動させることで実現する。つまり、移動機構31は、第1移動部33と第3移動部37を備えていれば足り、第2移動部35を省略できる。したがって、第3実施形態によれば、移動機構31の構成を簡素にできる。しかも、可動子21A,21Bはもともと備えられているものであるから、搬送路10の側に新たな構成を加える必要がない。
[付記]
以上で説明した給袋機30、搬送装置1および給袋方法は以下のように把握される。
(1)鉛直方向Vに起立する複数の包装袋Pが水平方向に積層された包装袋群を収容するストッカ45から受け渡される包装袋Pを、搬送路10上に静止するグリッパ20に受け渡す給袋機30。
給袋機30は、包装袋Pを吸着して保持する吸盤39と、吸盤39に保持される包装袋Pの正規位置に対する位置ずれを検出する検出器40と、ストッカ45に正対する位置からグリッパ20に正対する位置まで吸盤39を反転させ、かつ、検出器40の検出結果に基づいて、鉛直方向V、水平方向Hおよび包装袋Pの吸盤39で保持された包装袋Pの面内における傾き方向Sの少なくとも一つの方向に吸盤39を移動可能な移動部31と、を備える。
(2)検出器40は、吸盤39がグリッパ20に正対する状態おいて、包装袋Pの位置ずれを検出する。
(3)移動部は、吸盤39がグリッパ20に正対する状態における位置ずれの検出結果に基づいて、吸盤39を移動させて位置ずれを解消させる。その後に、包装袋Pがグリッパ20に受け渡される。
(4)検出器40は、吸盤39がストッカ45に正対する状態おいて、包装袋Pの位置ずれを検出する。
(5)移動部31は、吸盤39がストッカ45に正対する状態おける位置ずれの検出結果に基づいて、吸盤39がグリッパ20に正対する位置まで反転する間に、吸盤を移動させて位置ずれを解消させる。その後に、包装袋Pがグリッパ20に受け渡される。
(6)グリッパ20は、それぞれが独立して搬送路10を走行し、移動部31による吸盤39の水平方向Hの移動を、グリッパ20の独立した走行が代替する。
(7)検出器40は、鉛直方向Vにおける位置ずれを検出する第1検出器41と、水平方向Hにおける位置ずれを検出する第2検出器42と、面内方向Sにおける位置ずれを検出するための第3検出器43と、を備える。第1検出器41と第3検出器43の検出結果に基づいて、または、第2検出器42と第3検出器43の検出結果に基づいて、傾き方向Sにおける位置ずれが特定される。
(8)鉛直方向Vに起立する複数の包装袋Pが水平方向に積層された包装袋群を収容するストッカ45と、受け渡される包装袋Pを把持するグリッパ20が搬送される搬送路10と、ストッカ45から受け渡される包装袋Pを搬送路10において静止するグリッパ20に受け渡す、(1)から(7)のいずれか一つに記載の給袋機30と、を備える、搬送装置1。
(9)搬送路10は、グリッパ20が把持する包装袋Pに所定の処理を施す処理領域を備える。
(10)鉛直方向Vに起立する複数の包装袋Pが水平方向に積層された包装袋群から受け渡される包装袋Pを、搬送路10に静止するグリッパ20に受け渡す給袋方法に関する。吸盤39に保持される包装袋Pの正規位置に対する位置ずれを検出するステップAと、位置ずれの検出結果に基づいて、吸盤39を移動させて位置ずれを解消するステップBと、を備える。包装袋Pが受け渡される位置からグリッパ20に包装袋Pを受け渡す位置まで吸盤39を反転させ、かつ、位置ずれの検出結果に基づいて、鉛直方向V、水平方向Hおよび包装袋Pの吸盤39で保持された包装袋Pの面内における傾き方向Sの少なくとも一つの方向に吸盤39を移動させることで位置ずれを解消する。
上記以外にも、上記実施形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
1 搬送装置
10 搬送路
11,13 直線路
15,17 反転路
20 グリッパ
21A,21B 可動子
23A,23B アーム
25A,25B 把持爪
30A 第1給袋機
30B 第2給袋機
31 移動機構
33 第1移動部
35 第2移動部
37 第3移動部
39 吸盤
40 位置検出器
41 第1検出器
42 第2検出器
43 第3検出器
45 ストッカ
70 コントローラ
A 給袋領域
B 第1処理領域
C 第2処理領域
D 排袋領域

Claims (10)

  1. 鉛直方向に起立し、かつ、水平方向に積層される包装袋を収容するストッカから受け取る前記包装袋を、搬送路上に静止するグリッパに受け渡す給袋機であって、
    前記給袋機は、
    前記包装袋を吸着して保持する吸盤と、
    前記吸盤に保持される前記包装袋の正規位置に対する位置ずれを検出する検出器と、
    前記ストッカに正対する位置から前記グリッパに正対する位置まで前記吸盤を移動させ、かつ、前記検出器の検出結果に基づいて、鉛直方向、水平方向および前記包装袋の前記吸盤で保持された前記包装袋の面内における傾き方向の少なくとも一つの方向に前記吸盤を移動させる移動部と、を備え、
    前記検出器は、
    鉛直方向における前記位置ずれを検出する第1検出器と、
    水平方向における前記位置ずれを検出する第2検出器と、
    傾き方向における前記位置ずれを検出するための第3検出器と、を備え、
    前記第1検出器と前記第3検出器の検出結果に基づいて、または、前記第2検出器と前記第3検出器の検出結果に基づいて、前記傾き方向における前記位置ずれを特定する、給袋機。
  2. 前記検出器は、
    前記吸盤が前記グリッパに正対する状態おいて、前記包装袋の位置ずれを検出する、
    請求項1に記載の給袋機。
  3. 前記移動部は、
    前記吸盤が前記グリッパに正対する状態おける前記位置ずれの検出結果に基づいて、前記位置ずれが解消する方向に前記吸盤を移動させ、
    その後に、前記包装袋が前記グリッパに受け渡される、
    請求項2に記載の給袋機。
  4. 鉛直方向に起立し、かつ、水平方向に積層される包装袋を収容するストッカから受け取る前記包装袋を、搬送路上に静止するグリッパに受け渡す給袋機であって、
    前記給袋機は、
    前記包装袋を吸着して保持する吸盤と、
    前記吸盤に保持される前記包装袋の正規位置に対する位置ずれを検出する検出器と、
    前記ストッカに正対する位置から前記グリッパに正対する位置まで前記吸盤を移動させ、かつ、前記検出器の検出結果に基づいて、鉛直方向、水平方向および前記包装袋の前記吸盤で保持された前記包装袋の面内における傾き方向の少なくとも一つの方向に前記吸盤を移動させる移動部と、を備え、
    前記検出器は、
    前記吸盤が前記ストッカに正対する状態おいて、前記包装袋の位置ずれを検出する、給袋機。
  5. 前記移動部は、
    前記吸盤が前記ストッカに正対する状態おける前記位置ずれの検出結果に基づいて、前記吸盤が前記グリッパに正対する位置まで反転する間に、前記位置ずれが解消する方向に前記吸盤を移動させ、
    その後に、前記包装袋が前記グリッパに受け渡される、
    請求項4に記載の給袋機。
  6. 前記グリッパは、それぞれが独立して前記搬送路を走行し、
    前記移動部による前記吸盤の水平方向の移動が、前記グリッパの独立した走行で代替される、
    請求項5に記載の給袋機。
  7. 鉛直方向に起立し、かつ、水平方向に積層される複数の包装袋を収容するストッカと、
    受け渡される前記包装袋を把持するグリッパが搬送される搬送路と、
    前記ストッカから受け取る前記包装袋を前記搬送路において静止する前記グリッパに受け渡す、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の給袋機と、を備える、搬送装置。
  8. 前記搬送路は、
    前記グリッパが把持する前記包装袋に対して所定の処理を施す処理領域を備える、
    請求項7に記載の搬送装置。
  9. 鉛直方向に起立し、かつ、水平方向に積層される複数の包装袋から受け取る前記包装袋を、搬送路に静止するグリッパに受け渡す給袋方法であって、
    吸盤に保持される前記包装袋の正規位置に対する位置ずれを検出するステップ(A)と、
    前記位置ずれの検出結果に基づいて、前記位置ずれを解消する方向に前記吸盤を移動させるステップ(B)と、を備え、
    前記包装袋を受け取る位置から前記グリッパに前記包装袋を受け渡す位置まで前記吸盤を移動させ、かつ、前記位置ずれの検出結果に基づいて、鉛直方向、水平方向および前記包装袋の前記吸盤で保持された前記包装袋の面内における傾き方向の少なくとも一つの方向に前記吸盤を移動させ、
    第1検出器で鉛直方向における前記位置ずれを検出し、
    第2検出器で水平方向における前記位置ずれを検出し、
    第3検出器で傾き方向における前記位置ずれを検出し、
    前記第1検出器と前記第3検出器の検出結果に基づいて、または、前記第2検出器と前記第3検出器の検出結果に基づいて、前記傾き方向における前記位置ずれを特定する、検出方法。
  10. 鉛直方向に起立し、かつ、水平方向に積層される複数の包装袋を収容するストッカから受け取る前記包装袋を、搬送路に静止するグリッパに受け渡す給袋方法であって、
    吸盤に保持される前記包装袋の正規位置に対する位置ずれを検出するステップと、
    前記位置ずれの検出結果に基づいて、前記位置ずれを解消する方向に前記吸盤を移動させるステップと、を備え、
    前記包装袋を受け取る位置から前記グリッパに前記包装袋を受け渡す位置まで前記吸盤を移動させ、かつ、前記位置ずれの検出結果に基づいて、鉛直方向、水平方向および前記包装袋の前記吸盤で保持された前記包装袋の面内における傾き方向の少なくとも一つの方向に前記吸盤を移動させ、
    前記吸盤が前記ストッカに正対する状態おいて、前記包装袋の位置ずれを検出する、給袋方法。
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