JP3676580B2 - 建設機械の冷却装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ラジエータを容易かつ完全に清掃できるようにした建設機械の冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、建設機械の上部旋回体に搭載したエンジン冷却用ラジエータは、ラジエータフィンへのダストの付着が著しいことから、これを定期的に清掃するメンテナンス作業を必要とする。
【0003】
このため、従来では、図9に示す第1従来例のように、エンジンフード40内にエンジン冷却用ラジエータ41を取り付け、このラジエータ41の前方に配置するオイルクーラ42をヒンジ金具43によりエンジンフード40側で支持して、オイルクーラ42を二点鎖線で示すように前方へ回動できるようにしたものが提案されている(実開平4−65920号公報参照)。
【0004】
また、図10に示す第2従来例のように、ラジエータ41の前面両側のガイド溝41a,41aに防塵網44を着脱可能に取り付けたものが提案されている(実開昭64−56531号公報参照)。
【0005】
さらに、図11に示す第3従来例のように、ラジエータ41とオイルクーラ42との間に隙間Lを隔てて、この隙間Lを覆うトップカバー46aとサイドカバー46bを着脱可能に取り付けたものが提案されている(実開昭64−36523号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図9の第1従来例は、ラジエータ41の前面41aに付着したダストを清掃するときには、オイルクーラ42を前方へ回動させれば清掃が容易に行なえるというものの、ヒンジ金具43の付近の前面41aを清掃するときには、オイルクーラ42を大きく前方へ回動させる必要があるので、回動用スペースSを広く設定する必要があると共に、オイルクーラ42の出入口用可撓管45a,45bが大きく引き回されるので、さらに広い引き回し用スペースSが必要となるから、車体のコンパクト化が阻害される。なお、ラジエータ41の後面41b側には、ファン47用のシュラウド(図示せず。)が設けられているので、ラジエータ41の後面41bに付着したダストを清掃するのが困難である。
【0007】
また、図10の第2従来例は、防塵網44によりラジエータ41の前面41aにダストが付着するのを防止することを意図したものであるが、防塵網44の網目を通過した小粒のダストがラジエータ41の前面41aに付着するので、やはり定期的に清掃する必要があるが、オイルクーラとの間の隙間が狭いので、清掃が困難である。
【0008】
さらに、図11の第3従来例は、ラジエータ41の前面41aに付着したダストを清掃するときには、トッププレート46aとサイドプレート46bとを取り外せば隙間Lから清掃が容易に行なえるというものの、隙間Lが狭いのでラジエータ41の前面41a、特に前面41aの下部側の清掃が困難である。なお、ラジエータ41の後面41b側には、ファンシュラウド(図示せず。)が設けられているので、ラジエータ41の後面41bに付着したダストを清掃するのが困難である。
【0009】
本発明は、前記従来の問題を解決するためになされたもので、ラジエータを容易かつ完全に清掃できるようにした建設機械の冷却装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明は、上部旋回体内に配置されるとともに、オイルクーラとラジエータとファンシュラウドとを有する建設機械の冷却装置において、前記オイルクーラと前記ファンシュラウドはフレーム部材により一体的に連結するとともに、前記上部旋回体に固定して取り付け、前記ラジエータは、前記オイルクーラと前記ファンシュラウドと前記フレーム部材により囲まれる空間部に挿脱可能にするとともに、前記フレーム部材に着脱可能に取り付けられるようにしたことを特徴とする建設機械の冷却装置を提供するものである。
【0011】
本発明によれば、建設機械の製造時に、オイルクーラ、ファンシュラウド及びラジエータを予めアッセンブリ化した後、上部旋回体に組み付けることができるので生産性が向上される。
【0012】
加えて、上部旋回体に固定のフレーム部材にオイルクーラとファンシュラウドとを一体的に連結して、ラジエータはオイルクーラとファンシュラウドとフレーム部材とで囲まれる空間部に挿脱可能で、フレーム部材に着脱可能に取り付けられる構成としているから、ラジエータだけをオイルクーラとファンシュラウドとの間から簡単かつ迅速に取り外したり取り付けたりすることができる。また、フレーム部材にオイルクーラとラジエータとファンシュラウドとを正確に位置決めして取り付けられるようになる。
【0013】
請求項2のように、建設機械のエンジン室の上方に開閉自在なボンネットを有し、エンジンの近傍に前記オイルクーラと前記ファンシュラウドを配置するとともに、前記ラジエータを前記空間部に対して上下方向に挿脱可能とした構成とすることができる。
【0014】
請求項3のように、前記ラジエータは突出した冷却水給排用配管取付口を有し、前記オイルクーラと前記ファンシュラウドとの対面する間隔を、前記ラジエータの前記冷却水給排用配管取付口が挿通可能な間隔に設定する構成とするのが好ましい。
【0015】
請求項4のように、前記フレーム部材は左右一対のフレーム部材であり、この左右一対のフレーム部材に前記オイルクーラと前記ファンシュラウドの左右側縁部をそれぞれ連結して固定した構成とすることができる。
【0016】
請求項5のように、前記フレーム部材の上部に左右一対の取付座を設けるとともに、前記ラジエータの上部に左右一対の取付部を設けて、前記フレーム部材の取付座に前記ラジエータの取付部を懸架して、取付部材で着脱可能に取り付けられる構成とするのが好ましい。
【0017】
請求項6のように、前記ラジエータは、前記フレーム部材に対して、上方と、前後左右の何れか一方の2方向から取付部材により着脱可能に取り付けられる構成とするのが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0019】
図1に示すように、建設機械の上部旋回体13のエンジン室内に搭載されたエンジン1の冷却ファン2の前方位置には、オイルクーラ3とラジエータ4とファンシュラウド5とが前後方向に所定の隙間を隔てて配置されていて、このオイルクーラ3とラジエータ4とファンシュラウド5は、後に詳述するように、左右一対のフレーム部材11L,11Rにそれぞれ取り付けられている。
【0020】
前記オイルクーラ3には油圧用配管7a,7bがそれぞれ接続されて、戻り油をオイルクーラ3を通過させて作動油タンク6へ戻すことにより冷却するようになっている。なお、8は油圧制御用バルブである。
【0021】
前記ラジエータ4の下部ポート4aと上部ポート4bには冷却水用配管9a,9bがそれぞれ接続されて、エンジン1との間で冷却水を循環させながら冷却するようになっている。
【0022】
図5〜図7に詳細に示すように、前記左右一対のフレーム部材11L,11Rは、下面板11a,11bを、ボルト穴11c,…を用いてボルト12,…で上部旋回体13のエンジン室内にそれぞれ固定することにより、左右方向に所定の間隔を隔てた垂直状態で上部旋回体13のエンジン室内に立設されるようになる。
【0023】
前記一対のフレーム部材11L,11Rは、平面(図5参照)から見て、前端部11d,11dが外方にそれぞれ折曲され、後端部11e,11eが内方にそれぞれ折曲されると共に、背面(図7参照)及び側面(図6参照)から見て、上端部が僅かに下方へ切り込まれて、この各上端部に、外方へ突出する取付座11f,11fがそれぞれ設けられている。
【0024】
前記一対のフレーム部材11L,11Rの後側の左右側縁部11eには、上下方向に複数個のボルト穴11g,…がそれぞれ形成され、図4に示すように、この各ボルト穴11gを用いてファンシュラウド5の前側の左右側縁部をボルト14,…で各側縁部11eにそれぞれ固定する。なお、各側端部11eの最下段のボルト14′は、前記ラジエータ4の下部取り付けに兼用している。
【0025】
前記一対のフレーム部材11L,11Rの前側の左右側縁部11dには、上下方向に複数個のボルト穴11h,…がそれぞれ形成され、この各ボルト穴11hを用いてオイルクーラ3の後側の左右側縁部をボルト15,…で各側端部11dにそれぞれ固定する。
【0026】
前記一対のフレーム部材11L,11Rの各取付座11fには、後部側に前後一対のボルトねじ穴11i,11iがそれぞれ形成され、この前後のボルトねじ穴11i,11iの間にフック逃げ用凹部11jが形成されると共に、前部側にボルトねじ穴11kが形成されている。
【0027】
図2〜図4に示すように、前記ラジエータ4の上部両側には、前記一対のフレーム部材11L,11Rの各取付座11fの後部に上方からそれぞれ乗せるための取付部4c,4cを設けて、この各取付部4cによりラジエータ4が各取付座11fで前後移動可能に懸架されるようになる。
【0028】
この各取付部4cには、前記各取付座11fの一対のボルトねじ穴11i,11iに一致するボルト穴(具体的に図示せず。)がそれぞれ形成されて、この各ボルト穴とボルトねじ穴11iとを用いて、各取付部4cを上方から取付部材であるボルト16,…で各取付座11fにそれぞれ固定する。なお、17は、取付座11fのボルトねじ穴11iを延長するためのウエルドナットである。また、各取付部4cのボルト穴の間にはフック引っ掛け用穴部4dがそれぞれ形成されている。
【0029】
前記ラジエータ4の上部ポート4bは、前記ファンシュラウド5の上方に突出しているから、ラジエータ4を上方に取り外すときや上方から取り付けるときに支障は無いが、下部ポート4aは、ファンシュラウド5の下方に突出量Tで突出しているから、ラジエータ4を上方に取り外すときや上方から取り付けるときに、ファンシュラウド5が邪魔になる。
【0030】
そこで、図2及び図3に示したように、ラジエータ4の各取付部4cを一対のフレーム部材11L,11Rの各取付座11fに乗せた状態で、ストロークSでラジエータ4を前方に移動(摺動)させたときに、下部ポート4aがファンシュラウド5の下方から前方に抜け出して、ラジエータ4とともに上下方向に移動できるように、オイルクーラ3とファンシュラウド5との対面間隔を設定する。
【0031】
前記ラジエータ4の前面側には防塵ネット18を配置して、この防塵ネット18は、上部両側のフランジ部18a,18aを前記各取付座11fの前部に上方からそれぞれ乗せて、前記各ボルトねじ穴11kに蝶ボルト19でそれぞれ上方から固定する。
【0032】
また、前記オイルクーラ3の前面側にも防塵ネット20を配置して、この防塵ネット20は、前記各取付座11fの前端部11dにボルト・ナット等で固定されてオイルクーラ3の両側に沿って前方へ伸長するブラケット21,21の前端上部のボルトねじ穴(具体的に図示せず。)に蝶ボルト22でそれぞれ前方から固定する。
【0033】
前記のように構成したラジエータ4の着脱手順を次に説明する。
【0034】
前記車体13にボルト12で固定された左右一対のフレーム部材11L,11Rの前端部11dにはオイルクーラ3がボルト15で固定されていると共に、後端部11eにはファンシュラウド5がボルト14で固定されている。また、ブラケット21の前端部にオイルクーラ3用の防塵ネット20が蝶ボルト22で固定されている。
【0035】
前記ラジエータ4は、一対のフレーム部材11L,11Rの間に上方から差し込まれ、各取付座11fの後部に各取付部4cが乗せられてボルト16で固定されている。また、ラジエータ4の前面側の防塵ネット18が各取付座11fの前部に蝶ボルト19で固定されている。このラジエータ4の下部ポート4aと上部ポート4bには冷却水用配管9a,9bがそれぞれ接続されている。
【0036】
この状態からラジエータ4をオイルクーラ3とファンシュラウド5との間から取り外すには、まず、ラジエータ4等から冷却水を抜いた後に、冷却水用配管9a,9bと各ポート4a,4bとの接続を外す。
【0037】
ついで、ラジエータ4の前面側の防塵ネット18を、蝶ボルト19を緩め外して上方に抜き取ると共に、ラジエータ4の各取付部4cをフレーム部材11L,11Rの各取付座11fに固定しているボルト16を緩め外す。このとき、ラジエータ4は、取付部4cが取付座11fに乗ったままでであるから、各フレーム部材11L,11Rで懸架されているので、不用意に落下するおそれがない。その後、ラジエータ4をストロークSで前方に移動(摺動)させると、下部ポート4aがファンシュラウド5の下方から前方に抜け出すようになる。
【0038】
通常、ラジエータ4は1〜2人の作業者が人力で抜き取り可能であるが、大型の建設機械に適用した場合には、図8に示すように、ラジエータ4の取付部4cのフック引っ掛け穴4dにクレーン等のワイヤー24の吊り上げ用フック23を引っ掛けて、このフック23によりラジエータ4を上方に吊り上げると、ラジエータ4をオイルクーラ3とファンシュラウド5との間から上方に取り外すようにしてもよい。このとき、ラジエータ4の下部ポート4aがファンシュラウド5の下方から前方に抜け出しているので、ラジエータ4を上方に取り外すときの支障にならない。同様に、ラジエータ4を上方から取り付けるときの支障にもならない。
【0039】
取り外したラジエータ4は、適当な清掃位置まで自由に移動させることができるから、清掃時には、ラジエータ4の前面と後面には何の障害物も無いので、容易かつ完全に清掃することができる。
【0040】
一方、清掃した後のラジエータ4は、前記と逆の手順、即ち、オイルクーラ3とファンシュラウド5との間の上方まで移動させ、上方からオイルクーラ3とファンシュラウド5との間の差し込んで、ラジエータ4の取付部4cを各フレーム部材11L,11Rの取付座11fに乗せる。
【0041】
そして、ラジエータ4をストロークSで後方に移動(摺動)させると、下部ポート4aがファンシュラウド5の下方に突出し、冷却水用配管9aに接近して接続できるようになると共に、上部ポート4bも冷却水用配管9bに接近して接続できるようになる。ついで、ラジエータ4を各フレーム部材11L,11Rにボルト16で固定すると共に、防塵ネット18を蝶ボルト19で固定すれば、ラジエータ4の清掃作業が完了する。
【0042】
また、各フレーム部材11L,11Rにオイルクーラ3とラジエータ4とファンシュラウド5とを固定しているから、オイルクーラ3とラジエータ4とファンシュラウド5とを正確に位置決めして固定できるとともに、建設機械の製造時に各フレーム部材11L,11Rによりオイルクーラ3とラジエータ4とファンシュラウド5を予め組み立てアッセンブリ化した後、上部旋回体13に固定することができるので、生産性が向上できる。
【0043】
さらに、ラジエータ4を左右一対のフレーム部材11L,11Rを利用して上下方向に取り外したり取り付けたりできるから、左右方向に制限がある車両に有利である。
【0044】
さらにまた、ラジエータ4は、各フレーム部材11L,11Rに上方からボルト16で固定できるので、ボルト16の締め緩め作業が容易に行なえる。なお、ラジエータ4は、下部もボルト14′で各フレーム部材11L,11Rに固定しているが、ラジエータ4の両側から斜め下方に手が入りやすいので、この部分のボルト14′の締め緩め作業も容易である。特に、ファンシュラウド5側からボルト14′で固定すれば、ファンシュラウド側は比較的空間が大きいことが多いので、作業が容易である。
【0045】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明の建設機械の冷却装置は、建設機械の製造時に、オイルクーラ、ファンシュラウド及びラジエータを予めアッセンブリ化した後、上部旋回体に組み付けることができるので生産性が向上される。
【0046】
加えて、上部旋回体に固定のフレーム部材にオイルクーラとファンシュラウドとを一体的に連結して、ラジエータはオイルクーラとファンシュラウドとフレーム部材とで囲まれる空間部に挿脱可能で、フレーム部材に着脱可能に取り付けられる構成としたから、ラジエータだけをオイルクーラとファンシュラウドとの間から簡単かつ迅速に取り外したり取り付けたりすることができるので、取り外したラジエータの前面と後面には何の障害物も無いので、容易かつ完全に清掃できるようになる。また、フレーム部材にオイルクーラとラジエータとファンシュラウドとを正確に位置決めして取り付けられるようになる。
【0047】
請求項2のように、エンジン室の上方にボンネットを有する建設機械では、ラジエータを上下方向に挿脱できるので、左右(幅)方向に制限がある建設機械に有利となる。
【0048】
請求項3のように、オイルクーラとファンシュラウドとの間を、ラジエータの冷却水給排用配管取付口が挿通可能な間隔に設定すれば、配管取付口とともにラジエータをオイルクーラとファンシュラウドとの間から取り外したり取り付けたりすることができる。
【0049】
請求項4のように、左右一対のフレーム部材にオイルクーラとファンシュラウドの左右側縁部を固定すれば、フレーム部材にオイルクーラとファンシュラウドを簡単に固定できる。
【0050】
請求項5のように、フレーム部材の取付座にラジエータの取付部を懸架して取付部材で着脱可能に取り付ければ、ラジエータを取り外す前に取付部材を外した時やラジエータを取り付けた後に取付部材で取り付ける前には、ラジエータはフレーム部材で懸架されているので、不用意に落下するおそれがなくなる。
【0051】
また、ラジエータはフレーム部材の取付座により正確に上下方向の位置決めがされると共に、懸架状態で前後移動可能であるので前後方向の位置決めも正確にできる。さらに、ラジエータの配管取付口をオイルクーラとファンシュラウドとの間の隙間に位置させるようにラジエータを簡単に前後移動させることができる。
【0052】
さらにまた、ラジエータの上部で取付部材により取り付けることができるので、取付部材の着脱作業が容易になる。
【0053】
請求項6のように、ラジエータをフレーム部材に対して、上方と、前後左右の何れか一方の2方向から取付部材で着脱可能に取り付ければ、ラジエータをフレーム部材に確実に取り付けることができるとともに、取付部材の着脱作業も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る建設機械の冷却装置の斜視図である。
【図2】 冷却装置の平面図である。
【図3】 冷却装置の側面図である。
【図4】 冷却装置の背面図である。
【図5】 フレーム部材の平面図である。
【図6】 フレーム部材の側面図である。
【図7】 フレーム部材の背面図である。
【図8】 ラジエータをクレーン等で吊り上げて取り外した状態の冷却装置の側面図である。
【図9】 第1従来例の冷却装置の側面図である。
【図10】 第2従来例の冷却装置の斜視図である。
【図11】 第3従来例の冷却装置の斜視図である。
【符号の説明】
3 オイルクーラ
4 ラジエータ
4a 下部ポート
4c 取付部
4d フック引っ掛け穴部
5 ファンシュラウド
11(L,R) フレーム部材
11f 取付座
13 上部旋回体

Claims (6)

  1. 上部旋回体内に配置されるとともに、オイルクーラとラジエータとファンシュラウドとを有する建設機械の冷却装置において、
    前記オイルクーラと前記ファンシュラウドはフレーム部材により一体的に連結するとともに、前記上部旋回体に固定して取り付け、前記ラジエータは、前記オイルクーラと前記ファンシュラウドと前記フレーム部材により囲まれる空間部に挿脱可能にするとともに、前記フレーム部材に着脱可能に取り付けられるようにしたことを特徴とする建設機械の冷却装置。
  2. 建設機械のエンジン室の上方に開閉自在なボンネットを有し、エンジンの近傍に前記オイルクーラと前記ファンシュラウドを配置するとともに、前記ラジエータを前記空間部に対して上下方向に挿脱可能としたことを特徴とする請求項1に記載の建設機械の冷却装置。
  3. 前記ラジエータは突出した冷却水給排用配管取付口を有し、前記オイルクーラと前記ファンシュラウドとの対面する間隔を、前記ラジエータの前記冷却水給排用配管取付口が挿通可能な間隔に設定したことを特徴とする請求項1または2に記載の建設機械の冷却装置。
  4. 前記フレーム部材は左右一対のフレーム部材であり、この左右一対のフレーム部材に前記オイルクーラと前記ファンシュラウドの左右側縁部をそれぞれ連結して固定したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の建設機械の冷却装置。
  5. 前記フレーム部材の上部に左右一対の取付座を設けるとともに、前記ラジエータの上部に左右一対の取付部を設けて、前記フレーム部材の取付座に前記ラジエータの取付部を懸架して、取付部材で着脱可能に取り付けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の建設機械の冷却装置。
  6. 前記ラジエータは、前記フレーム部材に対して、上方と、前後左右の何れか一方の2方向から取付部材により着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の建設機械の冷却装置。
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