JP2007153310A - 建設機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車体フレームに対する熱交換器の取付け作業を容易にし、建設機械の組立作業性を向上する。
【解決手段】 枠構造をなす支持枠体12と、ラジエータ15、オイルクーラ16等からなる熱交換器組立体14とを予め組立てることによって、単一の熱交換器ユニット11を構成する。この熱交換器ユニット11を、旋回フレーム4に着脱可能に取付ける構成とする。従って、予め組立てられた熱交換器ユニット11を、旋回フレーム4に簡単なねじ締め作業、配管作業だけで取付けることができる。また、熱交換器ユニット11は、油圧ショベル1の組立ラインとは別個の広い作業現場で組立てることができるから、組立作業性を向上できる。
【選択図】 図13

Description

本発明は、例えば油圧ショベル、ホイールローダ等の建設機械に関し、特に、ラジエータ、オイルクーラ等の熱交換器を備えた建設機械に関する。
一般に、建設機械としての油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前側に俯仰動可能に設けられた作業装置とにより大略構成されている。
また、上部旋回体は、支持構造体をなす旋回フレームと、該旋回フレームの前側に設けられ、オペレータが搭乗するキャブと、前記旋回フレームの後側に搭載され、油圧ポンプを駆動するエンジンと、該エンジンによって回転駆動される冷却ファンと、該冷却ファンに対面して設けられたラジエータ、オイルクーラ、インタクーラ等の熱交換器と、前記エンジン、冷却ファン、各熱交換器等を覆うように前記旋回フレーム上に設けられた建屋カバーとにより大略構成されている。
また、旋回フレーム側には角枠状の枠体を取付け、該枠体に対してラジエータ、オイルクーラ、インタクーラ等を着脱可能に取付ける構成としている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開平11−123940号公報 特開2003−136972号公報
ところで、上述した各特許文献の発明では、旋回フレームに枠体を取付けた上で、該枠体にラジエータ、オイルクーラ、インタクーラ等の熱交換器を取付ける構成としている。このため、油圧ショベルを組立てるときには、この組立ライン上でラジエータ、オイルクーラ、インタクーラ等を1台ずつ取付けなくてはならず、組立作業性が低下してしまうという問題がある。また、油圧ショベルには、燃料を冷却する燃料クーラ、空調装置のコンデンサ等の熱交換器も設けられているから、これらのコンデンサ、燃料クーラを組立ライン上で取付けなくてはならない。
また、各特許文献によるものは、複数個の熱交換器を枠体内に取付けているだけであるから、冷却風を流通させるための熱交換器室を形成することができない。このため、枠体とは別個の仕切板を用意して熱交換器室を形成しなくてはならず、部品点数、作業工数が増大するという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、熱交換器を車体フレームに簡単に取付けることができ、組立作業性を向上できるようにした建設機械を提供することにある。
本発明による建設機械は、支持構造体をなす車体フレームと、該車体フレーム上に設けられた原動機と、該原動機を動力源として回転する冷却ファンと、該冷却ファンの冷却風が供給されることによって冷却すべき流体の熱交換を行う熱交換器と、該熱交換器を支持する支持枠体とを備えている。
そして、上述した課題を解決するために、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記熱交換器と前記支持枠体とを予め組立てることにより単一の熱交換器ユニットを構成し、この熱交換器ユニットを前記車体フレームに取付ける構成としたことにある。
請求項2の発明によると、前記熱交換器ユニットは、前記支持枠体の上側部位と前記熱交換器の上側部位を連結することによって一体化する構成としたことにある。
請求項3の発明によると、前記熱交換器ユニットの支持枠体は、該支持枠体の下側部位を前記車体フレームに取付け、前記熱交換器は、該熱交換器の下側部位を前記支持枠体と独立して前記車体フレームに取付ける構成としたことにある。
請求項4の発明によると、前記支持枠体は、前記車体フレームに間隔をもって配設された2枚の側面板と、該各側面板を連結する連結部材と、前記各側面板の原動機側に設けられ前記冷却ファンと対面する部位に開口を有する内面板とにより構成したことにある。
請求項5の発明によると、前記冷却ファンの周囲を取囲んでシュラウドを設け、前記支持枠体を構成する前記内面板の開口を前記シュラウドに連結する構成としたことにある。
請求項6の発明によると、前記支持枠体の内面板は、前記冷却ファンの上側部位を取囲む上板部と、前記冷却ファンの下側部位を取囲み前記上板部または前記側面板に着脱可能に設けられた下板部とにより構成したことにある。
請求項7の発明によると、前記車体フレーム上には、前記原動機、冷却ファンおよび熱交換器ユニットを覆う建屋カバーを設け、前記熱交換器ユニットの支持枠体は、前記建屋カバーと協働して熱交換器に向け冷却風を流通させる熱交換器室を画成する構成としたことにある。
請求項8の発明によると、前記熱交換器は、冷却風の流れ方向に対して並列に配置されたラジエータとオイルクーラとの組立体からなり、該組立体の冷却風の流れ方向に重なる位置には他の熱交換器を配置する構成としたことにある。
請求項1の発明によれば、熱交換器と支持枠体とを予め組立てることにより単一の熱交換器ユニットを形成しているから、この熱交換器ユニットは、建設機械の組立ラインとは別個の作業現場で効率よく組立てることができる。これにより、予め組立てられた熱交換器ユニットは、車体フレームに簡単に取付けることができ、例えば、複数台の熱交換器を必要とする場合には該各熱交換器の取付作業性を向上することができる。しかも、広い作業現場で組立てることができる熱交換器ユニットでは、各熱交換器を密集して組立てることができるから、建設機械を小型化することができる。
請求項2の発明によれば、支持枠体の上側部位と熱交換器の上側部位を連結することにより、簡単な作業で支持枠体と熱交換器とを一体化でき、熱交換器ユニットを容易に組立てることができる。
請求項3の発明によれば、熱交換器ユニットは、熱交換器の下側部位を支持枠体の下側部位と独立して車体フレームに取付ける構成としている。従って、熱交換器は、その下側部位を車体フレームから取外すことにより、支持枠体とは別々に脱着することができ、メンテナンス作業等の作業性を向上することができる。
請求項4の発明によれば、支持枠体は、連結部材で連結した2枚の側面板によって熱交換器を挟んで覆うことができる。また、内面板は、その開口に冷却ファンを対面させることにより、該冷却ファンを駆動したときには連結部材、各側面板で覆った通路で冷却風を流通させることができる。
請求項5の発明によれば、冷却ファンの周囲を取囲んだシュラウドは、冷却ファンが発生する冷却風を案内して流れを整えることができる。そして、内面板の開口をシュラウドに連結することにより、冷却ファンによる冷却風を熱交換器で効率よく通過させることができ、冷却効率を向上することができる。
請求項6の発明によれば、支持枠体の内面板は、冷却ファンの上側部位を取囲む上板部と、冷却ファンの下側部位を取囲む下板部とから構成している。これにより、下板部を取外したときには、上板部の下側を開放することができる。従って、熱交換器ユニットを車体フレームに取付けるときには、下板部を取外す。次に、上板部が冷却ファンの上側に位置するように熱交換器ユニットを配置した状態で、該熱交換器ユニットを真下に降ろすだけで、熱交換器ユニットを車体フレームに取付けることができる。そして、熱交換器ユニットを車体フレームに取付けたら、上板部または側面板に下板部を取付けることにより、開放されていた冷却ファンの下側部位を取囲むことができ、該冷却ファンの全周を取囲むことができる。
この結果、熱交換器ユニットは、真っ直ぐに降ろすだけで車体フレームの所定位置に取付けることができる。これにより、例えば小型の建設機械のように取付位置の周囲に障害物がある場合でも、熱交換器ユニットを簡単に取付けることができ、組立作業性を向上することができる。
請求項7の発明によれば、熱交換器ユニットの支持枠体は、建屋カバーと協働して熱交換器に向け冷却風を流通させる熱交換器室を画成することができる。これにより、熱交換器室に吸込んだ冷却風は熱交換器に向け効率よく流通させることができる。
請求項8の発明によれば、冷却風の流れ方向に対して並列に配置したラジエータとオイルクーラとの組立体は、冷却風を効率よく当てることができ、冷却効率を向上することができる。また、組立体の上流側のスペースには、他の熱交換器を配置することができるから、建設機械を小型化することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る建設機械として、ラジエータ、オイルクーラ等の熱交換器を備えた油圧ショベルを例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。
まず、図1ないし図15は本発明の第1の実施の形態を示している。この第1の実施の形態では、下部走行体よりもカウンタウエイトが突出した標準仕様の油圧ショベルに適用した場合を例に挙げて説明する。
図1において、1は建設機械としてのクローラ式の油圧ショベルで、該油圧ショベル1は、自走可能な下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3と、該上部旋回体3に設けられた後述の作業装置27とにより大略構成されている。
4は上部旋回体3を構成する車体フレームとして用いられる旋回フレームで、該旋回フレーム4は支持構造体として形成されている。そして、旋回フレーム4は、図2、図3に示す如く、前,後方向に延びる厚肉な鋼板等からなる底板4Aと、該底板4A上に立設され、左,右方向に所定の間隔をもって前,後方向に延びた左,右のセンタビーム4Bと、該各センタビーム4Bの左,右に間隔をもって配置され、前,後方向に延びた左サイドフレーム4C、右サイドフレーム4Dと、前記底板4A、センタビーム4Bから左,右方向に張出し、その先端部に左,右のサイドフレーム4C,4Dを支持する複数本の張出しビーム4Eと、底板4Aとサイドフレーム4C,4Dとの間に設けられた複数枚のアンダカバー4Fとにより大略構成されている。そして、各センタビーム4Bの前側には作業装置27が俯仰動可能に取付けられている。
また、旋回フレーム4には、その左後部に位置して前,後方向に延びる取付ブラケット4Gが設けられ、該取付ブラケット4Gは、図4に示すように、後述する熱交換器ユニット11を構成する熱交換器組立体14の下側ブラケット19等を取付けるものである。そして、取付ブラケット4Gは、例えば断面コ字状の鋼材からなり、その端部が前,後に位置する張出しビーム4Eに溶接手段等を用いて固着されている。
5は旋回フレーム4の左前側に搭載されたキャブ(図1参照)で、該キャブ5は、オペレータが搭乗するものである。また、キャブ5の内部には、オペレータが着座する運転席、各種操作レバー、空調装置の室内機等(いずれも図示せず)が配設されている。
6は旋回フレーム4の後側に設けられた原動機としてのエンジンを示している(図4参照)。このエンジン6は、左,右方向に延在する横置き状態に搭載され、例えば吸気の流量を増大させる過給機(図示せず)を備えている。また、エンジン6は、エンジン冷却水が循環するウォータジャケット(図示せず)を有し、該ウォータジャケットは冷却水の熱を放出する後述のラジエータ15に接続されている。さらに、過給機は、圧縮した吸気の熱を放出する後述のインタクーラ17に接続され、該インタクーラ17を介してエンジン6の吸気側に接続されている。
7はエンジン6の左側に設けられた冷却ファンで、該冷却ファン7はエンジン6によって回転駆動されるものである。そして、冷却ファン7は、エンジン6によって回転駆動されることにより、後述する建屋カバー10の流入口10Fから外気を冷却風として流入させ、熱交換器室13、エンジン室26を通じて流出口10Gから外部に流出させる。
8は冷却ファン7の周囲を取囲んで設けられた円枠状のシュラウドを示している。このシュラウド8は、複数個、例えば3個のブラケット8Aを用いてエンジン6に取付けられている。また、シュラウド8には、後述する支持枠体12を構成する内面板12Dの開口12D1がゴム筒体(図示せず)を介して連結される。そして、シュラウド8は、冷却ファン7が発生する冷却風を案内して流れを整えることにより、冷却ファン7による冷却風をラジエータ15等で効率よく通過させることができる。
9はエンジン6の右側に取付けられた油圧ポンプである。この油圧ポンプ9は、エンジン6によって駆動されることにより、作業装置27等に向け作動油を圧油として吐出するものである。また、作業装置27等から戻される作動油は、後述のオイルクーラ16を流通することにより冷却することができる。
10はキャブ5と後述のカウンタウエイト24との間に位置して旋回フレーム4上に設けられた建屋カバーを示している。この建屋カバー10は、図1、図4に示す如く、旋回フレーム4の左,右両側に位置して前,後方向に延びた左,右の側面板10A,10Bと、該各側面板10A,10Bの上端部間を水平方向に延びた上面板10Cとにより大略構成され、上面板10Cにはメンテナンス用の開口部10Dが形成されている。また、上面板10C上には、開口部10Dを覆うようにエンジンカバー10Eが設けられている。さらに、建屋カバー10の左側面板10Aには、ラジエータ15等に供給する冷却風を流入させる流入口10Fが形成され、右側面板10Bには、エンジン6等を通過した冷却風を外部に流出させる流出口10Gが形成されている。
ここで、建屋カバー10を構成する左側面板10Aは、後述する熱交換器ユニット11の支持枠体12の左側(上流側)を直接的に覆い、上面板10Cは、支持枠体12の上側を直接的に覆っている。これにより、建屋カバー10の左側面板10Aと上面板10Cは、前記支持枠体12と協働して該支持枠体12内にラジエータ15等に向け冷却風が流通する後述の熱交換器室13を画成している。
次に、エンジン6の冷却水、作動油、エンジン6が吸入する吸気、燃料、空調装置の冷媒等の各種の流体を冷却風により冷却する第1の実施の形態による熱交換器ユニットについて、図4ないし図15を参照しつつ説明する。
11はエンジン6の左側に位置して建屋カバー10内に設けられた単一の熱交換器ユニットを示している。この熱交換器ユニット11は、油圧ショベル1の上部旋回体3に搭載された殆どの熱交換器をまとめることにより、旋回フレーム4に対して複数台の熱交換器を1度に取付けることができる単一のユニットとして構成されている。このため、熱交換器ユニット11の組立作業は、油圧ショベル1の組立ラインとは別個の広い作業現場で効率よく行うことができる。そして、熱交換器ユニット11は、図4、図5に示す如く、後述の支持枠体12、熱交換器組立体14、燃料クーラ20、コンデンサ21等により大略構成されている。
12は熱交換器ユニット11の枠構造をなす支持枠体で、該支持枠体12は、ラジエータ15、オイルクーラ16、インタクーラ17、燃料クーラ20、コンデンサ21等を旋回フレーム4の左後部に配設するものである。そして、支持枠体12は、図6、図7、図8に示す如く、上部旋回体3の前,後方向に所定の間隔をもって平行に対面する側面板としての前,後の仕切板12A,12Bと、該各仕切板12A,12Bの上部を連結するように前,後方向に延び、熱交換器組立体14の上部を覆う長箱状の連結部材12Cと、前記各仕切板12A,12B、連結部材12Cの下流側(エンジン6側)に一体的に取付けられた内面板12D等とにより大略構成されている。
また、支持枠体12の上流側には、冷却風の流通を許しつつ強度を高めるための補強部材12Eが各仕切板12A,12Bに亘って取付けられている。また、各仕切板12A,12Bの下部には、後述の下側ブラケット19を取付けるための取付板12F(前側仕切板12A側のみ図示)が設けられている。さらに、連結部材12Cの上側には、図4に示す如く、建屋カバー10のエンジンカバー10Eとの隙間を埋めて冷却風の循環を阻止する循環防止部材12Gが取付けられている。
一方、前側仕切板12Aの対向面側には、後述の燃料クーラ20全体とコンデンサ21の前側部位とを支持する前側支持板12Hが後側に延びて設けられ、後側仕切板12Bの対向面側には、前側支持板12Hに対応するようにコンデンサ21の後側部位を支持する後側支持板12Jが前側に延びて設けられている。
ここで、前側仕切板12Aは、図12、図13に示す如く、旋回フレーム4の取付ブラケット4Gの前端部が取付けられた張出しビーム4Eに沿うように左,右方向に延びて配置され、その下側部位を該張出しビーム4Eにボルト止めすることができる。また、後側仕切板12Bは、取付ブラケット4Gの後端部が取付けられた張出しビーム4Eに沿うように左,右方向に延びて配置され、その下側部位を該張出しビーム4Eに複数のボルト12Kを用いて固定することができる(図12参照)。
そして、各仕切板12A,12Bは、図4に示す如く、建屋カバー10の左側面板10A、上面板10Cに近接して空間を仕切ることにより、左側面板10A、上面板10C等と協働して支持枠体12内に熱交換器室13を画成することができる。この熱交換器室13は、建屋カバー10の流入口10Fから流入する冷却風を熱交換器組立体14を構成するラジエータ15、オイルクーラ16、インタクーラ17等に向けて流通させるものである。
さらに、前側仕切板12Aは、熱交換器室13を画成する仕切板をなすと共に、熱交換器室13の前側に隣接する他の室、例えば制御弁室、工具収容室(いずれも図示せず)等を画成する仕切板を兼ねることができる。これにより、前側仕切板12Aは、熱交換器室13と隣接する他の室間の仕切りを兼用することができ、部品点数を削減することができる。
14は支持枠体12内に設けられた熱交換器としての熱交換器組立体である。この熱交換器組立体14は、冷却風の流れ方向に対して並列に配置された後述のラジエータ15、オイルクーラ16、インタクーラ17をブラケット18,19で連結することにより構成されている。
15は支持枠体12内に設けられた熱交換器としてのラジエータで、該ラジエータ15は、エンジン6を冷却して温度上昇した冷却水を冷却するものである。また、ラジエータ15は、図9、図10に示す如く、上部タンク15A、下部タンク15Bおよび放熱部15Cにより大略構成され、各タンク15A,15Bがエンジン6のウォータジャケットに接続される。一方、ラジエータ15は、上部タンク15Aの正面(上流側)が後述の上側ブラケット18に防振状態で取付けられ、下部タンク15Bの正面が下側ブラケット19に防振部材15Dを介して防振状態で取付けられている。
16はラジエータ15と並列で配置された熱交換器としてのオイルクーラで、該オイルクーラ16は、作動油を冷却するものである。また、オイルクーラ16は、図9、図11に示す如く、上部タンク16A、下部タンク16Bおよび放熱部16Cにより大略構成され、各タンク16A,16Bに作動油配管(図示せず)がそれぞれ接続される。一方、オイルクーラ16は、ラジエータ15とほぼ同様に、上部タンク16Aが後述の上側ブラケット18に取付けられ、下部タンク16Bが下側ブラケット19に取付けられている。なお、実施の形態では、オイルクーラ16はラジエータ15に対して前,後方向の前側(キャブ5側)に設けられている。
17はラジエータ15と並列で配置された熱交換器としてのインタクーラで、該インタクーラ17は、エンジン6の過給機から供給される吸気を冷却するものである。また、インタクーラ17は、図9、図10に示す如く、上部タンク17A、下部タンク17Bおよび放熱部17Cにより大略構成され、上部タンク17Aが過給機側に接続され、下部タンク17Bがエンジン6の吸気側に接続される。一方、インタクーラ17は、ラジエータ15とほぼ同様に、上部タンク17Aが上側ブラケット18に防振状態で取付けられ、下部タンク17Bが下側ブラケット19に防振部材17Dを介して防振状態で取付けられている。なお、実施の形態では、インタクーラ17はラジエータ15に対して前,後方向の後側(カウンタウエイト24側)に設けられている。
ここで、熱交換器組立体14を構成するラジエータ15、オイルクーラ16、インタクーラ17は、例えば冷却効率が向上し、清掃作業が容易になるように、冷却ファン7によって発生する冷却風の流れ方向に対して並列となるように、上部旋回体3の前,後方向に並べて配設されている。
18はラジエータ15、オイルクーラ16、インタクーラ17の上部に水平方向に延びて設けられた上側ブラケットである。この上側ブラケット18は、例えば上側が屈曲したL字状の鋼材により形成されている。そして、上側ブラケット18には、ラジエータ15、オイルクーラ16、インタクーラ17の上側部位がそれぞれボルト止めされている。また、上側ブラケット18は、長さ方向の両端部に設けた取付部18A,18Aを支持枠体12の各仕切板12A,12B上部にボルト18Bを用いて固定することにより、ラジエータ15、オイルクーラ16、インタクーラ17の上側部位を支持枠体12に一体的に取付けるものである(図5参照)。
19はラジエータ15、オイルクーラ16、インタクーラ17の下部に水平方向に延びて設けられた下側ブラケットである。この下側ブラケット19は、例えば下側が屈曲したL字状の鋼材により形成され、旋回フレーム4に取付けられている。また、下側ブラケット19には、図10、図11に示すように、ラジエータ15、オイルクーラ16、インタクーラ17の下側部位がそれぞれ取付けられている。
そして、下側ブラケット19は、長さ方向の両端部が支持枠体12の各取付板12Fにボルト止めされている。さらに、熱交換器ユニット11を旋回フレーム4に搭載するときには、支持枠体12と別個に独立して旋回フレーム4の取付ブラケット4Gに複数のボルト14Aを用いて取付けられる(図10、図11、図14参照)。
このように構成した熱交換器組立体14は、ラジエータ15、オイルクーラ16、インタクーラ17の上側部位が上側ブラケット18を介して支持枠体12の各仕切板12A,12Bの上側部位に取付けられ、下側部位が支持枠体12とは独立した状態で下側ブラケット19を介して旋回フレーム4の取付ブラケット4Gに取付けられている。これにより、ラジエータ15、オイルクーラ16、インタクーラ17は、その下側部位を旋回フレーム4に対して個々に脱着することができ、メンテナンス作業等の作業性を向上することができる。
20は支持枠体12の前側支持板12Hに取付けられた他の熱交換器として用いられる燃料クーラを示している。この燃料クーラ20は、エンジン6に供給する燃料を冷やすものである。そして、燃料クーラ20は、オイルクーラ16に対して冷却風の流れ方向の上流側に重なる位置に配置されている。
21は支持枠体12の前側支持板12Hと後側支持板12Jとの間に取付けられた他の熱交換器として用いられるコンデンサを示している。このコンデンサ21は、空調装置の室外機の一部を構成し冷媒の熱を放出するものである。そして、コンデンサ21は、ラジエータ15、オイルクーラ16等に対して冷却風の流れ方向の上流側に重なる位置に配置されている。
ここで、燃料クーラ20、コンデンサ21は、ラジエータ15、オイルクーラ16等と冷却風の流れ方向に重なる位置に配設しているから、ラジエータ15、オイルクーラ16等の上流側のスペースを利用して効率よく配置することができ、熱交換器ユニット11を小型化し、メンテナンス作業等の作業性を向上することができる。
22は燃料クーラ20の上流側に位置して支持枠体12の前側仕切板12Aに取付けられたリザーバタンクで、該リザーバタンク22は、ラジエータ15に補充するエンジン冷却水を収容するものである。また、23はラジエータ15、オイルクーラ16、インタクーラ17の上流側を覆う防塵ネットで、該防塵ネット23は、各ブラケット18,19に着脱可能に取付けられている。
このように構成された熱交換器ユニット11を組立てる場合には、前側仕切板12A、後側仕切板12B、連結部材12C、内面板12D等を組立てて支持枠体12を形成する。また、ラジエータ15、オイルクーラ16、インタクーラ17を並列に配置し、これらを上側ブラケット18と下側ブラケット19で連結して熱交換器組立体14を形成する。この熱交換器組立体14の上部を、支持枠体12に組付けると共に、各支持板12H,12Jに燃料クーラ20とコンデンサ21を取付ける。さらに、リザーバタンク22等を取付けることにより、単一の熱交換器ユニット11を組立てることができる。
なお、24は旋回フレーム4の後端部に取付けられたカウンタウエイト(図1参照)である。このカウンタウエイト24は、作業装置27との重量バランスをとるもので、重量物として形成されている。また、カウンタウエイト24は、後述する作業装置27との重量バランスをとるための大きな重量を容易に確保できるように、下部走行体2よりも後側に突出して配置されている。
また、25はエンジン6の前側に位置して建屋カバー10内を左,右方向に延びて設けられた他の仕切板を示している(図4参照)。この仕切板25は、建屋カバー10の後側にエンジン6、油圧ポンプ9等を収容するエンジン室26を画成するものである。さらに、27は上部旋回体3の前側に俯仰動可能に設けられた作業装置を示している。この作業装置27は、土砂の掘削作業等を行うものである。
第1の実施の形態による油圧ショベル1は上述の如き構成を有するもので、次に、上部旋回体3に搭載した殆ど全ての熱交換器、即ち、ラジエータ15、オイルクーラ16、インタクーラ17、燃料クーラ20、コンデンサ21を旋回フレーム4側に取付けるときの手順について説明する。
まず、油圧ショベル1の組立ラインとは別個の広い作業現場で、前側仕切板12A、後側仕切板12B、連結部材12C、内面板12D等からなる支持枠体12に対し、上側ブラケット18と下側ブラケット19で連結されたラジエータ15、オイルクーラ16、インタクーラ17からなる熱交換器組立体14を取付ける。また、ラジエータ15、オイルクーラ16等の上流側に重なるように各支持板12H,12Jに他の熱交換器となる燃料クーラ20、コンデンサ21を取付け、リザーバタンク22等を所定の場所に取付けることにより、図5に示すように単一の熱交換器ユニット11を組立てる。
このようにして熱交換器ユニット11を組立てたら、この熱交換器ユニット11を吊上げて油圧ショベル1の組立ラインに搬送し、図13、図14、図15に示す如く、旋回フレーム4の左後部に載置する。この載置作業では、熱交換器ユニット11を旋回フレーム4の所定位置に真っ直ぐに降ろすと、支持枠体12の内面板12Dが冷却ファン7に干渉してしまう。そこで、熱交換器ユニット11は、図14に示すように、冷却ファン7が干渉しないように左,右方向の外側となる左側にずらした位置に下降させる(矢示A方向)。所定高さまで下降させたら、図15に示すように、熱交換器ユニット11を冷却ファン7に向けに右側(矢示B方向)に水平移動させ、内面板12Dの開口12D1をシュラウド8とゴム筒体(図示せず)を介して連結する。
この状態で、支持枠体12は、各仕切板12A,12B下部を、旋回フレーム4の張出しビーム4Eに各ボルト12K等を用いて固定する。また、熱交換器組立体14は、その下側ブラケット19を、支持枠体12の各仕切板12A,12Bと独立して、旋回フレーム4の取付ブラケット4Gに各ボルト14Aを用いて固定する。
一方、熱交換器組立体14は、ボルト14Aを抜き取り各ブラケット18,19から取外すことができる。このように熱交換器組立体14は、支持枠体12を旋回フレーム4側に取付けたままの状態で、個別に脱着することができる。
次に、油圧ショベル1の動作について説明する。まず、オペレータは、キャブ5に搭乗して運転席に着座する。この状態で走行用の操作レバーを操作することにより、下部走行体2を駆動して油圧ショベル1を前進または後退させることができる。また、運転席に着座したオペレータは、作業用の操作レバーを操作することにより、作業装置27を俯仰動させて土砂の掘削作業等を行うことができる。
そして、油圧ショベル1を稼動しているときには、エンジン6の冷却ファン7により建屋カバー10の流入口10Fから空気を流入させ、この空気を冷却風として熱交換器組立体14のラジエータ15、オイルクーラ16、インタクーラ17、燃料クーラ20、コンデンサ21に供給することにより、それぞれの冷却すべき流体を冷却することができる。また、これらを通過した冷却風は、エンジン6、油圧ポンプ9等の周囲を通って流出口10Gから外部に流出する。
以上のように、第1の実施の形態によれば、支持枠体12と熱交換器組立体14とを予め組立てることにより単一の熱交換器ユニット11を構成し、この組立済みの熱交換器ユニット11を旋回フレーム4に取付ける構成としている。従って、熱交換器ユニット11は、油圧ショベル1の組立ラインとは別個の作業現場で組立てることができる。
この結果、予め組立てられた熱交換器ユニット11は、旋回フレーム4に簡単なねじ締め作業、配管作業を施すだけで容易に取付けることができ、組立作業性を向上することができる。しかも、熱交換器ユニット11は、広い作業現場で別個に組立てることができるから、ラジエータ15、オイルクーラ16、インタクーラ17、燃料クーラ20、コンデンサ21を密集して組立てることができ、熱交換器ユニット11をコンパクトにまとめて油圧ショベル1を小型化することができる。
また、支持枠体12の前側仕切板12Aは、熱交換器室13を画成する仕切板となるばかりでなく、熱交換器室13の前側に隣接する制御弁室、工具収容室(いずれも図示せず)等を画成する仕切板を兼用することができる。これにより、建屋カバー10内を仕切るための部品点数を削減することができ、生産性の向上、軽量化、コストの低減等を図ることができる。
また、支持枠体12は、各仕切板12A,12Bの上側部位と熱交換器組立体14の上側ブラケット18とを連結することにより、簡単な作業で一体化できるから、熱交換器ユニット11を容易に組立てることができる。
また、熱交換器組立体14を構成するラジエータ15、オイルクーラ16、インタクーラ17は、下側ブラケット19を介して支持枠体12と独立して旋回フレーム4に取付ける構成としている。従って、熱交換器組立体14は、その下側部位を旋回フレーム4に対して個々に脱着することができ、メンテナンス作業、修理作業等の作業性を向上することができる。
一方、冷却ファン7の周囲は、シュラウド8により取囲んでいるから、冷却ファン7が発生する冷却風を案内して流れを整えることができる。しかも、シュラウド8は、内面板12Dの開口12D1にゴム筒体(図示せず)を介して連結しているから、冷却ファン7による冷却風をラジエータ15、オイルクーラ16、インタクーラ17で効率よく通過させることができる。これにより、冷却効率を向上することができる。
また、熱交換器ユニット11は、支持枠体12の各仕切板12A,12Bを利用し、建屋カバー10の左側面板10A、上面板10Cとの間に熱交換器室13を画成することができる。これにより、冷却風を熱交換器組立体14等に向けて効率よく流通させることができ、これらの冷却効率を向上することができる。
さらに、熱交換器組立体14は、冷却ファン7による冷却風の流れ方向に対して並列に配置しているから、これらに冷却風を効率よく当てることができ、冷却効率を向上することができる。また、ラジエータ15等と冷却風の流れ方向に重なる上流側の位置には、燃料クーラ20、コンデンサ21を配置しているから、限られたスペースを利用して燃料クーラ20、コンデンサ21を配置でき、油圧ショベル1を小型化することもできる。
次に、図16ないし図25は本発明の第2の実施の形態を示している。本実施の形態の特徴は、支持枠体の内面板は、冷却ファンの上側部位を取囲む上板部と、冷却ファンの下側部位を取囲み上板部または側面板に着脱可能に設けられた下板部とにより構成したことにある。
図16において、31は第2の実施の形態による建設機械としての油圧ショベルを示している。この油圧ショベル31は、前述した第1の実施の形態による油圧ショベル1とほぼ同様に、下部走行体32、上部旋回体33および作業装置55とにより大略構成されている。
ここで、第2の実施の形態による油圧ショベル31は、下部走行体32上で上部旋回体33を旋回動作したときに、該上部旋回体33が下部走行体32の車幅内にほぼ収まる超小旋回機として構成されている。即ち、油圧ショベル31は、後述する旋回フレーム34の前,後方向寸法が短く、前側寄りに配置した後述するカウンタウエイト54の左,右両側がエンジン36の側方まで回り込んでいる。このような超小旋回式の油圧ショベル31は、カウンタウエイト54を前側に配置した分だけ旋回フレーム34上の設置スペースが小さくなるから、後述する熱交換器ユニット41の周囲には、旋回フレーム34の左後端板34H等の障害物があり、熱交換器ユニット41を水平方向に移動するためのスペースを確保することはできない。
34は上部旋回体33を構成する車体フレームとしての旋回フレームである。この旋回フレーム34は、図17、図18に示すように支持構造体をなすもので、第1の実施の形態による旋回フレーム4とほぼ同様に、底板34A、左,右のセンタビーム34B、左サイドフレーム34C、右サイドフレーム34D、複数本の張出しビーム34Eおよび複数枚のアンダカバー34Fにより大略構成されている。また、旋回フレーム34の左後部には、後述する熱交換器組立体45の下側ブラケット50等を取付けるための取付ブラケット34Gが設けられている。
しかし、第2の実施の形態による旋回フレーム34は、上部旋回体33を旋回動作したときに、下部走行体32の車幅内にほぼ収まるように、前,後方向に短く形成されている点で第1の実施の形態による旋回フレーム4と相違している。
ここで、旋回フレーム34を前,後方向に短く形成した場合には、旋回中心からカウンタウエイト54までの距離が短くなる。しかし、この条件で作業装置57と重量バランスをとるためには、カウンタウエイト54を大きく(重く)する必要がある。
そこで、旋回フレーム34は、図18に示す如く、左後部,右後部に取付けた後端板34H,34Jの左,右方向の外側部分を前側に向け斜めに形成している。これにより、カウンタウエイト54は、その左,右両側を各後端板34H,34Jに沿わせることにより、エンジン36、熱交換器ユニット41を左,右方向から覆う位置まで延ばすことができ、大きな重量を確保することができる。
従って、第2の実施の形態では、熱交換器ユニット41を旋回フレーム34に取付ける場合、第1の実施の形態で述べたように熱交換器ユニット41を、図14、図15に示す矢示A方向に降下させてから矢示B方向に水平移動しようとすると、左側の後端板34Hが障害となって支持枠体42の後側仕切板42Bが干渉するから、水平移動による取付作業を行うことができない。
35は旋回フレーム34の左前側に搭載されたキャブ(図16参照)で、該キャブ35内には、第1の実施の形態によるキャブ5とほぼ同様に、運転席、各種操作レバー、空調装置の室内機等(いずれも図示せず)が配設されている。
36は旋回フレーム34の後側に設けられた原動機としてのエンジンを示している(図19参照)。このエンジン36は、第1の実施の形態によるエンジン6とほぼ同様に構成されている。
37はエンジン36の左側に設けられた冷却ファンである。この冷却ファン37は、第1の実施の形態による冷却ファン7とほぼ同様に、エンジン36によって回転駆動されるものである。
38は冷却ファン37の周囲を取囲んで設けられた円枠状のシュラウドを示している。このシュラウド38は、第1の実施の形態によるシュラウド8とほぼ同様に、冷却ファン37の周囲を取囲む円枠状に形成され、例えば3個のブラケット38Aを用いてエンジン36に取付けられている。また、39はエンジン36の右側に取付けられた油圧ポンプを示している。
40はキャブ35と後述のカウンタウエイト54との間に位置して旋回フレーム34上に設けられた建屋カバーを示している(図16参照)。この建屋カバー40は、第1の実施の形態による建屋カバー10とほぼ同様に、エンジン36、油圧ポンプ39等を収容すると共に、後述の支持枠体42内にラジエータ46等に向け冷却風が流通する熱交換器室(図示せず)を画成している。
次に、第2の実施の形態による熱交換器ユニットについて、図19ないし図25を参照しつつ説明する。
41はエンジン36の左側に位置して建屋カバー40内に設けられた第2の実施の形態による単一の熱交換器ユニットを示している。この熱交換器ユニット41は、前述した第1の実施の形態による熱交換器ユニット11とほぼ同様に、後述の支持枠体42、熱交換器組立体45、コンデンサ51等により大略構成されている。
42は熱交換器ユニット41の枠構造をなす支持枠体である。この支持枠体42は、前述した第1の実施の形態による支持枠体12とほぼ同様に形成されている。即ち、支持枠体42は、図23、図24等に示す如く、上部旋回体33の前,後方向に所定の間隔をもって対面する側面板としての前,後の仕切板42A,42Bと、該各仕切板42A,42Bの上部を連結するように前,後方向に延び、ラジエータ46、オイルクーラ47、インタクーラ48の上部を覆う長箱状の連結部材42Cと、前記各仕切板42A,42B、連結部材42Cの下流側(エンジン36側)に取付けられた後述の内面板43等とにより大略構成されている。
また、支持枠体42の上流側には、冷却風の流通を許しつつ強度を高めるための補強部材42Dが各仕切板42A,42Bに亘って取付けられている。また、前側仕切板42Aの対向面側には、後述のコンデンサ51等を支持する支持板42E(図23中に図示)が前,後方向に延びて設けられている。
さらに、前側仕切板42Aは、熱交換器ユニット41を旋回フレーム34上に搭載した状態で、その下部を張出しビーム34Eにボルト止めすることができる。また、後側仕切板42Bは、その下部を左後端板34Hに複数のボルト42Fを用いて固定することができる(図20、図22参照)。
ここで、支持枠体42の後側仕切板42Bは、図20に示すように、旋回フレーム34の左後端板34Hの前側に収まるものである。従って、後側仕切板42Bは、左後端板34Hとほぼ同様に左,右方向の中間部から外側部分が前側に向け斜めに形成されている。これにより、熱交換器ユニット41は、後側仕切板42Bが旋回フレーム34の左後端板34Hに嵌まるように位置決めされるから、この左後端板34Hが邪魔になって水平方向に移動することはできず、図21、図23に示す如く、上側から矢示C方向にほぼ真っ直ぐに降ろして取付ける必要がある。
そこで、43は支持枠体42のエンジン36側に設けられた内面板で、該内面板43は、熱交換器ユニット41を垂直方向に降ろすだけで旋回フレーム34への取付けを可能にするものである。即ち、内面板43は、図25に示す如く、各仕切板42A,42Bに取付けられ熱交換器室(図示せず)のエンジン36側を覆う上板部43Aと、該上板部43Aの下側に着脱可能に取付けられた下板部43Bとにより分割して構成されている。また、上板部43Aは、後寄りの上側に冷却ファン37の上側部位を取囲む半円弧枠43A1を有する門形状をなしている。さらに、上板部43Aには、半円弧枠43A1の下方を連結する連結枠43A2が設けられ、該連結枠43A2には、ファン通し用切欠部43A3が形成されている。
このファン通し用切欠部43A3は、上板部43Aの下方部位にある連結枠43A2のうち、冷却ファン37側の端縁をラジエータ46側に後退させるように切欠くことにより、半円弧枠43A1の下方を開放するものである。これにより、ファン通し用切欠部43A3は、図23に示すように、上板部43Aを冷却ファン37に向け真っ直ぐに降ろした場合でも、冷却ファン37を通過させることができ、水平方向に移動することなく、半円弧枠43A1を冷却ファン37を取囲む位置に配置することができる。
一方、下板部43Bは、図20等に示すように、ファン通し用切欠部43A3を閉塞するように上板部43Aに着脱可能に複数のボルト43Cを用いて取付けられる。また、下板部43Bは、図20、図24等に示す如く、冷却ファン37の下側部位を取囲む半円弧枠43B1を有している。この半円弧枠43B1は、上板部43Aの半円弧枠43A1と協働して冷却ファン37のシュラウド38を取囲む円弧状の開口44(図19、図20中に図示)を形成するものである。
45は支持枠体42内に設けられた熱交換器としての熱交換器組立体である。この熱交換器組立体45は、第1の実施の形態による熱交換器組立体14とほぼ同様に、冷却風の流れ方向に対して並列に配置されたラジエータ46、オイルクーラ47、インタクーラ48と、該ラジエータ46、オイルクーラ47、インタクーラ48の上部側を連結する上側ブラケット49と、下部側を連結する下側ブラケット50とにより構成されている。
そして、熱交換器組立体45は、上側ブラケット49が支持枠体42の前,後の各仕切板42A,42B上部にボルト止めされている。また、下側ブラケット50は、長さ方向の両端部が支持枠体42の各仕切板42A,42B下部にボルト止めされている。さらに、熱交換器ユニット41を旋回フレーム34に搭載するときには、支持枠体42の各仕切板42A,42B下部を旋回フレーム34の張出しビーム34E,左後端板34Hに複数のボルト42F等を用いて取付ける。また、ラジエータ46、オイルクーラ47、インタクーラ48の下部側を連結した下側ブラケット50は、支持枠体42と別個に独立して旋回フレーム34の取付ブラケット34Gに複数のボルト45Aを用いて固定される(図23参照)。
51は支持枠体42の支持板42Eに取付けられた他の熱交換器として用いられるコンデンサである。このコンデンサ51は、第1の実施の形態によるコンデンサ21とほぼ同様に構成され、その並列位置には燃料クーラ(図示せず)が配設されている。また、52は支持枠体42の前側仕切板42Aに取付けられたリザーバタンク、53はラジエータ46、オイルクーラ47、インタクーラ48の冷却風の上流側を覆う防塵ネットをそれぞれ示している。
このように構成された熱交換器ユニット41を組立てる場合には、前側仕切板42A、後側仕切板42B、連結部材42C、内面板43の上板部43A等を接続して支持枠体42を組立てる。また、ラジエータ46、オイルクーラ47、インタクーラ48を並列に配置し、これらを上側ブラケット49、下側ブラケット50を用いて連結することにより熱交換器組立体45を組立てる。
さらに、組立てた熱交換器組立体45の上側ブラケット49を、支持枠体42の各仕切板42A,42B上部にボルト止めすると共に、支持板42Eにコンデンサ51等を取付け、リザーバタンク52等を取付ける。これにより、旋回フレーム34に取付ける段階まで熱交換器ユニット41を組立てることができる。そして、熱交換器ユニット41は、支持枠体42の各仕切板42A,42B下部を旋回フレーム34の張出しビーム34Eに複数のボルト42Fを用いて固定した後に、内面板43の上板部43Aに下板部43Bを複数のボルト43Cを用いて取付ける。
54は旋回フレーム34の後端部に取付けられたカウンタウエイト(図16参照)で、該カウンタウエイト54は、作業装置27との重量バランスをとるものである。ここで、第2の実施の形態による油圧ショベル31は、上部旋回体33が下部走行体32の車幅内にほぼ収まる超小旋回機として構成しているから、カウンタウエイト54は、前側寄りに配置する必要がある。このために、カウンタウエイト54は、大きな重量を確保できるように、左,右方向の両側を旋回フレーム34の各後端板34H,34Jに沿って前側まで延ばしている。
55は上部旋回体33の前側に俯仰動可能に設けられた作業装置を示している。この作業装置55は、第1の実施の形態による作業装置27とほぼ同様に、土砂の掘削作業等を行うものである。
第2の実施の形態による油圧ショベル31は上述の如き構成を有するもので、次に、支持枠体42、熱交換器組立体45、コンデンサ51等からなる熱交換器ユニット41を旋回フレーム34側に取付けるときの手順について説明する。
まず、熱交換器ユニット41の組立作業について説明すると、前側仕切板42A、後側仕切板42B、連結部材42C、内面板43の上板部43A等を接続して支持枠体42を組立てる。また、並列に配置したラジエータ46、オイルクーラ47、インタクーラ48を上側ブラケット49、下側ブラケット50で連結して熱交換器組立体45を組立て、この熱交換器組立体45の上側ブラケット49をボルト(図示せず)を用いて支持枠体42に組付ける。さらに、支持枠体42にコンデンサ51、リザーバタンク52等を取付ける。これにより、旋回フレーム34に取付ける段階、即ち、内面板43の上板部43Aに下板部43Bをボルト止めする前の段階まで熱交換器ユニット41を組立てることができる。
このようにして熱交換器ユニット41をほぼ組立てたら、この熱交換器ユニット41を吊上げて油圧ショベル31の組立ラインに搬送し、旋回フレーム34の左後部に載置する。ここで、内面板43の上板部43Aには、下側の連結枠43A2に位置して、半円弧枠43A1の下側を開放するファン通し用切欠部43A3を設けている。
従って、第2の実施の形態による熱交換器ユニット41の載置作業では、図20、図23等に示す如く、旋回フレーム34の左後端板34Hと支持枠体42の後側仕切板42Bとの干渉、シュラウド38と内面板43との干渉等を生じることなく、熱交換器ユニット41を旋回フレーム34の所定位置に真っ直ぐに矢示C方向に降ろして搭載することができる。
この状態で、支持枠体42の各仕切板42A,42B下部を、旋回フレーム34の張出しビーム34Eに各ボルト42Fを用いて固定する。また、熱交換器組立体45の下側ブラケット50を旋回フレーム34の取付ブラケット34Gに各ボルト45Aを用いて固定する。これにより、熱交換器組立体45と支持枠体42とは、別個に独立して旋回フレーム34の取付ブラケット34Gに取付けることができる。
一方、熱交換器組立体45は、ボルト45Aを抜き取り各ブラケット49,50から取外すことができる。このように熱交換器組立体45は、支持枠体42を旋回フレーム34側に取付けたままの状態で、個別に脱着することができる。
さらに、内面板43の上板部43Aに下板部43Bを各ボルト43Cを用いて取付けることにより、内面板43の開口44をシュラウド38の外周側に連結することができる。これにより、熱交換器ユニット41を旋回フレーム34側に取付けることができる。
かくして、このように構成された第2の実施の形態においても、前述した第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、本実施の形態では、支持枠体42の内面板43は、冷却ファン37(シュラウド38)の上側部位を取囲む上板部43Aと、下側部位を取囲む下板部43Bとに2分割できるように構成している。これにより、下板部43Bを取外したときには、上板部43Aの下側をファン通し用切欠部43A3によって開放することができる。
従って、熱交換器ユニット41を旋回フレーム34に取付ける作業は、内面板43の上板部43Aに下板部43Bを取付ける前に行うことにより、熱交換器ユニット41を真下に降ろすだけで旋回フレーム34に取付けることができる。そして、熱交換器ユニット41を旋回フレーム34に取付けた後に、上板部43Aに下板部43Bを取付けることにより、開放されていた冷却ファン37の下側部位を含め、その周囲を開口44で取囲むことができる。
この結果、熱交換器ユニット41は、矢示C方向に真っ直ぐに降ろすだけで旋回フレーム34の所定位置に取付けることができる。これにより、超小旋回機をなす本実施の形態による油圧ショベル31のように、上部旋回体33が小さく、熱交換器ユニット41を取付ける位置の周囲に障害物がある場合でも、熱交換器ユニット41を簡単に取付けることができ、組立作業性を向上することができる。
なお、第1の実施の形態では、熱交換器ユニット11には、ラジエータ15、オイルクーラ16、インタクーラ17を冷却風の流れ方向に対して並列に配置した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば過給機を備えていないエンジン6の場合には、インタクーラを廃止し、ラジエータとオイルクーラの2台の熱交換器を熱交換器ユニットに設ける構成としてもよく、また1台の熱交換器を熱交換器ユニットに設ける構成としてもよい。また、ラジエータ、オイルクーラ等を冷却風の流れ方向に対して重ねるように直列に配置する構成としてもよい。この構成は第2の実施の形態にも同様に適用できるものである。
また、第2の実施の形態では、内面板43の下板部43Bを上板部43Aにボルト43Cを用いて固定する構成とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図26に示す変形例のように、内面板61の上板部61Aを半円弧枠61A1の位置までとし、該上板部61Aの下側に位置して支持枠体42の各仕切板42A,42Bに半円弧枠61B1を有する下板部61Bを複数のボルト61Cを用いて固定する構成としてもよい。
一方、各実施の形態では、原動機としてエンジン6,36を用いた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば電動式建設機械の場合には電動モータ等の他の原動機を用いる構成としてもよい。
また、各実施の形態では、エンジン6,36に冷却ファン7,37を設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば冷却ファンをエンジンと別個に設け、電動モータ、油圧モータ等を用いて回転駆動する構成としてもよい。
さらに、各実施の形態では、建設機械としてクローラ式の油圧ショベル1,31を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えばホイール式の下部走行体を備えた油圧ショベルに適用してもよい。さらに、例えば油圧クレーン、ホイールローダ、トラクタ等の他の建設機械にも広く適用できるものである。
本発明の第1の実施の形態による油圧ショベルを示す正面図である。 旋回フレームを単体で拡大して示す正面図である。 旋回フレームを単体で拡大して示す平面図である。 図1中の矢示IV−IV方向からみた上部旋回体の拡大断面図である。 図4中の熱交換器ユニットを拡大して示す外観斜視図である。 熱交換器ユニットの支持枠体を単体で正面側からみた外観斜視図である。 熱交換器ユニットの支持枠体を単体で背面側からみた外観斜視図である。 図7に示す支持枠体の内面板を分離した状態で示す分解斜視図である。 熱交換器組立体を単体で示す外観斜視図である。 旋回フレーム、下側ブラケットに対するラジエータ、インタクーラの下部の取付状態を示す要部拡大断面図である。 旋回フレーム、下側ブラケットに対するオイルクーラの下部の取付状態を示す要部拡大断面図である。 旋回フレームに対する熱交換器ユニットの搭載状態を示す要部拡大斜視図である。 旋回フレームに搭載するために熱交換器ユニットを吊上げた状態を図12と同様位置からみた要部拡大斜視図である。 旋回フレームに搭載するために熱交換器ユニットを吊上げた状態を図4と同様位置からみた拡大断面図である。 熱交換器ユニットを旋回フレームに載置して水平方向に移動させる状態を図4と同様位置からみた拡大断面図である。 本発明の第2の実施の形態による油圧ショベルを示す正面図である。 旋回フレームを単体で拡大して示す正面図である。 旋回フレームを単体で拡大して示す平面図である。 旋回フレームと冷却ファンに対する熱交換器ユニットの取付状態を示す外観斜視図である。 旋回フレームと冷却ファンに対する熱交換器ユニットの取付状態を示す要部拡大斜視図である。 旋回フレームに搭載するために熱交換器ユニットを吊上げた状態を図20と同様位置からみた要部拡大斜視図である。 旋回フレームに搭載した熱交換器ユニットに内面板の下板部を取付ける状態を図20と同様位置からみた要部拡大斜視図である。 旋回フレームに搭載するために熱交換器ユニットを取付位置の真上に吊上げた状態を示す拡大断面図である。 熱交換器ユニットを拡大して示す分解斜視図である。 内面板を拡大して示す分解斜視図である。 変形例による熱交換器ユニットを拡大して示す分解斜視図である。
符号の説明
1,31 油圧ショベル(建設機械)
2,32 下部走行体
3,33 上部旋回体
4,34 旋回フレーム(車体フレーム)
6,36 エンジン(原動機)
7,37 冷却ファン
8,38 シュラウド
9,39 油圧ポンプ
10,40 建屋カバー
10A 左側面板
10B 右側面板
10C 上面板
11,41 熱交換器ユニット
12,42 支持枠体
12A,42A 前側仕切板(前側面板)
12B,42B 後側仕切板(後側面板)
12C,42C 連結部材
12D,43,61 内面板
12D1,44 開口
13 熱交換器室
14,45 熱交換器組立体
15,46 ラジエータ(熱交換器)
16,47 オイルクーラ(熱交換器)
17,48 インタクーラ(熱交換器)
18,49 上側ブラケット
19,50 下側ブラケット
20 燃料クーラ(他の熱交換器)
21,51 コンデンサ(他の熱交換器)
43A,61A 上板部
43A1,43B1,61A1,61B1 半円弧枠
43A2 連結枠
43A3 ファン通し用切欠部
43B,61B 下板部

Claims (8)

  1. 支持構造体をなす車体フレームと、該車体フレーム上に設けられた原動機と、該原動機を動力源として回転する冷却ファンと、該冷却ファンの冷却風が供給されることによって冷却すべき流体の熱交換を行う熱交換器と、該熱交換器を支持する支持枠体とを備えてなる建設機械において、
    前記熱交換器と前記支持枠体とを予め組立てることにより単一の熱交換器ユニットを構成し、この熱交換器ユニットを前記車体フレームに取付ける構成としたことを特徴とする建設機械。
  2. 前記熱交換器ユニットは、前記支持枠体の上側部位と前記熱交換器の上側部位を連結することによって一体化する構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記熱交換器ユニットの支持枠体は、該支持枠体の下側部位を前記車体フレームに取付け、前記熱交換器は、該熱交換器の下側部位を前記支持枠体と独立して前記車体フレームに取付ける構成としてなる請求項1または2に記載の建設機械。
  4. 前記支持枠体は、前記車体フレームに間隔をもって配設された2枚の側面板と、該各側面板を連結する連結部材と、前記各側面板の原動機側に設けられ前記冷却ファンと対面する部位に開口を有する内面板とにより構成してなる請求項1,2または3に記載の建設機械。
  5. 前記冷却ファンの周囲を取囲んでシュラウドを設け、前記支持枠体を構成する前記内面板の開口を前記シュラウドに連結する構成としてなる請求項4に記載の建設機械。
  6. 前記支持枠体の内面板は、前記冷却ファンの上側部位を取囲む上板部と、前記冷却ファンの下側部位を取囲み前記上板部または前記側面板に着脱可能に設けられた下板部とにより構成してなる請求項4または5に記載の建設機械。
  7. 前記車体フレーム上には、前記原動機、冷却ファンおよび熱交換器ユニットを覆う建屋カバーを設け、
    前記熱交換器ユニットの支持枠体は、前記建屋カバーと協働して熱交換器に向け冷却風を流通させる熱交換器室を画成する構成としてなる請求項1,2,3,4,5または6に記載の建設機械。
  8. 前記熱交換器は、冷却風の流れ方向に対して並列に配置されたラジエータとオイルクーラとの組立体からなり、該組立体の冷却風の流れ方向に重なる位置には他の熱交換器を配置する構成としてなる請求項1,2,3,4,5,6または7に記載の建設機械。
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