JP2007278773A - イムノクロマト法によるアレルゲンの検出方法 - Google Patents

イムノクロマト法によるアレルゲンの検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】各アレルゲンを含む食品等の被検試料から、SDSと2−メルカプトエタノールを用いて、各アレルゲンを抽出し、SDSと2−メルカプトエタノールにより抗体に結合した金コロイドの崩壊に伴う非特異反応を抑え、迅速かつ精度よくアレルゲンを検出すること。
【解決手段】変性及び未変性のアレルゲンに対するモノクローナル抗体に金コロイドを結合した金コロイド標識抗体と、前記金コロイド標識抗体と異なるエピトープを認識するモノクロナール抗体が固定された展開支持体と、被検試料から、SDSと2−メルカプトエタノールを用いて抽出した変性及び未変性のアレルゲンの測定サンプルと、展開液とを用い、展開液を展開支持体に展開させた後、金コロイドの集積の有無により、アレルゲンを検出するイムノクロマト法において、ウシ胎児血清(FBS)が少なくとも10重量%含まれている展開液を用いる。
【選択図】なし

Description

本発明は、各種アレルゲンを含む食品等の被検試料から、SDSと2−メルカプトエタノールを用いて、各アレルゲンを抽出し、各アレルゲンが変性/未変性のいかなる状態にあってもSDSと2−メルカプトエタノールで効率よく抽出し、さらに、SDSと2−メルカプトエタノールにより抗体に結合した金コロイドの崩壊に伴う非特異反応を抑え、迅速に検出することのできるイムノクロマト法によるアレルゲンの検出方法やそれに使用することができるイムノクロマト用アレルゲンの検出キットに関する。
自然環境の減少、車や工場などからの排気ガス、住宅事情等、或いは食べ物の変化など様々な因子により、現在では、3人に1人が何らかのアレルギー疾患をもつといわれている。特に、食物アレルギーは、食品中に含まれるアレルギー誘発物質(以下、食物アレルゲンという)の摂取が引き起こす有害な免疫反応であり、皮膚炎、喘息、消化管障害、アナフィラキシーショック等を引き起こし、このような食物アレルギーの患者が増加していることから、医学上及び食品産業上、深刻な問題を生じている。これらの危害は死に至らせることがあり、未然に処置を施す必要がある。そのためには、表示を通じて消費者へ情報提供の必要性も高まっており、FAO/WHO合同食品規格委員会は、アレルギー物質として知られている8種の原材料を含む食品にあっては、それを含む旨の表示について合意し、加盟国で各国の制度に適した表示方法を検討することとした(1999年6月)。日本では過去の健康危害などの程度、頻度を考慮して重篤なアレルギー症状を起した実績のある24品目の食品について、その表示方法が定められた(2002年4月より施行)。アレルギーを引き起こす食品としては、卵類、牛乳類、肉類、魚類、甲殻類及び軟体動物類、穀類、豆類及びナッツ類、果実類、野菜類、ビール酵母若しくはゼラチンなどが知られている。
上記のアレルゲンを迅速で簡易に検出するため、抗原−抗体による特異的反応を利用して特定の抗原または抗体よりなる被検出物質を検出する免疫測定法としては、試料中の被検出物質を、微粒子に感作させた抗体または抗原と免疫反応により結合させ、結合によって生じる微粒子の凝集状態を測定する凝集法が簡便な免疫測定法であり、特に目視判定が可能である点で一般的に用いられている方法である。
また、試料中の被検出物質に、放射性同位元素、酵素または蛍光物質からなる標識物質により標識した抗体または抗原を免疫反応により結合させ、この結合した標識物質を測定する放射免疫測定法、酵素免疫測定法あるいは蛍光免疫測定法も採用されている。これらの免疫測定法では、競合型反応、サンドイッチ型反応が広く使われている。これらのうち、いわゆるサンドイッチ型反応の測定法として、イムノクロマトグラフィー法が知られており(例えば、特許文献1参照。)、抗原抗体反応に起因する高い特異性に加え、簡易、迅速を特徴とする種々のアレルゲン検出キットが販売されている。
かかるイムノクロマトグラフィー法に適用される試料としては、生体試料や食品からの抽出物などあるが、試料の種類によっては、検体が存在しないにもかかわらず捕捉部位で淡い呈色を示す所謂非特異反応を生じることがあり、検査における確度の低下をもたらすことがあった。そこで、緩衝液中に、ホスホリルコリン基を有する重合体を、0.005〜0.3w/v%の濃度で含有し、該重合体の数平均分子量は40,000以上であることを特徴とする、測定時の非特異的凝集および非特異反応を防止し、以って、高い確度で測定を可能とする展開溶媒(例えば、特許文献2参照。)が提案されている。
また、上記免疫測定法においては、タンパク質に加熱や加圧などによって変性等が生じた場合、測定結果が低くなったり、測定できないケースが認められていた。そこで、サンドイッチELISA法では、加熱した被検試料から各アレルゲンを十分に抽出するために、変性剤及び還元剤を用いた抽出溶液を用いて抽出する方法が公定法として採用されている。しかしながら、これらをイムノクロマトグラフィー法に適応した場合、多くの非特異反応が見られるために正確な検査ができず、変性タンパク質を測定する際に問題となっていた。
特開平5−010950号公報 特開2003−344406号公報
本発明の課題は、各アレルゲンを含む食品等の被検試料から、SDSと2−メルカプトエタノールを用いて、各アレルゲンを抽出し、各アレルゲンが変性/未変性のいかなる状態にあってもSDSと2−メルカプトエタノールで効率よく抽出し、さらに、SDSと2−メルカプトエタノールにより抗体に結合した金コロイドの崩壊に伴う非特異反応を抑え、迅速かつ精度よくアレルゲンを検出することのできるイムノクロマト法によるアレルゲンの検出方法やそれに用いることができるイムノクロマト用アレルゲンの検出キットを提供することにある。
本発明者らは、加熱製品の抽出に変性剤及び還元剤(SDSと2−メルカプトエタノール)を用いた場合でも、非特異反応がなく迅速で簡易に検出することのできるイムノクロマト法において、ウシ胎児血清(fetal bovine serum:FBS)を含む展開液を用いると、前記課題を解決できることを見い出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、(1)変性及び未変性のアレルゲンに対するモノクローナル抗体に金コロイドを結合した金コロイド標識抗体と、前記金コロイド標識抗体と異なるエピトープを認識する変性及び未変性のアレルゲンに対するモノクローナル抗体が所定の位置に固定された展開支持体と、アレルゲンを含む食品等の被検試料から、SDSと2−メルカプトエタノールを用いて抽出した変性及び未変性のアレルゲンの測定サンプルを含む展開液を用い、展開支持体に展開させた後、金コロイドの集積の有無により、アレルゲンを検出するイムノクロマト法において、ウシ胎児血清(FBS)が少なくとも10重量%含まれている展開液を用いることを特徴とするイムノクロマト法によるアレルゲンの検出方法や、(2)ウシ胎児血清(FBS)が少なくとも30重量%含まれている展開液を用いることを特徴とする前記(1)記載のイムノクロマト法によるアレルゲンの検出方法や、(3)ウシ胎児血清(FBS)が少なくとも50重量%含まれている展開液を用いることを特徴とする前記(2)記載のイムノクロマト法によるアレルゲンの検出方法や、(4)変性及び未変性のアレルゲンに対するモノクローナル抗体が、乳アレルゲンの主要成分としてのαs1カゼイン、ホエーアレルゲンの主要成分であるβラクトグロブリン、卵白アレルゲンとしてのオボアルブミンとオボムコイド、小麦アレルゲンの主要成分としてのグリアジン、そばの主要タンパク質である分子量24kDaと76kDaのタンパク質、落花生の主要タンパク質であるArah1から選ばれる変性及び未変性のアレルゲンを特異的に認識する2種類のモノクローナル抗体であることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれか記載のイムノクロマト法によるアレルゲンの検出方法に関する。
また本発明は、(5)変性及び未変性のアレルゲンに対するモノクローナル抗体に金コロイドを結合した金コロイド標識抗体を担持させた金コロイド標識抗体担持体、前記金コロイド標識抗体と異なるエピトープを認識する変性及び未変性のアレルゲンに対するモノクローナル抗体が所定の位置に固定された展開支持体と、アレルゲンを含む食品等の被検試料から、変性及び未変性のアレルゲンを抽出するためのSDSと2−メルカプトエタノールを含有する緩衝液と、アレルゲンを含む食品等の被検試料から、SDSと2−メルカプトエタノールを用いて抽出した変性及び未変性のアレルゲンの測定サンプルを担持させることができるサンプル用担体と、ウシ胎児血清(FBS)又はウシ胎児血清(FBS)を含む展開液とを備えたことを特徴とするイムノクロマト用アレルゲンの検出キットや、(6)変性及び未変性のアレルゲンに対するモノクローナル抗体が、乳アレルゲンの主要成分としてのαs1カゼイン、ホエーアレルゲンの主要成分であるβラクトグロブリン、卵白アレルゲンとしてのオボアルブミンとオボムコイド、小麦アレルゲンの主要成分としてのグリアジン、そばの主要タンパク質である分子量24kDaと76kDaのタンパク質、落花生の主要タンパク質であるArah1から選ばれる変性及び未変性のアレルゲンを特異的に認識する2種類のモノクローナル抗体であることを特徴とする前記(5)記載のイムノクロマト用アレルゲンの検出キットに関する。
本発明のイムノクロマト法によるアレルゲンの検出方法によると、加熱製品の抽出に変性剤及び還元剤(SDSと2−メルカプトエタノール)を用いた場合でも、SDSと2−メルカプトエタノールにより抗体に結合した金コロイドの崩壊に伴う非特異反応を抑え、迅速かつ精度よく各種アレルゲンを検出することができる。
本発明のイムノクロマト法によるアレルゲンの検出方法としては、変性及び未変性のアレルゲンに対するモノクローナル抗体に金コロイドを結合した金コロイド標識抗体と、前記金コロイド標識抗体と異なるエピトープを認識する変性及び未変性のアレルゲンに対するモノクローナル抗体が所定の位置に固定された展開支持体と、アレルゲンを含む食品等の被検試料から、SDSと2−メルカプトエタノールを用いて抽出した変性及び未変性のアレルゲンの測定サンプルを含む展開液を用い、展開支持体に展開させた後、金コロイドの集積の有無により、アレルゲンを検出するイムノクロマト法において、ウシ胎児血清(FBS)が少なくとも10重量%含まれている展開液を用いる方法であれば特に制限されないが、ウシ胎児血清(FBS)が、20〜100重量%含まれている展開液を用いることが好ましく、30〜100重量%含まれている展開液を用いることがより好ましく、40〜100重量%含まれている展開液を用いることが特に好ましく、50〜100重量%含まれている展開液を用いることがより一層好ましい。
本発明のイムノクロマト用アレルゲンの検出キットとしては、変性及び未変性のアレルゲンに対するモノクローナル抗体に金コロイドを結合した金コロイド標識抗体を担持させた金コロイド標識抗体担持体、前記金コロイド標識抗体と異なるエピトープを認識する変性及び未変性のアレルゲンに対するモノクローナル抗体が所定の位置に固定された展開支持体と、アレルゲンを含む食品等の被検試料から、変性及び未変性のアレルゲンを抽出するためのSDSと2−メルカプトエタノールを含有する緩衝液と、アレルゲンを含む食品等の被検試料から、SDSと2−メルカプトエタノールを用いて抽出した変性及び未変性のアレルゲンの測定サンプルを担持させることができるサンプル用担体と、ウシ胎児血清(FBS)又はウシ胎児血清(FBS)を含む展開液とを備えた検出キットであれば特に制限されないが、上記展開液として、ウシ胎児血清(FBS)が少なくとも10重量%含まれている展開液、好ましくは少なくとも20重量%含まれている展開液、より好ましくは少なくとも30重量%含まれている展開液、特に好ましくは少なくとも40重量%含まれている展開液、より一層好ましくは少なくとも50重量%、例えば50〜100重量%含まれている展開液を備えたものが望ましい。
上記展開液におけるウシ胎児血清(FBS)濃度が10重量%未満の場合、非特異反応を生じやすく好ましくない。また、展開液には、緩衝液中にウシ胎児血清(FBS)の他、必要に応じて界面活性剤、防腐剤、無機塩などの各種添加剤を懸濁もしくは乳濁または溶解せしめて調製することができる。緩衝液は、そのpHが4〜10、特にpH6〜8が好ましく、例えば、リン酸緩衝液(PBS)やトリス緩衝液やなどを好適に例示することができる。
上記モノクローナル抗体に金コロイドを結合した金コロイド標識抗体の作製方法は従来公知の方法を含め特に制限されないが、例えば、0.2M炭酸カリウム溶液でpH9.0に調製した金コロイド溶液に、2mMホウ酸緩衝液(pH9.0)にモノクローナル抗体を溶解した溶液を加え、室温で30分間反応した後、10%BSA溶液を加え、さらに15分間反応させ、遠心分離する方法を挙げることができる。また、上記金コロイド標識抗体担持体は、上記作製した金コロイド標識抗体を、例えばガラスウール製コンジュゲートパッドに塗布し、乾燥させることにより作製することができる。
上記展開支持体は、金コロイド標識抗体と異なるエピトープを認識する変性及び未変性のアレルゲンに対するモノクローナル抗体を含む緩衝液を、例えば、ニトロセルロースメンブレンに直線状に塗布し乾燥させた後、ブロッキング処理することにより作製することができる。
SDSと2−メルカプトエタノールを用いて変性及び未変性のアレルゲンを抽出して測定サンプルを調製する際に用いられるSDSと2−メルカプトエタノールを含有する緩衝液としては、0.1〜2.0%SDS及び0.1〜2.0%2−メルカプトエタノールを含む緩衝液、好ましくは0.5〜1.0%SDS及び0.5〜1.0%2−メルカプトエタノールを含む緩衝液を用いると、非特異反応を抑制しうる点で好ましい。
上記測定サンプルを担持させることができるサンプル用担体としては、ガラスウール製のサンプルパッドを例示することができる。そして、このサンプル用担体、前記金コロイド標識抗体担持体、前記展開支持体、好ましくはこの展開支持体の他端に展開液の吸収する吸収パッド等の吸収体を順次連結することによりイムノクロマト測定用試験片とすることができる。そして、サンプル用担体に測定サンプルをスポットし、ウシ胎児血清を含む展開液に浸漬すると、測定サンプル中のアレルゲンは毛管現象等により移動し、金コロイド標識抗体と結合し、この抗原抗体複合体は展開支持体上をなおも毛管現象等により移動して、金コロイド標識抗体と異なるエピトープを認識する変性及び未変性のアレルゲンに対するモノクローナル抗体が固定された所定位置で抗原抗体複合体が捕捉されて、所定位置に現れる着色ラインの有無により、アレルゲンを検出することができる。
上記変性及び未変性のアレルゲンに対するモノクローナル抗体としては、乳アレルゲンの主要成分としてのαs1カゼイン、ホエーアレルゲンの主要成分であるβラクトグロブリン、卵白アレルゲンとしてのオボアルブミンとオボムコイド、小麦アレルゲンの主要成分としてのグリアジン、そばの主要タンパク質である分子量24kDaと76kDaのタンパク質、落花生の主要タンパク質であるArah1から選ばれる変性及び未変性のアレルゲンを特異的に認識する2種類のモノクローナル抗体を好適に例示することができる。
より具体的には、本発明者らにより作製された、抗αs1カゼインモノクローナル抗体として、ハイブリドーマ(FERM−BP−10263)が産生する抗αs1カゼインモノクローナル抗体Pas1CN1や、ハイブリドーマ(FERM−BP−10264)が産生する抗αs1カゼインモノクローナル抗体Pas1CN2を挙げることができ、抗βラクトグロブリンモノクローナル抗体として、ハイブリドーマ(FERM−BP−10281)が産生する抗βラクトグロブリンモノクローナル抗体PβLG1や、ハイブリドーマ(FERM−BP−10282)が産生する抗βラクトグロブリンモノクローナル抗体PβLG2や、ハイブリドーマ(FERM−BP−10283)が産生する抗βラクトグロブリンモノクローナル抗体PβLG3を挙げることができる。
また、抗オボアルブミンモノクローナル抗体として、ハイブリドーマ(FERM−BP−10265)が産生する抗オボアルブミンモノクローナル抗体PNOA1や、ハイブリドーマ(FERM−BP−10266)が産生する抗オボアルブミンモノクローナル抗体PNOA2や、ハイブリドーマ(FERM−BP−10275)が産生する抗オボアルブミンモノクローナル抗体PDOA1や、ハイブリドーマ(FERM−BP−10276)が産生する抗オボアルブミンモノクローナル抗体PDOA2を挙げることができ、抗オボムコイドモノクローナル抗体として、ハイブリドーマ(FERM−BP−10279)が産生する抗オボムコイドモノクローナル抗体PNOM1や、ハイブリドーマ(FERM−BP−10280)が産生する抗オボムコイドモノクローナル抗体PNOM2や、ハイブリドーマ(FERM−BP−10277)が産生する抗オボムコイドモノクローナル抗体PDOM1や、ハイブリドーマ(FERM−BP−10278)が産生する抗オボムコイドモノクローナル抗体PDOM2を挙げることができる。
また、抗小麦グリアジンモノクローナル抗体として、ハイブリドーマ(FERM−BP−10267)が産生する抗小麦グリアジンモノクローナル抗体PGL1や、ハイブリドーマ(FERM−BP−10268)が産生する抗小麦グリアジンモノクローナル抗体PGL2を挙げることができる。
また、抗そば粗タンパク質モノクローナル抗体として、ハイブリドーマ(FERM−BP−10272)が産生する抗24kDaタンパク質モノクローナル抗体PBW1や、ハイブリドーマ(FERM−BP−10273)が産生する抗76kDaタンパク質モノクローナル抗体PBW2や、ハイブリドーマ(FERM−BP−10274)が産生する抗76kDaタンパク質モノクローナル抗体PBW3を挙げることができる。
抗落花生Ara h1タンパク質モノクローナル抗体として、ハイブリドーマ(FERM−BP−10269)が産生する抗未変性Arah1タンパク質モノクローナル抗体PAh1−1や、ハイブリドーマ(FERM−BP−10270)が産生する抗未変性Ara h1タンパク質モノクローナル抗体PAh1−2や、ハイブリドーマ(FERM−BP−10271)が産生する抗加熱変性Ara h1タンパク質モノクローナル抗体PAh1−3を挙げることができる。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、本発明の技術的範囲はこれらの例示に限定されるものではない。以下、寄託番号が記載されているモノクローナル抗体(MAb)産生ハイブリドーマは、独立行政法人産業技術総合研究所 特許生物寄託センター(住所:茨城県つくば市東1−1−1 つくばセンター中央第6)に受託されている。
[イムノクロマトグラフィーによるSDS−2メルカプトエタノール変性オボアルブミンの検出]
1.材料及び方法
(1)金コロイド標識抗体の作製
2mMホウ酸緩衝液(pH9.0)で1mg/mlとなるようにPDOA2(FERM−P−20657)のMAb溶液を調製した。あらかじめ0.2M炭酸カリウム溶液でpH9.0に調製した金コロイド溶液(シグマ社製)5mlにMAb溶液を500μl加え、室温で30分間反応した後、10%BSA溶液を635μl加え、さらに15分間反応させた。遠心分離を行い、1%BSA溶液でOD525=1.0になるよう調製した。
(2)抗体固定化メンブレンの作製
PBSで4mg/mlとなるようにPDOA1(FERM−P−20656)のMAb溶液を調製し、ニトロセルロースメンブレンに直線状に塗布し乾燥させた。その後、1%スキムミルクを含むTBSで37℃、1時間ブロッキング後、TBSで洗浄し乾燥させた。
(3)イムノクロマトストリップの組立
抗体固定化メンブレンに加えて、被検液スポット用のガラスウール製サンプルパッド、被検液吸収用のガラスウール製吸収パッドを別途用意し、サンプルパッド、抗体固定化メンブレン、吸収パッドの順にそれぞれ貼り付け、イムノクロマトストリップとした。検出用サンプルには、以下のモデル食肉製品を供試した。
1)卵タンパク質の調製
穐山ら(特定原材料(卵)測定の厚生労働省通知ELISA法の複数機関による評価研究.食品衛生学雑誌,44, 2003, 213-219)に従い、市販鶏卵より卵タンパク質を調製した。
2)モデル食肉製品
定量試験のためのモデル食品として食肉製品を選択し、表1に示す配合にて各濃度の卵タンパク質を含むモデル食肉製品を作製した。豚赤肉は、豚ロース肉より脂、スジを除去し、5mmで挽肉にしたものを使用した。各配合に従い添加物を計量し、フードプロセッサーにて混合後、塩ビチューブに充填を行った。
Figure 2007278773
3)加熱温度・時間
加熱は、75℃、30分で行った。
4)サンプルの前処理
加熱後、フードプロセッサーにて均一としたものを検出用サンプルとした。検出用サンプル1gを量り取り、それに0.1〜2.0%SDS及び0.1〜2.0%2−メルカプトエタノールを含むPBSを19ml加え撹拌し、沸騰水中で1時間加熱し、冷却遠心後、上清を測定サンプルとした。
(4)イムノクロマトグラフィーによる非特異反応の確認
調製した金コロイド標識抗体を20μl、展開液として表2に示す各溶液を30μl、卵タンパク質を含まない測定サンプルを50μl加え、イムノクロマトストリップに供試し、非特異反応を確認した。
Figure 2007278773
2.結果
各展開液に対する非特異反応の判定結果を示す。非特異反応が確認されたものを+、非特異反応がないものを−で表した。
Figure 2007278773
Figure 2007278773
Figure 2007278773
Figure 2007278773
表3〜6に示したように、SDS及び2−メルカプトエタノールで抽出したサンプルにおいても非特異反応が確認されなかった展開液は、牛胎児血清(fetal bovine serum:FBS)であった。そこで、牛胎児血清(FBS)を用いて検出感度の確認を行った。その結果を表7に示す。SDSが0.5%〜1.0%及び2−メルカプトエタノールが0.5%〜1.0%のとき非特異反応がなく、卵タンパク質を2ppmまで検出することができた。このことから、SDS及び2−メルカプトエタノールを用いた抽出方法を用いた場合でも、展開液に牛胎児血清(FBS)を用いることで、変性剤による非特異反応がなく、迅速に検出できるイムノクロマトキットを構築することが可能となった。
Figure 2007278773
[イムノクロマトグラフィーによるSDS−2メルカプトエタノール変性カゼインの検出]
1.材料及び方法
(1)金コロイド標識抗体の作製
2mMホウ酸緩衝液(pH9.0)で1mg/mlとなるようにPαs1CN2(FERM−BP−10264)のMAb溶液を調製した。あらかじめ0.2M炭酸カリウム溶液でpH9.0に調製した金コロイド溶液(シグマ社製)5mlにMAb溶液を500μl加え、室温で30分間反応した後、10%BSA溶液を635μlを加え、さらに15分間反応させた。遠心分離を行い、1%BSA溶液でOD525=1.0になるよう調製した。
(2)抗体固定化メンブレンの作製
PBSで4mg/mlとなるようにPαs1CN1(FERM−BP−10263)のMAb溶液を調製し、ニトロセルロースメンブレンに直線状に塗布し乾燥させた。その後、0.1%牛皮ゼラチンを含むTBSで37℃、1時間ブロッキング後、TBSで洗浄し乾燥させた。
(3)イムノクロマトストリップの組立
抗体固定化メンブレンに加えて、被検液スポット用のガラスウール製サンプルパッド、被検液吸収用のガラスウール製吸収パッドを別途用意し、サンプルパッド、抗体固定化メンブレン、吸収パッドの順にそれぞれ貼り付け、イムノクロマトストリップとした。乳タンパクは穐山らの方法に従い、ホルスタイン種の新鮮乳より調製した。また、検出用サンプルは表8に示す配合のモデル食肉製品を供試し、加熱温度・時間、サンプルの前処理は前記同様の条件で行った。
Figure 2007278773
(4)イムノクロマトグラフィーによる非特異反応の確認
調製した金コロイド標識抗体を20μl、展開液として表9に示す各溶液を30μl、乳タンパク質を含まない測定サンプルを50μl加え、イムノクロマトストリップに供試し、非特異反応を確認した。
Figure 2007278773
2.結果
次に各展開液に対する非特異反応の判定結果を示す。非特異反応が確認されたものを+、非特異反応がないものを−で表した。
Figure 2007278773
Figure 2007278773
Figure 2007278773
Figure 2007278773
表10〜13のように、SDS及び2−メルカプトエタノールで抽出したサンプルでも非特異反応が確認されなかった展開液は、牛胎児血清であった。そこで、牛胎児血清(FBS)を用いて検出感度の確認を行った。その結果、表14のようにSDSが0.5%〜1.0%及び2−メルカプトエタノールが0.5%〜1.0%のときに非特異反応がなく、乳タンパク質を2ppmまで検出することができた。このことから、SDS及び2−メルカプトエタノールを用いた抽出方法を用いた場合でも、展開液に牛胎児血清(FBS)を用いることで、変性剤による非特異反応がなく、迅速に検出できるイムノクロマトキットを構築することが可能となった。
Figure 2007278773
[イムノクロマトグラフィーによるSDS−2メルカプトエタノール変性小麦タンパク質の検出]
1.材料及び方法
(1)金コロイド標識抗体の作製
2mMホウ酸緩衝液(pH9.0)で1mg/mlとなるようにPGL2(FERM−BP−10268)のMAb溶液を調製した。あらかじめ0.2M炭酸カリウム溶液でpH9.0に調製した金コロイド溶液(シグマ社製)5mlにMAb溶液を500μl加え、室温で30分間反応した後、10%BSA溶液を635μlを加え、さらに15分間反応させた。遠心分離を行い、1%BSA溶液でOD525=1.0になるよう調製した。
(2)抗体固定化メンブレンの作製
PBSで4mg/mlとなるようにPGL1(FERM−BP−10267)のMAb溶液を調製し、ニトロセルロースメンブレンに直線状に塗布し乾燥させた。その後、1.0%牛皮ゼラチンを含むTBSで37℃、1時間ブロッキング後、TBSで洗浄し乾燥させた。
(3)イムノクロマトストリップの組立
抗体固定化メンブレンに加えて、被検液スポット用のガラスウール製サンプルパッド、被検液吸収用のガラスウール製吸収パッドを別途用意し、サンプルパッド、抗体固定化メンブレン、吸収パッドの順にそれぞれ貼り付け、イムノクロマトストリップとした。卵タンパク質は、穐山らの方法に従い、市販小麦粉末より調整した。また、検出用サンプルは、表15に示す配合のモデル食肉製品を供試し、加熱温度・時間、サンプルの前処理は前記同様の条件で行った。各配合に従い添加物を計量し、フードプロセッサーにて混合後、塩ビチューブに充填を行った。
Figure 2007278773
(4)イムノクロマトグラフィーによる非特異反応の確認
調製した金コロイド標識抗体を20μl、展開液として表16に示す各溶液を30μl、小麦タンパク質を含まない測定サンプルを50μl加え、イムノクロマトストリップに供試し、非特異反応を確認した。
Figure 2007278773
2.結果
次に各展開液に対する非特異反応の判定結果を示す。非特異反応が確認されたものを+、非特異反応がないものを−で表した。
Figure 2007278773
Figure 2007278773
Figure 2007278773
Figure 2007278773
表17〜20のように、SDS及び2−メルカプトエタノールで抽出したサンプルでも非特異反応が確認されなかった展開液は、牛胎児血清であった。そこで、牛胎児血清(FBS)を用いて検出感度の確認を行った。その結果、表21のようにSDSが0.5%〜1.0%及び2−メルカプトエタノールが0.5%〜1.0%のときに非特異反応がなく、小麦タンパク質を2ppmまで検出することができた。このことから、SDS及び2−メルカプトエタノールを用いた抽出方法を用いた場合でも、展開液に牛胎児血清(FBS)を用いることで、変性剤による非特異反応がなく、迅速に検出できるイムノクロマトキットを構築することが可能となった。
Figure 2007278773

[イムノクロマトグラフィーによるSDS−2メルカプトエタノール変性そばタンパク質の検出]
1.材料及び方法
(1)金コロイド標識抗体の作製
2mMホウ酸緩衝液(pH9.0)で1mg/mlとなるようにPBW2(FERM−BP−10274)のMAb溶液を調製した。あらかじめ0.2M炭酸カリウム溶液でpH9.0に調製した金コロイド溶液(シグマ社製)5mlにMAb溶液を500μl加え、室温で30分間反応した後、10%BSA溶液を635μl加え、さらに15分間反応させた。遠心分離を行い、1%BSA溶液でOD525=1.0になるよう調製した。
(2)抗体固定化メンブレンの作製
PBSで4mg/mlとなるようにPBW1(FERM−BP−10272)とPBW2(FERM−BP−10273)のMAb溶液を調製し、ニトロセルロースメンブレンに直線状に塗布し乾燥させた。その後、1%スキムミルクを含むTBSで37℃、1時間ブロッキング後、TBSで洗浄し乾燥させた。
(3)イムノクロマトストリップの組立
抗体固定化メンブレンに加えて、被検液スポット用のガラスウール製サンプルパッド、被検液吸収用のガラスウール製吸収パッドを別途用意し、サンプルパッド、抗体固定化メンブレン、吸収パッドの順にそれぞれ貼り付け、イムノクロマトストリップとした。そばタンパク質は、穐山らの方法に従い、市販そば粉末より調整した。また、検出用サンプルは、表22に示す配合のモデル食肉製品を供試し、加熱温度・時間、サンプルの前処理は前記同様の条件で行った。各配合に従い添加物を計量し、フードプロセッサーにて混合後、塩ビチューブに充填を行った。
Figure 2007278773
(4)イムノクロマトグラフィーによる非特異反応の確認
調製した金コロイド標識抗体を20μl、展開液として表23に示す各溶液を30μl、そばタンパク質を含まない測定サンプルを50μl加え、イムノクロマトストリップに供試し、非特異反応を確認した。
Figure 2007278773
2.結果
次に各展開液に対する非特異反応の判定結果を示す。非特異反応が確認されたものを+、非特異反応がないものを−で表した。
Figure 2007278773
Figure 2007278773
Figure 2007278773
Figure 2007278773
表24〜27のように、SDS及び2−メルカプトエタノールで抽出したサンプルでも非特異反応が確認されなかった展開液は、牛胎児血清であった。そこで、牛胎児血清(FBS)を用いて検出感度の確認を行った。その結果、表28のようにSDSが0.5%〜1.0%及び2−メルカプトエタノールが0.5%〜1.0%のときに非特異反応がなく、そばタンパク質を2ppmまで検出することができた。このことから、SDS及び2−メルカプトエタノールを用いた抽出方法を用いた場合でも、展開液に牛胎児血清(FBS)を用いることで、変性剤による非特異反応がなく、迅速に検出できるイムノクロマトキットを構築することが可能となった。
Figure 2007278773

Claims (6)

  1. 変性及び未変性のアレルゲンに対するモノクローナル抗体に金コロイドを結合した金コロイド標識抗体と、前記金コロイド標識抗体と異なるエピトープを認識する変性及び未変性のアレルゲンに対するモノクローナル抗体が所定の位置に固定された展開支持体と、アレルゲンを含む食品等の被検試料から、SDSと2−メルカプトエタノールを用いて抽出した変性及び未変性のアレルゲンの測定サンプルを含む展開液を用い、展開支持体に展開させた後、金コロイドの集積の有無により、アレルゲンを検出するイムノクロマト法において、ウシ胎児血清(FBS)が少なくとも10重量%含まれている展開液を用いることを特徴とするイムノクロマト法によるアレルゲンの検出方法。
  2. ウシ胎児血清(FBS)が少なくとも30重量%含まれている展開液を用いることを特徴とする請求項1記載のイムノクロマト法によるアレルゲンの検出方法。
  3. ウシ胎児血清(FBS)が少なくとも50重量%含まれている展開液を用いることを特徴とする請求項2記載のイムノクロマト法によるアレルゲンの検出方法。
  4. 変性及び未変性のアレルゲンに対するモノクローナル抗体が、乳アレルゲンの主要成分としてのαs1カゼイン、ホエーアレルゲンの主要成分であるβラクトグロブリン、卵白アレルゲンとしてのオボアルブミンとオボムコイド、小麦アレルゲンの主要成分としてのグリアジン、そばの主要タンパク質である分子量24kDaと76kDaのタンパク質、落花生の主要タンパク質であるArah1から選ばれる変性及び未変性のアレルゲンを特異的に認識する2種類のモノクローナル抗体であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載のイムノクロマト法によるアレルゲンの検出方法。
  5. 変性及び未変性のアレルゲンに対するモノクローナル抗体に金コロイドを結合した金コロイド標識抗体を担持させた金コロイド標識抗体担持体、前記金コロイド標識抗体と異なるエピトープを認識する変性及び未変性のアレルゲンに対するモノクローナル抗体が所定の位置に固定された展開支持体と、アレルゲンを含む食品等の被検試料から、変性及び未変性のアレルゲンを抽出するためのSDSと2−メルカプトエタノールを含有する緩衝液と、アレルゲンを含む食品等の被検試料から、SDSと2−メルカプトエタノールを用いて抽出した変性及び未変性のアレルゲンの測定サンプルを担持させることができるサンプル用担体と、ウシ胎児血清(FBS)又はウシ胎児血清(FBS)を含む展開液とを備えたことを特徴とするイムノクロマト用アレルゲンの検出キット。
  6. 変性及び未変性のアレルゲンに対するモノクローナル抗体が、乳アレルゲンの主要成分としてのαs1カゼイン、ホエーアレルゲンの主要成分であるβラクトグロブリン、卵白アレルゲンとしてのオボアルブミンとオボムコイド、小麦アレルゲンの主要成分としてのグリアジン、そばの主要タンパク質である分子量24kDaと76kDaのタンパク質、落花生の主要タンパク質であるArah1から選ばれる変性及び未変性のアレルゲンを特異的に認識する2種類のモノクローナル抗体であることを特徴とする請求項5記載のイムノクロマト用アレルゲンの検出キット。
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