JPH11123940A - 建設機械の冷却装置 - Google Patents

建設機械の冷却装置

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JPH11123940A
JPH11123940A JP22191898A JP22191898A JPH11123940A JP H11123940 A JPH11123940 A JP H11123940A JP 22191898 A JP22191898 A JP 22191898A JP 22191898 A JP22191898 A JP 22191898A JP H11123940 A JPH11123940 A JP H11123940A
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radiator
oil cooler
cooling device
fan shroud
construction machine
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Takashi Chikuana
隆司 築穴
Akihiko Sakaeda
昭彦 栄田
Kazuyuki Sagi
和行 佐木
Hiroaki Iwamitsu
裕明 岩満
Keiji Fujioka
恵司 藤岡
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
Yutani Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラジエータを容易かつ完全に清掃できるよう
にする。 【解決手段】 上部旋回体13内に配置されるととも
に、オイルクーラ3とラジエータ4とファンシュラウド
5とを有する建設機械の冷却装置において、前記オイル
クーラ3と前記ファンシュラウド3とを一体的に連結す
るとともに、前記上部旋回体13に固定して取り付け、
前記ラジエータ4は、前記一体的に連結された前記オイ
ルクーラ3及びファンシュラウド5を介して上部旋回体
13に着脱可能に取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラジエータを容易
かつ完全に清掃できるようにした建設機械の冷却装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建設機械の上部旋回体に搭載し
たエンジン冷却用ラジエータは、ラジエータフィンへの
ダストの付着が著しいことから、これを定期的に清掃す
るメンテナンス作業を必要とする。
【0003】このため、従来では、図9に示す第1従来
例のように、エンジンフード40内にエンジン冷却用ラ
ジエータ41を取り付け、このラジエータ41の前方に
配置するオイルクーラ42をヒンジ金具43によりエン
ジンフード40側で支持して、オイルクーラ42を二点
鎖線で示すように前方へ回動できるようにしたものが提
案されている(実開平4−65920号公報参照)。
【0004】また、図10に示す第2従来例のように、
ラジエータ41の前面両側のガイド溝41a,41aに
防塵網44を着脱可能に取り付けたものが提案されてい
る(実開昭64−56531号公報参照)。
【0005】さらに、図11に示す第3従来例のよう
に、ラジエータ41とオイルクーラ42との間に隙間L
を隔てて、この隙間Lを覆うトップカバー46aとサイ
ドカバー46bを着脱可能に取り付けたものが提案され
ている(実開昭64−36523号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9の
第1従来例は、ラジエータ41の前面41aに付着した
ダストを清掃するときには、オイルクーラ42を前方へ
回動させれば清掃が容易に行なえるというものの、ヒン
ジ金具43の付近の前面41aを清掃するときには、オ
イルクーラ42を大きく前方へ回動させる必要があるの
で、回動用スペースSを広く設定する必要があると共
に、オイルクーラ42の出入口用可撓管45a,45b
が大きく引き回されるので、さらに広い引き回し用スペ
ースSが必要となるから、車体のコンパクト化が阻害さ
れる。なお、ラジエータ41の後面41b側には、ファ
ン47用のシュラウド(図示せず。)が設けられている
ので、ラジエータ41の後面41bに付着したダストを
清掃するのが困難である。
【0007】また、図10の第2従来例は、防塵網44
によりラジエータ41の前面41aにダストが付着する
のを防止することを意図したものであるが、防塵網44
の網目を通過した小粒のダストがラジエータ41の前面
41aに付着するので、やはり定期的に清掃する必要が
あるが、オイルクーラとの間の隙間が狭いので、清掃が
困難である。
【0008】さらに、図11の第3従来例は、ラジエー
タ41の前面41aに付着したダストを清掃するときに
は、トッププレート46aとサイドプレート46bとを
取り外せば隙間Lから清掃が容易に行なえるというもの
の、隙間Lが狭いのでラジエータ41の前面41a、特
に前面41aの下部側の清掃が困難である。なお、ラジ
エータ41の後面41b側には、ファンシュラウド(図
示せず。)が設けられているので、ラジエータ41の後
面41bに付着したダストを清掃するのが困難である。
【0009】本発明は、前記従来の問題を解決するため
になされたもので、ラジエータを容易かつ完全に清掃で
きるようにした建設機械の冷却装置を提供することを目
的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、上部旋回体内に配置されるとともに、オイルクーラ
とラジエータとファンシュラウドとを有する建設機械の
冷却装置において、前記オイルクーラと前記ファンシュ
ラウドとを一体的に連結するとともに、前記上部旋回体
に固定して取り付け、前記ラジエータは、前記一体的に
連結された前記オイルクーラ及びファンシュラウドを介
して上部旋回体に着脱可能に取り付けられたことを特徴
とする建設機械の冷却装置を提供するものである。
【0011】本発明によれば、建設機械の製造時に、オ
イルクーラ、ファンシュラウド及びラジエータを予めア
ッセンブリ化した後、上部旋回体に組み付けることがで
きるので生産性が向上される。また上部旋回体に固定の
オイルクーラとファンシュラウドとの間のラジエータ
は、上部旋回体に対して着脱可能としているから、ラジ
エータだけをオイルクーラとファンシュラウドとの間か
ら簡単かつ迅速に取り外したり取り付けたりすることが
できる。
【0012】請求項2のように、前記オイルクーラと前
記ファンシュラウドはフレーム部材により一体的に連結
され、前記ラジエータは、前記オイルクーラと前記ファ
ンシュラウドと前記フレーム部材により囲まれる空間部
に挿脱可能にするとともに、前記フレーム部材に着脱可
能に取り付けられる構成としても良い。
【0013】請求項3のように、建設機械のエンジン室
の上方に開閉自在なボンネットを有し、エンジンの近傍
に前記オイルクーラと前記ファンシュラウドを配置する
とともに、前記ラジエータを前記空間部に対して上下方
向に挿脱可能とした構成とすることができる。
【0014】請求項4のように、前記ラジエータは突出
した冷却水給排用配管取付口を有し、前記オイルクーラ
と前記ファンシュラウドとの対面する間隔を、前記ラジ
エータの前記冷却水給排用配管取付口が挿通可能な間隔
に設定する構成とするのが好ましい。
【0015】請求項5のように、前記フレーム部材は左
右一対のフレーム部材であり、この左右一対のフレーム
部材に前記オイルクーラと前記ファンシュラウドの左右
側縁部をそれぞれ連結して固定した構成とすることがで
きる。
【0016】請求項6のように、前記フレーム部材の上
部に左右一対の取付座を設けるとともに、前記ラジエー
タの上部に左右一対の取付部を設けて、前記フレーム部
材の取付座に前記ラジエータの取付部を懸架して、取付
部材で着脱可能に取り付けられる構成とするのが好まし
い。
【0017】請求項7のように、前記ラジエータは、前
記フレーム部材に対して、上方と、前後左右の何れか一
方の2方向から取付部材により着脱可能に取り付けられ
る構成とするのが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0019】図1に示すように、建設機械の上部旋回体
13のエンジン室内に搭載されたエンジン1の冷却ファ
ン2の前方位置には、オイルクーラ3とラジエータ4と
ファンシュラウド5とが前後方向に所定の隙間を隔てて
配置されていて、このオイルクーラ3とラジエータ4と
ファンシュラウド5は、後に詳述するように、左右一対
のフレーム部材11L,11Rにそれぞれ取り付けられ
ている。
【0020】前記オイルクーラ3には油圧用配管7a,
7bがそれぞれ接続されて、戻り油をオイルクーラ3を
通過させて作動油タンク6へ戻すことにより冷却するよ
うになっている。なお、8は油圧制御用バルブである。
【0021】前記ラジエータ4の下部ポート4aと上部
ポート4bには冷却水用配管9a,9bがそれぞれ接続
されて、エンジン1との間で冷却水を循環させながら冷
却するようになっている。
【0022】図5〜図7に詳細に示すように、前記左右
一対のフレーム部材11L,11Rは、下面板11a,
11bを、ボルト穴11c,…を用いてボルト12,…
で上部旋回体13のエンジン室内にそれぞれ固定するこ
とにより、左右方向に所定の間隔を隔てた垂直状態で上
部旋回体13のエンジン室内に立設されるようになる。
【0023】前記一対のフレーム部材11L,11R
は、平面(図5参照)から見て、前端部11d,11d
が外方にそれぞれ折曲され、後端部11e,11eが内
方にそれぞれ折曲されると共に、背面(図7参照)及び
側面(図6参照)から見て、上端部が僅かに下方へ切り
込まれて、この各上端部に、外方へ突出する取付座11
f,11fがそれぞれ設けられている。
【0024】前記一対のフレーム部材11L,11Rの
後側の左右側縁部11eには、上下方向に複数個のボル
ト穴11g,…がそれぞれ形成され、図4に示すよう
に、この各ボルト穴11gを用いてファンシュラウド5
の前側の左右側縁部をボルト14,…で各側縁部11e
にそれぞれ固定する。なお、各側端部11eの最下段の
ボルト14′は、前記ラジエータ4の下部取り付けに兼
用している。
【0025】前記一対のフレーム部材11L,11Rの
前側の左右側縁部11dには、上下方向に複数個のボル
ト穴11h,…がそれぞれ形成され、この各ボルト穴1
1hを用いてオイルクーラ3の後側の左右側縁部をボル
ト15,…で各側端部11dにそれぞれ固定する。
【0026】前記一対のフレーム部材11L,11Rの
各取付座11fには、後部側に前後一対のボルトねじ穴
11i,11iがそれぞれ形成され、この前後のボルト
ねじ穴11i,11iの間にフック逃げ用凹部11jが
形成されると共に、前部側にボルトねじ穴11kが形成
されている。
【0027】図2〜図4に示すように、前記ラジエータ
4の上部両側には、前記一対のフレーム部材11L,1
1Rの各取付座11fの後部に上方からそれぞれ乗せる
ための取付部4c,4cを設けて、この各取付部4cに
よりラジエータ4が各取付座11fで前後移動可能に懸
架されるようになる。
【0028】この各取付部4cには、前記各取付座11
fの一対のボルトねじ穴11i,11iに一致するボル
ト穴(具体的に図示せず。)がそれぞれ形成されて、こ
の各ボルト穴とボルトねじ穴11iとを用いて、各取付
部4cを上方から取付部材であるボルト16,…で各取
付座11fにそれぞれ固定する。なお、17は、取付座
11fのボルトねじ穴11iを延長するためのウエルド
ナットである。また、各取付部4cのボルト穴の間には
フック引っ掛け用穴部4dがそれぞれ形成されている。
【0029】前記ラジエータ4の上部ポート4bは、前
記ファンシュラウド5の上方に突出しているから、ラジ
エータ4を上方に取り外すときや上方から取り付けると
きに支障は無いが、下部ポート4aは、ファンシュラウ
ド5の下方に突出量Tで突出しているから、ラジエータ
4を上方に取り外すときや上方から取り付けるときに、
ファンシュラウド5が邪魔になる。
【0030】そこで、図2及び図3に示したように、ラ
ジエータ4の各取付部4cを一対のフレーム部材11
L,11Rの各取付座11fに乗せた状態で、ストロー
クSでラジエータ4を前方に移動(摺動)させたとき
に、下部ポート4aがファンシュラウド5の下方から前
方に抜け出して、ラジエータ4とともに上下方向に移動
できるように、オイルクーラ3とファンシュラウド5と
の対面間隔を設定する。
【0031】前記ラジエータ4の前面側には防塵ネット
18を配置して、この防塵ネット18は、上部両側のフ
ランジ部18a,18aを前記各取付座11fの前部に
上方からそれぞれ乗せて、前記各ボルトねじ穴11kに
蝶ボルト19でそれぞれ上方から固定する。
【0032】また、前記オイルクーラ3の前面側にも防
塵ネット20を配置して、この防塵ネット20は、前記
各取付座11fの前端部11dにボルト・ナット等で固
定されてオイルクーラ3の両側に沿って前方へ伸長する
ブラケット21,21の前端上部のボルトねじ穴(具体
的に図示せず。)に蝶ボルト22でそれぞれ前方から固
定する。
【0033】前記のように構成したラジエータ4の着脱
手順を次に説明する。
【0034】前記車体13にボルト12で固定された左
右一対のフレーム部材11L,11Rの前端部11dに
はオイルクーラ3がボルト15で固定されていると共
に、後端部11eにはファンシュラウド5がボルト14
で固定されている。また、ブラケット21の前端部にオ
イルクーラ3用の防塵ネット20が蝶ボルト22で固定
されている。
【0035】前記ラジエータ4は、一対のフレーム部材
11L,11Rの間に上方から差し込まれ、各取付座1
1fの後部に各取付部4cが乗せられてボルト16で固
定されている。また、ラジエータ4の前面側の防塵ネッ
ト18が各取付座11fの前部に蝶ボルト19で固定さ
れている。このラジエータ4の下部ポート4aと上部ポ
ート4bには冷却水用配管9a,9bがそれぞれ接続さ
れている。
【0036】この状態からラジエータ4をオイルクーラ
3とファンシュラウド5との間から取り外すには、ま
ず、ラジエータ4等から冷却水を抜いた後に、冷却水用
配管9a,9bと各ポート4a,4bとの接続を外す。
【0037】ついで、ラジエータ4の前面側の防塵ネッ
ト18を、蝶ボルト19を緩め外して上方に抜き取ると
共に、ラジエータ4の各取付部4cをフレーム部材11
L,11Rの各取付座11fに固定しているボルト16
を緩め外す。このとき、ラジエータ4は、取付部4cが
取付座11fに乗ったままでであるから、各フレーム部
材11L,11Rで懸架されているので、不用意に落下
するおそれがない。その後、ラジエータ4をストローク
Sで前方に移動(摺動)させると、下部ポート4aがフ
ァンシュラウド5の下方から前方に抜け出すようにな
る。
【0038】通常、ラジエータ4は1〜2人の作業者が
人力で抜き取り可能であるが、大型の建設機械に適用し
た場合には、図8に示すように、ラジエータ4の取付部
4cのフック引っ掛け穴4dにクレーン等のワイヤー2
4の吊り上げ用フック23を引っ掛けて、このフック2
3によりラジエータ4を上方に吊り上げると、ラジエー
タ4をオイルクーラ3とファンシュラウド5との間から
上方に取り外すようにしてもよい。このとき、ラジエー
タ4の下部ポート4aがファンシュラウド5の下方から
前方に抜け出しているので、ラジエータ4を上方に取り
外すときの支障にならない。同様に、ラジエータ4を上
方から取り付けるときの支障にもならない。
【0039】取り外したラジエータ4は、適当な清掃位
置まで自由に移動させることができるから、清掃時に
は、ラジエータ4の前面と後面には何の障害物も無いの
で、容易かつ完全に清掃することができる。
【0040】一方、清掃した後のラジエータ4は、前記
と逆の手順、即ち、オイルクーラ3とファンシュラウド
5との間の上方まで移動させ、上方からオイルクーラ3
とファンシュラウド5との間の差し込んで、ラジエータ
4の取付部4cを各フレーム部材11L,11Rの取付
座11fに乗せる。
【0041】そして、ラジエータ4をストロークSで後
方に移動(摺動)させると、下部ポート4aがファンシ
ュラウド5の下方に突出し、冷却水用配管9aに接近し
て接続できるようになると共に、上部ポート4bも冷却
水用配管9bに接近して接続できるようになる。つい
で、ラジエータ4を各フレーム部材11L,11Rにボ
ルト16で固定すると共に、防塵ネット18を蝶ボルト
19で固定すれば、ラジエータ4の清掃作業が完了す
る。
【0042】また、各フレーム部材11L,11Rにオ
イルクーラ3とラジエータ4とファンシュラウド5とを
固定しているから、オイルクーラ3とラジエータ4とフ
ァンシュラウド5とを正確に位置決めして固定できると
ともに、建設機械の製造時に各フレーム部材11L,1
1Rによりオイルクーラ3とラジエータ4とファンシュ
ラウド5を予め組み立てアッセンブリ化した後、上部旋
回体13に固定することができるので、生産性が向上で
きる。
【0043】さらに、ラジエータ4を左右一対のフレー
ム部材11L,11Rを利用して上下方向に取り外した
り取り付けたりできるから、左右方向に制限がある車両
に有利である。
【0044】さらにまた、ラジエータ4は、各フレーム
部材11L,11Rに上方からボルト16で固定できる
ので、ボルト16の締め緩め作業が容易に行なえる。な
お、ラジエータ4は、下部もボルト14′で各フレーム
部材11L,11Rに固定しているが、ラジエータ4の
両側から斜め下方に手が入りやすいので、この部分のボ
ルト14′の締め緩め作業も容易である。特に、ファン
シュラウド5側からボルト14′で固定すれば、ファン
シュラウド側は比較的空間が大きいことが多いので、作
業が容易である。
【0045】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の建設機械の冷却装置は、建設機械の製造時に、オイ
ルクーラ、ファンシュラウド及びラジエータを予めアッ
センブリ化した後、上部旋回体に組み付けることができ
るので生産性が向上される。また上部旋回体に固定のオ
イルクーラとファンシュラウドとの間からラジエータだ
けを簡単かつ迅速に取り外したり取り付けたりすること
ができるから、取り外したラジエータの前面と後面には
何の障害物も無いので、容易かつ完全に清掃できるよう
になる。
【0046】請求項2のように、上部旋回体に固定のフ
レーム部材にオイルクーラとファンシュラウドとを一体
的に連結して、ラジエータはオイルクーラとファンシュ
ラウドとフレーム部材とで囲まれる空間部に挿脱可能
で、フレーム部材に着脱可能に取り付けられる構成とす
れば、フレーム部材にオイルクーラとラジエータとファ
ンシュラウドとを正確に位置決めして取り付けられるよ
うになる。
【0047】請求項3のように、エンジン室の上方にボ
ンネットを有する建設機械では、ラジエータを上下方向
に挿脱できるので、左右(幅)方向に制限がある建設機
械に有利となる。
【0048】請求項4のように、オイルクーラとファン
シュラウドとの間を、ラジエータの冷却水給排用配管取
付口が挿通可能な間隔に設定すれば、配管取付口ととも
にラジエータをオイルクーラとファンシュラウドとの間
から取り外したり取り付けたりすることができる。
【0049】請求項5のように、左右一対のフレーム部
材にオイルクーラとファンシュラウドの左右側縁部を固
定すれば、フレーム部材にオイルクーラとファンシュラ
ウドを簡単に固定できる。
【0050】請求項6のように、フレーム部材の取付座
にラジエータの取付部を懸架して取付部材で着脱可能に
取り付ければ、ラジエータを取り外す前に取付部材を外
した時やラジエータを取り付けた後に取付部材で取り付
ける前には、ラジエータはフレーム部材で懸架されてい
るので、不用意に落下するおそれがなくなる。
【0051】また、ラジエータはフレーム部材の取付座
により正確に上下方向の位置決めがされると共に、懸架
状態で前後移動可能であるので前後方向の位置決めも正
確にできる。さらに、ラジエータの配管取付口をオイル
クーラとファンシュラウドとの間の隙間に位置させるよ
うにラジエータを簡単に前後移動させることができる。
【0052】さらにまた、ラジエータの上部で取付部材
により取り付けることができるので、取付部材の着脱作
業が容易になる。
【0053】請求項7のように、ラジエータをフレーム
部材に対して、上方と、前後左右の何れか一方の2方向
から取付部材で着脱可能に取り付ければ、ラジエータを
フレーム部材に確実に取り付けることができるととも
に、取付部材の着脱作業も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る建設機械の冷却装置の斜視図
である。
【図2】 冷却装置の平面図である。
【図3】 冷却装置の側面図である。
【図4】 冷却装置の背面図である。
【図5】 フレーム部材の平面図である。
【図6】 フレーム部材の側面図である。
【図7】 フレーム部材の背面図である。
【図8】 ラジエータをクレーン等で吊り上げて取り
外した状態の冷却装置の側面図である。
【図9】 第1従来例の冷却装置の側面図である。
【図10】 第2従来例の冷却装置の斜視図である。
【図11】 第3従来例の冷却装置の斜視図である。
【符号の説明】
3 オイルクーラ 4 ラジエータ 4a 下部ポート 4c 取付部 4d フック引っ掛け穴部 5 ファンシュラウド 11(L,R) フレーム部材 11f 取付座 13 上部旋回体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F01P 11/10 F01P 11/10 K F28F 9/00 321 F28F 9/00 321 9/02 301 9/02 301Z (72)発明者 佐木 和行 広島市安佐南区祇園3丁目12番4号 油谷 重工株式会社内 (72)発明者 岩満 裕明 広島市安佐南区祇園3丁目12番4号 油谷 重工株式会社内 (72)発明者 藤岡 恵司 広島市安佐南区祇園3丁目12番4号 油谷 重工株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部旋回体内に配置されるとともに、オ
    イルクーラとラジエータとファンシュラウドとを有する
    建設機械の冷却装置において、 前記オイルクーラと前記ファンシュラウドとを一体的に
    連結するとともに、前記上部旋回体に固定して取り付
    け、前記ラジエータは、前記一体的に連結された前記オ
    イルクーラ及びファンシュラウドを介して上部旋回体に
    着脱可能に取り付けられたことを特徴とする建設機械の
    冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記オイルクーラと前記ファンシュラウ
    ドはフレーム部材により一体的に連結され、前記ラジエ
    ータは、前記オイルクーラと前記ファンシュラウドと前
    記フレーム部材により囲まれる空間部に挿脱可能にする
    とともに、前記フレーム部材に着脱可能に取り付けられ
    るようにしたことを特徴とする請求項1に記載の建設機
    械の冷却装置。
  3. 【請求項3】 建設機械のエンジン室の上方に開閉自在
    なボンネットを有し、エンジンの近傍に前記オイルクー
    ラと前記ファンシュラウドを配置するとともに、前記ラ
    ジエータを前記空間部に対して上下方向に挿脱可能とし
    たことを特徴とする請求項2に記載の建設機械の冷却装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ラジエータは突出した冷却水給排用
    配管取付口を有し、前記オイルクーラと前記ファンシュ
    ラウドとの対面する間隔を、前記ラジエータの前記冷却
    水給排用配管取付口が挿通可能な間隔に設定したことを
    特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の建設
    機械の冷却装置。
  5. 【請求項5】 前記フレーム部材は左右一対のフレーム
    部材であり、この左右一対のフレーム部材に前記オイル
    クーラと前記ファンシュラウドの左右側縁部をそれぞれ
    連結して固定したことを特徴とする請求項2又は請求項
    3に記載の建設機械の冷却装置。
  6. 【請求項6】 前記フレーム部材の上部に左右一対の取
    付座を設けるとともに、前記ラジエータの上部に左右一
    対の取付部を設けて、前記フレーム部材の取付座に前記
    ラジエータの取付部を懸架して、取付部材で着脱可能に
    取り付けたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記
    載の建設機械の冷却装置。
  7. 【請求項7】 前記ラジエータは、前記フレーム部材に
    対して、上方と、前後左右の何れか一方の2方向から取
    付部材により着脱可能に取り付けられることを特徴とす
    る請求項2〜請求項6のいずれかに記載の建設機械の冷
    却装置。
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